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南箕輪村マレット同好会初打ち
南箕輪村マレットゴルフ同会は2日、大芝高原内のマレットゴルフ場で今シーズンの初打ちをした。
大芝荘の山崎文直支配人と、同好会の伊澤文雄会長が初打ちをした。
大芝高原マレットゴルフ場は1日から今年の利用が始まっている。
同好会は週2回、大芝でプレーをする計画で、シーズン最初のこの日は80人が参加した。
会員は4人ずつのグループに分かれ、さっそく球を打つ感触を楽しんでいた。
伊澤会長は、「今年も元気に楽しくプレーしていきたい」と話していた。
大芝高原マレットゴルフ場は今年から、3つあるコースの一つ、白樺コースが9ホール増えて18ホールになり、コースが充実したという。 -
留学生が箕輪町長を表敬訪問
箕輪町の家庭に滞在し、伊那北高校に通うデンマーク出身の留学生が2日、平澤豊満箕輪町長を表敬訪問した。
町役場を訪れたのは、ディテ・ミケルスンさん(17)。箕輪町松島のホストファミリー須藤敬美さんとともに訪れた。
ディテさんは、国際的な高校生の留学機関AFSの留学プログラムで日本に来た。
6日から伊那北高校2年の理数科クラスで勉強し、来年2月まで滞在する予定という。
ディテさんは、「高校では美術をやりたい。家では日本の料理も習いたい」と話していた。
平澤町長は、「しっかり勉強して、留学生活を楽しんでください」と話していた。 -
泰成運輸が野菜の販売
箕輪町の運送会社泰成運輸は、地域に元気を発信していこうと4日、木下公民館で野菜の販売をした。
朝8時、木下公民館の駐車場には、社員たちの元気の良い声が響いていた。
泰成運輸は、箕輪町を拠点に精密機器などを全国各地に届けている。
野菜の販売は、不況の中、運送業以外で会社を、また地域を元気にしていこうと企画されたプロジェクト。「まごころ市場いなの里」と名付けられ、野菜を安く販売する。
得意先や知人から安く仕入れた形が悪く、出荷できないようなB級野菜が格安で並び、訪れた人たちは手に持った箱に野菜をいくつも乗せていた。
泰成運輸の野菜販売は、5日も朝8時から木下公民館で行われる。
また11、12日には、伊那市の高遠城址公園でも野菜の販売を行うという。 -
信濃グランセローズ 練習試合
南箕輪村の大芝高原でキャンプ中の、信濃グランセローズは今日、大芝野球場で練習試合を行った。
試合前には始球式が行われ、唐木一直村長が、今久留主成幸監督のミットめがけてボールを投げた。
練習試合の対戦相手は、佐久市のクラブチーム「佐久コスモスターズ」。
試合は、グランセローズが1点を先制したが、5回に1点を返されるなど接戦となった。
野球場を訪れた人たちは、今年の大芝キャンプ初めての練習試合ということもあり、雨が降る中傘をさしながら応援をしていた。
試合の結果は、2対2の引き分けとなった。
グランセローズのキャンプは5日までの予定で、5日は少年野球チームへの指導が行われることになっている。 -
おもちゃ博物館オープニング
高遠城址公園のさくら祭りに合わせて出店する「おもちゃ博物館」が4日、オープンした。
伊那市高遠町の国道361号沿いの「おもちゃ博物館」前でテープカットが行われた。
今年初めてとなるこの企画は、全国から集まる花見客に城址公園だけではなく商店街にも足をのばしてもらい、地域の活性化につなげようと伊那市商工会が企画した。
おもちゃ博物館は、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演している北原照久さんが監修していて、店内には北原さんのコレクションが並んでいる。
商工会では北原さんの母親が高遠町出身ということから、この企画を北原さんに相談したところ、快く引き受けてくれたという。
期間中は、おもちゃ博物館の出店にあわせ商店街の25店舗がそれぞれ1点ずつ北原さんのコレクションを展示する。
それぞれの店をまわり5つのスタンプを集めた人の中から抽選で、北原さん鑑修のブリキのおもちゃが当たるスタンプラリーも開催される。
おもちゃ博物館出店の最終日となる5月10日には、伊那市高遠町総合福祉センターで北原さんの講演会も計画されている。
伊那市商工会では、「商店街がにぎやかになるイベントとして成功させたい」と話している。
おもちゃ博物館の館内は、販売コーナーと特設コーナーに分かれていて、特設コーナーは入場料が大人200円、小中学生が100円となっている。 -
保科正之公像完成
名君保科正之公とその生みの親お静の立像、またその顕彰碑などが完成した。
4日、像や顕彰碑が建立された伊那市高遠町の歴史博物館前で除幕式が行われ、関係者約100人が集まった。
正之公の像は晩年の肖像画を元に高遠藩主だった20代の頃をイメージして造られた。
お静像も残っていた肖像画を元に高遠で過ごした30代の頃を再現している。
また、お静地蔵は、東京の寺、成就院に、お静が正之の幸せを願い寄進した石仏と同じ形で、3体並んでいる。
正之公の功績をたたえる顕彰碑も建立された。
総工費は約770万円。
これら石仏の建立にあたり個人や団体763件から約1千万円の寄付が寄せられたという。
式の中で建立実行委員会会長の小坂樫男伊那市長は、「この地を訪れた人たちに正之公の功績を知ってもらうとともに、大河ドラマ化を実現させたい」とあいさつした。
実行委員会では、29日に正之公生誕398年記念講演会を開催するほか、記念誌も発刊し、大河ドラマ化実現と市の観光の発展につなげていきたい竏窒ニ話している。 -
大宗館の有賀士郎さん講演会
島崎藤村など歴史上の人物に関わりの深い南箕輪村の大宗館に関する講演会が4日、村民センターで開かれた。
講演会は、地域に残された貴重な歴史に触れてもらおうと村教育委員会が開いたもので、約30人が訪れた。
大宗館の現在の当主、有賀士郎さんが講師を務め、古くから村に住んでいる有賀一族と大宗館の歴史について話した。
大宗館には、江戸時代中期から明治時代の貴重な資料が5千点ほど収蔵されていた。
また、数多くの文学者が訪れた歴史があり、水戸光圀の書や島崎藤村の作品「夜明け前」に関する資料など、学術的に貴重な資料が多く残されてきた。
有賀さんは、島崎藤村の母が有賀家の出身者であることから、「藤村の父と共に、有賀家も夜明け前に登場している。残された資料からもわかるように、両家にはとても深いつながりがあった」と話していた。 -
伊那公園のぼんぼり点灯
桜まつりを前に1日夜、伊那市の伊那公園で、ぼんぼりの点灯式があり、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年、個人や企業などの協力を得て、ぼんぼりを設置している。
今年は不況の影響もあり、例年より数は少なめだということだが、ぼんぼり320基、色の付いた電球450個を設置することができた。
祭りを企画している伊那公園桜愛護会の伊藤一男会長は、「経済状況が厳しい中、多くの人に協力してもらえてうれしい。地域が元気になる桜まつりにしたい」と話していた。
伊那公園の桜は現在、3分咲きで、まつりのころにちょうど見ごろを迎えるという。
桜まつりは12日の予定で、その間、ぼんぼりは毎晩点灯する。 -
三洋グラビアが環境投資
食品の包装フィルムを印刷・製造している伊那市西箕輪の三洋グラビアは、作業工程で生じる揮発性有機化合物を電力と蒸気に転換しエネルギー化する装置を導入する。深刻な経済状況の中、三洋グラビアでは環境に配慮したこの取組みに8億円を投入する。
伊那市西箕輪にある三洋グラビア本社工場。
1日に印刷する食品の包装用フィルムは40種類。1年間では5千種類に上る。
乾燥しにくい水性インキと環境負荷が大きい油性インキの双方の欠点を補った独自のハイブリッドグラビア印刷技術を1999年に開発。2002年には、環境への負荷がさらに小さい水性インキだけで印刷する技術も実用化している。
取引先は、関東甲信越、東海、北陸地方の食品メーカーを中心に300社。
100年に一度といわれる経済危機の中、今年3月期の売り上げは、前の年に比べ12パーセント、3億円増となる約28億円を達成した。
食の安心安全を求める声が高まる中で、その食品を包装する立場から清潔、安全を徹底している。
次に何かできないか竏秩B
原敬明社長は、印刷の際に空気中に広がる揮発性有機化合物に着目した。
インキを溶かす際などに用いる揮発性有機化合物は、大気中に放出されている。
それを回収し、電力と蒸気に転換し、エネルギーに使おうというものだ。
この装置の設置工事は、今月中旬に着工し秋に完成、来年1月稼動を予定する。
この装置による発電量は、285キロワットアワー、蒸気が1.7トン。これにより、工場の総エネルギー量の3割を見込めるという。
今や枕言葉のように言われている“100年に一度の不況”。
環境に8億円を投資する三洋グラビアの新年度がスタートした。 -
池坊長野県連合支部展
県下6支部の池坊長野県連合支部展が3日、伊那市の伊那商工会館で始まった。
いけばなの展示会は、前期が4日まで、後期は5、6日となっている。
初日は、多くの会員たちが詰めかけテープカットが行われた。
池坊県連合支部は昭和24年に発足した。
飯田、東信、長野、松本、諏訪、伊那の6支部で構成されていて、合同の展示会は2年に1回、支部持ち回りで開催している。
前期・後期とも伊那支部を中心に県下各地区から150点が飾られる。
黄色やピンクなど春らしい彩の花が生けられていて、訪れた人たちが足を止めて見入っていた。
池坊長野連合支部長の木下五百子伊那支部長は、「多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
また伊那支部では初めて、花を生けるところを見てもらう実演の時間を設けた。
会員たちの優雅な動きに会場からは大きな拍手が起きていた。
この実演は、5日まで午前11時から30分間行なわれることになっている。 -
本の家でライブペインティング
東京都在住の画家・星加海さんが3日、伊那市高遠町のブックカフェ「本の家」で、ライブペインティングを披露した。
星加さんは、朝日新聞でイラストを連載するなど全国的に活躍している。
この日は約7平方メートルの店の壁に、ペンキで手早く作品を描いていった。
星加さんは「テーマは“本の町の広場“。大人も子どもも、本を見ながらくつろいでいる作品にしたい」と話していた。
ライブペインティングは4日も午前9時ころから行われ、絵を完成させる予定。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。 -
美篶子育て支援センターが開所
20年度で閉園となった美篶東部保育園に1日、「美篶子育て支援センター」が開所した。
約30組の親子がセンターを訪れ、広い遊び場でボール遊びなどを楽しんだ。
開所式では酒井茂副市長が、「ここは立地もよく、施設も充実しており、発達段階に応じた支援や保護者支援も行っていけると思う。子どもたちが育ち、地域が活性化することを願っている」とあいさつした。
ある母親は、「初めて来たが、遊ぶものも多いし広い。せっかくこういう場があるので活用したい」と話していた。
美篶子育て支援センターの開所時間は平日の午前9時半から午後4時まで。今後は、離乳食作り講座など母親を対象としたさまざまな講座も予定している。 -
教育目標の学校評価
市教育委員会が公表伊那市教育委員会は、重点施策に対する達成状況の点検、評価をまとめ公表した。
これは法律の改正に伴い今回初めて行われたもので、平成19年度の重点施策の達成状況を対象としている。
重点施策は学校教育の充実や生涯学習の振興、文化財の保存活用、スポーツ振興の4分野に分かれていて、内容別に52項目をAからDまでの4段階で自己評価している。
このうち学校教育の充実では、総合的な学習が、「各校特色を生かした取り組みが行われている」としてA評価となっている。
学力向上については、「学力検査などを基に授業改善に取り組み、学習習慣を身に付ける必要がある」としてB評価となっている。
市教育委員会では、これらの結果を検証し地域全体の教育の向上につなげたい竏窒ニしている。 -
伊那市地蜂愛好会総会
伊那市地蜂愛好会は29日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開き、今シーズンの活動をスタートさせた。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や、地蜂を守ることを目的に、平成9年に発足した。
会員は、伊那市を中心に県内各地から集まった約90人。
総会は、会員の交流や技術の向上を目的に毎年開かれていて、今年度の活動方針の決定や、昨年の蜂の巣コンテストで優勝した下諏訪町の藤森政美さんの講演会が開かれた。
藤森さんは「餌は最小限にし、蜂の持つ習性を生かすことや、巣の大きさに合わせて巣箱に新聞紙を入れ隙間を無くし、蜂が温度調節しやすい環境を作る」など飼育のポイントを話していた。
また総会終了後には、シダクロスズメバチの女王蜂が会員に配られた。
今年配られた女王蜂は、全部で約5千匹で例年の3分の1程度となっている。
小木曽大吉会長は、去年取った蜂の巣はどれも、巣の中で女王蜂が育つ巣段がほとんど取れず、女王蜂の取り込みが出来なかったため竏窒ニ話している。
伊那市地蜂愛好会では、今シーズン、蜂を追うすがれ追いの研修会や、秋には恒例の蜂の巣の重さを競うコンテストなどを開く計画。 -
ガリレオ天文クラブ観察学習会
上伊那の小中学生でつくるガリレオ天文クラブは29日夜、2回目の観察会を伊那市のますみヶ丘公民館で開いた。
約40人の親子が参加し、ガリレオが使った物と同じ仕組みの望遠鏡を作り、月や星の観察をした。
望遠鏡は、雑誌の付録でキットになっていて、完成すると長さ約60センチ、倍率は約20倍になる。
子どもたちは、説明書を見ながら時には保護者の手を借り、望遠鏡を組み立てていた。
望遠鏡が完成すると、子どもたちは外に出て星の観察をした。雲が出てきたため数分間だけだったが、観察を楽しんでいた。
この天文クラブは、ガリレオが望遠鏡で星の観察をしてから今年で400年目になることを記念し、2月に発足した。
クラブでは、12月までに16回の講座を開き、ガリレオの行った当時の方法で天体観察をする。
次回は、この日作った望遠鏡を使い、月と土星の観察をする予定。 -
ニホンジカわな捕獲 35頭
南信森林管理所が昨年度、南信地区の国有林で行ったニホンジカの罠による捕獲の結果がまとまった。捕獲できた頭数は全体で35頭と少ない結果となった。
ニホンジカによる食害が深刻化する中、南信森林管理署では平成19年度から、職員自ら罠を仕掛け、シカの捕獲に取り組んでいる。
昨年度は、5市町村9カ所に約120個の罠を設置したが、実際に捕獲できたのはわずか35頭、長谷の浦国有林など2カ所で罠を設置した伊那地区では、約30個の罠を設置したが3頭しか捕獲できなかった。
これは、捕獲を許されている捕獲許可頭数の10分の1にも至っていない。
この結果について南信森林管理署では、「今年は雪が少なく、ニホンジカが歩く道を発見しにくかったため、思うように捕獲頭数も伸びなかった」としている。 -
伊那市手良の火災で住宅と神社全焼
住宅から遺体2日午前10時頃、伊那市手良で住宅と隣の神社が全焼する火事があった。この火事で出火した住宅から遺体が発見された。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市手良中坪の三澤好幸さんの住宅。火は約3時間後に消し止められたが、木造2階建て住宅が全焼した。
この火事で住宅から遺体が発見され、家の中にいたと見られる三澤さんが行方不明になっている。出火時外出していた母親の無事は確認されている。
また、火が東燐の八幡神社に燃え移り神社を全焼した。
神社の中にあった掛け軸などは住民らの手によって運び出されたが、ほとんどの物が損傷した。
伊那署では遺体を三澤さんとみて調べを進めている。 -
上伊那地方出身作家美術展
上伊那出身の作家の作品を一堂に集めた美術展が2日、伊那市坂下のはら美術で始まった。12日まで。
会場には、上伊那出身の画家や彫刻家の作品150点が並んでいる。
これまで、はら美術では伊那市出身の作家の作品を集めた美術展はあったが、上伊那全域の作品を集めたのは今回が初めて。
作品は、県内の四季折々の風景や花、人物を題材にしたもので、地元で活動している作家や、東京で日展の理事をしている作家などそれぞれの作品を見比べることができる。
中でも、上伊那に美術を広めたさきがけともいわれる、伊那市中央区出身でフランス在住の画家安川博さんの作品は、柔らかいタッチが特徴という。
会場1階には、池上秀畝など物故作家の掛け軸や彫刻なども展示している。 -
「伊那さくらマップ」完成
伊那市は桜の花見シーズンに合わせ市内の桜の名所をまとめた「伊那さくらマップ」を作った。
これまで、上伊那全域の桜の名所をまとめたマップはあったが、伊那市独自で作成したのは初めて。
マップはB4サイズ見開きで、これまで観光客にはあまり知られていなかった西町の長桂寺のしだれ桜や、樹齢200年の伯先桜など、市内の桜の名所や名木18カ所を掲載している。
また年間を通して伊那市を訪れてもらうため、桜以外の花の名所や高山植物の紹介もある。
伊那市ではマップを1万部作成し、高遠城址公園で観光客に配るという。 -
「はなまる地域探検隊」中高生が企画・運営へ
週末を利用して子どもたちがさまざまな体験活動をする伊那市の「はなまる地域探検隊」は今年度から、企画、運営を中高生が主体となって進めていくことになった。
2日、伊那市役所に探検隊隊長の伊藤元朗さんと高校生3人、中学生7人が集まり年間事業計画について話し合った。
集まった生徒らは、小学生の時から探検隊に参加したりボランティアとしてサポートしてきた。
「話し合いでは地域に貢献できる活動をしたい」といった声や、「環境問題について取り組みたい」いう意見が出ていた。
伊藤さんは、「子どもたち自身が考え行動することで、さらに成長していってもらいたい」と話していた。 -
南箕輪村消防団に女性幹部誕生
南箕輪村消防団の救護長に田畑の石川明美さんが任命され、県内でも珍しい女性の消防団幹部が誕生した。
1日夜、南箕輪村消防団の任命式が村民センターであった。
救護長に任命されたのは、田畑の会社員、石川明美さん。
石川さんは、20代前半に入団し、10年以上にわたり、積極的に消防団活動を行ってきた。
平成19年度には救護班長、20年度は副救護長を歴任し、今年度は幹部の救護長に任命された。
村消防団によると、子育てが一段落してから再度入団した女性が幹部になるケースはあるが、石川さんのように若いうちから活動を続け、幹部に任命されるケースは県内でも珍しいという。
石川さんがリーダーを務める救護班は、災害時などに救急処置ができるよう訓練を重ねると共に、AEDの使用法などの講習会を開く。 -
南箕輪村中部保育園 入園式
南箕輪村内5つの保育園で2日、入園式が行われ、173人の園児が入園した。
このうち南箕輪村中部保育園では、未満児を含む55人が入園した。
保護者とともに初めて来園した入園児は、肩に黄色いリボンをつけ、緊張した様子で入園式に臨んでいた。
高島みよし園長は、「保育園では友達や先生と楽しく遊びます。元気よく通ってきてください」とあいさつした。
このあと年長の園児らがリズムを披露し、新しい友達の入園を歓迎した。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいた。
村内では、去年よりも36人多い173人が入園していて、全園児数は549人となっている。 -
交通安全活動推進委員委嘱
上伊那地域での交通安全教育やパトロールなどの啓発活動を行う委員の委嘱が3日、伊那警察署で行われた。
地域からの推薦などで選ばれた14人に、伊那署の依田公雄署長から委嘱状が手渡された。
地域交通安全活動推進委員は、道路交通法で定められ、県の公安委員会が依嘱する。
委員は、通学路での安全指導や飲酒運転パトロールなど、交通事故防止のため住民への啓発活動を行う。
依田署長は、「交通事故は年々減少傾向だがまだまだ多い。1人でも犠牲者が減るように活動に尽力していただきたい」とあいさつした。
また、会長に選ばれた伊那市の中村卓甫さんは、「地域の交通安全のために働き、安心できる地域づくりに協力したい」と決意を述べた。
委員の任期は2年。 -
高遠さくらだるま今日から販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは1日から、高遠桜だるまの販売を始めた。
ダルマは、高遠城址公園のさくら祭りの開催に合わせ、伊那市の新たな名物にしていこうと作られたもの。
ダルマには桜が描かれていて、高さ15センチのものが1500円、12センチのものが1200円で販売する。 -
障害者社会就労センター「さくらの家」竣工
施設の老朽化などに伴い改修された伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の竣工式が30日、行われた。市の関係者らがテープカットをして完成を祝った
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高遠町の旧さくらの家の老朽化や長谷のひまわりの家が手狭だったことから2つの施設が移転統合した。
施設の名前は利用者のアンケートから、さくらの家に決まった。
建物は、県の補助金を受け長谷の旧美和診療所を利用し、去年11月から改修工事が進められてきた。
延床面積は328平方メートルで、作業室が3部屋あるほか、休憩室や相談・救護室などがあり、温かみのある施設に改修された。
式の中で、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は、「地域の人達に愛される施設に出来るよう努力していきたい」とあいさつした。
また小坂樫男伊那市長は、「経済状況は厳しいが運営面でも、市としてバックアップをしていきたい」と話していた。
新しいさくらの家の利用者の登録者数は28人で、受注企業は10社となる。
利用者は、自主製品をはじめ製品加工、清掃業務などを行っている。
さくらの家の開所式は4月1日に行われる。 -
KOA入社式
新年度がスタートした1日、企業や行政機関で入社式や辞令交付式が行われた。箕輪町に本社を置く電子部品メーカー・KOA、入社式が行われた。
今年は、去年より3人多い、38人が入社。
向山孝一社長は「世界同時大不況という嵐の真っ只中で、現在、KOAも困難に身を置いている。しかし、創業70年の歴史の中で、為替の大きな変動などを経験し乗り切ってきた。この苦しいときを家族のように一致団結して、強いKOAをつくっていこう」と挨拶した。
KOAは、抵抗器の製造・販売で国内の3分の1を占めているほか、国内外の関係会社で4000人近くを雇用している。
ここ5年から10年くらいの間に2割を自動車産業にシフトしてきたが、不況のあおりを受け、影響も出ている。
新入社員は「地域や環境を大切にする会社に入社できてよかった。どんなことにでも全力を尽くしたい」などと、一人ひとり自己紹介した。
入社した38人は今後、ビジネスマナーや会社の歴史などについて研修を受けるほか、2ヶ月の実習を経て、6月に正社員として登用される予定。 -
伊那市で新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日、伊那市では、新規職員辞令交付式があった。新しく入った職員一人一人に、小坂樫男市長から、辞令が手渡された。
小坂市長は「若い人の力に期待している。早く職場に慣れ初心忘るべからずという気持ちを持って職務にあたってもらいたい」と訓示。
また、保健福祉部社会福祉課に配属された有賀智美さんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性7人、女性6人が採用となり、男性2人を含む5人が保育士、保健師が3人、一般職が5人となっている。 -
箕輪町でワークシェアリング始まる
労働時間の短縮により、より多くの人で仕事を分け合う「ワークシェアリング」を導入する箕輪町では、今年度20人の臨時職員を採用した。
今年度新たに臨時職員として採用されたのは、26歳から64歳までの、男性1人、女性19人の合わせて、20人。
町では、事務処理などの業務を臨時職員が担当することで、正規職員が本来するべき仕事を見直し、組織の体質強化や改善に繋げたいしている。
また、景気が悪化する状況で、ワークシェアにより、町民の雇用創出の機会に、繋げたいとしている。
臨時職員の人件費は、正規職員の残業代や特別職の報酬削減、国の補助などから創出する。
町では、ワークシェアにより、住民サービスが向上すれば、今後も積極的に進めていきたいとしている。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、市や県などの関係者およそ100人が集まった。
市では当初、公園開きを今月4日に予定していたが、長野地方気象台の開花予想日が2日だったことから、予定を早め、この日公園開きを行うことにした。
小坂樫男伊那市長は「花見客向けの弁当の開発や、まつり期間中のおもちゃ博物館の開催など、経済効果を見込んだ新たな取り組みが始まっている。全国から多くの人が訪れることを期待している」とあいさつした。
また、伊那市の琴同好会の演奏もあり、公園開きに花を添えた。
公園開きではほかに、高遠町の保育園児らが桜雲橋をわたり、さくら祭りの始まりを祝った。
園内におよそ1500本あるタカトオコヒガンザクラは県の天然記念物に指定されている。
昭和58年、1983年に有料化となって以来、去年までに累計でおよそ705万人が訪れている。
公園を管理している伊那市では、桜の開花を4日ごろ、また見ごろは10日前後と予想している。