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伊那市・手良公民館で地区文化祭
伊那市の手良公民館で5日まで、同地区文化祭があり、にぎわっている。地元出身の物故作家などの掛軸、油絵のほか、園児、公民館活動クラブ員などの絵画、絵手紙、生花、書などを展示。総勢約500人の力作が会場に並び、来場者を楽しませている。
有賀月松、白鳥白駒、登内微笑ら物故作家3人の作品を計9点展示した=写真。「忘れ去られつつある偉人を知ってもらう」ための企画展。親せきなどが保持していた品を借りているため、普段は見れない貴重なものばかりが並ぶ。
5日午後1時から、公民館クラブによる民謡、詩吟、太鼓などのステージ発表がある。 -
駒ケ根市男女共同参画推進講座閉講
駒ケ根市教育委員会は2日夜、06年度男女共同参画推進講座の最終回と閉講式を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。全6回の講座のうち4回以上出席した23人に修了証が手渡されたほか、これまでの講座で学んできたことの総まとめとして、出席した約30人が「地域における男女共同参画の課題」についてワークショップを通じて考えた=写真。
講座は8月24日から6回にわたって開かれ、各界の講師による講義や実習などが多彩に行われた。 -
駒ケ根市消費者の会寄付
駒ケ根市消費者の会運営委員会(木下さちゑ会長)は10月7日に駒ケ根市の総合文化センターで開かれた「第20回消費生活展&環境・健康フェスティバル」に出店したバザーの収益金の一部3万円を市を通じて駒ケ根市社会福祉協議会に寄付した。2日、木下会長らが市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「この善意に応えられるよう、住民福祉の増進のために使わせていただく」と礼を述べた。
バザーでは会員らによる手作りの手芸作品や、会員の家庭で眠っているタオルなどの品物を販売した。 -
女子サッカー教室
宮田村を中心に活動するサッカークラブ「トップストーン」は3日、初心者を対象にした女子サッカー教室を駒ケ根市の赤穂小学校グラウンドで開いた。伊那市、駒ケ根市、飯島町、宮田村の保育園児と小学生など24人が参加し、サッカーの基礎を楽しく学んだ。指導に当たったのは同クラブのコーチら。参加者は年齢別に3グループに分かれ、入り乱れて互いのボールを奪い合ったり、ドリブルの練習をしたりするなど、笑顔ではつらつと動き回った=写真。
トップストーンの杉本雅史コーチは「上伊那のサッカーのレベルはあまり高いとはいえない。ボールに楽しく触れる機会をこれからたくさんつくり、将来の底上げにつなげたい」と話している。 -
泉舟流さわらび乃会会主
伊那市
泉舟寿恵(宮下智恵子)さん「踊っていると、いろいろなことを忘れて曲に入っていく。どこというのでなく、なんとなく好きなんですね」
日本舞踊を習い、生徒を持ってから25年。自宅のけいこ場と伊那市内の公民館などで指導し、15教室80人の生徒がいる。
踊りを習うきっかけは姑だった。踊りが好きだった姑が、嫁が好きならやらせてあげたい-との思いを抱いていたのだという。
20歳で嫁ぎ22、23歳のとき、伊那市にあった藤間流の教室で習い始めた。80年に資格を取り「智穂」の芸名をもらった。その後、下諏訪の泉舟流に通い87年に「泉舟寿恵」の名をもらい、先生が亡くなったため跡を継いだ。90年には日本民踊舞踊連盟の公認師範の資格も取った。
生徒の指導に加え、茅野市の花柳流の先生について好きな古典物の勉強を続けている。勉強会で東京や松本にも出かける。
「自分が舞台で踊るのはあまり好きじゃないんです。生徒に教えることが好き。皆さんがおけいこして上手になることがうれしい」
教えるのは現代舞踊が中心で、各教室の年数に応じて練習曲を選び、振りを付ける。自分の好きな振りに偏らないように、勉強してきた踊りから振りを取り入れる。
発表会は2年に1回開いてきたが、近年は3年に1回の開催で、今年10月に伊那市生涯学習センターで開き、日ごろの練習の成果を披露。満員の観客を魅了した。
「おじいちゃん、おばあちゃんにも喜んでもらえたら」と、デイサービスセンターなど福祉施設の訪問も続け、生徒と共に演歌や民謡など親しみやすい曲を発表している。
教室には25年通っている人もいるほど長く続けている生徒が多く、「生徒が皆さん素直で、楽しくできる。支えて力になって下さって、生徒のおかげでやらせていただいている。大事にしないといけないと思っています」と、感謝の気持ちでいっぱい。「長く続けてこられたのは家族の協力があったからこそ」と、家族にも感謝している。
踊りの世界は「今日やって今日できるものではなく、年数の積み重ね」だが、「趣味は楽しくないといけない。幾つになっても年齢を考えずに、皆で笑顔で踊りたい」という。生徒には「18歳、19歳くらいの、まだ恋をしたいくらいの気持ちで踊りましょう」とアドバイス。「人のつながりを大事にして、これからも続けていきたい」と微笑んだ。(村上裕子) -
みのわ町民文化祭
展示の広場始まる箕輪町生涯学習フェスティバルまなびピア箕輪2006の一環、みのわ町民文化祭の「展示の広場」が3日、町社会体育館で始まった。展示は5日まで。音楽、芸能の各広場は4日に町文化センターである。
町民が日ごろの活動の成果を披露する文化祭。3つの広場に分かれて開催する。展示の広場は、町内の個人や団体、福祉施設の利用者、保育園、小学校、中学校、箕輪工業高校などが出品した。
会場には箕輪中の文化祭「ふきはら祭」のステージバックがあり、園児の絵や工作、小・中学生の絵、書をはじめ、町民が生涯学習で取り組んでいる陶芸、絵画、写真、ろうけつ染め、生花、立体書画、手芸品などがずらりと並んでいる。
訪れた人は、1点1点じっくりと鑑賞したり、野点コーナーで一服して楽しんでいた。
4日の音楽の広場は午前10時から、芸能の広場は午後2時から。 -
箕輪町功労者表彰受賞式
06年度箕輪町功労者表彰受賞式は3日、町役場であった。受賞者3人に表彰状を贈り、長年の功績を称えた。
受賞者は芸術文化功労で千葉幸雄(耕風)さん(72)、消防功労で小林信さん(70)、保健医療功労で福島正昭さん(77)。本年度の3人を含めこれまでの受賞者は198人になった。
平沢豊満町長は、「今までのご活躍は枚挙にいとまがなく、功績に感謝と敬意を表する。ご健勝、ご多幸をお祈りする」と式辞を述べた。受賞者を代表して福島正昭さんは、「誠に光栄の極み。厚くお礼申し上げる。これからも表彰にこたえるよう努力したい」とお礼の言葉を述べた。 -
南箕輪村表彰式
南箕輪村の06年度村表彰式は3日、村役場講堂であった。9月に改正した表彰規則に基づき表彰状による表彰7人、感謝状による表彰2人。各分野で活躍した7人を表彰し、村のために寄付した2人に感謝状を贈った。
表彰状による表彰は産業振興功労で山崎重久さん(72)、征矢福二さん(70)、地方自治功労で清水亨さん(76)、社会福祉功労で征矢忠典さん(65)、人権擁護功労で原輝夫さん(77)、交通安全功労で山・ス喜美夫さん(71)、六波羅弘美さん(60)。感謝状による表彰は教育・福祉のため多額の寄付をした城取健太さん、日本画を寄贈した原誠二さん。
唐木一直村長は、「村民のためにご尽力いただき感謝申し上げ、敬意を表する。皆様が築いてきたものを引き継ぎ、さらに発展させ、明るい住みよい村づくりをしてまいる」と式辞を述べた。
受賞者を代表して清水亨さんは、「村が自立してよかったと思える日まで一丸となって頑張っていきたい。余生を村のために尽くすことをお誓い申し上げる」と感謝した。 -
地域の魅力を観光につなげる試み - 健康い~なウォーク06inみはらし - が開催
歩いて食べて、伊那の魅力を再発見してもらおう竏窒ニ3日、伊那市商工会議所が主催する「健康い縲怩ネウォーク2006inみはらし」が、伊那市西箕輪の伊那インター工業団地発着であった。子どもから大人まで約460人が参加。紅葉に色付く里山や、権兵衛峠道路から眺望できる南アルプスの絶景を楽しみながら、秋の自然を満喫した。
権兵衛トンネルの開通により、身近になった木曽地域と、回遊性のある観光ゾーンとしてPRしていくことなどを目的とした事業の一環。第1弾として、美しい眺望を楽しむウォーキングイベントを企画した。
コースには、森林浴をしたり田園地帯を歩く約15キロと、経ヶ岳植物園から仲仙寺までの軽登山をする約7キロの2つを設置。ゲストには、元マラソン選手として活躍した松野明美さんを招いた。全国からの参加者を募ったところ、愛知県、岐阜県からの参加もあり、木曽地域から訪れた人も多かった。
参加者は、合図とともに一斉にスタート。途中の休息所では、地元産のリンゴやブドウの試食サービスがあったほか、完歩した後には「新しい伊那の健康食」として、オーストリッチ(ダチョウ)料理や行者そばなどが振舞われ、さまざまな地域の特色が、参加者を楽しませていた。 -
高遠城址公園で秋まつり
伊那市の高遠城址公園で3日、紅葉狩りを楽しむ「秋まつり」が始まった。見ごろは11、12日で、高遠町観光協会は19日までの期間中、来場者2万人余を見込む。
公園内にあるカエデ約250本は色づき始めたばかり。昨年より5日ほど遅れ、見ごろには早かったが、初日から家族連れやアマチュアカメラマンの姿が目立った。公園内に、琴の生演奏が流れ、来場者は紅葉を眺めながら散策したり、弁当を食べたりした。
期間中は、菊花展や新そばまつり、クイズ大会、「山本勘助を知る講座」など多彩な催し物を展開。
第3回高遠城址クラフトハーツ(実行委員会主催)は、伊那谷の作家を中心に、陶芸、木工、ガラス工芸、染め、漆器など30店が並んだ。5日まで。
桜やモミジにちなんだ作品展示の特設コーナーには、桜の材を使った弁当箱や木づちなどがそろった。来場者はオリジナル作品を手に取り、お気に入りの品を買い求めた。
町酒販店活性化委員会(桜井節男会長)は、地元の山室産酒米「ひとごこち」を100%使った清酒「やまむろ」を発売。
昨年から生原酒やにごり酒などを売り出し、好評を得ている。清酒は、すっきりとしたのどごしで飲みやすく、冷か、ぬるめがお勧めといい「ぜひ、地元の人に飲んでいただきたい」と呼びかける。
5日まで出店するが、それ以降でも委員会に加盟する町内12店で販売。価格は一升瓶2千円。
公園内には、とろろご飯などを用意した食事どころ(午前11時縲恁゚後2時)もある。
まつりは5年目。公園内のカエデを観光資源にして誘客を図ろうと始まった。入場無料。
問い合わせは、高遠町観光協会(TEL94・2552)へ。 -
第67回正絹染呉服まつり
上伊那農業協同組合(JA上伊那)の龍水呉服による第67回正絹染呉服まつりが3日から、伊那市狐島のJA南信会館で開かれている=写真。人気ブランドの着物をはじめ、寝具や宝飾品、シルクニットなどが多数並び、多くの人でにぎわっている。
毎回は、人気の高い「こむさでもーど」などに加え、ブライダル・ファッション・デザイナーとして活躍する桂由美さんがプロデュースした着物も展示。ロウを使い、独特な模様と鮮やかな柄を作り出す「中嶋」や、ツバキやハスなどといった染料を用いた草木友禅の「妻有古代染」などのブースも並んでいる。
コートやストールなどいったこの時期に活躍するシルク製品や、絹を100%使った贅沢なシルクニットなども特価販売。祝い事の贈答用として最適な寝具類も充実しており、老若男女問わず楽しめる。
午前9時半縲恁゚後7時(最終日は午後5時まで)。5日まで。 -
伊那市功労者表彰式
伊那市は3日、功労者表彰式を市役所で開き、6分野で活躍してきた15の個人や団体を表彰した。
合併前は、各市町村がそれぞれに功労者表彰をしていたが、新市では旧伊那市の慣例に従い年に一度、表彰を行うことにした。
式辞を述べた小坂市長は「多年にわたり各分野で顕著な功績があった受章者や、その家族の御労苦に感謝する。新市の将来像である『二つのアルプスに抱かれた自然共生都市』を目指し、自然、産業とバランスの良いまちづくりをしていきたいと考えている。表彰を受けたみなさんには、今後もご指導ご鞭撻を願いたい」と言葉を贈り、一人ひとりに表彰状などを手渡した。
式典の後は、受章者を囲んだ祝賀会も催された。 -
みはらしファームのみはらしまつり
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで3日、「秋は実りのみはらしまつり」があった。もちつき大会、リンゴの皮むき競争などの多彩な催しや、新鮮な秋の農産物販売などが、訪れた人を楽しませた。
例年多くの人でにぎわいを見せるみはらしまつり。今年は、マンネリ化を解消し、多くの人に楽しんでもらおう竏窒ニ、「み・は・ら・し」にちなんだ長さ38・4メートルの巻き寿司づくりを企画。
すだれをつなげて作ったまきすの上に、あらかじめスタッフが、のり280枚、地元産コシヒカリ30キロ、キュウリ120本、かんぴょう20キロを並べて準備。集まった100人が、かけ声に合わせて一斉にまきすを巻くと直径約6センチの細長い巻き寿司が出来上った。
その後スタッフが、適度な大きさにカットし、参加者や観客に振舞うと、すぐに人だかりができ、10分ほどで無くなってしまった=写真。
スタッフの加藤功さんは「成功してよかった。ギネスへの挑戦とまではいかなくても、来年以降も続けていきたい」とイベントの成功を喜んでいた。 -
高遠、三義分館で文化祭
伊那市の高遠町公民館高遠分館の文化祭が3、4日、総合福祉センター「やますそ」で開かれている。地域住民が作品展示やステージで日ごろの成果を発表。喫茶コーナーで談笑の場を設けるなど親ぼくを深めた。
展示には、地元の小中高生を含む25団体が出展。前菜、わんもの、造りなど懐石料理に使う器12点を仕上げた陶芸、来年のえとであるイノシシの手芸品、生け花、手書き友禅、クラフト、写真など力作が勢ぞろい。交流のある東京都早稲田川柳クラブの作品も並んだ。
ステージ発表では12団体がコーラス、踊り、詩吟などを披露。婦人会によるバザーもあった。
4日は午前9時縲恁゚後3時。
また、三義分館も同日開き、長藤分館は4日、町老人福祉センターである。展示は午前9時半縲恁゚後3時半、ステージ発表は午後1時からとなっている。 -
県中学駅伝で駒ヶ根東が男女大健闘
第17回長野県中学校駅伝競走大会は3日、松本市の信州スカイパーク陸上競技場内周回コースで男子106校、女子90校が激しい争いを展開し、男子は伊那松川(下伊那郡松川町)、女子は山辺(松本市)がいずれも2連覇を達成した。上伊那勢は、駒ケ根市の駒ヶ根東が男子2位、女子3位と大健闘した。駒ケ根市の赤穂は、昨年2位だった男子が11位に後退、女子は7位だった。
男子は6区間で、1区間がいずれも3キロ。
駒ヶ根東は1区で福沢潤一が、1位の松川と7秒差2位の好位置で宮脇千博に中継。主将の宮脇は区間賞の走りで差をさらに1秒縮めて3区小林純平へ。小林は松川を一気に抜き去り、10秒の差をつけて久保田光にたすきを渡した。久保田も区間4位の好走を見せたが松川につかまり、5区天野進、6区天野努も首位を奪い返すことはできなかった。
女子は5区間で、1区と5区が各3キロ、2縲・区が各2キロ。
駒ヶ根東は全員が区間6位以内に入る健闘を見せたが、1区篠田美樹、2区青木美智子、3区寺平稚博の実力派が序盤に予想以上の差をつけられたことから焦り、ペースを乱した。一方で1年生の活躍が目立ち、大会経験の少ない北原成美が4区で区間3位になり、故障から復帰した福沢志穂が5区で競技場に入ってから1人抜く勝負強さを見せるなど、来季へ期待をもたせた。
同中陸上部の竹田正樹監督は「男子は全員が設定タイムを上回る好走を見せたが、松川はそれ以上に良かった。女子は勝てるはずなのに、という気持ちが焦りにつながった」と分析。今大会で引退となる男子主将宮脇、女子同青木は「くやしい」と泣きじゃくりながらも1位校の強さと気迫を認め、来季の後輩による雪辱に期待していた。 -
KOA収穫祭にぎわう 「秋の味覚」など無料で
KOA(本社・伊那市、向山孝一社長)の収穫祭が3日、箕輪町の同社上伊那生産拠点「パインパーク」であり、社員、元社員、地域住民など、500人以上(主催者推定)が集まり、にぎわいを見せた=写真。
松林の敷地内には、焼きそば、和菓子、五平もちなどの屋台が並び、すべて無料で提供。きのこ汁などの「秋の味覚」も振る舞った。
来年度採用予定者がおでんを元気に売り込んだり、会社役員が三陸直送のホタテ、サンマなどを炭火で焼いたりと、それぞれの屋台には活気で満ち溢れた。
特設ステージでは、社員でつくるバンド「KOMS」、南箕輪の太鼓グループ「鼓龍」、旧高遠町出身の作曲家・ギターリストの天山さんが次々と演奏を繰り広げ、人々を盛り上げた。 -
JA上伊那飯島支所農業祭にぎやかに
JA上伊那飯島支所の第11回農業祭は3、4日、飯島支所などで開催。好天に恵まれた初日、農産物品評会、演芸大会、テント村、農機具・自動車展示即売など多彩なイベントが繰り広げられ、町内外の買い物客で終日にぎわっている。
手芸や生花が並ぶ「はなみずき展」、町内小中学生書道、絵画展など各展示会場には多くの人が足を運び、知人や家族の作品に足を止めていた。
特設ステージでは多数の賞品が用意された宝投げが行われ、アフリカンドラムや飯島中学校吹奏楽部の演奏などが祭を盛り上げた。
4日は宝投げは午前11時15分、午後3時15分の2回。ステージでは午前10時からお陣屋太鼓、大声大会(子どもの部)、午後1時30分から、大声大会(大人の部)、リズム体操、大正琴の演奏などを予定する。 -
伊那谷初の無暖房・低燃費住宅一般公開
飯島町の井坪建設が施工した伊那谷初の無暖房・低燃費住宅が完成、3、4日駒ケ根市福岡のモデル分譲地区で一般公開している=写真。
この住宅は壁面30センチ、床下35センチ、屋根35センチの厚さの発泡スチロール板を敷き詰め、開口部はペア樹脂サッシをはめ込んだ高断熱、高気密仕様。
同社は信州大学の山下恭弘教授が主催する「信州の快適な住まいを考える会」の一員として、原油価格高騰や環境に配慮し、無暖房、低燃費住宅を研究。実験棟での実証実験の成果を受け、モデル住宅を建設し、光熱費や温熱環境のデータを蓄積し、本格的取り組みのステップとする。
また、モデル分譲地の一角に無暖房仕様のエコマンションを2棟建設、同時に公開している。
駒ケ岳SA南のモデル分譲地は全6区画、85坪縲・4坪、無暖房住宅を建築する条件で、400万円の特別価格で販売中。
4日の一般公開は午前10時縲恁゚後5時。詳細は井坪建設(TEL86・8778) -
箕輪町上古田でクマ目撃情報 注意呼びかけ
箕輪町上古田の正全寺付近で2日朝、クマが目撃された。町は防災無線と緊急メール配信システムにより住民に注意を呼びかけた。
地元の箕輪西小学校は、児童は常時鈴を携帯しているが、低学年と高学年が2段階にいずれも学校職員と通学パトロール隊がついて下校した。
町内のクマ目撃情報は9月23日、同じく上古田地区であって以来。 -
かんてんぱぱホールの青野恭典写真展作品入れ替え
山岳写真家・青野恭典さん=東京都=の作品を展示している伊那市西春近のかんてんぱぱホールのフォトアートギャラリーは12日、展示作品を一新した=写真。自然の造形や山々が見せる一瞬の表情をとらえた約50点が、訪れた人の目を楽しませている。
同ギャラリーは7月から「日本の山河」をテーマに、全国各地の山々を写した作品を展示してきたが、今回は秋冬作品を中心に入れ替えた。
白い樹氷の森を漂うダイアモンドダストや、風が作り上げた雪上の造形など、一瞬の表情をとらえた作品のほか、突き抜けるような青い空と真っ白な雪のコントラストが美しい山々の作品が並び、美しさと厳しさの両面を持つ、自然の姿を伝えている。
モノクロ作品は、重厚感のある雪山の表情をより鮮明に映し出し、カラーの作品とは異なる魅力を放っている。
入場無料。午前9時縲恁゚後6時。08年1月30日まで。 -
桜井地区でいもほり
伊那市富県桜井地区の住民が29日、観浄寺周辺の遊休農地に植えたサツマイモをを収穫した=写真。約80人が参加し、掘り起こしたイモを焼き芋にして、交流を深めた。
桜井地区は5年前、区の持ち寺である観浄寺一帯を管理するための「観浄寺周辺の公園化事業」を企画。自分たちにできる範囲のことに取り組もう竏窒ニ、周囲の遊休農地を借り、花壇や畑づくりに取り組んできた。
区民同士の交流を深めることも目的としており、世代を越えた交流、一人暮らし高齢者の関係づくり、子どもの安全確保などにもつながっているという。
この日は、保育園に通う前の子どもから、90歳近いお年寄りまで参加。約3アールの畑で収穫したイモは、寺の近くの空き地で焼き芋にし、参加者全員で味わった。 -
伊南行政組合議会議員定数削減へ
伊南行政組合議会の議員定数等検討委員会(北澤洋委員長)は2日開いた議員全員協議会で、議会を構成する伊南4市町村の各定数からそれぞれ1を削減し、現行の合計21を17とする議員定数削減案を示して議員の理解を求めた。これにより各市町村別の定数は駒ケ根市7、飯島町4、中川村3、宮田村3となる。新定数の適用時期は07年4月30日が適当としている。
今年2月に設置された議員定数等検討委員会は削減の必要性や削減数などについて各市町村議会の意見を参考にしながら検討してきた。 -
伊南行政組合議会第5回臨時会
伊南行政組合議会は2日、第5回臨時会を開いた。伊南行政組合消防本部・北消防署の建築工事請負契約の締結と、契約に伴う一般会計補正予算について審議、採決し、いずれも原案通り可決して閉会した。
消防本部・北消防署の完成時期は当初計画していた08年から1年前倒しして07年10月としている。庁舎は鉄骨2階建てで述べ床面積は約1630平方メートル。訓練塔2棟、駐輪場を含めた工事一式の契約金額は3億2865万円で、業者は指名競争入札により赤穂・小澤・富貴屋建設共同企業体。機械設備工事は光洋設備で契約金額は5229万円。電気設備工事は小林電気商会で契約金額は5282万円。
一般会計補正予算は歳入歳出にそれぞれ2290万円を追加、総額18億6079万円となる。 -
ネパール訪問団結団式
駒ケ根市は1日夜、国際協力友好都市協定締結5周年を記念してネパール・ポカラ市を今月訪問する友好親善市民訪問団の結団式を駒ケ根市の駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。団員ら約30人が出席し、訪問に向けての意気込みを新たにした。団長を務める中原正純市長は「ネパールとはこのところの政情不安などから思うような交流ができなかった。この訪問が今後の両国の発展と平和のために少しでも役に立つよう願う。元気に行って所期の目的を果たし、元気に帰って来たい」とあいさつした=写真。
訪問団は33人。中原市長をはじめ、北澤洋市議会議長、駒ケ根青年海外協力隊訓練所の加藤高史所長、ネパール交流市民の会などの団体代表者らが参加するほか、一般市民からの希望者も十数人含まれている。
計画によると訪問団は11日に中部国際空港からバンコクに向けて出発。12日にネパールに入り、13日にポカラ市着。記念式典など公式行事に出席するほか、青年海外協力隊員の活動を視察するなどして19日に帰国の予定。 -
壮年ソフト閉会式
駒ケ根市壮年ソフトボール連盟(松崎勝治会長)は1日夜、第24回壮年ソフトボール大会の閉会式を駒ケ根市民体育館で開いた。参加各チームの代表者らが出席し、松崎会長から表彰を受けた=写真。
松崎会長は「計画した161試合すべて終了できたことに感謝する。皆、シーズン中は一日の疲れも見せずグラウンドで精いっぱいプレーした。互いの健闘をたたえたい。来年もまた元気で再会しよう」と述べてシーズンを締めくくった。
同大会には壮年(40歳代)14チーム、実年(50歳代)14チーム、シニア(60歳代以上)12チームの計40チームが参加して4月に開幕。市内4会場で6カ月の長丁場を戦った
上位は次のチーム。
▼壮年の部(1)小町屋SS(2)中南割壮年(3)市場割壮年、上穂壮年(5)飯坂壮年、北割二区壮年▼実年の部(1)町二区実年(2)下平実年(3)中沢実年、福岡実年(5)北割一区実年、東伊那実年▼シニアの部(1)町二クラブB(2)小町屋OB(3)下平シニア -
喜寿記念で母校・南箕輪小に図書寄贈
41年卒の同級生「辰巳会」1941年に南箕輪村の南箕輪尋常高等小学校(現・南箕輪小学校)を卒業した同級生でつくる辰巳会は1日、喜寿(77歳)の記念に母校の南箕輪小に「辰巳会喜寿記念文庫」として図書77冊を寄贈した。
27、28年生まれの辰年、巳年から同級会の名を辰巳会という。会員は78人。毎年30人ほどが出席して同級会を開いている。喜寿を記念して、同級会で余ったお金の積み立てを母校に贈ろうと、今年9月の同級会で皆の総意で決めた。
金額は10万円。図書の選定は学校に依頼し、同校が図鑑、シャーロックホームズ全集、小泉八雲のこわ縲怩「話、戦争童話集、名作シリーズなどを購入した。
贈呈式には代表の太田保夫さん、倉田高明さん、原輝夫さんが訪れた。太田代表は「77歳の記念に小さな贈り物をすることに決めた。本を読んで目を大きく広げ、立派な人間に育ってほしい」と全校児童に語りかけた。倉田さんは当時の暗い図書室と思い出の1冊「ああ無情」の話をし、原さんが児童代表に目録を手渡した。
本大好き委員長の本郷未樹さんは、「南小の人は皆本が大好き。辰巳会の皆さんのおかげで便利になった。もっとたくさんの人が本を好きになってくれると思う」とお礼の言葉を述べた。三沢久夫校長は寄贈に感謝し、「たくさん本を読んで、辰巳会の皆さんのようにしっかり勉強して、立派な人になってほしい」と話した。
寄贈図書は、図書室に専用本棚を設けて収めた。事前に廊下に展示していたため、すでに貸し出し予約も入っており、1日から貸し出しを始めた。 -
功労表彰は前村議ら8人
中川村は1日、基幹集落センターで06年度功労者表彰式を行い、鈴木信前議長をはじめ前村議ら自治功労6人、社会福祉功労1人、感謝状贈呈1人の合わせて8人の栄誉をたたえ、表彰した。
曽我村長は「村議として、行政機関の委員として、ボランティア活動で村政の発展、住民福祉の向上に尽力していただいた。また、村の振興のために多額な寄付をいただいた」と受賞者に敬意を表し、感謝した。
受賞者は「合併問題や議員定数問題など厳しい状況の中、自分なりに精いっぱいやってきた」「厳しい時代だが、村民のための中川村であってほしい」「一村民として、村の発展に尽くしたい」とそれぞれあいさつした。
表彰者は次のみなさん(敬称略)
◇自治功労▽鈴木信=村議12年、うち議長4年、監査委員4年▽北島文憲=村議12年、うち副議長4年、社会福祉委員長2年▽市瀬拓朗=村議16年、副議長4年、社会経済委員長2年▽坂下純=村議13年、うち総務文教委員長4年▽平沢進=村議12年、うち総務文教委員長4年▽細田繁明=固定資産評価委員18年◇社会福祉功労▽故・細田こう=村保健師27年余、ボランティアグループリーダー、前「麦の家」ホーム長
◇感謝状贈呈=中川ゴルフセンター(宮下進・小林和良代表)、会社精算に伴い、200万円寄付 -
長編劇映画「Beauty-美しきもの」がクランクイン
飯島町在住の後藤俊夫監督(67)がメガホンを取る長編劇映画「Beauty-美しきもの」が2日、飯島町岩間でクランクインした。
初日の撮影現場は伊那谷伊那路村を想定した飯島町岩間の半次の家のセット。後藤監督、主役の高橋平君(11、東京都)をはじめ、スタッフ、俳優ら約50人が参加した。高橋君が扮する少年半次が、こけしを仕上げ、山道を元気に駆け下る映画の最初のシーンと、半次の祖父で木地師、半造役の井川比佐志さん(69)が家でろくろを回し、木地をつくる場面を撮った。
西山際に作られた半次の家のセットは、古い倉庫を改装したもので、石置き屋根で、古びた引戸と、水車もあり昭和10年代の民家を彷彿させる出来映え。
本番を前に、井川さんは南木曽町伝統工芸協会の木地師からろくろの扱いについて、指導を受けるなど、役づくりに熱心に取り組んでいた。
撮影終了後、後藤監督は「タイトルが『村歌舞伎一代』から『ビューティー』に変更になり、なじめないところもあろうかと思うが、伊那谷の美、ふるさとの美、村歌舞伎を継承しようとする魂の美しさが表現できれば。地方歌舞伎は11月の紅葉、2月の雪、5月の緑と、自然の美しさをバックにあった。撮影は長期にわたるが、俳優、スタッフが創意を持ち、いい作品にしたい」。高橋君は「ぞうりで走ることは大変だった。これからも大変なことがあると思うが、貫き通したい」。井川さんは「伊那谷は初めて。息子や孫をむざむざと戦地に送り出す肉親の辛さを画面を通じて感じてほしい」と話していた。
今後のスケジュールは19日午前8時30分から、大鹿村大碩神社舞台で飯島町民ら約百人がエキストラで出演し、歌舞伎シーンを撮影する。
完成は07年8月ころ、07年末か08年初、全国公開の予定 -
茎だって美味しいよ
宮田小給食、農産物本来の豊かさ学ぶ宮田村宮田小学校の給食で2日、今は食べることも少なくなったサツマイモの茎を使った煮付け料理が出た。総合学習でイモを栽培する3年2組の児童が、茎も食べられると知り、収獲後に食材として提供したもの。全校児童が味わい、本来は無駄な部分が少ない農産物のありがたみを感じた。
フキの煮付けに似た外見だが、サツマイモを感じるふんわりとした甘さが口の中に。
大半の全校児童が食べるのは初めてだったが「美味しいよ」と舌鼓を打った。
同校調理室はこの日、校内の廊下にイモの茎を展示。「昔はどの農産物にしても捨てる所が少なかったはず。このような機会に、少しでも食のありがたみを感じてもらえたら」と話した。 -
地域で子ども育みたい
想い詰まったトーテムポール、村文化祭で披露青少年の健全育成を考える宮田村のグループ・芽ぶきの会(細田悦子代表)は、地域みんなで子どもを育むシンボルにしようと、トーテムポールの製作に挑戦。4、5日の村文化祭でお披露目する。将来的には子どもと大人の協働作業で各地区の広場にも設置したいと夢は広がるが「改めて我々大人ができることを考えるきっかけにもなれば」と期待を寄せる。
木の伐採から11人のメンバーが携わり、どんなポールにするか木曽まで足を運んで学んだ力作。6月過ぎから本格的な作業に入り、親子3代の顔を絵柄にして彫り込んだ。
絵や文字が上手な人がいたり、本職の大工がいたり。メンバー個々の技能を結集して作業は進んだ。
最後の着色もみんなでワイワイ賑やかに。「この色がいいんじゃない」「こっちはどうする」と、童心に戻った表情で作業した。
「色んな人の協力があったからこそ、このトーテムポールも完成できた」と満足げ。
文化祭では、作品展会場の村体育センターの中央に立てて披露する。