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もみじ湖夢まつり前夜祭inみのわ天竜公園28日
辰野青年会議所(武田真理事長)は28日、もみじ湖夢まつり(29日)の前夜祭をみのわ天竜公園で開く。メーンイベントは、豪雨災害の復興を願い、みのわ手筒会による手筒花火の打ち上げ。多くの来場を呼びかけている。
辰野JCの活動エリアは辰野町と箕輪町。7月の豪雨災害でみのわ祭りが中止になったため、若者の手で何か公益事業をできないかと検討した結果、29日に箕輪ダムイベント広場で開く「もみじ湖夢まつり」の前夜祭としてイベントをすることにした。
会場には、豪雨災害ボランティアで復旧作業に参加した人たちの感想を掲示する。
午後4時から、焼きそばとポップコーンを無料で配る。ジュースや菓子などの屋台も出る。
手筒花火は午後6時から。手筒煙火、仕掛け煙火、大三国など10プログラム。6時40分終了予定。 -
緑育てる大切さ大変さ体験 南信森林管理署が育樹祭
南信森林管理署(久保田廣署長)は24日、伊那市手良野口の沢山国有林で育樹祭を開いた。上伊那の首長をはじめ、地元の小学生ら100余人が集まり、ヒノキの間伐作業などに汗を掻いた。
「育てよう豊かな緑と豊かな心」をスローガンに、国民参加の森づくりを目的とした育樹運動。標高約1200メートルのヒノキ人工林(約0・35ヘクタール)で、約千本の枝払い、間引きなどをした。
手良小学校5年生24人も参加。署員の指導で作業を体験したり、場所を学校林に移して開いた「森林教室」では、育樹の大切さを学んだりした。間伐作業をした児童たちは、木を育てる大変さを肌で感じた様子だった。
手良野口の国有林で枝打ち作業をする参加者ら -
「古東山道」など歩き地元の文化・歴史に触れる
伊那市の高遠町公民館講座「里山の文化を歩く講座」は22日あり、地域住民約20人が同町西部の諸町町内などを散策した。古道「古東山道」なども歩き、地元の歴史や文化のすばらしさを肌で感じた。
健康増進などを目的とした4年目の講座。町文化センターを出発した一行は、藤沢川から美篶へ流れる「六道井筋」を見ながら、昔の交通網・東山道とされる山道を登るなど約13キロを歩きながら、地元講師による解説を聞いた。
古東山道では、高遠森林(もり)クラブの稲辺謙次郎会長が「石高を増やそうと山の中で隠れて田んぼを作った」「山道を馬も歩いていたので以前は道が広かった」などと昔の里山の暮しを説明した。
「昔と比べ里山を歩く機会が減っている。健康増進のためにも自然を見ながら山歩きを楽しんでほしい」と呼び掛けもした。
諸町を一望しながら六道井筋沿いを歩く参加者 -
子育て学級が保育園で交流
箕輪町公民館の子育て学級は19日、松島保育園を訪問し、園内を見学したり、園児と一緒にリズムダンスをして交流した。
保育園の生活を知り体験しようと訪問。15組の親子が、年少園児65人と一緒にリズムダンスをし、運動会で発表したリズムも教えてもらいながらお尻を振り振りして楽しく踊った。
講話では、倉田博美園長が、今の子どもたちに関わる問題点として▽体力、運動能力の低下▽自然や社会体験の不足▽睡眠と食事の問題▽テレビやゲームなどメディアの過剰接触-などを挙げ、「よく遊び食べて眠る子どもの生活リズムに合わせた生活を心がけよう」とアドバイスした。心を育てる読み聞かせの大切さにも触れ、「父母の声での読み聞かせが心に染みる。親子のスキンシップの時間でもある。テレビやゲームの時間を減らしてやってほしい」と話した。 -
日本みつばち祭り盛大に
中川村片桐のサンアリーナで22日、第3回日本みつばち祭りがあり、南は九州、北は茨城など全国から500人の会員一般愛好者が集まり、蜜のしぼり方や電熱を使った安全な冬越しなどの講習で、日本ミツバチの飼育技術を高めた。信州日本みつばちの会(富永朝和会長)主催。
この中で、巣の移し方会場では、2つの巣をピッタリくっ付け、し切りの板を抜き、周りを棒でたたいてハチは新しい巣に移動する方法を説明。蜜のしぼり方コーナーでは、庖丁やナイフを使い、1段ずつはがしていく方法を伝授した。
また、蜜源となる花木に、ウツギやネズミモチ、クロガネモチなどを挙げた。
このほか、特別企画として、全国の会員が持ち寄った23カ所の蜜の試食コーナー、会員が独自開発した縦巣、横巣、分蜂器具など各種養蜂器具の販売、伊那谷特産の野菜や果物、地元企業によるみつばち関連商品の販売もあり、来場者は1点、2点と買い求めていた。 -
「こまがね国際広場」にぎやかに
駒ケ根市の協力隊週間2006inこまがね「みなこいワールドフェスタ」(同実行委
員会主催)のメーンイベント「こまがね国際広場」は22日、広小路や銀座商店街特設会場で国際色豊かに繰り広げられた。今年は「体験する」「遊ぶ」「見る」「食べる」「協力する」をキーワードに、イベント広場や「みなこい王国」ぼうけんラリー、ワールドレストラン、ワールドステージなど多彩な催しに多くの市民が来場し、国際理解を深めた。
隊員派遣国のネパールやタイ、ペルー、ブータンなどの各国ブースが軒を連ね、市民らが珍しそうに民芸品を手に取って眺め、気に入った品を買い求めていた。
「ワールドステージ」ではアフリカンドラム演奏、民族衣装のファッションショー、国際戦隊コウケンジャーショーなどが舞台を彩った。
アラブやバングラディシュ、プータンなど各国料理が並ぶ「ワールドレストラン」にも多くの市民が足を運び、舌で世界を体感した。
また、子どもたちは友だち同士誘い合って、「みなこい王国」ぼうけんラリーを楽しみ、多くの女性は民族衣装に興味を示し、試着し、記念写真に納まった。 -
遊歩道「こもれ陽の径」柵を修繕
宮田村役場は22日、住民との協働で新田の遊歩道「こもれ陽の径」の柵の修繕作業をした=写真。
マレットゴルフ同好会員をはじめ村民ら25人が参加。2班に分れ、「こもれ陽の径」の1キロのうち、西エリア(マレットゴルフ場内)120メートルと、東エリア(上の宮浄水場周辺)80メートルで200本の木柵を再生ECDプラスチック擬木杭に取替えた。
遊歩道は10年前に整備されたが、木柵が老朽化したため、材料は役場で購入し、団体や住民が労力を提供する協働の村づくり事業として修繕を実施した。 参加者は黒川沿いの遊歩道で、足元に注意を払いながら、つるはしを使って、古い杭を引き抜き、高さをそろえ、擬木柵を打ち込み、ロープを通した。 参加者は「柵が新しくなり、遊歩道が安全になった」と話していた。 -
第32回上伊那卓球選手権駒ケ根大会
卓球レベルの向上と底辺拡大を図る第32回上伊那卓球選手権駒ケ根大会が22日、駒ケ根市民体育館であった。上伊那卓球連盟主催。
小学生から60代まで幅広い年代層の選手が一般男子1部、2部、同女子、中学生男子、同女子、小学生男子、同女子に分かれ、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を目指した。
結果は次の通り(敬称略)
◇一般男子1部優勝=山岡孝太(わくわくク)(2)沖村貴弘(伊那少年)(3)松沢正記(ニッパツ)、村沢貴之(駒ケ根ク)◇同女子優勝=宮崎愛子(伊那西レ)(2)伯耆原恵(伊那西レ)(3)千村淳子(駒ケ根ク)、竹村依里子(伊那西レ)◇一般男子2部優勝=竹下史(辰野JSC)(2)小浜由彦(辰野JSC)(3)小沢悠大(辰野JSC)伊藤真次(駒ケ根ク)◇一般女子2部優勝=宮沢真紀(辰野高校)(2)井ノ上明日香(辰野高校)(3)今井津由子(駒ケ根ク)◇中学生男子優勝=上原良太(伊那少年)(2)伊藤雅康(わくわくク)(3)三沢拓也(伊那少年)、太田誠(わくわくク)◇同女子優勝=下平咲(伊那少年)(2)松下ゆかり(中川中学)(3)中島のぞみ(中川中学)、福沢奈緒(伊那少年)◇小学生男子優勝=三沢拓弥(伊那少年)(2)福沢秀平(伊那少年)(3)伊藤力斗(わくわくク)、桑沢聡(辰野JSC)◇同女子優勝=中村詩織(伊那少年)(2)高橋佐和子(伊那少年)(3)小原緋奈之(伊那少年)、小原穂乃佳(伊那少年)
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飯島中学校の新AETライマー・ジョナサン・チャールズさん
8月に飯島中学校の新しいAET(英語助手)として着任した。 「飯島町は美しく、きれいな所、交通の便もよく、生活に不便はない」。
AETとして2カ月余、飯島中学校の生徒と接して「好奇心が強く、勉強熱心で、順応しようという気持ちもある。異文化に対して、違和感もなく、分ろうとする姿勢に感心している」と感想を。
アメリカ合衆国ペンシルベニア生まれ。趣味は演劇、読書、日本の文化を勉強すること。「教えることや日本語、日本の伝統文化、特に能や歌舞伎に興味があったから」と、趣味が高じて、来日のきっかけに。早速、東京で歌舞伎を鑑賞したり、国技館ですもう見物もした「アメリカで演劇をしていたので、歌舞伎は良い勉強になった。すもうを見ながら、ビールを飲んだり食べたり、座布団を投げる人もいて、とても驚いた」とか。和太鼓も習いはじめ「1曲は完璧に打てるようになった」とちょっぴり得意げ。近日中に駒ケ根文化会館で「駒ケ根能」があると聞き「ぜひ、見に行きたい」と目を輝かす。
スポーツはボーイチアリーディングをしているが、中学生の時は空手を習っていたとか。
日本語は「読めないと辛いので読めるようにしたい」と日本語レッスンに通い、ひらがなの単語帳を持ち歩き、日々精進を重ねている。
食べ物は日本食が大好きで、ふるさとのペンシルバニアでも寿司、刺身、焼き鳥といろいろ食べた。飯島に来てからも寿司、天ぷら、やきそば、そばめしも食べたが「飯島名物のさくら丼はこれから食べる」とか。「果物はグレープが好き。日本人はなぜ皮をむいて食べるのか不思議。日本の梨はおいしいが、りんごはアメリカの方が好き」という。
校外で飯島中学の生徒に会うが「生徒たちはシャイで道で会っても、話しかけてくれない」と寂しがる。「気軽に声を掛けてほしい」とも。
しかし、「ショピングセンターでは、町の人たちが『何を探しているの』『大丈夫』と声をかけてくれる。アメリカではこういうことは決してない。日本人はすごく親切」と喜ぶ。
通訳の労をとっていただいた、飯島中学校の岡千草教諭は「生徒たちはジョン先生と英語で会話し、通じるととてもうれしそうだ。ジョン先生は演劇をしていただけに表現力もすばらしく、発声もいい」と活躍を期待する(大口国江)。 -
傷害、恐喝未遂で少年逮捕
駒ケ根署は23日午前7時前、高校1年生の少年(16)に対しヘルメットで顔を殴った上、現金を要求した疑いで駒ケ根市の無職の少年(17)を逮捕した。
同署の調べによると容疑者の少年は9月28日午後11時30分ごろ、駒ケ根市内で高校生の少年に対し「おれとけんかするか、金を払うかどっちかにしろ」などと因縁をつけて、持っていたヘルメットで顔を殴るなどの暴行を加えて眼球打撲のけが(全治約10日間)を負わせた上、12月1日までに現金30万円を渡すよう約束させた傷害と恐喝未遂の容疑。
被害者の少年の届出を受けて同署が捜査していた。 -
駒ケ根市民吹奏楽団定演
駒ケ根市民吹奏楽団(村山修団長、50人)は21日夜、第21回定期演奏会を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた=写真。団員らはそろいのユニフォームを着てステージに登場し、さまざまなタイプの曲を自在に演奏。大編成の迫力ある見事なアンサンブルを満員のホールいっぱいに響かせた。
コンクール課題曲、ポピュラー、ミュージカル曲の3部に分けて全11曲を演奏した。クライマックスはミュージカル『ミス・サイゴン』の劇中曲による18分間のメドレー。難曲を見事に演奏し、聴衆の大きな拍手を受けていた。 -
地バチの巣持ち寄り重さ競う
地バチ(クロスズメバチ)の巣の重さを競うコンテストが22日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームであり、上伊那や諏訪地方の愛好者32人が丹精込めて育てた自慢の巣を持ち寄った。岡谷市の自営業・中島義昭さん(59)が2位に1キロ以上の差をつける5・35キロの巣を出品し、だんとつで優勝した。
伊那市地蜂愛好会(小木曽大吉会長)主催で、9回目。初優勝の中島さんは4回目の出品で「なるべく純粋に近いシダクロスズメバチを見つけることができた。(飼育する)木箱も上下に空気口を空けて循環するようにし、ハチが自然に温度調整できるように工夫したことがよかったのかもしれない」と喜んだ。
今年は6、7月の日照不足や低温の影響で、ハチのエサとなる虫の発生が少なく、取ることにも飼うことにも苦労した年だったという。小木曽会長は「ハチも巣も少なかったことで、どれも大事に育てた成果がでていて、出来栄えは全体的に良かった」と話した。
入賞者は次のみなさん。
(1)中島義昭(岡谷市)5・35キロ(2)有賀幸雄(伊那市)4・08キロ(3)中谷重雄(辰野町)3・88キロ -
伊那谷・木曽谷結ぶかつての権兵衛峠歩く
伊那谷から木曽谷を結ぶかつての街道「権兵衛峠」を歩くイベントが22日あり、県内外の400人余が紅葉盛る深秋の峠道を歩いた。
伊那と塩尻の両市でつくる実行委員会主催の「米の道・権兵衛峠を歩こう」で、26回目。県内をはじめ、首都圏や中京地方からも多くの参加があった。
一行は米俵を背負った馬を先頭に伊那市与地を出発。7月の豪雨による崩落で、一部迂(う)回路を利用しながら旧道をたどった。頂上に到着後は用意されたおにぎりやキノコ汁を味わって体を休めつつ、険しい道のりを登り切った達成感に浸った。
初めて参加した喬木村の女性(56)は「健康のためでもあるけど、紅葉を楽しみながら権兵衛峠を歩いてみたかった」と話していた。 -
伊那谷珍名物イナゴのつかみ取り体験
伊那市ますみケ丘の産直市場グリーンファーム(小林史麿代表)で22日、伊那谷の特産珍味の一つであるイナゴのつかみ取り体験会があり、多くの家族連れが楽しんだ。
稲刈り体験も減り、イナゴに触れたことのない大人や子どもが増える現代環境の変化を受けて初めて企画。「食育」の観点からも、改めて地元の風土食を見直す機会にした。
午前と午後に分けて実施。市内のイナゴ取り扱い業者・塚原信州珍味の協力を得て、ダチョウ牧場近くのワラを敷いた草むらに4キロずつ放した。
子どもたちは飛び跳ねるイナゴを見ては大はしゃぎ。ネット状の袋片手に親や年寄りも一緒になって夢中で捕まえた。父親と参加した駒ケ根市の小学2年の男児は100匹以上を獲り「いっぱいだ」と喜んで持ち帰った。 -
箕工祭
箕輪工業高校で22日、第42回箕工祭があった。クラスやクラブごとで取り組んだ展示発表が並んだほか、生徒らによるバンド演奏などもあり、訪れた人たちを楽しませた。
クラス展では、定時制クラスが「上伊那にあった身近な戦争」をテーマに、伊那市上の原に実在していた陸軍伊那飛行場について展示=写真。
当時、極秘で特攻兵が訓練していた陸軍伊那飛行場。終戦後も、GHQに目を付けられないよう、建物は取り壊され、記録文書もすべて消去されたため、当時の様子を知れるものは人の記憶としてしか残っていないという。
生徒らは、実際に飛行場で勤労奉仕をしていた地元住民に話を聞いたり、実際に現地を訪れたりしながら、当時の様子を調査。飛行場後の復元図を作成したり、当時の話を録音したテープを起こしたりしたものを展示した。
そのほかにも、日本工業大学との高大連携にかんする取り組み展示、生徒らが作成した上伊那の地形模型などの展示があり、訪れた人の関心を集めていた。 -
みのわもみじカップ
第1回小学生かけっこ大会子どもたちに走る楽しさを味わってもらおう竏窒ニ22日、「みのわもみじカップ第1回小学生かけっこ大会」が、箕輪町のみのわ天竜公園であった。小学2年生縲・年生の約50人が集まり、1キロのランニング体験や2キロランニング大会に挑戦し、気持ちの良い汗を流した。
上伊那中心のランナーで活動するランニングチーム「ちいむもみじ」(唐沢文生代表)が今年初めて企画。まちづくり事業として採択され、補助金も受けた。取り組みは、町民が憩える親水護岸の実現を目指す「天竜せせらぎロードプロジェクト」の一環でもあり、会場は同プロジェクトで整備した護岸取り付け道路を使用した。
小学2、3年生には体験ランニング教室を、4年生以上にはランニング大会を開催。スタートラインに並んだ児童らは、合図とともに一斉にスタート=写真。心地良い秋風を全身で感じ、楽しみながら走り抜けた。
ちいむもみじには、今大会の上位入賞者から、来年度の市町村対抗駅伝の小学生の部に出場する選手を育てたいという構想があり、今後は、6年生を除く上位入賞者で「もみ児ーず」を結成し、トレーニングに励んでいく。
大会は今後も継続し、将来的には上伊那全域から参加児童を募りたいとしている。
入賞者は次のみなさん。
【2キロの部】▼6年生=(1)林渓一郎(8分02秒)(2)笠原舟(8分05秒)(3)小山内裕生(8分18秒)(4)渡邉真也(8分34秒)(5)藤沢健司(8分38秒)(6)伯耆原克弥(8分50秒)▼5年生=(1)北原達也(8分39秒)(2)渡辺雅也(9分03秒)(3)藤沢誠(9分26秒)(4)馬場侃也(10分05秒)(5)唐沢拓実(13分05秒)(6)大槻稔(13分48秒)▼4年生=(1)林稜二(9分36秒)(2)大沼尚平(9分46秒)(3)春日亮太(10分04秒)(4)大槻恒介(10分06秒)(5)渡邉綾華(10分23秒)(6)赤羽拓実(11分40秒) -
南箕輪フェア開催
村内27の企業や団体が一堂に会した「南みのわフェア」が22日、大芝高原屋内運動場であった=写真。さまざまな分野の各企業が、特色のある取り組みや製品をPR。訪れた人たちを楽しませた。
企業活動を通して社会貢献や地域振興を目指す素晴らしい村内企業も多いが、発表の場がなく、そういう取り組みを知らない地域住民も多い。また、南箕輪村には商店街がなく、一つの店から次の店への流れができにくいため、各企業にそれぞれをPRしてもらう場を設け、産業振興と地域起こしにつなげよう竏窒ニ、南箕輪村商工会商工部会が企画した。
物販だけでなく、それぞれ独自で取り組みなどを知って来場者に知ってもらう展示や体験イベントを展開。模型レーシングカーレースの展示や、伊那技術専門校のメカトロニクス科の出展したUFOキャッチャーは、子どもたちの人気を集めた。
また、ドッグファッションショーや、風船遊戯団・ゴンベーワールドによる風船ショーなどのイベントもあり、会場をにぎわせた。 -
JA共済ドッジボール大会上伊那地区予選会
JA共済が主催する第9回ドッジボール大会の上伊那地区予選が21日、伊那市の勤労者福祉センターであり、南信地区大会に出場する男女4枠を競い合った=写真。
地区予選では、辰野、箕輪、伊那、伊南の各ブロックごとで決められた数の出場権を競い合っているが、今年は辰野ブロックの参加がなかったため、伊南地区にその1枠を移した。
ゲームは3セットのリーグ戦。どのチームも巧みなパス回しで相手チームの内野選手を追い込み、接戦を繰り広げた。
南信大会の出場チームは次の通り。
【男子】=JOKER(箕輪中部)南小ハトポッポ(南箕輪)南小ボンバーズ(南箕輪)ロゼオナッツB(高遠)ゴットナイツS(赤穂)トラえもん3世(赤穂)キングファーターズ(飯島)宮田フィーバーズ(宮田)
【女子】=YANKEE MONKEE(箕輪中部)南小アタッカーズ(南箕輪)箕輪パワフルファイターズ(箕輪東)南小レイボーズ(南箕輪)ロゼオナッツG(高遠)WINSTARS(赤穂)とらやキッズ(赤穂)ゴットハンドS2(赤穂) -
駒ヶ根東中 あづみ野駅伝でアベックV
第22回あづみ野松川中学生駅伝大会が22日、北安曇郡松川村の松川小学校校庭発着コースであり、駒ケ根市の駒ヶ根東が男女そろって大会新で優勝した。全国大会へつながる県中学校駅伝大会(11月3日)に向け、選手らは確かな手応えを感じたようだ。
大北陸上競技協会などでつくる実行委員会の主催。県内各地から男子21チーム、女子10チームが出場し、男子は3縲・キロの6区間、女子は2縲・キロの5区間をそれぞれたすきでつないだ。
駒ヶ根東は男女とも1区から最終区まで、すべての区で一度も首位を他校に譲ることのない圧倒的な強さを見せつけた。
同大会は、来月松本市で開く県中学駅伝へ向けた仕上がり状態を確認する意味でも重要な大会。今回は強豪の男子・松川(下伊那郡松川町)女子・菅野、山辺(いずれも松本市)が欠場したものの、これまでの大会記録保持校の名門鉢盛を男女ともに寄せつけなかった走りは関係者を驚かせた。
鉢盛の全盛期をつくったことで知られる駒ヶ根東顧問・竹田正樹監督は「当時の鉢盛は全国大会まで登りつめたチーム。それより今の駒ヶ根東は強い」と自信をのぞかせる。
男子1区で飛び出し、チームを盛り上げた陸上部長の福沢潤一君は「練習や大会で疲れがたまっているが、手に届くところにある県中駅伝優勝を、みなでつかみとりたい」と意欲を見せた。
優勝メンバーは次の通り(丸数字は区間)。
▽男子=(1)福沢潤一(2)久保田光(3)天野進(4)天野努(5)宮脇千博(6)小林純平▽女子=(1)篠田美樹(2)北原成美(3)青木美智子(4)鈴木晴花(5)寺平稚博 -
伊那の観光を考える
伊那観光協会(向山公人会長)は23日、伊那の観光を考え、実践する3つのプロジェクトを立ち上げた。来年3月を目途に、成果をまとめ、観光施策に反映させる。
来年4月、高遠町・長谷の観光協会との統合を控え、地域の資源や特性を生かしたまちづくりに取り組もうと設けた。
プロジェクトは、伊那市の観光の魅力を探る「伊那の魅力はなんだろう」、市民の理解と協力を得るための対応策を考える「市民みんなでおもてなし」、広域観光を推進するための「木曽も諏訪も一つのエリア」の3つ。メンバーは、商工観光関係者や公募ら25人。
初回は、市側が観光の現状や伊那観光協会の本年度の取り組みなどを説明した。
伊那観光協会委託の名古屋観光案内所長を務める小島茂さんは「生活が豊かであるがゆえに、ハングリー精神が乏しく、内外に向けた情報発信ができていない」と指摘。その上で、マーケットの動向や顧客ニーズの分析、営業のあり方と受け入れ体制作りの検討など他と差別化し、市場中心に考えた観光振興のあり方を投げかけた。
そのあと、各プロジェクトに分かれ、意見交換した。
向山会長は「地域のすばらしさをPRするため、知恵を借りながら、あるべき伊那の観光施策をまとめたい」と話した。 -
伊那中吹奏楽部が定期演奏会
伊那中学校吹奏楽部(長田匡文部長、68人)は21日、県伊那文化会館で第3回定期演奏会を開いた。高校生になった先輩や元NHK交響楽団オーボエ奏者浜道晁さんも出演し、演奏会を盛り上げた。
演奏会はアンサンブル、浜さんのステージ、吹奏楽部の3部構成。3年生にとって最後で、部員が心を一つに、練習の成果を発揮して息の合った音楽を作り出した。
吹奏楽部ステージは、ディズニーメドレー、「水戸黄門」や「大岡越前」などの曲に、時代劇を交えた「時代劇絵巻」などを発表。観客が手拍子を送り、楽しいステージを繰り広げた。
演奏の合間にはホワイエを使い、ジャズなども披露した。 -
伊那市・手良野口の八幡神社 古田人形芝居公演
伊那市手良野口の八幡神社の舞台が22日、32年ぶりに復活した。手良公民館(宮原達明館長)などの企画に箕輪町の古田人形芝居保存会が公演した=写真。地域内外から集まった約200人以上の観客は、かつての農村舞台の復活を懐かしんだ。
舞台は江戸末期の建築で、間口は14・6メートル、奥行き7・8メートル。以前は回り装置もあったという「上伊那を代表する規模」(宮原館長)。02年、市有形文化財指定になっている。
地元青年団の秋祭りのにぎわいの場だった。過疎化で1974(昭和49)年から、利用がなくなると存在は薄らいでいたが、有形文化財になったのを機に、復活に向けての話が進んだ。
公演では「傾城阿波の鳴門竏衷∠迚フの段」を披露。阿波の国徳島の城主・玉木家のお家騒動にからみ、離れ離れに暮らす玉木家に仕える親子の話で、浄瑠璃、三味線に合わせて進む、せつない人形芝居が観客を魅了した。 -
村消防団初の「図上訓練」
宮田村消防団(平澤成己団長)は22日、秋季訓練を実施。例年とは一線を画した内容で、危険箇所などを現地調査し、地図に落とし込む初の「図上訓練」を展開した。村内各所で水路などが氾濫(はんらん)した7月豪雨の経験も踏まえ、災害に備えて事前の準備を強化する試み。各団員が地域の現状を把握する機会にもした。
各部ごとに管轄地域の消火栓や防火水槽などの設備、水利を調査。7月豪雨で氾濫した場所など、危険箇所も重点的に見回った。
調査結果を持ち帰り、図面作成。今までの巡視活動でつかんでいるデータなども持ち寄りながら、地図上に示していった。
「担当の区域であっても、地図にして見直すことで新たに見えてくることもある。万が一に備えて把握を徹底したい」と同消防団本部。
調査した地図情報は集約し、詳細になった防災マップを各部の消防ポンプ小屋に配備するほか、区などでも活用できるようにしていく考えだ。 -
県議選 伊那市区木下茂人氏出馬表明
伊那市の県議、木下茂人氏(71)=緑のフォーラム、美篶=が21日夜市内であった後援会拡大役員会で、来春の県議選に同市区(定数2)から4選を目指して出馬する意思を表明した=写真。
木下氏は「県政は課題が山積しているが、盛りたてていくことが大事。議員と行政経験のある村井知事とは、議会と行政が車の両輪である重要さに共通の認識をもつことができ、お役に立てると考える」と述べ、「不器用な人間だが、誠実を旨として、これまでの経験を生かし、円熟味のある活動をしたい」と決意を示した。
伊那市区は、今春の合併に伴って旧高遠町と長谷村も区域となる。同市区現職の向山公人氏(64)=政信会、西町=も近く開かれる後援会役員会で正式に出馬を表明する見通し。 -
箕輪町図書館読書講座
箕輪町図書館の06年度読書講座が18日、町文化センターで始まった。24人が来年3月までの5回講座で郷土に関した作品を読み学ぶ。
読書講座は99年に始まり、箕輪町や上伊那地域に関係した人物の作品を学んできた。今回は長野県内に範囲を広げ、第1回は「藤原ていの人と作品を読む」と題し、諏訪市出身の藤原ていさんを取り上げた。
講師は元箕輪図書館長の小口恵子さん。「実在する人の伝記は非常にリアルで胸を打つ」として▽藤原ていの履歴▽引き揚げの辛苦▽少女時代▽夫・新田次郎▽3人の子ども-をテーマに、著書「流れる星は生きている」「旅路」と、講演記録「妻として母として」の抜粋を読み進めながら、人物像と作品を紹介した。 -
第43回駒工祭
駒ケ根市の駒ケ根工業高校で23日まで第43回駒工祭が開かれている。テーマは化学の構造式を図案化した「オリジナリティ・フレンズ・ドリーム・アース竏昼、有結合」。工業高校らしく、生徒らの製作した機体によるロボットコンテストや、授業で学んだ技術を来校者に体験してもらう「ものづくり体験」などが行われているほか、クラス展、クラブ展など校舎の内外で多彩な催しが行われている。
体育館ではロボットコンテスト「パイレーツ・オブ・コマコウ」が行われている。ゲーム時間は6分間。コートの中で対戦相手の風船を互いに割ったり、ボールを取り込んだりして得点を競うもの。22日の対戦では、各チームのオペレーター担当の生徒がリモコンを手に懸命にロボットを操縦。高得点を得ようと熱戦を繰り広げた=写真。順調に得点を挙げていくロボットがある一方で、ゲーム途中でトラブルのため動かなくなるロボットもあり、見詰める同級生らから「どうした、もうだめか」とやじが飛ぶなど、真剣な中にも楽しく対戦が行われていた。
22日の一般公開は午前10時縲恁゚後4時。23日は校内祭。 -
いきいきフォーラム
「第11回あなたとわたしのいきいきフォーラム」が20日夜、駒ケ根市の市文化会館で開かれた。駒ケ根市男女共同参画推進市民会議、女性団体連絡会、区長会などの会員らでつくる実行委員会と市教育委員会の主催。約100人が参加し、歌手で保護司の千葉紘子さんによる講演「心の扉を開けて 一人ひとりの輝きを見失わないで」を聞いた。
千葉さんは篤志面接委員として少年院で非行少女の声を聞いてきた経験などから「非行の原因は環境と本人の資質だ」とした上で「非行に走る少年、少女は精神構造が幼い。援助交際がなぜいけないかという意識もない。犯罪だと気づかせるために今からでも少女売春と言い直すべき。家庭や学校、地域の大人がしっかりと向き合って思いやりや優しさなどを教えなければならない」と語り掛けた=写真。 -
南箕輪村議会経済常任委員会
諏訪圏工業メッセ視察南箕輪村議会の経済常任委員会(5人、大熊恵二委員長)は19日、産業振興と企業誘致などを含め委員会活動として諏訪市で開いた諏訪圏工業メッセを視察した。
村議会6月定例会で企業振興条例を改正し上伊那郡内で最も手厚い条例になったこと、村内企業の工業メッセ参加の委託金が本年度から補助金になったこと、9月定例会一般質問で企業振興が健全財政維持のために大事との村長答弁があったことなどから、昨年に続き2度目の視察を決めた。
委員5人と議会事務局長、産業課長の計7人で訪れ、村商工会の共同ブースをはじめ各ブースを視察。出展した村内企業の社長から、メッセへの参加が刺激となり社員の意欲向上につながっている話なども聞いた。
大熊委員長は、「商工会の共同ブースは昨年より充実していた。村内企業が意欲を持って参加していただけるのはありがたい」とし、「わずかな補助金でも出展企業が増え、商談の機会を得て会社の業績が上がれば、村にとっても結果として法人税が増える。村の補助金が有効に使われ何倍にもなってかえってくることに期待している」と話した。 -
【記者室】受容的関与という対応方法
ホームヘルパー養成研修講座で、相手の気持ちを傷つけない対応の仕方「受容的関与」の話があった。受容と拒否という対応の中間に位置する「受容的関与」。相手の要求や欲求をまず受け止め、続いて「でもね」とヘルパーの考えを言う方法だ▼高齢者や子ども、特に小学生以下は受け止めてあげれば要求の90%は満たされる。お年寄りの要求に即座に拒否で返しては相手の気持ちがつぶれる。まずは、極力相手と同じ言葉を繰り返して要求を受け止めることがとても大事で、話を聞いてくれるとの認識ができるとその後の関係もよくなるという▼受容的関与には思いやりの気持ちや心のゆとりも大切な気がする。コミュニケーション法の一つとして心に留めておきたい。(村上記者)
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信大農学部で落葉松祭
南箕輪村の信州大学農学部で21日、「落葉松祭」があった。学生らが取り組んでいる研究成果報告会があったほか、さまざまな食べ物屋台や多彩なステージ発表が、訪れた人たちを楽しませた。
ロータリーでは、学生や地元農家がつくった地元農産物を販売。シロネギなど、この時期旬を迎えている新鮮な農産物がを安く購入できるとあって、地域客を中心とする多くの人でにぎわった。
また、ロータリー前の特設ステージでは、学生らがジャズ演奏などを披露。伊那スキーリゾートの平日休日宿泊券や、ダチョウに関する景品などが当たる大抽選会もあり、会場をわかせた。
祭りは22日も一般公開され、ステージでは、地元の子どもらが参加する催しもある。また、もちつき大会や、伊那市のイメージキャラクター「い縲怩ネちゃん」と、南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と触れ合えるイベント「い縲怩ネちゃん、まっくんと遊ぼう」なども行う予定。