-
津島神社祇園祭、あばれみこし勇壮に
・ス天下の奇祭・スと呼ばれる宮田村津島神社祇園祭宵祭りは21日あり、名物のあばれみこしが神社周辺の中心商店街を練り歩いた。梅雨空を吹き飛ばす迫力で、埋め尽くす観客も巻き込んで熱気に満ちた。
18歳から60代後半までの「奉仕者」と称される担ぎ手が、勇壮にみこしを運行。5時間近く練り歩き、神社石段からみこしを豪快に投げ落とす「打ち壊し」で最高潮に達した。
原形をとどめないまでにみこしを粉砕。その破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になり奪い合う光景がみられた。 -
宮田村津島神社祇園祭、勇壮に本格的な夏の到来告げる
“天下の奇祭”と呼ばれる宮田村津島神社祇園祭は21日あり、名物のあばれみこしが神社周辺の中心商店街を練り歩いた。梅雨空を吹き飛ばす迫力で、埋め尽くす観客も巻き込んで熱気に満ちた。
18歳から60代後半までの「奉仕者」と称される担ぎ手が、勇壮にみこしを運行。5時間近く練り歩き、神社石段からみこしを豪快に投げ落とす「打ち壊し」で最高潮に達した。
原形をとどめないまでにみこしを粉砕。その破片は厄除けになるとされ、見物客も一緒になり奪い合う光景がみられた。 -
茶道具名工逸品展
人間国宝作家らの作品が並ぶ展示即売会「茶道具名工逸品展」は24日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。茶碗、水指、香炉など約60点を並べている。
10代大樋長左衛門の「黒茶碗」、16代永楽善五郎の「紅葉絵茶碗」の秀作のほか、廣澤洋海の細密香炉など見ごたえのある作品の数々を出品している。
また、同時併催の「鑑賞陶磁展」では、松井康成の「晴白練上壷」、今泉今右衛門の「色鍋島吹墨花瓶」などの作品もある。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。22日(午前11時縲恁゚後4時)まで「お呈茶」も実施している。 -
橋爪まさゆきさん陶芸展
岡谷市に窯を構える陶工橋爪まさゆきさん(55)の陶芸展は24日まで、伊那市坂下区旭町のアートギャラリー「ミヤマ」で開いている。コーヒーカップや花入など、生活を彩る日常雑器100余点を展示即売している。入場無料。
同ギャラリーでは、12年連続の個展となった今回は、これまで出品してきた「焼締」に加え、・ス夏向き・スの白色が涼しげな「粉引」や「刷毛目」も出品した。切れ目を入れたり、指で押し曲げたりと、器の形にこだわった作品の数々は、人の手の温もりを伝えている。
岡谷市生まれの橋爪さんは、栃木県の益子と福井県の越前で計6年間学び、1990年、独立するため築窯。県内を中心に東京都などで年間約6回の個展を開いている。橋爪さんは「モノを入れて楽しめる器をこれからも作っていきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時。問い合わせは、アートギャラリー「ミヤマ」(TEL72・4711)へ。
同ギャラリーで12回目の個展を開く岡谷市の橋爪さん -
駒ケ岳の遭難者救助
21日午後3時半ごろに中央アルプス駒ケ岳で滑落、負傷し、駒ケ根署に携帯電話で救助を求めていた大阪府大東市の自営業国谷忠男さん(65)は一夜明けた22日午前9時33分、宮田村黒川渓谷の黒川林道を下山中のところを、要請を受けて捜索に当たっていた中ア遭難対策協議会の救助隊に発見され、救助された。国谷さんは肋骨や左手甲の骨折などの重傷。同行していた女性にけがはなかった。
調べによると国谷さんらは21日午前9時ごろ、日帰りの予定で駒ケ岳に入山。馬ノ背を下山中の午後3時半ごろ、7合目途中の夫婦滝付近で濡れた岩に足を滑らせて約10メートル滑落した。 -
羽生出展
東京芸術大で34年間教授などを務めて今年3月に退任した国画会会員の画家羽生出(いずる)さん(67)の絵画展「面と空間の詩学」が駒ケ根市の駒ケ根高原美術館で8月22日まで開かれている。1960縲・6年制作の油彩、水彩、素描作品約70点を展示。人物、風景、静物などの具象画に代表される初期の作品から、少ない色と単純な直線を使った構図が特徴的な円熟期の抽象画への変遷が楽しめる。
羽生さんは1939年、東京都生まれ。東京芸術大絵画科油画を経て同大学院修了。現在同大名誉教授、日本美術家連盟会員。
会期中無休。午前9時縲恁゚後5時30分。入館料は大人千円、大学・高校生800円、小・中学生500円(土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
地震義援金募集開始
16日に起きた新潟県中越沖地震で被害を受けた被災地への義援金の受け付けを駒ケ根市が20日から始めた。市役所保健福祉課、市民生活課、駒ケ根駅前ビル・アルパ1階の市民サービスコーナー、中沢支所、東伊那支所のほか、ふれあいセンターの各窓口に募金箱を置き、市民の協力を呼び掛けている=写真。受け付け期間は8月31日まで(延長することもあり)。希望者には領収証も発行する。募金は日本赤十字社県支部を通じて被災地に送られる。
問い合わせは市役所保健福祉課社会福祉係(TEL83・2111内線314)へ。 -
駒ケ根雇用対策協議会設立
上伊那の有効求人倍率が1・6倍を超える水準で推移するなど求職者には望ましい状況が続く反面、企業側は深刻な人材不足に悩んでいる。雇用の確保が課題となっているこうした現状を打開しようと駒ケ根市は、産・学・官が連携しての雇用対策に乗り出した。趣旨に賛同した市内の企業約40社を会員に、赤穂高校、駒ケ根工業高校、伊那技術専門校と駒ケ根商工会議所、駒ケ根市が協力し、伊那公共職業安定所とも連携しながらさまざまな雇用対策を行っていく。
19日、会員企業と関係者約30人が出席し、「駒ケ根雇用対策協議会」を設立する総会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた=写真。総会で承認された07年度事業計画によると、U、I、Jターンを促進するため▽全国の大学を訪問してUターンをアピール▽企業ガイドを作成、配布▽盆、正月の帰省時に就職相談会を開催▽リクルート主催のUIターンフェアに参加竏窒ネどを実施。地元高校生に対しては、希望者を登録して地元企業についての情報提供を行うほか、高校の進路指導職員らによる意見交換会を開催し、地元企業への就職を呼び掛けるとともに、進学する生徒のUターンを促進するための対策などを検討していく。
初年度予算は会員企業の会費20万円のほか、負担金として商工会議所40万円、市100万円の計160万円。
会長に選任された中原正純市長は「人手不足の状況が続いていることから、今後はより強固な人材確保対策が求められる。協力して取り組んでいこう」と呼び掛けた。
伊那公共職業安定所の井口功所長は「行政が主導して雇用確保対策に取り組むのは上伊那で初ではないか。今後の成果に期待したい」と話している。 -
改修工事を終えた羽広荘が21日にリニューアルオープン
客室などの改装を行っていた伊那市西箕輪の公共宿泊施設「羽広荘」が21日、「みはらしの宿羽広荘」としてリニューアルオープンする。これまで和室しかなかった客室の一部を改装し、洋室4部屋を設置。エレベーターや障害者用トイレを完備するなどして全館バリアフリーとした。また、「みはらしの宿」という愛称を決定。南アルプスに面する東側の部屋は、障害物のない窓を用いるなどして、南アルプスを望む展望そのものを同施設の売りとしていく狙いだ。高木支配人は「公共の宿ということに期待してくる利用者もいるので、安い料金でよりよいサービスを提供していきたい」語る。
老朽化が懸案事項となっていた同施設では、約2カ月前から一部を除く大規模改修に着手し、客室、玄関まわり、ホール、食堂などの改修を進めてきた。
その中で、従来19部屋あった客室を18室にしてゆったりと利用できる部屋を設けたほか、これまでなかった洗面台を全室に完備。18室中9室にはトイレも設置するなど、部屋そのものの機能を充実させた。収容人員は65人。総事業費は約1億4800万円。
料金に一律で(1泊2食付き)6975円としていたが、今後は部屋ごとにランク付けし、7710円縲・810円とする。また、リニューアルに伴ない更なるサービス向上を図るため、食堂のメニューも充実。その季節に地元で採れた食材を使って作る「パノラマランチ」など提供していく(パノラマランチは要予約)。
一方、入浴だけの受け入れは宿泊客への配慮から8月末で廃止する予定。 -
日影区ふれあいクラブが五平もちづくり
伊那市日影区の高齢者クラブ「日影区ふれあいクラブ」(池上吉治代表、会員77人)は20日、五平もちの会を日影公民館で開いた。約20人集まり、仲間とともに昔懐かしい郷土料理作りを楽しんだ=写真。
同クラブでは、年間を通じて草取りなどといった地域奉仕活動などに取り組んでいるが、他の地域で高齢者クラブの休会などが報告される中、より魅力的な活動に取り組みながら会員数を増やしていきたいと、今回初めて五平もちづくりに挑戦。もちにつけるみそには、クルミ、サンショウを加え、昔はいろりの炭火で焼いていたことから、みそを塗った後の仕上げの焼きは、野外用コンロの炭火であぶることに。参加者らは、昔の記憶を思い出しながらご飯をすり潰したりみその味を確かめるなどしていた。
参加した女性の一人は「昔は田植えなどの大仕事が終わった後のごちそうだった。今は家族が少ないので作らないが、こういうものは大勢で食べるほうが楽しい」と話していた。 -
07年上伊那地区夏季一時金要求・妥結状況結果(第1報6月30日現在)
南信労政事務所はこのほど、07年上伊那地区夏季一時金要求・妥結状況結果の第1報(6月30日現在)をまとめた。
調査は6月30日から7月31日までに上伊那地区の民間労働組合32組合に対して実施。30日現在で21組合から要求が提出され、20組合が妥結している。
平均要求額は60万718円。前年同期より1万8079円下回っており、要求月数も2・34カ月と0・03カ月少ない。
それに対し平均妥結額も前年同期を1万3212円下回り、55万3841円。妥結月数は2・14カ月、前年同期より0・03カ月少なくなっている。
妥結分布では、50万円台が6組合と最も多く、次いで60万円台の4組合となっている。
平均妥結額は鉄鋼・金属の87万3197円が最も高くなっている。
最終報は8月10日に公表する。 -
副町長2人の必要性について意見交換
箕輪町の副町長2人制に関する意見交換会が19日夜、松島コミュニティーセンターであった。地域住民10人余が集まり、平沢町長、町議員と副町長2人制の必要性などについて意見を交わした。
協働のまちづくりを進める町民有志の「みのわ・ネット」(松沢幸利代表)が企画。町議会3月定例会で副町長を2人とする議案が可決されたことを受け、町長や町議会議員に対し、副町長2人制の考えを聞くアンケートを取った。結果を踏まえ、町長から副町長2人の必要性、議員から町議会で可決した経過などを聞いて意見交換する場を持った。
出席者から「町長が最善の道として選んだのなら、良い方向にいくのではないか」という意見もあったが「行革を進めているのは、箕輪だけではない。なぜ、2人いるのか」「現場で解決できることは、担当課に任せれば良いのではないか」など2人の必要性に質問が集中した。
平沢町長は、副町長1人の場合、役場内の事務処理、住民からの苦情などの対応に追われ、まちづくりの中長期展望に立った改革が手につかない実態を説明。「一層の行財政改革と、企業誘致や住宅開発などをストップさせないために2人が必要」と理由を挙げた。
松沢代表は「町民の立場の考えであるか疑問符である」と述べ、住民満足度などに対する町のアンケート結果を待って、今後の方向性を考えたいとした。
会には現・前議員全員に出席を呼びかけたが、出席したのは5人だった。 -
卓球で全国大会などへ出場
南箕輪村から卓球の全国大会などへ出場する小・中学生3人が19日、役場を訪れ、唐木村長に出場あいさつをした。
全日本卓球選手権大会(27縲・9日、兵庫県)と第59回中部日本卓球選手権大会(8月25縲・6日、静岡県)に平石聖亜君(11)=南箕輪小6年・北殿、中学校総合体育大会北信越大会(8月6縲・日、松本市)に山岡孝太君(14)=南箕輪中3年・久保=がそれぞれ男子シングルスへ出場。伊藤力斗君(10)=南箕輪小5年・南殿=は、日中友好協会などが主催する日中友好交流都市小学生卓球交歓大会(8月1縲・日、ペキンほか)に参加する。いずれも南箕輪わくわくクラブに所属し、週5回の練習に取り組んでいる。
県大会で3位になった平石君は、2度目の全国大会出場。「予選リーグを突破して決勝トーナメントに進みたい。緊張すると体が動かなくなるので、緊張しないで臨めたらいい」と話した。
山岡君は、県大会2位で初めての北信越大会出場を決め「攻撃のミスを少なくして、全国大会出場(上位10人)を目指したい」と決意を述べた。
伊藤君は、中国での試合を楽しみにしていた。
3人は、倉田亜来夫監督と来庁。
唐木村長は、各選手の活躍に期待した。 -
ソースかつどんメニュー 肉の素材を生かした11品
「伊那ソースかつどん会」加盟店の一つ、ベルシャイン伊那店1階にある手作りレストラン「BELL」は、ソースかつどん専門メニューを2品から11品に増やした。肉の素材を生かしたメニューで、客の反応は上々という。
新たに加わったのは、8時間煮込んだ柔らかい豚の角煮を使った「豚角ソース丼」、豚ロースの薄切りを幾重にも重ねた「十二単衣ソース丼」、霜降りステーキ肉をミディアムに揚げた「牛カツソース丼」、お好み焼き風にソース・マヨネーズ・かつお節などがマッチした「ソースお好み丼」など。数量限定品もある。
売り出しから1カ月余が経ち、リピーターも多い。特に「豚角」「お好み」「ヒレ」が人気。
オーナーシェフの高見沢周司さん(57)は「オリジナルソースに合うメニュー作りに苦労した。これだけの種類をそろえたのは画期的なこと。肉の違いを楽しんでほしい」と話す。
これからもメニューを増やす考えで「伊那のソースかつどん」をアピールする。 -
館報コンク受賞を伊那市長に報告
伊那市内の9公民館でつくる伊那市公民館運営協議会(武田登運営協議会長)発行の館報「いな」がこのほど、全国公民館報コンクール(全国公民館連合会主催)で、優秀賞を受賞した。20日、市役所に武田運営協議会長らが訪れ、小坂樫男市長に報告した。
同コンクールは、公民館広報の充実を図るため、本年始めて開催した。全国297公民館から応募があり、企画、文章、デザイン・レイアウトなどを大学教授ら10人の審査員が審査。最優秀賞1館、優秀賞3館、特別賞6館を選んだ。
館報「いな」は1954(昭和29)年に発行。現在は、各公民館活動や地域で活躍する人、自然文化などについて掲載し、2カ月に1回の発行で全戸配布している。特徴として各公民館の館長、主事ら編集委員が制作した掲載内容を地域住民が審査するモニター制度を導入している。
武田運営協議会長は「表紙の写真やレイアウトがよく、住民参加も図られてるなどを評価された」と報告し、「今後もこれを契機に、より親しまれる館報をつくっていきたい」と意気込みを述べた。
優秀賞の賞状を手にする武田運営協議会長(右)ら -
カナダで国際交流の中学生を激励
宮田村が伊那市など3市町村と合同で中学生をカナダへ派遣する国際交流事業(7月30日から12日間)で20日、同村から参加する7人の激励会が役場であった。清水靖夫村長から励ましを受けた生徒たちは、現地の人と交流を深め、語学や文化を学びたいと意欲を語った。
7人は小田切瑞希さん、田辺瑞季さん、湯沢侑奈さん、石井那苗さん、木村萌子さん、宮澤夢さん、加藤真結香さんで、いずれも宮田中2年の女子。
カナダのレスブリッジ市に滞在し、各家庭に分かれてホームステイする。
「本場の英語を学んできたい」「カナダの文化を感じ、交流できれば」と生徒たちは抱負。
清水村長は「学生時代に多くの人と関わりを持つことは、大切な財産となる。自信を持って貴重な体験を積んできて」と激励した。
同村の中学生海外派遣は1995年に開始。昨年度までは1人あたり10万円を基本に旅費を補助していたが、今年からは参加各家庭が全額自己負担する。 -
祇園祭を世界へ配信、福祉大生がインターネット放送で生中継
宮田村津島神社祇園祭宵祭り(21日)の模様を、今年も日本福祉大学の学生がインターネット放送で全世界に生中継する。6台のカメラを駆使し、正午過ぎから午後10時過ぎのあばれみこし打ち壊し、仕掛け花火終了まで余すことなく伝える。
同村と同大学が友好宣言を結んでいることなどが縁で、8年ほど前から中継を開始。
地域づくりプロジェクト、インターネット放送部の学生に有志も加わり、総勢18人体制で中継に臨む。
正午からの放送では、今まで取材してきた祭りを中心にした村の様子を紹介。午後4時半の子どもみこし出発からは生放送に切り替え、現地からリアルな映像を配信する。
1年生の時から中継に参加してきたリーダーの長坂紫布さん(21)=人間福祉情報学科4年=は「アクセスも年々増えており楽しみ。みこしの迫力を多くの人に伝えることができれば」と話す。 -
学有林で山林作業
)
飯島町の飯島中学校3年生99人は19日、田切菖蒲平の学有林でヒノキの枝打ち、つる切りなど山林作業をした。
勤労の尊さを学び、ボランティアの精神を養い、豊かな森の恵みを浴び、心身をリフレッシュする恒例の行事。
生徒たちは春日平集会所から、約30分歩いて現場へ。
作業に先立ち、講師の上伊那地方事務所や役場の職員から「幹を傷つけないように、丁寧に枝を切り落とす。木に絡んだツルは根元から取り除く」。「ヘビやハチに気を付ける。山ウルシに触れないように」などの説明を受けた。
この後、生徒らは3班に分かれ、14年生のヒノキの枝を切り落としたり、幹に巻きついたつるを取り除くなどのほか、切った枝の搬出、シカの柵の補修などの作業に精を出した。 -
箕輪町安協がみのわ祭り会場で交通安全啓蒙の写真展示
箕輪町交通安全協会は、28日開催の2007みのわ祭りの会場で、初の取り組みとして交通安全を啓蒙する写真展示をする。
多くの人が集まる祭り会場に展示することで、交通安全の意識を高めてもらうねらい。
展示するのは、県警が所有する交通事故現場の写真13点。「シートベルトで助かりました」は、約7メートルの道路下に転落した車の写真。シートベルトをしていたため、かすり傷ひとつなかったという。「ストップ『死亡事故』」は、多重衝突死亡事故で大破し原型をとどめていない車両の写真。
祭り会場の本部席周辺に展示する予定。 -
みのわ元気サイクル事業「地区巡回健康教室」24日から
箕輪町が本年度取り組んでいる「みのわ元気サイクル事業」の一環で、「地区巡回健康教室」が24日から始まる。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。本年度は箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区として実施。効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
24日に開講し10月23日までの全6回。会場は北小体育館で、1回の時間は1時間半。健康学習と運動をセットで行う。約30人が参加を予定する。
健康学習は町の保健師、管理栄養士が担当し、メタボリックシンドロームや食事の話などをする予定。運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当。健康エクササイズやニュースポーツを体験する。屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画。みのわ健康アカデミーのOBも協力する。
町は、「教室で生活習慣病予防について学び、楽しく運動して日常生活に取り入れてほしい」としている。 -
箕輪町の壮年ソフト「ミノワクラブ」全国大会へ
箕輪町の壮年ソフトボールクラブ「ミノワクラブ」(山岡広好監督、28人)は、9月15-17日に滋賀県守山市で開く第7回日本スポーツマスターズ男子大会に県代表として出場する。6月30日-7月1日に箕輪町の番場原運動場などであった第9回長野県壮年ソフトボール大会(県ソフトボール協会主催)で優勝し、全国大会出場を決めた。
県大会は40歳以上で構成する29チームが出場。ミノワクラブは2回戦で仁科クラブ(大町市)に10-1、準々決勝でスーパァーロビンズ(伊那市)に6-5で勝ち、準決勝は前回優勝チームの常盤クラブ(大町市)に8-1で圧勝。決勝は信州ブルースターズ(大町市)と対戦。6回まで5-5で時間切れのためタイブレーカーを行い、8回で7-6でサヨナラ勝ちした。
全国大会につながる壮年ソフトボールは全日本壮年、県壮年の2大会。同クラブは今回で通算6回目の優勝。全国大会出場は5回目(出場辞退1回)になる。
山岡監督(54)は、「地元開催の中、控えのメンバーも含めてチーム全員で勝ち取った優勝。応援団の声援もありがたかった。守備でミスが目立ったが、練習どおりの攻撃で得点できた。全国大会では基本プレーの練習を繰り返し、よい成績を残せるように頑張ってきたい」と話している。
メンバーは箕輪町を中心とした40から50歳代。毎週火・金曜日の夜、若手中心の一般チーム「ミノワオールスター」、50歳以上の実年チーム「ミノワ実年クラブ」と合同で番場原運動場で練習している。 -
大芝高原音頭Newヴァージョンの振付講習会開催
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会大芝高原音頭普及チームは17日夜、大芝高原音頭Newヴァージョンの振付講習会を南箕輪小学校体育館で開いた。小学生からお年寄りまで約50人が集まり、実際に踊りながら、一つひとつの振り付けを覚えた=写真。
昨年からまつりのテーマソングとなった「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の振り付けを多くの村民に覚えてもらうとともに、まつりに向けた気運を高めることなどを目的として開催したもので、初日のこの日はパレードに参加する各団体から男女さまざまな年齢層の住民が、それぞれに作製した音の鳴る「舞竹」などを持参して参加。昨年すでにNewヴァージョンを踊った参加者も、1年ぶりに体を動かし、踊りを思い出していた。
講習会は31日、8月7日もある。時間は午後7時半から。当日受付。参加する場合は踊れる服装でタオル、舞竹(持っている人)を持参すること。
問い合わせは大芝まつり実行委員会事務局(TEL72・2104内線153)へ。 -
花巻きすし作り教室
県長寿社会開発センター上伊那支部は中高年者生き生き広場として19日、花巻きすし作り教室を駒ケ根市東伊那の駒ケ根ふるさとの家で開いた。上伊那全域の賛助会員と一般の男女約40人が参加し、「ハッチョウトンボ」と「桃の実」の2種類の花巻きすし作りに挑戦した。指導に当たったのは地元駒ケ根市のグループ「花巻きこまちゃん」の会員4人。参加者は完成品の絵を見て「こりゃ難しそうだね」と不安そうに調理を始めたが、楽しそうな笑い声が上がる気楽な雰囲気の中、かんぴょうやゴボウなどを切ってはすし飯の上に丁寧に並べて完成。見事にトンボの形が浮き出たすしを手に「意外にうまくできた」「先生の教え方がいいからだ」「今度は家でも作ってみよう」などと話して笑い合っていた=写真。
-
南小で地区子ども健全育成の集い
駒ケ根市の赤穂南小学校(下平達朗校長)で18日夜、「南小地区子ども健全育成の集い」が開かれた。PTA,教職員など約100人が参加し、「子どもたちの健やかな成長のため、地域として親としてできることは何か竏抽w校・地域・家庭の連携のあり方」のテーマの下、教育を取り巻く現状と対策について4グループに分かれて討論した。
討論に先立ち、話題提供としてPTA会長の塩沢和幸さんは「ノー・メディアデーに向けた取り組み」と題し、PTAが今年7月に行ったアンケートの結果を発表=写真。児童はテレビを1日平均2時間視聴していることなどを報告した上で「せめて食事時はテレビを見ないとか、ノー・テレビデーを設けるなど、家庭内でのルールづけが必要ではないか」と提言した。同校の安藤久美子教諭とPTA校外指導部長の岡本祐司さんも、子どもたちの遊びなどについて「万引きの例もある」「ゲーム機でばかり遊んでいる」などとそれぞれ発表した。 -
KOMA夏実行委員会全体会
28日に駒ケ根市の中心商店街を会場に開かれる夏祭り「KOMA夏! 第5話」の実行委員会(平沢徹実行委員長)は18日夜、全体会を開いた。集まった約50人の委員は5つの部会ごとに机を囲み、祭りの計画についてタイムスケジュールに沿って入念に打ち合わせ=写真。10日後に迫った祭りに備えた。平沢実行委員長は「5年目を迎えることができた気持ちから祭りのテーマを・スthankfully 感謝を込めて・スとした。今年はサプライズ・イベントも用意しているが、当日までは秘密にしたい。お楽しみに」と話した。
祭りは一般参加の19グループ・約800人によるダンスパレードが広小路と国道を開放して行われるほか、SPEED太郎とヒッヒーのアトラクション、ヒーローミニシアター、宝くじ抽選会などが多彩に催される。浴衣写真撮影会、・スネイルアート・スサービスなどもある。
祭りの日程は次の通り。
▼午後2時=・スヒッヒーの館・ス開館▼3時=物販・食販出店、・スヒーローミニシアター・ス開館▼4時15分=SPEED太郎アトラクション▼4時30分=パフォーマンス披露▼5時15分=自由曲によるダンス披露▼5時50分=パフォーマンス披露▼6時=開会セレモニー▼6時10分=ダンスパレードスタート▼6時20分=ダンス等パフォーマンス披露▼7時50分=パレード終了▼8時5分=フィナーレ(ダンスタイム)▼8時15分=パレード表彰式▼8時35分=ジュビロ磐田イベント▼9時=宝くじ抽選会 -
三峰川総合開発工事事務所が優良工事施工者などを表彰
三峰川総合開発工事事務所の07年度優良工事施工者等表彰が17日、伊那市長谷の同所であり、竹田正彦事務所長から優良工事施工者や協力会社などに表彰状、感謝状が手渡された=写真。
表彰は06年度に完了した事業の中で、優秀な成績を修めた工事、業務を請け負った事業所や技術者を対象として毎年行っているもの。今年は対象事業3件のうち、美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務に携わった1事業所と技術者1人が中部地方整備局長表彰を受けたほか、美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の施工者、協力事業所2社と、技術者1人が三峰川総合開発工事事務所長表彰を受賞。美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事の関連では、協力事業所2社に対し感謝状が贈られた。
竹田事務所長は日ごろの協力に対して感謝の言葉を述べるとともに「今後も技術研鑚などに努力して、よりよい社会資本整備に協力してほしい」と語った。
表彰は次のみなさん。
【中部地方整備局長表彰】(業務はいずれも06年度美和ダム恒久堆砂対策施設環境調査業務)
◇優良業務請負者=環境アセスメントセンター
◇優良業務技術者=出縄二郎(環境アセスメントセンター管理技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長表彰】(工事はいずれも05年度美和ダム再開発黒川地区堆積土整地工事)
◇優良工事施工者=ヤマウラ
◇優良工事協力会社=松川組
◇優良工事協力会社専任技術者=中島芳夫(松川組主任技術者)
【三峰川総合開発工事事務所長感謝状】
◇優良工事協力会社=ムサシ建設工業、モリテック -
上伊那地区電気工事協力会が昇柱訓練
上伊那地区電気工事協力会飯田支部上伊那地区(湯沢喜一地区長、37事業所)は19日、電気の引込工事を担う作業員を対象とした昇柱訓練を実施した=写真。約100人の電気工が参加し、安全に作業を行うための手順などを確認した。
訓練は新しい家を建てた時に必要となる電気の引込工事を中部電力から委託・許可されている電気工事店作業員を対象として毎年行っており、安全作業の実施と公衆災害防止などを目的としている。
参加者は、中部電力伊那営業所と安全委員らの指導を受けながら昇柱や高所作業における基本動作などを実施。そのほかにも現場写真を見て作業前の危険予知を行う講習などもあり、安全対策についての理解を深めていた。
湯沢地区長は「安全作業を行うことが一番の目的。伊那地区については3年間無事故きているので、これを継続していきたい」と話していた。
対象となる作業員は185人で、2日間にわかれて訓練に臨む。 -
いもち病に注意
7月9日以降県内各地でイネいもち病の感染好適条件が出現しているため県は、県内全域を対象としていもち病(葉いもち)注意報を発表している。
アメダスデータによる葉いもち感染好適条件判定によると、上伊那では6月下旬に辰野町中央で準好適条件を確認。その後同地区では、7月初旬に好適条件となったほか、飯島町七久保も7月10日に好適条件に。また、7月中旬には伊那市高遠でも準好適条件が観測されている。
気象庁発表の向こう1カ月の予報によると、前半の天気は発病に好適な条件となる曇りや雨の日が多い見込み。県では、防除対策として▽水田の見回りを行い、葉いもちの発生を確認したらただちに防除すること▽苗箱剤未施用のほ場や上位葉感染の多いほ場での防除の徹底▽追肥をひかえること竏窒ネどを示しているほか、適期防除、飛散防止に配慮することも呼びかけ、今後の発生予察情報や気象情報に注意することを求めている。 -
第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が開催
上伊那広域連合が伊那市内に設置する新ごみ中間処理施設の施設規模などを検討する第1回上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が19日、伊那市内であった。各市町村の衛生自治会の代表者や市民団体代表者など25人を委員に委嘱し、ごみの減量化、資源化の具体案と機種選定の検証結果を11月末を目指し伊那市の用地選定委員会に報告することを確認。委員長には公募委員の小沢陽一さんを選出した。
同委員会の主な検討事項は(1)ごみの減量化、資源化(2)広域連合が02年に選定した機種(処理方式)の検証竏秩B
合わせて処理対象物の検討、施設規模の試算なども担い、市の用地選定委員会が最終報告を目指す12月に入る前、11月末を報告時期として目指す。報告後も引き続き減量化などの検証を続け、結果に対して用地選定委員会の意見があった場合は再度検討を行う。また、委員の任期は2年間となっており、新施設の稼働後も運転状況把握などを行っていく。
小坂樫男広域連合長は「広域連合で02年にコンサルに依頼した時は、コークスを使った溶融炉が一番経済的ではないかという結論に至ったが、数年を経て、新しいものも出てきているのでその辺も含めて検討してほしい。また、八乙女の埋立地の掘り起こし残さや下水道汚泥をどうするかという問題もある。大変難しい問題だが相互の連携をとりながら研究し合い、自分たちのごみをどうすればいいか検討してほしい」と語った。 -
県伊那文化会館の附属劇団「南信協同」の代表
伊那市中央区
阿部裕吉さん(59)一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくことは面白い竏秩B
「南信協同」は、高校生から社会人までが集う県伊那文化会館の附属劇団。団員それぞれが学校や仕事と並行しながら活動しているため、平日の夜や土日が練習時間となる。
「よくほかの連中とも話すんだけど、いくらアマチュアであっても、お金をもらって見てもらおうとするからには自分の趣味だけではできないし、それなりのことをやる必要がある。若い人には若い人なりの感性があるし、長く生きてきた人間は過ぎてきた時間が演技に出てくる。10人いれば、考え方もそれぞれ違う。そういう違いは出ていいと思う」
◇ ◇
南信協同を立ち上げた当時の演出家に声をかけられ、初めて舞台を踏んだのが10年ほど前。伊那混声合唱団に所属するなど、大きな声を出すこと自体は好きだったが、演劇に関してはまったく経験がなく、南信協同の存在すら知らなかった。
「『セリフもほんの2、3行だし、ただ座っているだけだから』って言われて引き受けた。でも、実際はそれだけじゃなかったんだけどね。最初の舞台は緊張しないよう、なるべく客席を見ないようにしたね」と振り返る。
しかし、舞台の上に広がる別世界で役としてあてがわれた一人の人物として、普段の自分が経験できない世界やさまざまな感情に思いを巡らせることは、何よりも面白かった。
「演劇を専門に習ったわけでもないから、毎回役になりきるのは難しい。セリフを覚えるのも若い連中と比べたらハンディがあるしね。でも、“ありがとう”という言葉一つとってもその場その場でいろんな言い方があって、一つひとつの場面を想像しながらセリフを覚えていくのは面白い」
◇ ◇
現在は8月の第17回公演「幽霊はここにいる」(安部公房作)で演じる詐欺師・大庭三吉のセリフ覚えに追われている。
幽霊を連れて歩く男と出会った大庭は、その幽霊を使って一もうけしようともくろむ詐欺師。
「大風呂敷を広げて話をするわりに、気は小さいという所は俺に似ているかな。いい人の役だと、『俺こんないい人間じゃねえよな』と思って演じきれないのかもしれない」と語る。
「今回の舞台は演出が変わっている。若い連中も一生懸命やっているので、ぜひ見てほしい」
公演は8月25日の午後6時からと8月26日の午後2時からの2回(開場はそれぞれ開演の30分前)で、入場料は一般が千円、高校生以下500円(当日は200円増し)。場所は県伊那文化会館小ホールとなる。
問い合わせは県伊那文化会館(TEL73・8822)へ。