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燃えろインターハイ(1)ボクシング・フライ級
07年度全国高校総体(インターハイ)が28日から8月20日までの24日間、佐賀県を中心舞台に繰り広げられる。上伊那勢は、6校から全29競技中6競技に代表選手が出場する。同紙では、高校生のスポーツの祭典に挑む地元アスリートらを随時紹介していく。
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ボクシングを始めたのは高校進学後竏秩B昨年の県大会は初戦敗退した。高校最後の年、この悔しさを胸に県大会で優勝、念願だったインターハイ出場を決めた。「パンチ力に自信があるのでガードの上から積極的に打ち込み、勝利したい」と闘争心を燃やす。
公式戦初出場の昨年はライトフライ級(45竏・8キロ)で臨むも、体に合わない減量に苦労し、試合でも緊張のため「何も出来ないまま終わった」。しかし、今大会は、階級を上げフライ級(48竏・1キロ)で挑戦し、初戦、決勝の全2試合はいずれも1ラウンドTKO。決勝に至っては開始16秒の圧勝だった。
中学時代の友人がボクシングを習っていたのが取り組むきっかけだった。「真剣に殴り合えるギリギリの緊張感がたまらない」と黒河内。身長160センチと、同階級では小柄だが週3、4回、飯田市のジムでトレーニングしてきた、フィニッシュブローの右ストレートで勝利を掴み取る。
高校2年からラグビー部に所属、現在は学校の生徒会長を務める。周囲からの人望は厚く、応援は心の支えになっている。「みんなの声援を力に代え、1戦1戦しっかりと勝ち上がり、上を目指したい」と強く意気込む。
伊那市美篶在住。 -
イーナちゃんマレットゴルフクラブの市町村大会
伊那市の有志でつくる「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」は25日、イーナちゃん楯市町村大会を同市西箕輪のマレットパークはびろで開いた。近隣市町村から130人が参加し、36ホール、パー144のストロークプレーで優勝を決めた。本年で5回目。
結果は次の通り。
▽男性 (1)飯沢章男(伊那)114(2)中條清志(辰野)116(3)小林岩夫117(4)小沢恒二郎(以上伊那)117(5)唐沢治男(宮田)117(6)山崎広美120(7)北林秋雄(8)松川幸夫(9)橋爪次男(10)浅井和夫(以上伊那)
▽女性 (1)向山元子111(2)吉沢富佐子116(3)林清子116(4)佐々木琴代117(5)赤羽貴美子118(6)小平貞子(以上伊那)120
▽ホールインワン 森田利夫、清水利夫、根津昌行、橋本八重子、中條すみ子、根橋栄、佐々木琴代、小平貞子、白鳥栄子、唐沢シゲル
快音を響かせる参加者ら=マレットパークはびろ、伊那市 -
「夏の交通安全やまびこ運動」始まる
07年度「夏の交通安全やまびこ運動」が25日、県内で一斉に始まった。31日までの7日間、県や警察が協力し「信濃路はルールとマナーの走るみち」を運動スローガンに交通事故防止を呼びかける。
南箕輪村の中央道伊那IC出口では、交通安全指導所を開設した。伊那警察署、伊那交通安全協会など関係者約80人が啓発チラシなどを料金所を通過するドライバーに配布=写真。「お気をつけて」などと呼びかけ、無事故を祈った。
また、伊那安協女性部がつくった人形「伊那娘(いなっこ)」も配布。一つひとつ手作りの人形には、運動スローガンが記した紙の札も付いていて、関係者らは「啓発に役立てば」と配っていた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(24日現在)は、303件(前年比31件増)、けが人は388人(同58人増)、死者は0人(同3人減)。県内の人身事故発生数が6658件で前年比539人減に対し、増加傾向となっている。
女性や高齢者が被害者となる事故、夜間や交差点内で発生する事故が増えているという。
啓発チラシなどを配布する参加者(中央道伊那IC、南箕輪村) -
山田敏郎教育長(57)飯島町田切
島町教育長に就任、3カ月を経て「長い間、学校現場を歩いて来たが、教育長を拝命してから、毎日が新鮮な驚き、戸惑いの中で、みなさんに支えられていることを実感している」。
1949年飯島町に生まれ。地元高校卒業後、千葉大学教育学部に進学「小、中学校ですばらしい先生に出会ったことが、教師になろうと思った原点。恩師が児童演劇に関わり、演劇文化を通じて、子どもたちの表現力を伸ばしていく姿が強く印象に残った」。
初任は岡谷市の小学校で1年生を3学期から担任した「学校の裏山に基地を作ったり、子どもたちと一緒に遊ぶなど、若さにまかせて、夢中で頑張った。その時の出会いから、子どもから教えられることを学んだ」。
駒ケ根市の東伊那小学校では5、6年を受け持った「土器づくりをし、野焼きもした。地域も親和的で学校を支えてくれる気風があった」。
伊那市西春近北小学校では「先生方が互いに切磋琢磨し、学び合い、教師として磨かれた」
坂城町の村上小学校と伊那市東春近小学校では教頭を務めた。「忙しかったが、いいリーダーにお仕えし、いい子どもたちで本当に良かった」と振り返る。
阿南町新野小学校では校長に「地域から要望があった高齢者とのふれあいの場を小会議室に設けた。きっと、有効に活用されていると思う」。
05年から2年間、生涯学習課長として伊那教育事務所に勤務。「学校教育以外でも色々と学び、視野が広がった。学びたいという人の思いは学校も生涯学習でも同じと感じた」。
4月に教育長に就任し「教育にはいろいろな人がそれぞれの思いで関わっているが、やはり家庭教育が基盤。公民館の各種セミナーなど家庭を支える体制が確立し、保護者も安心して子育てできるネットワークが出来ている。子育ては不安や迷いはつきもの。迷いがあってもいい、そこからスタートする」。
また、4月から子ども室を設置し、教育行政の1本化を図ったが「担当職員がフル稼働し、献身的に新しい組織を軌道に乗せるために頑張っている」と効果を期待する。
「飯島町の小・中学生はすなおで、表現力もある。保育園では園児らが伸び伸びと過ごし、保育士がそれを支えている。飯島の子どもたちの良さを認めて伸ばす、行政として支えていきたい」と話す。
母と妻の3人暮らし -
高遠町図書館の科学教室
夏休みを前に伊那市の高遠町図書館は22日、科学教室を高遠町文化センターで開いた。小学生とその保護者など15人が集まり、「風船ぐるま」と「スライム」に挑戦した=写真。
夏休みの一研究に役立ててもらおう竏窒ニ企画したもの。講師には、元小学校の理科教師で高遠町内に住む三浦祥三さんを迎えた。
参加者はまず、膨らませた風船の空気を押し出す力を利用して走る風船ぐるまに挑戦。固紙などを切り抜いて車の車輪や胴体部分を作り、ストローやつまようじなどを使って車が走るための仕掛けを仕込んだ。そのほかにも、洗濯のりなどでつくるスライムにも挑戦し、楽しみながら科学に対する理解を深めていた。 -
ガールスカウトのデイキャンプ
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は22日、「デイキャンプ」を伊那市の伊那公園で開いた。保育園年長から中学生まで約30人のスカウトや保護者が集まり、テント張りに挑戦した=写真。
小学4年生以上のスカウトが集うキャンプが8月にあるため、このキャンプに参加するジュニア部門のスカウトが、テントの建て方を練習するために企画したもの。
最初に保護者とすでにテントを建てた経験のあるシニア部門(中学生)のスカウトらが見本として1棟のテントを設置。そのお手本を参考として、ジュニア部門のスカウトたちもテント張りに挑戦。くいを打ち込んだり金具を組み合わせたりと慣れない作業に戸惑う場面も見られたが、協力し合いながら作業に励んでいた。 -
小学生に防犯チラシ配布
夏休みを前に児童らの防犯意識を向上を図ろうと伊南防犯連合会の防犯女性部ホワイトエンジェルス隊、少年友の会、防犯指導員らと駒ケ根署は24日朝、駒ケ根市の赤穂東小学校前で、登校して来る児童らに防犯チラシを配布し、万引きの禁止や交通ルールの遵守を訴えた=写真。開放感から気の緩みやすい夏休みに向けて児童の気持ちを引き締めるとともに、防犯連合会のボランティアらの顔を児童に覚えてもらおうという狙い。
チラシは低学年用と高学年用の2種類が用意されたが、いずれも「万引きはドロボウ。絶対ダメ!」、「手を上げてしっかり見よう右左」などと書かれ、犯罪や事故に注意するよう呼び掛けている。 -
「こまがね子育て10か条」策定を市長に報告
市民の子育てのよりどころにしてもらおうと検討を重ねてきた「こまがね子育て10か条」の策定が終了したとして子育て10か条策定会議(春日俊也座長)の委員らは24日、市役所を訪れ、中原正純市長に報告した=写真。春日座長は「真剣で活発な議論を重ねてきた。それだけにまとめるのに苦労したが、最後には納得いくものができた」と笑顔で話した。中原市長は「願いを込めた一条一条から熱い思いが伝わってくるようだ。市議会に相談した上で8月初めにも制定し、市民に周知して子育ての合言葉にしたい。今後の市政の大きな柱として生かしていく」と述べた。
こまがね子育て10か条は次の通り。
一、アルプスに 響くあいさつ 心が通う
一、早寝 早起き 家族で愛の朝ごはん
一、「ありがとう」「ごめんなさい」言葉で伝える 素直な気持ち
一、ほめてしかって抱きしめて 目を見てうなずき 最後まで
一、家事・育児 家族みんなで協力を できることからお手伝い
一、メディア漬けに御用心 テレビやゲームは時間を決めて
一、外遊び 群れ遊び 自然に身につく がまんやルール
一、顔出せば 広がる人の輪 ご近所づきあい
一、生まれ出た一つの命 大切に
一、(わが家の一条を家族で決めましょう) -
「駒ケ根地域自立支援施設」地元説明会
駒ケ根市の特別養護老人ホーム・伊南福祉会「観成園」が昨年移転したのに伴い、空いた建物に児童発達支援施設「つくし園」、市地域活動支援センター(旧福祉共同作業所)「伊南桜木園」などを移転させて「駒ケ根地域自立支援施設」(仮称)として利用する計画について駒ケ根市は23日夜、建物のある上穂町区の住民を対象にした説明会を同区内の三和森クラブで開いた。住民約30人が集まり、市担当者の説明を聞いた。旧観成園に隣接していた旧看護専門学校校舎の解体に伴い、建物内に設置していた市文化センター分館と市立図書館・博物館収蔵庫、小中学校中間教室としての機能も併せて同施設内に移転する。
担当者らは代わる代わる施設の目的や現状などについて説明し、理解と協力を求めた。席上、いくつかの質問が出たものの、住民らは受け入れについておおむね好意的な反応を見せていた。
つくし園などを運営する市教育委員会によると、10月から内部改修工事を始め、年度内の完成を目指したい考え。 -
ネパール・ポカラ市母子保健推進プロジェクト支援計画発表
栄養不良や感染症などのため、乳幼児死亡率が千人当たり64人(日本1・8人、2001年)、妊産婦死亡率が10万出生当たり539人(日本6・3人、同)と世界的にも高い水準にあるネパールに支援の手を差し伸べよう竏秩B駒ケ根市民らでつくる「ネパール交流市民の会」の塩原順四郎会長は23日夜に駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた同会の第9回総会で「ネパール・ポカラ市母子保健推進プロジェクト支援計画」の素案を発表し、理解と協力を求めた=写真。
計画によると、乳幼児と妊産婦の死亡率を改善するため▽超音波診断装置などの医療機器やジープ型救急車の現地調達に対する支援▽ポカラ市の医師、看護師などの研修受け入れ▽ポカラ市母子保健センター設置に協力竏窒ネどを行う。「竏柱ャ市民の会」は研究、検討を重ねた上で、ポカラ市との調整が整い次第、支援事業に着手したい考え。計画の決定を待って基金を設立し、市民からの寄付を募って支援の財源としていく。 -
地域づくり活動を支援
伊那市は24日、住民と行政の協働のまちづくりを推進するための地域づくり活動支援金を交付する17事業を発表した。本年度の新規事業で、支援金の総額は440万円。
これは、地域の課題解決に向けた実践的な活動を支援し、市民が主体となった地域づくりを進めるもの。
6月末まで募集したところ、花作りを中心に、公園の整備、元気おこしなど33事業の申し込みがあった。
酒井副市長を委員長に、地域協議会長、区長会長、教育長など8人でつくる選考委員会で▽地域の活性化につながる▽地域課題に対して独自のアイデアや視点を持っている▽住民参加型の活動である竏窒ネどの基準で選んだ。
他の補助金で対応できるものや、団体の経常経費・施設維持費などに利用するものは不採択とした。
小坂市長は「地域コミュニティーのきっかけになれば良い」と話した。
支援金の交付は11年度までの5年間で、1年ごとに募集する。1団体当たり50万円が限度。活動の実績報告によって交付する。
採択事業は次の通り。
▽東春近地区協議会=東春近の景観づくり(三峰川や天竜川隣接地への桜の植栽)▽寿会=手良野口区の東松環境整備(観音堂跡地の公園の再生)▽桜を守る会=高遠町河南区勝間の枝垂桜を守る(桜のこけや宿木の除去や周辺整備)▽伊那公園桜愛護会=伊那公園の施設整備(木製のテーブル・ベンチの設置)▽城南町民ふれあいの場づくりを進める有志の会=雑木林の整備と有効活用推進(雑木林の整備と副産物などの恵みを利用したコミュニケーション)▽いこいの広場づくり=日影区大宮のいこいの広場づくり▽城山公園を守る会=長谷市野瀬区の城山公園を守る(公園周辺の斜面にツツジを植える)▽唐ノ木ひら共有地組合=西春近小出島区花の里づくり(傾斜地への桜、カエデ、ツツジの植栽)▽長谷にぎやかい=長谷非持区元気おこし(地域のイベントの開催など)▽山室の将来と発展を考える会=高遠町三義区の花き栽培による農地有効利用とホームページによるPR(遊休農地を利用したボタン、アヤメ、ショウブの栽培)▽高尾町花の会=山寺区高尾町花の会(高尾公園通り沿線の花壇整備)▽境区コミュニティー花壇の会=花壇作り(モデル花壇作りで、家庭ガーデニングの普及)▽手良地区活性化促進会議企画委員会=手良の里花いっぱい運動(全戸への菊の苗配布)▽旭町実業団=坂下区旭通りのまちじゅう花いっぱい(花を飾り、活気と心安らぐ商店街作り)▽中溝の会=坂下区飲食店街の花いっぱい(同)▽入舟商栄会=商店街フラワーガーデンやすらぎの街づくり(同)▽仲町町内会=高遠町中区の花いっぱい運動(街路のプランター設置) -
文教委員会が上伊那農業高校定時制で現地調査
長野県議会文教企業委員会(佐々木祥二委員長)による現地調査が23日、県内各地であった。上伊那では、伊那養護学校、上伊那農業高校定時制を訪れ、各学校の関係者などから現状についての説明を受けた。
そのうち上伊那上農高校定時制では、学校関係者から生徒数に関する最近の傾向などについて報告を受け、08年度から予定している多部制・単位制高校と統合に伴なう影響などについて質問。三井忠人校長は箕輪工業高校の職員らでつくる準備委員会に同校職員が参加し、上農の要望をできるだけ受け入れてもらうために動いていることを説明。少人数授業の実現に向け、1クラス40人定員であっても20人規模とするために2講座設けるよう要望していることなどを示した。
一方、現地調査に伴なって上伊那農業高校定時制の存続を願う会(北原平吾会長)の陳情もあり、交通面、精神面への配慮から上農定時制存続を求めた。佐々木委員長は「地元議員と話し合いながら委員会審議の中で検討していきたい」とした。 -
伊那オーストリッチファーム体制建て直し検討のための話し合いへ
伊那市中の原にあるダチョウの食肉処理販売会社「伊那オーストリッチファーム」(宮下栄三社長)が、体制見直しを検討するための話し合いを進めていることが23日までに分かった。事業主体である上伊那農業協同組合(JA上伊那)は「回答できない」として経営状況に関する情報を一切公開していないが、一部関係者によると赤字経営が続いていたという。
ダチョウの研究に取り組む信州大学農学部を事務局として、市やJA上伊那、上伊那地方事務所などによる「信州ダチョウ研究会」が発足したのは96年。ダチョウを使った産業への模索を始めるとともに、繁殖技術の確立を進め、2001年7月にはJA上伊那が国の補助事業としてダチョウの処理加工施設を整備。地元の農家などでつくる伊那オーストリッチファームに委託した。当初は年間最大処理数である248羽を処理目標として稼働し始めたが、実際には目標の半分にも届かず、実際の処理数は平均で50、60羽程度に留まっていた。
こうした状況を受け、JA上伊那をはじめ、伊那市、上伊那地方事務所などは特産品化、消費拡大に向けた取り組みを進めてきたが、一般的な食肉よりコスト高な一方、ニーズが少ない今の段階では肉の流通だけでは経営が成り立たないのが現状。JA上伊那の販売店や地元の観光施設、県外などに販売してきたが、一部の施設では、輸入したダチョウ肉を使用していた。
取材に対し宮下社長は「形は変わっても火は消さないと思う。いずれにしてもまだはっきりとしていないことなので何とも言えない」としている。 -
みはらしファームのカブトムシ牧場のカブトムシ、着々と成長
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある「カブトムシ牧場」では、5月ころから発生し始めた幼虫たちが成長し、続々と成虫に成り始めている。
カブトムシ牧場は昨年から新たに設置したもので、みはらしファームの近くにあるウッドチップの中に発生した幼虫を採集。成虫になるまで育てたものを牧場の中に放ち、利用者にカブトムシ狩り体験を提供している。
今年は2千匹の幼虫を確保し、思ったより成長が早かったため、先着50人限定してらファーム利用者に一時的に牧場を開園したところ、定員いっぱいの利用があったという。
カブトムシ狩り体験は28、29日の「夕涼み市」に合わせて実施するほか、8月12日縲・4日にも行う。
体験はオス、メス1匹ずつで300円。 -
箕輪町のソフトボール3チームが全国へ
箕輪町でソフトボールに取り組む3チームがそれぞれ県大会で優勝し、全国大会に出場することが決まり、各チームの関係者ら計9人が23日、町役場を訪れ、平沢豊満町長に抱負を語った。
全国大会に出場するのは一般男子「ミノワオールスター」、壮年(40歳以上)男子「ミノワクラブ」、実年(50歳以上)男子「ミノワ実年クラブ」の3チーム。いずれのチームも8竏・月の大会に出場するため、週3回ほど、番場原運動場で合同練習をしている。
「ミノワオールスター」は、8月4日から甲府市などである全日本一般男子大会に出場する。県代表になったのは2年ぶり2回目。山田光治監督(43)=松島=は「チーム的には力があるわけではないが全力を尽して戦ってきたい」と力強く語った。
「ミノワ実年クラブ」は、9月22日から高知県である全日本実年大会に出る。全国大会の出場は初めて。三沢民夫監督(60)=松島=は「走攻守の三拍子そろったチームなので、初の全国大会で実力を試してきたい」と上を見据えた。
「ミノワクラブ」は日本スポーツマスターズ男子大会(9月15竏・7日、滋賀県)に出場(既報)。
平沢町長は「スポーツが盛んになると町全体が活性化して心がわくわくする。みんなが応援しているので、順位にこだわらず箕輪町の実力を発揮してほしい」と激励した。 -
伊那市 中学生海外研修
夏休み中の12日間、カナダへ語学研修旅行に参加する伊那市の中学2年生16人(男子3人、女子13人)が23日夕、市役所を訪れ、酒井副市長らに出発前のあいさつをした=写真。
市が毎年、計画する中学生海外研修で、期間は30日縲・月10日。豊富な自然環境に恵まれた人口約8万人の地域、アルバータ洲レスブリッジ市で語学研修をする。期間中はホームステイし、地元の学生らとスポーツ交流などもする。
「文化の違う人々と積極的に話し、日本の文化も伝えてきたい」などと、参加者一人ひとりが研修に向けて意気込みを披露。中には、けん玉、福笑い、扇子などを持参し、異文化交流を楽しみたいと期待する生徒たちもいた。
酒井副市長は「有意義な、夏休みの思い出になることを期待する。カナダのみなさんとよい出会いをし、いろいろな体験をしてきて」と見送った。 -
伊那市・西箕輪中で1学期終業式
伊那市の西箕輪中学校(増沢英徳校長、162人)で24日、1学期の終業式があった。市内の小中学校では最も早い夏休み入り。生徒らは1学期を振り返り、休み中の目標を掲げた。
1縲・年生の各代表が今学期を振り返った。3年の笠松崇志君は、野球部の最後の大会について「3年生は少なかったが互いのことを知り、支え合うことが出来た。最高の仲間ともっと野球がしたかったが今後は、この経験を勉強や生活面に生かしていきたい」と話した。
増沢校長は「夏休み中にしか出来ないことに挑戦して。勉強でも昆虫採集でもよいので、一回りもふたまわりも大きくなったみなさんに2学期の始業式で会えることを期待する」とあいさつした。
終業式で校歌斉唱する西箕輪中学校の生徒 -
「自民の議席を私に」
参院選の投票まであと4日。長野選挙区(改選定数2)の共産党新人・中野早苗候補は24日、上伊那を再び遊説し、中川村から辰野町まで全域で支持を訴えた。
伊那市の大型店前で行った街頭演説で中野氏は、自民党政治を「モラルのない、金に麻痺してしまった人たちが行っているでたらめな政治」と非難し「自民党議席を私に」と訴えた。
中野氏に続いて応援演説した共産党市議も、今回の参院選では民主党候補が先行し「2番目」を自民、共産が争っているとして、「自民、公明の政治を変えたいと思うなら、残る1議席を中野に」と強調した。
中野氏は演説で、住民税・消費税の増税策を批判してから「国民の貧困を拡大してきた人たちは、何をしているか。事務所費ひとつみても松岡大臣に代わった赤城大臣も疑惑のかたまり。反省もせず、領収書も出さず居直って大臣を続けている」と訴えた。
憲法問題にも言及し「自民、民主は9条を変えることでは同じ立場。子どもたちを戦場へ送るために育てている親は一人もいない」などと護憲の決意を述べた。
中野氏は25日も上伊那を遊説する予定。 -
南箕輪村保健センター改修工事
南箕輪村は本年度事業で、保健センターを改修し、健康づくりの拠点として、だれでも使いやすい施設にする。12月ころの完了に向け工事が進んでいる。
保健センターは、乳幼児健診や健康教室、介護予防教室などに使用しているが、手狭になっており、玄関やトイレに段差があるなど使いにくい面があった。今回の改修で、バリアフリー化を図り、保健指導室を増築する。工事費は4536万円。
バリアフリー化は、玄関は段差の解消、玄関ドアの拡張、手すりの設置、雨天でも検診車などへの移動がスムーズになるようにひさしを設置する。廊下は手すりを付ける。トイレは段差の解消、手すりの設置、洋式トイレと赤ちゃん同伴トイレの設置、身体障害者用トイレの便座をより使いやすいものに取り替える。
増築部分は、健診や教室に使う保健指導室。広さは137・5平方メートル。子どもや車いすの人が使える低い手洗い場を設け、歯科指導にも使う。じゅうたん張りで赤ちゃんも安心して動き回ることができる。
工事中の健診や教室、予防接種は村民センターや役場などが会場になる。 -
宮田小3年篠田琢充君が国土緑化運動ポスター原画コンクールで入選
宮田村宮田小学校3年の篠田琢充君(9)が、全国の子どもたちを対象にした「国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクール」で国土緑化推進機構理事長賞(入選)を受けた。
同機構の主催で小学生の部は全国で17人が入賞したが、県内からは篠田君と文部科学大臣賞(特選)になった飯田市三穂小学校5年の古川孝一くんのみだった。
「木と友達を描いてみた」と話す篠田君。担任の唐澤剛俊教諭は「木の緑など、明るい色使いで描けていると思います」と話した。 -
宮田小6年武井さん、全国小学生陸上出場で激励会
全国小学生陸上競技交流大会(27縲・9日・大阪長居陸上競技場)女子400メートルリレーで、県代表「松川陸上クラブ」のアンカーとして出場する宮田村宮田小学校6年の武井祐里香さん(12)=新田区=の激励会が24日、村民会館で開かれた。「ここまで来たら1位になりたい」と武井さんは力強く抱負を語った。
武井さんは上伊那小学生陸上6年女子100メートルに出場して大会新記録で優勝したが、県大会はリレーに専念。
昨年から通う松川町のクラブの仲間とともに県を制覇し、初の全国切符を手にした。
清水靖夫村長、新井洋一教育長は「今まで練習を積んできた自分の力を信じて、精一杯頑張って」と激励。
「プレッシャーで固くなってしまう所があるので、直して臨みたい」と武井さん。同席した両親の克憲さん、美和さんは「実力が出せれば上位に入れると思う」と話した。 -
宮田小6年2組がソバ種まき、味噌の天地返し
宮田村宮田小学校6年2組は23日、ソバを育てようと村農業委員会などの協力で種を手播きした。24日には昨年育てた大豆を用いて仕込んでいる味噌の・ス天地返し・スを体験。農家の苦労を肌身に覚えつつ、天の恵みの偉大さを感受している。
春先から畑の草刈りを何度も行うなど準備してきた子どもたち。農業委員の田中一男さんら4人から指導を仰ぎ、ソバの種を丁寧に播いた。
蒸し暑く、中腰の慣れない姿勢が長時間続いたが、昨年の大豆栽培の経験から黙々と作業。
「ちょっとの時間なのに暑くてつらい。毎日作業するなんて農家の人たちはすごいなぁ」と話す小林天海君の額には大粒の汗が。
「大変だけど、早くそば打ちがしてみたい」と大矢涼二君は笑顔を広げた。
昨年と同様に育てるだけでなく、畑で学んだことは多方面に広がりをみせるが、担任の鈴木由美子教諭は「普段の学校生活でも、清掃など黙々とやるように変わってきた」と目を細める。 -
夏本番、中央アルプス千畳敷にぎわう
梅雨明けまじか、都会の喧騒(けんそう)と暑さを逃れて、標高2600メートルの大自然に涼を求める人々で千畳敷カールは本格的夏山シーズンを迎えにぎわっている。団体や家族連れなどが、雪渓を長蛇の列を作って、慎重に歩き、ハイマツに見え隠れしながら、カールを登っていく。
今年は梅雨明けが遅れ、カールには残雪が残り、雪の下からようやく芽ぶき、花たちは先を争って咲き始めた。
日当たりの良い草原では、シナノキンバイやミヤマキンポウゲが黄色のじゅうたんを広げ、シオガマ、ミヤマクロユリ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナなどのほか、カールのシンボル、コバイケイソウは大群落とまではいかないまでも、多くの花が見られる。
りょう線では既に中ア特産種のコマウスユキソウ、ハハコヨモギ、植栽のコマクサが短い夏をおう歌している。
千畳敷ホテルの小林正樹総支配人によると、カールの高山植物の開花は1週間ほど遅れているが、梅雨明けともなれば、雪解けは一気に進み、早春から秋の花までが一度にカールを彩るとか。
梅雨の晴れ間となった24日、今夏1番の入りこみで1500人余が訪れ、バスやロープウエーは定期のほか、臨時便で対応した。 -
携帯電話、インターネット学習会
中川村の中川中学校で20日、ネット関連のトラブルや被害に遭わないために、全校生徒を対象に、携帯電話・インターネット学習会を開いた。
講師はNPОマザーサポートITながのの中島直美さん。
中島さんは「ネットがらみの架空請求は、かつては大人がターゲットだったが、今は中高生が携帯電話を持つようになり、被害が中高生にまで拡大してきた。自分には関係ないと思っているかも知れないが、いつ何時被害に遭うか分からない」と注意を喚起した。
また「不審者対策で携帯電話を持つという人もいるが、携帯電話ではいざという時、命を守ることはできない。ひもを引っ張るだけの防犯ブザーでさえ、びっくりして使えない。悪い人は携帯電話を持っている中学生は親を通さず、直接連絡をとることができると考え、反って狙われる」と述べ、携帯電話やインターネットに対して、慎重な行動をとるように呼びかけた。 -
南箕輪村特別養護老人ホームの夏祭り
南箕輪村の特別養護老人ホーム「南箕輪老人ホーム」(唐沢謹男施設長)で22日、夏祭りがあった。同施設の利用者70人とその家族が集まり、夕涼みをしながらさまざまな催しを楽しんだ=写真。
家族とともに祭りの雰囲気を楽しんでもらおう竏窒ニ、家族が集まれる夕方をを選んで毎年行っているもの。会場には夏祭りの定番出店屋台が並び、職員たちがそれぞれに練習してきた水戸黄門の舞台劇やフラダンスなどを披露。利用者や家族も音楽に合わせて手拍子をしながら、祭りを楽しんでいた。 -
ドロカップ2007in伊那
どろんこサッカーの全国大会「ドロカップ2007in伊那」が22日、伊那市長谷の仙流荘近くにある休耕田であった。上伊那を中心に県内外の30チームが参戦。泥まみれになりながら互いに相手チームのゴールを目指して、ボールを追いかけた=写真。
伊那商工会議所青年部(三沢俊明部長)が新伊那市のPRなどを目的として昨年初めて企画したもので2年目。今年は長谷地区の黒川上流付近にある休耕田を会場とし、ホームページなどを活用して先着32チームに限定して全国から出場チームを募ったところ、今年は上伊那地区以外からの応募も多く、うち3チームは愛知県からの参加もあった。
各チームの選手たち慣れない田んぼに足をとられながらも白熱した試合を展開。「仮装大賞」なども設けたところ、アニメのキャラクターなどを装って出場するチームも多数あり、衣装ごと全身泥まみれとなりながら会場を楽しませた。
松本市、塩尻市の友人とともに初めて出場した谷睦さんは「大変だけど楽しい。来年も挑戦してリベンジしたい」と話していた。 -
長野県小学生ソフトバレーボール南信地区フェスティバル
長野県小学生ソフトバレーボール南信地区フェスティバルが22日、箕輪町社会体育館などであった。南信地区の50チームが集まり、白熱した試合を展開=写真。上伊那では辰野町のピカソ2007が3位となったほか、飯島町の飯島越百クラブが4位となり、県大会出場を決めた。県小学生バレーボール連盟主催。
小学4年生以下の児童でつくるチームを対象とする大会。
県大会の出場チームを決める競技型には、26チームが出場し、予選リーグを展開。各ブロックを勝ちあがった16チームがトーナメント戦を行い、県大会に出場できる上位4枠チームを決める。
上伊那からは6チームが決勝トーナメントへと進み、飯島越百クラブとピカソ2007が準決勝に臨んだが、惜しくも1位の高陵ジュニアバレーボールAと2位の飯田少年バレーボールに破れた。
そのほかにもリーグ戦の交流型試合もあり、日ごろの成果を競い合った。
県大会は8月、北信越大会は11月となる。 -
第23回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部(神田福治支部長)は22日、第23回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。小学生から80代まで43人が集まり、トーナメント戦とリーグ戦を展開。日ごろの成果を競い合った。
上伊那支部最大の棋戦として年に1度開催している同大会は、先着32人がトーナメント戦を展開。小学生から有段者までがすべて同じトーナメントで腕を競い合う。そのほかの出場者やトーナメント戦の敗退者は3段以上のA級と2段以下のB級に分かれ、リーグ戦で対局する。
トーナメント戦はハンディキャップゲームとなっており、大人と肩を並べて勝ち進む小学生の姿も。参加者らは碁盤をにらみながら、一手一手を画策し合っていた。
結果は次の通り。
【トーナメント戦】(1)辻耀(6段、伊那東部中3年)(2)鬼頭隆雄(6段、駒ヶ根市)(3)田中宏道(初段、西春近北小3年)(4)福沢秀伸(5段、伊那市)
【A級(3段以上)リーグ戦】(1)知久喜明(4段、伊那東部中2年)(2)寺田昭一(5段、伊那市)(3)神田福治(5段、伊那市)
【B級(2段以下)リーグ戦】(1)城倉恒久(2段)(2)酒井喜太男(初段)(3)井坪光男(2段) -
高遠町公民館里山の文化を歩く講座で御用水「月蔵井筋」を探索
伊那市の高遠町公民館は22日、里山の文化を歩く講座「御用水・月蔵井筋を歩こう」を開いた。約10人の参加者が集まり、花の丘公園から続く月蔵井筋に沿って約6キロの距離を散策。高遠町歴史博物館の北原紀孝館長や高遠森林クラブの稲辺謙次郎会長から井筋の説明など受けながら、水をめぐる地元の歴史について学んだ=写真。
歴史的背景を学びながら地元の山を歩く講座は5年目。今年は第1回講座で守谷山を散策。今年2回目となるこの日は、高遠城下を潤し、東高遠上段の新田開発にも用いられるなどして重要な役割を果たしていた「月蔵井筋」について学ぶこととなった。
参加者は同井筋の約半分ほどの距離となる三義区の小豆坂トンネル上までを散策。井筋を通すために掘られたトンネルの跡や、井筋の高低さをなくすために施された当時の工夫などを見ながら、昔の人の努力に思いをはせていた。 -
南箕輪公民館で絵手紙の暑中見舞い作り体験会
絵手紙で暑中見舞いを送ろう竏窒ニ南箕輪公民館絵は22日、手紙の暑中見舞い作り体験会を同館で開いた。7人の受講者が集まり、講師の太田光子さんから筆の使い方やモチーフの描き方などを学んだ=写真。
村公民館が企画している「いろいろ体験会」の一環。7月は暑中見舞いを書く季節ということで、絵手紙の体験会を企画。
参加者は筆の使い方について指導を受けた後、持ち寄ったこの時期ならではの草花や野菜、蚊取り線香などをモチーフとした絵手紙に挑戦。
太田さんから「モチーフをよく見て『ここの所を描きたい』と思う部分から描き始めると、その部分が自然に大きく描ける」などといった説明を受けた参加者らは、一筆ごとにモチーフと自分の絵を見比べ、ゆっくりとした筆遣いで思い思いの絵作品に仕上げていた。