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【駒ケ根市外国語指導助手 マシュー・チャールズ・リトルさん】
昨年8月に着任し、市内の小、中学校で児童、生徒に本場の生きた英語を教えている。任用期間は1年だが、向こう1年間の再任用が既に決まっている。
英国ポーツマス市の出身。ヨーク大学で英国史を学んで卒業後、JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)により来日した。
「東京に住んでいるおじさんが日本の伝統的な祭りや街の様子を話してくれて、文化や歴史などに興味を持っていた。日本に来て英語教師をやりたいと思ったのは、大学の友達からJETの話を聞いたから。でも、その友達が来日するのは今年の夏。影響を受けた僕の方が先に来たんだよ」
外国人に比べて日本の子どもは引っ込み思案だといわれるが「そんなことないよ。みんなフレンドリーだし、積極的に話し掛けてきてくれる。いい子たちだ」。
日本で暮らすのは初めて。一度、オーストラリアへの旅行の帰りに飛行機の待ち合わせで立ち寄っただけだという。慣れない生活の中で戸惑った経験も数知れない。特に困ったのは、学校で行われるさまざまな式や行事がどう進んでいくのかまったく分からないことだった。
「予備知識がないから、次に何が起きるのか見当もつかないんだ。普段いろいろと教えてくれる先生も式の最中に付きっきりで僕に説明なんかしていられないからね。あと、印刷物を読めないから学校の予定が分からないのにも困るね」
当初はほとんど分からなかった日本語だが、簡単な日常会話ならこなせるようになり、カタカナとひらがなも何とか読めるようになった。
「だけど漢字は難しくていまだに読めない。僕の日本語レベルはまあ中学2年生の英語能力程度かな」
暇をみては日本のあちこちを旅して回っている。東京、京都、広島、能登竏秩B札幌の雪祭りには特に感動したという。
「雪をあまり見たことがなかったせいもある。ポーツマスは冬でも暖かいんだ。だから駒ケ根の寒さはこたえたよ。教員住宅はボロだしね」
来日以来、一度も故郷に帰っていない。
「日本での生活が楽しいから別に寂しいとは感じていない。でも両親が10月に来るかも知れないんだ。僕が日本に行きたいと言った時、両親は『外の世界を見るのは良いことだ』と言って励まし、快く送り出してくれた。久しぶりに会えるのはやっぱりうれしいね」
(白鳥文男) -
駒ケ根市議会6月定例会閉会
駒ケ根市議会6月定例会は22日、本会議を開き、総務産業、文教厚生各委員会に付託されていた条例改正案、07年度一般会計補正予算案など10議案を可決したほか、議員提案による市議会議員の報酬を引き下げる条例改正案を否決して閉会した。
議員の報酬については3月定例市議会で引き上げに関する条例改正案が可決され、4月30日に施行されている。共産党の2議員は報酬を改正以前の金額に戻す改正案を今議会に提案していた。 -
テクノネット駒ケ根の10年の歩みが本に
駒ケ根市の中小企業が地域の活性化を目指して1996年に組織したテクノネット駒ケ根のこれまでの歩みをまとめた書籍が『地域を育てる普通の会社 ドメイン経営/地方小都市からのメッセージ』として刊行された=写真。テクノネットで研究会の講師を務めてきた経営コンサルタント塩谷未知さんと、駒ケ根市職員でテクノネット事務局の小原昌美さんの共著。
・ス「元気なまち」を我らの手で竏茶rジネスの生存領域をあらわす「ドメイン」を軸に、地元企業43社、経営コンサルタント、市のスタッフが10年にわたり取り組みつづけてきた地域再生の記録・ス(帯から)。テクノネットが約10年間一貫して追い続けたキーワード「ドメイン」については、序章『「ドメイン」とは何か』に始まり、『経営におけるドメインの意義と効用』、『ドメイン検討の視点』と3章にわたって解説。会員企業43社のさまざまな活動についてはそれぞれ2縲・ページを費やして詳細に紹介している。
新評論発行。ハードカバー222ページ。2500円+税。 -
参院選日程変更の影響 駒ケ根市
開会中の国会の会期延長に伴って参院選の投開票日が当初予定の7月22日から29日に変更されることから、駒ケ根市選挙管理委員会は対応に追われている。29日には市民総合体育大会の開催が予定されているが、会場となる市民体育館、市武道館、赤穂小学校体育館は、投票日にはそれぞれ開票所や投票所として使用する必要があるため、大会の日程を1週間後の8月5日に繰り下げる方向で市体育協会に調整を依頼。しかし、そうなった場合でも小中学校が夏休みに入るため、新たな影響もありそうだ。ほかの投開票所については特に問題はないという。
各投開票所に配置が必要な立会人の確保もあらためて確認する必要があるほか、約160人体制で投開票業務に当たる市職員の中にも、すでに29日に予定を組んでいる職員もあり、人員の見直しを迫られている。
選挙用ポスターの掲示板は「22日」で印刷が終了しているため、「29」のシールを貼ることで対応したい竏窒ニしている。 -
竹内徹さん、森一義さん、高遠町長藤婦人部が、デイサービスセンター「くつろぎの家」に絵画や液晶テレビなどを寄贈
高遠美術館の竹内徹さん(70)、東高遠の森一義さん(63)、高遠町長藤婦人部(北原澄子代表)らが22日、伊那市高遠町のデイサービスセンター「くつろぎの家」に絵画や液晶テレビなどを寄贈した=写真。
寄贈者の一人、森さんは5月に他界した母親が「くつろぎの家」を利用していたため、同施設に対して何かお礼になることをしたいと考えていた。そんな時、竹内さんが自身の作品を寄贈しようとしている話があることを知り、今回その絵の額縁などを寄贈することにした。また、高遠町長藤婦人部はそれまで婦人部として展開していた貸衣装事業を閉じることとなり、それに伴なって生じた精算金で額縁費用の一部を負担。また、液晶テレビ、冷蔵庫を購入し、同じく「くつろぎの家」へ寄贈した。
寄贈した作品「倉軒の朝」(F50)は、竹内さんが15年ほど前に手掛けたもので、県展にも出展している。
伊那市社会福祉協議会の御子柴龍一会長は「利用される方々も昔を思い出し、安らぎを与えてくれると思う」と感謝の言葉を述べた。 -
07年度教科書展示会
伊那市の生涯学習センター4階にある上伊那教科書センターで7月9日まで、07年度の教科書展示をしている=写真。
展示会は小中学校や高校で使用されている教科書広く知ってもらうための機会として例年行っている。今回は小学校で現在使用されている9科目11種目の295冊、中学校で現在使用されている9科目16種目の117冊を展示している。また、高校については08年度からに新たに発行される教科書の一部、18科目61種目の一部、223冊を展示。文部科学省が3月に公表した教科書検定の結果、沖縄戦の集団自決で日本軍が関与した記述を削除した日本史の教科書なども含まれている。
午前9時縲恁゚後5時(27、30日、7月1、4日は除く)。 -
伊那北高校ペン祭、23、24日に
伊那市の伊那北高校で23、24日、第53回ペン祭の一般公開がある。
今年のテーマは「自由」。各クラスやクラブが展示や催しを企画。喫茶や屋台なども並ぶほか、23日はFM長野の朝の人気番組「タブロイド・ラヂオ縲怎激bツ午前中!」ほか、さまざまなラジオ番組の司会をしてきたフリーアナウンサー・大岩堅一さんによる記念講演会「自由、それは常識を疑うことから始まる」もある。午前9時半から(開場は午前9時20分)。場所は小体育館。
一般公開の時間は23日が午前11時半縲恁゚後4時。24日が午前9時半縲恁゚後4時。
各クラブ、団体の催しは次の通り。
◇薫ヶ丘美術展=23、24日の午前10時半縲恁゚後3時。薫ヶ丘会館講堂特設会場
◇音楽部定期演奏会=23日午後12時半から(開場は正午)。小体育館
◇演劇部「猫の佐藤さん縲恃Lは猫でも猫でない縲怐v=23日午後3時から(開場は2時半)。小体育館
◇まちづくりワークショップ=24日午前10時縲恊ウ午。同窓会館
◇吹奏楽部演奏会=24日午後10時半から(開場は午前10時)。小体育館
◇ギター部=午後1時半から。小体育館 -
アルプス中央信用金庫通常総代会
アルプス中央信用金庫の第57期通常総代会が22日、伊那市内であった。代表役員の変更、06年度決算などを報告した。
業務純益は、前期並みの13億1700万円。経常利益は6億2700万円(前期比4億5400万円減)、当期純利益は4億2600万円(同5億9100万円減)。
資産の健全性確保のため、個別貸倒引当金7億1900万円の積み増しで資産の純化に努めた。その結果、不良債権比率は12・24%となった。
期末残高は、預金積金2794億7900万円、貸出金1509億4100万円。貸出金は企業誘致による設備投資や住宅などで前期と比べて1・56%増えた。
渋谷敦士理事長は、元職員の長期着服などの不祥事で、法令上の届け出義務を認識しながら、関東財務局への報告を怠り、今月中旬、業務改善命令を受けたことを報告。経営責任を明確にするとして退任した。
新理事長には、専務理事の大沢一郎氏(62)が就いた。任期は、渋谷氏の残任期間(来年6月まで)。
記者会見で、大沢氏は「不祥事件を教訓とし、法令遵守態勢の確立を最重点課題に、信用、真実、親切の『3S』を経営方針に定め、信頼回復に努めたい」と述べた。
理事長を除く役員は次の通り(カッコ内は旧職、いずれも新任)。
▽専務理事(常務理事)清水純一▽常務理事・審査部長(常勤理事)小山重治▽同・総務部長(同)飯島寛▽監事=池上唯夫▽相談役=渋谷敦士
大沢一郎氏 中央大学卒。68年、赤穂信用金庫に入庫。東(現赤穂東)支店長などを経て、97年から理事。03年7月の赤穂信用金庫と伊那信用金庫の合併時は常務理事、06年から専務理事を務めていた。下伊那郡松川町。
※ ※
理事長の渋谷敦士氏は22日付で退任した。会長職は辞退したが、相談役として残る。
記者会見で、渋谷氏は関東財務局から業務改善命令を受け「経営管理上の責任を取り、理事長を退任する決断をした」と述べた。駒ケ根商工会議所会頭の任期が10月31日まで残っており「辞めると混乱が起きるため、相談役として残る」とした。 -
「食と健康」をテーマに、地域振興を図る
伊那市は地域振興を図るため、総務省の「頑張る地方応援プログラム」(07縲・9年度)を活用し、「南アルプス山麓『食と健康』プロジェクト」に取り組む。高遠町・長谷の振興策として、ジビエ加工保存施設や「パノラマ信州めん街道」の整備などを盛り込んでいる。
このプログラムは「魅力ある地方」を目指し、前向きに独自の施策を展開する市町村に対して地方交付税などの支援措置をするもの。1市町村につき年間3千万円。
健康への関心は高く、市は「食と健康」をテーマに、自然環境、歴史、文化など地域資源を生かし、地場産業強化、交流人口の増加を図る。
具体策は、地場産品ブランド化事業、歩く道整備、体験事業で▽有害鳥獣対策に合わせ、捕獲したニホンジカやイノシシの肉を安定供給するための施設を整備し、ジビエのブランド化を図る▽高遠そば、行者そばなどのそば、ローメンなどめん街道として売り出す▽入笠山縲恷ュ嶺高原のトレッキングコースを整備し、観光振興につなげる竏窒ネど13項目。
そのほか「環境にやさしい自然エネルギー普及プロジェクト」「産業立地プロジェクト」も挙げた。
市政策推進課は、プロジェクトを地域振興の基礎としたいと話す。
内容は市のホームページで公開している。 -
南箕輪村議会6月定例会閉会
南箕輪村議会6月定例会は22日開き、議案4件、請願3件と陳情1件の採択に伴う意見書の提出4件を可決した。議員提出の追加議案で3月議会の決定により改選後に引き上げた議員報酬を引き上げ前の額に戻す条例の一部改正案は賛成少数で否決し、閉会した。
追加議案は村議会委員会条例の一部改正、村議会会議規則の一部改正。議員報酬等に関する条例の一部改正は「村民への負担増、職員・特別職の給与を抑制している中で議員報酬を引き上げる理由がなく、村民の批判も強い」と提案理由の説明があった。採決は賛成2人で否決となった。
請願・陳情の採決は次の通り。
◇採択=▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する陳情書
◇閉会中の継続審査=▽久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書 -
第22回大芝高原まつり8月25日
実行委員会で内容決定8月25日に開く南箕輪村の第22回大芝高原まつりに向け、まつり実行委員会は21日夜、村役場で会議を開き、新企画の縁台将棋をはじめとするイベント内容や時間などを決定した。
昨年に引き続き土曜日開催。雨天は翌26日。雨天延期の場合は午前6時ころ防災行政無線で、開催の場合は午前8時に合図花火で告知。昨年の祭りは花火大会のみ延期となったが、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
開会式は午前10時から湖上ステージ。新イベントは縁台将棋で、そのほかは例年通り。
イベントはゲートボール、マレットゴルフ、おまつりステージ、クラシックカーフェス、フリーマーケット、防災コーナー、乗馬体験、地場農産物即売会、ふるさとの味、親子ふれあい木工、闘鶏大会、福祉ボランティア、出店コーナー、木曽の物産展、たらい体験・レース、おまつりパレード、民謡踊り、花火大会、ゆかた着付(女性のみ)、縁台将棋。
実行委員長の唐木一直村長は、「祭りで大切なのは大勢の皆さんに参加してもらい、楽しんでもらうこと。上伊那最後の祭りが素晴らしくなるよう協力をお願いしたい」とあいさつした。 -
県消防救助技術大会
箕輪消防署の出場選手を激励第26回長野県消防救助技術大会(23日、長野市の県消防学校)に出場する箕輪消防署の救助隊が22日、平沢豊満箕輪町長の激励を受け健闘を誓った。
今年から各消防組合ごとに代表1チームを選出することになった種目・ロープブリッジ救出は、5月の伊那消防組合選考会で箕輪消防署のチームが出場を決めている。
出場はロープブリッジ救出(小平秀明さん、市村裕一さん、小森和弘さん、小平秋さん)、ロープブリッジ渡過(小口大輔さん)、ほふく救出(工藤健介さん、北原義明さん、荻原大輔さん)。
小林厚生救助隊長は、「3種目とも標準タイムを切っている。2カ月以上の訓練の成果を生かし、是非入賞して賞状を獲得したい」と抱負を述べた。町長は、「日ごろの訓練の成果を十二分に発揮し、好成績が取れるといいと思う。頑張って」と激励した。 -
消費者の会交流会
立科町が箕輪町を訪問箕輪町消費者の会と北佐久郡立科町の消費者の会が21日、箕輪町福祉センターで初の交流会を開き、終始和やかな雰囲気の中で互いの活動を報告し、意見を交わした。
06年度に箕輪町の会が取り組んだ不用傘をリサイクルしたマイバッグ作りを新聞記事で知った立科町から交流の申し入れがあり実現。立科町から会員7員、役場職員2人、一般参加者13人の計22人が訪れた。
箕輪町は消費者だよりの発行、フリーマーケット、ボカシ作り、マイバッグなどの活動を発表。立科町はマイバッグ作りやリサイクル小物作りの学習会、町の健康祭りや商工祭への啓発参加などを紹介した。
箕輪町の若林博会長は、「交流は互いに学べるいい機会。立科町は一般の人を公募して交流会に来ている。そういう動きが大事だと思う」と話した。 -
伊那テクと箕輪町が環境技術活性化懇談会
県テクノ財団伊那テクノバレー地域センター(向山孝一会長)は22日、伊那谷を環境技術集積地として活性化させるコンセプトに基づき、行政と連携できる課題を研究し推進するため、箕輪町役場を訪れて町理事者らと初の懇談をした。
懇談会には伊那テク側5人、町側は町理事者や課長、商工会の7人が出席。伊那テクの事業方針、箕輪町の環境事業、町内企業15社で組織するブライトプロジェクトの取り組みなどを発表しあった。
伊那テクは、「伊那テクを環境技術集積地に」をテーマにし、具体的な事業の方向性にエネルギー、食糧、水、人材育成の4項目を挙げる。特にエネルギーで小水力・マイクロ発電を行政と取り組みたい考えや、人材育成で次代を担う子ども対象のクリーンエネルギーの発電コンテストの検討などを説明。向山会長は、「伊那テクが進めるテーマと重複する部分があれば、行政とも手を取り合ってやっていける課題を研究したい」と話した。
平沢豊満町長は、「行政の役割は採算が合わなくても自然エネルギーを世の中に啓蒙し先導していくこと。いい機会ができたので是非前向きに検討させてもらう」と述べた。
今後、より実務的な話し合いを進めるため2、3カ月ごとに打ち合わせの場を設けることを確認した。
伊那テクは伊那市、飯田市ともすでに各2回の懇談をし、研究を進めている。 -
宮田村商工会シニアクラブが再出発
15年余り休眠状態だった宮田村商工会シニアクラブが20日夜、総会を開いて再出発した。同青年部出身者を中心に気運が高まり、40歳以上の商工会員ならば参加できるよう規約などを改正。情報交換や親睦の場にして、地域経済の活力にもつなげていく。
多彩な活動で知られる村商工会青年部。しかし、40歳で同部を定年退部すると、異業種間などの交流の機会が乏しくなり、OBの間で復活を望む声が高まった。
昨年に会議を開き、規約などを手直し。青年部OB以外も加わり、総勢85人で改めて始動することになった。
総会で平澤由幸代表世話人は「今も青年部の柔軟な発想が村内外から注目されている。この会も世代、職種を超えて友情が深まり、新たなビジネスチャンスにもつなげていければ」とあいさつした。 -
母親は救急講習、子どもたちは消防車に夢中、公民館子育て学級
宮田村公民館子育て学級は19日、救急講習会を開いた。伊南広域消防本部の署員を講師に、母親たちは心肺蘇生法を学習。子どもたちは消防ポンプ車を見学し乗車体験もした。
講習では心肺停止を想定して、母親たちが人工呼吸、心臓マッサージを実際に体験。さらに各地で配置が進むAED(自動体外式除細動器)の使用法も学んだ。
子どもたちの万が一のことも考えながら熱心に挑戦。体で覚えようと繰り返し学ぶ姿がみられた。
講習が終わるのを待っていた子どもたち。ごほうびにポンプ車に乗せてもらい、消防隊員の気分を味わっていた -
交流協会総会
宮田村交流協会(会長・小林茂村議会議長)は20日夜、総会を役場で開いた。本年度も友好関係にある愛知県田原市、日本福祉大学など村内外の交流を推進することなどを決めた。
昨年度は新たに信州梅が里宮田太鼓が田原市民まつりに参加。両市村間の友好をさらに進める取り組みとなった。
今年度の事業計画では、同市との交流事業をはじめ、地域間交流や日本福祉大学の研修生受け入れなど、村や各種団体の取り組みを支援していく。
役員の改選も行い、小林会長、前林善一、原田博安両副会長は留任した。 -
宮田中自律学級、炭火の手づくり五平餅に挑戦
宮田村宮田中学校「自律学級」は21日、村の福祉交流施設なごみ家を訪問。炭火で焼く五平餅づくりに挑戦した。
施設を利用する高齢者らと一緒にご飯をつぶして餅状に。ワイワイにぎやかに調理した。
なごみ家自慢のビッグな火鉢が登場。炭をひいた網の上で、生徒たちがじっくりと焼いた。
味噌をふんだんに塗り、「香ばしくていい匂い」と歓声も。こんがりキツネ色に仕上り、子どもたちもニンマリ。さっそくみんなで舌鼓を打った。
地域にふれる総合学習「プラムデー」の時間を使い、同施設を利用する高齢者らと5月にも交流。この日も食後は前回に引き続き、生徒たちが講師になって陶芸を教えた。 -
城跡探検」「土器探し」に親子35人
飯島町教育委員会などの飯島陣屋元気もりもり塾が23日開講した。初回は親子35人が参加、本郷の飯島城址を探検し、十王堂坂の上遺跡で土器探しをして、昔の人が地上に残した痕跡を探った。
本郷公民館に集合した参加者は、町文化財調査委員の伊藤修さんの案内で、相の掘を経て、今は水田になっている本城に。
伊藤さんは「城には弓矢、刀を作るかじやなどがあった。飯島城は伊那谷屈指の平山城で本城と登城からなり、各郭(くるわ)に空掘を設けた」と説明した。
参加者は土がこんもり盛り上がった土塁を観察し、昔の人がどのように地形を改造し、敵の攻撃に備えたか、理解を深めた。
この後、西岸寺では開祖、大覚禅師にまつわる伝説「紫金水」に耳を傾けた。
最後に十王堂坂の上遺跡に移動、畑の中から土器片や黒曜石などを探し、熱心に磨いた。
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西保育園プール開き、安全で楽しいシーズンに
宮田村西保育園は21日、プール開きした。この日は水温が低く泳ぐことはできなかったが、「安全に水遊びが楽しめますように」と園児全員で祈願した。
園児のテープカットに続いて塩でお清め。みんなで手をあわせて水の神様にお祈りした。
男性保育士がお手本になって、プールの正しい入り方を伝授。安全に楽しもうと、改めて確認した。
プールでの水遊びは9月上旬まで予定している。 -
名物丼給食にどんぶりレンジャー出動
宮田村の名物丼を世に広めるヒーロー戦隊「どんぶりレンジャー」が20日、宮田中学校の給食時間に登場した。
同中の給食に初めて名物丼が出されるとあって、レンジャーは急行。子どもたちにも愛される丼にしようと、PRした。
突然のヒーローの登場に、生徒たちは少々びっくり。あっという間の交流だったが、それでも握手したり、頭を撫でられたりして、給食の時間を楽しんでいた。 -
小町屋区市政懇談会
駒ケ根市の小町屋区(竹村幸茂区長)は20日夜、中原正純市長はじめ市の幹部職員を招いての市政懇談会を小町屋公民館で開いた。区民ら約80人が参加し、日ごろ市政に対して感じている素朴な疑問や要望などをぶつけた。参加者からは「伊南バイパス沿線の市道の整備計画はどうなっているのか」、「土地開発公社の用地売却損はいくらか」、「少子化対策は近隣市町村に比べてどんな水準か」などの質問が上がった。
中原市長は、バイパス整備、南田市場土地区画整理、下水道整備などの大型事業が終息に向かうことから市の借金に当たる起債残高は今後低くなっていく竏窒ニ説明。「市民一人当たりの実質残高は約30万円。財政は健全な状態であり、どうか安心を」と呼び掛けた=写真。
中原市長のほか、清水亀千代総務部長、柴政男まちづくり推進部長、笹谷志げ子教育委員会子ども課長が出席し、協働のまちづくり、道路・下水道整備計画、災害時の対応、子どもの安全と子育て支援についてそれぞれ説明した。 -
盆栽の愛好クラブがチャリティ売上金寄付
駒ケ根市の盆栽愛好クラブ「一鉢会」(飯田光晴会長、20人)は6月9、10日に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた「第9回サツキと山野草展」でのチャリティ売上金の全額2万3700円を駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。21日、飯田会長と藪原勇副会長が市役所を訪れ、寄付金を堀勝福事務局長に手渡した=写真。堀事務局長は「温かいチャリティの志に感謝する。社協の善意銀行に積み立て、社会福祉のために役立てたい」と礼を述べた。
同会は展示会場の一角で一鉢数百円の格安価格でチャリティ販売を行った。売上金を寄付したのは昨年に続き2回目。飯田会長らは、秋に開催する盆栽と山野草展でもまたチャリティ販売を行いたい竏窒ニ話している。 -
赤穂東小1・2年生交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は21日、1・2年生対象の交通安全教室を開いた。児童らは交通量の多い国道153号線伊南バイパスなど、学校周辺の一般道に出て歩き方の実地訓練。安協役員や教職員の指導を受けながら横断歩道の安全な渡り方などを学んだ。
駒ケ根署の五十嵐三郎交通課長は児童らに「横断歩道で手を上げるのは、渡ることを車の運転手に知らせるため。よく見えるようにしっかり手を上げよう。信号が青になってもすぐに渡ってはいけないよ。曲がって来る車があるかもしれないからよく確認して」と安全な横断のポイントを指導した。
一般道に出た児童らは教えられた通りしっかり手を上げ、真剣な表情で周囲を確認して横断歩道を渡っていた=写真。中には「もっとしっかり見ないとだめだよ」などと友達に注意するしっかり者の児童も見られた。 -
地域交流センター・消防署建設工事安全祈願祭・起工式
箕輪町が国の都市再生整備まちづくり交付金事業を活用して進める地域交流センター・消防署建設工事の安全祈願祭・起工式が21日、町文化センター南側の建設予定地であった。町や工事請負者ら関係者約50人が工事の安全を祈った。
既存の町文化センターを中心とした地域交流施設の整備で、交流広場・地域交流センターの整備で子どもからお年寄りまでが集う地域内交流の拠点にして活性化させ、箕輪消防署の整備で「災害に強いまちづくり」「消防・救急・救助体制の強化」につなげる。
交流広場・地域交流センターは施設1階に整備。交流室、多目的交流ルーム、研修室、調理室、倉庫を設ける。箕輪消防署は老朽化している署の建替えを目的に、2階から町道6号線に直接出入りする。事務室、車庫、仮眠室、会議室、食堂、倉庫、訓練棟などを整備する。
敷地面積4664・51平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造2階建て(一部鉄骨造)。建築面積約1172平方メートル。延床面積は交流センター約681平方メートル、消防署約1045平方メートル、合計約1726平方メートル。訓練棟約143平方メートル、高さ19メートル。交流広場は約3千平方メートル。
工事請負業者と事業費は、建築本体工事は岡谷組箕輪営業所で3億1804万5千円、電気設備工事はエイ・エム・シイで6405万円、機械設備工事はヤマウラ箕輪営業所で5985万円。設計監理は城取建築設計事務所。
工期は地域交流センター・消防署は08年3月。交流広場は消防署移転後に着工し08年10月末完成予定。
起工式で平沢豊満町長は、「施設に魂を入れ2万6500人の町民が安全で安心のできるソフト作りを建設と合わせて進めたい。無事故で完成することをお祈り申し上げる」とあいさつした。 -
箕輪町消費者の会
マイバッグ使用呼びかけ箕輪町消費者の会は6月の環境月間に合わせ、町役場庁舎の1階に不用傘をリサイクルして作ったマイバッグを展示し、町民にマイバッグの使用を呼びかけている。
会は06年度、重点活動として不用傘を再利用する買い物用マイバッグ作りに取り組んだ。本年度は5月に町内大型店で、のぼり旗を立ててマイバッグキャンペーンを実施し、買い物客に啓蒙した。
役場庁舎への展示は初。今回、会員作成の手提げバッグ3つ、巾着2つを展示。リサイクルの推進やマイバッグ利用による環境にやさしい取り組みを紹介している。展示は今月末まで。
若林博会長は、「マイバッグを使うなど、互いに環境にやさしい人間になってほしい。ぜひ関心を持ってほしい」と話している。 -
みのわ健康アカデミー
生涯学習課講座に体験入学熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」は20日、集団健康講座で町生涯学習課の講座「エンジョイ体操教室」を体験した。受講生40人がウォーキング、ストレッチなどに取り組み、無理せず体を動かした。
アカデミーは本年度初めて、集団健康講座の年間計画に町生涯学習課が計画する講座への体験入学を入れた。アカデミーと生涯学習課が連携し、受講生が在学中にいろいろな講座を体験して自分に合う講座に参加するなどして活動の場を広げてもらうねらい。昨年度までは講座の紹介をしていたが、本年度は体験を2回盛り込んだ。
エンジョイ体操教室は27日に開講する全12回の講座。受講生が参加できるよう開講1週間前に体験入学を開いた。
健康運動指導士の宮沢繁美さんが、ウォーキング、ストレッチなどを指導。セルフマッサージでは、続けることで小指の爪がきれいな爪に変わるマッサージ法で、足の指の間に手の指を入れてにぎる、同じ状態のまま足首を回すなどの方法を学んだ。 -
新規就農者激励会・青年農業者交流会
上伊那農業改良普及センターは21日、新規就農者の激励会と青年農業者の交流会「集え!元気な仲間!」を伊那市西箕輪のファームレストラン「トマトの木」で開いた。昨年6月以降に就農した6家族8人と研修生12人が参加。地元農業者や関係機関の代表などが集まり、新しい仲間を温かく歓迎した。
新しく就農した青年農業者に、同じ志を持つ地域の仲間や先輩農業者と交流を深めてもらうことなどを目的として毎年開催しているもの。上伊那では昨年6月以降、14家族16人が新規に就農。花き、水稲、野菜などに取り組んでおり、JA上伊那のインターン制度や県の里親制度などで研修を重ねて就農した人もいる。
上伊那農業改良普及センターの佐藤光吉所長は「農業は決して楽な仕事ではないが、自分が打ち込める趣味と何でも話せる仲間を作ってがんばってほしい」と激励。
新規就農者は一人ひとり自己紹介。伊那市の田畑毅さんは、自身の作物づくりや除草に苦戦していることなどに触れ、「まだまだ勉強しながらがんばっていきたい」と語った。 -
みのわTMOネットワーク2004
花いっぱい事業で花植え箕輪町の中心市街地活性化に取り組む「みのわTMOネットワーク2004」は8月、新事業でサマーフェスティバルを計画している。会場に花を飾ろうと、同会の花いっぱい事業委員会(吉崎進委員長)が20日、中原の倉庫でプランターに花苗を植える作業に取り組んだ。
フェスティバルは8月1日から18日まで。商店街の売り出しのほか3、4日は七夕祭り、5日は松島駅前通りの歩行者天国があり、蓼科高校ジャズクラブの演奏や各実業団、団体の出店、ゲームなどを予定する。
花いっぱい事業では、絵本やアニメショーンで知られる「バーバパパ」の親子を花でデザインする計画。
花はピンクのニチニチソウ、マリーゴールド、赤・ピンク・白のベコニアの3種類。苗1500鉢、プランター250個を準備し、デザイン画の配色計画に沿って委員と各実業団役員の約20人が植えた。
プランターは各実業団に配り、通りに飾って道行く人に楽しんでもらうと同時に花を育成。イベント時に持ち寄ってデザインを完成させる。
原代表幹事は、「最終目標は各商店の活性化。事業で集客を図ると共に各商店にがんばってほしい」と話した。 -
信大農学部キャンパスでおでかけ保健所
保健所機能を地域の人たちに有効活用してもらおう竏窒ニ伊那保健所は21日、信大農学部キャンパスい「おでかけ保健所」を開設した。学生や教職員などが各コーナーを訪れ、各方面から自分の健康状態をチェックした=写真。
保健所事業に対する啓発活動の一環として実施している取り組みで、さまざまな保健所事業を学校や企業などで展開している。若い世代への啓発を目的として信大農学部で開くのは4回目。健康相談、禁煙、食生活相談、健康測定、感染症予防指導などといった9つのコーナーを設け、医師や保健師、管理栄養士などが相談に対応。
中でも、体脂肪や内臓脂肪、基礎代謝量などが測定できる健康測定コーナーなどは人気が高かったほか、栄養・食生活コーナーでは、毎日の食生活バランスをパソコンチェック。
担当職員は「学生さんの場合、分かっていてもなかなか栄養バランスまで気を配れない人も多い。チェックを行うことで、食生活を改めて見直すきっかけにもなる」と話していた。