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上伊那華道会50周年記念いけばな展
上伊那華道会(春日セツ子会長)の50周年記念いけばな展が6日、伊那商工会館イベントホールで始まった。9日まで前期後期に分けて会員317人全員出瓶という華道展。50年の節目に思いを込めて生けた見事な作品に、来場者は関心を寄せ見入っている。
上伊那華道会は1958年に13流派87人で始まり、現在は13流派317人で構成する。
ササユリ、アジサイ、バラ、テッセン、ヒマワリ、タケノコ、ゼンマイなど、さまざまな花材がある。各流派によって異なる趣があり、それぞれの良さが味わえる。
「50年歩み続けてきた記念の行事。伝統文化の良さが忘れられてきているが、伝統を守る精神を感じ取ってもらいたい」と同会。諸流の先生との交流の場でもあり、会員が一堂に会して一つの目的のために生ける意義深い行事でもあるという。
会員は、教授者の資格を持つなど条件があり、各流派からの推薦で入会。例年の華道展では、会員が多いため出瓶は1年おきで、1回に半数を展示している。
記念華道展は前期7日まで、後期8縲・日。時間は午前10時開始、終了は7、9日午後5時、8日午後6時。 -
伊那市保育料
所得税階層区分の見直し 7月から伊那市は7月から、保育料の改定で、所得税の定率減税廃止と税源移譲に伴い、所得税課税世帯の階層区分を見直す。今回は保育料の現状維持のための改定で、所得が同じ家庭では保護者負担の変更はない。
5日夜、市役所で開いた第1回保育園運営協議会(平岩国幸会長)で、市が示した改定案を承認した。
保育料は前年の所得税を基に算定する。保護者の前年所得が前々年と同じであっても、税源移譲により、今年の保育料がほとんどの家庭で前年より安くなる可能性があるため、市財政への影響を考慮し改定する。
市はこれまで、県内19市で最低水準の保育料を目指し引下げを実施。昨年11月に最低の保育料になっている。
保育料改定時期は11月。本年度は19市最低水準保育料の維持で必要がある場合は引下げ、伊那・高遠町・長谷地区の保育料体系の一元化、階層区分を現在の21階層から12、13階層程度への見直しを予定する。 -
伊那市保育園運営協議会
伊那市の第1回保育園運営協議会(平岩国幸会長)は5日、市役所で開き、08年度の保育園運営計画などを示した。
保育園は伊那地区21、高遠地区3、長谷地区1の計25園。定員2400人に対し園児数は2110人で入園率87・9%。定員超過は6園。入園率50%未満は伊那西部、新山、美篶中央の3園。
職員数は保育士367人(前年対比13人増)、給食技師59人(同1人減)の合計426人で過去最高。保育士の増加は障害支援保育士の増などによる。今年から嘱託保育士も採用している。
保育園の統合整備計画は、美篶地区の中央と東部保育園を統合した新保育園(高齢者施設併設)は09年4月開設予定。富県保育園(定員80縲・0人)の新築は用地取得、造成、設計をする。西箕輪地区の大萱と西箕輪北部保育園を統合した新保育園の建設地は、地元と協議を進め9月ころまでに決定。園児6人(入園率15%)の新山保育園は、園児20人未満の場合、09年は休園とする。
委員からは、統廃合した保育園の跡利用で避難所指定の検討を求める意見があった。市は、跡利用は基本的に地元意見を尊重し、子育て支援センターとして、あるいは地元の団体などが利用している現状を説明。避難所については「参考にしたい」とした。 -
社交ダンス初心者講座 南箕輪村公民館新講座
南箕輪村公民館の新講座「社交ダンス初心者講座」が5日夜、村公民館で始まった。地域の社交ダンス愛好者の底辺拡大を目的とした講座で、村内や伊那市から20縲・0代の男女6人が受講。基本技術を中心とした丁寧なレッスンでダンス技術を学んでいく。
講師は村の社交ダンスサークルの指導も務める山本清彦さん=北殿=ら4人。初回は舞踏場でダンスを踊るときの方向を示す「ライン・オブ・ダンス」の知識や簡単なステップの学習となった。最初はぎこちない動きの受講生たちだったが、次第にリズムを掴み始めると自然に笑顔をこぼしていた。
山本さんは「社交ダンスは世界共通の踊りなので、覚えてしまえば世界中の人と楽しむことができる。コツコツと長く続けることが上達のポイント」と話していた。
社交ダンス講座では踊り方の基本となるブルース、スロールンバ、ジルバ、マンボの4種を覚えるため本年度、月1縲・回のペースで練習する。講座では仲間を募集している。問い合わせは、村公民館(TEL76・7007)へ。
ダンスのステップを学ぶ受講生 -
赤穂南小4年2組が大原こだま園のお年寄りと交流
駒ケ根市赤穂南小学校の4年2組(今井良一教諭)が6日、同市福岡のデイサービスセンター「大原こだま園」を訪れ、お年寄りと交流した=写真。
4年2組は今年、総合的学習の時間の一環として、年間を通じて同園のお年寄りと交流することに決めた。
初日のこの日は、お年寄りと一緒に楽しもう竏窒ニ、自分たちで作った手作りパズルを持参。一緒にゲームを楽しむ計画をした。
児童らは「これはどこ?」などとお年寄りに質問しながら、パズルを完成させ、「長生きしてくだざい」などと話しかけていた。
この日、お年寄りと交流した広野美咲さん(10)=市場割=「おじいちゃん、おばあちゃんにはたまにしか会うことができないもで、一緒にいれて楽しい」と話していた。
また、担任の今井教諭は「子どもたちにはおじいさん、おばあさんから優しい気持ちを学んでほしい」と語った。 -
赤穂東小4年2組が蚕の飼育方法を学ぶ
昨年から蚕の飼育に取り組んでいる駒ケ根市赤穂東小学校の4年2組(内山和美教諭)の児童らが5日、シルクミュージアムの学芸員・宮崎久美さんから、蚕の飼育方法を学んだ=写真。
昨年はふ化した蚕を成虫なるまで育てた4年2組。今年は、卵から蚕を育ててみよう竏窒ニ、前年に育てた蚕が産んだ卵をふ化させ、蚕の飼育を開始した。蚕は今月3日にふ化したばかりで、大きさは1、2ミリ程度。その扱いやえさの与え方などを教えてもらうため、宮崎さんを迎えた。
児童の一人、大森渚さん(9)=飯坂=は「卵から育てるのは初めてなので緊張する。優しく育てたい」と話していた。
また、担任の内山教諭は「昨年は1年間、蚕を育てる中で、最初は触れなかった子も段々愛着を持ち、触れるようになった。生き物を飼うことを通して、命の大切さを学び『
自分たちでここまでできるんだ』という達成感を感じてほしい」と話していた。
今年は蚕のまゆを使ったクラフト作品作りにも挑戦する予定。 -
高遠町商店街で花のプランター設置
伊那市高遠町の中心商店街の活性化を目指し、住民らでつくる町商店街発展の会(米山祥一会長)と、高遠景観形成会(柳沢秀一会長)は6日、同商店街の街路にサフィニアの花の苗を植えたプランターを設置し始めた。作業は8日にもあり、2日間で約100人が参加する。
取り組みは「高遠・花の商店街づくり事業」で、市の08年度「地域づくり活動支援金事業」として採択された新規事業。2団体それぞれに50万円の支援金があり、両会ではカラマツ製のプランター(100個)とサフィニアの苗(200株)、肥料の費用に充てた。
プランターは、高遠町に本社工場を構える木工メーカー「ウッドレックス」に特注した、城下町の同商店街にあう茶色に色を塗ったカラマツ製を使用。花は長く楽しめるよう、花期時期が10月までの一年草、サフィニア(紫色、すみれ色の2色)に決めた。
この日は、両会員から50人の人手が出て、42個のプランターをメーン通りなどに飾った。景観形成会の柳沢会長は「お客さんに和んでもらえればうれしい。もう一度、高遠町に来てみたいと思ってもらえる町づくりを目指したい」と話していた。
高遠町の中心商店街に花のプランターを設置するメンバー -
浅原敬一水彩画展
アマチュア画家の浅原敬一さん(76)=伊那市西箕輪与地=は「水彩画小品展」を伊那市中央の中部電力伊那営業所ギャラリー「ふれあい」で20日まで開いている。山や川、港、公園、建物などを描いた風景画26点を展示している。多くの作品は、モチーフの輪郭線をペンで描いてから彩色する手法により、メリハリのついた、すっきりした印象の絵に仕上がっている。
「油彩画もやったが、やっぱり水彩画がいい。木々の緑色の表現が特に難しいが、それだけに、良い色が出たときはうれしい」と話している。
浅原さんは商社に約40年間勤務したが仕事が忙しく、絵を描く趣味はなかった。還暦祝いとして子どもたちに画材一式をプレゼントされたのをきっかけに水彩画を始め、4年前には東京の画廊で作品展を開くまでになった。長く関西で暮らしたが、一昨年秋から伊那に在住。
入場無料。午前8時30分縲恁゚後5時10分。土・日曜日休館。 -
伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会が環境大臣賞受賞
地球環境保全の推進のため多年にわたり顕著な功績があったとして、伊那テクノバレーリサイクルシステム研究会(会長・向山孝一KOA社長)は11日、環境大臣の地球環境保全功労者表彰を受ける。表彰は6月の環境月間に合わせたもので、受賞者は全国で110件(52団体、58人)、県内では3件(2団体、1人)。表彰式は11日に東京都港区のホテルで行われる。
同研究会は90年、循環型社会の構築を目指し「産業廃棄物等の適正処理についての研究会」として7社10人で発足した。93年に現在の名称となり、リサイクルグループ、システムグループ、天竜川水系生産革新グループ(後にリデュースグループに改称)に分けて活動を展開。「天竜川水系診断」、「親子で水質調査」、事業所を対象とした河川敷の清掃活動「天竜川水系ピクニック」などを継続的に開催してきたほか、伊那谷ブランドのリサイクルペーパー実現に向け、37の事業所や官公庁などを対象にコピー用紙を回収、再生、購入する「INAコピー用紙循環システム」の試行に取り組んでいる。07年度はエネルギーグループを新設し、08年度事業として「KIDS自然エネルギー活用コンテスト」の実施を計画している。
調査や研究の結果は報告書や講習会などを通じて地域企業に周知、啓蒙を図ってきた。現在の会員は上下伊那地域の20社28人。 -
伊那まつり「遊ingビレッジ」説明会
第36回伊那まつり実行委員会(丸山敞一郎実行委員長)は5日夜、祭りの2日目(8月3日)に伊那市役所西駐車場で開催される「遊ingビレッジ」に出店、出演する市民への説明会を伊那市役所で開いた。現在までに出店を予定している約40組と出演を予定している約10組の代表者らが参加し、担当者の説明を受けた=写真。
出店者に対しては、会場側は今年もごみ箱は設置しない方針であることから、客のためのごみの返却口を設けることや、翌朝行うごみ拾いへの参加義務などについての説明があった。ダンスや演奏などの出演者には、出演時間が必ずしも希望通りにならない場合があることなどが説明された。
「遊ingビレッジ」の唐沢幸利委員長はあいさつで「参加する人全員がわくわくするような祭りにするためにぜひ協力を」と呼び掛けた。
委員会は出店、出演の申し込みを6月20日まで受け付けている。希望者多数の場合は抽選となる場合もある。問い合わせは市役所(TEL78・4111)の上水道課(出店)、監理課(出演)へ。 -
伊那食品工業50周年で寄付
1958年設立の伊那食品工業(塚越寛会長、井上修社長)は今年50周年の節目を迎えることから、感謝の意を込めて伊那市に500万円を寄付した。6日、塚越会長と井上社長が市役所を訪れ、小坂樫男市長に目録を手渡した=写真。塚越会長は「何に使ってもらってもいいのだが、できれば高遠藩主でもあった江戸時代前期の大名、保科正之公の生涯をNHKの大河ドラマにするための啓発活動などに使ってほしい。ドラマになればこの地が有名になり、商業的な恩恵も期待できる。それで地元が潤うことが、ひいては市民の皆さんへの恩返しになるのではないか」と話した。
小坂市長は「3年後は保科公の生誕400年に当たる。そのタイミングで大河ドラマにできるよう、頑張りたい」と答えた。
7日には関係者などを招いての50周年記念パーティーを同社敷地内のかんてんぱぱガーデンで開く。
同社は「かんてんぱぱ」のブランドで知られる寒天製品のトップメーカー。資本金9680万円。売上高174億円(06年度)。 -
あるしん人事異動
アルプス中央信用金庫(大沢一郎理事長)は6日、同日付定例人事異動を発表した。
移動は次の通り(カッコ内は旧職)。
▽統合リスク管理室長委嘱・常勤理事(業務推進部長委嘱・常勤理事)大森正秋▽審査部推進役(宮田支店長)梅津義雄▽総合企画部主任調査役(総合企画部長)吉沢誠▽監査部主任調査役(監査部副部長)桜井康雄▽人事部主任調査役(管理法務部長)倉沢益巳▽管理法務部長(管理法務部副部長)小松秀樹▽業務推進部長(飯島支店長)小出玄之▽総合企画部長(総合企画部副部長兼証券課長)田中稔▽箕輪支店次長(本店営業部次長兼営業推進課長)小林裕治▽審査部次長兼代理業務課長(信大前支店次長)山崎敏宏▽宮田支店長(南箕輪支店長)伊藤俊宏▽福岡支店長(伊那東支店長)中村稔▽伊那東支店長(人事部次長兼人事課長兼研修課長)湯沢彰一▽南支店長(審査部次長兼代理業務課長)白鳥和幸▽南箕輪支店長(小野支店長)竹入豊▽管理法務部次長(箕輪支店次長)池上淳一▽小野支店長(宮木支店次長)田畑直樹▽ナイスロード支店長(伊那北支店次長)宮沢茂樹▽人事部副部長兼人事課長兼研修課長(ナイスロード支店長)赤羽司▽飯島支店長(南支店長)倉田昌伸▽監査部次長兼監査課長(監査部次長)北原康成▽総合企画部次長兼経理課長兼経営企画課長兼証券課長(総合企画部次長兼経理課長兼経営企画課長)酒井勝美▽本店営業部次長兼営業推進課長(本店営業部次長兼融資課長)中村健一▽宮木支店次長(いほく支店次長)平出正彦▽本店営業部次長兼融資課長(辰野支店次長)原英則▽赤穂東支店次長(中川支店次長)石田透▽いほく支店次長(赤穂東支店次長)鹿野庄衛▽伊那北支店次長(赤穂営業部次長兼融資課長)地田俊彦▽辰野支店次長(高遠支店次長)唐沢武志▽赤穂営業部次長兼融資課長兼営業事務課長(総合企画部課長代理)桐山文仁▽高遠支店次長(本店営業部課長代理)北條崇博▽中川支店次長(中川支店支店長代理)下平芳徳▽信大前支店次長(辰野支店支店長代理)漆戸稔▽本店営業部推進役(人事部推進役)田中由典▽事務部課長代理(本店営業部課長代理)小林健次▽総合企画部課長代理(システム部課長代理)伊藤勉▽本店営業部課長代理(事務部課長代理)八木啓一郎▽本店営業部課長代理(宮木支店支店長代理)酒井重三▽箕輪支店支店長代理(本店営業部課長代理)伊東敏樹▽本店営業部課長代理(箕輪支店支店長代理)原和彦▽箕輪支店係長(箕輪支店)田中学▽上片桐支店係長(上片桐支店)池上史彦▽宮木支店係長(宮木支店)原伸一朗▽辰野支店係長(春近支店)熊谷康寿一▽辰野支店係長(辰野支店)尾名高裕志▽中川支店係長(中川支店)瀧沢貴史▽赤穂営業部係長(システム部係長)下島早苗▽本店営業部係長(システム部係長)春日美穂▽統合リスク管理室(システム部)数野智弘▽業部推進部(システム部)桑沢篤▽本店営業部(システム部)高坂一幸▽中川支店(赤穂東支店)宮沢弘行▽飯島支店(総務部)滝沢弘行▽春近支店(本店営業部)加納宏幸▽箕輪支店(竜東支店)春日直樹▽総務部(飯島支店)冨永崇紀▽宮木支店(箕輪支店)中村洋一▽箕輪支店(システム部)丸山恵▽春近支店(信大前支店)加藤友子▽春近支店(箕輪支店)原広子▽福岡支店(赤穂営業部)市瀬かおり -
「信州花街道のながたの丘にアサギマダラを呼ぶ夢追人」発足
箕輪町の西部地域住民による「西部花街道をつくる会」の会員有志らが、グループ「信州みのわ花街道のながたの丘にアサギマダラを呼ぶ夢追人」を結成した。日本本土から南西諸島などへ長距離を移動するチョウ「アサギマダラ」が好むフジバカマ(秋の七草の一つ)を近日中に、ながた荘周辺の林に植樹し、箕輪への飛来を期待する。
グループ発足のきっかけは、フジバカマを栽培している町内沢の唐沢英行さんから「西部花街道をつくる会」に、苗40株を提供するいう申し出があったことから。唐沢さんの畑にはアサギマダラが1匹、飛来したこともあるという。
仲介をした西部花街道をつくる会副会長で信州みのわ花街道推進協議会長の唐沢荘介さんは「このチョウが来るか来ないか、わからない。そんなロマンを求めて、子どもたちに夢を見てほしい」との思いから箕輪西小学校にも話を持ちかけた。同校も「ぜひお願いしたい」と趣旨に賛同。試みに参加することになり、学校敷地にフジバカマの苗を植える。
【解説】アサギマダラは日本全土から朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ山脈まで広く分布している大型のチョウ。夏に日本本土で見られ、秋になると南西諸島や台湾まで南下し、繁殖。子孫が春に北上し、日本本土に再び現れる。1500キロ以上移動した個体や、1日あたり200キロ以上の速さで移動した個体もある。 -
信州みのわ花街道推進協議会総会
箕輪町の企業や住民団体などでつくる信州みのわ花街道推進協議会は5日、箕輪町上古田の西部ふれあいサロン(西部診療所)で総会を開いた。協議会を構成する団体の代表者らが出席し、08年度の事業計画案や予算案を承認した。
同会は県道与地辰野線の6キロ区間を中心に、同線やその沿線地域を花桃や赤ソバなどで花満載の景観にする「信州みのわ花街道」を推進するために町内の12団体が集まり設立した。
今回、新しく「赤そばの里」を町の委託を受け管理している上古田地区住民有志による「古田の里 赤そばの会」(唐沢清光会長)が所属。
08年度の事業は▽花もも育樹事業▽花壇整備事業▽あんず育樹事業▽ヘブンリーブルー鑑賞提供事業▽先進地研修視察竏窒ネど。
また観光客などに向けて「信州みのわ花街道」の周辺の観光スポットなどを紹介する街道マップの作成の準備も始める。
信州みのわ花街道推進協議会所属団体は次のみなさん
◇西部花街道をつくる会、これからの農業林業を考えるEグループ、みのわ振興公社、信州伊那梅園、NPO法人伊那ハーレンバーレンパカパカ塾、箕輪西小学校、あんず生産組合、橋爪製作所、社会福祉法人サンビジョングレイスフル箕輪、北山ラベス、古田の里赤そばの会、長野県伊那建設事務所、箕輪町 -
宮田小3年2組、今年もツバメを観察
宮田村宮田小学校3年2組は今年も、村内に飛来して巣づくりしたツバメの調査を行っている。学校近くの軒先で観察を続けており、「あっヒナがいた」と歓声が飛んだ。
同学級は1年生の時からエサ場を校内に設けるなど野鳥に親しんでおり、昨年はツバメも観察。
「今年もヒナを見たい」と子どもたちから声があがり、巣を探すことに。学校のすぐそばに発見し、先月末から通う日々が始まった。
「なかなか動かないね」「本当にヒナいるのかな」と双眼鏡をのぞきこむ子どもたち。
「いたよ、いた」「どこどこ」。さっそくスケッチブックに様子を書きこむ姿も。ヒナが巣立つまで観察は続ける予定だ。 -
悪質落書き、子どもたちの想いふみにじる
宮田村役場近くの国道153号を横切る地下歩道で5日朝、側壁にスプレー塗料で落書きされているのが見つかった。5月末にも同様の落書きがあり、管理する県は悪質と判断し6日、駒ケ根署に被害届を提出。落書きされた近くには、地元の宮田小学校児童が描いた絵なども飾ってあり、関係者は「子どもたちの想いもふみにじる行為」と憤っている。
5日に見つかった落書きは、先月28日と同じ赤色の塗料。稚拙な印象も強く、同一人物の可能性も高い。
地下歩道には2001(平成13)年度の宮田小卒業生が絵を飾り、以来快適に通行してほしいという願いは後輩の子どもたちにも受け継がれてきた。
絵などに落書きはされなかったが、県伊那建設事務所の竹村喜由管理係長は「このような行為に子どもたちも悲しむ。せっかくきれいにしようと取り組んでくれているのに」と絶句する。 -
オザワ燃料
小澤陽一社長(57)澄んだ空気を突き抜けてさんさんと降り注ぐ太陽の光、2つのアルプスから途切れることなく流れ出る豊富な水、どこまでも続く緑の森林…、そんな豊かな地域資源を有する伊那谷で、それらを有効活用した自然(エコ)エネルギーの普及に積極的に取り組む会社がある。伊那市のオザワ燃料。社長の小澤陽一さんは、ガス、灯油等の化石燃料及びその関連機器を販売する一方で、木質ペレットや小水力発電など自然エネルギーの普及に努める。「自分のおやじたちが炭やまきを供給してきて、やがて燃料革命で固体から液体、液体からガスになり、また元に戻ってペレットや炭が注目されている。考えさせられるものがある」。しみじみ語る言葉の裏には、信州の山を愛する小澤さんの環境負荷への危惧、地球の自然への熱い思いがある。(竹村浩一)
◆有限会社オザワ燃料
◆本社/伊那市境東1687番地1
◆創業/1951年10月
◆資本金/300万円
◆従業員/12人(パート含む)
◆TEL/0265・72・2921
◆FAX/0265・78・4403
◆主な業務は、各種燃料の販売と、暖房器具・風呂・ガステーブルの販売・設置・管理。それに、本社の一角を利用して開催しているパン教室に関連した器具・食材の販売や「小型エコ発電」が加わる。扱う燃料はガスが6割、灯油が2割を占めるが、木炭や木質ペレット(成形固形燃料)の売上も少しずつ伸びてきている。「小型エコ発電」は、最近各地で注目を集めている小水力発電装置の販売。小澤社長は「まだ、商売としては考えていない」と言うが、民間、行政からの問い合わせなども徐々に増えてきている。 -
伊那市でも不審者
伊那署は5日、管内で不審者が出現したため、県警のメール送信サービスを通じて注意を呼びかけた。
同署によると、5日午前6時45分ころ伊那市伊那地籍の道路上で登校途中の女子高校生に、男が後ろから近づきスカートをめくり、体を触って逃げていった。
男は年齢30歳くらい、身長175センチ縲・80センチ、やせ型、面長、長めの茶髪で、黒色のサングラスをかけており、赤い花柄模様の半袖シャツを着て、ジーパンを履いていた。 -
伊那防火管理協会総会
伊那防火管理協会(唐沢可昭会長)は28日、08年度定期総会をJA上伊那本所で開き、08年度事業計画案などを承認した。伊那防火管理協会長表彰もあった。
第21回長野県危険物安全大会は6月13日、伊那市の高遠さくらホテルである。主な事業は危険物取扱者試験準備講習会、危険物取扱者試験、防火管理者取得講習会、第17回消火通報コンクール、小学生防火作品募集など。会員数は534事業所。
唐沢会長は、「いざ災害が発生してしまったときの初期対応が災害の大小を決める。防災体制の確立をもう一度考え、安全の確立を図ってほしい」とあいさつした。
伊那防火管理協会長表彰の受賞者9人を代表し扇屋石油の菊池健一さんは、「決意を新たに防火のためさらなる精進をする覚悟」と謝辞を述べた。
08年度表彰の関東甲信越地区危険物安全協会連合会長表彰、長野県危険物安全協会長表彰は、第21回長野県危険物安全大会で行われる予定。
表彰は次の通り(敬称略)。
◇関東甲信越地区危険物安全協会連合会長表彰(1事業所)=伊那食品工業
◇長野県危険物安全協会長表彰(1事業所)=コトブキ石油
◇長野県危険物安全協会長表彰(優良取扱者6人)=清水厚(上伊那農業協同組合)黒川雄二(伊那中央石油)村上通孝(村上石油)田中正樹、酒井文一(北山ラベス)堀内幸二(積水フィルム信州高遠工場)
◇伊那防火管理協会長表彰(優良者9人)=原一郎(上伊那農業協同組合)細田博(ミスズ工業箕輪工場)三上博史、河村奈緒(北山ラベス)池上稔(KOA箕輪工場)菊池健一(扇屋石油)久保村八朗、久保田哲朗、飯島弘樹(伊那燃料) -
蒼華会「手描き染め教室」作品展
伊那市御園の宮下梨花(久子)さんが主宰する蒼花会の「手描き染め教室」による作品展が1日から、みはらしの湯ロビーで始まった。30日まで、愛らしい花などを描いたTシャツやブラウスなどを展示している。
描いただけで簡単に染まる特殊染料を使った手描き染め。染料は赤、青、黄の3原色のみで、それを調合して色を出す。綿や絹、ポリエステルなど布であれば何にでも、塗り絵手法で簡単に描くことができる。
今回は、伊那教室と駒ヶ根教室の生徒10人が出品。Tシャツやブラウスのほかクッション、傘などもある。宮下さんの図案を基に応用してデザインを決め、独自の色で仕上げた作品で、カラー、アヤメ、スズラン、カトレア、ユリなどさまざま花が淡い色合いで描かれている。
宮下さんは、「素材と図案のマッチング、独自の色合いを見ていただきたい」と話している。作品希望者には展示会終了後に相談に応じる。 -
辰野ほたる祭り キャラバン隊によるPR
21日から始まる「第60回辰野ほたる祭り」に向け、同祭り実行委員会は5日、キャラバン隊によるPR活動を行った。隊を2つに分け、諏訪・伊那方面と塩尻・木曽方面の近隣計10市町村で周知。上伊那地方にはキャラバン隊が伊那市、箕輪町、南箕輪村を訪れた。
南箕輪村役場には、副町長の赤羽八洲男副大会長ら6人が訪れた。町によると、ホタルの名所・松尾峡で実施したゲンジボタルの上陸調査では過去最高の1万6千匹余を確認しており、赤羽副大会長は「ここ2、3年は発生数が少なかったが節目の今年は期待できそう」と笑顔で話した。
ホタルの発生は気象状況に左右されるが、20日ごろを発生ピークと予想。雨が降っていたり、気温が低かったりするとホタルの乱舞を見ることは難しく、月明かりがなく、蒸し暑く、風がない状態が好条件といわれている。時間帯は午後8時前後。
祭り初日は、JR飯田線辰野駅周辺で地元小学生の太鼓演奏や鼓笛隊パレードのほか、ちんどん屋や笠踊りなどのパフォーマンスを展開。祭り期間中の土、日曜日は松尾峡周辺の駐車場利用状況をホームページで情報提供する。祭りは29日まで。
南箕輪村役場を訪れたキャラバン隊のみなさんと村関係者 -
富県さつき会展示会
伊那市富県の盆栽愛好者らでつくる「富県さつき会」(橋爪謙司会長、5人)は第4回サツキ展を富県北福地の北和田集会所前の地域コミュニティセンター「ひなたぼっこ」で8日まで開いている。会員が丹精込めて育てたサツキ約50鉢を展示して、訪れた人の目を楽しませている。樹高は約30センチのものから1メートルを超える大きなものまでさまざまな種類があり、それぞれ赤やピンク、白などの花を多彩に咲かせて美しさを競っている。
橋爪会長は「昨年は残念ながら霜にやられて開催できなかったが、今年は大きい花がよく咲いてくれてよかった。サツキは手入れが大変だが、見てくれる人たちが『きれいだね』と言ってくれるのがうれしい」と話している。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。 -
伊那路観光連盟総会
上下伊那の市町村と観光協会、観光関連民間企業などでつくる伊那路観光連盟(会長・小坂樫男伊那市長)は5日、08年度総会を伊那市役所で開いた。関係者約20人が出席し、本年度の事業として、観光パンフレット『信州伊那路』の8万部増刷、ホームページ開設の検討、フォトコンテスト入選作品による写真展の開催などを承認した=写真。
出席者からは「観光宣伝費にもっと力を入れるべき」「パンフレットに宿泊施設数や伊那木曽連絡バスごんべえ号についての記載を」「観光施設の案内看板の整備を」などの意見が出た。
メリットがない竏窒ネどとして提出されていた伊那七福神会からの脱会届を承認した。
小坂会長はあいさつで「国、県とも観光にさらに力を入れ始め、権兵衛トンネルや三遠南信自動車道などの道路整備も進んできた。山岳観光や農村体験なども含め、今後伊那谷の観光客をどう増やしていくか考える必要がある」と述べた。 -
駒ケ根市議会6月定例会開会
駒ケ根市議会6月定例会は5日、開会し、本年度当初予算に肉付けを行う一般会計補正予算や市民参加のまちづくり推進を目的とする協働のまちづくり条例などを含む議案30件を上程。うち14議案と、請願3件を委員会に付託した。
杉本幸治市長は市民の生命、財産を守る取り組みを強化するため、本議会に学校の耐震化や災害情報の伝達システムの再構築を目的とした予算計上をしたことを説明。また、エネルギー価格の高騰などを受け、景気の後退が地域経済に影を落とす中、地域産業における人材育成に努めるとともに、企業誘致活動に力を入れていくことなどを示した。
本会議に上程した「協働のまちづくり条例」については「自らの意思で自らの地域づくりを推進する、まちづくりの基本とするもの」とし、「市民の皆さんの生活を重視した政策を推進したい」と語った。
会期は23日までの19日間。日程は次の通り。
▽6縲・2日=休会▽13日=本会議(一般質問)▽14、15日=休会▽16日=本会議(一般質問)▽17、18日=委員会▽19縲・2日=休会▽23日=本会議(採決)
また、任期が満了に伴なう人事案件では、市監査委員に松下政久さん(56)=町三区=を、市固定資産評価審査委員会委員に木下英明さん(70)=中沢=を、市公平委員会委員に藤塚のり子さん(59)=北割一区=をそれぞれ選任することに同意した。 -
昭和伊南総合病院で赤ちゃん相談始まる
赤ちゃんの不安を解消してもらおう竏窒ニ、駒ケ根市の昭和伊南総合病院で5日、小児科外来の助産師・看護師による「赤ちゃん相談」が始まった。この日は他院で出産し、地元へ戻った伊南地区在住の母子4組が訪れ、授乳のことなどを助産師に相談した=写真。
産婦人科の常勤産科医師が不在となった同院では、お産の取り扱いができない状態が続いており、これまで産婦人科でしてきた産後のケアも十分できないでいた。そんな中、何かと心配ごとの多い出産後の赤ちゃんとお母さんに小児科外来を開放し、看護師や助産師が相談に応じる今回の試みを企画した。
この日、生後20日の赤ちゃんを連れて相談に訪れた駒ケ根市に住む34歳の母親は「急に母乳を飲んでくれなくなって相談にきた。親身になって話してくれ、ありがたかった。また何かあったら来たい」と話していた。
相談に当たった松尾睦助産師(48)=駒ケ根市中沢=は「産後は自分で運転することもできないし、遠くまで通うのも大変だと思う。いろんな所に窓口があれば、お母さんたちの不安も解消できると思い、今回の試みをみんなで考えた。相談が増えれば、日数や時間を増やしていきたい」と話していた。
相談会は毎週木曜の午後2時縲恁゚後3時。
問い合わせ・予約は昭和伊南病院(TEL82・2121)へ。 -
5歳児検診などを通して発達特性などを持つ子どもの支援体制整備などに尽力してきた小児科医師・滝芳樹さんに駒ケ根市教育委員会表彰を授与
発達特性を持つ子どもが増加傾向にある中、5歳児検診を確立を通して療育などを必要とする子どもとその家族の支援に小児科医の立場から取り組んできた滝芳樹さん(52)=伊那市西町=に5日、駒ケ根市教育委員会表彰が授与された。滝さんは「光栄。医者としてまだまだ時間があるので、今後はこれまで勉強させていただた経験を生かし、何らかの形で上伊那南部の子どもたちの発達支援に携わっていきたい」と語った=写真。
駒ケ根市が5歳児検診を導入したのは04年。当時、療育までを視野に入れて幼児の検診に取り組んでいる市町村は全国でもほとんどなかったが、滝さんはその立ち上げから携わり、昭和伊南総合病院を退職する今年3月まで、発達特性を持つ親子などの支援に当たってきた。
中原稲雄教育長は「当時は検診の結果をどうつなげるか、難しいことだった」と振り返り、その功績に感謝の言葉を贈った。
滝さんは「5歳児検診は子どもというより、親や家庭を育てるための取り組み。ADHDはそもそも障害ではなく個性。それがきっかけとなって学習障害などの二次障害を引き起こす可能性もあることを伝えながら、家族の理解を得るように努めてきた。子どもの特性を親が理解してくれただけで二次障害はかなりなくなる」と語った。 -
駒ケ根市、日本立地センターに専門員を配置し、関東方面からの企業誘致に力を入れる
駒ケ根市は本年度、関東方面からの企業誘致に力を入れるため、産業立地などに関わる各種事業を展開する「日本立地センター」(本部・東京都千代田区、岡村正会長)に駒ケ根市のために企業誘致活動を行う専門員を配置する。その費用として6月の一般会計補正予算に300万円を計上しており、市議会の採決が得られれば、この7月から専門員を配置する。企業誘致合戦が激化する一方、景気後退に伴ない、企業が投資事業を縮小するなど、全国的に企業誘致が難しくなる中、関東地域の企業情報に精通した専門員の力を借り、一社でも多くの企業を誘致したい考えだ。
上伊那でも同センターから企業誘致のための情報提供を受けている市町村は多いが、専門員を配置するのは駒ケ根市が初めて。
これまで駒ケ根市の場合、比較的中京方面から進出する企業が多かったが、今後は関東方面からの誘致を進めたいと考えている。また、駒ケ根市では上伊那でも先駆けて企業誘致に取り組んできた経過があるが、近年は近隣市町村でも積極的に企業誘致を進めており、そんな中で何とか企業誘致を推進していく策として、今回の事業を打ち出した。
近隣市町村の伊那市と比較した場合、伊那市は06年度で10件、07年度で5件の企業誘致を達成している。一方駒ケ根市は、06年度で4件、07年度で2件。
専門員は投資計画のある企業情報を調査し、駒ケ根市への立地を積極的に勧めるほか、市内の工業団地の情報を各企業に提供する中で、同市への企業誘致を図る。また、専門員の活動を通して、駒ケ根市の観光PRもしていきたいと考えている。 -
栗の里、体制づくり本格化
飯島町営農組合が推進する「栗の里づくり」は、農林水産省の広域連携アグリビジネス支援事業採択を受け、本年度中に栗加工場を建設する。栗の植栽も目標の20ヘクタールがほぼ終了し、初収穫が見込まれるなど、体制づくりが本格化する。
町は、遊休農地、耕作放棄地が増加し、高齢化による梨、リンゴ園の廃園が目立つ中、岐阜県恵那市の「栗の菓工房」から具体的提案もあり、町ぐるみで「栗の栽培」に取り組み、売れる農産物・競争力のある栗の産地化を推進する。
栗の植栽は七久保地区を中心に、05年度始まり、08年3月までに15ヘクタール、残る5ヘクタールも本年度中に完了し、秋には初収穫ができる。
栗の加工・直売施設は、七久保の道の駅花の里いいじまの北側、約6千平方メートルの敷地に約千平方メートルの施設を建設する。7月に造成、9月ころ着工し、来年3月完成、4月操業を予定する。 -
宮田高原牧場2年ぶり再開
一昨年7月の豪雨災害の影響で閉鎖を余儀なくされた宮田村宮田高原牧場は5日、2年ぶりに再開して8頭の牛が入牧した。標高1650メートルの高原に広がる7・5ヘクタールの涼しい牧草地に、夏場の4カ月間放牧する。頭数は閉鎖前を下回り、飼育農家減少などで将来的な見通しも厳しいが、運営する村の産業建設課は「高原の環境維持や観光面でも牧場は欠かせない」と存続したい意向を示す。
「牧草の状態を心配したが大丈夫。元気に育ってもらえれば」と村農政係の担当者。
8頭の牛はいずれも2歳までの子牛で、駒ケ根市と箕輪町の飼育農家5戸が託したもの。うち7頭はメスで、成長して乳牛となる。
約70年の歴史を誇る同牧場はかつて、村内農家の牛も含め30頭以上の放牧があったというが、近年は頭打ち。3年前は16頭、閉鎖前の2年前は9頭にまで減った。
採算ベースにするには20頭ほどを確保しないと難しく、存廃の論議対象にもあがる。
平沢正典村産業建設課長は「放牧だけを考えると厳しいが、高原全体の観光もとらえて考えたい。のどかな牧歌的な雰囲気は残したいのだが」と話す。
一昨年の豪雨で、唯一通じる寺沢林道の崩落により閉鎖が続いた宮田高原。7月からはキャンプ場も本格オープンし、災害を乗り越えて新たなシーズンが始まった。 -
宮田中生徒が、学校のシンボル梅を収獲
宮田村宮田中学校は5日、校内に植えてある52本の梅の収獲を行った。学級ごとに、日ごろから管理するそれぞれの木に分かれて作業。代々の先輩が受け継いできた伝統も感じながら、大地の恵みに歓声が沸いた。
同校のシンボル・ス梅並木・ス。1975(昭和50)年に、当時の生徒たちが5カ月の準備を経て竜峡小梅を中心に植樹した。
以来、各学級と緑化委員会が丹精込めて育てあげ、毎年6月には収獲の喜びを味わっている。
この日も、生徒たちが緑に輝く小梅を丁寧にもぎ取り。昨年よりも20キロ多い293・3キロを収獲した。
校内では収獲量の予想クイズを行うなど、別の楽しみも盛り込んでにぎやかに。
梅は学校の給食に使うほか、一部は販売。地域のお世話になった人たちにも配る。