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旧井沢家住宅で古田人形芝居公演
伊那市西町の旧井沢家住宅で29日、県選択無形文化財に指定される箕輪町の古田人形芝居公演があった。地域住民ら約60人が集まり、親子の情愛を描いた「傾城(けいせい)阿波の鳴門竏衷∠迚フの段」を楽しんだ。
公演は3回目で、伊那部宿を考える会・旧井沢家住宅管理部が事業の一つとして旧井沢家で伝統芸能を見てもらおうと企画。
「傾城竏秩vは、阿波の国徳島の城主・玉木家のお家騒動にからみ、離れ離れに暮らす親子の話で、父母恋しさに巡礼する娘と再会した母親は名乗ることができず、娘に国へ帰るよう諭す。しかし、今、別れたらいつ会えるか分からないと娘の後を追いかけるあらすじ。
旧井沢家住宅のうまやに舞台を設け、観客は浄瑠璃、三味線に合わせて保存会員がしなやかに人形を操る芝居に見入った。
公演に先立ち、保存会員が人形のからくりや操り方などを解説した。 -
高校野球選手権長野・学校紹介(6)伊那北
タイプの異なる投手陣を中心とした、基本に忠実な守備が特長のチーム。夏に向け、実践的な守備練習を多く取り入れ完成度を高めてきた。久保村監督は「堅実なだけに、ほころびが出るのだけは避けたい。派手なプレーはいらない。堅実さを最後まで徹底したい」とチームを引き締める。
投手の軸は、直球と変化球のコンビネーションの均衡が取れた主戦近藤、制球力を生かした組み立てが魅力の丸山の2人。抑えには最速135キロの直球を持つ宮原が控える。「守備は内野手がチームの生命線」と監督。前年度から正選手として三遊間を守る郷頭、上沼が中心となり堅実な守備をつくる。
春以降、粘り強さが出てきた打線は出塁率の高い上沼、郷頭を1、2番に、近藤、緑川、小林礼を中軸に配置。打撃センスのある近藤を軸とした打線は、長打力のある緑川の打順を上げることで、つながりのある打線へと変化した。
初戦は松本県ヶ丘と対戦(7日午前9時・諏訪湖スタジアム)。勝ち上がると2回戦で岩村田と戦う。久保村監督は「あまり意識したくないが重要なのは初戦。同じタイプの学校なので、うまく力を出して良い結果につなげたい」と話している。
畑一樹主将
元気の良さで相手チームを圧倒したい。守備から崩れないようにし、攻撃につなげられれば。初戦は気持ちの面で負けないよう集中し、力を出し切りたい。 -
駒ケ根市が市制施行54周年記念式典を開催
駒ケ根市は1日、市制施行54周年記念式典を開いた。職員や関係者などが集まる中、長年にわたり各分野で活動し、市政に貢献してきた功労者8人ほか多額の寄附をした個人や団体3者、叙勲受賞者2人に表彰状や感謝状などを授与した=写真。
今回表彰を受けた功労者は長年消防団幹部として地域の防災活動をはじめ、社会福祉、観光振興、伝統芸能の継承などの各分野の活動に長年携わることを通して、まちづくりに尽力してきた。
杉本市長は「日本の景気は予断を許さない厳しい状況にあるが、活力の源である地方が魅力ある地域づくりを進める本来の改革が求められている。協働のまちづくり条例が施行
となり、お互いに手を携えて地域の個性や財産を大切にしていきたい」と式辞を述べた。
また、産業功労者として表彰を受けた渋谷敦士さん(75)=市場割=は「本日の受賞者は各分野の仕事に長年携わる中で、市政の進展を願ってきた。今後も市のために、できることをやっていきたい」と語った。
表彰者は次のみなさん。
◇市政功労者▼社会功労=小平佳司、堀千代美、植木温子▼産業功労=山浦義人、渋谷敦士▼文化功労=木下鐵人▼スポーツ功労=林正俊、大嶋信義
◇多額寄附者=故・中島著、塚田理研工業、赤穂中学校38年亥子の会還暦記念事業実行委員会実行委員長 池上善文
◇叙勲受賞者▼瑞宝小綬章=中村良平▼瑞宝双光章=小平協平 -
駒ケ根市小学生相撲大会に向け、実技指導始まる
駒ケ根市小学生相撲大会に向けて駒ケ根市内の小学校で1日、大会実行委員会(中村祐次実行委員長)による所作、実技指導が始まった。初日の赤穂小学校では、今年大会に出場する138人の児童が、四股の意味や構え方などの指導を受けた=写真。
小学生相撲大会は日本の国技を通して子どもたちの心身を鍛えることなどを目的として毎年7月に開催しているもの。今年も大会まで20日をきり、大会実行委員会のメンバーが9日までの間に市内の各小学校を回り、基本的な動作などの指導に当たることになった。
児童たちは実際に相撲の構えで講師と向き合った後、勢いよく相手のふところへ飛び込み、力いっぱいにぶつかっていた。
講師らは「練習したら練習しただけ成果がでるので、相手の動作を考えながら、練習してほしい」などと児童らに呼びかけた。
今年の小学生相撲大会は19日の午前9時から、駒ケ根高原切石公園の土俵で行う(雨天の場合は市民体育館)。 -
伊南桜木園20周年記念式典
駒ケ根市障害者就労支援センター「伊南桜木園」は28日、開園20周年記念式典を市役所南庁舎で開き、園の運営に協力してくれた個人・団体など5組に表彰状を贈呈した=写真。
桜木園は今年3月、地域自立支援施設サポートセンター「きらら」の中に移転し、指定就労継続支援B型事業所として新たなスタートを切った。今回の式典は開園20周年をその移転を祝うために開催したもので、利用者23人とその家族ほか、関係者などが集まった。
伊南桜木園保護者会の北原康夫会長は「私をはじめ、保護者の方々は少しでも子どものことが頭から離れたことはないと思う。今後、30周年、40周年と続いていくよう、障害を持ちながら働こうという利用者を見守っていただきたい」と語った。
感謝状の贈呈は次のみなさん。
◇伊南電器、有賀製作所、千寿園、北原よしゑ、堀みどり -
西駒山荘にヘリで荷揚げ
伊那市は1日、中央アルプスの市営山小屋「西駒山荘」と避難所「大樽小屋」へ、ヘリコプターを使って食料などの物資を輸送し、12日の西駒山荘営業開始に備えた。
物資は、西駒山荘用の野菜や米、飲料水といった食料品などのほかに、桂小場登山ルートの登山口から山荘との中ほどに位置する大樽小屋のトイレの老朽化に伴う修理のための資材も輸送。
物資の重量は合計約2トン。ヘリコプターは1往復約10分、伊那市の鳩吹公園駐車場から3回に分け輸送した。
西駒山荘は10月13日まで営業。40人収容可能。
問い合わせは伊那市役所観光課観光施設係(TEL78・4111)へ。 -
南ア林道バス 北沢峠まで全線で運行開始
伊那市長谷の南アルプス林道バスが1日、終点・北沢峠までの全線で運行を開始した。昨年9月、台風9号の影響に伴う災害復旧工事で、全線の運行は例年に比べて半月遅れとなったが、始発便から県内外の登山客が利用した。
1980(昭和55)年の林道バス開設から累計利用者数は今季中に100万人に達する見込みで、早くて7月末ごろという。
林道バス営業所前に車両を並べ、林道バス運転手、伊那市観光協会長谷支部メンバーら20人がシーズン中の安全を祈願。
伊那市観光協会長谷支部の中山晶計支部長は「南アルプスの玄関口で、登山者の安全を第一に安全運転を心がけてほしい」とあいさつした。
始発便には県内外の登山客23人が乗り込んだ。
徳島県の女性(60)は「北岳(標高3192メートル)へ登る。2回目で、アプローチが長いが、天気も良さそうなので楽しみたい」と話した。
林道バスは4月下旬以降、三峰橋付近の戸台口竏忠フ宿間の運行だったが、北沢峠(延長22・6キロ)まで伸び、1日4往復する。
運賃は仙流荘竏猪k沢峠間が1100円。所要時間は1時間。
問い合わせは、南ア林道バス営業所(TEL98・2821)へ。 -
小学生が地震義援金
伊那市の伊那小学校児童会リサイクル委員会は1日、岩手・宮城内陸地震による被災者への義援金として、アルミ缶回収で得た現金1万2610円を伊那市に託した。委員長の北原哲也君(11)と副委員長の御子柴杏奈さん(11)が市役所を訪れ、市保健福祉部の伊藤健部長に手渡した。北原君は「地震で困っている人たちのために少しでも協力したかった」としている。
同委員会は中国・四川省大地震(5月12日)の被災地に義援金を送ろうと、全校児童にチラシを配布するなどして各家庭のアルミ缶を学校に持参してもらうよう呼び掛け、6月16日から21日の6日間の回収で計約100キロの空き缶が集まった。6月14日に岩手・宮城内陸地震が起きたため、国内を優先させようと送り先を変更することにした。
義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送られる。 -
中電ギャラリー閉鎖
長年にわたって市民のギャラリーとして親しまれてきた伊那市中央の中部電力伊那営業所「ふれあいギャラリー」は4日を最後に閉鎖する。
同営業所によると閉鎖の理由は、中部電力の組織改編により6月30日で廃止された駒ケ根サービスステーションの機能を伊那営業所に統合することから、業務スペースの拡張が必要になったためという。
95年4月のオープン以来、13年間にわたって延べ230回の展示会を開いてきたが、同社の社内事情により、惜しまれながら姿を消すことになる。
ギャラリー創設について相談を受け、同会場でも個展を計16回開いてきた洋画家の須澤重雄さん(72)=伊那市中央=は「地域の文化振興に大きく貢献してきたのに、閉鎖とは非常に残念。場所も大きさも手ごろで、とても良い会場だった。展示会の開催を通じて地元の作家やたくさんのグループ、サークルの活動を盛んにしてきた功績も大きい。今は長年の活動に感謝したい」と話している。 -
向山和秋洋画展展
箕輪町の洋画家向山和秋さん(59)は第2回油彩画展「天女たちの競艶」を4日まで伊那市中央の中部電力伊那営業所ギャラリー「ふれあい」で開いている。女性や風景を大胆な筆致で描いた作品20点が展示されている。
フィギュアスケートの女性選手の姿を描いた『ビールマン・スピン』『飛天』など女性をテーマにした作品と、『天上の地平線』『師弟』など、山や海などの自然をテーマにした作品が並ぶ。いずれも力強い色彩と大胆な構図が特徴的で、迫力ある作品に仕上がっている。
50歳から油彩を学び、昨年は風景画展を開いた向山さんは「最近は風景画より女性の美しさを素直に表現できたらと心を凝らしている。自分の頭の思考とは別に、右腕が勝手に動き出す妙を自分で堪能している」という。
入場無料。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
08年分の路線価発表
伊那税務署は1日、08年分の路線価を発表した。同署管内15地点の路線価は昨年に引き続き下落した。最高路線価は伊那市伊那、市生涯学習センター前の県道南箕輪・沢渡線で1平方メートルあたり6万5千円だった。
同署によると、路線価は下落が続いているが、下落幅は縮小しているという。最高路線価の県道南箕輪・沢渡線は、07年分に比べ4千円下がり、変動率はマイナス5・8%。
長野県内の路線価は、佐久税務署管内の軽井沢町のみ上昇。長野署と飯田署は横ばいで、この3署以外は下落が続いているという。
路線価の発表は例年8月1日だったが、IT化の推進で1カ月早まり、相続税・贈与税の土地などの評価に用いる路線価図などの閲覧がインターネットで可能になった。全国の国税局、税務署の窓口でもパソコンにより閲覧できる。
伊那税務署管内の路線価は次の通り。
◆伊那市▽伊那・県道南箕輪・沢渡線6万5千円▽下新田・ナイスロード伊那市役所付近4万5千円▽上新田・ナイスロード伊那中央石油付近4万9千円▽西町・アピタ伊那店付近4万円▽日影・太陽通りベルシャインニシザワ付近5万3千円▽八幡町・JR伊那北駅付近5万8千円◆駒ヶ根市▽中央・JR駒ヶ根駅付近5万2千円▽赤須町・駒ヶ根市役所南側3万8千円▽上穂栄町・国道153号駒ヶ根商工会館付近4万円◆辰野町▽辰野・JR辰野駅付近3万6千円▽伊那冨・国道153号辰野公園付近2万9千円◆箕輪町▽松島・国道153号八十二銀行箕輪支店付近3万9千円▽松島・国道153号バイパスジャスコ付近3万4千円◆南箕輪村▽南殿・国道153号上伊那農協南箕輪支所付近2万4千円▽神子柴・アクセス道路中央道伊那IC高速バス停付近3万5千円 -
農業生産法人「株式会社JA菜園」設立
上伊那農業協同組合が出資する農業生産法人「株式会社JA菜園」が30日、設立した。野菜に特化した法人であることが最大の特徴で、遊休農地の解消や担い手育成を図り、今後の畑作農業のモデル経営体を目指す。
伊那市のJA本所での設立会で、前段に開いた設立総会の内容を報告。資本金は2010万円でJA上伊那が2千万円、農作業に従事する取締役2人が残り10万円を出資。社長にJA上伊那常務理事の春日州一さん(63)が就任した。
西箕輪地区の吹上と羽広に6・2ヘクタールの農地を賃貸借し、アスパラを中心に白ネギ、ブロッコリー、トマト、ヤマゴボウなどを栽培。冬期はトマトハウスを有効利用し野菜苗を生産する。農業者やJAインターン生のほか、収穫期など状況に応じて地元住民が作業に従事する。農産物の販売先はJA上伊那。
計画では、08年度の売上高は2979万円。中心品目のアスパラの収穫が始まる10年度から黒字経営を目指し、売上高4509万円、当期純利益143万円を見込む。
JA上伊那の宮下勝義組合長は、「上伊那の農業の普及拡大が可能な組織モデルを目指す」とあいさつ。春日社長は、「アスパラの多収がポイントになる。単位面積あたりの収量を上げ、後継者育成もし、より強固な法人として全力を尽くす」と話した。 -
宮田小6年1組がけん玉道選手権予選で大活躍、田中翔子さんが全国の舞台へ
宮田村宮田小学校6年1組は29日、全国少年少女けん玉道選手権大会甲信越北陸ブロック予選(上田市)に出場。女子の部で田中翔子さん(11)が優勝し、8月末に東京で開かれる全国大会への切符を手にした。男子3人、女子6人が決勝トーナメントに進出する大活躍で、チーム戦も1位から3位まで上位を独占した。
田中さんは公式戦初挑戦。一回戦から決勝までストレートで完勝し快挙を成し遂げた。
「緊張したけど、自分のリズムで焦らずに戦えた」と振り返り、「クラスの仲間の分も頑張り、全国大会では優勝したい」と意欲を燃やした。
同じ女子の部で3位小田切陽子さん、4位本田彩乃さん、5位浦野優花さん、7位小木曽茜さん、8位に宮下結里香さんが入り、6年1組が上位を独占。
男子の部でも3位に太田智也君、6位に保科仁平君、7位に加藤航君が入賞した。
全国大会には競技種目がない団体のチーム戦も、太田君、保科君、加藤君で組む「ミヤダーズ」が優勝。
2位には福澤風歌さん、平澤瑠菜さん、小木曽茜さんの「mezzo‐forte」、3位には本田彩乃さん、加藤舞香さん、浦野優花さんの「ハニーフラワー」が入った。
5年生からクラス全員でけん玉を始めてわずか1年余り。ブロック予選には遠方で参加できない児童もいたが、クラス一丸となった日々の練習の成果は大きく花開いた。
他校で全国優勝の選手を育てた経験もある担任の三澤稔教諭は「短期間でみんなここまでよく上達した。ほめるしかない。快挙ですよ」と目を細めた。 -
生産者交え保護者が給食試食
宮田村宮田小学校PTA父親母親委員会は今年度、保護者対象に給食試食会を開いている。自校で調理する村の学校給食の良さにふれながら、農産物を食材として提供する村内の生産者とも交流。「子どもたちのために」と取り組む現場の姿に理解を深めつつ、家庭の・ス食育・スを見直す機会にもしている。
試食会は昨年度から始めたが、今年度は生産者との会食を初めて盛り込んだ。27日には2、3年生の保護者が対象で、調理や子どもたちの配膳の様子なども見学した。
学校栄養士の滝澤きぬゑさんと、生産者でつくる「学校給食を育てる会」の吉澤小百合さん、有賀絹代さん、小田切靖子さんを交えて試食。
滝沢さんは栄養バランスに配慮して給食献立を考えていると説明し「家庭でも子どもたちの成長を心がけて食事をつくって」と呼びかけた。
吉澤さん、有賀さん、小田切さんは、食材提供に限らず児童と農産物の栽培も通じて交流を深めていると紹介し「喜んでくれる子どもたちの顔が忘れられない。それがパワーになります」と話した。
試食を終えた母親のひとりは「家でできない部分を給食でカバーしてくれている」と感想も。同委員会の平澤澄子委員長は「家庭に帰ってからも、親子の共通の話題として食事を考えてもらえれば」と話した。 -
いきねっと宮田が4、7日に子育てワークショップ
地域の身近な課題に取り組む宮田村の住民グループ「いきねっと宮田」は4日と7日に、子育てワークショップを開く。さまざまな声を拾いあげ、今年度中に作成する子育てハンドブックに反映させていく。
ハンドブックは村内の子育て世代の保護者に配布を予定。身近な情報を盛り込みながら、若い親たちを支援していく一冊に仕上げる計画だ。
ワークショップでは語らいながら、ブックに掲載していく内容などへの検討を深める。
4日は午前10時から村老人福祉センター、7日は午後7時から村民会館。
県の元気づくり支援金の助成事業で、同グループは地域連携で子育て支援の拡充を目指したい考え。手始めとなるワークショップへも幅広い参加を呼びかけている。
問い合わせは村教育委員会こども室沼野さん85・2314まで。 -
箕輪町消防団ポンプ操法大会
箕輪町消防団(平沢久一団長)は29日、ポンプ操法大会、ラッパ吹奏大会を町役場前駐車場で開いた。雨の中、6分団の代表選手が自動車ポンプの部、小型ポンプの部、ラッパの部に出場し、日ごろ鍛えた技術を競い合った。
結果は次の通り。
▼自動車ポンプ操法(1)5分団(2)4分団(3)6分団(4)3分団(5)2分団(6)1分団▼小型ポンプ操法(1)3分団(2)1分団(3)4分団(4)5分団(5)6分団(6)2分団▼ラッパ吹奏(1)4分団(2)1分団(3)5分団(4)2分団(5)3分団(6)6分団 -
「半夏生(7月1日)」にハンゲショウの葉白く
7月1日は「72候」の1つ「半夏生」。季節に合わせるかのように、中川村横前の県道北林飯島線沿いの民家の庭先でハンゲショウが茎の先に花穂をつけ、上部の葉の1部が白くなった。
ハンゲショウはドクダミ科、名は7月上旬の半夏生のころ、白い葉が目立つことや、葉の1部が白いことから「半化粧」に由来しているとか。
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第18代アルプスレディー決まる
駒ケ根市の観光をPR、市文化会館事業のアシスタントをする第18代アルプスレディーに伊藤美香さん(28)=同市東伊那・会社員=、林秀美さん(26)=同市北町・団体職員=、下島総子さん(22)=同市飯坂・銀行員=の3人に決まった。市観光協会が29日、駒ケ根駅前ビルアルパで選考会を開いた。3人は今後2年間、各種イベントのアシスタントや観光キャンペーンなどに参加する。
15人が応募し、選考会には10人が出席し、6人の審査員が駒ケ根市を宣伝するのにふさわしいかなどの観点で選んだ。
選ばれた伊藤さんは「駒ケ根が好き。駒ケ根市のすばらしさを県内外はもとより、広く世界に伝えたい」。林さんは「自分自信に自信がなく、少しでも自信につながればと応募した」と動機に触れ「駒ケ根市が多くの人に知ってもらえるようにしたい」。下島さんは「自分が選ばれたことが信じられない。みなさんと一緒に駒ケ根をPRしたい」とそれぞれ抱負を述べた。
新レディーはコマ夏でお目見えする予定。 -
南信中学校総体各種結果
【バスケットボール】(28縲・9日・南箕輪村民体育館ほか)
◇男子 (1)赤穂
◇女子 (1)箕輪(2)春富(3)伊那東部(4)赤穂
※男女各上位4校は県大会(7月19縲・0日・茅野市総合体育館ほか)に出場
【バレーボール】(28縲・9日・飯田市緑ヶ丘中体育館ほか)
◇男子 (1)中川(2)箕輪(3)辰野
◇女子 (1)辰野
※男女上位4校は県大会(7月19縲・0日・長野市真島総合スポーツアリーナ)に出場
【ソフトテニス】(28日・伊那市営センターテニスコート)=男子団体、女子個人のみ
◇男子 ▼団体(1)竜峡(2)伊那東部(4)長谷
◇女子 ▼個人(1)倉田玲美・永井愛華(南箕輪)(6)杉山瑞希・佐藤千晴(箕輪)(7)城鳥友里・増田侑子(伊那)(8)城倉未来・土戸みるき(箕輪)(9)西村綾音・山口藍(伊那東部)(10)若林美徳・白沢りか(伊那東部)(12)黒河内奈恵・川瀬菜生(長谷)
※男女各団体上位4校と個人上位16ペアは県大会(7月19縲・0日・東御中央公園テニスコート)に出場
【卓球】(28日・岡谷市民総合体育館)
◇男子 ▼個人(1)下平晋也(南箕輪)(3)諏訪宝(辰野)(5)平石聖亜(南箕輪)太田誠(南箕輪)(9)三沢拓也(伊那東部)宮下聖紘(南箕輪)上原良太(伊那東部)▼団体(1)南箕輪(2)伊那東部
◇女子 ▼個人(1)古瀬絵美子(高森)(5)堀田透子(箕輪)下平咲(春富)▼団体(1)高森(3)伊那東部
※男女各個人上位12人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・南長野運動公園体育館)に出場
【バドミントン】(28日・諏訪市清水町体育館)
◇男子 ▼団体(1)松川(3)赤穂▼個人シングルス(1)高田京佑(茅野東部)(3)山岸哲(赤穂)
◇女子 ▼団体(1)赤穂(3)伊那▼個人ダブルス(1)吉沢奈津子・山本さくら(赤穂)(3)小木曽梓・嶽沢直美(赤穂)
※男女団体上位3校、個人ダブルス上位4ペア、同シングルス上位4人は県大会(7月20縲・1日・松本平広域公園体育館)に出場
【柔道】(29日・辰野中柔道場)
◇男子 ▼個人50キロ級(1)真島悠佑(中川)(2)小沢達也(辰野)▼同55キロ級(1)北島龍(飯田東)(2)今溝翔登(辰野)(4)住井洋太(赤穂)▼同60キロ級(1)山田哲也(阿智)(2)山岸翼(辰野)(4)小口高義(辰野)▼同73キロ級(1)橋爪拓哉(旭ヶ丘)(3)西川稜(辰野)▼同90キロ級(1)泉崎聖徳(松川)(3)横山利輝(赤穂)▼団体(1)松川(2)辰野
◇女子 ▼個人44キロ級(1)深沢美悠(辰野)(2)三村希帆子(辰野)(4)茅野紗苗(飯島)▼同52キロ級(1)熊谷日加里(岡谷西部)(2)有賀詩織(辰野)(3)樋口亜紀(辰野)▼同57キロ級(1)宮沢久未(松川)(2)原寿々子(伊那)(3)岩崎真由(辰野)▼団体(1)辰野(4勝)
※男女個人各階級上位4人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・長野運動公園総合体育館)に出場
【ソフトボール】(28日・伊那市富士塚スポーツ公園グラウンド)
◇女子 (1)高瀬(2)伊那東部(4)伊那
※上位4校は県大会(7月19縲・0日・あずさ運動公園)に出場
【剣道】(28日・松川中体育館)
◇男子 ▼個人(1)堀江健太郎(岡谷北部)(3)宮沢圭太朗(赤穂)(6)石沢周(赤穂)▼団体(1)松川(3)伊那(4)春富
◇女子 ▼個人(1)沢上かれん(赤穂)(3)林くるみ(赤穂)柴田祐美子(伊那)(7)熊谷由紀乃(伊那)▼団体(1)松川(2)赤穂
※男女個人上位8人、団体上位4校は県大会(7月19縲・0日・上田市自然運動公園総合体育館)に出場
##(写真たてよこ)
女子バスケットボール(伊那中体育館)
##(写真たてよこ)
男子柔道団体戦(辰野中柔道場) -
県小学生陸上 男子ボール投げの富永・全国へ
第25回県小学生陸上競技大会(長野陸上競技協会主催)が29日、松本平広域公園陸上競技場で開かれ、上伊那勢は、男子ボール投げの富永凌平(中川東)が63メートル48で優勝し、全国大会の出場権を獲得した。男子400メートルリレーの南箕輪AA(宮原浩二郎、唐木洋輔、池田翔太、村上晴彦)、女子同種目の南箕輪AA(伊藤奈美、駒瀬史織、竹松秋美、松山理恵)はいずれも4位で東海大会へ出場する。
大会は県内各地区・支部の予選を勝ち上がった約1500人が出場し、雨の中、全19種目で競技。男女千メートルとオープン100メートル、混合リレーを除く各種目1位は全国大会(8月29縲・0日、東京・国立競技場)へ。400メートルリレーの男女2縲・位と混合リレーの1縲・位は東海大会(8月31日、静岡・草薙総合運動場陸上競技場)へ出場する。
男子ボール投げ・富永凌平(中川東6)
○…県内各地区の予選を勝ち上がった代表61人の頂点を制した。記録は63メートル48と、練習でマークした67メートルには及ばなかったが目標としていた全国の切符を手に出来て笑顔。全国大会では、持てる力を十二分に出し切ることを誓った。
地元スポーツ少年団軟式野球チーム「中川ベアーズ」の投手を務める富永。ボール投げは昨年から挑戦しており、県大会出場は今回が初めてとなった。小学校最後の大会に込める思いは強く、全国大会出場を目指し、本年は5月中旬から朝練習に励んできた。
練習の記録は昨年の公式記録と比べ10メートルほど伸びている。「もっと良い記録を狙っていたのに」と県大会の記録に不満げの富永。全国大会に向けては「今後、腕の筋力を鍛えていき、全国では70メートルの記録を狙いたい」と意気込んでいた。 -
英伸三写真展
写真家英伸三(はなぶさ・しんぞう)さんの写真展「農村に何が起こったか竏注。振り返る昭和」が6日まで、伊那市の伊那市立伊那図書館広域情報コーナーで開かれている。1960年代に撮影に訪れた伊那市や駒ケ根市の農村部で、押し寄せた工業化の波と農業のはざまで翻ろうされながら生きる農民の姿をとらえた作品など26点を展示している。
初日の28日には英さんが同館を訪れて「語る会」を開き、展示作品を撮影した当時の時代背景や思いなどを語った。英さんは「農家の主婦らが、改造した畜舎や納屋で時代の最先端のエレクトロニクス部品を作っている『農村電子工業』の光景は興味を引かれるものだった。農業の片手間に始めたはずの仕事なのに、ノルマに追いかけられて本業の時間がなくなるなど、高度成長時代ならではの社会のひずみを感じた」などと話した。
入場無料。問い合わせは同館(TEL73・2222)へ。 -
西春近財産区が松くい虫被害拡大防止にヒノキ3千本を植栽
伊那市の西春近財産区(橋爪俊夫議長)は29日、松くい虫被害拡大防止のため、財産区有林の藤沢山大洞地籍モチクイ平1・5ヘクタールにヒノキの苗木3千本を植栽した。小出二区の住民ら92人が雨の降る中、作業に当たった。
伊那市の松くい虫被害は06年に確認され、財産区は赤松からヒノキへ樹種転換することにした。本年1縲・月、県の信州森林づくり事業保全松林緊急保護整備事業で、上伊那森林組合に70縲・0年生の赤松800本の伐採を委託。材木を切り出すなど作業するための林道(延長1キロ)も整備した。
橋爪議長は「松くい虫被害で赤松が立ち枯れする前に、材木として利用できるうちに伐採した。ヒノキを植えることで、地域の山を守っていきたい」と話した。
参加者は2人1組で、目印の付いた場所に、とんがなどで穴を掘り、高さ50センチほどのヒノキの苗木(3年生)を次々と植えた。急斜面のところもあり、足場を固めながら黙々と作業をこなした。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法大会
南箕輪村消防団は29日、ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会を大芝高原の大芝の湯駐車場で開いた。厳しい練習を重ねてきた団員が出場し、ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の各部門ごとに順位を競った。
各部の優勝チームは上伊那大会に出場する。
結果は次の通り。
▼ポンプ車操法(1)3分団1部A(2)3分団1部B(3)2分団1部(4)5分団1部▼小型ポンプ操法(1)2分団2部(2)3分団2部(3)4分団2部(4)5分団2部(5)4分団1部(6)1分団2部(7)1分団1部(8)1分団3部▼ラッパ吹奏(1)2分団(2)4分団(3)5分団(4)3分団 -
「川シンポジウム」でアマゴ放流
伊那市と市民の連携で水と緑のまちづくりを目指す第21回「川シンポジウム」の実行委員会は29日、本年度の最初の事業として「魚の放流」を行った。雨の中、幼児、小中学生約100人を含む200人が参加し、市内4カ所の川にアマゴ約2400匹を放流した。
御園の「蛍が池」会場には近くの親子など約60人が参加し、思沢川の流れにアマゴ約600匹を放した。子どもたちは「大きくなってね」「元気でね」などと話し掛けながら、バケツに入れたアマゴを笑顔で川に放した。
実行委員会を代表してあいさつした丸山敞一郎区長会長は「魚を放流する体験を通して、自然を大事にする気持ちを育ててほしい」と呼び掛けた。
シンポジウムは本年度、川再発見せせらぎウォッチング、水質調査、ビオトープ探索、川を美しくする集い、環境子ども会議などを行っていく。 -
高遠断酒会記念大会
高遠断酒会は29日、創立30周年記念大会を伊那市高遠町の町総合福祉センター「やますそ」で開いた。アルコール依存症に悩む人たちやその家族など、全国各地から約250人が参加し、依存症経験者の悲惨な体験談を聞いて互いに断酒を誓い合った。
自身が依存症だった男性は酒びたりだった日々を振り返り「母親もアル中だった。そんな母親を嫌いだったのに、生活すべてが面白くなく、自分も酒びたりになった。酒を買って来いと言って妻をなぐったり引きずり回したり、ひどいことをした。こんな自分が生きていると周りに迷惑だと思い、命を絶とうとしたことも2回あった」と、つらい思いを涙ながらに語った。「断酒会に入って、依存症は病気だと知り、正直ほっとした。これからは酒に逃げず、家族のため正面を向いて生きていきたい」と話して大きな拍手を受けた。
香川県断酒会の初代会長岩崎広明さんの体験談と、香川県の三光病院長市川正浩さんの記念講話もあった。 -
天竜川整備計画懇談会
三峰川の将来を考える「三峰川みらい会議」(織井秀夫代表)は29日、国土交通省中部地方整備局が6月に示した「天竜川水系河川整備計画」の「たたき台(骨子)」について市民の意見を聞く懇談会を伊那市役所で開いた。区長、消防団、環境団体、市のほか、一般住民など計約40人が参加し、戸草ダムの計画見送りなどについて意見を交わした。
天竜川水系全体の整備計画について話し合う趣旨での開催だが、参加者からは戸草ダムについて意見が集中。「簡単に見送りというが、美和ダム上流の安全が欠落している。ダム建設はぜひ計画に盛り込んでほしい」「問題の先延ばしだ。いずれ造るなら今やるべき」「見送りは財政面の理由と思うが、必要であるなら計画を縮小してでもやってほしい」など、建設を強く要望する意見が多かった。「戸草ダムのことばかりでなく、ほかの川のことも含めて総合的に考える必要がある」などの意見もあった。
織井代表は「川は流域の人のもの、という原点を考えるよい機会になった」と話した。 -
情報発信に官学の連携強化へ、宮田村と日福大が研究会発足
宮田村と日本福祉大学は29日、「宮田村情報発信事業研究会」を名古屋市中区の同大学名古屋キャンパスで発足した。村おこしの一助にと官学の協力により98年に始まった同事業は10年目を迎えたが、7月の津島神社祇園祭をインターネット中継で配信するなど一部にとどまっており、研究会を組織することでさらに連携強化して取り組みたい考えだ。
研究会には千頭聡教授ら学校関係者、現役学生、発信事業に関わったOB、さらに村からは情報発信を始めるきっかけをつくった同大OBで宮田村議の天野早人さん、村総務課の赤羽和人係長の計10人が参加した。
今までの経過を降り返りながら課題を検証。インターネット配信を一つのツールとして全国に宮田村をPRしようと理念を持って事業を始めた経緯もあり、10年を契機に改めて仕かけづくりを行っていこうと確認した。
村は今後、福祉や商工観光など担当部署の範囲も拡大させて研究会に参画させたい考え。赤羽係長は「大学の持っているノウハウ、頭脳を幅広くむらづくりに活かせたら」と期待を寄せる。 -
高校野球チーム紹介(駒ケ根工業高校)
チームの中心は2年生。「その分成熟されていない部分もあるが、部員個々のレベルは高い」と篠原監督。
投手は2年生エースの伊藤と、横手投げの平沢の2枚板。ともに力のある球を投げ、球速は130キロを超える。信頼の置ける存在だ。
打撃は一番伊藤をはじめ、赤羽、小町谷、稲毛が引っ張る。
4月の春季上伊那大会は順調に勝ち進み、決勝戦は10対2で辰野に勝利した。しかし、その後の春季北信越県大会南信予選では初戦で諏訪双葉に敗退。精神面の波が勝敗を大きく左右することが課題となった。
南信予選の後は、練習試合を重ねる中で精神力を高め、上田西と引き分け、長野高校に勝利するなど、県内の実力校とも互角の試合を展開してきた。
初戦の相手は春季大会北信越地区北信地区予選で準優勝した須坂東。篠原監督は「自分たちから崩れないこと。相手をしっかり見て、勝負することが課題。何とかベスト8までに入って、その後はつぶし合いの勝負をしたい」と語る。
初戦突破して波に乗れば、その先への期待も高まる。
初戦は7日の午前11時半・長野県営球場。
◆湯沢塁主将 フレッシュで打っていくチーム。練習試合にも勝ってきているので、全員モチベーションも上がってきている。2年生には先輩たちが頑張っている姿を見て「俺らも頑張らなきゃ」という気持ちでやってほしい。チーム一丸となって、一勝でも多く勝ち、長い夏にしたい。 -
ニシザワ箕輪ショッピングタウン4日にオープン
箕輪町三日町の国道153号バイパス沿いに、ベルシャイン箕輪店を中心としたニシザワ箕輪ショッピングタウンが4日、オープンする。1日、しゅん工式があり、地権者、工事関係者、町関係者ら約40人が出席し、完成を祝った。
ショッピングタウンは、ベルシャイン箕輪店のほかに、ニシザワ直営の南信地区最大規模の「TSUTAYA」、テナントとしてアミューズメントパーク「SAINT」などがある。商圏は箕輪町南部、南箕輪村、伊那市北部を見込む。
伊那市に本社を持つ総合小売業「ニシザワ」(荒木康雄社長)が展開するベルシャインは5店舗目。アメリカンスタイルの鉄骨造り平屋建てで、売り場面積は3300平方メートル。天井は6・5メートルと高く、ゆったりとした空間を作り出している。従業員は約100人。
安心・安全を意識し「原材料は国産」「食品添加物は不使用」などにこだわった食品をはじめ、日用品、衣料品、生活関連商品をそろえる。
4日は午前9時から。6日までオープニングイベントとして、花ポットや紅白まんじゅうなどを先着500人にプレゼントする。
ベルシャイン箕輪店の営業は午前10時(日曜日9時半)縲恁゚後10時。年中無休(臨時休業あり)。
問い合わせは、同店(TEL98・8111)へ。 -
南箕輪村安協 信号機など清掃
南箕輪村交通安全協会(飯島英之会長)は、「国民安全の日」の1日、村内を通る国道153号沿いの歩行者用信号機やカーブミラーの清掃をした。交通事故防止を目的に本年度から実施。参加した本部役員ら8人は、交通事故が発生しないことを願いながら行った。
参加者は2班に分かれての作業。周囲の安全を確認しながら、信号機一つひとつの汚れを丁寧に布で拭きとっていった。参加者の一人は「交差点内の事故は全国的に多発している。車の運転、歩行のときは信号機をよく見てほしい」と話していた。
歩行者用の信号機を清掃する村安協役員ら