-
第29回伊水会書展
箕輪町の書家・千葉耕風さんが主宰する「書道伊水会」の第29回書展が16日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。ベテランから初心者までが熱心に書いた130点が並び、見ごたえある展示会になっている。
1人3点以内で42人が出品。テーマは定めず漢字、調和体など1年以内に書いた自由な作品を展示している。
今回の書展は、千葉耕風さんの師であった書家の故・中島邑水さんの古典臨書の習作を装丁した掛け軸14幅の展示が特徴で、これだけの数は展示したことがないという。
千葉さんは、「互いに張り合うので社中展はいい。一生懸命頑張って書かれている」と話している。
会期は18日まで。時間は午前10時縲恁゚後6時(最終日午後4時)。入場無料。 -
長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議
第85回長野県都市消防長・消防団長並びに事務担当者会議は15日、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開いた。県内19市から54人が参加し、消防団組織のあり方などについて協議した。
毎年開催地を変えて開いている会議で、今年は伊那市での開催。
議事は参加している5市からの提案で▽消防団組織のあり方▽女性消防団員の位置づけ▽消防団員の確保-など5件あった。
駒ヶ根市は「団員と職場との関係について」提案。良好な関係を保てる消防団活動を進める方法を協議した。
分団長が勤務していた会社から、大変だったと苦情があり、今後ほかの社員が分団長になる場合、会社を辞めてくれと言わざるをえない-と言われた事例があり、取り組みとして中野市は、昨年12月に導入した消防団協力事業所表示制度の効果に期待していること、文書で理解を求めていることを話した。
長野市は、事業所にパンフレットを配り協力を求めるほか、依頼文や団員の出動証明書を発行していると説明した。 -
「篁」日本画展
伊那市、箕輪町、辰野町の日本画愛好家らでつくる「日本画 篁(たかむら)」(吉沢芳男会長、8人)は第15回作品展を伊那市生涯学習センター「いなっせ」2階の展示ギャラリーで19日まで開いている。花、風景、鳥や動物など、会員が思い思いに描いた作品27点を展示。訪れた人たちは日本画ならではの繊細な描写に感心しながら作品に見入っている。
吉沢会長は「篁は竹の群生を意味する。真っすぐ伸びて、地下ではしっかり根を張る竹にあやかろうと名付けた」という。
「篁」は日本画家の故・三堀舜董さんの指導を受けた愛好家らが集まって30年前に発足した。現在は指導者を置かず、週1回の例会で仲間同士が楽しく作品を制作している。作品展は2年に1回開いている。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(19日は午後4時)。 -
県中小企業団体中央会上伊那支部通常総会
県中小企業団体中央会上伊那支部(山田益支部長)は15日、08年度通常総会を伊那市の越後屋で開いた。加入49組合のうち22組合の代表者らが出席し、08年度事業計画・予算案などを承認した。任期満了に伴う役員改選も行われ、山田支部長が再任された。任期2年。
08年度事業として、経済、経営、時局などについての講演会、研究会、セミナーを開催するほか、異分野の企業間の連携強化、中小企業が直面する問題の解決のため調査研究、陳情、請願などを行っていく。
正副支部長は次の皆さん。
▼支部長=山田益(石川島汎用機械協同組合)▼副支部長=小池長(上伊那トラック事業協同組合)丸尾光三(南信州精密事業協同組合)横森孝心(豊栄精機協同組合)、中村紘司(伊那市コミュニティカード協同組合) -
伊那60歳ソフト開会式
伊那60歳ソフトボール連盟(伊藤易明会長)は08年度リーグ戦の開会式を伊那市の美篶六道原運動場で開いた。伊那市と南箕輪村の11チームが参加して開幕を祝い、互いの健闘を誓い合った。
「まっくん」チーム(南箕輪村)の主将加藤祐治さん(60)=田畑=は「60歳になっても青春。和気あいあいで楽しくゲームすることを誓う」と宣誓した=写真。
伊藤会長はあいさつで「リーグは今年で6年目。楽しみながらソフトの活性化にも取り組んでいこう」と呼び掛けた。
リーグ戦は8月末まで。総当りで各チーム10試合を戦う。試合会場は昨年まで使用した美篶、高遠、手良のほか、今年から南箕輪村の南原球場も加えて4会場とし、スムーズな日程運営を図る。 -
箕輪写友会写真展
箕輪町の写真愛好家らによる箕輪写友会(青沼久雄会長)の写真展が16日、箕輪町文化センター1階展示コーナーで始まった。10人の会員たちが昨年秋から撮りためた作品の中から3点ずつ、計30点を展示。
箕輪写友会は毎年春と秋に町文化センターで展示会を開いているほか、毎月1回の例会で会員同士の情報交換などを行なっている。
会場には、塩尻市の高ボッチ高原からの展望を写した「高原の朝」や、辰野町の田を写した「田植の時」など、県内を中心に、花や風景の写真を展示している。
来場者たちからは「すごいわねえ」「きれい」など美しい写真に感心する声が聞かれる。
来場者の中には「今、写真の修行中。こういう展示会に来るといろんなことがわかる」と熱心に作品を眺める愛好家もいた。
午前10時縲恁゚後7時(19日と25日は午後5時まで)。 -
箕輪町子育て支援センター開所から1カ月
箕輪町の子育て支援センターが開所してから1カ月がたった。この間の延べ利用者数(15日現在)は大人232人、子ども249人で、施設利用登録者数は120人。多い日では一日に20組が、少ない日でも7縲・組が同施設を利用している。
同施設は、先月15日に箕輪町松島の「いきいきセンター・サンライズ」内に開所。他市町村に遅れての開所に、開所当時には利用者から「もう少し早く開所して欲しかった」という声もあった。
同施設の特徴として、もとは保育園であったためにブランコなど遊具の充実した庭や施設内の広さがあげられる。
利用者からは「ほかの施設に比べると外に遊具があって、うれしい。中も広々としている」「初めて来たが、気兼ねなくゆっくりとできる」「家の中だと、床に物が置いてあったりするけど、ここだと広くて安心して子どもを遊ばせられる。玩具も大きくて子どもも喜ぶ」と満足の声。
また利用者の要望には「無理かもしれないが、ちょっとした売店か、パン屋さんが来てくれたりすると、食事を買いに外に出なくても済むのでとても助かる」というものや、「他市町村では有料化されている施設もあるが、箕輪町の施設はこのままずっと無料のままだと、ありがたい」などがあった。
利用者たちは、箕輪町に子育て支援センターができたことを心から喜んでいる様子。「気楽に来れる」「保育士の先生が見ているので安心」「子どもと2人で家にこもっていると気分がふさがることもあるけど、こういうところに来ると気分転換になる」との声が聞かれた。
同施設の利用対象は0縲・歳児とその保護者(保育園に通園兄・姉がいる場合は一緒に来所も可)。午前9時から午後4時まで(水、日曜日定休。祝日、年末年始、盆は休み)利用できる。
問い合わせは、箕輪町子育て支援センター(71・1560)へ。 -
新茶を手摘み
中川村の中川西小学校で16日、恒例の全校児童の茶摘みを行った。児童らは正面玄関前など3カ所のお茶の木、約130本で1番茶の手摘みをした。今年も保護者や祖父母、地域の人々約20人が手伝い、隣接の片桐保育園園児も飛び入り参加した。
同校の茶畑は86年に、村道拡張に合わせ、道路沿いから学校敷地内に移植され、翌年、玄関に幼木を植栽。さらに、03、07年にも苗を植えた。
今年は20日の予定だったが、新芽の伸びが良く、4日早めた。
作業に先だって、用務員の西永真八郎さんが、黄緑色の新芽の全体、茎ごと摘む「普通摘み」を指導した。
この後、児童らは唱歌「茶摘み」を口ずさみながら摘み始めた。
6年生は初体験の1年生と並び、摘み方を丁寧に教えながら、作業を進め、たちまち、金属性のボールは新緑の茶葉でいっぱいになった。
この日、摘んだ葉は、阿南町の製茶工場に持ちこみ、煎茶に加工され、祖父母参観日で味わったり、福祉施設、教育委員会などに贈られる。
西永さんは「今年は遅霜の被害もなく、収量も多く、良いお茶になりそう」と期待していた。 -
四季彩館「ヤマサン」がリニューアルオープン
駒ケ根市上穂北町の四季彩館「ヤマサン(宮脇三広社長)」が16日、リニューアルオープンした。18日までオープン記念セールを行っている。
開店から12年が経過し、よりグレードアップし、新しい時代にあった商品構成と、それに伴う陳列、より明るく、楽しく見られるように、内装を一新し、ライトを増設した。
メガネ売り場を広げ、時計は世界の一流品を、ジュエリーは5大宝石を中心に、各種貴石のリング、ペンダント、作家物などを並べた。
ちなみにオープン記念セールでは、メガネセット1万500円、最新高性能レンズオール30%ОFF、ロレックス、オメガ、コンコードなど一流ブランドの時計がオープン特別価格で提供されている。
このほか、各種パール、サンゴ、念珠などをスペシャル価格で販売している。
詳細はヤマサン(TEL81・1234)
オープンセールでにぎわうヤマサン##(写真) -
飯島山草会が山野草展
飯島山草会(上前守会長)は17、18日、飯島文化館で山野草展を開く。
会場にはピンクの花が目を引くトキソウ、日本サクラソウ、カモメラン、大きな葉のハッカクレン、葉の重なりが花のようなボタンヒバ、岩ヒバと四国チドリの寄せ植え、コケモモとイワヒバの石付き、小さな花が可れんなヒメウツギなど会員12人が丹精込めた160鉢がずらり。
上前会長は「花ものや寄せ植え、石付、木付など大作、小品などいろいろな作品が集まった。今年は寒暖の差が激しく、開花を展示会に合わせるのに苦労した」と話している。
会場では山野草の苗も販売する。 -
「ふるさといいじま納税」ふるさと納税
飯島町は「ふるさと納税(ふるさといいじま応援寄付金)」を6月中に受付を開始する。16日、町議会全員協議会で、使途やメニューなどをまとめ、説明した。町は6月定例会に町税条例、基金条例の1部改正を提案する考え。
「ふるさと納税」はふるさとに貢献、応援したいという思いを地方自治体への寄付を通じて、寄付額の一定限度額を住民税から控除及び所得税の還付対象になる。
飯島町は「ふるさといいじま応援寄付金」と名付け、使途は08年に基金を創設、09年以降施策に活用する。
活用メニューは「自然豊かな町の景観、環境と森林の保全に(環境支援)」「子育て支援と教育の充実に(子育て、教育支援)」「地域医療の充実など、誰もが健康で暮らすことができるまちづくりに(福祉、医療支援)」「町長の選定施策(おまかせ)」の4メニューを予定。
多くの人に町への寄付を呼びかけるため、ホームページや広報紙に掲載するほか、町民各自が親せき、知人にPRする-とした。 -
中川村商工会、08年度通常総会
##(見出し(1))
##(見出し(2))
中川村商工会(宮下進会長)は16日、基間集落センターで、委任状を含め84人が出席し、08年度通常総会を開いた。
▽組織の強化と会員加入推進▽「商工会革新プラン縲恁p続変革」の推進▽青年部・女性部及び若手後継者育成の推進▽県・村、関係機間との連携強化による事業の推進-などを基本方針に▽経営改善普及事業(飯島町商工会との広域連携)▽技術の向上、新分野への情報提供-など盛りこんだ08年度事業計画、予算案を承認したほか、永年勤続優良従業員を表彰、商工貯蓄共済推進功労者に感謝状を、同大口加入者に記念品を贈った。
開会で、宮下会長は「会員との会話を第1に、会員減少に歯止めを掛け、会員増強を図らなくてはならない。『おれがやらなきゃ、だれがやる』を合い言葉に、役員、会員の努力で活気ある村、活力ある商工会を目指そう」とあいさつ。
永年勤続優良従業員表彰、受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽全国商工会連合会会長表彰・県商工会連合会会長表彰・村商工会会長表彰(30年)=井原幸子(七久保精密工業)梶間功一(辰巳屋)片桐茂、三石賢二(以上宮下建設)渡辺正(すいれい豆腐)▽同(20年)=檪木伸一(田島建設)真島あつ子、吉沢千尋(以上すいれい豆腐)▽同(10年)加藤京子(中川観光開発)熊谷好一、長沼秀樹、宮島敏、森本進(以上宮下建設)竹下芳美、森本正子(以上すいれい豆腐)平沢延俊、村田剛(以上辰巳屋)
07年度商工貯蓄共済感謝状、記念品の贈呈(敬称略)
▽07年度推進功労者表彰=米沢博文、湯沢賢一▽大口加入者(1ランク)=アクアロマン -
町民手作りの「ふるさとの昔話第2集」発刊
民話の聞き取りから執筆、挿絵まで、飯島町民手作りの「ふるさとの昔話第2集」が完成。12日夜、町文化館で、飯島町郷土研究会の桃沢匡行会長から聞き取りや執筆、挿絵制作などの協力者に手渡された。
「ふるさとの昔話」は全230ページ、B5判、飯島町に伝わる「美しく心あたたまる昔話」47編57話を掲載し、全編にカラーで挿絵を入れ、小学生でも読みやすくした。
第1章は歴史的な事実を踏まえた物語、第2章は民話的な話、第3章で町の歴史を分りやすく記した。
第1章の中には高遠原に実際にあったマムシの毒を抜くために首だけだして埋められた「首だけ男」。「抜け参り」で伊勢神宮に向った勘太郎、家では大騒ぎ、葬式の相談をしている時、天狗にさらわれたことにして杉の梢から飛び降りた「空から降ってきた男」など、未発表の物語もある。
第2章には「あんころ餅を食べた本尊様」「おかねさま」など、楽しい民話を掲載。
第3章には「羊満水」「製糸落とし」「水戸浪士の通行」「満蒙開拓団」まで、江戸時代から戦後までの町の歴史の中から特筆すべき事柄を並べた。
挿絵は町内の6人が
担当、漫画チックな楽しい絵から、芸術性の高い切り絵、水彩画までそれぞれの作者の特徴が出ている。
郷土研究会は1978年に「ふるさとの昔話第1集」を発刊。以来「第2集」をと、約30年間構想を温めてきた。県の「ふるさと支援金」を受け、昨年7月に、同会が呼び掛け、町内で昔話や読み聞かせに関心のある人、趣味で絵や漫画を描いている人など公募し、編纂会を立ち上げ、制作を開始した。20人が分担し、お年寄りからの聞き取りや執筆、物語に合わせて約50枚の挿絵も制作した。
桃沢会長は「昔話を通じて、地域の歴史に関心を持ってほしいと願い発刊した。祖父母から孫に伝えられた昔話が、核家族化に伴い、伝承の手立てが失われつつある今、本書が少しでもその役割を果たすことができれば」と期待する。
また、挿絵を描いた横田克年さんは「内容に合った絵を作ることが大変だった」。松村澄人さんは「人物の動きを表現するのが難しかった」と振り返る。 販売は飯島文化館、飯島陣屋、頒布価格2000円、300部限定。
なお、挿絵原画展を6月1日まで文化館で開かれている。 -
信州みのわ山野草クラブ「春の山野草展示会」
箕輪町の愛好家らでつくる信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)の「春の山野草展示会」が17日、箕輪町の木下公民館で始まった。季節の花木(アツモリソウ、エビネ、イワチドリなど)、寄せ植え・石付き、斑入り植物など約200点を展示。初日には、東京や横浜など県外から来た来場者たちもおり、会員が持ちよった余剰苗を買い、展示作品に見入っていた。18日まで(午前9時縲恁゚後4時)。
同クラブは毎年春と秋に展示会を開いているほか、毎月第3水曜日に例会を開き、山野草の育成方法や展示作品の作り方などを学習している。
会員たちの指導にあたっているのは、83歳で同会最高齢の中山銀子郎さん。花木の育成などは、盆栽から始めて40年近くになるとのこと。
中山さんが「せっかく見にきてもらうのだから、鉢や敷き物にも気を配ろう」と会員たちに呼びかけたこともあり、来場者たちからは丹念に育てられた花木だけでなく、工夫された鉢にも感心する声がある。
「ここのはいろんな分野のものがあるし、作品に親しみが感じられていい」と塩尻市から来た来場者。
中山さんが同じく指導する南箕輪村の神子柴園芸クラブは、6月7、8日に展示会を同村の神子柴公民館で予定している。 -
伊那市上牧南部で火災
16日午前2時47分ころ、伊那市上牧南部の平嶋幸利さん(59)が所有・経営するレストラン「蜜蜂」から出火。木造2階建てスレート瓦、店舗併用住宅2階住宅部分約111平方メートルを焼失して、約2時間後に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署で出火原因を調べている。 -
村道6号線沿線花壇 管理運営協働事業スタート
南箕輪村は村内美化活動「花いっぱい運動」の一環で、本年度初となる村道6号線沿線花壇の「管理運営協働事業」参加への一般公募を行い、全16区画の応募に村内9団体、企業、個人から14区画の申請があった。13日夜、村役場で打ち合わせ会があり、区画の場所分けなどを決めた。
花いっぱい運動は、10年ほど前から同運動推進協議会が大芝公園内を中心に花壇を設置し、四季折々の花で村内の美化に努めている活動。同事業はその一環で、花壇の管理者を公募し、「自治・協働の理念」のもと取り組むことが狙い。花壇は県道伊那・箕輪線(通称・春日街道)から西側の村道約200メートル間(両側)となる。
管理運営協働者は地区や保育士の有志団体や村職員互助会、村議会など7グループと2家族。管理運営期間は19日縲・9年3月31日で、年度ごと参加者を募集する。花の種や苗、用具などは自己調達となり、打ち合わせ会では、マリーゴールドや背丈の低いヒマワリなどを育てたいとの計画が聞かれた。
##(写真)
これから花の苗が植えられる村道6号線沿い花壇 -
女性農業委員への登用にかんして要請
県女性農業委員の会上伊那支部(宮崎美和子支部長、会員16人)は15日、農業委員選挙を7月に行う南箕輪村に対し、女性委員が選出されやすい環境づくりの推進を求めた。委員8人が村役場を訪れ、唐木一直村長、有賀彰司村議会議長、唐沢俊次農業委員会長に要請書を受け渡した。
現在、村農業委員は16人中女性が2人で、いずれも議会推薦枠から選出している。要請書によると、農業就業人口に占める女性の割合が6割を越える中、農業における女性の果たす役割は一層重要。女性農業者が農業委員に立候補しやすい環境づくりを進めてほしい竏窒ニ求めている。
要請に対し、唐木村長は「女性が元気な村は、全体で見ても元気だといわれる。地域で女性に頑張ってもらいたいと思っているので、議会とも話し合いながら要望に添えるよう考えていきたい」と話した。
唐木村長に要請書を受け渡す宮崎支部長 -
駒ケ根市人権教育推進協議会開催
駒ケ根市人権教育推進協議会委員会(委員長・杉本幸治市長)がこのほど、市役所であった。小中学校や公民館などの関係委員が集まり、本年度事業計画を承認した=写真。
本年度同委員会では、現在問題となっているインターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会を5月29日に伊那地域人権啓発活動ネットワーク協議会との共催で開催するほか、研修会などの開催を通して、人権教育の推進を図っていく。
中原稲雄教育長は「長野県の人権教育は、同和教育が母体となって推進されてきた経過があるが、今は差別などといった問題に留まらず、それぞれが協調してやっていくことが大切な時代となっている。子どもの虐待、いじめなどといった問題もあり、デジタルな人間関係の中で本当の関係が築きにくい時代。みなさま方のご支援をいただきながら、人権教育を身のあるものにしていきたい」と語った。
インターネットや携帯電話を通じた子どものいじめについて学び、その対策方法を考える講演会は今月29日、駒ケ根総合文化センター小ホールである。
当日は群馬大学特認教授でNPO法人「青少年メディア研究協会」の下田博次理事長が、「『ネットイジメ』から見える子どもの携帯電話利用問題」をテーマに講演する。
参加無料。午後6時半縲恁゚後8時。
問い合わせは市教育委員会生涯学習課(TEL83・2111、内線722)へ。 -
昭和伊南総合病院の医師確保対策として設置した医師対策調整官のもとにこれまでに23件の情報寄せられる
整形外科、産婦人科などの医師不足が深刻な昭和伊南総合病院の医師確保に向け、駒ケ根市は4月から、課長級の市職員を「医師対策調整官」として同病院に派遣しているが、これまでに、医師に関する情報23件が住民などから寄せられていることが分かった。医師が来てくれるかどうかという点については各情報に差があるものの、有力情報も含まれており、脈がある医師のもとへは紹介者とともに病院の事務長や調整官が実際に出向き、交渉を進めている。
寄せられた情報は、県外で勤務している医師が中心。中には、地元に帰ってこようと考えている医師もいるため、会うことが可能な医師のもとへは職員が出向いて直接面会し、同病院に来てくれるように依頼している。
取材に対し、昭和伊南総合病院の渋谷勝清事務長は「話し合いの中で、枠を広げながら相談している段階。脈のありそうな人もいる」としている。 -
6月に任地に立つ協力隊訓練生3人が北割保育園の園児と交流
駒ケ根市にある国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所での訓練を経て、この6月にそれぞれの任地へ旅立つ協力隊訓練生3人が15日、北割保育園(小林美里園長)を訪れ、園児らと交流した=写真。
地元の保育園や小中学生との交流は訓練生の生涯活動の一環として毎年実施しているもの。今回北割保育園には、村落開発普及員としてベナンへ赴く黒河内郁江さん(23)=飯田市=、小学校教諭としてバヌアツに赴く桐井崇匡さん(26)=北海道=、野菜栽培指導のため、ニカラグアへ派遣される野沢ゆうさん(27)=東京都=が訪れた。
3人は最初、園児らに囲まれて少し戸惑った様子もあったが「お姉さん見て」などといった園児らの声に笑顔を見せ、園児らの遊びの輪に加わって交流を楽しんでいた=写真。
黒河内さんは「子どもたちはみんな元気。ベナンにも子どもたちがたくさんいると思うが、子どもの様子は世界共通だと思うので、こうした経験が役に立つと思います」と話していた。 -
南箕輪わくわくクラブ フェンシング教室新設
南箕輪村の総合型地域スポーツクラブ・NPO法人南箕輪わくわくクラブの小中学生を対象とした新教室「フェンシングスクール」が14日夜、村民体育館トレーニング室で始まった。初回はクラブ員5人が参加し、競技方法や剣の持ち方などを学んだ。
同教室は、競技人口拡大を目指す県フェンシング協会(事務局・箕輪町)からの要望を受け、同クラブが新設した教室。コーチは同協会競技力向上委員長の小池弘郷さん(36)=同村=ら2人で、これから毎週水曜日、午後7時から同所で練習していく。
教室で取り組むのは、胴体に着用したメタルジャケットと呼ばれる用具部分のみを剣で突くことができる種目「フルーレ」。欧州で生まれた同競技は練習動作をフランス語で指示するため、参加者はコーチの「マルシェ(前へ)」「ロンペ(後へ)」「アロンジェブラ(腕を伸ばす)」などの合図を聞き分けながら体を動かした。
それぞれが新鮮な気持ちで練習に取り組んだ。南箕輪中2年の福沢咲さん(13)は、「何か頑張れるものを見つけたい」と参加。「続ければ成果が結果として戻ってくる」と小池さんはみんなに呼び掛けた。
フェンシングの剣の持ち方を学ぶクラブ員たち -
FBC春花壇 長谷中が特別賞受賞
学校花壇の美を競う、春の「フラワー・ブラボー・コンクール」中央審査結果は15日発表があり、県下16校から、伊那市の長谷中学校が2位の特別賞「文部科学大臣奨励賞」に輝いた。同中の特別賞受賞は05年度秋以来で、ここ数年は2季連続で優秀賞(3位)を手にしていた。
花壇は「Freedom(自由)」をテーマに、黄、赤、水色など5色のパンジーやヴィオラ計千株で鳥のつばさを表現。造園委員会(6人)の内山勇輝委員長(14)は「先輩や全生徒の協力があったから。この花壇を多くの人に見てもらいたい」と話している。
今季は県下76校が参加し、地方審査で推薦を受けた16校が中央審査へ進んだ。上伊那からは長谷中のほか、南箕輪中と中川中が優秀賞を受賞した。
特別賞を手にした長谷中の春花壇と造園委員会のみなさん -
秋葉街道パンフレットできる
伊那市は、長谷を南北に貫く秋葉神社(静岡県)参拝に使われた古道、秋葉街道のパンフレット千部を作った。
秋葉街道の長谷区間は延長約20キロ。07縲・9年度の3カ年計画で再生工事が進められ、一部で進入禁止区間がある。
パンフレットはA3判(縦に五ツ折)。高遠町的場から長谷の分杭峠まで、江戸時代の絵図をもとに設定した「散探ルート」と旧秋葉街道を比較し、両面にわたって地図上に示した。「歴史と文化の道」として、双体道祖神や白衣観音などの石仏、道標、史跡もカラー写真入りで紹介する。
古道を歩くのは静かなブームで、秋葉街道を歩くイベントを計画し、新たな観光資源として生かしていく。
市長谷総合支所産業振興課は「地域住民にも秋葉街道を認識してもらいたい。見慣れた道も歩くことで、石仏など新たな発見があると思う」と話す。
パンフレットは市長谷総合支所、道の駅「南アルプスむら」、宿泊施設にある。 -
おごち保育園で草餅の会
箕輪町のおごち保育園は14日、地域の高齢者を招いて「草餅の会」を同園で開いた。
おごち保育園では毎年恒例の草餅の会は、園児が散歩で採ってきたヨモギを使い、地域の高齢者と園児が一緒になって草餅をつくって食べるというもの。
高齢者が小さくちぎった草餅に年長園児たちが「あたしもやりた縲怩「」「ぼくもやる」と次々ときなこやあんこをつけていった。
「こうやって、ころころして」と高齢者が園児たちにきなこのつけ方を教える姿も見られた。
できあがった草餅は高齢者を囲んで楽しく食べた。 -
高遠、長谷公民館共催「くじらくらぶ」開講
伊那市の高遠町、長谷両地区の公民館と総合支所保健福祉課は初の共催事業として、未就園児とその保護者を対象にした子育て教室「くじらくらぶ」を開講した。主催者によると、市内の公民館が年間を通じた事業に共催で取り組むのはほとんど例がないという。
15日、長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開いた第1回教室には、あらかじめ申し込んだ高遠、長谷地区の11組23人の親子らのうち10組21人が参加。赤、黄、緑の食紅で色を付けた手作りの小麦粉粘土を使い、ヘビなどの動物やテレビアニメのキャラクターの顔などを作って楽しんだ=写真。主催者は「目的は幼児教育、親子の交流と子育ての仲間づくりだが、教室を通じて高遠、長谷両地区の交流がさらに深まるきっかけになってくれればうれしい」と期待を寄せている。
開講式のあいさつで長谷公民館の伊藤智良館長は「子育ての上でいい経験になるはず。みんなで楽しんで盛り上げていこう」と呼び掛けた。
教室は来年3月まで月2回の割で、ヘルスセンター栃の木のほか高遠町、長谷の図書館、高遠町保健センターなどを会場に全20回開く予定。5月と9月には遠足も計画している。教室の内容は参加者自身が考えていくこととし、数年後には自主サークル化への発展を目指したいとしている。
「くじらくらぶ」はクジラのように大きくのびのびと育ってほしい竏窒ニの思いを込めて名付けられた。 -
通り町が防災マップ作成へ
伊那市の通り町自主防災会(加藤重一会長)は本年度、災害が発生した場合に備えて防災マップを作成する。住民らが知恵を出し合い、災害発生の際に避難が遅れがちとなる高齢者らを安全に非難させるための「要援護者支援マップ」と、地区内の危険個所や避難所などを記入した「防災マップ」を来年3月までに完成させる計画だ。
14日夜、初めての打ち合わせ会合を伊那市生涯学習センターいなっせ内の荒井区会議室で開き、隣組や民生委員、消防団、日赤奉仕団の代表者など約10人がマップ作成の基礎知識を学んだ=写真。講師として招かれた県危機管理局危機管理防災課上伊那駐在の伊藤秀雄防災対策推進員は、通り町の特徴として▽古くからの人間関係がある▽昼夜で住民が異なる▽通行の利便性が高い▽新旧の建物が混在している▽中心市街地の割に広い場所がある竏窒ネどを挙げた。想定すべき災害として「最も心配なのは豪雨による洪水と大地震だが、ほかにも火災、事故などがある」とした上で、マップ作成について「いろいろな状況を想定して皆で意見を出し合うことが大切。地図を完成させることよりも、その過程にこそ情報共有化の意味がある」と話した。
加藤会長は「通り町ならではの特性を考慮した、実際に役に立つマップをつくって引き継いでいきたい。必要ならほかの地区との連携や協力も考えたい」と話している。 -
災害応援協定関係者会議
伊那市は14日、地震などの大災害が発生した際に物資の提供や施設の利用、被災者救護などに協力する「災害時応援協定」を結んでいる25団体の代表者らとの打ち合わせ会議を市役所で開いた。関係者約70人が出席。緊急連絡先や対応の内容などについて市の担当者と確認し合った。出席者は名刺を交換したり、夜間の連絡先の一覧表を見せ合ったりして万一の災害発生に備えた=写真。
防災についての情報提供として、県危機管理部危機管理防災課上伊那駐在の伊藤秀雄防災対策推進員が「地域の防災対策」について話した。伊藤さんは東海地震の起こる確率の高さなどのデータを示した上で「災害発生時にパニックに陥らないためには、事前の危機管理が大切」と呼び掛けた。
会議は、殿島橋の橋げたが流されるなど伊那市にも大きな被害をもたらした06年7月豪雨の反省を今後の対応に生かそうと昨年5月に第1回を開いた。団体の代表者や市の担当者が異動で交代する場合もあることから、市は毎年この時期に開くことにしている。 -
08年度長野県シニア大学伊那学部入学式
08年度長野県シニア大学伊那学部の入学式が15日、伊那合同庁舎であった。本年度より名称を老人大学からシニア大学に変更し、141人の学生が2年間、各種講座で学ぶ。
1978年に開校し31年目。長寿社会開発センターが直営し、県内に10学部ある。
学部長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は、「長寿社会を明るく充実して一人ひとりが健康に主体的に生きていくことが大切。いきいきとした学びの喜びと友情が得られると思う。生涯にわたる仲間づくりをしてほしい」と式辞を述べた。
入学生を代表し駒ヶ根市の松崎庄市さんは、「老いることに焦ることなく一つでも心を豊かにできること、笑顔になれることを見出し、柔軟な心で、社会で何らかの一助になれるよう一層精進したい。全員皆勤を目標に卒業まで楽しく学びたい」とあいさつした。
08年度入学者は141人(男性59人、女性82人)。入学資格はおおむね60歳以上で、入学者の平均年齢は67・7歳、最高齢は男性で84歳。環境や健康、趣味や健康づくり、実践講座、公開講座など1年で60時間学ぶ。 -
宮田村の観光活性化で中間報告、25日に住民一緒に考えるシンポジウム開催
住民参加で地元の自然環境を観光に活かそうと検討している宮田村の「西山山麓観光開発研究会」は14日夜、中間報告をまとめた。情報発信の役割を担う拠点施設の必要性、ツアー的要素、体験型観光の導入などを盛りこみ、資源である「自然」に地元の「人」たちが有機的に加わることで誘客に結び付けようと構想した。25日に村と共催で開く観光シンポジウムで内容を公表し、住民の意見も幅広く聞きながら7月の最終報告、その先の実現へ向けて動き出したい考えだ。
中間報告では、中央アルプスのすそ野に広がる自然を最大限に活かしながら、誘客には人の力によるイメージづくりや演出が必要と指摘する。
拠点施設については単に特産品や農産物を販売するだけでなく、情報を網羅して滞在、体験へとつながる仕組みを構築。
西山エリアを観光ルート化して、ツアーガイドの人材バンク機能を拠点施設に持たせるべきと具体的に投げかける。
また、果樹園地帯の駒ケ原地区については「ファーマーズ通り」と位置付けるよう提案。農業と結び付けた体験型観光の中心地帯として整備するよう求めている。
そのほか宮田高原や駒ケ岳、村内に点在する湧水の活用など報告は多岐に及ぶが、課題となる拠点施設の運営、事業主体の問題を含めいずれも地域の人たちの連携協力を不可欠な存在として挙げる。
25日午後1時から村民会館で開くシンポジウムでは、中間報告を含め村の観光について、住民に考えてもらう機会にしようと計画。松本大学の山根宏文教授による講演などもあり、多くの参加を呼びかけている。問い合わせは村産業建設課85・5864まで。 -
なごみ家で春薫る草餅づくり
宮田村の福祉交流施設なごみ家は15日、草餅づくり教室を開いた。町一区の原定子さんを講師に近所の主婦ら約10人が参加。薫り立つ春の和菓子を楽しみながらつくった。
「おはぎはつくるけど、なかなか草餅までは」と参加者。
コツなどを原さんから学びながら、摘んできたヨモギを使って草餅に。
「みんなでやると本当に楽しい」と笑顔でせっせと作業をこなした。
ふんわりとした餅の食感に草のほのかな香り。甘さを抑えたつぶあんも絶妙で、口の中に春が広がった。
「もち米とうるち米の分量と、コネ具合が大切かな」と原さん。
極上の春の・ススイーツ・スに舌鼓を打ち、和やかな時間が過ぎていった。