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中川西小「さつき給食」
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五月晴れ、青葉、若葉の校庭で30日、中川村の中川西小学校は「さつき給食」、中川東小学校は「青葉給食」を行った。
この日の献立は、野外で食べやすいようにと、主食は「おにぎり」。ウィンナーや鶏肉、キュウリ、運びやすいようにと、牛乳は紙パック、デザートは子どもたちに人気のゼリーなど。
それぞれ、仲良し班で桜の木の下にシートを敷いて、給食を囲んだ。班長の「いただきます」のあいさつで、一斉に食べ始めた。
子どもたちは緑豊かな景色、おいしい空気と一緒に、給食を味わった。 -
父と子の冒険隊でもちつき
飯島町中央公民館の「父と子の冒険隊」の開講式ともちつき大会が29日、上の原のアグリネーチャーいいじまであった。来年2月8日まで全9回開き、川探検や基地づくり、そば打ち、料理、雪遊びなど自然の中でダイナミックに活動する。
9組25人の参加者を前に、宮脇館長は「今、父親の役割が問われている。年代的に忙しいと思うが、今の時期の子どもとの触れ合いは大切。父親の目で、男の目線で子どもを見て、子どもの生きる力を育てて」と開講あいさつ。
この日は御岳の笠松登山を予定していたが、雨のため中止し、もちつき大会。3キロを父子で協力し合ってつきあげ、きなこもちとあんこもちに調理し、触れ合いを深めながら、会食した。 -
伊那市坂下区・大規模災害に備え、備蓄倉庫新設
伊那市の坂下区(黒田強区長)は26日、坂下公会堂近くにある災害時の避難場所に指定している広場に、防災備蓄倉庫を設置した。同公会堂地下にテントやスコップなどの防災器具を保管していたが耐震強度がないため、別の場所に倉庫を作った。
設置した倉庫は縦約2・2メートル、横約5・8メートル、高さ約2・3メートル、床面積12・90平方メートル。総工費約60万円。
倉庫内には既存の防災器具を移し、今年度は優先的に投光機、発電機を購入して備える。地元に食料店などがあるため、水などの非常食は毎年、少しずつ買いそろえていく予定だ。
坂下区では今年度中に、区所有の2つの貯水槽(それぞれの容量は60トン)のうち、水漏れのため使用されないでいた、坂下公会堂東側の一つを改修工事する。同区は住宅の密集地で周りには川が多いため、大規模地震が発生した時は、火災が発生し、橋が落ちれば日なん場所の確保が困難になるので火災予防への設備に力を入れている。
黒田区長は「大規模災害に対して、防災設備を確立し、自主防災ができるように取り組みたい」と話している。 -
三峰総 美和ダム堆積土を混ぜた水田で試験栽培
三峰川総合開発工事事務所(竹田正彦所長)は30日、伊那市長谷溝口にある、美和ダムの堆積(たいせき)土を耕土に混ぜた水田で田植えをした。三峰川の土砂が流れ出たほ場で収穫できる「川下り米」の味覚を検証するため、本年度初めて、試験栽培をはじめた。
ダム底にたまった土砂をかき出し、機能を回復させる「堆砂掘削」事業は、02年度までに2百万立方メートルを取り除き概略終了。その後堆積土は、長谷の市野瀬、黒川のほ場整備に使用したり、ミネラルが多く、土壌伝染病菌が少ないとして、家畜飼料、育苗土への活用研究が進められるなど、注目が集まっている。
田植えには、同事務所や長谷総合支所の職員ら約10人が参加。水稲耕土に対して堆積土を0、20、30パーセントずつ混ぜて作った3つの水田(それぞれ約160平方メートル)へ、コシヒカリの苗を植えていった。
9月下旬の収穫の際に、それぞれの米の味を比較したり、成分分析して検証する。堆積土栽培で効果が認められれば、これから掘削する土を有効活用につなげていきたいという。 -
伊那署が災害警備訓練 梅雨期に備え水難者救助も
伊那警察署は30日、恒例の災害警備訓練をした。朝7時30分ころ、震度5強以上の地震が発生し、署員らがそれぞれの職場や自宅で感知したとの想定で、75人が同署に自主参集。その後、災害で使う投光器などの機材点検や、梅雨時に備えた舟艇訓練などをして、防災意識を高めた。
早朝の訓練では、衛星携帯電話や発電発動機、チェーンソーなどの機能点検や操作方法を確認。チェーンソーは、実際に署員が木の丸太を切ったりして操作を学び、有事に備えた。
南箕輪村の大泉ダム湖では舟艇訓練のほか、救命胴衣の着用方法や救命索発射機の操作を学習。組み立てたゴムボートで、水難者役の署員を救助した。
小嶋惣逸署長は「装備機材についての基本的な知識を身に付け、いかに有効に使うかが必要となる。普段から有事に備えてほしい」と署員の志気を高めた。 -
89歳男性水死
27日午後零時過ぎ、駒ケ根市赤穂小町屋の無職井澤利久さん(89)が自宅近くのねずみ川で仰向けに倒れているのを、探しに来た家族が発見。井澤さんは市内の病院に収容されたが午後5時18分に死亡した。死因は捜査中。
駒ケ根署の調べによると、井澤さんは同日午前10時半過ぎに「土手の草を刈ってくる」を言って家を出たが、昼ごろになっても戻らないため家族が探していた。井澤さんが倒れていた付近の土手の高さは約3メートル。土手の石垣には滑った跡があり、同署は関連などについてさらに調べている。 -
龍水社周辺からトリクロロエチレン再検出
駒ケ根市赤穂町四区の旧龍水社跡地から環境基準を超える化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題で周辺の井戸水の調査を行っていた駒ケ根市は29日、調査した27の井戸のうち1カ所の水から基準を超えるトリクロロエチレンが検出された竏窒ニする検査結果を発表した。
調査は旧龍水社跡地を中心に地下水の上流(南西)側に半径約500メートル、下流側に約1キロの範囲内にあり、検査に協力する意向を示した住民らの27の井戸で5月15日に実施された。その結果、下流側約700メートルにある井戸の水から環境基準(1リットル当たり0・03ミリグラム以下)を超える0・084ミリグラムのトリクロロエチレンを検出した。この井戸からは3月に市が行った調査で0・12ミリグラムが検出されている。ほかの井戸はいずれも基準以下か不検出だった。
市担当者は結果について「市民への直接的な健康被害や影響はないものと考えられる」とする一方で「龍水社跡地の上流側でも検出されたということは、跡地内の土壌汚染とは別に上流での汚染原因が考えられる」として、今後の対応について県と協議していく考えを示した。市は6月中旬に住民に対する2回目の説明会を開きたいとしている。 -
華麗なテクニックを披露
第20回「スーパートライアル・エンデューロ・イン天竜」が28日、伊那市役所西側の天竜川中州広場特設会場であり、オフロードバイクの技と持久力を競った。市、JA上伊那、地元の愛好者団体などでつくる実行委員会主催。
巨石などを組み合わせた障害物を足を着けずに走破する「トライアル」と、1周2・5キロのコースを2時間で何周回れるかを競う耐久レースの「エンデューロ」の2種目。東京、千葉、埼玉などの関東圏や愛知、岐阜、三重の東海方面を中心に全国各地から約270人が出場し、華麗なテクニックを披露した。
このうちトライアルでは、巨石が並ぶ8つの難コースに果敢に挑んだ。ライダーたちは、バイクを巧みに操り、バランスを取りながら前輪を跳ね上げてクリアするなど自慢の腕前を十分に発揮。会場に集まった観衆を魅了した。 -
農事組合法人みのわ設立発起人会
担い手対策と品目横断的経営安定対策に対応する農事組合法人「みのわ」の第1回設立発起人会が26日夜、箕輪町役場であった。12月4日の設立を目指し今後の検討事項や日程などを確認した。
発起人会は町内の5営農組合からそれぞれ推薦された50人で構成。代表に柴正人さん(木下)、副代表に日野国章さん(松島)を選出。副代表は3人で残り2人は農業委員会とJA上伊那理事から各1人を後日選出する。
今後、月1回の設立発起人会、8月と11月に集落懇談会などを開き、法人設立趣意書の作成、事業方針や事業計画の検討、出資金額の決定、収支計画書の検討、法人の名称決定などに取り組むことを確認した。
設立当初から組合員として加入を考える対象者は▽経営安定対策の対象者で交付を受けたい人▽品目横断的対策の対象者▽農地を管理委託したい人▽コンバインで「水稲・そば・大豆・麦」の収穫作業を委託する人▽ライスセンターを利用する人▽オペレーターとして活動したい人▽農地の利用調整を共々に行う認定農業者-。
農事組合法人「みのわ」の定款素案を示し名称、出資、役員、会計など今後検討が必要な項目を確認。役員会で協議した案を再度発起人会に示すことを決めた。 -
箕輪町消防委員会
箕輪町消防委員会は26日、06年度第1回会議を箕輪消防署で開き、06年度消防施設整備計画や消防庁舎建設計画などを承認した。消防団員の処遇については小委員会を設置して検討することを決めた。
委員会は区長代表、消防団代表、知識経験者ら14人で構成。会長に荻原利一さん(木下)を選出した。任期は2年。
消防施設整備計画は、耐震性貯水槽40トン1基を木下に新設(事業費600万円)。八乙女の小型動力ポンプ付積載車1台更新(575万3千円)、消防器具や消火栓器具などの整備補助、消火栓新設3基(沢上、木下、福与大原)、消火栓移転取替工事など。
消防庁舎建設は消防室が計画を説明。国土交通省所管の「まちづくり交付金」を活用し、庁舎を解体し新たに消防署を整備して消防・救急体制の強化と自主防災組織の育成を図る。災害時の中枢機能として役場と消防署が一体となって災害に対処する。
建設場所は地域交流センター機能も含めて現消防署エリアに建設し、文化センターの使用効率向上も図る。
建物は1階に交流センター、2階に消防署。面積は約950平方メートル、建物費用は約3億4500万円。07年3月まで測量・設計、07年4月から08年3月まで建設予定。詳細は今後検討を進める。
現庁舎は74年建築で築後30年以上が経過し耐震基準を満たさなくなったことや、人口増加に伴う緊急車両の増車で手狭になっている。
課題となっていた消防団の処遇は、出動している団員と全く出動していない団員に対し同様に報酬が支払われていることについて、出動率に応じて支払う出動報奨金の新設を示し、消防委員会に報酬額や支払い方法の細部の検討、さらに分団交付金の算定基準見直しの検討を依頼。消防委員会長、区長代表、正副団長、各分団長の計10人で小委員会を組織して検討し、消防委員会に示すことを決めた。 -
「作って食べよう!みんなの畑」
コンニャクイモなど植え付け作業
南箕輪村の農村生活マイスターと南箕輪村輪の会は27日、コンニャクイモなどを栽培する初企画「作ってみよう!みんなの畑」で大泉川南のほ場でコンニャクイモなどの植え付け作業をした。
コンニャクイモを栽培し手作りコンニャク作りに挑戦するほか、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどを作り、収穫する喜び、食べる喜びを味わおうと計画。マイスター、輪の会会員、寺子屋の塾生ら約30人が参加した。
ほ場約7アールはマイスターの一人が提供した。第1回作業はコンニャク、サツマイモ、トウモロコシ、黒豆、落花生の植え付け。子どもたちはマイスターらに教わりながらコンニャクイモやサツマイモの苗などを楽しく植えた。
今後は7月に草取り、ジャガイモ、トウモロコシ、枝豆の収穫、大根と白菜の種まき、10月下旬にサツマイモとコンニャクの収穫、12月にコンニャク作りや野菜を使った調理実習を計画している。 -
JA上伊那総代会
上伊那農業協同組合(JA上伊那)第10回通常総代会が29日、伊那市狐島の本所であった。約350人が出席。任期満了に伴い、征矢福二代表理事組合長が29日付で退任し、新しい理事者39人を選任した。
1期3年務めた征矢前組合長は70歳。役員推薦会議で、理事者は70歳未満とすることを申し合わせている。新組合長は、30日にある役員協議会で投票し、新理事者39人の中から選任する。
組合員の減少傾向が続く中、本年度(1)作付面積や家畜の頭羽数に応じて徴収していた経営基礎割賦課金を廃止(2)准組合員の賦課額の減額竏窒ノ取り組み、一般の人が組合に加入しやすい環境づくりに努める。賦課金制度廃止で減額となる6900万円は、JA事業の中から捻出していく。
JA上伊那が継承した駒ヶ根市の旧龍水社跡地で環境基準を超えるトリクロロエチレンが検出された問題については、敷地内500平方メートルの土壌が汚染されていることが判明。売主責任として、1億4千万円をかけて土壌浄化を進める。作業は早急するとし、6月には始める予定。 -
不審な男にランドセルに手を掛けられる
29日午前7時07分ころ、飯島町飯島のJR飯田線仏石踏切付近で、飯島小学校6年児童(11)が1人で登校途中、踏み切りで電車待ちをしていた際、後から近づいてきた男にランドセルに手を掛けられるという事件が発生した。
不審者は40-50歳。身長170-175センチ、中肉、眼鏡なし。
同踏み切りは国道153号から東側の与田切川方向に下る歩行者専用。男子児童は踏切を南方から北西方向に向けて歩き、遮断機が下りていた仏石踏切で、列車通過を待っていたところ、男が後方から寄ってきて、ランドセルに手を掛けたので、びっくりして、ランドセルを下ろして遮断機をくぐり、300メートル走って逃げ、友人宅に飛びこみ、助けを求めた。
ランドセルは20メートル離れたやぶの中で発見。児童にはけがは無かった。
通報を受けた駒ケ根署では40人体制で付近の不審者情報、目撃者情報を収集。
飯島小学校では29日は教諭が引率し学年毎の集団下校。4日まで集団登下校するとともに、見守り隊や保護者、校外指導部にも登下校時の見守りの徹底を訴え、町・町教委などは防災無線やページング放送を通じて、不審者情報の提供を呼び掛けている。
遮断機が下りた踏切で、逃げ場がなく、遮断機をくぐって、助けを求めた事件は、地域や近隣小中学校にも衝撃を与えた。
現場近くに住む主婦は「23日にも、変質者が出たという話を聞いた、気持ちが悪い。児童が(踏切を)渡っている時に電車が来なくて良かった」と話している。
駒ケ根署からの防犯速報で事件を知った宮田村の宮田中学校では全校が集まる昼食時に▽1人になる時間を極力なくし、複数登下校の徹底▽万が一の時は近くの民家に逃げこみ助けを呼ぶ▽防犯ブザーが使えるようにする-とし、宮田小学校は▽各担任を通じて各学級ごと児童に事案の経過を報告▽複数登下校の徹底-などを呼びかけた。 -
水防訓練
梅雨や台風などの出水期を前に、伊南4市町村消防団でつくる伊南消防協議会は28日、伊那建設事務所職員を講師に、宮田村の太田切川左岸河川敷で、水防訓練を行った。
水防技術の向上と水防意識の高揚を図る同訓練に、各団から部長以上の幹部約120人が参加。大雨で増水し、太田切川左岸の堤防が決壊し、堤防の上を越水したと想定。
土のうを結びつけた木を川に沈め、決壊場所に設置する「木流し工法」や、シートに竹を張りつけ、土のうを括りつけて、決壊場所に当てる「シート張り工法」、堤防の越水場所に土のうを積む「改良積土のう工法」などを講義と実習で学んだ。
参加者は土のうになわで、解けないように結ぶ「いぼ結び」に苦労しながら、強風の中を熱心に訓練に励んでいた。 -
伊那北高校吹奏楽部演奏会
宮田村の伊那北高校同窓会宮田支会(田辺道人会長)は28日、村民会館で、伊那北高校吹奏学部を招き、演奏会を開いた=写真。
県下でもレベルの高い同校の吹奏楽部の演奏を聞きたいという会員からの要望を受け、ホールの広さに合わせ、30人編成で演奏、会員を中心に百人が吹奏楽を楽しんだ。
なじみの「里の秋」でオープニング。軽快なマーチ「ARSENAL」、京都地方の民謡をアレンジした「竹田の子守り歌」パーカッションのリズミカル演奏が特徴の「コパカバーナ」で余韻を残して、演奏会の幕が下りた。 -
自然と生活体験の会が田植え
「20年代の稲作」を体験する、駒ケ根市中沢の自然と生活体験の会(北原儀平会長)はの小学生や会員ら20人が参加し28日、ふるさと体験田で、手植えによる田植え作業をした。
5アールの田に筋引きで線を引き、1列に並んでコシヒカリの中苗を植え付けた。
また、フナ田に体長約10センチ、1年生のフナ、50匹と、今年初めてツブ貝200個も放流した。
今後、無農薬の米づくりを目指し、6月と7月、手作業で草取りをし、実りの秋には、手で稲刈りし、はざ干し。足踏み式脱穀機で脱穀する。9月中旬にもフナ取りを楽しむ。
収穫した米やフナでで収穫祭をする計画。
北原会長は「毎年参加している子どもは慣れて、植え方が早い」と話していた。 -
新山のトンボの楽園でハッチョウトンボ発生
今年3月、トンボを保護するための木道整備を完了した伊那市富県上新山の湿地帯「トンボの楽園」で29日、世界最小ともいわれるハッチョウトンボの羽化が観測された=写真。
羽化は例年より半月ほど遅めで、天候不順などが影響したと考えられる。
トンボの全長は約2センチ。羽化して間もないため、薄茶色をしているが、時間の経過と共にオスは赤色、メスはしま模様となる。また、縄張りを守るために余り飛び回らないという性質も持つ。
湿地の保護に取り組む新山山野草等保護委員会の北原重利会長は「木道の上からルールを守って見てほしい」と話す。
ほかにも、腹部がやや扁平なヨツボシトンボ、鮮やかな青、赤色をしたさまざまなイトトンボもおり、夏の到来を告げている。 -
進徳館の日記念少年剣道大会小中学生30人熱戦
伊那市高遠町の第8回進徳館の日記念少年剣道大会が27日、高遠町文化体育館であった。小中学生剣士30人が参加し、優勝を目指して熱戦を繰り広げた。
大会は、高遠藩学を築いた儒学者の坂本天山の生誕250年と幕末の藩校・進徳館の開校135年を記念し、旧高遠町が95年に定めた「進徳館の日」に合わせて開いている。進徳館の文武両道の精神を現代に生かし、向上させる目的がある。
小学生低、高学年、中学生男子、女子の4部門で、それぞれ総当たりで対戦。参加人数の多かった小学生高学年は決勝リーグ、中学生男子は決勝トーナメントで順位を決めた。毎年出場していた高校生は段審査と重なったため出場はなかった。
竹刀の激しく交じり合う音や、大きな掛け声が響き渡るなど激しい試合が展開され、掛けつけた保護者らからも声援が飛んでいた。
来年以降は、伊那と長谷地域にも参加を呼びかけたいとしている。 -
横断歩道の渡り方は…保育園で交通安全教室
南箕輪村交通安全協会女性部などはこのほど、中部保育園(高島みよし園長、園児・167人)で交通安全教室を開いた。
園児の交通事故防止の徹底を図るため、村内5保育園を巡回する。女性部員や伊那署員ら10人余が指導に当たり、交通規則を守ることを呼びかけた。
園児たちはパネルシアターを観賞し、横断歩道の渡り方や信号機の見方などを学習した後、年長児と年中児は園周辺の道路で実践。手を上げ、左右確認をして横断歩道を渡るなど、事故に遭わないための正しい道路の歩き方を学んだ。 -
不法残留外国人逮捕
駒ケ根署は26日午後4時36分、不法残留の疑いでフィリピン国籍の駒ケ根市赤穂南割のアルバイト(土木作業員)、アルシリアス・ヘラルド・ティアンコ容疑者(33)を逮捕した。
調べによると同容疑者は1995年に短期滞在の在留資格で名古屋空港から入国。駒ケ根市内で土木作業員としてアルバイトなどをしながら約11年間にわたって不法に残留していた疑い。警ら中の署員が職務質問して逮捕した。 -
われら、かかし隊発隊
汗して収獲の喜びや伝統行事にふれる、宮田村公民館の新たな親子体験講座「われら、かかし隊」が27日、7組約30人が参加して発隊した。秋の収獲期まで農作業に挑戦。さっそく田植えと野菜の苗や種を植えた。
町3区の遊休地を借りて耕作。土や泥にまみれて、親子一緒に苗や種を植えた。
ナス、トマト、キュウリのほか大豆や枝豆、黒ごままで栽培。
10種類ほどに及ぶが、夏野菜で盆飾りをつくったり、十五夜のおそなえなど、季節の行事を取り入れながら、味わい、楽しんでいく。
収獲を早くも夢見ながら、この日はにぎやかに作業。「早く大きくなあれ」と水やりする親子の姿もあった。
次回6月10日は、かかしづくりに挑戦する。 -
住民手作りの駅前広場「輪苑」の開所式
宮田村のJR宮田駅前に住民手作りの広場「輪苑」が完成し27日、開所式があった。整備した一輪の会(小沢常明会長)のほか、村や地域の関係者ら約50人が出席。1500株の花々で彩られた園内で、長年の願いだった村玄関口の整備をみんなで祝った。
昨年秋に駅周辺の住民10人で発足した同会が、構想から半年余りで約750平方メートルの遊休地を整備。
村の地域づくり支援事業の助成や地権者の同意も得て、荒れていた土地を花壇に作り変え、ベゴニアやマリーゴルドなど10数種類の花を植えた。
式で小沢会長は「駅前のイメージアップを図ろうと、多くの協力で完成にこぎつけた。コミュニティの場として活用してもらえたら」とあいさつ。テープカットを行い、祝杯をあげた。
宮田駅周辺はかつて商店や料亭が立ち並び、バス乗合所もあるなど、にぎやかだったというが、現在は空き地や空き家も目立つなど空洞化が顕著。安全対策上の問題点もあがっている。
一方で昨年末から駅前整備の検討が、村と地権者、住民の3者間で始動。一輪の会の整備作業も平行して行われてきたが、小沢会長は「この取り組みが駅前整備の基礎となり、一助にもなれば」と話した。
今後は地域にも呼びかけて管理。遊歩道の整備や季節ごとに花を植える予定で、イベントなども開いていく考えだ。 -
不審者NO!の地域に
住民協力して通学路や遊び場の安全対策
地域の安全を協力して守っていこうと、宮田村南割区は27日、通学路上にある見通しの悪い竹やぶなどを間伐。子どもたちの遊び場になる姫宮神社では、不審車両などが駐停車しないよう車止めも設置した。
区役員や地区PTA、育成会、村の地区担当職員ら約40人が参加。3カ所に分かれて作業した。
見かけない不審車両が長時間駐停車することもあり、懸念も高かった姫宮神社境内脇の空きスペース。
穴を掘り、コンクリートの支柱を埋設するなど、力作業に汗を流した。
神社近くの平地林では、見通しが悪い部分の木々を間伐。街灯などが木でさえぎられている部分もあり、高所作業車も出動して細部まで手を入れた。
「子どもらの安全を守ろうとする、住民意識の高さを改めて感じた。地域がひとつになった今日の気持ちを今後も継続していきたい」と保科幸雄区長は話した。
本年度村内では南割区のほか、大田切区、新田区が村の地域づくり支援事業を活用して、通学路の安全対策を実施している。 -
機械の管理利用体制整備など難題も鋭意検討へ
宮田村営農組合(原田博安組合長、709戸)は25日夜、1月末の設立以来、初の総代会を開いた。予算案、事業計画案などを承認。既存の作業受託グループを育成支援して法人化も目指すなど、担い手対策を強化。生き残りをかけて作業効率化、コスト低減を目指し、保有機械の管理利用体制、作業受託料金統一化などの課題にも継続して取り組む。
全村共同保有のコンバインを除き、トラクター、田植え機などは各地区の集団耕作組合が利用管理。
そのため地区ごとに作業料金も違い、1反歩当たり数千円の差が発生している。
村営農組合ができたが、今まで通りコンバインを除いた機械は各地区が管理。料金の統一もなされていない。
本来ならば各地区限定の機械利用を転換し、他地区と共同利用にすれば、効率運営にもつながる。
保有台数の削減も可能になり、コストの低減にもつながると考えられるが「財産問題などもからみ、簡単にはいかない」と組合事務局の農協職員は話す。
また、各地区の垣根を超えて共同保有しているコンバインだが、修理費が予想以上にかかっている実情も。
「自分たちの機械ではないという意識が働くと、管理も荒くなってしまう側面もあるのでは」とある関係者は指摘する。
今までも議論され、作業受託経営の効率化に向けて意見が分かれる部分となっているが、組合事務局は「最良の方法を検討していく」と説明する。 -
山岳遭難救助隊春季訓練
中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会山岳遭難救助隊(田中徳長隊長)は27日、春季訓練を駒ケ岳の千畳敷付近で行った。田中隊長以下隊員10人と駒ケ根警察署の山岳遭難救助隊員など4人が参加。岩場での確保点の取り方や、負傷者を背負っての下降訓練などを通じて遭難者救助技術の向上と隊員相互のチームワークを養った。
駒ケ根署で行われた訓練開始式で田中隊長は「今年は例年になく雪が非常に多い。実りある訓練にしてほしい」と訓示した=写真。
27日は訓練終了後宝剣山荘に宿泊。28日には、雪崩で登山者が雪に埋まったとの想定で、雪崩ビーコン(電波発信機)の電波を頼りに遭難者を捜索したり、スノーボートによる負傷者救助訓練などを宝剣岳周辺で行うことにしている。 -
風力発電をやめさせる会が入笠山周辺で勉強会
2つの風力発電事業が計画されている入笠山周辺で27日、現地勉強会「風車建設予定地を知ろう・歩こう」があった。地域住民ら100人以上が集まり、建設計画の概要など解説を受けた。
伊那谷や諏訪地域の山岳愛好団体や野鳥の会など15団体でつくる「入笠山周辺の風力発電をやめさせる会」(伊藤精晤会長)が、風車建設を知ってもらおうと一般にも呼びかけた。
伊藤会長は「自然に恵まれた環境で、開発が起こると思わなかった」と戸惑いと心配の思いを語り、計画を阻止する会結成に至った経過を交えながら「現場を確かめ、住民自身が判断する活動になれば」とあいさつした。
やめさせる会メンバーらが風力発電事業計画概要のほか、地質の複雑さや猛きん類の生態などをそれぞれ説明。
現地は霧に包まれ、風車が立つ尾根は見られなかったが、風況調査の場所や風車土台の大きさをメジャーで測って確認した。
また、高座岩を見学する歴史遺産など3グループでの分散会もあった。
伊那山仲間の女性(52)=箕輪町=は「自然エネルギーでいいと思っていたが、自然が破壊され、風車を建設してもそのあとに残るものがある。一度壊したものは、容易に元へ戻すことはできない」と話した。
風力発電事業は、入笠山縲恷ュ嶺高原の尾根上と入笠山縲恷ナ平峠縲恚熨サの尾根上に計画されている。 -
伊南安協総会
伊南交通安全協会は27日、第59回定期総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。役員ら約60人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認したほか、新役員を選出した。議事に先立って交通安全功労者や優良運転者などの表彰が行われた=写真。
役員は次の皆さん。
▽会長=玉木武春▽副会長=下島利満、寺平良平、本田幸達▽監事=北原久爾、小松幹治
表彰されたのは次の皆さん。
◇県警察本部長・県交通安全協会長連盟表彰▽功労者=土屋悟、荒山正弘、林孝子、丸山卓行▽優良運転者=高橋豊子、田中昭三、田中裕子、石田由美子、石田忠志、水上芳道、長瀬和光、藤木幸雄、桃沢茂雄▽功労団体=駒ケ根支会福岡支部、駒ケ根支会女性部、中川支会女性部
◇伊南交通安全協会長・駒ケ根警察署長連盟優良運転者表彰▽30年以上=荒井利子、吉沢孝雄、大森良枝、矢沢澄夫、銭沢宗二、太田芳多、宮沢昇、宮沢正幸、小林愛明、吉沢文夫、箕浦久二、七森幸子、尾崎清人、松下悟、松下佐喜子、宮島俊夫、気賀澤重夫、森谷勝子、林行男、倉澤為吉、小松原国男、吉田やよい、田中久、福島喜弘、有賀一男、永井ミツ子▽20年以上=原好広、小林たせ子、小澤雅樹、倉澤益己、小松原春美、稲葉美津江、有賀ふみ▽10年以上=松崎やよい -
信州みのわ山野草クラブ第6回展示会28日まで
山野草愛好者でつくる信州みのわ山野草クラブ(23人、白鳥征男会長)の第6回山野草展示会が27日、箕輪町木下の木下公民館で始まった。寄せ植えなど約200点が並び、次々と訪れる山野草ファンが関心を寄せている。
毎月の定例会で寄せ植えを主体に勉強しているため、会員それぞれが趣向を凝らして植え込み育ててきた寄せ植え作品が多い。例年より展示会時期が2週間遅れのため花ものは少ないが、アツモリソウ、ウツギ、コマクサ、ウマノスズクサ、エビネ、テンナンショウ、箱根サンショウバラ、ヤブレガサ、斑入り植物などがある。
毎回約250点を展示してきたが、ゆとりをもたせた展示でじっくり鑑賞してほしいと今回は200点に絞った。石や流木に植えたり、棚に小さい鉢を並べたりと見せ方にも工夫を凝らしている。
クラブは今年から、地元木下区のカタクリ自生地保護に協力しているため、山野草への関心がより高まり、今回の展示は一層力が入っているという。白鳥会長は「寄せ植え技術の研さんを積み、会員それぞれが植物を選び寄せ合って表現しているのを見て楽しんでほしい」と話している。
展示は28日まで。先着40人に苗をプレゼント。ラッキーナンバーでのプレゼントもある。会員が持ち寄る余剰苗も販売する。午前9時縲恁゚後4時。 -
東小5年が田植え体験
総合的学習で米づくりを進める中川村東小学校5年生(小林久雄教諭、28人)は25日、学校南側の水田4アールで、保護者の手を借りながら、手植えによる田植え体験をした。
腰にびくを着けて、田の畦に集合した児童らは、児童の祖父、小川清美さん(美里)から「3、4本ずつ、12-13センチ間隔で、深植えしないように」と指導を受け、びくに15センチ前後に生育した「モチヒカリ」の中苗を入れ、田に引かれた線に沿って植えはじめた。
児童らは「足が抜けない」「水が濁って、線が見えない」などとにぎやかに作業を進めた。
今後、水管理は保護者と児童らが協力して行い、秋には稲刈りを楽しみ、収穫した米でもちをついて収穫祭を行う計画とか。 -
七久保小全校で飯ごう炊さん
飯島町七久保の七久保小学校は26日、千人塚公園で、全校児童163人が縦割りの21班に分かれ、恒例の飯ごう炊さんをした。
豊かな自然や人にかかわり、思いやりや協力する心を育むことがねらい。
この日は学校から歩いて同公園へ。公園では班ごと桜の木の下に陣取り、昼食づくり。
穴を掘って、かまどを作り、飯ごうに洗った米と水を入りて、火に掛けた。火は勢いよく燃え、児童らは後ずさりしながら、火の番をした。
献立はシーチキンカレーライス。児童らは火の通りをよくするために、ジャガイモやタマネギ、ニンジンを小さく切るなど工夫した。それぞれ、隠し味にチョコレートやチーズ、トウガラシ、ソースを加えるなど変化を持たせた。
児童らは「チョコレートを入れると甘くなる」「チーズ味のカレーにしよう」などと話ながら、高学年はリーダーシップを発揮し、班をまとめ、食事づくりを手際良く進めた。 昼食後は高学年は公園内のごみを拾い、マレットゴルフもした。低学年は川遊びを楽しんだ。