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大芝高原音頭Newヴァージョン振付の竹の鳴り物
「舞竹(マイバンブー)」に名前決定南箕輪村の今年の大芝高原まつりの共通曲「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使う竹の鳴り物の名前が、「舞竹(マイバンブー)」に決まった。大芝高原音頭普及チーム会議で決定した。
「舞竹」は、舞踊の舞と竹を合わせ、自分だけの手作りの竹という「Myバンブー」と、竹を使って舞い踊ろうという意味を込めた。「大芝高原音頭Newヴァージョン」に英語が入っていることから、竹もバンブーと英語読みにした。
「舞竹」は、竹の中に小豆や大豆を入れて音が鳴るようにし、毛糸のボンボンを飾りに付けている。
普及チームは、竹製の鳴り物を持って踊ってほしい-と、6月に製作講習会を開くなど普及を図ってきた。南箕輪小学校の6年生、民謡グループ、子どものダンスグループ、信州大学農学部の学生らが、「舞竹」を手にまつりパレードへの参加を予定している。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業
10事業を採択箕輪町は、町民が自主的、主体的に取り組むまちづくり活動を助成する新規の「まちづくり住民提案事業」で、応募のあった10事業を採択した。3日、10団体に採択の決定通知を送付した。
事業の対象は、まちづくりに熱意やアイデアを持つ住民が自主的に実施する事業。助成金額は最高10万円。10件の応募があった。
住民提案事業審査委員会(丸山亮委員長)を2回開き、委員会は10事業すべてを採択する審査結果を平沢豊満町長に報告。町は報告を受け、補助金交付額を精査し、交付決定した。交付予定総額は94万9千円。
今後は、採択された各団体が補助金交付申請を出し、事業を実施。実績報告をする。
採択した事業は次の通り(かっこ内は団体名、(1)活動内容(2)補助金交付予定額)。
▽地域活性化「観光農園」づくり事業(これからの農業林業を考えるEグループ)=(1)チューリップ畑づくり、スイセンの株の増殖ほか(2)10万円▽知的発達障害者自立支援事業(SOみのわ)=(1)SOプログラムに基づくスポーツの実施、知的障害者と家族の交流会実施(2)10万円▽もみじカップ第1回箕輪もみ児小学校かけっこ大会(ちいむもみじ)=(1)町内小学生を対象としたランニング大会(2)10万円▽メタセコイアの木でコカリナを作り演奏しよう(メタセコイアの森の会)=(1)メタセコイアの製材、コカリナ製作、演奏会の開催(2)10万円▽ひまわり畑「憩いの場」運営事業(ひまわり畑)=(1)憩いの場運営、精神保健福祉に関する理解と啓発促進(2)10万円▽有機農業研究・普及事業(箕輪町有機農業研究会)=(1)有機農業技術の習得、土壌の科学的分析に基づく肥料設計(2)10万円▽みのわダム周辺環境美化事業(みのわダム郷里を愛する会)=(1)箕輪ダム周辺町道の側溝たい積土の撤去、紅山桜・枝垂れ桜などの植栽管理(2)9万1千円▽みのわ御棒サ!里曳きタイムレース(箕輪まちづくり同友会)=(1)もみじ湖夢まつりで小学生によるレースの開催(2)9万円▽和やか・ふれあい、おそばづくり(漆戸共有財産管理組合おそば会)=(1)遊休農地を活用したソバ作り、地域の一人暮らし老人らを対象にした収穫祭の開催(2)8万6千円▽星が輝く光のページェントIN花街道(西部花街道をつくる会上古田支部)=(1)12月に上古田公民館横の畑にヒノキの大木のイルミネーションを点灯(2)8万2千円 -
飯島町の新AETが着任あいさつ
飯島町の小・中学校の新しいAET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー)のライマー ジョナサン チャールズさん(22、ペンシルべニア州)は3日、飯島中学校の西村幸教諭らと役場に訪れ、高坂町長に着任あいさつした=写真。任期は7月31日から1年間、3年間まで延長できる。
ジョナサンさんは「大学で日本人の友人ができ、能や歌舞伎など日本の伝統芸能に興味を持った」と動機に触れ「子どもたちの英語力アップに努力したい」とあいさつした。
高坂町長は「飯島町の子どもは良い子ばかり、すぐになれて親しくなるよ」と歓迎した。
上背があり、がっしりした体躯のジョナサンさんに、高坂町長は「何かスポーツをしていますか」と質問。
ジョナサンさんは「空手やチアリーダーをしていた。日本でも空手ができれば」と答えた。
また「ふるさとペンシルべニアは田舎で、牛がいたり、小麦を栽培していたが、飯島町に似ている」と話すと、高坂町長は「飯島町の米はおいしい。落ち着いたら、アメリカ産の牛肉で焼肉パーティーをしよう」と誘うなど、しばらく、日本食などの話題で談笑した。 -
宮田のワインとしてブランド確立を
将来見すえてステップアップ宮田村の特産品山ぶどうワインだが、山ぶどう交配種のヤマソービニヨンを原料としていることから、今後はワイン銘柄名の「紫輝」「駒ケ原」を強く打ち出し、宮田のワインとしてブランドを確立、販売戦略に乗せていこうと検討を進めている。
ヤマソービニヨンは、山ぶどうとカベルネ・ソービニヨンを交配した品種。100%純然の山ぶどうではない。
表示や呼称の厳格化を求める動きが強くなっていることもあり、村や農協、生産者などでつくる「山ぶどうの里づくり推進会議」は、今年初めから対応を検討してきた。
4日開いた同会議で、事務局の村産業建設課は「ラベルの一部変更なども含め、ブランド名をもっと浸透させる検討を進めていきたい」と提案。異論などはなかった。
関係者は「山ぶどうはインパクトある呼称だと感じるが、宮田のワインとしてさらに確立していければ」と話していた。
会議では、昨年並の25トンから30トンに及ぶとする本年度の収量予測も報告。
販路を拡大していくために農協、さらにリンゴオーナーなどで協力関係にある名古屋勤労市民生協などへ、積極的に働きかけていくことも計画した。 -
山ぶどうワイン05年産樽熟成「紫輝」完成
温度管理の徹底で、より芳醇なワインに宮田村の特産品山ぶどうワイン「紫輝」の05年産樽熟成タイプの完成発表会が4日、醸造する村内の本坊酒造信州工場で開かれた。今季は貯蔵庫の整備により温度管理も徹底。例年以上に熟成が進み、山ぶどうの芳醇な風味に、樽の香りが絶妙にブレンドされた。10日から村内をはじめ、上伊那各地の酒販店で891本を限定発売する。
昨年秋に収獲した山ぶどう。仕込んだ原酒の中から特に濃厚なものを厳選し、半年余りに渡ってオーク樽に寝かせた。
同工場内に新設した貯蔵庫により、15度から17度の一定温度で管理。ぶどうの風味を損なわない形で、熟成したワインに仕上げた。
「冬には氷点下まで気温が下がる常温管理に比べ、熟成の進み具合は段違い。樽の香りとマイルドな酸味を楽しんでもらえるはず」と藤野公宏工場長は説明する。
発表会は村内14戸の栽培農家、村、農協など関係者40人が出席。村内や駒ケ根市の飲食店組合などにも参加を呼びかけて開いた。
全員で試飲したが栽培組合長の春日伊平さんは「熟成感が良く出ている」と、納得の表情を浮かべた。
来年明けには、さらに寝かせた樽熟成も発売予定。ヌーボータイプ、熟成、甘口とさらに商品の幅も広がりを見せている。
樽熟成「紫輝」は720ミリリットル1本2633円(税込み)。問い合わせは本坊酒造85・4633まで。 -
入間川部屋表敬訪問
大相撲入間川部屋の入間川哲雄師匠(元大関栃司)と駒ケ根市北割一区出身の力士池戸(17)らが4日、恒例の夏合宿のため駒ケ根市に到着。市役所を訪れて中原正純市長を表敬訪問した。池戸は「地元に来ると注目されて緊張するが、9月場所で良い成績を挙げられるよう頑張りたい」と話した。中原市長は「去年より大きく、相撲取りらしい体型になった」と、目を細めていた。入間川親方は「池戸が先場所で勝ち越したので駒ケ根に来やすかった。自分からけいこをするようになればもっと上に行けるはず」と話した。池戸は現在序二段の東100枚目。
合宿に訪れたのは親方以下7人。巡業が重なったことで関取が来られず、けが人も数人出たことから、過去最も少ない人数となった。一行は5日からけいこを始める。6日には小学生相撲教室で子どもたちにけいこをつけるほか、7日にはドライバーへの安全運転を呼び掛け、8日には東伊那保育園を訪問して園児らと交流する。 -
保育料据え置きを了承
宮田村の保育園運営懇談会(野々村利治会長)は、本年度の保育料据え置きを了承。2004年7月に平均3・9%引き上げて以来、据え置きは2年目となる。
保育料は保護者の所得によって金額が違うが、懇談会では高所得者層と低中所得者層の料金差が小さいのではと指摘も。
村住民福祉課は国の基準に沿って料金設定をしてきた経緯にふれたが「保育料のバランスについて再度見直していきたい」と説明した。
また、「近隣でも子育て支援として保育料を引き下げる自治体が出てきているが、宮田村の現在の水準は」と質問も挙がった。
同課は郡内平均よりも高い状況にあると話したが、所得の関係などが影響していると説明した。
席上、保育園長、宮田小学校教頭が園児、児童の日常生活について説明する場面もあり、親としての自覚も含め、子どもの成長を幅広い視点で検討した。 -
駒ケ根高原美術館で中学生美術ワークショップ
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は4日、中学生を対象にしたワークショップ「WORKS竏駐ュく動作は美しい」を開いた。駒ケ根市の赤穂中、東中、伊那市の伊那中から美術クラブ員ら45人が参加し「働く」をテーマにした絵画作品の制作などを行った。参加者は与えられた40分の時間内に作品を仕上げようと真剣な表情で絵筆を動かしていた=写真。
制作に先立って参加者は駒ケ根市の養命酒駒ケ根工場を見学。その後、東京都府中市美術館館長で多摩美大教授の本江邦夫さんの講義「働く人の美しさ」を聞いて作品制作のイメージを高めた。
ワークショップの2日目は9日に開かれ、山梨県の山梨県立美術館を訪ねてミレーなどの作品を鑑賞した後、作品の印象をテーマにした作品制作などに取り組む。 -
伊那市 わがまち探検ぐるりん号
伊那市は3日、小学生とその保護者を対象とした、新市内の公共施設見学会「縲恍mろう、学ぼう、私たちのまち縲怩墲ェまち探検ぐるりん号」を開き、市内の14組39人が市役所や美和ダムなどの施設を見て回った。
市民の市政に対する関心を高めることが目的で、3市町村合併前の旧市では恒例となっている夏休みの企画。参加は前年と比べて倍増し、関係者は「合併効果で関心が深まったのでは」とした。
一行は伊那中央清掃センター、伊那消防署などを見学し、ごみの環境問題や消防士の仕事について学習。親子の運動体験として、花の丘マレットゴルフ場でプレーも楽しみ、交流を深めた。
伊那市狐島の30代女性は「今まで知らなかった施設を見学できてよかった」と感想。息子2人とマレットゴルフを満喫し、道の駅「南アルプスむら」で昼食を取るなどして楽しんでいた。 -
伊那税務署 中学3年生夏休み租税教室
伊那税務署で3日、中学3年生を対象とした「夏休み租税教室」があり、伊那市内4校から合計45人が参加し、租税教育用ビデオの鑑賞、署内見学などを通じて税金に理解を深めた。同税務署、市税務課の共催。
本年で17回目となる恒例の教室。次世代を担う生徒らに、税の意識と役割に関心を持ってもらい、身近なものとして捉えてもらうことを目的としている。
税務署、同税務課の関係者による講話では、税金に関するクイズを解いた。問題は、05年度の国民一人当たりの平均国税は竏窒ネど10問。「公立中学に通学する生徒一人当たり年間約93万円の税金が使われている」と、生徒たちは知り、金額の大きさに驚きの様子だった。
三浦元幸署長は冒頭で「税金は皆の生活を良くし、よりより環境を造っていくための会費のようなもの。少しでも税金について関心を持ってもらえれば」とあいさつした。 -
萩焼秀作展 ベル伊那・8日まで
人間国宝の作品などが並ぶ展示即売会「萩焼秀作展」は8日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。入場無料。
茶陶を中心に、コーヒーカップや小鉢、皿などの日用食器など約100点を出品。逸品となる600万円の茶碗から、手頃な価格の1500円の湯ざましまでがそろう。
人間国宝・11代三輪休雪の「割高台茶碗」をはじめ、県無形文化財の11代坂高麗左衛門、12代田原陶兵衛、波多野善蔵の秀作が並ぶ。有名作家15人の作品を取り寄せた、見所が多い展示会となっている。
廣澤洋海の細密香炉のほか、花や風景を描いた「萩絵付皿」も多数ある。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。 -
高齢運転者優先駐車場マーク設置
伊那市は2日、高齢運転者優先駐車場マークを市役所、高遠町総合支所の駐車場計5区画に設置した=写真。県警本部が進める、高齢運転者マーク(通称・紅葉マーク)の普及を目的とし、高齢者の保護意識の高揚も図ろうと考えている。
市役所の東西の両駐車場に各2台分、高遠町総合支所の駐車場に1台分を整備。いずれも庁舎入口付近の区画の路面に、1メートル四方のシートを張った。シートは、紅葉マークと「高齢運転者優先駐車場」の文字を表示した。
市は優先駐車場の整備により、駐車場内で安心して駐車でき、接触事故が減る竏窒ネどの効果を期待している。
長谷総合支所への設置は今回、駐車場が庁舎から離れているため、有効性が少ないとの判断で設置はしなかった。
公民館などの市が所有する施設の駐車場への設置の考えもあるという。 -
伊那文化会館で伊那弥生ヶ丘高校の学生が就業体験
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の生徒が3日、県伊那文化会館を訪れ、学芸員の仕事を体験した。
夏休みを利用した就業学習体験の一環。県伊那文化会館では、昨年から学生を受け入れている。
今年は、美術館関係の職業に関心のある2年生2人、3年生2人が訪問。会館の林誠学芸員から作品の扱い方や展示方法の指示を受けながら、5日に始まる「信州高遠美術館所蔵品展」の展示準備を手伝った。
就業体験に参加した3年生の野溝由衣さんは「細かいところまで細心の注意を払っていて勉強になった。楽しかった」と話していた。 -
県道等の夜間特別パトロールを実施
帰省者、行楽客が増える時期を前に伊那建設事務所は1日、上伊那管内の国道や主要地方道、県道などで、夜間特別パトロールをした。
交通事故防止と安全対策を目的として例年この時期に実施するパトロールで、15人が3人ずつで5コースを巡視。道路や地下道にある照明設備の点灯状況、工事施工個所の安全管理状況、道路標識や反射板など、交通安全施設の状況を確認した。今回は、7月の豪雨災害による危険個所の点検も行った。
点検の結果、国道で99カ所、主要地方道で9カ所、県道で13カ所の照明が不点灯だったため、各市町村の担当業者に改善を求めた。また、内容に不備のある工事現場の看板もあり、表示修正を促した。
今回のパトロールは、例年より照明の不点灯カ所が多かった。 -
駒ケ岳で転んでけが
3日午前7時40分ごろ、中央アルプスの千畳敷八丁坂登山道を下っていた大阪市北区の男性(64)がオットセイ岩付近でつまづいて転倒し、頭を打つなどのけがをした。仲間が携帯電話で消防に通報し、男性は防災ヘリコプターで駒ケ根市内の病院に搬送された。命に別状はない模様。
駒ケ根署によると、男性は11人パーティで2日に入山して1泊。3日朝、乗越浄土から八丁坂登山道を下山中だった。 -
JA上伊那農政同友会総決起大会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の職員や組合員、連合会職員などでつくるJA上伊那農政同友会(春日州一会長)は2日、6日投票の県知事選に向けた総決起大会を伊那市のJA南信会館で開いた。約200人が参加。県農政に新しい風を吹き込むため、新人・村井仁氏を支援することを誓った。
春日会長は、農業軽視の田中県政の結果、全国的にも生産額の低下がトップクラスとなっている現状にふれ、村井候補への期待を示した。 -
宮田村内のプールは安全を確認
埼玉県のプールで女児が吸水口に吸いこまれて死亡する事故が発生したが、宮田村教育委員会は宮田小、中学校両校のプールに問題はなく、安全と確認。2日までに県教委に報告した。
また、村住民福祉課は、村内3つの保育園についても安全であるとした。 -
丸中産業
総合リサイクル施設オープン南箕輪村田畑の丸中産業(唐沢佳代子代表)は1日、村内初の総合リサイクル施設を本格稼動した。
新たに廃プラスチックなどの破砕・圧縮処理、廃蛍光管の破砕処理の中間処理施設の許認可を7月10日に取得し、総合リサイクル施設をオープンした。
92年創業。産業廃棄物や一般廃棄物の収集と処分、解体業を中心に、焼却施設や発砲スチロールの溶融施設、廃プラスチックの油化装置などを稼動。今年2月、ISO14001の認証を取得している。
唐沢代表は、「総合リサイクル施設としての能力を根底に、今後も広く環境提案をし、長野県はもとより上伊那地域の新しいリサイクルをする会社としての位置付けを狙いたい」としている。 -
伊南子ども劇場キャンプ準備
3日、伊南子ども劇場(北村和枝会長)は8日から阿南町で行うキャンプで使うナイフと火起こしの道具を作る作業を駒ケ根市上穂南の市公設地方卸売市場で行った。キャンプに参加する約30組の親子のうち約10組が集まり、皆で協力しながらそれぞれの道具を作り上げた=写真。
参加者が作ったのは巻きつくひもの力を利用して棒を回転させ、摩擦熱を起こす火起こし道具と、5寸くぎをたたきのばし、砥石(といし)で研いで刃をつけたナイフ。ナイフ作りでは七輪の炭火で熱した5寸くぎをペンチでつかみ、ハンマーで根気よくたたいてのばした。子どもたちは「疲れた」「腕が痛い」と弱音を吐きながらも、丸いくぎが少しずつつぶれて平らになっていくにつれて「もう少しだ」と気力を振り絞ってハンマーを振るっていた。
見守る保護者らは「火が起こせないと煮炊きができないし、刃物がなければ鶏や魚をさばけない。キャンプを通じて恵まれた現代生活のありがたさに気づいてもらいたい」と話している。
同劇場はキャンプで料理に使う鶏のさばき方の講習も後日行うことにしている。 -
小町屋駅前広場8月着工へ
駒ケ根市のJR小町屋駅前広場整備事業が8月にも着工される見通し。計画によると、市が管理する同駅東側の空き地約2千平方メートルを新たに小町屋駅前広場として整備する。今年から来年にかけ、現在線路の西側に設置されているプラットホームをJRが撤去して東側に新たに設置し直すのに伴い、市はホームへのアクセスのための階段や車いす用のスロープなどを設置するほか、駅前広場には車の出入りのためのロータリーをはじめ、駐車場、バス停、自転車置き場、トイレ、電話ボックスなどを設置する計画。高校生などの歩行者が多い市道宮の北線も併せて道路両側の歩道を拡幅するなどの整備を行う。
総事業費は概算で約6千万円を見込んでいる。市は07年度中に工事を完了させ、08年度当初には供用を開始したい考え。
市は8月中に周辺住民を対象にした説明会を開き、工事について理解を求めることにしている。 -
大御食神社宝物半世紀ぶり公開
駒ケ根市の大御食神社(富岡武彦宮司)と氏子総代会は3日、神社に伝わる秘蔵の宝物約100点を虫干しのため半世紀ぶりに宝物蔵から出し、社務所で一般に公開した。西行法師が大御食神社を詠んだ和歌と馬の親子を描いた掛軸、神社の由来を桐の板に神代文字で記した書簡『社伝記』上下2巻などのほか、武田信玄の書や雅楽の楽器、火炎太鼓、花瓶、掛軸、屏風など由緒ある貴重な品々が並んだ=写真。
知らせを聞いて駆けつけた氏子らは感心のため息をつきながらさまざまな宝物をじっくりと眺めたり、カメラを構えて写真に収めたりしていた。
虫干しは総代会が宝物の良好な保存を図ろうと3年前から計画し、ようやく実施にこぎつけた。虫干しは一日限りで、宝物は再び蔵に納められる。次回の公開は未定という。 -
南部保育園でジャガイモ掘り
南箕輪村の南部保育園は3日、園近くの畑でジャガイモ掘りをした。園児は、土の中からごろごろとジャガイモを掘り出し、収穫を喜んでいた。
土に触れ、種をまき、育てることを体験させようと毎年畑を借り、ジャガイモやサツマイモなどを育てている。今年は春に、6畝に種芋を植えた。
年少から年長までの園児全員が収穫に参加。今年は昨年より大きなイモが多いが、長雨の影響で残念ながら腐っているものもある。園児は、ジャガイモを掘り出し、大きなイモを見つけると友達と見せ合って喜び、「重い」「重い」と言いながらも、ビニール袋いっぱいに詰め込んでいた。
園では収穫したジャガイモはみそ汁やカレー、肉じゃがなどに調理し、給食で味わう。 -
駒ケ根市民プール2日間休業
埼玉県のプールでの女児死亡事故を受けて駒ケ根市は2日、市内のプールの一斉点検を行った結果、町4区にある市民プールの排水口のふたの安全性を高めるための工事を行うため、同プールを3・4日の2日間休業にする。
同プールには2つのプールがある。50メートルプールの排水口は底面中央にあり、55センチ四方、厚さ1・5センチの鋼鉄製の格子状のふた2枚が置かれている=写真。幼児用のプールの排水口は同じく底面にあり、45センチ四方、厚さ1・5センチのふた1枚が置かれている。市教育委員会は「いずれも大人でも持ち上げられないほど重いが、念のためそれぞれのふたに64キロ、32キロの重りをつける暫定措置を取る。シーズン終了後、ボルトで固定するなどの恒久措置を講じたい」としている。市内の幼稚園・保育園、小・中学校のプールには問題は見つからなかったという。 -
【記者室】盛り上がらぬ県知事選
県知事選たけなわ竏窒ニ言いたいところだが上伊那ではさっぱり盛り上がってこない。両候補者の一騎打ちの構図は鮮明なのだが、有権者の興味を引くような迫力ある論戦がないのだ▼選挙といえば「○○をよろしくお願いします」「最後のお願いにやってまいりました」の連呼がお決まりで、耳にタコができるほど聞かされてそのたびにうんざりするが、今回は選挙カーなどほとんど現れない。静かで良い反面、なぜか物足りなくも思えてくるから不思議だ▼選挙の時は卑屈なほど腰が低いが、いざ当選すると途端にふんぞり返ってまったく聞く耳持たなくなるのが政治家というものだが、どちらが当選するにせよ、庶民の意見にも耳を傾ける行政運営をしてほしいものだ。(白鳥記者)
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箕輪町
7月豪雨の農作物被害まとめ
被害総額569万円箕輪町は、7月の梅雨前線豪雨による町内の農作物被害をまとめた。被害は土砂流入による水田や畑の埋没などで、被害総額は569万7720円になる。
水稲は、松島北島の堤防決壊による水田消失50アール、東京電力鉄塔の復旧工事による水稲埋没123アール、土砂流入による水稲埋没は南小河内、北小河内ほかで35アール。いずれも復旧不能。小規模水路の損傷による入水不能は竜東地区で180アール、30%の減収。
転作田の畑は、スイートコーンが大出ほかで土砂流入により50アール埋没し出荷不能。復旧工事による作物埋没10アール。冠水による減収は全町で50アール、30%の減収。自家用菜園は南小河内、北小河内ほかで土砂流入により冠水・埋没が20アールで栽培を中止。リンゴその他の果樹園は、下古田で土砂流入により8アール埋没し、30%減収。 -
07年度県立高校入学者選抜日程
長野県教育委員会は3日、07年度県立高校入学者選抜要綱を発表した。前期・後期選抜の日程は次の通り。
◇前期選抜▽志願受付期間=07年1月29日縲・1日正午▽面接等の検査期日=07年2月5日▽合格者の発表期日=07年2月14日▽入学確約書の提出期限=07年2月20日▽入学予定者数の発表期日=07年2月20日
◇後期選抜▽募集人員の発表期日=07年2月20日▽志願受付期間=07年2月21日縲・3日正午▽志願変更受付期間=07年2月26日縲・月1日正午▽学力検査等の実施期日=07年3月7日▽入学予定者の発表期日=07年3月19日 -
きょうまで 高校生バンドフェスティバル
上伊那の高校生によるバンドフェスティバルが3日、伊那市生涯学習センターであった。高校生活最後のステージになるバンドもあり、若さが思い切りはじけた=写真。4日午後3時からもある。
NPO法人クラシックワールドなどが青少年音楽事業として企画。当初、1日のみの開催だったが、申し込みが多く、2日間に分けて応募した13組がすべて出演する。1グループの持ち時間は30分。
初日は6組がステージに立った。洋楽バンドのコピーが中心だが、それぞれ個性あふれるステージを展開。スポットライトを浴びながら歌い、高校生ら観客もリズムに乗って盛り上がった。
上伊那農業高校3年の土屋綾子実行委員長(17)は「各校からバンドが集結し、お互いの音楽を高め合うことができる」と話していた。
4日は7組のほか、一般バンド1組がゲスト出演する。
ホール内で飲食はできない。入場無料。 -
若者と中小企業のネットワーク
伊那商工会議所は、上田繊維科学振興会・信州大学繊維学部内上田市産学官連携支援施設(AREC)と協働で「若者と中小企業とのネットワーク構築事業」に取り組んでいる。伊那商議所内にAREC伊那分室を構え、就職希望者や大学卒業予定者らに、地域の中小企業の情報を提供する。
事業は、地域の中小企業の魅力を若者や高校・短大・大学などに発信し、中小企業の人材確保を後押しするもの。経済産業省が全国で18件(県内1件)を採択した。
地域の中小企業の特性や実情に通じたコーディネーターが中心となり、県内の各商工会議所、職業安定所、教育機関などの協力を得て進める。
東北信はAREC事務局、中南信は伊那商議所内のAREC伊那分室が担当し、互いに情報交換しながら県全体を網羅する。
伊那分室長でコーディネーター中村正さんは「大手企業だけでなく、地元には全国、世界で事業展開している中小企業がある。情報を流すことで、自分の学んだ技術を生かせる、やりがいを持てる地元企業に就職してもらいたい」と話す。
7月下旬、東京都であった長野U・Iターンフェアに伊那コーナーを設け、事業をPR。今後、学校に出向いて企業説明することなどを計画している。
問い合わせは、AREC伊那分室(TEL72・7000)へ。 -
かんてんぱぱで水野澤三・雅之茶陶展
岐阜県美濃の穴窯「陽山窯」で古人に親しまれてきた伝統の焼き物を製作し続ける陶芸家・水野澤三さん(79)と雅之さん(48)が2日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで茶陶展を開いている。志野を中心に、瀬戸黒、織部、黄瀬戸などでつくられた湯のみ、ぐい飲み、茶器など約100点が訪れた人の目を楽しませている。
1300年の歴史を持つ美濃焼きを中心に作陶活動を続ける水野さん親子。薪を使う伝統的な「穴窯」で創作活動を続けているため、年間に製作する作品数も限られてしまうという。
澤三さんは、伝統の手法で安土・桃山時代の茶人に好まれた茶器などを今に伝えており、過去には天皇家に作品を献上した。今回はそれと同じ型をした作品も展示している。
雅之さんは、伝統を引き継ぎながらも、深みのある紫を表現した「紫志野」、長時間の焼きを施すことで独特の色彩を実現した「古美濃」など、新しい形にも挑んでいる。
澤三さんは「作品を発表することを通して、かつての日本人が持っていた日本文化を絶やさないよう伝えていきたい」と話していた。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時)。入場無料。7日まで。 -
地元野菜を給食に使用するための市場・ほ場視察
学校・保育園給食にできるだけ地元野菜を取り入れていこう竏窒ニ2日、伊那市内の保育園・小中学校で働く栄養士や給食技師、約40人が、地元野菜を取り引きする西春近の丸伊伊那青果市場や、給食野菜を栽培するほ場などを視察した。
市は、出来る限り地元の野菜を使い、顔の見える関係の中で「安心・安全」を提供していこうと努めているが、実際なかなか生産者との関係性を築くまでに至っていないのが現状。そこで、現地視察などを通して、生産者の顔を知り、それをきっかけに地元野菜の給食普及を進めていくため、こうした研修会を繰り返している。
今までは生産ほ場が中心だったが、今回は流通の仕組みを知るため、卸売り市場の視察も決めた。
参加者は、競りの様子を見学したり、これから季節を迎える野菜や果物を教えてもらいながら、今後のメニューの参考にしていた。
高遠町、長谷地区は、はやくから「生産者の会」が発足し、それぞれの地域で採れた野菜を給食に供給する仕組みが確立しているが、学校・保育園数の多い旧伊那市では、そうした取り組みを実現するには難しい面がある。しかし、出来る限り地元産野菜を使用する取り組みは始めている。