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宮田中吹奏楽部とアンサンブル信州in宮田が共演でオーケストラ
宮田村を拠点に有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」は6日、宮田小・中学校の全校児童、生徒と交流した。中学校吹奏楽部との初共演も実現。心ひとつに見事なオーケストラを響かせ、感動の輪が広がった。
24人の団員が半数づつ両校を訪問。宮田中ではアニメ「ハウルの動く城」などを演奏したほか、バイオリン、ビオラなど各弦楽器の音色の違いなどを紹介した。
校歌の演奏に吹奏楽部の2、3年生20人が参加。一流奏者の弦楽器に、子どもたちの伸び伸びとした管絃、打楽器が溶け込んだ。
調和した演奏にあわせて全校生徒が歌い、会場はひとつに。生の音楽の楽しさを満喫した。
吹奏楽部部長の宮澤結さん(14)は「音が違う楽器が混ざりあい楽しかった。アンサンブルの皆さんからパート練習の大切さも学んだ。南信大会に向け頑張りたい」と感動した様子。
アンサンブルのバイオリン奏者竹中勇人さんは「小さな村で、こんな日本に先駆けた取り組みができてうれしい」と話し、子どもたちも招待する7日の定期演奏会に期待を込めた。 -
消防団操法激励会
消防団ポンプ操法、ラッパ吹奏の上伊那大会(7月15日・伊那市)に出場する宮田村の3チームの激励会が4日、村農業者体育館などであった。清水靖夫村長や近藤満消防委員長らの激励を受け、健闘を誓った。
ラッパは合同、ポンプ車、小型ポンプ両操法は、先月末に開いた村大会の優勝チームが代表に選ばれた。
2分団3部=河原町=は7年連続でポンプ車の代表。
3分団3部=大田切=は6年ぶりに小型ポンプの代表となり、激励会で唐澤忠主将は「悔いの残らない練習をして、悔いの残らない結果を残してきたい」と力強く語った。
清水村長、近藤委員長は「練習あってこそ結果が残せる。村の消防団は近年、上伊那で優勝など立派な成績を残しているが、重圧に負けず力を十二分に発揮してきて」と激励。
平澤成己団長は「団の代表として恥じることなく、高い目標に向ってまい進しよう」と呼びかけた。 -
記者室年金
昨日、飯島町役場で伊那社会保険事務所職員が出張し、年金相談会があった。一連の年金記録不備問題を受け、町民の関心は高く、開始前から続々と訪れ、50人余が相談した▼様々な理由で職場を転々とした人、2つ以上の制度にまたがる人、社会保険が完備しているかも分からない零細企業に勤めた人など、不安を感じている人は多い。電話したり、相談に行くなど行動に移す人の何10倍もいるだろう▼安倍首相は記録を照合し、加入履歴を記入した「ねんきん特別便」を全員に送付すると明言している。大丈夫だとは思うが、参議院選挙の結果に関係なく、実践されるように注視したい。年金は高齢者にとって命綱。出来のいい孝行息子よりも、頼りにしている人は多い(大口国江)
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核廃絶を訴え、中川村から平和行進
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県教組などでつくる実行委員会が主催する「被爆07年核兵器廃絶上伊那網の目平和大行進」は6日、20人余が参加し、中川村から上伊那を縦断する。
一行は役場前で集会を開き、曽我村長から激励を受けた後、「核兵器のない世界のためにともに歩こう-国民平和大行進」と書かれた横断幕や、団体名を記した桃太郎旗を手にスタートした。
松川町から引き継いだ平和行進は、沿道の人々に、核廃絶や恒久平和をアピールしながら、国道153号を北上、飯島町、駒ケ根市を経て、伊那市役所へ。長谷・高遠ルートと合流する。7日は南箕輪村、箕輪町を経て、辰野町役場で長野・山梨コースと合流、川岸駅で諏訪に引き継ぐ。上伊那の参加者は約350人を見込む。 -
【高校野球紹介】(4)箕輪工業
正規部員の3年生4人、2年生1人、1年生3人に加え、バレー部から3人(いずれも3年)を補充し、構成した。助っ人や1年生は野球経験が少ないため・スのびしろ・スは未知数。「技術はともかく体、気持ちでボールを止め、取れるアウトはしかっり取りロースコアゲームに持ち込みたい」(鈴木監督)。
エースは、一昨年秋から投げている経験豊富な右上手の山川(3年)。ストレートにカーブなどの変化球を織り交ぜた投球に磨きがかかり、昨年と比べて制球力は向上。頼れる主戦に監督は「根気よく下目にボールを集めてくれれば」と期待する。
守備は、浦野(3年)、齊藤を外野からコンバートし、二遊間を任せる。ムードメーカーの一塁松崎(3年)、捕手山田(2年)には、声でチームを引っ張っていってほしい。
打撃は、長打力と勝負強さのある松崎を4番に据える。バレー部だった兼子にも注目。バッティングセンスがあり、本番では主軸に置く予定。助っ人部員に走塁技術が備われば打順に幅が持て、好機も広がるところだ。
初戦は小諸と対戦(16日午前9時縲恊z訪湖スタジアム)。勝ち上がると2回戦の相手は大町(18日午前9時縲恣ッ球場)。
山川亮太主将
先制点を取り、ロースコアゲームに持ち込みたい。そのために、しっかりと、みんなで盛り上げていきたい -
橋爪まんぷさん 絵本原画展
伊那市境南の漫画家橋爪まんぷさん(66)の「絵本原画&イラスト展」は10日まで、同市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。橋爪さんが挿し絵を手掛けた民話絵本「仁王さまとキツネ」の出版記念で、原画17点などを展示している。
「仁王さまとキツネ」は、上伊那地方に伝わる民話を題材とする。退屈な日々を過す仁王さまが自由気ままに生きるキツネにあこがれる話。橋爪さんは「人間っぽさ」をキツネの表情などに込めたという。
作品は箕輪町の児童文学作家、小沢さとしさんが書き下した作品。出版は郷土出版社。定価1680円(本体・1600円)で県内の書店などで販売している。
同ホールでは、キツネを題材としたイラスト約50点を展示販売している。擬人化したキツネがスポーツをしたり、楽器演奏をしたりしているユーモアあふれる作品が並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後5時まで)。 -
弥生祭、7、8日に
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の文化祭「第48回弥生祭」が7、8日、同校である。
今年は「弥生丸縲怩ゥけぬけろ平成縲怐vをスローガンに、クラス、クラブ、委員会ごとにさまざまイベントを企画。クラス企画は、1年生が地域の人に楽しんでもらえるような屋台やイベントを担当。駄菓子屋やフリマ、クイズラリーなどといったイベントがあるほか、2年生はクラスごとに修学旅行で訪れる沖縄に関する展示やイベントを準備。3年生は、正門装飾や野外ステージなどといった大掛かりなものを担当しており、3Fがグラウンドに設置するはりぼて「弥生丸縲恚M方の願い届けます縲怐vには、全校生徒の願い事を張り、文化祭最後のファイヤーストームで燃やす。
そのほかにも文芸系クラブによる作品展示や舞台発表、運動系クラブによる食べ物屋台など、多彩な催しの準備が進んでいる。
実行委員会のメンバーは「みんな短い準備期間の中で作った素晴らしい企画があるので、ぜひ見に来てください」と呼びかけている。
7日の一般公開は午前11時縲恁゚後3時半、8日は午前10時縲恁゚後3時。 -
箕輪町スイミングプール
50メートルプールは老朽化で今季開放せず箕輪町教育委員会は、14日から利用が始まる町スイミングプールで、老朽化により底や壁がはがれてきている50メートルプールは開放しないことを決めた。今季は25メートルプールと幼児用のみの利用となる。
スイミングプールは70年に完成。96年に全面改修し、その後も補修をしている。50メートルプールは、底や壁の鉄板にかぶせた強化プラスチック繊維が部分的にはがれるなど老朽化が進んでいる。
全面改修にはおよそ3千万円かかる見込みで、町教委は対応を検討。50メートルプールは、利用が小学校高学年以上で、浮き輪やビーチボールは使えず、競泳用として開放していることから利用頻度が低いこともあり、開放しないこととした。利用者の安全確保のため、すでにプールの周囲にフェンスを設置した。
町教委は来年度以降の対応について、「今後検討していく」としている。
今季は14日にオープンする。14、15、16、21、22日と28日から8月19日までの28日間開場する予定。14、15日は無料開放。利用料は大人200円、高校生150円、小・中学生100円、付き添い者100円、小学生未満無料。 -
ウェルネス箕輪推進協議会
箕輪町は、信州大学、NPO法人ウェルネス・ステーション事業機構と連携し、ウェルネスをテーマにICT(情報通信技術)を活用した「ウェルネス箕輪『健康体づくり』プロジェクト」を始める。4日、3者で構成するウェルネス箕輪推進協議会の初会合を町役場で開き、みのわ健康アカデミー事業などを説明し情報交換した。
協議会委員は10人。委員長に信州大学教育学部の寺沢宏次准教授を選出した。
同プロジェクトは、町民がだれでも参加でき、即座に健康状態を把握し効果的な運動指導などを受けられるような方法の開発、身体機能とコミュニティづくりのモデル化を目標とする。
本年度は、町民の参加・協力により四肢筋肉などの体組成分析、健康体づくりのための事業化案などを研究、調査する計画。
寺沢委員長は、「プロジェクトがますます発展し充実することを考え、日本の健康事業のコアになる事業にしていきたい」と話した。 -
JA上伊那、七夕に合わせて浴衣で窓口対応
7月7日の七夕にちなんで5日、上伊那農業協同組合(JA上伊那)伊那支所の女性職員が、浴衣を着用して窓口対応に当たった=写真。
制服とは異なる涼しげな浴衣姿でしばし暑さを忘れてもらおう竏窒ニ同支所では例年七夕に合わせて浴衣での窓口対応をしており、金融部が実施している「サマーキャンペーン」のPRも兼ねている。
今年は金融、共済部の女性職員6人が自慢の浴衣を着用。店内には、来店者に願いごとを書いた短冊をつるしてもらうための七夕飾りも設置した。
女性職員の一人は「お客様も涼しげだと言ってくれ、雰囲気も変わるため会話も弾む。中には『夏中これでいいのでは』と言われることもある」と話していた。
浴衣での窓口対応は6日まで。また、空クジなしのくじ引きも用意されている。 -
はら美術で「井月と三頭火」森貘郎板画展
伊那市旭町のはら美術で5日から、千曲市在住の森貘郎さんの個展「井上井月没後120年記念竏宙芟獅ニ山頭火竏秩v板画展が開かれている。井月や三頭火などが詠んだ句とともにその情景を映し出した板画作品約60点が、訪れた人の目を楽しませている。
森さんのほか、伊那市の俳人・春日愚良子さんら4人の共著『信濃路の山頭火』(ほおずき書籍)の出版記念に合わせて企画したもので、山頭火が敬慕した井月の句約20点の板画も今回の個展に合わせて準備した。
木版の特徴を生かした版画作品を作り続けた棟方志功の作品に魅了され、独学で板画を始めた森さん。1980年には日本板画院展に入選し、現在は日本板画院の同人として活躍している。また、北信地域と縁の深い小林一茶の句を作品としたことをきっかけに、俳句の情景を作品とすることも多くなり、10年ほど前からは井月の句にも取り組んでいる。
今回は井月の代表的な句とともに井月本人を描いた作品も何点かあり、森さんは「井月本人を描いたのは今回が初めて。句とともに井月の像を感じていただけたら」と話していた。
また、6日の午後2時からは森さんと春日愚良子さんによる「井月と山頭火」をテーマとしたギャラリートークもある。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
伊那養護学校の子どもたちに三遊亭金翔さんらが落語を披露
落語の言葉遊びとリズムを楽しんでもらおう竏窒ニ4日、三遊亭金時門下で二つ目の三遊亭金翔さん(32)と、おはやしと三味線の恩田えりさんが伊那市の県伊那養護学校を訪れ、重度の障害を持つ「つくしグループ」の子ども15人に落語と寄席ばやしなどを披露した。
高座に上がる機会の少ない若手落語家に、落語を披露する場を提供する活動をしている協力者の支援があり、前日の夜、伊那市内の居酒屋などで「伊那谷寄席」を開催した金翔さん。そこで知り合った伊那養護学校の教諭から、養護学校の子どもたちが落語のCDや本などを教材として活用していること教えてもらい、ぜひ生の落語を聞いてもらおうと養護学校を訪れた。
演目には「平林」を選択。子どもたちは体を動かしながら、登場人物が放つリズミカルなフレーズを楽しんでいた。また、恩田さんとともに寄席が始まる前にたたく一番太鼓や二番太鼓、寄席はやしなどの説明もした。
金翔さんは「反応が素直。一緒に楽しむという会になり、こちらも助けられた。養護学校での落語は初めてだったが、楽しんでいただけるのであれば今後もぜひ声をかけていただきたい」と話していた。 -
【記者室】車がはねた水でずぶ濡れ
雨の降る夜8時ごろ、駒ケ根市内の歩道を傘をさして歩いていたところ、猛スピードで飛ばしてきた車に車道のたまり水をたっぷりと浴びせ掛けられて全身ずぶ濡れ。「こんちくしょう」と思い、ナンバーを読み取ろうとしたが車は既に遠くへ走り去ってしまっていた▼車での水はねは道路交通法違反だぞ、などと目をつり上げるのも大人気ないが、腹が立つことおびただしい。だが待てよ。運転する側の立場からすると、水を浴びせても気付かずにいることが多いのかもしれない。筆者も含めて…▼運転の基本は周囲に対する配慮だ。水ぐらいで済めばいいが、歩行者への思いやりが欠けた運転を続けていると、長い一生のうちにはいずれ大きな事故を起こすに違いない。(白鳥文男)
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果樹栽培アシスタント講習閉講
高齢者らの就業促進のためのシニアワークプログラムの一環として駒ケ根伊南広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)が4月に開講した地域密着型技能講習「果樹栽培アシスタント講習」の最終講座と閉講式が5日、駒ケ根市東伊那のふるさとの丘「ふるさとあゆみ館」で開かれた。シルバー人材センター会員以外の一般も含む駒ケ根市、飯島町、宮田村の19人の受講生が修了証書を受け取った=写真。竹村理事長はあいさつで「皆さんは生き生きとした表情で講習に臨んできた。せっかく覚えた技能。有効に生かすようこれからも精進を」と呼び掛けた。
全5回にわたった講習で受講者らは農業改良普及センターやJA上伊那の職員らの講義を受けたほか、会場の近くに住むリンゴ園主北原友一さんの園を借りて花摘み、摘果などの実技を通じてリンゴ栽培に必要な知識や技能を学んできた。 -
サンポーが寄付
不動産、アパートの販売や建設などを手掛けるサンポー(本社・駒ケ根市、北村武夫社長、48人)は5日、今年度創立40期を迎えるのを記念して駒ケ根市に10万円を寄付した。北村社長と伊東正幸業務部課長が市役所を訪れ「気持ちばかりだが社会の役に立てて」と中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「地域の企業として40年の歴史を重ね、大いに発展された。寄付金は災害用の発電機と照明器具の購入に充てたい」と感謝の言葉を述べた。
同社は地域貢献の一環として、社屋近くの道路のごみ拾い作業なども行っている。22日に記念の式典と講演会などをアイ・パルいなんで開く。 -
駒ケ根警察署中沢駐在所移転新築へ
駒ケ根市中沢菅沼にある駒ケ根警察署中沢駐在所は1974年新築後32年が経過して建物が老朽化したことなどから本年度、中沢下割の主要地方道駒ケ根・長谷線中沢地域バイパス(建設中)沿いに移転、新築される。移転先の敷地面積は410平方メートル、建物は現在設計中だが平屋建て約130平方メートルとなる予定。地域住民が気軽に訪れることができるよう、事務所内にコミュニティ・コーナーを設けるほか、身体障害者なども利用できる外来者用トイレや駐車場も備える。入札を経て9月に工事を始め、来年3月の完成を見込んでいる。同署は「地域バイパスの完成に伴って道路状況が良くなると予想されることから、機動性などの面で一層地域に貢献できるのでは竏秩vと話している。同駐在署は同市の竜東地域(中沢、東伊那)全域を管轄している。移転後も管轄区域は変わらない。
用地は警察と市が協議し、地元住民らの意見を聞きながら選定。06年2月に市が約300万円で取得した。建物の建設は県の事業。 -
梅が里麦酒きょう6日発売
宮田村の住民有志でつくる村おこし実行委員会が企画し、村内酒販店7店のみで取り扱う名水地ビール第2弾「梅が里麦酒」が6日、販売を開始する。無ろ過にこだわり、水の特性を十分生かしたキレのある飲み味。「すっきりした本格的なドイツスタイルの味を楽しんでほしい」と関係者は話している。
新田区の梅公園にわきあがる水を使用し、近くの南信州ビール駒ケ岳醸造所で千リットル限定で製造した。
価格は330ミリリットル瓶で500円。細田入田酒店、伊東酒店、正木屋酒店、同バイパス店、綿屋、スーパーこいち、Aコープ宮田店で取り扱う。
6日午後6時半からJA宮田支所で、発売記念パーティーをする(会費2千円)。チケット売れ行き好調で、当日会場でも受け付ける。
醸造元南信州ビールの竹平考輝さんにとっても自信作。「想像以上に素晴らしい出来映え。今までの我が社にはない味で、差別化を図ることもできる」と期待を寄せる。
##写真
梅公園の名水を使用した「梅が里麦酒」 -
養魚場閉鎖で放流魚確保できず恒例のマス釣り大会中止に
宮田村の小田切川で毎年夏のお盆にあわせて開かれるニジマスの魚つり大会が、新田区の宮田養魚場閉鎖で放流する魚を仕入れることが困難と判断し、中止となった。主催する自然を呼び戻す会の加藤一彦会長は「楽しみにしてくれた人も多く、本当に申し訳ない」と話している。
つり大会は同会発足当初の15年前から毎年8月14日ころに開催。参加無料とあって村内外の家族連れなどに人気があり、村のお盆の風物詩として定着していた。
毎回1300匹のニジマス、アマゴを放流していたが、5月末に天竜川漁協が養魚場を閉鎖したことで仕入れ先が宙に浮く事態に。
他所から魚を仕入れることも検討したが、遠隔地で渓流魚の運搬が難しいと分かり、やむを得ず今年は中止を決めた。
村観光協会は補助金を出して共催してきたが、「マス池(養魚場)と地元がつながる取り組みでもあったと思う」と事務局の村商工観光係は話す。
「例年250人もの参加があり、さみしい気持ちがする」と加藤会長。来年以降は未定だが、何か考えていきたいとも話した。 -
アンサンブル信州in宮田、7日の定演に向けリハ開始
宮田村を拠点に国内外の有望な若手演奏家が集まる弦楽合奏団「アンサンブル信州in宮田」は5日、24人の団員が同村に入り、7日の定期演奏会(駒ケ根市文化会館)に向けてリハーサルを開始した。5周年を迎え、団員も固定。到着早々、熱い練習に臨んだ。6日も午前10時から午後6時(午後2時から1時間は中断)まで行い、一般にも公開する。
「地元の皆さんの支援で5年目を迎えられる。いつも満員の観客の声援が私たちのパワー。今年も楽しみたい」とコンサートマスターを務めるバイオリンの浅井万水美さん。
初回から参加する伊那市出身のビオラ奏者宮坂千夏さんをはじめ、団員は顔なじみばかりだが、厳しさも交えながら本番に向けて調整を続けた。
今回の定演では、世界を舞台に活躍するチェロ奏者のドミトリイ・フェイギンさんがハイドンの協奏曲でソリストを務めるなど、聴きどころが満載。
イタリア古典派のレスピーギ、ウィーン(オーストリア)のハイドン、ボヘミア(チェコ)のドボルザークと、国際色豊かな名曲を繰り広げる。
7日午後2時から上伊那の小中学生1000人を無料招待する子どものためのコンサート、午後6時から一般対象の演奏会を開く。
前売り3千円、当日3500円で宮田村民会館、駒ケ根市文化会館などで発売中。問い合わせは加藤テレビ85・4220まで。 -
【高校野球紹介】(3)伊那弥生ケ丘
主戦平沢(3年)を中心とした守備で最小失点の試合を目指す。課題の打線は「9人の攻撃のバランスが取れてきた」と原監督。夏に向けて調子を上げたチームは、5年振りのベスト8を狙う。
130キロの速球とスライダー、カーブの変化球を持つ上手の平沢。6月から内角を攻めるよう心掛けてきたため、決め球の外角直球が生きてきた竏窒ニ監督は、エースの仕上がりに満足する。
継投には、右上手の佐々木(2年)、同じく宮沢(同)、右下手の春日(3年)が控える。
守備は、経験を積んだ小島、唐沢の3年生が二遊間を務め内野に安定感が出てきた。捕手の塩沢(2年)竏瀦ス沢のバッテリーも大きく成長したという。「守備はピンチの場面を多く経験してきたことでシビアに対応できるようになった」(原監督)。
打線は、「状況に応じたバッティング」に磨きがかかる唐沢を先頭打者に起用し、宮沢、佐々木、小島を中軸に置く。下位打線には不安を感じるが監督は「全員で攻撃をつなげていきたい」と話す。
初戦は須坂園芸と対戦(16日午前9時縲恁ァ営長野野球場)。勝ち上がると2回戦の相手は臼田(18日午前9時縲恣ッ球場)。
春日秀仁主将
ピッチャーを中心に、一つでもエラーを少なくして守備でリズムをつくり、攻撃につなげたい。目指すはベスト8。 -
年金出張相談に50人余
年金記録不備問題を受け、伊那社会保険事務所の出張年金相談が6日、飯島町役場であった=写真。開始の30分前から、続々と町民が年金手帳や年金証書、印鑑などを持参し訪れた。
午前9時30分から午後4時までに、受給者を中心に50人余が職歴などを説明し、真剣に相談していた。
飯島区の男性は「勤めを色々と変わっているが、勤務先でちゃんと処理してもらえているか不安」。また、本郷地区の女性は「若い時は厚生年金、1時国民年金にも加入した。住所も変更したので、継続されているか心配」と話していた。 -
珍しい花バナナを展示
「きれいな色だね、花バナナ」-。中川村片桐の中川文化センター前に、珍しい鑑賞用の花バナナ(ムサ・ヴェルティナ)の大鉢が展示され、来場者の目を引いている。
この鉢は南田島の矢沢義幸さんが持ちこんだ。バショウのような大きな葉の中に、直立した花序があり、その下に5、6センチの赤い実を数個つけている。
矢沢さんによると、5年前、知人から株分けしてもらい、ハウスで大切に育て、2年前から花が咲き、実った。
実を割ったところ、種ばかりで食べられなかったとか。 -
ラベンダー摘み取り最盛期
飯島町七久保の道の駅、花の里「いいじま」のラベンダー園で摘み取りが最盛期を迎えた。ラベンダーはつぼみがふくらみ、今が摘み取りの適期。
来場者は1面青紫色の園内で、花の香りに包まれて、1本1本つぼみを摘んでいる。
同園は20アール、早生(わせ)系の「ノウシ3号」から晩生種のスーパーカビリアンブルーまで20種類500株を栽培。7月中旬まで摘み取りができる。
ちなみに摘み取り料は直径7センチの紙コップいっぱい500円で、たっぷり摘める。
同園は施設建設が予定されており、摘み取りは今季限りとか。 -
まほら伊那民謡会 新宿区民謡大会出演
新宿区と友好都市提携を結ぶ伊那市の代表として「まほら伊那民謡会」(伊沢寛代表)が1日、同区四ツ谷区民ホールであった新宿区民謡大会に参加した。約20年ほど続く交流事業の一環。同民謡会のメンバー11人は、観客約700人の前で「天竜下れば」など3演目を披露した。
大会には区民でつくる40の民謡団体が参加し、全国各地の民謡を題材に86演目があった。この中で伊那民謡会は、特別出演として「天竜下れば」「絵島節」「伊那節」を三味線、太鼓、尺八の演奏で歌い、踊った。
同行した、市関係者は「新宿区民にも喜んでもらえたと思う。演目の中では『伊那節』などの民謡を歌う団体もいたが、本場の生の演奏と歌、踊りを披露できてよかった」と話した。
旧高遠町が1986(昭和61)年7月に同提携を結んだのがきっかけ。民謡大会を主管する新宿区民謡連盟との踊りを通じた交流は88年から始まった。本年は「伊那まつり」の市民おどりに同連盟メンバーが参加する予定だ。
「新宿区民謡大会」に参加するメンバーら -
かんてんぱぱで第28回長野県陶芸展開催
長野県陶芸作家協会(篠田典明会長)による第28回長野県陶芸展が8日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。若手からベテランまで25人の陶芸作品約500点が、訪れた人の目を楽しませている。
同協会に加盟する県内の作家らが年に一度開く作品展で、同会場では4回目。
例年各作家が個々人のブースを持ち、作品を出展しているが、今回は「赤と黒の共演」をテーマに、作家の作品を一堂に集めたディスプレイを設置した。
陶芸の歴史が浅い長野県の場合、各作家が全国の焼き物の名所で技術を身に付けて県内で活動を続けていることが多く、展示作品も瀬戸、備前、織部など多彩。上伊那からは、駒ヶ根市の湯沢千春さん、岡田和也さん、伊那市長谷の竹島覚二さんが出展している。
出展者の一人、篠田弘明さん(49)は「多彩な作品からそれぞれの作家の目指しているところを見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時より抽選会、午後4時まで)。 -
新山保育園と美篶東部保育園はハッチョウトンボを見学しながら交流
伊那市の新山保育園の全園児5人と美篶東部保育園22人の年少から年長までの園児が3日、新山にあるハッチョウトンボの生息地「トンボの楽園」を訪れ、地元にある貴重な自然に触れながら交流を深めた。
自然に親しみながら規模の小さい園の園児らに多くの友達との関わりを学んでもらおう竏窒ニ、今年初めて両園で企画した取り組み。バスで訪れた両園の園児らは、簡単な自己紹介をしてから木道の上から園内を見学。ハッチョウトンボを見つけると「いたいた」「かわいいね」などと喜びながら、食い入るように見入っていた。
この日トンボの楽園を初めて訪れた美篶東部の園児の一人は「ハッチョウトンボは初めて見た。赤くてかわいかった」と笑顔で見つめていた。
両園の園長を兼務する山崎富子保育士は「自分たちの育ったところにある貴重な自然を大事に思い、伝えていってもらえれば」と話していた。 -
駒ケ根市幼児幼年教育研究会
駒ケ根市内の幼稚園、保育園、小学校、教育委員会の担当者らでつくる幼児幼年教育研究会は2日、赤穂公民館で07年度研究会を開いた。会員約50人が参加し、赤穂小学校校長の高野普さんの講演「運動遊びについて」を聞いたほか、6グループに分かれて意見交換をした。
高野校長は「今の子どもたちはしょっちゅうけがをする。体力がないというより、敏捷性や柔軟性を養う体験が足りないせいではないか」とした上で「運動を強制すると子どもたちは嫌がるが、ちょっとした工夫次第で遊びの中にさまざまな運動を取り入れることができる。身の回りの物を使って楽しく動くことが大事だ」と呼び掛けた=写真。参加者は時折メモを取りながら熱心に発表に聞き入っていた。 -
紙人形展
駒ケ根市福岡の故長島寿久さんが製作した紙人形の展示会が駒ケ根市立博物館ロビーで26日まで開かれている。光前寺の稚児行列、大御食神社のお練りのほか、源義経と弁慶の安宅関の一場面などがそれぞれ高さ約20センチの人形数十体を集めた大作として展示されている。忠臣蔵をテーマにした作品では、勢ぞろいした47士に加え、松の廊下や討ち入りなどの3場面が生き生きと表現されている=写真。製作途中の人形の頭や手足などのほか、はさみなどの道具類も併せて展示されていて、細かな作業の苦労をしのぶことができる。
長島さんは大鹿村出身で、駒ケ根市には1950年から在住。65歳ごろから本格的に紙人形作りを始め、95年には日本人形作家協議会の誌上コンクールに入選した。06年病没。
入場無料。午前9時30分縲恁゚後6時。月曜日休館(16日開館)。 -
みはらしの湯が平日誘客増を狙ったセットメニューの販売を開始
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は4日から、入浴料と食事メニューをセットとした平日限定プランを開始した。七夕にちなんだ和膳「星に願いをセット」を、入浴料と合わせて1400円で提供。入場者が減少する平日の誘客を狙ったもので、今後もそれぞれの季節にちなんだセットメニューづくりを考えたいとしている。
セットプランは今回初めての試み。入浴と食事をセットで提供することで、くつろぎながら同施設を利用してもらおうと考えた。
食事セットのメニューは健康志向に配慮した十五穀米を始め、ざるそば、エビやシメジなどのてんぷら、小鉢、漬物、デザートの全6品とボリューム満点。利用者にお得なセットとなっている。セットは1日20食限定で、8月上旬までの提供となる。
また、利用客からの要望に応えてローメン、カレーライス、焼肉定食などの人気のあるメニューに関しては、ラストオーダーを午後7時半から8時に変更し、サービス向上に努めていく。ラストオーダーの延長は年内いっぱいまで続く。 -
上伊那ごみ処理問題学習講演会
上伊那広域連合によるごみ処理問題学習講演会が29日、伊那市役所であった。市民など約130人が集まり、日本環境衛生センター環境工学部課長の秋月祐司技術士から、最近のごみ処理技術の動向などについて学んだ=写真。
講演会は広域連合が伊那市内に建設することを予定している新しいごみの中間処理施設に対する一般市民の理解を深める目的で開催した。
秋月さんはごみ処理施設の処理方式などを具体的に説明したほか、周辺住民が懸念するダイオキシンや重金属の問題についても触れ、「ごみ処理施設はダイオキシンの分解向上と見られがちだが、煙突を通じてに大気中に出るダイオキシン量はわずか。それがまた数十万縲恊舶S万倍に希釈されるため、食べ物から摂取する量より少ない」とし指摘。重金属のガス化についても「排ガス処理施設に流入する排ガスは200度以下になっているため、重金属類は固体化する」として、ほとんどの施設で99パーセント以上の除去率となっていることを示した。
一方、すすやもえかすなどの微粒子(ばいじん)はこうした有害物質を多く含むため、屋内での積み込みや運搬中に飛散しないための最善策が必要であることを指摘。
また、用地の選定については住民の理解を得るためにはリスクコミュニケーションが重要であることを示し、「行政は安全という情報を伝えていくだけでなく、万が一何かあった場合のリスクに関する情報も正確に伝えていくべき」とした。