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飯坂保育園で「ひよこ安全クラブ」が親子交通安全教室を開催
子どもと一緒に交通安全について考えてもらおう竏窒ニ、駒ケ根市の飯坂保育園(北原ヒロ子園長)で20日、同園の保護者でつくる「ひよこ安全クラブ」(吉川富美子代表)による親子交通安全教室があった。長野県交通安全教育支援センターから講師を迎え、親の立場から気を付けるべきこと、子どもの立場から気を付けることなどを、楽しく学んだ。
同教室は園児とともに通園する保護者にも交通安全への理解を深めてもらうことを目的として毎年開催している。
この日は、保護者対象の教室、園児対象の教室、親子一緒に学ぶ教室の3部に分けて実施。園児を対象の教室では、パネルシアターやクイズを交えながら、道路を渡る時に手を挙げること、道を歩く時にはお母さんなどと手をつないで歩くことなどを確認し、自分の身をどう守るかを学んだ=写真。
娘の向日葵ちゃん(5)と参加した竹上花菜さん(29)=飯坂=は「普段はあまり交通安全について教える機会もなかったので、とても良い機会になりました」と話していた。 -
酪農家の苦労感じて、宮田小、中支援学級が見学学習
宮田村宮田小、中学校特別支援学級の14人は19日、同村内や伊那市の酪農家などをたずね、牛乳が生産される仕組みを学習した。飼料の高騰などで厳しい現状に立たされながらも、朝から晩まで時間を惜しんで働いている農家の現状にふれた。
酪農離れにより、村内で唯一の乳牛飼育農家となった原田博安さん=中越区=の牛舎を見学。飼っている18頭を間近に見ながら、話しを聞いた。
「うちだっていつまで酪農を続けられるか分からない」と原田さん。
しぼりたてのホットミルクが振る舞われ、子どもたちは「心もあったまる」と喜びながら熱心に目と耳を傾けた。
続いて伊那市ますみケ丘のつつじケ丘牧場へ。経営する高嶋昇さん、和磨さん親子から説明を受け、子牛とふれあう場面もあった。
170頭ほどを飼育し、上伊那最大規模の同牧場。ここでも飼料の高騰などにより先が見えない経営が続いているが、高嶋さんは「現状を知ってもらうことが大切に思う」と、子どもたちの学ぶ姿に目を細めた。
一行は各地区の牧場から運ばれた牛乳が集まる南箕輪村のミルクステーションも見学。
いつもなにげなく飲んでいる牛乳にも、多くの人たちの苦労が折り重なっていることを感じていた。 -
宮田中総合学習「プラムデー」、地域とふれあいながら
宮田村宮田中学校は20日、学校を飛び出して調査や活動する総合学習「調べ学ぶプラムデー」を行った。各学級ごとにテーマを決め、地域や住民とふれあいながら学習。目標を持つなかで何ができるか考え、自主的に学ぼうとする意欲的な姿がみられた。
「誰かのために自分たちができるこ」をテーマにした2年2組。
小田切川の清掃やお年寄りとの交流など数班に分かれ、そのうち男子生徒を中心にした「聴導犬班」は村内のスーパー3店舗に空き缶を集めるための段ボール箱を設置した。
同学級は昨年、村内にある日本聴導犬協会から説明を受け「何か協力したい」と思案。アルミ缶を集めて募金しようと思いつき、総合学習で取り組むことにした。
店主の承諾を得て、自動販売機近くに段ボール箱と協力を求める文書ポスターを設置。「少しでも聴導犬育成のお手伝いができたら」と期待を寄せた。
その他の学級もスリランカのことを学んだり、水質調査や駅前花壇整備、村の新名物づくりなど多彩に学習。自ら行動することで学びの輪を広げた。
6月にもプラムデーを予定。秋に行う文化祭「梅樹祭」で学習成果を発表する。 -
婦人学級が開講
宮田村公民館生涯学習講座のひとつ「婦人学級」が21日、08年度の開講式を村民会館で行った。36人の女性たちが意欲を持って、本年度も多彩な学習、体験に取り組む。
式で前学級長の春日嘉子さん=新田区=が「村を知ったり、健康づくりしたり。多くの出会いがあり、得がたい経験をしてきた。今年も参加して良かったと思える学級にしましょう」とあいさつ。
細田博人公民館長は「どん欲に学ぶ姿勢が若さと元気を保つ。交流を深め、ハツラツと生活する源に」と話した。
さっそく役員を決め、学級長に松浦永子さん=南割区=を選出。今後学級生のアンケートを基に、年間の活動計画を決める。
22日は宮田大学、23日は宮田学級、28日は宮田大学院の開講式がそれぞれ開き、同公民館の各生涯学習講座が本年度も出揃う。
婦人学級役員は次ぎの皆さん。
▽学級長=松浦永子▽副学級長=大島欣江、森山康子▽会計=岡本紀代▽運営委員=太田芳子、小池千晴、片桐幸子 -
トップストーンJr親子大会
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンジュニアは17日、親子大会を村中央グラウンドで開いた。小学生選手とその保護者約150人が参加。楽しみながらボールを追った。
毎年開いているもので、学年別に試合。親子対戦なども盛りこみ、サッカーの醍醐味に保護者もふれた。
「みんなで楽しめれば」と同クラブ。日ごろは観戦で声を枯らしているパパやママも、この日ばかりは我が子の頑張りを体で感じていた。 -
宮田小4年親子レク、ドッジボールで熱戦
宮田村宮田小学校4年生の親子レクリエーションは17日、同小体育館で開いた。ドッジボールの男女別の学級対抗戦。優勝目指して親子で力をあわせた。
児童と保護者が一緒にチームを構成。熱戦を繰り広げた。
優勝は男女ともに1組。しかし、どの学級も最後まで戦い抜き、親子一緒に心地良い汗を流し、心を通わせていた。 -
長野県自然保護レンジャー・長野県自然観察インストラクター合同研修会
長野県自然保護レンジャーと長野県自然観察インストラクターの合同研修会が17日、伊那市の伊那合同庁舎であった。約30人が信州大学放送公開講座のビデオや山岳写真家・津野祐次さんの講演に学んだ。
津野さんは、「山岳写真家から見た最近の中央、南アルプスにおける状況」をテーマに話し、「自然界の状況をよくよく観察し理解することを出発点に、人間と自然がどのような関係を築いていくのか、皆さんに主体となって話し合いし、実践していただきたい」と期待を寄せた。
南アルプスの仙丈ケ岳では、「植物が見られなくなり、シカの食害は深刻な問題。気候変動により植生もかわりつつあると実感している」とし、中央アルプスについては「私の目には今のところシカ被害はないと思う」としながらも、木曽側でシカが出ている情報も話した。
自然保護レンジャーは、自然公園などを巡視し利用者に動植物の保護や施設の利用など適切な指導をしたり、自然環境の保全活動をする。上伊那地方事務所管内に43人いる。
自然観察インストラクターは、植物、鳥、昆虫などの専門知識を基に自然学習会などで解説する人で、管内で28人が登録している。 -
しだれ栗公園に桜草の群生の復活を夢見て
飯島町や駒ケ根市などの愛好家でつくる南信さくらそう会(小林省吾会長)はこのほど、辰野町小野の国指定天然記念物しだれ栗公園の草地に、自生種の桜草150ポットを植栽した。
小林会長によると、10年前、公園の小川のそばの湿地帯約7平方メートルには濃いピンクの桜草がぎっしりと咲き、その中に白花も混じっていた。「こんなすばらしい群生は見たことがない、本当に感動した」
しかし、一昨年、小林会長の案内で会員が現地を訪れたところ、ほとんどが姿を消し、絶滅の危機にひんしていた。そこで、小林会長は以前、知人から分けてもらった同公園の自生種の1鉢を繁殖させ、会員にも協力を呼びかけ、株分けで増やした。
植栽作業には会員6人と、地元辰野町の赤羽敬一さん(元町議会議長)や公園関係者も参加。かつての群生地の雑草を取ると、わずか1縲・株の白花とつぼみの紅色を発見した。会員は見事な群生地がよみがえることを願いながら、丁寧に植えつけた。
今後、早春の草取り、花後の管理、夏の草刈りなどは地元の協力を得ながら、会員が担う。また、会は辰野町にくい打ち、ロープ張りなど、踏み荒し防止策を講じるように要請した。
小林会長は「天然記念物のしだれ栗の芽吹きを、その下を流れに沿って咲く、かれんな桜草が一段と引き立てくれるのでは」と期待する。
##(写真)
しだれ栗公園で桜草を植栽する会員ら -
伊那市職員が300万円着服
2年間にわたって総額299万9232円の公金を着服していたとして伊那市は20日、同市長谷総合支所建設課の男性主事(30)を同日付で懲戒免職処分としたことを発表した。
市によると元主事は伊那市、国土交通省天竜川上流河川事務所など6団体でつくる実行委員会(委員長・小坂樫男市長)が毎年7月に運営しているイベント「三峰川サマーピクニック」の会計事務を06、07年度の2年間務めていた。同委員会の預金口座の通帳と印鑑の管理を実質的に一人で行っていた立場を悪用し、06年度9回、07年度32回、08年度1回の計42回にわたって、現金を不正に引き出したり口座に入金しないなどの手口で着服を繰り返していた。金は96縲・4年に購入した司法書士などの資格取得用教材の代金約400万円の返済に充てていたという。
2年間に2回あった会計検査は、パソコンを利用して資料を巧妙に改ざんするなどしてすり抜けてきたが、今年5月12日、事務局の交代に当たって行われた打ち合わせの中で、上司が通帳と帳簿の金額の食い違いに気付いて追求したところ着服を認めた。本人は「申し訳ないことをした」と反省しているといい、金は19日までに全額返済されたことから、市は刑事告訴はしない方針。
市は着服を防げなかった理由として▽通帳と印鑑を一人の職員が保管していた▽現金出納に当たって上司が決済していなかった▽事務作業を一人に任せていた竏窒ネど、管理体制に問題があったことを認めている。
小坂市長は「職員に対しては日ごろ綱紀粛正を言い、金の扱いは管理監督者が監督するよう言ってきたのに残念。二度と間違いがないよう対策を講じたい」と陳謝した。
主な関係者の処分(20日付)は次の通り。
▼市長=減給2カ月・10分の1▼長谷総合支所長=減給1カ月・10分の2▼副市長(統括)=減給1カ月・10分の1▼長谷総合支所建設課長=減給3カ月・10分の1▼元長谷総合支所次長=減給1カ月・10分の1▼同建設水道課長=同 -
伊那防犯協会連合会総会
伊那防犯協会連合会(小坂樫男会長)は19日、伊那市駅前ビル「いなっせ」で総会を開き、08年度の事業計画案や予算案を承認したほか、同会事務局員の給料を月額8万円(手当てを含む)から10万(手当を含む)に変更する規定の改正や、防犯功労賞の表彰をした。
08年度の主な事業は▽地域安全運動の実施や防犯ポスターコンクールの実施などの防犯意識高揚のための事業▽防犯ボランティアリーダーの養成や青色回転灯装着車両の活動への支援などの防犯ボランティア活動に対する支援事業▽非行防止の推進や有害環境浄化活動の推進などの少年の健全育成活動に対する支援事業竏窒ネど。
防犯功労賞の受賞者は次のみなさん
◇個人功労者=原旭一(伊那少年警察ボランティア協会)、若林徹男(美篶地区防犯協会)、伊藤尚恵(高遠地区防犯協会)、守谷眞恵(高遠地区防犯協会)、伊藤達子(高遠地区防犯協会)、林幸子(伊那エンジェルス隊)、小池美代子(伊那エンジェルス隊)
◇功労団体=箕輪中学校安全ねがい隊(長尾健敏代表) -
不法滞在外国人7人摘発
伊那、駒ケ根両警察署、警察本部警備部第一課は20日朝、東京入局管理局と合同で伊那、駒ケ根両市内のアパートなど7カ所に居住している不法滞在の23歳から54歳の外国人男女7人を出入国管理および難民認定法違反で摘発した。
住民から「不法滞在の外国人が伊那市内、駒ケ根市内のアパートなどに住んでいる」との通報を受けた警察が、東京入国管理局と合同で午前5時半から摘発を開始。
摘発したのは中国人女性3人、フィリピン人男性1人・女性1人、タイ人男性1人、ペルー人女性1人で、不法滞在期間は最短1カ月、最長15年6カ月。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業補助金
本年度の箕輪町の「まちづくり住民提案事業補助金」の交付事業が20日、決定した。新規6件、継続5件の11件の事業に町が総額107万8千円の補助金を交付。町では、同補助金の2次募集を5月26日から6月13日まで行なう。
今年で3回目となる同事業は、住民と行政がともによきパートナーとして連携、協働し、地域の課題解決や住みやすいまちづくりを進めていくことを目的としている。補助金は原則10万円以内で2年間に限り継続事業を認める。
5月1、13、19日に開いた審査委員会では(1)公益性(2)独創性(3)発展性(4)実現性(5)独立性竏窒フ5つの審査基準に照らして応募のあった事業を検討。
20日に丸山亮審査委員長と関嘉重副審査委員長が箕輪町役場を訪れ審査結果を平沢豊満町長に報告した。同日町長が最終決定をし、補助金の交付が決まった。
丸山委員長は「ただ遊ぶとか何かするというだけでなく教育的な部分が入っているものもある。こういうものがどんどんでてきてくれるとありがたい」と話していた。
今回補助金交付が決定した事業は次の通り(カッコ内は団体名と補助金額)
新規
◇生活習慣病改善運動事業「メタボに注意しよう」(劇団「メタボ」、10万円)=保育園・小学校などでの寸劇開催◇親子で楽しむ絵本作家の講演会を聞く(おはなし応援団、12万3千円)=絵本作家の講演会開催。イベントなどでの寸劇開催◇花ずし体験(箕輪お花ずしの会、10万円)=花ずし体験会の開催◇独居老人、母子家庭支援プロジェクト(上伊那建労箕輪分会、10万円)=独居老人、母子家庭の住宅など修繕◇天竜護岸に花を植え、町民の憩いの場を作る(天竜フラワープロジェクト、10万円)=天竜川護岸を活用し花を植え、環境美化を図る◇俺たちの荒廃農地の活用事業(福与の農地を守る会、10万円)=遊休荒廃農地を活用した地域の活性化
継続
◇ハンドメイドタウンみのわ親子ふれあい事業(ぷち・どぅ Club、10万円)=ハンドメイドフェスタの開催◇文化面でのまちづくり企画(辰巳クラブ、10万円)=各種講演会・音楽芸術鑑賞会の開催◇手筒花火による地域の活性化、子育て支援(みのわ手筒会、10万円)=各種行事における手筒花火打ち上げ。保安技術講習会の実施など◇「どっこいしょ」運動事業(がんばる会、5万5千円)=遊休農地を活用した環境づくり◇集落玄関環境美化事業(長岡花の会、10万円)=集落南北入口に花などを植え集落入口の環境美化を図る -
保護者自ら歩いて危険をチェック
宮田村宮田小学校PTA(池上真悟会長)は17日、通学路の危険個所パトロールを実施した。保護者や防犯指導員ら約80人が、毎年改定を続けている「安全マップ」を基に実際に歩いて点検。新たに危険度を3段階で評価し、注意や改善が必要な場所を分かりやすくした。また、万が一の時に児童、生徒が駆け込む「子どもを守る安全の家」も訪問し、地域全体で子どもたちを守っていこうと意識を高めた。
同PTAは一昨年度に安全マップを作成。安全の家の位置などとあわせて学校玄関に張り出し、児童への周知徹底を図っている。
パトロールも毎年実施し、この日も各地区に分かれて巡視。危険が潜んでいそうな場所が他にもないか目を光らせた。
従来のマップで把握している部分も含めて、危険度別にA、B、Cの3段階で評価。さっそくマップに落として改定した。
今後は結果をもとに、村や教育委員会をはじめとする関係機関に施設的な改善要望など行っていく。
池上会長は「みんなが関心を持つことが大切に思う。何かあったら声をかけあえる。地域みんなで子どもたちを見守っていきたい」と話した。 -
みやだ夏まつりに・ス青年隊・ス、中央グラウンドで夜開催提案へ
18回目を迎える宮田村のみやだ夏まつりに、若くて柔軟な発想を内容に盛りこもうと20、30代の若者による「おまつり青年隊」が発足して企画、運営に携わっている。会場を従来の県道から中央グランドへ変更し、夜にかけて開催しようと計画。近く開く実行委員会に提案し正式決定するが、多くの人が楽しめるまつりにとアイデアを出しあっている。
今までは村商工観光係が事務局を担っていたが、住民の考えを反映していこうと青年隊は発足。住民公募の若者と村商工会青年部、若手の村職員で構成する。
19日夜にも会合を開いて、会場や内容などについて意見交換。今までは県道の中心商店街一帯で開いてきたが、祭りの一体感を出そうと、中央グランドへの変更を提案した。
また、昼間に行っていた時間帯も見直し、夕方から夜にかけての開催を検討。
各区や団体などによる踊り連主体の内容は継続しながら、新たにステージなどを設けて出し物も多彩にしようと練り上げている。
既に区長会の意見を聞くなかで祇園祭翌日の7月20日開催は決定。今後は6月早々に関係団体が集まる実行委員会で内容を提案し、細部を煮詰めながら新たな装いで本番を迎える考えだ。
マンネリ化の声もあり、16回目から隔年となった夏まつり。一方で昨年末に実施した住民アンケート調査では「継続すべき」が過半数を超え、今年度の開催が決まっていた。 -
2歳児が用水路に転落
5月21日午後1時45分ころ、伊那市美篶上大島の用水路に近くの会社員北原和幸さん(35)の二男哉汰ちゃん(2)が転落し流された。哉汰ちゃんは発見された時、意識不明で救急車で病院に搬送された。
伊那署によると、哉汰ちゃんは用水路付近(幅60センチ、深さ40センチ、水深約30センチ、ふた無し、水流時速約4・7キロ)で遊んでいたところ誤って転落し流されたもの。母親が近所の家から遊ぶ哉汰ちゃんを見張っていたが、哉汰ちゃんの姿が見えなくなったため近所の人たちと探したところ、用水路内に沈んでいた哉汰ちゃんを近所の人たちが発見し救助した。哉汰ちゃんが発見された場所は、落ちたと推定される場所から50縲・0メートルほど離れていた。
助けを求める声を聞いて現場に駈け付けた近所の女性によると、哉汰ちゃんは水門に引っ掛かっていて、哉汰ちゃんと一緒に遊んでいた子どもの母親が必死で引き上げようとしたが、流れが速く、なかなか動かなかった。
助けの声を聞いて駈け付けた近くの男性がようやく引き上げたが、その時の哉汰ちゃんには意識がなかった。 -
伊那市議会臨時会
伊那市議会は20日、臨時会を開き、上伊那広域連合が過大徴収した介護保険料の清算処理のための08年度市介護保険特別会計の専決処分など11議案を原案通り承認、同意、可決して閉会した。
08年度の補正予算では、市国民健康保険直営診療所特別会計の07年度決算不足額(見込み)として2858万円を、市老人保健医療特別会計の07年度決算不足額(見込み)として4500万円をそれぞれ追加した。
任期満了に伴う教育委員、公平委員、人権擁護委員の人事案に同意した。
人事は次の通り。
▼教育委員=伊藤のり子(55)=高遠町藤沢・再任▼公平委員=黒田宣子(63)=伊那坂下・再任▼人権擁護委員=市ノ羽茂則(68)=長谷黒河内・再任、安井かほる(64)=高遠町西高遠・再任、竹中嘉文(66)=手良下手良・新任、橋爪トミ代(63)=西春近沢渡・新任 -
東和工機地鎮祭
伊那市日影に長野工場を持つ、めっき表面処置装置など製造の東和工機(本社東京都三鷹市、岩永美保社長)は20日、新工場建設のため同市東春近の東原工業団地内に取得した用地で地鎮祭を行った。関係者約40人が出席し、神事を行って工事の安全と会社の発展を祈願した=写真。
用地はキッツ伊那工場に隣接する約9千平方メートル。鉄骨一部2階建て、述べ床面積約2400平方メートルの工場、倉庫、事務所などを年内に完成させ、年明け早々に稼動の見通し。従業員は現在の15人に新規採用者を加えた20人体制にする。投資額は約4億5千万円。岩永社長は「中小企業の技術が日本のものづくりを支えている。新工場はその一つの形。発展の第一歩にしたい」と話した。
日影の工場は新工場に移転し、用地は売却する。 -
パートナーシップ南みのわ 08年度総会
南箕輪村の男女共同参画推進団体「パートナーシップ南みのわ」は21日夜、村民センターで08年度総会を行った。本年度活動計画、収支予算など5議案を原案通り承認し、会長には清水伝之丞さん=同村大泉=を再任した。
本年度活動計画は、会員からの提案を受けながら、役員会で月々決めていく方針。主な事業内容として現在は、年2回の「パートナーシップ南みのわ通信」の作成・発行、県の出前講座などを活用した勉強会の実施などを予定する。
同会は、男女共同参画社会の実現に向け、男女の人権尊重と相互協力により、豊かな社会の創造を目指し、地域の団体・個人への男女共同参画思想の啓発、ネットワーク化の促進を図ることが目的。村食生活改善推進協議会、文化団体連絡協議会など18団体、村民22人でつくる。
08年度の役員のみなさん -
しだれ栗公園に桜草の群生の復活を夢見て、
飯島町や駒ケ根市などの愛好家でつくる南信さくらそう会(小林省吾会長)は17日、辰野町小野の国指定天然記念物しだれ栗公園の草地に、自生種の桜草150ポットを植栽した。
小林会長によると、10年前、公園の小川の側の湿地帯約7平方メートルには濃いピンクの桜草がぎっしりと咲き、その中に白花も混じっていたという。「こんなすばらしい群生は見たことがない、本当に感動した」。
しかし、1昨年、小林会長の案内で会員が現地を訪れたところ、ほとんどが姿を消し、絶滅の危機に瀕していた。そこで、小林会長は以前、知人から分けてもらった同公園の自生種の1鉢を繁殖させ、会員にも協力を呼びかけ、株分けで増やした。
植栽作業には会員6人のほか、地元、辰野町の赤羽敬一さん(元町議会議長)、公園関係者も参加。かつての群生地の雑草を取ると、わずか1、2株の白花とつぼみの紅色を発見した。会員は見事な群生地がよみがえることを願いながら、丁寧に植えつけた。
今後、早春の草取り、花後の管理、夏の草刈りなどは地元の協力を得ながら、会員が行う。また、会では辰野町にくい打ち、ロープ張りなど、踏み荒し防止策を講じらるようにお願いした。
小林会長は「天然記念物のしだれ栗の芽吹きを、その下を流れに沿って咲く、可れんな桜草が1段と引き立てくれるのでは」と期待する。 -
上伊那北部消防連絡協議会 水防訓練
辰野、箕輪町、南箕輪村の消防団でつくる上伊那北部消防連絡協議会(平沢久一協議会長)は18日、恒例の水防訓練を箕輪町のみのわ天竜公園で行った。伊那建設事務所職員を講師に招き、水防技術の向上と水防意識の高揚を図った。
例年、関係町村の持ち回りで開き、出水期を前に実施する訓練で、各団から部長以上の幹部団員計160人が参加。団員は3小隊に分かれ、土のうを結びつけた木を川に沈めて決壊場所に設置する「木流し工法」、「シート張り工法」、「積み土のう工法」などを講師から学んだ。
山浦直人伊那建設事務所長は「水防工法は緊急時、迅速に行う工法なので、日ごろからイメージして訓練を」と講評。平沢協議会長は「こういう機会にしっかりと工法を学び、有事の際は地域住民の生命、財産を守ってほしい」とあいさつ。
シート張り工法の訓練成果を披露する団員ら -
天竜川水系環境ピクニック
恒例の河川一斉清掃「天竜川水系環境ピクニック」は18日、上下伊那の6地区で行い、環境問題に関心の高い104事業所、団体から4881人が参加した。民間企業でつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)など主催。15回目。
天竜川の現状を認識し、ごみ分別の意識やモラルの向上を目指す清掃活動で、上伊那では67事業所・団体、3255人が参加。子ども連れ家族の参加が多く、収集したごみを分別する際は、大人が子どもに分別を指導する姿も見られた。
向山会長はあいさつで「この清掃活動はボランティアで支えられている。分別することなどごみの適切な処理の知識を学ぶことが目的。子どもも一緒に参加し、家族ぐるみで認識を深めてほしい」と話した。
収集したごみの主なものは、空き缶4488個(前年比680個増)、ペットボトル2420(同42個増)、空きびん1045個(同258個減)だった。
天竜川などから集めたごみを分別する伊那地区の参加者(伊那市役所駐車場) -
イーナちゃんカーニバル08 約700人参加
伊那市などは18日、市役所を発着点としたイベント「イーナちゃんウォーキングカーニバル2008」を開催した。ウォークラリーと健康ウォークの2部門に計700人が参加し、新緑がまぶしい天竜川沿いや田園を気持ちよく歩いた。
地域を歩きながら魅力を再発見し、健康増進を目指す2005年から始まった学校区単位で回っているイベント。ウォークラリーは「緑の田園」「歴史の丘」の2コース(約8キロ)、健康ウォークは天竜川沿い両岸を歩く約15キロコースで行った。
ウォークラリー2コースは交差点や名所、公民館などの位置を記した44縲・0の「コマ図」を頼りに進路を決めるルールで家族や仲間たち約400人が参加。道中では伊那市に関するクイズなどが出題され、参加者たちは知力と体力を使いながらゲーム感覚で楽しんだ。
健康ウォークには、市内小中学生を対象に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」が参加し、歩きながらごみ拾いをした。
##(写真たてよこ)
健康ウォークに参加した人たちは天竜川沿いを満喫 -
伊那部宿を考える会総会
伊那市西町区の旧井沢家住宅(市有形文化財)を管理・運営する「伊那部宿を考える会」(田中三郎会長)は18日、伊那部集会所で総会を開いた=写真。会員約40人が出席し、08年度事業計画や予算など5議案を原案通り承認した。
本年度は、案内板の補修費用や新たに設置する分の費用5万円や、旧井沢家住宅で保管する資料の保存費用5万円などを事業費に盛り込んだ。同施設では、パッチワークキルト展(22縲・6日)、俳句展示(7月)など、新しい催しを計画している。
あいさつに立った田中会長は「多くの参加をうれしく思い、みなさんの熱心さに感激している。会員の高齢化が問題となっているが、何か活動するときには協力をお願いしたい。歴史のある伊那部宿をいつまでも大切にしていこう」と話した。 -
駒ケ根市のごまプロジェクトが本格始動
駒ケ根市営農センターが転作田対策の一環として取り組む「ごまプロジェクト」が本格始動することを受け、駒ケ根市ごま研究会(伊藤孝男会長、会員23人)は19日、今年ゴマ栽培に取り組む農家を対象としたは種講習会を駒ケ根市東伊那のほ場で開いた。米価の下落が続く中、同市では新たな転作作物としてごま栽培を普及させようとしており、地元企業との契約栽培で進めるため、販路も確保されている。転作奨励金などの対象にもなっており、販路の少ない麦や大豆などよりはメリットが大きい。本年度は約1・5ヘクタールの作付けを予定しており、1トンの収穫を目指す。
◇ ◇
同プロジェクトは市内にあるゴマの加工販売会社「豊年屋」からの打診を受け、昨年度から試験的に取り組んできた。こうした経過を経て、今年は栽培規模を拡大。ごまを振興作物に位置付け、本格的に栽培普及を積極的に進めていく。
講習会では、種まきの方法や注意点などを伊藤会長や上伊那農業改良普及センターの職員らが指導。ごま栽培は機械化されていない分、手間がかかるという課題もあるが、今後、水に溶けるテープの中へ等間隔に種を埋め込んだ「シーダーテープ」などの試験栽培を行う中で、省力化を模索していく。
今年初めて同プロジェクトに参加する大沼与志雄さん(69)=東伊那=は「転作田でごまを作っている所を見てきた。作るのは大変そうだが、今年作ってみて様子を見たい」と話していた。
また、伊藤会長(64)=東伊那=は「そこそこの収益はあるが、手間がかかるのが今後の課題」と話していた。 -
駒ケ根高原温泉開発第14回定時株主総会
駒ケ根市、宮田村の旅館など13施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・杉本幸治駒ケ根市長)の第14回定時株主総会が19日、駒ケ根市役所であった。昨年10月1日から本年3月31日までの半期決算では、経常利益48万7千円余、純利益27万9千円余となり3期連続で黒字となった。
今期決算は各施設における入湯税の支援額を明確にするため、入湯税を補助する行政と決算期を合わせ、半期決算となった。昨年7月から4号井の配湯開始となったことを受け、各施設への配湯量は全体で約50パーセント増加しているが、13期の時に使用料を2割減額してあるため、現状では目に見えて大きな収益の変化にはつながっていないものの、その影響は徐々に現れてきているという。
過去に温泉を掘削する時に借り入れた費用などの負債総額は約4億2300万円。数十年周期で返済していく計画で、返済金を差し引いても、現在各施設に黒字が生じる状況が出てきているという。
杉本社長は「経営状況も好転に向かっており、入湯税を全額補てんしなくても、健全運営ができるようになってきている。今後も、安定した湯量を保持に努めていきたい」と語った。
また、不在となっていた取締役には清水亀千代駒ケ根副市長を、監査役には矢田典和宮田村副村長を選出。清水氏は取締役会で代表取締役専務に選出された。 -
駒ケ根市赤穂公民館で「癒しのオカリナ講座」開講
駒ケ根市の赤穂公民館(清水寿一館長)で19日、「癒しのオカリナ講座」が開講した。オカリナに関心を持つ受講者ら14人が集まり、早速オカリナの音色を楽しんだ=写真。
オカリナ講座は本年度の新規講座。「オカリナの仲間づくりをしてみたい」などといった市民からの要望を受けて、今回実現したもので、受講者を募ったところ、定員以上の申し込みがあった。
講師には「カワイ音楽教室」の講師を務める小口佳枝子さんを迎え、オカリナの基本的を学習。音の出し方を一通り学んだ後、簡単な曲を一緒に演奏し、その音を確かめていた=写真。
受講者の一人、竹村ひとみさん(40)=飯島町=は「前からオカリナに興味があり、やってみたいと思っていた。実際に今日吹いてみたが、素敵な音。練習して、保育園の子どもたちに素敵な音楽を聞かせてあげるのが夢です」と話していた。
講座は3月まで全11回開講する。 -
08年度アルプスふれあいキャンプ推進協議会
子どもたちの自主性・社会性の育成を図ることなどを目的とする駒ケ根市の「アルプスふれあいキャンプ」の推進協議会(座長・中原稲雄教育長)が19日、市役所南庁舎であった。学校関係者や教育相談員など14人が参加。本年度のふれあいキャンプの方向性について話し合った=写真。
同事業は不登校児童や生徒の支援などを目的として始まったもので、当初は県の委託事業だったが、その後、市独自で取り組みを継続。学校には行けない子がキャンプには行くなどといったケースもあり、子どもたちが人間関係を形成する場としての実績をあげている。
この日は日程と募集対象とする児童、生徒を確認。1泊2日の一次キャンプは仲間づくりを通じて二次キャンプへの参加を促すことを目的としており、3泊4日の二次キャンプは共同生活体験、自然体験などを通して、子どもたちの生きる力を育み、不登校児童などの学校生活への復帰を支援する。
会議では「やっとの思いで出てきている子どもにとっては、1泊2日でも重いスケジュール。やる気があって来る子は良いが、その辺は配慮が必要」「人間関係で苦しいという思いがある子は、一歩踏み出すのに勇気がいるが、アウトドア派の子どもにはやっぱり『行ってみたい』という思いがある」などといった意見が出た。
中原座長は「子どもたちの人生が開けるきっかけとなれば、これほどありがたいことはない。今年もぜひ協力を願いたい」と語った。 -
ながた荘周辺探鳥会
箕輪町郷土博物館は17日、箕輪町のながた荘周辺で探鳥会を開いた。
ながた荘周辺探鳥会は箕輪町郷土博物館の実施している町内まるごと博物館事業の一環で、野鳥の観察を通じて郷土の自然に親しむことを目的として毎年開いている。
午前6時にながた荘駐車場に集合した約30人の参加者たちは、日本野鳥の会伊那支部長の星野和美さんの案内で、ながた自然公園へ。
野鳥が近くにいるとそこで止り、星野さんが「シジュウカラ。この辺に巣があるみたいで、盛んに警戒してる」などと説明。
参加者たちは双眼鏡をのぞき込み、「あっ、いたいた」「虫をくわえてる」と野鳥の姿を追った。
また星野さんはムクドリやカラスなどの身近にいる鳥や、巣箱についてなども話し、参加者を楽しませていた。
愛知県から来た参加者もおり、「この時期は北海道から奄美大島までいろんなところに行ってます。ここの会は初めて、カッコウの声が聞けてよかった」と感想を話していた。
箕輪町郷土博物館は6月7日、福与城周辺探鳥会を予定している。箕輪町のゆとり荘西側駐車場集合。午前6縲・時。
星野さんの説明を聞きながら、福与城周辺を歩き水鳥などの野鳥を観察する。
持ち物は双眼鏡(持っている人)、筆記用具など。参加無料。事前申し込み不用。
問い合わせは、箕輪町郷土博物館(TEL79・4860)へ。 -
子どもスポーツ体験教室開講
箕輪町教育委員会主催の「子どもスポーツ体験教室」が17日、箕輪町の町民体育館で始まった。町内の小学校3縲・年生30人が、フェンシング、室内軟式テニス、卓球を体験する。
同教室は、子どもがやったことのことのないスポーツを体験し、その楽しさを知るきっかけづくりとして昨年から始まった。
昨年同様に今年も人気で、定員を上回る申し込みがあった。
第1回目のスポーツはフェンシング。町体育指導委員や町フェンシング部員が子どもたちを指導した。
まずは基本的なルールなどを町フェンシング部の子どもたちの実演を交え説明。
その後、受講生は軍手をはめ、練習用のプラスチックの剣を持って、フェンシングの構えやフットワークを練習した。
講師の「マルシェ(一歩前進)、ロンペ(一歩行進)、アンギャ(構え)、ファンデブー(突き)」などの声に合わせ、受講生は教えられた通りに動いた。
「剣を握ったら、なんか力が沸いてきた」「おもしろい」と子どもたちは目を輝かせていた。
第2回目(24日)は室内軟式テニスを、第3回目(31日)は卓球を体験する。 -
町介護保険特別会計補正予算案可決
箕輪町議会は19日、臨時議会を開き、介護保険料の過誤徴収分の還付に伴う町介護保険特別会計補正予算案を可決した。歳入歳出予算の総額にそれぞれ90万2千円を追加する。
上伊那8市町村では、上伊那情報センターで介護保険料の共同処理を実施していたが、税制改正に伴う保険料算定システムの改修の際、情報センター職員と市町村担当者の連携ミスから一部対象者の緩和措置を見逃し、2年間にわたって過誤徴収していた。
箕輪町では06年度に98人、07年度に146人で延べ244人から、約156万7千円(最大2万1850円)の過誤徴収があった。
町では今月中に全額を返済する。