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地域循環バス試行運行開始
飯島町の新たな生活交通確保と利便性の向上を図る地域循環バスの試行運行が16日スタートした。初日は始発前に役場前で、町や議会、駒ケ根署、生活交通対策協議会、運行業者ら40人が出席し、安全祈願祭と出発式を行ない、交通安全や多くの利用、順調な運行を祈願した。
従来の高齢者や障害者を対象とした福祉バスを発展的に解消し、誰でも利用できる新公共交通体系を整備。町内5コースと昭和伊南病院1コースの6コース。業者委託し、全6コースを3台で循環する。運賃は全コース200円。試行は09年3月31日まで。
式で高坂町長は「約2年間の試行期間で、内容について検討を深め、2年後の本格運行に繋げたい。安全第1無事故で名実ともに町民の足になるように」と期待を込めた。
式終了後、参加者は役場前停留所を乗客を乗せて、発車する3台の始発バスを見送った。 -
循環バス
飯島町の地域循環バスが多くの町民の期待を担ってスタートした
。高齢者や障害者の利便性の向上のみならず、70代後半縲・0代の高齢者ドライバーを抱える家庭でも、これからは「危ないからバスで行って」と言える。ひと安心だろう▼今回のルートの特長はなんといっても毎日午前、午後合わせて4便を運行する昭和病院コース。飯島町から広域農道ふれあい橋を渡り、ノーストップで昭和病院に到着。帰りも同じ。駒ケ根市の南北を縦断する▼そこで、駒ケ根市内にも停留所を設け、駒ケ根市民も利用できるようにしたらどうだろうか。その場合3回の1回位の割合で駒ケ根市が飯島町から運行する。国道回りでもいい。両市町の住民にとって悪い話ではないと思うが(大口国江) -
駒ケ根市小学生相撲大会
第15回駒ケ根市小学生相撲大会が14日、市民体育館で開かれた。市内の豆力士約340人が参加し、学年別・男女別の個人戦と小学校対抗団体戦で手に汗握る熱戦を展開した=写真。土俵の周囲を埋めた多くの保護者や同級生らは「頑張れ」「負けるな」「そこだ」などと大きな声援を送った。勝負がつくと勝った児童は誇らしげに勝ち名乗りを受けて笑顔で手刀を切っていた。負けた児童はそれぞれ残念そうな表情で土俵を降りたが、中には悔しさのあまり思わず泣き出す児童の姿も見られた。
大会会場は同市北割一区の切石公園の予定だったが、雨のため変更された。
上位は次の皆さん。
◆男子▼1・2年(1)福沢慶太(東伊那)(2)宮沢巧真(赤穂)(3)久保田朝陽(赤穂南)関屋比呂(中沢)▼3・4年(1)小椋滉大(赤穂)(2)武井幹太(同)(3)小原慎平(赤穂東)渋谷将也(赤穂南)▼5・6年(1)日下風馬(赤穂南)(2)松井育海(赤穂)(3)中嶋勉(同)小林和樹(赤穂南)
◆女子▼1・2年(1)北原すず那(赤穂東)(2)平田唯(同)(3)小松鈴音(同)車田怜(赤穂南)▼3・4年(1)横山芽似美(赤穂)(2)佐々木来那(赤穂東)(3)広野美咲(赤穂南)麦嶋望優(同)▼5・6年(1)保科美幸(赤穂)(2)三輪優奈(同)(3)塩木愛永(同)田中瑛美(同)
◆団体▼1・2・3年(1)赤穂A(2)赤穂B▼4・5・6年(1)赤穂南A(2)赤穂B -
トップストーン旋風、女子県リーグ優勝し、男子ジュニアは北信越好発進
宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンの子どもたちが14日、松本市内で開かれた各大会で大活躍。U‐12(12歳以下)の県女子サッカーリーグ戦は最終節を迎え、女子チームロゼッタが参戦1年目で初優勝の快挙を遂げた。一方で県大会を先月に制して波に乗る男子のジュニアは北信越大会で、福井、石川両県の代表を撃破。15日の決勝トーナメントに進出する。
県内を2つに分けて行ってきたリーグ戦で、ロゼッタは県中南部の地域で戦う「ひまわりリーグ」に所属。
参戦1年目とは思えない7勝2分け1敗の快進撃で制し、この日は県北部の「すずらんリーグ」首位の大町プチタフィタと最終順位決定戦で優勝を争い3-0で勝った。
前半開始早々、ロングパスにFW伊藤が反応し、右サイドの難しい角度から得点。その後も展開力では勝る相手に縦パス一本で次々とゴール前へ迫り、伊藤が2点目を加えた。
攻守の要の白鳥が最終ラインを引き締め、雨の悪い芝状態ながらもGK吉川が体を張った再三の好セーブも。
中盤には伊藤からの折り返しをMFの原が中央から落ち着いてゴールを決めた。
後半も縦パス攻撃を徹底し、相手の押し上げを許さず、格上とみられていた相手に完勝した。
今後は全国につながるガールズエイトなどの試合が控えているが、杉本雅史監督は「1年目で優勝できたことは彼女たちにとって大きな自信になるはず。伊那谷の女子サッカーの底上げにつながれば」と話した。
得点を決めた伊藤、原両選手らは「絶対に北信越、全国に行って、男子に自慢したい」と、県優勝を喜んだ。 -
わが家のおすすめレシピを募集
伊那市教育委員会は31日まで、「わが家のおすすめレシピ」を募集している。初めての取り組みで、郷土食や子どもに伝えたい味、元気もりもり献立などを募り、食育の推進に活用する。
文部科学省が指定する栄養教諭を中核とした食育の推進事業の一環。東部中学校に栄養教諭1人が配置され、学校給食に限らず、小学生を対象にした西箕輪公民館の通学合宿や「はなまる探検隊」などに協力している。
募集は「郷土食・行事食」「朝ごはんオリジナルレシピ」の2部門。応募資格は市内在住・在勤・在学者、出身者。
希望者は応募用紙に料理名、材料(4人分)、作り方、ポイントなどを記入して申し込む。
応募作品の中から、市教委が栄養バランスなどを見て優秀作品を選び、10月に開く「イーナちゃん広場2007」で表彰。学校給食の献立に採用する。
昨年度、市教委が取った小・中学校の食生活アンケートから▽「朝ごはんを週1回以上、食べない日がある」と答えた小学生は8・9%、中学生は20・1%▽夜型の生活習慣から、慌しい朝となり、欠食につながる竏窒ネどの結果が出ている。
市教委は「学校、家庭、地域が連携した食育推進のきっかけにしたい」と話す。
募集内容は、市報「いな」7月号や市のホームページなどに載る。
提出先は、市役所学校教育課、高遠町・長谷の各教育振興課など。
問い合わせは、市教委学校教育課保健給食係(TEL78・4111内線2711、2712)へ。 -
伊那市民吹奏楽団 11月に第30回記念演奏会
伊那市民吹奏楽団(竹内健団長、50人)は11月24日、県伊那文化会館大ホールで第30回定期演奏会を開く。30回の節目を記念し、一般から合唱団員を募り「カルミナ・ブラーナ」に挑戦する。
市民吹奏楽団は76年に発足し、78年から年1回、定期演奏会を続けている。今回は「カルミナ竏秩vを選曲し、地域の音楽愛好家の協力を得て、舞台を作り上げる。吹奏楽と合唱の組み合わせで、伊那では初めての演奏になるという。
「カルミナ竏秩vは道徳、風刺、恋愛など約300編の世俗詩集から24の詩に、ドイツの作曲家カール・オルフが曲をつけ、独唱、合唱用の作品にした。曲はラテン語、ドイツ語で歌う。
合唱団員の募集は100人を目標にしているが、集まったのは、およそ半分。
竹内団長は「やる気さえあれば、初心者でも歌うことができる」と参加を呼びかける。
合唱指導は、田中真郎さんが務める。すでに練習は始まっており「アクセントをしっかりつけて」と指示が飛び、集まった団員は楽譜を見ながら、会場に歌声を響かせている。
練習は9月まで月1回で、10月から回数を増やす。いずれも日曜日午後6時から、伊那公民館で開く。
直接、練習会場(次回は8月5日)で申し込むこともできる。
詳しくは、伊那市民吹奏楽団ホームページに載る。
問い合わせは、竹内団長(TEL83・8002、ファクス83・8013)へ。 -
半世紀の活動に終止符 上伊那PTA母親文庫
半世紀にわたる読み聞かせ活動を続けてきた「上伊那PTA母親文庫(親子文庫)」は14日、伊那市美篶の信州INAセミナーハウスで解散の会を開いた。伊那市教育長ら来賓や歴代運営委員長ら約40人が出席。関係者で歴史を振り返るなどして、長き活動に終止符を打った。
同文庫は「母親が教養を高め子供たちの健全育成」を理念に1951(昭和26)年12月、更科とともに県内で初めて発足し、本年で56年が立つ。巡回文庫や配本などの地域に密着した読書活動などが認められ94、2006年には読書推進運動協議会の全国表彰を受けている。
最盛期約5千人いた会員は、読書、活字離れに伴い現在では50人足らずに減少。拠点としていた上伊那図書館が03年に閉館となり、活動を進めることが難しくなったため今年、「道筋を決めた」(金丸恵美子運営委員長)。
解散の会で金丸運営委員長は「ここに集まった皆さんと解散の会ができることを感謝したい」とあいさつ。解散後は各小中学校の母親文庫に活動を引き継ぎ、市町村単位で会が結成できれば竏窒ニ期待した。
上伊那PTA母親文庫は、最後の活動として、57年から年1回発行してきた文集「石楠花(しゃくなげ)」の創刊記念50号を10月末に発刊する予定。上伊那図書館改修後の施設に同文集など、同文庫の・ス歴史・スが納められるという。
解散の会で「夏の思い出」を歌う出席者ら -
高遠、高遠北、長谷の3小学校2年生交流
伊那市の高遠北小学校で12日、2年生による同校を含む高遠、長谷小学校3校の交流会があった。遊びなどの交流を通じて、校外での友だちの輪を広げる目的。年間3回を企画していて、初回のこの日、子どもたちはドッチボールなどをして楽しんだ=写真。
交流会に高遠小41人、高遠北小10人、長谷小7人の計58人の児童が参加した。フォークダンスを一緒に踊ったり、各児童が作った自分の名刺を新しい友だちに配ったりして交流。名刺には自分の好きな食べ物や遊びを記入するなどの工夫があった。
高遠小学校の林千尋ちゃん(8)は「一緒に遊べておもしろかった。ちょっとだけ友だちも出来た」と話していた。
今後の予定としては、プレゼント交換や各学校の紹介などのイベントを開き、交流を深めていく。 -
参院選長野選挙区
参院選長野選挙区(改選定数2)に立候補している中川博司氏(49)=社民新=は14日、上伊那を遊説した。
杖突峠から上伊那入りした同氏は伊那市、南箕輪村、箕輪町、辰野町を遊説し、それぞれの中心商店街などで街頭演説。格差是正、護憲などを訴えた。
伊那市のJA本所前での演説では、今回の参院選を「日本の未来にとって大きな分かれ道になる選挙」として「小泉竏宙タ倍政権の構造改革、規制緩和政策による格差拡大」の是正と平和憲法維持の重要性を強調。「親の所得の格差が子どもの教育の格差につながる」と懸念した。
伊那市の大型店前では、冒頭で年金記録問題に触れ、「政府の責任で年金記録を証明すべき。年金に対する信頼を取り戻すことに全政党が取り組み、その上で新たな年金制度の確立を」として、党独自の年金方式を提案した。
演説を聞いていた年配の女性から「社民党がんばって。もう一度総理大臣を」の声が掛けられ、笑顔を見せる場面もあった。
中川氏は15日も上伊那を遊説し、伊那市、宮田村、駒ケ根市などで支持を訴える。
長野選挙区に立候補している4氏のうち、吉田博美、中野早苗、中川博司の3氏がすでに上伊那入りし、残る羽田雄一郎氏は16日に遊説する予定。 -
箕輪町
サークル「楽しいハーモニカ」04年度の箕輪町公民館ハーモニカ講座の受講生有志が、講座終了後もハーモニカを続けようとサークルを作った。05年度の講座の有志も仲間に加わった。講師だった箕輪町木下の山本勝さんに引き続き指導を依頼し、皆で練習に励んでいる。
会員は24人。第2・第4木曜日に町文化センター研修室に集まる。使うハーモニカは「C」「A」「Am」の3本が中心。演奏曲は主に童謡・唱歌で、講師から何曲か楽譜をもらい、4グループに分かれてグループごとに練習する。順番に講師の前で吹き、個人指導も受ける。
グループ練習をすると、皆が一緒に吹いて互いに合わせていくので、自然に音が合ってくる。「一人で吹くとテンポが速くなったり遅くなったりするので、一緒に吹くことが一番勉強になる」と山本さんは言う。さらに、一緒に吹く中で、自分のくせも気付いて直すことができるという。
発表の場は、町の文化祭。時間制限の中で演奏曲を考え、2曲から3曲を披露する。
年2回くらいは要請を受けて福祉施設も訪問し、お年寄りがよく知っている「ふるさと」「ゆうやけこやけ」などの曲を選んで発表もしている。
ハーモニカは、「楽器そのものが手軽に入手でき、昔懐かしい曲が吹ける。最初はとっつきやすいが、吹き始めるとこれが難しい」と矢萩進代表。「技術を要求される。自分もうまくなりたいと思うからね」。奥が深い世界だという。
最初はハーモニカも1、2本持っていればいいと思うのだが、練習が進むと演奏の幅が広がるので別のハーモニカを購入するようになる。会員は最低でも4、5本は持っており、曲によって使い分け、1曲、また1曲とレパートリーを増やしていく。
皆で教え合い、和気あいあいと練習するサークル。これまで文化センターだけで練習をしてきたが、外に出てみよう-と、ながた荘に場所を移し、懇親を深めながらの練習も計画している。(村上裕子) -
【記者室】子どもに愛情を
全国でわらべうたの講習会をしている「わらべ唄保育研究会」の小林衛己子さんの講座が箕輪町であった。親子対象と大人対象の講座に定員いっぱいの参加があり、子どもたちはお母さんのうたを聞いたり、体を動かして遊んでいた▼今回の講座に限らず、町子どもセンターが開いている「わらべうた」もそうだが、親子でわらべうたをしているとき、子どもたちは本当に純真な笑顔を見せる。その笑顔に周囲の空気も優しく、柔らかく感じる▼小林さんは「愛してるよと言ってほしい」「愛してるよと触れてほしい」「丸ごと愛してほしい」と何度も繰り返した。参加したお母さん達は実践しているのだろうけれど、どれだけ大切か、改めて感じたのではないだろうか。(村上裕子)
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車にはねられて重体
11日午後9時20分ごろ、伊那市伊那の国道153号で同市伊那の会社員鈴村崇さん(37)運転の普通常用車と同市伊那の会社員鈴木日出夫さん(58)運転の自転車が衝突し、鈴木さんが頭の骨を折るなど重体。伊那署は事故の原因について捜査している
調べによると、南箕輪村方面から駒ヶ根市方面に向かって進行中の鈴村さん運転の自動車と、横断歩道でない場所を横断していた鈴木さん運転の自転車が衝突した。鈴木さんは市内の病院に搬送されたが意識不明の重体であると確認された。 -
連日の女子中学生襲われ事件で緊急対策会議
2日連続で女子中学生が襲われそうになった事件を受けて駒ケ根市は13日、「安全なまちづくり条例」に基づいて緊急生活安全対策会議を開いた。防犯協会、駒ケ根署、学校関係者など関係者約30人が出席し、再発防止対策などについて話し合った。駒ケ根署の山本修作署長は正確な情報提供、児童・生徒への指導、犯罪の起こりにくい環境づくりなどについて協力を要請した=写真。
被害に遭った生徒が通う赤穂中は緊急対策として、部活動を終わった生徒の下校時刻を現在の午後6時15分から30分早めるとともに、教職員による巡視などを少なくとも夏休みに入るまで実施していくと報告。東中もほぼ同様の対策を実施することにしている。市は青色回転灯装備車でのパトロールなどを行う。
県の委嘱を受けて伊南地区の小中学校に安全対策を助言するスクールガード・リーダーの小出光恵さんは「襲われた時の対応を家庭で訓練することが必要」と強調したほか、1人になった時には周囲360度を確認するなど、危険の気配に敏感になることも大切だ竏窒ニ呼び掛けた。 -
2日連続で女子中学生襲われそうに
12日午後6時50分ごろ、駒ケ根市の赤穂中学校の女子生徒が同市市場割の市道を1人で帰宅途中、後ろから走って来た男に体を触られそうになった。生徒が大声を出したところ、男は何もせずに徒歩で逃げた。生徒にけがなどはなかった。
生徒の証言によると男は20歳ぐらいで身長170縲・75センチぐらいのやせ型。あごは細く、頬骨が出ている。髪は茶色で前髪が長く、中央で分けていた。黒色のTシャツに、黒色のランニング用スパッツ(横に赤い2本の縦ライン入り)をはき、黒のサングラスをかけていた。駒ケ根署は生徒の証言から犯人の似顔絵を作成し、住民に情報の提供を呼び掛けている=写真。
前日の11日午後6時40分ごろにも近くで同校の女子生徒が後ろからつけて来た男に突然抱きつかれる事件が起きている。同署は証言に多少の食い違いはあるものの、犯行の時刻や場所、犯人の特徴などから、同一人物による犯行の可能性が高いとみて周辺の聞き込みなどに全力を挙げている。
さらに1年前の7月10日午後7時25分ごろにも、1人で帰宅途中の女子高校生がJR伊那福岡駅近くの市道で若い男に声を掛けられた上、肩に手をかけられる事件が起きていることから、同署は今回の事件との関連についても調べている。 -
トヨセットが車いす5台寄贈
オフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけるトヨセット(富岡靖明社長、本社愛知県安城市)は駒ケ根工場(北の原工業団地)と駒ケ根流通工場(大田原工業団地)が今月しゅん工したことを記念して駒ケ根市に車いす5台(47万5千円相当)を寄贈した。13日、富岡社長と中原正純市長らが出席して市役所玄関前で引き渡し式が行われた=写真。富岡社長は「市に大変お世話になった感謝の気持ちの一つで、市民の皆さんに使ってもらえれば幸せ。今後もよろしくお願いしたい」と述べた。
5台の車いすは市役所本庁舎とふれあいセンターに各2台ずつ、保健センターに1台配備される。 -
駒ケ根市全国大会出場者激励会
駒ケ根市教育委員会は12日、各種の全国大会に出場する選手らを激励する会を市役所保健センターで開いた。中原稲雄教育長が選手らの健闘を期待して激励金を手渡した=写真。選手らは「全国のレベルは高いが力を出し切ってきたい」、「一つでも多く勝てるよう頑張りたい」、「悔いのないように精いっぱいプレーしたい」などと決意を述べた。
出場者は次の皆さん。
▼第25回全日本レディースバドミントン選手権大会(7月19縲・1日、愛媛県)=山岸祐子▼全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権大会(8月2縲・日、静岡県)=駒ケ根クラブ(北林昌彦、北沢和明、浦野光雄、小原隆、六波羅健二、福沢章浩、松沢成善、桐島安徳、松沢和加江)▼第23回全国高校簿記コンクール(7月22日、東京都)=倉田愛良(赤穂高)▼第54回全国高校ワープロ競技大会(8月5日、神奈川県)=田中亜季(赤穂高)▼第50回小学生・中学生全国空手道選手権大会(8月4、5日、宮城県)=坂間雪乃、新田杏奈▼第15回全国中学生空手道選手権大会(8月18、19日、千葉県)=赤穂中(坂間雪乃、新田杏奈、中森舞、前沢温)▼第31回全日本少年サッカー大会(8月4縲・1日、福島県)=トップストーンジュニア(渡部岳也、三浦椋太、長瀬文弥、竹村和樹、桑原渉、鰍沢耕平) -
県食と農業農村振興審議会上伊那地区部会の素案まとまる
長野県食と農業農村振興計画にかかる上伊那地域の発展方向を検討してきた上伊那地区部会は13日、上伊那地区における農村振興の方向性と05年を基準年として2012年時の生産努力目標などを盛り込んだ「上伊那地域の発展方向」の素案をまとめた。生産努力目標は「実現可能な値」ということで、現在最も生産額の大きい水稲で71億4000万円、輸入飼料の値上がりなど、厳しい経営を強いられている乳用牛21億4千万円とともに基準年の生産額を下回る数値が設定されることとなったが、農地の集約などを行う中で、一人当たりの収入は下がらないように確保していきたいとしている。一方、野菜、花きなどはほとんどの品目で生産額増の目標を設定しているが、現状ではその根拠とする部分に不安定な要素も強く、今後の実施計画の中で具体的施策として示していくことが求められる。 素案は「ふたつのアルプスにはぐくまれた産業として成り立つ上伊那農業の構築」をキャッチフレーズに、重点推進方策として▽担い手の確保育成▽生産力の強化▽販売力の強化▽中山間地域の振興竏窒ネどを掲示。農地の利用集積推進、多様な調理・加工方法の普及啓発推進による消費拡大などを具体的な取り組みとして方向付けている。
生産額の合計は県の様式に定められていないという理由から掲載されていないが、05年より15億円ほど少ない257億円となっている。
また、一部の委員からは「生産額増を見込んでいる品目などは、新品種の導入による価格上昇などといった不安定な上に成り立っているもの。振興計画ではやむをえないが、実施計画の中ではより具体的にし、実施主体を明確化してほしい」という要望もあった。
素案は19日に開かれる県の審議会で報告する。 -
ケア付き共同住宅設置の会発足式
障害を持つ人などが一定のケアを受けながら互いに支え合い、地域の中でともに生活していくための場の設置を求める「ケア付共同住宅設置の会」(唐沢浩代表)の発足式が12日夜、伊那市の生涯学習センターであった。会のメンバーや支援者など約100人が参加。唐沢代表は「入居者同士の絆、地域社会との絆、人間同士の絆をよみがえらせる福祉の拠点となることが願いです」と設置に向けた思いを示した。
家族の介護が受けられなくなってからも地域の中で暮らしていきたいとする重度の身体障害を持つメンバーとその保護者などが中心となって設置を求めている同住宅は、一般的なグループホームとは異なり、重度身体障害者の入居も想定したケア付住宅。常駐のスタッフも配置するが、身体、知的、精神の三障害のほか、高齢者などにも加わってもらうことで、お互いに助け合いながら生活していく。また、設置場所には中心市街地とほど近い伊那市の旧中央病院跡地に同施設の設置を求めている。
発足会では、メンバーが一人ひとりが自己紹介し、活動に対する支援を求めたほか、北信圏域障害者地域生活支援センター長の福岡寿さんによる講演もあった。 -
実践に向けたむらづくり提案説明会
むらづくり委員会が提案を最後に解散南箕輪村と南箕輪村むらづくり委員会は11日夜、「実践に向けたむらづくり提案説明会」を村民センターホールで開いた。今回は委員会の最終提案説明会で住民約250人が参加した。5つの部会ごとに検討した「ずく出しプロジェクト」を各部会長が提案し、およそ3年間に及んだ同委員会は解散した。
むらづくり委員会は昨年、第4次総合計画など8つの計画を村に答申した。その後、総合計画をより具体的なものにするため、5つの「ずく出しプロジェクト」を部会ごとにテーマを決め、実践に向けた提案を検討し、まとめた。
今回、住民をはじめ各団体、村の主要関係者らに広く提案を知ってもらい、共に知恵と力を出し合い、協力してむらづくりを進めるため、提案説明会を計画した。
プロジェクトは▽子どもすくすくプロジェクト▽村民いきいきプロジェクト▽地域コミュニティ再生プロジェクト▽自然環境プロジェクト▽「南箕輪ブランド」創造プロジェクト-。
教育・文化部会の子どもすくすくプロジェクトは、重点対策に(1)安心子育て(2)楽しく読もう(3)みんなで伸びよう-の3項目を掲げた。「楽しく読もう」では、ブックプレゼント事業としてファーストブックプレゼント(乳幼児健診時・9カ月)、セカンドブックプレゼント(小学校入学時)の2回のプレゼントを提案した。
唐木一直村長は、「すばらしい計画を立ててもらい感謝と敬意を表する。自助、共助が大切な時代。特に共助が重要になる。積極的、実践的な参加をお願いする」とあいさつした。 -
小学生陸上全国大会出場
走り幅跳び 南箕輪南部小6年高井ユージンさん南箕輪村立南部小学校6年の高井ユージンさんが、第23回全国小学生陸上競技交流大会(27縲・9日、大阪府・長居陸上競技場)に走り幅跳びの種目で初出場する。11日、村役場を訪れて唐木一直村長に出場のあいさつをした。
6月17日の第24回県小学生陸上競技大会(松本平広域公園陸上競技場)で、あと1センチで県小学生タイ記録となる4メートル49の跳躍で優勝し、全国出場を決めた。
5年生のときは短距離だったが、6年生になった4月から、走り幅跳びを始めた。全国に向け、助走の最後の3歩と、手を上に上げて反るように跳ぶことに重点を置き、毎朝練習している。全国大会の標準記録は4メートル45。高井さんは「4メートル70以上は跳びたい」と抱負を語った。
唐木村長は、「県の小学生記録を塗り替えるように思いっきり跳んで、頑張ってね」と激励した。 -
高校野球選手権長野大会 きょう開幕
第89回全国高校野球選手権長野大会は14日、3つの連合チームを含む96校の参加で開幕する。初日、主会場の松本市野球場で開会式・開幕試合があり、15日から県内6球場で熱戦がスタートする。
開会式では、前回優勝の松代を先頭に中信、北信、東信、南信の加盟校順に入場行進した後、箕輪工業の山川亮太主将が選手宣誓をする。引き続き、同球場で開幕試合の南安曇農業竏宙「南がある。
大会は、6球場で4回戦までを展開。19日の予備日、23日の移動日、26日の休養日をはさみ、順調に日程を消化すれば27日に準決勝、28日に決勝を向かえる予定だ。 -
富県小3年・橋爪凱君 BMX世界大会に向け
自転車のオフロードレース、バイシクルモトクロス(BMX)の「2007年世界選手権大会(26竏・9日、カナダ)に出場する、伊那市の富県小学校3年の橋爪凱(かい)君(9)=写真=が12日、市役所を表敬訪問し、大会に向けて意気込みを語った。
橋爪君は昨年9月、茨城県であった全日本選手権大会の男子7竏・歳クラスで、ライバルを抑えて優勝、世界選手権の男子9歳の部の出場権を獲得した。同選手権参加、海外での戦いは初めてとなる。
BMXは400メートル前後の障害が設置されたつづら折りのコースを8人で走行し、順位を決める。世界大会には世界各国から60縲・0人の選手が集まり、予選、決勝を戦うという。
両親の影響で始めたという橋爪君。2歳から自転車に乗り始め、5歳から競技に出場し始めた。父親が畑に作ったコースなどを使い、毎朝・夕の練習に励んできた。冬場はスピードスケートにも挑戦しているという。
橋爪君は大会に向け「(決勝8人に与えられる)ワールドゼッケンを獲ってきたい」と気合十分。北京五輪から正式種目となるBMXで「オリンピック選手になりたい」と将来の夢も語った。 -
参院選長野選挙区
参院選長野選挙区(改選定数2)に立候補している4氏のうち、吉田博美(58)=自民現、中野早苗(59)=共産新=両氏が13日、上伊那を遊説した。
吉田氏は、辰野町、箕輪町と上伊那を南下し、伊那市で自民比例代表候補の舛添要一氏(58)=東京都=と合流。伊那市駅前再開発ビルいなっせ前で揃って熱弁をふるった。
吉田氏は演説の冒頭で年金問題について「おわび」した上で、改めて「安心な年金」を強調。続いて「(初当選した)6年前は国・地方財政とも危機的な状況だった」とし、小泉内閣の「痛みを伴う改革」の成果を訴えた。
舛添氏は、縁のある飯田市千代での出陣式で遊説をスタートさせたことを報告し「地域の活性がなければ日本は良くならない」と呼びかけた。また、自民党への「逆風」に危機感を募らせ、「われわれが負ければ参院だけでなく、全部の政治がストップしてしまう」と力説。社会保険庁の解体などを約束し、「劣勢を巻き返す」ための協力を求めた。
両氏の演説を熱心に聞いていた吉田氏支持の50代の男性は「今度の自民への逆風は厳しい。まわりの人に話を聞くと『今までずっと自民を応援してきたけど、今度ばっかりはねえ』という声をよく聞く。地元有権者の関心は高くないけれど、民主や共産にどれだけの票が流れるか」と心配していた。
中野氏は駒ケ根市、伊那市で街頭演説。伊那市では中心商店街のセントラルパークで比例代表候補井上哲士氏(49)=京都市=とともに市民らに支持を訴えた。
中野氏は、発達相談に20年間携わってきた経験から子育て支援の重要性を訴えてから、与党の原爆投下「しょうがない」発言や、事務所費問題を非難。「庶民の気持ちの分からない人たちの政治はおしまいにしよう」と呼びかけた。住民税増税・改憲批判と、貧困と格差解消のための3つの提案もした。
井上氏も「安倍内閣は国民からかけ離れてしまった」「政治とカネの不透明さについて与党は反省していない。(閣僚の任命責任問題は)安倍さんに人を見る目がないか、自民党の中に一人もクリーンな人がいなかったか、どっちかだ」と酷評した。
共産党は今参院選の長野県区を重点区として「必勝体制」で臨むことを2日付で宣言。同党長野県委員会は「有権者の反応がいい。特に住民税増税への怒りは大きい。争点は年金から政治とカネ問題に移りつつあるのでは」としている。
長野選挙区の他の2候補は、羽田雄一郎氏(39)=民主現=が16日、中川博司氏(49)=社民新=が14日に上伊那をそれぞれ遊説する予定。 -
町内送迎福祉バス運行が終了
飯島町の町内送迎福祉バスの最終便の運行が13日終了、石楠花苑車庫で、終了式を行なった。町が社協に委託して運行した約8年の歴史に幕を引き、16日試行開始する地域循環バスに事業も福祉の心も引継いだ。
町や社協職員ら20人の温かい拍手の中、車庫入りした福祉バス「やすらぎ号」を前に、高坂町長は「99年11月から7年9カ月の長きに渡り、事故もなく、高齢者や障害者の足の確保のみならず、福祉の増進に大役を果たしていただいた。16日から開始する循環バスに、運行実績や経験が生かされる」と、関係者に感謝した。
社協の山田副会長(副町長)は「雨の日も風の日も安全運転で頑張っていただいた」と運転手に感謝し「8年間で培った福祉の心を引継いで」と述べ、塩沢事務局長が運行看板とキーを町に返却した。
また、3人の運転手には社協職員が花束を贈って労を労った。
町内送迎福祉バスは99年11月1日から13日まで約8年間。運行日数約1800日、総人数3万4000人。飯島上在、下在、本郷、田切、七久保の各ルートで、1台で1日2便、3人の運転手で運行してきた。時代の趨勢や町民の要望で、地域循環バスが試行運行されることになり、役目を終えた。 -
水防協議会
大雨や台風シーズンにそなえる中川村水防協議会(会長・曽我村長)は10日夜、役場で開き、07年度水防計画を承認した。
協議会には村のほか消防団、消防署、議会、学識経験者ら12人がが出席。開会あいさつに続き、水防管理団体の村が水防法に基き、村内の河川や湖沼の洪水などの水災に対処し、被害の軽減を目的とした07年度水防計画を協議した。主な改正点は団編成の変更に伴う担当地区の変更、河川の水防カ所の変更など。
国・県・村が管理する重要水防カ所は天竜川をはじめ、前沢川、子生沢川、保谷沢川など12河川、72カ所。いずれも危険度A、Bにランクされ、大水が出ると護岸決壊、越水などが予想される。 -
イノシシ食害、中央道東側へ被害拡大
西山山麓に農地が広がる宮田村北割区、南割区、新田区で今年、イノシシによる農産物の食害が拡大している。電気柵などを設けたエリアもあるが、イモ類やトウモロコシ、カボチャなど被害は多品目に及ぶ。13日午後、北割区の山林に仕掛けてあった檻(おり)にメス一頭が捕獲され処分したが「収獲前に荒らされ本当にせつない。これで治まればいいが」と農家が気の揉む日は続いている。
今までは中央道西側の地域の農地が主に被害に遭っていたが、今年は東側の一帯にも多数出没。
中央道を挟んですぐに山が迫る北割区の米山(こめやま)、柳切(やなぎり)地籍では12日にも、トウモロコシやイモなどが被害に遭った。
畑に縦横無尽に点在するイノシシの足跡に「こんなの珍しくも何ともない」と被害に遭った農業男性(63)。
「5月末から連日さ。みんな家で食べたり、近所に配ったりしようと楽しみに野菜を作ってるのに、これで台無し」と肩を落とす。
13日昼過ぎに近くの山林で一頭が捕獲され、有害鳥獣として猟友会が処分。足跡から付近を荒らしたイノシシの可能性は高いとみられるが、村産業建設課は今後も檻を設置するなど様子を見る考え。
関係者は「なぜ今年になって中央道を渡って出没するケースが急に増えたのか分からない」と頭をひねる。 -
大田切区で健康体操教室
宮田村大田切区の保健補導員はこのほど、健康体操教室を同区集落センターで開いた。約20人が参加。生活習慣予防指導士の鬼久保亜紀さんを講師に、音楽に乗せて楽しく体を動かした。
イスに座ってゆっくりと体を伸ばしたり、曲げたりすることからスタート。体調にあわせながら、手足を軽快に動かした。
音楽にあわせて手を叩いたり、ステップ踏んだり。途中でリズムを変えてみるなど、頭の体操もあわせて行っていた。 -
PTAが水難救助講習会
宮田村宮田小学校PTA(加藤英明会長)は12日、水難救助講習会を開いた。約80人の保護者、教職員が参加。伊南広域消防本部の署員の指導で、心肺蘇生法を体験した。
保護者は夏休みのプール監視を当番で担うため、毎年この時期に講習会を開いている。
参加者一人づつ人工呼吸、心臓マッサージなど一連の救助法を体験。事故がおきないことを願いつつ、万が一の事態に備えた。 -
箕輪町環境委員会
箕輪町は11日、環境委員会第4回会議を町役場で開いた。町環境基本計画改訂版の作成に向けた改定案を検討するため、委員を委嘱し、改訂版の構成や今後の日程などを説明した。
委員は12人。任期は11日から09年3月31日まで。委員長に小林求さん、副委員長に荻原弥生さんを再選した。
平沢豊満町長は、「環境問題は町としても大きな柱としていろいろな面でアプローチしている。地球環境にやさしい最先端の町になるように、環境基本計画、具体的な実施計画を検討いただく」と、委員の協力を求めた。
小林委員長は、「実行性のある計画ができるよう知恵とお力をお借りし、初期の目的が達成できるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。
今後の予定は、7月から9月に改定案を作成。平行して庁内職員による検討委員会を設けて行政の立場で環境施策を検討し改定案に盛り込む。9月末に改定案を完成させ町長に提出する。 -
すくすくはうす利用者と唐木南箕輪村長が座談会
南箕輪村の村民交流支援センター「すくすくはうす」で11日、唐木一直村長と施設を利用する母親らの座談会があった。母親らは村内の施設整備などの要望を伝え、村長と懇談した。
「村内に箕輪町の若草園や伊那市の小鳩園のような発達に心配のある子が安心して通える施設が早くほしい」との意見に対して村長は、箕輪町が移設する若草園での受け入れを「当面はお願いしていく」とし、「保育園で受け入れるお子さんは、できる限り地域の中で同じように生活させてあげたいというのが私の考え。できる限り保育園で預かりたい」と話した。
「大芝公園が砂利や段差があるのでベビーカーで通りやすくしてほしい」との声には、「今年はキャンプ場を舗装する。年次計画で考えていきたい」と答えた。