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箕輪町 来年度予算案121億円
箕輪町は総額121億8,000万円の来年度の一般会計当初予算案を18日に発表しました。
この日は箕輪町の白鳥政徳町長が役場で記者会見を開き来年度一般会計当初予算案の概要について説明しました。
来年度は「町発足70周年 未来へ つなぐ えがく 持続可能なまちづくり」をキャッチフレーズに人口減少・少子化対策や能登の教訓を生かした災害への備えの見直しをしていくとしています。
主な新規事業は、町発足70周年記念事業に990万円。
木下区に新たに開院する、妊婦検診や子宮頸がん検診を受診できる医療機関の整備補助金に3,000万円。
耐震基準不足でアスベストが含まれていた社会福祉総合センターの解体工事に1億806万円。
町の避難所に指定されている社会体育館に空調設備の設置や屋根を改修する工事に2億5,213万円。
みのわテラスにEV用急速充電器を設置する事業に545万円などとなっています。
来年度の一般会計当初予算案は、今年度より9億6,900万円少ない121億8,000万円となっています。
一般会計当初予算案は28日に開会する町議会3月定例会に提出されることになっています。 -
伊那市2050年5万8千人目標
伊那市地方創生総合戦略審議会が18日に市役所で開かれ、2050年の目標人口を5万8千人とする案が示されました。
伊那市の人口は2月1日現在6万4,817人となっています。
国勢調査を基にした2050年の人口推計はおよそ1万9千人減少する4万6千人となっています。
この日示された第3期地方創生人口ビジョンの案では2050年の目標人口をおよそ5万8千人としています。
合計特殊出生率は2023年の1.37に対して2.07。
社会動態は転出76人に対して転入300人を目標としています。
人口減少対策のための3つの基本的視点として「結婚・出産・子育て支援等による人口減少の抑制」「転出抑制と転入増加による社会動態の増加」「持続可能な産業振興とまちづくり」を推進するとしています。
第3期地方創生人口ビジョンはパブリックコメントを行ない、3月下旬に審議会で決定し公表される予定です。 -
ひきこもりに悩んでる人に向けて講演会
ひきこもりになっている人やその家族、支援者が対象の講演会が15日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
講演会は、伊那市社会福祉協議会が開いたものです。
講師を務めたのは神奈川県出身の岡本圭太さんと愛知県出身の稲垣篤哉さん、東京都在住で一般社団法人ひきこもりUX会議の代表理事の林恭子さんです。
3人とも、過去にひきこもりの経験があります。
このうち岡本さんは、大学時代の就職活動の失敗から、ひきこもりとなりました。
20代後半に、相談できる場所を探し、同じ境遇の人たちと出会い、交流していくうちに気持ちが楽になったということです。
現在50歳の岡本さんは、30代で社会復帰しています。
岡本さんは、「当事者は助けを求めてもいいことを知ってほしい。家族は、当事者が自分の部屋以外でも安心できる空間づくりが大切です」と話しました。
会場には、およそ60人が集まりました。
伊那市社協では「悩んでいる人が立ち直るキッカケになるように。こうした活動を続けていきたい、ひきこもりに対して偏見がない地域づくりを目指したい」と話しました。
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春の高校伊那駅伝をPRする文字が堤防にお目見え
伊那市美篶の矢島信之さんは、3月23日に市内で開かれる春の高校伊那駅伝をPRしようと、コース沿いの堤防に「文字」を16日にかきました。
ナイスロード沿いの高さ4mの霞堤防には、およそ100mにわたり「日本一のEKIDEN3・23」と書かれています。
文字を書いたのは、美篶青島の矢島さんです。
矢島さんは、工事用のネットを使い、16日に半日かけてPR文字を設置しました。
堤防の桜の木が8メートル間隔で植えられていることから、それを目印に文字のバランスをとっているということです。
春の高校伊那駅伝は、3月23日日曜日に開かれます。 -
南箕輪村政150周年を記念 特別給食
南箕輪村は、18日に村政発足150周年を迎えます。
それを記念して、特別給食を17日に、村内2つの小中学校で提供しました。
特別給食の内容は、ひき肉ともち米を使い村のキャラクターまっくんをイメージした「まっくん蒸し」、大芝高原で伐採したアカマツで作った食用炭をラーメンのスープに混ぜた「ブラックラーメン」、150周年を記念し村が無償で提供した「味工房のミルクジェラート」などです。 -
所得税などの確定申告始まる
17日から全国一斉に令和6年分の確定申告の受付が始まりました。
伊那税務署ではスマートフォンやパソコンで自宅から申告できるe-Taxの利用を呼びかけています。
伊那税務署が管轄する上伊那の住民が対象となる申告会場は伊那市のいなっせに開設されています。
伊那税務署ではスマートフォンによるe-Taxでの申告を呼びかけていて会場では担当者が入力方法について説明していました。
スマートフォンを持参していない人のためにパソコンで入力できるコーナーも設けられています。
e-Taxのメリットとして自宅から24時間いつでも申告できることなどがあり全国で約7割が利用しているということです。
確定申告は自営業者や給料が2,000万円を超えるサラリーマンなどが対象です。
所得税などの確定申告は来月17日までで、受付時間は午前9時から午後4時までとなっています。
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お笑いライブ 大ひょうきん展開催
伊那ケーブルテレビの番組でもおなじみの松川町在住のお笑い芸人松尾アトム前派出所さんによるお笑いライブ「大ひょうきん展」が、15日に、伊那文化会館で行われました。
松尾さんは、りんご農家を営みながら大手芸能事務所タイタンに所属し活動しているお笑い芸人です。
大ひょうきん展は、松尾さんを応援する伊那市と松川町の有志でつくる実行委員会が、初めて企画したものです。
ライブには4組が出演しました。
トップバッターは、モグライダー。
次に登場したのは、街裏ぴんく。
過去にダンス・ボーカルグループEXILEのオーディションを受けた際のエピソードを話しました。
3番目に登場した日本エレキテル連合は、2014年に流行語大賞にも選ばれた持ちネタを披露しました。
トリを務めたのは、松尾さん。
農作業中に聞いていたラジオで気づいたことを話しました。
用意したチケットは完売し、およそ400人が訪れたホールは笑いに包まれていました。
実行委員会では、「松尾さんの魅力を改めて知ってもらえる機会になったと思う。今後もこのような機会を作っていきたい」と話していました。
なお、松尾さんが出演している伊那ケーブルテレビの番組「松尾アトム前派出所の瞬間メタル」は、毎週火曜日の午前11時40分ほかで放送しています。 -
伊那広域シルバー人材センター 作品展開催
伊那広域シルバー人材センターの会員による作品の展示会が、今日から、伊那市西町の伊那広域シルバー人材センターワークプラザで始まりました。
会場には、会員27人の作品およそ120点が展示されています。
作品は、盆栽、折り紙、絵画、手芸、工芸作品など様々です。
出展している会員は、毎年この展示会を楽しみに、年末ごろから制作に取り組んでいるということです。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の60歳以上が対象で、1月末時点で、589人の会員がいます。
人材センターの竹村典幸事務局長は、「この作品展を通して、人材センターは仕事を紹介するだけでなく、人々のつながりを作る場所だと知ってほしい」と話していました。
作品展は、20日(木)まで開かれています。 -
伊那市山寺で下草火災
15日午後1時32分に伊那市山寺で下草を焼く火事がありました。
この火事によりけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市山寺の休耕地です。
下草約92平方メートルが焼けたほか隣接する休耕地の下草約247平方メートルと電柱の支線ガードが焼けました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那署では下草を燃やしていた火が燃え広がったものとみて調べを進めています。
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天竜川水系 渓流釣り解禁
伊那谷の天竜川水系で、渓流釣りが16日、解禁となりました。
伊那市の天竜川では、愛好家たちが釣りを楽しんでいました。
天竜川漁業協同組合では、解禁に合わせ、アマゴの成魚400キロを放流しています。
天竜川漁協の伊藤伸一組合長です。
まぐろなどの餌を使い、初日から大物を狙います。
なかなか釣り上げることができず、場所を変えながら待つこと1時間半。
体長50センチのニジマスを釣り上げました。
遊漁料は、年間券が7,700円、一日券が1,650円です。
渓流釣りの期間は、9月30日までとなっています。 -
南箕輪村村政150周年記念式典 節目祝う
南箕輪村の村政150周年記念式典が16日、村民センターで行われ参加者が節目を祝いました。
式典のオープニングで村民有志約50人が南箕輪村民の歌を合唱しました。
藤城栄文村長は「県下一若い村として発展してきたのも先人のたゆまぬ努力と郷土を愛する村民の尽力の賜物です。今後は村を象徴するコミュニティの森林、大芝高原を200周年に向け育んでいきたい」と式辞を述べました。
式典では村の発展に功績があった28の個人と団体が表彰されました。
また村の魅力を発信するフォトプレミアで最優秀賞を受賞した櫻井英之さんら3人が表彰されました。
櫻井さんの作品「大芝高原夏の終わりに」は去年の大芝高原まつりで打ち上げられた花火を写したものです。
ほかに村のブランド米「風の村米だより」を使った、おむすびアイデアコンテストで矢坂瑠夏さんが表彰されました。
矢坂さんが考案した「元気・森もりおむすび」はブロッコリーや塩こんぶを使い大芝高原をイメージしていて大芝高原味工房で限定販売されます。
また式典では大芝高原の歴史に関する記念映像が上映されました。
南箕輪村は1875年、明治8年2月18日に久保、大泉、北殿、南殿、田畑、神子柴の6つの村が合併し誕生しました。
その後塩ノ井、沢尻、北原、大芝、南原、中込の6区が発足し12区で構成されています。
村が誕生した1875年は2,333人だった人口が今年2月1日現在1万6,030人となっています。
村では大芝高原を次の世代につなげていこうと3月20日に村政150周年記念イベントの植樹祭を計画しています。
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地震体験車で震度7の揺れを体験
防災意識を高めてもらおうと、地震体験車による体験会が伊那市のベルシャイン伊那店駐車場で15日行われました。
15日はベルシャイン伊那店の駐車場に地震体験車が設置されました。
地震体験車では南海トラフ地震を想定したものなど、震度7までの揺れを体験することができます。
親子連れは、体験車に乗り込むと机の脚にしっかりとつかまっていました。
この体験会は、訪れた人たちに防災意識を高めてもらおうと、伊那市が開きました。
地震体験車による体験会は、16日も午前9時30分から11時30分までMEGAドン・キホーテUNY伊那店で行われます。
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能登を支援 髙橋さん経験語る
能登半島地震にボランティアとして携わってきた髙橋博之さんの座談会が伊那市東春近のゲストハウス「赤石商店」で15日に開かれました。
座談会は「能登の未来は日本の未来」をテーマに開かれました。
髙橋さんは岩手県石巻市出身で去年1年間、石川県能登半島で被災地を支援し復興に携わってきました。
座談会で髙橋さんは被災者と対話をする中で感じたことを話しました。
髙橋さんは「高齢化している地域の復興は人手が不足します。そのため地域の外の人の支援が必要になります。災害が発生する前から関係人口を増やすことが早い復興につながります」と話していました。
座談会は新しい地域づくり活動を行う市民団体「伊那谷アライアンス」が開いたものです。
団体の代表で元伊那市の地域おこし協力隊の齋藤俊介さんがボランティア活動を通して髙橋さんと知り合ったことから今回の座談会が開かれました。
座談会にはおよそ30人が集まりました。 -
箕輪町 国保据え置き
箕輪町国民健康保険運営協議会が14日に箕輪町役場で開かれ、来年度の国保税率を据え置くことが決まりました。
協議会には委員6人と白鳥政徳町長が出席し来年度の国保税率について協議しました。
現在の税率は10.6%で、加入者一人当たりの年間金額は41,500円となっています。
協議会では現状の税率で国保運営が可能と判断し据え置くこととしました。
今年度の箕輪町国民健康保険特別会計決算見込みは歳入がおよそ20億9,200万円で収支差額の1,200万円を来年度への繰越金としています。 -
園児が親子で箸作りに挑戦
伊那市の竜西保育園の園児が保護者と一緒に14日に箸作りに挑戦しました。
年長の園児23人が保護者に手伝ってもらいながらヒノキの箸を作りました。
箸作りを教えたのは保育園がある荒井区で8年前まで大工をしていた小池貴彦さんです。
小池さんは現役を引退した8年前から端材を使って箸作りをしています。
園児は小池さんが1センチ角の木から箸を削り出す様子を見学していました。
木の香りをかいでいる様子も見られました。
園児たちは小池さんが用意した木を紙やすりで角をとって仕上げていました。
この日は小池さんの他にしめ縄飾りの作り方を去年12月に園児に教えた北原文明さんも来ていました。
しめ縄飾りを作るときに小池さんの作った箸を北原さんが園児に贈りました。
その後、園児は2人を招いて歌でお礼をして、箸をきっかけに木について学習したということです。
今回の箸作りは作り方を学ぼうと保育園からの依頼があって行われたものです。
竜西保育園では「木に触って、香りをかぐことで木のぬくもりを感じてほしい」と話していました
箸は園児がそれぞれ3膳作り、家に持ち帰ったということです。 -
箕輪町沢で竹細工作り
箕輪町沢の北澤公仁さんのビニールハウスでは、びくやざるなど竹細工の製作が行われています。
ハウスを活動場所として提供している北澤公仁さんです。
今年7月に90歳になる北澤さんは、13年前に独学で竹細工を始めました。
続けていると一人、また一人と仲間が増え、今では、多い時で6人が作業をしています。
14日は、ベテランの大宮稔さんと林清衛さん、今年2年目の大槻浩子さん3人が、竹割をこなし、なれた手つきで竹細工に編み上げていました。
冬の期間のみ作業場に変わるビニールハウスは暖房なしでも温かく快適です。
竹細工の製作は毎年、正月の箱根駅伝が終わってから始まるということです。
月曜日から土曜日までの毎日、午前9時から午後4時まで作業をしています
好きな時に来て作業をしていいことになっていて、決まりごとは、午前10時と午後3時のお茶の時間だということです。
竹細工に魅了された大槻さんは、コーヒードリッパーを作っていました。
竹細工の製作は、3月いっぱい行われます。
3月10日と11日には、箕輪町公民館の竹細工を楽しむ講座が開かれ、北澤さんらが講師を務めることになっています。
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遊漁料 一部値上げ
16日に伊那谷の天竜川水系で渓流釣りが解禁されます。
天竜川漁業協同組合は今年、河川などで釣りをする場合の遊漁料を値上げしました。
漁業関連の諸経費高騰への対応として遊漁料を12年ぶりに改定し、今年1月1日から値上げしました。
これにより、アユを除く一般魚の年間券は、6600円から7700円1日券は1100円から1650円、中学生の年間券は300円から330円となりました。
遊漁料の値上げは2013年以来となります。
天竜川水系の渓流釣りは16日に解禁となります。
解禁に向け今月、上伊那管内の主要河川にあまご成魚400キロを放流していて、天竜川漁業協同組合では、「やむを得ず料金改定となったが、今年も多くのみなさんに釣りを楽しんでもらいたい」と話していました。
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高校生が探究の成果披露し地域の人と交流
上伊那の高校が探究の成果を披露し、地域の大人や企業と交流するイベントが伊那市防災コミュニティセンターで11日開かれました。
会場には上伊那の9つの高校の生徒や企業、一般などおよそ150人が訪れました。
オープニングでは、長野県経営者協会上伊那支部から、今年度の探究に対する支援金の贈呈式が行われました。
81万の寄付が贈られていて、この寄付を活用した4校の生徒が成果を発表しました。
このうち上伊那農業高校は、使い終わったきのこの菌床を牛の飼料する研究について発表しました。
きのこの菌床を飼料として与える事で、牛の肝機能の回復や血中コレステロール値が低下したということです。
また、全国版・第一回みどりの戦略学生チャレンジで大臣賞に次ぐ大臣官房長賞を受賞したと報告しました。
このイベントは、上伊那の高校の探究を資金や物資、人的サポートで支える仕組みづくりを目指す任意団体ネイバーシップが企画しました。
イベントは、参加した大人と高校によるグループトークが行われました。
ネイバーシップでは、今後も探究の事業をとおして高校と地域がつながるイベントを行っていくとしています。
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上伊那更生保護団体研修会で春風亭愛橋さん講演
上伊那地区の更生保護司会は駒ヶ根市出身の落語家、春風亭愛橋さんを講師として招き、伊那市のニシザワいなっせホールで研修会を開きました。
6日、上伊那地区更生保護団体の合同研修会が開かれました。
講師を務めたのは駒ヶ根市出身の落語家、春風亭愛橋さんです。
愛橋さんは「“優等生がいない落語”を支えるものとは」というテーマで講演を行いました。
愛橋さんは「落語は正解の無い、様々な生き方を考え続ける、考えさせるものです」と話しました。
講演の後半は、テーマを踏まえた落語を披露し、会場は笑いに包まれていました。
この研修会は、上伊那地区の保護司会が開いたものです。
罪を犯した人の更生を支援する保護司は、上伊那地区には73人います。
会には上伊那地区の保護司に加え、民生児童委員、学校教職員などおよそ300人が参加しました。
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長野県シニア大学伊那学部 36人卒業
長野県シニア大学伊那学部の第46期生の卒業式が14日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
式では伊那保健福祉事務所長の須藤恭弘学部長から、代表者に卒業証書が手渡されました。
今年度卒業を迎えたのは51歳から80歳の36人です。
防災や地域の文化、ボランティア活動など62時間の講座を修了しました。
卒業生を代表して伊那市日影の辻渉さんは「学びを通して自身の見聞を広め新しい視点を開くきっかけになった」とあいさつしました。
長野県シニア大学では、今年度含めて県全体で51,168人、伊那学部で4,875人が卒業しています。
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倉田加代子さん作詞の南箕輪村賛歌 16日に初披露
16日に行われる、南箕輪村の村政150年記念式典で、塩ノ井の元小学校教諭、倉田加代子さんが42年前に作詞した「南箕輪村賛歌」が初めて披露されます。
南箕輪村塩ノ井の倉田加代子さん91歳です。
倉田さんは、42年前の1983年、昭和58年に村のことをもっと知ってもらおうと、「南箕輪村賛歌(ふるさと賛歌)」を作詞しました。
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上伊那農業高校畜産班 3年生のために蕎麦打ち練習
南箕輪村の上伊那農業高校、畜産班の1、2年生は、この春卒業する畜産班の3年生に振舞うために、蕎麦打ちの練習を行っています。
1月31日は、上伊那農業高校畜産班の1、2年生12人が練習を行っていました。
指導を行ったのは、伊那市地域おこし協力隊で蕎麦打ちの魅力を広める活動を行っている、下平彩楓さんです。
上伊那農業高校畜産班では毎年、卒業する3年生のために送別会を開いていて、今年は農業コースの生徒が作った蕎麦粉、小麦粉を使って手打ち蕎麦を振舞うことにしました。
練習会は3月にもう一度開かれ、その後3月4日の畜産班の3年生送別会で蕎麦を振舞うということです。
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乳がんの経験をまとめた絵本出版
伊那市富県南福地の宮下かね子さんは乳がんを患った経験をまとめた絵本、「かねちゃんのおっぱいどこいったの」を自費出版しました。
宮下かね子さん、76歳。宮下さんは52歳のときに乳がんと診断され、左乳房を切除しました。
その後も肺にがんが見つかり今も抗がん剤で治療を続けています。
がんと診断され手術を受けたときは、落ち込んでいましたが、社交的な宮下さんは、まわりの人たちとの交流のなかで徐々に元気を取り戻していきました。
そしてこれらの経験が誰かの救いになればと去年12月自身の経験をもとにした絵本を出版しました。
絵本「かねちゃんのおっぱいどこいったの?」は子守りをした友人の子どもたちとの交流を題材にしています。
絵本は昔からつきあいのある上松町のイラストレーター大畑哲也さんの協力により作られました。
出版がきっかけで手術をしてもらった医師との再会も果たしました。
絵本は1,000部作られ価格は1,200円(税込)、県内の平安堂などで販売されているほか、大畑さんのホームページ「ありがTOH企画」からも購入できます。
宮下さんは売り上げの一部を児童養護施設たかずやの里などに寄付するということです。
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天竜川流域の治水対策を発表
天竜川上流流域治水協議会の会議が12日開かれ天竜川流域の自治体などが治水に関する取り組み事例を発表しました。
オンラインで開かれた会議には国や県のほか流域の自治体など約40人が出席しました。
治水に関する事例では伊那市が田んぼダムの取り組みについて発表しました。
田んぼダムは水田の落水口に穴の空いた調整板を取り付けることで雨水をゆっくりと川に流し氾濫を抑制するものです。
伊那市では市内2つの圃場で試験を行っていて営農への支障の有無などについて調査結果をまとめることにしています。
会議を開いた天竜川上流河川事務所では2040年ころには降雨量は現在の1.1倍、洪水発生頻度は2倍になると試算していて気候変動を踏まえた治水対策が必要だとしています。
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株式会社やまとわ 端材を使った作品展
那谷の木材を使用した家具の製作などを行っている、伊那市西箕輪の株式会社やまとわは、製作過程で出た端材を使った作品展を、伊那図書館で開いています。
図書館の展示ギャラリーには、株式会社やまとわのメンバーの作品、18点が展示されています。
端材の木目や割れ目を額装し切り取ることで、風景や動物などに見立てています。
「端を中に。」と名付けられたこの作品展は、端材の有効利用方法としてメンバーが発案したものです。
株式会社やまとわの唐木啓子さんは「普段は捨ててしまう端材に目を向けることで、木の持つ面白さを感じ取ってほしい」と話しました。
作品展は16日日曜日まで開かれています。
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桜開花予想 高遠城址は4月3日
民間気象情報会社のウェザーニューズは今年3回目の桜の開花予想を13日に発表しました
高遠城址公園の桜は開花が4月3日、満開は4月9日と予想しています。
伊那市高遠町の高遠城址公園の開花は前回と同じ4月3日、満開の予想は今回が初めてで4月9日となっています。
4回目の発表は2月下旬を予定しています。
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上伊那地域振興局 農業農村整備事業で広報大賞
全国農村振興技術連盟が農業農村整備事業に関する広報活動を評価する広報大賞で、上伊那地域振興局が最高賞の大賞を受賞しました。
12日東京都で表彰式が行われました。
農業農村整備事業広報大賞は、全国農村振興技術連盟が主催するものです。
上伊那地域振興局は、農業資産のキャリア教育への活用と地域内外への情報発信に取り組みました。
小学生に農業水利施設への理解を深めてもらうため、2007年度から農業用水探検隊を開いています。
今年度は西天竜幹線水路からエリアを拡大し、三峰川周辺にも見学コースを設けました。
また、中学生キャリアフェスへの参加、上伊那農業高校の生徒による農業水利施設見学会、信州大学農学部の学生のインターンシップ受け入れなど、年代に応じたキャリア教育を実施しました。
ほかにも、農業資産の情報発信として、生産者や企業、大学との棚田パートナーシップ協定や、上伊那の棚田とため池のパンフレット製作を行いました。
広報大賞には全国から35団体の応募があり、最高賞は上伊那地域振興局を合わせ3団体が受賞しています。
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南箕輪村長選 藤城氏が政策発表
任期満了に伴う南箕輪村長選挙に立候補を表明している現職の藤城栄文さんは「いつまでも幸せに暮らせる村に」をテーマに、6つの柱を掲げた2期目の政策を12日発表しました。
藤城さんは、12日南箕輪村の村民センターで政策発表を行い、次のように話しました。
「「いつまでも幸せに暮らせる村に」を最初に掲げ6つの内容を柱に公約を作った。1期目はわからない事が初めての立場でありましたが、2期目は学ばせてもらった事をしっかりと経験や知識として活かし、1期目より2期目が良かったという政策を多く実現できるよう、まじめに汗をかき頑張っていきたい」と話していました
藤城さんは地域づくりや子育て支援、行政運営など6つの柱を掲げています。
地域づくりの分野では、熟年者や子育て世代向けに公園や図書館、ふれあい農園の拡充を図り、居場所づくりを進めるとしています。
子育て支援の分野では、育休退園制度の廃止や余暇のための子ども預かり制度を充実させるとしています。
藤城さんは無所属の現職1期目、南原の45歳です。
これまでに藤城さんの他に立候補を表明した人はいません。
南箕輪村長選挙は、4月8日告示13日投開票となっています。 -
伝統の高遠だるま市
江戸時代から伝わる伝統のだるま市が伊那市高遠町の鉾持神社参道で11日に開かれ、だるまを買い求める人で賑わいました。
鉾持神社参道には、大小さまざまなだるまが並び訪れた人たちでにぎわいました。
だるま市は、五穀豊穣を願う鉾持神社の祈年祭に合わせ江戸時代から400年以上続くとされています。
訪れた人たちは、値段交渉をして気に入っただるまを買い求めていました。
大きいものを購入した人には、景気づけの手締めが行われていました。
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南箕輪村 産後の保育園の入園期間の延長を来年度から実施
南箕輪村は、子育て世帯への支援を目的として、産後の保育園の入園期間の延長を来年度から実施することが12日に報告されました。
12日は役場で南箕輪村議会全員協議会が開かれ、産後の保育園の入園期間の延長について報告されました。
現在、産前産後の入園要件は、出産予定日の2か月前から出産後3か月としています。
変更後は産後6か月に延長します。
期間終了後は、一時保育の利用を月に10日まで無料で利用することができるようになります。
入園要件が就労で、育児休業を出産3か月後も取得する場合に子どもを退園させる育休退園については廃止するとしています。
保護者から希望があった場合には、継続して通うことができます。
継続を希望しない場合には、一時保育の月10日無料を利用することができます。
村では今年度、育休退園した子どもは12日までに18人いるということです。