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県議選 あす投票
任期満了に伴う県議選は8日、投票が行われる。選挙戦は1日を残すのみで、各派は「悔いのないように、打てる手はすべて打つ」と1票1票を積み重ねる。
上伊那は伊那市区(定数2)に3人、駒ケ根市区(定数1)に2人、上伊那郡区(定数2)に4人がそれぞれ立候補し、9日間にわたる舌戦に突入した。
各候補は連日、遊説や個人演説会などをこなし「最後のお願い」にかける。 -
こいのぼり、武者のぼり、卯月の空に
空は春色に霞み、こいのぼりと武者のぼりが卯月の風をはらんで、悠然と泳いでいる。
真新しいのぼりが立てられているのは、飯島町七久保の斉藤隼人さん宅。昨年9月に生まれた長男の世成くんのもの。
武者のぼりやシルクのピカピカ光るこいのぼり、ひれに膨らみのある最新型のこいのぼりは、世成君のお母さん、陽子さんの実家から贈られたもの。
世成君はこいのぼりを目で追い、ごきげんとか。 -
伊那三女ゆかりの西岸寺のシダレ桜満開
飯島町本郷の西岸寺のシダレ桜が昨年より10日も早く満開になった。
樹齢3-400年のこの桜は、約200年前、花を愛で、和歌を詠み、伊那谷の庶民文芸の先駆けとなった伊那三女のゆかりの桜。
松の緑と白壁のコントラスト、こんもりとした樹形も美しく、絶好の被写体とあって、アマチュアカメラマンや花見客でにぎわう。 -
文化勲章・人気作家版画展 ベル伊那10日まで
文化勲章作家らの版画を集めた展示即売会「文化勲章・人気作家版画展」は10日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
文化勲章作家の東山魁夷の「朝静」「山嶺湧雲」、棟方志功の「桃太郎図」、小倉遊亀の「山百合」など約50点を一同にそろえた企画。
今や人気作家として有名な千住博や、海外で注目を集めている浜口陽三、長谷川潔の作品も並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
【スピードスケート選手 加治木彩さん】
第62回国体冬季大会のスピードスケート競技(1月、群馬県)成年女子500メートルで自身初の優勝を果たした。「どちらかといえば千メートルの方が得意だけど今回はたまたま500が良かった。2番手をキープして最後で抜く作戦だったんですが、思った通りのレースができました」
◇ ◇
小学2年生の時、3歳年上で現在も活躍中のスケート選手新谷志保美(宮田村出身)の父が担任だったことから、新谷がコーチを務める宮田クラブへの参加を勧められ、本格的にスケートを始めた。
「練習は厳しかったけれどつらくはなかった。強制されたわけではなく、自分でやりたいと思ったことだし、スピードに乗って風を切るのが楽しかった」
中学では全国大会1500メートルで2位となるなど、長距離を中心に徐々に頭角を現しつつあった。
ところが進学した東海大三高で大きな転機が訪れる。「お前は今日から短距離だ」とコーチの命令が下ったのだ。
体型や滑りが短距離向きだ竏窒ニいう理由だったが、それまで馴染んできた長距離からの転向は気が重かった。
「えー、今更そんなことできるのかな」と戸惑いを覚えたが反論もできず、渋々従うほかなかった。
「やっぱり最初はすごく抵抗があった。体のつくり方も練習方法も全然違うので苦労しましたが、まだ体ができ上がっていない年ごろだったので思ったよりも早く適応できました。でも、今思えば良いタイミングだったのかな竏秩Bそのまま長距離をやっていたら駄目だったかもしれない。途中で挫折してしまってここまでは来られなかったような気もする。だから今ではすごく感謝しています」
2年の時に出場したインターハイでその答えが出る。千メートルでそれまでの自己ベストを一気に2秒短縮して初優勝を飾ったのだ。
「周りの誰からも期待されてなかったし、自分でも8位に入賞できれば万歳だ竏窒ニ思っていたのに突然の優勝で本当にびっくり。会心のレースでした。滑っていてすごく楽しかったことを今でも覚えています」
転向を命じられて以来手探りだった短距離の滑り方をつかんだ気がした。
信州大教育学部在学中は全日本学生選手権で3回優勝したほか、オーストリア・インスブルックで開催されたユニバーシアード冬季大会(05年)では銅メダルに輝いた。卒業後は善光寺名物の七味唐辛子で知られる八幡屋礒五郎に所属。浅間選抜優勝、全日本大会2位、真駒内選抜優勝などの成績を挙げ、国内トップクラスにまで上り詰めた。
◇ ◇
性格は「小心で内気」竏秩B
「特にスタート直前は緊張感で押しつぶされそうになるんです。競技は人を押しのけてでも前に出る精神力が求められるのに…。これからはそんな強さを身につけたいと思います」
「悔しいのは毎年5、6番手の成績で、ギリギリでワールドカップに行けないこと。あと一歩頑張って来シーズンこそ世界大会に行きたい。目標はやっぱりオリンピックです」
岡崎朋美や清水宏保など、一流の選手の生活や態度を間近で見られることも励みになるという。
「レース前の雰囲気はほかの人たちと違って強いオーラが伝わってくるよう。周りへの接し方もすごく勉強になる。学ぶことがたくさんあります」
今季のレースは終わったが、来季こそ飛躍を竏窒フ思いを胸に、黙々と日々のトレーニングに励む。
(白鳥文男) -
駒ケ根市スポ少発会式
駒ケ根市スポーツ少年団(小出庄一本部長)は2日夜、07年度の発会式を市民体育館で開いた。団員、指導者ら約600人が出席。各団の代表者らが団旗を掲げて本部長の下に集合し「ルールを守り、他人に迷惑をかけない立派な人間になります」「スポーツのよろこびを学び、友情と協力を大切にします」竏窒ネどと団員綱領を朗読して1年間の健闘を誓い合った=写真。
小出本部長はあいさつで「今年も多くの新入団員が入団してくれた。スポーツを通して強い体と心を育んでほしい。試合に勝つことも大切だが、多くの仲間をつくり、楽しむことも団の目的。最後までやめずに頑張り通してください」と呼び掛けた。
全12団の参加者は698人で、ほぼ昨年度並み。 -
県議選 駒ケ根市区 終盤情勢
駒ケ根市区(定数1)は前職の佐々木祥二氏(55)=無所属、赤須東=と現職の林奉文氏(61)=あおぞら、南割=が一騎打ち。両陣営とも朝から市内全域を遊説カーで巡るほか、各地で街頭演説やミニ集会を開き、文字通り声をからして支持者獲得に全力を挙げている。投票日が近づくにつれ、相手候補を強く批判したり攻撃したりする言葉も飛び出すなど互いの舌戦は過熱竏秩B激しい選挙戦を繰り広げている。
「相手よりただ1票多ければいいんです。ぜひもう一度知人に声をかけてください」と・スお願い・スにも悲壮感が漂ってきた。
当初は強力な支援組織を持つ佐々木氏が有利と見る向きが多かったが、終盤にきて林氏が激しく追い上げているとの見方もじわじわと増しつつある。・ス豊かで住みよい元気な駒ケ根市・スを掲げ、村井知事の景気拡大政策を支持する佐々木氏が組織票からの上積みを図っているのに対し、超党派の市民らの支援を受け、福祉、教育などの・ス暮らし優先・ス政策を訴える林氏は幅広い層の支持を拡大している模様。
激しい選挙戦を横目に、両候補の支持者以外の市民は戦いの行方をどう見ているのか竏秩B
「この狭い地域だけでなく、広く県のためになる人に入れたい」「とにかくまず市の発展に尽くしてほしい」「どっちでも結局変わらないんじゃない?」竏窒ネどと反応はさまざまだが、若い有権者を中心とした無関心層の興味も徐々に高まってきているようだ。
結果を大きく左右すると考えられる投票率は両陣営とも70%前後を予測しているが、低ければ佐々木氏有利、高いほど林氏有利との見方が有力。
さて、最後に笑うのはどちらの陣営か竏秩B大勢判明は8日午後10時すぎと見られる。 -
みのわ健康アカデミー入学式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」第3期の入学式が5日、町民体育館であった。41歳から74歳までの52人が1年間、健康学習やトレーニングに励む。
保健福祉課の白鳥一利課長が、「来年3月の卒業式を目指し、楽しく仲良くやってほしい」とあいさつ。担当職員が自己紹介した。
式後は、肺活量、握力、上体起こし、開眼片足立ち、10メートル障害物歩行などの身体測定、体力測定をした。
アカデミーは1年間に集団健康講座、健康学習、マシントレーニング、在宅トレーニング、検査・測定などに取り組む。
本年度は集団健康講座に新たに切り絵やしめ縄など文化的講座を加える。町教育委員会主催の健康教室にも1回ずつ参加し、希望者は継続受講するなど選択肢を広げる。検査では、筋肉割合や水分量などを調べる新しい検査も取り入れる。 -
県議選 伊那市区 終盤情勢
地盤の固い現職の木下茂人氏(71)=無所属、美篶=と向山公人氏(64)=政信会、西町=を告示日直前に立候補した新人・井口純代氏(51)=あおぞら、福島=が追い上げる伊那市区(定数2)。現職2人はそれぞれトップ当選を目指して最後の追い込みに励んでおり、最後まで攻めの姿勢を崩さない構えだ。一方の新人候補は「しがらみのない選挙」を訴え、現職の批判票や田中前知事の政策支持者票などの取り込みを狙い、現職2人に迫る。
木下陣営は5日夜、後援会女性部による総決起集会を地元の上大島で開催。約300人が集まる中、最後まで電話作戦や声かけに取り組む姿勢を再度確認。士気を高めた。
遊説、個人演説会を通して市内全域で支持を訴えてきた木下氏。今回の選挙戦の鍵をにぎる高遠、長谷地区では、選挙戦前からもう一人の現職・向山氏と肩を並べて活動を展開。農村部は木下氏、町部は向山氏という傾向で支持者が固まってきている。また、今回選は投票率が下がるとする声も多いが、そうなった場合、もともとの支持基盤が厚い木下氏が優勢になるとも予想される。投票日前日の6日は伊那市街で遊説行進を行い、最後の支持を訴える。
向山氏も市内全域での遊説、個人演説を展開。また、地盤とする商工関係組織を通じて支持者拡大を図っている。「今度こそ圧勝を」と向山陣営でもトップ当選を今回選の目標に掲げている。支持者の多い町部の投票率が下がれば不利に働く可能性もあるが、スポーツ関係者からの支持も厚い向山氏の場合、若い世代の浮動票を呼び込みやすい。また、推薦を受ける公明党の支持者票の確保も図る。投票日前日は伊那市内での街中遊説行進に加え、高遠町の市街地でも遊説行進を行う。
党派や団体の支持を得ず、市民活動などの個人的なつながりで今回選を戦ってきた井口氏も、連日の遊説で市内を駆け巡っている。 告示直前に出馬表明した井口氏は時間的制約の中今回の選挙戦に臨んできたが、匿名での応援メッセージが届いたりミニ集会や個人演説をしてほしいという要望が寄せられており、関係者の一人は「徐々に支持は広まっている実感はある」とする。また、現職の批判票や田中県政の支持者票だけでなく、自主投票としている共産党支持者の票も井口氏に集まると見込まれる。 -
県議選 郡区 終盤情勢
上伊那郡区(定数2)は、現職清水洋(53)=自民党(1)・箕輪町、現職小林伸陽(63)=共産党(2)・箕輪町、前職垣内基良(57)=無所属・辰野町、現職小原勇(58)=無所属(1)・宮田村=の4氏によるし烈な戦いが繰り広げられている。
各派は、投票率を70%前後と見て、当落ラインを1万2千縲・万3千票と予想する。地元票だけで確保できる数字ではないため、他区域へ切り込む。前回、辰野町から出馬し、落選した赤羽公彦氏の獲得票(高遠町・長谷を除いた8487票)の行方が当落に大きく影響する。
清水氏は自民党公認候補として立つ。箕輪町、南箕輪村を中心に、票固めに動く。辰野町に事務所を構え、町内から赤羽票の4分の1(1581票)以上をねらうほか、他町村から前回以上の上乗せを図る。
投票日を控え、6日夜に総決起集会を開き、支持者の結束を図った。7日は箕輪町、南箕輪村を集中的に回る。
小林氏は「変わり始めた県政の改革を後戻りさせない」と訴え、他候補と立場の違いを明確にする。4候補の中で、当落ラインを1万3千票と最も高く設定。辰野町で前回より千票を増やすなど全区域で目標獲得票数をかさ上げし、党派を超えて支持を広げる。
7日は地元箕輪町、南箕輪村、辰野町を回る。
垣内氏は「輝く伊那谷のために」をキャッチフレーズに掲げ、辰野町一本化を図る。町内の赤羽票(6326票)のうち3千縲・500票は困難とみて、飯島町、南箕輪村に事務所を構え、他町村から3300縲・千票を目標に上乗せを図る。
7日は辰野町を重点に、箕輪町、南箕輪村を回る。
南部唯一の立候補者、小原氏の陣営は「攻めの一点」。南部から県議を送り出すという気運は高まっているものの、南部で目標とする1万票を獲得するには「あと一歩」。飯島町・中川村で前回を上回る投票率70%以上を徹底する。辰野町、南箕輪村に事務所を構え、前回以上の獲得票を目指す。
7日は全区域を回り、村内の津島神社で締めくくる。
各派とも、当選ラインに達する数字をたたき出すが「実際は、どうなるか分からない」と危機感を募らせる。 -
こんなに大きくなりました、大きなカブ
「こんなに大きなカブ見たことがない」-。中川村大草北組の松下弘毅さんはこのほど、JA中川支所(川手三平支所長)にすり鉢に植えた野沢菜(カブ菜)を持ち込んだ=写真。
野沢菜は昨年夏に種まき、収穫しないまま、冬を越した。カブはどんどん成長し、直径17センチ、長さ30センチ余、黄色の花も咲いた。カブが重いため、特大のすり鉢に植えて、支所のロビーに飾った。
川手支所長は「ダイコンの太いのは見たことがあるが、野沢菜のカブがこんなに大きくなるとは」と驚いていた。 -
矢野弥生さん「ワイプラザ」で書道展
上伊那の書道家でつくる伊水会の会員、矢野弥生さん(69)=伊那市日影=の書道展は30日まで、同市西町の伊那バス観光「ワイプラザ」で開いている。古希の祝いを迎える矢野さんは、今までの集大成の意味を込め、これまでの秀作などを並べた。
作品は、書道芸術院展、県展などで入賞した作品など計11点を出品。書体は、漢字とかなを混ぜた「調和体」や造型、線、墨色、余白などの美しさを評価する「前衛」などさまざま。前衛作品の「飛による」は、今にも字が飛び立とうとしているかのように表現したという。
「中学校のころから習字が好きだった」という矢野さんは、高校2年生の時、県展で初入選。就職してからも仕事の合間を見ては書道を続け、24年ほど前に伊水会へ入会し、指導者の千葉耕風代表に師事する。
矢野さんは「千葉先生や周りの仲間たちに励まされてここまでやってくることができた。筆が持てるうちは精進していきたい」と、これからの意気込みを語る。
「素直に感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける矢野さん -
ミニデイ利用者イチゴ狩り
宮田村社会福祉協議会が村内全11地区で開くミニデイサービスの利用者が連日、駒ケ根市の農園ヨッシャア駒ケ根を訪れイチゴ狩りを楽しんでいる。
寒の戻りで肌寒くなった4日は南割区の15人が満喫。しかし、温室の中は適温で、春を感じながら真っ赤な実をもぎ取った。
「甘いね」と春の味覚に舌鼓。大きな実を口いっぱいにほおばり、楽しげな歓声が広がっていた。各地区ごとに18日まで行う。 -
交通安全活動推進委員委嘱式
交通事故の防止のため県公安委員会が委嘱する地域交通安全活動推進委員の委嘱式が3日、駒ケ根署で行われた。委嘱を受けた7人のうち6人が出席し、山本修作署長から一人一人委嘱状の伝達を受けた=写真。委員の一人赤羽根徳彦さん(71)=駒ケ根市福岡=は「光栄に思う。安協の仕事と兼ねながら委員皆で力を合わせ、交通事故が1件でも減るよう活動していきたい」と述べた。山本署長は「地域の交通事故防止のため、教育や指導をぜひよろしくお願いしたい」と激励した。
委員のうち6人は再任。新任は1人。任期2年。
委員は次の皆さん。
赤羽根徳彦(駒ケ根市)唐沢利明(同)中島明美(同)橋爪利夫(宮田村)冨永松雄(中川村)筒井功(南箕輪村)小林博明(飯島町) -
駒ケ根市内小中学校入学式
駒ケ根市内の全小中学校で5日、入学式が一斉に行われた。5小学校は午前に、2中学校は午後にそれぞれ式を行い、初々しい新入生を迎えて希望に満ちた新学期をスタートさせた。
赤穂中学校(杉田純治校長)では真新しい制服に身を包んだ295人の新入生が在校生や保護者らの拍手で迎えられた=写真。入学者を代表して桑原華さんは「今から始まる中学校生活への大きな希望で胸を膨らませている。運動会、白鈴祭、合唱コンクールなどの行事や部活、生徒会活動などに一生懸命取り組みたい。何も分からず不安も多いが、明るい笑顔で、大きな声であいさつすることはできる。一日一日を大切にし、充実した中学校生活を送りたい」と述べた。
杉田校長は式辞で「中学の3年間は人生を決める大きな成長の時期。スタートに当たって緊張と不安を覚えているだろうが、そんな自分に勇気を与える方法を教えよう。それは『おはようございます』などのあいさつの言葉だ。あいさつを体から発することで自分自身をはっきりと決められるし、人の和をつくれる。毎日元気に学校に来てほしい」と呼び掛けた。
入学者数は小学校が赤穂150、赤穂東88、赤穂南86、中沢29、東伊那14。中学校は赤穂295、東57。 -
花いっぱい運動
南箕輪村特産品カーネーションのアレンジメント有料化始まる南箕輪村花いっぱい推進協議会の事業で、役場庁舎などに飾っていた村の特産品カーネーションのアレンジメント有料化が4月から始まった。アレンジメントを担当する村障害者生きがいセンター「ひまわりの家」の職員と通所者が、申込みのあった公共施設と村内事業所の全10カ所に花を届けた。
カーネーションのアレンジメントは、「清花園」(田畑)の堀友和さんが、地域の人に村の特産品カーネーションをもっと知ってほしい-と、昨年3月から役場庁舎などに飾ったのがきっかけ。4月から協議会が共に取り組み、「ひまわりの家」の通所者がアレンジメントをしている。
屋外だけでなく屋内も花いっぱいの村にしたい-と、アレンジメントを飾る村内事業所を募り、不景気でひまわりの家の通所者の収入が減少していることから、アレンジメントを有料化して料金の一部を収入にあてることにした。
申込みは役場庁舎内2カ所、村民センター、図書館、村公民館、村商工会、JA上伊那南箕輪支所、プリンセスジュエリー、ギャランショップ伊北、伊那総建の10カ所。
アレンジメントは4月から10月までは毎週、冬期の11月から3月までは2週間ごとに交換。今回から、「ひまわりの家」の職員と通所者が各施設に花を届ける。 -
箕輪町がマイカップ式自販機を庁舎に設置
箕輪町は、エコアクション21環境活動の一環で、マイカップ式自動販売機を役場1階に設置した。紙コップの削減を図り、自販機売上の一部は苗木購入など町の環境活動に役立てる。
マイカップ式自販機は伊那市がすでに導入している。町環境委員会の町への導入提案を受け検討の結果、新年度から設置となった。
料金60円で通常の紙コップで購入できるが、「マイカップボタン」を押し自分のカップを入れて購入すると紙コップが出ない代わりに10円が戻る。
町はこれまで設置していた自販機1台をマイカップ式に切り替えた。年間利用は約1万2千カップ。今回2割から3割の約3千個の紙コップ(トイレットペーパーで75ロール相当)の削減を見込む。 -
県伊那文化会館
「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」伊那市の県伊那文化会館は、「信州から宇宙を見よう!-県内の宇宙スポットと天体写真展-」を美術展示ホールで開いている。
県内の天文・宇宙関連施設の特色を知ってもらうと同時に、宇宙のさまざまな表情を写した写真を見て天文や宇宙に関心を持ってほしい-と企画した。
観測所、天文台、プラネタリウムなど宇宙・天文関連施設24カ所のパネルを展示。佐久市にある「佐久市子ども未来館」と「佐久市天体観測施設うすだドーム」が06年11月から07年2月にかけて開いた企画展の展示パネルを借り、新たに3施設を加えた。施設の写真と場所、解説員の名前や写真、コメントなどを紹介している。各施設のパンフレットも自由に持ち帰りできるよう用意している。
地元アマチュア天文写真家らが撮影した天体写真は彗星、流星群、惑星、星雲・星団、銀河など37点ある。
同館所有の反射望遠鏡、木曽観測所の105センチシュミット望遠鏡の写真と模型なども展示している。
会期は19日まで。午前10時縲恁゚後5時、月曜休館。入場無料。 -
高遠城址公園 タカトオコヒガンザクラ開花宣言
伊那市は5日、桜の名所として知られる高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花宣言を出した。昨年に比べて8日早く、見ごろは12日前後。
桜は、公園内南口付近で咲き始めた。
混雑はないものの、県内外から花見客が訪れ、桜を見ながら弁当を食べたり、花びらをカメラに収めたりしてゆっくりと散策。
東京都から来たある夫妻は「これだけ本数があると、満開はきれいでしょうね。機会があれば、上空から見てみたい」と話していた。
公園内には、タカトオコヒガンザクラ1500本がある。花は濃い紅色で、雲のようにもくもくと咲くのが特徴。60年、県天然記念物の指定を受けている。
高遠の桜情報は、テレフォンサービス(TEL94・3939)で受け付けている。
入園料は一般500円、小中学生250円。 -
箕輪町ながたの湯
「200万人達成日を当てよう」投票始まる箕輪町長田の「ながたの湯」は、入場者200万人達成日を当てる投票を始めた。正解者の中から200人に、ながたの湯入場券が当たる。
特等は回数券1冊、20人。1等は入場券1枚、180人。
3月31日現在の入場者数は194万5309人。営業日数は2691日。1日平均722人の利用がある。支配人、マネージャー、フロント一同の達成日予想も掲示している。
投票用紙は入場1回につき1枚で先着5万人に渡す。必要事項を記入し、施設内の応募箱に入れる。1人何回でも投票できるが当選は1人1枚のみ。投票締め切りは6月20日。 -
中川西小入学式
中川村の2小学校で5日、07年度入学式が行われ、新入児童ら50人は心躍らせ、希望に満ちた義務教育の一歩を踏み出した。
このうち、中川西小学校(気賀沢厚典校長)では新1年生26人は、在校生や保護者、来賓の温かい拍手に迎えられて、手をつないで入場。
君が代斉唱の後、気賀沢校長は新1年生に「学校はいろいろな人が集まり、心をそろえて頑張る所。友だちといっぱい遊んで、うんと勉強して、心の体もたくましく成長させて」と呼び掛け、保護者には「全職員が力を合わせて、子どもたちの成長のために努力します」と誓った。
在校生らは「学校は
分からないことがあったら、なんでも聞いて。明日から一緒に頑張りましょう」と、西小の新しい仲間を歓迎した。
最後に、新1年生は歌「どきどきの1年生」を響かせ、式を閉じた。 -
飯島中学校入学式
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)は6日、新入生96人を迎え、07年度入学式を行った。真新しい制服に身を包んだ新入生は、在校生や保護者の拍手の中、不安と期待を胸に、緊張した表情で入場した。
竹沢校長は「中学校の3年間は心も身体も最も成長する時。大きく成長するには、さまざまな活動に自分から進んで、本気で取り組むことが大切。継続は力なり、頑張ろうという気持ちを持ち続け、先輩に学び、一流の中学生になって」と式辞を述べた。
生徒会長の松村知明君は「分からないことがあったら、気軽に、先輩や先生方に声を掛けてください。1人の仲間として力になれると思います。元気であいさつを交わし、明るい学校生活を送ろう」と歓迎し、新入生代表の三石峻太君は「ひとり一人が目当てを持ち、伝統ある飯島中学校の生徒として恥かしくない、りっぱな中学生になります。先生方、先輩のみなさん、指導よろしくおねがいします」とあいさつした。
この日は飯島小学校と七久保小学校でも入学式が行なわれ、合わせて80人が義務教育のスタートを切った。 -
マレット同好会初例会に34人がプレー
宮田村新田区の宮田マレットゴルフ場は1日から今季の営業を始め、4日は村マレットゴルフ同好会(森田孝司会長)が本年度初例会を開いた。34人の会員が参加し、感触を楽しみプレーした。
同好会はマレットゴルフ場の整備から管理運営まで幅広くサポート。営業開始を控えた先月28日には40人以上の会員が参加して、コース整備を行った。
初例会は寒の戻りで肌寒い天候となったが、心地良い球音が場内に響き渡り、シーズンの到来を実感。感覚を呼び覚ましながら、ラウンドしていた。
マレットゴルフ場は一般の利用ももちろん可能だが、同好会は新規会員を随時募集中。今季も毎週水曜日に例会(第3水は記録会)を行うほか、村長杯、助役杯など11月まで各種大会を開く。
問い合わせは事務局の原さん85・3446まで。 -
伊那バス 大型5台を新車に更新
伊那バス(本社・伊那市、藤沢秀敬社長)は5日、本社で、約10年ほど使用した旧車両との入れ替えで購入した、新車両5台のための入魂式を開いた。藤沢社長をはじめ、社員ら約45人が出席し、安全を祈った。
購入した車両は、観光バス(460馬力)3台、高速バス(380馬力)2台の計5台の大型バス。環境性能を考慮した車両で、新長期排出ガス規制に適合したエンジンを採用したのが特徴だという。
新車両は、4月中旬から運用する予定となっている。
また、同社では、ドライバーの安全運転、経済的な運転の向上を目指すため、2月から大型バス全62台にデジタル式運行記録計を設置。同機器により、車両の走行距離・時間や最高・平均速度のほか、急発進・加速などの運転手の走行情報が収集できるという。
入魂式で新車両5台の安全を祈願(伊那バス本社) -
中川西小の百年桜、入学式を待たず、満開
中川村片桐の中川西小学校駐車場のエドヒガン桜が、5日の入学式を待たずに満開になった。
樹齢百数10年、花の色は鮮やか。花数多く、重なり合って咲く様はまさに豊満。
数年前に樹勢が衰えたため、周りを囲い保護した。 -
県議選 駒ケ根市区 参謀に聞く
設問(1)選挙の特徴、争点(2)予想投票率(3)その根拠(4)その影響(5)当落ライン(6)激戦地(7)地盤(8)最もアピールする点(9)有権者の反応(10)ひとこと
佐々木祥二候補
福沢喜美選対委員長
(1)林候補は無所属というが実体は共産党。この点を市民の皆さんによく知ってもらい、適切な判断をしてもらいたい(2)70縲・2%(3)06年の県知事選駒ケ根市区(70・2%)(4)あまりないだろう(5)1万縲・万1千。駒ケ根市区の選挙は僅差の勝負になることが多い。今回もそうかもしれない(6)林候補の地元南割周辺の地区(7)市内全域。地元の町部と中沢が堅調だし、手応えは全体的に高まっている(8)福祉も教育もただではできない。まず安定した財政基盤をつくることが前提だ。そうすることが将来の夢や展望が開ける県政の実現につながる(9)決して悪くない。前回選よりもかなり良い(10)たった1つの議席が共産党では情けない。とにかくこの現状を変えたい。何がなんでも勝つ。
林奉文候補
村井喜美雄選対委員長
(1)暮らし優先か土建重視復活か。田中県政の後退を何とか食い止めなければならない。村井知事は県政を私物化している(2)70縲・5%(3)06年の県知事選駒ケ根市区(70・2%)(4)投票率が上がれば相手の組織票以外の得票が見込めることからこちらに有利と考える(5)1万縲・万1千。僅差だろう(6)あえて言えば全部(7)特にない。市内の全体で良い感触を得ている(8)一番大事なのは福祉、教育。子どもを大切にし、お年寄りをいたわる政策を実現する(9)非常に良い。訴えたいこと、主張が浸透してきている(10)行動力、政策能力、政治姿勢、人柄と、どれを取っても素晴らしい。県議会活性化のためのみならず、市のためにも県議として最もふさわしい人物だという自信がある。 -
県看護大入学式
駒ケ根市の県看護大学(深山智代学長)は4日、07年度入学式を行った。難関を突破した学部生90人、大学院生15人が深山学長から入学許可を受け、晴れてあこがれの学生生活のスタートを切った=写真。深山学長は「意義のある学生生活にするため、個人の可能性を最大限に開花させること、個性尊重、視点の多様性を学ぶことなどの本学の理念を心に留め、折りに触れて思い起こしてほしい」と歓迎の言葉を述べた。新入生を代表して学部生の栗林綾香さんは「看護師にあこがれてこの大学に入学した。患者に思いやりを持ち、心を癒すことができる看護師になれるよう、知識や技術だけでなく、優しい感性を磨きたい」、大学院生の頭川典子さんは「この素晴らしい環境の中で、看護の現場で役立つ人材となれるよう日々努力していきたい」とそれぞれ決意を述べた。
式後、新入生らはガイダンスや昼食会、記念写真撮影などの日程を次々とこなし、あわただしい中にも自由で楽しい学生生活の第一歩を踏み出した。 -
北の城橋、予定よりも早く11日正午に開通
橋げたに損傷がみつかり昨年11月から通行止めの宮田村中越区の天竜川にかかる「北の城橋」は修復が順調に進み、当初予定よりも20日ほど早い今月11日正午から通行可能となる。村が管理する橋げたなどが木製の吊り橋だが、伊那市南東部と結んで交通量も多いことから、早期開通を望む声も強かった。
改修したのは橋げたと車のタイヤが接する磨耗板。5年前に改修した一部を除いて、強度の高い外国産材に取り替えた。ワイヤー(主索)2本の防錆塗装も行い現況復旧した。
1958(昭和33)年に完成した橋は、1985(昭和60)年に大規模改修。今回の改修には2900万円余りの予算をかけたが「前回の改修と同様に10数年程度の耐用を考えている」と村産業建設課は見込んでいる。
村は当初復旧時期を4月末としていたが、冬期の天候安定などにより工事は順調に進んでいた。 -
県議選 伊那市区 各陣営の参謀に聞く
県議選伊那市区(定数2)の各派参謀に戦況、予想などを聞いた。
設問=(1)今回の選挙の特徴(争点も含め)(2)投票率の予想(3)その根拠(4)投票率の影響(5)当落ライン(6)激戦地(7)地盤(8)有権者に最もアピールしていること(9)有権者の反応(10)ひとこと
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かんてんぱぱで第19回上伊那工芸展
上伊那工芸会による第19回上伊那工芸展が8日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。さまざまな工芸に携わる28作家による工芸品約40点と小作品約300点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
上伊那工芸会は上伊那地域の工芸レベル向上を目的として25年ほど前に発足したもので、年を重ねるごとに会員が増え、日展に出品するなどといったレベルの高い会員も多く在籍するようになった。幅広い分野の作家が派閥などにかかわらず集まっている同会のような取り組みは、県内でも珍しいという。
作品展は1年おきに開催。陶磁、染色、木芸、人形など、さまざまな工芸で作られた多彩な作品を一度に見ることができるだけでなく、作家それぞれの技法や個性の違いも楽しむことができる。
彫鍛金作家の木下五郎さんは「工芸は生活に密着したものを芸術の域まで高めた日本独特の文化。興味がある人はぜひ参加してほし」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。