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赤穂小が市社協に寄付
駒ケ根市の赤穂小学校児童らが15日、駒ケ根市社会福祉協議会を訪れ「福祉に役立ててください」と現金などを寄付した=写真。同小のふれあい交流委員会(顧問・赤羽隆教諭)は今年度のアルミ缶回収活動で得た収益金約3万4千円と、過去に貯めた使用済み切手数百枚を寄付。6年1組(横山英志教諭)は市社協などが9月に開いたふれあい広場に出店したバザーの売上金の一部1万5千円を贈った。受け取った市社協の堀勝福事務局長は「皆さんの気持ちを大切にして、体の不自由な人や、恵まれない人たちのために使わせていただきます」と礼を述べた。
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駒ケ根市の2中学校で卒業式
駒ケ根市の赤穂中学校と東中学校で16日、それぞれ卒業式が行われた。365人の生徒が9年間の義務教育を終え、通い慣れた学び舎に別れを告げた。
東中(小木曽伸一校長)の卒業生は男女それぞれ31人の計62人。卒業生代表の青木美智子さんは涙で声を詰まらせながら「3年前、期待と不安を胸に入学して以来たくさんの思い出ができた。その間、時に厳しく導き、優しく見守ってくれた先生や家族に心から感謝したい。3年間共に過ごした友達との思い出はずっと忘れない。これから進む道は一人ひとり違うが、学んだことを忘れず一生懸命歩んでいきたい」と答辞を述べた。
卒業生は在校生らの歌う『蛍の光』に送られながら、多くの思い出が詰まった母校を静かに後にした=写真。
小木曽校長は式辞で「中学校生活の中で多くのことを学んできたはず。この3年間で身につけた自分の力を信じて、これからもたくましく歩んでほしい」と励ましの言葉を贈った。 -
赤穂東小6年生を送る会
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)で15日、6年生を送る会が開かれた。卒業まで残すところ1週間となった6年生に小学校生活最後の思い出をプレゼントしようと在校生が学年ごとに呼び掛けや歌、寸劇などを披露し、手作りのメッセージカードを贈ったほか、花のアーチで6年生の卒業を祝った=写真。在校生らはそれぞれ「お世話になりました。中学へ行っても元気で頑張ってください」などとメッセージを贈って感謝の気持ちを伝えた。
4年生は6年生を詠んだ短歌を大きな紙に書いて発表。「縦割でみんなの手本6年生 そのおかげです どこもピカピカ」、「活気ある元気なあいさつ学び舎に絶やしはしないぞ ぼくら後輩」などと全員で読み上げた。
1年生は寸劇を披露した。6年生が掃除のやり方を優しく教えてくれたことなどを題材にしたユーモラスな演技で児童や教職員らの笑いを誘っていた。
市内の5小学校は20日に修業式、22日に卒業式をそれぞれ一斉に行う。 -
公営特養みすず寮を守る会、拡大改組へ
伊那市の特別養護老人ホームの経営移管に反対してきた「公営特養みすず寮を守る会」(原弘代表)は16日、声明を発表し、今後は幅広い視点から福祉や社会保障などを見守る団体に拡大改組する方針を示した。
みすず寮に関しては上伊那福祉協会への経営移管する方針が打ち出されているが、同会は市に対し公営存続を要求。署名活動や移管手法に対する異議申し立てをし、この日までに個人署名22506筆、団体署名114筆を集めた。
しかし、16日の市議会は移管に関する2議案が可決。上伊那福祉協会への経営移管が正式決定したため、今後は会を発展的に継続すしながら拡大改組する方針を固めた。
竹松成就副会長は「守り会としては残念。最後のとりでを公営で残してほしいと活動してきたが、今日の可決で移管が決定してしまった。今後は行政改革大綱に基づきさまざまな改革を進めようとしているが、福祉を後退させないよう、監視していかなければならない。新たな気持ちで展開していきたい」と語った。
新組織は31日の集会で発足したいとしている。 -
伊那公園でサクラの管理講習会
伊那市は16日、公園などにあるサクラの管理に当たる伊那市振興公社職員などを対象としたサクラの管理講習会を伊那公園で開いた。振興公社職員と同公園のサクラを管理する桜愛護会のメンバー9人が参加。高遠城址公園の桜守として高遠コヒガンザクラの管理に当たっている稲辺謙次郎さんを講師に迎え、管理のうえで注意すべき点などを学んだ=写真。
伊那市では昨年6月、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」を発足。サクラをはじめとする花づくり構想を検討してきた。その中で、市内のサクラの状況などを調査したところ、高遠城址公園以外の場所では管理方法を知らないがためにサクラの管理が行き届いていない実情にあることが分かった。そこで、年間を通じたサクラの管理方法を知ってもらうため、今回初めて講習会を企画した。
稲辺さん木のせん定方法や病気の対処方法などを伝授。参加者からの疑問に応えながら、「病気もせん定も早いうちに対処することが大切」と説明していた。 -
かんてんぱぱで手づくりぬくぬく展~陶・鉄・染~
個性あふれる手作り作品が並ぶ「手づくりぬくぬく展竏駐ゥ・鉄・染竏秩vが18日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。県内在住の4作家によるオブジェやアートストーブ、手描き染めの掛け軸などが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
手作り作品でつくる心温まる展示会を楽しんでもらおう竏窒ニ、県内で工房を構える陶芸、鉄工芸、染色の作家らが企画した作品展。
出展者の一人、斉藤俊一さんは、リンゴを模ったまきストーブや、ハリネズミの形をした手あぶりストーブなどを出展。鉄を溶接して世界に一つだけのオリジナルストーブを製作しているが、どれもオブジェのような様相で見る人を驚かせている。
そのほかの作家も、独自の感性で一つひとつを作り上げているため、それぞれの微妙な風合いの違いが楽しめる。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。 -
06年度上伊那地方青少年育成会連絡協議会表彰
上伊那地方青少年育成会連絡協議会(畑房男会長)は15日、06年度表彰式を伊那市の県伊那合同庁舎で開き、上伊那で子ども会活動や青少年の健全育成に尽力している7人を表彰した=写真。
本年度の被表彰者はスポーツの指導者として青少年育成に従事してきた5人、青少年育成委員1人、公民館長1人。それぞれ5縲・9年間、各方面の取り組みに携わり、子どもの健全育成に貢献してきた。
子ども育成会と連携しながら「田切子ども広場」を設置し、子どもの居場所やボランティア体験の場づくりに取り組んできた飯島町の井口明夫さん(69)は「02年から田切子ども広場を続け、子どもたちの生きる力を育んでいる。これからも育成会と手を取り合って子どもたちのためにがんばっていきたい」と抱負を述べた。
被表彰者は次のみなさん。
◇野溝なつき(伊那市)竹村正司(駒ヶ根市)玉木秀明、土村和幸、林英彦、富永芳幸、井口明夫(以上飯島町) -
伊那のおもてなし料理新作発表会
特産品を使ったもてなし料理はいかが竏秩B県や上伊那農業協同組合(JA上伊那)などでつくる「上伊那!食べたい」提案隊は14日、「伊那のおもてなし料理」新作発表会を伊那市の高遠さくらホテルで開いた。一般参加者や観光、飲食店関係者、生産者など約110人が参加し、シカ肉や行者ニンニクなどを用いた和食、洋食メニュー全13品を試食。味を確かめながら新メニューとしての可能性を模索した。
イベントは上伊那の特産品を使った新たな調理方法の提案などを通して特産品の普及拡大を目指す活動の一環。今回は1月の試食会で披露した料理をもとに考案した「もてなし料理」を、各方面の関係者に試食してもらう場を設けた。
各料理にはもてなし料理にふさわしいネーミングをつけ、コース風に一品ずつ運ぶようにした。また、参加者には見た目、工夫、印象などいくつかのポイントを5段階で評価してもらった。
料理の中でも、シカ肉や伊那市長谷で育てられている「ホロホロ鳥」などは野菜との相性も良いと好評だったほか、チーズフォンデュのように具材をお湯で湯がいて味噌ダレにつけて食べる「鹿肉。馬肉を使った変わりフォンデュ」は、「楽しみながらパーティーで食べるのにはいい」という声もあった。
観光施設関係者の一人は「新しいメニューとして取り入れる検討材料になる」と話していた。 -
飯島町の人事異動
飯島町は16日、4月1日付けの人事異動を内示した。こども室や子育て支援センター新設など子育て支援を強化し、課長級7人(うち昇格4人)、課長補佐・係長級12人(うち昇格5人)、一般職員12人、保育士14人と異動総員45人と大規模となった。新規採用2人、退職4人。課長級の昇任では、産業振興課長に中村澄雄氏が、伊南行政組合事務局次長に米田章一郎氏が、教育次長には塩沢兵衛氏、議会事務局長には折山誠氏が就く。
組織改革では教育委員会にこども室を設置し、室長には大久保富平氏が、子育て支援センターも入れ、センター所長は高坂裕子氏が着任。会計室は地方自治法の改正により会計課になり、会計課長には宮脇康治氏が就く。このほか、全体的に町の重点施策を中心に職員配置した。 -
飯島中学校の卒業証書授式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)で16日、卒業証書授与式が行われ、100人(男52、女48)が9年間の義務教育を修了し、思い出深い学びやを後にし、新たな世界に飛び立った。
在校生や教職員、保護者らの拍手の中、卒業生らはさわやかな笑顔で入場。
竹沢校長は卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し「心ゆさぶる歌声、感謝の気持ちを持ったすばらしい学年だった」と校内での卒業生の姿に触れ「高校ではたくさんの本を読み、自ら学ぶ学生であってほしい」と期待し、門出を祝った。
在校生を代表し、酒井裕美さんは「どんな時にも気軽に、優しく接してくださった」と感謝し、「部活や清龍祭など、何事にも一生懸命に取り組む先輩の姿勢はすばらしく、感動的だった。私たちは後を引継ぎ、歴史ある飯島中学校の伝統を守り、発展させるように頑張ります」と誓い、送辞とした。
これを受け、卒業生を代表し、北村優汰君は「たくさん学び、たくさん経験した3年間だった。中学生活では、友だちがいかに大切な存在かを実感した」と振り返り「新たな気持ちでそれぞれの道に旅立つが、困難に立ち向い、立派な人間になりたい」と旅立ちの決意をにじませた。
全員で体育館いっぱいに「大地讃頌」を響かせ、卒業生は万感の思いを込めて「旅立ちの日に」を歌い上げ、別れと旅立ちの歌とした。
なお、中川村の中川中学校でも06年度卒業証書授与式が行われ、77人が義務教育の過程を終え、巣だった。 -
中川村福祉有償運送協議会
中川村は15日、役場で村福祉有償運送協議会を開き、新たに事業主体として申請があった3団体について、審査し、承認した。
承認されたのはNPО法人リブサポート南信州(駒ケ根市)、NPО法人障害福祉地域生活支援センター「キープ」(飯田市)、社会福祉法人信濃こぶし会(豊丘村)、3団体はすでに他地区で有償運送業の登録済みで、長野陸運支局に中川村への拡大の許可申請をする。
会には社協やタクシー事業者、移動困難者、知識経験者などの代表ら12人の委員が出席し▽申請指針▽運送条件▽対象者の要件▽運行範囲▽使用車両▽運転者▽運送対価-などを盛り込んだ判断基準を確認した後、各団体が提出した業務計画や運行規約、料金表、運転者名簿、移動困難者等の状況などの書類を審査し、承認、推薦することを決めた。
また、NPО法人ふるさとづくり・やらまいかのエリア制基本料金の見直しについても合意された。 -
議会閉会中川村
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中川村議会は16日、本会議を開き、条例改正1件、指定管理者の認定、人事1件、議員発議2件を追加提案、初日上程されていた07年度予算7件と合わせ12件を原案通り可決、閉会した。
追加議案は「職員の勤務時間及び休暇に関する条例の1部改正」「アンフォルメル中川村美術館の指定管理者の指定」で、アンフォルメル中川美術館管理組合を指定。期間は4月1日縲・0年3月31日。
人事は教育委員会委員の任命で、教育委員で教育長の北村俊郎氏の3月末退任の申し出を受け、欠員となる委員に、現公民館長の松村正明氏(62)=田島=を任命するもの。
松村氏は67年3月信州大学教育学部卒業、上田市立第2中学校を振り出しに、県内各地で小中学校に勤務、赤穂南小学校教頭、東春近小校長、飯島中校長を歴任し、05年3月退職。05年10月から村公民館長を務める。
任期は残任期間の4月1日縲・9年9月30日、4月1日に臨時教育委員会を開き、新教育長を決める。
議員発議は▽村議会委員会条例の1部改正▽議会会議規則の1部改正。 -
市街地を試走 応援期待
2つのアルプスを結ぶ新伊那市を舞台に健脚を競う、18日の「春の高校伊那駅伝2007」の開催が近づき、16日、県内外の出場全135校のうち数十校が現地入りした。新コースとなった中心市街地や高遠町へ向かう道路などでは、選手たちが走り込む姿が目立った。
男子30回大会、新市誕生を記念した今大会は、これまでの郊外にある農道を利用したコースから、応援のしやすさ竏窒lえた新コースで開催する。この日は、市駅前ビルいなっせ2階市民ロビーに「インフォメーションコーナー」も設け、新コースの説明パネルなども展示し始めた。
男子、女子コースの経由場所となる中心商店街では、多くの選手らが練習。前回大会も走った比叡山高校(滋賀県)の男子生徒は「市街地を通ることで声援もにぎやかになりそう。応援は選手にとって力になるので頑張りたい」と話していた。
17日午後4時30分から県伊那文化会館で出場135校、約1300人のランナーが集まり、開会式を開く。 -
名物丼・ス味・スに期待!宮田村の飲食店、腕振るい個性もいかして
宮田村の・ス名物丼・スの発売開始を1週間後の24日に控え、提供を予定する村内の飲食店12店では着々と準備が進んでいる。村の特産山ぶどうワインを使うことが最低限のルールだけに、個性を出すのが各店の腕の見せ所。芳醇なワインの風味を丼に最大限活かそうと、料理人たちが取り組んでいる。
町2区の「すしよし」は鶏、豚、牛の3種類の丼を提供予定。店主の下浦茂則さんは「ワインが強過ぎると丼にあわないし、弱過ぎるとインパクトがない。丁度良いバランスを見つけるのに苦労した」と話す。
しかし、自身も納得する味に仕上がり、仲間うちで開いた試食会の反応も上々。手応えをつかんでいる。
村役場近くのレストラン「ときわ」は鶏肉を使った丼で勝負。
玉ネギ、ゴボウに水菜などをつけ合わせ、さらに温泉卵もトッピング。オーナーの太田光一さんは「ワインで深みが広がり最高の自信作。多くの人に食べてもらいたい」と発売開始を待ちわびる。
JR宮田駅前近くの「萬里」はローメンが人気の店。ここも鶏肉を使うが丼とローメンのハーフサイズを組み合わせたセットメニューも用意する予定だ。
同店の岩淵光江さんは「参加店がこんなに多いとは正直驚き。みんな村の活性化につながればって思っているはず」と期待する。
村の第三セクター宮田観光開発が運営する新田区の温泉施設「こまゆき荘」も名物丼を同施設食堂で提供する。先日社外モニターを招き、板場の調理師らが考案した14種類の丼で試食会を行なった。
スパイスの効いたカレーにワインを組み合わせてソースにしたり、炊き込みご飯を使ったりと多彩。
今後絞り込み、提供するのは1種類の予定だが「どんな反応が寄せられるか楽しみ」と期待感は強い。 -
宮田中卒業式
宮田村宮田中学校の卒業式は16日、同校体育館で開いた。96人が巣立ちの春を迎え、周囲の支えに感謝。互いの協力もあったからこそ卒業を迎えられると、絆を確かめ、思い出詰まった母校に別れを告げた。
従来の卒業式は参加者全員がステージに向かって座る会場の設営方式だったが、「お互いの顔を見て旅立ちを祝おう」と、卒業生、在校生、保護者、来賓が向き合う「対面式」を初めて採用した。
卒業生代表の松澤祐希君は不安だらけで始まった3年間の学校生活を振り返りながら「全校の協力が私たちを勇気づけてくれた。自己を見るという言葉を大切に、新生活を一歩一歩踏み出したい」とあいさつ。
在校生代表2年の岸本彩香さんは「私たちを引っ張り常に先頭に立った先輩方のことを1、2年生は誇りに思っている。その強い心で一層素敵になって」と言葉を贈った。
新津吉明校長は「生きていくことは楽しいことばかりではない。歯を食いしばって乗り越える力を育み、人のために心を動かせる人になって」と激励し、成長した子どもたちの姿を実感しながら卒業証書を手渡した。 -
商工会工業部会が村内企業視察
宮田村商工会工業部会はこのほど、村内企業の視察を行ない、省エネ対策を徹底的に施した新工場の稼動を始めたダンボールや金属加工のユーエスアイ=新田区=を見学した。
村内の高い技術力や経営者の理念を知ることで、各社が今後に活かそうと、視察は毎年実施。村内製造業の研さんの機会となっている。
この日は工業部会以外の商工会員や村議、村職員も参加し、同社の浦野勇社長から話しを聞いた。
地球規模の温暖化に対応しようと、太陽光発電で稼動電力の一部を賄い、断熱なども組みあわせて省エネ対策に取り組んでいると説明。参加者は先進的な環境配慮などにふれて、意識を高めていた。 -
伊那市議会 副市長2人制を賛成多数で可決
伊那市議会は16日、副市長2人を置く副市長定数条例について、議員6人が「1人とする」修正案を出したが賛成少数で否決、原案通り賛成多数で可決した。
委員会付託された総務委員会中村威夫委員長の報告を受け、前沢啓子議員ら6人が行政運営が厳しい中、特別職の経費削減などを図るため、修正案を提出。「行政改革が叫ばれ、職員が減らされているにもかかわらず、なぜ理事者だけが現在のままでなければならないのか」と理由を述べた。
討論は、修正案に賛成4人、反対3人がそれぞれ意見を述べた。
「市民に福祉施策など補助金の減額、事業の廃止を押し付けながら、副市長2人とすることは納得できない」と賛成する一方「理事者が現場主義で、市民の声を聞きながら行政を進めることは大切」と原案を支持する意見があった。
採決は起立で、修正案に対する賛成は提出した6議員のみだった。
副市長の給与を含む市特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例では、賛成多数で可決。
4月から収入役を廃止し、市政全般の「総括」、行政改革や子育て支援、産業立地、未収金対策などに当たる「特命」の副市長2人を置く。給与(月額)は、それぞれ76万8千円、68万1千円。
追加提案された副市長(特命)の選任で、収入役白鳥孝氏(51)=西箕輪=を決めた。任期は4年。 -
伊那技専で修了式
県伊那技術専門校(石川秀延校長)は16日、修了式を開いた。6カ月縲・年の訓練期間を終えた訓練生48人(男子39人、女子9人)が思い出の学び舎に別れを告げ、それぞれの進む道へ新たな決意をした。
石川校長は、訓練生らに修了証書を受け渡すと「新たな世界に向け、大きな希望と期待を膨らませていると思う。一人ひとりが無限の可能性を開花させるには皆さんの誠実な気持ちが必要。物事の本質を突き詰める努力を心がけて」とあいさつした。
在校生代表のメカトロニクス科1年の伊藤喜夫さんが「それぞれの場でさらなる技能向上を目指して取り組んで」と送辞。同科を修了した鎌倉隆宏さんは「これまでの経験は何事にも変え難い財産。これからも技能、技術を向上させ、地域社会に貢献していきたい」と答えた。
修了生は、メカトロニクス科、ソフトウェア設計科、木造建築科、木工科、機械科、機械科デュアルシステムの計48人。16日現在の就職内定者は32人と全体の66・7%。平均年齢は30・8歳。
修了証書を受け取る修了生 -
県議選 南信地区県議選立候補説明会
県選挙管理委員会はによる県議選(30日告示、4月1日投開票)の南信地区立候補手続き説明会が15日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、上伊那からはすでに出馬を表明している8派が出席した。
上伊那の内訳は伊那市区から2派、駒ヶ根市区から2派、上伊那郡区で4派。出席者は、立候補手続きや公職選挙法、政治資金規正法に伴う寄附の制限などについて約2時間の説明を受けた。
届出書類の事前審査は26日となる。 -
ピアノの椅子寄贈
宮田村民会館のピアノ調律を専属で務める伊那市富県の調律師牧田稔さんが15日、ピアノ演奏時に主に使う「トムソン椅子」1台を同村教育委員会に寄贈した。
村民会館にはピアノがホールと練習室の2台あるが、椅子は1台しかなく兼用していた。
寄贈された椅子はホールに常備し、新井洋一教育長は「長年欲しかった。大切に使わせて頂きます」と、利用者の使い勝手も良くなることに感謝した。 -
福祉を考える企業とボランティア団体交流会
駒ケ根市内の事業所などでつくる「福祉を考える企業の会」(今井秀臣会長)は14日夜、市内のボランティアグループとの交流会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。06年度の福祉活動助成事業として「視覚障害者 虹の会」(塩木増彦会長)と「ときめきランチ」(北沢里子代表)に対し、それぞれ20万円と10万円の助成金を贈った=写真。2団体は活動の計画や詳しい内容などについて発表した。参加者は4グループに分かれて分散交流会を行い、企業での障害者雇用の現状や課題などについてそれぞれの立場から意見を交わした。
今井会長はあいさつで「企業はボランティアに関してはしろうとだが、ボランティア団体の皆さんの体験を聞き、なかなか進展しない障害者雇用など、企業として取り組めることを考える機会にしたい」と述べた。 -
駒ケ根青年海外協力隊修了式
駒ケ根市の国際協力機構駒ケ根青年海外協力隊(加藤高史訓練所長)は14日、06度第3次隊の派遣前訓練修了式を同訓練所で行った。70日間の訓練を終えた候補生206人は加藤所長から一人一人修了証とエンブレムを手渡され、晴れて正式隊員となった喜びをかみしめた=写真。隊員代表の住谷美奈さん(バングラデシュ派遣)は「訓練所での70日間は今まで経験したことのないような密度の濃い時間だった。私たちが任国でできることは本当に小さなことかもしれないが、一つ一つ着実に活動していきたい。2年後に笑顔で日本に戻ってくることを誓う」と謝辞を述べた。
国際協力機構の松岡和久理事は式辞で「派遣国では多くの困難に出合うだろうが、訓練で培った力をいかんなく発揮して協力隊の歴史に新たな1ページを書き加えてほしい」と激励した。
隊員らの派遣先は中南米やアジア、アフリカなどの37カ国。それぞれ教育、保健衛生、農林水産、スポーツなどの分野で技術の指導に当たる。 -
赤穂中3年生を送る会
駒ケ根市の赤穂中学校(諏訪博校長)で13日、3年生を送る会が開かれた。卒業を間近に控えた3年生に中学校生活最後の思い出にしてもらおうと1・2年生らがそれぞれ歌やメッセージを贈ったほか、応援歌とエールに乗せて「3年間お疲れさまでした 先輩最高!」などと書かれた横断幕を掲げて感謝の気持ちを示した。3年生の担任教諭らもグループで登場し、楽しいアトラクションを披露して生徒らの笑いを誘っていた。
各学年の発表に先立ち、3年生が入学した時からの思い出のスナップ写真の数々が大スクリーンに映し出された。西駒登山や白鈴祭、運動会などの写真を見るたびに3年生らは大きな歓声を上げ、たくさんの思い出の余韻に浸っていた。 -
箕輪町議会総務文教常任委員会審査
副町長2人制を賛成多数で可決箕輪町議会3月定例会に提出している副町長の定数に関する2議案について、総務文教常任委員会は15日の委員会審査で、町が提出した定数2人の議案を賛成多数で可決し、議員提案の定数1人の議案は賛成少数で否決した。19日の本会議最終日に経過を含め委員長が報告する。
総務文教常任委員会は5人。14、15日の2日間で町長への質問、委員の討論を経て採決し、2人制は賛成3人、反対1人だった。
賛成討論は「(町長含め)3人で強力に進めたい考えに賛同する」などとした上で、「副町長への責任移譲や事務分担などを早期に明確化し説明責任を果たすべき」とした。反対討論は「2人が必要な理由が見えない。住民感情は(2人は)無駄というのが多い。行財政改革するには町長の身辺からしないと職員もついてこない」と述べた。 -
南箕輪村議会3月定例会閉会
南箕輪村議会3月定例会は15日、07年度一般会計予算案で議員報酬の引き上げに反対する議員発議の修正動議を賛成少数で否決し、議案30件と発議2件を可決し閉会した。
07年度一般会計予算案の議員報酬の引き上げについて4議員が修正動議を提出。発議者の久保村義輝議員は「村が自立する厳しさや職員の人員削減を論議してきた。引き上げは筋が通らない。報酬が低くても住みよいむらづくりをするのが議員の務め」と説明。質疑で大熊恵二議員は、「政務調査費がなく報酬から議会図書、現地へ行く。この報酬では無理」と述べた。採決で修正動議を賛成少数で否決し、原案を賛成多数で可決した。
趣旨採択となった請願「『公共工事における賃金等確保法』(仮称)の制定など公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保に関する意見書提出を求める件」について、原悟郎議員が意見書提出の発議を提出。賛成者は5人。討論で「委員会の結論を乗り越え、合法的とはいえ意見書を出すのは、秩序ある村議会のルールとしてなじめない」と反対もあったが、賛成多数で可決した。 -
宮田村住民福祉課長に小田切商工観光係長、職員4月1日付人事内示
宮田村は15日、4月1日付の人事異動を内示した。課長級への昇格は1人で、産業建設課商工観光係長の小田切和美氏(53)が住民福祉課長に就く。春日清住民福祉課長は、地方自治法の改正に伴い新設する会計管理者となる。農政係、中学校事務、住民生活係がそれぞれ配置職員が1人減り(中学校事務は臨時職員で代替)、逆に建設林務係兼土地開発公社は1人増員する。
本年度当初と比べ職員は退職で3人減り、97人体制に。新年度から実施する組織見直しにより総務課生活環境係と住民福祉課国保児童係を廃止するが、係長級の昇格はなく「中規模の異動」(村総務課)となった。
教育委員会教育総務係に国保児童係の保育関連業務を加えて新設する「こども室」の室長は、春日良夫教育総務係長が着任。
それ以外の係長級では保健福祉、商工観光、上下水道、教育委員会生涯学習係で実質的な異動があった。
内示した人事は次の通り。
【課長級】会計管理者兼会計係長=春日清(住民福祉課長兼老人福祉センター所長、介護予防拠点施設長、地域包括支援センター所長)住民福祉課兼老人福祉センター所長、介護予防拠点施設長、地域包括支援センター所長=小田切和美
【係長級】住民福祉課税務係長=岸本文吾(総務課税務係長)住民福祉課住民生活係長=原忠敏(住民福祉課国保児童係長)住民福祉課保健福祉係保健予防担当係長=中塚藤男(教育委員会生涯学習係長)同高齢者予防担当係長=小林敏雄(住民福祉課保健福祉係保健予防担当係長)産業建設課商工観光係長=福澤武(会計室会計係長)産業建設課上下水道係長=伊澤稔典(住民福祉課保健福祉係高齢者福祉担当係長)教育委員会こども室長=春日良夫(教育委員会教育総務係長)教育委員会生涯学習係長=白鳥賢嗣(総務課生活環境係長)教育委員会生涯学習係り施設担当係長=三好一夫(産業建設課上下水道係長)
【係級】議会事務局=本田宏行(産業建設課農政係)総務課総務係=鈴木仁(総務課生活環境係)住民福祉課税務係=平澤義章(総務課税務係)伊東真一(同)川手敏史(同)吉澤まさ子(産業建設課農政係)住民福祉課住民生活係=本田典子(住民福祉課住民係)田畑孝一(同)小池愛菜(同)松下宏(住民福祉課国保児童係)平澤隆靖(総務課生活環境係)産業建設課農政係=小林久江(議会事務局)産業建設課建設林務係兼土地開発公社担当=原寿(総務課税務係)小田切直也(教育委員会教育総務係)教育委員会こども室=福澤典枝(教育委員会教育総務係)本田留美(住民福祉課国保児童係)教育委員会生涯学習係=西尾貞人(教育委員会教育総務係)
【保育園関係】中央保育園保育士=吉沢理恵(東保育園保育士)東保育園保育士=百瀬こずえ(中央保育園保育士)、加藤奈美(西保育園保育士)西保育園保育士=田沢かおる(中央保育園保育士)鈴木邦照(東保育園保育士)西保育園給食調理員=木下友恵(東保育園給食調理員)
【小学校関係】給食調理員=太田早苗(中央保育園給食調理員)勝寿美香(西保育園給食調理員)
【退職】保科紀江(住民福祉課住民係長)池上たか子(中学校図書館司書兼学校事務係) -
箕輪中卒業生に庄内地区から花束の贈り物
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から15日、箕輪中学校3年生に卒業を祝う春の香りいっぱいの花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内公民館長、庄内地区箕輪町交流協会役員ら4人が、色とりどりのガーベラと甘い香りのフリージアの花束を持って町役場を訪れた。
卒業式は16日。3年生243人を代表し学年協議会役員3人が花束を受け取った。福田祐君(15)が「素晴らしい花束を頂き感激している。卒業生一同感謝申し上げる。庄内との交流を深め互いに向上していければと思う。皆さんの思いを胸に一歩一歩着実に進み、この花のようにきれいな花を咲かせたい」と礼を述べた。
協会福委員長の野中肇さんは、「地域の皆が卒業とこれからの門出を祝って準備し、お持ちした。受け取ってほしい」とあいさつ。「卒業の祝いの印としてはささやかだが、庄内地区の皆の気持ちをお受け取りください。これからのさらなる躍進に期待します」との山本博史会長のメッセージも披露した。
平沢豊満町長は「太平洋と浜名湖の空気、庄内の皆さんのまごころが込もった花束。気持ちを十二分に解して心に刻み込んでほしい。毎年、花を贈っていただくことに敬意と感謝を申し上げる。庄内と町の絆が深く通い合う交流をお願いしたい」とあいさつした。
3年生は卒業式で、庄内からの花束を手に退場するという。
庄内地区からは19日にも、町内5小学校卒業生247人、保育園卒園児261人のために花束が贈られる。 -
ピアカウンセリング開始
伊那市の上伊那圏域障害者総合支援センター「きらりあ」はこのほど、障害を持つカウンセラーが、同じく障害を持った相談者の話を聞く「ピアカウンセリング」を始めた。障害を持つ当事者同士が向き合うことで、より平等な視点から悩みや不安を理解し、きめ細かなサービスを提供する。また、カウンセラー自身の体験談や工夫を語ることで、相談者に方向性を見出すきっかけを提供し、地域での自立生活の実現に向けた手助けをする。
センターの専属ピアカウンセラーである堀川さゆみさん(26)=写真=は「『障害』というワードが、いろんなことを想像させ、来にくいと感じられることも多いが、障害は恥ずかしいことでもなく、あっても普通のこと。気軽に相談に来てほしい」と話す。
障害者の自立生活運動の一環として米国で始まったピアカウンセリング。20年ほど前、日本でも取り組みが始まり、県内では障害者地域生活支援センターなどが導入している。
上伊那では、伊那市の精神障害者の作業所「はらっぱのレストラン」など一部で取り組んでいるところはあったが、身体障害者に対応する取り組みはなく、地域の要望を受け、同センターが導入準備を進めてきた。
現在、センターには研修を積んだピアカウンセラー1人を配置。「はらっぱのレストラン」のピアカウンセラー2人も登録し、身体、精神ともカウンセラーが対応できる体制を整えている。
実際に利用した相談者からは「今までこういう取り組みがあることを知らなかった。また来たい」といった反響があるという。
相談希望者は事前にセンターに連絡する。
また、24日は、ピアカウンセリングに関する公開講座も企画している。障害者相談支援センター「ぴあねっとまつもと」の降幡和彦所長を講師に、午前の部(10時縲恊ウ午)でピアカウンセリングの概論、今後の事業説明、午後の部(1時縲・時)でオープンセッションをする。午後の部の定員は30人。
参加希望者は19日までに電話、FAX、メールで上伊那圏域障害者総合支援センター(TEL74・5627)に申し込む。 -
ハーモニカ演奏ボランティア
伊那市
ハニーコーン「みかんの花咲く丘」「早春賦」「靴がなる」「春」竏秩B思い出のメロディーとハーモニカの懐かしい音色に誘われ、演奏を聞くお年寄りたちも大きな声で歌い出す。
昨年10月から、高齢者を対象とする福祉施設やミニデーサービスなどで、ハーモニカ演奏ボランティアに取り組んでいる。メンバーは伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いているハーモニカ教室の有志12人。昭和20年代に少女時代を過ごした60縲・0代のメンバーにとってハーモニカは、何もない戦後でも一度は手にすることができた身近な楽器。そんな懐かしさから、教室に通い始めた人も多かった。
2年の月日を重ねる中で、曲のレパートリーもそれなりに増えてきた。せっかく習っているのだから、ただ自分たちで楽しんでいるのではなく、役に立つことをしたいね竏秩Bだれからともなくそんな声が挙がったことが、ボランティア演奏に挑戦するきっかけだった。
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どうせなら一緒に歌ってもらおう竏窒ニ、演奏曲はお年寄りにも親しみがある童謡・唱歌を選択。夏用と冬用、2着の衣装を準備して見た目も華やかに装うことにした。
「衣装で下手な演奏を隠そうって華やかな衣装でそろえたんですよ」と笑う。
しばらくしてから、会の名前がないことに気付き、慌てて全員で頭を悩ませた。
「ハーモニカを吹く姿がトウモロコシをかじっているみたいだから、『スイートコーン』っていうのはどう?」「それなら、ハニーコーンっていうのもあるけど、ハニーコーンは?」。そんなやり取りから「ハニーコーン」という名前も決まった。
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団地に住んでいる人の中には一人暮らしのお年寄りも多く、普段声も出さずに生活しているという人もいる。
ある団地のミニデーを訪れた時のこと。普段は会話もしないと話していたおばあさんが、大きな声で歌ってくれた。「嬉しいよ」「楽しいよ」そう言って喜んでくれるお年寄りたち。その姿に励まされているのは、自分たちの方だった。
「決して上手なハーモニカではないけど、知っている歌は一緒に歌ってくれます。すぐそばで『良かったよ』って喜んでくれるのを見ることができるのが嬉しいです」と代表の橋爪さん。
「とにかくみんな練習熱心。やりたい曲もそれぞれで持ってきて『次はこれを練習してね』なんて言っているけど、それも楽しみです。レパートリーを増やして、児童養護施設や小学校などでも演奏してみたいです」
演奏をしてほしい場合、入会希望者は橋爪(TEL78・3481)、または倉科さん(TEL72・3948)へ。 -
中田切砂防学習会
飯島町の飯島小学校6年生72人は14日、飯島町田切の天竜川水系中田切砂防林帯工工事現場で、砂防学習会を開いた。砂防林事業や林内にある境界石「サカヒキテン(大五郎大石)」を見学し、地域の歴史に理解を深めた。また、山桜やクヌギ、コナラなどを植樹し、思い出づくりもした。
学習会は砂防林第2帯工の完成を記念し、天竜川河川事務所飯島砂防出張所や田切区、施工業者らが開いた。
幅3縲・・6メートル、延長約百メートルの第2帯工の銘板前の広場で、「大きくなりますように」と願いながら植樹し、どんぐりも埋めた。
続いて、大五郎大石の境界石を見学。石に刻まれた「サカヒキテン」の文字を確認し、山田田切区長から「江戸時代の境界と林野の利用権を決めるサカヒキテン(境基点)は、田切側に3カ所と赤須側に5カ所あり、その1つ」と由来を聞いた。
この後、島崎砂防主張所長から砂防堰堤や砂防林の役割など、砂防事業全体の説明を受けた。