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上伊那岳風会伊那地区の初吟会
長野県上伊那岳風会伊那地区の初吟会が、1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
初吟会では、来賓を含め伊那地区の12教室に通う生徒およそ60人が吟を披露しました。
伊那地区初吟会は、日ごろ鍛えた吟を披露しようと、毎年この時期に開かれています。
1日は、教室ごと順番にステージにあがり、自慢の喉を披露していました。
下平岳渓会長は、「高齢化やコロナ禍で吟友の数が全国的に大幅に減少しているが、岳風流の吟道の道を絶やすことなく、決起して今年1年吟を楽しんでいきたい」と話していました。
初吟会では、全員で吟じる大合吟が行われました。 -
上の原 歩道設置求める同盟会設立
伊那市上の原の市道上の原幹線道路に歩道の設置を求める期成同盟会が昨夜上の原公民館で発足しました。
昨夜の上の原幹線歩道設置促進期成同盟会では関係地区の区長や小中学校のPTA会長、地元企業などおよそ30人が出席しました。
会では役員の選任が行われ、会長に上の原区長の仲田穂積さんが選ばれました。
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箕輪町 子どもが主役の学校づくり
箕輪町の小中学校6校は、長野県教育委員会の子どもが自ら学び方を選択し、自己実現できる取り組みを始める実践校に選ばれ、来年度から取り組みが始まります。
31日に、町文化センターで総合教育会議が開かれ、来年度の取り組みについて報告がありました。
箕輪町の小中学校6校は、去年、県教育委員会の「ウェルビーイング実践校TOCO―TON」に選ばれ、来年度から3年間モデル校として子どもが主役の学校づくりに取り組みます。
令和7年度の実施計画として、県内の保育園で行われている自然体験学習のやまほいくを小学校低学年に導入します。
また各校に、地域の人と子どもが交流し、地域活動を行う「ふるさとルーム」を設置するとということです。
令和7年度から可能な範囲で取り組み始め、2026年度から本格実施していくとしています。
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伊那市 国保の一部補助廃止を諮問
伊那市国民健康保険運営協議会が31日に開かれ、来年度、補助金交付要綱を一部改正し、これまで市が行っていた、自己負担額の2分の1補助を廃止とする案を諮問しました。
協議会では、伊藤徹副市長が協議会の小林眞由美会長に来年度のがん検診など9項目について「自己負担額の2分の1の補助を廃止する」とする案を諮問しました。
伊那市では、現在がん検診などを受診した国保加入者に対し、自己負担額の2分の1を補助しています。
市では、補助金の廃止による急激な負担増を避けるよう自己負担割合を引き下げることにより、自己負担額は検診内容によって100円から1,200円の増加に抑えます。
県内19市で伊那市以外に補助を実施している自治体はなく、上伊那では箕輪町と辰野町のみです。
見直しは、令和8年度実施分から行うとしています。
きょうはほかに、基礎課税額、後期高齢者支援金課税額、介護納付金課税額の国保税率について、いずれも現行通りに据え置くとする案を諮問しました。
答申は、2月3日に行われる予定です。
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西箕輪上戸で英語学ぶ
伊那市西箕輪上戸の小中学生が25日、地元住民から英語を学ぶ教室が、上戸集落センターで開かれました。
この日は、上戸区の小中学生とその保護者およそ20人が参加しました。
講師は大阪府出身で、27年間外国で勤務し、2011年に伊那市に移住した男性が務めました。
この教室は上戸区が初めて開いたものです。
上戸区では「地元の人から英語を学び、これをきっかけに世界で活躍できる大人になってもらいたい」と話していました。
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ゆいま~る 入園準備品の製作
伊那市中央の障害福祉サービス多機能型事業所、伊那ゆいま~るでは、保育園の入園準備品の販売に向けて、着替え袋や絵本袋などの製作を行っています。
31日は、伊那ゆいま~るの利用者と支援員の4人が作業を行いました。
利用者は、ミシンで布を縫ったり、アイロンがけをしたりしていました。
ゆいま~るでは利用者の工賃アップにつなげようと5年ほど前から入園準備品の製作を行っています。
去年11月から準備を進めていて、すべて手作業のため一つの手さげ袋を作るのに3日ほどかかるということです。
伊那市の保育園の指定サイズに合わせて作られています。
絵本袋、着替え袋など4種類1セットで価格は、税込み6600円となっています。
恐竜や花などが入った柄は支援員が選んだもので、全て違うもになっています。
ハリや耐久性を持たせる接着芯を使用し、長持ちするよう工夫しています。
販売会は、来月19日の午前10時から午後1時まで伊那市役所の市民ホールで開かれます。
ゆいま~るの他、市内の障害者就労支援事業所で製作したおよそ30セットを販売する予定です。 -
春富中学校で金融授業
お金のトラブルや使い方について学ぶ授業が伊那市の春富中学校で31日に行われました。
この日は2年生およそ100人が話を聞きました。
講師は八十二銀行と長野銀行の行員7人が務めました。
授業ではお金のトラブルや使い方について学びました。
行員は「キャッシュレス決済では知らないうちにお金を使いすぎてしまうことがあるので注意してください。
また、必要なものかほしいものを見極めて賢く使いましょう」と話していました。
春富中学校では金融授業を今回初めて行ったということです。 -
去年12月の月間有効求人倍率
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は、前の月を0.07ポイント上回る1.28倍となりました。
去年12月の月間有効求人数は3,227人、月間有効求職者数は2,517人で、月間有効求人倍率は1.28倍となりました。
全国は1.25倍、県は1.29倍となっています。
雇用情勢については「求人が求職を上回っているものの、求人が鈍化傾向にあるなど弱い動きとなっている。物価上昇等が雇用に与える影響を注視する必要がある」として判断を据え置いています。
また、新規高校卒業者の就職内定率は去年12月末現在91.0%で、前の年の同じ時期と比べ1.5ポイント低くなっています。
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今年の業況 悪い49.4%
アルプス中央信用金庫が四半期に一度発表している「伊那谷・経済動向 中小企業景気レポート」の特別調査によりますと、自社の今年の業況について、悪い方向の見通しは合わせて49.4%でした。
レポートは、アルプス中央信用金庫が取引先185社に対し四半期に一度調査を行っているものです。
今年の自社の業況見通しについて、「良い」と答えた企業は10.6%で前年より4.8ポイント減り、悪いと答えた企業は49.4%で前年より9.2ポイント増え、業況感は落ち込んでいます。
自社の業況が上向く転換点については、今年中に良好感が出ると答えた企業は57.5%だった一方で、「業況改善の見通しは立たない」と答えた企業は27.5%でした。
去年10月から12月の業況は、良かったとする企業は14.5%、悪かったとする企業は39.0%で、業況判断指数はマイナス24.4と前期より3.1ポイントで悪化傾向が強まっています。 -
ドローンのプログラミングを体験
小学生がドローンの飛行プログラミングや操縦を体験する講座が20日南箕輪村の南部小学校で開かれました。
講座は長野県南信工科短期大学校の出前授業として開かれたものです。
6年2組の児童23人がドローンの上がる高さや飛行距離などを測定しタブレットを使って設定するプログラミングに挑戦しました。
指導にあたった南信工科短大の柳沢裕二准教授は、ドローンを思い通りに飛ばす設定方法について指導していました。
プログラミングが終わると児童たちは実際にドローンを飛ばしていました。
ドローンはプログラミング通り、障害物の手前で止まり上昇、その後設定した距離を飛びゴール地点に着陸しました。
南信工科短大では上伊那の小学校や公民館でプログラミングの出前講座を開いていて、その楽しさに触れる機会として活用してもらいたいとしています。
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モノづくり企業が資本業務提携
上伊那地域のモノづくりの企業同士が資本業務提携を結ぶM&A成約式が30日、箕輪町防災交流施設みのわBASEで行われました。
成約式には金属切削加工や美容機器製造を行う辰野町の有限会社双葉製作所の上原文明社長と金属加工を手掛ける箕輪町の株式会社バンブーの竹内一真社長のほか関係者8人が出席しました。
M&A成約により双葉製作所はバンブーに金属加工事業を譲渡します。
今後、双葉製作所は、ほかの事業を継続しバンブーは金属加工の事業拡大を図ります。
両社の仲介を担った東京都の株式会社日本M&Aセンターは、企業の合併や事業譲渡などM&Aの支援を行っていてその数は9,500件を超えているということです。
双葉製作所の上原社長は「これからも互いの力を出しながら事業を大きく伸ばしていきたい」
バンブーの竹内社長は「働きがいのある会社を目指したい」と話していました。
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18歳の無職の男を再逮捕
伊那警察署、諏訪警察署、大町警察署と県警組織犯罪対策課は29日午後2時4分に詐欺の疑いで住所不定、無職の18歳の男を再逮捕しました。
伊那警察署の発表によりますと男は氏名不詳者らと共謀し去年10月に諏訪郡内の80代の女性の携帯電話に電話をかけ、息子をかたり、至急現金を必要としているなどとうそを言い、その後、弁護士の関係者になりすまし、松本市の路上で女性から現金100万円をだまし取った疑いです。
伊那署では捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。男は今月8日に同様の手口で上伊那郡内の80代の女性から現金200万円をだまし取った疑いで逮捕されています。
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箕輪町図書館 スマホで本が借りられます
箕輪町図書館では、来月1日から、図書利用カードの代わりに、スマートフォンを使って本を借りることが出来るようになります。
スマートフォンに表示された利用者バーコードをカウンターで読み取ると、本を借りることが出来るようになります。
このバーコードは、箕輪町図書館の蔵書検索や予約を行うページにあるマイライブラリーに新たに導入されるサービスです。
図書利用カードの代わりに使うことが出来ます。
マイライブラリーへのログインには図書利用カードの利用者番号が必要で、カードを持っていない人は事前に図書館カウンターでカードの発行が必要です。
この機能は、町図書館だけでなく、町の移動図書館車でも使うことが出来ます。
上伊那8市町村の図書館で同様の機能が使えるのは、駒ケ根市、宮田村、飯島町で、箕輪町が4例目です。
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箕輪町議会 一般会計に3億9,400万円追加
箕輪町議会臨時会が30日に役場で開かれ、今年度一般会計に3億9,400万円を追加する補正予算案など2議案が提出され、可決・承認されました。
主な事業のうち、物価高騰対策として、住民税非課税世帯や、住民税均等割のみ課税世帯への給付金支給に合わせて8,580万円。
ほかに、原油、燃料価格高騰の影響を受ける、交通事業者や貨物自動車運送事業者などへの支援金給付に合わせて610万円となっています。
また、ゼロカーボン推進事業で、町内小学校や公共施設への太陽光・蓄電池の設置工事費などに、合わせて2億3,400万円となっています。
なお、ゼロカーボン推進事業は、国の制度を活用し財政の負担軽減を図るため、来年度の当初予算を前倒ししたものです。
これにより最終的な町の負担額はおよそ7,100万円となります。
この日提出された、これら補正予算案を含む2議案は、全会一致で可決・承認されました。
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伊那市協働のまちづくり交付金 事業活動報告会
伊那市の協働のまちづくり交付金を活用して実施した事業の今年度の活動報告会が28日、市役所で開かれました。
28日は、今年度採択された31事業の中から、特色のある活動を行った4つの団体が発表しました。
このうち、西箕輪上戸区は、遊休農地で生産した農作物を通して区民同士が交流し、区民に還元する仕組みを実践しました。
参加した住民からは「顔見知りになれるいい機会になった」などの声があったということです。
ほかに、長谷の農ある暮らしの魅力や価値を伝える活動を行う「はせ農エン隊」は、地元産の米をポン菓子にしてイベントで子どもたちに食べてもらう企画をしました。
農業をエンターテイメント化し、活性化につなげたいとしています。
伊那市の協働のまちづくり交付金は、課題解決や地域振興のために行う実践的な活動を支援する制度です。
今年度は31事業が採択されました。
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土佐千乃さん フェンシングW杯の結果報告
箕輪町大出の団体職員、土佐千乃さんは、1月10日から香港で行われた、ワールドカップ、フェンシングシニア女子フルーレの個人競技に出場しました。
30日は、土佐さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に大会の結果を報告しました。
現在23歳の土佐さんは、1月10日から香港で行われたフェンシングシニア女子フルーレのワールドカップ個人競技に出場しました。
決勝トーナメントの初戦、東京・パリオリンピック2連覇の選手に敗れ、結果は190人中63位でした。
2028年の長野県での国民スポーツ大会に向け、県内選手の競技力の強化を図るため去年4月から県のスポーツ専門員として活動しています。
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高遠城址公園 開花予想4月3日
民間気象情報会社ウェザーニューズは、今年2回目の桜の開花予想を29日に発表しました。
高遠城址公園は、4月3日となっていて、前回の発表よりも1日早くなっています。
なお、去年は、4月5日に開花、11日に満開となっています。
第3回の開花予想は2月中旬に発表予定です。 -
山の遊び舎はらぺこ 写真展
伊那市手良の認定こども園NPO法人山の遊び舎はらぺこの写真展が29日から伊那図書館で始まりました。
会場には去年の春から秋にかけて、園児が自然の中で活動している写真およそ60点が展示されています。
写真は縦47センチ横60センチの布に印刷されています。
展示されている写真は、全て小林成親園長が撮影したということです。
はらぺこは、今年開園20周年を迎えます。
開園当初、森の中で写真展を開いたときに、濡れても良いように布に印刷したことがきっかけで、現在も同じスタイルを続けているということです。
はらぺこは、自然の中での遊びを大切にしていて、現在およそ30人の子どもたちが通っています。
はらぺこでは、「子どもたちが自然の中で見せる姿や表情を見てもらいたい」と話していました。
写真展は来月7日(金)まで伊那図書館で開かれています。
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箕輪町 増澤さんが自宅で寒茶づくり
箕輪町大出の増澤武雄さんは、自宅の畑の茶の木の葉を使った寒茶づくりを毎年この時期に行っています。
増澤武雄さん87歳です。
29日は、自宅の畑の茶の木から葉を摘んでいました。
茶の木は畑の周りに21年前に植えたもので、およそ30メートルの垣根になっています。
増澤さんは大寒の時期になると毎年、冬の寒さで糖分をためた葉を使い、寒茶づくりを行っています。
増澤さんは、箕輪町大出出身で、大学卒業後に静岡県の職員として茶の試験場で勤務した後、20年ほど前に大出に戻ってきたということです。
増澤さんは、電子レンジで乾燥させた葉を200度に熱したホットプレートを使い、焦げないように手で揉みながら20分間炒っていきました。
こうすることで、糖分が分解し甘くなり、香りが良くなるということです。
出来上がった茶葉に熱湯を注ぎ味わっていました。
増澤さんは出来上がった茶葉は、自宅で飲むほか近所や知人におすそ分けしているということです。
増澤さんは、この時期に茶葉を1キロほど作り、3か月ほど楽しむということです。
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民泊 先輩受入れ家庭を見学
民泊の登録をした家庭を対象にした、先輩受け入れ家庭の見学会が29日伊那市内で開かれました。
29日は民泊を検討している人や始めて1年程の人など8人が御園の御子柴勝久さん宅を訪れました。
御子柴さんは7年前から民泊の受け入れを行っていて、写真を見ながら農業体験の様子などを紹介しました。
御子柴さんは「農業体験は作業が一つだけだと飽きてしまうので、草取りや収穫、加工品作りなど複数用意している。
また、子供たちの受け入れでは、家庭的な雰囲気を大切にしている」と説明していました。
29日は他に民泊メニューに取り入れている五平餅づくりを行いました。
見学会は、伊那谷民泊協議会と伊那市地域おこし協力隊が横の繋がりやおもてなしのヒントにしてもらおうと開いていて、今回で3回目です。
民泊登録している家庭は伊那市を中心におよそ75軒で、今年度、民泊を利用した人は541人だという事です。
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コロナ週報 上伊那107人感染
29日に発表の新型コロナウイルス感染症の20日から26日の週報です。
上伊那は107人、全県は790人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり8.98人で増加しています。
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伊那北生 新伊那節を市長に披露
伊那市の伊那北高校の生徒3人は、現代風にアレンジした新しい伊那節を白鳥孝市長に28日披露しました。
28日は3人が市役所を訪れ、踊りを披露しました。
披露したのは振付を考えた伊那北ダンス部の3年生3人です。
与地の伊那節を現代風にアレンジした曲を3つに分け、去年10月から分担して振付を考えました。
若い世代に伊那節に親しんでもらおうと、伊那芸術文化協会が振付を依頼しました。
1曲の長さはおよそ3分で、白鳥市長は生徒たちの踊りを興味深げに見ていました。
市長 一言「3番までもたない・汗びっしょりだよ」
新しい伊那節を企画した伊那芸術文化協会の松山光理事長も出席し、伊那まつりや中学校の体育の授業で踊ってほしいと白鳥市長に要望しました。
新たな伊那節は来月2日にいなっせで開かれる「第18回伊那谷伝統文化公演」の中で伊那北高校のダンス部が披露する予定です。
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文化財防火デー 箕輪町内をパトロール
1月26日の文化財防火デーに合わせ、28日、箕輪町内の文化財のパトロールが行われました。
このうち木下の箕輪南宮神社では、総代会の役員が箕輪消防署の署員から消火器の使い方を教わっていました。
箕輪南宮神社は町の有形文化財に指定されていて、普段は総代会が管理しています。
パトロールでは、町の文化財担当の職員や消防署の署員らが消火器の位置や火災の原因となるものがないかを確認しました。
消火器の設置場所について、普段鍵がかかっている本堂の中に設置されていたことから、緊急時にすぐ対応できるよう本堂の外に変更していました。
文化財防火デーは、昭和24年1月26日に法隆寺金堂で火災が起きたことを受け定められたものです。
28日は他に無量寺でもパトロールが行われました。
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市内小中学校「暮らしのなかの食」実践報告会
伊那市の小中学校が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」の実践報告会が27日、市役所で開かれました。
27日は市内の小中学校校長や保育園の園長らおよそ50人が参加しました。
会では西春近北小学校の倉根真紘教諭が1年まつ組のさつまいも栽培の取組みを発表しました。
まつ組では生活科の授業で4種類のさつまいもを栽培しました。
収穫したいもは、手作りのレンガ窯で焼き芋にしました。
児童は活動を通して、窯の作り方や、火のおこし方などを学びました。
保護者からは、家族の間でも芋や食についての会話が増えたとの声があったということです。
倉根教諭は、1年間の授業を通して、「さつまいもの栽培から、食について考える、良いきっかけになった」とまとめていました。
「暮らしのなかの食」事業は伊那市が2015年から市内小中学校で進めています。
農業体験と食育に日常的に取り組むもので、今年度で10年目となりました。 -
まっくんバス 1日3便で運行へ
南箕輪村の村内巡回バス、まっくんバスの運行について、利用者が減少していることから、2026年度から高校生や高齢者に重点を置き、1日3便に減らしたい考えです。
28日に村役場で開かれた、南箕輪村地域公共交通協議会で案が示されました。
まっくんバスの年間利用者はコロナ禍前の1万3千人ほどから大きく落ち込み、昨年度の年間利用者は9,727人、1便当たり2.0人でした。
村では見直しを行い、来年度策定する、南箕輪村地域公共交通計画の案を示しました。
案では、高校生や高齢者に重点を置いた、通学通院支援バスの運行を計画しています。
現在は4コース4便から5便運行していますが、2026年度から1コース、平日の朝1便、夕方2便となり、JR北殿駅や伊那北駅、伊那中央病院を通るルートにするとしています。
年間定期券や回数券も導入する考えです。
昼間はタクシーの利用を呼びかけ、村民にタクシー券の助成を行います。
また、JR北殿駅は多くの人が利用しているとして、バス停やタクシー待機場など駅前広場の整備を進めていくとしています。
協議会では、計画案について地域住民対象のパブリックコメントを実施します。
新たなバスの運行は2026年度を予定しています。
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伊那市 一般会計に2億8千万円追加
伊那市議会臨時会が28日に市役所で開かれ、今年度一般会計に2億8千万円を追加する補正予算案など11議案が提出され可決されました。
主な事業として物価高騰対策で住民税非課税世帯や住民税均等割のみ課税世帯への給付金支給に2億5,600万円となっています。
この日提出された11議案は全て可決されました。 -
箕輪手話サークル 防災講演会
箕輪町の箕輪手話サークルで、町の防災関係機関から話を聞く防災講演会が27日、みのわBASEで開かれました。
講演会には箕輪手話サークルのメンバーおよそ10人が参加し、防災について学びました。
箕輪町危機管理係の小野智弘係長は、南海トラフ地震が起きた際の箕輪町の被害想定を話しました。
箕輪町交番と箕輪消防署が防犯と火災についても話をしました。
箕輪町交番の藤原義勝所長は、110番通報で、きこえない人ときこえる人の電話を通訳オペレータがつなぐ、電話リレーサービスを紹介しました。
箕輪消防署の小澤幸市署長は、119番通報が困難な人が、円滑に消防への通報を行えるようにする「NET119緊急通報システム」を紹介しました。
この講演会は防災を学ぶきっかけを作ろうと、箕輪手話サークルが初めて開いたものです。
聞こえない人は災害時の情報入手が遅くなってしまうため、どう対応していくかを学びました。
箕輪手話サークルでは「防災を考えるきっかけになった」と話していました。
毎年防災について取り組んでいきたいとしています。
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シルバー人材伊那地区 市に寄付
公益社団法人伊那広域シルバー人材センター伊那地区は高齢者福祉に役立ててもらおうと支えあい募金を9日、伊那市に寄付しました。
伊那広域シルバー人材センターの田中義一伊那地区委員長らが市役所を訪れ白鳥孝市長に寄付金を手渡しました。
伊那地区では地域貢献のため毎年、会員による支えあい募金を行っています。
今年は5万3072円が集まり伊那市に寄付しました。
田中委員長は「高齢者福祉に役立ててほしい」と話していました。
伊那広域シルバー人材センターは伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村に住む60歳以上の人たちおよそ590人で構成されていて、そのうち伊那地区はおよそ280人が活動しています。 -
リフレッシュ・ヨガ講座
育児中の保護者を対象にしたリフレッシュ・ヨガ講座が箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとで17日に開かれました。
17日は箕輪町など育児中の保護者10人が参加しました。
講師は町内でヨガ教室を開いている、ヨガインストラクターの荒川章代さんが務めました。
17日はボールを使い、全身ををほぐすストレッチを行いました。
保護者は講座中、施設に子どもを預けることができます。
講座は、ヨガで日頃のストレスを解消し心身ともにリフレッシュしてもらおうと、いろはぽけっとが開いたものです。
リフレッシュ・ヨガ講座は来年度も開催を予定しています。
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災害時の外国人への対応を考えるセミナー 上伊那地域振興局が初開催
上伊那地域振興局は、災害発生時の外国人への対応について考える「多文化共生防災セミナー」を27日、伊那合同庁舎で開きました。
セミナーには、上伊那の7市町村を中心に防災担当者など23人が参加しました。
NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会理事の土井佳彦さんが講師を務め、話をしました。
土井さんは、去年6月末時点の地域ごとの在留外国人数について紹介しました。
それによると、伊那市は39か国1,969人、箕輪町は27か国805人、南箕輪村は25か国392人だということです。
土井さんは、「災害時には、必要な情報を多言語に翻訳し、外国人にも届ける必要がある。また発信した情報が届いているか、対面して確認することが重要だ」と話していました。
上伊那地域振興局によりますと、上伊那地域は県内でも外国人住民の割合が高いということです。
災害発生時には、「避難指示などの情報が届かない」「適切な避難行動がとれない」などの問題が懸念されていることから、解決に役立ててもらおうと今回初めてセミナーを開きました。
出席者は、「災害時に外国人が、情報収集や、宗教上の理由で避難所での食事などに不安があることが分かった」「市町村単位ではなく、広域的に取り組む必要があると改めて感じた」などと話していました。