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未来の・ス三四郎・スが熱戦、飯島町柔道大会
飯島町柔道大会は29日開き、未来の・ス三四郎・スを目指す小学生22人が熱戦を繰り広げた。
町柔道クラブの児童が出場。低、中、高学年別で対戦したほか、年齢無差別による総合の部も設けた。
練習してきた技を出して組み合う子どもたち。礼に始まり礼に終わる武道の真ずいにもふれ、真剣勝負に臨んだ。
指導員の上原春男さんは「一生懸命練習している選手は大会でも技が出せる。人間形成、健全育成とともに、勝つことも学んでいきたい」と話した。
上位結果は次の通り。
【1・2年】(1)真島昂佑(2)宮崎瑠叶(3)下平丈、小出康介【3、4年】(1)下平駿也(2)清水将臣(3)北沢錬、北沢豪【5・6年】(1)宮崎龍人(2)浦野慎太郎(3)真島悠佑、清水賢太【総合】(1)真島悠佑(2)宮崎龍人(3)下平駿也、北沢錬 -
駅前広場「輪苑」、隣近所の交流に広がり持たせ
宮田村のJR宮田駅前にある住民手作りの広場「輪苑」で29日、花の植え替えが行われた。整備した一輪の会のメンバーら15人ほどが汗して作業。1年中花を絶やさないようにと、来春に向けてパンジーの苗1200株を植えた。広場が完成して半年。地域の・ス輪・スに広がりも持たせている。
駅周辺の住民有志でつくる同会は、地権者の同意を得て、昨年からコツコツと整備して5月に輪苑が完成。色鮮やかな花々で駅前を彩っている。
空き地や空き家などが目立った駅前だが、広場の整備により印象は一変。賛同する企業が街灯を設置するなど、防犯対策にも一役買っている。
また、整備するだけで終わらず、きれいな駅前を維持していこうと住民がより結束。この日も参加できる人が自由に加わり、和気あいあいと汗を流した。
「一輪の花が、二輪、三輪と広がるように、地域のふれあいがいつまでも広がっていけば」と小沢常明会長。のどかな休日に、駅前は楽しげな声で包まれた。 -
伊那市民体育祭弓道競技
第53回伊那市民体育祭弓道競技は29日、伊那市武道館弓道場であった。一般と高校生170人が出場し、日ごろの修練の結果を競い合った。
市内在住または市内に勤務、就学する一般と高校生が対象。一般は30人、高校生は上伊那郡内の高校から140人が出場した。
種目は団体予選を兼ねる近的個人の一般、高校男子、高校女子で各8射と、近的団体。団体は1チーム3人で上位8チームによるトーナメント。
個人の部では緊張感漂う中、選手は集中力を高め真剣な表情で8本の矢を次々と射った。
結果は次の通り(敬称略)。
【個人の部】▼高校男子=(1)清水一宏(弥生A)(2)竹沢和馬(伊那北A)(3)春日朋也(弥生B)▼高校女子=(1)倉田奈都美(伊那北A)(2)平沢萌美(伊那西H)(3)西村柚実里(伊那西B)▼一般=(1)山田洋史(弥生OB)(2)柴種徳(富方)(3)尾川英弘(信大)
【団体の部】(1)弥生男子B(春日朋也、足助元、荒井士人)(2)信大(渡辺純、平野菜津美、尾川英弘)(3)一般混合(湯沢久、土屋一穂、萩原秀紀) -
女性プラザ伊那利用者の会第21回紅花祭
伊那市の女性プラザ伊那利用者の会は29日、第21回文化祭「紅花祭」を女性プラザ伊那で開いた。ステージや展示で日ごろの活動の成果を披露した。
活動の集大成として年1回開く恒例の文化祭。舞台発表では箏曲、親子キッドビクス、気功、ダンス、新舞踊、太極拳、社交ダンス、詩吟、大正琴など14プログラムで熱演を繰り広げ、会場から温かな拍手が起きていた。
展示はステンドグラス、パッチワーク、押し花、生花、織物、絵画、編み物、ステンシル、文化刺しゅうなどで、どれも力作ぞろい。訪れた人は1点1点興味深く、じっくりと鑑賞していた。
会場には煎茶席のほか喫茶や売店もあり、家族連れも多く訪れてにぎわった。 -
第1回南箕輪村「まっくん収穫まつり」
第1回南箕輪村「まっくん収穫まつり」は29日、大芝公園屋内運動場西の駐車場で開いた。村営農センターと地区営農組合主催の初企画。好天に恵まれ、農産物や加工農産物の販売は大盛況だった。
「健康・安全・安心」な農産物生産、販売を促進し、南箕輪ブランドとなりうる特産品の開発を目指すため、村内農業者が中心となり消費者ニーズの把握、的確な情報発信、消費者との心の通った交流、安心安全で顔の見える農業の確立を目的にまつりを計画した。
レンゲをすき込んで栽培したレンゲ米の試食販売、リンゴと梨の詰め放題、味工房の新商品「黒大豆味噌」の販売、ブドウやキュウリなど農産物の販売、カーネーションとシンビジュームの販売、信大生が栽培した農産物販売など多彩なブースが並んだ。
訪れた人は試食しながら農産物を買い求め、カーネーションのアレンジメントに挑戦したり、子ども達は無料で配られたポン菓子を食べて楽しんでいた。 -
南箕輪村駅伝大会
新記録で北殿優勝南箕輪村の第19回駅伝大会は29日、8チームが村内1周12区間23・45キロでたすきをつないで力走し、北殿チームが大会新記録1時間32分01秒で優勝した。
選手は小学生から壮年。チームは各区単位で編成した。村役場発着で、第1区を走る小学生女子が、号砲と共に役場駐車場を勢いよくスタートした。好天に恵まれ、選手は沿道の応援を受けて健脚を競い合った。
区間新記録が8人、タイ記録1人が出る好大会で、総合成績では2位の神子柴チームも1時間32分06秒の大会新記録だった。
結果は次の通り(敬称略)。
【総合】(1)北殿(2)神子柴(3)大泉
【区間】▼1区=(1)小林夢佳(北殿)7分06秒新(2)清水真唯(大泉)7分20秒新(3)伊東真由(南殿)▼2区=(1)田中聡(北殿)5分26秒新(2)唐沢和夫(大泉)5分29秒タイ(3)高木幸伸(神子柴)▼3区=(1)唐沢裕二郎(神子柴)4分57秒(2)清水智成(大泉)(3)横沢あき(久保)▼4区=(1)加藤正悟(沢尻)7分40秒(2)田中紀久(大泉)(3)山岡孝太(久保)▼5区=(1)前田剛志(沢尻)6分42秒(2)矢沢樹(久保)(3)古川航(北殿)▼6区=(1)有賀文治(南殿)7分15秒新(2)高木幸次(神子柴)(3)春日幸治(田畑)▼7区=(1)北原雅弥(北殿)14分45秒(2)原一歩(神子柴)(3)唐木優希(南殿)▼8区=(1)松沢駿(田畑)4分34秒新(2)加藤信悟(沢尻)4分40秒新(3)大島義史(神子柴)4分44秒新▼9区=(1)砂川翔(北殿)6分00秒(2)丸山拓見(神子柴)(3)花井滉大(南原)▼10区=(1)太田誠(神子柴)4分18秒新(2)高橋潤(久保)(3)清水泰志(北殿)▼11区=(1)倉田庄一郎(北殿)10分15秒(2)斉藤信司(神子柴)(3)伊藤明久(沢尻)▼12区=(1)矢沢哲志(久保)6分58秒(2)増田航(神子柴)(3)白鳥徹也(田畑) -
いなっせ3周年記念イベント
吹奏楽フェスティバル伊那市のいなっせ開館3周年を記念したイベント「吹奏楽フェスティバル」(いなっせ管理組合主催)が29日、いなっせ北側のコミュニティ広場であった。中学校の吹奏楽部が演奏を披露し、家族や沿道の人々が青空の下で軽快な音楽を楽しんだ。
出演は1周年記念イベントから連続出演している伊那中学校吹奏楽部(部員38人)と、今回初出演の宮田中学校吹奏楽部(部員30人。
伊那中は「ミッキーのマジカルマーチ」「シング・シング・シング」、宮田中は「ミッキーマウス」、アイーダの「凱旋行進曲」、モーツァルトメドレー「フック・トゥ・オン・モーツァルト」などを演奏した。
観衆は吹奏楽の演奏に手拍子でリズムを取ったり、写真を撮ったりしながら楽しんでいた。
記念イベントで11月3日には、ぽこ・あ・ぽこミュージカル「オーザッピの『夢物語』」がホールである。午前11時、午後2時の2回公演。無料。 -
第4回もみじ湖夢まつり
第4回もみじ湖夢まつりは29日、箕輪町の箕輪ダムイベント広場であった。同まつり実行委員会(信州もみじ湖夢くらぶ)が、7月豪雨災害の1日も早い復興を願って開いた。素晴らしい秋晴れで、恒例のロール転がし大会など各種イベントも盛り上がり、ピクニック気分で訪れた家族連れでにぎわった。
ロール転がし大会は、約400キロの飼料用ロールを直線距離50メートルを転がして速さを競う。26チームが参加。巨大なロールがコースを斜めに進んでしまったり、相手チームのコースをふさぐなどハプニングも続出し、観客は笑いながら応援していた。
静岡県浜松市庄内地区と箕輪町の交流50周年記念事業(29、30日)で広場を訪れた参加者も、庄内チームと箕輪チームを編成して競技を楽しんだ。
今年中止になったみのわ祭りで開催予定だった「こども御棒サ」(町づくり同友会企画)も、小学生7チームが参加し盛り上がった。
今年は、辰野青年会議所(武田真理事長)による「もみじ湖夢まつり前夜祭」も28日、みのわ天竜公園であった。豪雨災害でみのわ祭りが中止になったため若者の手で公益事業を-と計画。みのわ手筒会が盛大に手筒花火や仕掛け花火を打ち上げ、観衆は打ち上がる花火に復興を願った。
会場には、豪雨災害ボランティアで復旧作業に参加した人たちの感想を掲示。焼きそばとポップコーンの無料配布には長蛇の列ができた。 -
三峰川まつり
自然体験をしながら、三峰川のことを知ってもらおう竏窒ニ29日、「第2回三峰川まつり」が伊那市青島三峰川河原などであった。家族連れなどが訪れ、川原の様子やそこに生息する動植物を観察。三峰川流域でとれた野菜を使った「三峰川鍋」などを楽しんだ。三峰川みらい会議主催。
三峰川みらい計画Fエリアの弁財天河原が完成した区切りに、昨年から始めた取り組み。今年は、昨年国が取り組んだ自然再生事業が、7月豪雨以降どのように変化したかを見る「三峰川ウォッチング」を実施。天竜川上流河川事務所の職員が、もともと河原になかった植物が流された反面、深い根を張る在来種が生き延びたことや、上流にあったアレチウリの種や根が、流木に絡まり、この地に根付いてしまっていることなどを解説した。
そのほかにもネイチャーゲームや、三峰川に関する問題を出題する「三峰川ものしりコンテスト」など、さまざまな企画が催された。
今年は、例年行っている写生大会も同時開催。約40人が参加し、秋空の下を流れる三峰川周辺の風景などを描いていた。 -
入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会が署名活動を開始
入笠山や鹿嶺高原周辺などにある風力発電計画に反対する上伊那、諏訪地域の約25団体は、1万人を目標とする建設反対の署名集めを始める。署名は、11月末に伊那市議会議長あてに提出し、計画の是非が決まると見込まれる12月議会までに、強い反対の意向を訴える。事務局の北原功さんは「風力というとクリーンなイメージがあるが、それに伴う問題もある。詳細な計画は示されておらず、判断材料がまったくない中で議会採決される恐れがある。また、住民の多くは計画事態を知らない。署名活動を通して、住民にもこの計画を知ってもらいたい」と語る。
署名活動を行う「入笠山・鹿嶺高原周辺の風力発電計画に反対一万人署名連絡会」は、これまで反対活動をしてきた「入笠山周辺の風力発電をやめさせる会」を母体に、より幅広い団体が加わって発足。代表世話人は、伊藤精晤信州大学農学部教授が務める。
1万枚作成した署名用紙には、風力発電計画に伴い発生することが想定されるいくつかの問題を明記。住民にも風力発電の実情を知ってもらうとともに、署名への理解を求めていく。
集まった署名は1週間ごと集計し、11月25日に最終集計を行う。登山道や山頂での署名活動も考えており、署名の収集具合を見ながら公開質問状や陳情書の提出も検討していく。
今後も、協力者を募っていく予定で、ホームページ上からの署名も可能となっている。
問い合わせは事務局(TEL090・8747・7474)北原さん、ホームページは(http://furusato.main.jp/)。 -
仲仙寺で蜜バチ供養
世話になったミツバチへの感謝を込めて30日、伊那市西箕輪の仲仙寺で、果実の受粉作業を終えて死んだミツバチのハチ供養があった。上伊那を中心とするイチゴ生産者や、上伊那農業協同組合関係者、養蜂家など約17人が集まり、祭壇に置かれたミツバチの写真に手を合わせた=写真。
個人でハチ供養をしていた伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)が、受粉にミツバチを使う生産者にも呼びかけて始めた取り組みで10年目。例年、次のハチをハウスに入れる前のこの時期、合同供養を行っている。
1つのハウスに放すミツバチは、約1万5千匹。一般的なミツハチの冬場の寿命は、約6カ月だが、ハウスの中で働く受粉用蜜バチの寿命は約2カ月と短命になるという。
参列者は順々に祭壇に進み、感謝の念を込めてハチの写真の前で焼香を上げた。 -
伊那市長谷の学校給食共同調理場が全国学校給食甲子園へ
伊那市長谷の小中学校給食共同調理場が、地元産の食材を使った給食を競う第1回「全国学校給食甲子園」=11月4縲・日、東京都・女子栄養大学=(NPO法人21世紀構想研究会主催、文部科学省など後援)に出場する。クリやきのこ、旬の野菜を使った長谷ならではの自慢の味覚をアピールする。
地場産物を活用した給食の紹介により、学校給食への理解と食育の推進を図る大会。応募のあった全国1514校から3次審査までを通過した6ブロック代表12校が出場し、その場で実際に調理して、審査員が味や衛生面などを評価する。
同調理場では、地域の農業女性らでつくる「麦わら帽子の会」が栽培する農産物を年間94%(昨年度実績)利用。長谷中は会員との交流給食や総合学習などを通して、新鮮で安全という地元産の良さを理解し、「地域に誇りがもてる特色ある給食づくり」を目指している。
大会には栄養士の埋橋恵美さんと調理師の松本ひろみさんが出向く。献立は白米、黒米、もち米を交ぜ合わせ、豆や旬のクリを加えた「五殻ごはん」、ホウレンソウやキャベツに長谷特産のエゴマを入れた「野菜のエゴマ味噌マヨ和え」など5品。栄養価を考慮したうえ、「子どもたちが食べ慣れないえごまをみそとマヨネーズでより食べやすく」工夫するなど、味にもこだわっている。
埋橋さんは「長谷だからこその食材であり、地域の協力があってこその給食。長谷の魅力を全国にPRしてきたい」と話す。 -
伊那市長谷浦 自宅庭でクマに襲われ重傷
30日午前10時30分ごろ、伊那市長谷浦に住む無職の西村くにゑさん(70)が自宅の庭でクマに襲われ、顔や頭、両腕などに重傷をおった。今年に入って上伊那では2件目、伊那署管内では初めての人的被害が出た。
同署の調べによると、西村さんは、敷地内で飼い犬がほえていたため、外に出たところ、後方からクマに襲われたという。庭にあった養蜂箱を荒した形跡があることから、はちみつを狙ったと思われる。
西村さんは、襲われた後、自分の足で助けを求め、近くの男性(76)の車で近くの診療所へ搬送された。男性によると「『クマに襲われた』と叫ぶ声が聞こえて見にいくと、顔を血だらけにしていた。意識はあるようだった」と話している。
上伊那地方事務所、市、猟友会など約25人が辺りの山などを捜索するがクマは見つかっていない。同日午後4時ごろ、付近に檻を設置し、捕獲を試みている。
地元住民によると、長谷地域では約40年間、クマの被害はないという。今年に入って同地区では、5件ほどの目撃情報がある。
上伊那では本年(30日朝までに)、63頭を捕獲、14頭を処分した。8月にピークは過ぎたものの、現在でも伊那市内の西箕輪、西春近で目撃が多くあるという。
西村さんのサンダルが残された被害現場を捜査する関係者 -
県図書館大会・伊那市で 読書で豊かな心を
第56回県図書館大会が28日、伊那市の県伊那文化会館などであり、大学教授による講演や分科会などに約650人が集まった。県図書館協会の役員でつくる同大会運営委員会の主催。
一人ひとりの生活を充実させるため、生涯学習の拠点となる図書館のあり方を考えるため毎年、県内4ブロックを回って開いている。本年は「読書を通じて育む『豊かな心・うるおいのある生活』」を大会テーマとした。
分科会は、県伊那文化会館、伊那中学校、高遠町図書館であった。「地域住民のニーズと公共図書館サービス」「子どもの主体的な学びを支える学校図書館のあり方」など、14のテーマに分かれ、パネルディスカッションや実践発表をした。
読み聞かせボランティアグループは、絵本を読んだり、パネルシアターに合わせて歌うなどのステージ発表。上伊那PTA親子文庫は、語りの中にピアノや太鼓の演奏を交えて物語の情緒を演出した。
上伊那PTA親子文庫の実践発表には太鼓も登場 -
みはらしの湯、29日から営業再開
浴室天井のアルミ材が落下する事故があり、営業を休止していた伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は28日、安全確保のために行っていた点検を終了し、29日から営業再開することを決めた。
同施設は今後、2年に1度のペースで行っていた定期点検の時期を見直すなどして、安全対策に努めていきたいとしている。
また今月は、休館日としていた31日も営業する。 -
伊那千秋会の菊花大展示会
伊那千秋会(25人、福沢英夫会長)の第47回菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。見事な花を咲かせた500点もの菊が並び、来場者は菊の香りに包まれた会場でじっくりと鑑賞している。
作品は会員が丹精込めて育てた大輪菊、自由花、競技花、盆栽菊、懸崖菊、杉木立、切花。開花を展示に合わせるため日照時間を短くして調整するなど工夫し、1人が40、50点を出品している。
27日の審査会では、知事賞(総合第1位)に小林芳雄さんの「羽衣涼風」が選ばれた。
福沢会長によると、「今年は気温が高く、雨も多かったため栽培に苦労したが、お陰様で大きくいい花が咲いた」という。「1年かけて作ってきた菊ですので、ぜひ見に来ていただきたい」と話している。
会場では、会員が育てた福助作り、ダルマ作りなども即売している。展示は11月3日正午まで。
伊那千秋会は1960年の発足以来、毎年菊花展を続け、展示会場だけでなく会員の近所や人が集まる場などにも菊を飾っている。
入賞者は次の皆さん。
◆知事賞=小林芳雄「羽衣涼風」
◆大輪菊の部▼全日本菊花連盟会長賞=小林芳雄「羽衣涼風」▼上伊那地方事務所長賞=太田清子「富士新雪」▼伊那市長賞=小松一幸「清水の翁」▼南箕輪村長賞=松沢政文「精興大臣」▼伊那市議会議長賞=福沢英夫「久米満山」▼伊那市教育委員会賞=原節子「富士新雪」▼伊那商工会議所会頭賞=丸山しげ子「国華越山」▼信濃毎日新聞社賞=福沢住子「久米の心」▼中日新聞社賞=小沢つね子「太平の金峰」▼優等賞=登内あい子「宝幸蘭々」▼1等賞=春日博子「泉郷富水」▼2等賞=細井武人「国華の島」▼3等賞=伊藤章「国華の朝」
◆競技花の部「太平歓声」▼伊那千秋会長賞=太田清子▼信濃毎日新聞社賞=松沢政文▼聖光房印刷賞=登内あい子▼優等賞=福沢英夫▼1等賞=細井武人▼2等賞=丸山しげ子▼3等賞=小沢つね子
◆だるまの部▼南箕輪村長賞=小林芳雄「国華金山」▼信濃毎日新聞社賞=登内あい子「兼六香菊」▼優等賞=細井武人「精興右近」
◆ふくすけの部▼南箕輪村議長賞=登内あい子「兼六白菊」▼伊那毎日新聞社賞=小林芳雄「国華弥生」▼優等賞=川上節男「泉郷富水」
◆盆栽・懸崖・杉木立の部▼全日本菊花連盟会長賞=松沢政文「野知の寿」▼上伊那地方事務所長賞=小林芳雄「輝」▼伊那市長賞=福沢住子「多摩の景勝」▼千秋会会長賞=太田清子「雪の冠」▼長野日報社賞=川上節男「雪の冠」▼優等賞=横道宗弘「多摩の景勝」
◆切花の部▼小林審査委員賞=松沢政文「太平金峰」▼信濃毎日新聞社賞=福沢英夫「聖光の朝」
◆自由花壇の部▼伊那商工会議所会頭賞=小林芳雄「伊那谷の秋」▼有線放送農協賞=原節子「大泉の誉」▼千秋会会長賞=松沢政文「大芝の光」
◆木添え作の部▼信濃毎日新聞社賞=松沢政文「野知の寿」▼千秋会会長賞=横道宗弘「小町桜」
◆新人賞▼千秋会会長賞=小松一幸「清水の翁」奥原京一「巴錦」春日博子「泉郷富水」 -
箕輪写友会第7回写真展
写真愛好家でつくる箕輪写友会(11人、青沼久雄会長)の第7回写真展が27日、箕輪町文化センター展示コーナーで始まった。今回は急逝した会員の唐沢秀夫さんの追悼展として計画し、唐沢さんの遺作と会員の写真を展示している。
唐沢さんはカメラのカラサワ店主で、写友会の設立に尽くし中心となって活躍し、会の指導にあたっていた。7月下旬に急逝した。
今回、写真にしてあった遺作の中から会員が季節ごとに、撮影場所が極力重ならないように12点を選び、裏からライトを照らして見せる写真なども含め計18点を並べた。
会員は、過去1年間に北八ヶ岳、高ボッチ高原、北海道など各地で撮影した写真の中から冬山や紅葉、祭りなど好きなものを選び一人1点、計9点を展示した。
青沼会長は「自然は時によっては考えている以上の景色を見せてくれる。それで病み付きになる」と魅力を語り、「自然の美しさ、不思議さを感じとってほしい」と話している。
展示は11月5日まで。午前10時縲恁゚後7時(30日と最終日は午後5時)。みのわ町民文化祭・展示の広場(11月3日縲・日、社会体育館)にも出品する。 -
赤穂文化祭29日まで
第39回赤穂文化祭が29日まで駒ケ根市の赤穂公民館で開かれている。赤穂公民館と同館文化団体協議会主催。陶芸、写真、絵画、書道、工芸など、各種文化団体らによる作品が会場いっぱいに展示されている。28日には囲碁、煎茶、そば打ち、陶芸講座などの無料ワンポイント体験コーナーが設けられ、連れ立って訪れた親子などでにぎわった=写真。展示作品を見た市民らは「大したもんだ」「よくできてるね」などと感心していた。
29日は午前10時から映画『裸の大将』の無料鑑賞会が開かれるほか、午後1時からは歌や踊りなどのステージ発表が行われる。 -
ハッチョウトンボの池に車いす用木道設置
世界最小のトンボ(体調約1・5センチ)として知られ、駒ケ根市の市の昆虫にも指定されているハッチョウトンボの飛ぶ姿を車いすの利用者にも間近で見てもらおうと駒ケ根市のハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)は28日、同市南割公園内のトンボの池に車いすの通れる木道を設置した。会員約10人が参加し、湿地に土台を打ちこんだり、木材を組み合わせて通路を作ったりするなどの作業に汗を流した=写真。
木道の幅は約2メートル前後。通路両側には池への転落防止のためのガードも設け、車いすでも安心して通行できる。木道は車いす利用者からの要望に応えて同会が設置を決めた。資材費は県のコモンズ支援金のほか市の補助金を充てた。
トンボが生息する湿地を保護するため、木製の歩道(長さ約30メートル、幅約1・3メートル)の設置作業も行った。 -
飯島町発足50年周年記念式典
1956年9月発足、今年50周年を迎えた飯島町は28日、発足50周年記念式典を飯島文化館で行ない、220人が出席し、自治功労表彰やふるさと大使の紹介などで、節目を祝い、さらなる発展を誓った。
飯島中学校吹奏楽部のファンファーレ、飯島町の3小中学校の児童生徒の合唱「町歌斉唱」でオープニング。 式辞で高坂町長は「飯島町は自立を選択し、多様化、高度化する行政課題に住民や地域と連携、協働しながら、活力ある町づくりを進めている。50周年を節目に、『みんながつくる自然豊かなふれあいのまち』をテーマに、さらなる発展への新たなスタートとしたい」と述べた。
引き続き、各分野で町の発展に尽力した10人10団体を表彰、多額寄付者には感謝状を贈った。
最後に町民憲章を唱和し式を閉じ、町体育館に移動し、祝賀会に臨んだ。
祝賀会場には、飯島陣屋があったことにちなみ、ルーツをたどる記念事業、陣屋ウォーク一行66人が代官行列で到着。出迎えた高坂町長らに田島好美実行委員長は「4月29日駿府陣屋を出発、8回240キロを完歩し、事故もけがもなく、無事到着した」と口上を述べた。 -
伊那市高遠町で伊沢修二先生記念音楽祭
旧高遠町が排出した偉人、伊沢修二の偉業を顕彰する記念音楽祭が28日、伊那市の高遠町文化体育館であった。東京芸術大学音楽部の4年生によるオーケストラをはじめ、地元の小中学生や合唱団が出演。詰め掛けた大勢の聴衆が壮大な音楽に浸った。
伊沢修二が同大学前身の東京音楽学校初代校長を務めたことを縁に始まり、今年で第20回の節目を迎えた。
オーケストラはモーツァルト作曲の「パリ」などを奏で、会場を魅了。演奏をバックに高遠高校の合唱部と地域のコーラスグループなどでつくる合唱団がドヴォルジャーク作曲の「エイア マーテル」を披露した。
ほかに、高遠、高遠北の両小5年生による音楽劇やモノドラマ合唱、高遠中全校生徒の合唱があり、合併後初めての開催とあって、旧伊那市歌を全員で歌った。 -
下川手公民館で第2回趣味のふれあい作品展
区民の多彩な作品が一堂に並ぶ「第2回趣味のふれあい作品展」が28、29日、伊那市の下川手公民館で開かれている。絵画や盆栽、絵手紙など、さまざまな創作作品約120点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
下川手社会福祉協議会のいきいきサロンの中で「区内でさまざまな創作活動をしている人の作品発表する機会を設ければ、交流の幅がもっと広がるのでは」という声があり、昨年から始まった作品展。今年は1日目を作品鑑賞の日、2日目を作品鑑賞と食事会の日とした。
昨年よりも多くの応募があり、オリジナル作品の創作をしている人、その道に本格的に取り組んでいる人、夫婦一緒に趣味を楽しんでいる人など、さまざま。今年は、美篶西部保育園からも作品の出展があったほか、90歳近いお年寄りの作品も並んだ。
今後は、小中学生の作品も募っていきたいとしている。
29日の公開時間は午前8時縲恁゚後11時半。 -
信大のユリノキ並木色付く
南箕輪村の信州大学農学部では、黄色く色付いたユリノキ並木が見ごろを迎え、道行く人たちの目を楽しませている=写真。
同学部の正門から学部棟までの約200メートルの道沿いに並ぶ約50本のユリノキは、花の咲く春と、葉が色付く秋、外部からの問い合わせがあるなど、季節を感じられる人気スポットとなっている。
紅葉の時期は平年並みだが、すべての葉が紅葉するのを待たずに、黄色くなった葉から枯れ始めている。
同学部の職員によると、ここ数年は紅葉するのと同時に葉が枯れ始める傾向が見られるという。
11月中旬ころまでに葉がすべて枯れ落ち、木々も冬支度を完了する。 -
八幡町ハロウィン
伊那市の「八幡町ハロウィン」(八幡町実業団協同組合主催)が28日、伊那北地域活性化センター「きたっせ」などであった。カボチャのちょうちん90個が並び、幻想的な雰囲気を作り出した。
カボチャのちょうちんは高さ30センチほど。伊那小学校2年泉組の児童や来場者らが作ったもので「きたっせ」駐車場に並べ、午後5時半すぎに点灯。ロウソクの火がゆらゆらと揺れ、さまざまな表情をした顔が浮かび上がった。
会場では仮装コンテストがあり、小学生を中心に69人がエントリー。とんがり帽子をかぶったり、黒いビニール袋の手作り衣装をまとったりした子どもたちが集まり、にぎやかだった。
また、組合に加入する46店で菓子を配るスタンプラリーには約千人が参加、用意した菓子300個が足りなくなるほどの人気だった。新たに加えたフォトコンテストは、11月に「きたっせ」で開く収穫祭で応募作品を展示する。
ハロウィーンは5回目で、商店街を楽しくにぎやかにしようと始まった。
尾崎晃一理事長は「年末にかけ、品をそろえ、買い物がしやすい店づくりをするので、ぜひ来店を」と来場者に呼びかけた。 -
養魚場周辺でクマの出没あとを絶たず、村は漁協に電気柵設置を要請
宮田村新田区の天竜川漁協が運営するマス養魚場周辺で、クマの出没が相次いでいる。27日には前日仕掛けたばかりの罠で、体重43・5キロの若いオスを捕獲。村などは養魚場が絶好の・スエサ場・スになっているとみて、クマが近づけないように養魚場に電気柵の設置を要請した。周辺には遊歩道やマレットゴルフ場、公園などもあり「いつ誰が襲われてもおかしくない」と事情に詳しい関係者は警鐘を鳴らしている。
同養魚場では2つの池の周囲に電気柵を設置しているが、それ以外に柵はないためか頻繁に出没。先日も同職員がクマと出合い頭に遭遇し、格闘する事例も発生した。
村は周辺の安全性に支障があるとして、他の池など施設全体を電気柵で囲うように要請している。
本紙の取材に対し、同養魚場は「我々の施設だけの問題ではない。地域として安全面に取り組んでもらわないと」と話した。
27日に捕獲したクマを調べた、NPO法人信州ツキノワグマ研究会の林秀剛代表は「養魚場があるから、これだけクマが出没する。電気柵をきちんと整備するなど、対策を施せば来なくなる」と説明する。
一方で、現場周辺をを含め伊那谷各地で長年クマの生態を現地調査する写真家の宮崎学さん=駒ケ根市=は「山にはエサが豊富で自然界全体に変化が起きており、ココに限った問題ではない」と指摘。
山を利用したり、その近くに住む一人ひとりが安全に対する意識を高く持つことが必要と訴える。
村は遊歩道に看板を設置して通行に注意するよう呼びかけているが、「何よりも安全性を最優先して対応を図りたい」と話した。 -
車イスダンス日本選手権連覇に向け、宮田村の小田切さん始動
オランダで14、15日に開かれた車イスダンススポーツ世界選手権大会で、車イスの障害者とペアを組み日本代表として出場した宮田村南割区の小田切元治さん(50)。悲願の決勝進出は逃したが、12月の全日本選手権連覇に向けて早くも始動している。
3回目の世界選手権は、前回東京大会に続いて予選を突破。12組による準決勝には進出したが、6組のみの決勝には残れなかった。
世界的にレベルが上がり、車イスダンスの特徴でもあるスピード感も全体的にアップ。しかし、決勝に残ったペアとの決定的な実力差は感じなかったという。
ただ「上位に入るところは、国をあげて車イスダンスに取り組んできている」と実感。プロのダンサーが入っているペアもあった。
ほとんどがボランティアで競技を運営している日本。強化するには課題も多いが、当面は昨年優勝した全日本選手権の連覇が目標だ。
ペアを組む長島はつみさんが中野市在住と遠いため、2人で練習する機会は限られるが、全力を尽くそうと休む暇も惜しんでレッスンを続けている。 -
エースドッジ 知事杯上伊那予選18チームで熱戦
岡谷、諏訪など県内4地区でつくる県エースドッジボール協会の県知事杯・県教育委員会杯上伊那地区予選が28日、伊那市の県伊那勤労者福祉センター体育館など2会場であった=写真。県大会出場へ向け、トーナメントなどで各学年の代表チームを決めた。伊那毎日新聞社など後援。
上伊那の小学校単位の男女でチームをつくり、3縲・年生の各学年の部門で競技、計18チーム、約500人の選手らが熱戦を展開。会場に駆けつけた保護者は、我が子の頑張る姿に声援を送った。
「エースドッジボール」は、岡谷市の市制50周年記念事業(昭和61年)で考案。1チーム、1人のエースマンを置き、相互がいかに早くエースマンにボールを当てるかを競う。今大会は16回目。
結果は次の通り。
【3年生の部】 (1)こころファイターズ(箕輪東)(2)全勝みのちゃんファイターズ4(箕輪中部)(3)ミラクルキッズ(同)
【4年生の部】 (1)勝利のびっこ一番(箕輪東)(2)ドッジファイターズ(中川西)(3)パワーアップのびっこ(箕輪東)元気っ子!火ノ気!!(西箕輪)
【5年生の部】 (1)南小ハトポッポ5(南箕輪)(2)ファイターズ(西箕輪)
【6年生の部】 (1)チームさくら(西箕輪)(2)ウメッシュ!!(同)(3)ブルーサンダース(飯島)南小ハトポッポ6(南箕輪)
※各部門の1位は12月3日、岡谷市民総合体育館である県大会へ出場 -
山本勘助と高遠藩のかかわりは…
高遠城址(し)を築城したと伝わる、戦国武将武田信玄に使えた軍師、山本勘助を知るための講座が26日夜、伊那市高遠町の高遠閣で始まった。来年1月までの全3回で勘助の功績、信玄や高遠藩との関わりなどを学んでゆく。
07年のNHK大河ドラマ「風林火山」の主人公として注目を浴びている山本勘助。講座を主催する高遠町観光協会は「高遠と関係のあった人物を地元の人に知ってもらいたい」と企画した。
初日は、歴史を趣味で研究する自営業の矢澤章一さん(78)=同町東高遠=の講演に市内などから約100人が参加=写真。「風林火山」の原作者井上靖の小説や、伝記「甲陽軍艦」などを元に、築城技術の腕を買われて51歳で武田家に仕官した勘助の生涯を解説した。
矢澤さんは冒頭で、記録資料の中に記述が少ない勘助を「実在の人か架空の人か分からない」と紹介。「未だに不思議な人物である」などと興味をそそらせる口調に、参加者も注意深く耳を傾けていた。
「高遠城址の秋まつり」期間中の11月16日にある、第2回講座では、信州大学人文学部の笹本正治教授が講演する。
問い合わせは、高遠町観光協会(TEL94・2552)へ。 -
キノコ採り男性死亡
26日午後2時50分ごろ、中川村大草の四徳発電所の東約100メートルの県道を車で通りかかった男性が、道路脇に倒れている伊那市西春近の無職金光箕中さん(70)を発見し、消防に通報した。金光さんは駒ケ根市内の病院に収容されたが、同日午後8時33分、脳挫傷で死亡した。
駒ケ根署の調べによると、金光さんは同日午後2時ごろ妻とキノコ採りに来て、それぞれ別の場所でキノコを採っていた。原因について同署は、遺体の状況などから県道脇の山から転落したものと見て調べを進めている。 -
いいさとねっと梅戸が菊見物
飯島町飯島の宅幼老所いいさとねっと梅戸の利用者と職員16人は26日、駒ケ根市中沢吉瀬の片桐義明さん宅に菊見に出掛けた。7分咲きの菊すだれ、5分咲きの懸がい、500輪余の花をつけた千輪菊など150鉢の菊を鑑賞し「見事だね」「花のカーテンのようだ」としきりに感心していた。