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低カロリー減塩メニュー楽しむ
糖尿病などで食事制限をしている人も、外食を楽しみながら健康について学んでもらおうと、25日、南箕輪村のレストランで勉強会が開かれた。
勉強会は南箕輪村の信州大学近くにあるレストランびざびで開かれた。
勉強会を開いたのは、糖尿病などの生活習慣病を専門とする駒ヶ根市の中谷内科医院で、この日は、その患者や、予防に関心を持つ20人ほどが参加した。
食事制限がある人にも外食を楽しんでもらうとともに、自宅での調理の参考にしてもらおうと開かれた。
レストランびさびに協力を呼びかけ、この勉強会のために、低カロリー・減塩のメニューが用意された。
メニューは、ホタテのサラダにスープ、鶏肉のグリルにデザート。
これに加えてパンを2個食べても、500キロカロリー未満で、植物繊維が多く採れるなどの工夫がされている。
参加者は、レシピを確認しながら味を確かめていた。 -
伊那市観光協会通年ポスター審査
伊那市観光協会は、桜や紅葉の時期だけでなく、通年で伊那市をPRしていこうと、今回新たにポスターを作っている。
25日、伊那市役所で、審査会が開かれ、小坂樫男市長など6人が審査に当たった。
ポスターは、信州高遠美術館館長の竹内徹さんの作品を元に作られ、印刷業者4社から6点が寄せられた。
委員は、第一印象やキャッチフレーズ・コンセプトなどから、審査した。
審査の結果、「本当にあるんだ こんな風景」をコンセプトとする、田園風景の絵を使用したポスターが選ばれた。
伊那市観光協会では、構図など委員の意見を参考にしながら校正をし、3月19日に完成させる予定。
ポスターは200枚用意され、旅行業者や、県外の関係市町村に配布するほか、イベント等で活用される。 -
周回コース完成でランナー試走
伊那市の富士塚スポーツ公園にあるジョギングコースにウッドチップを敷く改修工事が完了し、25日、地元ランナーが試走して新しいコースの感触を確認した。
富士塚スポーツ公園のジョギングコースは、グラウンドまわり一周550mとなっている。
これまで土のコースだったが、今年度事業で、約110万円かけて、5センチ掘り下げウッドチップを敷き詰めた。
この日は、伊那市内の高校陸上部生徒などが試走し、新しくなったコースの感触を確かめた。
ウッドチップは、クッション性があり足に負担がかかりにくいとされていて、ランナーは、
「柔らかくて、とても走りやすい」と話していた。
伊那市では、来年度、ますみヶ丘平地林でのクロスカントリーコースの整備を予定していて、富士塚のコースを参考に、「駅伝のまち」として練習コースの整備を進めていくという。 -
スギ花粉22日から飛散始まる
飯田保健福祉事務所は、22日から飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が開始したと24日に発表した。
スギ花粉の飛散が確認されたのは22日月曜日で、去年より8日遅く、例年並みだという。
今年の花粉飛散量は少なめと予想されているが、飯田保健福祉事務所では、天気がよく風の強い日には花粉が多く飛散するとして、花粉症の人は対策をとるよう呼びかけている。 -
伊那市議会開会 43議案提出
伊那市議会3月定例会が24日開会し、市側から43議案が提出された。
今議会には、H22年度一般会計予算案や、今年度補正予算案、条例改正案など43議案が提出されている。
条例改正案では、伊那市海洋センターの利用料を1時間100円から300円に引き上げる条例改正案や、富県保育園の新築移転に関する条例改正案などが提出されている。
伊那市議会3月定例会は、3月3日から5日まで一般質問が行われ、3月15日に閉会する予定。 -
「もりもり上伊那山の感謝祭」
健全な森林づくりを進めようと「もりもり上伊那 山の感謝祭」が23日、伊那市のいなっせで開かれ、森林づくりで功績のあった人や林業ポスターコンクールの入賞者などが表彰された。
23日は、林業関係者やNPO、企業などからおよそ200人が集まった。
これは、上伊那地方事務所などが毎年開いている。
林業功労者では、元上伊那森林組合の職員として森林づくりに貢献した伊那市の城倉 寿美さんのほか、8人に感謝状が贈られた。
また、ポスターコンクールでは、野鳥愛護ポスター図案の部で南箕輪小学校2年の池口 輔(たすく)君、西箕輪中学校3年の赤羽咲紀(さき)さんが長野県知事賞に選ばれたほか、国土緑化・育樹ポスターの部で南箕輪小学校2年の羽生(はにゅう)楓菜(ふうな)さん、高遠中学校3年の宮澤(みやざわ) 翼矢(よくや)君が県知事賞選ばれた。
宮坂所長は、「県では、森林税を活用して、健全な山づくりを目指している。上伊那地域の林業が再生されるよう多くの皆様の協力をいただきたい」と話した。 -
箕輪町中学生模擬議会
箕輪中学校生徒による模擬議会が23日、箕輪町役場議場で開かれた。
模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、約40人が参加した。
また模擬議会の議長は生徒会議長の中谷 昭太郎君が務めた。
議員席には23人が座り、そのうち代表の10人が一般質問をした。
このうち小林大純(ひろすみ)君は「中学生も協力し、みのわ祭りを盛り上げたい。協力できることはないか」と質問した。
これに対し平澤豊満町長は、「祭り当日のボランティアを積極的に行い、盛り上げてもらいたい。」と答えた。
また市川沙貴さんは、「町が進めているひと味ちがう箕輪の子ども育成事業で保育園児や小学生は、運動あそびや、英語あそびなどがあるが、中学生には何もないのか」と質問した。
これに対し平澤町長は「子どもの頃からの人材育成は重要課題。武道館の整備や図書館の充実などを図り、生きる力の育成に務めたい。」と答えた。
参加した中学生らは模擬議会を通して、町政の一端に触れていた。 -
旧井沢家住宅で古い雛人形 一般公開
伊那市西町の旧井沢家住宅では古いひな人形などが飾られ一般公開されている。
ひな人形の展示は伊那部宿を考える会がおこなっているもので、市有形文化財に指定されている館内には約120体の人形が並べられている。
伊那部宿を考える会では、ひな祭りの行事を地域で受け継ごうと、毎年この展示を行っていて、今年で5年目となる。
飾られているのは会員が持ち寄った昭和初期の古いひな人形の他、布を貼り合わせてつくられた「押しびな」、御殿の中に人形がある「御殿びな」など様々。
他には珍しい手作りの「つるしびな」もあり、訪れた人たちの目を引いていた。
また女の子の節句に関連して、母、娘、孫の3代にわたり結婚式で着たといわれる花嫁衣装も展示されている。
伊那部宿を考える会では27日土曜日と28日日曜日には訪れた人たちに甘酒を振る舞うことにしていて、来場を呼びかけている。 -
伊那市 下水道使用料金の未請求が明らかに
伊那市は、下水道に接続しているにもかかわらず料金システムが未登録であったため使用料を請求していなかった事例が204世帯分あった事を明らかにした。
これは、24日開かれた伊那市議会全員協議会で小坂樫男市長が明らかにした。
伊那市によると、昨年末、下水道接続の推進のための個別訪問を行ったところ、無届工事や使用料未請求と思われる事例が発見されたため、今年1月から2月にかけ改めて現地調査を実施した。
調査の結果、未請求が判明したのは、2月23日現在で134件、204世帯で、金額は約2300万円、うち900万円は時効が成立しているため回収できない。
原因として、下水道使用開始届の確認不足、関係部門の連携不足などが65%を占め、他に、指定工事店によらない無届工事などを挙げている。
小坂市長は「収益をあげようという職員の熱意のなさが原因。再発防止に努めたい」と話していた。
なお、今議会に提出予定だった下水道使用料金を値上げする条例改正案は、今回の不手際で市民の理解が得られないとして提出が見送られている。 -
人権擁護委員協議会が西春近北保育園で啓発
伊那人権擁護委員協議会は、24日、伊那市の西春近北保育園を訪れ、人形劇などを通して、思いやりの心を持とうと園児に呼びかけた。
24日は、伊那人権擁護委員協議会の伊那市と南箕輪村でつくる中部支部のメンバーが西春近北保育園を訪れ、園児に人権について話をした。
協議会では、子ども達に思いやりの心をもってもらおうと、上伊那各地の保育園で啓発活動を毎年行っていて、今年で5年目になる。
メンバーは、人権擁護のイメージキャラクター「まもるくん」と「あゆみちゃん」を使って、「いじめはダメ」、「悪い事をしたらゴメンネと言おう」と呼びかけていた。
中部支部の白田 信隆支部長は、「人権の基本となる、友達と仲良くしよう、喧嘩をやめようという心を育んでもらいたい」と話していた。 -
箕輪町に(株)ヌイテック進出
箕輪町木下にあるリズム時計工業の空き工場に新たに東京の株式会社ヌイテックが入り生産稼働を始めることになった。
ヌイテックは東京に本社を置き、自動車シート用縫製部品の製造販売を行っている。
ヌイテックは東証一部上場の自動車メーカーの100%出資子会社で、主な取引先が愛知県と東京都にあることから、その中間地点にあたる長野県で生産拠点を探していた。
そんななか去年3月にリズム時計が工場を閉鎖し、立地条件や労働力の確保が見込めることなどから町の仲介により空き工場を活用することを決めた。
現在は3月からの本格稼働を目指し従業員の訓練が行われている。
町で事業を始めるにあたり、24日、地域交流センターで記者会見が開かれ、松下和好社長が「箕輪町に来てみると環境がいいと感じる。皆さんの協力を頂いて工場進出にこぎ付ける事が出来た。今後も宜しくお願いします。」とあいさつした。
リズム時計の大川康寛社長は「工場の解体を予定していたが、建物は存続できることになった。町には大変お世話になった。」と話した。
ヌイテックは今年秋頃までに100人ほどの従業員を確保し、初年度の売り上げは2億円を見込んでいる。 -
152号バイパス東高遠工区3月25日完成
伊那市高遠町で工事が進められている国道152号バイパス東高遠工区が3月25日に完成する。
これは、24日開会した伊那市議会3月定例会で、小坂市長が示した。
国道152号バイパス東高遠工区は、的場から高砂までをつなぐ2,250メートル。152号バイパス工事は、昭和54年に国の補助事業としての採択を受け、総工費111億円をかけて工事を行ってきた。
今回開通する東高遠工区は、最終工区となるもので、これで、昭和54年からの事業は完了することになる。
伊那市では、高遠城址公園の花見シーズン前に完成予定であることから、交通渋滞の緩和に期待している。 -
伊那地域 4月中旬の暖かさ
今日の伊那地域の日中の最高気温は、例年より11度ほど高い16.7度まで上がり、4月中旬並の暖かさとなった。南箕輪村の牧草畑では、なずな摘みをする人の姿が見られた。
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伊那西スケート場利用状況まとまる
伊那市ますみヶ丘の天然リンク、伊那西スケート場は、14日で今シーズンの営業を終了した。
伊那市教育委員会によると、今シーズンは、去年12月25日から今年2月14日まで52日間の開場期間中、滑走可能になったのは、31日間で、入場者数は、のべ1,635人、一日の平均は53人だった。
シーズン中は、子どもスケート教室や市民体育祭スケート競技、プチカーリング大会などのイベントも予定通り開催された。
伊那西スケート場の入場者数は、昭和60年度の23,764人をピークに年々減少傾向にあり、平成7年度には、3,000人台、10年度には、1,000人台と推移している。 -
森林セラピーモニターツアー実施へ
南箕輪村は、大芝高原内「みんなの森」にある「森林セラピーロード」を活用した健康づくりコースメニューを考案するため、来月、モニターツアーを実施する。
これは、23日開かれた村議会全員協議会で示された。
大芝高原内にある森林セラピーロードは、森林浴により、ストレスを抑える効果などが科学的に実証されている森林。
モニターツアーでは、南箕輪村の村内外から30人を募集し、脂肪燃焼効果や血圧・血糖値を下げる効果があるとされているインターバル速歩などを体験してもらう。
この結果を踏まえて、村では「健康づくり」をキーワードとしたコースメニューを提供し、リピーターを増やしたいと考えている。
セラピーロードの利用者を増やすことで、味工房や大芝の湯の利用促進にもつなげたい考え。
モニターは、来月1日から募集する予定。 -
平成22年度 後期選抜募集人員発表
長野県教育員会は23日、平成22年度公立高校後期選抜の募集人員を発表した。
上伊那8校の募集人員は次の通り。
辰野高校は、普通科96人、商業科20人の募集。
上伊那農業高校は、生産環境、園芸科学、生物工学、緑地工学ともに20人ずつの募集。
高遠高校は、普通科72人の募集。
伊那北高校は、普通科204人、理数科4人の募集。
伊那弥生ヶ丘高校は、普通科199人の募集。
赤穂高校は普通科112人、商業科40人の募集。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術一括で60人の募集。
箕輪進修高校は、普通I部・II部・III部合わせて69人、工業I部が22人の募集。
後期選抜の志願受付期間は2月24日縲・6日まで、志望変更受付期間は3月1日から4日までとなっている。 -
南箕輪村 空き工場等活用事業補助制度の導入を検討
南箕輪村は、村内にある空き店舗や空き工場に進出する企業に対し、店舗の賃借料の一部を補助する制度の導入を検討している。
これは、23日開かれた南箕輪村議会全員協議会で示された。
南箕輪村では、新たにできた国道153バイパス沿いで、店舗の出店が進んでいる。
一方、これまでの主要道路沿いでは店舗や工場の撤退、廃業が進み、空き店舗、空き工場が増加している。
村では、不況が続く中、新たな企業の進出も望めないとみていて、不況対策の一環として、今回、補助制度の導入を決めた。
補助の対象となるのは、空き工場などを借りて、南箕輪村に新たに進出しようとする企業。1カ月あたりの賃借料7万円以上となる場合、村では、5万円を上限に賃借料の2分の1を補助する。
補助期間は1年で、今議会での予算の承認を受け、4月1日から施行する予定。 -
伊那タクシーとつばめタクシー統合
伊那バスグループの、伊那タクシー(株)とつばめタクシー(株)は、今月21日から経営を統合し営業をスタートさせた。
景気低迷による需要の減少に伴い今月21日つばめタクシーが伊那タクシーに経営統合をした。
呼び名は、これまでの両社の名称を残し伊那・つばめタクシーに、正式名称は、伊那タクシー(株)とした。
本社の建物に、名称が書かれた看板が設置された他、すべての車両のナンバーを電話番号の下4桁にした。
統合により伊那タクシー(株)では、車両の台数が増えたことで効率的に乗客を運べる事や、経費の削減が可能になると話している。
伊那タクシー(株)では、より多くの人達に利用してもらえるようサービスの向上を図っていきたいとしている。 -
伊那養護学校高等部が販売
伊那養護学校の高等部の生徒は21日、作業学習でつくった製品などの販売を伊那市のAコープ中央店で行った。
伊那養護学校の高等部の生徒54人は、作業学習の一環で陶芸品や竹炭、机や椅子などを作っている。
販売は、その作業学習の成果を発表する場にしようと毎年この時期に開いている。
会場には、生徒達が作った300点の製品が並べられ、訪れた人たちが買い求めていた。
生徒達は、お揃いのバンダナを身に付け、元気に接客をしていた。
商品は4時間ほどで売り切れになったという。
伊那養護学校では、「この販売でお客さんが声をかけてくれる事が生徒達の励みになる。また来年に向けて頑張りたい」と話していた。 -
シニア大学伊那学部卒業式
長野県シニア大学伊那学部の卒業式が23日、伊那合同庁舎で行われた。
シニア大学で学んだ134人が、2年間の課程を修了し卒業した。
シニア大学は、仲間とともに、健康でいきいきと社会活動を実践する人を養成するための大学。
おおむね60歳以上が対象で、2年間で、国際理解や防災、県政など広い分野について学んだ。
伊那学部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「若い世代と交流しながら積極的に地域社会の担い手になっていただきたい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して赤須(あかす)弘侑(ひろゆき)さんは、「学友との絆を大切に、学んだ知識、技能を生かして地域貢献していきたい」と話していた。
シニア大学は2年間で120時間のカリキュラムがあり、30人の卒業生が皆勤だった。 -
木曽駒ケ岳周辺の高山植物 全体的に増加
中央アルプス木曽駒ヶ岳の周辺で荒廃が進んでいる高山植物の植生を復元する対策事業の検討会が23日開かれ、全体的に植物が増加している事が解った。
23日は、伊那市の南信森林管理署で検討会が開かれた。
これは、中部森林管理局が取り組んでいるもので、登山者による踏み荒らしなどで荒廃した木曽駒ヶ岳の植生を復元しようと平成16年度から5年間実施している事業。
復元作業は、ボランティアにより行われ、荒廃が著しく緊急性の高い場所を選んで行った。
作業では約1平方メートルの区画を複数つくり条件を変えて効果を調査した。
5ヵ年のとりまとめ結果によりますと、全体的に植被率は増加しつつあるとしている。
植被率は標高や風の強さにより異なるが標高が低いほど効果が見られ、8合目は、平成19年度の0.44%から平成21年度は0.88%と増加している。
しかし、稜線上では、生育環境が厳しく再生の速度は遅いという。
また、登山者の踏みつけがある所はロープで仕切ること、表土や植生が風で飛ばされないようマットを可能な限り地面に密着させて敷くなど植生復元の効果的な方法も報告された。
事業は今年度で終了となるが、中部森林管理局では、マットの敷設作業や調査は継続していくとしている。 -
箕輪町木下で天神様
学問の神様にこの一年の学業成就を祈る天神様の行事が21日、箕輪町で行われた。
木下区上の段常会にある天神様を祭る社で神事が行われた。
木下区青少年健全育成会では毎年、区の小中学生を対象に天神様祭を行っていて、この日は小学生など300人が集まった。
天神様は学問の神様とされる菅原道真を奉っていて、命日の2月25日に合わせ各地で祭りが行われている。
集まった子供達は、頭を下げ、手を合わせて学業成就を祈っていた。
育成会の倉田進会長は「一生懸命勉強し、地域や日本の未来を担う大人になってほしい」と話していた。 -
いーな伊那プレミアム商品券
2並びの日に抽選会平成22年2月22日、2が並んだこの日にちなみ、総額で2億2千万円発行した第2弾いーな伊那プレミアム商品券の「お楽しみ抽選会」が開かれた。
抽選は関係者が出席し、伊那市の伊那商工会館で、午後2時22分22秒にスタートした。
第2弾いーな伊那プレミアム商品券は、総額で2億2千万円発行され、昨年12月に売り出された。
商品券にはお楽しみ抽選会の応募券が添えられていた。
締め切りの2月15日までに約7300枚の応募があり、抽選で液晶テレビやゲーム機、図書カードなどが67人に当たった。
伊那商工会議所の向山公人会頭は、「プレミアム商品券が、地域経済の景気回復の足がかりに繋がってくれれば」と話していた。
2月15日現在、商品券の利用率は約65%となっている。
商工会議所では、「利用期日が3月末までとなるので、忘れずに使ってほしい」と呼びかけている。 -
伊那市長選 白鳥孝さん出馬表明
任期満了に伴い4月に行われる伊那市長選挙に前副市長の白鳥孝さんが21日、立候補することを表明した。
白鳥さんは、地元西箕輪の中条公民館で正式に立候補することを表明した。
白鳥さんは「市民との対話や現場主義を大切にして、観光や産業、福祉などを充実させていきたい」としている。
また政党からの推薦は受けない考えを示している。
また、地元中条の後援会組織が発足した。
中条後援会の田中清会長は、「7万市民のために生活を守ってほしい。地区をあげて一生懸命後押しをしたい」と話した。
白鳥さんは立候補することを正式に表明した事を出席者に伝え、「地元中条のみなさんのご支援をお願いしたい」と協力を呼びかけた。
28日には西箕輪地区の後援会組織が発足する予定。
立候補を表明した白鳥さんは54歳。伊那北高校を卒業後、立教大学に進み、昭和54年に信英蓄電器箔株式会社に入社。平成16年に伊那市収入役に就任。平成19年から副市長を務め21日付けで退職した。
伊那市長選で立候補を表明したのは白鳥さんが初めて。
市長選をめぐっては、候補を擁立する動きはあるが、現在のところ白鳥さんの他に立候補を表明した人はいない。
伊那市長選は4月18日告示、25日に投開票される。 -
環境アセスメント説明会
上伊那広域連合などは、新しいごみ中間処理施設の建設候補地に対し21日夜、環境アセスメントのスケジュールを示した。
伊那市富県の桜井研修センターで環境アセスメントの概要説明が行われ、区民約50人が出席した。
環境アセスメントは、環境に及ぼす影響について調査・予測・評価などを行う。
桜井区では昨年12月に環境アセスメント実施に同意をしている。
この日は、上伊那広域連合の職員がアセス実施までのスケジュールを説明した。
上伊那広域連合が示したスケジュールによると、5月頃から調査方法などを決める方法書案を作成し、まとめた物を今年の秋頃に関係地区に説明する。
来年の春から1年間、現況調査を行い、3年かけて評価書を作成する計画。
春日康造区長は「当面は区の役員が窓口となり必要があれば対策委員会を設置して対応したい」と話していた。
27日には同じく地元区の北新区で環境アセスメントの概要説明会が行われることになっている。 -
キッズ王国 親子でにぎわう
手作りの遊びや紙芝居などが楽しめるキッズ王国が21日、伊那市の伊那公民館で行われ、親子連れで賑わった。
キッズ王国は冬の時期に室内で出来る手作りの遊びを楽しんでもらおうと伊那市公民館連絡協議会などが開いたもので、今年で18回目。
会場には、小麦粉粘土遊びや紙の魚を釣るコーナーなどが設けられ、訪れた子ども達は夢中になって遊んでいた。
中でも、紙のプールは毎年子ども達に人気で、頭から紙をかぶったり、投げ合ったりしていた。
初めて訪れたある母親は「たくさんのコーナーがあってびっくりしました。子どもと一緒に楽しめました」と話していた。
伊那市公民館連絡協議会によると、イベントには約700人が訪れたという。 -
南箕輪村平成22年度一般会計予算案
総額48億7100万円南箕輪村は22日、総額48億7100万円とする平成22年度一般会計当初予算案を発表した。
平成22年度当初予算案の一般会計の総額は48億7100万円で、本年度より3億4900万円、率にして7・7%の増額となっている。
歳入では、長引く景気の低迷などにより、村民税が19億3千万円と本年度より約1億2千万円の減額となっているが、地方交付税や国庫支出金は合せて4億1千万円あまりの増額が見込まれている。
主な新規事業として、防災行政無線の更新に伴うデジタル化工事や消防ポンプ車の購入等に3億400万円、老朽化に伴う北部保育園の改修工事に5100万円、春日街道から大芝公園へ通じる村道6号線に歩道を設置する事業に1800万円などが盛り込まれている。
ソフト事業では、障がいのある園児の保育を専門家が月に1・2回程度、試行的に行う療育保育事業に80万円、0歳から18歳までの子供やその保護者を対象に子育てと教育支援を一元化して行う子育て教育支援室設置事業に200万円などが盛り込まれている。
このほかに緊急雇用対策に関する事業として、1200万円を計上している。
この予算案は来月開会する南箕輪村議会3月定例会に提出される。 -
上伊那に特別養護老人ホーム建設計画
上伊那地域に特別養護老人ホームを新たに建設する計画があることが22日、分かった。
同日開かれた上伊那広域連合議会の一般質問で、連合長の小坂樫男伊那市長が明らかにした。
説明によると、上伊那地域に特別養護老人ホームのベッド120床が県から割り当てられたことから、施設の建設を検討しているという。
伊那市の酒井茂助役をキャップに組織を立ち上げる方針で、上伊那広域連合では3月1日から特別養護老人ホームの整備・運営事業者を募集し、プロポーザル方式で決めることにしている。 -
南ア食害対策中部森林管理局長賞
ニホンジカの被害対策に取り組んでいる南信森林管理署と南アルプス食害対策協議会が、中部森林管理局長賞を受賞した。
南信森林管理署と南アルプス食害対策協議会が22日、小坂樫男伊那市長に受賞を報告した。
2月初旬に長野市で開かれた中部森林技術交流発表会で、南信森林管理署と南ア食害対策協議会が共同でニホンジカの被害対策について発表し、局長賞優秀賞3点のうちの1点に選ばれた。
発表した取り組みは、仙丈ケ岳馬ノ背周辺にボランティアの協力を得て防護ネットを設置したことと、職員自らがくくりワナによる捕獲をしたことについて。
南信森林管理署の竹内正比古署長は、「今後も共同事業を続けていきたい」と協力を呼びかけた。
小坂市長も「一緒にシカ対策に取り組んでいきたい」と話していた。 -
上伊那景観フォーラム
景観について考える上伊那地域景観フォーラムが16日、伊那市のいなっせで開かれた。
フォーラムは地域住民の景観意識を高めようと市町村や各種団体でつくる上伊那地域景観協議会が開いた。
フォーラムでは景観に関する活動の発表が行われ、伊那市は日本一の桜の里づくり事業について発表した。
市が行った調査によると市内には、2226カ所に1万2338本の桜の木があるという。
三峰川堤防の桜並木の整備を行っている地域住民や小学生による活動も報告され、10年先には見事な景観になると思うと話していた。
第二部の講演では、千葉大学で建築・都市科学を専門とする宮脇勝准教授が「風景の計画」をテーマに講演し、景観育成が進んでいるイタリアの事例などを紹介した。
宮脇准教授は、「景観を守るには景観教育が大切。自分たちの街に出て風景の大切さを認識し、景観保護を進めてほしい」と話した。