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井月俳句大会
江戸時代末期から明治にかけて伊那地方に住んだ漂泊の俳人井月をしのぶ「第17回信州伊那井月俳句大会」が11日、伊那市高遠町の高遠城址公園内、高遠閣で開かれた。上伊那の俳句愛好家らでつくる実行委員会(城取信平実行委員長)主催。大会に向けて寄せられた投句や当日句の表彰のほか、記念講演などが行われた。
投句は一般の部に1553句、小中学生の部に過去最高の9853句が寄せられ、大賞に福田喜美子さん=松本市=の「ものの芽のみんなそはそはしてをりぬ」が選ばれた。ほか10人の入選者に伊那毎日新聞社賞などが贈られた。選者の一人、古田紀一さんは「『そはそは』の言葉に面白さがある。いつ開こうかという落ち着かない気候の状況をよくとらえている」と講評した。小中学生の部特選に選ばれた60人の表彰も行われた。
小雨の降る中行われた当日句の吟行には約30人が参加し、高遠城址公園に咲くヤエザクラなど、季節の題材を選んで思い思いに句を詠んだ。
俳句に造詣の深い俳優の小倉一郎さんも特別参加し、当日句の選者を務めた。
一般入選者は次の皆さん。
▼大賞=福田喜美子(松本市)▼伊那市長賞=井原茂雄(箕輪町)▼長岡市長賞=宮坂恒子(茅野市)▼伊那市教育委員会賞=吉田長久(木祖村)▼県俳人協会賞=近藤梓(駒ケ根市)▼上伊那俳壇賞=倉科繁登(塩尻市)▼伊那毎日新聞社賞=木原登(長野市)▼信濃毎日新聞社賞=林啓子(岡谷市)▼中日新聞社賞=原徳子(松本市)▼長野日報社賞=伊藤悦子(愛知県)▼伊那市有線放送賞=北原ふみゑ(岡谷市) -
中川村でキャンパーズヴィレッジ自然学校地域子ども教室「夢の力プロジェクト2008」の説明会
中川村を拠点に子どもの自然体験事業などを展開しているNPO法人「自然体験活動推進協議会」(鈴木道郎代表)は11日、キャンパーズヴィレッジ学校「地域子ども教室竏猪イの力プロジェクト2008」の説明会を中川村文化センターで開いた。中川村を中心に近隣市町村の児童ら約30人が参加。自転車の長距離ツーリングや秘密基地作りなど、これまでに展開してきた取り組みの説明を受けながら、自然の中で遊ぶ楽しさを感じた=写真。
子どもたちに夢を実現する達成感を感じてもらったり、自然や土を愛する気持ちを持ってもらう中で、子どもたちの生きる力などを育んでいこう竏窒ニ始まった活動は今年で5年目。村内にあるキャンプ場「キャンパーズヴィレッジ」周辺での活動を中心に活動を展開している。
説明会では、中川村から自転車で駒ケ根市まで長距離ツーリングした時の様子や、木で秘密基地を作った時の様子をスライドで紹介。子どもたちは、普段の遊びの中で体験したことのない取り組みに関心を示し、スライドに見入っていた。
鈴木代表は「初代の子たちが昨年卒業したため、今年はがらりと雰囲気が変わると思う。どんなガキ大将が出てくるか楽しみ」と話していた。
募集対象は原則中川村および近隣市町村の小学1年生から中学3年生。隊員を募集しているのはキャンプ場周辺でさまざまな野外遊びを展開する「きちきちバンバン山族隊」、サイクリングでさまざまな場所へ出かける「ちゃりんこゴーゴー隊」(今年の申し込みは終了しているため、来春分の申し込み)、学校の放課後にさまざなな遊びを楽しむ「放課後遊び隊」竏秩B
入会金(新規入会時のみ)500円。参加費は1隊のみの場合7千円、2隊の場合1万円、3隊すべての場合1万2千円(すべて年間1括払い)。また、保険料として年間500円が必要のほか、その他実費のかかる活動の費用は別途となる。
申し込みは6月30日まで。申し込み用紙は文化センターや学校などに配置する予定。
また、活動を支援してくれるボランティアサポーターは随時募集している。
申し込み・問い合わせはキャンパーズヴィレッジ自然学校「夢の力プロジェクト」(TEL88・2695)へ。 -
上伊那農 6季ぶりの進出・準優勝
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選の第6日は12日、諏訪湖スタジアムで決勝を行った。前日、下伊那農との準決勝を6竏・で大勝し、6季ぶりの決勝進出を決めた上伊那農は東海大三に5竏・で敗れた。南信2位の上伊那農は県大会初戦、北・東・中信いずれかの3位校と対戦。大会は17縲・0日、諏訪湖スタジアム、県営飯田、県営伊那球場で行う。
【大会第6日=12日】▽決勝・諏訪湖スタジアム
上伊那農
000050000=5
00030130×=7
東海大三
【上】柴、藤森、茅野竏駐vリ
【東】玉沢、鈴木、甲斐竏虫R宮
▽三塁打=小島、唐沢光(上)玉沢(東)▽二塁打=小林(東)
○…3点を追う上伊那農は、5回2死二塁から小島の左中間を抜く適時三塁打、続く大槻の適時中前打で2点を返すと、唐沢光の右翼線に落ちる2点三塁打などでこの回、計5得点し逆転。しかし、6、7回と四死球で走者を出すと失策などで逆転を許す。7縲・回の攻撃は相手主戦に抑えられ、反撃できなかった。
【大会第5日=11日】▽準決勝・諏訪湖スタジアム
上伊那農
000001050=6
000000000=0
下伊那農
【上】柴、茅野竏駐vリ
【下】木下竏柱F谷元
▽二塁打=清水、大槻(上)
○…互いに無得点のまま迎えた6回、足を絡めて1死三塁とした上伊那農は、唐沢光の中前適時打で先制する。8回には2死二塁から清水の三塁強襲二塁打で1加点。その後、四死球を挟み2死満塁とすると小島、大槻の単長打でこの回、計5点を加えて突き放した。 -
箕輪町国際交流協会総会と第15会記念交流会
箕輪町国際交流協会は9日、定期総会と記念交流会を箕輪町の地域交流センターで開いた。総会では08年度の事業計画案や予算案を承認し、新役員を選出した。
箕輪町国際交流協会は94年に設立。スリランカへの中古自転車や救急車の寄贈、海外研修視察、外国人向け防災講習会、在住外国人向けの日本語教室や外国人の子どもを対象にした母国語教室、日本人向けの外国語講座などさまざまな事業に取り組んできた。
08年度の主な事業は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、国際交流教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業(9月に海外研修事業を予定)▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、母国語教室)など竏秩B
また今年度は新規に外国籍住民等支援事業を計画。災害時の対応方法や非難所の地図などを盛り込んだ外国語入り防災チェックブックの作成、地震体験車による防災訓練、外国人防災シンポジウムの開催、外国人防災対策協議会など。
総会後の記念交流会では在住外国人たちが日本語でスピーチを披露。
中国出身の有田波江さんは「日本に来てたくさんの人に助けてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。」とスピーチ。有田さんは日本語教室立ち上げから生徒として協会の活動に参加し、05年からは同協会の「こども中国語講座」の講師として活躍している。
ニュージーランド出身で、町内の小学校で英語を教えているニコラス・キンレッドさんは「箕輪町はすごく英語が進んでいる。若いうちから英語を耳で覚えて、本当にうまくなると思う。しかし、教室だけじゃなくて、いろんな外国人の方と遊んで、仲良くなればいいと思う」とスピーチ。
ほかにも、たくさんの外国人が飛び入りで自己紹介を交えたスピーチを披露した。 -
宮田村駅伝大会
第8回宮田村駅伝大会(村走ろう会主催)は11日、中越区の屋内運動場発着する周回コースで開いた。一周3キロ5区間の部門は上伊那農業高校陸上部が初出場で初優勝し、同じく1・5キロは中沢RCが制した。宮田中学校陸上部をはじめ村の子どもたちもタスキをつないだ。
昨年より4チーム多い18チームが出場。昨年に続いて県視覚障害者マラソン協会(NBMA)、地区の子どもたちによる「南割2班上の組」も力走するなど、走る楽しさ、喜びを仲間とともに存分に味わった。
優勝した上農陸上部は1区からトップを独走。宮田中出身の樋口正晃選手がアンカーをつとめ、48分13秒の記録でゴールに入った。
結果は次の通り。
【3キロ】(1)上農陸上部(桃沢、小澤、新村、佐藤、樋口)(2)タカノ陸上部(南沢、矢島、石川、池田、鈴木)(3)宮田中陸上部A(田中、谷川、倉田、小林、服部)(4)NBMA(B)(5)宮田中陸上部C(6)同B(7)かんてんぱぱ(8)RC宮田(9)宮田中陸上部D(10)同E(11)同F(12)NBMA(A)(13)クラブC4A【1・5キロ】(1)中沢RC(下平、満沢、池上、菅沼、小沢)(2)いいちゃん2008(3)クラブC4C(4)南割2班上の組(5)クラブC4B -
【記者室】初心忘るべからず
「初心忘るべからず」の言葉のように、最初に立ち戻ると多くの発見がある。なぜこの仕事を始めたのか。日々の忙しさに流されながら思い出してみると、好きで始めたことなのだから頑張れるという気持ちが一つの原動力になっている▼5月は各地域でナイターソフトボールのリーグ戦が開幕。シーズンの始まりを待ちわびていた選手たちの、楽しみたいという気持ちが全面にあふれた様子を見て、忘れていた何かに気付かされた▼「厳しい練習ですら楽しんでしまう自主性があれば、上を目指すことができる」。スポーツの取材先で聞いた監督の一言が頭をよぎる。自分の立ち位置を確認しながら、新しい発見の中で自分を磨き、前進していきたいものだ。
(布袋宏之) -
伊那市内の小学1年生に防犯鉛筆贈呈
伊那防犯協会連合会(小坂樫男会長)と伊那警察署は12日、伊那市内の小学1年生約700人に防犯鉛筆を贈った。伊那市教育委員会を訪れた伊那警察署員は、一人当たり5本計3500本の鉛筆を北原明教育長に渡した。
鉛筆には防犯標語である「いかのおすし」の「知らない人について・スいか・スない」「知らない人の車に・スの・スらない」「ブザーをならす。・スお・スおごえを出す」「その場から・スす・スぐ逃げる」「何かあったら周りの大人の人に・スし・スらせる」が印刷されており、子どもに対する声かけ事案などの犯罪被害防止の意識向上を図る。
同防犯鉛筆は南箕輪村と箕輪町の小学生にも後日贈る予定。 -
東日本フェンシング大会の結果を町長に報告
東京都フェンシング協会主催の第9回東日本少年個人フェンシング大会(5月4縲・日、東京都台東区・台東リバーサイドスポーツセンター)で、箕輪中学校2年生の平松竜成君が中学生男子サーブル3位、同校鎌田航君が中学生男子エペ8位、箕輪北小学校西藤俊哉君が小学生男子エペ5位で、それぞれ入賞を果たした。9日、箕輪町役場を訪れた平松君らは、平沢豊満町長に結果を報告した。
平沢町長は「大変いい結果。フェンシングは上にまだまだたくさんの目標があるから、がんばってください」とねぎらった。
東日本少年個人フェンシング大会には全国の小中学生289人が出場。小学生の部(3年生以上)と中学生の部があり、それぞれエペ、サーブル、フルーレの競技を男女別に競い合った。
小学校1年からフェンシングを始めた平松君は「サーブルという種目はぜんぜん練習していなかった。試しに、という気持ちで出場したが、3位になれて、うれしい」と感想を話した。
鎌田君がフェンシングを始めたのは中学から。「いとこがやっている姿を見て興味がわいた」のが始めたきっかけ。「来年も挑戦する気持ちでがんばりたい」と話していた。
西藤君は保育園年中からフェンシングを始めた。「全国にライバルや友達ができた。勝ったときは本当にうれしい」と話していた。
##写真(たてよこ) -
春季北信越高校野球 南信予選準決勝・順延
第118回春季北信越高校野球県大会南信予選第5日の準決勝2試合は雨天のため順延となり、上伊那農竏忠コ伊那農は11日午前10時から、諏訪湖スタジアムで行う。3位決定戦、決勝は12日に開催する予定。
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西駒山野草展示会 11日まで
伊那市の愛好者でつくる「西駒山草会」(網野幸治代表、会員10人)の山野草展示会は10日、南箕輪村の南原公民館で始まった。葉に斑が入った山野草を目玉に会員が約400鉢を出展。地元を中心に県内外から多くの人が訪れ、じっくりと鑑賞している=写真。11日まで。
同会の展示会は7回目で、突然変異で葉の色素が抜け、斑点模様が出た珍品がそろうことで知られる。斑の入り方がそれぞれ異なるのが魅力で、会員によると理由は「花と違い葉はずっと見られるから」。展示品の中には大変珍しいというツクバネソウもある。
展示した山野草はヤマシャクヤク、ヤブレガサなど葉もののほか、かれんな花を咲かせたシラネアオイ、エンレイソウなど約100種類。網野代表は「年々訪れる人が増えており会員も育てがいがある」と話している。午前7時縲恁゚後4時。 -
美空ひばり歌の里のツツジが開花
箕輪町三日町の「美空ひばり歌の里」内の「前向き観音の森」のツツジが見ごろを迎えている。
「前向き観音の森」には散歩道に美空ひばりさんの生涯の年表がポイントごとに設置。各年代の名曲を思い出しながら歩くことができる。
公園内には美空ひばりさんのファンから寄贈された約2500本のツツジが植えられており、赤、白、桃色など彩り豊かな花を咲かせている。
20日ごろまでは花を楽しめそうとのこと。 また、同公園に隣接する資料館には、美空ひばりさんの写真パネル、レコードをはじめ、各地のファンより贈られた公演パンフレット、機関紙などが展示されている。
問い合わせは、美空ひばり歌の里(TEL79・1601)へ。 -
母の日に贈る 第9回元気に育て親と子の音楽会
NPO法人クラシックワールド主催の「母の日に贈る 第9回元気に育て親と子の音楽会」は10日、伊那市生涯学習センターホールで開いた。親子連れ約150人が歌やピアノ、バイオリンなどの演奏をのんびりと楽しんだ。
親子で楽しめるほのぼのコンサートで、アルパの演奏にのせた歌「いつも何度でも」、コーラスグループによる「銀河鉄道999」、ピアノやアルパの独奏、オカリナやフルートなど多彩な12プログラムを繰り広げた。西箕輪小学校3年生の小木曽碧さんはバイオリンでバッハの「メヌエット」を披露し、大きな拍手を浴びた。
会場には就学前の小さな子どもたちも多く、お母さんやお父さんと一緒に演奏者を見つめ音楽会を楽しんでいた。 -
遠照寺でぼたん祭り始まる
「ぼたん寺」として知られる伊那市高遠町山室の遠照寺(松井教一住職)で10日、ぼたん祭りの開園式があった。6月1日までで、見ごろは17、18日を見込む。初日は、ボタンの古木を供養する「牡丹焚き火(ぼたんたきび)」を初めて行った。
焚き火はボタンの枝をたいた煙にあたると、万病を除き諸難を払うとされる。長年、花を支えた古木に感謝の気持ちを込め、読経が響く中、地元の保育園児らが長さ10センチほどに切りそろえた枯れたボタンの枝を1本ずつ香炉で燃やした。
境内一円にあるボタンはピンクや黄色など160種、2千株。まだつぼみの状態だが、3月が暖かかったため、昨年より開花が3日ほど早まるのではないかという。訪れた人に楽しんでもらえるように品種名を記した札を立てる。
開花中の入園料は400円(高校生以下無料)。
19日に押し花教室、24日に文化講演会があるほか、ボタン苗の販売や庫裏で手打ちそばを味わうことができる。
ボタンは82年、松井住職の母が夫の死をとむらい、苗3本を植え、年々、株数を増やしてきた。祭りは26回目を数え、今では県内外からボタンを見に訪れる人でにぎわう。
問い合わせは、遠照寺(TEL94・3799)へ。 -
伊那で将棋名人戦第3局大盤解説会
伊那市の中央区公民館で10日、第66期将棋名人戦7番勝負第3局の大盤解説会があった。地元や近隣市町村、塩尻市、松本市など小学生から一般まで約60人が集まり、飯島栄治棋士(5段)の解説に耳を傾けた。
日本将棋連盟は将棋の普及活動の一環として、全国各地にプロ棋士を派遣し、大盤解説会を開いている。第3局は県内1カ所のみで、日本将棋連盟公認の将棋普及指導員がいることから、伊那での開催が初めて実現した。
名人戦は、森内俊之名人対羽生善治二冠。第3局(福岡県、8縲・日)は、森内名人が優勢に進めていたが、羽生二冠が164手で制し、2勝1敗とした。
盤上で一手ごとに駒を動かし、飯島棋士が1時間ほど解説。序盤の駆け引きの重要性や将棋を指すときの心構えなども話した。
終了後、希望者との指導対局や、有段者・級位者・小学生の3クラスによるトーナメント戦もあった。 -
天竜川激特災害現地視察
天竜川上流部で観測史上最大の雨量を記録した06年7月豪雨から2年竏秩B災害を再び繰り返さないよう国土交通省と県は、辰野町から伊那市にかけての天竜川流域約20キロを河川激甚災害対策特別緊急事業の対象に指定し、5年計画で整備を進めている。
流域の伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村は10日、工事の進ちょく状況を見ようと上伊那の5カ所を訪れて視察を行った。各市町村長や担当者、地元住民などが参加し▽辰野町の同善渕▽箕輪町の伊那路橋▽南箕輪村の新天竜橋▽伊那市の棚沢川合流点▽同・殿島橋竏窒フ整備状況を確認した。
護岸が決壊した辰野町の同善渕では天竜川上流河川事務所の伊藤仁志所長が昨年完成した護岸工事について説明。参加した宮下一郎衆議院議員らも満足そうにうなずきながら説明を聞いた=写真。地元住民からも「安心して暮らせる」と感謝の言葉が聞かれた。
改修工事は1秒当たりの放流量が30立方メートル増の430立方メートルになっても対応できるよう、河道掘削、築堤、根継ぎ、根固工、橋補強などを実施するもの。07年度末時点で約43%が完成していて、08年度末までに約67%が終了する見通し。
上伊那では伊那市で殿島橋の橋げたが流され、箕輪町松島で堤防が決壊したほか、各地で護岸が流されたり崩れたりするなどの被害が出た。 -
BMX世界選手権出場激励
オフロードコースでの速さを競う自転車競技のBMX(バイシクル・モトクロス)の2008世界選手権大会(5月29日縲・月1日、中国・太原)に日本代表として出場する富県小4年、橋爪凱君(9)=伊那市富県北福地=が9日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にあいさつした。橋爪君は「決勝に残ってワールドゼッケン(世界8位までに与えられる番号)をもらいたい」と力強く決意を述べた。
橋爪君は昨年度の国内シリーズ戦(全4戦)で9歳クラスのポイントランキング2位を獲得し、世界選手権10歳クラスへの出場を決めた。大会出場は昨年に続き2回目だが、前回大会では準決勝でチェーントラブルのため6位に終わり、悔しい思いをした。自転車に乗り始めたのは3歳、レースは5歳から始めた。
小坂市長は激励金を手渡し「頑張ってきてね」と健闘を祈った。 -
訪韓団帰国報告
韓国の南原(ナムウォン)市を舞台に展開する古典的純愛物語『春香(しゅんこう)伝』にちなんだ「春香祭」(5月1縲・日)の視察と、現地の市民団体などとの交流を目的に韓国を訪れていた伊那市の女性団体や文化団体の会員などでつくる使節団(竹中則子団長、16人)が2日帰国した。9日、竹中団長と事務局長の北沢理光さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に土産話を披露した=写真。
竹中団長は「無事帰ってきた。天気も良く、交流もできて素晴らしい旅だった」と報告。現地で撮影した写真などを示しながら、温かいもてなしを受けたことに触れ、今回の訪韓をきっかけにさらに交流が進めば竏窒ニ今後の展開に期待を寄せた。小坂市長は「もっと長く居られればよかったのに短くて残念だったね」などとねぎらった上で「私も折をみて、行ければ行きたい」と述べた。
訪問は2泊3日。4月30日早朝に伊那市を出発し、同日韓国着。5月1日に南原市長を表敬訪問し、祭りの様子を視察した。2日はソウル市内の観光などをして深夜に帰着。祭りは『春香』の劇やオペラの上演、伝統的な衣装を身にまとっての市内パレードや歌の大会などが5日間にわたって催され、内外から約50万人が訪れたという。 -
駒ケ根JC講演会
まちづくりに本気で取り組もうと駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)のJAYCEE拡大実践会議(本多実会議長)は9日夜、『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ!』などの著書がある飲食店チェーン・クロフネカンパニー代表の中村文昭さんの講演会「夢の具現化に向けやり抜く念いを胸に」をアイ・パルいなんで開いた。約200人が集まり、中村さんの話に聴き入った。
三重県出身の中村さんは18歳の時、家出同然で単身上京。焼き鳥屋で偶然隣に座った、人生の師と仰ぐ人との出会いから得られたことについて熱く語り掛けた=写真。「人間の値打ちは金を稼ぐことではなく、稼いだ金をどう使うかで決まる。夢を持ち、真剣に考えて本気で生きよう」と話し、人との出会いや、高い理想を持つことの大切さを訴えた。
中村さんは野菜の行商から商売を始め、バーやレストランのチェーン店を経営するまでになった。経験をもとにした講演活動を全国で展開する傍ら、引きこもりやニートの若者を集めたボランティア活動などを行っている。 -
上伊那消防協会がポンプ操法指導員講習会を開催
上伊那8市町村の消防団でつくる上伊那消防協会(下平昌男協会長)は11日、ポンプ操法指導員講習会を駒ケ根市内で開いた。上伊那各地の消防団員ら約200人が参加。県消防学校から2人の講師を迎え、消防団の技術を競う大会の審査で重視される基準などを学んだ。
講習会は今年で3回目。例年夏になると、県内の消防団が日ごろの訓練の成果を競う県大会(県消防協会主催)が開催される。それに先立ち、上伊那でも大会に出場する選手を決めるため、市町村大会を開催するため、各地区の消防団に統一の審査基準にを知ってもらい、それに基づきながら練習に励んでもらうとともに、上伊那全体でレベルアップを図っていこう竏窒ニ開催している。
この日は小型ポンプと自動車の操法について研修=写真。講師の指導に基づき、減点対象となる動きなど確認し、本番に備えていた。 -
県の民間活用委託訓練事業 開校
離転職者の早期再就職を目的とした、県の民間活用委託訓練事業の一環として、8日、宮田村の宮田ビジネス学院で「IT事務エキスパート養成科」、伊那市の伊那ビジネス専門学校で「ビジネス基礎マスター科」の計2講座が開校した。上伊那から計28人が受講し、再就職に向け、第一歩を踏み出した。
事業は単年度で、本年度の委託先は上伊那では両校のみ。「IT事務エキスパート養成科」はパソコン経験者を対象に、「ビジネス基礎マスター科」は同初心者を対象にパソコン・ビジネス実務、簿記などのスキル習得と資格取得を行い、早期就職を目指す。講座期間は3縲・カ月。
伊那ビジネス専門学校の開校式には受講生15人が出席。式で伊那技術専門校の遠藤昌之校長は「多くの資格を取得し、これからのいしずえにしてほしい」。同専門学校の三沢清美高校は「今の不安な顔が卒業時に自信の顔に変わることを期待する」とあいさつした。
受講生代表の丸山斉子さん=伊那市=は「現代社会が複雑な情報社会となったことを、みんな実感しながら生活している。今の社会のニーズに対応するため、それぞれが学べることに感謝し、これから努力していきたい」と話した。
県の委託事業で開校した「ビジネス基礎マスター科」の開校式(伊那ビジネス専門学校) -
【日本美術家連盟会員 洋画家 須澤重雄さん】
画壇に確固たる地位を占めて半世紀。内外の美術展で数々の賞を受賞する一方、美術界の発展と後進の指導にも力を尽くしてきた。古希を過ぎても創作意欲はいまだ衰えを見せず、重鎮としての圧倒的な存在感は健在だ。
◇ ◇
自然豊かな豊科町(現安曇野市)に生まれ育った。水墨画、南画、彫刻などの美術家を多く輩出した家系だったことから、幼少時から芸術に親しんだ。画家を志して武蔵野美術大に進学し、3年の時には早くも第31回国展に初入選を果たす。翌年には読売アンデパンダン展に参加。卒業後も造形賞展コンクールに入選するなど、若くして才能を開花させ、第一線の抽象画家として活躍した。
転機が訪れたのは30歳の時。日仏現代美術展に入選したことで欧州に渡る機会を得た。フランス、ポルトガル、イタリア、オランダなどを歴訪したが、中でもスペインのプラド美術館収蔵の古典作品には、それまで経験したことのない強い衝撃を受けた。
「油絵の本質を見た思いがした。数百年前の作品なのに、あたかもつい昨日描いたように絵の具が光り輝いていてね。絵というものはこういうふうに描かなければならないのだと思い知らされた」
帰国後は抽象画にこだわることなく、詩情豊かなロマンを表現しようと具象絵画の追求に心血を注いだ。
40歳ごろから馬をモチーフとした作品にも取り組み始めた。
「馬を描こうと思ったのはね…。特に意識はしなかったが、少年期を過ごした安曇野の心象風景が潜在意識にあったせいかもしれない。当時の農村ののどかな風景や温かい日常生活が心の内から自然にわいてくるんだ。そういうものを自分でも知らず知らずに表現したかったのかな」
絵画の基本はデッサン竏窒ニ言い切る。デッサンを追求し、結果として抽象、具象と表現が違っても、根本的には心象を通して造形の本質を追求することに変わりはないのだと。
「絵は人生の証し。若い時は形ばかり追っていたような気もするが、一つの生き方として今日までずっと描き続けてきた。なぜ描くのか竏秩Bそれは分からないが、絵を見てくれる人がたとえ1人でもいるのなら描き続けたい。心は今も画学生のままだよ」
(白鳥文男) -
第2期南箕輪村むらづくり委員会 活動スタート
「南箕輪村むらづくり委員会」は8日夜、村役場で開き、第2期委員会のスタートを切った。村第4次総合計画の実践に向けて公募、識見者(区推薦、村長指名)で組織した、今期の委員30人を唐木一直村長が任命。委員会長には前同委員会長で団体職員の唐沢俊男さん(65)=大泉=を互選した。
同委員会は、自立に向けた村づくりについて考える場として、2004年に第1期委員会を組織、07年7月には村第4次総合計画の「実践に向けたむらづくり提案」を示し、第1期の役割を完了。第2期委員会は計画の実践に向け、住民主体の村づくりを目指すため竏窒ネど、それぞれの部会に分かれ話し合っていく。委員任期は08年5月8日縲・1年5月7日。
部会は(1)新たなコミュニティー組織づくりの検討(2)行政評価(外部評価)(3)村第4次総合計画の検証・後期基本計画の検討竏窒フ3つがあり、30日にある次回の委員会で、委員の部会構成を会長が指名し、部会長などを決める。以降の会議は各部会ごと、月1、2回行っていく予定だ。
あいさつで唐木村長は「協働・共助の村づくりへ機運が高まるよう、少しでも住みやすい村になるよう活発な意見を」。唐沢会長は「村がどうやって元気を出していくのか、どう自立していくのか、みなさんの力を借りて決めていきたい」と話した。
今期から設けた村長指名の学生枠(任期1年)には信州大学農学部3年の村上貴昭さん(20)を指名。広島県生まれで、同村に住み始めて2年目の村上さんは「村についてまだまだ勉強不足だが、学生にしかできないこともあると思う。若い風を吹き込むことができれば」と意気込んでいる。
委員に任命する唐木村長
村総合計画の実践に向けて取り組みを始めた「むらづくり委員会」 -
駒ケ根市立博物館で南信さくらそう会のサクラソウ展
上下伊那のサクラソウ愛好者でつくる「南信さくらそう会」(会員23人、小林章吾会長)による第15回サクラソウ展が11日まで、駒ケ根市立博物館で開かれている。ピンク、白、紫色のサクラソウ180種約200鉢が可憐に咲き、訪れた人の心を和ませている=写真。
飯島町、駒ケ根市を中心に飯田市から伊那市までの会員がともに活動している同会は例年、飯島町と駒ケ根市の2会場でサクラソウ展を開催してきた。しかし、サクラソウは育てるの非常に難しい花。同時期に2会場分のサクラソウをそろえるのは大変な苦労もあったため、今年から1会場に絞り、1年ごと駒ケ根会場、飯島会場で交互に開催することにした。
会場には花びらの表裏で色が異なるもの、花びらの形が特徴的なものなど、さまざまサクラソウが並び、その名称も「十二単」「秋の装」「君の宴」など多種多彩。
小林会長(80)=飯島町=は「強い色はないが、優しい色彩が持つ奥ゆかしさは魅力。さまざまなサクラソウを楽しんでいただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
防犯ボランティア 街頭犯罪抑止呼びかける
伊那署は9日夕、「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の県下一斉街頭活動日に合わせ、伊那少年警察ボランティア協会と伊那エンジェルス隊の協力を得て、JR飯田線伊那市、伊那北両駅前で啓発活動を行った。
両防犯ボランティアメンバーや伊那署員の計約10人が参加し、各駅前で高校生を中心とした利用者に対し、「自転車盗に気をつけて」などと呼び掛け啓発チラシを配布。各駐輪場では、無施錠で駐輪している自転車に盗難防止を呼び掛けるステッカーを張った。
伊那署生活安全課は「依然として多い自転車盗を抑止できれば街頭犯罪も抑止できる。被害者の多くは学生で、自転車盗の約7割が無施錠。通常設置されているかぎのほか、ワイヤーのかぎをかけるなど注意してほしい。記名や防犯登録も忘れず」と話している。
22日は、伊那市西春近のJR飯田線沢渡駅前で伊那西高校生と一緒に街頭啓発活動を行う予定だ。 -
【記者室】真の闇
・ス真の闇・スを知っている子どもはどれくらいいるだろう。目を見開いてもまったく何も見えず、目を閉じているのと何ら変わらない闇を。ほんの数十年前まで、夜の農村はどこもそうだった。だが現代ではよほどの山中にでも踏み込まない限り体験することはない。
現在の国立信州高遠青少年自然の家の所長を4年間務めた野外教育文化研究家の森田勇造さんは「今の子どもたちは暗ければ電気をつければいいと思っている。電気のない所を知らないんだ」と言う。
真の闇を経験すると、人間の力ではどうにもならないものがあると体が理解する。それは自然への畏敬の念を持つことにほかならない。子どもにありのままの自然を体験させることは何より大切な人間教育だ。(白鳥文男) -
リニアBルート実現を要望
東京・大阪間を結ぶリニア中央新幹線は何としても諏訪、上伊那を通るBルートに竏秩B上伊那の2商工会議所と7商工会は9日、Bルートの実現に向け、関係団体が協力して同一歩調で推進活動が展開できるよう、国・県に早急かつ積極的に働きかけを竏窒ネどとする要望書をリニア中央エクスプレス建設促進上伊那地区期成同盟会長で上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長に手渡した=写真。伊那商工会議所の向山公人会頭は、商議所と商工会が4月に上伊那の企業130社を対象に行った初のアンケート調査の結果を併せて手渡し「Bルートは上伊那にとって産業、観光、生活面から多大な効果がある。早急に具体的な活動を」などと要望。小坂市長は「県とも連携を取りながらできるだけ早い機会に要請活動を進めたい」と述べた。
アンケートは関東、中京圏などに取引先を持つ企業に、Bルートが実現した場合について5項目を質問(複数回答可)。「上伊那地域にどんなメリットがあるか」では「企業進出が増える」(70社)「観光客が増える」(同)「定住人口が増加」(61社)「新たな産業が生まれる(50社)」などが上位を占めた。「時間短縮などにより会社にどんなメリットがあるか」では「新たな取引先を開拓できる」(46社)「新たな情報が入りやすくなる」(39社)「新しい事業展開ができる」(36社)などが多かった。「受注増加が期待される地域は」の問いには、「関東」(19社)「中京」(12社)が上位。「新たな取引先が開拓できる地域は」では「関東」(24社)「関西」(20社)「中京」(18社)の順となった。
回答と併せて寄せられた意見には「南信の新しい起爆剤としたい」「上伊那地区へ駅を確保してもらいたい」「南アルプスにトンネルを開けることは自然に対する挑戦で絶対許せない」などがあった。
ルートについては県内団体はほぼBルートで合意が形成されているのに対し、JR東海は昨年12月、自己負担で南アルプスをトンネルで貫通する最短ルート案を進めることを決定。大鹿村で水平ボーリング調査を始めたことから、上伊那の期成同盟会関係者は焦燥感を強めている。 -
2年ぶり復活の宮田中強歩大会、雲上の宮田高原目指して
宮田村宮田中学校は9日、800メートルに及ぶ標高差を克服して宮田高原を目指す強歩大会を開いた。2006年7月豪雨の影響が残り昨年は中止を余儀なくされたが、2年ぶりに・ス復活・ス。約300人の全校生徒が、村の豊かな自然にふれながらゴールを目指した。
昨年は豪雨の影響で、高原へ通じる寺沢林道が不通に。同校は目的地を変えて大会を継続することも考えたが「宮田高原に行く伝統を大切にしたい」と、林道の復旧を待ち望んでいた。
1、2年生は初めて、3年生にとっても2年越しの大会で、友人同士励ましあいながら一歩づつ進む姿も。
体力にあわせて9・6キロのコースも設けたが、大半は12キロに挑戦。新緑の木々とさわやかな空気の後押しを受けて、連続する急激な上り坂を一つづつ克服していった。
トップを競う生徒たちは、目標タイムや順位も気にしながら激走。標高1600メートルの高原にたどりつき、心地良い汗を拭っていた。
上位は次の通り。【男子】(1)田中朝陽(3年)(2)宮下知也(同)(3)大下悟(同)(4)平沢亮也(2年)(5)谷川伸吾(3年)【女子】(1)矢澤優(3年)(2)大澤早絵(同)(3)酒井まどか(2年)(4)夏目玲(同)(5)草間洵奈(同) -
母の日にてづくりの良さを、町一区の加藤さんが教室、販売
宮田村福祉作業所「シンフォニー」に通う加藤昌利さん=町一区=が、近くの商店街にオープンした梅が里ギャラリー「手づくり屋」でビーズアクセサリーの教室を開いている。製品も販売しており「母の日にぜひ。てづくりして印象に残るプレゼントにしてもらえれば」と話している。
加藤さんはビーズを使って各種アクセサリーを自作。近年は、地元の人に教える機会も多く、活動の場を広げてきた。
教室は花をモチーフにしたリングを製作し、初心者でも1時間程度で完成できる。
また、加藤さんがつくった製品も同ギャラリーで販売しており、一個数百円とお手ごろだ。
問い合わせは手づくり屋三浦さん090・3142・3691へ。 -
宮田村女子バレー開幕
宮田村女子バレーボールリーグ戦(村女子バレーボール会主催)は8日夜、村農業者トレーニングセンターで開幕した。昨年と同じ12チームが、24季目を迎えた伝統のリーグ戦で熱き戦いを繰り広げる。
9月18日まで全チーム総当たり戦で実施。全チームが勢揃いした開幕式では「みなみ」の橋爪みゆき代表が「チームワーク良く楽しんでプレーします」と選手宣誓した。
昨季まで「しんでん」が7連覇中。一方で、ベテラン揃いの「エアロール」をはじめ年代層の幅が広く、世代を超えた戦いも同リーグ戦の魅力で、今季も好勝負が期待される。
さっそく「美北」と「大田切」、「ツーオー」と「河原町」の対戦で開幕。
今季は1試合55分の時間制限を初採用するが、主催者の土方照子会長は「けがにも注意して最後まで頑張りましょう」と呼びかけた。 -
水野敬子作陶展
伊那市旭町のはら美術で8日、黄瀬戸焼ひとすじ38年の美濃陶芸協会理事・水野敬子さん=岐阜県土岐市=の作陶展が始まった。温かみのある日常の食器から茶道具まで100種類を展示、販売している。
伊那で1年おきに作陶展を開き今回3回目。水野さんは土岐市で最も古くから窯を構えていた家に生まれ、1970年に井之口古窯跡に窯を築き、陶芸家の故・加藤唐九郎から黄瀬戸の極意を授かった。
茶道具のほか花びん、酒器、香炉、急須、湯のみ、皿類などがあり、「自分の台所の器も全て黄瀬戸。女性だから自分で使い、感じながら作っている」という優しさ、温かさにあふれた作品。万葉の人を題材にした人形、黒い土に絵を描いた「陶額」などもある。
水野さんは、「生活の中で使える器が種類豊富にそろっているので、一度足を運んでください」と話している。
会期は13日まで。午前11時縲恁゚後6時。入場無料。