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箕輪町消防団懇親会にゲテモノ料理
箕輪町消防団の懇親会「赤魚会」が5日、箕輪町役場の駐車場で開かれ、ドジョウやサワガニなど、恒例となっている一味変わった料理が振る舞われた。
消防団員が調理しているのは、町内で団員が捕まえたイモリ。
一味変わった料理の中でも特に変わった一品。
この日は消防団の正副分団長会のメンバーが、平沢豊満町長や消防署幹部などに振る舞う料理を調理した。
赤魚会は、ご祝儀をもらうために団員が地元の食材を使い料理を振る舞ったのが始まりで、現在でも続いている。
ほかでは味わえない料理が毎年振る舞われていて、今年はイモリのほか、サワガニやカワエビ、ドジョウなどが用意された。
赤魚会が始まると、町長らは分団長会が調理したイモリやサワガニを味わっていた。
赤魚会を通じて消防団と町、消防署との交流は深まっていて、消防団活動を行っていく上での大切なイベントとなっている。 -
塩の道「秋葉街道」を歩く
信仰の道、塩の道として知られる「秋葉街道」を歩くイベントが、5日行われた。
市内外から約50人が参加し、初夏の秋葉街道を歩いた。
イベントは、秋葉街道の整備などをボランティアで行っている道普請隊が、街道の魅力を知ってもらおうと毎年行っているもので、今年で3年目。
今回は、伊那市の高遠城址公園から長谷の入野谷グラウンドまでの約13キロを、道普請隊の案内で歩いた。
秋葉街道は、その昔、塩の輸送路として、また静岡県浜松市にある秋葉神社への参拝の道として栄えた古道。
1740年頃に岩の上に安置されたと言われる白衣観音の前では、参加者が「なぜ岩の上から落ちないのか」などと道普請隊のメンバーに質問していた。
道普請隊隊長の高坂英雄さんは「秋葉街道に興味を持ってくれる人が少しずつ増えてきた。多くの人に魅力を知ってもらいたい」と話していた。 -
伊那美術展6日から
伊那美術協会による伊那美術展が6日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
伊那美術展は、上伊那地区の高校生以上を対象に毎年開かれている公募展で、今年で86回目。
5日は、伊那文化会館で、作品の審査会と展示準備が行われた。
最高賞の伊那美術協会賞に選ばれたのは、伊那市出身で東京都在住の北原恵子さんの洋画「アンビリカル・コード」。
2番目の賞となる伊那市長賞には、伊那市の小林洋子さんの染色の作品「未来(つぎ)の空へ」が選ばれた。
伊那美術展は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、会員作品139点と、一般・ジュニアの入選作品69点の合計208点が展示される。
伊那美術展は13日まで。 -
みのわ祭り ポスター・うちわの構図決まる
7月31日のみのわ祭りを町内外にPRする、ポスターとうちわのデザインが4日決まった。
ポスターには、箕輪中学校2年の戸田宏美さんの作品、うちわには、箕輪北小学校6年の名越彩音さんの作品が選ばれた。
4日夜、役場で選考会が開かれ、みのわ祭り実行員会のメンバーが審査を行った。
今年は町内の小中学生などから97点の作品が寄せられた。
審査の結果、ポスターには、町のイメージキャラクターもみじちゃんが祭りを楽しんでいる様子を描いた、箕輪中学校2年の戸田さんの作品が選ばれた。 -
いも焼酎南箕輪会 いもの苗植え
南箕輪村の有志でつくるいも焼酎南箕輪会メンバーなど25人が、3日、田畑の転作田に、今年の焼酎用のサツマイモの苗を植えた。
3日用意されたのは、焼酎用のサツマイモ「コガネセンガン」の苗7200本。
全体では、72アールの畑に1万3000本の苗を植える。
南箕輪会は、自分達で育てたイモで焼酎を作ろうと、村内の有志が集まって活動している。
4年目となる今年は、去年より4千本多い2万本の焼酎が出来る見込み。
10月中旬に収穫を予定していて、12月下旬には、焼酎に加工され、村内の酒屋などで販売される予定。 -
三浦輝峰さん肖像画・風景画展
伊那市出身の画家、三浦輝峰さんの肖像画・風景画展が、坂下のはら美術で開かれている。
会場には朝の伊那谷を描いた風景画や、大小様々な肖像画などの油絵60点が並んでいる。
三浦さんは伊那市富県出身の68歳で、現在は佐久市に住んでいる。
伊那市での個展は2年ぶりで、はら美術では3回目となる。
20歳の頃から趣味で肖像画や風景画を描き始め、2003年には全日本肖像美術協会展で内閣総理大臣賞を受賞した。
この三浦さんの肖像画・風景画展は、8日火曜日まで伊那市坂下のはら美術で開かれている。 -
「救急医療部会」初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ、「救急医療部会」の初会合が3日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ、上伊那8市町村や公立3病院の担当者、上伊那医師会から17人が集まった。
救急部会は、▼上伊那の救急医療体制の在り方▼救急医療機器の更新と充実について検討する。
上伊那の救急医療体制については、公立3病院が機能を分担し、連携による新たな体制づくりをめざす。
伊那中央病院は、高度な処置が必要な患者などに対応する3次救急医療の拠点として整備を進める。
手狭となっている「救急医療センター」を拡充するほか、集中治療室などのベッドを5床ほど増やし、救命救急センターとしての機能を持たせる。
現在、上伊那では昭和伊南総合病院が救命救急センターに指定されているが、部会では、全体の事業計画の中で示された「中病を救命救急センターに指定すること」を前提に検討を進めている。
昭和伊南総合病院と辰野総合病院は、2次救急から回復期の医療を維持・充実させる。
初期救急、2次救急、3次救急の対応を体系化し、それを一元的に管理する機能を中病にもたせる。
地域医療を伊那中央病院に一元化させるためのシステム等については、次回の部会で検討される予定。
事業費は、およそ4億8300万円を見込んでいる。
救急医療部会の会議は、次回は7月に開かれる予定。 -
箕輪町母親バレー リーグ戦開幕
箕輪町母親バレーボール部の今シーズンのリーグ戦が、3日夜、箕輪町社会体育館で開幕した。
開幕式では、部長の松本つぢさんが「心を1つにして女性のパワーでがんばりましょう」と挨拶した。
また選手を代表して小林まりさんが「スポーツマンとして恥ずかしくないよう正々堂々プレーします」と宣誓した。
箕輪町母親バレーボール部は、町内に在住または勤務している既婚の女性でつくられている。
チーム数は現在7チームで、前期と後期に分けて6試合ずつ、合計12試合を行う。
毎週木曜日に試合を行い、11月18日が最終戦の予定。 -
伊那CATVの番組「ギャラクシー賞」受賞
NPO法人放送批評懇談会が優秀な番組などを表彰するギャラクシー賞に伊那ケーブルテレビジョン制作の番組が入賞した。
3日東京で入賞番組の発表と表彰式があった。
ギャラクシー賞は、日本の放送文化の質的向上を目的に、NPO法人放送批評懇談会が行っているもので今年で47回目となる。
表彰式では優秀と認められた番組や個人、団体に楯が贈られた。
このうち伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「上伊那の戦争遺構シリーズ・語り継ぐ満州開拓」は報道活動部門で選奨を受賞した。
この番組は、満蒙開拓青少年義勇軍として旧満州に渡った若者の過酷な運命や、遺族などの悲しみ、また当時の信濃教育会が積極的に義勇軍を送りだしていたという事実を伝えている。
放送批評懇談会からは、この番組について「伊那に住む関係者の貴重な証言を集め、歴史の事実を記録した業績を高く評価する」との選評があった。
表彰式にはNHKや民放、ラジオの関係者が集まり情報交換なども行われた。
今回ギャラクシー賞に入賞した作品のうち、ケーブルテレビ局制作のものは「上伊那の戦争遺構シリーズ」が唯一で、ケーブルテレビ局の受賞は過去47回の歴史の中で3社目となる。 -
6月4日はローメンの日
6月4日は、蒸し麺のごろあわせでローメンの日。
伊那市内を中心としたローメンズクラブ加盟店では、一斉に割引サービスが行われた。
伊那市美篶にある萬楽でも普段一杯650円のローメンが400円で提供された。
昼時になると、常連客やこの日を楽しみにしていた人たちがどっと押し寄せ、店内はごった返していた。
ローメンは、戦後の混乱で食べるものがまだあまりなかった時代に、伊藤和弌さんと服部幸雄さんが編み出した食べ物で、蒸し麺に羊の肉が乗っている。
平成9年、日本記念日協会が6月4日をローメンの日に認定。伊那商工会議所がバックアップして、ローメンを提供している店舗などが加盟するローメンズクラブが誕生した。
初代会長の伊藤和弌さんは、2007年に亡くなりましたが、一番弟子だった萬楽の正木金内衛(かなえ)さんがその後を継ぎ、現在2代目の会長として伊那名物ローメンの普及に努めている。
昭和30年頃に誕生したとされるローメンは、半世紀以上にわたり、多くのファンに愛され続けている。 -
上伊那華道会いけばな展
上伊那華道会会員による「いけばな展」が、伊那市通り町のニシザワデパート4階で今日から始まった。
このいけばな展は、上伊那華道会会員286人のうち131人の作品を、前期と後期の2回にわけて展示している。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っている。
上伊那華道会は10の流派があり、各流派の指導者が集まってつくられた。
会場には、空間を最大限に活用した物や、花を緑の葉で引きたてた作品など、流派ごとに違った印象の作品が並んでいる。
上伊那華道会の福澤 登美子会長は「昔と比べ生活環境が変わってきた中で、伝統の中にも新しい物を取り入れていきたい」と話していた。
このいけばな展はニシザワデパート4階で、5日まで前期の作品、6、7日に後期の作品を展示する。 -
「富県と良寛さん」講座開講
「富県と良寛さん」をテーマにした公民館講座が31日、伊那市の富県公民館で開かれた。
この講座は良寛について知りたいという地域住民の声を受け開かれたもので、14人が集まった。
講師は富県公民館の小原洋一館長が務め、良寛の生い立ちや出家した理由、富県との関わりなどについて話をした。
良寛は江戸時代後期の僧侶で、分かりやすい言葉によって庶民に仏法を説いた。
小原館長は、「良寛は全国の寺を行脚し富県にある金鳳寺にも訪れたと言われている。それを裏付ける掛け軸が中川村の常泉寺から見つかっている」と話していた。
富県公民館の講座「富県と良寛さん」は3月まで全6回の講座を予定している。 -
回復期医療部会初会合
上伊那地域医療再生事業を推進するため設置された作業部会の検討が始まった。
7つある作業部会の一つ、「回復期医療部会」の初会合が2日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
会合は非公開で行われ、関係する伊南の市町村や辰野町、昭和伊南総合病院、上伊那医師会などから15人が参加した。
上伊那地域医療再生事業は国の交付金約22億4千万円を受けて平成25年度まで5年計画で行う。
本年度から事業に着手するため、県の9月補正に間に合うよう各部会が7月中旬までに内容を検討する。
事業は14あり、回復期医療部会は、そのうち3つの事業について検討する。
検討するのは、昭和伊南総合病院と辰野総合病院の回復期の医療体制の整備についてで▼昭和伊南にリハビリテーションセンターを整備すること▼リハビリ技術者の育成▼昭和伊南と駒ヶ根病院が連携し認知症の共同診療体制を整備すること竏窒フ3事業。
リハビリテーションセンターの整備については、昭和伊南にリハビリを担当する新たな医師が赴任して間もないため、病院内での検討が必要だとして、本年度の事業での予算化を見送ることなどが確認された。
回復期医療部会は、7月上旬に次回の会合を開く。
そのほか6つの部会は、今月21日まで順次初会合を開く予定。 -
日韓親善伊那谷の会「キムの会」 講座開講へ
日韓親善伊那谷の会「キムの会」は13日から、日韓交流2000年の歴史を学ぶ公開講座を始める。
3日、いなっせで講座開講にあたり記者会見が開かれた。
キムの会は、1990年に発足し、日本が韓国へ侵略した歴史的な背景を踏まえて、市民同士の親善を築こうと活動してきた。
発足して20年を迎えることから、その集大成として今回、講座を開くことにした。
講座は、2年間にわたり毎月1回開かれ、24回を予定している。
キムの会代表の唐木達雄さんと、運営委員長の鄭康雄さんが交代で講師を受け持ち、日本と韓国のそれぞれの視点から、古代から現代までの歴史を学ぶ。
講座は13日午後2時から伊那市創造館を会場に開催を予定していて、参加費は1回300円。
キムの会では、一般に知られていないような日韓の歴史も学ぶことができる良い機会だとして多くの参加を呼びかけている。 -
海外の政府や農協関係者 JA施設を視察
農協の組織などを学ぶため、アフリカ、アジア、南米などの政府関係者が3日、JA上伊那の施設を視察した。
これは、JICAが企画した研修で、アジア農業協同組合振興機関が受託している。
タンザニア、ネパールなど11の国から14人が参加している。
参加者は、自国の農協についてのプラン作成に携わる政府や農協の関係者で、日本の農協の仕組みなどからプランのアイデアを探る。
研修は、東京を拠点に5月から7月までの約70日間で、今回は4日間の日程で長野県を訪れた。
上伊那では、伊那市と南箕輪村にある農協の施設6カ所を視察した。
このうち、伊那市美篶の花卉広域集出荷場では、花の種類や検査方法などについて、農協職員から説明を聞いた。
参加者は、出荷されるアルストロメリアを見たり、検査の様子を写真に撮るなどしていた。
また、市場への出荷方法やコストについて質問していた。
一行は、4日は長野市で研修をするという。 -
箕輪町読育フェスティバル7月開催へ
読む教育「読育」に力を入れている箕輪町は、初めての読育フェスティバルを7月に開く。
箕輪町は本年度、重点事業の一つとして、絵本プレゼントや読み聞かせなどの読育に取り組んでいる。
フェスティバルは、読育を町全体に広める目的で、7月10日に開かれる。
内容は、ノンフィクション作家の柳田邦男さんによる基調講演とサイン会のほか、町内の読み聞かせボランティアの活動や小学校の取組みの発表など。
箕輪町文化センターで午後1時から開かれる。
イベントへの参加は申し込みが必要。箕輪町役場子ども未来課で受け付けている。 -
伊那地区防犯協会リーダー研修
防犯や犯罪対策の現状を把握する防犯対策リーダー研修会が30日、伊那市役所で開かれた。
安全で安心な生活の確保しようと伊那地区防犯協会が初めて開いた。
研修会には、伊那地区の区長や各種団体の代表者18人が参加した。
研修会では、伊那警察署の署員がそれぞれの立場から管内の交通事故や治安情勢などを説明した。
このうち、生活安全課の真岸一郎課長は、管内の犯罪状況を説明し、「家を空けるときは戸締りを必ずするなど当たり前のことを当たり前にすることで、少しでも犯罪を防ぐことが出来る」と話していた。
伊那地区防犯協会では「研修会を通し地区のリーダーとして活動を広げていきたい」と話していた。 -
伊那技専資格試験合格者11人に賞状伝達
南箕輪村の伊那技術専門校で昨年度の技能検定や資格試験に合格した訓練生に1日、賞状が伝達された。
昨年度合格した11人に、遠藤昌之校長から賞状が伝達された。
伊那技術専門校では、技術、技能に磨きを掛け将来に役立てようと、技能検定や資格試験に力を入れている。
今回、電気系保全作業2級や情報処理技術者試験などに11人が合格した。特に、長野県技能競技大会普通旋盤3級では、県内から受験した61人のうち、1位から3位までを伊那技専の訓練生が独占している。
2位となった南箕輪村の中島日出夫さんは、「試験を通して基本をしっかり学ぶことができた。就職したらより高度なものを求められるので、今学んでいることを大事にしたい」と話していた。 -
アマランサス 長谷保育園にプレゼント
伊那地域アマランサス研究会は1日、長谷保育園の子ども達に雑穀アマランサスの種をプレゼントした。
伊那地域アマランサス研究会は、観賞用としても楽しめ、栄養価が高いとされている雑穀アマランサスの普及に取り組んでいる。
食育の活動に役立ててもらおうと長谷保育園に種をプレゼントしていて今回で3年目。
メンバーが人形を使って子どもたちにアマランサスについて説明した。
その後子どもたちは、保育園のプール南側とプランターに種を播いた。
長谷保育園では、今後アマランサスの成長を観察したりおやつの時間にアマランサスの若葉を味わうという。
アマランサス研究会では、今年も市内23の保育園全てに種をプレゼントしていて「子どもたちにもアマランサスを知ってもらい食育活動に役立ててほしい」と話していた。 -
禁煙友愛会がたかずやの里に車寄贈
社団法人禁煙友愛会伊那支部は2日、伊那市の児童養護施設たかずやの里に軽自動車を寄贈した。
禁煙友愛会の会員らが伊那市富県のたかずやの里を訪れ、軽自動車1台を贈った。
たかずやの里では学校や保育園への送り迎えなど車は欠かせないものとなっているが、台数が足りず、職員の自家用車で対応している。
資金面から購入は難しいという実情を聞いた禁煙友愛会が車を贈ることを決め、100万円相当の軽自動車を寄贈した。
理事長の埋橋良和さんは、「施設運営が厳しい中、大変ありがたい」と会員らの好意を喜んでいた。 -
STB受け渡し開始
伊那ケーブルテレビジョンが加入世帯を対象に無料で貸し出すデジタルチューナー・STBの受け渡しが、2日から始まった。
午前10時から伊那ケーブルテレビで受け渡しが始まり、これまで申し込みのあった人にSTBが配布された。
STBの無料レンタルは、2011年のアナログ放送終了に向け伊那ケーブルテレビが加入世帯を対象に行う。
STBを取り付けると、地上デジタル放送、BSデジタル放送、東京キー局、コミュニティーチャンネルなどを視聴できる。
STBを無料でレンタルする場合には、申し込みが必要となる。詳しくはフリーダイヤル(0120-789-174)へ。 -
JA上伊那など口蹄疫募金実施
家畜の伝染病、口蹄疫が発生した宮崎県の畜産農家を支援するため、JA上伊那などは2日から、消費者らにも呼びかけ募金活動をしていくことを決めた。
JA上伊那や農業委員会、農家組合の代表などでつくる上伊那農政対策委員会が2日開かれ、募金活動実施に関する議案を承認した。
募金は、JAの組合員を中心に取り組むもので、各支所の窓口に募金箱を設置して広く消費者にも協力を呼びかける。
実施期間は2日から23日までで、被害のあった畜産農家の経営再建を国に要望するための署名も合わせて行う。
委員長を務めるJA上伊那の宮下勝義代表理事組合長は、「一日も早い終息のため、同じ仲間として十分な支援をしていきたい」と話していた。 -
伊那異業種交流研究会
伊那市の32の企業が参加している伊那異業種交流会の総会が28日夜、伊那市内で開かれた。
伊那異業種交流会は、製造業や建設業、サービス業など多種多様な企業が集い、3つのグループにわかれて定期的に学習会などを開いている。
総会では、本年度の活動スローガンに、「1グループ1提案 夢に向けて」、統一テーマとして「ものづくりへの道」とすることが承認された。
グループ活動のテーマは、会員企業相互の交流や先進企業視察を通じての企業の活性化、具体的なものづくりの研究、伊那の名物づくりの研究などとなっている。
小澤仁会長は、「グループ活動を積極的に行い、有意義な研究会にしていきたい」と話していた。 -
ブラジル人の児童が鮎の稚魚放流
伊那市の伊那日本語教室に通うブラジル人の児童達が2日、天竜川に鮎の稚魚を放流した。
NPO法人伊那国際交流協会が主催する伊那日本語教室に通う児童約40人が南箕輪村の明神橋付近で放流した。
鮎の稚魚の放流は、天竜川漁業協同組合が毎年行っている。
この日は伊那市と南箕輪村の天竜川9カ所で約400キロ分の鮎が放流された。
そのうち明神橋で用意された鮎は、全長10センチ、体重10グラム前後の約500匹。
子ども達は「鮎さんバイバイ」などと声をかけながら放流していた。
児童達は、事前に鮎の生態や友釣り、川と環境について学んできた。
天竜川漁業協同組合では、「今日をきっかけに、子どもたちには川や魚に親しんでもらいたい」と話していた。 -
南アルプス食害対策協議会
南アルプス食害対策協議会が2日、伊那市役所で開かれ、シカを防ぐための柵の設置やその効果についての検証など本年度の事業計画が決まった。
協議会には関係市町村などの委員13人が出席し、高山植物をシカの食い荒らしから守るための方策について協議した。
本年度も信州大学農学部と連携して柵を設置しその効果について検証するほか、シカの行動範囲などについて調査することが決まった。
また高山植物保護などの啓発リーフレットの作成や食害対策の事例などを紹介するシンポジウムを開催する。
協議会ではほかに中部森林管理局生態系管理指導官の元島清人さんが、南アルプスでシカの被害を受けている貴重な植物について話をした。
元島さんは「確認した貴重な植物70種のうち30種に被害があった。植物を守るために、植生状況の把握とシカの密度管理が必要だ」と話していた。 -
肌寒い衣替え
6月1日は衣替え。
伊那市の伊那西高校でも、生徒たちが夏服に装いを替えて登校した。
長野地方気象台によると、1日の伊那地域の最低気温は11度となり、肌寒い朝になった。
生徒たちはカーディガンなどを羽織って登校していた。 -
中央区で防災訓練
伊那市の中央区は30日、大地震の発生を想定した防災訓練を行った。
訓練は、東海地震が発生し伊那市でも大きな被害がでたとの想定で行われた。
中央区が独自に実施したもので、情報収集や高齢者救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にするねらいがある。
訓練では朝7時に災害対策本部が中央区公民館に設置され、各総代がけが人がいないかなどを報告していた。
また、お年寄りなど災害弱者の救助などをする救助支援隊は、中央区公民館に備えている救助器具の点検と土のう作りをした。
このほか、中央区北町少年消防クラブの子ども達も参加し、消火器の扱いについて学んだ。
中央区では8月にも防災訓練を行う予定。 -
知事「ルートの要望できない」
村井仁長野県知事はリニア中央新幹線のルートについて、決めるのは国の交通政策審議会だとして、県として審議会に対しルートの要望はできないとの考えを示した。
1日は松本市の松本合同庁舎でリニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の白鳥孝会長と向山公人副会長、村井知事の3人が、リニア問題について非公開で意見交換した。
このなかで白鳥会長は村井知事にあらためて、伊那谷まわりのBルートを要望した。
県のリニア中央新幹線建設促進協議会は先月、ルートについて国に判断を求めるとする決議を採択している。
村井知事は今月4日にリニアのルートなどについて検討している国の交通政策審議会で、この問題に関するこれまでの経緯や県内に様々ある意見を伝えることになっている。
向山副会長は村井知事に審議会の場で県として一番成果のあがる、あるべき姿を発言してもらいたいとの考えを示した。
上伊那地区期成同盟会では、今後もBルートでの早期整備を各機関に訴えていくとしている。 -
伊那まつりTシャツのデザイン決まる
1日は審査会が開かれ、今年の伊那まつりの公式Tシャツと冊子の表紙、うちわのデザインが決まった。
公式Tシャツには、市内の広告業「アド・コマーシャル(株)」に勤務する伊那市の菅原一英さんのデザインが選ばれた。
Tシャツの地の色は水色で、何色もの線で表現した天竜川、点に登っていく白い竜がデザインされている。
これまでにない新しいデザインが評価された。
また、冊子、うちわともアド・コマーシャル(株)のデザインが選ばれた。
冊子の表紙には、花火や踊りを踊る人たちが白抜きのシルエットが描かれていて、「見やすい工夫がされている」と評価された。
また、うちわは、今回の伊那まつりのテーマである「絆」をイメージしたデザインとなっている。
公式Tシャツは6月上旬から購入の受け付けを始める予定。 -
入笠牧場で牛の放牧
伊那市高遠町の標高約1600メートルの入笠牧場で1日から、牛の放牧が始まった。
初日の1日は上伊那や下伊那、諏訪地域から約60頭の牛が運ばれ、放牧された。
放牧された牛は、ホルスタインや和牛など6カ月以上の牛。
放牧は、毎年この時期に行われていて、農家の労働負担の軽減や牛の足腰を鍛えるために行っている。
集められた牛は、1頭ずつ健康状態のチェックや、病気にならない為の予防接種が行われた。
去年多かった鹿などによる食害は今年は少なかったものの、天候不順により草の長さが短いという。
今年は宮崎県で起きた口蹄疫についての対策もとられた。
入笠牧場へ出入りできる3カ所のゲートすべてに石灰が敷かれた。
また牧場を訪れる人に対しての餌やりや、牛や豚に接触する際の注意などが書かれた看板も設置された。
1日放牧された牛は10月上旬までこの牧場で過ごす。
放牧の受け入れは2日も行われ、60頭ほどが運び込まれる予定。