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消防操法大会で女性団員が初披露
駒ケ根市消防団の操法大会は17日開き、女性団員8人が初めて小型ポンプ操法を披露した。審査対象ではなかったが、男性団員顔負けの高い技術力を見せつけた。
女性団員は3年前に発足し、現在は会社員や市職員など20歳代の10人。
普段は広報業務が主だが「4年目を迎え私たちにできることを自分たちで探そう」と、ポンプ操法の挑戦を決意。5月17日から平日の早朝と週末、都合がつく夜間にも練習を積んできた。
2チームを構成して出場した本番では気合十分。本来の競技では女性は軽量のホースを用いるが、この日は男性と同じ装備にも関わらず、見劣りしないキビキビとした連携を発揮した。
会場からは「放水時も体のブレもなく素晴らしい」など、どよめきも。
指揮者を務めた斉藤穂奈美さん(24)は「朝早く起きてのダッシュなど練習はつらかったが、それ以上の感動があった」と話した。
女性の消防ポンプ操法大会の県大会は今年下伊那郡喬木村が会場。8人は出場するか決めていないが、滝澤稔副団長は「練習を続けていけば好成績も期待できる。今回の披露は男性団員にとっても良い刺激になったはず」と、女性団員の生き生きとした姿を見守っていた。
操法大会各部門優勝は次の通り。
▽ポンプ車=1分団2部(北割)▽小型ポンプ=1分団3部(同)▽ラッパ=5分団▽救護=5分団 -
上伊那産の竜峡小梅で梅酒仕込み
宮田村新田区の本坊酒造信州工場で18日、地元上伊那産の竜峡小梅のみを使用した梅酒の仕込み作業が始まった。
4年目の梅酒生産を迎え、今年は4トンの小梅を使用。ホワイトリカーに約3カ月間浸けて、熟成期間を経て製品化される。
この日はもぎたての小梅が選果場から持ち込まれ、手作業で丁寧に洗浄。乾燥させてホワイトリカーが入るタンクに投入した。
仕上りにブランデーを調合する「伊那谷の梅酒」は今まで県内限定発売だったが、竜峡小梅特有のフレッシュな味わいが好評のため7月中旬からは全国発売も予定。
生産量も3縲・倍増の年間2万本程度を見込んでおり、同じく首都圏などを中心に出荷する「竜峡梅酒」とともに伊那谷発信の梅酒として展開していく。 -
トップストーンJr伊那谷初の栄冠、全国へ
小学生サッカーの全日本少年サッカー県大会は17日に決勝戦などを松本市のアルウィンで開き、宮田村のトップストーンジュニアがPK戦を制して初優勝。伊那谷勢として初めて全国大会(8月8日縲恤沒⑪ヴィレッジ)への切符を手にした。将来を見すえて幼児から取り組む長期の強化策が花開き、常に高い目標を掲げたイレブンの夢が結実した。
決勝の相手は優勝候補の豊科南を2ゴールで撃破した長野市の裾花。再三のピンチも古河原主将が統率する守備陣が踏ん張り、ゴールを割らせずPK戦に突入した。
思いっきりの良いシュートが連続して決まり、この日好セーブを連発したGK宮下はPK戦でも反応して得点を止める活躍で勝利の原動力に。
「きょうのMVPは宮下とDF陣。技術もタレント性もある攻撃陣に比べると目立たないが、本当に気持ちを高めて努力した」。幼少の頃から、彼らを見守ってきたトップストーンの杉本雅史理事は笑顔でたたえた。
トップストーンはサッカーの総合クラブチームとして、幼少から社会人まで各カテゴリーのチームを持つ。
優勝を果たしたイレブンの主力は、保育園の「キッズ」や小学校低学年から加入。常に上の学年と競い合いながら、長期的な視野で実力をつけてきた。
県下64チームが出場した昨年の新人戦は優勝。イレブンは「全国」をとらえ、今大会に臨んでいた。
県のトレセンにも選ばれる得点力のあるFW木下、MF下平、三好の攻撃陣は魅力的だが、ボランチと3バックの強固な守備陣は今大会も6試合で失点2点と実力を証明した。
上手なチームメイトに追いつけ、追い越せと練習を続けてきた選手たち。「集中力が高く、夢を実現させる力が彼らにはある」と細田文徳総監督は、全国の舞台でも得意のつなぐサッカーで勝機を見出す。 -
おてて倶楽部が黒沢集落探検
伊那市高遠町長藤で17日、河川状況などを調査する「黒沢集落探検」があった。田舎生活体験を企画する「おてて倶楽部(クラブ)」主催。県内外から8人が集まり、地元住民から農具の説明を受けたり、水源を上流にたどった。
ある農家では、水田の草刈り機やあぜたたきなどの農具、養蚕で使った道具を見学。「ここら辺は水田が広がっていた。なかなか水を見に行けず、上段にヒエを植え、下段に米を作っていた」「養蚕は盛んで、現金収入の唯一のものだった。終戦当時、綿よりも絹のほうが身近にあった」と生活の様子を交えながら、道具の使い方などを説明した。
奈良県の女性(62)は、住民の知恵が生活に生かされていることに感心していた。
そのあと、参加者は「鉢伏」「鎌立」の2グループに分かれ、水源の上流を歩きながら、川の様子や身近な地域資源などを調査した。
おてて倶楽部は、黒沢集落をフィールドに、年間を通して月1回(1泊2日)、川遊びやキノコ狩り、しめ縄作りなどを計画。次回は7月7、8日で、漆くい塗り・藍生葉染めに挑戦する。
月会員の場合、会費は大学生以上3200円、中高生2300円、小学生1600円、小学生未満無料。
問い合わせは、おてて倶楽部の宇野俊輔代表(TEL96・2207)へ。 -
手づくりの演奏会「レクイエム」合唱団発足
来年6月の手づくりの演奏会「レクイエム」に向け、17日夜、伊那市生涯学習センターで発足式があった。公募した団員が顔をそろえ、早速、練習に入った。
団員は伊那谷をはじめ、昨年の「第九」演奏会で交流のあった木曽など約180人。地元出身で千葉県在住者もいる。「第九」の影響から、これまでに比べて参加者は40人ほど増えたという。
レクイエムはフォーレ作曲で、伊那谷では初演となる。今回、オーケストラの要望も取り入れて選曲した。
発足式に続き、参加者は楽譜を見ながら、ピアノ伴奏に合わせて練習。ラテン語の歌詞を区切り、指導を受けて歌った。
練習は08年1月まで月1回のペースで開き、2月からは月2回となる。5月からオーケストラやソリストとの合同練習に入る。
手づくりの演奏会は、県伊那文化会館開館記念で演奏した「第九」以来、2縲・年に1度、演奏会を開いている。 -
駒ケ根市で深夜物置火災
18日午前零時ごろ、駒ケ根市赤穂福岡の公務員伊藤泉さん(44)方のスチール製簡易物置(約4平方メートル)から出火。物置内のごみなどの一部を焼いて零時13分に鎮火した。
物置には火の気はないことなどから、駒ケ根署は不審火の疑いもあるとみて捜査している。 -
竹とんぼ競技大会IN駒ケ根
「第6回竹とんぼ競技大会IN駒ケ根」が16日、駒ケ根市の東伊那小学校グラウンドで開かれた。農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」主催。上伊那各地や遠く県外から子ども31人、大人32人が参加し、青空の下でそれぞれの手製の竹とんぼを手に飛距離と滞空時間を競った。
出場者は緊張した表情で位置につき、時折吹く気まぐれな風も味方につけようと慎重にタイミングと方向を見計らって思い切り竹とんぼを飛ばした=写真。竹とんぼが風に乗って高く舞い上がると、見つめる人たちから「もっと飛べ」「行け」などと大きな声援がわき起こっていた。
競技前には竹とんぼ作り講座が開かれ、参加者は材料の竹を微妙にねじったり削ったりして自分だけの竹とんぼを作っていた。
上位は次の皆さん。
◆子どもの部(純竹)▼飛距離(1)牧野円佳16メートル78(2)小牧弘季(3)小林悠▼滞空時間(1)田中しんご6秒80大会新(2)北沢久遠(3)清水千晶
◆女性(純竹)の部▼飛距離(1)下島秀子21メートル74(2)北沢光恵(3)小林祐子▼滞空時間(1)下島秀子4秒53(2)北沢光恵(3)小林祐子
◆大人(純竹)の部▼飛距離(1)田幸重彦58メートル15大会新(2)三浦征則(3)山田敏雄▼滞空時間(1)田幸重彦12秒08(2)三浦征則(3)清水克之
◆大人(象嵌)の部▼飛距離(1)小池信治68メートル17大会新(2)三浦征則(3)清水克之▼滞空時間(1)三浦征則19秒38(2)清水克之(3)久保村隆 -
上伊那地区の県税収入が4年連続で増収
県はこのほど、06年度県税決算見込み額をまとめた。上伊那地方事務所管内では、前年を14億7382万円(16・1パーセント)上回る106億5406万円となり、03年度から4年連続で増収となった。
内訳で見ると、最も大きいウエートを占める法人二税(法人県民税、法人事業税)で、製造業を中心とした企業の収益増に伴なって10億4533万円(19・1パーセント)伸び、65億2427万円となったほか、個人県民税(32億531万円)、不動産取得税(5億2387万円)も増収となっている。一方、個人事業税、ゴルフ場利用税、軽油取引税などは減収。
収入歩合は前年度を0・4パーセント上回る95・7パーセントとなったが、未収金は3億2339万円となっており、累積未収金は3億円を超えている。
県全体では前年度比で6・4パーセント増の2246億2527万円となる。 -
亀万が新製品「梅大福」を発売
伊那市高遠町の和菓子店「老舗亀まん」はこのほど、大粒の梅を使った新製品「梅大福」を発売した=写真。
これから迎える暑い季節にさっぱりとした味と触感を楽しんでもらおう竏窒ニ、粒あんの大福の中に、歯ごたえのある甘酸っぱい大粒の梅を種を抜いて1粒まるごと包んだ。
大粒のものをまるごと包んでいるため、通常の大福よりサイズは大きめ。しかし、梅の酸味を加えることであっさりとした甘さとなっている。また、皮には粘りとコシのある白毛もちの粉を使用。皮と粒あんの柔らかさと梅のかりかり感が一体となった絶妙な触感も楽しめる。
同店の平沢智美さんは「大粒の梅を使った食べごたえのある一品。暑い時期にも清涼感を感じながら和菓子を楽しめるのでぜひ味わってみてほしい」と話していた。
価格は1個180円。
本店のほか、伊那市日影の支店「万壽庵」でも購入できる。
問い合わせは亀まん(TEL94・2185)へ。 -
8月に南大東島の子どもたちが再伊して大東太鼓、島唄のコンサートを開催
伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが、今年も伊那市にやってくる。メンバーは05年に伊那市を訪問し、大東太鼓と島唄を披露した「大東太鼓碧会」とボロジノ娘たち30数人。もう一度伊那で演奏したい竏窒ニ太鼓練習を続けてきた高校生と、今年初めて来伊する小、中学生が伊那を訪れ、コンサートに臨む。碧会の川満広司会長は「台風でもまれた島の子の明るさを見てもらえれば」と来場を呼びかけている。
青パパイヤが取り持つ縁で始まった南大東島民と伊那市民との交流も今年で3年目。昨年は南大東村の事業として島の小学生たちのホームステイと伊那西小学校児童らとの交流が実現。子どもたちにとって島とはまったく異なる伊那で生活した経験が、その後の人生の励みとなるような貴重な体験となっているという。
一昨年も伊那でコンサートをした高校生たちは現在、南大東島を出て沖縄本島にある高校へ通っている。別々の高校へ進学し、離れ離れとなってしまったが、「もう一度伊那に行こう」という思いで練習を重ね、渡航費もためてきた。また、これまでの舞台公演でためたお金の一部を渡航費に充てる予定で、南大東島、伊那市双方の住民でつくるコンサート実行委員会のスタッフらは、経済的な面からもさまざまなことを学んでほしいとしている。
両面打ちの八丈太鼓を使う大東太鼓は、演奏者の感性によって曲を展開していくため、その時々で曲の長さも雰囲気も異なる。子どもたちが熱のこもったステージを繰り広げた一昨年は、感動して帰る観客も多かったという。また、島唄を披露するボロジノ娘は前回、インフルエンザのためにこれなかったメンバーも多かったが、今回は3年前に来れなかったメンバーと新しいメンバーがパワーアップしたステージを繰り広げる。
コンサートは8月3日の午後7時(開演は午後6時半)から、伊那市の県伊那文化会館で開く予定で、チケットは前売りで大人(中学生以上)千円、小人500円(当日は大人1500円、小人700円)。伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームなどで取り扱っている。
問い合わせはグリーンファーム(TEL74・5351)へ。 -
よりあい東春近会議がウォーキングロード創設に向けた選定作業
堤防を歩きながら地域の魅力を再発見しよう竏窒ニ、三峰川・天竜川堤防沿いから東春近上段地区に続く「ウォーキングロード」創設に取り組む「よりあい東春近会議」(戸田政光代表)は16日、コースの選定作業をした。地域住民約20人が参加し、自転車や徒歩で想定コースを移動。景色の良いスポットや利用方法などを模索しながら、地区内を1週した。
住民主体の地域づくりを目指して東春近地区に関するさまざまな活動を展開している同会議。今年、地区内に流れる天竜川、三峰川沿いの堤防に着目し、健康増進とともに多くの人に東春近地区にある美しい景色の魅力を伝えていくためのコースを創設する。
この日は、実際に想定コースを下見。500メートル間隔で印を付けながら、景色の良い場所などを確認。
「ここには桜を植えたらいいんじゃないか」などと思い思いの意見を出し合った。
また、松くい虫被害が進行する東春近上段地区では、その被害状況を確認。同会議は今後、松くい虫被害対策として「オオムラサキの郷づくり」を構想しており、アカマツの代わりにオオムラサキの幼虫がえさとするエノキなどの広葉樹を植えていきたいと考えている。
今後は、コース内に案内板などを設置する予定で、選定したコースは同会議が発行する「よりあい通信」で、地域住民にも紹介していく。 -
しんわの丘ローズガーデン見ごろ
伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」で、赤や黄、オレンジなど色鮮やかなバラが見ごろを迎えた。1日のグランドオープンから日を追うごとに、夫婦連れやアマチュアカメラマンなど入園者が増えている。
園内では「アンネのバラ」をはじめ、大輪が咲きそろい、バラの香りが漂う。中央アルプスや市街も望むことができ、入園者は写真を撮るなどゆっくりと散策。
市内美篶の主婦(57)は「花の丘公園の桜に続いてバラが咲く。花を見ながら周辺をウォーキングし、温泉に入るのが楽しみで来ている」と話す。
ローズガーデンは花の丘公園西側(敷地面積8千平方メートル)。園内には108種、4380本あり、開花は例年並み。多品種のため、10月ごろまで楽しめる。今月20日ごろには、国道152号線から赤やピンクに染まるのが見えるという。
高遠町上山田に工場を構える精密機器メーカーが整備。伊那市へ引き渡し、市振興公社が管理している。04縲・5年度に整備した第1期分は見ごたえがあるが、第2期分(06縲・7年度)の木はまだ小さい。
入園無料。 -
父の日贈り物作り
南箕輪村図書館と村公民館は16日、「父の日のおはなしむらと贈り物作り」を村民センターで開いた。親子33人が「お父さんビックリ!マジックカード」作りに熱中した。
カードは両側から開くことができる。開いたときに右側にお父さんの絵、左側にメッセージがある場合、反対側から開くと絵とメッセージが入れ替わる。
子ども達は堀薫公民館長に教わりながら、カードの画用紙と不思議な仕組みの“種”となる細長い紙を1カ所ずつ丁寧にのり付けした。
どんな仕上がりになるのか不思議そうにしていた子ども達は、自分で両側から交互に開き、「開いた」「おもしろい」と満足した様子。緑、オレンジ、黄色など7色の紙から好きな色を選んでメッセージと絵を書き、カードにはって完成させた。
1人で参加した小学生の女の子は、「お父さん、びっくりすると思う」とうれしそうに話していた。 -
南信高校総体水泳競技大会決勝記録
南信高校総体水泳競技大会決勝記録(16日・諏訪市すわっこランド屋外プール)=上伊那関係分
【男子】
◇個人▽50メートル自由形 (7)小林稔(伊那北3)29秒51(8)荒木優輔(赤穂1)29秒61▽100メートル自由形 (6)荒木優輔(赤穂1)1分02秒97▽200メートル自由形 (6)阿部智之(箕輪工業1)2分20秒60▽100メートル背泳ぎ (2)中村航平(伊那弥生1)1分08秒73▽200メートル背泳ぎ (2)中村航平(伊那弥生1)2分31秒38▽200メートル平泳ぎ (8)田畑涼介(伊那弥生1)3分48秒31▽100メートルバタフライ (3)小野貴史(伊那北2)1分08秒86(4)北村歩(伊那北2)1分08秒97(6)石川猛(上伊那農業2)1分14秒07▽200メートルバタフライ (1)北村歩(伊那北2)2分41秒94(2)小野貴史(伊那北2)2分41秒97(3)宮坂光男(上伊那農業2)2分58秒99▽200メートルメドレー (3)阿部智之(箕輪工業1)2分30秒30(5)増沢匠(伊那弥生3)2分38秒06
◇リレー▽400メートル (5)伊那北(北村歩、小野貴史、小林稔、中島航太朗)4分24秒38(6)上伊那農業(宮坂光男、小沢遼、石川猛、清水匠)4分54秒87▽400メートルメドレー (5)伊那北(小野貴史、小林稔、北村歩、中島航太朗)4分56秒10(6)伊那弥生(中村航平、堀尚樹、増沢匠、桃沢雄輝)5分03秒93
◇総合順位 (5)伊那北44点(6)伊那弥生25点
【女子】
◇個人▽50メートル自由形 (1)伊沢彩美(上伊那農業2)30秒01▽400メートル自由形 (3)春日悠乃(伊那弥生3)5分13秒96▽800メートル自由形 (2)春日悠乃(伊那弥生3)10分47秒91▽100メートル背泳ぎ (1)宮沢春菜(赤穂2)1分15秒64(2)伊沢彩美(上伊那農業2)1分15秒87▽200メートル背泳ぎ (1)宮沢春菜(赤穂2)2分43秒37▽100メートル平泳ぎ (1)高見奏(伊那北2)1分22秒51(2)麻野裕絹(赤穂3)1分25秒24(8)田辺澄(伊那北1)1分34秒56▽200メートル平泳ぎ (1)高見奏(伊那北2)2分54秒02(2)麻野裕絹(赤穂3)2分55秒27(8)田辺澄(伊那北1)3分28秒25▽100メートルバタフライ (1)小松原彩香(赤穂2)1分05秒08=大会新(2)松田理緒(赤穂1)1分14秒97▽200メートルバタフライ (1)小松原彩香(赤穂2)2分25秒77▽200メートルメドレー (2)名和かすみ(伊那弥生3)2分39秒23(4)松田理緒(赤穂1)2分54秒68▽400メートルメドレー (2)名和かすみ(伊那弥生3)5分41秒40
◇リレー▽400メートル (1)赤穂(小松原彩香、松田理緒、麻野裕絹、宮沢春菜)4分23秒93=大会新▽400メートルメドレー (1)赤穂(宮沢春菜、麻野裕絹、小松原彩香、松田理緒)4分54秒02
◇総合順位 (1)赤穂90点(7)伊那弥生27点(8)伊那北18点
※各競技の上位4位内、又は標準記録を突破した選手らは県大会(30日竏・月1日、飯田市・アクアパーク飯田)に出場 -
南信高校総体水泳 上伊那勢は女子大活躍
南信高校総体水泳競技大会は16日、諏訪市のすわっこランド屋外プールであった。上伊那勢は、女子の100メートルバタフライで小松原彩香(赤穂2)が1分05秒08、女子400メートルリレーで赤穂(小松原、松田、麻野、宮沢)が4分23秒93のタイムでそれぞれ大会新記録を樹立した。
同地区から19校、108人(男子65人、女子43人)が30種目に出場。各種目の上位4位、または標準記録を突破した選手は、県大会(30日竏・月1日、飯田市・アクアパーク飯田)に出場する。 -
伊那まつりやる気会議が提言
伊那市の市民有志でつくる「伊那まつりやる気会議」(小池真一座長)は15日、伊那まつりの活性化を目的とした「伊那まつり提言書」を同祭実行委員会の宮嶋次郎委員長に手渡した=写真。同実行委員会は、提言された内容を検討し、祭に生かしていく。
同会議は、自由な立場から祭を盛り上げるために集まった有志15人ほどで構成。本年度2回の会議で、市民おどりの活性化、行燈による祭の演出などについて話し合った。小池座長は「(前年は中止だったため)市町村合併後初の祭に目玉イベントを盛り込みたい」と話した。
提言内容は、市民おどりコースの変更、市民おどりコンテスト実施、手作り行燈へ企業名表示、循環バスの利用促進など24項目。祭の35回記念イベントとして、NHK大河ドラマ「風林火山」で由布姫役の柴本幸さんの招待も提言に盛り込んだ。 -
大切な里山を協働で整備、宮田村育樹祭、
宮田村育樹祭は16日、新田区の水源地一帯で開いた。村職員と住民が協働。周辺山林の除伐と下草刈りを行い、遊歩道「こもれ陽の径」に案内看板を設置した。
約50人が参加し、各班に分かれて作業。一帯は近年、野生動物が出没して被害もあることから、里山を整備して観光資源としても見直そうと汗を流した。
渓谷美豊かな黒川沿いに散らばり、草刈り機などを用いて生い茂った草木を伐採。案内看板は遊歩道12カ所に設置した。
「協力していけることは、これからも続けていければ」と参加者は話していた。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は20、21日にある。質問者は9人。質問要旨は次の通り。
原司宣議員 (1)村長の施政方針と進ちょく状況(2)村の防災体制
孕石勝市議員 (1)消防、防災体制の整備
高見利夫議員 (1)年金問題の支援策(2)防災対策(3)農業政策
原悟郎議員 (1)入札制度の改正(2)大芝高原の活用及び整備
山口守夫議員 (1)地区(区)組織の強化(2)交通安全(3)大芝高原の維持・管理
山本昭子議員 (1)国道153号伊那バイパス事業の進ちょく状況並びに今後の見通しと関連事業(2)県道改良事業(3)急傾斜地等の対処
小坂泰夫議員 (1)組外世帯の対応策
三沢澄子議員 (1)定率減税廃止による増税と対応(2)子育て、福祉、教育を村政の中心に(3)後期高齢者医療制度の問題点
久保村義輝議員 (1)福祉・介護制度の改善(2)ごみ処理の現状と改善への取り組み -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で15日、2日目の一般質問が行われた。福岡で現在工事中の伊南バイパス沿線に食品や衣料などを扱うスーパー「ベイシア」とホームセンター「カインズホーム」が合計店舗面積1万平方メートルに及ぶ新店舗を出店する計画があるとする情報を受けて4月、市長、市議会議長が断固反対の共同声明を出した問題のその後について宮沢清高議員が質問した。中原正純市長は「引き続き状況の把握に努めている段階」として、今のところ情勢に大きな変化がないことを説明した上で「市にとって看過できない問題であり、まちづくりの理念にもそぐわない。秩序ある発展に悪影響がある超大型店の進出は断固阻止する」として出店に反対する立場をあらためて強調した。
下平順一議員が、子育ての指針として市が策定する「こまがね子育て10か条」の制定後の具体的対策について質問したのに対し中原稲雄教育長は「市内の保育園・幼稚園長や小・中学校長が、それぞれの運営理念に取り入れてくれることを期待したい。地域や市民に対しては、市のホームページや市報のほか、保護者会やPTAなどを通じて浸透させ、啓発に努めていきたい。実践的な行動目標として生かしていってほしい」と述べた。
「竏・0か条」は市民らによる策定委員会の審議を経て5月に案が作成され、現在制定に向けての最終段階に入っている。条文は『アルプスに 響くあいさつ 心が通う』、『ほめてしかって抱きしめて 目を見てうなずき 最後まで』、『つけっ放しに御用心 テレビやゲームは時間を決めて』、『外遊び 群れ遊び 自然に身につく がまんやルール』などが並んでいる。 -
駒ケ根市社協が訪問介護員養成研修開講
駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)は15日、07年度訪問介護員養成研修(2級課程)をふれあいセンターで開講した。市内の男女20人が参加し、日程などについて説明を受けた後、第1回の講義として上田市のリハビリテーションセンター鹿教湯病院の市川英彦名誉院長による「福祉理念とケアサービスの意義」を聴いた。参加者は初回とあって、やや緊張した表情で話を聴いていた=写真。
研修は8月31日までの全21回。市内外の医療や福祉関係者などを講師とした介護についての知識や技術などの講義を中心に進められるほか、終盤では市内の福祉施設での介護実習や見学なども行われる。
開講式で北沢会長は「少子高齢化が進み、介護の必要者がさらに増えていく中、崇高な精神をもって受講される皆さんに感謝する。頑張って全員修了してほしい」とあいさつした。 -
みはらしの湯で蒼花会の手描き染め展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で30日まで、蒼花会(宮下梨花代表)の伊那、駒ヶ根教室のメンバー9人による手描き染め作品展が開かれている。色鮮やかな花々が描かれたTシャツやブラウス、額縁など約40点が、訪れた入浴客の目を楽しませている=写真。
蒼花会は例年この季節に合わせてみはらしの湯で作品展を開き、希望者への作品販売もしている。今年も初心者から足掛けで10年以上のベテランまでが思い思いの作品を出展。気軽に購入できる市販のTシャツやブラウスをベースに、素材に合った構成で図柄を描くことなどを心がけている。
宮下代表は「普段手描き染めというと着物などで使われることが多いが、ここでは生活の中で気軽に生かすことをモットーにして作品づくりをしている。普段着からよそ行きまで、さまざまな作品があるので見てほしい」と話していた。
また、現在同施設では毎週日曜日にラベンダー風呂を実施しているほか、17日は先着100人に父の日プレゼントする。 -
伊那市日影
助産師
池上道子さん(51)お産は初めての人なら10時間以上はかかる大仕事。でもそこで、「あなたには産める力があるんだよ。自然に生まれてくるから大丈夫だよ」って言ってあげるのが本当の助産師の仕事だと思うんです竏秩B
病院の産婦人科に27年間勤務した後、自宅の一角で助産所「ドゥーラえむあい」を開いた。助産所での出産は医療や薬を用いない自然分娩のみが対象。出産時に異常がないようにするためにも、妊娠中の体調管理や不安解消などにも十分気を配り、万全の状態で出産に臨めるようにケア。出産後も、おっぱいや発育などさまざまな面から継続的に母子を支援している。
「ここならぐちも聞いてあげられるから、食事のケアができていないお母さんがいた時にどうしてそれができないかなどといった細かい状況も聞くことができる。『ちゃんと食べていない』なんて話を聞くと、心配で自分の家で作ったお惣菜を持って訪ねていったりするんです」と語る。
◇ ◇
病院でのお産は清潔を保つためのガウン、マスク、手袋、帽子、ゴーグルが必須だった。また、安全への配慮から、家族であっても幼い子どもはまず出産に立ち会えない。
衛生、安全面に十分配慮しなければいけないことは理解できる。しかし、もともと出産は自然の現象。これから出産に臨もうとしている女性たちはただでさえ不安を抱えており、家族や助産師の励ましが何よりの活力になる。さらに病院では1日に見なければならないお産の数は日増しに増え、自分の担当した母子がその後どうしているかなど分からない状況。
もっと一人ひとりのお産としっかり向き合いながら病院の中では手の届かない部分までケアできれば竏秩Bそれが開業を決意したきっかけだった。
◇ ◇
開業から3年、自宅出産も含めて33人のお産にかかわり、元気な産声を上げる赤ちゃんの姿を見てきたが、赤ちゃんの誕生と同時にそこにいるみんなが涙を流し、感動する姿は変わらなかった。
「助産師は感激の仕事。この前もお母さんの出産に立ち会った1歳の子が頑張っているお母さんに『ちゃちゃ』っていってお茶を飲ませてあげていた。そういう姿を見るとこっちが感動します。病院にいる時には、死産や奇形で生まれてくる子、具合が悪くて数時間で亡くなっちゃう赤ちゃんも見てきました。でも、医療の手を加えないで自然に生まれ、元気に育っていく赤ちゃんもたくさんいる。『本当の手助けとはなんだろう?』って考えた時に、自然に生まれてくることを後押ししてあげることなんじゃないかなって思った。地域に助産師が増え、連携できる体制を整える中で、お母さんたちにも『お産は自分たちの力でできる』と思ってもらえるようになれば」 -
あるしん元支店長ら不祥事
アルプス中央信用金庫(渋谷敦士理事長)の複数の営業店で、元職員4人がそれぞれ顧客の預金を長期にわたって横領するなど不祥事が発覚した。横領等の総額は1136万9千円で、発覚後、身内から全額弁済され、顧客への被害はなかった。関東財務局への不祥事の報告を怠り、法令等遵守態勢、経営管理体制に問題があるとして、15日、業務改善命令を受けた。記者会見で発表した。
渋谷理事長は「事実を厳粛に受け止め、深く反省し、今後、改善命令の趣旨を業務に反映できるように対処する」とわびた。進退について「組織のトップとして管理責任は認識している」と述べ、22日に開く通常総代会で報告してから明らかにする。
事件は4件(4支店)で、05年4月縲・7年3月に発覚したもの。A支店長代理=当時(47)=はギャンブル目当てにATM(現金自動預入支払機)から現金を抜き取った。B支店長代理=同(41)=は定期積金の集金額の一部を着服。C支店長=同(51)=はあるしんの外郭団体の預金口座から着服。D店一般職員=同(23)=は店内ATMの故障で、現金照合時に現金過剰となり、個人ロッカーに保管していた。定例の内部監査や人事異動による引き継ぎなどでわかった。
渋谷理事長は法令場の届け出義務があることを認識していたが、事故金額が弁済され、事故者に余罪がなく、将来の芽を摘んではいけないなどの理由から、届け出にちゅうちょしたと説明した。
再発防止策として▽法令・コンプライアンス遵守監視委員会の新設▽部店長と職員との定期的な面談▽内部監査強化のための監査部の人的充実▽金融機関職員としての自覚の向上竏窒ネど8項目を挙げた。 -
総合計画審議会
伊那市総合計画審議会が15日、市役所であった。総合計画は行財政運営の指針で、市長からの諮問を受け、08年7月に答申する予定。
総合計画(09縲・8年度)は、まちづくりの方向性を示す「基本構想」、基本構想に基づいて市政運営を総合的、計画的に進める「基本計画」、基本計画に示した事業の具体的な実施内容を明らかにする「実施計画」で構成。合併協議の新市まちづくり計画(05縲・5年度)を踏襲する。これまで目的の達成度が明確でなかったため、政策目標の成果を明らかにするまちづくり指標を設定する。
小坂市長は「合併して1年が過ぎ、おおむね順調である。10年間のあるべき姿を審議し、具体的に主要なことを示していただきたい」とあいさつ。
委員は市議会、地域、各種団体、公募など23人で、会長に市議会の下島省吾議長を選んだ。
初回は、市側が総合計画の役割、スケジュールなどを説明。策定に当たり、戦略性の高い地域経営の視点、市民の一体感の醸成などを重点に置く。
庁内に設けた検討組織で原案を作成し、9月に基本構想、来年1月に基本計画をそれぞれ審議会に諮問する。
地域や各種団体などから意見を聞き、計画に反映していく。
会議内容などは市のホームページで公開する。 -
伊那防犯協会連合会が定期総会
伊那防犯協会連合会(会長=小坂樫男伊那市長)の定期総会が15日、伊那公民館であり、07年度事業計画、予算などを原案通り可決した。総会前には防犯活動に貢献し、県防犯協会連合会賞などを受賞した6人、2団体を表彰した。
本年度は「安全・安心を実感できる地域社会づくり」を目標にかかげて活動。防犯意識高揚のための事業、防犯ボランティア活動に対する支援事業、少年の健全育成に対する支援事業竏窒ネど5事業を計画重点とした。
表彰された個人、団体は次の皆さん。
【県防犯協会連合会功労】▽個人=山下末廣(伊那防協連合会)
【伊那防犯協会連合会功労】▽個人=堀田弘子(伊那市防協)赤羽要(美篶地区防協)唐沢千春(高遠地区防協)池上啓子(伊那エンジェルス隊)福沢秀美(伊那エンジェルス隊)▽団体=箕輪東小学校みまもり隊(代表・丸山全二)箕輪南小学校みまもりたい(代表・中村喜男) -
伊那まつりのポスター決まる
伊那市の「第35回伊那まつり」ポスター原画審査会は15日、市役所であり、市内の中学2年生から募った作品から最優秀賞1点、優秀賞6点、佳作33点が決まった。最優勝賞はに、市イメージキャラクターの「イーナちゃん」と竜、花火を独自のセンスで描いた高遠中学校の伊藤理図さんの作品が選ばれた。
「イーナちゃん」や新市の市章などを題材にした作品を中心に全6中学校から388点が集まった。原画は、伊那まつり実行委員会総務広報委員、教育長ら約20人が意見を交わしながら審査した。
審査員の一人の高遠高校美術科教諭の北原勝史さんは、最優秀賞作品について「イーナちゃん、竜、花火を題材にした作品が多い中で絵画的に描かれているのがよい。工夫しているし、申し分ないおもしろさがある」と評価した。
最優秀賞、優秀賞に選ばれたのは次の皆さん。
▽最優秀賞=伊藤理図(高遠中学校)▽優秀賞=久保村佳音(伊那)伊藤里美(伊那東部)菊島諒奈(春富)塚越涼太(西箕輪)長谷川道華(高遠)西村ひかり(長谷)
伊那まつりポスター最優秀賞・伊藤理図さんの作品 -
山室写真倶楽部が定例作品展
上伊那地区の写真愛好者でつくるサークル「山室写真倶楽部」は23日まで、伊那市の市立伊那図書館展示ホールで定例作品展を開いている。「光・彩」をテーマにメンバー7人がそれぞれの思いで取り組んできた力作約50点を並べている。入場無料。
デジタルカメラや銀塩(フィルム)カメラで撮影した作品は、風景や人物、植物などをさまざまな視点から捉えて表現している。手荷物を持った人、紫煙をくゆらす人、急ぎ足でホームを走る人など、電車を利用する人々の行動を6カットで捉えた写真などがある。
ネコやサル、シカなどの動物を題材とした作品もあり、「サルの表情がまるで人間みたい」などと興味深く観察する来場者もいる。
同サークルは発足6年目。同市立図書館で毎年、春と秋の計2回の写真展を開いている。
月曜日は休館。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後4時)。 -
宮田村の名物丼がコンビニ弁当に
宮田村の名物丼がコンビニ弁当に‐。コンビニ大手のサークルKは、宮田村に誕生した名物丼を弁当として製品化し、秋にも県内の120店舗で販売を予定する。名物丼の開発、販促に取り組む村商工会青年部などの関係者は「さらに多くの人に知ってもらい、味わってもらう良い機会」と期待を寄せている。
地元の名物料理の商品化を積極的に進めるサークルK。同社の弁当を生産するジャパンフレッシュが宮田村内に工場があることも重なり、今年3月の発売前から話題を呼んだ名物丼に着目した。
名物丼は村の特産山ぶどうワインを用いることを基本ルールに、販売する村内の飲食店12店がそれぞれ個性を活かして独自の味に仕上げている。
「そのあたりで味の選定に迷いましたが、キノコ、鶏肉を使い基本的な味にしようと開発を進めています」とサークルKバイヤーの清水重秋さん。もちろん、山ぶどうワインを使うことも忘れない。
村商工会青年部を交えて数回の試食も。試作品も絞りこまれ、味などの調整は順調にきている。
7月に村内で開かれるリンゴオーナー契約会では、参加家族を対象に事前予約制でプレ販売も予定。アンケートもとりながら、さらに商品としての開発を進める考え。
秋の本格販売は2週間限定の予定だが「我々の希望も盛り込んでもらい、非常に楽しみ」と村商工会青年部の小田切等部長は話す。 -
公民館婦人学級が史跡めぐり
宮田村公民館婦人学級は15日、歴史遺産が数多く残る中越区の史跡めぐりを行なった。梅雨の中休みで晴れ間も広がり、絶好の探訪日和。初夏の風を受けながら、村の豊かな歴史にふれた。
村教育委員会の小池孝さんの案内で、約5キロの道のりを歩いてめぐった。
縄文時代に大集落を形成した中越遺跡では、復元住居などを見学。諏訪神社、南羽場の石造物群、かやの木など、地域の人に守られ育まれてきた史跡を次々とたどった。
天竜川の絶壁を自然の要害とした北の城では、戦乱に巻きこまれた中世、戦国時代の様子についての説明も。
今にも続く集落や地名がいにしえの昔から脈々と続いていることを知り、歴史ロマンを満喫していた。 -
福与城跡出土「兜の鉢」を展示
箕輪町郷土博物館は、福与城跡で出土した「兜の鉢」を、現在町文化センターで開催中のNHK大河ドラマ「風林火山」巡回パネル展・福与城復元模型展の一角に展示した。
兜の鉢は、昭和30年ころに当時小学生だった松崎さん、那須さんの2人が福与城の主郭で発見し、後に町郷土博物館に寄贈された。
博物館で防錆加工を施し一部を復元。文化庁調査官に鑑定を依頼したところ、室町時代以降の作と鑑定された。出土した場所、制作年代などから、福与城合戦当時のものと思われるという。
展示は18日まで。