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選定委員会で市の歌・花・木・鳥の候補決まる
第4回伊那市の歌・花・木・鳥候補選定委員会(春日博人委員長、15人)が10日、伊那市役所であった。歌は旧伊那市の歌、花は「さくら」、木は「かえで」、鳥は「らいちょう」に決まった。次回(11月16日)、選定理由をまとめ、小坂市長に報告する。
花は「独自性を出すには、コヒガンザクラが良い」との意見もあったが「市内にある桜の種類は多岐にわたる。日本一の桜の里づくりを目指しているため、種類を特定しなくても良い」と「さくら」でまとまった。
木は「カツラ」「ケヤキ」が1人ずつ。そのほかは「カエデ」で「観光面から春の桜、秋のカエデでアピールできる」「秋の色づきが美しく、親しみやすい」などが出た。
鳥は、南アルプスに生息するライチョウ。「アルプスを象徴する鳥」などとして決まった。将来、絶滅することがないよう保護する取り組みの必要性も挙がった。
歌は、前回会議で旧伊那市の歌で良いとする意見が大半を占め、異論はなかった。
表記は、やわらかさを感じるひらがなに統一した。
春日委員長は「委員の意向が固まり、伊那市らしいものが出来たと思う」と話した。 -
有害鳥獣対策の助っ人、北海道犬が到着
08年度から北海道犬を活用した野生動物の追い払い事業に取り組む伊那市に10日、新たな北海道犬4匹が到着した。
今回到着した子犬は地元住民が飼う予定となっている2頭を含む生後40日から50日ほどのメス4、オス2匹。今後、これらの北海道犬を繁殖させる計画もあるため、近親相姦を避けるために子犬の親はすべて異なる。北海道犬は天然記念物北海道犬保存会鵡川支部から購入した。
今後、子犬たちは生後3カ月まで同事業を委託している元北海道大学助教授・鈴木延夫さん(66)=伊那市高遠町=宅に預け、追獣犬としての資質があるかどうかを見極め、資質のあるものは里山の地形での順応訓練、野生動物の発見・追跡訓練へと移行していく。
その間にも追獣犬として資質のないものについては一般市民に払い戻して北海道から新しい北海道犬を購入。最終的に追獣犬としての訓練を終えた10匹を市が保有することとなる。
鈴木氏は「6カ月から8カ月までに最終的なトレーニングを終える。約7カ月半すると追獣犬として活躍できるようになる」と話していた。
市が前回購入した北海道犬2匹は現在生後90日となっており、市が保有する北海道犬は今回の子犬と合わせて6匹となった。12月には新たに4匹を購入する。 -
南箕輪小5年生が赤毛もちを収穫
南箕輪小学校の5年3組、4組の児童らが10日、社会科や総合的な学習の一環として育ててきた古代米「赤毛もち」を収穫した=写真。
これまでも同校の5年生は学校近くの水田で米作りを行う体験学習を行ってきたが、ほ場そのものが手狭だったため、地元農家の小林広幸さん(72)=北殿=から新たなほ場約7アールを借り、3、4組はもち米の一種、赤毛もちに挑戦。田植や草取り、周辺の草刈りなどに取り組み、無事に稲刈りの日を迎えることとなった。
生徒たちは最初、手作業で刈り取りに挑戦。この日初めて稲の収穫に挑戦した児童は「簡単で楽しかった」と話していた。残った稲は、小林さんがコンバインで収穫。小林さんは「労働を体験したり、稲の生育状況を間近で見るなどといった机上では学べないことを学び、とても良い経験になったのでは」と話していた。
米は収穫祭で使用することなどを計画している。 -
トリケラトプスが初優勝で2冠
宮田村ナイターソフトボール会(小林強会長)は9日夜、今季の全日程を終了し閉幕式を村農業者トレーニングセンターで開いた。トリケラトプスがリーグ戦、トーナメント戦ともに初優勝で2冠を達成。45歳以上が対象の短期「ますます青春リーグ」は河原町クラブと大久保スターズの混合チームが制した。
参戦5年目のトリケラトプスは今季、猛打が爆発。9チームによるリーグ戦は、6試合で2ケタ得点を記録するなど、7勝1分けの強さをみせた。
打ちあいの接戦もあったが・ス全員参加・スがモットーの同チーム。「みんなでゲームを楽しんだことが勝因」と加藤英明監督、春日学代表は喜びを口にした。リーグ2位の南割1班とともに来春の上伊那選手権に出場する。
消防操法大会の練習で本戦中断の6月に開いた「ますます青春リーグ」は3チームが出場。河原町クとの混合で優勝を飾った大久保の吉沢要祐代表らは「輪も広がり勝てて良かった」と話した。
最終結果は次の通り。
【リーグ】(1)トリケラトプス(2)南割1班(3)リバーズ(4)中越クラブ(5)北割クラブ(6)石沢KSC(7)河原町クラブ(8)エラーズ(9)大久保スターズ【ますます青春リーグ】(1)河原町クラブ・大久保スターズ混合(2)エラーズ(3)石沢KSC・リバーズ混合【トーナメント】(1)トリケラトプス(2)河原町クラブ(3)リバーズ・大久保スターズ -
宮田小児童が保護したトビ、子どもたち見守るなか大空へ
宮田村宮田小学校の2、3年生4人が下校途中などに村内の路上で保護したトビが体力を回復し10日、野生鳥獣救護ボランティアの小口泰人さんの計らいで同小校庭で放鳥した。子どもたちのやさしい気持ちに応えるかのように、大きくはばたき元気に空へ戻った。
保護したのは9月21日。同小3年の三浦捷君が道端で傷んでいるトビを発見し、同学年の飯島依茉里さん、池上和人君、同2年の松浦菜々子さんが協力して学校へ搬送した。
その後小口さんが救護。3日間は動くこともできず衰弱が激しかったが、子どもたちが保護したおかげで命をとりとめた。
放鳥は4人を含む2年生全員と1、3年生の一部が立会い、空に放たれると歓声もあがった。
「最初に見つけた時はグッタリしていたけど、元気になって本当に良かった」と三浦君。ダンボールの箱に入れて保護した他の3人も、自分のことのように回復を喜んだ。
同小は今春「野鳥愛護校」に指定されるなど、2年生をはじめとして野鳥を通じた学習が活発。昨年の6年生も野鳥を保護するなど、親しむなかでやさしさも育んでいる。
小口さんは「このような機会を通じ、命の大切さ、尊さを感じてもらえるはず」と、子どもたちの笑顔に目を細めた。 -
花ろまん26コスモス
微風にも揺れ、結んだ朝露にも細い花茎はうなだれる。メキシコ原産、明治時代に日本に渡ったコスモスは、日本人好みの清楚な風情で、日本の秋を代表する花となった。野分けの風に折れても、ちぎれても、折れた所からお日様に向って、真っ直ぐに伸び、花を咲かせる。コスモスは思いのほか、したたな花である。今回のテーマはコスモス。伊那谷最大規模200万本が咲く飯島町飯島上の原のコスモス畑、桜の町の秋桜街道、伊那市高遠町の国道152号線沿いに展開する老人クラブのコスモス花壇を紹介する(大口国江)
##(中見出し)
4ヘクタールに6種類、多彩な花を咲かせる
秋桜まつりは20、21日
花のまち、飯島の景観形成作物として、転作田約4ヘクタールに作付けされたコスモスは秋咲き大輪をメーンに、さわやかな黄色のイエローキャンパス、優しい色目のオレンジキャンパス、真紅のティーブレッドキャンパスなど6種類。7月に種まき、各農家が除草など管理し、花の時期を迎えた。
現在、イエローキャンパスやオレンジキャンパス、縁取りがかわいいピコティーが見ごろを迎え、赤、白、ピンクの花が最大で直径18センチにもなる巨大輪は3分咲きから5分咲きになった。まもなく、コスモス畑を一望できる高見台も設置される。
11年前、飯島町制40周年記念事業の一環として、当時、JA上伊那営農課長の北原秀美さんが「農家も消費者もみんなで楽しんで、農地の持つ多様な価値を再認識しよう」と、広域農道沿線の農家に呼び掛け、延長400メートルの両サイドで栽培、翌年から秋桜まつりを開催。農道沿いに駐停車するなど交通安全上の問題から「ゆったりと見てもらおう」とメーン会場をJA飯島果実選果場北に移動した。北原秀美さんは「まつりの2日間に1万人が訪れる。たかがコスモス、されどコスモス。コスモスを見ながら、2つのアルプスの景観、おいしい空気に感動している姿を見て、農家の皆さんも共感している」と話す。
秋桜まつりは20、21日、コスモス畑や隣接の飯島果実場駐車場などで開かれる。
コスモス畑のミニコンーサート(セントラル愛知交響楽団、アルプホルン、飯島中奏学部、飯島小合唱部など)、コスモスの無料摘み取り、テント村での地元農産品、農産加工品の直売、飲食コーナーもある。
##中見だし
老人クラブが丹精込めて育てたコスモスで、国道152号を彩る、コンテストも
桜の町、伊那市高遠町は老人クラブを対象に花のまちづくりの一環として、コスモスコンテストを20年前から開いている。今年は9単位クラブ10カ所がエントリーした。この中から、今、満開の花壇を紹介する。
コスモスの種類
コスモスという言葉は英語では「宇宙」をさすが、植物の場合はギリシャ語で「美しい」「飾り」の意味。別名アキザクラ(秋桜)、オオハルシャギク(大春車菊)。キク科、コスモス属、メキシコ原産、スペインで「コスモス」と名付けられた。本来は短日植物だが、最近は日長に関係なく早咲きの園芸品種が作出され、は種から約3カ月で開花する。
種類は一重単色が一般的だが、八重咲き、シェル咲き、2色咲き、白地の花弁の縁に紅色の覆輪を持つピコティー咲きなどがある。 また、同属別種に、花壇用などで、広く栽培されているキバナコスモスがある。草丈は低く、花は4縲・センチの一重、半八重。花色は黄色、黄橙、朱赤もあり、夏から秋まで咲き続ける。このほか、色も香りもチョコレートの、メキシコ原産チョコレートコスモスもある。 -
第39回伊那10マイルロードレース大会 14日
第39回伊那10マイルロードレース大会が14日、伊那市営球場発着、美篶笠原折り返しの日本陸上競技連盟公認コースである。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA協賛。
10マイル(約16キロ)の一般、10キロの高校、5キロの女子(中学生以上の女子)と中学男子)の部の計4種目で熱戦を展開。大会は第56回県縦断駅伝競走大会(11月17、18日・長野縲恃ム田)の上伊那選手最終選考会を兼ねている。
開会式は午前9時、スタートは同10時から。 -
サツマイモオーナー収穫
箕輪町の箕輪北部営農組合(唐沢誠組合長)が今年初めて取り組んだサツマイモオーナーの収穫が7日、町内の畑であった。オーナーが家族連れで訪れ、大きく育ったサツマイモを掘り出した。
遊休農地の解消や土地の有効利用による地域住民とのふれあい、生産性を高め緑豊かな地域にすることなどを目的にオーナー制度を導入した。
畑は組合員の遊休農地で、5月下旬にベニアズマの苗を1区画に10本ずつ植えた。
収穫には約80人が訪れ、子どもたちも大きなサツマイモに喜びながら収穫した。オーナー制度は5キロ保証で募集したが、今年は豊作で10キロから多い家族で20キロ近くも収穫できた。
子どもに経験させたい-と参加した松島区の親子は、「さつまいもご飯、おみそ汁、天ぷらなど食卓にいっぱい並ぶと思う」と笑顔で話した。
サツマイモは化学肥料を使わずに栽培。組合員が除草や中耕など管理をした。唐沢組合長は、「豊作で大成功。来年もやってほしいという要望があるので検討したい」と話していた。 -
箕輪吟詠会吟道大会
08年4月から上伊那岳風会に合併箕輪吟詠会(板倉岳紀会長)は7日、創立35周年記念吟道大会を松島コミュニティセンターで開いた。同会は総本部の機構改革により08年4月から上伊那岳風会に合併することが決まっており、箕輪吟詠会として最後の吟道大会で会員が熱心に吟じた。
同会は73年に公民館活動で始まり、35年間続いた。08年度からは上伊那岳風会箕輪支部として新たなスタートを切る。
式典で板倉会長は、「少子高齢化、趣味の多様化で会員が減少し現在は119人。生涯学習の一環として会の発展に努力してきた。08年4月から再出発。箕輪支部として永遠に続く。更なる会員増強、吟道発展、地域の文化発展に気持ちを新たにやっていきたい」とあいさつした。
大会は4部構成で会員が発表したほか、古田人形芝居の賛助公演もあった。 -
「秋のナツメロ演歌祭り」 カラオケもりあがり
伊那市のカラオケ教室「歌謡アカデミー」などでつくる実行委員会は7日、伊那市駅前ビルいなっせで、カラオケ大会「秋のナツメロ演歌祭り」を開いた。上伊那を中心とした生徒ら約40人が出演。会場には約250人が押し詰め、歌声を楽しんだ。
同カラオケ教室は、日ごろの練習の成果を発揮する場をつくろう竏窒ニ05年から「いな歌謡祭」と題して発表会を開いている。今回はそれとは別枠で、懐かしい昭和の歌謡曲を聞いてもらおうと新企画を立ち上げた。
プログラムは3部構成で「旅の夜風」「東京のバスガール」など40曲以上。出演者たちは豪華な衣装でステージに登場すると、会場に自慢の歌声を響かせていた。
実行委員会では、08年3月30日、同会場で第4回歌謡祭の開催を予定している。
「ミネソタの卵売り」を熱唱する出演者 -
宵祭りで「区民慰安会」 富県南福地
伊那市富県南福地の諏訪神社と日枝(ひえい)神社の例大祭の宵祭りの一つのイベント「区民慰安会」が6日夜、南福地公民館であった。地元住民約200人が集まり、踊りや民謡などのさまざまなステージを熱演し、観客を楽しませた。
園児、児童やその保護者、公民館サークルなどに所属する詩吟会員などが出演。民謡保存会による「正調伊那節」や小学生有志4人による「ダンシング・オン・ザ・ロード」の踊り発表など、全21プログラムを次々と繰り広げた。
園児や未就園児とその保護者約20人でつくるグループは「おしりかじり虫」と題した、かわいらしいオリジナルダンスを披露。子どもたちは、周囲に笑顔を振りまきながら・スお尻・スをくねくねと振る、コミカルな踊りで会場をわかせた。 -
幼稚園祭 にぎやかに
伊那市の伊那緑ヶ丘と緑ヶ丘敬愛の両幼稚園(宮原光生園長)は7日、伊那小学校グラウンドで第51回幼稚園祭を開いた。「地球を守ろう!」をテーマとしたリズム体操やかけっこなどを展開し、多くの保護者らでにぎわった。
プログラムは、地球に見立てた大玉を2本の棒の間に乗せて競う親子競技「地球を守れ!親子レンジャー」や、ペットボトルやアルミ缶などのごみを分別する早さを競う「地球のためにリサイクル」など、テーマに添った競技を繰り広げた。
両幼稚園の計150人の園児が参加し、縄跳びや組体操、綱引き、鼓笛隊演奏など16プログラムを披露。閉会式では、全員でばんざいをした後、幼稚園祭で頑張った園児全員に特製のメダルが贈られた=写真。 -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
2007南みのわフェア14日
南箕輪村と村商工会主催の「2007南みのわフェア」は14日午前10時から、大芝高原屋内運動場である。
昨年、村商工会商業部会が「南みのわフェア」、村営農センターと地区営農組合が「まっくん収穫まつり」をそれぞれ大芝高原を会場に開いた。今年は2つのイベントを一つにし「南みのわフェア」として、よりにぎやかに開催する。
イベント&ショーは、ドッグファッションショー、犬とのふれあい、信大生との交流「間伐材で遊ぼう」、風船ショー(ゴンベエワールド)。
展示・販売コーナーは村内16事業所が出展。犬・猫グッズ、自動車関連用品、照明器具、大芝高原味工房、グランセローズグッズ、弁当、ハーブ香り商品、さっちゃんの漬物、おにぎり・から揚げ、木工製品、リフォーム相談、オール電化・リフォーム紹介、小学生壁新聞展示、住宅関連の工法や作品パネル展示、建設機械展示、どら焼きなど菓子、作業着販売。
収穫祭コーナーは、リンゴ、ナシ、トマト、キュウリ、ブドウなど野菜・果物、有機栽培米、リンゴジュース、行者にんにくの苗・天ぷらそば、カーネーション、焼いも、ポン菓子などを販売。
時間は午前10時縲恁゚後4時。入場無料。問い合わせは村役場産業課(TEL72・2104)、村商工会(TEL72・6265)へ。 -
宮田村の名物丼コンビニ進出に反響
宮田村の名物丼「紫輝彩(しきさい)丼」が9日、コンビニエンスストア・サークルKの県内全120店で発売を開始した。29日までの限定だが、名物丼のPRには欠かせないご当地ヒーロー「どんぶりレンジャー」が村内のサークルKに出動し、報道各社の取材も過熱。事前予約も好調で、初日から盛りあがりをみせている。
商工会青年部員扮するどんぶりレンジャーは、コスチュームを若干改良して登場。
開発に携わった紫輝彩丼がコンビニ弁当として県内全域で発売されるとあって、広域農道沿いにある村内のサークルK北割店に応援に出かけた。
その姿を交えて名物丼のコンビニ進出を伝えようと、県内民放2社と地元ケーブルテレビ局が取材。客も巻き込んで店内は丼一色となった。
同店には販売開始までに75食の予約が入ったほか、初日は通常の他の弁当の3倍にのぼる50食を店頭に用意。 さっそく村内の主婦は「話題なので手にとってみたいと思って。美味しそうですね」と買い求めた。
田中孝子店長は反響の大きさに驚きながらも「食べやすいお弁当に仕上がっています」と話した。
紫輝彩丼は村の特産山ぶどうワインを用いることを共通ルールに、3月から村内12の飲食店で提供を開始。誕生まもない村の新名物だが、関係者は「村のさらなる活性化につながれば」と弁当にも期待を寄せる。 -
伊那市有線放送 番組コンクール県審査で最優秀賞
伊那市有線放送は、県情報ネットワーク協会が主催する07年度番組コンクール県審査(3日、長野市)の企画番組、お知らせ番組の2部門で最優秀賞を受賞し、23日の全国審査に駒を進めた。05年度(企画番組の部)に次ぐ受賞で、2部門同時は初めて。
制作したのは、放送課の樋代亜希子さん、唐沢英恵さん、市河早織さん、橋爪広一さん。
企画番組(10分以内)は、7月に解散した上伊那PTA母親文庫を取り上げた「時代を越えて、つなげる心」。「子どもの心にふるさとを作りたい」と東部中学校で読み聞かせをする活動を紹介しながら、母親文庫の歴史や「自分の子どもに本を読んであげたい」と話す生徒の思いなどをまとめた。
審査基準は企画、構成、表現技術で、7本の中から最優秀賞に選ばれた。
お知らせ(5分以内)は、家庭でできる災害への備えについての講演会参加などを呼びかけるもの。昨年7月の豪雨災害の際に録音した避難所の住民の声を織り交ぜたほか、街角インタビューを加え、番組に変化をつけた。
指導に当たった樋代さんは「一人ひとりが持てる力を出して作り上げた。挿入曲の使い方、インタビュー、アナウンスなど音の処理が良かったのでは」と受賞を喜び、日ごろから音をきれいにとって流すことの大切さを実感していた。 -
スーパーマイクロミニシクラメン出荷最盛期に
「世界一小さい花を」と、限界に挑戦する伊那市東春近のきのくにや花園(飯島光豊園主)のハウスで、鉢の直径5センチのスーパーマイクロミニシクラメン「小さな愛のシクラメン」の出荷が最盛期を迎えた。1週間に約1万鉢が全国に出荷されている。超ミニのシクラメンの量産化は全国的にも珍しい。
シクラメン栽培歴36年の飯島さんがミニ系に着目したのは16年前。「大鉢の値段が低迷する中、ミニ系を大量生産した方が採算が取れるのでは…」と、超ミニの種を輸入し、肥料や水、土、鉢など試行錯誤を重ね、8年前に6センチ鉢を完成。「もっと小さく」と肥培管理に心血を注ぎ、02年にようやく5センチ鉢を完成させた。
しかし、体長わずか0・5ミリのスリックス(アザミウマ)という細かい虫が花芽についてエキスを吸い、花が咲かないという病虫害が発生。昨年、研究の結果、網目が0・3ミリのネットを張ることで解決し、極ミニの栽培がようやく確立したという。
今年1月は種、6月に鉢上げ。5センチ3万鉢、5・5センチ4万鉢、6センチ1万鉢の合計8万鉢を生産、9月に出荷が始まり、11月末ころまで続く。
「長年の課題を克服し、ほぼ到達点に達した。かわいくて、どこにも置ける。管理は普通サイズと同じで、長い期間花が楽しめる」と話している。
1鉢200円で直売もしている。問い合わせは同園(TEL72・8487)へ。 -
スーパーマイクロミニシクラメン出荷最盛期に
「世界一小さい花を」と、限界に挑戦する伊那市東春近のきのくにや花園(飯島光豊園主)のハウスでは鉢の直径5センチのスーパーマイクロミニシクラメン「小さな愛のシクラメン」の出荷が最盛期を迎えた。1週間に約1万鉢が全国に出荷されている。超ミニのシクラメンの量産化は全国的にも珍しい。
シクラメン栽培歴36年の飯島さんがミニ系に着目したのは16年前。「大鉢の値段が低迷する中、ミニ系を大量生産した方が採算が取れるのでは:」と、超ミニの種を輸入し、肥料や水、土、鉢など試行錯誤を重ね、8年前に6センチ鉢を完成。「もっと小さく」と肥培管理に心血を注ぎ、02年にようやく5センチ鉢を完成させた。
しかし、体長わずか0・5ミリのスリックス(アザミウマ)という細かい虫が花芽につき、エキスを吸い、花が咲かないという病虫害が発生。昨年、研究の結果、網目が0・3ミリのネットを張ることで解決し、極ミニの栽培がようやく確立したという。
今年1月は種、6月に鉢上げ。5センチ3万鉢、5・5センチ4万鉢、6センチ1万鉢の合計8万鉢を生産、9月から出荷が始まり、11月末ころまで続く。
「長年の課題を克服し、ほぼ到達点に達した。かわいくて、どこにも置ける。管理は普通サイズと同じで、長い期間花が楽しめる」と話している。
同園では1鉢200円で直売もしている。 詳細は同園(TEL72・8487) -
第1回天竜健康ウォーク
箕輪町内天竜河畔の堤防道路“せせらぎロード”を歩く「第1回天竜健康ウォーク」が7日、みのわ天竜公園発着であった。町内外の300人が青空の下、元気に歩いた。
健康づくり推進週間の一環。天竜せせらぎロードプロジェクト、みのわ健康アカデミー、箕輪町食生活改善推進協議会、町役場保健福祉課でつくる実行委員会が計画した。
コースは、5キロにこにこコース、8キロしっかりコース、10キロお達者コースの3種類。参加者は2歳から84歳までの町内を中心に伊那市や遠くは飯田市在住者。青空健康講座として国保東部診療所の家田正寿所長による「普段のウォーキングで気を付けたいこと」の話を聞いた後、各自が体力に合わせたコースで伊那路橋や東西橋などの折り返し地点を目指して出発した。
第1回大会を記念して町のキャラクター「もみじちゃん」と天竜川をデザインしたバッチを配り、ゴール後はとん汁のサービスもあった。 -
殿村八幡宮例大祭奉納弓道大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭で7日、奉納弓道大会があった。南箕輪村弓道クラブ(唐木仁会長)の会員が、八幡宮の弓道場で厳かな雰囲気の中、矢を射た。
例大祭での奉納弓道大会は戦前に行われていたものを98年に復活させ、今年で10回目。
会員6人が順番に2人立ち、競技は立射で四つ矢12射。八幡宮の総代らが見守る中、28メートル先の的を狙い、真剣な表情で矢を射っていた。
同クラブは、97年度の村公民館弓道教室を修了した有志が中心に発足した。毎週土曜日に八幡宮弓道場で練習し射技を磨くとともに、会員同士の交流を図っている。 -
箕輪陶芸研究会第15回陶芸展
箕輪陶芸研究会(31人、大槻隆会長)の第15回陶芸展が7、8日、箕輪町の松島コミュニティセンターであった。会員の力作約110点が並び、来場者は個性豊かな作品をじっくりと鑑賞していた。
研究会は箕輪町を中心に辰野町、南箕輪村の陶芸愛好者が集まっている。今年の出品作品は全体に小振りだが、各自が研究を重ねた壷、花器、鉢、皿などが並んだという。
会場ではチャリティーバザーで、会員が作った皿なども販売した。収益は町の福祉のために寄付する。
会員の中には、中央の光風展や県展、県工芸展などに出品している人もいて、窯を持って研究に励んでいる。会では月2回、町文化センターの窯で作品を焼き、皆で学びあうほか、全国の窯元などを訪ねる研修旅行もしている。 -
秋季上伊那郡市中学校バレーボール大会
第64回秋季上伊那郡市中学校バレーボール大会(上伊那バレーボール協会主催)は7日、箕輪町社会体育館、南箕輪中学校体育館などであった。保護者も声援を送る中で試合が進み、辰野中学校がアベック優勝した。
中体連の前哨戦となる2年生を中心とした新人チームによる大会。男子9チーム、女子11チームが出場した。組み合わせは今年度の夏季大会の上位4校をシードし、あとはフリー抽選で決めた。
大会結果は男子は1位辰野中、2位中川中、3位箕輪中・南箕輪中。女子は1位辰野中、2位箕輪中、3位高遠中・中川中。女子の辰野中は連覇だった。 -
春日神社で「浦安の舞」を初奉納
伊那市西町区の春日神社例大祭が6、7日の両日にあった。本祭りの7日は、小学生による「浦安の舞」を初めて奉納。氏子総代が神社の活性化を目指して検討してきた提案の一つで、地元の5、6年生の女児童8人が本殿前の庭で練習の成果を披露した。
子どもたちは9月中旬縲恪。月初旬の約10日間の練習に励んだ。本番は、巫女(みこ)の衣装をまとった8人が2組ずつに分かれ、それぞれ「すず」と「扇」の舞を奉納。集まった観衆は、そのかわいらしさに笑みを見せていた。
祭りでは、小学生約130人の「子どもみこし」が町内を2コースに分かれて巡行したほか、宝投げやカラオケ大会などもあった。境内では、地元商店主らが焼そばや豚汁などの出店を並べ、多くの人でにぎわった。
本殿前の庭で「浦安の舞」を披露する小学生の女児童たち -
「イーナちゃん広場」2007
伊那市などでつるく実行委員会は7日、県伊那勤労者福祉センター体育館、市民体育館で、健康や暮らしをテーマとしたイベント「イーナちゃん広場2007」を開いた。約60の市民団体が集まり、展示や発表などを繰り広げた。
学校給食関係者が、「わが家のおすすめレシピ」と題して市教委が市民から募集した献立のレシピ配布や、「朝ごはん大賞」を受賞した、じゃことチーズが入った「元気もりもりにぎり」などの試食提供を行った。訪れた人たちは、簡単に調理できる手軽さに驚いた様子だった。
そのほか、市民体育館では運動プログラム体験ステージを展開し、リラックス運動やボール体操などを各団体が披露。フリーマーケットや血管年齢測定などの健康相談のコーナーを設け、多くの人でにぎわった。
「わが家のおすすめレシピ」の受賞料理を試食する人たち -
池間哲郎講演会 「今を懸命に生きる」ことを学ぶ
当時中学2年生の息子を急性骨髄性白血病で亡くした伊那市西春近の樋口秀子さん(49)らは7日、西春近の伊那食品工業「くぬぎの杜(もり)」で、地元の若者たちに「今を懸命に生きることの大切さ」を考えてもらうための講演会を開いた。NPO法人「アジアチャイルドサポート」代表理事の池間哲郎さん(53)=写真、沖縄県=が講師として訪れ、「日本が豊かであることに感謝し、幸せであることを感じながら生きて」と訴えかけた。
池間さんは、ミャンマーやモンゴル、タイなどのアジア5カ国の貧困地域の現状を撮影した映像などをスライドで説明。貧困ゆえに学びたくても学べない人たちのために学校を建設したり、マンホールの中で暮らす子どもたち一人ひとりに衣服を与えたりしている活動をエピソードを交えて紹介した。
地雷により両手を失っても畑仕事でわが子を養っているカンボジアの男性や、裸足でごみ山の中から拾ってきたアルミ缶などを換金して暮らすフィリピンの子どもたちなどの姿を「彼らは貧しいだけであり、心の豊かさは失ってない」と表現。「私たちの活動の柱は支援活動ではなく、日本の子どもたちの健全育成。一生懸命に生きることの大切さを知って。真剣に生きるからこそ、人の傷みが胸に伝わってくるのだから」と呼びかけた。
講演日は、4年前に病気で亡くなった樋口さんの4人姉弟の末っ子、寛君=当時14歳=の命日で、中学校の同学年生約40人が、当時自分たちで作詞した歌「生きる」を合唱し、故人をしのんだ。樋口さんは「人生の壁にぶち当たった時に、生きたくても生きれなかった寛の思いと、この講演のことを思い出してくれれば」と話した。 -
赤い羽根共同募金
赤い羽根共同募金運動(10月1日縲・2月31日)の一環で、ガールスカウト26団は7日、伊那市日影のベルシャイン伊那店入口前で同募金の街頭活動を行った。
県共同募金会伊那市支会の呼びかけで毎年、街頭募金活動をしている同ガールスカウトでは、年長園児縲恍・w生の16人が参加した。子どもたちは「赤い羽根共同募金にご協力を」などと、買い物客らに呼びかけた。
集められた寄付金はその県内で使い道が決められ、伊那市では、社会福祉協議会の活動費や敬老の日事業の助成費、ボランティアセンター運営事業費などに使われる。
運動期間、伊那市支会では、市母子寡婦福祉会やボーイスカウトなど6団体が大型店などで街頭活動する。
募金活動をするガールスカウトの少女たち -
【記者室 中原市長引退へ 一つの時代の終わり】
5期20年の長きにわたって市政を担ってきた駒ケ根市の中原正純市長が今期限りでの引退を表明した。市民の間からは「まだ67歳。まだまだやれる」という応援と「長過ぎる。もう十分だ」という批判の両方の声が聞こえてくる中での決断だった▼中原市長の政治手法には、強力なリーダーシップと裏腹の強引とも思えるやり方も目立った。見方はさまざまではあるが、賛否の分かれるところだ。多選の弊害も言われ続けたが、それもこれももう終わり▼これで一つの時代が終わったと思うと感慨を禁じ得ないが、問題はこれからだ。課題が山積している現状の中で誰に今後の市政のかじ取りを任せるのか。その答えが出る注目の選挙の投開票日は年明け早々の1月20日だ。(白鳥文男)
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飯島中吹奏楽部定演
飯島町の飯島中学校吹奏楽部(小林孝行顧問、鈴木智子部長)は7日、第3回定期演奏会を町文化館大ホールで開いた。50人を超える部員らがステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮。大編成ならではの迫力ある演奏でホールを埋め尽くした=写真。
ステージ第1部は、小林顧問が飯島中統合50周年を記念して作曲したというファンファーレ『憧れ高く』でスタート。ブラスバンドマーチを中心に7曲を披露した。第2部はポピュラー、ジャズ、ロックンロールなど、リラックスした雰囲気の7曲を演奏した。
満員の客席では、訪れた保護者らが生徒の晴れ舞台をビデオに収めようとカメラを構えたりしながら、演奏にじっと耳を傾けていた。 -
日本みつばち祭
信州日本みつばちの会(富永朝和会長)は7日、第4回日本みつばち祭を中川村の屋内運動場サンアリーナで開いた。全国各地から養蜂家やミツバチ愛好家など約300人が集まり、ミツバチの飼い方や技術についての情報を交換して交流を深めた。
富永会長は独自に開発した巣の移動方法を公開=写真。発泡スチロールを使った斬新な発想の技術に、見詰める来場者からはしきりに関心の声が上がった。蜂蜜しぼりの実演と講習なども行われて注目を集めたほか、巣箱をはじめとする養蜂器具や蜂蜜、蜜ろうなどの関連商品の販売も行われ、訪れた人たちが買い求めていた。 -
伊那市 荒井神社奉納こども相撲大会
伊那市の荒井神社例大祭に合わせて7日、奉納こども相撲大会が神社境内であった=写真。地元の小学生70人が出場し、大人顔負けの技のかけ合いで周囲をわかせた。
男女、学年別のトーナメントを繰り広げた取組は、素早い押し出しやがぶり四つの力比べなど、すべてが熱の入った取組。まわし姿の小さな力士たちの真剣勝負に、観客は声援で答えていた。
大会は26回を数える恒例行事。小学1年生から6年連続出場している4人の表彰もあった。
例大祭は8日までで、子どもみこしや大型獅子舞などの練り歩きがあった。
学年、男女別の優勝者は次の皆さん。
【男子】小池功一郎(1年)御子柴拓馬(2年)宮島大介(3年)大宮龍(4年)平沢竜也(5年)藤森司(6年)
【女子】安塚彩乃(1年)小松菜奈花(2年)奥山視久(3年)土田沙弥(4年)梶原あさみ(5年)小松美森(6年)