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村社協デイサービスセンターで避難訓練
宮田村社会福祉協議会デイサービスセンターで3日、火災を想定した避難訓練が行われた。利用者は身の安全を守るため「頭巾」をかぶり、職員の誘導に従って車イスや徒歩で避難した。
1日の防災の日にあわせて毎年実施。7分30秒で21人全員が玄関前に避難した。
職員はあわせて消火栓を使って放水訓練。利用者の安全を第一に考えて、連携も再確認した。
山浦正弘社協会長、酒井一衛同事務局長は「有事の際は、落ち着いて職員の指示に従って」と呼びかけた。 -
高校野球 秋季北信越県大会南信予選・第2日
第117回秋季北信越高校野球県大会南信予選第2日の2日、県営飯田野球場と諏訪湖スタジアムの2球場で、1回戦4試合と2回戦2試合があった。上伊那勢は2回戦進出の伊那弥生が岡谷工業と対戦し7竏・の7回コールド勝利。伊那北は飯田工業と戦い2竏・の接戦を制した。1回戦の駒ヶ根は8竏・で諏訪実業を下し、赤穂は7竏・で松川を破った。
………………………
【県営飯田野球場】
▽2回戦
飯田工業
000000001=1
000100001=2
伊那北
○…伊那北は主戦近藤が8回までを散発4安打の無失点に抑えるが1竏・で迎えた9回、四球などに長打が絡み、同点とされる。しかし、その裏、先頭の宮島が左前打で出塁。犠打と補逸で三進すると、上沼が左犠飛を放ち、サヨナラ勝ちを収めた。
…………………………
【県営飯田野球場】
▽1回戦
諏訪実業
100003000=4
00034001×=8
駒ヶ根工業
○…駒ヶ根工業は、1点を追う4回、細川、赤羽の単長打で同点とすると、敵失で得た2死二、三塁の好機で内城が右前へ2点適時打を放つ。5回に連打と四球で無死満塁の場面をつくると、2つの犠打や伊藤、宮脇、内城の3連打で4点得点し、リードを広げた。
…………………………
【県営飯田野球場】
▽1回戦
赤穂
003100201=7
000001000=1
松川
○…15安打の猛攻を見せた赤穂がこの試合、7竏・で松川に勝利した。3回、倉田の内野安打をきっかけに犠打を挟む5連続長単打でたたみ掛け3点を先制、4回に1点を加えた。7回は小林、鈴木の連打で2点、9回は杉本の適時二塁打で1点を加点し、大勝した。
…………………………
【諏訪湖スタジアム】
▽2回戦
岡谷工業
0000000=0
010510×=7
伊那弥生
(7回コールド) -
南箕輪村議会9月定例会開会
南箕輪村議会9月定例会は3日、開会した。村が18議案を提出し、07年度村下水道事業会計補正予算案を即決、任期満了に伴う教育委員会委員の任命に同意した。
提出議案は、南箕輪村学童クラブ条例など条例案5件、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、07年度一般会計など補正予算案5件、教育委員会委員の任命1件。報告は継続費の精算報告について。
07年度一般会計補正予算案は、歳入歳出に各1億5256万7千円を追加し、総額を44億1356万3千円とする。
村は現在、大芝高原内の味工房エリアで足湯も含めた総合的な見直しを進めているため、観光費として5813万8千円の増額補正を盛り込んだ。内訳の主なものは、味工房等設計委託料500万円、大芝高原温泉関連施設等整備基金の積立金7千万円、足湯建設工事請負費不用額1700万円の減額。
教育委員の任命は、大泉の清水篤彦さん(61)。松沢英太郎委員の任期満了(9月30日)による任命。
唐木一直村長は冒頭あいさつで、06年度一般会計決算で村税収入が20億993万3千円で初めて20億円を超えたことに触れたほか、解散した南箕輪村むらづくり委員会について経過説明し、今後の計画について「庁内で議論し、12月議会に条例改正を願い、新たに設置したい」と話した。
請願・陳情は次の通り。
◇請願=▽高齢者の医療制度に関する請願
◇陳情=▽「非核日本宣言」の意見書提出に関する陳情書 -
箕輪町消防団第6分団
小型動力ポンプ付積載車更新箕輪町は3日、町消防団第6分団1班(長岡)の小型動力ポンプ付積載車を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
07年度防災基盤整備事業。新車両は全長4・97メートル、全高2・34メートル、全幅1・77メートル。排気量3000cc。乗車定員6人。小型動力ポンプのほか小型動力ポンプ電動昇降装置、吸管積載装置、筒先積載装置、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内臓)、電子サイレン、アルミはしご積載、発電機を装備。伊那コニーが納入した。購入価格は488万円。
式で平沢豊満町長は、「今年は火災も少なく消防団の皆さんのお力添えと喜んでいる。心緩めることなく防災消防に徹してほしい。第6分団には東の守りをしっかりしてほしい」とあいさつ。町消防団の平沢久一団長はお礼あいさつで、「すばらしい車両を配備していただく中で、災害に強いまちづくりにまい進していく」と話した。 -
箕工の井上大樹君がマイクロロボコン高校生大会で優勝
箕輪工業高校ロボット部(顧問・山岸和夫教諭)の1年生、井上大樹君(16)=下諏訪町=が、9月1日に埼玉県で開かれた第1回日本工業大学マイクロロボコン高校生大会で優勝した。井上君は「上位に上がれるとは思っていなかったので、優勝できて嬉しい。今回のことでロボットを作る喜びができた。今度こういう機会があったらぜひ頑張りたい」と喜びを語る。
同大会は将来を担う高校生に先端技術の一端に触れてもらうことなどを目的として日本工業大学が今年初めて開催したもので、全国から約200人が集まった。
生徒たちが作成するのは通称「1インチマシーン」と呼ばれる2・54ミリ四方のマイクロロボット。黒と白を判別するICを組み込み、黒い紙に書かれた5ミリ幅の白いコースの上を正確かつ迅速に走るように調節する。これらの技術は普段の授業では習わないもので、小さい分だけ難しさも伴なうという。
大会では、タイムトライアルを勝ち抜いた上位8人がトーナメントで対戦。今大会のために初めて製作した井上君の「Roblt Industries」が、見事優勝した。
井上君は「製作期間は約1カ月ほどしかなかったが、学校で用意した仮のコースを使って直線をまっすぐ走るようにしたり、カーブで停まってしまわないよう、調節を重ねた」と振り返る。
今回箕工からは井上君のほか、北原奨太郎君(15)=南箕輪村=、原裕也君(15)=箕輪町=も出場。北原君は9位、原君は16位と好成績を残した。 -
伊那谷太鼓祭り「熱響」が開催
上伊那で活動する18の太鼓グループによる「伊那谷太鼓祭り竏樗M響竏秩vが1日夜、伊那市の伊那スキーリゾートであった。県内外から千人近い観客が集まり、各団体の繰り広げるさまざまな太鼓演奏に聞き入った=写真。
日ごろは個々に活動している太鼓グループが一堂に会して持ち曲の演奏や合同演奏を展開する太鼓イベントで、同会場で開くのは4年目。
子どもたちのステージに続き、7つのグループから集まった有志でつくる合同チームがこの日ののために練習してきた「向日葵」「新世紀序破急」など、新曲3曲を披露。個々のグループの演奏とは一味違った演奏で会場を魅了した。
最後は各チームの選抜者50縲・0人が「夏祭り」を演奏。夜空には迫力ある太鼓の音が響きわたり、観客からは盛大な拍手が送られた。 -
ポニーレース 会場を沸かす
箕輪町のNPO法人伊那ハーレンバレーパカパカ塾が主催する全日本ポニーレース大会「第6回パカパカ杯」が2日、町内一の宮のパカパカ塾馬場であった。地元をはじめ、松本市、愛知県などから27頭が出場し、1周約200メートルのコースで速さ、技などを競った。
大会では、コース途中にあるパンとニンジンを騎手と馬がそれぞれ食べてゴールする、高さの違う障害物をクリアする、郡内の共同作業所利用者が騎手となるなど9レースを展開。
速さを競うポニーレース(距離800メートル)の決勝には、4頭が出場。勢いよくスタートしたものの、騎手が馬から落ちたり、馬が逆走したりと先が読めず、会場を沸かせた。騎手は必死で、ポニーに乗り直し、ゴールを目指した。
体験乗馬などもあり、訪れた子どもたちが馬と触れ合った。 -
森の音楽会
伊那市の春近郷ふれ愛館で2日、第1回森の音楽祭があった。雨降りが心配され、場所を野外から室内に移したが、地域住民ら300人以上が集まり、合唱や楽器演奏を楽しんだ。
音楽祭は、昨年9月に開いた春近郷ふれ愛館10周年記念の文化・伝統・芸能まつりが好評で、地域住民の音楽に親しむ機会にしようと東春近公民館分館連絡協議会などが初めて企画した。
地元の保育園児、小・中学生、ふれ愛館で活動する音楽団体など8団体が出演。活動紹介を交えながら、フルートアンサンブル、弦楽四重奏、ウクレレ演奏、合唱などを披露、会場から大きな拍手が沸いた。
地域住民が子どもたちの頑張る姿を見たり、出演団体の交流の場になったりした様子。久保村清一公民館長は「予想以上に多くの人が来てくれた。今回は音楽に絞ったが、文化祭でステージ発表がないため、幅を広げて検討したい」と話した。
会場は地域資源の一つ、殿島城址公園の活用を考えていた。 -
子どもたちがフナとりに夢中
箕輪町の松島分館(市川隆男分館長)は2日、区内の減反した水田400平方メートルでフナとりをした。子どもたちが泥だらけになりながら、フナを捕まえた。
フナとりは野外体験をするフリースクールの一環で、4年目の取り組み。6月下旬に親フナ10匹を放したが、ゴイサギに食べられ、再度、ネットを張って親フナ10縲・5匹を追加した。
半そで、半ずぼん姿の子どもたちは、軍手をしたり、虫捕りあみを持ったりしてフナを捕まえた。
土手から、体長3センチほどのフナが動く様子を見ることができ、父親らが我が子に「右にいるよ」と指示を出していた。
会場には、ながたの湯の温泉が持ち込まれ、終了後、汚れを洗い流した。 -
東海地震の発生を想定し、防災訓練
伊那市、箕輪町、南箕輪村の地震総合防災訓練が2日、各会場であった。東海地震の発生を想定し、有事の際に即応できる体制の確立、住民の防災行動力の強化などを図った。
伊那市は、西春近の細ケ谷総合グラウンドを主会場に開いた。震度6弱程度で、市内全域で家屋の倒壊、山崩れ、電気や水道などライフラインの故障などを想定。自主防災会をはじめ、消防機関、日赤奉仕団などから500人余が参加した。
市と伊那市医師会で締結した「災害時の医療救護についての協定」に基づき、医師会が初めて加わり、傷病者を重傷度などから治療の優先順位を決めるトリアージ訓練に当たった。
家屋の倒壊で「右足に大量出血」「左足の骨折」「熱傷」など次々と模擬傷病者が運び込まれ、医師5人らが症状を見て、赤(最優先治療群)や黄(待機的治療群)など色別のシートに振り分けた。
そのほか、初期消火のバケツリレー、トラクターなど重機招集、煙中避難体験、炊き出しなどの訓練もあった。 -
ローズガーデンを支援
伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」をサポートする友の会が発足し、2日、第1回例会があった。バラ園の管理作業を手伝いながら、花と緑のある美しい地域づくりを進める。
友の会には、市内を中心に、箕輪町、宮田村など近隣から25人が申し込んだ。
初回は、アルプスバラ会代表で、バラ園の技術アドバイザー春日千定さん=西春近=からバラの誕生や品種、露地バラの作業手順などの講義を受け、ローズガーデンで咲き終わった花の摘み取り作業などに当たった。
高遠町的場の大石昭子さん(76)は「昨年からバラを育てている。たくさんの種類があるので、バラ作りを楽しみながら勉強したい」と話した。
例会は月1回で、花がら取りやせん定などバラ園の支援ボランティアに加え、バラの育て方を学習する。
ローズガーデンは6月にグランドオープン。敷地面積8千平方メートルに、108種、4380本が植えられ、12月初旬まで楽しむことができる。 -
ビューティ
後藤監督の劇映画「ビューティー」が完成。昨年11月のクランクインから5月のアップまで、飯島町や大鹿村で多くのロケを取材しただけに、感慨深く鑑賞した▼フイルムを通した伊那谷の風景も魅力的だが、死の逃避行をつづった哀しくも美しい歌舞伎の演目「新口村」本格的な歌舞伎の美を観客に伝えた。しみだらけの亡き雪夫の衣装で踊る「天竜恋飛沫」。不自由な足を引きずり、はかまも脱げ不様な姿になっても、逝った者たちのために舞う姿に「美」とは何かを考えさせられた▼手榴弾を投げ満蒙開拓団の自決に手を貸した雪夫「戦争だからし方ない」では済まされない心の痛み。餓えと寒さ、強制労働のシベリア抑留、以前聞いた体験者の話と画面が重なった(大口国江)
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村防災訓練
中川村は2日早朝、07年度地震防災訓練を村内全域で実施した。住民や消防団、日赤奉仕団など関係機関が参加し、重点地区(柏原・渡場)では地域集中訓練を、各地区では自主防災訓練を実施し、防災意識の高揚を図り、有事に備えた。
駿河湾沖を震源域とする大地震が発生、村内は震度6を想定。
地域集中訓練会場となった中川東小学校グランドでは、午前6時、現地本部が設置され、重点地区の住民らが続々と集まり、人員報告。引き続き、南消防署員の指導で、消火栓による初期消火訓練。筒先を抱え、重いホースを持って走り、火点に向かって放水した。
応急救護訓練では、AEDの取扱いについて消防団が実演した。 また、文化センターでは日赤奉仕団が救護方の訓練に励んだ。 -
飯島町地震総合防災訓練
)
飯島町で2日早朝、07年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織や住民が中心になって、情報の伝達、収集、避難、安否確認、初期消火、火災の防御など、地区分散型の住民総参加訓練を実施し、防災意識を高め、有事に備えた。
訓練は午前6時駿河湾沖を震源とする大地震が発生、町内は震度6が観測され、町内各所で家屋倒壊、土砂崩れ、火災が発生した-を想定。4地区に訓練本部設置し、避難誘導訓練や初期消火訓練、炊き出し訓練、非常用トイレ設置、非常用飲料水確保訓練なども実施した。
このうち、本郷地区では防災無線で地震発生、避難指示が伝えられると、住民らは続々と最寄りの避難場所に避難し、安否確認を行なった。
訓練本部が設置された本郷公民館前では、消火器を使って、初期消火訓練、非常用の6角トイレを組み立てのほか、水路の水を浄化し、飲料水にする非常用飲料水の確保訓練にも励んだ。 -
宮田村地震防災訓練
宮田村は2日、村内全域で07年度地震総合防災訓練があった。自主防災組織が中心に、地域が連携し、避難誘導、初期消火、救護訓練などを展開、災害時の対応を住民ひとり一人が再確認した。
このうち、中越区では区民全員が各班ごとの第1次避難場所に避難したあと、各班長の誘導で、歩いて第2次避難場所の集落センターに集合し、人員報告をした。
引き続き、消火器を使った初期消火訓練、防災倉庫に常備した折りたたみリヤカーの組み立て、担架を使って、負傷者の搬出訓練も行ない、地域の防災力アップを図った。 -
「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」
宮田村村民会館で2日、防災訓練に合わせ、県出前講座があり、県防災推進員の伊藤秀雄さんが「地域防災対策-自主防災組織の役割と活動-」をテーマに講話。約300人が聴講し、防災意識を高めた。
この中で、伊藤さんは風水害や土砂災害について説明した後、上下伊那で心配される大規模地震は「東海地震」「伊那谷断層地震」「糸魚川-静岡構造線断層帯地震」とした。
自主防災組織の活動には▽自助・共助・公序の役割認識に立ち、要援護者対策、ライフライン復旧▽地域の実情把握▽平常時には点検、準備と訓練▽災害時には応急活動の実施▽災害時要支援者への避難支援-などを挙げた。
また、自治体が出す避難情報について、「避難準備情報」は災害発生までに90縲・20分程度を予測。要援護者は避難開始、一般は避難準備。「避難勧告」は発災まで60分程度を予測。避難開始。「避難指示」は発災まで30分以内を予測。避難していない住民は直ちに避難する-などとした。 -
ふれあい広場にぎやかに
「であい、ふれあい、かがやくいのち」をテーマに2日、駒ケ根市総合文化センター周辺で、第23回ふれあい広場(同実行委員会・市社会福祉協議会主催)がにぎやかに開かれた。所狭しとテントが並び、施設や各種団体が飲食物の販売やバザーなどを実施。健康チェックや演芸大会などが繰り広げられ、多くの市民が健常者、障害者、老いも若きも関係なく、触れ合いを深めた。
福祉施設や学校、地域ボランティアなどが50余のブースを開設。機能回復訓練で作った手作り品、小・中学生やボランティアの作品などが即売された、多く市民が1つ、2つと買い求めていた。
演芸大会では西駒郷の和太鼓でオープニング、市内の福祉施設や小、中学校のグループが、歌や合奏、演歌体操、カラオケ、踊りなど多彩なプログラムが繰り広げられたほか、中間でラッフルチケット抽選会もあり、盛り上がった。
また、県福祉協議会が開発した「外国籍住民のための震災模擬体験すごろく(震災シュミレーションゲーム多言語版)」の披露も行なわれ、子どもや大人が2人1チームで、地震の際の1時避難をすごろくで体験した。ゲームは日本語、英語、ポルトガル語、中国語、タイ語の5カ国語で対応。外国籍の子どもたちも楽しんでいた。
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町議会議員と商工会理事役員が懇談会
飯島町商工会(坂井武司会長)は31日夜、商工会館で町議会議員と商工会理事役員との懇談会を開いた=写真。
議会側は織田議長ら9議員が、商工会は理事役員16人が出席し、各部会ごと現状と課題を説明し、理解と支援を求めた。
坂井会長は「コスモ21のカミーナが本日限りで撤退する。超大型店の出店計画も浮上し、販売業を中心に、大きな変革が迫られている」など、会員事業所の厳しい現状に触れてあいさつ。織田議長は「議会は地域活性化という命題を背負い、住民付託に応えなくてはならない。議会人として、できることから対応したい」と有意義な会になることを期待した。
引き続き、生田順一事務局長が管内企業の動向について「業種間、企業間格差が広がっている。商業、特に物販が厳しい。建設業は公共事業の減少、入札金額の低下で土木関係が厳しい。全業種に共通して、後継者がいない、仕事の不足により廃業が懸念される」と報告した。
商業部会の小林哲雄部会長は「伊南バイパスが全線開通すると、飯島での買物する人がさらに減少し、ますます滞留率が低下するのでは」と述べ、議員の見解を聞いた。
また、工業部会の下平陸昭部会長は「町の支援で、ビッグサイトに出展でき、受注につながった企業もある」と感謝した。
公共事業で町と関わりの深い建設業部会の新井隆廣部会長は「入札は町内業者を優先してほしい」と訴えた。## -
上伊那スポーツフェスティバル,07
上伊那スポーツフェスティバル,07が2日、駒ケ根市民体育館が開かれ、家族連れなど約30人が参加。上伊那体協指導員を講師にカローリングと囲碁ボールに挑戦、体を動かすことの楽しさ、清々しさを体感した。上伊那スポーツ振興協議会などが主催。
カローリングは氷上で行なうカーリングを体育館で行なうスポーツ。オレンジ、青、黄など6色のジェットローラーを投球し、ポンイトゾーンに停止させる競技。参加者は力を加減しながら、慎重に投球していた。
囲碁ボールは人工芝の囲碁ボールマットを使い、2チームがスティックでそれぞれ10個のボールを交互に打ち合い、五目並べをして得点を競う。マットには49個の目(穴)があり、参加者はヒットラインから目に停止するように狙って、スティックを振るっていた。 -
桐塑・木彫人形作家 御子柴明実さん 伊那市小沢
人形に魅せられて三十数年。「人生の支えであることは確か」
伊那市の信州高遠美術館ギャラリーで30日まで、人形展を開いている。木彫と桐塑(とうそう)の16点。伝統工芸新作展などで入賞した作品がそろう。
おばあさんが一輪車でハクサイやダイコンを運ぶ「収穫」、子どもが母親に抱きつく「いなびかり」、頭にキツネの面をつけた子どもがジュースの缶を持った「祭りのあと」、手鏡を持ち、髪飾りを直す「粧」など。高遠にちなんだ「だるま市」もある。
繊細な動きや表情などから、その場の情景が伝わってくる。「人形は顔という世界もあるけれど、雰囲気作りを大切にしている。見ている人に、それぞれの雰囲気を味わっていただけたら」と話す。
人形の題材は「母親の姿であったり、祖母であったり、子どもであったり。自分の中にある心のふるさと」。生活の一場面のほか、新潟県中越地震の山古志村の「復興」など時代背景も取り入れる。具象ばかりでなく、感性を生かした作品もあり、いつもフレッシュでいること、無でいることを心がける。
人形との出合いは、近所に住んでいた桐塑人形作家・故原淑子さんとたまたま知り合い、個展を見に行ったことから。人形を見て「不思議な世界だなぁ」と感動し、原さんの元に通い始めた。桐塑は、桐粉とのりを練って作るもので「教えてくださる通り、順に作り上げていく。出来上がると、うれしいばかり。今でこそ、難しさを感じている」
90年からは、木彫を始めた。木材屋から桐を調達したり、古布を買い求めたり。
家事をこなしながら、年間6体ほどを仕上げる。
「一番の悩みは、何を題材にするのか。決まれば、どんどんと手が動く」と時間を忘れるほどに熱中する。「まだまだ未熟。これからです」。ハングリー精神が次の創作意欲につながっている。
1936年、東京都生まれ。日本工芸会正会員のほか、信州美術会、伊那美術会などに所属する。 -
大芝高原まつりで中越沖地震の義援金受け付け
南箕輪村の大芝高原で25日にあった第22回大芝高原まつりで、まつり実行委員会は、7月16日に発生した新潟県中越沖地震の義援金を受け付け、来場者から2万1230円が寄せられた。
被災者の早期復興を心から願い、義援金受け付けの実施を決め、まつり本部に義援金箱を設置して来場者の協力を呼びかけた。集まった義援金は新潟県災害対策本部に全額送金する。 -
全国高校サッカー選手権大会県大会 第1日
第86回全国高校サッカー選手権大会長野県大会が1日開幕し、第1日は、県内7会場で1回戦25試合があった。上伊那勢は、池田工業と対戦した駒ヶ根工業が3竏・で、佐久長聖と戦った上伊那農業が3竏・で勝利。赤穂は軽井沢に対して不戦勝した。前回ベスト8の伊那北は明科を相手に1竏・の接戦を展開するがPK戦で敗れた。高遠は長野工業に1竏・の大敗となった。
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トップストーン・ロゼッタ、ガールズエイト県大会は惜敗
女子サッカーU‐12(12歳以下)の第8回ガールズエイト県大会は1日、松本市営サッカー場で開いた。県リーグ戦を制して臨んだ宮田村のトップストーン・ロゼッタは、1回戦で塩尻FCレディースJrにPK戦で惜敗。全国の夢は散ったが、10月に控える女子北信越大会に向けて貴重な経験を積んだ。
ガールズエイトはこのカテゴリーで唯一、全国につながる大会。トップストーンは同年代の男子が全日本出場を果たし、ロゼッタも県リーグ優勝の勢いを今大会にぶつけた。
前半、池上からFW伊藤に渡り先制。しかし、後半に追いつかれPK戦に。サドンデスまで持ち込んだが、最後は力尽きた。
塩尻FCとは相性が良く、この大会まで今季は全勝。しかし、全国に向けた初戦で苦汁をなめる結果に。
「相手のほうが、勝ちたいという意欲が強かったのだと思う。勝つために自分たちは何をすべきか考える良い経験になった」と杉本雅史監督。
西村樹主将は「攻撃に広がりがなく、パスがつながらなかった」と振り返った。
今大会とは別の北信越大会が10月に富山県であるが、ロゼッタは出場を決めている。
「もっと、もっと声を出して戦い、北信越は優勝したい」と西村主将は次を見据えた。 -
【記者室 リサイクルと「もったいない」】
駒ケ根市のBDF(バイオ・ディーゼル燃料)精製施設が稼動を始めた。家庭などで出る使用済みのてんぷら油を回収し、燃料として再利用する一連の仕組みが整ったことになる▼だが喜んでばかりはいられない。リサイクルは必ずしも「お得」とは限らないからだ。資源物そのものを再び使う・ス再使用・スと違い、リサイクルは原材料として再生させる際にエネルギーと費用が必要になることを忘れてはいけない▼せっかくの環境への貢献も、エネルギーを使って差し引きマイナス竏窒ニいう可能性だってある。重要なのはリサイクルだけでなく、物を使い過ぎないこと、そして廃棄物を減らすこと。現代日本人が忘れかけた「もったいない」が世界的に注目されるゆえんだ。(白鳥文男)
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発達障害を理解する講演会
駒ケ根市教育委員会は1日、発達障害への理解を深める講演会をアイ・パルいなんで開いた。小学校教員や保育士などの教育関係者や一般市民約200人が集まり、北海道大学大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター教授で児童精神科医、臨床心理士の田中康雄さんによる講演「地域で応援できること竏柱ゥ通しをもった支援を考える」を聴いた。
田中さんは広汎性発達障害や自閉症の特徴を実例を挙げながら詳しく説明=写真。「一見意味がないように見える障害者の言動にもそれぞれ理由がある。無理に押さえ込もうとせず、理解した上で温かく対応するべき。周囲の支えが大切だ」と訴えた。
参加者は時折大きくうなずいたりメモを取ったりしながら、真剣な表情で田中さんの話に聴き入っていた。 -
箕輪町議会9月定例会日程
箕輪町議会9月定例会は4日開会し、18日までの15日間開く。
提出議案は、06年度一般会計などの歳入歳出決算認定7件、条例案2件、07年度一般会計などの補正予算案5件、中部小施設耐震補強・大規模改造工事の変更請負契約、まちづくり交付金事業地域交流センター・消防署建築本体工事の変更請負契約、土地の取得について。報告は町土地開発公社、みのわ振興公社の各経営状況について。
日程は次の通り。
▽4日午前9時=本会議開会▽5縲・日=休会▽10、11日=一般質問▽12縲・4日=常任委員会審査▽15縲・7日=休会▽18日午後1時半=本会議、全員協議会 -
ボーイスカウト伊那第1団、世界ジャンボリーの報告会
ボーイスカウト伊那第1団(中村洋団委員長)は31日夜、7月28日から8月8日にかけてイギリスで開かれたボーイスカウトの世界的祭典「第21回世界ジャンボリー」に同団から参加した4人のスカウトによる報告集会を伊那市の伊那公民館で開いた。同団に所属する年長園児から大学生まで約30人が集まり、異国で世界のスカウトらと交流した仲間の体験談に耳を傾けた=写真。
世界155の国と地域に住む14縲・7歳の青少年が集う「世界ジャンボリー」は、4年に一度ずつ世界各国で開催されているイベントで、各国から派遣されたスカウトらは、キャンプ生活を行いながらさまざまな活動を体験。国籍、言語、人種、宗教を超えてさまざまな国の仲間たちと交流する。イギリスチェルムフォードハイランズパークで開催した今回は、同団からボーイ隊の三井岳君、鳥羽定徳君、田中仁君、大野田朗和君の4人が参加したため、帰国報告会を開くこととなった。
4人はスライドを使って現地での生活を紹介。訪れた場所や、ほかの国のスカウトと交換したチーフやユニフォームなどを見せ「法被(はっぴ)が人気で、いろんなものと交換してくれと頼まれた」「言葉は分からないんだけど、話していて楽しかった」などと語った。 -
箕輪町立体書画の会作品展
箕輪町の文化サークル「箕輪町立体書画の会」は2日まで、作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。
立体書画は静岡県浜松市で生まれた工芸。板や竹に書いた書や絵を切り抜き、浮き出るように切り抜き部分を押し出して仕上げる。
町が浜松市の庄内地区と「友好交流推進協定」を結んでいることから、庄内の人が町の文化祭に立体書画を出展したことがきっかけで町に伝えられ、サークルが発足して10年経った。今回、作品発表の場を設けて活動の様子を広く会員以外の人にも知ってもらい、今後の励みにしようと作品展をしている。
「愛」「夢」など1文字の作品から「信濃の国」「般若心経(絵心経)」など大きな作品、「七福神」「龍」など絵の作品もある。2日の展示は午前9時から4時まで。 -
「Beauty-うつくしいもの」が完成
全国初の上映会飯島町在住の後藤俊夫映画監督(67)がメガホンを取る「Beauty-うつくしいもの」が完成し、1日、飯島町の飯島文化館で全国初の完成披露上映会があった。
ビューティー製作・上映を成功させる会(宮下創平会長)の役員、高額寄付者、地元協力者ら約500人が招待された。
「ビューティー」は第20回東京国際映画祭(10月20日縲・8日)で公式作品として披露される。11縲・2月に地元の大鹿村や飯島町、伊那市で特別先行上映され、08年春、ロードショーに登場する。
「うつくしいもの」とは何か、現代を生きる日本人が見失い、捨てさってしまった『うつくしいもの』を自然とそこに生きる人々を通じて丹念に描いた作品。歌舞伎界の片岡孝太郎(半次役)片岡愛之助(雪夫役)や麻生久美子(歌子役)らが出演した。
昨年11月2日、飯島町でクランクイン。半次の少年時代、大鹿村大磧神社で上下伊那の住民500人を動員した村歌舞伎シーンを撮り、今年1月末から飯島果実選果場にセットを組み、シベリアの捕虜収容所シーン、2月には多くのエキストラが厳しい寒さの中、ラストシーン「半次の引退公演」に観客役で加わった。
5月22日、半次と雪夫の再会シーンでクランクアップ。伊那谷の3つの季節を巡り、延べ65日間に及ぶロケを敢行し、延べ3千人がエキストラで協力し、感動を共有した。
開演に先立ち、後藤監督は「『成功する会』のみなさんの絶大なる協力で、作品が完成した」と感謝し、大鹿歌舞伎の師匠やシベリア抑留体験者など丁寧にシナリオ取材したことに触れ「伊那谷の実話に基いた構成で、ラストシーンの半次引退公演で、『美』とは何か、姿形、永久の友情か…『美』への思いを凝縮させた」と語った。
宮下会長は「映画を通じて全国に、さらに世界に、日本人の心、伊那谷の美しい自然を発信させたい」と述べ、一層のバックアップを呼び掛けた。 -
高遠ご城下燈籠祭にぎやかに
伊那市高遠町の「高遠ご城下燈籠(とうろう)祭」(実行委員会主催)が1日、西高遠本通りであった。「高遠城下まつり」に「燈籠祭」の一部を加えて新たに企画した祭り。市内や友好都市提携を結ぶ地域の伝統芸能がそろい、盛り上がりを見せた。
JR高遠駅縲恂{町T字路間の延長350メートルが歩行者天国となり、芸能発表や大道芸、友好都市の物産展、農産物販売などを展開。
芸能発表は16団体が出演し「高遠ばやし」「伊那節」「ざんざ節」や「白虎隊踊り」(福島県会津若松)、「阿古初午獅子舞」(東京都三宅村)などが披露された。
辺りが暗くなると、沿道に飾った65本のほおずきちょうちん、あんどんに明かりがともり、市無形文化財「高遠囃子(ばやし)」が練り歩いた。三味線や横笛などの音色が響き、見物人やカメラマンが集まった。