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南箕輪開発公社 07年度決算前年と比べ減収
南箕輪村開発公社は26日夜、理事会を開き、07年度決算を承認した。発表によると大芝荘、大芝の湯、味工房、公園管理の4事業の収入合計は約5億6362万円、支出合計は約5億6281万円で、当期利益は約53万円だった。灯油高騰による光熱水費の増大、原材料の値上がりなどの影響を受け、前年度と比べ約310万円減の利益となった。
味工房事業は開業以来最高となる約3865万円の売上となったが、近隣における類似宿泊施設の増加による宿泊客の減少、飲酒運転の罰則強化などによる飲酒売上の減少もあり、連結決算で約80万円の税引前当期利益に留まった。
部門別にみると、大芝荘事業は収益約2億9299万円、経費約2億9188万円で利益は約111万円。大芝の湯事業は収益約1億9280万円、経費約1億9277万円で利益は約3万円。味工房事業は収益約3888万円、経費約3852万円で利益は約36万円。公園管理事業は収益約3894万円、経費約3964万円で約69万円の損失だった。
「それぞれがギリギリの黒字で終わった。本年度も効率のよい経営を目指したい」と大芝荘の山崎文直支配人。味工房のパン、おやきの価格は5月から約10%の値上げを行っており、大芝荘では8月から、休日前日の宿泊料の値上げを予定する。入館料500円を維持していた大芝の湯についても、経営状態をみながら考えていく必要があるとした。 -
駒ケ根伊南シルバー人材センター通常総会
伊南4市町村の会員でつくる駒ケ根伊南シルバー人材センター(会員641人、竹村衛理事長)の通常総会が27日、駒ケ根市文化会館であった。会員約500人が集まり、今後、5年間の具体的数値目標を示した中期5カ年計画を承認。会員数の増加、会員の質の向上に努め、受注件数を増加につなげていくことを確認した。
依然として地域経済は厳しい状況にある中、07年度の同センターの契約金額は前年より約410万円増えて
4億2千200万円。公共からの受託件数は657件、7千万円に留まったが、民間からの受託件数が2486件、2億6千万円となり、全体の約7割を占めている。
会員数は、高齢会員が退会する一方、年金支給年齢の引き上げに伴なう雇用延長などの影響で新規入会者が減少。前年より21人少ない641人となった。 中期5カ年計画では、これまでの会員数や事業実績を踏まえた数値目標を設定。会員数では毎年4%増を目指し、2012年度には会員数780人を確保する。また、受注件数は毎年2%増、2012年には6千件、契約金額4億6700万円を目指す。
また、10年以上同センターに所属し、就労に従事した満70歳以上の功労者を表彰した=写真。
表彰は次のみなさん。
◇今村清、伊藤春男、棚田二郎、増沢広人、平松和男、西村文吉、斉藤三雄、小井実雄、吉川厚、大蔵儀一、北村久雄、唐沢正明、武蔵吉郎、寺平いさ子、木下貞治、古沢政夫、赤羽勝(以上駒ケ根市)宮下豊博、横山みさほ、小林悌市、酒井澄子(以上飯島町)福井定義、安富美和子、福島正(以上中川村)小林七六(宮田村) -
県看護大で地域文化交流の拠点を目指すプロジェクト発足
駒ケ根市にある県看護大学看護実践国際研究センター看護地域貢献研究部門が発足した「地域文化交流プロジェクト」の一環として26日夜、第1回公開セミナーが同大学であった。同大学の学生ほか、一般など約20人が集まったこの日は、北海道新聞の現役記者・高橋力さんを迎え、「ジャーナリズムと医療」をテーマに考えた=写真。
医療という専門性の高い分野について教える場である同大学では従来、一般教養的なことをテーマとした公開講座は少なかった。しかし、大学としても地元に貢献していこう竏窒ニ、今回のプロジェクトを発足。地元文化をテーマとし、今後の文化振興につなげていきたいと考えた。
今回は医療と一般の人をつなぐ媒体の一つである「ジャーナリズム」の世界から講師を迎え、地域か医療を考える講座を展開。
「医療の問題にはさまざまな事柄があるが、報道は何をニュースと考えて報道しているのか」という問いに対し、高橋さんは「医療問題は新聞記事の中でも最も関心が高い問題が、記者自身、分からないことも多い。しかし、分からないながらも一般の人の視点に立って『これは自分たちにとって大切ではないか』という問題にを記事にする。しかし、新聞もテレビも結構的外れなことを言っていることもあり、それに対し、専門家からの指摘を受けながら、徐々に真実に近づいていく」と語った。
また、会場からは「近年の激務化していると言われる看護師の勤務状況などを報道の現場から伝えてほしい」などといった要望が出た。
今後は地域のことに精通している地元講師を迎えた公開講座を予定している。 -
健康生活応援塾が開講
駒ケ根市が本年度保健事業として展開する「健康生活応援塾」の開講式が27日、上赤須の自彊館であった=写真。この日は栄養学に基づく食生活改善を勉強し、実践する「パーフェクトメニュー実践教室」の受講者約25人が集まり、本コースの説明を受けた=写真。
同事業は、正しい生活習慣を身に付けてもらうことを目的として昨年度から市が実施しているもの。本年度は、大塚製薬の健康推進本部が推進する健康栄養学に基づき、体を正常に機能させるための栄養素やその摂取方法について学び、実践していく「パーフェクトメニュー実践教室」などを新たに加え、全5コースを設けた。
この日、開講式に参加した一人は「メタボ真っ最中なので、少しでも改善できればと思っています」などと抱負を述べた。
市では本年度、同コースのほかにも食事バランスガイドを用いた食生活改善を目指す「食事バランス改善コース」、正しい歩き方を身に付け、日ごろの運動不足を解消する「インターバル束歩コース」、自分の体にあった運動量と正しいフォームを身に付ける「ウォーキングコース」」たばこの正しい知識を知って禁煙を目指す「卒煙チャレンジコース」を開講し、随時受講者を募集していく。
講座に関する問い合わせは市保健福祉課保健予防係(TEL83・2111、内線331)へ。 -
文化とは
活力に満ちたにぎわいの村づくりを目指す南箕輪村の新公民館長は「公民館の活動を元気のある村づくりにつなげたい」と願っている。集団生活の中でわれわれをつないでいるものが「文化」だとの考えに共感した▼衣、食、住などの日常生活に関わる慣習から、芸能、政治といった社会構造まで幅広い文化。技術進歩や社会体制の変化などに応じ、新しい文化を生み出してこれたのは、多様な環境に適応できる人間だから▼公民館を拠点に、各地域で多くの団体が生涯学習活動を繰り広げる。そこにいる人々の表情は朗らかだ。「心の豊かさがあれば・ス悲しい事件・スは起きない」と公民館長。若者には特に生涯学習に目を向けてもらいたいと願う。
(布袋宏之) -
第21回川シンポジウム実行委員会
伊那市の第21回川シンポジウム実行委員会は26日、市役所で開き、委員約60人が、魚の放流やせせらぎウォッチングなど08年度の事業計画を決定した。
昔のような美しい川を取り戻すための事業で、伊那市と、市議会、区長会、衛生自治会、公民館、河川愛護会など約60団体で構成する川シンポジウム実行委員会の主催。
本年度の取り組みは8事業。魚の放流(6月29日)、川再発見せせらぎウォッチング(7月21日)、水生生物及びパックテストによる水質調査(7月27日基準日)、ビオトープ探索(7月27日基準日)、作文募集、川を美しくする集い(9月13日、伊那市生涯学習センターいなっせ)、環境子ども会議(11月下旬)、報告集作成(09年3月中旬)。
予算は収入、支出総額各100万円。市からの事業委託料で本年度は20万円減額。
小坂樫男市長はあいさつで、「地域に定着した取り組みになってきて、誇りうる行事。愛護会の活動も盛んで、河川はきれいになってきたと思う」と話した。
役員は次の皆さん。
▽実行委員長=丸山敞一郎(市区長会長)▽副実行委員長=橋爪正(市連合衛生自治会長)、春日幸子(市女性団体連絡協議会長)▽会計監事=伊藤右武(長谷地区区長会長)、武田登(伊那公民館長) -
子ども祇園ばやし、伝統受け継いで
あばれみこしで知られる7月の宮田村津島神社祇園祭にむけて25日、まつりの到来を告げる祇園ばやしの練習が始まった。氏子である町一、二、三区の小学生から高校生まででつくる「子ども祇園ばやしの会」で、江戸時代から続く伝統を受け継ごうと取り組んでいる。
大人たちでつくる祇園ばやしの会の川手友幸会長や加藤政義さんらが指導。
「今から350年前に始まった祇園ばやしは、町区の人たちがずっと大切に守ってきた。みんなが次代に伝えていって」と呼びかけ、さっそく練習を始めた。
子ども祇園ばやしの会は1982年に発足。今年は新たに10人ほどが加入し、笛や太鼓など希望の楽器で練習に励んだ。
今後は毎週練習を行い、7月19日の祭り本番で奉納する。 -
観光ホテルの活路は?
宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)が08年3月期決算で5期連続の赤字となったが、改めて主力の宮田観光ホテルの厳しい経営状況が明らかになった。多額の長期債務と施設老朽化など同社の経営問題が表面化したのが赤字が始まった04年。その後、人件費削減など進め債務は当時より1億6千万円ほど減らしたが、観光業界全体が激しい競争のなかで、黒字化達成の難しさを伺わせている。
観光ホテルの年間宿泊客は08年度に1万3184人。前年度に比べて5%、約630人減った。客室稼動率をみると、築43年の東館が20・4%、築14年の西館で37・5%。
「設備構造が時代遅れ。限界もある」と同社は株主に対する営業報告で説明する。
04年の定時株主総会。それまで同社の経営状況が問題視されることは少なかったが、長期債務を抱えながらホテルの改築構想が浮上したことで、一気に村全体の関心事に発展した。
その後、社内外の有識者らによる委員会で民営化や分社化なども検討したが結局は困難として、三セクによる事業形態を継続。
債務の状況から施設面の整備は難しいと判断し、接客や料理などソフト面を変えようとコンサルタントなども活用する。
一方、複数の村民からは「努力してるのだろうけど行く機会もない」など厳しい指摘も。ある関係者も「かつての風評をかき消すことができていない」と話す。
同村ではホテル周辺の西山山麓で観光活性を模索する動きが始まっており、地元好感度を高め、つながりを持った取り組みがさらに重要性を増しそうだ。 -
ふわっとテニス教室開講
宮田村公民館「ふわっとテニス教室」は19日、村勤労者体育館で開講した。2年目を迎えた今年度は、宮田小学校6年の女子ら新たに15人を迎え、34人で楽しく、にぎやかに1年間プレーする。
月に2回開講。今季は伊那市の総合スポーツクラブと初の交流試合も予定しており、ふれあいを深めながら本格的なテニスにも通じるニュースポーツを全員で楽しむ。
初心者はさっそく、村公民館公認指導員中塚藤男さんの指導で基本を練習。
ボールを打ち返したり、ルールなどを学んでいた。 -
天然メダカを保護を目的に飼育、繁殖させ池に放流
中川村の中川東小学校6年生(大木島学教諭、21人)は27日、中庭の手作りの池に、保護目的で飼育、繁殖させた天然メダカの成魚(体長2縲・センチ)400匹と、稚魚(同8ミリ)100匹を放流した。直径4メートル、深さ1メートルの池で慣らし、9月ころには沖町の池に放流する計画。
同クラスは4年生の時、身近な地域を調べるうちに、沖町の池で天然メダカを発見。上伊那ではほとんど天然メダカがいないことを知り、9月、池からメダカ50匹を捕まえ、保護を目的に、ペットボトルで1人1つがいずつ飼育を始めた。
メダカは水草の根に卵を生み、児童は親メダカに食べられないように離して飼育するなどして、翌年には千匹の稚魚が生れた。元の池への放流について話し合った結果「水槽で育てた稚魚が自然の池で生きていけるか心配」と言う意見でまとまり、自分たちで池を作り、その池で自然に慣らしてから、放流しようということになった。
池は手作業で掘り、学校水田で栽培したもち米を販売した収益金で防水シートを張り、水田の土を入れ、ヨシを植え、数カ月がかりで完成させた。
まず、池にはエサとなるミジンコを放流、ミジンコの繁殖を確認した上で、5月に誕生した孫世代の稚魚と合わせて、この日の放流になった。
金倉航平君は「ちっちゃな稚魚が大きくなってうれしかった」。小林司君は「大きな石が出て、池づくりが大変だった」。小笠原れん君は「稚魚が大人のメダカになるのに、すごく時間がかかると思った」。
大木島教諭は「メダカの飼育を通して、動植物に優しくなった。責任感も出てきた」と話している。 -
中川2小学校で屋外で給食
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五月晴れ、青葉、若葉の校庭で27日、中川村の中川西小学校は「さつき給食」、中川東小学校は「青葉給食」を行った。
この日の献立は、「ソースカツ丼」。かき玉汁、キュウリ、キャベツ、ニンジンの浅漬け、運びやすいようにと、牛乳は紙パック、デザートは子どもたちに人気のブドウゼリーなど。
このうち、東小では校庭の桜の木の下に仲良し班でシートを広げた。
準備ができると、給食委員会が「ソースカツ丼はご飯の上にキャベツ、熱々のカツを乗せ、しょう油やみりん、ソースを混ぜたたれを掛けて食べます。豚肉はビタミンBIが豊富で、疲労回復に効果があります」と丁寧に説明。「いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
教育実習で来校していた県看護大学生5人も加わり、緑豊かな景色、おいしい空気と一緒に、給食を味わった。
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【記者室】千円で飲み放題 収支は?
千円で伊那谷の銘酒やワイン50種類近くが飲み放題竏窒ニいうイベントが伊那市の通り町周辺の商店街で開催された。週末の夕方とあって多くの酒好きが訪れ、ほろ酔い加減の陽気な笑い声をあちこちで上げていた。
露天で飲む開放感も手伝ってか、どの顔にも一様に幸せそうな笑みが浮かんでいたから、飲む側は満足だったのだろう。だが一方で気になるのは収支勘定だ。主催者の一人は「飲み放題といったってそんなに飲めるもんじゃないよ」と高をくくっていたが、果たして…。
いつもは閑散としている商店街なのに、ぐい飲みを手に持った人たちが嬉々とした表情で群れ歩くのを見ていたら何だかうれしくなってしまった。多少赤字であってもどうか続けてください。(白鳥文男) -
南箕輪村公民館で高齢者学級開講
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」の開講式が22日、同公民館であった。本年度は新入生2人を加えた48人でスタート。受講生らは、これから新たな気持ちで活動に取り組むことを決意した。
原俊朗公民館長は「学びつづけることが若さや元気の源となる。一人ではなくともに参加することが秘訣。みなさんで自主的に取り組み、自分たちで作り上げていく学級になることを願う」とあいさつした。
ゆずり葉学級は、5月縲恬・N3月の計21回あり、合唱や工作、調理実習、小学生との交流などを通じて、仲間づくりに励んでいく。
開講式で自己紹介する受講生 -
南箕輪村土地開発公社調印式
南箕輪村土地開発公社(理事長・唐木一直村長)は26日、同村塩ノ井の工場用地造成地約2560平方メートルを空気圧機器メーカー「日本ピスコ」(本社・岡谷市)に売却した。塩ノ井にある、同社伊那第2工場で調印式があり、唐木理事長と山崎清康社長が契約書に調印した。
工場用地の造成は同公社の07年度事業で、公募したところ日本ピスコが手を上げたため今回の調印となった。土地は伊那第2工場の西側にあり、価格は約9千万円。同社では今後、生産工場を建てるための土地として利用していきたいという。
調印式で唐木理事長は「健全財政のため企業誘致の振興に力を入れている。税政も順調に伸びており、前年度の税収は過去最高になる見込み。これからも企業に役立つ行政を進めるので協力を」と呼び掛けた。
山崎社長は「22年前、この地で第一歩を踏めたのも地元住民や行政の協力があったから。今回の用地取得を含むと(同村にある工場全体で)1万8千坪ほどになった。地域、社会へ感謝の気持ちが返せるよう、土地を活用していきたい」とあいさつした。
##(写真たてよこ)
契約書に調印を終えた唐木理事長と山崎社長 -
駒ケ根観光開発第50期定期株主総会 4期ぶりの赤字
駒ケ根観光開発の第50期定期株主総会が26日、駒ケ根市内であった。07年度第50期の純利益は、原油価格高騰、それに伴なう物価の高騰などの影響を大きく受け、純利益でマイナス630万円となり、4期ぶりに赤字となった。また、任期満了に伴なう取締役の選任があり、その後に開かれた取締役会の結果、代表取締役には、杉本幸治駒ケ根市長を選任した。
07年度の駒ケ根観光開発の総売上高は、5億7千万円。原油高の影響は06年度から経営を圧迫していたが、当期は駒ケ根高原への入り込み客数の減少を受け、ビューホテル四季の利用客数も減少。その結果、経常利益で610万円の単年度損失となった。
また、今回取締役の改選に伴ない、新たに病務執行取締役を選任。
同取締役はビューホテル四季の支配人と営業部長を兼務し、現場の責任体制を強化し、経営感覚と独立採算の自立意識を持って、施設経営管理を図っていく。 -
宮田観光開発5期連続の赤字
宮田観光ホテルなど経営する宮田村の第三セクター宮田観光開発(社長・清水靖夫村長)は26日、2008年3月期決算を株主総会で発表。当期損失は280万円で、5期連続の赤字を計上した。主力の観光ホテルで宿泊客数減が続き、中央アルプスにある3つの山荘であげた3千万円近い利益を・ス相殺・スする格好に。ディナーショーなどにより日帰り客は増えたが、改めてホテル事業の厳しい現状が浮き彫りになった。
観光ホテルの売り上げは前期比5・4%減の2億530万円。当期だけで3320万円の赤字を出した。
一方で前期は豪雨災害の影響で大幅に業績を落とした山荘は経常利益で77%の大幅増で2900万円の黒字。
懸案の長期債務は約3千万円減の4億2900万円。人件費も2千万円減った。
観光ホテルは稼動率が20縲・0%台と苦戦が続いているが清水社長は「改善のステップを明確にする」とした。
株主総会では新たな取締役、監査役を選任。役員会で、清水社長留任、ホテル支配人に小田切英夫副社長、山荘支配人に吉川覚常務を充てた。 -
大田切の県単農道開通、紆余曲折乗り越えて
宮田村の大田切地区で建設中だった県単農道が26日、着工から7年で総延長約2キロが開通し供用開始した。自然保護を理由に一部区間が中止となるなど・ス紆余曲折・スあったが、村南部の動脈として国道153号と広域農道を結ぶ。竣工開通式には約90人が出席し、地域振興につながるよう期待を寄せた。
2001年に着工したが、オオタカの営巣など貴重な動植物保護を理由に広域農道西側331メートルの区間が中止に。さらに03年には事業主体の県の財政難から、全線の2車線確保が見直される事態にも直面した。
村や地元は安全性などを求めて県に・ス復活・スを粘り強く要望し、広域農道東側の区間はほぼ2車線で完成。
村南部の動脈として1日3千台近い交通量も見込むが、中止区間は撤回されず、さらに広域農道との交差点には信号が未設置のままで課題も残る。
「道路の連絡性や安全性を考えるうえで、何とか事業化できるよう別の形で要望や検討を今後も継続したい」と、村は説明する。
計画当初20億円だった事業費は最終的に12億8千万円。
竣工式で清水靖夫村長は「事業見直しなどで道のりは平坦ではなかったが、産業振興、人口増に期待」とあいさつし、安全を祈って地元の大田切獅子舞が演舞。トラクターなどが通り初めをした。
地元住民らでつくる建設推進委員会の田中幸平委員長は「色々な問題もあったが、人命が最優先。安全に通行できるよう今後もお願いしたい」と話した。 -
ふれあいと健康作り目的に「桜井歩かん会」発会
伊那市富県桜井で25日、「桜井歩かん会」(山岸清志会長)が発会した。地区内を中心に4コースを設定。月1回の活動で、区民の健康作りにつなげる。
昨年秋、桜井公民館が開いたウォーキング教室の参加者から「歩くクラブを作っては」と要望が出たため、区民らの触れ合いと健康を目的に、公民館や区の3役が桜井ウォーキングモデルコース案を作った。
コースは1・6キロ、2キロ、3・2キロ、5・1キロの4つで、個々の体力に応じて選べるようにした。上り坂、下り坂もあるが、中央アルプスや三峰川、町並みなど景色を楽しみながら歩けるという。
歩かん会は毎月第2日曜日午前10時、桜井研修センターに集合。会員は募らず、その日に集まった人たちが自分にあったコースを選んで歩く。入会金や会費はない。
山岸会長(65)は「これまで各自で歩いていたが、たまには仲間で話しながら歩くのも良い。健康で長生きできるように、また区民の情報交換の場になれば」と期待する。
夏を目途に、コース沿いへ案内板、研修センター前にコース図を立てる。
整備後は完成イベントを考えている。区外者へも利用を促す。
発会には、日ごろから歩いている人を中心に、40縲・0代の12人が参加。子どもの姿もあった。
講師に、伊那スイミングクラブの福沢一利さんを迎え、1日のウォーキング目安やシューズの履き方・選び方などを聞き、実践に入った。「身長を1センチ伸ばす感じで姿勢よく。かかとから着地する」などアドバイスを受け、参加者は歩き方を意識しながらコースを歩いた。 -
宮田村で初の観光シンポジウム
宮田村であらゆる資源をつないで観光に活かそうと、初のシンポジウムが村民会館で開かれた。昨年から住民有志で議論を交わしている「西山山麓観光開発研究会」が中間報告。点在する自然や文化的資源を結び、産業連携も進めるべきと訴え、多くの人の協力が不可欠と投げかけた。拠点施設の必要性も説き、4カ所の候補地を提案した。
同研究会と村の共催で約100人が参加。中間報告では、観光ルート化して地元の人たちによるツアーガイドの確立など提案し、産業含めて地域全体の支援体制を求めた。
観光情報の集積機能を持った拠点施設については「ふれあい広場」「本坊酒造」「宮田観光ホテル」「広域農道」各周辺の4エリアを候補地に挙げた。
北割区の男性(64)は「点在するものを結ぼうとする意識。今までその考えは村に乏しかった。具体的になるよう、もっと人を集めて議論を深めていくべき」と話した。
会場では村の特産品など展示。村内の湧水を使ったコーヒーの振る舞いなどもあり、参加者が村の観光のあるべき姿について語り合う光景もみられた。
松本大学の山根宏文教授の講演や同村民対象に観光などに関するアンケートを行った日本福祉大学の学生による調査報告もあった。
同研究会は中間報告を村のホームページに掲載し、6月20日まで多くの人から意見を募集している。問い合わせは村産業建設課85・4725まで。 -
手作りの演奏会「レクイエム」 6月に迫る
地域の音楽文化の向上を願う伊那市の手作りの演奏会「フォーレのレクイエム」が6月1日、県伊那文化会館大ホールで開かれる。
演奏会は7回目となるが、フォーレの「レクイエム」を取り上げたのは初めて。伊那谷、木曽を中心に集まった団員150人と伊那フィルハーモニー交響楽団のオーケストラ40人の大編成は「型破り」(北沢理光実行委員長)で、ダイナミックさが聞きどころという。
昨年6月から練習を重ね、最終段階に入っている。
25日は、オーケストラ、ソリストとの合同練習。出演者は本番と同じ舞台に立ち、完成度を高めた。
当日は午後1時半開場、2時開演。演奏会は伊那フィル演奏のドボルザーク「交響曲8番ト長調」に続き、レクイエムに入る。指揮は駒ケ根市の春日俊也さんが務める。
入場料は一般千円、高校生以下無料。
問い合わせは、伊那市生涯学習センター内の北沢実行委員長(TEL78・5801)へ。 -
バラの新品種「ローズ・コマガネ」咲く
駒ケ根市北割一区の中城澄子さん宅(手作りガーデンプチ経営)で「ローズ・コマガネ」と名付けられた新品種のバラが咲き始め、話題になっている。
世界的なローズブリーダー寺西菊雄さん(イタミ・ローズガーデン)が作り出し、まだ名前もついていない新品種のバラをローズファーマーの後藤みどりさん(山梨県)から贈られた。
4月初旬に、固いつぼみが3縲・個ついた大苗の状態で届いた。花の色は温かみのある薄桃色で、たくさんの花弁が密に集まったイングリッシュローズ系の中輪。
中城さんは世界に一本だけのこのバラに「ローズ・コマガネ」と名付け、ピンクの洋服が大好きな孫にちなみ、別名は「ラブリー早葉(さよ)」とした。「小ぶりで優しい花を見て、早葉ちゃんのイメージと重なった」。
貴重なこのバラは株をさらに充実させ、たくさんの花を咲かせたいと話している。
中城さん宅で初心者を対象にしたバラの育て方教室を開いている。詳細は中城さん(TEL83・3829)へ。 -
伊那養護学校でさすまた講習会
伊那市西箕輪の伊那養護学校で23日、さすまた講習会があった。同校職員約50人が参加し、スクールサポーターの倉田富夫さんから、さすまたの使い方や簡単な護身術の指導を受けた。
伊那養護学校は昨年、不審者が校内に侵入したことを想定した防犯訓練を行なったが、その時に職員の間から、「さすまたの使い方をしっかりと教わっておきたい」という意見が出たため、今回の講習会となった。
倉田さんは「不審者を制圧するよりも、生徒と職員の安全を第一に考えること」と不審者が侵入した時の心構えを話し、「さすまたの短所は相手に奪われやすいこと」「刃物が届かないように根本の方を持つ」「右正面で構えた方が安全性が高い」などさすまたの使い方を具体的に説明。
倉田さんの理にかなった説明を職員たちは「おお」「なるほど」と熱心に聞いていた。
ひと通り説明が終わると、職員たちは8人ほどのグループに分かれ、不審者役をそれぞれ交代で演じながら、さすまたの使い方を練習した。
また簡単な護身術として、手をつかまれた時や、後ろから抱きつかれた時に振りほどく方法なども練習した。
職員たちは倉田さんに「さすまたが近くにない場合はどうすればいいか」「不審者が入ってきた時に職員にどのように伝えればよいのか」などさまざまな質問をしていた。 -
わくわくスポーツデイ スタンプラリー第1弾
南箕輪村の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人南箕輪わくわくクラブ」は27日夜、村民体育館でニュースポーツに親しむ企画「わくわくスポーツデイ」を行った。会員約50人が参加し、ワンバウンドしてからレシーブするバレーボールなどを楽しんだ。
ニュースポーツの楽しさを体感するための年間行事の一つ。取り組む競技は毎年異なり、今回は「ワンバウンドふらばーるバレー」「ストラックアウト」を紹介した。集まった保育園児から50代までの会員がグループに分かれ、初めて体験するスポーツに挑戦した。
「ワンバウンドふらばーるバレー」は、ゆがんだ形のボールを使い、バドミントンコートでラリーなどを楽しむスポーツ。ボールが予想とは違う方向に跳ねるため、参加者たちはみんなで声を掛け合いながら必死にボールを相手のコートへ返していた。
南箕輪わくわくクラブは本年度、イベント参加人数を促進するため、「スポーツデイ」を第1段としたスタンプラリーを実施。対象は8月の「べとリンピック」、11月の「体育館開放デイ」など全5イベントあり、皆勤者に賞品を贈呈する。
「ワンバウンドふらばーるバレー」を楽しむ会員 -
赤穂小出身の日本画家・上村朱里さんが母校へ日本画を寄贈
東京芸術大学修士課程をこの春卒業し、本格的に作家活動を始めた駒ケ根市出身の日本画家・上村朱里さん(26)=東京都=が26日、小学5年生までを過ごした母校・赤穂小学校(馬場澄博校長)を訪れ、06年に制作した作品「紫陽花ドクダミ図(あじさいどくだみず)」を同校に寄贈した=写真。上村さんは「感動です。赤穂小に足を踏み入れるのは高森に移って以来。子どもたちがどんな風に作品を見てくれるか楽しみ。分からなくても、絵を見て何かを感じてもらえれば」と語った。
上村さんは駒ケ根市で生まれ。小学5年生の時、高森町へと移り、その後、東京芸術大学美術学部絵画科で日本画を学んだ。
この春飯田市で初めての個展を開催した時、上村さんが赤穂小学校に在籍していた当時の校長・高坂保さん(80)=小町屋=を招待したところ、感銘を受けた高坂さんから「ぜひ母校である赤穂小の子どもたちにも作品を見せてあげてほしい」との依頼を受け、今回の寄贈が実現した。
高坂さんは「彼女の日本画は彼女の人柄が良く出ていて、柔らかで温かい。彼女はこれから発展していく存在。子どもたちにはそういう先輩の作品を見て、自分の夢を実現するよう、目指してほしい」と話していた。
日本画の大きさは縦140センチ、横210センチ。作品には上村さんの好きなドクダミが描かれている。
上村さんは赤穂小のほか、高森南小、高森中、飯田高校へも作品を寄贈している。今回寄贈した作品は本年度の卒業生の卒業記念となる。 -
天竜川水辺の楽校連絡協議会
子どもたちの自然体験の場として、駒ケ根市の天竜川、新宮川合流点にある「水辺の楽校(がっこう)」(座長・市村好男中沢区長)の保護、整備活動を展開する「天竜川水辺の楽校連絡協議会」が23日夜、中沢公民館であった。同協議会のメンバーである地元関係者や学校関係者などが集まり、本年度のホタル祭りの日程などについて確認。また、堆積した土砂の移動や天竜川本線の一部移動などを求めるため、天竜川上流河川事務所に対し、要望書の提出することを決めた。
天上に提出する要望事項は▽水辺の楽校西側に流れている新宮川の堆積土砂の移動▽ホタル水路の環境改善▽06年7月豪雨で失われた部分の回復竏窒フ3点。
堆積土砂の関係については、現状のまま新宮川が増水すると、水辺の楽校が浸水する危険性があるため。また、水辺の楽校内に整備した「ホタル水路」は、水路の左岸の石積が低いため、堤防から土砂や雑草入り込みやすくなっており、ホタルに悪影響を与えている。
また、一昨年の7月豪雨の影響で天竜川本線が水辺の楽校のすぐ西側まで移動しており、再び出水があった場合、流れの急な天竜川本線が水辺の楽校を流出しかねない状態にある。 -
地元の女性たちでつくる「菜々ちゃん倶楽部」が、地域の食材を使った手料理レストランをシルクミュージアム内にオープン
中央アルプスを望む高台で地元の食材を使った温かな家庭料理はいかが?竏秩B
駒ケ根市東伊那の女性たちでつくる「菜々ちゃん倶楽部」(会員15人、福沢高子代表)が24日、同地区にあるシルクミュージアム館内に、地域食材を使ったバイキングレストランをオープンした=写真。レストランではその季節に採れる地域の食材を使い、郷土食や家庭料理などを提供。地元の食文化を発信するとともに、地元への誘客を図り、地域の活性化を目指す。福沢代表(67)=東伊那=は「ここは景色も良いので、ぜひ訪れていただき、すべての料理を味わってもらいたい」と語った。
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レストランが開店するのはおよそ3年ぶり。経営難を理由に経営者が撤退。やむを得ずレストランは閉鎖されていた。そんな中、これまで同施設の直売所でおやきや五平もちを販売してきた同クラブが「地域のために」と、レストランを経営することになった。
初日のこの日は、おやきや五平もちをはじめ、アスパラやフキなどといった旬の食材を使った料理約40品を準備。開店と同時に予約客などがぞくぞくと入店し、さまざまな料理を楽しんだ。
伊那市から訪れた竹村清光さん(74)、宏朋さん(74)夫妻は「ここには初めて来たが、料理はどれも素朴でおいしい。今度は家族を連れて一緒にきたい」と話していた。
バイキングの時間は午前11時時縲恁゚後2時半(午前10時縲恁゚前11時は単品のみ)。中学生以上1260円、70歳以上1050円、小学生840円、3歳以上530円。
問い合わせはシルクミュージアム(TEL82・8381)へ。 -
赤穂公民館で手作り絵本の巡回展
駒ケ根市の赤穂公民館で25日まで、県内外で手作り絵本の制作に取り組む15団体による「手作り絵本の巡回展」が開かれている。さまざまな趣向を凝らした絵本約200冊が、訪れた親子連れなどを楽しませている=写真。
世界に1冊しかないオリジナルの絵本を作ろう竏窒ニ、長野県、愛知県、岐阜県で活動する手作り絵本の会。上伊那では「かりんとうの会」(会員約20人、松本香織代表)が赤穂公民館を拠点として活動している。
会場には、オリジナルの物語を手作り絵本とした作品のほか、子どもの成長の記録や、祖母から聞いた話、旅行での出来事などをテーマとしたさまざまな手作り絵本が並んでおり、素材も布、切り絵、ちぎり絵など凝った作りのものが多い。
「かりんとうの会」は、飛び出る絵にメッセージを添えた共同作品も出展している。
かりんとうの会の一人、細田千八子さん(61)=宮田村=は「こうした活動自体、知らない人もいるので、巡回展を一人でも多くの人に見ていただき、活動を知ってもらえれば」と話していた。
25日の閲覧時間は午前9時縲恁゚後4時。入場無料。 -
磐城流つまみ絵展・朱千恵会
磐城流つまみ絵の師範・伊井島美千恵(朱千恵)さん主宰の朱千恵会の作品展「磐城流つまみ絵展」は26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開いている。テーマ「さくら」の創作作品など約120点を展示している。
つまみ絵は、平安時代に始まり現在まで受け継がれる伝統手芸。絹布を専用のピンセットで丸つまみ、剣つまみの2通りの方法でつまみ、立体感を生かして花、鳥、人物、景色などを表現する。
展示は2年半に1度開催。4教室から今回は16人が出品した。
テーマ「さくら」の作品は、「桜とルリビタキ」「山里の桜」「桜花てまり」などそれぞれの思いを込めて桜を表現している。
短冊、色紙、額、屏風などがあり、創作のほか教材として学んだ作品もある。
主宰の伊井島さんは、「さくらの創作作品は、構想から時間をかけて仕上げた。ぜひ見ていただきたい」と話している。午前9時半縲恁゚後5時半(最終日は正午)。 -
崇嶺会刻字展
第28回崇嶺会刻字展は25日まで、伊那市生涯学習センター2階の市民展示ギャラリーで開いている。
崇嶺会は宮沢梅径さんが顧問を務める。年1回の作品展で、会員と準会員の35人が出品。今回のテーマ「魚」の作品25点、漢詩や心に響いた言葉などの自由作品45点の計70点。桂の木を使い、半紙の半分から全紙大までのサイズがある。
「魚」の作品は、鯉のぼりが泳いでいる様、「鮮」など漢字もまるで絵のようだったりと、面白みがある。
会では、「刻字は、漢字や仮名の白と黒の世界の書道と違い色づけするほか、木に彫るので立体感があるのが特徴。てん書の造形美が魅力。楽しんでほしい」と話している。 -
上伊那華道会会長
箕輪町
春日セツ子さん創立50周年を迎える上伊那華道会。13流派87人で始まった会は現在、13流派317人で構成。6月に記念いけばな展を計画する。
「一口に50年と言っても大変な歴史と皆さんおっしゃってます。段々に人数が増え続いてきたことはすごいと思います」
小原流の教授で、同会に所属して43年。2年任期の会長職は09年3月まで務める。
会員は、各流派の教授者の資格を持ち、入門後10年以上経過した30歳以上の人が対象で、各流派からの推薦で入会する。
毎年華道展を開くが、会員が多いため出瓶は1年おき。半数ずつの展示をしている。
「50年は意義のあること」と、今回は前期、後期で全員が出瓶する。個々の展示スペースは、例年の間口1メートルから今回は90センチと少し狭くなるが、それでも記念すべき華道展を会員皆の作品で彩る。歴代会長や会員の名簿も作成。式典は8月に計画している。
同会の展示は、「自分たちの流派の花だけでなく、いろんな流派の花を見せていただける。勉強できるので諸流も大事だと思う」。1本1本の花に対しても水が落ちないように手を入れるなど、皆が心を配る。「花に対しては流派を超えて共通の思い入れがある」という。
教授資格を取って44年。自宅のほか2会場で教室を持ち、指導にあたっている。
23歳で華道と茶道を始めた。結婚により数年休んだが再開。「何かをやれば途中で放り出すのはきらい」で、子どもが小さいときはおぶったり、手を引き、自分が具合が悪くて寝ていても教室には通った。
小原流は自然の姿を水盤上に生ける「写景」があり、枯れた姿を生けることもある。「花は水をやらなければ枯れますし、手当ては面倒ですけど、人間の生き様に通じる。生の花に意義がある」という。
「いい先生に恵まれ学ぶことが多かった。親の教育もあったが、茶道、華道という道については1週間に1回通う中で何か得ることがあった」という。「主人の理解もあって、恵まれた環境を生かさせてもらった。打ち込めることがあるということは、毎日の張り合いにもなった」と振り返る。
今は、「楽しく来ていただける雰囲気を作り、手抜きのないように、私の蓄えた知識を教えたい」という。
上伊那華道会の記念展は6月6日から9日まで、伊那商工会議所イベントホールで開く。「なるべく大勢の方に見ていただけて、事故がなく会期4日間が過ごせればいいなと、役員としてはそれだけですね」。開催に向け準備が進む。(村上裕子)