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伊那市東春近 住民有志の会議が地域情報誌を創刊
伊那市東春近の住民有志が地域づくりのために集まる「よりあい東春近会議」(織井秀夫代表)は、県のコモンズ支援金を受け、地域情報誌「東春近よりあい通信」の創刊号を、同地区全戸などに配布した。
情報誌は区民に地域を知ってもらうための目的で発行した。郷土料理、史跡、健康の勧め、地域で活躍する人物の紹介竏窒ネどの内容を記載。コモンズ支援金42万5千円を受け、A4版・オールカラー4ページの「竏鋳ハ信」を今年度中にあと3回発行する予定だ。
創刊号は昔ながらの「山椒(さんしょう)の五平もち」の作り方、木裏原の養蜂家の取組み、標高1100メートルに群生するカキツバタの湿原「野田山アヤメ園」の紹介竏窒ネどを盛り込んだ。
同会議は30竏・0代の会社員や主婦などの男女15人ほどで昨年6月に発足。月一度の会議を重ねるなどして、地域づくり、地域振興などについて話し合っている。本年度からは東春近公民館の事業として活動を展開している。
事務局の同公民館関係者は「よりあい通信を見て興味を持ってもらい、同会議に参加してもらえれば」と呼び掛ける。今後は農業経営、学校教育環境などの社会性のある内容も掲載していきたいと考えている。
問い合わせは、東春近公民館・春近郷ふれ愛館(TEL72・3202)へ。 -
定数削減と広い空白地帯で、各陣営票読みに苦慮
任期満了に伴う中川村議選は、定数10に対し、2人オーバーの12人が立候補。激しい選挙戦は早くも中盤にさしかかり、定数が16から10に大幅削減されたことや、片桐北部の大空白地帯など特殊な環境の中で、現職、新人を問わず、異口同音に「票が全く読めない」と困惑ぎみ。投票率を前回並みの87%と設定すると、ボーダーライン260-270票前後、ほとんどの現職が50-百票以上の上乗せが必要とあって、現職にとっても厳しい選挙になっている。
激戦区は牧ケ原トンネル南の片桐南部地区、現職4、新人1の5人が立候補。特に200票余に無所属3人(現職2、新人1)が立候補した南田島地区では、至近距離で三つ巴の激しい戦いを展開。村田豊氏は「前回の2倍以上とらないと当選できない」と、逃げる票を警戒しつつ、前職(JA職員)の関係で全村、特に片桐北部地区の果樹農家に浸透を図る。松村隆一氏は「非常に厳しい、新人に食われている。内を固め、北部に活路を見出したい」。新人の山崎啓造氏は「基礎票が少なく、全体的に浮動票も少ない。候補の意欲、やる気を前面に出し、フル活動していく」とした。
田島の桃沢時江氏は「南田島の影響を受けている。地元の目減り分を北部で回復させたい」とする。中央の松下昌嵩氏は前回がトップ当選だっただけに、「大丈夫」という雰囲気を怖れ、他陣営の激しい切り崩しを警戒する。
新人では立候補者説明会の直前に表明した湯沢賢一氏は「出遅れの感は否めない。ともかく地元が頼り」と中組の組織固めに力を注ぐ。6月中旬に出馬を決めた斉藤登氏も「出遅れが響き厳しい。ようやく、地元の美里を中心に組織が固まったが、美里は人口が小さい。他地区に支持を広げている」。村内全域で草の根的に展開する高橋昭夫氏は「組織がなく、1票1票の積み重ねだが、手応えは感じている。選挙を通じて、自分の考えを発信したい」とする。
大草地区と片桐地区に分けて、手堅い選挙を展開する共産党は、2議席死守を目指す。「党の基礎票があるからと言われるが、幻の票で、無所属の候補と同様に厳しい」とした。
また、片桐地区は大草地区より有権者が約百人多く、候補は5人と、大草地区よりも2人少ない。「最後は地域心理が働き、片桐地区は有利」との声もあった。 -
手話通訳公費負担継続を
県聴覚障害者協会上伊那支部(城取定幸支部長)など関係5団体は、制度改正で利用者負担の懸念がある手話通訳者の派遣事業について、従来通り全額公費負担を継続するよう求めて上伊那各市町村長に要望書を提出した。3日は宮田村役場に清水靖夫村長をたずね「手話は日常欠かせないコミュニケーション手段。生活する最低限の権利で、有料化はおかしい」と訴えた。
障害者に福祉サービス利用料の原則1割負担を求め、4月に施行した障害者自立支援法。
手話をはじめとしたコミュニケーション支援事業については、10月から各自治体の裁量で決定する地域生活支援事業で、利用者負担なども定められる。
同支部によると、県内でも公費負担の継続を決定した自治体が複数あるというが、上伊那各市町村は未定。
宮田村へは、城取支部長をはじめ、要望書に連名する上伊那手話通訳団、同手話サークルなどの関係者が同行し、清水村長と会談。
「手話は、言う権利、聞く権利、情報を得る権利でもある。自立支援法は社会参加を促す法律であるのに、日常生活に必要最低限な権利さえ奪うことになる」と、公費負担の継続に理解を求めた。
村長は「上伊那広域のなかで提案し、共通した観点で対処したい。皆さんの環境を理解するなかで、柔軟な支援をしていきたい」と答えた。 -
中ア北御所ルート復旧、学校集団登山の利用も可能に
伊那谷の中学校の伝統でもある中央アルプス駒ケ岳集団登山の主要ルートで、今回の豪雨により一部崩落があった宮田村の北御所林道について、2日までに復旧作業が完了。豪雨の影響などで夏休み明けに延期している各学校の登山利用に支障はなくなった。
崩落により、林道を管理する南信森林管理署は緊急車両の通行ができないとして、先月30日に北御所から入山を予定した駒ケ根東中学校はルートを変更していた。
今年は残雪や豪雨の影響により、大半の学校が夏休み明けに登山を延期している。 -
オリンパスが伊那市へ災害見舞金100万円
オリンパス(本社・東京都)は1日、豪雨災害の見舞金として、事業場を構える伊那市に100万円を寄付した。
山田秀雄取締役常務執行役員ら3人が来庁。「伊那市にお世話になって半世紀以上が経つ。復興に役立ててほしい」と話し、小坂市長に寄付金を手渡した。
同社は辰野町、岡谷市にも同額を寄付。
現在、義援金活動として海外を含め、従業員から寄付金を募っているという。
伊那まつりの市民おどりには「オリンパス連」として参加する予定だったが、中止のため、10日に開く社内の夏祭りでねぶたを披露するという。 -
介護サービス相談会5・6日に
駒ケ根市内の宅幼老所の代表などの関係者でつくる有志の会は5・6日に、介護サービス相談会を同市菅の台の「サポートハウスぽぷり」で開く。高齢者や障害者の介護に関する悩みなどの相談に、介護のプロが無料で応じる。介護用品・機器などの展示相談会も併せて行う。
5日午前10時縲恁゚後5時、6日は午前10時縲恁゚後4時。
問い合わせは「ぽぷり」(TEL81・1651)へ。 -
信州かやの山荘・萱野高原4日から営業再開
7月の豪雨で休業していた箕輪町信州かやの山荘・萱野高原は4日、営業を再開する。
通行できる道路は、福与入口からの林道中樽線。箕輪ダムからの林道中樽線と長岡からの林道萱野線は通行できない。
夏休みの信州かやの山荘は、宿泊に余裕がある。みのわ振興公社では、「高原のさわやかな風と標高1200メートルから見下ろす眺望と夜景は最高。ぜひ利用して」と話している。 -
車線をはみ出し交通事故
2日午前7時50分ごろ、箕輪町木下の県道・伊那箕輪線で、同町木下の建設作業員上條巧さん(35)運転の軽トラックが対向車線にはみ出し、走ってきた同町松島の無職小野順三さん(69)運転の軽トラックと正面衝突し、その反動で停止中のライトバンにぶつかる事故が発生。上條さんが左足を骨折、小野さん運転の車両に同乗の妻(66)が顔面挫傷のけがを負った。
この事故で現場は約1時間、全面通行止めとなった。
伊那署では事故の原因を捜査している。 -
少年3人が万引き
伊那署は2日午前、万引きの疑いで、伊那市と上伊那郡内に住む少年3人を逮捕した。
逮捕したのは同市の高校生(15)、アルバイト少年(16)、上伊那郡の高校生(16)の3人。共謀のうえ、8月1日午後5時10分ごろ、市内の大型スーパーで、発泡酒1パック(6本入り)のほか22点(時価合計5705円)を盗んだ疑い。
3人は犯行時に店の警備員に見つかり逃走したが、届け出を受けた伊那署員が市内で発見し、逮捕した。 -
期日前投票はじまる
中川村議会議員選挙の期日前投票は基間集落センターで、2-5日まで行われる。時間は午前8時30分から午後8時まで。
出足は好調で、初日は午後4時30分現在75人が投票を済ませた。
村選挙管理委員会は、仕事や旅行、外出などで、当日投票できない人はぜひ、期日前投票をと、呼び掛けている。
6日の投票時間は午前7時から午後8時まで、村内10カ所で行われる(但し、飯沼農民センターと三幸は午後7時まで)。 -
かんてんぱぱで銅版画家・今村由男さんの個展
自然と幾何学的な世界を調和させ、独特な空間を表現する飯田市の銅版画家・今村由男さん(57)の作品展「伊那谷の光と風 銅版画の世界」が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。銅版画や手描き作品など約40点が、訪れた人の目を楽しませている。
バラトヴァバン国際版画ビエンナーレや日仏現代美術展など、各美術展でさまざまな賞を受賞してきた今村さんがかんてんぱぱホールで個展を開くのは初めて。今回は、過去5年ほどに製作した近作を集めた。
「伊那谷の光と風」をテーマに、日常の風景にある自然や天文的要素、設計図のようなライン使いで現実とかけ離れた時間軸を表現。
手描き作品「オリジナルタブロ」は、土蔵に使用する漆喰に色彩を施し銀箔を焼いた“黒箔”などを用い、独自の世界を創り出している。
今村さんは「夏休み中の子どもたちにも天文、自然、四季折々の情景などを感じてほしい」と話していた。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。入場無料。7日まで。 -
シルクミュージアム第12回特別展
駒ケ根市東伊那の駒ケ根シルクミュージアムは第12回特別展「描かれた蚕織の世界」を3日から9月10日まで開く。下伊那郡鼎(現飯田市)出身の洋画家須山計一さんが戦後間もない1946(昭和21)年に県農業会の依頼で描いた絵本『信濃のかいこ』の原画9点と複製画3点のほか、飯田市中央農協の依頼で同市出身の画家肥後耕寿さんが描いた絵本『おかいこさま竏註フの蚕飼いのはなし』の原画10点を展示している。江戸時代の蚕糸技術書など貴重な書物の数々や養蚕浮世絵なども併せて展示。近世から現代に通じる蚕織の様子を親しみやすい絵画約100点でじっくりと見ることができる。
学芸員の宮崎久美さんは「今回の展示は絵画が中心で誰にでも分かりやすい。今も昔もほとんど変わらない養蚕の様子を小中学生にもぜひ見てほしい」と話している。
午前9時縲恁゚後5時。水曜休館(16・30日は開館)。入館料は一般300円、小・中学生100円。問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
「きらめき」公園オープン
駒ケ根市の国道153号線伊南バイパス周辺の南田市場区画整理事業の一環で新たに整備された4号公園と補助幹線道路12竏・号線のオープンを祝う式典が2日、現地で行われた。地元住民ら関係者約20人が出席してテープカットを行ったほか、地域の小学生ら約20人が川や池に約200匹のアマゴを放流するなどして施設の完成を祝った=写真。中原正純市長は「この地域は新たな魅力あるまちとして大きく様変わりしてきた。子どもたちにはこの公園で積極的に遊んで元気に育ってほしい」とあいさつした。
住民らでつくる愛称選定委員会により決められた愛称は公園が「きらめき公園」、道路が「南田市場公園通り」。それぞれ、ねずみ川と公園内の池の水面がまぶしいほどキラキラ輝いていること、南田と市場の公園をつなぐ道路であることなどから決めたという。
ねずみ川に面した公園は面積1200平方メートル。ログハウス調のトイレ、物置、水飲み場のほか、大小2基の滑り台、ザイルクライミングなどの遊具や池などが整備されている。事業費は2130万円。道路は七面川に架かる橋(約9メートル)を含む延長793メートルで、ナツツバキなどの街路樹約80本が植えられている。事業費は1億4千万円。 -
大芝高原まつり(26日)予定通り実施
会場に義援金箱を設置南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は2日、緊急の代表者会議を村役場で開き、26日の第21回大芝高原まつりを予定通り実施することを全員一致で決めた。祭り当日、会場に義援金箱を設置し、豪雨被害のあった近隣市町村に義援金を送る。
上伊那では、7月の豪雨による災害で箕輪町と伊那市が祭りを中止した。
実行委員長の唐木一直村長は、「近隣への配慮もしないといけない」とした上で、村の被害は最小限だったこと、祭り開催時期がお盆過ぎで間があることを挙げ、「実施してまいりたい」と考えを示した。
村長あてに小学生から開催してほしい旨の手紙が多数届き、村長や役場産業課にも開催を望む声が多く届いている。
1団体では開催と中止が半々の意見があったほかは、「ぜひ開催してほしい」「こんなときだからこそ元気を出せるようにやったほうがいい」などの意見で、全員一致で開催を決め、義援金箱の設置も賛成した。 -
宮田村商工会、村外からの加入希望も弾力的受け入れへ
宮田村商工会は、村外からでも加入希望があれば、条件付きながら特別会員として弾力的に受け入れていく方針を固めた。加入には理事会で承認されることが大前提だが、前林善一会長は「我々の事業に魅力を感じ、共鳴してくれる地区外の企業もある。受け入れてくことは、自立を進める会の増強にもつながる」と説明する。
正会員の資格は、村内で事業を行っていることと規定。が、特別会員枠を以前から設けてあり、制約はあるが賛同者であれば理事会の承認を経て加入することは可能だ。
ただ、村外に目を向けた制度ではないため、今後の理事会で制約面などの条件整備を煮詰めていく方針。
同商工会は、市町村合併に先駆けて自立を打ち出し、生き残りもかけて多彩な事業を展開。
その積極的な活動に着眼する村外企業もあり、非公式ながら複数の問い合わせもあるという。
先日開いた理事会では、そのような動きにも対応していこうと、弾力的に受け入れていく方向で確認した。 -
涼しいナイターで、町三区運動会
宮田村町三区の区民運動会はこのほど、村中央グラウンドで開いた。区と公民館分館の主催。猛暑対策のため夕暮れを待って開始し、・スナイター・スで熱戦を展開した。
当初からナイター方式を採用し、17回目を迎えた運動会。前回から隔年開催となったが、多くの区民が出場した。
綱引き、玉入れ、パン食い競争など多彩な9競技を用意し、班対抗で熱戦を展開。誰もが出場できるよう配慮し、会場がひとつになって盛り上がった。
最終種目は健脚自慢が出場する精鋭リレー。声援を受けて、トラックを駆け抜けた。
総合優勝は1班、2位は3班、3位は4班1組だったが、どの地区も隣近所の結束を高めていた。 -
伊那谷初のサッカーU‐12県女子リーグ参戦へ
宮田村のクラブチーム・トップストーン・スロゼッタ・ス宮田村のサッカークラブチーム・トップストーンは、昨年発足させた女子小学生チームをU‐12(12歳以下)の県女子リーグに登録。伊那谷で初めて、来年春のリーグ戦から参戦する。交流戦では県リーグ所属のチームと互角以上に渡りあうなど、実力もつけている。他チームからも積極的に受け入れ、女子が試合に参加できる環境を整える。
登録チーム名も「トップストーン・ロゼッタ」に決定。メンバーは13人だが、女子の県トレセンに2人が選抜されている。
県リーグ中位のチームも参加して先月開かれた交流戦では、5年生主体の構成ながら見事に優勝。
「6年生主体のチームに勝てたことも大きな自信。県リーグでも上位を争える可能性があると思う」と指導にあたる杉本雅史さんは話す。
県リーグは現在7チームが加入。環境が整っている中北信が大半で、南信は遅れをとってきた。
「上下伊那でも男子に混ざってサッカーをやっている女子は多い。そんな各地に散らばっている子どもたちの受け皿となり、女子が試合に参加できる機会を増やしていけたら」と杉本さん。
低い年代から強化していくことで、サッカーのすそ野も広げていきたい考えだ。 -
おごち・長岡保育園の年長児が交流
箕輪町のおごち保育園と長岡保育園は2日、年長児交流でプールやスイカ割りなどを一緒に楽しんだ。
2園は地理的にも近く、卒園すると同じ箕輪東小学校に入学する。入学時に初めて顔をあわせるよりも、事前に会っていればスムーズに移行できるとの配慮もあり、毎年、交流をしている。
今回は、おごち保育園で1日生活。長岡の園児12人がおごちに登園した。おごちの園児7人は少し恥ずかしそうにしているところもあったが、長岡の園児はすぐになじんで遊んだ。
午前中は東小のプールで水遊びをした。おごちの園児は6回目だが、長岡は初の小学校プール。水に顔をつけられる子がほとんどで、ビーチ板を持って泳いだり、プールに投げ込んだおもちゃをもぐって拾ったり、先生に抱いてもらって深いプールにちょっとだけ入ったり、広いプールでおもいっきり遊んだ。
園児は昼食もお昼寝も共にし、おやつのスイカ割りも楽しんだ。
2園は今年、寺に一緒に探検に出かけ、今回が2回目の交流。秋にはおごちの園児が長岡を訪れ、箕輪ダムに出かける計画をしている。 -
南箕輪中3年の永井鷹也君 日本クラブユース大会へ
松本市を拠点とする中学生サッカークラブ「FC・CEDAC(セダック)」に所属する中心選手、南箕輪中3年の永井鷹也君(15)=写真が、2年連続で日本クラブユース選手権U‐15大会(11竏・0日・福島県)に出場する。
前回大会は予選敗退だったが、主力選手は永井君を含めて5人残る。昨年はボランチで出場。本年はセンターバックとして、北信越予選の失点ゼロの堅守に貢献した。
身長179センチ、体重72キロの恵まれた体格を生かした守備は堅実。ヘディングの高さ、1対1の強さに加え、ロングキックの精度、インターセプトからの積極的な攻撃に自信を持っている。
全国大会は32チームが参加し、4チームごとの予選リーグの後、上位2チームが決勝トーナメントへ進出。予選は柏レイソル、アビスパ福岡などのJユースチームと同組へ入り、激戦が予想される。
永井君は「無失点で決勝トーナメントへ進出する」と意気込む。個人としては、予選リーグ後に全クラブから選抜する東西対決のメンバー入りを目指す。
国体選抜チームの選手候補、Jリーグユース数チームからの注目も受ける、将来を期待されている選手。日本代表でワールドカップ(W杯)優勝、スペインなど世界4大リーグのチームへ入団竏窒ニ、大きな夢に向かって励んでいる。
好きな選手は06年W杯ドイツ大会優勝国、イタリアの主将・DFカンナバーロ選手。両親、祖父母、妹2人の7人暮らし。 -
入笠牧場で牧場体験イベント
広大な牧場で暮らす牛と触れ合い、畜産への関心・理解を深めてもらおう竏窒ニ2日、伊那市高遠町の入笠牧場周辺の小学校高学年児童を対象とした牧場体験イベントがあった。子どもたちは放牧牛の健康診断を写生したり、上伊那農業高校生徒らの青空教室を通して、牛や牛乳について学んだ。上伊那畜産振興協議会などの主催。
夏休みを利用した恒例のイベント。17人の小学生と上農高の畜産班14人が参加した。
上農高生徒の青空教室は「人の食事を牛の餌」がテーマ。牧場には、草を食べた牛のフンが新しい草を育て、それをまた牛が食べるという“循環型農業”があることや、牛は人間が消化できない麦などを、胃で育てている微生物に分解させ、ミルクに変えていることを伝えた。
子どもたちは、上農高生徒らが育てている子牛とじかに触れ合い、生き物の温かさを実感していた。
高遠町の6年生は「地元では草を食べてもらうために牛を飼っている。そういうこともあって、将来は牛にかかわる仕事がしたいと思っている」と話していた。 -
西春近地区がボランティア移送を開始
伊那市西春近地区社会福祉協議会(清水俊学会長)は2日、福祉サービスの対象からももれた高齢交通弱者の足の確保を目的とする「ボランティア移送」を開始した。移送には市から貸与された車を使用。当面は通院の送りに限定する。取り組みは、市の交通弱者対策モデルケースとしても位置付けられている。
移送希望しているのは、西春近地区に住む60代縲・0代で▽車がない▽一人暮らし世帯竏窒ネどの条件を満たす会員21人。車を運転するのは地区内から募ったボランティア27人で、対象範囲は伊那市から駒ヶ根市までとなっている。会費はひと月500円。車にかかる保険料やガソリン代は市が負担する。車は禁煙友愛会が市に寄贈した。
小坂樫男市長は「世間も注目する取り組み。これが前例となって全市的広がりを見せればありがたい」と期待する。
今回は、継続的に実施していくため、一定の条件で移送手段や対象、方法などを厳しく制限せざる得なかったが、取り組みの対象とならない交通弱者、ボランティア希望者の声も地区内にはあり、さまざまなニーズにこたえていくための体制の強化が必要となる。 -
はらぺこ保育園で流しそうめん
伊那市富県の里山で、野外活動を中心とした保育に取り組む「はらぺこ保育園」の園児たちは1日、夏の風物詩・流しそうめんを楽しんだ。
昔に比べ、体験する機会が少なくなった流しそうめんを楽しむとともに、たくさん食べて夏の体力を養うことが目的。小学校が夏休み中のため、今回は園児だけでなく小学生も一緒に参加した。
食べやすいこともあって食事が進み、子ども16人と大人数人で30束以上のそうめんを完食。ほかにも、園児らが畑で育てたトマトやキュウリなども一緒に流した。
流れてくるそうめんをはしで上手にとることができた園児は「見て、こんなに取れた」と、笑顔を見せ、口いっぱいにそうめんをほお張っていた。 -
下島育子さん(54)
「光を通して浮び上がり、あふれるような色彩で見る人を魅了するステンドグラス。ステンドグラスではないが、ステンドグラスの雰囲気を楽しむことができる」-。
駒ケ根市北割生まれ。会社員を経て、「理容しもじま」を営む下島善三さんに嫁ぎ、家業を手伝うため、家事、育児の傍ら、通信教育で学び、理容師の免許を取得した。以来、25年間、夫と二人三脚で理容店を切り盛りした。「お客様とのコミュケーションが楽しい。ここでは本音でしゃべってくれる」。
2年前、東京で理容師の修業していた長男の和善さんが帰郷。家業を手伝ってくれるようになり、趣味の世界に没頭できるようになった。
もともと、ものづくりが好きで、仕事の傍ら、趣味で押し花やパッチワークを習っていたという。ヴォーグ社のパッチワークの本に掲載されていたグラスアートの記事に目が止まった。「5カ月でインストラクターの資格が取れる」というグラスアート甲府教室の生徒募集に「前からやりたかったステンドグラスに似ている。誰もやっていない新しいアート。しかも、短期間で資格が取れる」と飛び付いた。
1昨年10月から甲府教室に通い、5カ月後に長野県で初めての日本グラスアート協会公認のインストラクターになり、教室「手作り工房りんごの木」を開いた。
グラスアートは1枚のガラスに接着剤つきのリード線を貼って、デザインを描き、裏から日焼けしにくい特殊フイルムを貼って彩色し、フイルムの端をリード線でとめて作品を作る。ステンドグラスに比べると、手軽に短時間でき、安全に作ることができるのが特徴。
「リード線をしっかり圧着させ、フイルムに空気やゴミを入れないように貼るのがコツ。リード線でカーブを作ったり、色の調和が難しい」とか。
昨年7月、伊那市のかんてんパパで、初めて、教室の作品展を開き、3日間で千人が来場。写真立てや宝石箱、壁掛け、テッシュケースなどの小物やランプシェード、衝立などの大作を鑑賞し、グラスアートの世界に親しんだ。
しかし、グラスアートの認知度は低い。伊那市のペアーレや飯島中央公民館の講座で教えるなど、多くの人がグラスアートを手軽に楽しめるように活動の輪を広げている。
「ステンドグラスのイメージが強すぎて、とっつき難い面もあるが、体験してみると、うそみたいに簡単にできる。子供でも高齢者でも楽しめる。時には苦労して、大作を完成させた時の喜びは格別」。5人家族。
教室の申し込みは「手作り工房りんごの木(TEL83・1353)」大口国江 -
駒ケ根市飯坂で火災竏衷Z宅全焼
1日午後2時30分ごろ、駒ケ根市飯坂の無職川上博文さん(69))方の住宅から出火。木造瓦ぶき一部2階建て住宅1棟(約146平方メートル)を全焼して同3時40分に鎮火した。けが人などはいなかった。
駒ケ根署は出火の原因を台所の火の不始末と見て調べを進めている。 -
アマチュアミュージシャンライブ
飯島町の与田切公園で30日、アマチュアミュージシャンのライブ「夏のライブVol・2 in与田切公園」が開かれた。飯田市のポピュラーミュージックスクール「キューブ・ミュージック・スタジオ」(中島裕喜代表)主催。野外ステージには伊那市のブルースバンド「PAN竏谷AN」のほか、飯田市や東京の9グループが次々に登場してそれぞれ得意の演奏を披露した=写真。中には現役のプロ・ドラマー今泉正義さんが特別に加わったバンドも出演し、ファンの喝采を浴びていた。集まった観客は芝生にのんびりと座り、手拍子を打ったり体をゆすったりしてリズムを取りながら、広場に響くさまざまなジャンルの演奏を存分に楽しんでいた。
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明社協寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は1日、7月豪雨災害の被災者に対する街頭募金で集まった義援金を駒ケ根市に寄付した。福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に目録と募金の全額約13万円を手渡した=写真。福澤副会長は「毎年行っている福祉募金を急きょ災害義援金に切り替えて募金を募った。やはり身近な所での災害という意識があっためか、思ったよりたくさん集まってびっくりした」と話した。中原市長は「尊い気持ちに市民を代表して感謝する。義援金は日本赤十字社を通じて寄付したい」と話した。
募金活動は7月26日に駒ケ根市内の大型店やスーパーなど7カ所で行われた。同協議会は10月にも福祉街頭募金を行うことにしている。 -
ゆずり葉学級の灯ろう展示
南箕輪村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」は6日まで、日帰り温泉施設大芝の湯に、七夕灯ろうまつりで使った手作りの灯ろうを展示している。
大芝高原で7月8日にあった七夕灯ろうまつり。祭りは5年目で、ゆずり葉学級は今年初めて参加した。
学級の時間や各家庭で灯ろう作りに挑戦。ダンボールを切り抜く形や和紙に書く絵、文字など工夫し、明かりを灯したときにきれいに見えるように内側に銀紙を張ったり、折り紙で折った朝顔を張るなど凝った仕上がりの作品もある。
灯ろう46基は、中央廊下の両側に並べて展示している。「昼間の灯ろうも楽しんでほしい」という。 -
健康増進・母子保健計画見直し検討委員会
箕輪町は31日、健康増進・母子保健計画見直し検討委員会を町保健センターで開いた。本年度は、健康増進計画と母子保健計画の中間評価、見直しの年で、二つの計画を一本化した計画を策定する。町は今後、計画策定のため検討委員会に意見を求めていく。
初会合で委員9人を委嘱。永岡助役が「論議いただき、助言、ご意見をいただければありがたい」とあいさつした。
母子保健計画は02年度、健康増進計画は03年度がそれぞれ計画推進初年度で、評価・見直しの本年度は6月に町が評価をした。
委員は、健康増進計画と母子保健計画の説明、中間評価の結果説明などを聞いた。
今後は、07年度から一本化した計画を推進するため、8月に素案を作り、9月の第2回委員会で協議、10月に原案を作成し11月の第3回委員会で協議する。12月に町議会に示し、07年1月に計画を策定する予定。 -
中川村議選告示、12人が届出、選挙選へ
任期満了に伴う中川村議会議員選挙は1日告示され、定数10に対し、2人オーバーの12人が届け出た。投票は6日で即日開票される。
立候補の届出は午前8時30分からで、定刻前には12派がそろい、受け付けを待った。くじ引きで届出順が決められ、1番くじを引いた候補者から届出を済ませ、12人の審査が終了したのは9時20分。届出順が後半になった陣営では他候補の遊説の声を背に「まだか、まだか」とやきもき。選挙七つ道具の到着を待ち、ようやく「第1声」を挙げ、炎暑の村内に繰り出した。
定数が16から10に削減されて初めての選挙。200余票の南田島には現職2人、新人1人による三つ巴の激しい票の争奪戦、空白地帯の北部地区への展開がカギ。200票足らずの柏原、美里の両地区にも新人、現職がそれぞれ立候補し、厳しい戦いを強いられている。旧村単位では片桐地区が有権者数は80人余多いが、立候補者数は5人と大草地区に比べ2人少ない。党派別では共産党2人、ほかは無所属、女性候補は現職2人。 -
JICA国際協力セミナー
国際教育について理解を深めてもらおうと駒ケ根青年海外協力隊訓練所(加藤高史所長)は1日、地方自治体や教育委員会の職員、現職の学校教員らを対象にした第1回国際協力セミナーを開いた。県下各地から約30人が参加して講演を聞いたり、意見交換をするなどした。県企画部国際チームの小宮山英明チームリーダーは「県としての国際化への取り組み」について講演=写真。基調講演として中部大国際関係学部国際関係学科の青木澄夫教授の「国境を越えた諸課題に対し積極的に行動力で示す人材を育てる竏鋳n球規模で考え、地域で行動する」が行われた。加藤所長は「教育に活用できるノウハウを2日間で見つけてほしい。リラックスして積極的な議論を」とあいさつした。
セミナーは1泊2日の日程で、2日目は東京大大学院総合文化研究科の木村秀雄教授の基調講演「異文化理解と適応」を聞くほか、05年に駒ケ根市の赤穂南小学校に開設された世界情報センターや、飯島町の草の根技術協力などの取り組みをテーマにしたワークショップや意見交換会などが行われる。