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上伊那ミニバスケットボール交歓大会
第13回上伊那ミニバスケットボール交歓会が8日、箕輪町民体育館であった。女子15チーム、男子9チームが出場。ともに汗を流しながら交流を深めた。上伊那バスケットボール協会主催。
ミニバスケットボールを通じて相互交流を図るとともに上伊那全体のレベル向上を図ることなどを目的として開催しているもので、4コートに分かれて各チーム2試合を対戦。 相手チームの一瞬のすきをついてボールを奪った選手が放ったスリーポイントシュートが見事に決まると、ひときわ大きな声援が湧き上がった。
上伊那は特に女子のレベルが高く、県大会に出場するチームを決める南信大会では、上伊那のチームが約半分を占めるという。その分交流試合なども盛んに行われており、切磋琢磨しながらレベルアップに励んでいる。 -
第20回川シンポジウムできれいになった川へアマゴを放流
第20回川シンポジウムの取り組みの一つ、「魚の放流」が8日、伊那市内の水質が改善された河川6カ所であり、地元の小学生らが各河川でアマゴ500匹を放流した=写真。
環境保全促進を目的として市や各種団体でつくる川シンポジウム実行委員会が例年取り組んでいるもので、放流を希望する地区を募り、魚が住める環境であるかどうかを調査。そのうえで放流する魚を提供している。今年は昨年は昨年の倍近く放流を希望する地区があった。
そのうち西春近小出島区の戸沢川には、小学生や地域住民など約40人が集まり、アマゴ500匹を放流=写真。また、前日にこの川で釣り上げた魚を観察。4年以上経過したアマゴや昨年秋に生まれたと思われる10センチほどのアマゴ、イワナやウグイなどが生息していることが分かり、水がきれいになっていることを改めて実感していた。 -
旧井沢家住宅で古田人形芝居の上演
情緒ある昔のたたずまいの中で古典芸能を楽しもう竏窒ニ伊那市にある伊那部宿、旧井沢家住宅で8日、箕輪町上古田地区の郷土芸能「古田人形」の上演があった。観客約120人が集まり、人形たちの舞台を楽しんだ=写真。
復元した旧井沢家を多くの人に見てもらおう竏窒ニ、地元住民でつくる伊那部宿を考える会(田中三郎会長)が企画したもので、古田人形の上演は2年目。古い家屋を生かし、上伊那伝承の古典芸能ができないかと古田人形芝居保存会に相談。了承を得て、2回の上演が実現した。
この日は、江戸時代の悲恋物語「生写朝顔話」の一段「宿屋の段」を上演。浄瑠璃の音色に合わせてしなやかに演じる人形たちの姿に観客も引き込まれ、物語の世界にのめり込んでいた。 -
第3回King of King杯
ソフトバレーの大会「第3回King of King杯」が8日、伊那市の勤労者福祉センター体育館などであった。県内外の64チームが集まり、熱戦を繰り広げた=写真。
同大会は伊那市のチーム「Beeking」が呼びかけて始まったもの。遠征先で出合ったチームに声をかけたり、ホームページ上でも参加を募っているため、参加チームの4割が県外チーム。山梨県、神奈川県、遠くは福井県や三重県からの参加もあったほか、全国的にも名の知れた強豪チームも集まった。 各チームはリーグ戦で総当り戦を行い、その中で1位から4位を決定。それぞれの順位ごとトーナメントリーグを展開した。各リーグを勝ち抜いた1位チームによる「決勝トーナメント「Kingトーナメント」には、強豪チームが集い、白熱した試合を展開。結果、塩尻市の「一休B」が見事優勝を勝ち取った。 -
ぎおん祭で園児らが激走
伊那市商店街の「ぎおん祭歩行者天国」に合わせて8日、市内の保育園、幼稚園児らによる「ちびっこ駅伝」があった。24園の54チームが参加。商店街を駆け抜けるかわいらしいランナーに、熱い声援が飛び交った=写真。市商工会議所など主催。
歩行者天国に人を呼び込もう竏窒ニ始まったイベントで12年目。今年は高遠町、長谷地区からも参加があり、出場チーム数は過去最多となった。
園児たちは、1区間60メートルを代わる代わる走り、いなっせ前から山寺駐車場前までを走破。スタートとともに転んでしまう園児もいたが、すぐに立ち上がって走り出す姿に「がんばれ、がんばれ」と温かい励ましの言葉がおくられた。
また、歩行者天国では屋台やさまざまな催しが並び、訪れた人たちを楽しませていた。
ちびっこ駅伝の結果は次の通り。
▽1組(1)ファイヤードラゴンA(竜南)(2)高遠第1すみれ1(高遠第一)(3)ひこうき(上の原)
▽2組(1)ファイヤードラゴンB(竜南)(2)高遠第1すみれ2(高遠第一)(3)ドラゴン(手良)
▽3組(1)MSレッド(美篶西部)(2)にんじゃ(手良)(3)きょうりゅうチーム(東春近中央)
▽4組(1)ウルトラ竜西(竜西)(2)チーター(手良)(3)しんかんせん(上の原)
▽5組(1)伊那北くまとらBチーム(伊那北)(2)MSイエロー(美篶西部)(3)ライオン(西春近北) -
大曲り橋の命名、住民みんなで祝って
宮田村町一区にかつて伊那街道の宿場町があったことを今に伝える由緒ある字名「大曲り」が、街道筋の大沢川にかかる無名の橋に名を残すことになり8日、地元15世帯約40人が集まり・ス命名・スの記念式典を開いた。
江戸時代から続く歴史的な地名を風化させたくないと、各世帯が快く賛同した。
寄付により「大曲り」などと刻んだ御影石製の表札を4種類製作。橋の両端に設置し、この日の式典で70歳代から90歳代の地区の長老が除幕した。
最長老の池上喜さん(94)と本田峻太君(9)がくす玉を割り、全員で記念撮影。世代を超えて「大曲り」の名前を思い出の1ページに刻み込んだ。
発起人の本田秀明さん(75)と高橋清八さん(81)は「世代が変わったりするなかで、大曲りの名前がどこかへ行ってしまうのではと危ぐしていた。今は名前を残したいという皆さんの意思を強く感じています」とあいさつした。
引き続き、バーベキューで交流会。長老から昔話を聞く若い人たちの姿もあり「字名を通じて地域の絆を改めて感じる」と祝杯をあげた。 -
夏はやっぱりそうめん流し
宮田村の福祉交流施設なごみ家で9日、利用者や地域住民約40人がそうめん流しを楽しんだ。
使わなくなった鉄製の雨水管を再利用し、村住民福祉課の職員2人が上手に流れるように組み上げた。
次々と流れてくるそうめんに「こんなに取れた」「おいしい」と歓声が。
すっきりしない蒸し暑い梅雨空の下だったが、参加した人たちは「満腹、まんぷく」と快晴のような笑顔が広がった。
今後も同施設を使用する教室などが、そうめん流しを楽しむ。 -
宮田村職員、気持ちのよいあいさつ心がけています
宮田村の全職員は7月を「気持ちのよいあいさつ推進月間」として、接客に対する意識をさらに向上させようと取り組んでいる。意識改革に取り組む庁内の5S改善チームが呼びかけ始まったもの。住民の目がつきやすい所にポスターなどで目標を掲げているが「外に向けてPRして自らの気を引き締め、特別な月間を設けなくても継続していけるよにしたい」と考えている。
「気持ちのよいあいさつ心がけています」と書いたポスターを役場玄関ほか、村民会館、老人福祉センター、保育園、小中学校に掲示。
さらに職員各自が接客の目標を書き、胸元や名札の近くにバッジとして付けるよう徹底した。
5S改善チームは19人の職員有志で昨年3月に発足。庁内の意識改革を検討し、昨年末には役場内の整理整頓点検を実施した。
チームリーダーの上條雅典さんは「整理整頓の意識は定着してきた。気持ちのよいあいさつも当たり前のことで今までもやってきた部分ですが、意識付けによってさらに徹底したい」と話した。 -
【記者室】経営者の資質とは
経営者によるワークショップで、「経営者の資質で一番大切なものは?」との質問に、パネリストの一人は「社長が大好きと言われる社長になること」と言った。もう一人は「人間的魅力があること」と話した▼2人とも注目され各地で講演している社長だという。経営者本人に魅力がなければ、社員は付いてこない。考えることは共通している。「ぼくのことを好きになってもらう」。さらりと言っていたが、とても簡単にできることではない▼「自分の言葉が届くように言葉を磨きながら自分を磨くしかない」と話した経営者もいる。人間性を高める大切さは、経営者だけでなく皆に言えること。人の上に立つことなど考えたこともない自分自身も、学ぶべき点だ。(村上裕子)
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【高校野球紹介】(5)伊那北
基本を忠実に粘り強く、攻守に堅実なプレーをモットーとする・ス伊那北伝統野球・スが魅力。守備型のチームは先制し、最小失点で勝利することを目指す。「ここ最近の練習試合でも、先取点を取った試合を勝利する確率は高まっている」と久保村監督は自信を口にする。
右下手の田口(3年)、右上手の近藤(2年)、左上手の春日(3年)の3選手を試合に応じて登板させる考え。それぞれが練習試合で「各回の先頭バッターに四死球を出さない」を課題に取り組んできたことで、投手陣の制球力は向上したという。
チームカラーの守備は、上沼、郷頭の三遊間が中心。いずれも2年生だが堅実な選手で、監督も「ここで一つでも多くアウトを取ってほしい」と期待する。外野は走力、判断力がある強肩の中堅池田(3年)がまとめていく。
打線は、勝負強いバッティングが持ち味の4番近藤、5番尾沢(3年)に注目。この2人につなげるためにも、確実性が増したバントなどを絡めて1縲・番がチャンスメークしたい。
初戦は屋代と対戦(15日午後0時30分縲恁ァ営飯田野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は、野沢北(17日午後0時30分縲恣ッ球場)。
倉沢明秀主将
「元気挑戦甲子園!!」をチームスローガンに頑張りたい。ピッチャーを中心とした守備型のチームなので、少ないチャンスを1本ずつものにする勝負強い野球を見せたい -
伊那中 防犯教室
伊那市の伊那中学校(白鳥始校長)で3日、防犯教室があった。全校生徒約450人に対し、伊那署生活安全課の署員が、パソコンや携帯電話にかかわる犯罪の被害者にならないために注意を促した=写真。
インターネットオークションによる、摸造品販売や掲示板での誹謗中傷などの被害ケースを扱った啓発ビデオを鑑賞するなどして説明。署員は「インターネットは便利だが裏もある。被害に合わないためにも注意して」と呼びかけた。
出会い系サイトや迷惑メールなどに気を付けることを指摘。架空請求などは、高齢者が被害者になることが多かったが、最近は未成年者を標的とした犯罪が増えてきているとも話した。 -
上伊那60歳ソフトボール大会
第36回上伊那60歳ソフトボール大会が8日、伊那市の富士塚スポーツ公園グラウンドであった。14チーム、約200人の愛好者が参加し、ソフトボールの交流の輪を広げた=写真。上伊那60歳ソフトボール連盟(清水静会長)主催。
7チームずつがA、Bの2ブロックに分かれ、変則トーナメントを繰り広げた。選手らは年齢にかかわらず、ダイヤモンドを全力疾走したり、ファールボールに飛びついたりと気迫のプレーを見せた。
大会はファストピッチの試合で、毎年、夏と秋の年2回ある。春にはスローピッチの大会を開いている。
結果は次の通り。
▽Aブロック (1)駒ヶ根OBクラブA(2)高遠旧友クラブ(3)辰野蛍クラブ
▽Bブロック (1)駒ヶ根OBクラブB(2)伊那勘太郎クラブ(3)箕輪郎球南クラブ -
伊那混声合唱団 創立50周年祝う演奏会
創立50周年を向かえた、伊那混声合唱団は7日夜、伊那市の県伊那文化会館大ホールで、第40回演奏会を開いた。団員28人はこれまでの思い出の曲やOB・OG団員との合唱など16曲を披露し、その美声で50年の節目を祝う記念演奏会に集まった約800人を魅了した。
演奏は、これまでの演奏会で歌ったハイドンやモーツアルトの名曲のほか、愛唱歌や現代ヒット曲を4ステージに分けて発表。メーンステージでは、OB・OG団員35人と一緒に混声合唱組曲「筑後川」をダイナミックに歌い上げた。
同合唱団は58(昭和33)年5月、「伊那市民合唱団」として誕生した。レクイエムなどの宗教曲やポピュラーソングなど幅広いジャンルの曲をてがけては、地域の演奏会などに出演し、演奏交流の輪を広げている。
平沢誠幹事長は「50年の歴史を振り返るよいチャンスとなるが、それも踏み台にし、もっと深く、高く求めていきたい」と語った。 -
駅駐輪場の放置自転車整理
箕輪町は6日、町が管理する駅駐輪場で放置自転車の整理・確認作業をし、19日までに持ち帰るよう記した荷札を取り付けた。
駐輪場は木ノ下、伊那松島、沢の3駅。放置されていると思われる自転車を職員が1カ所に集め、19日までの持ち帰りと、持ち帰らない場合は放置物件として処理する旨を記した札をつけた。整理した自転車は木ノ下駅23台、伊那松島駅34台、沢駅7台。
放置自転車の回収は20日、警察、JR東海伊那松島駅関係者、各区衛生部立会いでする。 -
箕輪町と辰野青年会議所が災害時支援協定を調印
箕輪町と辰野青年会議所は6日、町役場で災害時における支援活動に関する協定書に調印した。
長野県内18のJCが05年にJC間で災害時の支援活動協定を締結。辰野JCは、昨年7月の豪雨災害をきっかけに、支援活動の窓口を明確化し有事に機能できるよう、関係する箕輪町、辰野町との協定締結を申し入れた。辰野町とは6月末に調印済み。
協定内容は、町が被災した場合の人的支援、物的支援の協力。具体的には復旧作業に必要な人員の派遣、救援物資及び資機材の提供など。
竹入英城理事長は、「全国に4万人以上の会員がいるのでさまざまな支援ができる体制が整っている。ニーズに合った支援活動をしたい。これをきっかけに、地域に恩返しできるよう協力したい」とあいさつした。
平沢豊満町長は、「若い力の皆さんによる温かく、頼もしい内容の締結。身近にいる皆さんに協定を結んでいただけたのは100万力。万一の時はご協力をお願いしたい。町民を代表して心からお礼申し上げる」と感謝した。
町が独自に自治体や企業、団体と災害時の支援協定を結ぶのは今回が11件目。 -
日本画を描く
箕輪町
小川節子さん「日本画・洋画・染色 三人展」を箕輪町で開いた。信州美術会、伊那美術協会、みのわ美術会で共に活動する仲間との初の個展。日本画の大作15点を出品した。4日間の会期で来場は500人余。成功裏に終わった。
「全くの素人でしょ。個展はしないと決めていたけど、70歳になって、やっても神様もお怒りにならないかなと思って。やってよかった。もうちょっと描いてみようかなと思いました」
日本画を始めたのは35年前。信州大学教育学部を卒業し、高校で家庭科を教えていた。「家庭科だけではちょっとさみしい」と思っていたところ、小説で俳人・杉田久女が、ただ結婚しているだけではつまらないと俳句を始めた話を読み、「私も何かやろう」と思い立った。小説は大変、短歌は先生が身近にいない…と考えていたころ、偶然テレビで日本画を見た。伊那市に日本画の先生のグループがあることを知り、入会した。
飯田市の先生に教えを受けた時期もあるが、現在は洋画家の柴田久慶さんに師事している。
1年にだいたい2作品描く。「大きい絵はやるぞという気になる」と、大きさは50号から80号。描きたい題材が見つかると、胸の中に入れて温め、段々掘り起こしていく。機が熟したところで、はがきの半分くらいの大きさの紙5、6枚に鉛筆で構想を描く。先生に教えを仰ぎ1枚を決めると、今度は50号を縮尺してパステルで描き、それから本番となる。
色を塗る作業も時間がかかり、作品にもよるが構想を練ってから完成まで最低3、4カ月を費やす。
自宅で描いた作品を持って行き、柴田久慶さんのアドバイスを受ける。教室では仲間と一緒に油絵を描く。「基礎訓練が大事だから」と、裸婦デッサン会にも参加する。「自分と向き合って描く時間が持てることもいい」という。
日本画県展に第2回から出品し続けてきたが、8年前、一大決心をして県展に出品。2年連続入選した。次の2年間は落選。それから2年間は出品しなかったが、仲間から「出すべきよ」と言われ一昨年に再び出品して入選。昨年も入選した。
洋画への転向を考えたこともあったが、「日本画は色がうんときれいに塗れる気がする。下に塗った色が出てくる。それが面白い」と、日本画の色に魅力を感じている。
「絵を描くことそのものは厳しくて苦しいけど、いい仲間がいて楽しい」。今は、今年の県展出品に向け作品と向き合っている。(村上裕子) -
ファミリークッキング
南箕輪村食生活改善推進協議会と村役場住民福祉課は7日、ファミリークッキングを村公民館で開いた。9組の親子がサンマを主菜にした献立を協力して調理し、味わった。
献立は「さんまのソテー きのことパプリカのソース」「トマトとキュウリのサラダ」「キャベツとたまごのふわふわスープ」「ヨーグルト入り蒸しパン」の4品。
今回は、サンマのおろし方を覚え、焼く、煮るという調理法のほかに野菜たっぷりのソースをかけて食べる献立も覚えてもらう。
参加した子どもは幼児も含め小学1年生から6年生まで15人。お母さんと一緒にサンマを三枚におろし、キュウリやトマトを切る、蒸しパンの材料を混ぜるなど皆で分担して調理した。 -
梅が里麦酒・ス誕生・スに乾杯、パーティーで祝う
宮田村の名水地ビール第2弾「梅が里麦酒」の誕生記念パーティーは、発売初日の6日夜に村内で開かれた。・スビール党・スら100人余が集まり、樽だしホヤホヤの生で乾杯。キレのあるすっきりした飲み味は好評で、関係者は「最高。定番の特産品にしていければ」と期待を強くした。
無濾過でレモン色のビールが注がれ、訪れた客はゴクゴクとのどを鳴らした。
「苦味が控え目でさっぱりした感じ。私たちにも飲みやすい」とテーブルを囲んだ女性たち。
50代の男性は「普通のビールはすぐにお腹にたまり日本酒に変えるが、これだったら何杯でもいける」と酒豪ののどもうならせた。
住民有志でつくる村おこし実行委員会が企画し、新田区の梅公園に湧き出た水を用いて近くの南信州ビールで千リットル限定醸造。
村内酒販店7店のみで取り扱い、330ミリリットル瓶500円で発売している。 -
ジュビロ磐田、中山選手が来駒
サッカーJリーグ1部J1、ジュビロ磐田の中山雅史選手ら3選手が7日、駒ケ根市を訪れ、少年サッカー教室で小学生を指導した。同市とジュビロのホームタウン・磐田市との友好都市提携40周年を記念するイベントの一環としてジュビロ磐田早太郎応援団(橋本英雄会長)が企画した。会場の赤穂東小学校グラウンドには駒ケ根市、飯島町などの少年サッカーチームに所属する小学4縲・年生の子どもたち約80人が集合。あこがれの・スゴン・スに直接コーチを受けた。
中山選手らは主にパス、トラップ、ヘディングなどの基本技術を指導。2人組になって練習する子どもたちのプレーを見て回りながら「もっと体全体を使って」、「うまい」、「OK」などと声を掛けた。時折全員を集合させ、手本となるプレーを見せると、その技術の高さに子どもたちから驚きの声が上がった=写真。子どもたちとの試合形式の練習も行われ、中山選手がゴール前でオーバーヘッド・シュートを見せると、詰めかけた保護者からも大きな拍手と歓声がわき起こった。
3選手は市内中心商店街で行われた祇園ゆかた祭にも登場し、広小路の特設会場でトークショーを開いたほか、アイ・パルいなんで開いた交流会でも市民とのふれ合いを楽しんだ。 -
最高の音楽で子どもたちを魅了、アンサンブル信州in宮田5年目の定演
宮田村を拠点に国内外の有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」の5回目の定期演奏会が7日、駒ケ根市文化会館で開かれた。昼の部には村内の小中学生をはじめ上伊那の子どもたち800人余りを招待。満席のホールは一流の音楽に酔いしれた。
年に1回、全24人の団員が集まる定期演奏会。5年目の節目となるコンサートは、団員で世界的なチェロ奏者のドミトリィ・フェイギンさんをソリストにハイドンの協奏曲をはじめ、レスピーギ、ドボルザークと名曲の数々を演奏した。
響き渡る調べに子どもたちも堪能。生音の迫力を全身で受け止め、広がる音楽の世界に親しんでいた。
一般対象の夜の部も数多くのクラシックファンで埋まった。 -
赤穂高校文化祭
駒ケ根市の赤穂高校で文化祭「第46回鈴蘭祭」が9日まで行われている。今年のテーマは「Free祭,s(フリーサイズ)」。各クラス、クラブ、委員会などがそれぞれ工夫を凝らした多彩な発表や展示を行っているほか、射的やダーツ、輪投げなどのゲームやアトラクションを行っている。一般公開は7、8日。
7日には生徒の保護者や友人らが学校を訪れ、さまざまな催しを楽しんだ。屋外の特設ステージや体育館では早食い競争やファッションショーなどのイベントが多彩に行われ、詰めかけた多くの生徒や来校者らでにぎわった=写真。
8日は午前9時から演劇、器楽、体操、声楽、吹奏楽の各部とフォークソング同好会のステージ発表などが行われる。
最終日の9日には合唱コンクール、大運動会、ファイヤーストーム、フォークダンスなどが行われる。 -
駒ケ根市民プールオープン
駒ケ根市の市民プールが7日、今年の営業を開始。オープンに先立って安全祈願が行われた。出席したのは指定管理者として昨年度からプールの管理を委託された駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)の会員など15人。市教育委員会の滝沢修身教育次長らがお神酒と塩で清めの儀式を行い、安全な運営を祈った。竹村理事長は「事故はいつ起こるか分からない。常に十分な注意を払い、市民に楽しんでもらえるように運営してほしい」と訓示した。
同プールには50メートルの大プールとひょうたん型の小プールがあるが昨年、埼玉県で女児が吸水口に吸い込まれて亡くなった事故を受けて、吸水口のふたはいずれもボルトで固定する方式に改修されている。昨年の入場者数は4358人。年ごとに天候などによる変動があるものの、ここ数年ほぼ4千人台で推移している。営業は8月26日までの予定。午前10時縲恁゚後5時。入場料は一般150円、高校性100円、小・中学生50円、未就学児は無料。 -
宮田村の少林寺拳法教室、県大会で大活躍
宮田村公民館の少林寺拳法教室(宮田道場)は、このほど松本市で開かれた県大会で、全19部門中10部門で最優秀賞を獲得する快挙を達成。11月に日本武道館で開かれる全国大会にそれぞれ県代表として出場する。
少年茶黒帯の部では、向山椋太君(宮田小5年)、西出伊吹君(同6年)のペアが緑帯の部から続けて3連覇を達成。同部門は2位、3位も宮田道場の子どもたちで上位を独占した。
向山君、西出君に原海斗君(5年)小松大和君(同)伊藤楓馬君(同)西出伊織君(3年)を加えた少年団体も最優秀賞。
「練習の時から適当にやらないように心がけた。大会では全員の息が揃った」と西出君は話した。
中学生の部では湊美咲さん(宮田中3年)、純也君(同1年)の姉弟ペアが最優秀賞。
2人に原隼也君、三浦将悟君、鞍成健人君、伊藤俊行君を加えたメンバーで出場した同団体の部でも優勝した。
湊美咲さんは「うれしかった。気合を出して全国に臨みたい」と話した。
そのほか、親子の部で西出あゆみさん、伊吹君、夫婦の部で小林隆志さん、三智代さん、一般4段以上の部で鈴木英仁さん、氣賀澤裕美さん各ペアが最優秀賞。一般団体の部も制した。
惜しくも全国大会には部門がないことから出場できないが、少年緑色の部で伊藤楓馬君、椋馬君の兄弟ペアが優勝。
少林寺を始めて2年目の松下太一君(3年)、はる菜さん(1年)の兄妹ペアも見事に最優秀賞に輝いた。 -
歩くまちづくりを提案 - 図書館で今日から提案展 -
伊那市民らでつくる団体「まちづくりぐるーぷハレ」(折橋栄一代表、10人)による「まちづくりへの提案展」が8日、市立伊那図書館で始まる。伊那市の中心市街地の活性化を目的とした「コンパクト・シティへの道」をテーマに、歩くまちづくりを提案。景観に配慮した街並み、メンバーが考える空き店舗の活用方法などをまとめたパネル約20点を展示する。
メンバーの一人、平沢真由美さんは「まちづくりについては個々で活動しているが、今回の提案展はさまざまな人の『こんな使い方がありますよ』ということが集まっている。提案なので、いい意見も悪い意見も出してもらいたい」と呼びかける。
ハレは、目に見える形でまちづくりへの提案をしていこう竏窒ニ、まちづくりに関心のある設計士、デザイナーや一般の主婦など多彩なメンバーで今年4月に発足。まず伊那市の中心市街地を調査し、どんな形があるのかを話し合ってきた結果、「歩くまちづくりが必要なのではないか」と、今回は交通計画などに重点を置いた提案をまとめた。
具体的には、中心通りは「歩車共存道路」という形で道路整備をし、車の進入は必要最少限に抑え、歩行者が歩きやすい空間とする試み、車を市街地に置いた人が気軽に街中へ移動できる廃油を使ったエコ・レトロバスの導入といったアイデアや、空き店舗を利用した自然食レストランや国際交流情報センターなど、メンバーが必要と考える施設をイメージ図とともに示す。
12日まで。入場無料。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後4時)。9日は休館日。
ハレは、まちづくりに関心のあるメンバーも募集している。問い合わせは折橋さん(TEL72・3854)へ。 -
アマランサス普及に間引き体験
健康食材として注目される雑穀アマランサスの間引き体験が7日、伊那市東春近の畑25アールであった。市内を中心に、南箕輪村、中川村などから主婦や親子連れなど30人が作業に汗を流し、間引いた若菜を持ち帰った。伊那地域アマランサス研究会・伊那商工会議所主催。
6月上旬に種まきしたアマランサスは、高さ約30センチに伸び、参加者は20センチ間隔に1本を残し、あとははさみで切った。1うね40メートルで、若菜20キロが取れるほど。
南箕輪村の伊東瑞枝さんは「栄養が高いと聞いた。苗を持ち帰って育て、料理に使ってみたい」と楽しみにしていた。
地域振興や障害者の働く場を確保しようとアマランサスを生産・販売する山岸深雪さんは「間引きは人手のいる作業で、昨年は大変だった。体験を通し、アマランサスの普及の一つになれば」と話した。食べ方は「おひたし、卵とじがおいしい」。
伊那商議所は、若菜の粉末化や若菜入りギョーザを研究し、商品化したいとした。
アマランサスの花は鑑賞用、葉や実は食用になる。葉の栄養分はホウレンソウを上回り、たんぱく質、カルシウム、鉄などが豊富で、機能性ではコレステロール低下作用などがあるという。
実は10月に収穫する。 -
伊那市民プールなどで水しぶき
伊那市の市民プールと高遠スポーツ公園屋外プールが7日、オープンし、初日は無料開放された。小学生や家族連れなどが朝から集まり、水しぶきを上げて、ビーチボールや大きな浮き輪で水遊びを楽しんだ。いずれの施設も営業は8月26日まで。
市民プールでは、開場を待つ小学生ら約40人の列が入場口にできた。開場時(午前9時)の水温は23度と温かめで、この日は悪天候だった昨年と比べて211人多い795人がプールを利用した。
開場時間は市民プールが午前9時縲恁゚後5時、スポーツ公園プールが午前10時縲恁゚後6時。外気温、水温が満たない時、台風などの荒天による閉場がある。
流水プールで遊ぶ子どもたち(伊那市民プール) -
箕輪町地区農政対策委員会総会
箕輪町地区農政対策委員会(市川隆男委員長)は3日夜、箕輪閣で開き、常任委員を委嘱し、06年度事業報告・収支決算、07年度事業計画・収支予算を承認した。
07年度事業計画は、農政対策運動の実施、農作物自然災害防止対策、農業振興対策、地域営農組織「みのわ営農」への支援、「認定農業者」の経営支援、担い手対策の実施、地域活性への取り組み、先進地視察研修など。予算総額は121万8千円。
町猟友会に依頼する有害鳥獣駆除の実績は、昨年度はイノシシ28頭、シカ43頭、クマ2頭。有害獣が増えていることから、本年度は有害鳥獣対策の駆除費用を前年度予算額より10万円増額し18万5千円計上した。
「日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する決議案」も提出し、公平な農産物の貿易ルールの実現を目指し組織の総力をあげた運動を展開する内容の決議案を議決した。 -
赤穂東小音楽会
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は6日、校内音楽会を開いた。この日のために懸命に練習を重ねてきた児童らはクラスごとに代わる代わるステージに上がり、クラシックやポピュラー、唱歌などの曲を披露。全校児童や教職員、保護者らが見つめる緊張の中で精いっぱいの合唱や合奏を響かせた=写真。
低学年児童らは元気いっぱいの斉唱や合奏を、高学年は難しい3部合唱や多くの楽器を駆使した迫力のある演奏を聴かせて、それぞれ大きな拍手を受けていた。
会場の体育館には多くの保護者が詰め掛け、ビデオカメラなどを構えながらステージでの児童らの演奏ぶりをじっと見つめていた。 -
駒ケ根市高連市長杯争奪ゲートボール大会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長))は6日、第21回市長杯争奪ゲートボール大会を同市東伊那のアルプスドームで開いた。各地区から16チーム、計約120人が出場し、4ブロックに分かれて総当りリーグ戦を行った結果、市場割チームが優勝を果たした。
不慣れな参加者も楽しめるように竏窒ニ、第1ゲートを2回通過できなかった選手は3回目は通過とする(得点には計算しない)竏窒ネどの特別ルールが採用された。参加者は仲間同士で相談しながら、笑顔で楽しそうにプレーしていた。
上位は次の通り。
(1)市場割(2)中山A(3)大曽倉 -
トヨセット駒ケ根工場しゅん工披露式典
オフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけるトヨセット(富岡靖明社長、本社愛知県安城市)が昨年度から建設を進めてきた駒ケ根工場(北の原工業団地)と駒ケ根流通工場(大田原工業団地)の施設が完成し6日、駒ケ根工場で披露式典が行われた。中原正純市長をはじめ村井知事など各界の来賓を招き、鏡開きなどで完成を祝った=写真。富岡社長はあいさつで「安城工場の設備の老朽化などから新設を計画した。駒ケ根市は豊かな大自然の中にあることから、工場も景観や環境に配慮した設計とした。地域とともに発展していきたい」と述べた。
駒ケ根工場は敷地面積約3・9ヘクタールに鉄骨2階建て(一部3階)工場棟(延べ床面積約2万9千平方メートル)、駒ケ根流通工場は敷地面積2・4ヘクタールに鉄骨平屋建て(一部2階)工場棟(延べ床面積約1万3千平方メートル)がそれぞれ完成した。今後生産設備を搬入、設置し、稼動開始は共に10月末を見込んでいる。従業員規模は約100人の予定で、地元採用社員は10月までに60人とする計画。このうち、既に採用された39人は現在安城工場で研修している。
駒ケ根工場は一定以上の規模の工場新設などに助成金を交付する県の「ものづくり産業応援助成金」事業に認定されている。同社は工場稼動後、来年3月までに環境基準の国際規格取得などの条件を整えた上で助成金交付を申請する予定で、最高額の3億円の助成を得られる見通し。