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上伊那郡市バレーボール選手権大会
06年度秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会(高校の部)が1日、駒ケ根工業高校と赤穂高校であった。結果伊那北高校がアベック優勝した。
男子は7チームが参加し、A、Bブロックに分れ、予選リーグ、決勝トーナメントで優勝を目指した。
女子は5チーム参加し、予選リーグ、決勝トーナメントで白熱戦を展開した。
結果は次の通り
▽男子・優勝=伊那北(2)赤穂(3)伊那弥生ケ丘(4)駒工
▽女子・優勝=伊那北(2)辰野(3)赤穂(4)伊那弥生ケ丘(5)高遠 -
第24回小学生バレーボール大会(コカコーラ杯)上下伊那ブロック大会
中川村の村社会体育館など村内4会場で1日、第24回小学生バレーボール大会(コカコーラ杯)上下伊那ブロック大会があった。県バレーボール協会・県小学生バレーボール連盟主催。
上下伊那から男子7チーム、女子28チームが出場し、白熱戦を展開した=写真。
結果は次の通り
◇男子・優勝=松川町ジュニアバレーボールクラブ(2)辰野クラブ(3)飯田少年バレーボールクラブ
◇女子・優勝=辰野クラブA(2)駒ケ根すずらん(3)三穂クラブ(4)伊賀良クラブA(5)みのわアタッカーズ -
健康歩け走ろう大会に255人
飯島町・町教委主催の第24回健康歩け走ろう大会が1日、飯島運動場をスタート地点に3キロ、8キロの2コースで行なわれた。3キロに234人、8キロコースに21人がエントリーし、それぞれのペースでゴールを目指し、健脚を競った。
3キロは飯島運動場を出発し、西に向かい、広域農道を越え、JA飯島果実選果場を経て、役場に戻るコース。8キロは広域農道から中央道を越えて、西部山ろくを走る。参加者は咲き始めたコスモスや、刈り入れが進む稲田など秋の風情を楽しみながら歩いたり、走ったりした。
結果は次の通り
▽3キロ・優勝=気賀沢重夫(14分07秒、一般)、上の原(2)松村知明(飯島中2年)、南町(3)下平駿也(飯島小3年)上の原▽8キロ・優勝=久保田隼(33分25秒、飯島小6年)本郷5(2)唐沢茂(一般)、石曽根(3)小田切宏久(一般)、岩間 -
体育指導委員協議会女性体育指導委員研修会
第11回長野県体育指導委員協議会女性体育指導委員研修会が30日、南箕輪村の村民体育館であった。県内の女性体育指導委員など約70人が集まり、リラックス体操や上伊那踊りのメドレーに挑戦した。
研修は質の高い指導力や実践力をやしなうことを目的としたもので例年県内各地で開催してきた。
上伊那での開催となった今年は上伊那の女性体育指導委員ら27人が「上伊那い縲怩ネ心も体もリラックス」をテーマとした研修を企画。上伊那で取り組まれている踊りを取り入れるなどして“上伊那らしさ”をPRしたり、マレットゴルフに挑戦することで、南箕輪村の自然の良さを実感してもらえる内容とした。
リラックス体操では女性を装った男性体育指導委員が、テレビ番組から広まった体操を指導。会場の笑いを誘い、参加者の緊張をほぐしていた。 -
駒ケ根市長に小中学生が質問
ケーブルテレビのエコーシティ・駒ケ岳の企画で2日夕、駒ケ根市内の小中学生代表者7人が市役所を訪れ、中原正純市長に市政について質問した=写真。初めて市長室に入った小中学生らは緊張した様子だったが、収録の準備の間に市長のいすに座らせてもらったり、飲み物を飲みながら市長と歓談するうちに少しずつ緊張がほぐれ、笑顔を見せるなどリラックスした表情に竏秩B本番ではビデオカメラの前であらかじめ用意したテーマについて「東中学校は今後どうなるんですか」「中心商店街にもお客さんが集まる工夫は」などと堂々とした態度で質問していた。
番組は行政1チャンネルで17日午後7時縲・4日午後3時まで1日8回放送される。 -
駒ケ根で重傷交通事故
2日午後5時45分ごろ、駒ケ根市赤穂南田市場土地区画整理事業区域の国道153号線伊南バイパスの下市場信号交差点で豊丘村の会社員の少年(17)が運転するオートバイと駒ケ根市赤穂市場割、パート従業員米山さつきさん(46)が運転する軽自動車が出会い頭に衝突した。少年が右大腿骨を骨折するなどの重傷、オートバイに同乗していた駒ケ根市の会社員の少年(16)が顔に打ち身などの軽傷を負った。米山さんにけがはなかった。
駒ケ根署の調べによると、信号待ちをしていた米山さんが信号が青に変わったのを確認して交差点を直進したところ、少年のオートバイが左から直進してきた。同署はさらに原因を調べている。 -
出産モォー大丈夫
林道崩落の宮田高原で下牧何とか下界で出産できます‐。7月豪雨による林道崩落で寸断状態にあった宮田村の宮田高原で3日、放牧していた牛9頭の下牧作業があった。出産を今月中に控える牛もいたため、急ピッチで林道を仮復旧。関係者の努力の甲斐もあって健康状態はいずれの牛も良好で、車に揺られて元気に下山した。
豪雨で宮田高原に通じる寺沢林道は各所で寸断。起点から6・5キロ地点では、道が10メートル以上にわたって跡形もなく崩れ、仮復旧も手間取った。
2日の段階でも道は開いておらず、関係者はヤキモキ。それでも悪天候の中、作業を続けて何とか間に合わせた。
豪雨以後の2カ月間は、村職員が交替で高原に入り、牧場を管理。牛の健康面に気を配り、大きな問題などはなかった。
出産を控える12歳の黒毛和牛も、胎児ともに健康状態は良好。この日、下牧作業に参加した獣医や畜産関係者は「あと1週間ほどで生まれそう」と話し、運搬車に乗せた。
他のホルスタイン8頭も体重が数十キロほど増加。豪雨の影響を感じさせなかった。
林道崩落でキャンプ場の今季営業を休止するなど被害が大きかった標高1650メートルの同高原は、里より一足早く長い冬を迎える。 -
良質なワイン期待大
宮田村特産「山ぶどう」収穫始まるワインに加工する宮田村の特産品「山ぶどう(ヤマソービニヨン)」の収獲が、3日朝から始まった。昨年に比べ1週間ほど遅いが、糖度も日増しに高くなっており、房の成り具合も上々。「今年も美味しいワインができそう」と、栽培農家は・ス実りの秋・スに期待をふくらませている。
14戸の栽培農家のトップをきって、駒ケ原にある秋山泰久さんの畑で収獲が開始。県外からも収獲したいと仲間が訪れ、にぎやかに作業初日を迎えた。
今年は病害もほとんどなく、7月豪雨など夏の日照不足で心配された糖度も、秋の深まりとともに順調に上がってきた。
「ぶどうの木は5年で大人になる。宮田のほ場では7年ほどを迎えており、一番脂の乗った成熟期。渋みもでてきて、より本格的なワインが期待できる」と秋山さんは話す。
今年は過去最高の出来だった昨年を若干上回る25トンから30トンの収量を予定。栽培組合の春日伊平組合長も「ここに来て寒暖の差も加わり、良質なぶどうに仕上がった」と胸を張った。
村内の本坊酒造で仕込むワイン「紫輝」と「駒ケ原」の2銘柄は、県の原産地呼称管理制度の認定を受けるなど、業界内でも高い評価。最も早い新酒は12月に発売する。 -
宮田村ナイター野球、愛球クラブ3連覇
宮田村ナイター野球会の半年間に及ぶリーグ戦が2日夜、閉幕した。打撃好調で5勝3分けだった愛球クラブが、3連覇を飾った。
同クラブは春日金夫監督のもとに集まった筋金入りの野球好きがメンバーで、10代から50代と年齢層が厚い。昨年までの連覇は投手力を中心にした守りの野球だったが、今年は機動力を絡めた攻撃が爆発した。
「先取して打ち勝つパターンができた」とメンバーの松下宏さん。ナインは向山和孝会長から優勝旗やトロフィーを受け取り、次なる目標に4連覇を見据えた。
今季は1チーム減り9チームの参加だったが、僅差の接戦で好試合も多かった。
閉幕式で向山会長「来年また一緒に野球を楽しみたい」と再会を期し、選手たちの活躍をねぎらった。
最終結果は次の通り。
(1)愛球クラブ(2)NHKGs(3)一撃(4)JAるーらる(5)里宮クラブ(6)新田クラブ(7)大原メッツ(8)ゴールデンモンキーズ(9)昭和伊南総合病院 -
箕輪町郷土博物館で木彫講座
箕輪町郷土博物館で1日、「気軽に木彫講座」があった。講師に箕輪町の木彫家・中澤達彦さんを迎え、中学生から70代までの10人が、木彫の基礎を習いながらウェルカムボードを製作した=写真。
歴史、自然、民俗、芸術分野に関係する所蔵品を展示する同館は、こうした分野への認識を深めてもらうことを目的とする体験講座を開いているが、芸術に関連する講座は今回が初めて。身近な芸術に親しむとともに郷土の芸術に対する理解を深めてもらうおう竏窒ニ、地元で活躍する中澤さんの協力を得た。
参加者は、ボードに秋のモチーフなどを描いた後、彫刻刀を使い分けながらさまざまな質感の表現に挑戦。中澤さんがアドバイスをしながら一人ひとりの作品に少しずつ手を加えると、作品はみるみる様変わりし、参加者は「すごい」と関心していた。 -
美和ダムの堆積土で「川下り米」
伊那市長谷の三峰川総合開発工事事務所は3日、同市溝口にある、美和ダムの堆積(たいせき)土を人為的に耕土へ混ぜたほ場で、稲の収穫をした=写真。堆積土の有効活用の可能性を探るため、その米の味に注目が集まっている。
堆積土が流出した、三峰川沿岸の水田の米を、地元では「川下り米」と呼称。ミネラル豊富な土で育ったため、味がよいとされている。同事務所は人為的に育てた「川下り米」の味を検証し、これから掘削する堆積土の利活用につなげたいとしている。
5月下旬にコシヒカリの苗を植えた、耕土に対して堆積土を0、20、30パーセントずつ混ぜた、計3つの水田(それぞれ約160平方メートル)で稲刈り。事務所や長谷総合支所の職員ら約20人が参加し、機械で刈り取った稲をはざかけした。
それぞれの米の味を検証するため日干しした米は、10月下旬ごろに試食する予定。糖度や収量の比較などで、「川下り米」のうまさの秘密を調べる。試食会には小学生など地元住民の参加も考えている。 -
手・足形の陶板づくりに子どもたち夢中
伊那市東春近の公民館・春近郷ふれ愛館で2日、未就園児を育てる保護者の集まり「くれよんクラブ」の活動があり、子どもたちの手、足形の陶板づくりをした=写真。
地元を中心に市内などから未就園児とその母親の22組、約50人が参加。同公民館の陶芸サークル所属の男性を講師に迎え、粘土を縦20センチ、横30センチ、厚さ1センチほどの板に成形し、手足の跡を付けた。
子どもたちは直接肌に触れる粘土の質感を楽しみながら作業した。思い出を形に残せる竏窒ニ、保護者からの人気も集まる、同クラブの恒例企画。長男の悠平君(3つ)と参加の浦野美穂さん(32)=東春近=は「子どもの成長はあっという間なので記念になる」と話していた。
公民館事業の「くれよんクラブ」は年間10回の活動で、トウモロコシ、サツマイモなどの収穫、長しそうめん体験などをして、母親、子ども同士の交流を深めている。陶板は後日、公民館で焼き、参加者へ配布する。 -
伊那市・手良中坪 演芸大会で住民交流
伊那市手良の中坪公民館で30日夜、演芸大会があった。地元住民約150人が集まり、踊り、民謡、カラオケなどのさまざまなステージを熱演し、観客らを楽しませた。
園児、児童、公民館サークルなどに所属する大正筝、カラオケクラブなどの約50人が出演。小学生の「八木節」や、キーボード演奏による独唱などの全16プログラムを次々と繰り広げた。
園児21人の「中坪っ子」は運動会でも見せた「ロック・阿波おどり」をかわいらしいダンスで披露=写真。笑顔を振りまきながら踊る子どもたちに、カメラを構える保護者や地域住民の姿も多かった。
演芸大会は昭和30年代まで青年会が開いていたが、時代の流れと共に中止。昔のように皆で盛り上がりたいと、地域有志でつくる実行委員会が、中坪八幡大社の例大祭の宵祭りとして、6年前に復活させた。
あいさつに立った三沢裕幸委員長は「交流の和を広げるための活動として、中坪の雰囲気づくりに役立っていけばうれしい」と話していた。 -
30歳から卓球はじめ全国優勝 石井久子さん(46)
第29回全国レディース卓球大会(7月28縲・0日、京都府)のダブルス・Cクラスで優勝した。準決勝、決勝は3対2のフルセットまで縺れ込み、接戦の末の勝利を掴み取った。
決勝にいたっては2セット先取され、3セット目はジュースの窮地。「あと1点で負ける」なんてことは考えず、一球一球に思いを込め、集中力を切らせることなく追い上げた。
周りからのプレッシャーもあったが、負けて「『惜しかったね』なんて言葉は言いたくなかった」。だから、勝ことだけ考えて戦ったという。
5年以上ペアを組んでいる戦友・千村淳子さん=駒ヶ根市=と出場した3回目の全国大会。「一等賞」を二人で分かち合いながら歓喜した。
卓球を始めたのは30歳から。16年目の夏の思い出となった。
◇ ◇
男児2人を出産した後に、地元の女性卓球クラブへ通い始めた。小中学校、高校でソフトボールに熱中したが、卓球のラケットをにぎったのはこの時初めてだった。
きっかけは、長男の保育園で知り合った、同クラブに所属する友人からの誘い。「肩こりの解消」になればと、そんな気持ちで週一回、夜の練習に参加するようになった。
しかし、今思えば遊び感覚で終えられるはずはなかった。「自分はやるからには上を目指したい性分だから」。クラブの監督らが熱心に指導してくれる思いに応えるためにも、とにかく試合で1勝したいと、次第に熱が入っていった。
始めたのが遅く、周りの選手とは対等に戦えない竏窒ニ、卓球を辞めようと思った時もあった。だが、自分よりも年を取り、体格も大柄な選手の見事な試合を目の前にし、自分だってできるんだと気持ちを切り替えて取り組んだのだという。
◇ ◇
30歳で始めた自分と、学生時代からやってきた選手とでは、基礎技術や安定力に差があるのは事実。
「でも、いい訳なんかしたくない!!」
歳のせいだとか、学生時代にやっていなかったとかで諦めたりはしない。「やってできないことはない。本人の意識と努力の問題」との気持ちが、ハンデを打ち消しているのだ。
「運動能力は落ちっているが、技術はまだまだ磨ける。歳だからといって、自分でいい訳はしない」
◇ ◇
愛知県から嫁入りした自分にとって、長野県の友人は卓球で知り合った選手たち。一生の楽しみを教えてくれた仲間の支えが原動力になっている。
素人の自分を上の高みへ連れていってくれた監督たち。相手の時間を使ってまでして指導を受けてきたのだから竏窒ニ感謝。
「恩返しするためにも自分は、まだまだ強くなろうと思う」と目を輝かせた。 -
伊那市立手良小5年生が牛飼育
伊那市の手良小学校5年生24人が3日、地元の酪農家から子牛を借り受けて飼育を始めた。およそ半年間体験し、食や命の大切さについて考える。
上伊那畜産振興協議会の「レンタル牛飼育体験事業」で、04年度の美篶小に続いて2校目。子牛(3カ月齢)は乳用牛のホルスタイン。体重は現在約100キロで、順調にいけば半年後には300キロ近くに成長するといい、酪農家の指導を受けながら牛の体調管理に努める。
この日は、学校に牛が到着すると、児童たちは歓声をあげながら出迎え。エサのやり方など飼育方法の説明を受けたほか、今後定期的にする体温や体重の測り方を学んだ。エサや水の残り具合、体温の高低などから牛の変化を観察し、異常がないか確認していく。
協議会が7月に同校で実施した乳絞りなどの体験学習をきっかけに、飼育を申し入れた。事前に24平方メートルの囲いに一部屋根を取り付けた簡易牛舎を作ったり、子牛を「ミント」と名付けるなど、受け入れ準備を整え、心待ちにしていたという。
児童たちは「借り受けたからには責任がある。みんなで協力し、助け合って飼育したい」などと張り切っていた。 -
赤ソバ花まつりにぎわう
中川村のJR伊那田島駅近くで開かれている早太郎温泉郷感謝祭「赤ソバ花まつり」が満開となった花を見ようと詰めかけた多くの観光客らでにぎわっている。花まつりを盛り上げようと30日にはアルプホルン駒ケ根(福沢勇次代表、9人)の演奏が飯田線の電車の通過するタイミングを見計らって行われた=写真。訪れた観光客は赤ソバ畑の風景をのんびりと眺めながら、のどかに響くアルプホルンの音色を楽しんでいた。赤ソバの見ごろは今月中旬までという。
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教育委員長に春日氏再任
宮田村教育委員会は臨時会を2日開き、互選により委員長に春日親夫氏(75)=新田区=を再任した。任期は2007年9月30日までの1年間。
春日氏は1996年から委員長職。この日は、新たに委員となった保科和幸氏(67)=町2区=に辞令を交付し、互選により同氏は委員長職務代理者に就いた。 -
第3回文化懇談会
みのわ芸術文化協会はこのほど、第3回文化懇談会を町文化センターで開いた。「くらしの中の文学」をテーマに会員らが活動や体験を発表し、文学活動について語り合った。
俳句、短歌、川柳、古典文学などに親しんでいる会員ら45人が参加し、3人が体験発表した。
みのわ俳句会の平出つる子さんは、短歌から俳句に転向し、夫婦でずっと俳句を続けていることを話した。俳句の魅力を▽旅行で句を作って帰ると風の流れまで思い出すことができる▽紙と鉛筆だけでできる▽皆で集まり皆で話し合うことがいい-とし、「俳句の言わない叙情にほれた。やっていてつくづくよかったと思う。自然に心遊ばせ極楽の時間を持てたことが幸せ。俳句、自然、仲間を愛して続けていきたい」と語った。
文学作品発表の場として芸文協だより、町文化センターの掲示板のほか、今回初めて「みのわ短歌・俳句集」(仮名)の刊行も決めた。07年秋の刊行予定で準備を進める。 -
商工会旅行事業部・ス旅サロン・ス開業
旅行業に参入、観光による地域振興に一役旅行代理業の県認可を受けた宮田村商工会は2日、旅行事業部(愛称・旅サロン)を開業した。商工会の旅行業参入は「全国でも初めて」(同事業部)とみられ、将来的には村への誘客、観光活性も目指す。開業記念として企画した日帰りツアーが発売開始直後に完売。競争激しい旅行業界だが、地元と密着、連携しながら観光資源を掘り起こそうと、新たな業態に寄せる関係者の期待は大きい。
全国展開の旅行会社トップツアーと代理店契約を結び、旅行の企画、販売、手配など各種旅行代理業務を取り扱う。
開業記念として格安料金で企画した新潟・寺泊への鮮魚買い物ツアーは、受付開始5分で定員40人分が完売。パスポート付きの東京ディズニーリゾート日帰りツアーも破格の8800円(大人)で提供し、申し込みが相次いでいる。
いずれも採算面を度外視した「記念の特別料金」(同事業部)による企画。今後は業界の激しい競争と向き合うことにもなるが、それ以上に村の観光活性につなげたいという関係者の想いは強い。
開業式典で前林善一商工会長は「宮田へ誘客しようと立ち上げた事業。みんなで一緒になり売り出していきたい」とあいさつした。
宮田村は駒ケ岳や高原などの観光資源を抱えるが、施設なども限られ、観光客にとって通過点になりがち。
トップツアー伊那支店の松澤秀人支店長は「松川町や飯田市では都会の子どもたちの体験教育旅行も盛ん。簡単にはいかないが、宮田への誘客にもお手伝いできれば」と話す。
営業時間は午前10時から午後7時(土曜日は午後5時終了)で日、祝祭日休業。問い合わせは旅サロン85・2299まで。 -
甲乙つけ難し、みやだの・ス名物丼・ス
食べくらべに長蛇の列、至極の一杯あなたの味覚で宮田村商工祭は1日開き、村商工会青年部が村民からアイデアやレシピを募って開発に取り組む「名物丼」の食べくらべ試食会があった。食後のアンケート投票を基に村の新たな名物が年末には決まるとあって、会場には長蛇の列。村ならではの丼誕生に期待を高め、吟味した。
整理券配布開始40分ほど前から熱心な人たちが列をつくり始め、200人ほどが丼を食べてみたいと並んだ。
先着100人までのため、惜しくも涙を飲む人も。残念がる姿もあったが、青年部員扮するどんぶりレンジャーが登場し、会場全体を盛り上げた。
試食したのは公募作品169点の中から厳選した2品。鶏モモ肉にしみこむ山ぶどうワインが絶妙の「鶏の山ぶどう酒煮丼」と、シメジやゴボウと豚肉が味わい深くマッチした「地ビール丼」で、いずれも村の名酒を使っているのが特徴だ。
一番乗りした村内南割区の川手敏子さん(48)は「私たちの意見も反映されると聞いて、絶対に食べたいと思って来た。両方とも美味しくて迷ってしまう。決まったら応援します」と話した。
試食した人たちは味や見た目などアンケートに答え、好みの一品に投票。青年部は結果を基に12月の歳末慈善パーティーで・ス至極・スの名物丼を発表する。
公募段階から予想を上回る反響が続いたが、前林裕一部長は「ぜひとも期待に添える丼にしたい」と話した。 -
5匹の子獅子を従え、和やかに獅子舞い
珍しい、楽しい、子沢山のしし舞-。五穀豊じょうと地域の安寧を祈願する駒ケ根市中沢本曽倉の御坂山神社の秋祭りが30日、にぎやかに行なわれた。
御坂山神社の氏子でつくる保存会が、本曽倉と原地区内を、親ししと小学生が操る5匹の子ししが練り歩き、辻辻では笛や太鼓に合わせ、親子のスキンシップや勇壮なしし舞を披露した。道中では新築や新婚の家では、悪魔払いを行い、家内安全や子孫繁栄を祈願した。
保存会によると、親子獅子の練歩きは県内では同神社のみとか。 -
雨の中、スイセン1万球を植え付け
駒ケ根市の北割2区光前寺参道で1日、スイセンの植え付け作業があった。北割2区農政組合(清水丈明組合長)や中山間地域農業協定(小原俊文代表)、育成会など園児から高齢者まで160人が参加、小雨の中、「花の咲くのを楽しみに」1万球を植え付けた。
びくやつるはし、トンガなどを持って集まった参加者は、4班に分かれ、参道周辺の田の畦に植え穴を開け、5センチ間隔で、黄色のラッパスイセンとアイスフォーリスの2種類の球根を植え付けた。
不安定な土手の上とあって、参加者は足元に注意を払いながら、作業を進めた。
清水組合長は「光前寺のしだれ桜とともに、参道のスイセンが花の名所として有名になり、観光客も増えている」。小原代表は「今年は8アールに菜の花を作付けした。来春はスイセンと菜の花ではすばらしい景観になるのでは」と期待した。 -
ふるさと史跡探訪に30人
駒ケ根市の赤穂公民館・駒ケ根青年会議所共催のふるさと史跡探訪が1日あり、30人が参加し、北は宮田村の北の城公園、南は中川村の大草城址公園まで伊南4市町村6カ所を巡り、各施設の専門講師の話を聞き、郷土の歴史に理解を深めた。
このうち、飯島陣屋では代官しか入れなかった玄関から上がり、書役の部屋で、学芸員の丸山浩隆さんは「陣屋の掟では展示物は手で触れてお確かめ候となっている」と説明。 参加者は早速、江戸時代の長持ちや文箱のふたを取って、中身を見たり、5つ玉のそろばんをはじくなどした。
また白州では「お芝居の白州よりも狭い」と感想を。責め道具「せめ板」に座り「痛い、痛い」と悲鳴を上げるなど、江戸時代にタイムスリップして、陣屋を楽しんだ。 -
つどいの広場「バンビーニ」がオープン
中川村の子育て支援施設つどいの広場「バンビーニ」が1日、片桐のショピングセンターチャオ2階にオープンした。曽我村長や幼児らがテープカットし、乳幼児と保護者の触れ合いや情報交換、相談の場の誕生を喜んだ。
つどいの広場は97平方メートルの遊び場、事務室、相談室、食事コーナー、多目的トイレや男女別トイレなどを整備。施設管理や相談に当るスタッフ1人が常駐する。
村や村議、親子ら約50人が出席した開所式で、曽我村長は「お父さん、お母さんが友だちを作ったり、悩みを共有し、情報交換する場として、村内外の多くみなさんが利用してほしい」とあいさつした。
式後、子どもたちは早速、広場に設置されたボールプールに飛びこみ、歓声を挙げて遊んだ。
3歳の長男と訪れた宮島葉子さんは「雨の日でも遊べる施設ができた。お母さん同士が交流できうれしい」と話していた。 -
飯島町健康づくり大会
飯島町文化館で1日、第10回飯島町健康づくり大会(町健康づくり運動推進会議主催)を開き、各種展示や8020表彰、活動発表、講演会などで、健康を喜びあえる町づくりを目指した。
式で、高坂町長は「大会を通じて、健康の大切さを再確認し、健康づくりを日々実践し、活気あるまちづくりを」とあいさつ。8020表彰では80歳以上で自分の歯が20本以上あり、手入れが行き届いている5人を表彰した。
また、東京北社会保険病院の神山潤副院長は「子どもの生活リズムと健康」と題した講演で「だれでもみんな体の中に秘密の時計を持っている。夜更かし、朝寝坊はその時計を狂わせ、みんなの元気を吸い取るワルモノ。秘密の時計を守るエナジー、それが早起き、早寝、朝ご飯」と訴えた。
会場ではハイブリッドカーの試乗や骨密度検診、脳年齢、肌年齢、脳ストレスチェック、健康相談、各種展示、こまくさ園の製品販売、軽食コーナーもあり、多くの来場者でにぎわった。
8020表彰は次の通り(敬称略)
▽竹沢貞治(86)、27本、春日平▽古沢寅吉(84)、23本、南町▽伊藤久子(80)、21本、本郷第3▽塩沢光江(80)、本郷第3▽円山史(80)、23本、南町 -
わくわくカミーちゃん農園
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JA上伊那の「わくわくカミーちゃん農園」が1日、飯島町、中川村であった。
郡内から32組94人の親子が参加し、ブドウや二十世紀の収穫体験、果実選果場の見学し、地元の農産物に理解を深め、農業の大切さを実感した。
JA上伊那片桐駐車場に集合した参加者は、西原ぶどう園に移動、甘みが乗ったブドウ(ピオーネ)を味見をした後、レインカットのほ場で大きく黒く熟した房を2房ずつ切り取った。
祖母と2人で参加した、駒ケ根市の太田早紀ちゃん(小3)は「甘くておいしい。大きな房が採れた」と大喜び。
この後、一行は七久保の梨園に向かい、黄色に完熟した二十世紀梨のもぎ取りを体験した。
飯島選果場では「ふるさとの味いいじま」の会員の指導でカボチャのおやきづくり、新米で好きな具を入れて、おにぎりを握り、食欲の秋をたん能した。 -
津島神社の祇園祭りのお囃子を収録、CD化
宮田村津島神社の祇園祭りのお囃子を後世に伝えるために、宮田祇園囃子保存会(川手友幸会長)は1日、村民会館で演奏の収録をした=写真。
大人会員の後継者確保が難しく、高齢化が進み、口伝による伝承が懸念されることから、県地域伝統文化伝承事業の認定を受け、CD70枚を制作し、子ども囃子結成25周年記念として、子ども会員に贈る。
この日は子どもや大人約60人が参加し、林立する集音マイクの前で本囃子の「越後獅子」「軒すだれ」「あげは」、帰り囃子の「六方」「お花見」など6曲を演奏し収録した。 -
車いすダンスで、世界選手権出場の小田切元治さんを激励
10月14、15日オランダで開催される車いすダンス世界選手権に出場する宮田村南割の小田切元治さん(50)の壮行会が1日夜、宮田村内であった。宮田壮連有志ら約20人が出席し、世界の大舞台での活躍を期待した。
小田切さんは昨年12月の車いすダンス全日本選手権で初優勝、3度目の世界大会にこまを進めた。ペアを組むのは中野市の長島はつみさん。脊椎損傷で上肢にも下肢にも障害のある重度のクラス。
清水村長は「世界大会出場は村の誇り、優れた才能を発揮し、上位入賞を」。小原県議は「障害者と健常者がバリアを超え、一体になってダンスをすることは意義深い。ダンスを通じて国際交流を深めて」とそれぞれ健闘を祈り激励した。
小田切さんは「世界選手権は3度目の挑戦。世界の壁は厚いが、目標は決勝戦進出」と決意を述べた。
) -
箕輪町交通少年団レター作戦
秋の全国交通安全運動の一環で、箕輪町交通少年団は30日、町内沢上地籍の153号バイパスでドライバーに手紙を渡すレター作戦で安全運転を呼びかけた。
町交通少年団は町内小学校の5、6年生有志71人が所属。レター作戦は長年続く恒例の活動。夏休み中に、「飲酒運転をしないでください」「携帯電話を使っている人がいて危ないと思う。交通ルールを守ってほしい」などの内容で、1人3枚ずつ手紙を書いた。
手紙と児童への返信用はがき、交通安全パンフレット、買い物用コンパクトバッグの228セットを用意。団員が「安全運転をお願いします」と差し出すと、ドライバーは「ありがとう」と笑顔で受け取っていた。 -
新伊那市の社会福祉協議会が発足
新伊那市の社会福祉協議会の発足式が2日、福祉まちづくりセンターであった。設立当初の正副会長4人が、センター入り口に新社協の看板を設置=写真。関係者など約50人が祝福に訪れた。
設立当初役員の御子柴龍一会長は「少子高齢化社会を迎え、今後ますます地域のつながりや行政との関係づくりが必要になると考えている。誰もが安心して暮らすことのできる地域福祉の実現にむけ、社協の役割は大きくなる。お互い様の地域づくりを目指し、真の意味で市民に必要とされる社協を目指し、職員一同がんばっていきたい」とあいさつ。各来賓は、社会福祉を取り巻く厳しい現状に触れながらも新社協の出発に大きな期待を寄せ、祝福の言葉を述べた。
また同日、新社協の役員や方針を決定する理事会を開き、会長に御子柴龍一氏、副会長に伊東義人氏、宮下市蔵氏、熊谷雅人氏を選出。新社協の事業などを正式決定した。