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赤穂高校同年会が寄付
赤穂高校を1966(昭和41)年に卒業した同窓生らが今年還暦を迎えるのを機に結成した赤穂高校41年卒業還暦記念同年会(松本正治実行委員長)は11日、駒ケ根市社会福祉協議会(北沢洋会長)に10万円を寄付した。松本委員長ら2人が市社協を訪れ、寄付金を北沢会長に手渡した=写真。寄付金は6月に駒ケ根市で開いた還暦記念同窓会の会費の一部を充てた。松本委員長は「母校への寄付も考えたが、還暦を迎えてこれから一番世話になるのだからと思い、社協に寄付することにした」と話した。
社協の堀勝福事務局長は「善意銀行に積み立て、地域福祉のために有意義に使わせていただく」と礼を述べた。 -
青年海外協力隊入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(山形茂生所長)は11日、07年度第2次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した222人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。山形所長はあいさつで「先輩たちは創意と工夫を凝らして自然環境、文化、言葉の違いを克服してきた。派遣先での厳しい環境の中での活動は容易ではないと思うが、その困難に立ち向かうために今日からの65日間、精いっぱい訓練に励むことを期待する」と激励した。候補生を代表して村落開発普及員としてキルギス派遣予定の和田祥子さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて任国に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ70日間だったが、今年度からは年4回、期間は各65日間となるほか、3次、4次では今年度初めてシニアボランティアとの合同訓練を行う。 -
ガソリンスタンドにAED設置
不特定多数の人が利用することから万一の事故や急病などの際に役立てようと、駒ケ根市のガソリンスタンド5店舗に12日、AED(自動体外式除細動器)が配置された。スタンドへの設置は全国的にも珍しいという。
町四区の信濃燃料(堀内茂彦社長)では事務所内に真新しいAEDを設置し、機器が備えてあることを知らせる看板を壁面の目立ちやすい場所に掲示した=写真。
配置されたAEDは県石油商業組合上伊那支部南部ブロック(池野克洋ブロック長、24事業所)が県の「地域発元気づくり支援金」に応募して採択され、交付を受けた180万円を購入費の一部に充てた。6月には配置に先立ち、機器を置くスタンドの経営者や従業員らを対象にしたAED講習会を開いて使用方法などを学んだ。
AEDは中川村の1事業所にも同日配備された。 -
伊那西高校で14、15日に西高祭
伊那市の伊那西高校の文化祭「第23回西高祭」が14日から始まり、14、15日に一般公開する。
今年は西高生一人ひとりが生き生きと輝いている姿「光彩縲恬D美と躍動の奏縲怐vをテーマに各クラスと文科系クラブなどが作品展示やステージ発表を展開。
3年5組は、昨年に引き続き“命”をテーマとした「かけがえのない命を見つめて」と題した展示を企画。緩和ケア、代理母出産など、生徒たち自身が実際に病院を訪れるなどして学んだ命の現場についてまとめた。また、3年6組は1年生の時に取り組んだチアリーディングに再び挑戦。自分たちで考えた衣装をまとい、バージョンアップしたステージを展開する。
そのほかにも喫茶コーナーでかき氷やサンドイッチ、ドーナツなどを、屋台ではお好み焼き、たこ焼き、フランクフルトなどを販売するなど、盛りだくさんの内容となっている。
14日の一般公開は午後1時縲恁゚後3時半(開祭式・オープニングは午前9時半縲恊ウ午)。15日は午前10時縲恁゚後3時。
各種イベントの場所と時間は次のとおり。
【14日】
◇卓球クラブ招待試合=午後1時、ホール◇新体操クラブの演技発表=午後1時半、体育館◇献血=午後1時半縲恁゚後3時半、受付は保健室
【15日】
◇弓道クラブ招待試合=、弓道場◇3年4組の演劇=午前10時、ホール◇お琴クラブ=午前10時25分、ホール◇バスケットボールクラブ招待試合=午前10時半、体育館◇インターアクトクラブ手話=午後10時45分、ホール
◇1年4組JazzGirls=午前11時10分、ホール◇3年6組チアリーディング=午前11時35分、ホール◇合唱クラブ発表=正午、ホール◇1年5組太鼓演奏=12時半、ホール◇弓道クラブ風船割り=午後1時から、弓道場◇吹奏楽クラブSound for you!!=午後1時15分、体育館◇演劇クラブLACK=午後2時、ホール◇バザー=午前10時縲恁゚前11時半、午後1時縲恁゚後2時半、音楽室 -
みはらしの湯が特製ダチョウオムライスを発売
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」はこのほど、ダチョウ肉を使った新メニュー「みはらし特製ダチョウオムライス」を開発した=写真。開発者の高沢尚人厨(ちゅう)房チーフ(30)は「今回は食べやすいオムライスにした。小さいお子様から幅広い年齢の方に楽しんでもらえれば」と語る。
変わったメニューができないかという要望が発端となった今回は、伊那地域で特産品化に向けた取り組みを進めているダチョウ肉を使ったメニューを考案。ダチョウ肉といえば、ヘルシーさや健康効果が着目されるものの、従来は肉そのものの味を全面に出したメニューが多く、特有のくせを気にする人もいた。そこで今回は、ひき肉状にしたダチョウ肉をオムライスに入れ、カレー味のピラフに炊き込むことで食べやすく仕上げた。また、上にかけるトマトベースのソースにもダチョウ肉を使用している。ひき肉に豚、牛をそれぞれ1割ずつ加えることで“こく”を補っているほか、隠し味としてショウガを使用している。
価格を抑えるため、ダチョウ肉は輸入肉を使用。9月下旬までの販売を予定している。
価格はサラダとセットで850円。食堂の営業時間は午前11時縲恁゚後8時。 -
JA上伊那、価格低迷の打開策として取り組むブナシメジの品種切り替え完了
上伊那農業協同組合(JA上伊那)はこのほど、昨年10月から県内他地域に先行して進めてきたブナシメジの品種切り替えをおおむね完了した。大手企業の進出に伴なう価格の低迷が続く中、打開策として打ち出したもので、関係者は「他企業に負けないものができていると思う」と期待をかける。
キノコはJA上伊那の主要品目の一つ。中でもブナシメジは、米に継ぐ販売高を誇っており、昨年の販売実績でも約21億円となっている。
しかし、大手企業の進出に伴ない競争が激化した結果、2000年をピークに生産額が減少。供給過剰に伴なう価格の低迷が続き、廃業を選択する生産者も増えている。
そんな中JA上伊那では▽収量性の向上と安定▽回転数の向上▽品質の向上▽収穫以降の作業効率向上竏窒ネどを目的として従来の「スーパーやまびこしめじ」から「やまびこしめじ」への切り替えを実施。品質が良いことを示す「A級」の比率が向上し、見栄えもよくなったという。
上伊那管内における本年度の生産目標数量は5100トン。現在は県内他地域でも切り替えが進んでいる。 -
あばれみこし製作に宮田小6年がお手伝い
宮田村宮田小学校6年生は12日、350年ほど前から村に伝わる津島神社祇園祭の主役「あばれみこし」の製作現場を見学した。棟りょうの配慮で、みこしを飾る金紙貼りの手伝いも体験。長い歴史のなかでも小学生が製作に関わるのは初めてとみられ、みこしが勇姿を披露する21日の祭り本番を子どもたちは心待ちにした。
あばれみこしは氏子3地区の大工が毎年回り番で担当するのがしきたり。
今年は町三区の加藤建築が当番で、105人の児童は工場を訪れた。
6年生の一部は4年生の時に、棟りょうの加藤政義さんから祭りやみこしの由来を聞いたことがあり、その時に「2年後に製作当番が回ってきた時は、みんなにも作らせてあげる」と約束していた。
2年越しの夢が現実となり、子どもたちは大喜び。仕上げともいうべき、金紙貼りに汗を流した。
「僕がつくったみこしをお母さんに見せたい」「みこしって、担ぐ人も作る人も愛情を込めているんだと知った」など、学校へ帰ってからこの日の体験を感想文にしたためた児童たち。
祇園祭では境内石段から男衆に投げ落とされ、粉々になるまで壊されるのがみこしの運命だが「もったいな気がする」と話す児童もいた。
加藤さんは「村の伝統である祇園祭を大切に思ってもらえればうれしい」と、目を細めていた。 -
上伊那大会に向け 伊那市消防団壮行会
上伊那消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会(15日、伊那市役所西側駐車場)に出場する、伊那市消防団の代表選手のための壮行会が11日夜、同市役所多目的ホールであった=写真。消防団、消防署関係者ら約90人が集まり、代表選手らを激励した。
同大会に出場する代表者は3種目で31人。1日に同所であった選考会で、伊那分団第2部がポンプ車操法の部(6人1組)、手良分団第2部が小型ポンプ操法の部の代表に決定した。ラッパ隊(20人)は混成チームで出場する。
田畑安彦団長は「各選手を支えた仲間、指導してくれた消防署員、そして家族の想いを持って出場してほしい」、小坂樫男市長は「常日ごろの訓練での平常心でいられるかが大事。練習成果を披露するため、ゆとりを持って臨んでほしい」とそれぞれ激励した。
選手代表の春日保手良分団長(48)=手良野口=は「市代表としての責任と期待の重さで身の引き締まる思い。支えてくれた人々に感謝し、自信を持って臨み、優勝を勝ち取ってきます」と決意表明した。
ポンプ車操法、小型ポンプ操法は消火の基本動作の正確性や標的を倒すまでの時間など、ラッパ吹奏は吹奏と規律の総合で競う。伊那市消防団は前年、ポンプ車操法の部で優勝し、県大会に出場している。 -
AEDの取り扱い学ぶ 伊那東小保護者
伊那市の伊那東小学校で11日、同校の夏休み中のプール監視当番を務める保護者を対象とした救急法講習会(水難救助法)があった。同校では自動体外式除細動器(AED)を校内に設置していて、AEDの操作方法の講習もあった=写真。
保護者約80人が参加した。水難事故発生時の対応のため、胸骨圧迫、人工呼吸などの心肺蘇生法などを受講。AEDの取り扱いでは機械(講習用)の音声ガイダンスに従いながら手順を学んだ。
市は1日、市内の全中学校と伊那、伊那東、伊那北、新山の5小学校の計11小中学校にAEDを設置した。小学校は優先度調査の結果から3年間で全校に行き渡らせる計画だ。 -
マンモス
先日、飯島町の戦傷病者追悼式の慰霊の言葉を聞きながら、数日前、新聞で見た夏でも溶けないシベリアの永久凍土の中から発掘されたマンモスのことを考えていた▼祭壇の「御霊」の中にはシベリアに強制抑留させられ栄養失調で亡くなった元日本兵もいる。骨と皮ばかりにやせ細り、垢で真っ黒、衣類を剥ぎ取られた無残な姿で、凍土の中から発見されるかもしれない。南海の密林には鉄兜を被ったまま白骨化した日本兵の遺骨もあるとか▼戦後体制からの脱却も結構、改憲論議もいいだろう。しかし、その前にするべき事があるのでは。祭壇に白菊を捧げる遺族の小さく丸くなった背中に、戦後62年経てもなお、放置されたままの遺骨、英霊の無念さが重なった(大口国江)
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なかがわいいじま選挙セール
飯島町・中川村広域連携商工会は29日から4日まで「投票所から『投票済証』を持ちかえって得しよう」をキャッチフレーズに「投票率アップ作戦なかがわいいじま選挙セール」を行なう。参議院選挙の投票率アップと商店街活性化の一挙両得を狙う。
広域連携後初の合同セール、上伊那初の選挙セールに飯島町20店舗、中川村18店舗が協賛した。業種は飲食、食品、衣料、スタンド、自動車販売など多種。サービス内容も、値引きから粗品進呈、ポンイト加算などいろいろ。期間は投票日の29日から原則4日までだが、個店の実情に合わせる。
「投票済証」は期日前投票期間中(13縲・8日)は両町村の期日前投票出口で、29日は各地区投票所出口で、1人1枚持ち帰ることができる。「投票済証」は両町村で有効。
投票率アップ作戦は、中川村商工会商業部が提案し、飯島町の同意を得て、両選挙管理委員会も了承した。
中川の「なか」と飯島の「いい」を大文字で書き「なかいい」を強調した選挙セールのちらしは新聞折り込みで全戸配布したほか、ポスターも作成し、PRしている。
飯島町商工会経営指導員の岡田修さんは「評判がよく、効果があれば、今後も国政、県政クラスの選挙でセールを続けたい」と話していた。 -
関悦子さん(61)中川村大草桑原
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「ギリシャヤギの敷物は染色していないから、色落ちがない。丈夫で長持ち、使えば使うほど味が出る」-。6月初旬に「村内外の人にどんな仕事をしているか、見ていただこう」と、初めて中川村大草桑原の自宅で「ワイン家のもの作り展」を開いた。
夫のイエルカ・ワインさんが設計制作したまきストーブや焼物と一緒に妻の関悦子さんはギリシャのヤギの毛の手織りの敷物を並べた。「7日間に村内外から300人以上来場していただいた。村の人に敷物を買っていただき、本当にうれしかった」と笑顔。
1945年埼玉県生まれ。ミッション系大学を卒業。幼少のころから、物づくりに興味があり、レザークラフトを習った。6年間、制作に励み、東京の公募展にも出品したり、指導もした。レザークラフトは皮を染めて、加工するが「染めない皮の方がきれい」と感じて、皮を染めることに疑問を持った。このことが皮から織物に変わるきっかけになった。
教会のミサに使う祭服を手掛ける、東京都世田谷の林良子さんに弟子入り、4年間で日本の織物の基本から学んだが「自分は何をしたらいいか」と自らの進む道に悩んだ。そんな時、アメリカ女性、ドロシーミラーさんと知合い、教職の夫の理解もあり渡米。
図書館で開いた展示会で、バニーポッパーズさんのギリシャヤギの敷物を見て「シンプルでストロング、これをやりたい。強く引かれる物に出会えた」と教えをこうと、「1枚編むだけなら」と条件付きで指導を受け、後は自分でいろいろと工夫した。
帰国後、埼玉県浦和市で2年間、制作に没頭し、30枚作りため、東京の原宿が初個展を開いた。「素材の良さが認められ、好評でよく売れた。これでスタートラインにつけた」。以後、2年に1度定期的に個展を開いた。
そのうちに「田舎でに入って、じっくりと制作したい」という気持ちが強まり、奥多摩や、秩父と田舎ぐらしの場を探した。参禅に通った京都で、現在の夫、チェコ人のイエルカ・ワインさんと出会い、前の夫の後押しもあり、群馬県下仁田で所帯を持つことができた。
「高い山に近い所に住みたい」というイエルカさんの希望で、大鹿村の1番奥の釜沢に空き家を見つけ、移り住み、11年間暮らした。飯田市に出るまで半日もかかり、買物には至って不便だった。ここで長女を出産、同地区で赤ちゃんの産声を聞いたのは20縲・0年ぶりとかで、周りから祝福された。夫婦で織物を織ったり、近所の人にいちから教わりながら野菜づくりもした。
長女が小学5年になった時、高校にはここから通えないと、11年前に中川村大草桑原に移住「町が近くなり便がよくなった。桑原の人々に明るく歓迎され、自分たちの社会に取り込んでくれた」と喜ぶ。
また、「桑原の人たちは自分の意見をしっかり持っており、行政に対してもはっきりものがいえる」と感心する。
「長野県に来て、人は1人では生きられない。みんなに助けられて、生きていることを学んだ。だから、自分たちでできることは一生懸命頑張らなくては」と話す。夫と2人暮らし(大口国江) -
全員協議会で千葉院長らが説明
駒ケ根市の昭和伊南総合病院の深刻化する医師不足を受け12日、飯島町議会は議会全員協議会を開き、昭和伊南総合病院の千葉院長、福沢事務長らを招き、病院の現況と当面の対応について説明を受けた。
説明では整形外科の常勤医4人が新規開業や派遣元の信州大学の異動で、8月末には1人になる。産婦人科は常勤医2人が来年3月で信大に引上げになるため、以降は常勤医師がゼロになる見込み。 対策として、伊那中央病院、飯田市立病院などと協力、連携するとともに、日直は近隣の開業医の協力を得て、なんとかやりくりしていく-とした。
これを受けた質疑で、議員からは「医師の絶対数が不足しているのか」「まずは近所の開業医を受診するなど、1次医療と2次医療のすみわけ意識が必要では」「院内産院への取り組みは」など質問や意見が出された。
また、「1部住民が不安を煽るような会議が持たれている。医師不足は全国的なこと、昭和伊南病院だけの問題ではない。誤解を受けるような言動は慎もう」と言った意見もあり、町議会として、町広報や議会報を通じて、町民に正しい情報を伝える。勤務医の負担軽減に向け、1次医療と2次医療のすみわけを呼び掛ける-などを確認した。 -
【高校野球紹介】(8)高遠
春季上伊那大会で、創部以来初の3位を獲得。3年生6人の雰囲気をチームづくりに生かした・ス明るく元気の良い・ス野球は、着実に力をつけ、攻守のバランスが取れてきた。大槻監督は「自慢の明るさで、終盤の苦しい場面でも粘り強く戦いたい」と話す。
右上手の赤羽、左上手の馬場(ともに3年)は・ス打たせて取る・スピッチングが持ち味。「クレバー」な投球の赤羽、制球力に優れた馬場の2枚看板の安定感は増している。捕手宮下(2年)の成長も著しく、監督はゲームキャプテンとして全幅の信頼を寄せている。
守備はセンターラインのまとまりが出てきた。「ボール回しを意識した練習でエラーが少なくなってきた」と大槻監督。遊撃手の山浦主将(3年)が中心となりチームを盛り立て、よい流れを攻撃につなげたい。
打線の軸となるのは、長打力のある3番山浦、4番三石(3年)、5番馬場の3人。得点するには中軸の前でどれだけ出塁するかが鍵となる。走力のある1番北原(3年)、2番島袋(2年)に期待したい。
初戦は松本工業と対戦(15日午前11時30分縲恟シ本市野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は長野東(17日午前11時30分縲恣ッ球場)。
山浦勇希主将
一人ひとりの個性があり、元気のあるチーム。全員が全力で頑張り、雰囲気を盛り上げながら初戦を勝ちたい。見ていて楽しい野球を目指す -
パブリックレコードが生きる喜び感じてと「命のうた・生きるうた」のCDを宮田中生徒に
宮田村のパブリックレコード(奥田憲一社長)は創立30周年迎え11日、生死の現場に立ち会った子どもたちの心の叫びをつむいで制作した音楽CD「命のうた・生きるうた」を宮田中学校の全校生徒らに寄贈した。2004年度の伊那市春富中学校3年生が病逝した亡き友人に捧げた言葉を曲にした「生きる」を1曲目に収録。「命が軽んじられる時代。生きることの意味を子どもと保護者一緒に感じてもらいたい」と奥田社長は話す。
生きることを許されなかった仲間を悼んだ生徒たちの気持ちがストレートに伝わる「生きる」。当時同校で音楽を指導していた小松徹郎さん(現在辰野町辰野中勤務)が曲をつけた。
「病気と闘い闘い抜いた友が天国に逝った
生きたくても生きられない人がいる 何不自由なく生きているこの幸せ 未来がある自分の命」「生きることそれは簡単であり 一番難しいことでもある」「生きるんだ 生きるんだ・・・」
松本第一高校(松本市)音楽部OBを中心とした「Musik Schatz(ムズィーク・シャッツ)」が企画した。
全24曲中8曲は県立子ども病院(安曇野市)の院内学級の子どもたちの詩に曲をつけたもの。生きようと必死に闘う幼い命が目に浮かび、心を打つ。
パブリックレコードはレコーディングから製造まで携わったが、「30年の節目にこんな素晴らしい曲にめぐりあえた」と奥田社長。
寄贈した360枚は宮田中生徒のほか、同校や小学校の教職員全員らに配布する。
宮田中の帯刀昇校長は「いじめ、自殺など連鎖反応する悩みも多い思春期。心に強く訴えるこのCDを子どもたちと一緒に聴きたい」と話した。
CDは6月15日から発売を開始しており、1575円。問い合わせ、申し込みはパブリックレコード85・2871まで。 -
田舎の家族として観光客を温かく迎え入れる竹松旅館
竹松泰義さん(62)
志げ子さん(59)お客さんがみんな親戚のようになっちゃうからね竏秩B
歴史と桜の高遠城下町にたたずむ竹松旅館。その3代目として、各地から訪れる観光客らを温かく迎えている。地元の珍味や季節の山菜やキノコを使ったこの土地ならではの料理は、先代のおかみの時代から変わらない。大きなホテルや旅館にはない家庭的な居心地の良さを求め、度々訪れる客も多い。
「何をするわけでもないけどぶらりと来て、『心が安らぐ』といってしばらく泊まっていくお客さんもいます。料理はすべて手料理。ハチの子もザザムシも全部うちで煮付けるんです。(巣から)ハチの子をむくのを見て、お客さんも『やりたい』って手伝ってくれたりもするんですよ。お客さんがみんな親戚のようになっちゃってね」と志げ子さんは語る。
◇ ◇
志げ子さんの母親である先代のおかみは、雑誌などで紹介されたこともある名物おかみだった。「おばあちゃん来たよ」と、おかみと話すことを楽しみに訪れる客も少なくなく、まさに“田舎おばあちゃん”のような存在。もてなしにも「お客さんに喜んでほしい」という精一杯の思いが込められていた。
そんな母の姿を幼い時から見て育った志げ子さん。泰義さんとの結婚を機に後を継ぐこととなり、「私もお客さんが喜んでくれるようなもてなしをしたい」と決意。地元の食材を使った手作り料理などを引き継いだ。
春にはフキノトウやタラノメ、秋にはマツタケ料理竏秩B四季折々に地元で採れる食材を使い、すべて手作りで出す。団体客であってもそれは変わらないため、合宿などの時は家族総出で大忙しとなった。
「でも、お客さんが喜んで帰っていく姿を見ると全部忘れちゃうね」と笑顔を見せる。
中でも、20年ほど前から続けている「マツタケ料理」は、広く知られるようになり、全国各地から足を運ぶ客も多くなった。マツタケももちろんすべて地元で採れたもの。
「年によって確保できる量は違うが、不作だったからといってそう簡単に価格を変えることはできない。だからといって輸入マツタケを使うというのも違うと思う。毎年楽しみに来てくれるお客さんがいるからね」と泰義さん。
◇ ◇
会社勤めをしながら志げ子さんを支えてきた泰義さんも、退職した2年ほど前からは旅館業に専念している。
「大きなところと違って、掃除から布団敷きまで全部やらなきゃいけないのは大変」とする一方、毎年合宿に訪れる子どもたちの成長や、旅館を訪れるさまざまな人たちとの出会いを夫婦で楽しんでいる。
「合宿で訪れた小学生が指導者となって戻って来てくれたり、学生時代にお金がなくて泊めてあげた人が泊まりに来てくれたり。いろん人がいるけど、戻って来てくれるのは嬉しい」
一方、以前からの課題だった「桜以外の観光資源の開発」に加え、交通網が発達したことで日帰り観光が増加しており、今後徐々に宿泊者が減少していくのではないかという新たな懸念も生まれている。
「城下町として灯篭まつりなどいろいろやってきたが、なかなか観光客が定着するまでに至らなかった。しかし高遠町は合併しても歴史の街。そういうものを整備して、やっていければと思う。ぼくらの代は何とかなるが、できればここへ残していきたい」 -
南箕輪村戦没者慰霊祭
南箕輪村の戦没者慰霊祭が10日、村公民館であった。遺族や来賓など約110人が参列。戦争で命を落とした故人らの冥福を祈るとともに二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓い合い、花を捧げた=写真。
式辞を述べた村社会福祉協議会の堀深志会長は、戦没者らの犠牲の上に今日の繁栄が築かれたことに感謝の意を示し、「諸霊が愛した故郷の山河を守り、戦争の悲惨さ、悲しみを忘れずに語り継いでいきたい」と語った。 また、上伊那郡遺族会の牛山敞司会長は「戦中戦後の記憶が風化し、戦争を知らない世代も多くなっているからこそ、声を大にして戦争の悲惨さを伝えていきたい」と語った。 -
中学生カナダホームステイ&語学研修の旅
南箕輪村で壮行会南箕輪村教育委員会は10日、カナダホームステイ&語学研修の旅に参加する南箕輪中学校の2年生5人の壮行会を村民センターで開いた。
研修はカナダのレスブリッジに滞在し、ホームステイしながら語学研修や校外活動をする。カナディアンロッキー見学やバンフ市内観光もある。30日から8月10日までの12日間。
唐木一直村長は「自分の目で、肌で海外を見て感じてきてほしい。経験は最大の財産になる。これからの人生にきっと役に立つ。しっかり学んできてほしい」とあいさつ。伊藤修教育長、南箕輪中学校の堀田実校長も激励した。
中学生は、「英語をすらすら話せるようになりたい」「カナダと日本の文化、料理、環境の違いを学びたい」など、一人ずつ抱負を語った。 -
親育ち元気アップ講座
箕輪町子どもセンターはこのほど、0歳から3歳の親子を対象にした親育ち元気アップ講座「わらべうたを楽しみながら親子のふれあいを深めましょう」を松島コミュニティセンターで開いた。親子対象講座に40組、大人対象講座に11人が参加し、親子のきずなを深める一手段であるわらべうたを学び合った。
講師は、千葉県在住の小林衛己子さん。93年に0縲・歳児の母子遊びの講座「まめっちょ」を設立し遊びや育児を指導。98年にわらべ唄保育研究会を設立し、全国でわらべうたの講習会をしている。
2、3歳児の親子を対象にした講座では、講師が子ども一人ひとりに布をふわっと飛ばしながら渡し、親子で布を吹いて飛ばしたり、丸めて広げるなどして遊んだ。子守歌も1曲皆で歌って覚えた。
講師は、最近は自動車やベビーカーの利用で親子の距離が遠いことを指摘。「わらべうたで肌と肌で触れ合ってほしい。丸ごと子どもを愛して、いつも愛してるよと言ってほしい」と話した。 -
みのわ祭り踊り講習会
28日開催の2007みのわ祭りに向け、踊り部会は9日夜、踊り講習会を町民体育館で開いた。約70人が参加してワクワクソングと箕輪天竜音頭・民謡流しを練習した。
ワクワクソングは踊り部会副部会長の木下順子さんが指導。ワクワクダンシングを踊りやすくアレンジしたワクワクダンシングIIを最初に練習し、その後、ワクワクダンシングも練習した。箕輪天竜音頭は副部会長の大槻博一さんが指導した。
参加者は振り付けを覚えようと講師の手本を真似しながら熱心に練習していた。
講習会は17日も町民体育館である。午後7時からワクワクソング講習会、午後8時から箕輪天竜音頭・民謡流し講習会。
祭り当日、踊りは153号線バイパス会場の東側車道を時計回りに進行する。ワクワクダンシングは午後3時縲・時半。3曲踊り5分休憩の60分流し踊り。箕輪天竜音頭・民謡流しは午後5時縲・時。15分踊り3分休憩。 -
かんてんぱぱで第5回瑞雲墨志会会員展
駒ヶ根市の水墨画家・下平瑞雲さん(81)の率いる教室「瑞雲墨志会」の会員展が16日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。伊那地区会員らの水墨画作品と瑞雲さんの作品合わせて90点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
会員展は例年、県伊那文化会館を会場として長野地区、伊那地区合同で開催してきたが、今年はいつもと違った客層に作品を楽しんでもらおうとかんてんぱぱホールで開催。会場の規模に限りがあったため、今回は伊那地区会員のみの作品を展示した。水墨画のほか、墨彩画、デッサン、模写などといったさまざまな作品が並んでいるほか、木曽地域を題材とした作品も多い。
5回目を数え、年々会員のレベルは向上しており、下平さんの作品6点に加え、県水墨画協会の県展に入選した作品もあるなど、見ごたえのある会員展となっている。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時半(最終日は午後4時まで)。
入賞者は次のみなさん
◇一般の部▼優秀賞=森上信勝(伊那市)▼奨励賞=泉沢好子(箕輪町)北原君子(駒ヶ根市)下島よし子(飯島町)那須野睦子(飯島町)
◇模写の部▼優秀賞=高林千尋(伊那市)▼奨励賞=松村清子(飯島町)
◇デッサンの部▼優秀賞=清水征子(飯島町) -
【記者室】参院選公示 有権者の関心は
参院選が今日公示される。年金や政治とカネの問題などが争点になるのは確実で、安倍政権にとっては逆風の中での厳しい戦いとなるだろう。参議院不要論なども聞こえてくるが、国政の行方を左右する興味深い選挙だ。しかし…▼県区(改選定数2)では4人が立候補を予定しているが、いずれも上伊那地方とは縁が薄いことから当地の有権者の関心は押しなべて低い。数人に尋ねてみたが、立候補予定者が何人いるのかさえ誰も知らなかったくらいだ。投票率はあまり期待できそうもない▼市町村の首長や議員ならともかく国会の、しかも参議院となるとまったく実感はないから無理もないが投票日は29日、まだ先は長い。じっくり情報を集め、よく考えた上で投票を。(白鳥文男)
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伊南バイパス建設促進期成同盟会総会
駒ケ根市と飯島町の関係者らでつくる国道153号線伊南バイパス建設促進期成同盟会(会長・中原正純駒ケ根市長)は11日、07年度総会を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで開いた。約60人が出席し、引き続き国・県に対してバイパスの建設促進を要望していくことなどを柱とした07年度事業計画案と予算案を承認した。
中原会長はあいさつで「工事は予想以上に早いテンポで進ちょくしているが、全線開通に向けてさらに要望を強めていかねばならない。互いに力を合わせて努力しよう」と呼びかけた=写真。
伊南バイパス9・2キロの全区間のうち、駒ケ根市工区では2・9キロが既に供用済み。残る市道中通線から南1・3キロの区間は現在工事が進行中で、今年12月の供用開始を目指している。飯島町工区では本郷地区で着工され、北に向けて工事が始まっている。全線開通の時期は未定。 -
駒ケ根市体協ゲートボール部が寄付
駒ケ根市体育協会ゲートボール部(小原淳一部長)は11日、同市東伊那のアルプスドームで10日に開いた第13回チャリティゲートボール大会で集まったチャリティ募金5万円を市社会福祉協議会(北沢洋会長)に寄付した。小原部長ら2人が市社協を訪れ、寄付金を北沢会長に手渡した=写真。北沢会長は「楽しみの中にも、人と社会への思いやりの気持ちがあることは素晴らしい。ありがたく使わせていただく」と礼を述べた。
同部は13年前の第1回大会から毎年寄付を続けている。 -
中沢小児童会チャレンジ祭
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で11日、児童会チャレンジ祭が開かれた。学年を縦割りにした8つの仲良し班がそれぞれ趣向を凝らして企画・運営する楽しいゲームやアトラクションが学校中を舞台に展開。児童らは年に一度の祭りを存分に楽しんだ。
10本のペットボトルを倒すボウリングは、簡単そうに見えてなかなか思い通りのコースにボールが行かず、児童らは苦労していたが、時折ストライクが出ると大きな歓声が上がっていた=写真。
体育館では壁に貼った1縲・の数字を狙ってボールを投げる「ストラックアウト」と障害物競争が催された。障害は(1)ぞうきんがけ(2)跳び箱(3)縄跳び(4)マット上で前転(5)平均台(6)玉入れ竏秩B児童らは少しでも速いタイムを出そうと果敢に障害物に挑戦した。ほかにも、お化け屋敷、宝探し、射的、クイズラリーなどのアトラクションが催され、児童らは限られた時間内に全部のコーナーを回ろうとチャレンジカード(スタンプラリーの台紙)を手にして校内を急ぎ足で歩き回っていた。 -
宮田村西山山ろく 観光エリア整備へ
宮田村は、広域農道西側の通称“西山山麓(ろく)”を観光エリアとして整備しようと、村内外の住民から広くメンバーを公募して「西山山麓観光開発研究会」(仮称)を発足する。赤字が続く第三セクターの観光ホテルや閉鎖された養魚場の後利用など、課題も多いエリアだが「産業」「自然」を組み合わせた2つのテーマで検討に着手。1年で構想を集約し、具現化を図る。宮田高原の牧場部門の存廃についても、この研究会で結論を出していく考え。
西山山麓は太田切川をはさんで駒ケ根高原に隣接。駒ケ岳の玄関口にも位置するが、観光的な誘客は進んでいないのが現状だ。
5年ほど前に住民有志が「四季の里構想」を立ち上げ、観光拠点施設の検討など進めたが、当時は村の理解などが図れず、構想そのものが宙に浮いた状態にある。
発足する研究会は、この構想の議論を引き継ぐ格好だが、平沢正典産業建設課長は「絵に描いたもちではなく、実現できるものを研究して、形にしていく」と説明。観光資源の掘り起こしなど現状分析から研究に入る。
研究会の参加資格は村内外問わず、応募締め切りは7月末。多数の場合は年齢構成などを加味して選考する。応募方法など、問い合わせは村産業建設課商工観光係(TEL85・5864)へ。 -
リンゴオーナー家族がブルーベリーとアスパラの収獲体験
宮田村の各農園と契約する中京圏のリンゴオーナー家族を対象にしたブルーベリーとアスパラの収獲体験は7、8日、同村内7軒の農家の受け入れで開いた。2日間で23組120人ほどが来村。土に親しみ、もぎ取りを満喫した。
大田切区の清水純好さんのほ場では、ブルーベリーがたわわに実り、さっそくもぎ取りながら口に運ぶ参加者の姿も。
愛知県小牧市から両親と訪れた浅野龍飛君(8)と莉舞ちゃん(6)の兄妹は「甘酸っぱくて美味しい」と歓声をあげた。
同扶桑町から2家族7人で参加した竹原聡さんのグループは新鮮なアスパラに大喜び。
「むこうのスーパーで売っているものとは全然違う。シャキッとしてみずみずしい。普段は鎌を使うこともないので、良い体験になりました」と話した。
訪れた家族を快く迎え入れた清水さん夫妻は「消費者の皆さんと直接お話できる良い機会。出来映えなどの感想も聞けるし、作る意欲にもつながります」と、参加者と団らんしていた。 -
ケーキづくり プロが指導
ミサワ燃料(伊那市西春近、三沢いさを社長)は7日、市駅前ビルいなっせで、ケーキ教室を開いた。市内を中心に約20人の主婦が参加し、同市上牧の菓匠「しみず」のシェフパティシエの清水慎一さん(32)から2種類のケーキの作り方を学んだ=写真。
利用者にガスオーブンのよさを知ってもらい、料理を楽しんでもらうための企画。これまでにパンづくりなどの料理教室を開いていて、ケーキ教室は2回目。前回も清水さんを講師に招いて開いたところ好評だったという。
2種類のケーキは同店頭にも並ぶ、蒸し焼きにしたチーズケーキ「半熟ちーず」と豆乳を使ったプリン「豆腐花(トールーファ)」。清水さんが作り方のデモンストレーションをした後、4、5人の班に分かれて実践した。
清水さんは「お菓子作りは分量、温度などが正確であればおかしなものはできない」などと助言。地元のケーキ職人から直接指導を受けるとあって、参加者は熱心にメモを書き止めながらケーキ作りを楽しんだ。
ミサワ燃料では、今後も年2、3回のペースで料理教室を開いていく考えだ。 -
【高校野球紹介】(7)駒ヶ根工業
1縲・番の選手が繰り出すフルスイングを武器に駒ヶ根工業はビッグイニングを掴み取る。「何点取られてもよいが相手より1点多ければそれでよい。1点ずつの積み重ねよりも流れの中で畳み掛けたい」と篠原監督。型にはめずびのびと練習してきた自慢の打撃で8強を目指す。
新チームとなった昨年秋からのチーム総本塁打数は、2試合に1本ペースの40本以上。高校でバッティングが開花した主砲池上(3)を軸に、全員が長打を狙う・スいけいけどんどん野球・スを見せつける。
右上手のエース木下(3年)は、カーブ、スライダーなどの変化球を織り交ぜ、打たせて取るタイプ。昨年マウンドに立っている木下は、1年間で球威が増し、精神力も磨きがかかった。まだ調子に波があるものの、夏に向け「まずまずの仕上がり」と監督も期待する。
課題の守備は、捕手室井(3年)、遊撃手湯沢(2年)が精神的柱となってチームを引っ張る。「困った時に頼りになる2人」(篠原監督)を中心にピンチの時は、チームの雰囲気を盛り上げていきたい。
初戦は岩村田と対戦(15日午後2時縲恁ァ営長野野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は長野日本大学(17日午後2時縲恣ッ球場)。
松崎拓巳主将
打順は関係なくチーム全員のフルスイングで相手ピッチャーを打ち崩したい。自分たちの野球でベスト8を目指す -
上伊那教育講演会
県教職員組合上伊那支部、上伊那PTA連合会は7日、伊那市狐島のJA上伊那本所フラワーホールで、年一度の上伊那教育講演会を開いた。保護者や教員ら約200人が出席。駒ヶ根市教育長の中原稻雄さんが「食を通して親子のあり方を考える」と題して話した=写真。
中原さんは、現在、食育が必要とされている理由、子どもたちの育ちの現状とその原因などについて説明し、「国の対策として、生活習慣病に困る医療費の割合が全体の6割を占め、10兆円を超えた」などと警鐘を鳴らした。
中原さんは「食を中心に家庭生活の基本の形が崩れ始めた」とし、「メディア依存の生活スタイルから我が家のものさしがなくなり始めた」と主張。「食の正しい情報を選び活用する力をどうやって身に付けていくかが課題」だと指摘した。
「食を見直すことは生活を見直すこと。生活を見直すことは生き方を見直すこと」と中原さん。「国の将来を託す大切な子どもたちへの食育を通して、ここで改めて大人も自分がいかにいい加減だったかを知る必要がある」と呼びかけた。