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「伊那シニア」 2年連続出場
第21回全日本シニアソフトボール大会県大会(5月12竏・3日・松川町)で2年連続3回目の優勝を果した、伊那市のクラブ「伊那シニア」(小牧文敏監督、22人)が10月12竏・4日、三重県志摩市である全国大会の出場を獲得した。
同クラブは、県内22チームが出場する県大会の決勝戦で「シニア塩尻」(塩尻市)を6竏・の完封で破り、県代表権を手にした。全4試合の合計得点は36点、完封試合は3つの圧勝で勝ち上がった。「3月から週4日の練習の成果が出た」と伊藤易明主将(67)は喜ぶ。
昨年、神奈川県であった全国大会はベスト8で敗退。伊藤主将は「昨年は負けてしまったが今年はベスト4を目指し、県代表として頑張りたい」と意気込みを語る。
集合写真
メンバー表 -
伊那防火管理協会定期総会
伊那消防組合管内の事業所や危険物製造所などで組織する伊那防火管理協会の定期総会は23日、伊那市狐島のJA上伊那本所フラワーホールであった。会員約50人が出席し、役員改選案などを承認した。
任期(2年)満了に伴う役員改選は会長に唐沢可昭氏(伊那中央石油)を新任。副会長2人は小口宏氏(中部電力伊那営業所)、今福光雄氏(石川島汎用機械)を再任した。
同会は防火管理の向上と会員相互の親ぼくを図り、火災予防に努める目的で組織。本年度も危険物取扱者を対象とした保安義務講習会や会員による消化通報コンクールなどの事業を計画している。
総会では表彰もあった。
各表彰を受賞したのは次の皆さん。
【関東甲信越地区危険物安全協会連合会長表彰】
▽事業所=オリンパスイメージング辰野事業場
【県危険物安全協会長表彰】
▽事業所=キッツ伊那工場▽優良取扱者=赤坂昭典(扇屋石油)、丸田茂(伊那燃料)、伊藤秀次(ENEOSフロンティア長野Dr・Drive辰野店)、竹入修二(北山ラベス箕輪生産場)、山本和市(同)
【伊那防火管理協会長表彰】
▽優良者=征矢直人(上伊那農業協同組合)、春日保(同)、宮下修一(伊那市観光仙流荘)、伊藤政子(いたや伊藤燃料店)、河西良明(オリンパスイメージング辰野事業場)、熊谷暢宏(北山ラベス箕輪生産場) -
原田泰治さんの絵本 読み聞かせ
箕輪町の女性有志5人による読み聞かせ会が20日、同町文化センターであった。同ホールで開催中のピエゾグラフ展「原田泰治の世界」(27日まで)に合わせた催しで、有志が来場者らに原田氏が制作した絵本を読み聞かせた=写真。
原田氏の絵本の魅力を皆に教えたい竏窒ニ、メンバーの一人が友人らに呼びかけて企画した。同氏の絵本「とうちゃんのトンネル」「さだおばさん」の2冊を午前、午後の2回に分けて読んだ。家族連れなど計約30人が集まった。
著者の幼少時の体験からできた絵本「とうちゃんのトンネル」は、家族のために一人でトンネルを掘り続けた父親の姿を描いた。心和む絵と感動を誘う内容が集まった人たちを魅了した。
メンバーの関奈保子さんは「原田さんの世界を知ってもらえてよかった。この機会に多くの親子に読み聞かせの時間をもってもらえれば嬉しい」と話していた。 -
箕輪町公民館学級合同開講式
箕輪町公民館学級合同開講式が22日、町文化センターであった。4大学・学級の受講生が、学習への意欲を持って式に臨んだ。
本年度の学級受講者は、ふきはら大学17人、ふきはら大学院27人、あざみ学級8人、ふれあい学級16人。
柴登巳夫館長が、「学ぼうとする皆さんの気持ちを大切に学級活動を進めたい。1度でも多く参加し、仲間と学習を深めて、これからの生活をよりうるおいのあるものにしていきたい。皆で頑張りましょう」とあいさつした。
学生を代表し、ふきはら大学院の宮沢仁巳さんは、「今日も講座に出席でき、友達と会えたことに感謝して継続できるよう努力したい」と述べた。
式に先立ち、県文化財保護協会理事の竹入弘元さんによる「箕輪町の石工」の講演も聞いた。
ふきはら大学は郷土、健康、教養、人生問題など、ふきはら大学院は大学の学習をより発展させて学ぶ。女性対象のあざみ学級は体験、実践が主で、ふれあい学級は夜間に郷土、健康、教養などを学ぶ。いずれも年10回以上を予定する。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業補助金審査結果報告
箕輪町の「まちづくり住民提案事業補助金」で、同事業審査委員会(丸山亮審査委員長)は23日、審査結果を平沢豊満町長に報告した。委員会として応募のあった15件を採択し、補助金額を示した。今後、報告を尊重し町長が最終決定する。
同事業は、町民と町の協働によるまちづくりを進めるため、住民自らが創意工夫し、企画したまちづくり事業を公募し、審査で選考した事業に補助金を交付する。06年度に始まり2年目。補助額は1団体当たり原則10万円以内で、連続2年を限度とする。
募集期間は3月22日から4月22日までで、新規6件、継続9件の応募があった。審査委員会(7人)は4月27日、5月11、16日の3日間で、公益性、独創性、発展性、実現性、自立性の5つの審査基準に基づいて審査し、応募の15件すべてを採択し、補助金額を査定した。
応募件数が昨年度の10件から6件に減少したことから、「あらゆる広報媒体を活用して今後もPRすることを望む」と意見を添えた。
平沢町長は、「わずかな予算だが、まちづくりの気概があらわれてくれたらと思う」と話した。丸山委員長は、「活動はそれぞれ特長がある。補助制度から外れた以後に継続していただく方策をぜひ検討してほしい。活動の輪が大きな輪に広がることに期待したい」とした。
審査委員会が採択した事業は次の通り。かっこ内は団体名。
◇新規▽ハンドメイドタウンみのわ構築事業(ぷち・どぅ Club)▽文化的まちづくり企画(辰巳クラブ)▽(もっと)手話普及プロジェクト(箕輪手話サークル)▽聴覚障害者の生活と文化を町のみなさんに正しく伝える事業(みみずくの会)▽手筒花火によるまちづくり、地域活性化事業(みのわ手筒会)▽「どっこいしょ」運動事業(がんばる会)
◇継続▽有機農業研究・普及事業(箕輪町有機農業研究会)▽ひまわり畑「憩の場」運営事業(ひまわり畑)▽イルミネーション設置事業(西部花街道をつくる会上古田支部)▽みのわダム周辺環境美化事業(みのわダム郷里を愛する会)▽地域活性化「観光農園」づくり事業(これからの農業林業を考えるEグループ)▽知的発達障害者自立支援事業(サークル・つばさ)▽みのわ御棒サ!里曳きタイムレース(箕輪まちづくり同友会)▽メタセコイアや桜の木でコカリナを作り、森のコンサートを開こう(メタセコイアの森の会)▽もみじカップ第2回小学生かけっこ大会(ちいむもみじ) -
みのわ祭り実行委員会小委員会
祭りの素案を承認箕輪町みのわ祭り実行委員会小委員会は23日、町役場で開き、7月28日開催の本年度のまつり会場やイベントなどの方向性を承認した。6月4日の実行委員会に提案し決定する。
委員会は約50人が出席。これまでの準備委員会での検討や警察との協議を踏まえまとめた素案を承認した。
祭りの名称は「2007みのわ祭り」。サブタイトルは「踊れ・輝け・箕輪の○(わ)」。28日雨天の場合は翌29日に開催。
祭り会場は国道153バイパス松島交差点縲恟シ島交番入口交差点の延長約450メートル。05年度より総延長を短くした。花火打上会場は7号以下の打上花火は番場原第1グラウンド東側道路、5号以下のスターマインは天竜川管理道路。交通の迂回の問題解消、町の中心部で祭りと花火をやりたいなどの意見を基にした。花火会場の変更により農免道路の通行止めはなくなる。
イベントは新たに「東京よさこい」が加わる。町と防災協定を結ぶ豊島区のよさこいチームから参加したい旨の希望が寄せられ決まった。このほかは従来通り。
実行委員会での決定後、各部会で最終決定となるが、部会にも準備委員会の原案を示していくという。 -
かんてんぱぱで生活を彩る工房展
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで27日まで、「生活(くらし)を彩る工房展」が開かれている。木工、陶芸、籐(とう)工芸でつくられた生活用品など約200点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
自然素材のぬくもりを生かした暮らしの道具を集めた工房展で3回目。木工の小松稔さん、籐工芸の石田克成さんに加え、今回は陶芸の近藤しろうさんが参加。架空の生物やユニークな表情を模ったオブジェなどを出展している。また、籐工芸の石田さんはアケビのつるやヤマブドウの皮などを素材としたバッグを出展。小松さんの工房のスタッフである小川晶子さんが、女性の感性を生かした時計や壁掛けなど数点を出展しており、多彩な作品が会場を彩っている。
小松さんは「出展者の年齢はそれぞれ異なるが、年齢を超えたものづくりの楽しさを味わっていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
伊南防火管理協会総会
伊南4市町村の437事業所でつくる伊南防火管理協会は21日、第31回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。役員の改選が行われ、会長に堀内茂彦さん(再任・信濃燃料)、副会長に木下哲夫さん(木下燃料)、小沢長三さん(小沢建設)、顧問に加藤和美さん(駒ケ根自動車産業)を選出したほか、事業計画・予算案を承認した。優良事業所などの表彰も行われた=写真。
表彰されたのは次の皆さん。
◆県危険物安全協会長表彰▼危険物優良事業所=田中燃料店▼特別表彰=武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼危険物優良取扱者=福沢勇一(キョウリツ)木下哲夫(木下燃料)小長井規雄(和信化学工業駒ケ根工場)富永義人(上伊那農協中沢給油所)宮・ス克弘(同片桐・飯島給油所)
◆伊南防火管理協会長表彰▼優良事業所表彰=駒ケ根郵便局、和泉屋燃料店、花木タイヤ商会、駒ケ根トヨタ自動車、富永自動車▼危険物取扱者40年勤続表彰=小林幸八(丸共産業)武井二郎(駒ケ根自動車産業)▼同30年勤続=平沢隆(小松屋商店)上久保善實(田中薬局)熊谷宏(南信精機製作所)▼同25年勤続=日岐義明(帝国通信工業赤穂工場)川上正計(上伊那農協)宮・ス克弘(上伊那農協片桐・飯島給油所)▼同20年勤続=大場清隆(同福岡給油所)富永義人(同中沢給油所)竹内宣江(同七久保給油所)▼同15年勤続=今井茂(今井自転車店)小島正好(小島商会)小原謙二(昭和伊南総合病院)小松文晴(駒ケ根自動車学校)辰口正美(北原産業エスパル駒ケ根)田中豊昭(日本発条産機事業本部)宮下進八郎(宮井商店)笠原信男(三徳)宮沢孝広(飯島セラミック)▼同10年勤続=滝沢美保子(駒ケ根自動車産業)中村保(信濃燃料)小町谷久志(養命酒製造駒ケ根工場)中山友悦(タカノ)福沢丈樹(タカノ機械)堀内信彦(信濃燃料)小林美知子(飯島保育所)千村芳郎(下平工業)那須野大(伊那火工堀内煙火店)森岡康男(飯島町地域福祉センター石楠花苑)森上龍雄(大林建材)▼同5年勤続=小池実(和信化学工業駒ケ根工場)大原とも美(イタクニ)竹下俊彦(同)久保村祐二(田中燃料店)堀内正巳(中央アルプス観光)森岡正明(日本発条伊那工場)倉田浩幸(駒ケ根生コン)中坪厚志(養命酒製造駒ケ根工場)高坂由明(丈長屋)竹村博(塚田理研工業)唐沢繁樹(上伊那農協)森本元司(同)松崎明重(同飯島カントリー)宮下清博(長野ミツバ)篠原栄治(上伊那農協片桐給油所)古沢征三(同南向給油所)▼防火管理者30年勤続表彰=池上良之(岩田屋)北沢福明(民宿天山)那須野茂喜(白樺荘)福沢猛(信濃路)古田良昭(古田料理店)宮下勝(ホテルあさひや)▼同25年勤続=中村敏(コーヒースポットめいと)▼同20年勤続=中山清美(いげた屋)赤羽芳春(しぶき荘)浦上謙吾(駒ケ根ダイカスト工業)大平静江(駒ケ根ハイランドホテル)宮下学(駒ケ根グリーンプラザ)吉沢文夫(さわや食堂)▼同15年勤続=飯島秀樹(駒ケ根グリーンホテル)伊藤文雄(座光寺内科医院)北村和子(割烹食堂たつぼり)横山勝(さんれーく駒ケ根店)▼同10年勤続=下平武人(日本電産)清水千博(同)古沢正博(トマト)千村貴美男(東洋エクステリア中央研究所)▼同5年勤続=小沢常明(テーケー)伊沢正紀(窪田建設)草深雪江(北割保育園)宮下みさほ(福岡保育園)田中浩二(マルヤス長野) -
駒ケ根協力隊を育てる会総会
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史所長)を支援する市民らでつくる駒ケ根協力隊を育てる会(会長・中原正純市長)は21日夜、第25回総会を同市のアイ・パルいなんで開いた=写真。会員ら約50人が出席し、06年度事業・収支決算報告、07年度事業計画・予算案などを承認した。主な事業として、書き損じ・未使用はがき、未使用切手を回収した資金により隊員の活動を支援する「小さなハートプロジェクト」や、JICAの「世界の笑顔のためにプログラム」などに引き続き取り組んでいく。
中原正純市長はあいさつで「駒ケ根訓練所を巣立った隊員は1万人を超える。市民にとっても国際化を身近に実感できる大きな財産だ。今後も協力隊を支援する市民の輪を広げていこう」と呼び掛けた。 -
「ネイチャー伊那谷」第13回写真展
駒ケ根市、飯田市などに在住するアマチュア写真家のクラブ「自然写真集団ネイチャー伊那谷」(片桐勝彦会長)は第13回写真展「自然賛歌」を駒ケ根市の市立博物館市民ギャラリーで27日まで開いている。中央アルプス駒ケ岳をはじめとする大自然の四季折々の表情を見事にとらえた作品のほか、コマウスユキソウ、ミヤマキンバイなどの愛らしい高山植物を撮影した写真など、会員7人が思い思いに撮影した自信作約70点を展示している。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時(最終27日は午後4時30分)。問い合わせは同館(83・1135)へ。 -
西箕輪北部保育園で草もちづくり交流
おいしい郷土料理を地域のおばあちゃんたちに教えてもらおう竏窒ニ、伊那市の西箕輪北部保育園(唐木美代子園長)の園児たちが22日、草もちづくりに挑戦した。大泉新田地区に住む3人の女性が同園を訪れ、作り方を伝授。昔ながらの春の味覚を楽しんだ。
交流会は今年初めて企画。園児たちには地域の郷土料理を学びながらお年寄りの知恵や技に触れることを通じて目上の人に対する尊敬の気持ちを学ぶ機会に、一方地域の人には園の様子を知ってもらう機会にしてほしいと考え、秋には五平もち作り交流も計画している。
その第1回目となったこの日は、園児たちが保護者とともに摘んだヨモギを使った草もちづくりを企画。最初はビニール袋に入れたヨモギをすりこ木で叩きつぶす作業。筋が残らないよう丹念に潰したヨモギから春の香りが漂い、園児たちも「いいにおいがする」と歓声を挙げた。
ヨモギともちを混ぜる工程では、地元の女性たちが鮮やかな手際を披露。「もう時期だでね」と園児たちに語りかけながら鮮やかな緑色をしたもちをこねあげていた。 -
童謡唱歌を国内外に広めている瑞宝双光章の酒井増男さん
南箕輪村長に受章を報告高齢者叙勲の瑞宝双光章を受章した県音楽教育学会名誉会員、県童謡・唱歌をうたう会顧問、元教諭の酒井増男さん(89)=南箕輪村南原=が23日、村役場を訪れ、唐木一直村長に報告した。
酒井さんは中野市の出身。音楽教育を主に県内小中学校13校で38年間、教べんをとり、77年(昭和52)3月に長野市立共和小学校長を最後に退職。その後、童謡・唱歌の普及に努め、県童謡・唱歌をうたう会を設立して国内でコンサートをしたり、ブラジル、米国、ハンガリーなどに招かれて、日本の文化としての魅力を広めたりしている。
村長室で、教え子たちからもらった寄せ書きなどを紹介しながら酒井さんが叙勲を受けたときの様子などを話した。唐木村長は「まだまだ元気でこらからも活躍してください」と励ました。 -
【記者室】サツマイモのオーナーに
野菜や果物のオーナー制度。リンゴに長イモ、ゴボウはこれまでやっているが、今度はサツマイモも仲間入りする。主に種まきや植え付けと収穫を体験するもので、その間は農家が管理をしてくれる▼みはらしファームの長芋・ゴボウオーナーは参加者の半分がリピーター。ある夫婦は、家庭菜園でほとんどの野菜は作るが長芋はできないため、継続参加しているという。畑を1メートル以上掘って土をやわらかくするというから、家庭菜園ではとてもとても大変。参加したくなるのはうなづける▼箕輪北部営農組合が始めるサツマイモオーナー。自分自身は関心はあっても、あのご夫婦のような行動力に欠けるが、興味と行動力のある方は、この機会に参加してみてはいかが。(村上裕子)
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宮田中、毎月各国の料理を生徒たちに
宮田村の宮田中学校の給食で月に1回、世界各国の料理を味わう取り組みが始まった。23日はオーストラリア料理で、初めて味わう異国の食べ物に生徒たちは興味深げ。企画した同校の小原啓子栄養師は「食を通じて世界に目を向け、新たな発見を感じてもらえれば」と“食育”に広がり持たせる試みに期待を寄せる。
オーストラリアの食卓に欠かせない「べジマイト」と呼ばれる野菜エキスを発酵させたペースト状の食品と、同国民がファーストフード感覚で気軽に食べる「ミートパイ」を給食メニューに盛り込んだ。
同国出身で本年度の同校ALT(語学指導助手)のアダム・コラールさん(34)が、生徒たちに母国の料理を紹介。ランチルームで全校一緒に味わった。
べジマイトはパンにバターと一緒に塗って食べたが、オーストラリアの納豆と呼ばれる味は、生徒たちにとって“未知との遭遇”。好みは分かれたが、2年生の服部裕明君(13)は「みそみたいな味がして、とてもおいしい。給食でいろんな国の食文化が味わえて楽しい」と話した。
「自分の国では当たり前でも、他の国では違う。食事によって文化の違いを知ることは、とても重要なことに思う」とアダムさん。
食材の入手など苦労は多いが、子どもたちのためにと小原栄養師や給食調理員。来月はカリブ海の国の料理を予定する。
##写真
ALTのアダムさんから話を聞き、生徒たちはオーストラリアの味に舌鼓を打った -
ぎゃらりー喫茶「花鳥四季彩」の井上治さん(57)
野鳥の写真撮影の趣味をきっかけにギャラリー喫茶を06年3月末、自宅の横にオープンした。自然の温かみを感じるロッジ風の室内には、香ばしいコーヒー豆の香りが漂う。この空間が展示作品とお客さんとの対話の時間を演出してくれるのだという。
「自分の作品に合ったギャラリーがほしかった。本格的なギャラリーは立って眺めるだけ。コーヒーを一杯飲みながらゆっくりと鑑賞するのが本来の形だと思う。自分なりに・ス良い・ス方に理解してつくったギャラリーなんです」
撮影でこだわっていることは「レンズを通して見る、その季節の中に生きている野鳥のきれいな姿」。自分の目で感動した瞬間と頭の中のイメージが一致した時、シャッターを切る。
そのために努力は惜しまない。野鳥が活動し始める早朝に出かけることは当然。鳥の種類や習性、季節の花が咲き始める時期と場所などの情報は頭の中に詰め込んだ。好きな鳥と風景を求め、北海道まで行ったことも2度あるという。 -
第20回南箕輪村長杯ゲートボール大会
第20回南箕輪村長杯ゲートボール大会が23日、同村の大芝高原屋内運動場であり、神子柴Aチームが優勝した。村主催、村ゲートボール連盟(伊藤聖人会長)主管。
競技は地区対抗戦で、9チーム、約50人が参加。3つのコートに3チームずつが分かれ、それぞれで総当り戦を展開した=写真。勝ち数、得失点差で順位を決めた。
同大会は屋内運動場が建てられた翌年の1988年から続く恒例。
伊藤会長は「かつてのゲートボールがさかんなころは会員も100人いたが現在は半分に減っている。これから復活するように努力していきたい」などとあいさつした。
結果は次の通り。
(1)神子柴A(2)久保B(3)北殿A -
第4回大芝高原マレットゴルフまっくん大会
第4回大芝高原マレットゴルフまっくん大会が23日、南箕輪村の大芝高原マレットゴルフ場であった=写真。信州大芝高原マレットゴルフ親交会の主催。
同大会は昨年から村のイメージキャラクター「まっくん」にちなんで大芝高原マレットゴルフ選手権大会から名称を変更。これまで大芝高原中南信大会として10年、同選手権大会として2年の通算14回目を迎える恒例大会だ。
上伊那や諏訪市、塩尻市の4市2町2村から愛好者150人が参加し、36ホール、パー144で優勝を競った。
結果は次の通り。
▽総合優勝 荻原文博(南箕輪村)113
▽男性 (1)小島清(伊那市)114(2)水田哲朗(同)115(3)伊藤宏(南箕輪村)115(4)池上辰夫(同)117(5)松坂昭一(伊那市)117(6)林芳三(辰野町)118
▽女性 (1)中条すみ子(辰野町)115(2)北沢ヒデ子(南箕輪村)116(3)根橋栄(同)116(4)酒井範子(伊那市)116(5)小沢かほる(南箕輪村)118(6)白鳥栄子(伊那市)118 -
みそづくり 伊南こども劇場
駒ケ根市の伊南こども劇場(北村和枝運営委員長)は19日、飯島町田切の井口明夫さん宅で、恒例のみそづくりを行った。
会員親子、12組約30人が参加した。前日、昨秋、同地区で収穫した30キロの大豆を洗い、水に浸け、水分を十分含ませた。
午前5時から、大釜で煮始め、午前9時に煮上がった。子どもたちは煮えたばかりの大豆を試食させてもらい「甘くて、おいしい」と大喜び。
煮えた大豆は子どもたちも手伝い、みそ潰し機(チョッパー)に掛け、粗熱を取って、21キロのこうじと塩11キロを混ぜ、煮汁を加え、耳たぶほどの柔らかさにして、みそおけに仕込んだ。
この後、各家庭に持ち帰り、直射日光が当らない暖かい所に置き、10月末まで熟成させると、手作りのみそが食べられるという。
作業終了後、昨年の手作りみそを使った豚汁を囲んで昼食。「やっぱり、手作りみそは一味違う」と食も進んだ。
場所を提供し、指導に当った井口初江さんは「地元の大豆を使い、添加物を一切使わない手作りみそは、シンプルで昔ながらのあきのこない味。おけにササを敷くと、防腐剤代わりになる」と話していた。 -
南箕輪村農作物有害鳥獣駆除対策協議会総会
南箕輪村農作物有害鳥獣駆除対策協議会(会長・唐木一直村長)は21日、07年度総会を村役場で開き、本年度事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は、久保地区と南原地区のカラス檻の管理、イノシシやクマの対策など随時、村猟友会に委託する。予算は歳入、歳出合計各36万4100円。
06年度の活動実績は、カラス檻(5月10日縲・月9日)は久保9羽、南原10羽。銃駆除(6月17日縲・月9日)はカラス69羽、ドバト99羽。クマ檻、イノシシ檻はいずれも0頭だった。 -
伊那市交通安全協会連合会総会
第36回伊那市交通安全協会連合会(堀内四郎会長)は18日夜、伊那市役所の多目的ホールで総会を開いた=写真。本年度の事業計画や予算について承認を得た。
本年度は「高齢者の交通事故防止」を最重点事項として、他の推進団体、機関などと連携を図り交通安全推進の充実に努める。そのほか、飲酒運転の根絶、シートベルト・チャイルドシート着用の徹底竏窒ネどに取り組む。 -
信州高遠美術館開館15周年記念展開始
伊那市の信州高遠美術館は6月17日まで、開館15周年記念「画業70年の軌跡 田中春弥展」を開いている。それに伴ない19日、オープニングセレモニーが同館であり、自身の作品について語る田中さんのギャラリートークなどが来場者を楽しませた=写真。
田中さんは福岡県出身。東京美術学校卒業後、一水会、日展などで入選し、1993年には白馬村のジャンプ台を描いた「信州白馬ジャンプ競技場」で日展文部大臣賞を受賞。また、同年からは大町市にアトリエを移して制作活動を続けており、旧高遠町の時から続く全国公募絵画展「信州高遠の四季展」の審査員も務めている。
今回は各展覧会に出展した田中さんの代表作24点を展示。その一つ「阿云九十二」は、92歳までの自身の自画像を描いた一枚となっており、少年期から満州へ出兵した当時、現代までの自画像を自身の軌跡として描く一方、90年間の時代の変遷をも写している。
また、メキシコの先住民族を描いた「パツクロアロ広場の親子」娘の文化祭を訪れた時の様子を描いた「小さい秋みつけた」などさまざまな作品が並んでいる。
午前9時縲恁゚後5時(入館は午後4時半まで)。入館料は一般500円、小中学生150円。 -
箕輪町食生活改善推進協議会
箕輪町食生活改善推進協議会は21日、07年度総会を町保健センターで開き、本年度の事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は視察研修や大会、「食と健康を考えるつどい」への参加。地域での日常活動は伝達講習会、ファミリークッキング、ヘルスサポーター21、男の料理教室、ボランティア(ふれあい広場、離乳食教室)。町への協力は保健センター栄養指導室の清掃、健康づくり推進週間など各種事業への参加など。
予算は収入、支出の各総額が8万3162円。
会員67人。07年度役員は会長が小林節子さん、副会長が前川紀美子さん。小林会長は、「食育、メタボリックシンドロームなど食の問題が言われている。各種講習や大会に参加し、自分の健康、家族の健康、地域の皆さんの健康と、輪を広げていきたい」とあいさつした。 -
箕輪町振興計画審議会
箕輪町振興計画審議会(柴寿会長)は21日、町役場で会議を開き、町が第4次振興計画実施計画(17縲・8年度)の実施状況を報告した。
07年度は、第4次振興計画の前期基本計画(05-09年度)の中間年で、07-09年度の実施計画策定の年でもある。このため、町は05、06年度の実施計画に基づく事務事業の進ちょく状況を審議会に報告。今後、委員の意見を聞いて実施計画(07-09年度)の素案を作成し、9月初旬ころ審議会に示し修正などを経て策定する計画をしている。
報告では、7章からなる計画のうち各地区の地域づくりの章を除く6章について、担当課長が資料に沿って取り組みと成果を説明した。
審議会委員の3年任期が23日で満了になるため、委員再任も了承した。 -
古い木材に新たな命を注ぎ込む
伊那市西箕輪
木村深雪さん(58)大工の夫を手伝いながら、生活家具を中心とした木工製作に取り組んでいる。使用する木材はできる限り地域の気候風土に合った地の材。また、古くなった木材に丁寧にカンナを掛け、別の形で再生する取り組みもしている。
「木は木材となってからも木として生きた分だけ生きるって言われているから、良い板ならカンナをかけ直してあげることでまたそこから10年、20年って使ってあげることができる。この机も古い家の床の間に使われていたクリの木なんですよ」と目の前のテーブルを示す。
◇ ◇
夫とともに東京から伊那へIターンしたのは20年ほど前。その後、夫は伊那技術専門校へ通い、大工として独立。木工に携わるようになったのは、その副産物として、木材の端切れをどうにかしたいと考えたことがきっかけだった。
「最初はそれをたき物にしていたのだけど、『ただ燃してしまうのはもったいない。どうにかできないかな』って考えるようになって」
その後、自身も伊那技専に入学。さまざまな年代の学生と一緒にカンナの研ぎ方から木の性質まで、木工に関する基礎的な知識と技術を習得した。
卒業後は夫の大工仕事を手伝う傍ら、新しい家のキッチンや水周りを設計。女性の目線に立った安全で使い易い設計を心掛けてきた。
◇ ◇
新しい家の建設に携わる一方、古い民家が取り壊される場面に立ち会う機会も増える。しかし、そうした取り壊されようとしている家の中には昔の職人が手掛けた素晴らしい技術や年月を経ても生命力を失わない立派な木材が眠っている事実を知り、それも一緒に取り壊されてしまうことのもったいなさを実感した。
「昔の人の造った家なんか見ると、『すごい!こんなのどうやったの?』って思うようなこともよくある。今は釘を使って打ち込んでいるけど、こういうのを見ると『これでいいのかな』って考える。取り壊される家であっても、その時までその家は生きていたのだから、ただ壊してしまうのはもったいない。命のあるものだからこそ、きちんと使って生かしてあげたい」
今後は、こうした古民家に手を入れて住める状態にする「古民家再生」にも力を入れていきたいと考えている。
古民家再生などに関心のある人はきむら工房(TEL78・1056)へ。 -
伊那市高齢者クラブ連合会単位クラブ役員会
伊那市高齢者クラブ連合会単位クラブ役員会が21日、伊那公民館であった。各地区での単位クラブ育成を最重点課題として昨年4月に発足した同連合会だが、この1年で7単位クラブが休会。役員になった場合、各種研修会や会合に参加しなければいけないことなどが負担となり、休会を選択した単位クラブなどもあることが明らかとなった。
今年の4月以降、休会することとなった単位クラブは旧伊那地区で3つ、高遠地区で2つ、長谷地区で1つ。その主な要因の一つが「役員の引き受け手がいない」といったもので、特に遠隔地や交通の便の悪い地域に住む高齢者には、役員となった場合に参加しなければならない各種研修会や役員会が負担となっている状況。この日の役員会も、役員がまったく参加していない単位クラブがいくつもあった。
こうした負担への配慮から、地区によっては市高連に入らず自分たちの地区で活動しているクラブも出てきている。
また、本年度は前任の会長が退任したことに伴ない有賀千篤さん(西春近)が会長を務めることとなった。 -
こだわりみそパッケージ・ツアーを企画
伊那市長谷の気の里入野谷郷の宿「入野谷」は6月、1泊2日の「こだわりみそパッケージ・ツアー」を初めて企画した。「長谷の良いとこ」を詰めたツアーで、長谷ファンを作る。定員25人で、31日まで参加者を募集している。
地元の食材を使い、加工品などを製造・販売する「気の里工房」とタイアップ。地元のみそ造り体験を柱に、長谷の伝統文化や自然を満喫し、心身をいやせるようなメニューとした。
ツアーは6月9縲・0日。昔ながらのみそ玉づくりをはじめ、長谷の民話「孝行猿」(切り絵紙芝居)、太鼓グループ「創龍会」の演奏などを組んでいる。鹿嶺高原で南・中央アルプスの眺望も楽しむ。食事には、気の里工房で作ったこんにゃく、天菜漬け、地元の玄米や野菜を使った料理を用意する。
参加費は1万5千円。宿泊は入野谷で3食付き。
主催者は「四季折々のすばらしさを見ていただき、長谷を好きになってもらいたい」と話し、施設の利用者増加にも期待する。
問い合わせは、入野谷(TEL98・1030)へ。 -
ローターアクトクラブ年次大会
「国際ロータリー第2600地区ローターアクト第30回年次大会」は19、20日の両日、箕輪町の伊那プリンスホテルであった。本大会の20日は、県内のローターアクトクラブ全7クラブの役員のほか、県内各地のロータリークラブ役員ら約200人が集まり、同地区ローターアクトの活動を振り返った。
ローターアクトクラブは、地域のロータリークラブ傘下の18歳竏・0歳の会員組織。本年度(06年7月竏・7年6月)は、伊那ローターアクトクラブが県内クラブのまとめ役となり、奉仕と親ぼくを掲げて活動してきた。
本大会では、前年度地区役員へ感謝した後、次年度地区ローターアクト代表と地区ホストクラブを長野ローターアクトクラブに決定した。地区事業報告では、各クラブや全体活動を代表者が発表し、海外・国内研修などを振り返り思い出を語った。
地区事業報告ではスライドを使って思い出を振り返った -
天竜川水系環境ピクニック
環境問題に関心の高い事業所などが活動する、恒例の河川一斉清掃「天竜川水系環境ピクニック」は20日、上・下伊那の6地区であり、100事業所・団体から計4756人が参加した。上・下伊那の民間企業でつくるリサイクルシステム研究会(向山孝一会長)などの主催。14回目。
企業や団体が連携して環境美化に努め、天竜川の現状を認識し、ごみ分別の意識やモラルの向上を目指す清掃活動。上伊那からは、64事業所・団体、3171人が参加した。子ども連れの家族や地域住民らの姿も多く、拾ってきたごみを分別する際には、大人が子どもに分別指導する姿も見られた。
収集したごみは、空き缶3601個、空きびん1118個、ペットボトル2378個など。収集量は年々減少しているが、空きびんに代わってペットボトルの数が増えてきているという。
伊那市役所近くの天竜川でごみ拾いをする参加者ら -
高遠、長谷中で不審者対応訓練
伊那市の高遠中学校(唐沢正吉校長、182人)と長谷中学校(西巻健史校長、50人)は16日、不審者侵入を想定した対応訓練を開いた。伊那署の協力を得て訓練を実施。生徒や教員らは対処方法などを確認し、緊急時に備えた。
高遠中では、授業中、2階の教室に同署職員が扮(ふん)する不審者が侵入した想定で実施。摸造の刃物を振りかざした不審者を担任の男性教諭が椅子などで動きを止めている間、生徒らは避難した。その後、3階へ逃げた不審者は、連絡を受けて駆け付けた他の男性職員らによって取り押さえられた。その間に全校生徒は体育館に避難した。
反省会で高遠町交番の岩井智昭交番所長は「不審者はどこから侵入してくるか分からないので臨機応変な対応をして。不審者の行動には決まりがない」と注意。唐沢校長は「自分の命は自分で守るための方法を普段の生活の中で、いつでも対応できるように意識し、考えることが必要」と話した。
本年の4月末現在、同署管内で発生した児童・生徒が被害を受けた犯罪の認知件数は7件(前年比同)で、そのうち声掛け事案は3件(同2件減)、わいせつ行為は4件(同2件増)。校内への侵入事件は発生していない。
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不審者をサスマタなどを使って取り押さえる職員ら(長谷中学校) -
カレーづくり楽しむ 西春近南小飯ごう炊さん
伊那市の西春近南小学校(唐沢武彦校長、163人)は21日、同地区の休み平キャンプ場で全校参加の飯ごう炊さんを開いた。全学年の児童が混じった班割り構成でそれぞれがカレーライスを作り、味わった。
同小学校で恒例の班ごう炊さん。5月中旬に企画したが降雨の影響で延期になっていたが、この日は待ちに待った晴天。児童たちは、学校からキャンプ場への約1時間半の道も楽しみながら歩いていった。
キャンプ場に着くとそれぞれの班でカレーライスづくりに挑戦。高学年の児童が中心となって役割を果す中で1年生も野菜の皮むきなどを分担する活躍をみせた。料理が完成するとそれぞれが舌鼓を打ちながら会食した。
6年生の宮下永輝君(12)は「低学年につくり方を教えるのは難しかったけど皆で料理したカレーの味はおいしい」と話していた。
完成したカレーをご飯の上に盛って完成