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コムスンの介護事業所廃止に伴なう継承法人としてニチイ学館の事業指定
伊那市は16日、第3回伊那市高齢者施策推進協議会を伊那浄水センターで開き、介護保険事業から撤退する大手・コムスンの事業を継承するニチイ学館子会社の指定申請書を協議した。
県では、不正に伴ない介護保険事業から撤退することとなったコムスンの継承法人としてニチイ学館を選定している。市内で同事業所が運営していたグループホームと小規模多機能施設についても、ニチイ学館の子会社に事業譲渡されるため、この日は市に提出された指定申請書を協議。
グループホーム「コムスンのほほえみ伊那」については、ニチイ学館の子会社「ニチイのほほえみ」(本部・東京都)へ譲渡し、名称を「ニチイのほほえみ伊那」に改める。利用者、事業者間の契約はそのまま継承するため、現在の利用者は継続して施設を利用できるほか、サービス内容、料金なども変わらない。また、施設職員も自動的にニチイへ移動する。
小規模多機能施設「コムスンのやわらぎ伊那」は、ニチイケア長野(本部・東京都)へ譲渡され、「ニチイのやわらぎ伊那」となる。基本的な譲渡条件はグループホームと同様で、現在の利用者がこれまでと同じ条件で従来のサービスを受けることができるが、定員数を変更。現在は登録定員を25人、通いサービスの利用者定員を15人、宿泊サービス利用者の定員を9人となっているが、現在の利用状況に合わせてそれぞれを18人、9人、5人とし、当面は様子をみるとしている。
新会社が事業を開始するのは11月1日の予定。 -
戸草ダム建設 事業促進を三峰川総合開発事業対策協議会が要望へ
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会(会長・小坂樫男伊那市長)は近々、1988年の事業建設着手から本格着手が遅れている戸草ダム建設事業の促進を望む要望書を、事業に取り組む国土交通省三峰川総合開発工事事務所などに提出することを決めた。17日、協議会の市議会や区長会ら15人が提出する内容を確認した。
要望書によると、同ダム建設事業を含む三峰川総合開発事業の一つで、事業を先行していた美和ダム再開発事業が一通り完了したとし、「水源地域住民らの悲願であった本格的着手」を願う内容。具体的に、戸草ダム建設を国が策定する天竜川河川整備基本方針及び河川整備計画へ位置付けること、ダム周辺環境整備構想を具体化すること竏窒ネどを上げている。
また、同協議会では、01年、元県知事の「脱ダム宣言」に伴い戸草ダム建設の利水事業を撤退した県に対し、事業の復活を呼びかけていくことも決めた。
市三峰川総合開発事業対策協議会は戸草ダム建設などにかかわる問題を国と地域が協議し、事業を円滑に進める。協議会はこれまで、旧高遠町と長谷村にそれぞれあり、新市誕生を契機に本年3月、新たに構成。ダム建設事業の促進についての要望は旧長谷村時代から話し合われてきていた。 -
太田切川左岸の護岸復旧は出水期前に
今年5、6月の出水で護岸と河床に被害が出た宮田村の太田切川左岸の復旧工事について15日夜、地元大田切区の住民に対する説明会が同集落センターであった。県伊那建設事務所は、来年の出水期前には完工したい考えを示した。
現場は国道153号とJR飯田線が並行して走る付近。
駒ケ根市側の右岸では昨年の豪雨災害の復旧工事が行われているが、対岸の大田切区へは説明がなかったため、この日は右岸、左岸の現状について総合的に話しを聞いた。
席上、右岸の工事について今まで宮田村側への住民説明がなかったことに対して不満の声も。
また、右岸の工事が今年の出水期に行われたことを疑問点として指摘したが、県は国道とJRの施設を守るために早急な工事が必要だったと理解を求めた。
左岸の工事について、県は出水期前に終わらせる見通しを説明し、着工前には再度住民への説明会を開く考えも示した。 -
地域に育まれた名木たちに光を、郷土研究会が本出版
宮田村の宮田郷土研究会(小田切須賀雄会長、28人)は5年の歳月をかけて調査した村内の古木、名木を本にまとめ、11月初旬に「くらしの中で育つみやだの古木・名木」を発刊する。写真や絵図をふんだんに用いて、149本の木の歴史的ないわれ、由来なども掲載。長い年月による環境変化にも耐えて現存する名木を後世に伝える貴重な資料となりそうだ。
同研究会が古木、名木の調査に着手したのは2003年。
地区ごとに責任者を決めて全員で村内をめぐり、出会った木は200本以上にのぼる。
その中から樹齢140年を超える古木や直径2・5メートル以上の巨木、珍しい種類や歴史的意義のある名木の149本に厳選した。
樹齢450年の北割区のカヤの木をはじめ、姫宮神社のサワラ、上の宮のクリなど、地域や住民とともに育まれた名木たち。
その一本一本を実地調査により培った見聞で文章にまとめ、誰にでも分かりやすい内容に仕上げた。
同様の古木の調査書は近隣では伊那市や飯島町、辰野町で発刊済みだが、各自治体の教育委員会が中心になり刊行する例が大半。
同研究会の本は村の補助を受けてはいるが、全て自主的な独自調査によるもの。地域や暮らしとの関係から見つめたあたたかな視点が、内容を奥深いものにしている。
カラー刷り70ページで予定価格は2千円。村教委で販売取り扱いを予定している。 -
かかし隊が稲刈り
農産物の栽培を通じて、さまざまな挑戦をする宮田村公民館の親子体験講座「われら、かかし隊」は13日、稲刈りを行った。6月に植えた苗が立派に成長。大豊作に歓声が沸いた。
鎌を使っての手作業だが、幼い子どもたちも保護者と一緒に果敢にチャレンジ。コツをつかみ手際良く刈り取る姿があった。
北割区の小林龍之助君(3)も稲を運んだり、はざかけしたりと大忙し。
かかし隊に入ってから土と親しむ機会が増えたというが、初参加の父親の竜朗さんも「遊び感覚を織り交ぜながらでいいですね」と笑顔で我が子と一緒に汗を流した。
昨年はもち米だけだったが、今年はうるち米にも挑戦したかかし隊。無農薬ながら生産者も驚くほどの出来映えで、来月には収獲祭を開いてみんなで味わう計画だ。 -
伊那市 混合ダブルスバド大会熱戦
第22回伊那市混合ダブルスバドミントン大会が14日、西箕輪のサンビレッジ伊那であった。初級、中上級、シニアの3部門に市内を中心とした男女32ペア、64人が参加し、それぞれで熱戦を繰り広げた。市体育協会バドミントン部主催。
初級6ペア、中上級21ペア、シニア5ペアが出場。初級、中上級は予選リーグ、決勝トーナメントを展開、シニアは総当りで優勝を決めた。選手たちは息の合ったコンビプレーをそれぞれ見せていた=写真。
結果は次の通り。
▽初級(1)古村真保・田中康将(上伊那農業高)(2)岩波葵・西沢克之(上伊那農業高)(3)戸田幸子・宮沢貴志(手良)、塚田真生・斉藤浩史(上伊那農業高)
▽中上級(1)上條文子・長尾賢史(富県)(2)大西響・水口正敬(西箕輪)(3)中山真理子・藤原康倫(WEEB)、原春美(WEEB)・北山智教(西箕輪)
▽シニア(1)松沢直美・松沢利美(中地区クラブ)(2)松下敏子・丸田直樹(みすずバド)(3)泉俊江・小松昭彦(手良) -
コカリナコンサート ながた自然公園で野外演奏
箕輪町のながた自然公園で14日、「みのわ森のコンサート縲怎Rカリナといっしょに縲怐vが開かれた。野外特設ステージで、県内外のコカリナサークルやプロのコカリナ奏者、黒坂黒太郎さんの演奏を繰り広げ、集まった約150人をその音色で魅了した=写真。
06年、箕輪北小学校の新体育館建設のため伐採されたメタセコイアの木で、当時の5年1組(現6年1組)の児童が「自分たちを見守り続けてくれた樹をよみがえらせたい」とコカリナを作り、新体育館しゅん工式で音色を披露。その想いを次代につなげるため有志で実行委員会を組織し、コンサートを開いた。KOA森林塾など協賛。伊那毎日新聞社など後援。
伊那市や飯田市、愛知県豊橋市から7サークルが参加し、長さ8センチの木の円筒に6個の指穴が開いたコカリナのほか、電子ピアノやギターなどを使って「カッコー」や「旅愁」などを披露。黒坂さんは歌とオートハープの矢口周美さんとともに約10曲を演奏し、野外ステージを盛り上げた。 -
途絶えた舞「子供神楽」を復活へ
伊那市の伊那小学校6年毅組(和田卓也教諭、30人)は、伊那市荒井区内の萱にある駒ケ岳神社里宮で20年前まで例年踊られていた伝統の舞「子供神楽」を復活させた。14日、同神社の神楽殿前に地元住民らを招き、これまで学んできた舞を披露した。
小学校の総合活動で4年生から、獅子舞披露や太鼓演奏をしてきた毅組は本年度、「舞」について調べていた。6月下旬、市文化財審議委員の久保村覚人さん(80)=荒井区=を学校に招き、内の萱の歴史と子供神楽の存在を知り、復活に向けた活動を始めた。
久保村さんによると、子供神楽は山開きの安全や五穀豊穣(ほうじょう)、繭の豊作を祈って、明治の初めごろから地元の子どもらにより踊られてきた。しかし、参加する児童たちの減少とともに1987(昭和62)年を最後に途絶えているという。
児童たちは「なぜ踊られなくなったのか」を知るため、内の萱の全戸を回った。そこで、途絶えていることが残念だ竏窒ニの地域住民の思いに触れ、自分たちで踊ってみたいと思うようになった。それから、かつて舞を踊った経験のある唐木好春さん(77)、室岡智明さん(73)=ともに内の萱=らを学校に招き、踊り方や太鼓、笛の演奏方法を学んできた。
本番当日は、20年間使われなかった衣装や小道具を使用し、「鈴の舞」「剣の舞」「蚕玉(こだま)の舞」の3種からなる子供神楽を3回に分けて披露した。休日だったため児童30人のうち都合のついた19人が、クラス全員の思いを胸に参加した。
地域住民や保護者のほか、現在は結婚して地元を離れているという人など、延べ約100人が神楽殿の周りに集まり、舞の復活をその目に焼きつけた。
復活を期待する地域住民の思いや、熱心に舞を教えてくれた人々の姿、優しさに触れた児童。和田教諭(27)は「地域の人たちに見てほしいとの願いがかなったことがうれしい。子どもたちは人とのかかわりの中で大きく成長した」
子供神楽の「蚕玉(こだま)の舞」を披露する児童たち -
昭和伊南病院が医師確保に向けた新制度創設
不足している産科医師などの確保に向け、昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)を運営する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)は、県外から転入して同院で3年以上勤務しようとする医師に500万円、2年以上勤務しようとする医師に300万円をそれぞれ貸与する竏窒ネどとする医師研究資金貸与制度を新たに創設する。私立を除く県内の病院では初の導入という。15日の伊南行政組合議会で条例案と補正予算案を可決した。
貸与された資金は、それぞれの勤務期間を経過すれば返還の義務は免除される。対象となる診療科は産婦人科、整形外科、そのほか。県が運用している同様の制度では3年勤務で300万円、2年勤務で200万円が貸与されるが、その適用者には差額(3年竏・00万円、2年竏・00万円)が貸与される。
同日の全員協議会で、同院で1年以上の後期研修を受けた外科、内科医師に対し、1回限り100万円を交付する後期研修医奨励金制度も示され、了承された。 -
独特の辛つゆで舌鼓 にぎやか「行者そば祭り」
伊那市の荒井区は14日、内の萱スポーツ公園で「第21回行者そば祭り」を開いた。訪れた県内外の多くの家族客らは、こだわりの手打ちそばに舌鼓を打った=写真。
「伊那市そば打ち名人会」や区民が地元のそば粉で作った2千食を用意。大釜で休むことなくそばをゆで、調理や受付など総勢100人以上のスタッフでもてなした。来場者は、焼きみそと大根おろしを混ぜた独特の「辛つゆ」でのどごしを味わった。
行者そばは、1300年の昔、駒ケ岳へ修行に向かう行者の役小角(えんのおずぬ)が、内の萱で一夜のもてなしを受け、その礼に置いていったそばの種を育ててきた竏窒ニ今に伝わる。 -
【記者室】海外ボランティア・ス親子・ス合同訓練がスタート
JICA(国際協力機構)が行っている事業の中に、途上国にボランティアを派遣する青年海外協力隊(20縲・9歳)とシニア海外ボランティア(40縲・9歳)がある。派遣前訓練はこれまで別々に行ってきたが、今後は合同となる▼その第一陣の訓練が今月、駒ケ根青年海外協力隊訓練所でスタートした。183人が65日間の缶詰生活を送りながら派遣先の国の言葉や文化、習慣について学ぶのだが、年齢が親子ほども違うのだから、今までのように同年代の気楽な雰囲気ではなくなる▼しかし、シニアボランティアの中には深い見識と豊富な実績を持つ・スくろうと・スも多いという。海外経験の少ない若者にとって願ってもない貴重なアドバイスの数々が得られることだろう。(白鳥文男)
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第39回伊那10マイルロードレース大会
第39回伊那10マイルロードレース大会が14日、伊那市営球場縲恃・フ笠原折り返しの日本陸上競技連盟公認コースであった。全4種目に43人が出場し、それぞれが自己記録を目指し力走した。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催。KOA協賛。
一般の部(10マイル=約16キロ)17人、高校の部(10キロ)17人、女子の部(5キロ)4人、中学男子の部(5キロ)5人がエントリー。号砲とともに選手らは勢いよく一斉スタートし、さわやかな秋空の下で健脚を競った。
結果は次の通り。
▼一般の部=(1)滝沢勉(ジェルモ)53分45秒(2)唐木正敏(駒ヶ根市陸協)53分56秒(3)北原英一(トーハツ)54分17秒▼高校の部=(1)村上剛(伊那北2)33分31秒(2)倉沢昇平(高遠2)33分48秒(3)山口宏和(上伊那農業2)34分22秒▼女子の部=(1)森田遥(赤穂中2)18分42秒(2)蟹沢未来(赤穂中2)18分48秒(3)池上萌(赤穂中2)20分56秒▼中学男子の部=(1)高橋篤実(南箕輪中2)20分21秒(2)有賀慎吾(南箕輪中2)20分33秒(3)清水智成(南箕輪中2)21分42秒
伊那市営球場から一斉スタートする選手ら -
伊那谷断層帯の評価の改訂版を公表
地震調査研究推進本部は15日、一部改訂した伊那谷断層帯の評価を公表した。前回評価に比べ、平均活動間隔は約3千縲・万年から約5200縲・400年と幅が狭まった。今後、30年以内の地震発生確率は断層帯主部がほぼ0縲・%からほぼ0%とした。
評価についての地元説明会は22日午後1時半から、伊那合同庁舎で開く。
伊那谷断層帯の長期評価は02年7月に公表。05年度に文部科学省から委託を受け、産業技術総合研究所が補完調査し、一部を見直した。
断層は、これまでの「境界断層」と「前縁断層」を1つの活動区間とした「断層帯主部」に加え、新たな起震断層に「断層帯南東部」を設けた。
断層帯主部は辰野町縲怏コ伊那郡平谷村の延長79キロ。断層帯南東部は飯田市縲怏コ伊那郡売木村の32キロ。いずれも北北東縲恣・・シ方向に延びる。
断層帯主部で予想される地震規模はマグニチュード8・0程度。前回の評価と変わりなかった。最新活動時期は14世紀以後縲・8世紀以前と推定。マグニチュード8クラスの地震が発生したと判断できる記録は知られておらず、この時期に活動しなかった区間が一部残っている可能性は否定できない。マグニチュード8程度より小さな地震が発生する可能性はある。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習が14日、大芝公園陸上競技場であった。5分団120人の団員が集まり、日ごろの訓練を確認するとともに、団結を強めた=写真。
南箕輪村消防団では技術の高揚を図りながら団員相互の結束を強めることを目的として全体演習を春と秋に行っている。
宮島団長は「全体で集まるのは年に2回しかない。一層真剣に取り組んでほしい」とあいさつ。
その後、部隊訓練や規律訓練を展開。また、今回は普段の訓練を応用した特別訓練を実施。操法や救護を応用した競技やラッパの曲当てなどといったゲーム方式の訓練を中隊ごとに行い、これまでに習得した動作などを確認した。 -
新しいざんざ節の曲名「ダンシングNewザンザ」に決定
第24回南アルプスふるさと祭りが14日、伊那市の長谷総合グラウンドであり、若者向けに考案した新しいざんざ節の曲名が「ダンシングNewザンザ」に決定したことを発表した。発表に合わせて、振り付けを担当した境じゅんこさん(長野市)の率いるダンスグループが新しい踊りを披露。訪れた人の目を楽しませた。
ふるさと祭り検討委員会では、若い人でも踊りアップテンポなざんざ節を竏窒ニ昨年2月から検討を重ねていたが、今年8月、その新しい振り付けを完成させ、曲名は一般から公募していた。28通の応募が寄せられたが、市内に住む宮下三律雄さんが考案した「ダンシングNewザンザ」を新しい曲のイメージにも合っているという理由で新たな振り付けの曲名に選んだ。
また、会場では現在学校で新しい振り付けを練習しているという長谷小学校の3年生も舞台の下で踊りを披露。来場者を驚かせた。
児童らは「難しいけど楽しい」と話していた。 -
みはらしトレッキングin羽広遊歩道が開催
羽広遊歩道を歩いてみよう竏窒ニ、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で14日、「みはらしトレッキングin羽広遊歩道」があった。家族連れなど約50人が集り、トレッキングを楽しみながら、秋の自然を満喫した=写真。
ファーム周辺にある羽広遊歩道は以前からある道だが、現在はあまり使われていないため、これをもっと活用していこう竏窒ニ、今回のイベントを企画。道中のインストラクターには西箕輪公民館長の城取茂美さんと伊那東小学校教諭で水生昆虫や野草などに詳しい野口輝雄さんを迎えた。
城取さんは「養蚕が盛んな時代は羽広地区も栄えていたが、養蚕の衰退とともに衰えた」と説明。また、農閑期には米を馬に積み、権兵衛峠を越えて木曽の方まで売りに行った当時の生活について語り、参加者も話に聞き入っていた。
トレッキングは24日にも開催する。雨天決行。参加費は小学生以上が一人2千円、小学生未満無料(ただし弁当、土産などはつかない)。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
南みのわフェア開催
村内で活動する企業や団体の取り組みを知ってもらおう竏窒ニ14日、「南みのわフェア」が大芝高原屋内運動場であった。17の企業や団体などがブースを出展。各店の商品展示のほか、食べ物、農産物販売、体験コーナーがあり、家族連れなどでにぎわった。南箕輪村、村商工会主催。
個々の企業や団体がどういう活動をしているか地域の人たちにPRすることと産業の振興、地域活性化を目的として始まったもので、2年目。今年は南箕輪村の営農センターも参加。これまでセンター独自で行っていた「まっくん収穫まつり」をフェアに合わせて開催した。
会場では、大芝高原味工房のおやきや地元で取れた野菜を使った手づくりの漬け物など南箕輪ならでは食品を販売するブースも多く並んだほか、建機のレンタル、販売などに取り組む「フジヤ機工」は、ミニバックホーに乗り、記念写真を撮るサービスを実施。子ども連れの人気を集めていた。
この日箕輪町から家族で訪れた西宮住江さん(34)は「箕輪町に住んでいるので、箕輪町のことは分かるが、南箕輪村にもこんな場所があったんだって驚きました」と話していた。 -
第39回伊那10マイルロードレース大会結果
◆第39回伊那10マイルロードレース大会(14日、伊那市営球場縲恃・フ笠原間折り返しコース)
【一般の部・10マイル】(1)滝沢勉(ジェルモ)53分45秒(2)唐木正敏(駒ヶ根市陸協)53分56秒(3)北原英一(トーハツ)54分17秒(4)守屋智春(上伊那陸協)54分26(5)加藤真彰(信州大学)54分52秒(6)田中秀一(トーハツ)55分22秒(7)飯塚光輔(上伊那陸協)56分05秒(8)中村一弘(辰野町陸協)56分30秒(9)相原丈洋(上伊那陸協)56分31秒(10)萩原英雄(ジェルモ)56分35秒(11)北原誠(箕輪町陸協)56分37秒(12)金井渓一郎(筑波大学)57分18秒(13)木村和也(トーハツ)58分23秒(14)浦野裕之(駒ヶ根市陸協)58分58秒(15)小林太一(駒ヶ根市陸協)62分44秒(16)藤森了(上伊那教員クラブ)63分39秒 茅原由昭(上伊那陸協)=棄権
【高校の部・10キロ】(1)村上剛(伊那北2)33分31秒(2)倉沢昇平(高遠2)33分48秒(3)山口宏和(上伊那農業2)34分22秒(4)小林正俊(上伊那農業1)34分29秒(5)北原弘司(伊那北1)34分33秒(6)高橋聡(伊那弥生2)34分57秒(7)柴巧磨(上伊那農業3)35分13秒(8)熊谷直(上伊那農業3)35分48秒(9)春日隆大(伊那北2)36分45秒(10)上島佑基(上伊那農業2)36分52秒(11)酒井誠(上伊那農業2)36分58秒(12)池田涼太(上伊那農業3)37分49秒(13)唐沢健一(伊那北1)38分07秒(14)宮下暢央(伊那弥生2)38分26秒(15)伊藤隼人(上伊那農業1)38分32秒(16)中村英雄(伊那北1)40分06秒(17)浅井順平(伊那北1)42分34秒
【女子の部・5キロ】(1)森田遥(赤穂中2)18分42秒(2)蟹沢未来(赤穂中2)18分48秒(3)池上萌(赤穂中2)20分56秒(4)山岸沙織(伊那西高2)23分00秒
【中学男子の部・5キロ】(1)高橋篤実(南箕輪2)20分21秒(2)有賀慎吾(南箕輪2)20分33秒(3)清水智成(南箕輪2)21分42秒(4)美濃部宏亮(南箕輪2)22分45秒(5)宮沢大雅(南箕輪2)22分49秒 -
理兵衛堤防の史跡調査始まる
中川村田島の天竜川天の中川橋上流で15日、国交省天竜川上流河川事務所と中川村教育委員会による理兵衛堤防の発掘調査が始まった。10月末までに本格発掘し、形や構造など全容を明かにする。
昨年7月の豪雨で被災した田島の堤防護岸復旧工事が貴重な土木遺産、理兵衛堤防にかかることから、工事完了後の理兵衛堤防の復旧方法について、基礎資料を得るために調査を実施する。具体的には下流から上流に向け、両側を掘削し、全体の姿を出し、積み方を調べたり、測量する。
調査に先立ち、村や同事務所、発掘関係者ら約20人が出席した発掘式で、発掘団長の松村正明教育長は「天竜川治水工事の歴史的遺産が7月の豪雨の後、200年の時を経て姿を現した。本格発掘し、形や構造など十分な記録を取りたい」とあいさつ。
この後、早速、重機や手作業により発掘調査を開始した。
【理兵衛堤防】
天竜川と前沢川の合流地点の田島の水田は洪水の常襲地帯で、洪水から耕地を守ろうと、前沢村の大地主松村理兵衛忠欣は1750年、私費投じて、築提に取りかかった。その後、堤防は何度も洪水で流されたが、常邑、忠良と3代60年掛けて完成させた。延長180メートル、延べ50万人余が工事に従事し、3万両の巨費を投じた。天竜川では唯一の治水工事の遺構。 -
宮田村、2年に1度に村民運動会
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宮田村は14日、2年に1度の秋の大イベント、第16回村民運動会を中央グランドで開いた。11地区から村民延べ3300人が参加し、定番の大玉送りや玉入れ、満水リレー、踊りなど、老若男女が楽しめる、得点11種目を含む23プログラムで盛り上がった。
全員で「大玉送り」でスタート。男女ペアが棒2本でソフトバレーボールを運ぶ「しあわせ運んで」、転んでも走ってもかわいい保育園児の「はたひろい」。引いたテープの長さが勝敗を決める「むすんでのばして」、なじみの「メドレーリレー」。4人1組になって、土のうを運ぶ、タイミングと4人の呼吸が勝負の「4人でGО!脚」など楽しい競技が続いた。
また、中間で応援タイムもあり、各区が工夫を凝らした応援合戦を展開。町2区は小学生による長持ちの練り歩きを行い、大きな拍手が送られた。町2区有志でつくる「信州宮田長持会」が長持ちを次代に継承しようと、小学生を指導し、この日、初めて披露した。
結果は次の通り
▽優勝=大久保(2)中越(3)新田(4)町2区(5)北割▽最優秀応援賞=大久保、優秀応援賞=大田切、南割 -
ふれあい福祉広場にぎやかに
中川村社会福祉協議会などが主催する「第12回ふれあい福祉広場」が14日、「笑顔で一緒に歩きだそう!」をテーマに、中川村介護支援センターなどで開かれた。多くの村民が訪れ、ステージ発表や遊びの広場、フリーマーケット、福祉体験コーナーなどを楽しみ、共に生きる心を広げ、支えあいの地域づくりのきっかけとした。
中川西小学校のマーチングバンドでオープニング。東小学校3、4年生が元気いっぱい「ビバ信濃の国」を校庭いっぱい繰り広げた。
支援センターではいわゆり荘、越百園、宅幼老所など福祉施設、各種団体が手作り作品作品を展示した福祉展、東小体育館では子どもたちが囲碁将棋、昔の遊び、グランドや駐車場ではフリーマーケットとチャリティーバザー、北海道物産販売もあり、衣類や雑貨、おもちゃ、野菜など様々な物が所狭しと並んだ。
また、災害救援用の包装食の試食、豚汁の無料サービスもあり、来場者の食欲を満たした。
午後はふれあいステージ、ファミリーズの大正琴「中川村歌」で幕開け、東小学校1年生の踊り「ソイヤ!なかがわ」、手話サークルの手話「千の風になって」など11プログラムを楽しんだ。 -
飯島区民体育祭
飯島町は14日、町内の4区(飯島・田切・本郷・七久保)でそれぞれ、区民体育祭を開き、秋空の下、快い汗を流し、交流を深めた。
このうち、「元気いっぱい力いっぱい笑顔いっぱい」をテーマに、飯島小学校校庭で開いた飯島区は、区民約千人が参加。ラジオ体操でスタート。紅白に分かれ、1本の綱を引き合った運動会定番の綱引。飯島・東部保育園の園児がピンクや黄、緑、青の4色のボンボンを振って「ずっこけ男道」を元気いっぱい踊った。「1、2、1、2」と号令を掛け、足をそろえて、ムカデ競争。小学生と65歳以上による「孫と一緒に玉入れ」。ダンボールの箱を引いて運ぶ「宅急便リレー」と、それぞれの年代や体力に応じた競技が続き、大歓声を背に、耕地の名誉をかけ、たすきをつないだ男女混合リレーで14プログラムを締めくくった。 -
高砂園でふれあいの集い秋の巻
駒ケ根市の障害者センター「高砂園」で14日、「第26回ふれあいの集い・秋の巻」がにぎやかに行われた=写真。施設を利用する各種団体の会員や利用者らが製作した、盆栽や生花、手芸品などを展示したほか、衣類や日用雑貨、食品、野菜、花などを販売するバザーが開かれた。
うどんやおしるこ、おでんなどの販売もあり、来場者の食欲を満たしていた。
また、パソコンコーナーでは名刺づくりにチャレンジしたり、点字体験教室では、会員から基礎を教わりながら、実際に点筆を使って点字を打つなど理解を深めていた。 -
赤中27会が古希祝賀会
駒ケ根市の赤穂中学校を1952(昭和27)年度に卒業した同年生でつくる赤中27年会(横山信之会長)は14日、駒ケ根市のアイパルいなんで古希を記念した祝賀会を開いた。全国から恩師2人を含む130人が出席、級友や恩師らと笑顔で再会を喜びあった。
横山会長は「昭和19年に赤穂国民学校に入学、27年に新制中学を卒業したが、勉強した記憶よりも、物不足、食糧難で大変だったという思い出が強い」と振り返り「それぞれ第2の人生を過ごしていると思うが、心身ともに健康で、地域社会に参加し、老後を充実させて暮らそう。今日は楽しく旧交を温めよう」とあいさつ。
この後、料理や飲物を口に運びながら、思い出話に花を咲かせた。 -
福祉ふれあいまつり実行委、バザー売上げ社協に寄付
宮田村福祉ふれあいまつり実行委員会(仁科智弘実行委員長)は12日、6日に開いた同まつり会場で行ったバザーの売り上げ7万8810円を村社会福祉協議会に全額寄付した。
同まつりは13回を迎えるが、当初からバザーの売り上げは村社協に託し、地域の福祉向上に役立てられている。
今年も76人の村民から日用品などを中心に545点もの出品がありバザーは盛況。
この日はまつり反省会の前に寄付の贈呈があり、仁科委員長は改めて地域の多大な協力に感謝。受け取った山浦正弘社協会長は「皆さんの善意を有効に使わせて頂く」とあいさつした。 -
第58回南信医学会
第58回南信医学会(神山公秀会長)が13日、伊那市狐島のJA上伊那本所であった。会員発表のほか、県衛生部の渡辺庸子部長(=写真)による特別講演があり、南信地区医療の諸問題を中心として長野県医療の現状と将来について考えた。
同学会は南信地区にある5つの医師会で構成し、毎年各地区の持ち回りで開催している。上伊那医師会が担当となった今年は、医師不足が深刻となっている地域医療問題について理解を深めるため、県衛生部の渡辺部長による特別講演を企画。約60人が集まった。
渡辺部長は、現在の医師不足は急に浮上した問題ではなく、前々から内在していたことを説明。従来は町部の中核病院には一定の医師が確保されていたため、大きな問題にはなってこなかったが、現在はこうした病院でも医師確保が難しくなってきており、地域医療が崩壊しつつあることを示した。
また、深刻な問題となっている産科医の不足については、上伊那では診療所で分娩を扱っている病院が一つもないことから、「(病院と病院が連携する)「病病連携」を考えていかなかればならない状態」と指摘。また、院内助産院や助産師外来については「基本的に産科医がいなければ設置できず、産科医が一人しかいない状況で設置するのも難しい」と語り、医師と助産師の思いが合致したところから取り組みを促進していく考えであることを示した。 -
竜東スポ少が優勝、第50回宮田村少年野球大会
第50回宮田村少年野球大会は13日、伊那市勢同士の決勝戦となり、竜東スポーツ少年団が西友クラブを終盤の逆転で破り優勝した。
この日は8日から順延となった準決勝、決勝を行った。
いずれも村内外16チームが出場した記念大会にふさわしい好試合。決勝も引き締まった展開となったが、竜東が終盤に集中打。機動力も活かしながら一気に逆転して、6‐2で勝利した。 -
駒ケ根東中学校文化祭
駒ケ根市の東中学校で13、14日の2日間、文化祭「第43回桑東祭」が開かれている。・スONE PIECE(ワンピース)縲恚Pけ 東中のピースたち・スをテーマに、各クラスやクラブ、個人による発表や展示が教室やステージで行われるほか、各種の音楽やスポーツなどを体験する講座などが開かれる。
13日は「The極める」として、そば打ち、茶道、ギター、サッカーなどの9講座が開かれ、生徒がそれぞれ選んだ講座に挑戦。地元の講師の教えを受けながら、普段馴染みのない技を楽しく学んだ。体育館は耐震補強工事中で使えないため、開祭式とステージ発表は近くの東伊那小学校体育館を借りて行われた。
14日は展示見学、紅白対抗運動会、閉祭式が行われる。 -
西駒郷新居住棟しゅん工式
施設が老朽化していることなどから利用者の居住環境向上を図ろうと知的障害者総合援護施設長野県西駒郷(吉江速人所長)が昨年7月から建設していた新居住棟「さくら寮」が完成し13日、しゅん工式が行われた。村井知事、中原正純駒ケ根市長、清水靖夫宮田村長など関係者約80人が出席。テープカットを行ったほか、利用者と職員が太鼓を演奏するなどして施設の完成を祝った=写真。村井知事は「住まいとしての機能を充実させた。利用者や保護者の期待に応えられると確信する。障害者が地域で安心して暮らせる社会を実現するために、今後も福祉施策の充実を図っていきたい」とあいさつした。
さくら寮は木造平屋建て、述べ床面積約2830平方メートルで、全室個室。定員は60人。 -
東伊那きのこ祭
駒ケ根市のJA上伊那東伊那支所は13、14日の2日間、恒例のきのこ祭を開いている。出が遅れ気味だったマツタケはここにきてようやく数が増え、1パック7千円縲・万2千円ほどの品が店頭を飾っている=写真。最高ランク品の価格は1キロ当たり5万5千円程度。キノコの当たり年だった昨年に比べ、今年は「全体的に少し小ぶり」という。
毎年好評の「きのこ宴会」では1人5千円でマツタケをふんだんに使ったすき焼きや吸い物、きのこおにぎりなどが食べられるとあって、争って予約を申し込んだ人たちが宴会場を訪れ、ぐつぐつと煮える鍋を囲んで秋の味覚に舌鼓を打った。
キノコのほか、野菜や果物、漬物などが特価で販売されたほか、毒キノコの見分け方などを教える鑑定コーナーや、きのこ汁やきのこうどんなどを販売する軽食コーナーが出店し、訪れた家族連れなどでにぎわった。