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伊那青年会議所40周年記念事業
経営フォーラム伊那青年会議所は30日、創立40周年記念事業の一環で経営フォーラムを伊那市の県伊那文化会館で開いた。全国各地から450人が集まり、基調講演とパネルディスカッションで経営者の生の声を聞き、経営者に必要とされる資質や手法などを学んだ。
同フォーラムは05年からの継続事業。今回は、手作り結婚式を手がけるクロフネカンパニー代表の中村文昭さん、北九州の美容室バグジー代表の久保華図八さんがそれぞれ基調講演した。
パネルディスカッションは、人と経営研究所の大久保寛司所長をコーディネーターに、伊那食品工業会長の塚越寛さん、茨城県経営品質協議会代表理事の鬼沢慎人さん、講演した中村さんと久保さんが、「地域住民の意識がつくるいい会社と豊かなまち」テーマに意見を交わした。
「経営者の資質で一番大切なものは」との質問に、中村さんは「社長が大好きと言われる社長になろうと思っている」、久保さんは「人間的魅力と判断力」、塚越さんは「目的と手段を履き違えない哲学的な整理ができること」と答えた。 -
箕輪町がシンクライアントシステム導入
箕輪町は、情報系庁内LANの更新に合わせ、シンクライアントシステムを導入した。役場庁舎など主要行政施設で従来のパソコン200台をシンクライアント端末機に切り替え2日、運用を開始した。導入によりデータファイルの安全な管理・保管、セキュリティ向上、TCOの削減効果などを期待する。
庁内LAN環境は00年度から整備し、パソコン250台を導入。年数経過で稼動状況の悪化、故障、セキュリティ面の問題などから更新した。シンクライアントシステム導入は県内では昨年12月の辰野町に次いで2件目。
導入施設は役場庁舎、情報通信センター、文化センター、消防署、博物館、図書館、保健センターの7カ所。導入機器は端末機200台、ファイルサーバ1台、サーバ8台、スマートカード(ICカード)250枚など。5年間の賃貸借価格総額は6305万6700円。パソコンは、デジタルカメラ画像やCD-Rなどのデータ取り込みのため各課、施設に数台ずつ残している。
シンクライアントシステムでは、ファイルサーバでの一元管理・保管によりデータファイルの安全な管理・保管ができる、端末機に記憶媒体の接続ができず大量のデータを外部に持ち出せないため紛失や盗難による個人情報漏洩を防ぐなどセキュリティが高まる。全庁・課・係などでファイル管理することによる係員の共通認識や生産性の向上、故障対応や設定変更などの職員の負担軽減なども期待する。
サーバは総務課広報係のみで管理。シンクライアントシステム接続にはスマートカードとパスワードが必要で、スマートカードは職員証としても利用し個人管理する。
TCOの削減効果は、初期導入費用、故障時対応、人件費相当額など5年間の総額で現行のパソコンより1947万5千円の削減を見込む。 -
県中学校総体陸上競技大会
◆県中学校総体陸上競技大会(1日・松本平広域公園陸上競技場)=決勝記録・上伊那関係分
【男子】
▽1年100メートル (5)唐沢玄(南箕輪)12秒71▽3年100メートル (1)加藤一樹(赤穂)11秒26(6)原翔太(伊那)11秒64▽200メートル (4)松尾駿輝(赤穂3)23秒87(7)田畑勇貴(伊那3)24秒59(8)白鳥克弥(西箕輪3)24秒85▽400メートル (3)大野裕紀(赤穂3)53秒42▽1年1500メートル (5)久保田隼(飯島)4分40秒58▽2・3年1500メートル (2)小林純平(駒ヶ根東3)4分14秒10▽3000メートル (1)福沢潤一(駒ヶ根東3)9分02秒94(4)白鳥敦(箕輪3)9分25秒40▽110メートル障害 (1)森雅貴(赤穂3)15秒03▽400メートルリレー (1)赤穂(松尾駿輝、加藤一樹、大野裕紀、森雅貴)44秒10=県中学新・大会新▽走り高跳び (3)瀧沢俊輝(中川3)1メートル65▽棒高跳び (2)春日太陽(春富3)3メートル60▽4種競技 (6)宮坂佳裕(辰野3)1929得点(7)村沢和樹(宮田3)1860得点
【女子】
▽1年100メートル (7)加藤未理百(箕輪)13秒91▽2年100メートル (2)征矢萌唯(箕輪)12秒85(7)中村夕貴(赤穂)13秒41▽800メートル (6)北原成美(駒ヶ根東2)2分26秒91(7)湯沢ほのか(駒ヶ根東1)2分28秒45▽1500メートル (3)篠田美樹(駒ヶ根東3)4分48秒11(4)福沢志穂(駒ヶ根東2)4分48秒72(7)森田遥(赤穂2)4分55秒87▽1・2年400メートルリレー (3)箕輪(日野奈都子、加藤未理百、飯沢美咲、征矢萌唯)54秒25▽走り高跳び (1)有賀楓子(春富2)1メートル54▽棒高跳び(オープン) (7)田畑みなと(春富2)、伊沢楓(春富2)2メートル10▽1年走り幅跳び (1)青木亜里沙(辰野)4メートル43▽2・3走り幅跳び (2)桐山明日香(宮田3)5メートル31(5)小池麻美(駒ヶ根東3)4メートル73▽砲丸投げ (5)村田彩香(南箕輪3)10メートル66(8)宮下花歩(中川3)9メートル84▽4種競技 (1)中谷一恵(辰野3)2203得点(5)伊藤美智花(伊那3)1953得点
※男女各種目で全国大会参加標準記録を突破した選手、400メートルリレーで優勝した学校は全国大会(8月20竏・3日・宮城県・宮城スタジアム)に出場
※1・2年400メートルリレー、1年走り幅跳びを除く男女各種目の上位4位は北信越大会(8月7日・松本平広域公園陸上競技場)に出場 -
重度身体障害者のためのケア付き共同住宅の設置を目指す会が伊那市に要望書を提出
重度身体障害者のための「ケア付き共同住宅」の設置を目指す会(唐沢浩会長)が2日、伊那市役所を訪れ、旧中央病院跡地に同住宅の設置を求める要望書を提出した。身体障害者を対象とする共同住宅は国の助成がなく、重度の身体障害者の自立を目的とする共同住宅は県内でも例がないという。
身体障害の場合、軽度なら一人で生活できる人も多いことから、自立支援という意味での共同住宅があえて設置されてこなかった。しかし重度の身体障害は、人の手を借りなければ生活できないため、施設入所か在宅ケアが一般的。できる範囲で仕事をしながら地域で自立した生活をしたいと望む人は、家族のケアを受けながら自宅で暮らしてきた。しかし、両親の高齢化とともにこうした生活は難しくなり、家族のケアが受けられなくなった場合には施設入所を選択せざるをえないのが現状。こうした背景から、家族のケアが受けられなくなってからも自立した生活を地域でおくることを望む重度身体障害者などが、ケア付き共同住宅の設置を求める会を5月に発足。車いすでも動きやすい中病跡地に設置を目指すこととなった。
要望に対し小坂市長は「具体的な計画となれば支援したい」としたが、中病跡地への誘致については慎重な姿勢を見せた。
会の原裕子さんは「極力助成を受けられる形を研究し、プライバシーを守れることを前提として、民間運営を目指したい」と話していた。
12日には午後6時からいなっせで発足記念講演会がある。 -
県中学総体陸上競技
赤穂の男子短距離勢が全国へ県中学総体陸上競技は1日、松本市の松本平広域公園陸上競技場で行い、県内ブロック大会で上位入賞した中学生男女約千人(143校)がトラック、フィールド合わせて33種目に熱戦を繰り広げた。
全日本中学校総合体育大会への出場条件となる標準記録突破を今大会で達成した選手は男女各3人。男子は、3千メートルの福沢潤一(駒ケ根東3年、9分2秒94)、110メートル障害の森雅貴(赤穂3年、15秒03)、100メートルの加藤一樹(赤穂3年、11秒26)で、上伊那勢が占めた。一方、女子は標準記録を突破した選手が上伊那勢からは現れなかった。走り高跳びで有賀楓子(春富2年)が1メートル54を跳び、標準の1メートル57に挑戦したが、クリア出来なかった。走り幅跳びの桐山明日香(宮田3年)は標準記録を超える5メートル31を出したが、惜しくも追い風参考記録になってしまった。
男子400メートルリレーの赤穂(松尾駿輝、加藤一樹、大野裕紀、森雅貴)は44秒10の県中学新、大会新で堂々の1位になり、全国への出場資格(各都道府県1チーム)を得た。
福沢潤一選手の話
標準記録より大会新をねらっていた。最近、抑えて崩れるレースが多かったが、今日は自分らしいレースができて気持ち良かった。でも、ラスト800メートルのキレが足りなかったので70点の出来。全日本中学総体ではラストの切り替えを意識して8分40秒前半かそれを切るくらいの記録を狙いたい。
森雅貴選手の話
南信大会の後、ハードルを早く飛び越せるようにひじをより高く上げる練習をしてきて、その効果が出た。2週間前に肉離れを起こし、練習不足で不安だったが、去年の大会で力が発揮できず悔しい想いをしたことをばねに練習してきたかいがあった。全国大会では、表彰台に立てるタイム14秒03をねらう。
加藤一樹選手の話
今日の記録が自己ベスト。今年は・ス腰が落ちる・ス状態が修正できず悩んだが、ゆっくりでもいいんで去年の走りを思い出そうと努力した。今日はアップの時に、故障している足に痛みを感じたが、決勝では集中力があり、いい感じで走れた。全国大会出場は1年の時からの夢。力強い、大きな走りで県中学記録の10秒85を超えたい。 -
県高校総体水泳 小松原バタフライ2冠
県高校総体水泳競技大会は6月30、1日、飯田市のアクアパークIIDAであり、女子バタフライ100メートルで小松原(赤穂2)=写真=が1分04秒40の好記録で優勝、同200メートルと合わせて2冠に輝いた。また、小松原は女子400メートルリレーの第1泳者で、59秒94の100メートル自由形の大会記録を樹立した。
北信越大会の出場を懸け、男女計31種目で競った。上伊那勢は、男女16種目で12人、1校が8位入賞を果し、北信越大会の出場を決めた。
○…女子バタフライ100メートル決勝で小松原は、ゴール後、電光計時の記録を確認し、悔しさを顔に出した。大会記録を狙ったレースだったがわずか0・11秒届かず。「体力が続かなかった」と不満げな表情に、2冠獲得の達成感はなかった。
力強く飛び出し、レース序盤から後続を引き離して圧勝。しかし、50メートルの折り返しタイム30秒12について「この時点で遅れてしまった」と小松原。「29秒台で入るつもりだったが今は(練習が)追い込みの時期で体調管理ができなかった」と反省する。
それでも、南信大会で自信が樹立した1分05秒08の大会新記録を0・68秒縮める記録で優勝した。「県には強い選手がいるので気持ちを強く持てた」と、2年連続インターハイ出場に向け気合が入る。「改善してきたフォームもよくなってきた」と、まずは、北信越大会での2冠達成に自信をのぞかせる。 -
参院選公示迫る
県区立候補予定者が公開討論参院選の公示(12日)を控え、県区(改選定数2)の立候補予定者4氏による公開討論会が1日、諏訪市の市文化センターで開かれた。日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会の主催。4氏は格差、年金、教育、環境など国政の課題について党や本人の考えを述べ、会場の同意を求めた。
公開討論出席者は、自民現職の吉田博美氏(58)、民主現職の羽田雄一郎氏(39)、共産新人の中野早苗氏(59)、社民新人の中川博司氏(49)。主催者が用意したテーマごとに一人3分以内で発言した。
地方分権については、吉田氏が「地方分権は着実に進んでいる。権限・財源委譲など3年後には良いかたちになる」と述べたが、中野氏は「三位一体は地方自治体をつぶしていく。頑張っている自治体には見合った交付税増額を」、中川氏も「三位一体は国の財政赤字を地方に押し付けている」「平成の大合併は検証が必要」と、それぞれ非難。羽田氏は「平成の合併は地域間格差と隣の地域との軋轢(あつれき)を生んだ」「ふるさと納税は都市と地方のけんかをあおるだけで、認められない」とした。
今回の参院選で最大の争点となりそうな年金問題についても各党の思惑が交錯。安心な年金制度への理解を求める吉田氏に対し、他の3氏は不信感をあらわにし、それぞれ所属する党の対案などを示した。 -
駒ケ根高原温泉 源泉4号井配湯開始
駒ケ根市と宮田村の旅館など14施設に温泉を供給する駒ケ根高原温泉開発(社長・中原正純駒ケ根市長)は昨年度掘削に成功した温泉4号井からの配湯を1日から始めた。3日には、配湯開始を祝うセレモニーを古城公園近くの現地で開く。
1月に伊那保健所が同源泉を測定したところ、地上での温度32度、湧出量毎分83・2リットル、pH(水素イオン濃度)9・4縲・・5のアルカリ性、泉質は1縲・号源泉と同じ単純泉であることなどを確認している。その後、パイプに保温管を設置したことから湯温は数度の上昇が見込まれている。
4号源泉は調査と工事を請け負う地熱(東京都、浜田眞之社長)が06年4月縲・月にかけて電磁波を利用した地下温泉源探査で温泉湧出の可能性がある場所を特定。同年7月から造成にかかり、地上高さ約35メートルの大規模なロータリー掘削機を組み立るなどして9月に掘削工事を始め、11月に深度1500メートルで源泉に到達した。総事業費は約1億4千万円。4号井の稼動に伴い、湧出量が減少していた1号井は閉鎖される。 -
心に悩む若者の支援強化へ
宮田村住民福祉課保健福祉係は、心の問題などに直面するひきこもりやニートと呼ばれる若者を支援しようと、相談会や就労に向けたセミナーの開催を計画。1日は地域住民約80人が参加して「心の健康を考えるつどい」を村老人福祉センターで開き、当事者や支援者の講演など行った。同係は「ひきこもりなどの相談は増えており、就職も含めどのような支援が必要か考えていきたい」と話す。
村内には福祉交流施設「なごみ家」が設けられて3年が経過。心に悩みや問題を抱える若者が日常的に利用する姿も目立ってきた。
「外での居場所としてなごみ家が定着しつつある。さらに次のステップが就労支援」と同課の担当者。
若者就職支援施設として県が2年前に松本市に設けた「ジョブカフェ信州」と連携し、9月になごみ家で出前セミナーを予定する。
ジョブカフェの担当者は「施設や病院はケアのノウハウはあるが、就職支援までは難しい。その点で協力していければ」と説明。最近は病院などへ出前するケースも増えつつあるという。
今月8日には、心の健康を考えるつどいに講師として出席した塩尻市のNPO法人「若者サポートステーションCAN」が、同じくなごみ家で若者と保護者双方の相談会を開催。就職も含めあらゆる悩み相談に応じる。
「障害者に比べ、それに該当しないひきこもりや不登校の相談機会は限られていた。外に出る次へのステップとして、まずなごみ家に足を運んでもらえれば」と保健福祉係。相談会など問い合わせは同係85・4128。 -
ビワの巨木、黄色に色づき
「こんなになったのは初めて」-。上伊那の南端、中川村葛島渡場の北島和人さん(55、会社員)宅では、初夏の果実、ビワがたわわに実っている。
高さ5メートル余、幹の周囲約70センチ、枝張りは東西・南北各5メートルと、郡内ではまれに見る巨木。無数の実を付け、黄色に熟している。
和人さんのお母さん、豊子さん(85)が嫁いできた1953年には5、6個の実が付いていたという。
「初めて、こんなにたくさん実がついた。摘果をしないので、小粒だが甘い」と話していた。
ビワは6月下旬から収穫が始まり、7月中旬まで食べられるとか。 -
中川村消防団ポンプ操法大会
中川村消防団の07年度ポンプ操法大会・ラッパ・救護競技大会は1日、村民グランド駐車場で開かれ、ポンプ車の部に2チーム、小型ポンプの部に6チームが出場し、訓練動作の敏しょうさや正確さ、チームワークを競い、団の名誉をかけて優勝を目指した。
結果は次の通り(敬称略)
▽小型ポンプの部・優勝=第1分団第3部(2)第1分団第2部(3)第2分団第5部
▽優秀番員表彰・ポンプ車=知久史朗(指揮者)、米山哲(3番員)▽小型ポンプ=寺沢昌至(指揮者)、米山良太(1番員)、亀沢裕二、桐崎康司(以上2番員)、片桐竜一(3番員)
15日開催の上伊那消防ポンプ大会にはポンプ車操法の部に1チーム(未定)と小型ポンプの部には優勝チームが出場する。メンバーは冨永崇紀(指揮者)、稲葉裕哉(1番員)、桐崎康司(2番員)、片桐竜一(3番員)。 -
飯島陣屋通学塾
飯島町教育委員会の第3回飯島陣屋通学塾が飯島小学校1年から6年まで14人が参加し、1日縲・日まで3泊4日の日程で始まった。陣屋の特性を生かし、火打石で火を起こし、かまどやいろりで調理をするなど、昔の人の暮らしに近い、不便さにこだわった。
子どもの生活習慣の形成と異年齢の子どもたちの交流を通して、人間関係の構築を図ることがねらい。
1日、陣屋に集合した子どもたちは早速、4日間使用するはしやコップを竹で作り、火打石で火を起こし、かまどでご飯を炊き、みそ汁を煮、囲炉裏で塩沢教育次長が釣ってきたアマゴを焼くなど、班ごとに役割分担し、夕食の用意をした。
かまどはいぶり、煙りがもうもうと立ちこめ、子どもたちは「煙い、目が痛い」と言いながらも、熱心にみそ汁に入れる野菜を刻んだり、アマゴの串打ちなど準備を進めた。
夜はろうそくの明かりで寺子屋。塾長の山田教育長の指導で詩の輪読もした。
子どもたちは「煙かったが、かまどで炊いたご飯はおいしかった」と笑顔。 -
ピーチバレー県大会
第21回ビーチバレージャパン大会ビーチバレージャパンレディース2007長野県予選大会が1日、駒ケ根市森と水のアウトドア体験広場であった。男子7チーム、女子2チームが参加。選手それぞれがスパイクやブロック、レシーブ、パス、トス、サーブと全てのスキルをこなし、最少単位の2人のチームワークで優勝を目指した。男子優勝チームは8月23日縲・6日藤沢市湘南、女子は大阪・淡輪で開く全国大会に駒を進めた。
結果は次の通り
▽男子優勝=三島英徳・小沢光良(2)小松貴之・丸山健太▽女子・優勝=三島和子・丸山博子(2)森下一江・小原明子 -
保育園児が七夕飾り付け
七夕を前に、宮田村内3つの保育園は飾り付けに大忙し。
中央保育園では、園児たちが先日の参観日に保護者と一緒に願いごとを書いた短冊を笹にしばりつけた。
「自転車が乗れますように」「みんなが健康で過ごせますように」・・・。
願いごとが天に届けと、子どもたちの元気な笑顔が広がった。 -
「半夏生(7月2日)」にハンゲショウの葉白く
7月2日は「72候」の1つ「半夏生」。季節に合わせるかのように、中川村大草の小沢昭夫さん宅ではハンゲショウが茎の先に花穂をつけ、上部の葉の1部が白くなった。
ハンゲショウはドクダミ科、名は7月上旬の半夏生のころ、白い葉が目立つことや、葉の1部が白いことから「半化粧」に由来しているとか。 -
JA上伊那のサザンポートみのわがセルフスタンドに
箕輪町の箕輪バイパス沿いにあるJA上伊那のサザンポートみのわ給油所が7月3日、セルフスタンドとしてリニューアルオープンする。セルフスタンドはJA上伊那としては初の試みで、同スタンドで一定の成果が得られれば、全域に広げていくことも考えている。
原油価格が高騰する中JA上伊那では、少しでも価格を安く抑えられるセルフスタンド方式の導入を検討してきた。その中で、交通量や立地などの条件からまずは同給油所に導入。2台4レーンの機械を設置し、最新のセルフ洗車機も今回新たに導入した。
改装工事は7月2日までに完了し、3日は午前9時からプレオープンする。グランドオープンは7月6日で、8日までは特別価格で対応する。 -
箕輪町公民館子育て学級で救急法学ぶ
箕輪町公民館子育て学級は28日、箕輪消防署員を講師に招いて救急法を学び、消防署の見学もした。
発熱、誤飲、頭を打ったとき、火傷について、それぞれどんな処置が必要になるかなど署員がポイントを説明。誤飲では、まず落ち着いて、飲んだ物(食べた物)は何か、どのくらいの量か、本当に飲んだのかを確かめること、火傷をしたときはすぐに熱源から離して30分くらい水をかけ続けることなどを話した。
乳児や小児の心肺そ生法も勉強した。実際に人形を使い、母親が順番に署員の指示に従って人工呼吸、心臓マッサージなどの方法を覚えた。
心肺そ生法を練習した母親は、「こういう時でないと、なかなか救急法を学べない。少しでも経験していれば役に立つと思う。勉強になる」と話していた。 -
東伊那に交通信号新設
交通量増加に伴って事故の危険性が指摘されていた駒ケ根市東伊那栗林の主要地方道伊那生田飯田線・県道栗林宮田停車場線交差点に新たに交通信号機が設置され29日、供用が開始された。式典には中原正純市長、駒ケ根署の山本修作署長、地元住民代表など約30人が出席。点灯式に続き、真新しい信号の指示に従って横断歩道の渡り初めをして完成を祝った=写真。近くの東伊那小学校の小川清美校長は「今まで子どもたちが渡ろうとしても車の通行量が多い上にスピードを出して走るのでなかなか渡れず、心配していた。信号ができてよかったがこれで安心せず、さらに安全な渡り方を指導していきたい」、住民代表として強く設置を要望してきた福沢喜美さんは「10年来の念願がかなってうれしい。時々事故が起きていたが、これでようやく安全な交差点になった」と話していた。
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【全国空手道選手権に出場 日本空手協会2段 竹村進さん】
日本空手協会主催・内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会(7月7・8日、東京都)組手団体の部に県代表として出場する。得意の上段突きで上位進出を狙う。
「空手は面白いもので、試合をすると相手の性格や人間性がよく分かるんです。だが自分を見ると欠点ばかりに目がいく。性格が受け身だ竏窒ニかね」
空手には多くの流派があるが、日本空手協会の組手試合は体重無差別で、ポイント制ではなく一本勝負。武道としての伝統を重んじた実戦に近いルールで防具もなし、攻撃は寸止めが特徴だ。
「寸止めといっても止めるつもりで技を出していたんではスピードも切れもなく、全然駄目。心構えとしては目標を相手の体の数センチ手前におき、その点をめがけて全力で突き、けるんです。だから攻撃が相手に当たってしまうことも時にはある。自分も今までに何回か鼻などを骨折しました。だが、けがをしたのは相手のせいじゃない。受ける自分が未熟だっただけ」
◇ ◇
空手を始めたのは意外に遅く、高校1年生の時。
「本当は柔道をやりたかったんだけど、進学した高校に柔道部がなかった。そんな時に、誘われて空手協会駒ケ根支部の練習に参加したんです。初心者だったから小学生に交じって一から指導を受けました」
持ち前の体力とスピードに加え、1、2時間も早く道場に来てけいこをする熱心さが実って短期間でめきめきと上達。わずか2年後の高校3年生の時には、全国大会でベスト8に入るまでになったが…。
「あのころは血気にはやっていた。ケンカ強さだけで勝っていたようなもの。考え方が粗雑で、とにかく殴ればいい、ければいい竏秩Bそれで勝てば文句はないだろう、と思っていました」
大学生の時に世界レベルの師範に教えを受け、厳しい指導の中から空手の奥の深さに気がついた。
「空手道は殴る、けるだけじゃない。相手はいるが、最終的には自分との戦いだということ。勝った負けたではなく、ちょっとオーバーに言えば修行なんです」
精神的な支柱が備わったことでさらに強さに磨きがかかり、大学2、4年の時には県予選を勝ち抜いて国体への出場も果たした。
◇ ◇
現在はスポーツ少年団の指導者も務め、子どもたちに空手の楽しさ、厳しさを教えている。
「空手にはある意味救われた。昔と違って自分の気持ちをコントロールできるようになったから。もし空手をやっていなかったら、今ごろは何の取り柄もない、どうしようもない人間になっていたと思う。目をかけてくれる人たちが周りにいたおかげです。自分は本当に人に恵まれています」
(白鳥文男) -
駒ケ根市に法務大臣メッセージ伝達
「第57回社会を明るくする運動」に合わせて29日、上伊那保護司会南部分区の城田幸子分区長と松井俊仁さん、林富士男さんの保護司3人が駒ケ根市役所を訪れ「犯罪や非行のない明るい社会を築こうとするこの運動が、住民の参加と理解を得て活発に行われるよう協力を」などとする法務大臣のメッセージを中原正純市長に手渡した=写真。中原市長は「犯罪のない安全、安心で快適な地域づくりのために市も懸命に努力している。このメッセージを今後の市政に生かしていきたい」と述べた。
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第4回春風会書展
春風書道会(福沢ミチエ代表)の第4回春風会書展が30日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。展示は1日まで。
2年に1回開く書展。伊那市をはじめ箕輪町から駒ヶ根市までの会員が2年間の学びの集大成として、1人2点から6点を出品した。仮名が主で漢字、漢字仮名交じり書もある。現代感覚の書が人気になっている中、書に合わせて絵を書き入れた作品、色の墨で書いた作品などもある。
生活の中で使える、うるおいを与えてくれる書を-と、展示会で毎回共通テーマを設けて会員皆で取り組む生活書は、今回は「うちわ」。形、色などざまざまなうちわに、「月」「蝉しぐれ」「風薫る」などの字、絵などを書いている。
福沢代表は、「皆さんに見て楽しんでいただきたい。書道をやらない人にも楽しさを感じてほしい」と話している。 -
箕輪町観光協会総会
箕輪町観光協会(会長・平沢豊満町長)は29日、07年度総会をながた荘で開き、本年度事業計画案、予算案などを承認した。
事業計画は、観光PR事業、萱野高原の観光案内板やサインボードなどの統一的整備、体験型観光の促進、もみじ湖紅葉期間の取り組み、ふるさと便の実施、写真コンテスト・写真展の開催など。
観光PR事業の観光協会ホームページの作成は、8月下旬の完成を目指し準備を進めている。
予算は収入・支出総額各440万円。
役員改選は全て留任。本年度所属団体などの役員改選で変更になった役員6人。任期は07、08年度。 -
京都嵯峨野のしだれ桜を舞台にした甘く切ない恋物語「しだれ桜」の語りに魅了
飯島町文化館で29日夜、「平野啓子語りの世界-しだれ桜-」があった。いいじま文化サロンなどでつくる実行委員会主催。450人の聴衆は瀬戸内寂聴作、嵯峨野を舞台にした甘く切ない恋物語の、情感を込めた語りに魅了された。
「しだれ桜」は連作短編集「花情」の中の1作。民芸品店とコーヒーショップを営む昌子(35歳)。常連客で妻子持ちのカメラマン、松井の誘いに乗って、京都嵯峨野にしだれ桜を見に行くところから始まる。かがり火に照らしだされたしだれ桜は白というより、薄青く見えた。「人の声を奪うほどの美しさは花の精、そのままの姿。この花の清楚と艶やは生涯忘れられないだろう」。そして、突然の松井の死、昌子は花の季節、再び嵯峨野へ。松井と泊まった宿で、松井の妻と出会い、連れ立ってしだれ桜を見に行くことに:。
荘厳なまでも美しいしだれ桜、やるせない恋の悲しみが、情感あふれる語りで、聴衆の胸に沁みいった。
語りの後、平野さんは「10年前、初の独演会が『しだれ桜』を披露してから、なんどもリクエストをいただき、私の語りの人生を支えてくれた作品」と話した。 -
南アルプス開拓者をしのび、安全登山誓う
南アルプスの開拓者、竹沢長衛翁をしのび、安全な登山を誓う第49回長衛祭(実行委員会主催)が30日、北沢駒仙小屋横であった。
碑前祭の祭文で、小坂市長は、山小屋の新設や遭難救助などに当たった長衛翁の業績を思い起こし、南ア世界自然遺産登録に向けた運動に触れ「国家的資源である南アルプスを幅広い視野で安全確保、自然保護に努めなければならない」と述べ、登山客の安全を祈った。
アトラクションで、アルペンダンスや弦楽四重奏の演奏があった。
アルペンダンスでは、民族衣装を着た長野市のアルペンダンス愛好会メンバー22人がチロル地方の踊りを披露。参加者も輪に加わり「アルプス一万尺」を楽しんだ。
30日は、日帰り希望者5人が仙水峠(標高2264メートル)へ登り、1日は日本百名山の一つ、東駒ケ岳(標高2967メートル)への記念登山がある。市境を歩く「平成の大検地」を兼ね、地元を中心に、長野市や東京都など82人が参加する予定。 -
中病に生け花飾る
華道家元池坊伊那支部青年部中部ブロックは29日夜、伊那中央病院に季節の花を生け込んだ。
青年部は活動の一環として、03年の開院当初から年1回、入院患者らの安らぎになればと取り組んでいる。
部員12人が1点ずつ生け花を持ち寄り、3・5・6階ラウンジの一角に展示。季節を感じてもらおうとアジサイ、テッセン、カラー、ドクダミなど庭先にある花を選んだ。赤、白、青…と色鮮やか。
中部ブロック運営委員の唐沢裕美さんは「患者さんから『きれい』『花の香りがする』と言われると、うれしいですね」と話した。
生け花は1日まで飾る。 -
楠洲流竜東支部 35周年祝う
詩吟の楠洲流聖楠会竜東吟詠会竜東支部は7月18日、伊那市狐島のJA上伊那本所「フラワーパレス」で、発足35周年の記念式典を開く。発足当初約50人いた会員は現在、当時からいる2人を含む60縲・0歳代の7人で、詩吟が好きな熱心な人ばかりが集まる。
発足は72(昭和47)年1月17日、楠洲流の中では活動が古い支部。伊那公民館の文化団体に所属し、毎週水曜日、同公民館で植田勝衛さん(70)=南箕輪村田畑=の指導を受けている。同流派内の大会や公民館の文化祭発表などで詩吟の腕前を披露している。
漢詩を題材に詠う詩吟に必要なことは「詩の内容を把握し、意味を詩吟に生かすこと」と植田さん。日本文化と言われる詩吟には、心を豊かにする力があるという。メンバーは、一節ずつを噛み締めながら、想いを込めて吟じている。
詩吟をたしなむ人が高齢化しているのが課題だと訴える。発足当時からの会員、小池清永支部長(77)=伊那市中央区=は、35年間付け続けた出欠表を手に「懐かしい名前があり、昔の思い出がよみがえる。この出欠表を支部の宝物として、次の世代に引き継ぐことができれば」と話している。
支部の歴史が詰った出欠表 -
伊那小6年剛組 通り町商店街に風鈴
伊那市の通り町商店街の活性化を願い活動を続ける、伊那小学校6年剛組(大沼聡教諭、31人)は、同商店街にガラス製の手作り風鈴を飾った=写真。通りに響く涼しげな夏の音が、買い物客らを和ませている。飾り付けは8月中旬まで。
「通り町の人はやさしいです」などの想いを書き込んだ短冊付の風鈴33個を一丁目、二丁目に設置。一丁目には、商店街との協力で葦簾(よしず)を4箇所設け、風鈴に加えて児童たちが詠んだ俳句も並べた。
5月中旬の修学旅行で東京を訪れた際、ガラスが特徴の「江戸風鈴」を製作した。これらの商店街活性化を目指した活動は4年生の時から始まり、8月、10月には、恒例のサルビアや菊のプランターをアーケードに設置する予定だ。 -
貿易陶磁逸品展 ベル伊那・2日まで
「貿易陶磁逸品展竏苧「帰り陶磁を一同に竏秩vは7月2日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。幕末から明治にかけて欧米諸国に輸出された陶磁器約30点を展示販売している。
薩摩焼、平戸焼、九谷焼などの「染付鯉水草文皿」「松竹梅文大皿」などを出品。関係者は「日本が世界に発信してきた貿易陶磁の技術の高さをうかがわせる作品ばかり」と来場を呼び掛けている。
そのほか、現代陶芸家の初代徳田八十吉の「深厚釉鶴首瓶」、朝蔵五十吉の「青九谷手八角瓢形瓶」などの名品が並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
全国高校野球選手権長野大会 組み合せ抽選
第89回全国高等学校野球選手権長野大会(7月14日開幕、県高野連など主催)の組み合せ抽選会が30日、県松本勤労者福祉センターであった。上伊那勢は、春の北信越県大会ベスト8の辰野をシードに各校注目の対戦カードが決まった。開会式の選手宣誓は箕輪工業の山川主将が務める。
辰野は蓼科と松本第一の勝者と17日、諏訪湖スタジアムで対戦。駒ヶ根工業は岩村田、伊那北は屋代、赤穂は須坂東、高遠は松本工業と15日、箕輪工業は小諸、伊那弥生は須坂園芸、上伊那農業は犀峡と16日、それぞれ各球場で初戦を戦う。
大会は松本市野球場を主会場に県営長野野球場、県営上田野球場、諏訪湖スタジアム。長野オリンピックスタジアム、県営飯田野球場の6会場で4回戦までを展開。19日の予備日、23日の移動日、26日の休養日をはさみ、順調に日程を消化すれば27日に準決勝、28日に決勝を向かえる予定だ。
上伊那関係校の初戦の日程は次の通り。
▽15日=駒ヶ根工業竏抽竭コ田(午後2時、長野)、伊那北竏忠ョ代(午後0時30分、飯田)、高遠竏衷シ本工業(午前11時30分、松本)、赤穂竏註{坂東(午後2時、松本)▽16日=箕輪工業竏衷ャ諸(午前9時、諏訪)、伊那弥生竏註{坂園芸(午前9時、長野)、上伊那農業竏注メ峡(午前10時、飯田)▽17日=辰野竏剃ネと松本第一の勝者(午後2時、諏訪) -
議員定数の取り扱い次回の全協で
宮田村議会は29日に全員協議会を開き、区長と懇談するなど検討している議員定数のあり方について話し合った。どのように取り扱うか、次回の全協で最終的な確認をすると申し合わせた。
維持、削減と議員間の意見は分かれており、全協で一本化に調整するのは難しい状況だが、慎重を期そうと改めて検討を重ねることに。
「9月議会で条例改正案を発議し、個々の考えを本会議上で明らかにすべき」「定数を16から12にしてまだ1期目。慎重になるべき」など、意見があがった。