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天竜川北島地区豪雨災害を伝える会
モニュメント除幕式7月1日06年7月に箕輪町内で発生した豪雨災害を後世に伝えるため検討を進めている「天竜川北島地区豪雨災害を伝える会」(会長・平沢豊満箕輪町長)は14日、第3回会議を町役場で開いた。災害を伝える広場に石碑を建立し、7月1日に除幕式をすることを決めた。
広場は、天竜川右岸の深沢川との合流点下流の国有地で了承。町が占用手続きをする。面積約640平方メートル。桜の植樹やあずま屋、ベンチの整備など構想はあるが、詳細は今後、伝える会で検討する。
石碑は、表面に「北島災害伝承之碑」の文字、裏面に災害と復旧の状況などの文章を刻む。費用は町と松島区で負担する予定。
除幕式は伝える会主催で7月1日午前9時から開く。 -
コメリが手良保育園で園児らとともにシバザクラ植え
ホームセンターなどを展開するチェーンストア・コメリ(本社・新潟県、捧雄一郎社長)のコメリH&G伊那店(美篶、大塚良幸店長)は15日、伊那市の手良保育園(伊藤正子園長)を訪れ、シバザクラ100株を園児らとともに園内の一角に植えた。
地域貢献を目的とする「緑資金ボランティア活動」の一環。伊那店では7年前から地元の保育園や小学校に花の苗を寄贈し、子どもたちとともに植付け作業を行う中で交流を深めてきた。
今年は手良保育園をはじめ7つの小中学校へ花の苗を寄贈。昨年は店舗のある美篶地区のみで実施したが、好評だったことを受けて今回は実施個所を増やした。
手良保育園では年長、年中園児が作業に参加。店長の大塚さんの指示に従いながら、ポットから出したシバザクラを丁寧に植え付けた=写真。
伊藤園長は「子どもにとってもすごく良い経験なのでありがたい」と話していた。 -
地域づくり支援金上伊那地域1次分に61事業が内定
上伊那地方事務所は15日、コモンズ支援金の後継事業「地域発元気づくり支援金」の上伊那地域一次分に内定した事業を公表した。
今回は61団体から109件、約1億5千万円の要望があったが、2回の選考委員会を経て61事業を選定。支援額は総額で7758万円となった。事業区分では昨年7月の豪雨災害を受けて「安全・安心な地域づくり」などの要望が多かった。
結果は次の通り。
【地域協働の推進】◇駒ヶ根市▼市民参加を協働のまちづくり推進事業=34万円◇辰野町▼協働のまちづくり支援金事業=150万円◇中川村▼ずく出し協働事業=150万円◇宮田村▼地域づくり支援事業=144万円◇よりあい東春近地区会議(伊那市)▼東春近資源拡充事業=32万円◇おてて倶楽部(伊那市)▼地域資源の活用による集落の活性化など=60万円◇三峰川みらい会議(伊那市)▼三峰川につり天国復活事業=18万円◇沢底活性化委員会(辰野町)▼生きものとの共生・里山の健康診断プロジェクト=42万円◇下古田区(箕輪町)▼花街道手作りベンチ設置事業=28万円
【保健、医療、福祉の充実】◇伊那市▼すこやか健康塾=283万円◇箕輪町▼精神障がい者のためのひまわりボランティア育成・支援事業=30万円▼保育園保護者用メール配信事業=83万円
【教育、文化の振興】◇駒ヶ根市▼性教育プロジェクト実践事業=241万円◇辰野町▼みんなで広げる美術館運動=30万円◇箕輪町▼フェンシングのまちづくり事業=84万円◇飯島町▼早ね・早起き・朝ご飯・テレビを見ないで外遊び町民運動=47万円▼森の学校開設事業=30万円▼飯島陣屋元気もりもり塾=15万円◇ものづくり委員会▼サイエンス・キャンプ=38万円◇美和湖倶楽部(伊那市)▼バドルを作って高遠湖へでかけよう=70万円◇ホットコミュニティサポート(駒ヶ根市)=9万円◇飯島町郷土研究会▼ふるさとの昔話第二集編集出版事業=150万円◇飯島町国際協力会▼伊那谷国際フェスティバルIN与田切開催=93万円◇宮田城址保存会(宮田村)▼宮田城址の保存と伝承事業=45万円
【安全・安全な地域づくり】◇駒ヶ根市▼防災時住民ささえあい情報システム整備事業=249万円◇辰野町▼防災ハンドブック家庭保存版の作成=180万円▼自主防災組織資機材整備事業=50万円◇南箕輪村▼防犯灯整備事業=135万円▼天竜川ハザードマップ作成事業=80万円◇伊那国際交流協会(伊那市)▼在住外国人共生ネットワークづくりなど=65万円◇県石油商業組合上伊那支部南部地区会(駒ヶ根市)▼AEDの導入と救急救命講習会の開催=180万円◇辰野町社会福祉協議会▼支え合いマップ策定事業=20万円◇北小河内区(箕輪町)▼防災想定親子キャンプ(災害に負けない知恵と体験活動)継続事業=44万円◇道の駅花の里いいじま利用組合▼AEDの導入と救急救命講座の開催=26万円◇中川村社会福祉協議会▼災害ボランティア養成講座=19万円◇中越区(宮田村)▼区民の協働による安全な地域づくり事業=15万円
【環境保全・景観形成】◇駒ヶ根市▼循環型社会推進(BDF・生ごみ液肥化)事業=373万円◇箕輪町▼天竜川せせらぎロードプロジェクト=83万円▼廃食用油リサイクルによるBDF増産事業=188万円◇高遠花摘み倶楽部(伊那市)▼杖突街道沿線の景観美化などの実施=80万円
【特色ある観光地づくり】◇伊那市▼サインシステム設置事業=632万円▼秋葉街道再生事業=220万円◇箕輪町▼東山山麓歴史コース整備事業=180万円▼赤そばの町・箕輪発地域ブランドづくりプロジェクト=516万円◇飯島町▼植栽ボランティア活動による広葉樹の名所づくり事業=16万円◇中川村▼ふるさと自然公園小渋峡活性化事業=261万円◇宮田村▼里山の観光利用促進事業=39万円◇御堂垣外地域活性化委員会(伊那市)▼藤沢城址整備事業=55万円◇伊那地域アマランサス研究会(伊那市)▼雑穀アマランサスによる地域活性化推進事業=70万円◇美篶下県桜愛好会(伊那市)▼下県桜トンネルPR事業=31万円◇中川赤そば花まつり実行委員会▼中川赤そば花まつり=257万円◇宮田村商工会青年部宮田村名物丼プロジェクトチーム▼宮田村名物丼プロジェクト=141万円
【農業の振興と農山村づくり】◇伊那土地改良区(伊那市)▼木製甲ふた設置事業=82万円◇辰野白ねぎ共選出荷組合▼白ねぎ省力化推進事業=146万円◇田切地区営農組合(飯島町)▼白ねぎ省力化推進事業=146万円◇道の駅花の里いいじま利用組合▼千ヘクタール自然共生農場づくり発信基地など=153万円
【森林づくりと林業の振興】◇南箕輪村▼大芝公園森林整備事業=750万円▼里山道再生事業=90万円◇森の座(伊那市)▼伊那谷ジグザグ隊活動=139万円◇中山もりもり元気組(伊那市)▼白山北里山林整備事業=47万円◇里山の暮らしと豊かな森を守る会(中川村)▼カラマツ間伐材の利用促進と森林整備の拡大推進=77万円 -
青葉給食
伊那市の伊那東小学校(山本一夫校長、706人)で15日、青葉給食があった。新緑に萌える桜の木に囲まれた校庭で全校児童が給食を楽しむ企画。姉妹学級同士でグループをつくった児童たちは、青空の下、5月の日差しを浴びながら給食を楽しんだ。
1年生は6年生、2年生は4年生、3年生は5年生とともに会食した。この日の献立は鳥の唐揚げやおにぎり、ゼリーなど子供たちに人気のメニューばかり。朝からくもり空だったが給食の時間になると晴れ間も現れ、会話もはずんだ。
4年生の牧内さんごちゃん(10)は「外で食べる給食はおいしいし、姉妹学級の友達とも仲良くなれた。天気になってよかった」と笑顔で話した。 -
仲仙寺の仁王門 一世紀ぶりの建て替えへ
伊那市西箕輪羽広の仲仙寺(師田香雪住職)は、県宝・木造金剛力士像を安置している仁王門を建て替える。老朽化に伴う1世紀ぶりの新築で、今夏着工し、年内に完成させる予定。
##本文
仲仙寺は平安時代の高僧慈覚大師の開基、817(弘仁7)年の開創とされる天台宗の古刹(こさつ)。金剛力士像は室町時代の主流仏師の作で、日本彫刻史における意義は高く、05年に県宝の指定を受けている。昨年春の総代会で新改築が決定した。仁王門は明治初期の建立と推定され、これまでにも改修が繰り返されてきたが、雨漏りや、かわら屋根のたわみなど傷みが激しく、直射日光や風雨による金剛力士像への影響が心配されている。
新しい仁王門は木造の本格的な一層式楼門で、「銅板本がわら棒ぶき屋根」の入母屋作り。規模はこれまでとほぼ同じで幅7メートル奥行3・5メートル高さ7・3メートルほど。消火栓の関係があって現在地から南・西へそれぞれ2メートル寄せ、芭蕉の句碑や参道の石段なども移動する。事業費は約4000万円。檀信徒や有縁者らを中心に浄財・寄進などでまかなう方針。
師田住職は「大切な像でもあり、ふさわしい門になれば」と話している。 -
園児に体支える力をトレーニング、専門講師で運動指導
宮田村西保育園(吉川美幸園長)は本年度、専門のインストラクターを外部から招き園児の運動指導を行っている。器械体操をもとに、運動の基礎となる体を支える力を付けるのがねらい。園児たちは日ごろのトレーニングに園内の雑巾がけにも取り組み始めるなど、様々な側面に効果は波及しそうだ。
初回の15日は年長園児が受講。動物の動きのマネを取り入れながら、全身を動かした。
ウサギやカンガルーみたいにピョンピョン飛び跳ねたり。クマのように四つん這いになって、力強く進んだり。楽しみながら、手や足で大地をしっかりとつかむ運動を繰り返した。
指導する日本マタニティビクス協会認定インストラクターの根橋恵美さん=伊那市=は「赤ちゃんのハイハイは体を支える力を養っています。子どもの運動能力低下も言われますが、雑巾がけもハイハイの延長。手軽にできるトレーニングです」と説明する。
同保育園は春から本格的に雑巾がけを導入。年中園児から広まったものだが「腕や足の力など相当鍛えられるし、美化の心もあわせて養えられる」と吉川園長は効果に期待を寄せる。
運動指導は保護者会の協力も受けて年間10回開き、各学年順番に実施する考え。マットや飛び箱などを取り入れていく予定だ。 -
大田切の子どもたちが農業体験
宮田村大田切区育成会(新谷好弘会長)はこのほど、スイートコーンと枝豆の種まきと長ネギを植える農業体験「自然を愛する勉強会」を開いた。区内の子どもたち39人と会役員13人が参加。「元気に育って」と願いをこめ、土にまみれた。
草取りから作業開始。子どもたちがせっせと汗を流し、育成会の役員が耕してうねをつくった。
協力してたい肥を入れて種まき。スイートコーンと枝豆の栽培は初挑戦だが、夏の収獲を夢見て作業を続けた。
同育成会は長年、「自ら汗して収獲の喜びを味わってほしい」と子どもたちの農作業体験を継続。農家に育っても土にふれる機会が乏しい子どもたちも多いが、この日は目を輝かしていきいきと作業する姿がみられた。
子どもたちは今後も草取りなどの管理を行い、サツマイモも栽培。収獲後は地区内での販売も予定する。 -
光風会員 横山光一さん(76) 伊那市西春近
陶芸を始めたのは、30年ほど前。企業を経営し、正月と盆以外は仕事に追われる毎日。「このまま働くだけで、人生が終わるのは寂しい。何か趣味を持とう」と考えていたとき、伊那市西春近公民館で陶芸教室の受講者を募集していると知り「これだ!」と早速、申し込んだ。教室へ通い、高遠焼の唐木米之助さんから陶芸の基礎を学んだ。
企業経営のほか、西春近商工会役員も務め、やることばかりだったが「人に勧められたことじゃないから、苦痛と思わなかったし、楽しかった。忙しい、忙しいと言いながら、時間は作れるんですよね」。自らのかまを設け、午前4時半に起き、仕事へ行くまでの間、ろくろに向かって作品を作った。仕事から帰ってきても、夕飯を食べ終わると、また作品作りに取りかかるという繰り返し。
ゆう薬は、原料の石の粉、ゆう薬、酸化銅を買い、自分で調合して色を作り出す。
失敗率が高く、焼き物の中で出しにくい色の一つとされる赤色の「辰砂(しんしゃ)」。ゆう薬の調合、焼き方の還元具合など条件がそろわなければ良い色は出ない。
仲間と一緒に訪問した、ある窯元から「辰砂はやめなさい」と言われたほど。それでも「何とか安定した色を出したい」と追求している。
「原点に返れ」と自分の作品にしかられたことがある。知人の家を訪ねたときのことだ。床の間に飾ってあった作品を手に取り、ふと、裏に自分の名を刻んだ銘「光」を見て衝撃を受けた。作品が仕上がり、命を託すように書いた一文字。20年、30年と経験を重ねるうち、精神の入れ方が初期と違うことに気づいた。作品は、自分自身を映し出す。「形や色がよければ良いだけでは、人の心に響くような感動する作品は生まれない。一つひとつに心を込めて作らなければ」と初心を忘れず、自分を律する。
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開く陶芸展(6月4日縲・月1日)を控える。これまでの集大成として、つぼや花器など約20点を展示する予定。
精根込めて作った作品を多くの人に見てもらえることを楽しみにしている。
光風会員のほか、信州美術会、伊那美術会などに所属する。
(湯沢康江) -
南箕輪村防犯協会会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)は9日夜、07年度の初会合を村役場で開いた=写真。委員を委嘱し、組織体制や活動内容を確認した。
07年度の重点目標は▽各地区防犯部体制の充実(防犯部長、防犯副部長、女性部長、青年部長を全地区から選出)▽防犯パトロールの実施(区、組単位などでの防犯パトロール実施、青色回転灯車による防犯パトロールの強化拡大)▽防犯灯整備(本年度30基設置)▽緊急情報システムの構築(携帯メール配信システムを8月から導入予定)-。
防犯パトロールでは、区や組などでのパトロールと、防犯ボランティア、まっくん見守り隊との情報共有のため体制作りをし充実を図る。
年間の事業計画は青色回転灯車による防犯パトロール講習会、夏と秋の地域安全運動、放置自転車の警告活動、年末特別警戒など。本年度は情報を共有し連携を深めるため会議の回数も増やす。 -
【記者室】日系三世が語る両親と母国日本への思い
日系二世の父と日本人の母の間に生まれた米国籍の大学教授伊奈さつきさんは太平洋戦争中、米国内の強制収容所で生まれた。どこから見ても日本人だが日本語は話せない▼戦争が終わっても在米日系人への差別は消えず、家や仕事にも事欠く苦難の日々を送る中で両親が「米国人になるには日本語を話すべきではない」との方針で育てたためだ▼「5月に生まれたことにちなんで父がさつきと名付けてくれた。この名を誇りに思う」と英語で話すさつきさんは血は日本人でありながら心ならずも米国人となった。娘の幸せを考えてのこととはいえ、母国を捨てさせる苦渋の決断を下した両親の苦しみはどれほどだったろうか。ここにも戦争に翻弄された悲しい人生がある。(白鳥文男)
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中学生が海外協力隊体験入隊
友好都市提携を結んでいる駒ケ根市と静岡県磐田市の中学生ら42人が12、13日、駒ケ根市の駒ケ根青年海外協力隊訓練所に1泊2日の体験入隊をし、国際感覚を磨きながら互いに親ぼくを深めた。世界の文化を学び、学校の枠を超えた仲間づくりをしてもらおうと駒ケ根青年会議所(北原和明理事長)が17年前から毎年開いている。
参加した中学生は駒ケ根市のほか上伊那の20人と磐田市の22人。参加者は、協力隊員として南米エクアドルに派遣された経験を持つ高校教員による講義で環境問題を通じて先進国と開発途上国のつながりについて考えたほか、タマネギの皮を使った染物に挑戦したり、異文化体験ゲームを楽しんだりと、世界の暮らしや文化の一端に楽しく触れた。
入隊式では参加者を代表して宮田村の野溝文乃さんと磐田市の河合貴之さんが「自分で決意して体験入隊に参加したその心を忘れず、協力隊精神にのっとって訓練に精進することを誓う」と宣誓した=写真。北原理事長は「今回は環境に焦点を当てたプログラムを用意した。これからの地球環境を考える機会にしてほしい」と呼び掛けた。 -
全国陶器祭り
伊那市西町の春日公園で20日まで、全国陶器祭りが開かれている。会場には信楽、有田、伊万里、瀬戸、益子、九谷など、全国各地の陶器など15万点以上が並び、気に入った一品を探し求める来場者でにぎわっている=写真。
産地直送の安くて良い商品を竏窒ニ今回始めて伊那市での開催を決めた同陶器祭りは、参加8社が合同の行っているもの。全国各地で年間で約25回ほど市を開催している。
今回は人間国宝の三代徳田八重吉が手掛けた九谷焼をはじめ、庄村建、川崎誠一など有名作家による作品もあるほか、市価の20縲・0パーセントまで割り引かれた一品が多数並んでいる。
陶器市実行委員会代表の草野博司さんは「それぞれの地元で売っているような値段でやっており、特価品もある。足を運んでいただければ話をしながら値段交渉もできるので、楽しんで購入できるので、ぜひ一度見に来てほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時。
問い合わせは陶器市実行委員会(TEL090・3072・5621)草野さんへ。 -
第16回信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月をしのんで毎年開催している「第16回信州伊那井月俳句大会」が13日、伊那市高遠町の高遠閣であった。一般1865句、小中学生9478句の中から選ばれた入賞者を表彰したほか、当日句吟行などもあり、参加者は歴史のある高遠城址を歩きながらそれぞれの思いを作品につづった。
井月没後120年に当たる今年は、昨年の合併で新伊那市となり、歴史的な出来事とのゆかりが深い高遠町での開催を企画。今回は一般、小中学生の部ともに投句者数が前回を上回り、一般の部に380人、小中学生の部に3529人からの応募があった。特に小中学生の応募は過去最多。地域別では県内の他地域からの応募が多く247人。県外からの応募もあった。
小中学生の応募作品は、子どもの感性で見つめた発想豊かな作品が主に入選作に選ばれ、春日愚良子信州井月会会長は「子どもの場合、言葉の中に大人のあかがついていないことが大切。周りにこだわらず、子どもの発想で自由に詠んだものほど読む人に新鮮な印象を与える」と講評。また、一般では伊那市の河野ふさ子さんの作品「井月の墓に立ち寄る雪婆」が大賞を受賞したほか、岡谷市の宮下白泉さんの「泳ぎゐて海と一緒に祓はるる」が伊那毎日新聞社賞を受賞している。 -
第4回さわやかウォーキングイン西町
伊那市西町区は13日、「第4回さわやかウォーキングイン西町」を開いた。区民約140人が参加。カルチャーセンターを発着として約7・5キロの道のりを歩き、新緑の季節を楽しんだ=写真。
もともと西町区ではこの時期に運動会を開催していたが、年々参加者が少なくなっていたこともあり、4年前にウォーキングイベントに切り替えた。
参加者はますみヶ丘マレットゴルフ場を目的地に会話を楽しみながら歩行。また、マレットゴルフ場では元信州大学農学部教授の建石繁明さんによる講話「身近な自然を感じてみよう」もあり、大人も子どもも身近な生き物についての関心を深めていた。 -
駒ケ根市議会臨時会閉会
開会中の駒ケ根市議会第2回臨時会は14日本会議を開き、市条例の一部改正条例など専決処分6、市老人保健医療特別会計補正予算、市監査委員選任についての計8議案をいずれも原案通り承認、可決、同意したほか、伊南行政組合議会議員、上伊那広域連合議会議員、県上伊那広域水道用水企業団議会議員を選出して閉会した。
伊南行政組合議会議員、上伊那広域連合議会議員、県上伊那広域水道用水企業団議会議員は次の通り。
▼伊南行政組合議会議員=竹内正寛、木下力男、塩沢崇、坂井昌平、馬場宣子、宮沢清高、宮沢勝人▼上伊那広域連合議会議員=竹内正寛、木下力男、塩沢崇、宮沢清高▼県上伊那広域水道用水企業団議会議員=竹内正寛 -
誕生記念樹配布
宮田村は昨年1年間に生まれた91人の子どもたちの家庭に対し13日、誕生を祝う記念樹を役場駐車場で配布した。会場には次々に両親や祖父母らが訪れ、用意されたショウジョウモミジ、ハナミズキ、シダレモモ、バラの4種類の苗木の中から好みの物を1本ずつ選んでそれぞれ大切そうに持ち帰った=写真。村担当者は「子どもと一緒に木も育ててもらい、自然環境に恵まれた村づくりに役立ててほしい」と話している。
村は子どもたちの誕生に際し、村有地に記念樹を植える行事を95年から行ってきたが、土地の確保などの事情もあり、ここ数年は各家庭への配布に切り替えている。 -
第72回伊那市スポーツ少年団春季球技大会
第72回伊那市スポーツ少年団春季球技大会が13日、伊那市の美すずスポーツ公園運動場などであり、軟式野球とミニバスケットボールに励む小学生たちが、南信大会への出場権をかけて競い合った。
市内の14チームが参加した軟式野球では、南信大会の出場権を手にする上位8チームの座をかけてトーナメント戦を展開。決勝戦は、1回戦から各チームにかなりの点差をつけて勝ち進んできた伊那北スポーツ少年団が西友クラブに19点対0で圧勝した。男子に混ざって女子が活躍しているチームもあり、大きな声を掛け合いながら熱戦を繰り広げていた。
伊那市スポーツ少年団は南信地区内でもレベルが高く、地区大会を勝ち抜いて県大会に進むことも多い。
南信大会に進む上位8チームは次の通り。
(1)伊那北スポーツ少年団(2)東春近南スポーツ少年団(3)竜東スポーツ少年団(4)西友クラブ(5)手良スポーツ少年団(6)美篶野球スポーツ少年団(7)伊那中部スポーツ少年団(8)西春近スポーツ少年団 -
高遠町婦人会総会
伊那市高遠町婦人会(会員110人)は13日、07年度総会を高遠町福祉センターで開いた。本年度の事業計画と予算案を承認したほか、丸田南枝会長をはじめとした本年度の役員体制を紹介した。
本年度同会では、高遠っ子みまもり隊への参加やプールの草取りなどといったボランティア活動などに重点を置きながら公民館学級、盆踊り大会などといった活動に参加し、地域づくりの主体として、さまざまな取り組みを進めていく。
丸田会長は、行政に頼ることなく、金銭的メリットもないが、地域のために活動するのが本来の婦人会ではないかという過去に聞いた話を紹介し「会員の減少、高齢化、若い人が入ってくれないなど、悩みは尽きないが、自然体で楽しみながら高遠町婦人会としてやっていけたらと思う」と語った。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=丸田南枝(番匠)
◇副会長=福沢初子(常盤)
◇総務=春日日出子(小原)
◇会計=安部幸子(五番)
◇監事=黒河内文江(本町)春日悦子(新町) -
わんぱくスクール開校
飯島町社会福祉協議会は07年度のいいじまわんぱくスクールを開校した。町内に住む16組の親子ら約40人が参加し、さまざまな体験を通して地域への理解を深めていく。13日、開校式が地域福祉センター石楠花苑で行われ、参加者がそれぞれ自己紹介して和やかにスクールがスタートした=写真。参加者は昼食会の後、ボランティアのスタッフの指導で早速工作やゲームを楽しんだ。スタッフ代表者の小林要さんはあいさつで「自分で使った物は自分で片付けることのできる人になってください。みんなで仲良く楽しくやりましょう」と呼び掛けた。
スクールは来年3月にかけて11回開かれ、ホタルの観察、陣馬形山登山、座禅、新年会などを行っていく。 -
第14回県柔道整復師会南信支部少年柔道大会
第14回県柔道整復師会南信支部少年柔道大会が13日、伊那市武道館であった。南信地区で練習に励む小学生でつくる25チームが集まり、日ごろの成果を競い合った=写真。
小学校高学年を対象とする同大会は、心身の健全育成と親ぼくを深めることを目的に毎年5月に開催している。チームは4年生1人、5年生2人、6年生2人で編成。上位3チームは7月8日に開かれる県大会への出場することとなる。
上伊那から7チームが出場した今大会では、伊那市の創武館道場が準優勝したほか、辰野町の辰野町柔道協会Aと飯島町の飯島柔道クラブが3位に入賞する健闘を見せた。また、3位2チームは県大会への出場権をかけて対戦。結果、2対1で辰野町柔道協会Aが勝利し、創武館道場とともに県大会に進むこととなった。 -
【高校野球】春季北信越地区県大会・2回戦
高校野球の第116回春季北信越地区県大会(県高野連主催)は13日、諏訪湖スタジアム、県営飯田球場で2回戦4試合があった。上伊那勢の辰野は、松商学園に0竏・6で負けた。
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【県営飯田球場】
辰野
00000-0
5425×-16
松商学園
(5回コールド)
○…辰野は初回から連打を浴びて5点を失う。その後も松商打線につかまり、リードを広げられると15安打16失点で大敗した。好機といえば、初回に2つの四球と犠打で1死一、三塁の好機をつくるも併殺に終わった。安打数はこの試合、3回に9番唐沢が放った左前打のみだった。
主戦平島の連投を避けて臨むも控え投手には荷が重く2人で16失点。打線は前日の試合で腕に死球を受けた4番向山を欠いた影響もあり勢いがなかった。小椋監督は「気持ちの面では粘り強さがでてきたが選手層、打力、守備の面ではまだまだ。この大敗を良い経験として受け取り、夏に向けて練習を」と話した。 -
ごみ処理施設用地選定委員会を6月下旬に設置
上伊那広域連合が計画しているごみ処理施設建設の用地選定について、小坂市長は14日、市議会全員協議会で「新ごみ中間処理施設用地選定委員会」(仮称)を6月下旬に立ち上げる考えを示した。
選定委員会は12月を目途に、区域内でいくつかある候補地から最終用地1カ所を絞り、市長へ報告する。
委員は市議会7会派の代表者、市民団体代表者、公募など21人。
候補地は、これまで受け入れを表明した地区を含む4カ所とするのか、広域連合事務局や委員会で候補地になり得るとみる場所を加えるか選定対象を検討。現地確認などを踏まえ、多角的に検討して決める。
選定作業案では6月29日に第1回を開き、7月に候補地を決め、関係地区への説明、候補地の比較検討へ入る。
用地選定は透明性を図るため、会議は原則として公開。会議の概要は市ホームページなどで公表し、市民からのパブリックコメントを募集する。
選定委員会の報告を受け、市長が最終候補地を決定する。
また、伊那市の選定委員会を設置後、上伊那広域連合に「ごみ処理基本計画推進委員会」(仮称)を設ける。圏域の住民団体代表、伊那市の用地選定委員会代表、公募など25人で構成し、ごみ減量化・資源化推進の検討、新ごみ処理施設の処理方法(機種)を検証する。
全協で説明を受けた議員から、関係区の範囲などに質問が出され、酒井副市長は「選定委員会で確認する」とした。また、透明性の確保、住民説明などに要望が出た。 -
日系人収容所を語る会
太平洋戦争中、米国在住の日系人が強制収容所で味わった苦しみを描いたドキュメンタリー映画「From A Silk Cocoon」(フロム・ア・シルク・コクーン)の上映会と、制作した米国人伊奈さつきさんとの対話の会が13日、駒ケ根市文化会館で開かれた。駒ケ根シルクミュージアム、同市立博物館、同市教育委員会主催。約100人が集まり、罪のない人々に悲惨な運命をもたらす戦争についてあらためて考えた。
伊奈さんは1939縲・0年に米国で開かれたサンフランシスコ・ゴールデンゲート万国博覧会の日本館で生糸製作の実演や説明などに当たったシルク・ガールの一人、三井静子さん(富士見町出身)の娘で現在米国カリフォルニア州立大教授。三井さんは万博終了後、米国在住の日系2世伊奈周さんと結婚して米国で暮らしたが、ぼっ発した太平洋戦争のため一家で強制収容所に収容された。収容所で生まれたさつきさんは当時両親がつづった日記や手紙などの資料をもとに02年に映画を制作した。
上映後、伊奈さんは通訳を介し「私たち一家は戦後も米国に住んだが、日系人への憎しみのために差別されて苦しい生活を送った。米国で暮らすためには日本とのかかわりを絶たねばならず、私も日本語を話すなと両親に言われて育ったため、今皆さんに日本語で話せないことが心苦しい」と語った=写真。
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第14回特別展「愛の架け橋 サンフランシスコ・ゴールデンゲート万国博覧会と日米生糸貿易」を6月10日まで開いている。日系人収容所の実態を知ることができる貴重な写真など約60点のほか、万博ゆかりの和服、洋服やパンフレット、会場の盛況ぶりを伝える資料写真など約70点が展示されている。展示資料の多くはさつきさんが昨年6月に寄贈した。
午前9時縲恁゚後5時。水曜休館。入館料は一般300円、小・中学生100円。問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
紙しばい読み方講座開講
箕輪町図書館の「紙しばい読み方講座」の第1回が13日、同館であった。8人が参加し実技を通して紙芝居の読み方の基礎的技術を学んだ。
全2回の講座で、講師は伊那市でコマ書店を経営し、紙しばい公演実技指導を多数している小林豊子さん。
受講者は「ひよこちゃん」などの紙芝居を実際に皆の前で実演しアドバイスを受けた。
小林さんは、最後の「おしまい」という言葉について、「現実ではない紙芝居の世界に引き込まれて聞いている。『おしまい』の言葉で現実の世界に戻るので、この言葉が大切。物語に浸っている余韻があるので、最後の文章と少し間をとって言ってほしい」と話した。
紙を抜くときに『抜きながら読む』と書いてある場合は、「これが間。そこをきちんとやるといい」と話し、紙芝居の舞台の開け方ではタイトルや絵の位置を考え、より効果的になるよう舞台を開ける順番を変えることも提案した -
第62回国民体育大会フェンシング競技長野県予選会
第62回国民体育大会フェンシング競技の長野県予選会が13日、箕輪町の町民体育館であり、成年男子の国体出場選手が決まった。成年女子、少年男女は6月3日に決まる。
成年男子の国体出場選手は総合得点の上位4人で、大槻高範(赤穂高教員)三沢高志(箕輪消防署)末松慶之(日体大)大槻知也(日大)。10月5日から秋田県合川町で開く国体に出場する。
少年男女の国体選手は今大会のポイントと6月2、3日の県総体のポイントを合算して決定。成年女子は協会で選考。8月25、26日に福井県越前市である北信越国体に出場する。
結果は次の通り。
◆少年男子フルーレ=(1)白鳥佑弥(伊那北高2年)(2)今井康友(上農高1年)(3)小林豊(伊那北高2年)(4)那須野将(伊那北高2年)
◆少年女子フルーレ=(1)栗原夏佳(伊那北高3年)(2)三沢杏奈(赤穂高3年)(3)石川梨加(赤穂高3年)(4)伊藤彩香(赤穂高3年)
◆成年男子フルーレ=(1)大槻知也(日大)(2)大野寛務(伊那北高教員)(3)大槻高範(赤穂高教員)(4)末松慶之(日体大)
◆成年男子エペ=(1)三沢高志(箕輪消防署)(2)大槻高範(赤穂高教員)(3)大槻知也(日大)(4)末松慶之(日体大)
◆成年男子サーブル=(1)末松慶之(日体大)(2)大槻高範(赤穂高教員)(3)三沢高志(箕輪消防署)(4)薮原創(NTN) -
第38回全国ママさんバレーボール大会上伊那支部予選会
「どんぐり」(飯島町)が県大会へ第38回全国ママさんバレーボール大会の上伊那支部予選会は13日、箕輪町の藤ヶ丘体育館で開いた。飯島町のチーム「どんぐり」が優勝し、6月10日に松本市で開く県大会への出場を決めた。
上伊那家庭婦人バレーボール連盟に登録する17チームのうち6チームが予選会に出場。トーナメント戦で競った。「どんぐり」は準決勝で南箕輪村の「南箕輪」を2-0で下し、決勝戦は駒ヶ根市の「空木」を2-0で破り優勝した。
結果は次の通り。
(1)どんぐり(飯島町)(2)空木(駒ヶ根市)(3)南箕輪(南箕輪村)、コスモス(伊那市) -
第15回上伊那60歳ソフトボール大会スローピッチの部
第15回上伊那60歳ソフトボール大会スローピッチの部は13日、南箕輪村の大芝高原野球場であった。14チームが2ブロックで競い、箕輪郎球クラブ南、箕輪郎球北チームが優勝した。
上伊那郡内の60歳以上の選手で構成するチームの大会。年1回開く。今年の出場チームは辰野町1、箕輪町2、南箕輪村3、伊那市7、駒ヶ根市1。A、Bの2ブロックで競技した。
80歳を迎えた人で同じチームに5年以上所属する選手の個人表彰もあった。表彰されたのは駒ヶ根OBクラブAの久保田政吉さん、箕輪郎球(北)の清水孝治さん、箕輪郎球(南)の藤沢巻雄さんの3人。
結果は次の通り。
◆Aブロック=(1)箕輪郎球クラブ南(2)伊那勘太郎クラブ(3)まっくん
◆Bブロック=(1)箕輪郎球北チーム(2)駒ヶ根OBクラブA(3)辰野蛍クラブ
熱戦を繰り広げた60歳ソフトボール・スローピッチの部 -
箕輪町国際交流協会総会
箕輪町国際交流協会は10日夜、07年度総会を町産業会館で開き、事業計画や予算案を承認した。
07年度事業計画は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、料理教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、ポルトガル語母国語教室、子どものための中国語教室)▽外国籍住民等支援事業(緊急時メール配信システム検討)▽広報事業▽会員拡大・ボランティア育成事業-。予算総額は223万4712円。
06年度は、外国籍住民等との交流事業、語学学習、多文化共生事業などを実施。新規では、外国籍住民向け料理教室、清掃ボランティア大会、外国籍住民向け防災講習会、韓国語講座、中国語落語会などの事業をした。 -
看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会が第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞
第18回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞団体が14日、決定し、上伊那では県看護大学周辺の景観形成と環境美化に努めてきた駒ヶ根市の看護大学地域景観形成住民協定協議会が国土交通大臣表彰を受賞することとなった。
花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体に対し感謝状を贈呈するもので、今回は全国の74団体と県内の8団体が表彰を受けることとなった。
看護大学周辺地域景観形成住民協定協議会は、県看護大学の開学時に学園のあるまちにふさわしい周辺環境整備を行い、美しい景観を地域で守り育てていくことを目的として上穂町区第五町内で96年に発足。大学での「ふれあい花壇」の実施、沿道水辺緑化活動の推進などに取り組む一方、上穂町区と連携しながら道路や公園などといった公共施設整備にも取り組んでいる。
感謝状の贈呈は6月2日に安曇野市の国営アルプスあづみの公園である。 -
伊那市ふるさと大使の後藤純雄さんが死去
ゴトウ・プロジェクトの代表で伊那市のふるさと大使としても活躍してきた後藤純雄さん(72)が12日、死去した。
後藤さんは1935年3月10日生まれ。伊那市山寺区の出身で、現在大鹿歌舞伎を題材とした映画「Beauty竏樗・オきもの」の撮影をしている後藤俊雄映画監督(67)=飯島町=の兄にあたる。
1958年にNHKサービスセンターに入社。スタジオパークの館長などを務めた後、2001年、自身の会社「ゴトウ・プロジェクト」を設立した。96年から伊那市のふるさと大使を務めており、市政施行40周年記念NHK公開番組「ふたりのビッグショー」や、伊那市制施行50周年記念「NHKのど自慢」の全国中継実現のために尽力したほか、NHK交響楽団、講師の派遣などを通して伊那市の文化活動に貢献した。
17日の午前11時から東京都三鷹市の法専寺で告別式を行った後、伊那市の常円寺で埋骨式を行う。