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3年生を感謝して送り出す
中川中学校生徒会は13日、体育館で3年生を送る会を開き、1、2年生が心を込めたメッセージや歌のプレゼントで、旅立つ3年生に感謝の気持ちを伝えた。
在校生の拍手の中、入場した3年生77人を前に、橋枝紗知子会長は「在校生はいろいろとお世話になった3年生に、感謝の気持ちを込めて発表しよう。気持ちが響き合う充実した会にしよう」とあいさつ。
役員会企画ではスライドで、1年の宿泊学習、2年の西駒登山、3年の修学旅行、文化祭などを振り返り「どんなことにも一生懸命に取り組む姿勢は私たちの見本でした。牧ケ原祭では私たちの先頭に立ち、引っ張ってくれました。いつも私たちのあこがれだった3年生、みなさんに教わったことは忘れません。これからも頑張って下さい」と呼び掛けた。
続いて、1年生が「一期一会一生に1度しかない先輩の思い出忘れません」と書かれたプラカードを掲げ「君は君でいてほしい:」と「そのままの君で」を歌い、感謝の気持ちを表した。
2年生の歌のプレゼンドに続き、3学年の担任教諭らがそれぞれ3年間の生徒の姿を振り返り「卒業おめでとう」と祝福した。
在校生の温かい贈り物に感激した3年生は堂々と「石ころ」を体育館いっぱいに響かせ、別れと門出の歌にした。 -
宮田中3年生を送る会、後輩たちが協力して鶴のデザイン画飾る
宮田村宮田中学校は14日、3年生を送る会を開いた。1、2年生は全員で折った折り鶴を集め、天高く・ス飛翔・スする鶴のデザイン画を会場に展示。卒業生の入学時からの写真上映や歌のプレゼントなどもあり、春からの新たな生活にエールをおくった。
送る会は3年生から後輩へ引き継がれた生徒会総務会が中心になって準備。
「ひとりは小さくとも、みんな集まれば大きな力になる。これからも翔いてほしい」と願いをこめ、2月下旬から1、2年生全員で折り鶴を作り始めた。
小さな鶴を組み合わせ、立派な鶴の絵が完成。この日の会場で披露し、3年生は在校生や今までお世話になった教職員に感謝した。 -
新刊紹介 「塩むすび」
語り継ぐ戦争絵本シリーズ(3)勤労動員「塩むすび」がこのほど、郷土出版社(松本市)から発刊された。
文と絵は、いずれも県内の小中学校に長く勤務して退職した、高田充也さん(文)=松本市出身、日本児童文学者協会員=、柳沢廣さん(絵)=松本市出身、碌山美術館顧問=。
高田さんが旧制松本中学校(現松本深志高校)5年生(現在の高校2年生)のときに体験したつらく、苦しい学徒動員の様子がつづられている。
高田少年は1944(昭和19)年8月から8カ月、名古屋の軍需工場で飛行機の組立作業に従事。B29の激しい爆撃に耐えながら朝早くから夜遅くまで働いた。飢えとの闘いもすさまじく、雑炊さえも口に入れることができなかったとき「かあさんがつくった塩むすびをひとつ食べたいな」とつぶやく。
戦時中のけなげな少年たちの姿、つらい心を柳沢さんの存在感あふれる絵が見事に表現し、戦争の悲惨さを訴える。
子供はもちろん、大人も引き込まれる作品。重いテーマにもかかわらず、次のページに期待を抱かせる読みやすさがある。
親子で戦争を考えるには最適な一冊。
定価1680円(本体1600円)。 -
思い出胸に新たな希望 小中学校の卒業式
小中学校の卒業シーズンを迎え、伊那市の高遠中、春富中、南箕輪村の南箕輪中の3校で15日、卒業式があった。高遠中(唐沢正吉校長)は、男子30人、女子33人の計63人の生徒が思い出の学び舎を巣立った。
在校生、保護者ら約250人が見守る中、唐沢校長は卒業証書を手渡し「皆さんの瞳は中学生活を成し遂げた自信に満ちあふれている。これから努力を止めた時、夢や希望を忘れた時に中学で学んだ宝を思い出して」とはなむけの言葉を述べた。
在校生代表の廣瀬美昴さんが「悪戦苦闘しつつも一生懸命であった生活を思い出して険しい道のりも歩んで」送辞。卒業生代表の宮沢慧智君は「これまでの努力と成長の体験は私たちが持っている誇れる思い出。支えてくれた人たちに感謝し、思い出深い中学に別れを告げたい」と答えた。
見送りの会では、卒業生が恩師らと握手し、別れの言葉を交わした。卒業する女子生徒の一人は「中学校生活の中で3年生の1年間は短く感じたが特に楽しかった。あまり卒業するという実感はないが、また先生たちに会いにきたい」と目を赤くして微笑んだ。 -
東保育園で年長お別れの会
宮田村東保育園は14日、年長園児とのお別れの会を開いた。23日に卒園式を控えた年長が、年少、年中と楽しく交流。ゲームやリズム体操などで手をつなぎ、心もつないだ。
年少園児は紙粘土で写真たてをつくり、年長の集合写真を添えて卒園記念のプレゼント。年長一人ひとりに手渡した。
年中は歌を贈り、年長も「ドキドキの1年生」を元気に合唱。別れを惜しみつつ、新たな春に期待も寄せた。 -
飯島町教育長に山田敏郎氏決まる
飯島町は14日、文化館で臨時教育委員会を開き、昨年7月から欠員になっていた教育長に山田敏郎氏(57)=田切=を任命した。4月2日、町長が教育委員を任命、引き続き、教育委員長が新教育長に辞令を交付する。
山田氏は県内の各地の小中学校で勤務し、下伊那郡阿南町立新野小学校校長を経て、05年4月から伊那教育事務所、生涯学習課長を歴任した。任期は4月1日から残任期間の09年12月25日。 -
弥生で地元企業家らによる進路ガイダンス
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で13日、地元企業の代表を講師に迎えた進路ガイダンスがあった。1年生約280人が参加。各分野を代表する地元企業関係者から、企業理念や求められる人材について学んだ。
抱負な人生経験や現場の生の声を進路選択の参考にしてもらうことを目的としたガイダンス。昨年からは伊那ロータリークラブの協力のもと、優良地元企業から講師を迎えており、今年は各分野の11人が同校を訪れた。
食品製造・販売分野を代表する「菓匠しみず」の清水紀光社長は、自身の経験を交えながら作ること同様に接客を大切にしていることを説明=写真。「お菓子はおいしくなければならないが、企業理念や従業員の思いに共鳴する店にお客さんは集まる」と語り、客が販売員の態度を通してその企業の本質を見極めていることやあいさつの大切さなどを示した。また生徒らには「人間にとって一番大切なことは人に信頼され、それに応えること。この3年間で自身を律する道徳観をぜひ身につけてほしい」と呼びかけた。
清水さんの授業に参加した馬場智香さんは「今は大きく有名店になっているが苦労してきたことをしってびっくりした。辛くてもがんばることが大切だと分かった」と話していた。 -
まちじゅうみんなで箕輪の教育研究協議会
部会シンポジウム開催箕輪町の核となる教育理念や地域で子育てする方向性を探るため設置した「まちじゅうみんなで箕輪の教育研究協議会」の部会シンポジウムは、11日から3日間にわたって町文化センターで開いた。3部会の研究成果は25日に開く教育シンポジウムで発表報告する。
11日は子育て支援部会、12日は子どものスポーツ環境部会、13日は学校との交流(安全確保と外部講師)部会がそれぞれ開いた。
子どものスポーツ環境部会は、地域のスポーツクラブの指導者らが集い、活動状況などを報告し合い、指導者の状況と児童のスポーツ状況のアンケート結果を報告した。指導者が重要視していることは礼儀作法、仲間づくりなどで、困っていることに子どもが集まらないなどクラブ運営の問題や指導者不足などがあった。
学校との交流部会は外部講師や安全見守り隊の関係者らが集まり、活動状況や課題を話し合った。地域住民が講師となって学習に参加していること、見守り隊が児童と一緒に歩くことで通学路の危険カ所が分かり、要望したことで改善された場所もあることなど発表があった。
「子どもを大切に思っているメッセージを子どもに伝えることが大切」「保護者も一度、子どもと通学路を一緒に歩くことをしてもらったほうがいい」などの意見もあり、家庭がしっかりすることの重要性、子どもの安全確保のため通学路の整備なども課題に挙がった。 -
【記者室】自分の命は自分で守る
自分の命は自分で守る鉄則を再構築するとき-。防災の講演での話。行政や情報に過剰に依存している住民の問題が指摘され、住民自身が自助、共助、公助の力を身に付ける重要性を説いた▼自主防災組織の立ち上げは地域によって差がある。一部には行政がまずはお膳立てしないと進まないとの声もあるが、それも行政依存に思える。住民が意識を持って取り組まなければ、形だけ出来ても中身が伴わない▼昨年7月の豪雨災害をただの歴史にしてしまうのか、教科書として今後に生かすかは住民次第。地域には熱心に活動する自主防災組織もある。先進例に学び、自助、共助、公助の意識を持って住民自ら声を上げて立ち上げに取り組む地域が増えることに期待したい。(村上裕子)
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駒ケ根市議選 告示まで1カ月
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選は4月15日告示、22日投開票の日程で行われる。14日現在、定数15に対し16人が立候補を表明している上、さらに立候補の動きもある。正副議長をはじめ多くの現職が不出馬を表明するなどして一時は無投票の可能性もささやかれたが、新人7人が相次いで出馬の意向を固めたことから選挙戦突入が確実な情勢となっている。
これまでの立候補予定者は現職9人、新人7人。党派別では公明党1人、共産党2人、無所属13人。同区内で2人が立候補を表明しているのは町三、福岡、南割、下平の4区で、有権者数はそれぞれ1330、3040、1040、1430竏秩B南割、下平ではそれぞれ現・新の2人が立候補を表明していることから激しい票の奪い合いが予想される。有権者数の多い上穂町(有権者数1720)小町屋(同1740)北割一(同2590)北割二(同1750)中沢(同2530)などではそれぞれ1人が出馬を決めている。現職のベテラン2人が引退を決めた東伊那区(同1630)では共産党候補1人が出馬を表明しているが、後継の新人候補擁立に向けて調整が進められている。
定数2超の23人が争った4年前の前回選の得票数は当選者の最高が1407、最低586、落選者2人はそれぞれ355、300。投票率は75・43%と過去最低を記録した。今回選でも目立った争点は見当たらないために投票率が上がることは考えにくいが、定数が大きく減ることから当落ラインはかなり上がるはずだ。
市内の有権者総数は2万7507(2日現在)。 -
駒ケ根市社会教育委員が提言
駒ケ根市社会教育委員会(小出勉委員長、6人)は12日、運動を通じた健康づくりに積極的に取り組むよう市教育委員会に提言した。同日開かれた市教育委員会定例会の席上、小出委員長が中原稲雄教育長に提言書を手渡した=写真。小出委員長は「人間が心身ともに健康で生きていくためには十分な栄養、休養、運動が必要。健康についていろいろと問題が起きていることから提言をまとめた」と話した。
提言は(1)運動不足について(2)運動の必要性(3)健康・体力づくり(4)運動・スポーツ習慣の育成(5)最適な運動(6)運動習慣を高めるために竏窒フ各章から成り、運動と健康の関係について考察した上で、市民全体で健康・体力づくり運動を展開する必要性を説いている。
市教委は提言を受けて07年度から健康運動指導士育成などの具体的な施策を行っていきたいとしている。 -
駒ケ根市全国大会出場者激励会
ソフトボール、バレーボール、空手の全国大会に出場する地元出身選手を励ます会が12日、駒ケ根市役所で開かれた。出場者は第25回全国高校男子ソフトボール選抜大会(17縲・0日、静岡県)に出場するいずれも伊那弥生ケ丘高校ソフト部2年の村上一君=東伊那、小出大志君=下平、下島健君=上穂=、第38回全国高校バレーボール選抜優勝大会(春の高校バレー、19縲・5日、埼玉県)に出場する東海大学付属第三高校2年の戸枝陽香さん=下平=、文部科学大臣旗争奪第6回全日本少年少女空手道選手権大会(21日、東京都)に出場する駒ケ根市スポーツ少年団空手団の新田杏奈さん(赤穂東小6年)=町三=の5人。市教育委員会の中原稲雄教育長が「持てる力を十分発揮して元気よく活躍してきてほしい」と激励金を手渡した=写真。出場選手は「いつも通りのプレーを心掛け、全国大会でも勝ちたい」「チームプレー大事にて優勝する」などとそれぞれ決意を語った。
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駒ケ根で緊急人波作戦
駒ケ根市内での交通事故発生件数が2月末で昨年同時期に比べ10件増の24件となったことを受けて伊南交通安全協会駒ケ根支会と市交通安全推進協議会、駒ケ根署は14日、緊急の人波作戦を市内中割の広域農道で行った。関係者約70人が参加し、大小さまざまののぼり旗を立てて道行くドライバーらに交通事故防止をアピールした=写真。安協では事故増加に何とか歯止めをかけようと、広報車や有線放送などでも事故防止を呼び掛けている。
同署によると今年に入っての県下の事故件数は減少傾向だが、駒ケ根署を含む3署管内でのみ、昨年より増加している。事故の傾向として歩行者、高齢者が関係する事故が多く、発生場所は生活道路の交差点が多い。 -
小惑星発見し、名付け親に
新しい小惑星の名付け親になりませんか竏秩B伊那市高遠町の大沢山山頂で宇宙デブリや小惑星の観測に取り組む宇宙航空開発機構(JAXA)は14日、小中学生などが新しい小惑星を発見し、その名付け親になれるプロジェクトを伊那市の小坂市長に提案した。
昨年11月末に入笠山工学観測所を整備した同機構は、衛星などの破壊原因となる宇宙デブリ(運用が終了した人工衛星やロケットなどの破片)の除去や衝突を回避するための研究に取り組んでいる。
宇宙デブリの発見に暗い中でも存在を確認できるソフトを使用しているが、このソフトは小惑星の発見にも有効で、昨年1月から試験的に小惑星の発見に着手。3月までに218個の新しい小惑星の発見に成功した。
このソフトを用いれば一般には発見が難しいような21縲・2等級の新惑星の発見も可能となる。小惑星の発見、命名体験を通して宇宙への関心を高めてもらおう竏窒ニ、地元住民に小惑星の発見と名付け親になってもらうプロジェクトを考案した。
中島厚主任研究員は「宇宙にこういうものがあることを知ってもらいたい。小惑星を発見し、自分で名前を付けた喜びが糧となり、人生が豊かになれば」とプロジェクトに込めた願いを語る。
小坂市長も「実際に行って見てもらうことで、宇宙への関心を高めていけばと考えている。小中学校を対象にやっていきたい」と前向きな姿勢を示した。
同ソフトは観測施設内の望遠鏡を動かして自分の好きな場所の画像を取得し、それをパソコンで画像処理しながら小惑星を発見する仕組みで、遠隔地でも発見が可能。数枚の画像を重ね合わせ、通常見ることができないような暗い星を検出する。小惑星を発見した場合はデータ報告をして発見者として登録。小惑星の軌道を正確に決定した後、命名権が与えられる。小惑星の軌道決定には通常4年前後かかるが、最長でも10年以内に命名できる。 -
宮田中吹奏楽部コンサート18日に、慣れ親しんだ31人で
宮田村宮田中学校吹奏楽部は18日午後2時から、スプリングコンサートを村民会館ホールで開く。昨年から始めた校外定期演奏会の2回目で、3年生にとっては・ス卒業公演・ス。本来は部を引退しているはずの3年生だが、練習への参加を続け、後輩と心ひとつにステージに臨む。
昨年初のホールコンサートを成功に導いた3年生の8人。今回の公演は卒業式後に開くため卒業生の立場となるが「出演したい」と部活動に全員残り、練習を続けてきた。
苦しんだ時期もあったが、引っ張られるように1、2年生も練習に熱が。顧問の瀧澤敏郎教諭は「部活を立て直したのも3年生。みんな音楽を本当に好きになったからこそ、31人全部員で演奏会ができる」と話す。
3年生で前部長の塩澤直緒さんと、矢野ひかりさんは「このメンバーで演奏するのは最後だけど、どれだけ成長したか聴いてほしい」と期待。
2年生の大島優佳部長は「みんなで精一杯演奏し、ひとつになりたい」と話す。
マーチからポップス、ジャズ、クラシックと多彩。最新ヒット曲の「宙船(そらふね)」を演奏したり、振り付けが楽しいジャズのビッグバンドの要素を盛り込んだりと、生徒自身が考えた演出で会場を楽します。 -
宮田小6年4組卒業公演、村民会館ホールで16日に音楽劇
宮田村宮田小学校6年4組は16日午後7時から、熱心に練習を積んできた音楽劇「モチモチの木」を卒業公演として村民会館ホールで上演する。29人全員が出演。完ぺきに覚えたセリフと歌で、子どもらしく真っ直ぐな透明感あふれる舞台を繰り広げる。高学年になってからクラス替えを2度経験した同学級だが、抜群のまとまりの良さで本番を迎える。
「小学校生活最後にみんなで劇をやろう」と昨年秋から本格的に取り組みを開始。3学期からは、時間をみつけながらほぼ毎日練習してきた。
現在の同小6年生は30人規模学級の実施により、通常4年生進級時のみのクラス替えを5年生の時にも体験。しかし、どの学級も絆は強く、6年4組も友情を深めてきた。
劇の練習を始めてからも、自分のセリフを覚えるだけでなく、他の人が話す部分も完ぺきに習得した。
「一人ひとりが責任を持つことで、全員がひとつになって演じられるようになってきた」と担任の西村敦子教諭。
当初はソロで歌うことができなかったり、緊張で声が出ない児童もいたが、みんなで心をすりあわせるうちに感情も入るようにもなり克服した。
じさま役の小田切清史君は「もう少し大きな声で歌いたい」、豆太役の春日愛美さんも「まだ上手にできない部分がある。最後まで頑張る」とどん欲。「多くの人に見てほしい」と本番の幕が開くのを楽しみにしている。 -
宮田村剣道部大会、成果振り返り次の力に
宮田村剣道部は本年度1年間を締めくくる大会を11日、村勤労者体育館で開いた。部所属の小中学生30人ほどが出場。練習の成果を発揮し、取り組んできたことを見つめ直す機会にもした。
小学校低学年、中学年、高学年別にトーナメント方式、中学生は総当りのリーグ戦で対戦した。
勝負よりも1年間の成果を振りかえり、自己評価するのが大会の目的。毎年この時期に開いているが、子どもたちは真剣勝負に臨み、精神的にもたくましくなった姿を指導者や保護者らに見せていた。 -
箕輪町障がい者計画及び福祉計画策定委員会が障がい保健福祉プラン意見を具申
箕輪町障がい者計画及び福祉計画策定委員会(大槻正春委員長)は14日、昨年9月より検討を重ねてきた箕輪町障がい保健福祉プラン意見を具申した=写真。
地域福祉計画の基本理念に基づき、6回にわたる協議を重ねてきた策提案は▽生活と介護の基盤整備▽療育の充実▽地域生活に向けた移行支援、就労支援竏窒ノ重点を置き、障がいのあるなしに関わらず支え合いの中で自立と社会参加の図れる社会基盤整備、幼少期からの療育、社会に対する理解・啓発、障がいの種別を超えたサービスの均衡を図ることなどを具体的な数値目標を盛り込む中で示している。
検討過程の中では公開討論会も設けて一般からも広く声を募り、その意見も今回案に反映した。
具申を受けた桑沢助役は「町も練っていただいた案を実施できるよう最大限努力していきたい」と語った。
案は町議会全員協議会に示した後、策定する。 -
かんてんぱぱで青野恭典写真展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールにある山岳写真家・青野恭典さん(東京都)のフォトアートギャラリーで1日から、「四季・みちのく光彩」が開かれている。東北6県の奥深い自然を映した47点が、訪れた人の目を楽しませている。
「伊那路の四季」「日本の山河」など、さまざまなシリーズを展開してきた同ギャラリー。今回は自然風土や人柄などが伊那谷に似ている東北6県の四季に焦点を当てた。
青々としたブナの原生林を貯える白神山地や鳥海山を映した作品には、その森を育てている湧き水や滝の姿も収められており、生命の息吹が感じられる。そのほかにも、木々がさまざまに彩る秋、山頂の強風によって作り出される雪の彫刻など、さまざまな自然の表情が訪れた人を魅了している。
また、今回は海を撮影した作品も並んでおり、青野さんは「ゆくゆくは別の角度から海の写真も撮り続けていければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。6月25日まで。 -
全国大会出場の選手を激励
飯島町役場で13日、全国大会出場の高校空手道選手2人と小学生ソフトテニス大会出場選手5人の激励会があった。
空手道は第26回全国高校空手道選抜大会(3月25-27日、和歌山市ビッグホエール)・男子団体組手の部出場の竹俣有基君(松本第1高校)=豊岡=、団体女子組手の部出場の岡島真理(松本第1高校)=赤坂=。2人は同大会北信越地区予選会(昨年11月25-26日)で3位入賞を果たし、全国への切符を手にした。
また、ソフトテニスは第6回全国小学生大会(3月29-31日、千葉県白子町)女子ダブルス4年生以下の部出場の新井春花さん、矢沢彩夏さん(以上本郷)ペア、宮崎由佳さん(高遠原)、加藤祐希さん(本郷)ペア、女子ダブルスの部の湯沢みなみさん(本郷)。2月4日松本市で開いた第3次県予選会で新井・矢沢ペアは2位、宮崎・加藤ペア、湯沢・城鳥(伊那市)ペアはそれぞれ3位入賞した。
ひとり一人に激励金と記念品を手渡した後、高坂町長は「町民の代表として、体調を調え、練習の成果を発揮し、頑張って」と活躍を期待した。
空手道の竹俣君は「自分の力を発揮し、1つでも多く勝ちたい」。岡島さんは「悔いのない試合にしたい」。 ソフトテニスの新井・矢沢ペアは「練習の成果を発揮し、一勝はしたい」。宮崎・加藤ペアは「予選の経験を生かし、大事に打ちたい」。湯沢さんは「練習をしっかり頑張り、試合に臨みたい」とそれぞれ決意を述べた。 -
伊那小6年智組 総合活動支援者へ感謝
木製の手作りカヌーを使った美和湖(伊那市長谷)探検などの総合活動に取り組んでいる、伊那小学校6年智組(北澤夏樹教諭、32人)は13日、同小学校に支援者を招いて、感謝式を開いた=写真。児童たちは、美和湖の流木を使用した手作りの写真立てをプレゼントするなどして感謝の気持ちを表わした。
学校を訪れたのは、自分たちの活動を記録写真に残そう竏窒ニの児童たちの思いに共感した、オリンパス伊那工場(同市)の総務グループリーダー草間靖友さんら同社関係者4人と、プロ写真家の西尾邦広さん=同市高遠町=の計5人。智組は本年度、同会社からデジタルカメラ約10台の貸与を受け4500枚の記録写真を撮影、西尾さんから撮影技術などを学んできた。
児童代表の伊藤小夏ちゃんが「学んだことを中学へ行っても忘れず写真を撮り続けていきたい」と感謝。草間さんは「これからも何事にも興味を持って取り組んでほしい」。西尾さんは「楽しい時は常に写真を撮り、皆に勇気や元気を与える人になって」と感想を述べた。
智組は、卒業に向けて、オリンパス伊那工場から貸与された実体顕微鏡(約100万円)を使って、三峰川上流縲恣V竜川下流付近の砂を研究するなどして、3年間の活動を支援した国土交通省天竜川ダム統合管理事務所へ活動報告をする。 -
「子ども110番の工場現場」発足
県建設業協会伊那支部などは14日、協会加盟業者による子どもを犯罪から守るための活動「子ども110番の工場現場」の発足式を県伊那合同庁舎で開いた=写真。長野、岐阜、三重、愛知、静岡県の中部地方では初めての取り組み。発足式に関係者約100人が集まり、それぞれが活動に向けて意識を高めた。
「子ども110番竏秩vは、同支部と建設業労働災害防止協会伊那分会に加盟する約140業者で構成。工事現場が各関係方面と連携し、子どもが助けを求めてきた時に、一時的な保護と警察などへの通報に協力する取り組み。
県、上伊那各市町村などが発注した工事で、「子どもが助けを求めても対応できる現場」を別に定める委員会が承認した工事現場で実施。現場職員は、安心の印として、統一したマーク入りの看板を現場に設置し、同マークの入ったヘルメットや服を着用する。実施は4月からを予定している。
発足式で県建設業協会伊那支部の北原隆光支部長が「従来工事現場は子どもをとうざけてきたが180度転換して子どもたちの犯罪抑止のための場所になることを期待する。いろいろな課題もあるが皆が活動の趣旨を理解して取り組んでいきたい」とあいさつした。 -
駒ケ根市内の不法滞在外国人5人摘発
駒ケ根署と県警本部警備部警備1課は東京入国管理局と合同で13日午前6時30分ごろから駒ケ根市内のアパートなど4カ所を一斉に捜索し、外国人男女5人を不法滞在の疑いで摘発した。
調べによると摘発されたのは中国人の男女2人、インドネシア人の男2人、タイ人の女1人で、年齢は25縲・2歳。不法滞在期間は1年9カ月縲・5年1カ月。住民からの通報を受けて摘発した。 -
【茶道・表千家教授 日本画家 稲葉治雄さん】
茶道教授は世に多いが男性の竏窒ニなるとかなり珍しい。
「習い初めたのは20歳くらいのころでしたが周りは女性ばかりでね。やっぱり恥ずかしかったものですよ」
当時、日本画の手ほどきを受けていた同じ赤穂に住む佐藤雪洞画伯の家を訪ねた時、細君の表千家教授、宗玄さんが思いがけず抹茶をご馳走してくれた。
「生まれて初めて味わった抹茶でしたが、いいものだなあ、と思いましたよ。それまで茶道のことはまったく知らず、人が『お茶をしてきた』と話しているのを聞いて『お茶を飲んできた』なら分かるが変だなあ、などと考えていたほどでした。今思えば、あれは茶道を習いに行った帰りだったんですね」
教室に通い始めるとどんどん茶道が楽しくなり、上達も人一倍早かった。茶道に関するさまざまな書物も読み、日本文化全般への造詣も自然と深まった。本の中には名古屋在住の吉田尭文宗匠の著作もあり、いつか教えを受けたいものだと考えていたところ、折り良く飯田線に快速電車が走るようになって名古屋への日帰りが可能になったことから、手紙を書いて直接の指導を懇願した。
「どうせだめだろうと半ばあきらめていたら、しばらくして返事が来ましてね。本当は紹介者が必要だが特別に許可する竏窒ニ書いてきてくださったんですよ。熱意が通じたんでしょうかねえ。うれしかった」
5年間通った尭文宗匠の教室では「徹底的に基礎を教わった。ただ茶わんを持つだけの所作でも、ひじの角度が悪いと指摘されたりしたものです。おかげで美しい所作の大切さを学ぶことができました。茶は決まった手順通りにやればそれでいいというものではない。人それぞれの体に合わせた美しさを考えることが大切なんです」
30歳代後半になって自分の教室を開いた時にも、形より心を伝えることを心掛けた。
「茶道の心は・ス思いやり・スですね。千利休の言葉に『仏に供え、人に施し、我も飲む』とあるように、自分をおいてまずほかに心を配る。茶道に限らず、こうした心構えを忘れたくないものです」
長きにわたって多くの弟子を送り出してきたが「このところ茶道人口が減っているのが少し寂しいですね。私の若いころには教室が人でいっぱいになり、深夜近くまでもやっていたものです。茶道の素晴らしさがあらためて見直されて、そういう時代がまた来てくれればいいですね」。
(白鳥文男) -
郷土史クラブ1年のまとめ
箕輪町の小学生が学ぶ郷土史クラブは10日、本年度最終回のクラブを町郷土博物館で開き、1年間の活動を振り返って感想を発表し合った。
クラブは小学4年生から6年生の有志20人が参加。町郷土博物館の職員が講師となり、5月から月1回の計10回活動。水田の昆虫観察、縄文時代の土鈴づくり、機織り体験、松本市四賀化石館での化石採取などをした。
児童は、「化石を拾いに行ったのが面白かった」「化石は自分で掘って採取したのでよかった」「ほんだれ様でまゆ玉が上手に作れた」など感想を話した。
郷土史クラブは00年に復活し本年度で7年目となる。活動の見直しから07年度は休止し、一般向けの講座を増やす計画をしている。 -
パソコン講習会
箕輪町と町公民館は9、10日、パソコン講習会を町情報センターで開いた。計画した4講座はいずれも定員いっぱいの参加で、熱心に学んでいた。
今回開いたのはパソコン入門、インターネット入門、Word入門、Excel入門の各講座。パソコンの基礎知識から基本操作、文書作成、表の作成など初心者向けに分かりやすく指導した。
1講座だけでなく複数の講座を受講した人も多く、パソコン画面と向き合いながら、熱心に質問などをしていた。
インターネット入門講座に参加した町内の女性は、「家にパソコンはあるけど、あまり使えない。メールを覚えて息子に送ってみたい」と話していた。 -
駒ケ根市議選 共産党現職2人出馬へ
任期満了(4月29日)に伴う駒ケ根市議選(4月15日告示、22日投開票)に共産党の現職坂本裕彦氏(54)=福岡、馬場宣子氏(58)=東伊那=の2人が立候補を表明した。現職の大沼邦彦氏(63)=町一=は病気のため出馬を断念した。共産党は現在の3議席維持を目標に調整を重ねてきたが、大沼氏に代わる候補の擁立はせず、最終的に2議席を確保する方針に落ち着いた。
現職21人中、立候補を表明したのは9人、引退を決めたのは12人となり、全議員の進退が明らかになった。これまでに立候補を表明したのは新人6人を含め15人となるが、さらに出馬の動きもある。定数は今選挙から15となる。 -
みはらしファームが米作り体験イベント始まる
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは07年度から、田植えから稲刈り、餅つきまでを体験できる企画「みんなでお米を作ろうよ」を開始する。
これまでも自分たちで育てた大豆を使ってみそや豆腐づくりに挑戦する「みんなで大豆を作ろうよ」や、ナガイモ、ゴボウオーナーなど、さまざまな収穫体験を提供してきたが、年間を通じて米作りに触れてもらおう竏窒ニ、今年から新たに企画した米作り体験イベント。水田はみはらしファーム近くの約10アールを借り、田植え、稲刈り、脱穀調整などを参加者が体験。手作業を基本に共同作業で栽培し、減農薬に心がける。
体験イベントには中信方面からの申し込みが多く、時おり東京都内などからも参加があるという。
作る米はうるち米ともち米の2種類。もち米は12月の収穫祭で餅つき、試食し、残りは切り餅や鏡餅にして参加者に配布する。うるち米は精米して参加者のもとへ届ける予定。
個人でも家族単位でも参加できるが、原則として全日程に参加できることが参加条件。参加費は1組2万円(イベント体験料、正月用おもちの発送手間料を含む)。収穫量に応じて数量は多少変化するが、普通の作例で切り餅20切れ、鏡餅1組、精米30キロ程度を予定している。募集定員になり次第締め切り。
作業参加は全3回で、田植えが5月中旬縲怏コ旬、稲刈りが9月下旬縲・0月上旬、脱穀調整が10月中旬のうち、いずれも1日を予定している(基本的には日曜日となる)。収穫祭は12月中旬。
申し込み・問い合わせはみはらしファーム公園事務所(TEL74・1807)へ。 -
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会総会
箕輪町農業女性ネットワーク野良っ娘の会(53人、唐沢和子会長)は12日夜、06年度総会を町産業会館で開き、06年度事業と決算の報告、07年度事業計画案と予算案を承認した。
06年度は農村女性ネット上伊那地産地消セミナーでトマト収穫・ケチャップ作り講習会、NHK「みんなのスタジオプラザN」生出演、もみじ湖夢まつりや野良っ娘野菜市での自家栽培野菜、果物、花などの販売、地域間交流の一環で浜松市「浜っ娘の会」との交流会、浜松市庄内地区公民館まつり参加などの事業があった。
07年度の事業は、06年に農村女性ネット上伊那で勉強したトマトジャムをイベントなどで販売し好評だったことから、今年も9月に加工品作りをし、もみじ湖夢まつりや野良っ娘野菜市での販売を計画している。このほかみのわ祭り参加、もみじ湖夢まつりなどイベントでの自家栽培野菜、果物、花などの販売、浜っ娘の会との交流など。
唐沢会長は、「農業女性の仲間作りを大切にすべての行事を楽しかったと言ってもらえるように実施したい」とあいさつした。
総会後の研修会はガーデニングで、丸いプランターにパンジーなど5種類の花苗を寄せ植えし、各自持ち帰った。 -
ボロニア出荷最盛期
スズランのような可れんさと、かんきつ類独特の芳香で人気のボロニアの出荷が、中川村で最盛期を迎えた。
葛島の富永園芸(富永宏克社長)では3万鉢余を生産、ピンクと白のミックス「フェテロフィア」を中心に珍しいピンクの八重「ピロッサ」、黄色、黒花など6種類。今はフェテロフィアを毎週3千鉢を関西方面に送っている。昨年2月にさし芽、4月下旬に9センチポットに上げ、摘心、夏に一回り大きな14センチ鉢に植え替え、2回目の摘心を行い側枝を出させる。11月中旬まで戸外で寒さに当て、ハウスに取りこみ、3月初旬から出荷が始まった。
富永さんは「23年前、独立した時から栽培してきた。富永園芸の原点のような花で思い入れが強い。管理は窓辺に置き、水を切らさないこと」と話している。