-
聴導犬協会新施設建設で説明会
宮田村町三区の村民会館に隣接する村土地開発公社所有の土地に、村内に本部を置く日本聴導犬協会が新たな施設を建て移転する計画に関して8日夜、周辺住民を対象に説明会があった。清水靖夫村長、協会の有馬もと会長らが概要を示した。約20人の住民が出席し、周辺に及ぼす影響や事業内容など質疑を交えて聞いた。清水村長は土地売買(一部賃貸)契約に向け、地域の声も反映させ交渉を進める考えを改めて示し、理解を求めた。
建設の主財源となる自転車振興会の補助が内定し、施設概略が固まってきたことを受け、契約を前に公社と協会が説明会に臨んだ。
新施設は2階建てで、訓練室や利用者滞在の宿泊室などを整備。今後、公社と契約を交わし、今秋着工、来春の業務開始を目指す。
出席者からは周辺に与える影響について質問もあった。
協会側は「新施設では、通常は5頭程度、最大で10頭ほどの犬が訓練する」とし、訓練された犬で、ふん尿をはじめとしたしつけは徹底されていると説明。有馬会長は村民の幅広い協力があって、訓練などの活動が支えられているとも話した。
清水村長は、一部に異論のある村民会館隣接地を村の考えであっ旋した経過も含め「多くの人が出入りし、近くに老人福祉センター、デイサービスセンターもある。福祉の環境が整い、連携ができ好ましい」と話した。
説明会出席者や一部議会側からも挙がっていた住民への情報開示が遅いとの指摘に対し、清水村長は取材に「何も決まっていないのに説明はできない。材料がそろったので、集まってもらった」と話した。 -
宮田小が野鳥愛護校に
宮田村の宮田小学校(清水閣成校長)は、自然に親しみ鳥への愛着が高いと認められ、全国の小中学校が対象の「野鳥愛護校」に指定された。大日本猟友会が認定して交付金を助成するもので、県内97校目、上伊那では2002年に指定された伊那市の西春近北小以来、4年ぶり9校目。9日には指定証の授与式が同校であり、さらに自然への愛着を高めようと、全校児童の前で報告した。
2年2組が校庭にエサ箱を設けるなどして野鳥と親しむ学習を活発に展開するほか、卒業した昨年の6年生が傷んだ野鳥を保護する出来事も。自然にふれ、考える取り組みは、さまざまな形で広がりをみせている。
全校が参加した授与式では、児童会長の上條途夢君とともに、2年2組の山中伸晃君、小澤茉由さんが、上伊那猟友会長の竹入正一さんから指定証、交付金を受け取った。
「2年生の活動が認められた。野鳥が訪れる環境をつくっていきたい」と上條君。山中君は「みんな鳥のことが好き。これからも観察を続けたい」、小澤さんは「クラス全員で鳥の世話を頑張ります」とあいさつした。
この日、さっそく2年生は飯島町で保護されたハヤブサを見学する機会も。清水校長は「さらに活動を広げていけたら」と、子どもたちの笑顔に期待を寄せた。 -
小田切恵子さんの
)
伊那市西春近の木彫家、小田切恵子さんの一刀彫「井月像」を見せてもらった。竹行李を背負い、杖をつき前かがみになった姿、とろんとして切れ長の目が「にかっ」と斜に笑いながらもいやみがない、顔の表情が特にいい▼ほほ笑み地蔵、釈迦像、白狐、猫を抱く少女像、「雉(キジ)の夫婦」など長年、人間味のある慈愛を込めた数々の作品を見続けた私の目には「これはすごい、きっと、彼女の代表作の1つになる」と写った。「父の生き様を重ね、姿はこじきでも、崇高な精神を宿した井月の姿とともに精神性も彫り出したかった」という▼仏師の家系に生まれ、恵まれた感性と技術を持ちながらも、自己の生存の意義を問い続けた彼女の答がこの作品だったのでは(大口国江) -
Beauty-美しきもの」が大鹿村大磧神社で春ロケ
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る「Beauty-美しきもの」の昭和30年代の歌舞伎シーンの撮影が9日、大鹿村大河原の大磧神社舞台で行なわれた。
主役の半次役を演じる片岡孝太郎さん、雪夫役の片岡愛之助さんが出演したほか、上下伊那から200人余が観客役としてエキストラ出演。もんぺや着物など昭和30年代の衣装をまとい、熱心に舞台を見つめ、拍手をするなどして、映画を盛り上げ、感動を共有した。
撮影シーンはシベリアから生還した半次は、かの地で亡くなったとばかり思っていた雪夫が盲目になって舞台に立っていることを知り、連れ帰り、伊那路村の舞台に、半次は立役、雪夫は女形になって立つ。演目は「新口村の段」、雪の道行を演じた。 -
花ろまん(15)カーネーション
母の命日に数10本の白いカーネーションを抱え、亡き母を偲び、友人に配ったという、フィラデルフィアの少女、アンナ・M・ジャービス。賛同者を得て、1914年に公式に「母の日」(カーネーションデイー)としてアメリカの祝日に制定されたという。
日本では5月の第2日曜日、小遣いを握りしめ、子どもたちは花屋へ。赤いカーネーションを買い求め「お手伝い券」などを添えて、母に贈る。母と「母の日」の思い出の中に、いつまでも色鮮やかに赤いカーネーションは咲き続ける。子どもたちに愛され、カーネーションは幸せな花である。
カーネーション(略してカーネ)と言えば、赤や白、ピンクの1茎に1つの大輪の花が咲くスタンダード系の花を思い浮かべる人は多いが、カーネは多彩である。営利品種だけでも2000種類を超える。色は黒以外ならほとんどの色があり、咲き方もスタンダードと1本の茎から3縲・輪の花が咲くスプレー系。復色、覆輪、単弁、絞りなどさまざま。 ナデシコ科、地中海沿岸原産、江戸時代にオランダから渡り、以来、新しい花が次々とデビューする古くて新しい花、カーネについて、個人経営では県下1、2の規模を誇るしなのグリーンファームの代表であり、南信ハウスカーネーション組合の組合長も務める堺沢豊さん=駒ケ根市南割=と、かつて日本農業賞受賞のカーネ栽培名門、清花園(南箕輪村田畑)の加藤秀樹組合長にお聞きした。(大口国江)
##(中見出し)
19棟で20種類100万本を生産、しなのグリーンファーム
67年、伊那市富県で初めてカーネを見て「稲作より、経営的に安定するのでは」と、500平方メートルのビニールハウスにスタンダード系ピンクを作付け。その後、年々規模を拡大し、現在は6600平方メートルで年間100万本を生産する。スタンダード1割、9割がスプレー、赤・ピンクが5割、グリーン2割、残りが白、黄色、オレンジ。「最近のスタンダードは縁取りのあるものや絞り、グリーンなど魅力的な花が出てきた。夏切りから2割に増やしている。スタンダードは広い場所に飾るスタンド花に向き、アレンジ花はスプレーが使い勝手がいい」。
また、ブライダルは薄いピンクのシャレード、シェーラザード、リリアン、グリーン系のグリーンハート、ロイヤルグリーンが人気がある。セレモニーは白、キリスト教では献花に白のカーネを使う「仏花は白が一般的だが、中京や関西では赤い花を使う」と、所変われば色変わるようだ。
「母の日」イコール赤というイメージがあり、「母の日」は赤が根強い人気があるが、「母の日」以外は用途が少ないとか。
「新品種が続々と生まれ、それぞれ性質が違う、性質に適した栽培法を確立することや、品種が多すぎて、の選定が難しい。産地間競争も中国やスペインなどグローバル化している。原油の高騰は燃料費だけでなく、資材や輸送にも影響が出ている。カーネの適温は18度縲・0度、地球温暖化は夏物を作りずらくしている」と、課題も多い。「それでも、カーネはいい、40年作り続けても飽きない」とカーネにこだわる。
同園では「母の日」の13日午前8時縲恁゚後6時まで、1本百円で直売する。贈答や宅配もできる。(TEL83・5311)
##(中見出し)
「カーネーションは散らない、花持ちが良く、かわいい花」清花園の加藤秀樹組合長。
南箕輪村田畑、春日街道の東に27棟の白く輝くガラス温室群が展開する。カーネの名門「清花園(加藤秀樹組合長)」である。同園は76年、5人の仲間が集まり、ガラス温室16棟で共同栽培したのが始まり。57年、団体の部で日本農業賞受賞という輝かしき歴史を刻んだ。現在、4人がそれぞれ独立して経営している。
このうち、組合長の加藤さんは7棟で50万本を生産。スタンダード3割、スプレー7割。色は白が3縲・割、グリーンが2縲・割とか。清花園全体では赤・ピンク系が5割を占める中、ピンクは試験栽培のみと特長的。
苗は国産や海外のパテント苗で、植え付けか約半年で切れる。「多年草で、株が健全なら、何年も切れるのだが、実際には1、2年で更新が必要」とか。
カーネの中で育ったという加藤さんは2代目。「カーネは散らない。花持ちが良く、条件が良ければ夏場で7縲・0日、冬は1カ月も持つ。好きな色は白、価格的にも安定している。白を入れると華やかになり、他の色を引きたてる。グリーン系は目が休まる、濃い色、淡い色と使い勝手の良さも魅力」とか。
カーネはメーンの花ではない、そえ花が基本、どんな花材にもマッチする。そのカーネが1年中でたった1日主役になるのが「母の日」。「『母の日』はは嫌い」と意外なことを言う「注目され、1番気を使う。価格も5月中旬までは高値で推移するが、後半は半値以下になる」とか。「珍しい花、華やかな花が次々とデビューし、カーネ離れが進んでいるが、カーネはかわいい、八重咲きのフリフリした感じがいい。単弁のすっきりした花も趣きがある。消費者の声に耳を傾けながら、これからも作り続けたい」と若き組合長は意欲的だ。
##(写真)見だし
こぼれ話
カーネーションという言葉には「肉色」と言う意味があり、原種の色は「サーモンピンク」だったとか。16世紀の詩人スペンサーがこの花を「コロネーション(花冠)」とよんだことから名付けられた。和名は香りの良さから「麝香(じゃこう)ナデシコ」。欧米女性はこの花を贈られると、先ず、花の中に顔をうずめて、香りに浸るとか。 -
春花壇の中央審査
学校の春花壇の美を競う「フラワー・ブラボー・コンクール」の中央審査が9日、中川村の中川中学校、伊那市の春富中学校、長谷中学校の3校で行われた。県教育委員会や県農政部農業技術科、園芸特産課、中日新聞社ら4人の審査員が、黄色や青、赤などのパンジーで彩られたメーン花壇を、花の生育状況、花壇の設計、地域への波及などを観点に審査した。17日審査会を開き、18日に結果を発表する。
このうち、中川中学校では、「虹」をテーマに、全校生徒が虹のように輝き、心をつないでほしいと願いを込めたメーン花壇を審査。緑化委員会の宮下花歩委員長が、デザインや作業方法、日程などを説明し「2月から3月に掛けて、低温のため、生育が悪く、苦労した」と話した。
また、デイサービスセンター「いわゆり荘」や、特養「越百園」、社会福祉法人「麦の家」などにプランターに植えたパンジーをプレゼントしているなど、地域への貢献にも触れた。 -
飯島町農村保全対策協議会設立総会
飯島町の4地区の農地・水・環境保全対策委員会が設立されたのを受け、全町の活動組織の協調性を確保し、農地・水・環境保全を図る飯島町農村保全対策協議会が設立され、9日夜、農村環境改善センターで、設立総会・定時総会を開いた=写真。
各地区の対策委員会役員、町営農センター、地区営農組合長など委員22人が出席し、規約を制定し、07年度事業計画・予算を決めた。今後、協定書類を作成し、支援活動交付金申請書事務手続きを進める。
規約の事業に▽対策の情報収集と調査研究▽共同活動や営農活動の啓発▽地区活動組織への情報提供、指導▽活動組織間の連絡調整▽活動組織の事務処理と経理処理の補完-などを掲げ、事務所、組織、機関、役員構成などを定めた。
引き続き、定時総会に移り、▽各地区の共同活動実践に向けたサポート▽環境負荷低減に向けた農業の取り組みと、水路機能向上など研修会、講習会の開催▽地区活動組織への情報提供と活動指導▽生態系保全の啓発普及▽事務処理と経理処理の補完▽活動組織からの受託事務事業-などを盛りこんだ07年度活動計画を決めた。予算602万円余
役員は次のみなさん(敬称略)
▽会長=星野光希▽同副=加藤主殿、森岡一雄▽庶務=堀内克美▽会計=米山登▽理事=小林正尚、倉沢公則、伊藤一男、竹沢秀幸▽監査=熊谷功、片桐義博 -
写真展「なんじゃもんじゃ」
伊那市境東のカメラ店「キタハラカメラ」に集う上伊那の写真愛好者による作品展「なんじゃもんじゃ」は20日まで、同市立伊那図書館で開いている=写真。・ス正体不明・スと呼ばれるヒトツバタゴ(通称・なんじゃもんじゃ)のような個性が光る作品に来場者の注目が集まっている。
展示は02年から始まり6回目。一面に広がった塩づくりの釜、牛舎でのんびりした様子で寝転がる猫の写真など、出展者54人が一人1点ずつを展示。被写体をとらえる視点は人それぞれで風景や人物、花などが題材でカラーやモノクロ、デジタル処理した作品などが並ぶ。
メンバーは小学生や大学教授、主婦、会社員、農家などと職業や年齢はさまざま。毎日夕方になると同カメラ店に愛好者が集まり、その日に撮影した写真やデジタルカメラ、プリンターなどの話題で話は尽きないという。
事務局の向山世男さん(70)=伊那市=は「今回は・スなんじゃもんじゃ・スの主旨にあった『これはなんだ』と思わせれ作品ばかりが集まった。身近な場所にいくらでも写真が撮れる場所はあふれている」と話している。
14日は休館日。入場無料。 -
南箕輪村議会
議長に有賀彰司氏、副議長に孕石勝市氏南箕輪村議会は改選後初の議会を8日開き、正副議長選挙で、議長に有賀彰司氏(67)=無所属、南殿=、副議長に孕石勝市氏(66)=無所属、田畑=が当選した。
正副議長選挙は立候補制。議長は有賀氏1人の立候補で、指名推薦により当選。副議長は孕石氏と三沢澄子氏(57)=共産党、北殿=の2人が立候補し、投票で孕石氏が当選した。任期は、正副議長ともに申し合わせにより2年で09年4月26日まで。
有賀議長は、「定数が減り村の皆さんが議員10人に期待するものが非常に大きい。負託にこたえられるようにやっていきたい」。孕石副議長は「開かれた議会運営をしたい。議員と議長とのパイプ役として活力ある議会活動ができるよう全力を出していきたい」と抱負を述べた。
正副議長選挙のほか議会選出議員選挙、07年度一般会計補正予算案など4議案を可決、先決処分2件を承認、監査委員の選任に同意した。
一般会計補正予算は歳入歳出に各3375万円を追加し、総額を41億8375万円とする。歳出の主なものは老人憩いの家バリアフリー工事、商工業振興資金貸付基金積立金、村道109号線工事請負費(地方道路交付金事業)など。
議案は村商工業振興基金の設置に関する条例の一部改正条例、村消防団員等公務災害補償条例の一部改正条例、村老人保健医療特別会計補正予算。先決処分事項の承認は、村税条例の一部改正条例、国民健康保険税条例の一部改正条例。
監査委員は原司宣さん(68)。
委員会構成、議会選出議員は次の通り(敬称略)。
【常任委員会】
◇第1(5人)▽委員長=高見利夫▽副委員長=久保村義輝▽委員=小坂泰夫、原司宣、有賀彰司
◇第2(5人)▽委員長=原悟郎▽副委員長=山本昭子▽委員=三沢澄子、山口守夫、孕石勝市
【議会運営委員会】
▽委員長=小坂泰夫▽副委員長=山口守夫▽委員=高見利夫、原悟郎
【議会選出議員】
◇上伊那広域連合=有賀彰司、孕石勝市
◇伊那消防組合=有賀彰司、高見利夫
◇伊那中央行政組合=有賀彰司、原悟郎
◇県上伊那広域水道用水企業団=有賀彰司
◇伊北環境行政組合=有賀彰司、原悟郎 -
向山和秋個展
箕輪町長岡の向山和秋さん(58)は、風景画を中心とした油彩画の個展を伊那市境東のギャラリー&カフェ「カレッタ」で開いている。
作品は、長田の林道から仙丈や東箕輪の集落を望む「おゝ偉大なり我が故郷」、三日町上棚から西を眺めた「光輝く季節の古里」、人生の生き様を描いた「さあ!最高峰めざして」などのほか、京都旅行でスケッチした舞妓を題材にした「女神のうたた寝」などもある。近作ばかりで10号から50号まで。
向山さんは、自然の中の緑が春から順に色を変えていく過程の美しさを表現したいと研究。「伊那谷の春の終わりから初夏までの美しさを描いた作品。緑の表現に挑戦してみたので、それを味わってほしい」と話している。
展示は16日まで。午前11時縲恁゚後6時。13、14日休み。販売もする。 -
音楽評論家
伊那市
山田英子さん07年3月3日、全国音楽評論家協会の認定を受け、音楽評論家になった。
認定を受けるまでには年4回の試験があり、内容は50種類にも及ぶ。「段階を踏まないと評論家にはなれないですね。テストで大変だったけど、ポピュラー、ジャズ、クラシック…といろいろな音楽を勉強しました」。部屋に飾られた認定証。「重みがある。恥ずかしくないように、常に勉強しています」。
豊科町出身。東京で音楽を専門に勉強し、河合音楽教室の講師になった。当時、自宅のほか伊那市、箕輪町、宮田村、豊科町、穂高町、明科町の教室を担当し、約120人の生徒にピアノを指導した。
演奏家の顔もあり、結婚式場の専属エレクトーン奏者として活躍。ピアノ奏者として結婚式やパーティーで演奏したり、弾き語りもしている。
現在は、長野ミュージシャンスクールの看板を掲げ、エレクトーン、ピアノ、キーボード、楽典、カラオケを指導する。自宅教室に加え、松本市では先生にピアノを教え、カラオケは5教室。カラオケ指導は、「本格的に教えてくれる」「覚えやすい」と評判で、ピアノを弾きながら発声、音程、楽譜に始まり、言葉、曲の表情、マイクの扱い方、礼儀まで基礎から総合的に教える。
日本音楽審査員協会の歌謡師範、歌謡教授、歌謡講師で、優良音楽審査員でもある。地元では伊那ケーブルテレビジョンのカラオケ大会の審査員を長年務めるほか、全国各地に出向き、先ごろ全国大会の審査員もした。5月4日には、日本音楽審査員協会主催の段位認定カラオケ大会長野県大会の大会長も務めた。審査だけでなく、自身も国立劇場やNHKホールなどさまざまなステージで歌っている。
他方面で活躍し多忙な日々だが、毎日5時間は勉強する。「先生は常に勉強しないといけないのよ。人の上に立つには、いろいろ勉強してないとなれない」。1時間半から2時間はピアノを弾き、本やテープを買って勉強する。歌も1曲を何百回と歌う。「歌詞を3番まで覚えるのは大変。家の中でも、いつも声を出して歌ってる」。努力を惜しまない。
「挑戦することが好き」。多趣味で花、食器、骨董品、料理、ファッションにも凝っている。「何でもセンスよ。常に人を見て自分を磨き上げる。それが大事かな」。音楽と趣味。一つひとつは異なるものだが、それらすべてが今の自分を形成しているという。
「人の気持ちを考えて、人のために生きる。人と人の出会いをとても大事にしているの」。そんな生き方が人を引きつけ、周囲に人が集まる。「音楽を教える仕事を大事にし、音楽評論家として常に上を目指していきたい」。大好きな花に囲まれながら、勉強の日々は続く。(村上裕子) -
赤穂東小春の交通安全教室
駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)は8日、春の交通安全教室を開いた。1・2年生は登下校時の安全な歩き方を、5・6年生は自転車の乗り方の指導を受けた。
教室のために自宅から自転車を持ち込んだ5・6年生は駒ケ根署の警察官から自転車の安全運転について「まず乗る前にブレーキの点検やサドルの高さ調整をし、道路ではしっかり安全確認をするように」と注意を受けた。児童らはヘルメットをかぶって自転車にまたがり、学校周辺の道路に出て実地訓練。交差点などに立つ警察官や安協役員、教職員らの助言を受けながら慎重に走ったり、横断歩道や踏切を渡ったりした=写真。中にはうっかり道路右側を走って注意される児童もいた。
3・4年生の交通安全教室は10日に行われる。 -
昭和伊南病院健診センターリニューアル
駒ケ根市の昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は一部改装工事を行っていた健診センター(山田幸宏センター長)の完成に伴って7日、記念式典を行って施設内を関係者に公開した=写真。センターは05年4月に開設されて健康診断や人間ドックなどの業務を行ってきたが、業績が好調なことから受診者のさらなる増加を図ろうと、会議室などのスペースを超音波検査室や1泊ドック専用宿泊室、リフレッシュルームなどに改修した。述べ床面積は約670平方メートルでこれまでの約2倍となった。総事業費は約3500万円。
病院を運営する伊南行政組合の中原正純組合長は「2年前に健診センターを立ち上げたが、その後予防医療の流れはさらに加速していることから病院経営の大きな柱にしようと今回の改修に取り組んだ。地域住民の期待に応えたい」と述べた。
センターは完成前の4月16日に仮オープンし、既に業務を行っている。 -
駒ケ根市議会全協で報告 広域連合情報システム再構築へ
駒ケ根市は7日の市議会全員協議会で上伊那広域連合情報システムの最適化計画について説明した。計画によると住民サービスの水準向上と経費削減を目的として、現行のコンピューター基幹システムを09年9月までに再構築する。関連する総経費は11年までに約31億1千万円の見通し。
現在のシステムは大型汎用コンピューターを使い、必要に応じて職員がプログラムを自己開発しているが、高度情報化の流れの中で旧態化しつつあることから、情報処理の簡素化、効率化、高度化などのため、抜本的な再構築を図る。これにより、業務コスト、システム処理コストは年間約3億円削減できるという。 -
【記者室】失言の重み 吉村元知事
元県知事の吉村午良氏が亡くなった。と聞いても上伊那地域の住民にとってはピンとこない竏窒ニいうのが実感のようだ。上信越道、長野新幹線の開通や長野五輪開催などを大きな実績として評価する向きもあるが、いずれも県南部にはほとんど関係がなかったから無理もない▼唯一思い出すのがスピードスケート競技を指した「面白くない。ミズスマシみたいに回っているだけだ」との発言だ。言葉というのは恐ろしい。5期20年知事を務めたあげく、多くの庶民の記憶に残ったのは問題発言だけとは▼その後本人は陳謝したが、実際にそう思っていたからこそ口に出てしまったことなのは誰にでも分かる。まさに不覚。吉村さん、今でもあの世で悔やんでいるに違いない。(白鳥文男)
-
アフリカへ毛布をおくる運動
アフリカ協会など5団体でつくる「アフリカへ毛布をおくる運動推進委員会(JBAC)」は31日まで、「アフリカへ毛布をおくる運動」キャンペーンとしてアフリカへ送るための毛布を一般から募っている。
同運動はアフリカが大干ばつに見舞われた1984年、当時のユニセフ事務局長だったジェームス・グラント氏が全世界に毛布200万枚の緊急支援を呼びかけたことを発端としたもの。1985年に当初目標は達成されたものの、アフリカ地域では依然として毛布のニーズが高いことから、日本ではその後もいくつかの団体が合同事業として毛布を送る活動を継続。これまでに360万枚以上の毛布を20カ国に送付した。
収集する毛布はシングルサイズ(140センチ×200縲・10センチ)のもので、綿毛布や普通の毛布よりも薄い毛布、破れたり穴のあいた毛布、汚れた毛布は受け付けない。使用した毛布は必ずクリーニングか洗濯をして出すこと(新品毛布はそのままで良い)。また、毛布の輸送費として1枚につき900円の海外輸送協力金を求めている(海外輸送協力金のみの協力も可)。
また、構成団体の一つ立正佼成会の伊那協会青年部は、20日に箕輪町のジャスコ箕輪店、伊那市高遠町の食彩館、駒ヶ根市の西友でユニセフ募金のための街頭募金を実施するため、そこでも毛布の収集を行う。
時間は午前11時縲恁゚後2時。
問い合わせは立正佼成会伊那協会(TEL72・2996)三沢さん。
毛布送付先は郵便番号230竏・054横浜市鶴見区大黒埠頭15番地日本通運大黒国際貨物センター「日通大黒毛布係」、海外輸送協力金振込先(郵便局口座)は口座名義「アフリカへ毛布をおくる運動事務局」、口座番号「00110竏・竏・51756」
問い合わせは(TEL045・503・2222)。 -
園芸福祉実践講座開講
伊那市社会福祉協議会で8日、07年度のボランティア講座「園芸福祉実践講座」が開講した。
園芸福祉は花や緑を育てながら仲間づくりや植物と触れ合う時間を楽しむことなどを目的としたもので、県内でも各地で取り組みが進んでいる。今回、元信州大学教授で長野園芸福祉ネットワーク代表の藤田政良さんの提案で、市社協でも実践講座を開講。花壇作りの基礎を学びたいと考えている人や福祉施設や地域の花壇作りに取り組みたいと考えている人などに参加を呼びかけたところ、上伊那各地から25人の受講者が集まった。
講座では、土作りから花壇をより美しくするためのノウハウや気候風土に合った草花の育て方などを伝授していくほか、実際に伊那中央病院の花壇の一部を使って実習を行うことを予定している。
実際に地域の福祉施設などではボランティアで花壇作りをしてくれる人材が求められており、今講座はそうしたボランティアを育成することも目的としている。 -
高校野球・春季北信越県大会 組合せ決定
第116回春季北信越地区高等学校野球県大会(県高野連主催)の組合せ抽選が8日、千曲市の屋代高校であり、対戦カードが決まった。上伊那勢は初戦、辰野(地区予選・南信2位)が上田千曲(同東信3位)と、伊那弥生(同南信3位)が創造学園(同中信2位)と対戦する。
大会は12竏・5日の4日間の日程で、諏訪湖スタジアムを主会場に県営飯田、県営伊那球場の3会場で開幕する。県内4地区の予選を勝ち抜いた全16校で、北信越大会(6月2竏・日)の代表2校と甲子園出場を懸けた選手権長野大会(7月14竏・8日)のシード8校を決める。 -
高遠北小3年生が商店街で聞き取り調査
伊那市の高遠北小学校3年生(池上あやか教諭、11人)は8日、高遠町の商店街で聞き取り調査をした。
2年生のときから、地域学習として社会科の授業を兼ね、豆腐作りや製造業の作業現場などを見てきた。
今回、商店街を取り上げた。児童たちは2班に分かれ、衣料品店や飲食店、酒店、菓子店、旅館などを回った。「おばあちゃんとよく買い物に来る」「このお菓子は、ほかより1円安い」など店内を見て歩き、店主らに売れ筋やお勧め商品、営業時間、仕入れ先などを尋ねた。「売れるために、何をしていますか」と厳しい質問も飛び出し、飲食店の社長は「賞味期限があるから、新鮮なものを置くように気をつけている」と答えた。
調査の結果は、児童たちが撮った写真を使い、絵地図や壁新聞にまとめたいとしている。
今後、市役所、警察署なども見学する予定。 -
城下・灯ろう祭りを一本化
伊那市観光協会高遠支部は主催イベントを見直し、城下まつりと灯ろう祭を一本化することを決めた。7日夜、高遠町地域協議会の第2回会議で報告した。
見直しは行政改革の一環。だるま市、さくら祭り、秋まつり、灯ろう祭の4大イベントとし、ほたるまつりなどは廃止する。
7月末に開く城下まつりと、9月中旬の灯ろう祭を一本化し、8月初旬の伊那まつりや農繁期と重ならないように日程をずらした。「高遠ご城下灯ろう祭り」(仮称)として、9月1日に開く予定。
内容案は郷土芸能発表、みこし、長持ちや騎馬行列など地域の出し物など。
5月中に実行委員会を組織し、内容を検討する。
委員から「文化活動を行革の対象とするのはおかしい」「一本化によって、まつりの良さが消えないか心配する」と疑問もあったが、検討経過を踏まえ、理解を求めた。また、住民のかかわり方の重要性や、ほおずきちょうちんが灯った雰囲気を多くの人が楽しめる夜イベントの企画など意見が挙がった。
高遠支部おまつりプロジェクト委員会の松井教一委員長は「大勢の人が楽しめる祭りにしたい」と述べた。 -
「やまびこリーグ」開幕 9チームが熱戦展開
伊那市やまびこソフトボール連盟(田中春男会長)は7日夜、同市の富士塚スポーツ公園運動場グランドでリーグ戦の開会式を開いた。本年度は30回目の節目。前年度より2チーム少ない9チームの選手ら約100人でナイターソフトの開幕を迎えた。
田中会長は「今年でリーグ発足30周年を迎えるのも先輩方が築いてきたソフトの歴史があるから。近年はチーム数も減少しているが活性化を願い、これから40、50周年を迎えれるよう努力していきたい」とあいさつした。
選手代表の「西町クラブ」主将の竹村勇さん(57)は「ソフトボールの好きな仲間たちと良い汗をかきながら1年間を頑張りたい」と選手宣誓した。
昨年度の優勝チームが優勝旗などを返還し、式典が終わると、早々にリーグ戦が開幕。選手らは生き生きとした表情で初戦を楽しんだ。
同連盟は、満年齢40歳以上の男子、満年齢20歳以上の女子選手を対象としたナイターリーグ。8月上旬まで、富士塚スポーツ公園運動場グランドを会場に全チームが総当たり戦を展開。9月下旬からはトーナメント戦もある。
本年は30周年の記念行事を9月上旬に開催する予定。6月のは事業部を発足し、取り組み内容を決めていくという。
開幕戦の試合結果は次の通り。
▽西町9竏・インターフェアOB▽城南クラブ15竏・竜東クラブ -
ひまわりの里づくり 園児が種まき
伊那市長谷総合支所と国土交通省などが取り組む「ひまわりの里」づくりが8日、長谷杉島の三峰川沿いにある休耕田であった。長谷保育園の園児や関係者約40人が集まり、ひまわりの種をまき、大きく育つことを願った。
「水源地花いっぱい運動」の一環として、上下流域の交流と水源地の大切さをアピールすることが目的。美和ダム、戸草ダム周辺を花でいっぱいにしよう竏窒ニ1992年から取り組みは始まった。
地域住民が所有する約500平方メートルの休耕田を借りて実施した。園児たちは種をバケツに入れ、職員らとともに用意した2千粒の種を約30センチ間隔で2粒ずつまいていった。
年中の河手愛香ちゃん(4つ)は「大きなヒマワリが咲くのが楽しみ」と胸を膨らませながら作業を楽しんだ。園児たちは種に優しく土を被せると、念入りに水をまいて、種が成長するのを期待した。
ヒマワリの種は上下伊那の小中学校、高校、各市町村庁舎などに配布し、栽培を呼びかけ、「水源地花いっぱい運動コンクール」で大きさや高さ、見栄えなどを審査する。
関係者によると、8月中旬には花が咲きそろう予定。
コンクールについての問い合わせは、伊那市長谷総合支所建設水道課(TEL98・3120)へ。 -
浄化槽跡地を手づくりの公園に
宮田村大原区(都筑勝区長)は、下水道整備により使用しなくなった区内の浄化槽を取り壊し、跡地を区民のボランティアで緑地公園にしようと計画。大型連休中には、浄化槽周辺の金網フェンスを取り外す作業を行った。
作業には約30人が参加し、村内の業者も重機を出して協力。取り外した金網は、バレーコート周辺(区第2公園)の穴開きが目立ったフェンスの修繕に再利用した。
今月中にも業者が浄化槽を取り壊し、埋め戻し作業、整地、公園化などはボランティアの手作業で行う予定。区民が地域の環境に目を向け、協力していく考えだ。 -
駅前を美しく彩って、ともいきの会
宮田村町二区の交流グループ「ともいきの会」(矢亀誠一会長)は7日、一昨年の秋から整備管理するJR宮田駅前の花壇で、花の植え付け作業を行った。ペチュニアなど春の花を美しく飾り、多くの人が利用する村の・ス玄関口・スを彩った。
サルディア、ブルーサルビア、アザニア、そして近所の人が「ぜひ植えて」と寄せたシオンなど、多彩な花々を植栽。15人が参加して、心地良い汗を流した。
宮田駅前は一輪の会が広場を整備するなど、住民有志の手により花壇整備が盛ん。殺風景だった景観が花いっぱいの地区へと変ぼうを遂げている。
「これからもみんなで盛りたて、駅前の環境を守っていきたい」と矢亀さんは話した。 -
母の日に向け、カラー
出荷最盛期中川村葛島の富永園芸(富永宏克代表)は、「母の日(5月13日)」に向け、贈答用の鉢花「カラー」の出荷が最盛期を迎えた。ピンク9千鉢、黄色4千鉢、白3千鉢と合わせて1万6千鉢を栽培、関東、中部に向け、毎日3、4千鉢が出荷されている。
同園はカリフォルニア産の球根を年末に、4-5号鉢に1、2球植付け、2-3輪咲いた鉢を選び、透明紙を巻いて出荷している。
富永克之専務は「今年は丈伸びが悪いが、まずまずの出来。カラーは高級感があって、母の日ギフトに最適」と話していた。 -
図書館の日、15周年記念し、にぎやかに
93年5月開館した飯島町図書館は6日、第15回図書館の日を開いた。お話の森や子ども工作教室、大人の切り絵教室など多彩なイベントが繰り広げられた。
「お話の森スペシャル」では、飯島子どもの本の会、図書館職員が出演。かたり「にんじんとだいこんとごぼう」でスタート。大型紙芝居「だんごごろごろ」、大型絵本「はらぺこあおむし」など次々と演じ、子どもたちを物語の世界に誘った。
創作室では5組16人が参加し、小林健一さんから簡単で良く飛ぶ紙飛行機づくりを習い、親子で飛ばして遊んだ。
また、大人の切り絵教室には定員を超える15人が参加、横田克年さんを講師に、「ツバキ」「スイセン」などの作品づくりに挑戦した。
横田さんは「しっかりと固定し、中心の細かい部分から切り始める。隅々まで丁寧に切る」などポイントを説明していた。 -
駒ケ根市市議会会派決定
駒ケ根市議会議員がつくる新たな会派が7日、明らかになった。届け出会派は5。15議員全員がいずれかの会派に属している。
会派と所属議員は次の通り(届け出順)。
▽日本共産党=坂本裕彦(代表)馬場宣子▽明政会=塩沢崇(代表)中坪宏明、宮沢勝人▽創風会=坂井昌平(代表)菅沼孝夫、木下力男、小林敏夫▽あかつき=宮沢清高(代表)竹内正寛、三原一高、加治木今▽komagane市民倶楽部=長谷部清人(代表)下平順一 -
遊休農地対策のチューリップ畑見ごろ
遊休農地を無くし地域を活性化させようと活動する箕輪町上古田の住民組織「これからの農業林業を考えるEグループ」(唐沢光範グループ長)が昨年秋に初めて整備した休耕田利用のチューリップ畑で、紫やピンク、黄色などのチューリップが見ごろを迎えている。
チューリップ畑は、上古田公民館から東へ100メートルほど下った道路沿い。15アールの広さがある。球根は、箕輪町まちづくり住民提案事業の補助金とEグループの会費でまかない、上古田長寿クラブ、西部花街道をつくる会上古田支部も協力して5千球を植えた。
品種はゴージャスとレインボーの2種類。黄、紫、桃、赤、白の各5色で、畑を10ブロックに区画し、1ブロックに500本ずつ咲きそろっている。 -
みはらしの湯が東海じゃらんの行って良かった露天風呂ランキングの17位に
伊那市西箕輪の日帰り温泉「みはらしの湯」がこのほど、リクルートが発刊する観光情報誌『東海じゃらん』で行った「2010人が選んだ行って良かった露天風呂30」のランキング17位に選ばれた。
ランキングは同誌が3月号で行った読者アンケートとネット予約アンケート、各地の観光協会を通じて行ったアンケートの結果を総合したもので、山梨県、神奈川県、愛知県、静岡県など10県を対象として行って良かった露天風呂を聞き、その上位30位までを発表した。
同施設は露天風呂や休憩所から望む南アルプスの美しさなどが高く評価されたほか、温泉に入るだけでなく、みはらしファームでさまざまな体験が楽しめることなどが高い評価を受けて17位にランキング。南信地区でランキング圏内に入ったのは同施設と茅野市の蓼科グランドホテルのみだった。
唐沢寿男支配人は「ゴールデンウィーク中に県外から訪れた人も『ここは景色が良い所だね』と言ってくれる。多くのみなさんに評価していただいたということで嬉しい。地域のみなさんにも地元の景観を改めて楽しんでいただければ」と話していた。
また、5、6日は子どもの日にちなんて菖蒲(しょうぶ)湯にする。 -
駒ケ根市議会正副議長立候補
駒ケ根市議会は7日、全員協議会を開き、正副議長選挙への立候補届け出を受け付けた。議長には共産党の馬場宣子氏と会派あかつきの竹内正寛氏の2人が、副議長には創風会の木下力男氏がそれぞれ立候補した。選挙は10日の市議会臨時会で執行される。
立候補者らは抽選順に演説を行い、議会の活性化や質の向上などをそれぞれアピールした=写真。規定によると当選要件は有効投票数の4分の1以上。定数の15票がすべて有効票だった場合、4票以上で当選が決まる。副議長は立候補者が1人のため、10日の議会で指名推薦を経て決定される見込み。任期は申し合わせにより、いずれも2年。
選挙は議会活性化対策の一環として2年前に初めて導入され、今回が2回目。