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障害者がいちご狩りを体験
伊那市内の障害者社会就労センターの通所者が25日、農業公園みはらしファームでイチゴ狩りを体験した。
この日は障害者社会就労センター5施設と、ゆいまーる共同作業所の通所者、約130人がいちご狩りをした。
これは市内で養蜂園を営む小松実治さんが、ミツバチの巣箱作りを依頼している施設の人たちへのお礼として招待したもの。
みはらしイチゴ園では、小松さんが管理するミツバチが受粉を行っているという。
参加者らは、ちょうど食べ頃を迎え赤くなった実を摘み、口に運んでいた。
小松さんは「みんなで楽しみながらおいしいイチゴを食べてもらえたので良かった。」と話していた。 -
美篶小児童がアマランサスお菓子作り
伊那市の美篶小学校の3年2組の児童が26日、自分たちで育てたアマランサスを使ってお菓子作りに挑戦した。
この日は、美篶で和菓子店「大西屋」を経営する小池保彦さんの協力で、3年2組の児童26人がお菓子作りに挑戦。
材料は去年6月に種を撒き自分達で育ててきたアマランサスで、生クリームやハチミツで味付けして洋風の「おこし」にし、最中の皮に詰めた。
この日作ったお菓子は、家に持ち帰り、家族と一緒に味わうという。 -
福祉の職場説明会
景気低迷の影響で労働者の解雇などが進む中、人材が不足している福祉の現場で働く人を確保しようと26日、職場説明会が伊那市のいなっせで開かれた。
この説明会は、雇用情勢が悪化する中、福祉現場に人材を呼び込もうと、長野県社会福祉協議会が開いた。
延べ100人が集まり、セミナーや就職面接会に参加した。
雇用情勢の悪化を受け、福祉の仕事に関心を持つ人は増えてきているが、条件面などで事業主と求職者の折り合いがつかず、なかなか就職に結びついていない現状がある。
説明会は、こうしたギャップを少しでも解消してもらうことなどを目的としている。
また今回初めて、即戦力となる資格を保つ人や復職を希望する人を対象にしたセミナーも企画された。
セミナーでは、老人保健施設の関係者などが、福祉施設の現状などを説明し、男性介護者のニーズも高まっていることなどを説明した。
県社会福祉協議会によると、昨年12月に県社協に寄せられた有効求人数は1394人、有効求人倍率は4.3倍だった。しかし、実際に就職したことを確認できた人数は2人だったという。 -
伊那小学校3年孝組にメダル
地域活性化に貢献したとして、伊那市の伊那小学校3年孝組の児童に26日、山寺区活性化協議会からメダルが贈られた。
活性化協議会理事長の矢野昌史さんが、孝組の児童35人、一人ひとりの首にメダルをかけた。
孝組は2年生のときから、活性化協議会の協力を得て、山寺区の高尾公園に遊具や休憩所を作るなどの活動をしてきた。
この日は、1年間の活動を活性化協議会のメンバーや保護者らに見てもらおうと発表会をした。
子どもたちは、高尾公園で拾ったドングリでクッキーを作ったこと、みんなで協力して遊具を作ったことなどを、歌を交えて発表した。
4年生に進級するとクラス替えがあることから、孝組の高尾公園での活動は終了する。
そのため、これまで制作してきた遊具なども解体することになった。
活性化委員会は、その代わりとして、高尾公園にある舞台を飾るパネルの制作を子どもたちに依頼した。
この日は、そのパネルの披露もあった。
パネルは、解体する遊具と高尾公園の四季を描いている。 -
商工会議所女性会アンケート結果まとまる
伊那商工会議所の女性会が行った少子化対策子育て支援のアンケート結果がまとまった。
アンケートは昨年8月、伊那商工会議所会員の1816事業所に勤める女性従業員を対象に行い、508人から回答があった。
「出産・育児で育児休暇などの休暇を取ったか、または取る予定か」との質問には、「取った、取る予定」と答えた人が42・5%、「取らない」と答えた人が57・5%だった。
「取らない」と答えた理由には、会社に迷惑がかかる、復帰後の仕事についていけるか不安などの回答があった。
「夫が育児休暇などの休暇を取ることについてどう思うか」との質問には、「賛成」と答えた人が68%で半数以上となったが、女性会では実際には難しいのが現状と分析している。
子育てしながら仕事を続けるために会社に望む制度には、産休や育休、短時間勤務制度などが挙がっていた。
伊那商工会議所女性会では、「事業主の皆さんに、女性従業員の現状を知ってもらい参考にしてほしい」と話している。
アンケート結果は、3月の会報に掲載し、会議所のホームページでも紹介するという。 -
箕輪中学生模擬議会
議会に対する理解を深めてもらおうと26日、箕輪町役場で中学生模擬議会が開かれた。
町議会が中学校に呼びかけて行ったもので、来年度に生徒会の役員になる箕輪中学校の2年生21人が議場に入り、そのうち10人が、ごみ問題や町の活性化などについて質問した。
質問者の一人、太田若菜さんは、「部活の帰りで遅くなった時、道が暗くて怖い」と話し、通学路に街灯を設置するよう提案した。
平澤町長は、「現在、優先順位を見ながら防犯灯の設置を進めている。具体的な提案があったので、必要があれば設置の対象としたい」と答えた。
平澤町長は、「みなさんの意見は、活気あるまちづくりに必要。今後もぜひ町にいろいろ提案してほしい」と話した。
また、生徒会長の土井ゆいさんは、「一人の町民として、町をよくするためにどうすればいいかを考えることができた。今後に生かしていきたい」と話した。 -
南箕輪村介護保険料値上げ
南箕輪村は、4月1日から介護保険料をこれまでより20円増となる3780円に改定する。
これは、23日開いた村議会全員協議会で村が説明した。
村の介護保険料は、基準となる第4階層で、これまで3760円だった、改定後は3780円となる。
介護保険料は3年ごとに見直しが行われていて、今回の改定は、介護保険利用額の全体の合計にあたる給付費の自然増と介護報酬の値上げによるもの。
南箕輪村で介護保険料を支払う65歳以上の被保険者は2月1日現在で2710人となっている。
村では改定に合わせて、これまで6段階だった階層区分を8階層に細分化し、低所得者の負担を軽減していく考え。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫増築
高遠町歴史博物館は、館内の資料保存スペース確保のため収蔵庫を増築する。
これは、24日開いた伊那市歴史博物館協議会に示された。
高遠町歴史博物館は、現在2つの収蔵庫と倉庫が1つあるが、資料が多く収めきれない状況にある。そのため新しい収蔵庫を増築する。
増築は、施設の裏側に、鉄筋コンクリート平屋建て、面積164平方メートルの予定で、事業費は約4800万円。
博物館の資料は、カビや虫などが付かないよう消毒作業が行われるが、現在その作業ができる施設は1つで、増築する収蔵庫にもこの機能を持たせる予定。
収蔵庫はスペースに余裕があれば、市内の学校にある歴史資料なども保存していきたい考え。
収蔵庫増築工事に関する予算は3月議会に提出される。 -
振り込め詐欺防止ステッカー贈呈
伊那警察署などは振り込め詐欺の被害を未然に防ごうと25日、啓発ステッカーを伊那バスとJR関東に贈呈した。
このうち伊那バスでは、伊那警察署からステッカー200枚が贈られた。
ステッカーは、警察署と防犯協会が振り込め詐欺撲滅期間に合わせて作った。
縦15センチ、横20センチの大きさで、具体例を挙げて注意を呼び掛けている。
伊那バスでは、高齢者の利用が多い路線バス20車両の座席後方部に貼り付ける。
伊那警察署によると、伊那署管内では去年1年間に11件の振り込め詐欺被害が報告されていて、被害総額はおよそ800万円となっている。
伊那バスの福澤信義管理課長は、「早速貼って、被害防止に協力していきたい」と話していた。
なお、JRバス関東には300枚のステッカーが贈呈されていて、路線バスの座席後方部に貼ることになっている。 -
伊那市議会開会
伊那市議会3月定例会が25日開会し、市から平成21年度一般会計予算案を含む35議案が提出された。
平成21年度一般会計予算案は、歳入歳出それぞれの総額が292億8千万円となっている。
開会あいさつで小坂樫男伊那市長は、伊那市が上伊那の中核都市として果たすべき役割、求められる役割の推進、健全財政の維持、また長野県一のまちづくりの3つを平成21年度の市政運営の基本的な考え方として挙げた。
市議会3月定例会は来月13日までの日程で4日縲・日に一般質問がある。
またこの日の市議会では、国の定額給付金とそれにかかる費用を盛り込んだ補正予算案が提出され、賛成多数で可決された。
国が住民の生活支援などのために給付する定額給付金と子育てを支援する子育て応援特別手当の伊那市の総額は約12億2千万円。
このうち定額給付金の給付対象者はおよそ7万3千人で合計金額は11億7千万円。
また子育て応援特別手当の支給対象者は約千人で合計金額は4千万円となっている。
伊那市では給付金支給に関する関連法案の成立後、対象世帯に申請書を発送し、市民からの申請により給付金を指定口座へ振り込む。 -
伊那中央病院運営審議会
経営改革プラン案を了承伊那中央病院運営審議会が24日夜、伊那中央病院で開かれ、経営改革プランの案が了承された。
審議会には上伊那医師会や住民の代表など30人が出席した。
経営改革プランは公立病院が平成23年度を目途に黒字化する計画をまとめたもので、国へ提出する。
審議会では病院の運営状況などについて説明があった。
それによると、平成19年度と20年度の比較で外科の外来の患者数はおよそ千人減少しているが、診療報酬は5千万円増加している。
一方内科は患者数が3千人、診療報酬は4千万円減少している。
これについて伊那中央病院では、「入院や症状の重い患者が病院に訪れるようになってきている。また内科については、精密検査が必要など紹介状のある患者のみ受けつている」と説明している。
ほかに市町村別の入院患者は、伊那市、箕輪町、南箕輪村で減少しているが、駒ヶ根市と辰野町では増加している。
審議会では、ほかに伊那中央病院が妊娠後期から新生児の早い時期までの医療を総合的に行う地域周産期母子医療センターに県から指定されることが報告された。
伊那中央病院では経費節減などにより、平成22年度からの黒字化を目指していて、今回示されたプランは3月に開かれる伊那中央行政組合に示され了承される見通しとなっている。 -
国公立大学2次試験始まる
国公立大学の2次試験が25日、全国各地で始まり、大学入試も大詰めを迎えた。
このうち、信州大学には3300人の受験生が志願していて、県内外7つの会場で試験に臨んだ。
南箕輪村の農学部には定員89人に対して218人が受験したという。
国公立大学2次試験前期日程は、全国149の大学、522学部で行われ、24万9861人が志願している。
志願者数は前の年に比べおよそ3千人減り、6年連続の減少となっている。
国公立大学2次試験前期日程の合格発表は3月上旬に行われ、信州大学では3月6日行われる。 -
定額給付金対策室設置
箕輪町は、定額給付金の支給に対応する対策室を設置する。
町によると、対策室は新たに採用する臨時職員が事務を行う。人材派遣でチーフスタッフ1人を雇用し、事務職3人とポルトガル語などの通訳者1人を臨時職員として募集するという。
臨時職員の募集は25日から始まっている。
対策室は3月初旬に役場の1階に設置する予定。
平澤豊満町長は25日開かれた定例会見で、「対策室はワークシェアリングの延長として、外部委託によるアウトソーシングでやりたい」と話した。 -
赤羽さんが市長を訪問
去年ソマリア人武装団に拉致され、今年1月に解放された赤羽桂子さんが25日、伊那市役所を訪れ小坂樫男市長にあいさつした。
赤羽さんは本籍が伊那市で母親と兄は現在伊那市に住んでいる。
すでに亡くなっている父親と小坂市長はいとこにあたり、拉致されている間も市長が母親の相談に乗っていたという。
今回父親の墓参りで伊那市を訪れ、無事に帰国したことを報告したという。
赤羽さんは6か月の契約で、国際医療援助団体「世界の医療団」で活動していたところを拉致され、およそ3カ月半の間、監禁されていた。
解放されてからは在籍している長崎大学大学院で研究を続けてきたという。
赤羽さんは治安の悪い国での医療支援について「自分の判断だけではいけないし、まわりの人の承諾も必要だが、その地域の医療状況を向上させたいという覚悟があれば、行ってもよいと思う」と話していた。
赤羽さんは小児科医の資格もあることから、今後は子どもをテーマにした国際保健学の研究や活動を続けていくという。 -
はらぺこでうどん作り
伊那市東春近の自由保育所はらぺこの園児たちが24日、うどん作りに挑戦した。
はらぺこでは、手作りの喜びを知ってほしいと、毎年うどん作りをしている。
この日は、寒い季節に味噌煮込みうどんを食べようと計画し、園児や保護者などおよそ30人が参加した。
園児は、生地を麺棒で延ばしたり、大きな包丁で生地を切るなど、粉で白くなりながら、うどん作りを楽しんでいた。 -
上伊那総合・生活科教育研究会がほうき作り
上伊那の小学校の教諭が22日、研修の一環で、地域のお年寄りからほうきの作り方を学んだ。
参加したのは上伊那教育会の有志でつくる総合・生活科教育研究会の小学校教諭21人。
会では、年に2回研修会を設け、情報交換や体験活動をしている。
今回は、地域に伝わる技術を学ぼうと、箕輪町上古田の唐澤昭さんにお願いして、ほうきの作り方を教わった。
作ったほうきは「荒神ぼうき」と呼ばれる小さな手ぼうきで、昔は囲炉裏の回りを掃除するのに利用していた。
唐沢さんによると、しっかり紐を結ぶのが肝心で、これができていると形が崩れず、丈夫なほうきになるという。
ある教諭は「見た目では簡単に出来そうだったが、作ってみるとなかなか大変で地道な作業だった」と話していた。
上伊那総合・生活科教育研究会の赤羽康徳会長は、「教科書には載っていないことを教員が自ら体験することで、子どもの気持ちをより深く理解できるようにしたい」と話していた。 -
明るい県政を進める会フォーラム
上伊那の住民有志でつくる「明るい県政を進める会」は22日、「伊那谷が直面する重要課題について」と題しフォーラムを開いた。
フォーラムは、上伊那が直面している課題について理解を深め活動の輪を広げていこうと開いたもので、リニア中央新幹線Bルートの実現、戸草ダムの推進、保科正之の大河ドラマ化の3点についてそれぞれ講演が行われた。
このうち、戸草ダム建設問題については木下茂人県議会議員が説明した。
木下県議は「県の説明によると国土交通省は、土砂対策としては一定の手を打つとしているが、具体的な内容はわからない。ダムについては、建設しないというわけではないとしている」と話した。
また小坂市長も18日の国交省との懇談について触れ、「近々、河川整備計画の修正案で何らかの形で戸草ダムについて言及するだろう」と話した。
明るい県政を進める会では、上伊那地域の問題について理解を深めることで住民同士の意見を集約し市民レベルで行動することで、行政任せにしない県政を進めていきたい竏窒ニしている。 -
美篶地区でゴミ処理に関する委員会設置
新しいごみ中間処理施設の候補地と三峰川をはさんで隣接する美篶地区は23日夜、新ごみ処理施設に関する委員会を設立した。
美篶きらめき館で設立総会があり、各区の区長や市議会議員など27人が出席した。
美篶地区区長会では去年、ごみ処理施設をつくる場合、隣接区なので美篶地区に対して配慮し、住民に理解してもらった上で進めてほしい竏窒ニ市に要望してきた。
今月2日に開かれた美篶各種団体協議会で、美篶区長会からごみ処理施設に関する委員会設立の提案があり、今回設置を決めた。
設立総会では、会則の承認や役員の選出があり、会長に学識経験者の赤羽要さんを選んだ。
赤羽さんは、「ごみ処理の問題は感情論に走らないことが大切。冷静に住民の声をくみ上げて検討していきたい」とあいさつした。
委員会では今後、候補地や先進地の視察をはじめ、これまで、ごみ処理施設の候補地選定に至った経過や施設の安全性などについての勉強会を開く計画。
新ごみ処理施設に関する委員会は、これまで区ごとでの設置はあったが、地区全体での設置は美篶地区が初めてとなる。 -
箕輪町緊急地域雇用創出事業で臨時職員募集
箕輪町は、緊急地域雇用創出事業の一環で、新年度の臨時職員を募集している。
今回、町で募集するのは一般事務、介護職員、給食調理員など11の職種20人程で、いずれも4月から6ヶ月を雇用期間としている。場合によっては半年間期間を延長し1年の勤務も認められる。。
町緊急地域雇用創出事業にかかわる一般事務の募集は、失業者に限られていて60歳未満が対象。
町によると、募集初日の23日で約40件近くの問い合わせがあったという。
募集期間は3月6日までで、履歴書と「町への提言」をテーマにした小論文などが必要となる。
町では、気軽に問い合わせをして欲しいと呼びかけている。 -
市議会一般質問対面方式採用
伊那市議会は議会一般質問で対面方式と一問一答方式を採用することを決めた。
これは市議会議員でつくる議会活性化特別委員会で検討してきたもので、24日開かれた市議会全員協議会で確認した。
一般質問については理事者などの市側を向いて行う対面方式のほか、一問一答方式を採用する。
ただし質問については一問一答ではなく、議員の希望で従来通り一括で行うこともできる。
また質問の時間については30分とし、順番はくじで決めることを確認した。
新しい方式は6月定例会から実施する。 -
男女共同参画セミナー
人とのよりよい関係づくりについて学ぶ男女共同参画セミナーが24日、伊那市役所で開かれた。市の主催で約70が参加した。
最初に、市内で男女共同参画について取り組んでいる3団体が自作の紙芝居を披露した。
内容は、家事に興味のなかった家族が家事を分担するようになるもの、女性が地区役員になり他の役員と協力して取り組むものなど。
紙芝居では、「みんなで協力しあうと気持ちよく過ごせるようになる」とまとめていた。
そのあと、松本市在住のコミュニケーションカウンセラー山田千津子さんが、コミュニケーション方法について講演した。
山田さんは、「コミュニケーションが上手くいくためには話しやすい穏やかな雰囲気を醸し出すことが大事」と話し、参加者全員で顔を使ったじゃんけんをして、笑顔を作る筋肉を動かした。
山田さんは、「自分の表情や雰囲気が周りの人に影響を与えていることを自覚すること。言葉も表情も、素直に元気に明るくを心がけましょう」と呼びかけていた。 -
伊那市中央区が防災アンケート結果まとめる
伊那市の中央区が区民対象に行った防災アンケートで、区民の災害への備えがまだ十分ではないということがわかった。
防災アンケートは、中央区と区民有志で組織する救助支援隊が、実態把握のため今年初めて行った。
アンケートは今年1月に区内の全760世帯を対象に行い、回収率はおよそ7割だった。
「地震の際に家具などの転倒を防ぐ処置をしているか」との質問では「してある」との回答が21%、「住宅用火災警報器を備えているか」との質問では「備えがある」との回答が31%、「防災用具の備えは」との質問では「備えてある」との回答が43%と低い結果となった。
消火器の設置については70%が「備えている」と答えているが、中には使用期限の切れた古い消火器があることも今回分かった。
アンケート結果は、区の広報に掲載して区民に知らせるという。
また中央区では現在、住宅用火災警報器を区民にあっせんしているが、今回の結果を受けて、さらに呼びかけを強めていきたいとしている。
宮下政男区長は、「総会などの機会に転倒落下防止などポイントごとに話をして住民の防災意識の高揚に努めたい」。救助支援隊の高沢勝隊長は、「アンケート結果を教材として活用したい」と話していました。 -
移動ジョブカフェ3月6日に伊那市で、離職者や若年求職者の雇用相談に
県内の就業関係機関が離職を余儀なくされた人や若年の求職者を対象に雇用相談、職業紹介など行う「移動ジョブカフェ」は3月6日、伊那市の県伊那合同庁舎講堂で開く。
参加機関はジョブカフェ信州、ハローワーク、技術専門校、福祉人材研修センター、農業改良普及センター、労働金庫。個別カウンセリングから人材情報の提供、融資などまで幅広く相談に応じる。
時間は午後1時から5時まで。問い合わせは県商工労働部労働雇用課026・235・7201、ジョブカフェ信州松本センター0263・39・2250。 -
第17回キッズ王国
普段、家では出来ない遊びを親子で体験するイベント「キッズ王国」が22日、伊那市の伊那公民館で行われた。
このイベントは、冬の時季に室内でできる手作りの遊びを親子で楽しんでもらおうと、伊那市内の公民館が毎年行っているもので、今年で17回目。
この日は、約800人の親子が伊那公民館を訪れ、手作りの魚釣りや工作などを楽しんだ。
このうち手良公民館のブースでは、牛乳パックを使った万華鏡づくりが行われた。
子どもたちは、気に入ったスパンコールやビーズを選び、スタッフに手伝ってもらいながら万華鏡を完成させた。
キッズ王国には、ボランティアの中学生や高校生が参加していて、母親や職員と一緒に子どもの面倒を見ていた。
ある母親は「子どもがまだ小さく家では凝った遊びができないので、今日は楽しく遊べたようです」と話していた。 -
三峰川河川内樹木伐採
三峰川の環境保護活動を行っている三峰川みらい会議は22日、川本来の景観を取り戻そうと三峰川沿いで河川内の樹木伐採を行い、林業関係者や一般市民など45人がボランティアで参加して伊那市高遠町の伐採作業をした。
三峰川みらい会議では、治水対策や川本来の環境を取り戻すこと、親しみやすい川を作ることを目的に毎年この時季に作業をしている。
4回目の今年は、高遠町の上山田と下山田の三峰川沿いに生えている外来種のニセアカシアなどを伐採した。
木は、小さなものから成長したものまで大きさはさまざまで、大きなものはグループで協力してチェーンソーを使って切り倒した。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は、「昔は堤防に立てば河原がすべて見渡せた。昔のような環境を取り戻し守っていきたい」と話していた。
この日伐採した樹木は、小さく切って参加者が持ち帰り、薪として利用するという。 -
箕輪町木下で天神様祭り
学問の神様にこの一年の学業成就を祈る天神様の神事が22日、箕輪町木下区上の段常会にある天神様を祭る社で行われた。
木下区青少年健全育成会では毎年、区の小中学生を対象に天神様祭を行っている。
天神様は学問の神様とされる菅原道真のことで、命日の2月25日に合わせ各地で祭りが行われている。
集まった子どもたちは、頭を下げ、手を合わせて学業成就を祈っていた。
育成会の倉田進会長は、「一生懸命勉強することで道真公のように立派に成長し、地域や日本の未来を担う大人になってほしい」と話していた。 -
南箕輪村が定額給付金のスケジュール示す
南箕輪村は23日、定額給付金について、国の関連法案が可決されれば、ほかの市町村の動向を見ながら3月31日から支払いを開始するスケジュールを村議会全員協議会に示した。
村では、国の関連法案や近隣市町村の動向などをみて進めるため流動的なスケジュールとしている。
説明によると、3月10日に申請書を送付し、16日から口座の申請書類の受付を開始。また3月31日を最初の支払日とし、それ以降の支払日は4月10日、20日、30日としている。
村では、給付金手続きのため臨時職員を1人か2人採用し、総務課の窓口で対応する。
また、給付金と合わせて支給される子育て応援特別手当については、定額給付金の申請書類と合わせて書類を発送し、給付についても同時に行うとしている。
村では、受付が集中する期間中、平日は午後8時まで、休日は午前8時半から正午まで窓口を開設し対応するという。 -
町総合福祉計画策定案まとまる
箕輪町総合福祉計画策定委員会は23日、今後3年間の町の福祉計画を平澤豊満町長に報告した。
策定委員会の登内嘉夫委員長らが役場を訪れ、計画書を平澤町長に手渡した。
町はこれまで、高齢者や障害者の福祉計画を個別に策定してきたが、重複する部分を削り、より分かりやすいものにしようと、初めてこれらの計画を一つにまとめた総合福祉計画を策定した。
計画では▽障害者の自立支援を助け、気軽に社会参加できるよう移送サービスの充実を図ること▽障害者の生活基盤を整えるためのグループホームの数を現在の1カ所から複数に増やすこと竏窒ネどを挙げている。
登内委員長は、「第3者委員会を設け、計画の進展を見守っていきたい」と話していた。
平澤町長は、「町でも最大限の力を入れ、多様化する福祉のニーズに応えていきたい」と話していた。
この日示された総合福祉計画は、3月の町議会全員協議会に報告し来年度から実施する。 -
ごみ処理基本計画見直し
上伊那広域連合は来年度、上伊那のごみ処理の方向性などを示すごみ処理基本計画を見直す。23日開いた広域連合議会2月定例会で示した。
広域連合は、平成16年にごみ処理基本計画の見直しを行い、翌年からこの計画に基づき上伊那のごみ処理事業を行ってきた。
しかし、計画見直しから5年が経過し、ごみに対する世間の認識も大きく変化してきていることから、今回見直すことになった。
計画見直しに合わせ、上伊那地区で出されているごみの種類や量の調査も行い計画に反映する。
計画の見直し、ごみの調査にかかる費用は約470万円。
見直した計画は平成22年度から適用する予定。 -
公立病院に対する連合長の見解
上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は23日、公立3病院の連携について、「3病院の改革プランが出揃ってから、広域連合としてどうしていくかを考えたい」との見解を示した。
この日開いた広域連合議会の一般質問で、根橋俊夫議員の質問に答えた。
小坂連合長は「上伊那の医師不足は県内でも3番目。3病院がそれぞれ経営改革プランを作成しているが、果たして黒字化できるかは疑問に思う。今後は改革プランが出揃ったところで、どうするかということになると思う」と考えを示した。