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野生鳥獣保護管理対策協議会
上伊那野生鳥獣保護管理対策協議会が13日開かれ、農作物などへの被害を減らすために行っているニホンジカの捕獲、個体数調整の来年度目標数などを決めた。
農作物への食害が深刻となっているニホンジカについては、適正な生息数に近付けるため、来年度も個体数調整を行う。捕獲の計画数は、例年と同じ1240頭。
また、ニホンザルも農作物に被害を与えているサルを選別して、個体数調整する。計画数は200頭。
そのほかにも、農家を対象により実践的な獣害対策の研修を行ったり、防護柵の設置を拡充し、農作物への被害を減らしたい竏窒ニしている。
今年度は、1月末現在で約750頭のニホンジカが個体数調整で捕獲されている。 -
伊那中央病院でトリアージ訓練
伊那中央病院の医師らは13日夜、大規模災害の発生時、短時間に多くの患者を診療するための訓練を行った。
訓練は上伊那地域唯一の災害拠点病院として、緊急時の対応を身につけようと行われ、医師や看護士、事務職員など約130人が参加した。
行ったのはトリアージ訓練。
トリアージは、同時に多数の患者が出た場合に、迅速に診療し治療の優先順位を判断することをいう。
中央自動車道で事故が発生し、ケガ人が一度に多数出たという想定で、15人の患者に対して医師、看護士、記録員の3人1組のチームで診療した。
最初に医師が患者の優先順位を判断し、続いて看護師と記録員が順位ごとに色分けされたタグを患者の手首につけた。
参加したある医師は、「現場では訓練以上の混乱が予想される。体験することができて良かった」と話していた。
指導にあたった地域救急医療センターの北澤公男部長は、「普段できない体験をしてもらえたので良かった。1度でも訓練をしていることで現場での対応も違ってくると思う」と話していた。
今年秋には長野県の防災訓練が伊那市を会場に行われる予定で、伊那中央病院も災害拠点病院として参加することになっている。 -
アマランサス研究会活動報告
アマランサスを活用した地域振興を目指す「伊那地域アマランサス研究会」の平成20年度活動報告会が14日、伊那商工会館で開かれた。
「伊那アマランサス物語2009」と題した報告会では、今年度から始まった保育園での食育活動や、小学校の総合学習についての事例発表があった。
美篶小学校の3年2組は、アマランサスの栽培や、原産国の一つ中米の国グアテマラの子どもたちとの交流などこれまでの活動をまとめ発表した。
報告会では、子どもたちが収穫したアマランサスや、実を使ったお菓子の販売が行われた。
ある児童は、「クラスや地域の人達の協力で、アマランサスでお菓子を作る夢がかない嬉しい」と話していた。
報告会では、このほかに研究会の部会ごとの発表もあった。
来年度は、機械で収穫した実からゴミを取り除く実験や、桜色の花が咲くアマランサスの品種の開発が進めらていることなどを報告した。
伊那地域アマランサス研究会の登内英夫会長は、「活動3年を終え課題も見えてきた。来年度は栽培技術の向上と栽培面積の拡大を目指し、地域に愛されるアマランサスとなるよう活動を進めたい」と来年度に向け抱負を話していた。 -
伊那市議会閉会
伊那市議会3月定例会は13日、閉会した。
委員長報告と採決が行われ、292億8400万円の平成21年度一般会計予算案を含む36議案を原案通り可決した。 -
巣立ちを前に各地で贈り物
卒業式を目前に迎え13日、地域から卒業生や園児たちにプレゼントが届いた。
南箕輪中学校では、村のボランティア連絡協議会のメンバーらが、卒業しても地域のことを忘れないでほしい竏窒ニ願いを込めて作った「愛の鈴」を、卒業生133人に贈った。
これは、10年以上前から南箕輪村で行われているもので、鈴は村のボランティア関係者が、一つひとつ手作りした。
連絡協議会の丸山博志会長は、「卒業しても村のことを忘れず、健康に育ってほしいとの願いを込めた。大事に使ってほしい」と話した。
また、卒業生代表の清水李野さんは、「地域のみなさんから学んだことを、今後の生活にも生かしていきたい」と話した。
南箕輪中学校の卒業式は17日に行われる。 -
いじめ根絶記念講演会
伊那市の西箕輪中学校で13日、いじめに関する講演会が開かれた。体育館には、生徒のほか保護者などが集まった。
講師には、高校時代いじめにあった経験がある、元プロ野球日本ハムファイターズの投手今関勝さんを迎えた。
西箕輪地区は今年度、文部科学省の「いじめ対策緊急支援総合事業」のモデル地区として指定を受けている。
中学校では1年間、いじめに関するアンケートをはじめ全校での討論会などを行ってきた。
今関さんは、いじめに遭い高校を中途退学した経験を話し、「何万人もの前で野球をしてきた自分でも、いじめられていたと言えるようになったのはほんの2年ほど前。いじめによる心の痛みは消えないもの」といじめの辛さを説明した。
また、「野球という目標があったから立ち直れた」と話し、「夢に向かって行動することで自信が持て、心の支えにもなる。何でもいいから夢を持ち、行動を起こしてみてください」と呼びかけた。 -
てんつくマン講演会
元吉本興業のお笑いタレント「てんつくマン」による講演会が12日夜、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は伊那青年会議所が開いたもので、会場には約300人が集まった。
「てんつくマン」という名前には、天国を創るという意味があり、吉本興業を退社したのち、夢だった映画製作に取り組んできた。
講演では映画を創るための資金集めで苦労したことなどをユーモアを交えながら話していた。
てんつくマンさんは、製作した映画をスライドで見せながら、「夢はあきらめてはいけない。成功した人たちの全ては、最後まで諦めなかった人たちだ」と話していた。 -
南箕輪村議会閉会
南箕輪村議会3月定例会は13日、委員長報告と採決が行われ、19議案すべてが原案通り可決された。しかし、来年度一般会計予算の一部で、条例に抵触するため、予算の執行を一部凍結するという異例の対応をとることとなった。
問題となったのは、一般会計予算に計上されていた職員の給与の昇給に関する部分。
南箕輪村では、国家公務員の給与との整合をとるため、職員給与の抑制をしてきたが、今年1月から抑制をやめることとし、本年度の補正予算と来年度予算に必要経費を計上していた。
村では、職員の能力に応じて給与の引き上げを行う人事評価制度を導入しているため、給与の抑制を解除すると条例に抵触することになる。
これを受け村では、職員給与の昇給にかかわる来年度予算の執行を凍結することとした。
また、すでに職員に支払われた分は返済させる方針。
予算案は採決の結果、賛成多数で可決された。
凍結される予算は約620万円、関係する対象職員は約70人となっている。 -
中央区救助支援隊が住宅用火災警報器取付け
伊那市中央区の住民でつくる自主防災組織、中央区救助支援隊は14日、地区住民の家に住宅用火災警報器を取り付けた。
支援隊のメンバー3人が、依頼のあった家を回り火災警報器の取り付け作業をした。
支援隊は今年1月、地区の760世帯を対象に防災アンケートを行った。
その結果、回答のあった524世帯のうち、火災警報器をつけていない家庭が7割となる359世帯あった。
救助支援隊は地区の防災力を高めようと、住民から警報器の注文を取り、取り付け依頼のあった家庭を回った。
メンバーに取り付け依頼をした男性は、「自分では天井に手が届かないのでありがたい。これまでよりも安心して生活できそう」と話していた。
作業を行ったメンバーは、「少しでも地区住民の安心につながればうれしい」と話していた。 -
伊那中で3年生を送る会
伊那市の伊那中学校で11日、3年生を送る会が開かれ、在校生が先輩達の新たな旅立ちを祝った。
3年生を送る会は、生徒会が中心となって卒業を祝おうと毎年開いている。
1、2年生は、卒業生の旅立ちを祝い、これまで練習してきた歌を披露した。
また生徒会からは、3年間を振り返るスライドが披露され、卒業生は画面を見つめ思い出を振り返っていた。
在校生の出し物が終わると、卒業生がお返しに歌を披露した。
今年度の伊那中学校の卒業生は157人で、今月17日に卒業を迎える。 -
前長衛荘管理人に感謝状
10年間にわたり南アルプスの登山小屋「長衛荘」の管理人を勤めてきた箕輪町の小松さん夫妻に11日、伊那市の小坂樫男市長から感謝状が贈られた。
この日は、平成11年度から南アルプス北沢峠にある長衛荘の管理人を勤めてきた小松喜代男さん、志さ美さん夫妻が伊那市役所を訪れた。
小松さん夫妻は今年度までの10年間、4月下旬から11月に南アルプスを訪れる多くの登山者をもてなしてきた。
今年度で管理人を引退することになったが、長年の活動を通して南アルプスの山岳観光に貢献したとして、今回感謝状が贈られた。
長衛荘はこれまで伊那市が運営してきたが、来年度からは伊那市観光株式会社が運営することになっている。 -
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
戸草ダム建設など整備計画で意見交換伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が12日、伊那市役所で開かれ、戸草ダム建設を盛り込んだ天竜川水系河川整備計画の修正案について、国土交通省と意見交換した。
対策協議会の委員や国土交通省天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長らが出席し意見を交わした。
修正案では、戸草ダムについて「今後の社会経済情勢等の変化に合わせ、新たな利水計画との調整等を行いつつ、建設実施時期を検討する」としている。
委員からは、「経済情勢の変化に合わせ、とあるが、自然条件は考慮しないのか」「利水ができないとなった場合は、治水単独のダムでも建設するのか」といった質問があった。
これに対し伊藤所長は、「社会経済情勢等としているので、この中に自然条件も含むと考えている」「治水単独では、経済情勢から予算がつきにくく厳しいので、発電などの利水ができるよう調整し、なるべく多目的ダムにしたい」と答えていた。
対策協議会会長の小坂樫男市長は、「30年の計画の中で着工できると理解している。住民の安心・安全のため早急に計画を作ってほしい」と話していた。
国交省では近々、整備計画案をまとめたものをHPなどで公表し、村井県知事の意見を聞いた後、正式に計画を策定する予定。 -
大芝高原味工房が竣工
15日オープンへ南箕輪村大芝高原内に建設が進められてきた味工房が完成した。
村や関係者が参加して12日、竣工式が行われた。
新しい大芝高原味工房には、パン、アイスクリームなどの工房や売店、軽食喫茶、足湯などを設けた。
村で取れた安心安全な農作物を使った商品を製造販売している村の女性たちでつくる「味工房の会」も、竣工を喜んだ。
この日は見学会も行なわれ、参加者が早速足湯を楽しんでいた。
施設は木造平屋建て、延べ床面積は約500平方メートル。総事業費は約1億7千万円。
南箕輪村の唐木一直村長は、「大芝高原の新たな玄関口として、また南箕輪村のブランドを発信する場所として、活用していきたい」と話していた。
新しい味工房は15日にオープンし、割引サービスなどがある。 -
南箕輪村長選挙立候補届出手続き説明会
出席は現職の1派のみ任期満了に伴い4月7日告示の南箕輪村長選挙の立候補届出手続き説明会が12日、村役場で行われた。
説明会には、すでに出馬を表明している現職の唐木一直氏の一派のみが出席し、注意事項や書類の取り扱いなどについて説明を受けた。
南箕輪村長選挙については現在、現職が立候補を表明しているのみで、ほかに表だった動きは出ていない。
村長選挙は、26日に立候補届出書類など事前審査が行われ、4月7日告示、投開票は4月12日となっている。 -
中小企業助成金セミナー
伊那商工会議所は12日、中小企業を対象とした雇用の助成金についてのセミナーを伊那商工会館で開いた。伊那市内の中小企業の経営者など30人ほどが参加した。
セミナーでは、中小企業緊急雇用安定助成金について説明があった。
この助成金は、世界的な金融危機により経営が悪化し、事業を縮小することを余儀なくされる事業所に対し、雇用する労働者を休業させる際などの手当てや給料を助成する。
伊那公共職業安定所によると、助成を受けるために必要な休業などの計画についての事前届出件数は、この助成金制度が開始された去年12月から今年1月末現在までに98件あった。
また2月に入り、届出件数は急増したという。 -
森林づくり上伊那地域会議
森林税の活用方法などを検討する森林づくり上伊那地域会議が11日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、今年度行われた森林整備の実施状況などの報告があった。
会議には、林業関係者や一般から選ばれた委員8人が出席した。
森林税を活用して今年度中に行われる里山整備事業では、伊那市75ヘクタール、箕輪町18ヘクタール、南箕輪村5ヘクタールで間伐が行われる見込みとなっている。
また、個々で所有している森林を地区ごとに集約し間伐を進める事業では、市町村ごとにモデル地区を設定し、それぞれ森林の集約化を進めてきた。
その結果、伊那市の7地区125ヘクタール、箕輪町の2地区29ヘクタール、南箕輪村の1地区6・5ヘクタールで森林を集約することができ、今後、間伐を進めるための合意形成ができた。
この日の会議では、問題点として「作業員が不足しているため、間伐を実施したくても、それに作業が追いついていくのが難しい」「実際山から木材を搬出するには、作業道の整備も必要不可欠。インフラ整備が進まなければ、森林整備も進まない」とする意見が出た。
この日出た意見を受け、県では、森林税の今後の活用方法を検討していく予定。 -
わんぱく親子塾イチゴ狩り
伊那市内の未就園児を対象とした子育て教室「わんぱく親子塾」の参加者が11日、イチゴ狩りを楽しんだ。
この日は西箕輪のみはらしいちご園で、未就園児とその保護者約70人が赤く実ったイチゴを味わった。
イチゴ狩りは、西箕輪公民館が伊那市の親子を対象に毎月開いているわんぱく親子塾の一環で行われた。
わんぱく親子塾は、季節の野菜づくりや収穫などを地域で体験してもらおうと、さまざまなイベントを企画している。
子どもたちは、口に入らないくらい大きなイチゴをおいしそうにほおばっていた。
参加したある母親は、「地域でイチゴ狩りができて、子どもも楽しんでいるようなのでとても良かった」と話していた。
今年度のわんぱく親子塾は終了し、来月から新年度のわんぱく親子塾が始まる。 -
高遠中3年の西村竜馬君 アルビレックス新潟ユースへ
伊那市高遠中学校3年の西村竜馬君が、今月末からプロサッカー選手になるための第一歩を踏み出す。
西村君は去年8月、Jリーグに所属するアルビレックス新潟のユースクラブへの入団テストに合格した。
身長182センチ、体重68キロで、体格の良さと足の速さが自慢のフォワード。
上伊那の中学生を対象としたサッカークラブMACサルトに所属していて、週に3日練習している。
10日夜も、チームメイトと共に伊那中学校の体育館で汗を流していた。
MACサルトの松崎晃二郎監督は、「体格と運動能力に恵まれた選手。日本のトップリーグで活躍できるよう頑張ってほしい」と話した。
西村君は今月22日にクラブ近くの寮に入り、通信制の高校に通いながらJリーグでの活躍を目指し、練習に励む。 -
青少年育成会表彰
伊那市の伊那合同庁舎で11日、青少年連絡協議会の表彰が行われた。
この表彰は、子ども会やその活動で功績のあった人たちをたたえようと、上伊那地方青少年育成会連絡協議会が行っている。
今回表彰を受けたのは、伊那市の本郷康人さん、北原あさ子さん、平澤秀子さんの3人。
本郷さんは、長年、高遠地区青少年育成会理事として高遠スポーツ少年団の野球指導や有害環境チェック活動、また街頭補導などを行ってきた。
北原さんは、高遠地区青少年育成会厚生部長などを務め、子どもたちの安全対策などで指導力を発揮してきた。
平澤さんは、坂下区仲町の育成会員として地区行事を積極的に行ってきた。 -
箕輪町写真コンテスト審査会
推薦は小林謙久さん(伊那市)の「家族で楽しむ!」箕輪町の観光スポットや地域の行事などを題材にした写真コンテストの審査会が12日、箕輪町文化センターであった。
このコンテストは、写真を撮ることで箕輪町の自然や文化を知ってもらい、観光振興に役立てようと箕輪町観光協会が毎年行っている。
審査は町の関係者が行い、配色や構図などを作品ごと確認していた。
今年は、箕輪町や県内を中心に東京、神奈川、愛知など県外を含め32人から122点の応募があった。
作品は、上古田の赤そば、松島のイルミネーション、中曽根の桜、もみじ湖などが多く寄せられたが、今年は、無量寺の豆まきや八乙女の水路橋など、より地域に親しみのある行事や文化を捉えたものが例年より増えたのが特徴。
審査の結果、最優秀賞となる推薦には、伊那市の小林謙久さんの作品「家族で楽しむ!」が選ばれた。早朝の上古田スケート場の様子を撮影したもので、朝の太陽の光を上手く利用し、人物を立体的に写し出した点などが評価された。
入賞作品は、町のパンフレットや広報誌に掲載し観光PRに活用されるほか、23日から4月3日まで箕輪町役場正面玄関に展示する。 -
美篶小を守り育てる会に帽子など寄贈
伊那市の美篶交通安全協会は12日、児童の見守り活動をしている「美篶小学校を守り育てる会」に、校外指導で使う帽子などを贈った。
美篶小学校で贈呈式が行われ、交通安全協会の黒河内浩会長が北原寛校長に目録を渡した。
今回贈られたのは、帽子のほか、行事などのときに案内に使う交通表示板2つ、通行止めなどを示す通行標識4つ。
黒河内会長は、「子どもたちが無事に学校に通えるように使ってもらいたい」と話した。
守り育てる会は、地域の各団体の役員らで組織していて、通学路の安全確保や、いじめ防止などさまざまな活動をしている。
北原校長は、「すぐに活用して子どもの交通安全意識を高めたい」と話していた。 -
イーナちゃんハンドタオル完成
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」のハンドタオルが完成した。
桜を身にまとった新しいイーナちゃんのキャラクターグッズは、2月に発売したピンバッジに続いて2つ目。
ハンドタオルは縦・横25センチの正方形で、縁取りが青色と緑色の2種類ある。
1枚400円で、9日から市役所売店や長谷の南アルプスむら、みはらしファーム内のとれたて市場などで販売している。 -
高校入試後期選抜
県立高校の後期選抜試験が10日、実施された。
箕輪町の箕輪進修高校では、朝8時頃から制服姿の受験生が会場に訪れていた。
県教育委員会によると、平成21年度の後期選抜の試験を受験したのは長野県内の全日制で1万1787人で平均倍率は全日制が1.04倍、定時制が0.32倍、多部・単位制は1.07倍。
また、野沢北高校で英語のリスニングの音声トラブルがあったが、第3通学区では混乱なく試験を試験を終えたという。
合格発表は3月19日に行われる。 -
振り込め詐欺防止に貢献したアルプス中央信用金庫高遠支店と八十二銀行伊那支店に感謝状
振り込め詐欺による被害を未然に防いだとして、アルプス中央信用金庫高遠支店と八十二銀行伊那支店に8日、伊那警察署から感謝状が贈られた。
この日は、アルプス中央信用金庫の唐沢信彦支店長と八十二銀行の滝沢亮伊那支店長が伊那警察署を訪れ、篠田彦雄署長から感謝状を受け取った。
あるしんは昨年10月、利用者から金融庁の職員を名乗る男に「キャッシュカードを騙し取られた」との連絡を受け、カード利用を停止。その後、警察に通報した。
早期対応で被害を防ぎ、カード詐欺をしていた男は、警察に検挙された。
また、八十二銀行では、先月「弁護士費用として50万円振り込むよう裁判所からハガキが来た」とする利用者の話を聞いた行員が不審に思い、警察に通報。警察が事情を聞いたところ、振り込め詐欺と判明し、被害を防いだ。
伊那警察署の篠田署長は「定額給付金の支給に伴い、新たな詐欺も出ている。お金を払う場合は、自分で電話や訪問し確認をするよう注意してほしい」と話していた。 -
カワウ一斉駆除
天竜川漁業協同組合は8日、カワウの一斉駆除を箕輪町の天竜川で実施した。
カワウの駆除は天竜川漁業協同組合が、ウグイを守るために5年前から実施している。
この日は箕輪町猟友会のメンバーおよそ40人の協力のもと、カワウ8羽を駆除。メンバーは2班に分かれ、50メートルから100メートル置きに立ち、カワウを狙い撃った。
箕輪町猟友会の小林弘人会長は「会員の高齢化や減少は進んでいるが、猟友会にしかできない仕事もある。少しでも世の中の役に立つよう協力していきたい」と話していた。
カワウの駆除は、2月16日縲・月31日まで実施する。 -
春闘上伊那地区連絡会総決起集会
2009春季生活闘争上伊那地区連絡会総決起集会が9日夜、伊那市で開かれ、組合員の雇用確保を重点に今春闘を戦い抜く意思を固めた。
総決起集会には関係者600人が出席した。
上伊那地区連絡会は、連合長野上伊那地域協議会や上伊那地区労働組合会議などで構成している。
総会の中で連合上伊那地域協議会の竹内啓剛議長は、「100年に1度と言われる不況は経験したことがない。経験がないからこそ原点に戻って、ものづくりはひとづくりという旧来の日本的社会構造の良い点を発展的に伸ばしていかなければならない」とあいさつした。
また、中小企業労働者、非正規労働者などあらゆる労働条件の格差の底上げ、ワーク・ライフ・バランスの実現に向け労働時間の短縮などを目指すアピール宣言を採択した。
上伊那地区連絡会では上伊那地区全体の底上げを目指し、一丸となって行動していくことを確認した。 -
南ア ジオパーク認定証伝達
貴重な地質などがある自然の中の公園、ジオパークに認定された南アルプス・中央構造線エリアの関係市町村に10日、認定証が伝達された。
富士見町の矢嶋民雄町長をはじめ、大鹿村、飯田市の関係者に、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会会長の小坂樫男伊那市長が認定証を伝達した。
認定は、日本の公式認定機関、日本ジオパーク委員会が行った。
ジオパークは、貴重な地層、断層などを含む自然の公園で、地質の研究などに活用される場所。現在国内の7カ所が認定されていて、南アルプス・中央構造線エリアは、プレート沈み込み帯の過去から現在までのさまざまな地質現象が特長竏窒ニして認定された。
また、今回認定を受けた7カ所を中心に、日本ジオパークネットワークも設立されたという。
小坂市長は、「世界遺産登録へのステップになった。いずれは南アルプス全体をジオパークに申請したい」と話していた。 -
新ごみ中間処理施設の用地に関する北新区民懇談会
上伊那広域連合が計画している新ごみ中間処理施設の用地に関する懇談会が9日夜、北新公民館で開かれた。
懇談会には住民約30人が出席し、施設候補地を富県の桜井天伯水源付近と決めた用地選定委員会の協議の進め方などについて、住民から質問が出された。
懇談会ではほかに北新区の倉澤松男区長から、ごみ処理施設の現状を知るため先進地の現地視察をしてみてはどうか竏窒ニいう提案があった。
視察を実施するかどうかについては、今月末に開かれる北新区新ごみ中間処理施設対策委員会で協議し決定する。 -
親子わんぱくランド09開催
子どもたちが工作や遊びを楽しむ親子わんぱくランドが7日、南箕輪村民センターで開かれた。
これは、子どもたちにキーホルダー作りやわたあめ作りなどさまざまな体験を楽しんでもらおうと、南箕輪村教育委員会などが開いた。
わんぱく選手権では、1分間に投げたお手玉をお玉でキャッチできた数を競った。
また抹茶体験コーナーでは、親子が指導者に教わりながら点てた抹茶を味わっていた。
子どもと参加したある保護者は、「子どもが自分で体験をすることができる良い機会になったと思う」と話していた。 -
伊那中央病院が地域周産期母子医療センターの認定受ける
県は9日、伊那市の伊那中央病院を、県内で7番目となる地域周産期母子医療センターに認定した。
これは「出産などに関わる比較的高度な医療提供ができる」病院を、認定するもの。
産科医不足のため、伊那中央病院は昨年4月から、分娩をあつかえる上伊那唯一の公立病院となっている。
こうした状況を受け同院では、地域の人たちに少しでも安心してお産をしてもらおうと、地域周産期母子医療センターの認定申請をしていた。
伊那中央病院には現在、産婦人科医7人、小児科医4人が在籍しており、妊娠、分娩、分娩後の対応に当たっている。
また、24時間体制でリスクの高い出産に対応したり、早産で生まれた未熟児への対応もしている。
病院関係者は「指定を受け、改めて地域の安心、安全なお産を担う立場となった。責任を持って病院運営をしていきたい」と話していた。
また、伊那中央病院は2月23日付で、厚生労働省から地域のがん診療の中核病院となる「がん診療連携拠点病院」に指定されている。
指定期間は4月1日から来年の3月31日までで、県内では8カ所目の指定となる。