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北川製菓が「しっとり野菜ドーナツ」
北川製菓(駒ヶ根市福岡、北川浩一社長)は、野菜ジュースを生地に練り込んだ「しっとり野菜ドーナツ」を全国の生協を通じて販売を開始する。従来にも野菜ドーナツはあったが、濃厚な野菜のうまみを生かして味や食感をさらに改良した。
「ドーナツはしっとりした食感のほうが人気が高い。野菜のうまみを残しながら、ドーナツのやさしい味わいを重ねました」と製造する駒ヶ岳工場(宮田村新田区)の山田一三工場長。従来品よりもさらに生地の配合にこだわり、風味豊かな本格的な味に仕上げている。 -
伊那消防署が緊急用軽トラック導入
伊那消防署に緊急走行ができる軽トラックが初めて導入され22日、署員などによる入魂式が行われた。
新しく導入した軽トラックは赤色回転灯が付いていて、伊那消防署の軽自動車としては初めて緊急走行ができるもの。
主に水害が発生した時に土のうを運んだり、火災発生時には追加のホースや空気ボンベを運搬する。
伊那消防組合の唐木一直副組合長は「地域の安全安心のために有効に利用して欲しい」と話した。 -
西駒山荘 今シーズンの営業終了で荷下げ
伊那市営西駒山荘の今シーズンの営業が終了し22日、ヘリコプターによる備品などの荷下げが行われた。
この日は午前6時半から荷下げがおこなわれ、西駒山荘の営業期間中に使ったシーツや発電機などが運ばれた。
西駒山荘は、今シーズン7月1日から今月13日まで営業し、西箕輪中学校の集団登山など382人が訪れた。
営業日数は去年とほぼ同じで、利用者は18人の増。
西駒山荘は、老朽化が進んでいることや赤字経営など課題もあり、市では現在そのあり方について検討をすすめている。 -
振りこめ詐欺 注意呼び掛け
伊那警察署では、伊那市などで振り込め詐欺が多発していることから、犯人グループが伊那地域にいる可能性があるとして注意を呼びかけている。
多発している振り込め詐欺は、金融庁や銀行員、警察官を名乗り、キャッシュカードや通帳を騙し取ろうとするもの。
伊那警察署によると、22日に数十件の相談があったがこの日の午後5時現在では被害は確認されていないという。
伊那署では、警察官や金融庁職員がキャッシュカードの暗証番号を聞くことはない竏窒ニして、このような電話があった場合は、信用せず警察に連絡するよう呼びかけている。 -
上伊那医師会附属准看護学院 たい帽式
初めて医療の現場にでる看護学生のための、たい帽式が22日、伊那市狐島の准看護学院で行われた。
この日は上伊那医師会附属准看護学院に今年4月に入学した23人が式に臨んだ。
半年間基礎的な学習を行ってきた学生達は、これから医療の現場で実習を始る。
たい帽式は、その節目の儀式として行われたもので、一人一人頭にキャップを被せてもらい、キャンドルを受け取った。
学生達は、ともし火を見つめながらナースになるための決意を新たにした。
神山公秀学院長は「今日から気持ちを新たに、看護の精神を忘れず勉学に励んで欲しい」と、たい帽生に呼びかけた。
この日、たい帽式を終えた学生は上伊那地域の医療現場で実習を行い、再来年の准看護師試験に臨む。 -
いなし出会いサポートセンター11月に開設
結婚相談などを受け付ける「いなし出会いサポートセンター」が11月、いなっせ5階に開設される。
出会いサポートセンターは伊那市の結婚相談推進事業として設置されるもので、現在職員2人が開設に向け準備を進めている。
センターでは結婚の相談に応じるほか、出会いの場を提供するなど総合的に支援をおこなう。
11月1日に開所式がおこなわれ、業務は4日火曜日から始まり相談は予約制となっている。
市では、結婚を希望する男女の支援のほか少子高齢化の改善、晩婚化、未婚化による人口減少対策に取り組んでいくとしている。 -
伊那弥生ヶ丘高校 秋の恒例行事 強歩大会
伊那弥生ヶ丘高校の秋の恒例行事・強歩大会が21日に行われました。
この日は男子が午前9時15分に、女子はその5分後に、それぞれ学校の校庭をスタートした。
男子が箕輪町の富田を折り返す30.1キロ、女子は伊那市西箕輪のみはらしファームを折り返す22.7キロを走った。
伊那弥生ヶ丘高校の強歩大会は、男女共学になる前、女子校時代の昭和44年・1969年から行われている伝統行事。
生徒たちは全力で走ったり、ゆっくり歩いたりと、それぞれのペースでゴールを目指していた。
スタートからおよそ2時間で女子の1位・3年生の小松えりさんがゴール。その10分後には男子の1位、1年生の澁谷宥介くんがゴールた。 -
新ごみ中間処理施設 北新区懇談会
上伊那広域連合が計画している新ごみ中間処理施設に関する懇談会が21日夜、伊那市富県の北新公民館で開かれた。
懇談会には施設建設の最終候補地となっている富県北新区の住民およそ40人が出席した。
北新区で懇談会が開かれるのは2回目で、伊那市から最終候補地となった選定経過などについて説明があった。
住民からは「そもそも施設建設の検討対象地は、どのように選んだのか。その情報源を示してほしい」という質問が出された。
これに対し市は「情報源の資料はないが、用地選定委員会は検討対象地を視察し客観的な立場で選んだ」と答えた。
他にごみ焼却による余熱を利用した施設を造ってほしいという要望には「地元がどんなものを望んでいるか意見を聞き、地域の活性化につなげていきたい」との考えを示した。
北新区では、賛成、反対の論議ができるよう施設や環境への影響などについて理解を深め、区としての総意をまとめたいとしている。 -
美空ひばり歌の里祭り 最終回
美空ひばりさんのファンが集まるイベントが18日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。
11回目を迎えたこのイベントも今回が最後となる予定。
美空ひばり歌の里まつりは、生前ひばりさんと親交のあった箕輪町在住の作家、小沢さとしさんが中心となり平成10年から始った。
小沢さんによると、昨年で目標だった10回を超えた事や、参加する人が高齢化してきている事等から、 このイベントも今年が最後になるという。
今回は北海道や九州から約250人が集まり、75人が思い出に残る曲をカラオケ等で歌い披露した。
このうち、飯田市から参加した柳川由記子さんは、手作りの衣装を身にまとい愛燦燦を歌った。
柳川さんは「苦しい時、ひばりさんの歌を聞き、何度も励まされました」と話していた。 -
北海道犬による野生獣追い払い事業 来週にも会見
伊那市の委託事業で北海道犬による野生獣追い払い事業を進めてきた元北海道大学助教授の鈴木延夫さんは、この事業計画について伊那市との間に見解の相違がある事から、来週にも会見を開くことを明らかにした。
この事業は北海道犬を使ってイノシシやサルなどを追い払おうという取り組みで、鈴木さんが責任者となって進めてきた。
この事業について伊那市では1年間の事業だとして、今後は民間に犬を飼ってもらうことで事業を継続するとしている。
一方、鈴木さんは取材に対し、3年がかりの事業であり、市も認めたものだと話している。
双方の間で話が食い違っていることから鈴木さんは来週にも会見を開き、これまでの経緯などについて説明する。 -
宮下芳夫さん 剣道ねんりんピック出場挨拶
60歳以上のねんりんピックに剣道で出場する、伊那市の宮下芳夫さんが21日、伊那市役所を訪れ小坂樫男市長に出場挨拶をした。
宮下さんは70歳で、剣道は高校2年生の頃から続けている。
以前は子どもの指導にあたっていたが、現在は一般の指導者を対象に指導していて、伊那市体育協会の剣道部長も務めている。
ねんりんピックには県の剣道連盟の推薦を受けての出場で今回が5回目。長野県チームの副将として試合に挑む。
大会でのこれまでの勝率は5割だということで、宮下さんは「まずは予選リーグ突破が目標。1本でもリードをとって、大将につなげる試合をしたい」と意気込みを話していた。
宮下さんが出場するねんりんピックは10月25日(土)から、鹿児島県で開かれる。 -
みはらしの湯で生け花教室
伊那市のみはらしの湯で15日、生け花教室が開かれた。
みはらしの湯では、空きスペースを有効利用しようと、今回初めて教室を開いた。
伊那市羽広に住む生け花の師範、重盛栄子さんが講師を務め、上伊那から参加した14人が指導を受けた。
今回は初心者向けの教室となっていて、重盛さんは、高さや配置などを丁寧にアドバイスしていた。
生け花に使ったのは、リンドウや菊など秋の草花で、参加者は、花の大きさや特徴を良く見ながら、思い思いに生けた。
みはらしの湯では今後、好評であれば、生け花教室以外にもカルチャー教室を設ける計画で、お風呂と一緒に趣味も楽しんでもらいたいと考えている。 -
【カメラリポート】女子小学生ソフトボールチーム
「アルプスイーナちゃんクラブ」
小学生の女子児童を対象にしたソフトボールクラブ「アルプスイーナちゃんクラブ」。毎週土曜日に伊那市美篶の六道原運動場で練習に励んでいる。
現在、部員は伊那市内を中心に約30人。
取材に訪れた日も、入部希望者がグラウンドを訪れていた。
練習は、まずボールに慣れること。この日は、キャッチボールに続いて守備やバッティング練習が行われ、子どもたちが練習に汗を流していた。
ある選手は「新しい友達ができて楽しいし、ボールも怖くなくなったのでやってみてよかった。選手になりたいというわけではないけれど、もっと上手くなって、いい試合ができるようになりたい」と話す。 -
2008南みのわフェア
南箕輪村の農工商業を紹介する、南みのわフェアが19日、大芝高原屋内運動場で行われた。
このイベントは、村内を中心とした企業や団体を紹介し地域の人に親しんでもらおうと、村と村商工会が開いている。
ブースの数は年々増え、今年は企業の商品やそれに関連した体験コーナー、加工食品の販売など30のブースが並んだ。
伊那技術専門校のブースでは、写真立てを作るコーナーや、修了生が制作したゲームのコーナーなどがあり、人気を集めていた。
またフェアでは、今年は初めてビンゴゲームが行われ、会場中央のステージには、子どもからお年寄りまで多くの人が集まった。
関係者は、「フェアは今年で3年目。年々来場者も増えている。この機会に村への関心を深めてもらえたら嬉しい」と話していた。 -
リニア中央新幹線3ルート いずれも工事可能
JR東海は21日、南アルプスをトンネルで貫くCルートを含めたリニア中央新幹線の3ルートについて、いずれも工事が可能との調査結果を発表した。
長野県によると、JR東海は20日、自民党リニア特命委員会に南アルプスの地質や断層の調査により、想定される3つのルートについて、いずれも工事が可能との結果を報告したという。
リニア中央新幹線はJR東海が全額自己負担で建設し2025年に首都圏から中京圏の開通を目指していて、事業費は5兆1千億円を見込んでいる。
ルートは木曽を通るAルート、諏訪・伊那地域を通るBルート、南アルプスをトンネルで貫くCルートが想定されている。
ルートについてJR東海は南アルプスを直線で貫くルートを想定しているが、伊那地域の自治体などは伊那谷を通るBルートを要望している。
JR東海は21日、調査結果を国土交通省に報告し、今後はルートなどについて、地元との調整をすすめていくという。 -
園児がアマランサス味わう
伊那市の富県保育園で20日、雑穀アマランサスの実が入ったおにぎりを園児達が味わった。
富県保育園では今年6月に伊那地域アマランサス研究会からもらった苗を保育園近くの畑で栽培してきた。
10月の初めにアマランサスの実2キロを収穫した。
この日はおやつの時間に、苗を提供した研究会のメンバーを招待し、一緒に味わった。
またアマランサスの花は天ぷらにし振る舞われた。
研究会によるとアマランサスの実は栄養価が高く、特にタンパク質やカルシウムを豊富に含んでいるという。
園児達は、美味しいと話しながら楽しいおやつの時間を過ごしていた。
富県保育園では、今後アマランサスを使ったおやつ作りを計画しているほか、来年には収穫した種をまく予定。 -
伊那商工会議所が緊急経済対策を要望
事業者の経済状況の悪化を防ぐため伊那商工会議所は21日、伊那市に緊急経済対策の実施を要望した。
これは、円高株安による金融危機へ対応するもので、向山公人会頭など4人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に要望書を手渡した。
要望は▽伊那市経営安定化資金の条件緩和▽融資制度の利率引き下げ▽融資制度を利用する上での保証料の自己負担の当面の免除▽公共工事の前倒し発注と支払の早期決済竏窒フ4項目となっている。
これを受け小坂市長は、「検討して出来るだけ応えていきたい」としている。
伊那商工会議所では独自の対応として21日から緊急金融特別相談窓口を設置した他、11月6日には特別相談会を予定している。 -
米の道権兵衛峠を歩こう
総勢300人が参加
伊那から木曽へと馬で米を運んでいた時代をしのぶイベント「米の道・権兵衛峠を歩こう」が19日、伊那市で行われた。県内のほか首都圏・中京圏の参加者総勢300人ほどが、伊那や木曽の権兵衛峠周辺を歩いた。
このイベントは、権兵衛峠を通り米を運んだ江戸から明治時代にかけての様子を再現しようと行われている。
背中に米俵を背負った馬が先頭を歩き、それに続いて参加者が歩いた。
天候に恵まれ、参加者は峠の頂上を目指すコース、頂上を越えて木曽まで行くコースなど、自分にあったコースを汗をかいて歩きながら、紅葉などを楽しんでいた。 -
上伊那郡市育樹祭
森林の大切さを知ってもらおうと20日、上伊那郡市育樹祭が伊那市のますみヶ丘平地林で行われた。林業関係者や地元の伊那西小学校児童など約200人が集まり、枝打ちや間伐作業をした。
ますみヶ丘平地林の一帯は県が6年前の植樹祭でクヌギやコナラなどの広葉樹を植えた場所で、その時に植えた木は高さ5、6メートルに成長している。
それに伴い、森林内が込み合ってきたため、間伐作業を行うことにした。
参加者はのこぎりやチェーンソーを手に、生育が悪い木を切り倒したり、枯れた枝を取り除く作業に励み、汗を流していた。
間伐を実施した面積はおよそ1ヘクタール。間伐前は1ヘクタール当たり2千本から2500本の木が生えていたが、今回およそ1500本になるよう間伐をした。
伊那西小学校の児童は「林間学校で間伐作業をしたことはあったが、今回は木が多くて大変だった」と話していた。 -
行者そば祭り
秋空の下で舌鼓
昔、行者が置いていったとされる「行者そば」を味わう祭りが19日、伊那市荒井区内の萱で行われた。市内外から多くの人が訪れ、秋空の下でそばを味わった。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が内の萱でもてなしを受けたお礼に置いていった種を、内の萱の住民が大事に守り育てたものだと言われている。
内の萱では、この地域を行者そば発祥の地として活性化させるため祭りを開き、今回が22回目。
現在では、地区内でソバを作る人も減り、祭りでは広く伊那地域でとれたソバを使っている。
祭りには、およそ2千食を用意した。
転勤で伊那市に来ているという家族は、「紅葉を見ながら、外で食べるそばはとてもおいしいです」と話していた。 -
第24回新山まつり
伊那市新山の秋祭り「新山まつり」が19日開かれ、多くの人でにぎわった。
祭りは、新山小学校と新山集落センターの2か所を会場に行われた。
集落センターでは、お菓子を投げる宝投げや、地元産のマツタケなどが当たる景品付き打ち上げ花火などがあった。
宝投げが始まると、会場では多くの人が集まり、お菓子を受け取っていた。
また会場では、存続が難しくなっている新山保育園の保護者会が、募金活動をした。
募金は、子どもたちにより深い思い出作りをさせたいと、その資金集めのために行った。
集まった人たちは、「頑張ってね」などと声をかけながら募金していた。
保護者会では、花壇作りや古い遊具の整備などにあてたい竏窒ニしている。 -
名君保科正之公大河ドラマ実現へ向け、県議署名わたす
長野県議会の向山公人議員は20日、伊那市役所を訪れ、名君保科正之公の大河ドラマ実現を願う1万8千287人の署名を「大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男伊那市長に手渡した。
県議会では今年7月、保科正之のNHK大河ドラマ化に協力しようと、議員全員で応援する会を発足した。
この日は、それぞれが地元で集めた署名1万8千287人分を小坂市長に手渡した。
向山議員は「今後も、県議会として協力出来るところは積極的にサポートしていきたい」と話し、ドラマ化実現へ向けエールを送った。
小坂市長は「これまで集まった署名と合わせ、29万人を超え、30万人への弾みがついた」と話していた。
伊那市観光協会によると、大河ドラマ実現に向け集まった署名は、20日現在29万503人分となっている。 -
ボイス81上伊那地域会議開催
市町村と県の地域懇談会ボイス81上伊那地域会議が20日、伊那合同庁舎で開かれた。
ボイス81は、市町村の声を県政に生かし、活力ある地域づくりを推進していこうと開かれている。
20日は、村井仁長野県知事や上伊那8市町村の市町村長らが参加した。
意見交換では、さまざまな分野についての要望が出され、このうち上伊那がかかえる医療問題については、全ての市町村長が医師確保が課題竏窒ニ県に訴えた。
特に産科医や小児科医の医師不足は深刻で、「子育て支援策を講じても、基本となる子供を産み育てることができなければ、片手落ちの政策となる。県としても、積極的に医師の確保を行ってほしい」と要望した。
村井知事は、「県も、医学生への奨学金制度や県外の医師を連れてくるなどして長期・短期的な観点から対策を取っている」と説明していた。 -
「伊那谷森と人を結ぶ協議会」発足
地域の森づくりに携わる住民を増やしていこうと、NPO法人「伊那谷森と人を結ぶ協議会」がこのほど発足した。
20日は、伊那市振興公社の桜守で「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の代表を務める稲辺謙次郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に設立の報告と今後の協力を要望した。
先月24日に発足した伊那谷森と人を結ぶ協議会は、ますみヶ丘平地林など伊那市の所有する森を拠点に、草花を楽しむ講座や間伐作業、木材の利用方法などを指導し、より多くの市民が森に親しめるように活動する。
メンバーは、上伊那の林業関係者や森林ボランティア団体で構成され、これまで個々に行ってきた活動をより大きな輪にしていくねらい。
稲辺代表は、「市民が森で遊び、学習し、整備もしていけるよう、住民と行政の橋渡し役になっていきたい」と抱負を話した。
また小坂市長は「森に対する市民の関心も高まってきている。専門のノウハウを活かして一緒に伊那市の森を守って欲しい」と今後の活動に期待していた。
会として初めての活動は、来月16日に伊那市が、ますみヶ丘平地林で行う「森と親しむイベント」で森林セラピーや森づくりに関する講座を計画している。 -
カラオケ店の防火対策点検
大阪市の個室ビデオ店放火事件を受けて20日、箕輪消防署は、町内のカラオケ店の防火対策を点検する立ち入り調査をした。
この調査は、消防庁の通達を受けて全国の各消防署で実施している。
箕輪町内には深夜から早朝にかけて営業を行う個室ビデオ店はないが、個室カラオケ店は、火災報知器の音などが聞こえにくいなどの問題点があるため、今回は町内にあるカラオケ店2店舗を訪問した。
消防署員は従業員とともに消火器や火災報知器の位置を確認し、「もう少し厨房を整理整頓してください」「消防設備の点検を1年に一度は実施してください」などと気付いた点を指摘していた。
また、消防法の改正に伴い、こうした個室のあるカラオケ店などは、平成22年の3月末までに各部屋に報知器の音が聞こえるようにすることが義務付けられている。
点検を終了した消防士は、こうした設備の準備を進めることも促していた。 -
伊那サンフラワーズOGが全国大会出場
50歳以上の女性ソフトボールチーム「伊那サンフラワーズOG」は24日から山形県で開催される全国大会に出場する。
キャプテンの野溝和子さんや選手の代表など4人がこのほど伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に全国大会出場の挨拶をした。
伊那サンフラワーズOGが県代表として出場するのは、全国から50歳以上の女性チームが参加する「全日本エルデストソフトボール大会」。
去年は伊那市を会場に行われサンフラワーズも出場したが、2回戦で敗れた。
野溝キャプテンは「サンフラワーズのモットーはヒマワリのように明るく強く。チームの団結力を活かして、まずは初戦突破を目指したい」と話していた。
伊那サンフラワーズOGが出場する「全日本エルデストソフトボール大会」は24日から、山形県酒田市で開催される。 -
大芝高原イルミフェスで星空コンサート
イルミネーションフェスティバル行われている南箕輪村の大芝高原で18日、星空コンサートが開かれ、訪れた人たちは音と光の共演を楽しんでいた。
コンサートは、南箕輪村商工会の有志がイルミネーションフェスティバルを盛り上げようと、初めて企画した。
演奏したのは、辰野町出身のフルート奏者・赤羽泉美さんと神奈川県平塚市出身のピアニスト・今井亮太郎さんの2人。
この日は、ボサノバやサンバといったブラジルの音楽を演奏した。
イルミネーションが彩る大芝高原には、澄んだ音色が響き、訪れた人達は音と光の競演を楽しんでいた。 -
1670万色のLED照明、アルゴルがシステム開発
超高速で精密な画像処理検査装置を手がけるアルゴル(南箕輪村)は、1670万色もの発光色を操れるLED照明装置を開発した。画像処理のための光源としてLEDの開発を進めてきた同社だが、LEDの発光色を自在に制御することにより「画像処理検査にとどまらず、今まで考えられなかった新たな需要も考えられる」と今井博充社長は話す。
微妙な色の違いを使い分けることで、通常の白色照明だけでは見抜けなかった微小な傷や汚れを検出することにもヒントを得て「他の用途にも使えないか」とシステムを開発。このほど開かれた諏訪圏工業メッセにも出展し、照明の色を違えることでバイオ分野など新たな製品開発や研究に活用できないかと来場者の熱い視線も浴びていた。 -
トーハツマリーンで工場見学会、船外機生産250万台達成で
駒ヶ根市下平のトーハツマリーンは船外機生産250万台達成を記念して18日、一般対象の工場見学会を開いた。地域住民ら訪れた人たちは船外機生産のパイオニアである同社の歴史にふれながら、伊那谷の地で成長を続ける高い技術開発力に関心を寄せた。
昭和31年に日本で初めて船外機生産を開始した同社は、3年前に岡谷市から駒ヶ根市に本社を移転。現在は年産20万台ほどにのぼり、今年8月に生産累計250万台を達成した。国内の船外機メーカーはわずか6社だが、その先駆者として同社は産業からレジャーまで幅広く下支えしている。
この日は組み立て工場の見学や新旧の船外機を展示。また、昭和20縲・0年代に生産していたオートバイなどオールドファンには懐かしい展示品もあり、参加者は熱心に見入っていた。 -
美空ひばり歌の里まつり 最終回
美空ひばりさんのファンが集まるイベント「美空ひばり歌の里まつり」が18日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた。11回目の今回が最終回で、多くのファンが最後の祭りを盛り上げ楽しんだ。
美空ひばり歌の里まつりは、生前ひばりさんと親交のあった箕輪町在住の作家小沢さとしさんが中心となり平成10年から始まった。
小沢さんによると、昨年で目標だった10回を超えたことや、参加する人が高齢化してきていることなどから、このイベントも今年が最後になるという。
今回は、北海道や九州からおよそ250人が集まり、75人が思い出に残る曲をカラオケなどで歌い披露していた。
このうち、飯田市から参加した柳川由記子さんは、手作りの衣装を身にまとい、「愛燦燦」を歌った。柳川さんは「苦しい時、ひばりさんの歌を聞き、何度とも励まされました」と話していた。