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伊那東部中2年・沖村貴弘君 全日本卓球選手権へ
11月10縲・2日、徳島県である、全日本卓球選手権カデットの部(14歳以下)のシングルス、ダブルスで出場の伊那東部中学校2年の沖村貴弘君(14)=伊那少年卓球クラブ=が4日夕、市役所を訪れ、小坂樫男市長に意気込みを語った=写真。
沖村君はシングルスの県予選(9月24日・長野市)で3位。ダブルス県予選(8月10日・小諸市)は下條村の下條中の森岡大樹君とペアを組み優勝し、それぞれの種目で全国大会への出場権を獲得した。
実業団に所属していた母親の影響で小学校入学以前から卓球をはじめ、各年代の全国大会へ出場する活躍を見せる。得意なプレーは、相手の攻撃を封じて攻めることだという。
全国大会シングルスについては、前方で積極的に仕掛けたいとし「初戦を突破して、できればベスト8まで進出したい」と抱負を語った。
沖村君は来年1月16縲・1日、東京都である全日本選手権ジュニアの部(17歳以下)のシングルスにも出場することになっている。 -
工場敷地内に日本庭園
宮田村新田区の製造業ユーエスアイ(旧社名浦野紙器)は新工場に日本庭園を併設し、地域にも開放している。散策できるほか、地下53メートルから湧き出る良質な天然水も自由に飲むことができ、従業員のほか近所の人が持ち帰る光景もみられる。
庭園は浦野勇社長の発案で造成。池やせせらぎ、植栽が見事だが、石や立派なマツなど地域の寄付も得ながら完成した。
周囲に壁などは一切なく、誰でも自由に立ち寄れる空間に。「地域の協力があってこそ。気軽に利用してもらえれば」と担当者は話す。
工場用に新たに採掘した井戸水は良質で、抜群のミネラルウォーターに。「延命水」と名付けて園内にも引水し、自由に試飲することも可能だ。 -
受け継ぎたい地域の風習
向山民俗資料館で十五夜のお供え特別展宮田村民会館内にある向山雅重民俗資料館で、村内に伝わる十五夜の風習「おからこ」のお供え物を再現した特別展示が十五夜の6日まで行われている。
十五夜のお供え物と言えば、団子が思い浮かぶが、宮田村では米をつぶして丸い鏡餅のようにした「おからこ」をお供えするのが昔からの風習。
しかし、今では村内でも忘れ去られるようになり、風習を継承している家庭はごくわずかとなった。
村教育委員会は「地元の身近な文化をもう1度見つめてもらおう」と特別展を企画。
昔ながらに、おからこと里芋などの根野菜、お神酒、ススキなどを並べ、満月浮かぶ風景も再現した。
さっそく見学者が訪れたが、「懐かしいねぇ」と話す人がいる一方で、「おからこなんて初めて聞いた」と話す村内の高齢者も。
小学生の見学もあり、もの珍しそうだったが、ムード満点の十五夜気分を味わっていた。 -
小学校存続の意味再確認へWS
統合問題が出ている、伊那市の新山小学校の存続を願う住民の集まり「新山保育園・小学校を考える会」(若林敏明会長)の2回目の会合が4日夜、地元の集落センターであった。存続させることの意味を再確認するためのワークショップ(WS)を開いた=写真。
14常会の代表者、小学校と保育園の保護者ら22人の委員が参加。学校存続が「必要」「不要」のそれぞれの立場に立ったとして意見交換し、必要性を再認識すると共に課題を見つけた。
WSでは「自然を生かした独特の教育ができる」「小人数校だと学年を越えた交流が広がる」などの必要とする意見。若林会長は「小規模校でしか得られない教育が魅力としてある。しかし、小規模では競争力が養われないとの課題もある」とした。
存続に向けた方策についても話し合いもあり「若い家族が定住できる環境づくりを」「他地域からバス通学で呼び込む」などの意見が出ていた。
次回の会合では、新山小学校の魅力について、深く追求していく予定だ。 -
入笠牧場で下牧始まる
伊那市高遠町の入笠牧場で5日、牛の下牧が始まった。4カ月間伸び伸びと過ごした牛たちは広大な草地との別れを惜しむように下山した。
放牧は丈夫な乳牛の育成や種付け、酪農家の労力軽減が狙い。今季は南信地方の酪農家42軒から希望を受け、ホルスタインや黒毛和種162頭を放した。
降雨日が少なく高温が続いた影響で牧草の伸びが悪い上、鹿に食べられたことで乾草を与えて補ったため、「健康状態が良くない牛も見受けられた」。例年、下牧時には平均40縲・0キロ体重が増えるという。
JA上伊那職員や酪農家など関係者約50人が作業。妊娠鑑定や体重測定、駆虫剤の投与などをして下牧させた。初日は約70頭で、2日かけて全頭を下ろす。 -
北小河内中村地区住民対象に第2回健康診断
箕輪町役場保健福祉課は30日、7月の豪雨災害で被災した北小河内中村地区住民を対象に第2回健康診断と相談を中村集会所で開いた。
問診、診察、心電図、血圧測定、健康相談に加え今回は、認定心理士の伊藤隆さんによる個別相談もあり、9人が訪れた。
19人が訪れた第1回と比べ、今回は少なくなったが、お年寄りは「雨が降ると不安になる」「大雨が降れば困る」と保健師に話していた。 -
駒ケ根市教育委員辞令交付
駒ケ根市は2日、前任者の任期満了に伴う新任の教育委員に塩澤京子さん(49)=同市上穂栄町=を任命した=写真。任期は1日から4年間。塩澤さんは「子育ては一段落して一線から退いたつもりでいたが、母親の立場として教育にかかわってきて感じたことを生かし、母親の悩みを聞いて行政に少しでも反映させていきたい」と抱負を語った。中原正純市長は「一番若い委員。女性の立場から市の教育の向上のために力を尽くしてほしい」と期待を寄せた。
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箕輪町商工会で人材活用セミナー
箕輪町商工会はこのほど、上伊那地区の企業を対象に人材活用セミナーを町文化センターで開いた。リクルート松本支社長の金内康人さんが、「企業変革の担い手となる“若手人材”の採用」をテーマに話した=写真。
箕輪町内の企業を中心に社長や総務担当者17人が参加した。
能力・適性の高い人材を厳選して採用することが、結果的に早期に期待されるパフォーマンス・成果に到達する-との考え方に基づき、即戦力となる優秀な人材の採用のため、採用時のコストに戦力化にかかる時間と教育コストを加えた「戦力化コスト」を投資と考え、厳選採用することをアドバイスした。
「優秀な人材」は、企業が「求める人物像」によって異なり、「求める人物像」は職種やポジション、ミッションによって変わる、企業変革の中核となる人材採用では資質、志向、価値観、行動特性が重要になることなどを説明した。 -
長野県アコーディオンフェスティバル
第14回長野県アコーディオンフェスティバル(長野県アコーディオン愛好会主催)は30日、箕輪町文化センターホールであった。県内の8地区から35人が出演し、アコーディオンの優しく美しい音色をホールに響かせた。
長野県アコーディオン愛好会は会員49人。20歳代から70歳代と年齢層も広く、楽しく練習に励んでいる。フェスティバルは年1回、県内各地を回って開いている。
全員合奏の「真珠とりのタンゴ」「ドレミの歌」で開幕。合奏、2重奏、独奏など14プログラムで、チロルやスペイン、ペルーの民謡、日本の歌謡曲や映画音楽など幅広いジャンルの曲を演奏し、アコーディオンの魅力を披露した。
みのわ少年少女合唱団も賛助出演した。 -
【「アルプホルン駒ケ根」代表 福沢勇次さん】
心を癒す音色に魅せられた上伊那在住の男女9人でつくるアルプホルン駒ケ根。今年4月に発足し、千畳敷での中央アルプス開山祭でデビューを飾った。牧歌的な響きが高原のさわやかなイメージに合うためか、あちこちのイベントに引っ張りだこだ。
「今年になってもう13回も演奏している。うれしいんだけど、演奏には最低5人ぐらいは必要だから、それぞれ都合をつけるのがけっこう大変になってきてね。できればこれから20人ぐらいまで増やしたいんだ。興味のある人はぜひ一緒にやりましょう」
◇ ◇
5年前、大桑村でアルプホルンを演奏しているのをテレビで偶然見た。
「音も魅力的だったけど、聞けば楽器は演奏者一人ひとりが自分で作るんだっていうじゃないか。日曜大工は趣味でやっていたし、工芸が好きだったこともあってどうしてもアルプホルンを作ってみたくなってね。毎週土日曜日に木曽まで通って、教えてもらいながら夢中で作った」
ところが、ようやく出来上がった自分だけの楽器だが、いざ吹いてみても音が出ない竏秩B
「中学の時にトランペットをちょっといじったことがあるくらいで楽器はやったことなかったからね。いろいろと工夫してやっと音が出た時はうれしかったな」
だが、周りにアルプホルンを持っている人などいるはずもなく、独りだけの練習にもだんだん飽きて、しばらく放ったらかしになっていた。
ある時、駒ケ根市民吹奏楽団のホルン奏者ら数人がアルプホルンに興味を持ち、自分たちにも教えてくれ竏窒ニ言ってきた。
「さすがに楽器に慣れている人たちだから上達は早い。たちまちうまくなったね。楽器の作り方は教えたけど今度は自分が演奏を教えてもらうことになったよ」(笑)
5人で同好会をつくり、大桑村のグループと合同でイベントで演奏しながら、独立に備えて腕を磨いてきた。
◇ ◇
「アルプホルンは一つ一つが手作りだから音色は微妙に違う。全員の音が和音になって響き合うと本当に気持ちが良いね。魅力はね、ああいう音だから割と気楽に吹けることかな。聴く方も堅苦しくならないのがいい」
「日本中のアルプホルンのグループを集めて中央アルプスをバックに演奏できたら素晴らしいと思いませんか。そんなイベントをやってみたい。いや、夢なんかじゃなくて、そのうちにやれると思いますよ」
(白鳥文男)
問い合わせは福沢さん(TEL83・2282)へ。 -
日本山岳写真協会南信支部
第12回写真展「貌(かたち)・季節の中で」9日まで日本山岳写真協会南信支部(津野祐次支部長)の第12回写真展「貌(かたち)・季節の中で」が3日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。長野県内の山を中心に美しい大自然を撮影した写真が来場者を魅了している。
南信支部は会員20人。「貌」を課題に年1回、写真展を開いている。今年は17人が出品し、全紙、全倍を中心に61点を展示。昨年から今春にかけて撮影した成果を発表している。春から冬まで順番に並べ、写真1枚1枚はもちろん、微妙な季節の移り変わりも楽しめる。
会員は、各自のテーマを持って自分の求めるものを撮る人、山に行きながら楽しんでそのとき出合ったものを撮る人などそれぞれのスタイルがあり、「去年よりいいもの、今年よりもっといいもの」と創作活動している。
「山岳の自然は、自然という名の彫刻家が創り上げた造形的な被写体で、芸術的見地からも面白い被写体。1度しか見せない瞬間を捉え、発表している。ぜひ見てほしい」と話している。
展示は9日まで。9日午後2時から、津野祐次さんのライブトークもある。 -
駒ケ根市民ゴルフ大会チャリティ募金寄付
駒ケ根アマチュアゴルフ協会(北原功会長)は9月に信州駒ケ根カントリークラブで開い第10回駒ケ根市民ゴルフ大会で集まったチャリティ寄付金3万7500円を市社会福祉協議会に寄付した。2日、北原会長らが市役所を訪れ、中原正純市長に寄付金を手渡した=写真。中原市長は「ありがたいこと。皆さんの意を踏まえて大切に使わせていただく」と礼を述べた。
85人が出場した同大会では特別ルールとして16番ショートホールで1オンできなかった出場者に500円以上の寄付を募った。 -
ペットボトル貯金など寄付
「世話になった恩を地域に返したい」と駒ケ根市の会社員工藤恵治さん(56)=中沢中割=が2日、駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ、ペットボトルに貯めた現金約9万円やタオル60本などを寄付した=写真。現金は買い物のつり銭や「一杯飲んだつもり」の小銭などを少しずつ貯めて3年間で1リットルのペットボトル3本になった貯金のほか、アルミ缶の回収などで得たもの。タオルは贈答などで自宅に貯まった未使用品。工藤さんは5年前にも同様の寄付をしている。
寄付金は市社協の善意銀行に積み立て、タオルなどは市内のデイサービスセンターで使う。 -
駒ケ根郵便局に年賀はがき搬入
07年用のお年玉付き年賀はがきが4日、駒ケ根市の駒ケ根郵便局(等々力勉局長)に搬入された。トラックで到着したはがきはダンボール754箱・301万6千枚。待ち構えた約10人の局員らの手でコンテナから局内に次々に運び込まれた=写真。
はがきは18日にも搬入され、無地、インクジェット、絵入り(寄付金付き)などの年賀はがきの枚数は駒ケ根市と飯島町、中川村の特定局の分も含め合計921万6千枚になる。昨年の943万2千枚に比べ21万6千枚、率にして2・3%少なくなった。
年賀はがきの発売は11月1日、差し出し受け付けは12月15日から。 -
みはらしファームでフジの台木に懐かしいリンゴ3種類が実る
懐かしのリンゴはどんな味?竏秩Bフジの台木に昔懐かしい「国光」など3品種を接ぎ木したリンゴの木に今年、4種類のリンゴが一斉に実った=写真。接ぎ木は2000年から始めたが、実がなったのは初めて。担当者は「今年はどんな味かをみることができる」と笑顔を見せる。
「国光」は、約20年前まで上伊那で良く食べられていた品種。しかし、甘味の強いフジが台頭するにつれて徐々に作られなくなり、今では木そのものもなくなってしまったという。
そんな思い出の味をもう一度食べてみたい竏窒ニ、同公園事務所の職員らが思いたち、上伊那農業改良普及センターに依頼して2000年に国光を接ぎ木。その後、03年までに「大国光」「東光」など、いずれも現代では見かけなくなった品種を接木したが、花が咲いたことはなかった。
しかし、今年の春はすべての枝の花が開花。担当者は「昨年の秋、根の回りを掘り起こして肥料を上げた。それが刺激となって、今年は花が咲いたのでは」と話す。
現在は、約60個近い実がなっており、徐々に色付き始めている。大きさはやや小ぶり。収穫適期を迎え次第、試食会をする予定。 -
伊那市立図書館で第3回願いをかなえるプーキくん展はじまる
伊那市の障害福祉地域生活支援センター「キープ伊那」に通う子どもたちが日常の中で描いた絵やクラフト作品が並ぶ「願いをかなえるプーキくん展」が4日から、伊那市立図書館で開かれている。豊かな感性がうかがえる約100点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は3回目。今回の展示作品は、キープ伊那に通う小学生から高校生の約40人が、4月縲・月に製作した新作で、夏季イベントで取り組んだボディーペインティングの時に子どもたちが着用していたTシャツや、絵日記、木工・粘土細工なども並んでいる。
一人ひとりが独自の表現方法をもって作品づくりに取り組んでおり、作品を通して子どもたちの意外な一面ものぞくことができる。また、前回の作品展から今回までの間に作品づくりが変化してきた子どももおり、日々の成長を見ることもできる。
担当の赤沼正菜さん(23)は「子どもたちが素直に楽しんで描いていることを感じてもらえれば嬉しい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後7時。15日まで。 -
【記者室】遠くから眺める赤ソバも
多くの観光客が訪れている箕輪町上古田の「赤そばの里」。広域農道沿いのそば処留美庵周辺も、赤ソバが満開。遠くからでも一帯が赤く見えるほどで、車を止め散策する人々の姿を目にする▼萱野高原から赤そばの里が見えると聞き、行ってみた。山の緑や稲刈りを終えた田の黄土色の中に浮かぶ赤色。一目で分かる。道沿いの畑はもちろん森に囲まれた赤ソバもくっきり。間近で見る美しさとは趣が異なり、自然が作り出す色の世界が広がる▼赤そばの里を訪れた後、紅葉が始まった萱野高原で秋を楽しむと共に、違った角度から赤ソバを眺めるのもいい。そんな流れができれば、点在する町の観光地が線でつながる。秋の観光ルートとして紹介するのもいいのでは。(村上記者)
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天竜川の護岸など強化へ 激特・助成事業採択
7月豪雨災害で被害を出した諏訪湖、天竜川の治水対策として、「諏訪湖・天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業」と「天竜川河川災害復旧助成事業」が4日、採択された。諏訪湖の水位上昇による浸水被害を防ぐため、天竜川の流下能力を高め、釜口水門の最大放流量をこれまでの毎秒400トンから同430トンへ引き上げる。
国土交通省・天竜川上流河川事務所の発表によると、激特事業は2010年までの5年間で採択事業費は142億円、助成事業は09年までの4年間で同34億円。関係者は「7月豪雨災害が再度襲来しても、家屋浸水被害は解消される」とした。
天竜川は水門からの放流と支流から流れ込む水の量に対応するため、横川川合流点(辰野町)までの県管理区間(約11・5キロ)を助成事業で、三峰川合流点(伊那市)までの国管理区間(約20キロ)を激特事業で改修。それぞれで河道掘削、護岸強化などの工事を実施する。
国管理区間では橋梁補強もあり、今のところ天竜橋(南箕輪村、伊那市の境)、明神橋、水神橋、中央橋(以上同市)など6個所を予定している。
天竜川上流河川事務所は大学教授など治水関係の専門家でつくる、箕輪町の堤防決壊などをはじめとする河川災害の対策検討組織「天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会」での提言を詳細設計に生かしていきたいとしている。 -
「まほらいな市民大学」第9期生 70人が入学
伊那市の「まほらいな市民大学」第9期生の入学式が3日、市駅前ビルいなっせであった=写真。新市発足で対象が広がり高遠町、長谷からも6人が入学。23縲・6歳の計70人の入学生らは2年間の学習に励むことを誓った。
小坂樫男市長は「これからの2年間で、幅広い分野の講座や体験で学習を深めることを期待する。出合いを大切に励んで」と式辞を述べた。
在校生代表の堀米昭利さん(77)=荒井区=が「人生は人と人との出合い。一つでも多く、心に刻めるものを得て」と歓迎のあいさつ。入学生代表の野澤伊代子さん(70)=中央区=は「市民大学の学生としての自覚と誇りを持って学習に励みたい」と誓っていた。
記念公演では無言館館主の窪島誠一郎さんが「絵のこと、生きること」と題して話した。
今期は高遠町、長谷村の「寺社めぐり」、信州大学の出前講座「雑穀の機能と健康」などの講座を予定している。 -
伊那接客業者防犯協会が飲酒啓発チラシ配布
旧伊那市の飲食店などでつくる伊那接客業者防犯協会(鈴木一比古協会長)は、秋の全国交通安全運動(21縲・0日)に合わせ、飲酒運転事故を予防する啓発チラシを同協会の営業店600店に配布した。
飲酒運転による死亡事故発生が社会問題となり、啓発のための活動に取り組む。併せて、「満月の会」の漫画家橋爪まんぷさん=伊那市境南=が描いた、一コマ漫画の啓発チラシも一緒に配布する。
満月の会は、市内の飲食店に集まる、頭の毛が薄くなった人たちの会。世の中を少しでも明るくしよう竏窒ニ、本年発足し、社会貢献活動を展開する。
漫画の内容は飲食店内で客と店主が「今夜は運転しないから飲めるんだョ」「乗る人には飲ませないからね…」とのやり取り。飲酒運転がなくなり、世の中が明るくなればとの思いが込められている。
それぞれのチラシを各営業者が店内に掲示して注意を呼び掛ける。協会の関係者は「気をつけないとと思ってもらい、事故がなくなれば」と期待している。 -
伊那署管内「交通安全運動」期間中の事故
06年度「秋の全国交通安全運動」(9月21竏・0日)の10日間、伊那署管内で発生した人身事故は11件で昨年と同数だった。死亡者は0人(前年比同数)、けが人は13人(同1人減)。期間中は、車の出合い頭の交通事故が6件と、目立っている。
重点目標の飲酒運転による事故はなかったが、飲酒運転の検挙は2人。同運動の事前にした「全国飲酒運転強化週間(12縲・8日)」実施の効果もあり、検挙数は少なかったという。同目標の高齢者が関わる事故は2件(前年比1件減)だった。
県下の交通事故の発生は、人身事故299件(前年比81件減)、死者数1人(同4人減)、けが人387人(同107人減)と減少傾向。特に死者数は18年ぶりに1人に抑えた。重点目標に掲げた、いずれの事故も前年と比べて減少した。 -
一輪車で三峰川沿いを疾走 伊那北小2年90人
伊那市の伊那北小学校2年生(3クラス・93人)は3日、同市東春近の榛原河川公園で一輪車を楽しんだ。サイクリングコースを往復4キロ走行した児童たちは「こんなに長い距離を走ったのは初めて」「楽しかった」などと笑顔を弾けさせていた。
2年生は学年の交流の和を広げるために、6月から各クラスが体育や生活科の時間を使い、校庭や体育館などで一輪車を練習。運動会ではダンス披露の時、一輪車で入退場するなどして保護者に成果を報告した。
この日は、長距離を走ることを目的に同公園を訪れ、それぞれのペースで走った。中には1度も地面に足を着けずに往復する児童もいて、一輪車を運んだ保護者らも驚いていた。
2組の柴成哉君(8つ)は「20回くらい足を着いてしまった。距離が長くて疲れたけど、もっともっとうまくなりたい」と目を輝かせていた。 -
宮田小秋の遠足
宮田村宮田小学校は秋の遠足を行い、自然や文化など地域の豊かさにふれた。
各学年ごと集団行動し、それぞれの目的地へ。5年生は学習に生かそうと、村内各所の文化財をめぐった。
中越区の中越遺跡や石造物、南割区では三塚古墳、先人が耕作地などへの動物侵入を防ぐために築いた「猪垣」など、知られざる地域の歴史を探訪。
新田区の県宝・宮田宿本陣(旧新井家住宅)では、村教育委員会の小池孝文化財主任から話しも聞いた。
「200年ほど前の住宅を移設して、そのままの形で復元保存しています」などと説明を受け、児童たちは熱心にメモをとった。
薄暗い住宅内に入り、囲炉裏や土間など現代の家とは全く違った環境に驚きも。
当時の人たちが使っていた道具なども見学し、江戸時代の生活ぶりにも思いを馳せた。 -
宮田村保育園秋の遠足
宮田村3つの保育園は4日、秋の遠足を行った。秋色濃くした村内を歩き、公園遊びなどを満喫した。
中央保育園の年中、年長、西保育園の全園児、東保育園の年長園児は新田区のふれあい広場へ。
芝生広場でかけまわったり、滑り台などの遊具で思いっきり遊んだり。
昼食は家族がつくってくれたお弁当。可愛い盛り付けに「おいしい。みんな食べちゃった」と、満面の笑顔が広がった。
食後はもうひと遊び。景色を楽しみながら歩き、帰路についた。 -
入野谷日本蜜蜂の会がみつ採取に新たな方法
伊那市長谷の「入野谷日本蜜蜂(みつばち)の会」は近年ニホンミツバチの数が減少していることを受け、ハチを駆除してみつを採取する方法から、ハチを生かしたままみつを採り、再び営巣させて種を残す方法に切り替え、生産量の増加を狙う。
これまでは野山から採ってきた野生のニホンミツバチをくり抜いた丸太の中で営巣させ、ハチを駆除してみつを搾っていた。今年からは、営巣した丸太から新しい丸太にハチを移して再び栄巣させる。
作業方法は丸太と丸太を連結させ、営巣した丸太をたたいたり、風を送って新たな丸太にハチを追い込んで、巣を取り出す。新しい丸太は再び元の場所に戻し、砂糖水を与えて蜜原がない冬場を越させる。
ハチは山間部に咲く花々からみつを集め、会では2年に一度みつを採取するため、濃厚な味わいで評判という。11月に瓶詰めする予定で、昨年と同様の約200キロの生産を見込む。
保科政男会長は「ハチの保存に努めるとともに、自然を生かした地域おこしによって山村生活が楽しめれば」と話す。 -
長谷の小中学校で給食にまつたけご飯
伊那市長谷の小中学校の児童生徒が4日の給食で、地元で採れたマツタケのご飯を味わい、秋の味覚を堪能した。
長谷中の校務技士の男性(61)が3日に採ったもので、うち2キロを提供。小中学校の共同調理場では急きょメニューを変更し早速、児童や生徒、職員ら170人分を調理した。
中学校のランチルームでは、独特の香りに生徒たちは「マツタケだ」と大はしゃぎ。一口ずつじっくりと味わい、・ス郷土の恵み・スをかみ締めた。
初めて食べたという1年の大野加容子さん(12)は「すごく香りがよくて、おいしい」と笑顔を見せた。同校は「地元のマツタケを給食で味わえることはめったにないこと。子どもたちもこれまで以上に地域に誇りがもてるのでは」と話す。
男性は「マツタケを食べたことのない子どもたちに食べさせてあげたかった」と、これまでにも4回ほど提供している。今回は、マツタケと一緒に採ってきた本シメジも学校側に譲り、6日に味わうという。 -
りんどう、仏花から喜びのシーンにも似合う花に
高原の空のように青く、水のように涼しげな「青」、ブライダルにも似合う華やかな「ピンク」-。県花リンドウのりんと咲く、清楚で日本的な姿にひかれ、そのリンドウを仏花から脱皮させ、洋花にもマッチする華やかな花に改良、50種類余を品種登録した瀬戸尭穂さん、日本一のリンドウ育種家である。
花の色はブルー、ピンク、パステル、ホワイト系。筒咲きから花弁が外反転するもの。豪華な3倍体、アレンジしやすいスプレー咲きなど、リンドウのイメージを一新、多彩な花を次々と世に送り出した。 -
みのわ健康アカデミー
集団健康講座でヨガ熟年者の健康レベル向上を目的とする箕輪町の「みのわ健康アカデミー」は29日、集団健康講座でヨガに取り組んだ。
講師は諏訪ヨーガクラブ代表の浜野きよ子さん。「呼吸を整えると心身の調和と活性化を図ることができる。呼吸に意識を向け元気が沸いてくるヨーガを楽しんで」と話し、日常生活の中で簡単にできるポーズを教えた。
受講生40人は、呼吸を意識しおなかいっぱいに吸い込んだ後、はきながら体を前に倒す、親指を中に入れて手を握る、開くを繰り返す、腕をまっすぐ上に伸ばすなど、ゆっくり体を動かした。
浜野さんは、「意識は体に直結している。『よくない』と思ってはいけない。『こうなんだ』とそのままを受け止めるだけでいい」とアドバイス。受講生は無理せず、各自ができる範囲でヨガを楽しんだ。 -
箕輪町障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会
箕輪町は29日、障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会を町役場で開いた。委員を委嘱し、部会を設置した。今後、本年度中の計画策定を目指し協議を進める。
障害者基本法と障害者自立支援法の規定に基づき、町は「障がい者計画」と「障がい福祉計画」を策定する。「障がい者計画」は基本理念などを定める基本計画で、期間は5年から10年程度の中長期。「障がい福祉計画」は必要なサービスの見込量や実際のサービスなどの実施計画で、11年度までの数値目標を設定し、第1期として18縲・0年度の計画を作る。
委員会は公募2人を含む15人で構成。委員長に大槻正春さん、副委員長に上田明勇さんを選出した。生活・介護部会と就労支援部会の2部会を設置した。
今後は、05年7月に策定した地域福祉計画を基に計画策定を進める。月1回程度の部会を開き、来年2月までに策定。3月に町議会に報告する予定。 -
第22回駒ケ根市混合バドミントン選手権大会
駒ケ根市社会体育館で1日、第22回駒ケ根市混合バドミントン選手権大会(市バドミントン協会主催)があった。上級、中級、初級に合わせて54ペアが出場、実力伯仲で白熱戦を展開した=写真。
結果は次の通り(敬称略)
◇上級・優勝=平林貴志・黒河内恵子(フェニックス)(2)高橋弘行・前沢沙綾香(フェニックス・ホワイトウイングス)(3)北山智教・名倉里美(空さわぎ)池ケ谷・林祥子(フェニックス)
◇中級・優勝=正木秀幸・北山志保(空さわぎ)(2)北原智之・鈴木美和子(ホワイトウイングス)(3)今井和芳・秋山恭子(ホワイトウイングス)、相馬洋介・毛涯みどり(ホワイトウイングス)
◇初級・優勝=松原大和・松原由美子(赤穂中学校)(2)竹上晴香・林千昌(赤穂中学校)(3)小田切浩樹・酒井文代(LBC・メイエンジェルス)、渡部信行・阪口繁美(LBC)