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伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区定期総会
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区定期総会が13日、南箕輪村公民館であった=写真。会員約60人が出席し、本年度活動計画など5議案を原案通り可決した。08、09年度役員改選では清水武茂地区委員を再任した。
本年度活動計画は、7、10月の奉仕活動として村役場周辺の草取りを実施。このほか、8月の親ぼくマレットゴルフ大会、来年2月の親ぼく旅行などを盛り込んだ。
同地区の07年度受託事業実績は06年度と比べて8・4%の増加となった。清水地区委員はあいさつで「健康で1年間働いた成果が出た。会員の増強を引き続きお願いし、各事業への参加にも協力を」とした。 -
田切放課後クラブ開所
地域の教育力向上を図る飯島町田切の田切放課後クラブが11日、田切公民館で開所した。毎月第2、第4水曜日放課後から午後5時(冬季午後4時30分)まで同館で開く。
公民館を子どもの活動の場として開放し、自由な活動の場、異年齢や地域の大人との交流の場として、また、昔遊びの伝承、体験の機会の提供などが目的。七久保地区に続き2地区目。
初日は小学1年から6年生まで約40人とサポーター19人が参加。開所式で井口明夫運営委員長は「サポーターのみなさんは親の気持ちで子どもたちに接し、子どもたちはサポーターの言うことを聞いて楽しく遊んで」と呼び掛け、山田教育長は「異年齢の子どもたちが一緒に楽しく遊び、いろいろと学んで」と期待した。
「元気にあいさつ」「はきものはげた箱に」「名札をつける」などクラブのルールを確認し、囲碁や工作、マジック、卓球などを教えてくれるサポーターの紹介。子どもたちはまず、研修室で宿題や勉強をした後、大人と一緒に楽しい遊んだ。 -
箕輪町で不審者
伊那署は13日、管内で不審者が出現したため、県警のメール配信サービスなどを通じて注意を呼びかけた。
11日午後6時半ころ、箕輪町中箕輪の道路上で、下校途中の女子高校生に男が後ろから近づき、気配に気づき振り向いた女子高校生の体を触った。女子高校生が手を振り払うと男は逃げていった。
男の特徴は年齢40歳くらい、身長180センチくらいでやせ型、細面でスポーツ刈りが伸びたような髪、服装は白っぽいセーター、黒色のジーパン、黒色のサングラスをかけていた。 -
エコロジーコンサート出演子役 58人応募
南箕輪村が8月4日、村民センターで初めて開くイベント「KID,Sエコロジーコンサート」のショートミュージカルに出演する子役が決定した。5月下旬、村内外の小学3縲・年生を対象に募集したところ、村内53人、村外5人の計58人(男子6人、女子52人)が集まり、出演を決めた。
コンサートは「子ども地球サミット」(8月1縲・日、清内路村)の連動企画。ミュージカルは「蛍火の空の下」との演題で大芝高原や「田畑半沢ほたるの里」を舞台に環境問題を訴える内容となっており、宝塚歌劇団OGの但馬久美さんが特別出演する。児童たちはホタル役として舞台に立つ。
22日、村民センターホールで児童たちの初顔合わせとけい古がある。けい古は演出家のITOSANによるもので、7月下旬までの週末を中心に計5回ほどを計画している。 -
【記者室】住所表示変更の利点
対象区域が広過ぎて分かりづらいと不評だった伊那市の伊那、伊那部などの住所表示の変更に向け、6月市議会に関係議案が提出された。何事もなく進めば8月4日から「伊那○番地」は「御園○番地」などに、「伊那部○番地」は「日影○番地」などに変わる。
地名でおよそどの辺なのか見当がつく竏窒ニいう現実的な利点もさることながら、これまでの味も素っ気もない呼称に比べ、ほのかに温かく味わいのある地名が使えることがうれしい。
この問題は駒ケ根市も同様で、どこもかしこも「赤穂○番地」ばかり。中原前市長は変更に取り組まずじまいで引退してしまったが、杉本市長は検討課題として申し送りを受けているのだろうか。新リーダーの英断に期待したい。(白鳥文男) -
体長49センチのイワナを釣った白鳥良幸さん、市民チャンピオンに
体長49センチのイワナを釣り上げた駒ケ根市赤穂北割二区の白鳥良幸さん(44)がこのほど、過去に釣られた大きなイワナの記録を更新し、駒ケ根市民チャンピオン賞に認定された=写真。白鳥さんは「場所が上流だったので、あんなに大きなのがいたのに驚いた。食べるつもりだったが、周囲から『もったいない』と言われ、はく製かなにかにしようかと検討している」と語った。
白鳥さんがイワナを釣り上げたのは太田切川の上流。上流は生育環境が厳しいため、30センチでも大きい。また、今回は釣ったイワナは「ヤマトイワナ」という種類で、養殖しにくいため、今では放流数が少なくなっており、これだけ大物に出会えるのも珍しいという。
白鳥さんは「もともと自然の中にいるのが好きだった。そんな中で緊張感を感じながら釣りをするのは楽しい」と話していた。 -
・ネパール交流市民の会、母子保健プロジェクト本格始動
駒ケ根市の国際協力友好都市、ネパールのポカラ市と住民レベルの交流、支援に取り組んできた「ネパール交流市民の会」(塩原順四郎会長)は本年度、ポカラ市の妊産婦や乳幼児の支援を目的とする「母子保健プロジェクト」を本格化する。その第1弾として、巡回診療用救急車と医療機器を寄贈。救急車はなかなか医師の診断を受けられない貧困層が住む郊外の地域などを巡回し、そこに乗り込んだ医師や助産師、看護師が安価で母子保健サービスを提供する。救急車などはこれまで積み立ててきた基金と、一般から寄付で購入する。
水道設備などが十分でない発展途上国では、水くみ、まき集めなど、女性の担う家事は重労働。家族を養うためには妊産婦や産後であっても働かざるを得ない状況にあり、そのことが出産時のリスクを高くしている。また、医療設備も充実していない。
ポカラ市でも貧困層が住む郊外を中心にこうした状況が続いており、また、医療保険制度もないため、病院に行きたくても行けない人が多い。
そんな中、同会は昨年から同プロジェクトの準備を進め、昨年はポカラ市から研修医師の受け入れもした。今後はこの医師が中心となり、現地でプロジェクトを進行していく。
ユニセフの04年統計によると、ネパールの妊産婦死亡率は千人対比で74人、乳幼児は66人となっている。
同会は母子保健プロジェクトにかかる寄付を募集している。
寄付口座名は「アルプス中央信用金庫南支店普通7126619 ネパール交流市民の会 母子保健プロジェクト」。寄付者の名前を記入し、振り込む。
問い合わせはネパール交流市民の会事務局駒ケ根市総務部企画財政課(TEL83・2111、内線243)へ。 -
駒ヶ根市図書館協議会
駒ケ根市図書館協議会が10日、市文化センター視聴覚室であった。市立図書館の職員が、昨年度の図書館利用状況を報告し、本年度事業について提案。子どもだけでなく、大人にも読書に親しんでもらうための事業などを盛り込んだ事業計画を承認したほか、図書館利用については、利用者数が年々増加する傾向にあり、市民一人当たりの貸し出し冊数も増加している実態を確認した。
市立図書館では「テレビを消してみんなで読育(よみいく)」をスローガンに、子どもの読書活動を推進するため、読み聞かせやおはなし会、読み聞かせボランティアの育成などに取り組んいる。
こうしたさまざまな活動が実を結び、昨年度の利用者数は前年度を717人上回る約4万5495人。一人当たりの貸し出し冊数は5・53冊となっている。
本年度も手づくり教室や講演会の開催、「12のつきのおはなし会」など、図書館に足を向けてもらうための事業に力を入れていくほかあ、レファレンス記録簿の整備などを進め、利用し易い図書館づくりに努める。 -
富県の「幼い子供を持つ母親有志の会」が桜井区への新ごみ中間処理施設建設を反対する署名460筆を伊那市に提出
伊那市の用地選定委員会が新ごみ中間処理施設の最終候補地1カ所を決定するのを翌日に控えた11日、富県地区に住む母親らでつくる「幼い子供を持つ母親有志の会」が、最有力候補地である富県桜井区へのごみ処理施設建設反対を訴える署名460筆を伊那市に提出した=写真。代表の女性は「6、7日に富県地区を対象とした説明会があったが、桜井が最有力候補地であることはそれまでまったく知らなかった。また、子育て世代が知らないうちに物事が進められてきたのも事実。『今さら』という声もあったが、何とか反対の意思を伝えるため、今回の署名を集めた」と語った。
署名活動は同地区での説明会を受け、この事態に不安感を感じた子育て世代の母親らが中心となって7日午後から10日までの間に急きょ実施。地元保育園や子育て支援センター、富県地区の各戸を回って呼びかけたところ、農家や候補地の一部を保有する地権者などからも賛同を得た。
反対理由としては▽施設の安全性への不安▽三峰川水系の稲作への影響、食の安全への懸念▽候補地であることが区(特に若い世代)に周知されていないこと竏窒ネどを挙げている。
「知らなかった」という主張に対し、市は「用地選定は昨年6月からやっており、市報でも知らせてきた」と説明。それに対し会のメンバーは「実際市報で知らせても分かりにくいもの。ただ『やりました』ではなく、本当の意味で周知を図ってほしい」と指摘。また、桜井区で以前にも説明会が開かれたが、地区住民に周知・徹底が図られていなかったとして、強い不満を示す声もあった。
今回の署名は12日の用地選定委員会に報告される。 -
県消防救助技術大会を前に伊南行政組合消防本部から出場する救助訓練班を消防長が査閲
県消防救助技術大会を間近にひかえ11日、伊南行政組合消防本部から出場する救助訓練班11人が、北原和良消防長やほかの隊員らの前で、これまでの訓練の成果を披露した。出場隊員らは俊敏な動作でこれまでの成果をいかんなく発揮した=写真。
大会は消防士の救助技術向上などを目的として毎年開催しているもの。今回伊南行政組合消防本部では、はしご登はん、ロープ応用登はんなど4種目に出場する予定で、古い庁舎では施設面での限界があり訓練ができなかった「引揚救助」にも出場する。
北原消防長は「大会まで10日をきったが、体を調整して、しっかりと最善を尽くしてほしい」と激励した。
また、小林班長は「4月から約3カ月の訓練をしてきた。それぞれ感触をつかんできており、上を狙える隊員もいる。伊南消防本部の代表として安全・確実な成果を発揮し、上位入賞を目指したい」と話していた。 -
高校再編計画骨子案決定
県教委定例会長野県教育委員会定例会は11日、県庁で開き、「高等学校再編計画」の骨子案を決定した。旧第8通学区(第3通学区)については、再編計画の方向で「当面、現状の学校数を維持することが適当」とする内容が盛り込まれている。
再編計画のアウトラインによると、旧第8通学区(第3通学区)は、生徒数は08年は1998人・38学級(箕輪進修高校I部含む)だが、18年は1877人・35学級程度、22年には1782人・33学級程度の募集と予想。
再編計画の方向で▽地域高校以外の普通科をもつ高校が1学年5縲・学級でほぼ適正規模を確保している▽農業高校と工業高校が1校ずつ配置されている-ことから、「当面、現状の学校数を維持することが適当」とする。しかし18年以降の少子化進行も予想されるため、「第2期の計画においては新たな再編が必要」としている。
県教委は、09年6月の計画策定に向け、本年12月に計画案を示すため今後具体的な検討を進めるという。 -
富県さつき会会長
伊那市富県
橋爪謙司さん玄関前をはじめ車庫や庭に、美しい色合いの見事なサツキの鉢がずらりと並ぶ。その数約100鉢。さらに盆栽も100鉢ある。
「サツキは咲き分けがある。真っ白の花の中に赤い花が咲いたり。それがいいじゃんかね」
20年ほど前、サツキの好きな弟が苗木を送ってくれたのがきっかけ。「やみつきになっちゃった」。定年退職後、本格的にサツキを育て始めた。
苗木を購入したり、挿し木をするなどして増やしてきた。品種は、山の光、日光、煌陽、大盃、華宝、翠扇などがあり、花色も白、朱、とき色などさまざま。単色もあるが、咲き分けの美しい鉢が多い。
管理で大切なのは、根が張って木が弱るのを防ぐための植え替えと、花が咲いた後の摘み取り。あとは水かけと肥料さえやれば咲くという。
「花の後の摘み取りが大変。全部しっかり取らないと、次の年に咲かない。来年咲くのが楽しみだから」と精を出す。
「サツキは花を楽しみ、その後は盆栽として楽しむ。2度楽しめるのがいいところ」。枝ぶりにもこだわり、枝が棚になるように小さいうちに針金で固定するなどして成形する。咲き分けでピンク色などが咲いた枝は、間違えて切らないように目印のテープを巻くなど注意を払い、大事に育てるという。
昨年は、霜の被害で上手く花を咲かせることが出来なかった。そのため今年は、「飲んで帰ってきても天気予報をよく聞いといて、霜の予報が出たら霜除けをして慎重に育てたよ」。そのかいあって、「今年は大きくて本当にいい花が咲いた」と満足気だ。
6月5日から4日間、富県さつき会の展示会を開いた。鉢は丹念に油で磨き上げ、盛りと咲き誇るサツキを出品。来場者250人を楽しませた。
これから咲く遅咲きのサツキを楽しみに、花が終わり始めた早咲きの鉢の手入れが始まる。それと同時に盆栽の手入れも怠らない。「サツキをやってたら盆栽にも興味が沸いてきて、めた増やしちゃって」。五葉松、錦松、ブナ、アケビ、柿など数えればきりがない。
「道楽ってもんだ。仕事は嫌だけど、これはごしたくない。農業しながら暇見ちゃやる。好きじゃないと出来ないね」。道楽とはいえ、全部で200鉢もの手入れ。「サツキでも100鉢くらいないとやる気にならない。熱が入らないからね」。そう言って楽しそうに笑った。(村上裕子) -
エコシャンプーで環境推進に一役
宮田村町三区の美容室スピックサロン駒ケ原店は5月に、従来品よりも節水できる環境にやさしいシャンプーを提供する「エコシャンキャンペーン」を展開。客に意識の啓もうを図りながら、売り上げの3万円を環境推進活動にと同村へ寄付した。経営するアトリエシミズの清水光枝社長、清水博行同店長は「少しでも多くの人に環境について考えてもらうきっかけになれば」と話した。
2人は11日に村役場を訪れ、清水靖夫村長にキャンペーンの取り組みを報告。「マイバックの普及など環境推進に役立てて」と、売り上げを手渡した。
今回用いたシャンプーは本来、首に負担をかけず頭皮にもやさしいとして開発されたもの。使用する水の量を最小限にできる特徴があり、清水店長は中越地震の時に被災地でシャンプーボランティアをした実績もある。
そのような経験から「エコシャンプーとして環境面の取り組みにもなるのでは」と同店が独自に着眼。
売り上げは地元の環境推進に役立てることを念頭に、5月の約20日間を特別価格のキャンペーンで提供した。
「我々の業界も環境は避けて通れない。地域とともに意識を高め、協力していきたい」と清水社長ら。
排水などが課題のパーマの環境対策にも乗り出しており「温暖化の中でドライヤーのことなども考えたい」と話す。 -
松本山雅FCのサポーターグループが応援を呼びかけチラシ配り
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で7日、サッカーJリーグ昇格を目指す北信越リーグ1部の松本山雅FCを応援する上伊那のサポーターグループ「松本山雅南信・上伊那ペーニャ」(川田智弘代表)が同チームへの応援を呼びかけた。
上伊那ペーニャは同チームを応援しているうちに知り合った辰野町、南箕輪村、伊那市、駒ケ根市のサポーター6人が今年1月に結成した。
上伊那での街頭活動は今回が初めて。松本山雅FCの緑色のユニフォームを着て、みはらしファームを訪れた人たちに試合のチラシを配り、「ぜひ試合におこしいただき、松本山雅に声援をお願いします」と呼びかけた。
松本山雅FCの詳細はホームペー(http://alwin.org)参照。 -
一度は減額の税収が・ス復活・ス
徴収率低下を懸念していったんは3月村議会で2500万円の減額補正した宮田村の07年度の村税収入が、予想以上の伸びを示し逆に3660万円を専決処分で予算に増額補正したことが11日、村議会6月定例会への報告で明らかになった。地方交付税の伸びなど重なり、村の貯金にあたる財政調整基金に1億9500万円を積み立て。同基金残高は07年度末現在5億300万円で、前年同期に比べ1億2900万円増えた。清水靖夫村長は収納対策の効果などもあげ「厳しい財政を前面に出し取り組んだ成果」と説明する。
厳しい見込みが結果的には好転した格好だが、法人村民税は減少し始めており税収は将来的にも不安定な要素を抱えたまま。
本年度から始まった小学校の耐震補強工事に続き、中学校や役場庁舎などの公共施設も事業の必要性に迫られているほか、老朽施設の改修なども今後予想される。
清水村長は「今後も厳しく、決して楽観できるものではない。必要な部分について大胆な予算措置を講じたい」と議会に説明した。 -
地域エネルギービジョン策定へ
宮田村は今年度、地域エネルギービジョンを策定し、自然エネルギーの積極的活用、導入促進や住民の意識啓もうなどを進める。関連予算770万円を11日開会の村議会6月定例会に上程した。
同事業は独立行政法人・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の100%補助で行うもの。
策定委員会を8月にも設置する予定。専門のコンサルタントの調査など入れて、地域特性にあったエネルギーを掘り起こし、村民の知識や意識も高める。
村の担当者は「太陽光や水力、バイオマスと様々なエネルギーが注目されている。活用できるものを探りながら、地域として理解を深めていきたい」と説明する。 -
根強い人気、可れんなウチョウラン
花の中央頭部が烏(カラス)の頭に似ているから「烏頂蘭」、舌弁が羽を広げた蝶のようだと「羽蝶蘭」とも書く、ラン科の小型ラン。中川村小渋峡の急斜面の林の下や岩場に数十万株と咲いていたというウチョウラン、乱獲され、ほとんど姿を消してしまったが、村の人々は「イワユリ」と呼んで親しみ、村花にもなっている。20数年前、上伊那では一大ブームが起き、銘花、稀少花が数万円で取り引きされた。その後、バイオ技術で大量生産が可能になると、「高嶺のユリ」から庶民の花に。花の時期には飯島町や中川村など各地で展示・即売会が開催され、愛好家でにぎわう。今回は飯島町七久保の道の駅、花の里いいじまで開催中の「天竜うちょうらん愛好会」のウチョウラン展に展示されている銘花や珍花を紹介し、同会の山本知善会長や、小渋産の山採りウチョウランを繁殖させる中川村の「村花うちょうらんを育てる会」の宮下明芳さんから、育て方や繁殖法、魅力についてお聞きした(大口国江)
◇銘花、珍花など丹精込めた200鉢を展示、即売品も多数、天竜うちょうらん愛好会
同会は駒ケ根市と宮田村の愛好家6人で組織。会場にはポピュラーな紫花から白花、ふ入りの「白紫点」「紅一点」のほか、舌弁が大きい「仁王系」、舌弁が開かない玉咲き、いくつもの花が固まって咲く「子宝咲き」、斑入り葉など銘花がずらり。
開催日は14、15、28、29日。即売は500円から5千円位まで多数用意。
◇開花時期が長く、花色、花の形も多彩、山本知善会長
駒ケ根市赤須東町のガラスハウスで3千鉢を育てる。自家採りの種を蒔いたり、極小の球根を植えつけて育てるが、開花までに4年かかる。「1万本に1本位、突然変異の花が出現することがある。これが1番うれしい」とか。
用土は鹿沼土を主に、山ゴケを混ぜる。鉢は朝日が当り、夕日が当らない場所に置き、乾燥気味に育てるのが失敗しないコツ。「根の周りに寒天状の保水膜があり、乾燥に強いが、過湿に弱い」
「開花時期は1カ月余と長く、花の色も白から濃い紫までと多彩。花の形も変化に富む」と魅力を。
◇小渋産のウチョウランは「派手さはないが清楚で可れん」
中川村発足50周年記念協賛事業として開催される「うちょうらん展示・即売会」は22日午前9時から午後5時まで、中川村片桐のショッピングセンターチャオ特設会場で開く。「村花うちょうらんを育てる会(中飯寿勝会長)」の会員がウチョウランを多数展示、販売する。国道を挟んで西側のJAたじまファームでも、今月末ころから、小渋産の展示即売会も予定。小渋産のウチョーランは園芸種のような派手さはないが、色は淡紫色、清そで可れんとか。
◇岩ヒバの中で自然に繁殖、「育てる会」の宮下明芳さん(大草飯沼)
自宅前庭のイワヒバ群生の中や、ざっと百年物のイワヒバとの寄せ植えの大鉢の中にも小渋産のウチョウランが咲いている。「昔、桑原の山中に、ウチョウランが赤紫色のじゅうたんのように咲いていたのを見た。バイオで銘花が量産されるようになり、魅力も薄れたが、それだけに、小渋の自生のウチョウランが貴重になった」。
イワヒバの中で自然に繁殖しているが、シュンランやモジズリなどラン菌のある鉢に種まきをすると、成績がよいとも。
了) -
森林づくり上伊那地域会議を設置
森林づくり県民税(森林税)を財源とした施策について地域住民の意見を聞く「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」の第1回会議が11日、伊那合同庁舎であった。手入れの遅れている里山の間伐推進や間伐材の利用促進などの活用に、委員から異論はなかった。
委員は市町村や林業関係の代表者ら9人。座長に信州大学農学部の植木達人教授を選び、上伊那地方事務所側が森林の荒廃が進む危機的な森林の現状や森林税の活用事業などを説明した。
森林税は4月に導入され、森林を健全な姿で次の世代に引き継ぐため、間伐などを集中的に実施する。
各市町村から希望が出された間伐推進の計画面積は、里山の間伐を支援する「みんなで支える里山整備」が217ヘクタール、集落が主体となる「地域で進める里山集約化」は306ヘクタールだった。
地域の課題に対応した森林整備の推進、間伐材の利用促進など市町村の取り組みを支援する「森林づくり推進支援金」の配分額は930万円。各市町村の重点配分額は調整して、近く公表する。
委員から「境界を明確にしなければ森林整備は進まない」「上伊那は唐松、赤松が多い。材の搬出は補助対象外で、間伐したまま山に放置されると、松くい虫の温床になる」など課題のほか、住民への森林税導入や使い道の周知、材の活用と教育を結びつけた事業展開の必要性など意見もあった。
地域会議は年3回。次回は9月で、里山の現地調査を予定している。 -
第6回県少年フェンシング大会
◆第6回県少年フェンシング大会(7縲・日・箕輪町民体育館)
▽中学生フルーレ男子(1)平松竜成(箕輪2)(2)浦野友次朗(箕輪3)(3)河西翔平(箕輪1)▽同女子(1)西藤智咲(箕輪3)(2)今井萌(箕輪3)(3)金本桐奈(長野ジュニア)▽中学生エペ(1)鎌田航(箕輪2)(2)唐沢大樹(箕輪3)(3)倉田瑞基(箕輪2)▽中学生サーブル(1)平松竜成(箕輪2)(2)浦野友次朗(箕輪3)(3)唐沢晃樹(箕輪1) -
フェンシングの国体選手決まる
フェンシングの北信越国体(7月12縲・3日・新潟県)に出場する少年男女、成年女子の選手が決まった。少年女子の上位2位、少年男子、成年女子の上位1位が本国体に出場する。
選手に決まったのは次のみなさん。
▼少年男子=白鳥佑弥(伊那北高3)今井康友(上伊那農高2)大槻仁志(伊那北高2)那須野将(伊那北高3)
▼少年女子=野村恵美(赤穂高2)橋本彩(伊那北高3)小田切朱音(赤穂高3)巣山史織(伊那北高3)
▼成年女子=木村宏美(長野大)栗原夏佳(信大)白鳥真弓(国立看護大) -
伊那街道駕籠立場現地見学研修
伊那部宿を考える会伊那部宿を考える会は7日、伊那部宿と関係する史跡の一つ、伊那街道「駕籠(かご)立場跡」などの現地見学研修を開いた。会員16人が、当時の面影を残す伊那街道を通って駕籠立場跡や恩徳寺跡などを巡り、江戸の時代に思いをはせた。
伊那の古文書研究会長の久保村覚人さんが案内。説明によると、天保9年5月、幕府の巡見使(江戸幕府が地方に派遣した監察使で、領内の事情を視察し幕府に報告する)が伊那地方を訪れ、一行115人が伊那部宿に到着し昼食をとった。地元では183人を動員して接待。巡見使一行はその後、眼田(まなこだ)村(現西春近沢渡上段)木浦ヶ原の「駕籠立場」で休息し、地方の情勢を聴取したという。
研修では、今も道祖神が並ぶ眼田坂下の辻、眼田坂、駕籠立場跡、恩徳寺跡と恩徳寺坂を巡った。
駕籠立場跡には、1966(昭和41)年に伊那公民館沢渡分館が立てた案内がある。久保村さんは、「駕籠立場は社会科の勉強のためにも残さないといけない。駕籠立場を含む伊那街道千メートルは、原形をとどめるとても貴重な街道」と話した。
駕籠立場跡は、文化財候補として伊那市文化財審議会に申請されているという。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は10日開会し、村が08年度一般会計補正予算案など計11議案を提出、村土地開発公社、村開発公社の経営状況などを報告した。同補正予算案は原案の通り可決。そのほかの議案は最終日の19日に採決する。請願3件、陳情2件は委員会付託した。
補正予算は4844万4千円を追加し、歳入歳出予算総額を44億1314万4千円とした。主なものとして、国の地域介護・福祉空間整備等交付金(3300万円)の内示を受け、大芝高原の多目的屋外運動施設等整備工事などに3883万円を盛り込んだ。本年度中にテニスコートを改修する予定。 -
県高校総体
◆県高校総体
【フェンシング】(7縲・日・箕輪町民体育館)
☆男子 ▼個人フルーレ(1)今井康友(上伊那農2)(2)大槻仁志(伊那北2)(3)白鳥佑弥(伊那北3)(4)堀口宏一郎(伊那北3)▼個人エペ(1)大槻仁志(伊那北2)(2)太田聖也(伊那北3)(3)堀口宏一郎(伊那北3)▼個人サーブル(1)白鳥佑弥(伊那北3)(2)今井康友(上伊那農2)(3)矢沢卓実(伊那北3)▼団体フルーレ(1)伊那北B(那須野将、太田聖也、大槻仁志、河合義道)(2)伊那北A(白鳥佑弥、丸山彰大、矢沢卓実、堀口宏一郎)(3)上伊那農(今井康友、北原洋亮、白鳥俊貴)
☆女子 ▼個人フルーレ(1)野村恵美(赤穂2)(2)小田切朱音(赤穂3)(3)橋本彩(伊那北3)(4)工藤由紀(赤穂3)▼個人エペ(1)寺沢知世(赤穂2)(2)松原優里花(伊那北3)(3)工藤由紀(赤穂3)▼個人サーブル(1)野村恵美(赤穂2)(2)加藤真夕(赤穂2)(3)浦野夏菜(赤穂1)▼団体フルーレ(1)赤穂(小田切朱音、工藤由紀、野村恵美、寺沢知世)(2)伊那北(橋本彩、巣山史織、松原優里花、木村有里)
※男女各個人フルーレ上位2人、団体フルーレ上位1校と個人エペ、サーブル上位1人は全国大会(8月2縲・日・埼玉県新座市)に出場。男女各個人フルーレ上位4人、団体フルーレ上位2校と個人エペ、サーブル上位2人は北信越大会(20縲・2日・箕輪町)に出場
女子個人フルーレで全国大会出場を決めた野村(赤穂)
【新体操】(7縲・日・安曇野市三郷文化公園体育館)
☆女子 ▼個人総合(1)中沢歩(伊那西)27・350点(2)笠原基衣(伊那西)24・915点(3)百瀬礼(伊那西)24・855点▼種目別フープ(1)中沢歩13・595点(2)笠原基衣12・470(3)百瀬礼12・290▼同クラブ(1)中沢歩13・755点(2)百瀬礼12・565(3)笠原基衣12・445点▼団体(1)伊那西(中沢歩、笠原基衣、百瀬礼、野村香菜、山際郁美)13・360点
※個人総合上位1位、団体上位1校は全国大会(8月1縲・日・佐賀県上尾市)に出場。個人総合上位3人、団体上位2校は北信越大会(19縲・0日・新潟県上越市)に出場
【弓道】(7縲・日・長野運動公園弓道場)
☆男子 ▼個人(12射)(1)塚田滉巳(伊那北)12中
☆女子 ▼個人(12射)(1)吉田美都(松商学園)11中(3)西村柚実里(伊那西)10中▼団体(20射)(1)飯田女子(5)伊那西
※男女各個人上位2位、団体上位1位は全国大会(7月28縲・1日・埼玉県川越市)に出場
【テニス】(7縲・日・南長野運動公園)
☆男子 ▼団体(1)松商学園(2)伊那北▼個人シングルス(1)伊藤駿(松商学園)(5)神林裕太郎(伊那北)▼個人ダブルス(1)伊藤駿・中沢優(松商学園)(2)神林裕太郎・堺沢裕二(伊那北)(5)宮脇佳利・下島啓太郎(伊那弥生)池上太祐・井口翔平(伊那北)
☆女子 ▼団体(1)松商学園(3)伊那弥生▼個人ダブルス(1)阿部遥・渡邉彩(松商学園)(5)河上彩花・馬場裕香(伊那北)
※男女各団体上位1校、個人シングルス上位3人、同ダブルス上位2ペアは全国大会(2縲・日・埼玉県さいたま市)に出場。男女各団体上位3校、個人シングルス上位3人、同ダブルス上位2ペアは北信越大会(21縲・2日・新潟県南魚沼市)に出場
【ソフトテニス】(7縲・日・松本市浅間温泉庭球公園)
☆男子 ▼団体(1)上田千曲(5)上伊那農▼個人(1)山崎・清水(上田千曲)(6)城鳥・清水(上伊那農)
※男女各団体上位1校、個人上位6ペアは全国大会(7月29日縲怐E埼玉県川口市)に出場。男女各団体上位4校、個人16ペアは北信越大会(21縲・2日・松本市)に出場
【ソフトボール】(7縲・日・千曲市万葉の里グラウンドほか)
☆男子
◇決勝▽伊那弥生10竏・飯山北(3回コールド)
☆女子
◇1回戦▽伊那西2竏・伊那弥生
◇準々決勝▽伊那西3竏・豊科
◇準決勝▽長野商3竏・伊那西
◇3位決定戦▽飯田女子3竏・伊那西
※男子上位2校、女子上位3校は北信越大会(20縲・2日・新潟県上越市)に出場
【卓球】(7縲・日・岡谷市民体育館)
☆女子▼団体(1)松商学園(4)伊那西(5)赤穂(6)伊那北
※男女各団体上位4校、個人シングルス上位14人、同ダブルス上位8ペアは北信越大会(20縲・2日・松本市)に出場
【バドミントン】(7縲・日・松本平広域公園体育館)
☆男子 ▼個人ダブルス(1)原俊太郎・青沼陽太(長野商)(5)宮下歩海・小平薫也(伊那北)
☆女子 ▼団体(1)蘇南(5)赤穂、伊那北▼個人ダブルス(1)鈴木歩望・太田百香(蘇南)(5)北林悠・水田友美(赤穂)
【バスケットボール】(6縲・日・長野市ホワイトリングほか)
☆男子
◇1回戦▽伊那弥生69竏・5松本工▽佐久長聖117竏・5伊那北
◇2回戦▽長野日大64竏・0伊那弥生
☆女子
◇1回戦▽長野吉田95竏・2赤穂▽上伊那農65竏・3松本美須々▽長野商85竏・1伊那弥生
◇2回戦▽佐久長聖80竏・8上伊那農
【バレーボール】(7縲・日・松本蟻ケ崎高校体育館ほか)
☆男子
◇1回戦▽伊那北2竏・長野吉田▽創造学園2竏・駒ケ根工
◇2回戦▽創造学園2竏・伊那北
☆女子
◇1回戦▽伊那西2竏・豊科▽伊那北2竏・須坂
◇2回戦▽伊那西2竏・飯田風越▽長野商2竏・伊那北
◇準々決勝▽東海大三2竏・伊那西
【体操】(7縲・日・長野市真島総合スポーツサブアリーナ)
☆男子 ▼団体(1)岡谷工230・65(3)赤穂164・15 -
赤穂東小4年生が砂防事業を見学
普段は見れない砂防事業について学ぼう竏窒ニ、駒ケ根市の赤穂東小学校4年生94人が10日、駒ケ根高原にある砂防情報センターなどを訪れた。児童らは説明を受けた後、切床固工群を見学したり、砂防事業で用いられている機材などに触れ、身近な砂防事業について理解を深めた。
同見学会は普段は山の中などで行われていることが多い砂防事業のことを子どもたちにも知ってもらうことを目的に、6月の土砂災害防止月間に合わせて国が全国一斉に行っている。今回天竜川上流河川事務所管内では、南信地区の5校から申し出があった。
普段は実際に砂防えん堤工事の現場などを見学しているが、赤穂東小人数が多かったため、砂防情報センター付近に災害時に出動する災害対策車や照明車、重機などを出張させ、砂防事業に理解を深めてもらうことにした。
そのうち測量体験では、工事の時、土地の高さや距離などを赤外線レーザーで測量する機械をのぞきながら、太田切川の対岸までの距離を測量=写真。
児童らは「すごく近くに見える」などと歓声を挙げていた。
11日は東伊那小学校に4年生が中田切第
4砂防えん堤工事などを見学する予定。 -
駒ケ根スポーツ少年団の北沢久遠君(10)、北沢以進君(8)が兄弟で全日本少年少女空手道選手権大会へ
駒ケ根市武道館を拠点をして活動している駒ケ根スポーツ少年団の北沢久遠君(10)、北沢以進君(8)兄弟=福岡第二=がこのほど、県空手道連盟主催の第6回長野県小学生空手道選手権大会(6月1日、松本市南部体育館)に出場し、形の部でそれぞれ優勝、準優勝となった。二人は8月に東京武道館で開く全日本選手権大会に出場する。
二人は「メダルが取れて嬉しい。これも先生方や先輩、仲間たちのおかげなので、それに感謝して全国で頑張りたい」と語った。
全国大会への出場権をかけた同大会は、県空手連盟の中でも強豪が集うとされている。
そのうち形の部は、トーナメント方式で勝ち上がり、決勝戦は一人ずつ演舞を披露するルール。審判5人の判定が勝敗を分ける。 今回小学5年男子の形の部で初優勝を飾った久遠君は、すべての試合で5竏・の判定を得る圧倒的な強さで勝ち進んだ。また、大きな大会は初めてだった以進君は、小学2年男子男子の形に出場。決勝選は惜しくも2竏・のきん差で敗れたものの、好戦を見せた。
全国大会に向けて久遠君は「1回戦を勝ち進むのも難しいと聞いているので、しっかり集中して、上位を目指して頑張りたい」と語った。また、以進君も「一つひとつ決めて決勝選までいきたい」と意気込みを見せた。
二人の指導してきた加藤清春さん(57)は「練習に対する集中力と努力が今回の結果につながった」と話していた。 -
児童手当を過支給
上伊那広域連合は10日、児童手当支給の満年齢判定の一部誤りで駒ケ根市内の3人に支給終了時から1年間、計23万円を多く支払った、と発表した。
対象となったのは、弟や妹がいる95、96年4月1日生まれの児童だった。過支給は04、05、07年度で、1人当たり6縲・1万円。
児童手当法の改正で、支給対象年齢が段階的に引き上げられ、システムのプログラムを変更しなければならないのに、市は変更の要請をせず、上伊那情報センターも直さなかったため、満年齢を本来の4月1日で区切るべきところ、3月31日としたのが原因。5月下旬、市担当者が支給台帳の点検で中学生が支給対象になっていることに気づき、上伊那情報センターに問い合わせ、センターがシステム内容を再点検し、満年齢判定に誤りがあることが分かった。他市町村はなかった。
市担当者は7日、該当者宅を訪問して謝罪。返還について相談し、弟や妹の児童手当支給で調整することで了解を得た。
再発防止策として、制度改正に伴う変更点は双方で十分検証確認できるように複数のチェック体制を強化する。
駒ケ根市の丸山民生部長は「制度改正に伴い、プログラムを移行してきたが、情報センターも駒ケ根市も、互いにプログラムを確認してこなかった責任がある。今後は再発防止のため、入念なチェック体制をとっていきたい」と話した。
児童手当は1万2738人に支給している。 -
遊休農地の荒廃防ぐ 牛4頭を放牧
農業者の高齢化などで生じた遊休農地の荒廃を防ごうと、伊那市高遠町藤沢荒町の本沢牧場3・5ヘクタールに10日、牛4頭を放した。住民有志でつくる「あすなろ会」(秋山靖樹会長、23人)が04年から取り組み、草刈りの手間が省けるなど効果が表れている。
放された牛は箕輪町、宮田村の酪農家から借り受けた4縲・1歳の雌。いずれもおなかに子どもがいて、健康な体作りを兼ね、足腰を鍛える。
牛の健康検査やダニの駆除などを済ませ、農地に放牧すると、歩き回ったり、草をはんだり。広々とした場所に移ったせいか、飛び跳ねる場面もあった。
牛が雑草を食べ、農地を歩き回ることで土を起こすことにつながり、シカなどの侵入もなくなったという。8月上旬には牧場内の1ヘクタール余へソバをまき、9月に収穫する予定。フキ畑もあり、地元の農産物直売所で販売したいと考えている。
秋山会長(70)は「田んぼを元の姿に戻したい。ただ後継者の育成が課題」と話した。
牛は出産時期を見ながら10月上旬ごろまで、標高850メートルの牧場で過ごす。
遊休農地に牛4頭を放牧
ソバを栽培
農業者の高齢化などで生じた遊休農地の荒廃を防ごうと、伊那市高遠町藤沢荒町の本沢牧場3・5ヘクタールに10日、牛4頭を放した。住民有志でつくる「あすなろ会」(秋山靖樹会長、23人)が04年から取り組み、草刈りの手間が省けるなど効果が表れている。
放された牛は箕輪町、宮田村の酪農家から借り受けた4縲・1歳の雌。いずれもおなかに子どもがいて、健康な体作りを兼ね、足腰を鍛える。
牛の健康検査やダニの駆除などを済ませ、農地に放牧すると、歩き回ったり、草をはんだり。広々とした場所に移ったせいか、飛び跳ねる場面もあった。
牛が雑草を食べ、農地を歩き回ることで土を起こすことにつながり、シカなどの侵入もなくなったという。8月上旬には牧場内の1ヘクタール余へソバをまき、9月に収穫する予定。フキ畑もあり、地元の農産物直売所で販売したいと考えている。
秋山会長(70)は「田んぼを元の姿に戻したい。ただ後継者の育成が課題」と話した。
牛は出産時期を見ながら10月上旬ごろまで、標高850メートルの牧場で過ごす。 -
ティービーエムが村に100万円寄付、小学校などにプロジェクター購入
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に新工場が完成した発電用タービンブレードなど製造のティービーエム(山田益社長)は10日、本社がある宮田村に100万円を寄付した。宮田小学校と村民会館にプロジェクター各1台購入し、善意は教育振興に使われる。
山田社長らが役場を訪問。清水靖夫村長に目録を手渡し「多いに活用してもらえれば」と話した。
プロジェクターは画像などを大画面に再生する機器で、今回の寄付で導入したのは高照度の最新機種。
清水村長は「子どもたちをはじめ村の教育に活用でき本当にありがたい」と感謝した。 -
宮田大昭クラブ・スお父さんの甲子園・スに今年も、15回目の夏熱く
宮田村の中高年世代でつくる野球チーム「宮田大昭クラブ」は7、8日、上田市などで開かれた全日本生涯野球大会に出場した。3年ぶりの優勝は逃したが、遠征した15人全員が出場。・ス球友・スともに熱い戦いを繰り広げた。
「お父さんの甲子園」とも呼ばれ、20回目を迎えた同大会。全国各地173チームにまじって、大昭クラブも15回目の出場となった。
50歳以上の部門で、望月マスターズ(長野)、遠州クラブ(静岡)、松阪OBクラブ(三重)と対戦。
3勝全勝すると優勝だったが、惜しくも力負け。2005年大会以来の金星とはいかなかったが、最高齢70代の選手たちもハツラツプレーで沸かせた。 -
東保育園交通安全教室
宮田村東保育園は6日、交通安全教室を開いた。保護者会の主催で、佐川急便が社会貢献の一環として行う出前講座を活用。横断歩道の正しい渡り方など学び、園児たちが仲良く意識を高めた。
佐川急便伊那店の従業員が講師となり、交通のプロの視点から正しいルールを子どもたちに伝授。
園庭に設置した模擬の横断歩道を使って、実際に園児一人ひとりが正しい渡り方を体験した。
「右見て左見て、さらに右見て・・」。大きく手をあげて渡る子どもたち。
さらに運送トラックを用いて車のまわりには危険がいっぱい潜んでいることも学んだ。
保護者会交通安全係の安田優子さんは「普段も保護者が教えているはずだが、仲間と一緒にやることで気を付けなければという意識が子どもたちに高まると思う」と話した。