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美篶世代間交流施設でお年寄りと園児が初交流
今月完成した、伊那市の美篶世代間交流施設の利用者と美篶保育園の園児との初めての交流が27日行われた。
27日はお年寄り達が保育園に招待され手遊びなどをして交流した。
高齢者と子どもが日常的に交流を行う事ができる美篶世代間交流施設は美篶保育園と廊下をつなぎ、いつでも交流できるようになった。
完成後、初めての交流会で5人のお年寄りが保育園に招かれた。
27日はリズム室に約150人の園児が集まり4月生まれの園児の誕生日会が行われた。
子ども達はこの交流を楽しみにしていたという事で、全員で歌を発表していた。
また、お年寄り達が歌のプレゼントをしたり、一緒に手遊びをして楽しい交流の時間を過ごしていた。
来月は、草餅づくりで交流する予定。 -
元気づくり支援金 今年度上伊那分決定
長野県が市町村や住民の自主的な取り組みを支援する地域発 元気づくり支援金の上伊那分の今年度採択事業が決定した。
採択されたのは48件、約7千万円。
64件、約1億3500万円の要望に対して、採択された事業は48件、約7千万円。
伊那市分では、高遠ブックフェスティバルで町を案内するコンシェルジュ設立事業などに395万円、信州産雑穀を使ったビールの開発に140万円など19件、2808万円の事業が採択された。
箕輪町分では、赤そばと身近な食材の白そばによる地域おこし事業に365万円など6件、1078万円の事業が採択された。
南箕輪村分では、間伐材をウッドチップにして大芝高原に敷設する事業に262万円など2件、352万円の事業が採択された。
地域発元気づくり支援金は、約2300万円の枠で、5月末まで2次募集が行われる予定。 -
箕輪町セーフコミュニティー地区勉強会
WHOのセーフコミュニティ認証を目指す箕輪町で、24日、初めての地区勉強会が北小河内公民館で開かれた。
この日、公民館には地区住民約50人が集まり、アジア・セーフコミュニティ認証センターの白石 陽子さんから、取組み方法や、他の自治体の事例などについて話を聞いた。
白石さんは、公共機関の統計情報や、地域の中でのコミュニケーションから生まれる情報を最大限生かし、
「似たような活動を組み合わせ、異なる取組を活用し、新たな取組みを作る。企画した活動は、環境、教育、規則の視点からチェックし、行動していく事が望ましい形」と参加者に呼びかけていた。
また、他の自治体の活動を例にあげ「無理をした取組は、長続きしない。新たな負担にならないようにする事が大切」と話していた。
北小河内区では、セーフコミュニティへの理解を深めようと町内で初となる、協議会を今月設立しています。
協議会は、自主防災会や消防団、各種グループなど、約16団体で組織していた。
協議会会長の漆戸正区長は「今後は、個々の活動を点から線、面へと広げていきたい」と話していた。 -
小沢花の会 芝桜まつり始まる
伊那市の小沢花の会による芝桜まつりが、27日から広域農道沿いの花の公園で始まった。
小沢花の会では毎年この時期に芝桜まつりを開いていて今年で11回目となる。
小沢花の会によると、今年は天候不順により例年より3日ほど花が咲くのが遅いということで、現在、芝桜は3分咲き。
27日は、あいにくの天候となったが早くも観光客が訪れていた。
小沢花の会によると花の見頃は連休明けということだが、「多くの方に足を運んでいただきたい」と来場を呼びかけている。
期間中、2日から4日までライトアップされる。 -
信大サークル「か~みやん」受賞報告
ゴミ拾いなどを行い地域づくりに貢献したとして県の組織「信州豊かな環境づくり県民会議」から表彰された南箕輪村信州大学農学部の地域交流サークル「かーみやん」が27日、唐木一直村長に受賞を報告した。
この日は、4年生の眞山(さなやま)寿里(じゅり)さんと3年生の落合 尚子(なおこ)さんが唐木村長のもとを訪れ、受賞を報告した。
かーみやんは、信州大学農学部の学生でつくるサークル。5年ほど前から大学周辺のゴミ拾いを行っていて、その後、地域住民と一緒になって花壇整備などをしてきた。
こうした活動が地域の美化につながり、大学と地域を結ぶ懸け橋となったとして、今月23日、表彰された。
唐木村長は、「若い力でこれからも村を盛り上げていってほしい」と話していた。 -
伊那まつりプロジェクト会議中間報告
2012年の第40回伊那まつりに向け、まつりの在るべき方向性などを検討している伊那まつり改革プロジェクト会議は22日、伊那まつり会長の小坂樫男市長に中間報告をした。
座長の武田登伊那公民館長がこれまでの検討内容を報告した。
改革プロジェクト会議は去年7月に発足し、これまで6回の会合を開いた。
会議では、伊那まつりの総論を、「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」と決めた。
今後は、まつりの事業内容、踊り、運営形態などについて検討していくという。
座長の武田さんは、「歴史的な部分や新しい部分、合併後の一体感に配慮して検討していきたい」と話していた。
小坂市長は、「伊那まつりは総体的にはうまくいっていると思う。これから各論を検討しご意見をいただきたい」と話した。
会議では、市民に意見を求める意見交換会を5月に開きたいとしている。
最終報告は11月に予定している。 -
高遠町歴史博物館特別展「高遠城~城郭の歴史と日常~」
高遠城の当時の構造や生活の様子を知ることができる特別展「高遠城縲恟驫sの歴史と日常縲怐vが、伊那市立高遠町歴史博物館で開かれている。
特別展では高遠城の歴史や、古文書、城内の発掘調査により出土した陶磁器など約200点が展示されている。
このうち陣太鼓は、織田軍による高遠城攻めの際に遠照寺に寄進された物といわれ、伊那市有形民俗民族文化財に指定されている。
城内の発掘調査で出土した陶磁器類は生産地が瀬戸美濃産、肥前産の物が多く、流通が盛んに行われていたことが分かる。
「信州高遠絵図」は、1931(昭和6)年に旧藩士の実話に基づいて作成された高遠城一帯の絵図で幕末の城内の様子が描かれている。
特別展は6月20日まで。 -
伊那市長選挙 白鳥孝さん当選から一夜明けて
任期満了に伴う伊那市長選挙の投開票が26日行われ、新人で前副市長の白鳥孝さんが初当選した。
今回の伊那市長選挙で、白鳥さんは2万5988票、野口さんは1万4468票獲得した。
当選から一夜明けた26日、白鳥さんは早朝から、自宅でテレビや新聞などの共同取材や、当選祝いに訪れる来客の対応に追われていた。
今後の抱負などについて、白鳥さんに話をきいた。
●選挙戦を振り返って
「伊那市の各地を歩き、話を聞けた事が宝物」
●選挙について
「相手候補が話していた、ゴミや財政、下水道問題などの課題が明確になった。私にとって、これらの問題は、修正をかける一部になり、野口さんの票として見え、確認できた事が良かった。」
●最初に行いたい課題
「公約を果たす為にも、中期長期といったビジョンを作り、医療・地域交通・雇用など見極めながら取り組みたい。また、市職員に対しては行政改革を促したい」
●民間感覚の改革
「地方自治体の中で考えるのは当然だが、違った目線で、地方自治やありかた、将来などについて、専門家から意見を聞く事が大事。それを勉強し機敏に行政に反映させる為にも、シンクタンクが必要。環境や教育、経済など様々な課題はある、お金をかければ何でもできるが、お金をかけず、手弁当で知恵を出しあいたい。」
●副市長について
「現段階では白紙」
インタビューの最後に白鳥さんは、「忙しい事が性分にあっている、今は早く仕事を始めたい」と意欲を示した。
白鳥さんは30日、初登庁する。 -
伊那市地域づくり支援金決定
伊那市が住民による地域活性化のための活動を支援する地域づくり活動支援金事業の本年度採択分が決まった。
事業には18団体が応募していて、審査の結果、新規事業が11件、2年目の継続事業が5件のあわせて16件が採択された。
主な新規事業では、子どもや大人が集い、リフレッシュできる三峰川自然園づくりの会による上新田の公園再生づくりを進める事業と、三峰川境堤防桜並木造成特別委員会の桜並木の育成や区民の憩いの場をつくる事業が、限度額50万円の支援を受ける。
この他の新規事業は▽故郷諸町の歴史と文化を後世に残す会に42万2千円▽中条おいらが集落調査編纂事業に27万円▽新田組庚申塔広場整備事業に12万3千円▽絆の楽農園事業に10万円▽手良のトトロの森整備事業に6万4千円▽権現山登山道整備事業に49万5千円
▽羽広桜の里作り事業に41万6千円▽法華道を守る事業に32万9千円▽「諏訪形区御柱祭の祭典」の実施と伝承事業に34万3千円竏窒ニなっている。
本年度の伊那市地域づくり活動支援金事業の支援金総額は約400万円となっている。 -
伊那市長は白鳥孝さん 初当選
当 白鳥 孝 (54) 無新 25988
野口 俊邦 (67) 無新 14468 -
津野祐次さん「桜と花の美風景」
伊那市の長谷アルプスフォトギャラリーで、「桜と花の美風景」と題した津野祐次さんの写真展が開かれている。
会場には高遠城址公園を中心に県内外の桜などの写真、30点が並んでいる。
津野さんは山岳写真家として活動していますが、この時期は日本各地の桜の名所をまわり、写真におさめている。
津野さんは、桜が満開の時ではなく、8分咲きの時が最も色が濃く出るとして、その時期をねらって写真を撮るという。
また、日本各地の桜の名所をまわってみて、同じ標高、同じ種類、同じ色の桜が一斉に咲く高遠城址公園の壮観さを感じたと話していました。
津野祐次さんの写真展「桜と花の美風景」は6月27日まで長谷アルプスフォトギャラリーで開かれている。
入場料は、大学生以上、1人100円となっている。 -
「お酒は二十歳になってから」
伊那小売酒販組合などは、22日、未成年者の飲酒防止を、通学途中の高校生などに呼びかけた。
22日朝は、上伊那のJRの5つの駅で、キャンペーンが行われた。
これは、県下一斉に行われている未成年者の飲酒防止キャンペーンにあわせて毎年行われている。
この日は、伊那小売酒販組合や、伊那税務署、コンビニエンスストアの店員など、60人ほどが参加した。
JR伊那市駅では、15人ほどが高校生に飲酒防止を呼びかけながら、啓発用のティッシュを配っていた。
キャンペーンを行った伊那税務署によると、全国的に、高校生がお酒を買って飲酒し、事故を起こしたり、犯罪に巻き込まれる事案が発生しているという。
税務署では、キャンペーンを通して、未成年者の飲酒を防ぐともに、酒販店も法律を守り、未成年には売らないことを徹底して欲しいと呼びかけていた。 -
西箕輪社協お花見会 ものまね交通安全指導
伊那市の西箕輪社会福祉協議会は24日、ものまねによる交通安全指導を西箕輪大泉新田公民館で行った。
地域に住むお年寄りら約80人が集まり、交通安全の話や、警察官によるモノマネ芸を楽しんだ。
南安曇野警察署の山崎方人交通警部補ら4人が、モノマネで交通安全を呼びかけた。
お年寄り達になじみのある演歌のものまねに、会場からは拍手が送られていた。
芸の合間には、シートベルト着用の徹底や道路の正しい歩き方などを呼びかけた。
山崎さんらはボランティアとして、6年ほど前から敬老会などでこの活動を行っている。
山崎さんは「高齢者に交通安全について、笑って楽しみながら考えてもらいたい。何か1つでも心に残り、日常生活に役立ててもらえればうれしい」と話していた。 -
伊那市消防団・赤十字奉仕団合同春季訓練
伊那市消防団と赤十字奉仕団の合同春季訓練が24日、富士塚スポーツ公園運動場で行われた。消防団員約600人と赤十字奉仕団員約100人が参加し、規律訓練を行った。
伊那市消防団は今年119人の新入団員が加わり、団員は全部で1156人。
春季訓練は、新入団員が参加して初めての訓練となるため、隊形や方向転換など基本的な動きを確認した。
団員は、きびきびと行動し、真剣な表情で訓練に臨んでいた。
伊藤仁団長は、「集団行動の訓練をして団結を高め、実際のときに動けるようにしてほしい」と訓示した。
訓練の最後には分列行進が行われ、団員は列をそろえて規律正しく行進していた。 -
伊那市長・市議会議員選挙きょう投票
伊那市長選挙・市議会議員選挙の投票が25日行われ、即日開票される。
24日は、投票所の準備が行われた。市役所で、投票事務を担当する職員に、投票箱や投票用紙などが渡された。
投票所は市内67カ所に設置される。
各投票所では、記載台や投票箱の設置など準備が行われた。
伊那市長選挙には新人2人、市議会議員選挙には定数21に対し24人が立候補している。
投票は25日行われる。時間は午前7時から午後8時までで、一部の投票所は午後7時まで。
期日前投票は市内3カ所で行われていて、24日午後4時までに7819人が投票を済ませている。
17日現在の選挙人名簿登録者数は5万6809人。 -
信州みのわ花街道まつり
景観や花を楽しむことができる箕輪町の「信州みのわ花街道」で24日、花街道まつりが開かれた。
まつりのメーンイベントとなるウォーキングイベントが行われ、県内外から訪れた約350人が景観や花を楽しんだ。
県道与地辰野線の箕輪町富田地区から長田地区までの約5キロを「信州みのわ花街道」として、町内の15団体が地域の活性化を目的に5年前から整備している。
花街道まつりは、その5年間の成果を多くの人に見てもらおうと初めて開かれた。
ウォーキングイベントでは、上古田公民館をスタート地点に、北の長田地区へ向かう3.5キロのコースと、南の富田地区へ向かう1.5キロのコースが設けられた。
参加した人たちは、町内を一望できる景観や街道沿いの花を楽しみながら歩いていた。
街道沿いに植えられた約1700本の花桃は現在3分咲きで、ゴールデンウィーク頃に見ごろを迎えそうだという。 -
長岡十沢地蔵尊例大祭
箕輪町長岡の十沢地蔵尊で24日、例大祭が開かれ、訪れた人たちが地蔵をなでながら願掛けをした。
十沢地蔵尊の地蔵は、その昔、長岡地区にあった寺を三日町に移した際、この地蔵だけが重くて動かず、この場所に残されたといわれている。
またこの地蔵は、体の悪い部分をなでるとその部分が良くなるといわれているほか、期限を決めて願い事をすると叶うという「日限り地蔵」として知られている。
訪れた人たちは「頭がよくなるように」「具合がよくなるように」などと言いながら、地蔵をなでていた。
十沢地蔵尊保存会の久保田政治会長は「多くの人が願掛けに訪れる地域の大事な地蔵。文化や歴史を後世に伝えていきたい」と話していた。 -
広勝寺落成式
伊那市高遠町藤沢の広勝寺の改修工事が終了し24日、落成の法要が行われた。工事関係者や檀家ら約100人が集まった。
広勝寺は約460年前、江戸時代中期に建立された寺。これまで茅葺き屋根の建物を使ってきたが、雨漏りするなど老朽化が激しかったため、85年ぶりに改修工事が行われた。
昨年6月に着工し、10カ月かけて改修工事を行った。
落成の法要では、新しい祭壇に野菜や祝い餅などが供えられた。
茅野憲雄住職は「多くの人の協力で素晴らしい寺になった。みなさんに愛される寺になるよう励んでいきたい」と話していた。 -
ミツバツツジの群生 見ごろ
伊那市長谷溝口のアカマツ林。社団法人国土緑化推進機構が選定している平成20年度の森の名手・名人に選ばれている保科孫恵さんが管理している。
手入れが行き届いた林には、ミツバツツジの天然の群生がある。目で楽しめるように、保科さんが整備を進めてきた。
これほどの群生は、天然では珍しいという。
このツツジは、来週中ごろまで見頃となっている。 -
南箕輪村農業経営基盤強化構想まとまる
南箕輪村農と食の審議会は21日、唐木一直村長に村農業経営基盤の強化に関する基本的な構想変更について答申した。
21日は三澤澄子会長と向山実直副会長が村役場を訪れ唐木村長に答申書を手渡した。
今回の構想変更は、農地法の改正にともない行われたもの。
答申では耕作放棄地ついて、これまで集落営農組織が管理していたものを、これからは村農業委員会が管理するとしている。
ほかには、これまで農地での耕作ができなかったJAが耕作できるようにするとしている。
また集落営農組織まっくんファームの法人化を目指すとしている。
村ではこの答申について、村農業委員会やJA上伊那の意見を聞いたあと県と協議し基本構想をまとめる計画。 -
少年警察ボランティア委嘱
伊那警察署で20日、少年の非行防止や健全育成のための活動を行う少年警察ボランティア協会の会員が委嘱された。
20日は、今回新たに少年警察ボランティア協会の会員として活動する人に、依田公雄署長から委嘱状が手渡された。
今回、会員に委嘱されたのは、伊那警察署管内の伊那市から辰野町までの52人。
少年警察ボランティア協会の会員は、任期中、警察と協力して、街頭補導をしたり、少年の相談に応じる。
また、今回、非行集団から抜ける支援などを行う少年警察協助員1人と、風俗営業に関する少年補導などを行う少年指導委員6人にも、委嘱状が渡された。
依田署長は、「最近の少年犯罪は警察でも手に負えない場合がある。御苦労も多いと思うが、少年の健全育成のためご協力いただきたい」と話した。
任期はそれぞれ2年となっている。 -
市長選では8割「誰に投票するか決めている」
25日の伊那市長選挙と市議会議員選挙の投票を間近に控え、各陣営の選挙活動も熱を帯びている。
告示後に行った伊那ケーブルテレビの調査によると、市長選では、8割の人が誰に投票するかを決めていることがわかった。
調査は、電話により、市内在住の509人を対象に行なった。
今回の市長選挙に関心はあるかとの問いには、82%の人があると答えている。
投票で重視することは何かとの問いには、行動力が29.3%、公約が28.3%、続いて人柄、実績・経験となっている。
現在の市政をどう評価するかとの問いには、評価する・ある程度評価すると答えた人が55.6%、評価しない・余り評価しないと答えた人は33.6%となっている。
新しい市長に重点的に取り組んでほしいことは何かとの問いには、高齢者・障害者福祉が30.3%、医療の充実が17.1%、続いて雇用対策、財政の健全化となっている。
誰に投票するか決めているかとの問いに対しては、決めている・すでに投票したが78.7%となっている。
まだ決めていない、何ともいえないと答えた人21.3%で、流動的な要素も含んでいる。
一方、市議会議員選挙については、誰に投票するか決めている・すでに投票したが68.5%にのぼっている。
伊那市長・市議会議員選挙は、25日に投票・即日開票される。
17日現在の選挙人名簿登録者数は、5万6,809人となっている。 -
ふるさと就職面接会
来春、大学や短大を卒業する学生を対象にした第1回ふるさと就職面接会が23日伊那市内で開かれた。
参加企業は、製造業を中心に29社が参加した。去年は、35社だった。
求人数は188人。上伊那の主力、製造業からの参加は20社で、去年より2社増え、求人数も若干増加している。
それぞれのブースでは、参加企業の人事担当者が、学生に対して自社製品の説明や採用予定などについて説明していた。
また今年は、長野県警も参加していて、伊那警察署の署員が対応していた。
23日は、地元での就職を希望する166人の学生が参加したが、中には諏訪地域からの学生も参加するなど厳しい雇用情勢を反映していた。
ハローワーク伊那の柳沢幸(みゆき)所長は、「雇用情勢は、製造業で若干の明るい兆しはあるものの、依然として厳しい状況が続いている」と話している。 -
上伊那森林組合3年連続黒字
上伊那森林組合の昨年度の決算は、400万円の黒字となり、3年連続の黒字となった。
これは、23日開かれた第16回総代会で報告された。
それによると、上伊那森林組合の昨年度の純利益は約320万円で、前の年度の繰越金を合わせた最終的な黒字額はおよそ400万円となった。
黒字決算は3年連続で、前の年度より180万円ほど黒字額が増えた。
上伊那森林組合では、間伐した木を山から出し、木材や加工製品として販売することに力を入れてきたことが、今回の黒字につながったとしている。
今年度も、こうした森林整備を進めたいとしていて、民有林で780ヘクタール、公共林で650ヘクタールを整備する計画。
井澤通治組合長は、「森林組合も厳しい時代があったが、ようやく光が見えてきた。課題はあるが、今後も林業の担い手として責任と誇りを持って取り組んでいきたい」と話した。 -
城址公園 折れた枝の伐採作業
花見シーズンが終了した伊那市の高遠城址公園で、23日から、雪の影響で折れた桜の枝の整備作業が本格的に始まった。
23日は、高遠閣東の堀で、折れた大きな枝を伐採し運び出すための作業を桜守が行った。
高遠城址公園の桜は、今月17日、雪の影響で倒木や枝が折れる被害が出たため、初めての入園禁止措置がとられた。
作業は、今月末まで行われ、被害のあった30本の桜の枝を切り直し、防腐剤を塗って補修するという。 -
伊那市長谷の黒河内線が開通
伊那市長谷と富士見町をつなぐ市道の黒河内線が開通し、23日、開通式が開かれた。
23日は関係者や地元の長谷保育園の園児が出席し、開通セレモニーが行われた。
市道、黒河内線は、伊那市長谷の黒河内地区を通る市道。国道152号から入笠高原を抜けて富士見町までつながっている。
道路の整備は旧長谷村時代の平成14年度から国や県の補助を受けて行われてきた。
整備した区間の総延長は戸台口から黒川口までの約2.6キロ、総事業費は6億9千万円。
旧道は道幅も狭く、カーブが連続していたが、今回の整備では、2車線化して安全性を改善した。
式典で小坂樫男市長は、「この道は長谷の人たちの生活道路であり、南アルプス林道の入り口となる観光道路でもある。今後、この道により安全が確保されるよう願いたい」と話した。 -
宮澤梅径社中三十周年記念書展
毎日書道展の審査会長などをつとめる書家、宮澤梅径さんの社中30周年を記念する書展が伊那文化会館で始まった。
会場には、宮澤さんが指導する3つの教室の生徒らの作品120点余りが飾られている。
木をのみで削って字を浮き出させたり、字を彫ったりする刻字作品が中心。
宮澤さんは、刻字の崇嶺会や書の硯水会、アルプス書人会を指導している。
崇嶺会と硯水会が30周年を迎えたことから、記念展が開かれた。
刻字は、主に桂の木をのみとつちを使って彫り、文字を浮き立たせる陽刻と文字自体を彫りこむ陰刻がある。浮き出た文字には金箔をはり仕上げる。
現代の書の中で刻字の分野は新しく、県内では、宮澤さんのみが指導にあたっている。
会場には、心をテーマにしたコーナーもあり、作者の思いが作品に表れている。
作品展は、25日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれている。 -
グレート無茶さんがICT訪問
アマチュアプロレスで、信州を元気にしようと活動する信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんが、22日、伊那ケーブルテレビジョンを訪れた。
グレート☆無茶さんら、信州プロレスリングが主催する信州プロレス伊那大会は、今月29日 正午から、いなっせ多目的広場で行なわれる。入場は無料。 -
上伊那の景況悪化傾向
アルプス中央信用金庫の伊那谷の景況調査によると、今年、4月から6月の上伊那の景況の見通しは、悪化傾向が強まり、深刻度がさらに強まるとしている。
あるしんが3ヶ月ごとに発行している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、今年、1月から3月までの業況は、前期より、業況判断指数でマイナス54.6から、マイナス40.2と14.4ポイント改善した。
しかし、4月から6月の来期は、今期に比べて、11ポイント後退する予想で、更に低調感が増し、悪化する見通しだという。
唯一、不動産業は、需要が多い時期なので好転が見込まれているが、他の業種では、総じて悪化傾向が強まり、深刻度が強まる景況見通しだとしている。
他に、今回、あるしんでは、デフレ不況下の経営についての特別調査を行っている。
物価や地価などの下落といった「デフレ」がどのような影響を与えたかという質問に対し、8割を超える企業が、悪影響があるとしている。
マイナス面の影響が大きいものについては、複数回答で、「他社との価格競争の激化」が58%、「販売価格・発注単価の引き下げ要求」が48.9%、「消費マインドの低迷」が37.9%などとなっている。
デフレ回復へ期待するものとしては、複数回答で、「政府による需要刺激策」が61.2%、海外経済の回復・成長が30.1%などとなっているが、「当分回復しない」という回答に26.9%の企業が回答している。
あるしんでは、「業種別にみてもデフレ進展による悪影響に違いは見られず、デフレ不況感が蔓延しているように思われる」としている。 -
飲酒防止キャンペーン
伊那小売酒販組合などは、22日、未成年者の飲酒防止を、通学途中の高校生などに呼びかけた。
上伊那のJRの5つの駅で、キャンペーンが行われた。
これは、県下一斉に行われている飲酒防止キャンペーンにあわせて毎年行われている。
伊那小売酒販組合や、伊那税務署、伊那警察署、コンビニエンスストアの店員など、60人ほどが参加した。
JR伊那市駅では、15人ほどが、高校生に飲酒防止を呼びかけながら、啓発用のティッシュを配っていた。
キャンペーンを行った伊那税務署によると、全国的に、高校生が、お酒を買って飲酒し、事故を起こしたり、犯罪に巻き込まれる事案が発生しているという。
税務署では、キャンペーンを通して、未成年者の飲酒を防ぐともに、酒販店も法律を守り、未成年には売らないことを徹底して欲しいと呼びかけていた。