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南箕輪村特別職報酬 白紙諮問
南箕輪村の唐木一直村長は21日、村の特別職報酬審議会を開き、村長などの給料や議員報酬の改定について白紙諮問した。
唐木村長はあいさつの中で、「近隣との均衡も考慮し適正な額を決定いただきたい。大変厳しい不況が続いていることも考慮いただけるとありがたい」と話した。
審議会は委員8人で構成していて、会長に村社会福祉協議会会長の堀深志さんを選出した。
昨年度は、村長、副村長、教育長は給料月額から一律5%の減額。議員報酬については減額措置をしていない。
審議会は22日、答申を予定している。 -
あるしん景気動向まとめ
「景気悪化」8割が回答アルプス中央信用金庫は、上伊那地区の中小企業の景気動向をまとめた。8割を超える企業で景気が悪化していると回答していることがわかった。
この調査は、あるしんが上伊那地区の企業を対象に行っているもので、回答のあった企業の約200社のうち今年1月から3月の景気について85.4%が「悪かった」と回答していて、前期より17.4ポイント増えている。
また製造業、建設業など全ての業種で悪化幅が拡大していて、特に卸売業は100%の企業が「悪い」と回答する深刻な状況となっている。
また4月から6月の見通しについても悪いとする企業は8割を超えていて、引き続き厳しい予想となっている。 -
プレミアム付き商品券5月に販売
伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那の3者は、販売額に一定の金額を上乗せした商品券「プレミアム付き商品券」を5月に販売する。
21日、伊那商工会館で商品券販売について会見が開かれた。
プレミアム付き商品券は、地域の活性化や消費拡大につなげようと、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那が発行する。
商品券は10%のプレミアム付きで、11枚綴り1万1千円分を一万円で購入できる。
3万セット、総額で3億円分販売する予定で、プレミアム分は3千万円となる。
3千万円は、半分の1,500万円を伊那市の補助金で、残りの半分は販売元の商工会議所、商工会、JA上伊那、また商品券に参加する店などが負担する。
商品券を使える店は、発行する3団体に加入している事業所で、参加店についてはこれから募集し、400店ほどを見込んでいる。
商品券の販売は5月30日を予定していて、販売元の3団体がそれぞれ窓口を設けて販売する。 -
南箕輪村民体育館に卵投げつけられる
19日午前7時半ごろ、南箕輪村村民体育館に生卵が投げつけられていることがわかった。
場所は村民体育館の玄関付近で、卵は10個程度投げつけられたものと見られ、玄関の扉などに卵のしみが付いている。
村民体育館を管理している唐沢登さんが発見した。
村では、伊那警察署などに依頼し、パトロールを強化する考えで、「みんなの施設なので、大切にきれいに使ってほしい」と話していた。 -
南箕輪村区長会長 沢尻区の上野勲雄さん
南箕輪村の今年度初の区長会が20日、役場で開かれ、区長会長に沢尻の上野勲雄さんを選んだ。
話合いにより今年度の区長会長を選出。上野さんは「各区長の協力を得て1年間しっかりと仕事をしていきたい」と話していた。 -
ポレポレの丘プレオープン
四季を通じてさまざまな花が楽しめる伊那市高遠町のポレポレの丘が29日、リニューアルオープンする。
19日はプレ・オープンとなり、園が開放された。
ポレポレの丘は、桜の時期だけでなく通年で楽しめる花の名所を高遠町につくろうと、信州高遠花摘み倶楽部が2005年から始めた。
遊休農地だった土地2.5ヘクタールを活用し、60種類以上の花や木を植えている。
ポレポレの丘では現在、花壇を無償で貸し出すマイガーデン制度を取り入れているほか、見せる野菜作りにも取り組んでいる。
ハーブなど香りの強い花と野菜を共に植えると、防虫などの効果があるということで、無農薬で野菜を栽培している。
今回新たにカフェや、犬が走り回ることができるドックランスペースを設けた。
カフェでは、公園内で栽培された野菜や果物を使ったケーキやハーブティーなどを提供する。
プレ・オープンには関西などから観光客が訪れていて、花の香りを楽しんでいた。
赤羽久人理事長は、「見る、作る、食べるとさまざまな形で楽しめる。のんびり、ゆったりと1日いても楽しんでもらえると思う」と話していた。
カフェなどは29日にオープンする予定で、29日からは入園料大人300円となる。 -
春らんまんのみはらしまつり
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で19日、「春らんまんのみはらしまつり」が行われた。
オープン10周年で特別企画などが用意され、特産品の販売や各種イベントが行われ、にぎわった。
会場には、木曽の特産品や静岡県の海産物の販売所が設けられ、伊那の名物ローメンには行列が出来ていた。
また10周年の特別企画として、ダチョウの卵10個分の重量あてクイズが行われ、親子連れが重さを確認し、クイズに挑戦していた。
特別企画としてジャンケン大会も行われ、勝ち残った人には、米やイチゴなどの景品が贈られた。
今年は天候がよく、またETCの利用などもあって、例年より千人多いのべ6千人が訪れたという。 -
手良運動会
伊那市手良で19日、地区運動会が手良小学校で開かれ、地区住民が汗を流した。
手良地区は、人口約2400人だが、その3分の1にあたる800人ほどが参加した。
手良地区を構成する4つの地区の対抗戦になっていて、幼児からお年寄りまでさまざまな年代が楽しめる種目が用意されていた。
むかで競争では、12人が一組になってグラウンドを半周した。息が合わずに転んでしまうチームもあったが、会場からは大きな声援が送られていた。
大会の結果、今年は八ツ手地区が優勝した。 -
第5回いな歌謡祭
伊那市などのカラオケ教室の生徒が練習の成果を披露する「いな歌謡祭」が19日、いなっせで開かれた。
いな歌謡祭は、伊那地域のカラオケ教室に通う生徒が練習を披露する場として開かれていて、今回で5回目。
今回は伊那市を中心に60人ほどが参加し、歌や踊りなど58曲を演奏した。
会場には、家族や友人など延べ500人ほどが駆けつけ、歌声に耳を傾けていた。
参加者らは、袴や着流し、ドレスなどに身をつつみ、自慢の歌声を披露していた。
主催するJAC・歌謡アカデミー代表の今井ひろしさんは、「みんな年々上手になっている」と話し、歌謡祭の成功を喜んでいた。 -
南箕輪小で1年生を迎える会
南箕輪村の南箕輪小学校で20日、1年生を迎える会が開かれ、ゲームなどをして交流を深めた。
会ではまず、上級生の拍手の中、6年生に連れられ1年生118人が会場に入場した。
児童会長の池田大也君が、「早く学校生活になれ、友達をたくさん作って下さい」と新入生に呼びかけていた。
続いて全校児童でゲーム「猛獣狩りに行こう」をして交流を深めた。
このゲームは、近くにいる人達で指定された人数のグループを作る。子ども達はグループを作ると、名前や好きな物など自己紹介していた。
また、6年生から1年生に手作りのメダルがプレゼントされ、新1年生はお兄さん、お姉さんからの贈り物を喜んでいるようだった。 -
中川村長選挙 曽我逸郎氏が再選
任期満了に伴う中川村長選挙は19日投票が行われ、即日開票の結果、現職の曽我逸郎さんが三つどもえの争いを制して再選を果たした。
無所属で現職の曽我さんは、「村を売り出し、村民が活躍できる舞台を整えた」として一期目の実績をアピールし、2140票を獲得した。
前の伊那教育事務所長で無所属新人の宮木由博さんは、1208票、前の村議会議員で無所属新人の斉藤登さんは248票だった。
投票率は85.34パーセントで、全回の選挙を0.64ポイント下回った。 -
伊那市在住の4人が写真展
伊那市在住の4人による写真展が21日まで、伊那市のいなっせで開かれている。
「The power of phot」と題した展示会は、風景写真とは違った個性ある写真を多くの人達に見てもらおうと開かれた。
会場には、子供たちの笑顔を写したものや1979年から1983年にかけてモロッコの人達を撮影した写真など70点を展示している。
このうち池上芳貴さんは、デジタルカメラではなく、フィルムカメラで撮影しパソコンでプリントした作品を出品。どれも市内を中心に撮影したもので、人の足や顔などがモノクロで表現されている。
代表の池上さんは、「4人それぞれの個性ある写真を見てほしい」と多くの来場を呼び掛けている。 -
松島神社例大祭で浦安の舞奉納
箕輪町松島区にある松島神社で18日、例大祭宵祭りが行われ、小学生が浦安の舞を奉納した。
浦安の舞は、地元の小学6年生12人が2組に分かれ奉納した。
子どもたちは、巫女の衣装を身にまとい、これまでの練習の成果を見せていた。
松島神社では、約70年前から浦安の舞が奉納されていて、親子2代にわたり舞姫を務めた人もいるという。
境内を訪れたある女性は、「昔、舞姫をした時のことを思い出す。今年も素晴らしい舞でした」と話していた。
この日は、家族づれなど多くの人が境内に集まり、春祭りを楽しんでいた。 -
伊那小4年生が伊那ケーブルテレビを探検
伊那市の伊那小学校4年忠組が21日、伊那ケーブルテレビを探検に訪れた。
クラス替えで4月から新メンバーとなった忠組は現在、今後、総合活動の時間にどんなことをするかを考えている。
その中で、自分たちの住む町にある会社や商店に何らかのヒントがあるのではないかと、町を探検することにした。
伊那ケーブルテレビを訪れた子どもたちは、映像が各家庭に届くまでにどんなことが行われているのか、説明を受けながらさまざまな機材を見学した。
また、実際にアナウンスも体験した。
忠組では、探検の中で発見したことを参考にしながら、今後、総合活動の時間にどんなことに取り組んでいくか考えるという。 -
山火事予防パレード
春の山火事予防運動にあわせ21日、山火事予防パレードが上伊那で行われた。
パレードは、上伊那地方事務所や南信森林管理署、市町村などが合同で行うもので、この日は上伊那地域のうち辰野町から伊那市の地域を巡回した。
パレードでは、風が強い時や乾燥している時に焚き火をしないこと、たばこの吸い殻を投げ捨てないことなどを呼びかけた。
上伊那地方事務所管内での今年の林野火災の発生件数は、4月20日現在5件で、去年1年間の発生件数7件に迫っている。原因は焚き火とたばこが多くなっている。
上伊那地方事務所では、「連休中は山菜採りで山に出かける機会も増える。たばこの始末などに注意してほしい」と呼びかけている。 -
伊那路観光連盟総会
上下伊那の市町村や観光施設などでつくる伊那路観光連盟の総会が20日、伊那市役所で開かれ、今年度は全国の旅行会社やメディアを招きPRしていくことなどを確認した。
総会では、平成20年度の事業報告や今年度の事業計画を承認した。
長野県は県内の市町村などと連携し全国のJRを通じて信州をPRするキャンペーンを来年秋に行う。
そのプレキャンペーンとして伊那路観光連盟では、今年秋に全国の旅行代理店やメディアを招き積極的に情報発信をしていくという。
このほか、連盟で発行しているパンフレットの増刷や配置場所の開拓、HP作成に向けた研究、木曽エリアとの協力体制の構築などを挙げている。
今年度会長となった駒ヶ根市の杉本幸治市長は、「観光団体だけではなく、商工業、農業関係者などあらゆる分野の団体と協力し新しい観光をつくっていきたい」と話していた。 -
子育て講座ミニコンサート
伊那市の富県子育て支援センターで17日、ミニコンサートが開かれた。
ミニコンサートは毎月開かれている子育て講座の1つ。この日は新年度初めての講座で、市の子育て支援課の職員2人が、歌や手遊びなどを披露した。
参加した親子は歌に合わせて手遊びをし、一緒に楽しんでいた。
子育て支援センターは市内に4カ所あり、それぞれのセンターで子育て講座を開いている。
今年度は、美容師による子どものヘアカット講座や、トイレトレーニング講座などを予定している。
センターでは、「利用者のリクエストも参考にしながら新しい講座を企画していきたい。得意分野がある人は、それを生かして企画してもらえたらうれしい」と話していた。 -
行政相談委員天野さんに感謝状
16年の長きに渡り行政相談委員を務めたとして、伊那市高遠町の天野達郎さんが、総務大臣感謝状を受けた。
伝達式が17日、伊那市役所で行われ、総務省長野行政評価事務所の折山芳夫所長から感謝状が手渡された。
天野さんは、平成5年から今年3月まで8期16年間、行政相談委員を務めてきた。
相談は毎月1回行われていて、道路の修理や近所とのトラブルなど、身の回りで困ったことについての相談を受けた。
天野さんによると、ここ2、3年は年金についての相談が多くなっていて、相談日に行政の担当者に来てもらったこともあったという。
天野さんは、旧高遠町で町職員や収入役を務めていたが、相談を受けてみると、在職当時は聞けなかったような問題を抱えている人もいたといい、「困っている人はたくさんいると感じた。それまで気付かなかったことに気付かされ、勉強になった16年だった」と振り返った。 -
殿島城弁当お披露目
伊那市東春近で生産された食材を使った殿島城弁当が17日夜、地元住民にお披露目された。
地元の食材を多く使った殿島城弁当は、五平もちやゴボウ、ヨモギの天ぷらなど12品。
地域住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が、去年11月から地元農産物を使ったお弁当の開発に取り組んできた。
これは、初めての試みで安心で安全な地域食材を活用し、地域の活性化につなげようと作られた。
17日は、メンバー達が昼間から準備を進め100食のお弁当を作った。
夜は地区のお花見が行われ、お弁当が披露された。
集まった東春近の地区住民らは完成したお弁当を味わっていた。
よりあい東春近会議では、「この活動を通して地産地消に理解が深まった。郷土食の継承に貢献していきたい」としている。 -
春の全国交通安全運動期間中の事故増
春の全国交通安全運動期間中、伊那警察署管内で交通事故は9件発生し、そのうち1件は死亡事故となった。
伊那警察署のまとめによると、今月6日から15日までの交通安全運動期間中、事故発生件数は9件で去年と比べ5件の増となっている。
運動では高齢者の事故防止を重点に挙げていたが、横断歩道を歩いていた77歳の女性が車にはねられ、収容された病院で4日後に亡くなった。
ほかに82歳の女性が歩行中に車にはねられ重傷を負う事故が発生している。
また9件のうち、6件が歩行者がはねられる事故だったという。 -
里山セミナー
健康な山づくりについて学ぶ里山セミナーが18日、伊那市西春近の山林で開かれた。
このセミナーは平成18年7月の豪雨災害を教訓に、自然災害から地域を守るための山づくりについて考えようと、西春近自治協議会が開いた。
地元住民など約60人が参加し、伐採された木の安全で手軽な運び出し方について学んだ。
指導したのは、信州大学農学部演習林技術職員の木下渉さんで、機器の使い方や効率のよい作業の進め方などについて説明していた。
木の運び出しは、大型の重機を使うと効率が良く労働力も少なくてすむ反面、費用が高くなることや、重機を入れるための道路を造らなくてはいけないことなどが課題となっている。
そのため個人の山林など小さい規模での運び出しでは、使う機器の軽量化や作業の時の安全確保などが必要になってくる。
ほかには、残しておく木を傷めないための保護対策も大切だという。
西春近自治協議会では、「山林の間伐と伐採された木の運び出しを行うことで、根のしっかり張った木を育て、災害に強い山づくりを進めていきたい」としている。 -
西部花街道をつくる会公園作り
箕輪町の西部花街道をつくる会は18日、下古田で公園づくりをした。
同会は、箕輪町の県道与地辰野線を花のある道にしようと活動している。
この日は会員40人が参加して、下古田の会員所有の土地10アールで作業した。
公園は、周囲に芝を張り、それに沿って遊歩道を設置する。
中央にはロシアンセージやミントなどハーブ系の花を植える予定で、花だけでなく景色が引き立つように、黄色と青2色だけの色使いにするという。
唐澤弘三会長は、「伊那谷を挟む両アルプスが望める場所。地域の人たちに花と共に景色を楽しんでもらいたい」と話していた。
公園は来月完成する予定で、季節に合わせて旬の花に植え替えるという。
なお、会が管理する街道沿いの花桃は咲き始めとなっていて、来週の中ごろから見ごろになりそうだという。 -
JAあぐりスクール開校
小学生が農業体験するJA上伊那あぐりスクールが18日、開校した。
開校式の後、伊那市東春近の畑で1回目の教室が開かれた。
子どもたちは、JAの職員などに教わりながら、ジャガイモの種イモを植えたり、トウモロコシやニンジンの種をまいた。
あぐりスクールは、小学2年生から6年生を対象にしていて、12月までに田植えや野菜の栽培、リンゴの収穫などを行う。
毎年、伊那と駒ヶ根で開いているが、今年は参加者が少なく、地区を分けないかたちで箕輪町から飯島町までの80人ほどが一緒に活動する。
この日植えた野菜は7月から8月に収穫する予定で、カレーライスなどにしてみんなで味わう予定。 -
木のアウトレット市
薪用の丸太などを格安で販売する木のアウトレット市が、伊那市高遠町上山田の上伊那森林組合で開かれている。
会場にはオープンの10時から多くの人が訪れ、トラックに丸太を積んでいた。
木のアウトレット市は、曲がったり短かかったりと建築には使えないものを格安で販売し有効利用してもらおうと、毎年春と秋の2回開いている。
値段は軽トラック1台分が5千円と通常の半額程度で、関東や関西から訪れる人もいるという。
また今回は、子どもたちにも楽しんでもらおうと、カブトムシの幼虫がつかみ取りできる広場も設けた。
木のアウトレット市は19日も開く。時間は午前10時から午後3時まで。 -
伊那東大社で浦安の舞
伊那市の伊那公園内にある伊那東大社の春の例大祭に合わせ、宵祭りの18日、氏子らが集まり、地元の小学生による浦安の舞を奉納した。
舞を舞ったのは、伊那東小学校の6年生16人。全員初めての経験で、一カ月前から練習を重ねてきた。
浦安の舞は、扇の舞と鈴の舞の2種類を行う。
子どもたちはゆっくりとした曲に合わせて、手の先まで丁寧に動かし舞っていた。
伊那東大社は、神社ができて今年でちょうど100年になる。氏子は中央、日影、上新田、下新田、上の原、境の6つの区。
大総代の春日義直さんは、「今年は節目の年。歴史ある神社の伝統をこれからも守っていきたい」と話していた。 -
アレチウリなど外来植物駆除に県が緊急雇用創出基金導入
長野県は、アレチウリなど外来植物の駆除に緊急雇用創出基金事業を導入することを決めた。
駒ヶ根市で18日開いた川について考える集い「天竜川ゆめ会議」で報告した。
県によると、この事業は緊急雇用創出基金をあて、事業費は4200万円を見込んでいる。
雇用の期間は6月から10月までで、計画では平成23年度までの3年間を予定している。
主な仕事は県が管理している河川とその周辺にあるアレチウリなどの外来植物の駆除で、それ以外には外来植物の分布図の作成も行う。
アレチウリ駆除は根から引き抜く作業が最も有効とされていて、県ではこの事業により河川環境の保全と雇用対策の両面での成果に期待している。 -
天竜川ゆめ会議
川について考える集い「天竜川ゆめ会議」は18日、駒ヶ根市で開き、参加者から水環境の保全や立木の伐採、治水土砂対策などさまざまな観点から意見が出た。
水環境の保全では、「川を見るとゴミが投げ捨てられているのをよく見かける。住民参加により川を美しくする運動をすすめていくべき」といった意見があった。
またニセアカシアなどの立木の伐採では、「景観の維持や防災面から伐採は必要」との意見が出た。
ほかには「できるだけ多くの人に川に足を運んでもらえるような工夫が必要」といった声も挙がっていた。
天竜川ゆめ会議では、「住民に川への関心を高めてもらい、後世に誇れる天竜川にしていきたい」と話している。 -
水上熊野神社の枝垂れ桜見ごろ
高遠城址公園の桜は散り終わりとなったが、桜前線は山里へと上っている。
伊那市高遠町藤沢の国道152号沿いにある熊野神社。神社入り口にあるシダレザクラが満開で今がちょうど見ごろ。この桜もこの時期の人気スポットの一つになっている。 -
信州ボタニカルアート協会展
植物を精密に描くボタニカルアートの作品展が、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
作品展は、県内で活動する信州ボタニカルアート協会が開いたもので、会場には会員12人の作品200点ほどが並んでいる。
ボタニカルアートは、植物のかたちを正確に表現するもので、印刷技術のない時代に図鑑代わりに使われていた。
色付けには透明度の高い水彩絵の具を使い、色を塗り重ねることで深い色合いを表現している。
ボタニカルアートは正確に描かなければならないところが難しいというが、ある会員は、「注意深く見ることで新たな発見もできて楽しい」と話していた。
会場にはほかに、樹木図鑑の挿絵に使われることになっている点で描かれた「点描画」や、桜が有名な伊那市にちなみ、ソメイヨシノやオオヤマザクラなどさまざまな桜を描いた企画展示もある。
作品展は19日まで。 -
伊那おやこ劇場 5月に人形劇開催
親子で演劇の観賞を行っている伊那おやこ劇場は5月23、24日に一般を対象にした人形劇を開催する。
15日は、親子劇場のメンバーが集まり、当日人形劇を披露する、くすのき燕さんと打ち合わせをした。
くすのき燕さんは松本市の腹話術師で当日は、お寺の小坊主と山姥を題材にした「さんまいのおふだ」を上演するほか、腹話術も披露する。
伊那おやこ劇場では、「親子で生の人形劇を楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけている。
チケットは一般1000円、会員800円で当日券は200円増し。
劇は23日がきたっせで午後5時半から、24日が西箕輪公民館で午後3時半から。