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美篶青少年育成会の畑房男会長が伊那署へ受賞報告
県防犯協会連合会が防犯活動や青少年の健全育成などに功績のあった個人、団体に防犯功労の表彰をした。伊那署管内では1個人、2団体が受賞。このほど、功労団体の美篶青少年育成会の畑房男会長(73)=伊那市美篶笠原=が同署を訪れ、小嶋惣逸署長に受賞の喜びを報告した。
24日、長野市であった同連合会通常総会で授与式があった。管内からは同育成会のほか、伊那工場事業場防犯協会長の塚越寛伊那食品工業会長や、05年2月結成以来、地域が一体となって児童の通学路の安全を巡視している「伊那東小学校子どもの安全見守り隊」(毛利次男代表)が表彰を受けた。
美篶青少年育成会は1979年結成。以来26年間、健全育成の理念の下、親子ハイキングや護身術講習会などの行事を展開。98年には地区に設置された2台の有害自販機の撤去運動を進め、成果を上げるなどの、数々の功績が受賞につながった。
畑会長は「子どもたちを健全に育て、守る日々の取り組みが評価されうれしい」と報告。小嶋署長は「長い間の地道な成果が表彰に現れた。今後とも引き続き協力をお願いします」と労った。 -
上伊那広域連合議会
上伊那広域連合議会5月定例会議が31日、伊那市役所であり、報告案件3、人事案件3の計6議案を原案通り可決、承認した。3市町村合併により不在だった正副議長を選出。同市議会議長の下島省吾氏を議長に、中川村議会議長の鈴木信氏を副議長に指名推薦した。
連合長の小坂樫男市長はごみ処理施設の誘致問題について「検討している複数の場所で学習会や先進地の視察などをして理解を深めてきているが、難しい問題なので慎重に進めたい」と進捗状況を説明。既存2施設の07年4月以降の使用延長は「ほぼ了承が得られる状況になってきている」とした。
伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴う、条例の一部改正などの専決処分を承認し、連合会助役、収入役に酒井茂同市助役、白鳥孝同市収入役を選出した。 -
「現代の虚無僧たち」
竹竹の会in南箕輪3日
尺八奏者の集まり「竹竹の会」は3日午後1時半から、演奏会「現代の虚無僧たち」を南箕輪村大芝高原の日帰り温泉施設大芝の湯ロビーで開く。
竹竹の会は、尺八の好きな人が流派を超えて自由に集い、年1回県内を巡回して演奏会をしている。今年で13回目。尺八だけの演奏会は全国でも珍しく、毎回好評を博している。今回は、県内外から24人が参加。伊那谷在住で尺八を吹く外国人3人も出演する。
演奏曲は古典から現代曲、自作曲まで幅広く、独奏が主で、二重奏、三重奏もある。初企画で尺八30本を用意し、音出しチャレンジのコーナーもある。
29日夜は、北殿公民館で三重奏などの練習があり、本番に向け練習にも熱が入っている。会では、「お風呂に入って、お酒を飲んで、尺八を聞いてリラックスしてほしい。古い歴史のある楽器だが、とても魅力ある演奏いっぱいなのでぜひお出かけください」と呼びかけている。
午後1時半縲・時半。入場料・入浴料500円。 -
箕輪町消費者の会
不用傘でマイバッグ作り
6月4日に回収
箕輪町消費者の会(唐沢順子会長)は本年度、使わなくなった傘を再利用して買い物用のマイバッグ作りをする。6月4日の同会主催フリーマーケット会場で傘の回収をするため、協力を呼びかけている。
不用品のリサイクルとレジ袋の削減が目的。燃やせないごみとして処分していた家庭で不用になった傘(ビニール傘を除く)を回収し、マイバッグに作り直す。傘をリサイクルしたマイバッグは防水性があり、丈夫などの利点があるという。
計画では9月に会の学習会でバッグを作成し、11月にマイバッグを販売(譲渡)する。
不用の傘がある人は町文化センター南側駐車場のフリーマーケット会場へ持参する。午前9時縲恊ウ午。雨天の場合は町産業会館。 -
日本墨絵展1日から
日本墨絵会(吉沢玉昌会長)の第9回日本墨絵展が1日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まる。公募展で153点を展示。墨の濃淡で描く世界が広がる。
公募展になって4年目。飯田市、駒ヶ根市、伊那市、諏訪市、山梨県甲府市の吉沢さんの教室で学ぶ会員と一般が応募。年々応募数は増加し、今年は一般の応募が多かった。昨年に比べ40号から60号の大作が増え、風景画が多い。回を重ねるごとに作品のレベルも上がっているという。
技術力はもちろんのこと、作品に心が入っているか、生きた作品かどうか-を基準に審査し、県知事賞は竹村愛子さん(飯田市)の「夜の貴婦人」が受賞した。伊那毎日新聞社賞は堀米渓石さん(伊那市)の「映峰気韻」。
展示は1日縲・日午前9時半縲恁゚後5時(最終日午後4時)。無料。 -
箕輪西小3年総合的な学習で花作り
箕輪町の箕輪西小学校3年生(17人、上野平和教諭)は本年度、総合的な学習で花作りに取り組んでいる。このほど、児童玄関前の花壇やプランターに花苗を植える作業に精を出した。
花苗はガザニア、サルビア、バーベナの3種類。3年生の保護者が寄贈した。
事前に黒土、牛ふん、腐葉土を混ぜて準備していた土をプランター10個に入れ、バーベナを8株ずつ色合いを見ながら並べて植えた。ガザニアは、6年生がマリーゴールドを育てる予定の花壇の縁に植えた。
各学年の教室も花で彩ろうと、すでにガザニアを鉢に植えて3鉢ずつ教室に配っている。
児童は、1年生のときから花がら摘みや肥料運びなど児童会活動の花栽培を手伝ってきたため、花作りに関心があるという。今後は、水やりなどの管理のほか、学校裏の3メートル四方の畑で切り花も育てたいと計画している。 -
大芝高原音頭Newヴァージョン
振付指導者向け講習会
南箕輪村大芝高原まつり実行委員会は30日夜、大芝高原音頭をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付指導者向け講習会を南箕輪小学校体育館で初開催した。各区、分館、文化団体連絡協議会、大芝高原音頭普及チームなどから約80人が参加し、熱心に振付を覚えた。
振付制作業者が、踊りの全体を映像で見せたあと、パートごとに振りを説明し実演して指導した。
参加者は指導者の動きをまねして、みこしを担ぐような手の振り、手をかざす、ボックスやサンバのような足の動きなど何回も練習。一通り振付を確認したあと、全体を通して踊り、最後は全員で輪になって踊った。
実行委員会は、振付を普及するため踊りの指導者に登録する村民を募っている。指導者は、祭りに参加する団体などから指導要請があった場合に派遣され指導にあたる。指導者登録は実行委員会事務局(村役場産業課商工林務係)へ。 -
南信農業共済組合総会
南信農業共済組合(小坂樫男組合長)は30日、伊那市駅前ビル・いなっせで第8回通常総代会を開いた。約180人が出席し、05年度事業の報告を受け、06年度事業計画を承認した。
昨年度の引受総共済金額は4963億円余。必須事業は前年より約1・4%減の163億円となったが、建物、農機具の任意共済が約0・1%増の4800億円となり、総額自体はほぼ前年並みとなった。
一方、災害に伴う支払共済金は合併以来最も少ない5億3800万円余となった。
本年度事業としては、農機具修理などにかかる費用を支払う農機具損害共済を新たにスタートする。農機具の修理費などを負担する共済はこれまでもあったが、積み立て型で掛け金が高く設定されていたため、掛け捨てで掛け金を低く設定した新しい共済を設け、多くの人が加入しやすい状態を整えた。
加入は7月から受け付けていく。 -
5月31日は世界禁煙デー
世界保健機関(WHO)が「世界禁煙デー」と定める5月31日、伊那保健所は伊那市内で街頭キャンペーンなどの啓発をした。同日から一週間の「禁煙週間」中に、未成年者の喫煙防止の必要性や、禁煙意識をもつことの重要性を訴え、たばこと健康に関する知識の普及を図っていく。
保健所職員は早朝、JR伊那北駅前で通勤・通学者に啓発用のティッシュを配布。伊那市の県伊那合同庁舎でパネル展示や、喫煙者の一酸化炭素濃度測定をして関心を促した。
測定では、一酸化炭素など、たばこの有害成分をどのくらい体内に取り込んでいるかを検査。一酸化炭素はニコチンとともに動脈硬化を促進させ、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞を引き起こすことなどを説明し、禁煙を呼びかけた。
保健所は5日にも測定をする。週間中は、庁内放送による禁煙の呼びかけや、公用車にチラシを張って禁煙週間を周知するほか、6月中に管内全市町村に受動喫煙防止対策の要請をする。 -
静岡・牧野原市関係者が観光宣伝
海水浴シーズンが近づき、伊那市の「海の家」事業の提携先である静岡県牧野原市と同市相良観光協会の関係者が30日、観光宣伝に市役所を訪れた。
事業は旧伊那市が96年度から、親子のふれあいや青少年の健全育成、健康増進を図ることを目的に、市民を対象に相良観光協会に所属する民宿や旅館などのほか、休憩の浜茶屋の利用料を助成している。宿泊は1人2千円分、浜茶屋は無料となる助成券を交付する。
市役所には田久明助役や太田茂夫観光協会長ら7人が訪問。田久助役は遠浅で白砂が多い海岸の魅力を挙げ「安全面にも気を配っている。歓迎いたしますので、ぜひお越しください」とPR。新市発足によって、新たに高遠町、長谷地域の住民も対象となったため、利用者の増加に期待を寄せた。 -
リトミック教室開講
中川村公民館の親子で楽しむリズム体操「リトミック教室」が27日、文化センターで開講、3月17日まで全9回開く。
初日は2-5歳までの親子20組50人が参加、田中絵理さん(中田島)の指導で、音楽に合わせ体を動かし、親子のふれあいを深め、乳幼児期の運動能力を高めた。
まず、親子が向き合って座り「おかあさんとこんにちわ、手を合わせてトントン」と歌いながら「あいさつ」。次いで、だっこしたり、おんぶして走ったり、歩いたりと、子どものペースに合わせて体操した。
幼児らはキャーキャーと大騒ぎしながら、お母さんやお父さんと一緒の体操を楽しんだ。
講師の田中さんは「異年齢集団での友だちづくりや、体操を通して、想像力を培うことになるのでは」と体操の効果に触れた。 -
中学校写生会
宮田村の宮田中学校は30日、全校参加の写生会を開いた。学年ごと3カ所に分かれ、村内の風景を描写。絵にすることで地元の良さを見つめ直した。
2年生は学校敷地内で写生。普段慣れ親しんでいる校舎や園庭などだが、愛着ある場所や意外な構図など題材を自由に選び、想い想いに筆を走らせていた。
1年生は津島神社、3年生は姫宮神社まで足を運び、キャンバスに向っていた。
描いた絵は秋に開く文化祭「梅樹祭」で展示する。 -
一緒に遊び、喜ばせたい
3年3組は西保育園へ
宮田小3年3組は本年度の総合学習で、保育園児と遊ぼうと計画。30日に西保育園で初めて交流した。様々な遊びを用意していったが、園児の興味を思うようにひけず、悔しい思いをした児童も。教えたり、ふれあうことの難しさも感じながら、新たな経験を積んだ。
同学級の児童は事前に、園児たちを喜ばせたいと、各種の遊びを用意。
大縄とびやドッジボール、読み聞かせ、折り紙づくりなど9つのグループに分かれ、準備してきた。
園児は興味を持ったグループの所へ自由に行き、一緒に遊ぶ光景が見られたが、なかには「全然来てくれない」と嘆く児童の姿もあった。
「初めてで自分たちの思い通りに行かない状況もあったが、回数を重ねていくなかで、どのように変わっていくか楽しみ」と担任の清水貴美子教諭は話していた。 -
1年3組は東保育園とふれあい深め
宮田村内では小中学生と保育園児の交流が盛んになっている。30日も宮田小1年3組が東保育園、同3年3組は西保育園に出かけ、園児とふれあった。少子化などで・スたてのつながり・スが希薄になったといわれて久しいが、世代、学校、保育園の枠を超えた連携で、子どもたちは手探りの中から多くのことを学ぼうとしている。
宮田小1年3組と東保育園の年長園児は本年度、落花生の栽培などを通じて1年通して交流。
保育と学校教育のつながり・ス保小連携・スを研究するものだが、関係者は「活動を通して子どもたちの良い面が引き出せるはず」とあわせて期待を寄せる。
30日は種植えに挑戦。1年生が園児に植え方を教え、一緒に汗を流した。
作業しながら学校生活や遊び、テレビの話題など、日常会話する姿も。新たな絆が生まれた。
同学級の原毅教諭、同保育園の飯島千恵子園長らは「園児にとっては知ることで小学校にスムーズに溶け込むことが期待できる。子どもの違った側面も引き出され、保育や教育に広がりが出るのでは」と話した。
今後も月に1、2回程度交流を深める予定。10月末には保育園や小学校の関係者らが集まる上伊那幼年教育研究会で、交流の様子を公開する。 -
【記者室】阪神タイガーズ?
駒ケ根市には開発途上国の発展のために尽くそうという熱意に燃えた若者を訓練する青年海外協力隊訓練所がある。時間の大半は外国語の訓練に費やされるが派遣国では思うように通じず、隊員は苦労するらしい▼テレビや新聞には業界で統一された表記があるが、外来語に実際の発音とは明らかに違うものがある。例えば大リーグのヤンキースはヤンキーズと濁るのが正しい。阪神タイガースも英語ならタイガーズだ。正確さを本分とする報道機関にしてこのありさまである▼会話はまず耳で聞き、それをまねて話すことの繰り返しで身についていくものだ。間違った発音を子どものころから聞かされ続けていては日本人が英語を話せないのも無理はないのかもしれない。(白鳥記者)
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昭和伊南病院救急救命センター10床案受け入れへ
駒ケ根市の昭和伊南病院救急救命センターの認定返上問題で伊南行政組合議会は30日開いた全員協議会で「現在の30床を10床に縮小する」とする県の提案を受け入れることを了承した。6月6日に伊南4市町村の代表者と病院関係者らが県庁を訪れ、正式に受け入れを返答する。県は厚生労働省と協議の上、9月に可否を決定。問題がなければ10月に10床で稼動を始める。
中原正純組合長は経緯について説明し「基本的に県の案を受け入れることとして前向きに受け止めたい」として議会の理解を求めた。議員から「縮小による影響は」「今後の対応は」などの質問が出たのに対し病院側は「現在も30床がいつもいっぱいというわけではないので実質的な影響は少ないのでは」「国からの補助金は半分程度になると思われる」などと回答した。 -
伊南行政組合議会第3回定例会
伊南行政組合議会は30日、第3回定例会を開き「伊南行政組合職員の勤務時間および休暇等に関する条例の一部を改正する条例」など条例案2件と、06年度昭和伊南総合病院事業会計補正予算案1件の計3件を可決して閉会した。宮田村議会の議会構成変更のため議員4人が交代したことにより、正副議長の改選、常任委員の選任などが行われた。指名推薦により議長に鈴木信さん(中川村議会)、副議長に野村利夫さん(飯島町議会)が選出された。
新議員は次の皆さん(カッコ内は所属委員会)。
小林茂(消防衛生委員会委員長、議会運営委員)牧田茂成(保健福祉委員会、議会運営委員会)小田切敏明(消防衛生委員会)松田英俊(保健福祉委員会) -
市政モニター会議
市政に対する市民の生の意見を聞こうと駒ケ根市は30日、06年度の市政モニター会議の第1回を市役所で開いた。応募した8人に対し、中原正純市長が一人ひとりに委嘱状を手渡した=写真。モニターらは自己紹介した後、早速市長らにAED(自動体外式除細動器)の配備状況や市報の紙面などについて質問や意見を述べていた。質疑後はふれあいセンター、駒ケ根浄化センターなどを次々に訪れて見学し、赤穂学校給食センターで昼食を取った。
会議は来年3月までにさらに2回程度開かれる予定。市政モニター制度は市民の意見や要望などを市政に反映させるため、市が1971年から実施している。
モニターは次の皆さん(任期1年)。
上島薫子(北割一)小林由美子(上穂町)渋谷恵美(東伊那)中城忠(北割一)中野啓次郎(上穂町)野村裕範(町二)森智幸(上穂町)湯澤実和(永見山) -
駒ケ根勤労協が寄付
05年5月に解散した駒ケ根市勤労者協議会(宮崎利幸会長)は29日、駒ケ根市社会福祉協議会(竹内正寛会長)を訪れ「福祉と教育に役立ててほしい」と竹内会長に10万円を手渡した=写真。竹内会長は「尊い真心。大切に使う」と礼を述べた。
勤労協は1962年の結成以来、労働者の福祉のためにメーデー、勤労感謝祭などの活動を行ってきたが、加盟労働組合の脱会などにより活動ができない状況となったことから05年5月に解散を決めた。解散に当たり、伊南地区メーデー実行委員会と統合した会計の中から寄付金を支出した。 -
伊那市の伊那インター駐車場 7月から有料化
伊那市は7月から、伊那インター駐車場の利用を無料から有料に切り替える。6月1日から拡幅・舗装などの工事に入るため、1カ月間、閉鎖する。
駐車場は96年、中央道高速バス利用者用に伊那インター西側に設けた。しかし、高速バスを利用しない人が自動車を止め、利用者が使えなかったり、自動車が放置されたりする状況があり、有料化にして利用者の利便や健全な利用を図ることにした。事業費は1200万円。
駐車場は現駐車場の敷地面積1300平方メートルに、隣の私有地1500平方メートルを借り受けて拡張。普通車100台ほどの駐車スペースを確保する。
7月からの利用料金は1日500円で、24時間以降1日単位で300円が加算される。管理運営は駐車場運営会社に移管する予定。
工事期間中、駐車場の利用はできず、市は南箕輪村の駐車場や、駅前再開発ビル「いなっせ」駐車場などの活用を促している。 -
地域おこしなどをねらったアマランサス生産事業開始
栄養価が高く、観賞用としても注目を集める植物・アマランサスの生産・商品化を通して地域おこしをしよう竏窒ニ、伊那商工会議所のビジネスプラン創業塾で「起業チャンピオン賞」を受賞した伊那市の山岸深雪さんと、共に事業に取り組む2人が30日、伊那市東春近の畑約20アールにアマランサスの種をまき付けた=写真。今後は、アマランサスを使った食品などを商品化する検討をしていく予定で、花の盛りとなる8月下旬縲・月上旬には、見学イベントをしたいとしている。
地域おこしと、障害者が生きがい持って働くことができる職場を確保することを目的とした事業。1年の準備期間を経て、今年本格始動となった。生産にかかわる作業は、知的障害者や認知症のお年寄りなどが主体的に取り組み、製品の加工・販売によって得た収入は、作業に参加した日数に応じて参加者それぞれに支払っていく。
種まきは、市内の共同作業所の利用者が参加。アマランサスの種が埋め込まれた紐(ひも)を、等間隔で畑の中に埋め込んだ。紐は水に融けて自然に還元する材質で、信州大学などでも今年度導入しているという。
ほかにも、近くの畑10アールに野菜を育てており、こちらは生産者自らが対面販売していくことも考えている。
現在は作業に参加してくれる人やボランティアを募集中。山岸さんは「関心のある人はぜひ参加してほしい」と呼びかけている。 -
JA上伊那の代表理事組合長に宮下勝義さんが就任
任期満了に伴い29日付で役付役員が退任した上伊那農業協同組合(JA上伊那)は30日、理事会を開き、駒ヶ根市中沢の宮下勝義氏(65)を、新しい代表理事組合長として承認した=写真。
宮下組合長は「環境変化にスピーディーに対応できる組織作りに挑戦し、組合員の期待にこたえられるようにしていきたい」として(1)国の新しい方針に対応した担い手、集落営農組織づくり(2)安心、安全に配慮した販売、生産強化(3)女性のJA事業参加促進竏窒ネどに取り組む方針を明らかにした。
宮下組合長は1959年に中沢農協に就職。その8年後、長野県経済連に就職し、関連会社の社長職を務めた01年、退職した。03年5月にJA上伊那の理事に就任し、1期3年を務めた。
任期は3年後の総代会まで。
そのほかの役付役員は次の通り(敬称略)。
◇役付理事▼代表理事専務理事=三澤芳秀▼常務理事=瀬戸義成、春日州一、下島公平
◇役付監事▼代表幹事=小澤國秀▼副代表幹事=牧田弘▼常務監事=白鳥洋司 -
アンサンブルで中原健太郎さんの作品展
知的障害者が働きながら生活する伊那市西箕輪の通所授産施設「アンサンブル伊那」のカフェで6月1日から、木曽養護学校2年の中原健太郎さん(16)が作品展を開く。ち密なラインと豊かな色彩で描く独創的な風景画は、障害者のための芸術作品展「第7回エイブルアートアワード」で最優秀賞を受賞するなど、注目を集めている。作品展は、ドイツ、ベニスなど、欧州の風景を中心とした18点。新作3点も並ぶ。
風景写真を独自の構図でとらえ、作品に起こす中原さんは、油性マーカーと水彩絵の具で独自の風景画を描き上げる。絵に重ねる色は、母・津々子さんが作っている。
2歳ころから描くことには親しんでいるが、風景画に関心を持つようになったのは小学校4年生ころ。現在は津々子さんが選んだ写真の中から、気に入ったものを自身で選び、作品に起こしている。青色やオレンジ色を基調とした建物などが並ぶ欧州の風景が多いという。
津々子さんは「線と色の持ち味を見て、その国へ行ったように感覚で見てもらえれば」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後9時。30日まで(日、月曜日は定休)。 -
大泉地区社協「日の出会」お手玉づくり
南箕輪村大泉地区社会福祉協議会の「日の出会」は27日、お手玉づくりを西部地区館で楽しんだ。
日の出会は地域のだれでも参加できる集まり。毎月1回、花見や出前講座、小学生との交流会、お茶飲み会、料理講習会などをしている。
今回は手芸でお手玉を作った。参加者のうち女性たちは、慣れた手つきで布を縫い、小豆を中に入れてお手玉を作り上げた。
中川村社会福祉協議会の職員で、レクリエーションワーカーの米山喜明さんが、お手玉を使ったレクリエーションを紹介した。視界から離して両手を左右に伸ばした状態でお手玉を投げて取るなどの遊びにも挑戦。昔遊んだ経験のある人が多く、器用にお手玉を投げたり取ったりして楽しんでいた。 -
上伊那郡保育協会総集会
上伊那郡保育協会の06年度総集会・部門別研究会は27日、南箕輪村の村民センターであった。6町村の保育士ら約300人が集い、事業計画などを承認し、講演や研究会で学びあった。
本年度事業計画は、必要に応じて開く事務研究会、園長会、年4回の主任保育士会と部門別研究会、専門委員研究会など。講演、講習会、調査研究にも取り組む。予算総額は162万3千円。
上伊那郡町村会の解散に伴い郡保育協会が自主運営となって最初の総集会。古畑康子会長は、「会員の大切な学びの場として会を大切に育ててほしい」とあいさつ。「子どもの尊い命が失われる社会に憤りを感じる。子どもの世界は狭くなり禁止と管理に囲まれている。私たちにできることは安心して遊べる場所、空間を作ること。保育士は社会から大切な宝を預かっている。保育園でいろいろ経験し、友と成長できるよう温かな目で見守り、温かな笑顔で包んであげたい」と話した。 -
箕輪町
山本恵子さん
父親の死から10年。「不妄語戒 父 山田海淳の歩んだ道」を自費出版した。「父のために何か残したい。父が懸命に生きたことを伝えたい」との強い思いを抱き筆を執った。
山田海淳さんは1909(明治42)年、松本市生まれ。代用教員として教べんを取るが、円乗寺住職の坂本上人との出会いから僧侶になる。円乗寺で弟子として約10年、その後1939(昭和14)年に独立し日蓮宗教会所の住職に。47年に寺に昇格し現在の塩尻市宗賀忍尚山大乗寺となり、住職として50余年、寺の発展に尽くした人だったという。
3人姉妹の長女。父親が96年に86歳で亡くなるまでの3年近くを一緒に暮らし、最期を看とった。
亡くなる4日前まで毎日書いていたという父親の日記や記録。熱が何度あった-など病状までも刻銘に記され、「亡くなった当時は手にすることができなかった」。2003年に母親が他界するまで日記は開けられなかったという。
「母は人が訪ねてきたときに父の思い出を語っていたけど、母も亡くなり語る人がいなくなってしまった。日記や記録もこのままだと眠ったままになる。寺を出て箕輪に来たので、私しか書く人はいない、どうしても書いておかないといけないと思ったんです」
日記や記録を読みながら、記憶をたどりながらの執筆。初の経験だった。自身の葬式の段取りまですべて整えて最期を迎えた父の死、説話、寺の歴史、寺の生活、後継者問題、母のことなど10章にわたって書き綴った。
原稿は夫の勝さんがワープロで清書。妹2人にも原稿を見てもらい、修正を加えるなどして書き上げ、父親の座右の銘「不妄語戒(うそ、いつわりを言わない)」を本の題名にした。
「自分の絵手紙を入れてほんわかとしたものにしたかった」。絵手紙歴は14年。挿絵として使うのに絵手紙の文字が邪魔なのでは-という周囲の意見で悩んだが、「絵手紙を抜いたら私の本ではなくなってしまう気がして…」。ここ1年半ほど日記のように書き続けた絵手紙の中から、選びに選んだ39点を掲載した。
看病をしながら身内がなくなる寸前のどうしようもないむなしさに襲われていたとき、絵手紙の友から「先のことはどうでもいい。今日一日だけ一生懸命やればいい」という内容の手紙をもらった。「辛くて辛くて消え入りそうだった。今日を精一杯やればいい。それだけを考えていた」。そんなときに出てきた言葉「今日一日だけ」をホウズキに書き添えた絵手紙も載せた。
「父は、ばかがいくつもつくくらい正直で、それを貫き通した人だった。何でもできて頼れる、子煩悩で温かい人。冗談も言っておもしろいことも話したけど、間違ったことは一つも言わず、まっすぐな人だった」
父親の歩んだ道を語り継ごうと書いた100冊の本は、親戚や親しい人、檀家に配った。「皆さんとても喜んでくれた。涙を流して読んだ、感激したと言ってくれただけでやったかいがありました」。本を読み、わざわざお参りに来てくれた人もいたという。
「執筆は父の本だけです」。人生で最初で最後の本。大切な宝物に触れるようにページをめくった。(村上裕子) -
箕輪町浄化槽維持管理組合総会
箕輪町浄化槽維持管理組合はこのほど、06年度定期総会を社会福祉総合センターで開き、規約改正、事業計画案などを承認した。役員改選で組合長に徳武定喜さん=大出=を選出した。
05年度末に上伊那浄化槽維持管理組合連合会が解散したことに伴う規約改正は、郡連合会の文字を削除し、「社団法人長野県浄化槽協会」に改正した。
06年度事業計画は、6縲・月の町内浄化槽一斉点検、法定点検実施の推進、広報啓発活動、研修視察、新規設置者対象の浄化槽講習会、県浄化槽協会事業への参加など。郡連合会解散による町事業内容の検討もする。予算総額は118万7千円。支出には新たに啓発のためのパンフレット購入費も盛り込んだ。
06、07年度役員は次の皆さん。
▽組合長=徳武定喜▽副組合長=高井文夫、吉沢満智子▽会計=松沢幸利▽幹事=新村清孝、向山利昭、住田昭、田中武教、有賀博行、若林博、柴直人、小池守、野本利江、新井・ス、横田正明▽監事=小林昌一、唐沢美喜男 -
大萱保育園園児サツマイモ苗植え
伊那市西箕輪の大萱保育園(伊藤正子園長)の年長児と年中児60人が30日、近くの畑でサツマイモの苗植えを体験した。
食事の片寄りが全国的に問題視されていることを受け、幼少のころから食べることの意義を知る機会とするとともに、収穫や食べる喜びを体感する狙い。これまでは園内の花壇で作業していたが、近くの樹木によって日光がさえぎられたことなどから不作だったため、今年は年中児に孫がいる農家から畑の一部を借りた。
園児たちは職員から「苗は横に寝かせて」などと教わりながら、友達と協力して作業。手で土を掘って「大きなイモになってね」と願いながら50本の苗を植えた。
収穫は天候などにもよるが、11月初旬ころを予定し、焼きいもやさつま汁にして食べるという。 -
第41回駒ケ根市バドミントン選手権大会
第41回駒ケ根市バドミントン選手権大会が28日、社会体育館であった。一般男子ダブルス、同シングルス、40歳以上男子シングルス、一般女子ダブルス、同シングルス、40歳以上女子ダブルス、同シングルスの7部門に95人が出場、110試合で熱戦を展開した=写真。
結果は次の通り
▽一般男子ダブルス・優勝=春日浩隆・池ケ谷豊(フェニックス)(2)麦島則和・北山智教(フェニックス・空さわぎ)(3)武居政典・津金敬樹(フェニックス・メイエンジェルス)▽一般男子シングルス・優勝=平林貴志(フェニックス)(2)長尾賢史(3)酒井聡史(以上メイエンジェルス)▽40歳以上男子シングルス・優勝=鈴木啓治(LBC)(2)麦島則和(フェニックス)(3)松下弘充(メイエンジェルス)▽一般女子ダブルス・優勝=萩原直子・清水絵美(フェニックス)(2)加藤俊子・山岸祐子(ヤングミセス)(3)谷坂初江・大西響(メイエンジェルス)▽一般女子シングルス・優勝=萩原直子(2)清水絵美(以上フェニックス)(3)山岸祐子(ヤングミセス)▽40歳以上女子ダブルス・優勝=松崎美和子・西永秀子(市役所・(メイエンジェルス)(2)山崎泰子・中村節子(北割2区・LBC)(3)岩崎千織・吉沢由美子(ヤングミセス)▽40歳以上女子シングルス・優勝=加藤俊子(ヤングミセス)(2)谷坂初江(メイエンジェルス)(3)吉沢由美子(ヤングミセス) -
祇園祭に向け始動
あばれみこしで有名な宮田村津島神社の祇園祭を運営する祭典委員会組織が決まり、28日夜、同神社社務所であばれみこしを仕切る「2年祭典委員」と、祇園囃子の屋台巡行を手掛ける「1年祭典委員」の合同会議があった。
会には両委員合わせて25人が出席、それぞれ当日(7月15日宵祭、16日本祭)までの準備計画を固めた。
2年祭典委員会は▽6月3日から「おんたけやま」の練習▽7月2日=みこしロープ張り、1・2年合同中間慰労会▽9日=みこし奉仕者との顔合わせ、Tシャツ・パンツ配布▽14日=サカキ配布▽15日=宵祭、大人みこし▽16日=神事、なおらい-など。
1年祭典委員会は▽6月11日=参加者集計、Tシャツデザイン検討▽7月1日から=屋台おどり練習▽2日=灯篭と市松修理、1・2年合同中間慰労会▽7日=PTAとの子どもみこし編成最終確認▽7月8日=Tシャツ、灯篭、丸扇配布▽8日=まつり全体会議▽14日=屋台用杉の葉切り▽15日=宵祭
また、会議に先立ち、祇園囃子の初練習もあり、小学生から高校生まで約50人が参加。祇園囃子の長老から、横笛や鉦、太鼓、鼓などの手ほどきを受け、「のぎすだれ」「越後獅子」「あげは」「華囃子」など4曲を練習した。