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台湾の高校生がそば打ち体験
修学旅行で長野県を訪れている台湾の高校生が30日、伊那市みはらしファームの名人亭でそば打ち体験をした。
そば打ちをしたのは、台湾南部の嘉義市にある私立の職業高校、東呉高職高級中学の2、3年生33人。
28日から5泊6日の日程で奈良、長野、東京などを訪れる計画で、30日、伊那市に到着した。
名人亭では、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長たちが指導した。
生徒たちは、麺棒で生地を四角い形に薄く伸ばし、慎重に麺を切っていた。
生徒の一人は、「台湾の麺は太いのでそばと違う。切るところが難しかった」と話していた。
海外からの修学旅行は、長野県と長野県観光協会が誘致している。長野県観光協会によると、今回のそば打ち体験は、長野県らしい体験をしたいという学校側の要望にこたえて実現したという。 -
箕輪町交流広場完成でLED点灯式
箕輪町文化センター一帯の地域交流広場の整備がほぼ完了し29日夜、敷地に埋め込まれているLEDライトの点灯試験が行われた。
新しい消防署の建設と併せて、地域交流広場の整備は今年6月から着工し、現在ほぼ工事が完了している。
建設に伴い、広場には52基のLED(発光ダイオード)が文化センターから放射線状に設置された。
29日は、事業に協力した箕輪町商工会の会員企業が点灯状態を確認し、子どもたちがさっそく点滅するライトで遊んでいた。
埋め込まれたLEDはフルカラーで、点滅のパターンはプログラム次第で無限に設定できるという。
またLEDのため消費電量は少なく、52基すべてをあわせても電球1個分ほどしか電力を消費しないという。
箕輪町では、お祭りやクリスマスなどのイベント時はパターンを組み合わせて賑やかに活用したい考え。
なお、交流センター・地域交流広場の竣工式は11月1日に行われる予定。 -
園児と高校生がサツマイモ掘り
伊那市の西春近北保育園の年長児は30日、近くの伊那西高校の1年生と園の畑でサツマイモの収穫をした。
保育園と高校の交流は、学校が近いことから世代を超えた交流をしてもらおうと行っている。
サツマイモは6月に園児たちが植えたもので、掘り出した中には園児の顔の大きさほどのものもあった。
子どもと一緒に作業をした高校生は、「イモが取れた時に、素直に喜んでいる表情を見て自分も嬉しくなった」と話していた。
今回収穫したイモは、来月行われる焼きイモ大会や給食などで味わうことにしている。 -
年賀はがき発売
年賀はがきが30日から発売になった。伊那郵便局では、さっそく年賀はがきを買い求める人の姿が見られた。
郵便局によると、今日1日で千枚ほど販売したという。
中には、予約などですでに売り切れの種類も出ていた。
今年、伊那郵便局は48万2千通の年賀状を配った。年賀状の数は年々減少傾向にあるということだが、来年用は50万通の配達を目標にしている。
また、パソコンの普及で販売される7割ほどがインクジェットプリンター用だという。
郵便局では、年賀はがきの予約を受け付けていて、必要があれば無料で配達するサービスも行っている。
なお、年賀状の受け付けは12月15日から始まる。 -
きたっせで菊の展示会
伊那市山寺のきたっせで、地元住民が育てた菊の展示会が開かれている。
菊を展示しているのは、山寺の「高尾町菊づくりの会」のメンバー。会場には、今年会員が丹精込めて育てた40点が並んでいる。
菊づくりの会は3年前に3人で発足し、今年は20人まで増えた。
花の出来は、日のあたり具合、水や肥料の加減によって左右するというが、今年はボリュームのある見事な菊に成長した。
会代表の白鳥松子さんは「高尾町を菊の花でいっぱいにし、協力して育てていくことで地域のつながりも広げて行きたい」と話していた。
高尾町菊づくりの会による菊の展示会は、伊那市山寺のきたっせで11月1日まで開かれている。 -
西箕輪小児童と信大留学生交流
文化の違いを学ぼうと伊那市の西箕輪小学校の児童が29日、南箕輪村の信州大学農学部の留学生と交流した。
バングラデシュ、中国、インドネシア出身の留学生4人が西箕輪小学校を訪れた。
交流はさまざまな文化や考え方を子どもたちに知ってもらうため、毎年行っている。
顔合わせ式では、全校生徒が留学生の前で合唱を披露し、その後、3年生から6年生までの児童がそれぞれの教室で個別に交流を深めた。
そのうちインドネシア出身のヘリ・クリニアンタさんは、6年ひのき組と交流し、あいさつや数字などの簡単なインドネシア語を子どもたちに紹介した。
子どもたちは、なじみのないインドネシア語に最初は戸惑い気味だったが、ヘリさんがインドネシア語で質問すると、少し恥ずかしそうに習ったばかりのインドネシア語で答えていた。
子どもたちが「日本に来て、最初に困ったことは何ですか」と質問すると、ヘリさんは「最初は料理がまったく食べられなくて困った。インドネシアは温かい国なので、冬の寒さは今でも苦手」などと笑顔で答えていた。 -
上伊那教育会が少年の塔慰霊祭
戦争中、満蒙開拓義勇軍として満州で命を落とした若者の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が27日、伊那市の伊那公園で行われた。
慰霊祭は、上伊那教育会が毎年行っているもので、今年は役員など26人が集まった。
北原和俊会長は「多くの若者が義勇軍として満州へ渡り、若き命を散らせた。私たちはこの負の遺産を風化させることなく、永久に語り継ぎたい」と話した。
また、実際に満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡った伊那市の北原和夫さんは「終戦後は強制労働を強いられた。生活は飢えと病気との闘いで、本当に今思い起こしても言葉に詰まる」と当時を振り返った。
上伊那教育会の保存資料によると、昭和12年から昭和19年までに送り出された上伊那出身の青少年義勇軍は507人。終戦後、強制労働に就き、伝染病などで命を落とした若者は89人に及んでいるという。
戦争が進むに連れ、14歳から19歳までの青少年団員も満州へと送り出されるようになった。
参列者は少年の塔に花を手向け、平和への願いを強くしていた。 -
飯島町商工会4年ぶりの企業文化展、各社意欲的にPR
飯島町商工会は31日から2日間、地元43社の出展で「企業文化展2008inいいじま」を同町文化館で開いている。製造業にとどまらず、情報産業関連、建設、小売、飲食など幅広い業種が参加し、自社製品や技術力、サービス内容をPRしている。一段と厳しい経済情勢にあって4年ぶりの開催。「こんな時だからこそ地元企業が元気なところを多くの人にアピールしたい」と各担当者は意気込み、一般住民にも分かりやすく業務内容を伝えた。
同商工会青年部が中心となり2004年に開いた企業文化未来展。それ以来の開催だが、同商工会事務局長の生田順市さんは「製造業の取引相手は町外が中心で、地元にあっても地元の皆さんと関わる機会が乏しかったのも現実。だからこそ、各企業がどんな仕事をやっているか知ってもらおうと企画しました」と経緯を説明する。
開催を告知するチラシは新聞折込で一般家庭に配ったほか、町内の飯島小・中学校、近隣の赤穂高校、駒ヶ根工業高校、松川高校には全生徒分配布した。「長い目線で優秀な人材を確保したい」(生田事務局長)。将来も見据えた想いもにじませる。
異業種の参加により、会場には年代や職業などを問わず多くの人が来場。小学生が団体で見学に訪れる姿もみられた。出展した製造業の担当者は「情勢が厳しいのは当たり前だが、地元にも私たちの仕事を知ってもらうなかで次へのステップにしたい」と話し、小売業の男性は「業種を超えて連携することで、相乗効果にもなる」と接客に汗を流した。
1日は午前10時から午後4時まで開場し、入場無料。特産品の抽選会や飲食コーナー、午後0時45分からはライブ、同2時からは放送作家加瀬清志さんの講演会もある。 -
大清水川ふれあい水辺会議
護岸工事や広場整備の基本計画を了承
伊那市西箕輪を流れる大清水川の整備について考える会議が29日、伊那市西箕輪支所で開かれ、護岸工事に加え広場などをつくる基本計画が了承された。
会議には地元区長や伊那養護学校の代表などが集まり、県が示した整備計画について協議した。
大清水川は、普段水は流れていないが平成16年の台風で土砂が崩れたことから、河川整備が課題となっていた。
計画ではおよそ970立方メートルの土砂に対応できるよう川幅を広げるほか、流木を止める壁を造る。
またおよそ200メートルにわたり石のブロックを積み上げる護岸工事もする。
県では工事を進めるにあたり、近くに伊那養護学校や身体障害者療護施設大萱の里があることから、利用者に川に親しんでもらおうと広場や遊歩道も造ることにしている。
広場は今ある樹木をそのまま生かしたつくりにするほか、遊歩道は車イスでも安心して通れるように整備するという。
会議出席者からは「向こう岸に渡れるように橋を作ってほしい」という要望や「コンクリートが見えるものではなく景観に配慮してもらいたい」という声が上がっていた。
この整備基本計画は会議で了承され県では今後、広場全体の詳細な設計に入るほか用地交渉を進めていく。 -
マルイチ産商がふるさと企業大賞受賞
伊那市西春近の食品卸会社マルイチ産商は地域に貢献している企業に贈られる「ふるさと企業大賞(総務大臣賞)」を受賞した。
マルイチは魚介類を中心とした食料品の卸売り会社で、長野市に本社がある。
伊那に支社ができて14年目で支社ではおよそ30人が働いている。
今回受賞したふるさと企業大賞は財団法人地域総合整備財団の融資制度を活用した企業のなかで地域振興に功績のあったところに贈られる。
マルイチは地元流通の発展や人材の雇用、また小学校の社会見学を受け入れるなど地域に密着した事業活動が認められた。
ふるさと企業大賞の表彰は30日、東京で行われる。 -
美篶青島「千社参り」を伊那市無形民俗文化財に指定
伊那市美篶青島の伝統行事「千社参り」が29日、伊那市の無形民俗文化財に指定される事が決まった。
青島に伝わる「千社参り」は、毎年7月20日の土用の入りに、千枚の札を市内各地の神社やお寺、道祖神などに貼って回り、1年間の無事と農作物の豊作を願うもので、市内で行っているのは青島のみ。
いつから始まったか定かではないが、三峰川の洪水を鎮めようと、江戸時代に区民一体となって千社参りを考えつき、明治の初めから行事化したという。
青島では現在でも毎年行われ、1年の中の行事でも重視されている。
「青島の千社参り」の文化財指定は、29日に開いた伊那市教育員会10月定例会で決定した。
決定を受け青島区の堀内利男区長は「歴史の重みを感じる行事。これからも区民で伝え残していきたい」と話している。
千社参りの指定で、伊那市の無形民俗文化財は、長谷の中尾歌舞伎、羽広の獅子舞、美篶・富県のさんよりこよりなど含め8つになった。
伊那市教育員会は、準備が整い次第告示をし正式に指定する。 -
公共物の落書き消し作業
地元の塗装業者が29日、箕輪町の地下道や高架橋下で、ボランティアの落書き消し作業をした。
作業したは地元の塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合の11人。
組合では毎年11月16日の「いい色塗装の日」にちなんで上伊那各地の公共物に書かれた落書き消し作業を行っている。
今年は箕輪町で落書きがあった2カ所で作業した。
参加者はまず、壁の色を確かめながら塗料の色を調整し、それを丁寧に塗り重ね、元通りの美しい壁に仕上げていた。
落書き消し作業は今年で6年目になるが、これまでに作業した場所では、新しく落書きが書かれたことはないという。
櫻井高文理事長は「地域のために、毎年取り組んでいる。塗装に少しでも関心を持ってもらいたい」と話していた。 -
長野県戦没者遺族大会
長野県戦没者遺族大会が29日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。今年で56回目となる大会には、県内各地からおよそ千人の遺族が集まった。
意見発表では、サイパン島で父親が戦死した上伊那郡遺族会の牛山敞司会長が「戦争は人の殺し合いで、共存、共生の手段ではない。遺族の方々には、家族の戦跡を訪ね、遺骨の収集に積極的に参加してほしい」と訴えた。
また今年の大会では▽総理大臣などが靖国神社に参拝することを定着させること▽靖国神社に変わる新しい戦没者追悼施設の建設を阻止すること▽遺骨収集を拡充していくこと竏窒ネどを決議した。
遺族会の運営などに尽力してきた人の表彰も行われ、表彰された一人、駒ヶ根市の北村四郎さんは「戦争を知らない世代が増えてきているが、私達遺族があの戦争の悲惨さを伝えていかなければならない」と話した。
30日は追悼式が行われる。 -
大芝高原味工房の建設進む
南箕輪村が大芝高原に建設している新しい大芝高原味工房の工事が、計画のおよそ半分まで進んでいる。
28日、南箕輪村議会議員が既存の味工房に隣接する建設現場を視察した。
新しい施設にはパン、おやき、アイスクリームなどの工房や売店、軽食喫茶、足湯などを設ける計画になっている。
施設は木造平屋建て、建築面積はおよそ500平方メートル。総事業費はおよそ1億7千万円。
議員は説明を受けながら、工房やトイレなどの場所を確認していた。
施設は南箕輪村開発公社が管理運営し、軽食喫茶コーナーは民間委託する計画。
工事は来年2月末に完了し、3月中旬にオープンを予定している。 -
もみじ湖夢まつりにぎわう
箕輪町で26日、もみじ湖夢まつりが行われた。
もみじ湖夢まつりは、農業を通じて地域の活性化を図ろうと活動している「もみじ湖夢くらぶ」が毎年行っている。
祭りのメーンは、酪農用のワラをたばねた300キロのロールを転がし順位を競う「ロール転がし大会」。今年は町内を中心に12チームが参加した。
コースは25メートルの往復となっていて、途中、折り返してきたチームとぶつかり、立ち往生してしまう場面もあった。
大会の結果、箕輪東小学校のPTAでつくる「長岡abcクラブ」が優勝した。 -
園児がバイオリンの生演奏楽しむ
伊那市の上の原保育園で29日、バイオリンのミニコンサートが行われた。
伊那フィルハーモニー交響楽団などで活動している伊那市の北原よし子さんが保育園を訪れて演奏した。
上の原保育園では、子供達が生の演奏にふれる機会を作ろうとこのコンサートを企画した。
この日は、保育士もバイオリンやピアノで共演し、アニメの主題歌などを演奏した。
子供達は、一緒に口ずさみながら楽しんでいた。
上の原保育園では今後、機会があれば定期的にこのような演奏会を開いていきたいということで、池田敏美園長は「テレビやCDでは味わえない本物の音色に、小さい頃から触れてもらいたい」と話していた。 -
上伊那が県内最多の7件、今年上半期の工場立地
上伊那地方の今年上半期(1縲・月)の工場立地件数は7件で、県内で最多だったことが29日、県が公表した2008年上期工場立地動向調査で分かった。1千m2以上の用地取得が対象。前年同期に比べると2件減だが、県内他地域に比べると依然高い水準で推移しており、県商工労働部経営支援課は「関東、中京圏双方に近い交通至便な立地条件などが受け入れられている」と分析する。全県の立地件数は前年同期を5件下回る19件で、上期としては4年ぶりの減少。地域別では上伊那に続いて北信が5件、佐久が3件と多かった。飯田下伊那は立地がなかった。
上伊那の立地件数は昨年1年間だけで17件に達するなど、近年順調に伸びを示してきた。同課は「立地的環境のほかに、上伊那の各自治体が特に誘致に力をいれてきた部分も大きい」と話す。
今回の調査でも県内立地の36・8%を占める堅調さを示したが、「企業全体の設備投資意欲が落ち込んでいる」(同課)状況にあり全県的な傾向として立地件数は減少に転じ始めている。また、金融危機に端を発した不透明な経済情勢も重なり、上伊那地域にも例外なく先行きの厳しさが見込まれる。 -
伊那商工会議所「経営革新塾」開講
伊那商工会議所主催で4年目を迎えた「経営革新塾」が28日夜、全9講義の日程で開講した。新規ビジネスで成功した著名な経営者や経営コンサルタントら多彩な講師陣を招き、今年も上伊那地方の企業家ら約30人が受講。厳しい時代にあって、マーケティング、現場改善と幅広く生き残りの戦略を学んでいる。
初回は既存の自動車板金業から客が修理点検などを自ら行うシステム「レンタルガレージ」に大転換を図り成功を収めた栃木県の有限会社ジュントオルの谷田貝孝一社長が、「お金をかけず、モノも売らずにもうける方法」と題し講義した。
客とつながる方法をみつけることが、経営革新の第一歩であることを説明。つながりを持った客から広がるクチコミやたえずアンテナを張った新たな発想と実行力が、マスコミも動かして経費をかけずに大きな宣伝効果を生み出すとも紹介した。
「明確な目標を持つことが大切」と繰り返し指摘。「目標のために何をするのか。お金をかけずに経営するにはどうやっていくのかと考え戦略を練ることこそが経営革新。お金をかけないなら頭を使って工夫するしかない。体を使って行動すること」と話した。
最終講義は11月28日。その後12月にはフォロー講座として、個別相談会も行う。 -
伊那千秋会が菊花大展示会開催
菊の愛好家でつくる伊那千秋会の菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。
会員が丹精込めて育てた大輪菊、盆栽菊、だるま作りなどおよそ500鉢が会場に並んでいる。
会によると、今年は夏の暑さで栽培に苦労したが、努力のかいあってきれいに花が咲いたという。
菊花大展示会は11月3日正午まで。 -
仙丈小屋荷下し
来月2日に今シーズンの営業終了する伊那市営の仙丈小屋で28日、ヘリコプターを使っての荷下げ作業が行われた。
午前11時頃、伊那市長谷の歌宿と南アルプス仙丈ケ岳の山頂近くに建つ市営仙丈小屋を、ヘリコプターが往復し、荷物を下ろす作業が行われた。
雲もなく南アルプスが一望できる状態で、順調に作業が行われた。
また、南アルプスの長衛荘の老朽化した水道の工事に使う資材も運ばれた。
仙丈小屋は、今シーズン6月15日から来月2日までの営業。21日までに2593人が訪れ、昨シーズンに比べ既に340人の増となっている。
伊那市では、天候に恵まれた事や鹿の食害から高山植物を守る防護柵の設置作業などが利用の増加につながったとみている。 -
みどりの少年団枝打ち
伊那市の西春近北小学校の「みどりの少年団」が28日、春近共有林で枝打ち作業に取り組んだ。
5、6年生の児童およそ70人が、ヒノキの枝を切る作業を体験した。
枝打ち作業は学校の伝統行事で、体験を通してふるさとの自然を愛し守る心を育てる願いがある。
作業したのは、8年前にヒノキを植えたおよそ2・5ヘクタールの一帯。児童は、西春近財産区の議員に教わりながら、手持ちのこぎりや高い枝を切るのこぎりを交代に使って枝打ちしていた。
児童は、「枝打ちは楽しい」「森を大切にしたい」と話していた。 -
消火通報コンクール
消火や119番通報の方法を競う消火通報コンクールが28日、伊那市で行われた。
コンクールには、伊那消防組合管内の事業所などから18チームが参加した。
これは、火事の対応方法を身につけてもらおうと、事業所などでつくる伊那防火管理協会が毎年行っている。
競技は、消火と消防署への通報を行うもので、かかった時間と、その一連の動きが審査される。
今回は伊那市役所チームとして、初めて市内の保育士が参加した。練習は2回で、放水も初めてということだったが、手際よく競技を行っていた。
競技の結果、消火器操法の部は伊那バス株式会社、屋内消火栓操法の部では(株)IHI回転機械が1位になった。 -
伊那市消防団音楽隊が中学生と合同練習
伊那市消防団音楽隊は、来月行われるコンサートを前に27日夜、中学生と合同練習をした。
今回、合同演奏するのは伊那東部中学校の吹奏楽部の生徒達。
伊那市消防団音楽隊は演奏活動を通じて防火防災の広報活動をおこなっていて今年創立20周年を迎えた。
コンサートは、消防団の活動を知ってもらおうと昨年から行われていて、中学生との合同演奏もしていまる。
この日は東部中の生徒との初めての合同練習だった。
演奏する曲はスポーツアニメのメドレーなど2曲。
本番に向け全体での曲合わせやパートごとの練習が行われ、息のあった音色を響かせていた。
伊那市消防団音楽隊のファミリーコンサートは11月2日午後1時30分から伊那市民会館で行われる。
音楽隊では、多くの来場を呼びかけている。 -
南大東島の子どもが来伊
沖縄県南大東島の小学生が伊那市を訪れ28日、伊那西小学校の児童と交流した。
伊那に来たいという南大東小学校の児童が多いため、今回は抽選で5人が伊那を訪れ、伊那西小学校でゲームや飯ごう炊さんをした。
伊那西小学校と南大東小学校は、伊那市の青パパイヤの会が島と交流を始めたことがきっかけで、おととしから交流が始まり、毎年、南大東島の児童が数人伊那市を訪れ、ホームステイしながら稲刈り体験やコンサートで交流してきた。
この日は、いろいろな種類の葉っぱを集めるゲームをしました。
南大東島の子どもたちは、葉っぱの名前を聞いたりしながら、林の中を歩き回っていた。
その後、飯ごう炊さんをして、お昼を作った。ご飯を炊いたり、伊那西小の児童が林で採ったナメコ、クリタケ、シイタケが入ったきのこ汁も作った。
出来上がると校庭でお昼を食べた。
子どもたちは秋の味覚を味わいながら、交流を深めていた。
南大東島の子どもたちは29日、ロープウェイで駒ケ岳に登る予定で、30日まで滞在する。 -
南原保育園建て替え検討委員会
老朽化に伴い来年度建て替えを予定している南箕輪村の南原保育園の建築に関する検討委員会が27日夜、開かれた。
検討委員会は、使いやすく過ごしやすい保育園作りを目指そうと設置した。
委員は、区長や保育士・保護者会など11人で構成し5回にわたって検討する。
南原保育園は昭和51年に建てられたもので、村内の保育園では一番古い建物。
検討委員会では、村側から保育園の概要について説明があった。
それによると、保育園は現在と同じ位置に建て替える計画で、敷地は保育園西側をこれまでより広げる予定。また、柱などには大芝の間伐材を使用する計画という。
次回の検討会は、11月に予定されていて伊那市の上の原保育園などを視察する計画。 -
JA上伊那フォトコン審査会
伊藤好幸さんが最優秀賞JA上伊那が農業と暮らしをテーマにしたフォトコンテストの審査会が27日行われ、伊那市山寺の伊藤好幸さんが最優秀賞に選ばれた。
最優秀となった伊藤さんの作品は、テーマが「新鮮に育ってます」。冬の時期にハウスの前で撮影したもので、写っている人の表情が生き生きしていること、季節感が出でいることなどが評価された。
今回のコンテストでは、上伊那を中心に松本や下伊那から47人、85点の応募があった。
これらの作品は、11月8日・9日に行われるJA上伊那まつりの会場に展示される。 -
信州機能性食品研究会 第2回研究会を開催
信州機能性食品研究会(会長=塚越寛伊那食品工業会長)は10月28日、2008年度第2回研究会を伊那技術形成センターで開いた。約50人が参加。
第一講演では、(社)食品需給センター調査研究部の長谷川潤一主任研究員が、農林水産省が進める食料産業クラスター事業の理念・制度内容・推進方法・先行事例などを説明し、食品産業を中心に、農業生産者・商工業者・運輸業者・大学など研究機関が連携して、「食」を基軸にした地域振興を進める際に、食品産業クラスター事業を有効に活用するべきことを訴えた。
石川県で進む伝統野菜中島菜を利用した産学官連携の取組みなどが事例紹介され、参加した食品関連企業の関心をひいた。
第二講演では、信州大学繊維学部応用生物学系の野末雅之准教授が、「植物ポリフェノールと酸化酵素」と題して、昨今注目が集まっている植物成分ポリフェノールの植物や人体に置ける役割や、その効果が現れる仕組などについて説明。食品産業において、この有効成分を活用することを訴えた。
講演の後に、信州大学農学部の教員による研究内容の発表もあった。発表内容は、(1)大谷元教授による「食品素材の免疫調整機能の解明と利用技術の開発を目指した産学官連携研究例の紹介」、(2)中村宗一郎教授による「アルツハイマー症を含むコンフォメーション秒予防抑制物質の構造機能相関に関する研究」、(3)藤田智之教授による「酵素阻害物質を中心としたきのせい食品素材の探索」「高圧処理装置を用いた食品などの加圧処理」、(4)藤井博教授の「機能性分子によるゲノム情報の発言および機能抑制に関する研究とその応用」、(5)濱渦康範准教授の「貯蔵・加工による果実の機能性成分の制御と利用」、(6)中村浩蔵准教授による「スプラウトを活用した新食品開発」。
いずれも専門的な先端研究だが、食品分野で新たな商品開発を目指す意欲的な企業は、それぞれの発表に熱心に聞きいっていた。
機能性食品研究会は、県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターと信州大学農学部が約20社の企業と連携して設置している。事務局は伊那テクノバレー地域センターにある。 -
伊那市商工業振興審議会
伊那市商工業振興審議会は29日、同市役所で開いた。15人の委員を委嘱し、会長に伊那商工会議所工業部会の川上健夫さん、副会長に伊那市商工会の飯島明さんを互選。さっそく市の担当者から商工業施策の説明を受けたが、先行きが見えない経済情勢から産業立地への影響を懸念する質問もあがった。
市側が商工業、中小企業、企業誘致などの概略を説明した後に質疑し、ある委員は「経済状況が激変し、産業立地の引き合いにも影響があるのでは」と質問。産業立地推進課は「引き合いが全くないわけではないが、企業立地の面からみても厳しい状況にある」との認識を示した。
また、制度資金のうち業況の悪化している業種に対する支援措置が対象となるセーフティーネット保証制度5号認定分については、9月末現在で前年度実績10件を上回る24件の申請があり認定したと市は説明した。
川上会長はあいさつで「近年は新しい企業が伊那市に進出し、市の活力にもなっている。より活性化できるようつとめていきたい」と話した。 -
マルイチ産商にふるさと企業大賞総務大臣賞、伊那支社整備の地域振興で
地域総合整備財団(ふるさと財団)のふるさと融資制度を活用して伊那市に支社を整備したマルイチ産商が、同財団が表彰する本年度のふるさと企業大賞総務大臣賞に選ばれた。地域振興につながった功績が認められたもので、30日に東京都内のホテルで表彰式が行われる。
同大賞は、経済や雇用、イメージアップなど魅力ある地域づくりに特に貢献した同融資活用事業者が対象。マルイチ産商は平成7年度に、同融資を用いて伊那市西春近に伊那支社を整備した。 -
伊那中病経営改革プラン素案まとまる
伊那中央病院は平成22年度を目途に単年度の経常損益を黒字化とする経営改革プランの素案をまとめ、この素案は、27日開かれた伊那中央病院運営審議会で承認された。
経営改革プランは、国が示した公立病院改革ガイドラインに沿って策定。
同プランでは、今年度はおよそ2億6千万円の赤字となる見通しだが、経営改革により平成22年度には1000万円、また平成23年度には8400万円の黒字を見込む。
改革の主なものとして、特殊勤務手当の見直しや、コンサルへの委託による診療材料費の削減などをあげている。
また業務の効率化を図るため電子カルテシステムを導入するほか診療費の未収金対策にも力をいれていく方針。
他には分娩料について、県内の同規模病院と比較しても低額で、一回の出産に対し数万円の赤字が出ていることから、それを補う分の値上げも計画。
伊那中央病院では改革プランについて運営審議会の意見を参考にし、年度内にまとめることにしている。