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山ぶどうの収獲始まる
ワインに加工する宮田村の特産山ぶどう(ヤマソービニオン)の収獲が3日朝、始まった。昨年とほぼ同時期で、ここ数日の涼しさにより糖度も上昇。房の成り具合も良好で「今年も良質なワインができそう」と期待ふくらむ・ス実りの秋・スを迎えている。
栽培開始からちょうど10年目。13戸の栽培農家の先頭をきって、駒が原にある秋山泰久さんの畑で収獲初日を迎えた。
家族や近所の人も駆けつけて作業。たわわに実った房を丁寧にもぎ取り、午後にはワインに仕込むため村内新田区の本坊酒造信州工場に持ち込んだ。
今年は4月下旬の遅霜の影響が懸念されたが、夏場の日照りにより順調に生育。13戸全体で過去最高だった昨年の32トンを上回る35トンの収獲量を目標にしている。
作業は今後も続くが「これだけ気温も下がってくると、糖度もより増してくる。楽しみだね」と秋山さん。
最も早い新酒は「紫輝」の銘柄で12月2日のワインまつりで解禁し、発売する。 -
福祉作業所が親睦旅行
宮田村福祉作業所は30、1日、東京ディズニーシーや皇居などをめぐる1泊2日の親睦旅行に出かけた。友情を深めながら新たな経験を積んだ。
初日は皇居周辺や相田みつお美術館を見学。あいにくの雨だったが、文化や歴史を感じながら秋の1日を満喫した。
東京湾をトンネルで抜け、宿泊は千葉木更津の温泉へ。名物の黄金風呂も楽しみながら、仲間と一緒に汗を流した。
2日目は天候も回復。ディズニーシーへ出かけ、アトラクションや多彩なショーなどで冒険気分を味わった。
行き帰りの車中ではカラオケやゲームで盛りあがり、絆も深めていた。 -
野ひばりの会が農家民宿を視察
宮田村の農業女性グループ「野ひばりの会」(太田芳子会長)は2日、伊那市長谷の農家民宿「蔵の宿みらい塾」を視察研修した。自分たちの活動にも生かそうと、夢を実現させて頑張っている農村女性の姿にふれた。
宿を切り盛りする市ノ羽幸子さんから、花卉栽培農家から夢だった民宿を始めるまでの経緯などを聞いた。
素朴ななかにも暖かさが秘められた囲炉裏を囲んだ料理も満喫。市ノ羽さんの娘夫婦のライブ演奏も楽しみ、ゆっくりとした心休まるひとときを過ごした。
一行はこの日、箕輪町の赤そばの里にも立ち寄り、見識と親睦を深めていた。 -
水道事業組合がボランティアで浄水場の清掃作業
7社でつくる宮田村水道事業組合(黒河内勇雄組合長)は29日、ボランティアで新田区の上の宮浄水場を清掃した。
村の水道の要となる浄水場。この日は沈殿池の砂あげなどを行い、組合加盟各社が協力した。
「作業には手間もかかり、このようにボランティアでやって頂き本当にありがたい」と村上下水道係は感謝していた。 -
関東管区連名表彰など受賞者を伝達表彰
交通安全活動推進のため尽力した人や団体を称える、関東管区連名表彰(同管区警察局長・関東交通安全協会連合会会長)と、交通栄誉章「緑十字銅章」の伝達表彰式が27日、伊那署であった。
同署管内の受賞者は、関東管区連名表彰が1団体と2人、「緑十字銅章」が11人(交通功労者5人、優良運転者6人)。小嶋惣逸署長が同連名表彰者に、原義一伊那交通安全協会会長が緑十字銅章受章者に対し、伝達表彰した=写真。
小嶋署長は「それぞれの表彰は交通安全ボランティアに携わるみなさんにとって最高の栄誉。これまでの努力が今日、実を結んだと思う」とあいさつ。関東管区連名表彰を受賞した堀内四郎さんが代表して「これからも事故が減るよう努力していきたい」と意気込みを語った。
各表彰を受けたのは次に皆さん。
【関東管区連名表彰】=境区高齢者クラブ(伊那市)堀内四郎(伊那市)西村直音(伊那市長谷)
【緑十字銅章】
▽交通功労者=川合正紀(伊那市)伊藤國男(伊那市)黒沢靖(箕輪町)横道宗弘(南箕輪村)中原丈雄(箕輪町)
▽優良運転者=池上正(伊那市)矢島要治(伊那市)北原利夫(伊那市)沢島和彦(箕輪町)堀正弘(南箕輪村)北原ゆう子(伊那市長谷)
小嶋惣逸署長から伝達表彰を受ける受賞者たち -
マツブサ収穫
箕輪町の特産品「まつぶさわいん」の原料となるマツブサが収穫期を迎え、栽培研究に取り組む箕輪町まつぶさ会(渕井英宏会長)は、昨年の2倍以上の1264キロを収穫した。
マツブサはモクレン科の落葉性つる植物で、秋に黒紫色の実を付ける。
9月25日と10月1日の2日間に町内のJA選果場で集荷し、会員7人が持ち込んだ。
最も栽培面積が広い山口勇夫さんによると、「今年は雨がなく暑かったから、いつもより小粒だが糖度はある」という。
マツブサは、下伊那郡松川町の信州まし野ワインに持ち込み、醸造する。例年通りお歳暮時期に間に合うよう12月中旬ころに出来上がる予定。 -
南信宅老所の集い
長野県宅老所・グループホーム連絡会は29、30日、第4回南信宅老所の集いを箕輪町のながた荘で開いた。50人が参加し、介護情報の公表とマニュアル作りについて研修した。
特別養護老人ホームともしび施設長の村岡裕さん、NPO法人アルウィズ理事長の川口みきさんを講師に迎え、送迎や入浴、排泄、食事など業務の振り返りができる「使えるマニュアル作り」を学んだ。
講師の村岡さんは、マニュアルと標準化について、「まず自分たちのあるべき姿を考える。組織の理念、それに基づくあるべき標準は何かを明確にして、マニュアル(手順書)を作ることが極めて大事」とし、「社会はNPO、小規模事業所に期待している。これからはPDCAが強みになる。計画をたて実施したことができているのか、チェックのときに必要なのが手順書。客観的証拠になる。サービスのプロセスを明確にするため手順書を作らないといけない」と説明した。
参加者は、送迎の送りの部分についての手順書作りを実際に演習した。 -
箕輪町交通少年団の手紙に返事届く
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通少年団が交通ルールの遵守を呼びかけドライバーに渡した手紙の返事が、町交通安全協会の事務局に届いている。
9月22日、町内沢上地籍の153号バイパスで手紙を渡すレター作戦をした。「飲酒運転をしないで下さい」「シートベルトをちゃんと締めてください」などと書いた手紙と一緒に返信用はがきも渡した。
返事は25日ころから上伊那地域を中心に塩尻市、東筑摩郡、遠くは宮城県仙台市からも届き、これまでに約40通になっている。
はがきには、「皆さんのため、自分のため、ルールを守り思いやりの心を忘れずに安全運転を心がけます」「子どもさんたちを守ってあげなければいけない大人が、反対に皆さんに助けられているのではないかと思った」などの文面に加え、「学校の行き帰りなど事故に遭わないように気をつけて」などの言葉がつづられている。
返事は事務局でまとめ、後日団員に届ける。 -
金山さんがマスターズ水泳で活躍
伊那市西春近の温泉利用型健康増進施設「テルメリゾートINA」の支配人、金山天一さん(41)=駒ヶ根市=が9月22縲・4日、愛知県名古屋市の日本ガイシアリーナであった、「第16回レインボーカップマスターズスイミングinNAGOYA」の男子40縲・4歳の部100メートル自由形で優勝した。
同大会は日本マスターズ水泳協会公認大会で、全国から約570チーム、3400人が参加し、全34種目で競技するマスターズの大規模な大会。同部門の100メートル自由形は50人のタイムレースで競い、金山さんは59秒10の記録で初優勝した。
朝から体調がよく、無心でレースに臨めた竏窒ニいう金山さん。絶好のスタートを切ると、前半のペースを維持しながら得意の後半で粘りの泳ぎを見せた。「飛び出しもよく、後半もいい感じだった。完璧なレースができた」
金山さんは、100メートル自由形を制したほか、同じく同部門の200メートル自由形で大会新記録の2分14秒28で2位、50メートルバタフライで3位。成人スイマーチーム「ISCオルカーズ」で参加の200メートルリレーでも3位を手にしていて、個人種目3種目、リレー種目1種目でいずれも入賞を果した。
金山さんは「最近まれにみる根性を出したレースだった。これを弾みに次の大会でも頑張りたい。自分の泳ぎが、水泳を通じて健康づくりを考えている人たちの励みになってくれればうれしい」と話している。
男子40縲・4歳の部200メートル自由形の大会新記録樹立書と入賞メダルを手にした金山さん -
高嶺ルビー鑑賞・試食会
宮田村のタカノは2日、赤そば花祭り開催中の中川村田島の赤ソバ畑などで「高嶺ルビー鑑賞・試食会」を開いた。高嶺ルビーは信大の氏原暉男名誉教授とタカノの共同開発の赤ソバ品種。会には氏原名誉教授をはじめ大学関係者、村・県関係者、祭り実行委員長ら約40人が招待され、1面赤いじゅうたんを敷き詰めたような赤ソバ畑を鑑賞し、望岳荘「いろり」で、石臼ひき、手打ちの赤そばをたん能した。
メニューは手打ちそばのほか、赤そば粉を入れた赤そば豆腐、赤ソバの花の天ぷら、そばの実が入った五平もちなど赤そば尽くし。 赤そばを口に運びながら、曽我村長は「香りもよく、こしもあっておいしい」と満足そう。赤そばを提供する「いろり」を運営する富永朝和さん(祭り実行委員長)は「麺にこしがあり、店でも赤そばの評判はものすごくいい」と話していた。
また、氏原名誉教授を囲んでの、そば談義も弾み、来年はぜひ、村制50周年記念事業として、中川村で「赤そばサミット」を開催しようなどの話も飛び出した。 -
全国身体障害者スポーツ大会出場の三浦真俊さんを激励
飯島町役場で1日、第7回全国身体障害者スポーツ大会「秋田わか杉国体」の男子バスケットボール競技に出場する三浦真俊さん(本郷、JA上伊那勤務)の激励会があった。
同大会は秋田県能代市で13日縲・5日まで開催。三浦さんがセンターを務めるFID長野チームは第7回全国障害者スポーツ大会北信越・東海ブロック大会(6月16、17日、岐阜県大垣市)で優勝、全国大会への切符を手にした。
激励金を手渡した後、高坂町長は「町としても名誉なこと、練習の成果を発揮し、よい成績を残して」と活躍を期待した。
三浦さんは「今まで、最高が3位だったので、今回は優勝を狙いたい」と決意を述べた。 -
昭和伊南総合病院透析センターオープン
人工透析が必要な患者が増加する中、需要に応えようと昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)が敷地内に建設していた透析センター(長崎正明センター長)の工事が完了し、8日に稼動を開始する。2日、オープニング・セレモニーが現地で行われ、病院を運営する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)と病院の関係者など約50人が出席してテープカットをするなどして完成を祝った=写真。中原組合長はあいさつで「センターの果たす役割、使命への期待は大きい。病院の深刻な状況の中、経営面でも貢献してくれるだろう」と述べた。
同病院での透析はこれまで救急救命センターにある透析装置3台を使って一日最大15人に対して行っていたが、設備を新たに導入するなどして12台に増やすことにより、一日最大40人に対応できる。患者が増えれば今後さらに拡充していきたい考え。
センターは鉄骨2階建てで延べ床面積約1520平方メートル。1階は20台分の駐車場。事業費は約3億1180万円。 -
国際緊急援助隊が大規模訓練
海外で起きた大規模災害の救助活動に派遣されるJICA(国際協力機構)国際緊急援助隊救助チームは2日、年1回の総合訓練を駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所グラウンドで行った。全国各地から集まった隊員など約140人が参加し、災害発生を想定したさまざまな救助訓練を行った。地震災害で倒壊した建物内に人が閉じ込められた竏窒ニいう想定の訓練では、厚さ15センチの鉄筋コンクリートにドリルや削岩機などを使って穴を開け、救助犬やファイバー・スコープなどを駆使して迅速に救助する訓練が行われた=写真。隊員らは作業の手順を確認しながら、真剣な表情で訓練に当たっていた。
訓練は1日縲・日まで5日間にわたり、講義や各種シミュレーションなどが行われる。同チームは警察庁、消防庁、海上保安庁から編成され、被災国からの要請に応じて派遣される。 -
たかずやの里と富県6区が災害協定を締結
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」(竹内光理事長)と富県6区が1日夜、災害時に相互に協力し合う協定を締結した。たかずやの里の竹内理事長は「これまでも職員らでつくる自主防災組織があったが、24時間体制で勤務していると手薄になることもある。万が一の時、地域の協力を得られることに心強く思う」と語った。
同施設と富県地区では、昨年11月から災害時における地域連携のあり方を検討してきた。その中で、より有効的な協力体制を構築するために富県全区と同施設の間で協定を結ぶことになり、地元住民の理解も得た。
協定を結んだのは富県の上新山区、北新区、桜井区、貝沼区、北福地区、南福地区。災害が発生した場合、区民は同施設入所者の避難誘導や物品の搬出などに協力。たかずやの里は一時的な避難場所として地域内被災者を受け入れる。
協定の有効期限は1月31日までで、区長の交代とともに毎年更新していく。
酒井俊彦区長会長は「災害がなければ一番だが、あった時には協定に基づいた協力体制をとっていきたい」と話していた。 -
西春近社協でボランティア送迎サービス車輌の入魂式
交通手段のない高齢者の送迎サービスに取り組む伊那市の西春近社会福祉協議会(清水俊学会長)は2日、新たに購入した車輌2台の入魂式をした。関係者や同事業に携わるボランティアなど約15人が集まり、今後の安全を願った。
同社協は昨年8月、交通手段がなく、福祉サービスの対象にもならな高齢者世帯を対象として通院の送り迎えをする移送ボランティアに取り組んでおり、同地区に住む高齢者のを地区内のボランティア約30人が送迎している。
これまでは市から貸与された車輌1台を送迎に使っていたが、独立行政法人「福祉医療機構」の助成と市の補助を受けて2台の軽自動車を購入。今後はこの2台の新車両で移送サービスを展開していくこととなった。これにより、二人の送迎希望者が同じ時間帯に別方向への送迎を希望しても、対応することが可能となる。
清水会長は「2台を十分に活用していくにはボランティアの十分な確保が課題。心待ちにしている人は大勢いる。これからも堅実な運営を心掛けたい」と話していた。
また、これまで使用していた車輌は11月1日から同様の送迎サービスを開始する東春近社会福祉協議会が活用する。 -
建設業のカトーが駐在所員迎えて交通安全講習会
宮田村大原区の建設業カトーは協力会社2社と合同で1日、従業員対象の交通安全講習会を開いた。村駐在所の中田祐記さんを講師に迎え、悲惨な事故を撲滅しようと意識を高めた。
同社は2カ月に一度、安全について考える時間を設けてあらゆる事故の発生を防止しようと取り組んでいる。
今回は秋の全国交通安全運動にあわせ、交通安全にテーマを絞った。
中田さんは、北割区で発生した死亡事故を含め村内の交通事故の現況について説明。改正道交法などにもふれながら、事故が与える社会的な影響力を指摘し、意識の底上げを呼びかけた。
村内では交通安全運動にあわせて、他の事業所でも同様の講習会が行われている。 -
自分を探す若者を継続支援へ
仕事など何をしたらよいか困っている若者を支援しようと、宮田村の福祉交流施設なごみ家で9月に4回に渡って自己理解セミナー「ジョブカフェ」が開かれた。村住民福祉課が県の若年者就業支援サポートセンターの出前講座を活用。グループワークを通じてコミュニケーション能力を高めることから始めたが、今後も相談やセミナーに応じるなど支援を継続していく考えだ。
同センター「ジョブカフェ信州」の支援アドバイザー杉浦元俊さんが担当し、毎回7、8人の若者が受講。
個人の意見をまとめたうえで集団で課題を克服するゲーム感覚のグループワークを体験し、自然のうちに他者と接する機会を増やした。
参加した男性は「自分はどんな仕事に向いているのか。どう人と関わりを持っていったら良いのかもっと知りたい」と話した。
村住民福祉課は外出するのが苦手な若者らを中心に幅広く参加を呼びかけたが、「就労支援」と呼びかけると、参加する人も増えたという。
「人と付き合うのは苦手だが、働きたいという意欲を持っている若者も多い。今後も個別に拾いあげ、つなげていきたい」と同課の担当者。
問い合わせや相談は村住民福祉課保健福祉係85・4128へ。 -
高齢者のために園主がぶどう園で即興ライブ
宮田村駒が原の平沢秋人さん、明子さん夫妻のブドウ農園には連日、村内外の高齢者施設利用者も訪れてブドウ狩りを楽しんでいるが、秋人さんによるギターの即興ライブが好評を博している。
同農園には毎年、村社協デイサービスや老人施設の高齢者がブドウ狩りを満喫。夫妻のもてなしが評判となり、今年は村外の施設からも訪れている。
お年寄りが来場する時間にあわせて、秋人さんは稲刈りなど他の農作業の手を休めてギター片手に登場。
田端義夫や古賀政男などの懐かしのメロディを奏で、美声も披露。リクエストにも応じ、みんなで一緒に口ずさむ光景も。
「来年もお待ちしています」と夫妻に声をかけられた高齢者は、甘酸っぱいブドウの味と脳裏によみがえる哀愁の音色を土産に帰路についた。 -
中川で軽油流出事故
3日午後10時30分ごろ、中川村片桐の国道153号線を下伊那郡の男性運転手(39)運転の大型トラックが走っていたところ、道路に落ちていた自動車用板バネ4本のうちの1本をはねたはずみで燃料タンクに穴が開き、中身の軽油がもれ出す事故があった。もれた軽油は約150リットルで、一部が天竜川支流の矢村沢川方面に流れ出した。
駒ケ根署によると、運転手はタンク破損後もしばらく走り続けていたが、燃料の残量が減ってきたことを不審に思って停車し、タンクを調べて事故に気づいた。交通への影響はなかった。 -
伊那市スポーツ少年団秋季球技大会開催
第73回伊那市スポーツ少年団秋季球技大会ミニバスケットボール大会が30日、伊那市内であり、男子5チーム、女子10チームが男女別トーナメントで対戦した。
結果は次の通り。
【男子は】(1)竜東(2)西春近(3)イナ・イースト(4)伊那ミニバスケットボール教室
【女子】(1)伊那ミニバスケットボール教室(2)伊那北(3)アストラム伊那A(4)西春近
軟式野球は10月14日に延期となった。 -
伊那市災害危険個所パトロール
伊那市は25日、台風シーズンに備えるため、伊那地区で災害危険個所パトロールを実施した。危険個所を把握し、災害防止に役立てようと、土石流危険渓流や急傾斜地崩壊危険個所の状況を確認した。
本年の同パトロールは、本年6月の梅雨期に高遠町、長谷地区を中心に実施した初回に続き2回目となった。災害危険個所11個所を市、市議会、市消防団、県伊那建設事務所の関係者約30人が見回った。
06年度、県土砂災害特別警戒区域に指定された与地、中条(いずれも西箕輪)のほか、急傾斜地崩壊危険個所の上新山(富県)、八ツ手(手良)や土石流危険渓流の戸沢川、アケビ沢(いずれも西春近)などをパトロールした。
昨年7月豪雨災害で土石流が発生した西春近の前沢川では、中央道から上流約200メートルに建設中の砂防ダムの工事進ちょく状況を確認した。関係者によると工事は「予定通りの進ちょく」。ダムは高さ約14メートル、幅約70メートルで、下流の砂を貯める遊砂地の設置までを含め、完成は09年度としている。
前沢川の砂防ダムの工事状況を確認する参加者たち -
オールドノリタケ名陶展 ベル伊那
明治中期から大正初期にかけ日本から米国向けに輸出された磁器・オールドノリタケを中心とした展示販売会「明治・大正・昭和の輸出陶磁器小品展」は10月2日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
オールドノリタケは、当時の日本の職人たちが海外からの受注生産した磁器。「金彩コラリーン花図花瓶」をはじめ、ティーセットや飾り皿など24金を使用したあでやかな作品を出品している。
また、太平洋戦争後の1947縲・2年ごろ、米国向けの土産品として日本のメーカーが作った人形や壁かけ飾りなども多く並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
【記者室】「雨もまた良し」駒ケ根高原マラソン
今年の駒ケ根高原マラソン大会は、つい数日前までの暑さがうそのような冷たい雨の中でのスタートとなった。しかしどのランナーを見ても悪天候を恨む様子はみじんもないばかりか、レースで走ることが楽しみで仕方がない竏窒ニでも言いたげな明るい表情が目立った▼誰だってさわやかな秋晴れの下で走りたいだろうに「雨のレースもまたいいものだ」、「走り出せば晴れでも雨でも同じようなものさ」などと、さばさばした笑顔で話している▼雨の中での取材は嫌なものだ。カメラのレンズに水滴は落ちる、ノートはぬれる、素早く動けない…など良いことは一つもない。だがあるがままを淡々と受け入れるランナーらの姿を見て、天を恨む己の弱さを深く恥じ入った。(白鳥文男)
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第25回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会
秋の高原を走る第25回中央アルプス駒ケ根高原マラソン大会(駒ケ根市、市観光協会など主催)が30日、駒ケ根市菅の台の駒ケ池周辺発着のコースで行われた。25回記念大会とあって、全国各地から昨年を約300人上回る3140人が出場。冷たい雨が降るあいにくのコンディションとなったが、高原の林間を走る3、6、15キロのコースをそれぞれのペースで走った。
招待選手のオリンピック銀、銅メダリストの有森裕子さん(リクルートAC)は6キロコースに出場。笑顔を見せながら一般ランナーとともに走った。
上位入賞者は次の皆さん(上伊那関係分)。
◆3キロ▼小学生男子(1)春日千速(赤穂東小)(5)丸山修平(同)(6)藤木悠太(七久保小)(7)福沢弘樹(駒ケ根中沢RC)(8)湯沢舜(同)(9)蟹沢淳平(赤穂東小)▼小学生女子(5)春日ともえ(赤穂東小)(8)蟹沢紗希(同)(10)八木絵璃奈(駒ケ根スポ少陸上団)▼一般男子(1)福沢潤一(駒ケ根東中)(2)久保田隼(駒ケ根中沢RC)(3)小田原佑樹(同)(6)春日翔平(伊那東部中)▼一般女子(1)蟹沢未来(赤穂中)(2)伊東玲奈(同)
◆6キロ▼男子(1)小林太一(内堀醸造)(2)福沢純平(駒ケ根)(3)滝沢勉(ジェルモ)(4)北原英一(トーハツ)(7)木村和也(同)(8)徳永吉彦(文正堂スポーツ)(9)宮下裕介(トヨセット)(10)田中秀一(トーハツ)▼女子(1)森田遥(赤穂中)
◆15キロ▼男子(4)鈴木昌幸(ジェルモ)▼女子(3)桜井澄江(ちいむもみじ)(4)福沢久美子(東伊那すこやかクリニック) -
伊那学校が発明展
伊那発明学校(千田邦郎会長、33人)の例会300回を記念した「ひらめき・きらめき・おどろき・発明展」が30日、伊那市生涯学習センターであった。発明品の展示や考案者による紹介パフォーマンスなどがあり、子どもを含め、多くの来場者でにぎわった。
会場には、豆腐を同じ大きさに切る「豆腐サイの目カッター」、草取りが移動しながらでも座ってできるように、ふろいすとずぼんをマジックテープでくっつけた「どこでもイーッス」、ヘルメットスタンド、地震対策の家具転倒防止具「てんとうむし」など実用的なもの、ユニークなものなど約80点が並んだ。1割程度が商品化されている。
アイデアが詰まった発明品に、来場者は興味津々。発明品を手に取り、考案者から利用方法や発明のきっかけなどを直接聞いた。
千田会長(63)は「何か困ったときに発明の種が生まれる。新しい形が出来上がっていく楽しさがある。ふだんから問題意識を持つことで、会社の改善にも結びつく」と話した。
来場者全員に、会員の発明品グッズ(ペン置き、ヒノキ酒の素)をプレゼント。
展示には松本支部、諏訪支部も協力した。
発明学校は84年に発足。自営業、会社員、主婦など発明に関心のある人が集まり、伊那市内で月1回の例会を開き、発明相談やアイデア発表、雑談などで情報交換している。10月1日に例会300回を数えた。 -
上伊那郡市剣道選手権大会
県剣道連盟上伊那支部は30日、伊那勤労者福祉センター体育館で第53回上伊那郡市剣道選手権大会を開いた。郡内のスポーツ少年団、剣道教室、クラブなどから昨年並みの88チーム、約390人が出場し、熱戦を繰り広げた=写真。
大会は団体戦。試合時間は小学生の部が2分、中学生以上の部が3分の3本勝負。
選手たちは気合いを入れ、相手の動きを見ながら打ち込んでいた。
大会は日ごろの練習成果を披露する場として、年1回、郡内4市町の持ち回りで開いている。
結果は次の通り。
◇小学生▽低学年女子(1)長谷少年剣道クラブ(2)伊那剣心館▽低学年男子(1)駒ケ根市スポーツ少年団A(2)南箕輪わくわくクラブA(3)伊那北スポーツ少年団、西春近スポーツ少年団剣道部▽高学年女子(1)伊那北スポーツ少年団(2)西春近スポーツ少年団剣道部A(3)駒ケ根市スポーツ少年団虹、同華▽高学年男子(1)南箕輪わくわくクラブA(2)伊那剣心館A(3)駒ケ根市スポーツ少年団、伊那北スポーツ少年団A
◇中学生▽女子(1)春富中学校A(2)赤穂中A(3)伊那中、伊那剣心館A▽男子(1)伊那剣心館A(2)伊那少年剣道クラブA(3)赤穂中A、伊那少年剣道クラブB
◇一般▽女子(1)高遠修武館(2)南箕輪わくわくクラブ(3)伊那剣心館、伊那北高校▽男子(1)伊那剣心館A(2)高遠修武館A(3)伊那体協剣道部A、駒ケ根体協A -
高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム
高遠高校同窓会(井口公雄会長)は30日、「高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム」を伊那市の高遠町総合福祉センター「やますそ」で開いた。同窓会関係者など約30人が集まり、高遠高校を存続させていくための道筋と同窓会活動のあり方について話し合った=写真。
高校再編などの方針として県教育委員会が示した「高校改革プラン今後の進め方について」で、高遠高校のような小規模校は次の再編校の有力候補となっていることを受け、同窓会も一丸となって高遠高校の今後を考えていこうと企画したもので、パネルディスカッションでは、同窓会員や同校の教員らが高遠高校の現状や今後取り組むべき課題について討論を展開。学校改革推進調整委員長の百瀬仁志教諭は、学区制として高遠、長谷地区の中学生が高遠高校に通っていた昔と異なり、現在は高遠、長谷地区の中学生の30%前後しか同校へ進学していないことなどを示す一方、魅力ある高校づくりの取り組みとしてコース制の充実などに取り組んでいることを説明。また、18回卒業生の前田久子さんは「少子化の波に打ち勝つことは並大抵のことではないと思うが、同窓生としてもどうすれば母校に寄与できるか考えて活動していくべき」として、各分野で活躍する同校OBによる特別授業の実施や同校OBでつくる人材バンクの創設などを提案した。
また、現在学校が魅力ある高校づくりの一環として取り組んでいる校名検討については、変更すべきではないとする意見も出た。 -
県文で演劇舞台演技セミナー
演技や舞台技術の向上に役立ててもらおう竏窒ニ30日、「演劇舞台演技セミナー」が伊那市の県伊那文化会館であった。県高校演劇連盟に所属する上伊那6校の高校生約40人が参加。フリーランス演出家で「劇団第七病棟」の創立者の一人である飯島岱さん(箕輪町)を講師に迎え、発声の仕方や演出技法などについて学んだ。
同セミナーは高校生や一般などを対象として毎年開催しているもので、長野県高校演劇合同発表会出場校を対象とした実践練習も行っている。
午前中の一般技術セミナーでは、「ういろう売り」のせりふで発声や滑舌などを練習。また、午後は今年の県高校演劇合同発表会に出場する伊那西高校の演劇部が、実際に舞台を披露しながら演技の仕方や演出技法などについての指導を受け、本番に向けてのレベルアップを図っていた。 -
伊那市でふれあい広場開催
旧3市町村の社会福祉協議会が合併して初めてとなる第1回ふれあい広場が30日、伊那市の福祉まちづくりセンターであった。福祉関連の体験コーナーや屋台、多彩な催しがあり、約3千人の来場者でにぎわいを見せた。
世代は障害や超えて同じ地域に生きる人たちが集い、お互いへの理解を深め合うことなどを目的として毎年開催している。
今年は新伊那市社会福祉協議会が発足して初めての会ということで福祉まちづくりセンターへと会場を移動。多くの人に社協の位置を知ってもらおうと考えた。そのほかにも新イベントも多数企画。来場者に参加してもらう太巻きづくりを行ったり下條村が地域活性化などを狙って考案した「地域活性化マン」が舞台を披露し、来場者を楽しませた。
また、屋内会には福祉施設利用者などの作品を展示。展示は10月6日まで楽しむことができる。 -
南箕輪村教育委員長に加藤達人さん
南箕輪村教育委員会の新委員長に1日、加藤達人さん(66)=塩ノ井=が就任した。前委員長の任期満了に伴い、村民センターで開いた委員会で互選で決めた。
加藤さんは元教員で、赤穂小学校長を最後に退職。村教育委員は現在2期6年目。これまで委員長職務代理を務めていた。
就任にあたり、「村に根付いている昔から大事にしているものを大切にし、将来を背負っていく子が豊かで確かな学力、思い切り自分を発揮する子を願いながら教育環境、安心安全な雰囲気、環境を整え、地域や父兄のご理解を得て事務局共々やっていきたい。豊かな自然に恵まれた村なので、大地を根っこに置いて村らしいものが生み出せたらと思う」と話した。
職務代理は元教員で1日に教育委員に任命された清水篤彦さん(61)=大泉。