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箕輪町水田農業推進協議会
箕輪町水田農業推進協議会は24日、町役場で開き、06年度産米の町の生産目標数量を前年度並の2791トンに決定した。
生産数量の配分は06年度2505トンで、05年度の2736トンより231トンの減だが、地域間調整数量や加工用米生産予定数量などの対策で286トンを加え、最終的に2791トンとする。
05年度水稲作付け実施水田面積の目標達成率は98・91%。限度面積(加工米含む)は4万3802・6アール、実施面積(同)は4万3327アールで、差引面積はマイナス475・6アールだった。 -
保健補導員連合会総会
駒ケ根市は23日、06年の第1回保健補導員連合会総会と研修会を市役所で開いた。保健補導員約120人が出席し、05年の事業・会計報告、06年の事業計画・予算案を承認したほか、会長に中原左知代さん=北割二=を選出した。総会に先立って新任の補導員の代表3人に原寛恒助役から委嘱状が手渡された=写真。原寛恒助役は「長野県の長寿は住民主体の組織である保健補導員制度によって支えられてきた。今年も積極的な健康づくりの呼び掛けをお願いしたい」とあいさつした。
総会後、元国保連合会の保健師関清子さんの講演「住民の健康づくりは保健補導員の手で」が行われた。
選出された役員は次の皆さん。
▽会長=中原左知代(北割二)▽副会長=鈴木光子(上赤須)北原千恵子(永見山)▽書記=小池真利子(東伊那)▽会計=寺澤久美子(町三) -
逮捕術訓練
逮捕の技能を向上させようと駒ケ根警察署は全署員約60人を対象にした逮捕術訓練を27日まで行っている。道場に集まった署員らは指導に当たる駒ケ根駅前交番の岩島哲也巡査部長の掛け声に合わせて、素手や警棒を使っての実戦的な身のこなしの訓練を繰り返し行い、身につけた技にさらに磨きをかけている=写真。署員には27日までに一人2回以上の参加が義務付けられている。
大日向明次長は「最近は犯罪者が警官を攻撃してくる場合も多い。その際に相手に与えるダメージを最小限にしながら取り押さえられるよう技能を高めるのが訓練の狙い」と話している。
逮捕術は柔道、空手、剣道などの特徴を生かした警察独特の技。警察署対抗の大会なども行われている。 -
伊那市西箕輪
松岡みどりさん雌雄2匹の獅子が共に舞う「羽広の獅子舞」は、400年の歴史を持ち、地元の男たちが継承してきた。その男たちに混じって紅一点、3年前からお囃子の笛を吹いている。
◇ ◇
東京都出身。もともと好きだった植物のことを神奈川県の大学で学んだ後、植物に携わる職に就いた。その中で樹木への関心が強くなり「どうせ学ぶなら自然が豊かなところで」と、信州大学農学部に編入。その時から羽広に下宿するようになる。
はじめは獅子舞があることも知らなかった。しかし、時々笛の音が聞こえてきた。「なんだろう」と、畑作りのアドバイスなどをしてくれる近所の男性にそれとなく尋ねた。「その時に質問した三ツ橋さん(屋号)は、獅子舞のお囃子をしている人で『練習だけで本番には出られないかもしれない。男ばっかりだけどやってみるか』と誘ってくれたんです」。
◇ ◇
出身地には伝統的なものがあまり残っていなかったため、地域に根ざしたものへのあこがれが強かった。地域に密着した生活を送ろう竏秩B伊那へ来て決意した。南アルプスを縦走したり、諏訪太鼓を習ったり。自分の畑でカブを栽培し、「羽広かぶ」のつけ方を大家さんに習ったりもした。
「なんでそんなに必死になってきたかって今になって思うと、私は地域の風景の一部になりたかったのかなって。地元との関わりを通して、地元風景の中にいる自分を確認していたんだと思うんです」 -
【特集 権兵衛開通】15万7千人の苦闘(2)
98年10月着工した伊那側からの工事は、1年後の99年10月、トンネル掘削の最先端である切り羽の大崩落に見舞われた。砕けた粘板岩が水とともに噴出した。幸い人身事故にはならなかったが、2カ月半の間、工事停止に追い込まれた。
「坑口からわずか310メートルの所。全長4・5キロのトンネルは普通3年位で掘れる。1年間でこれしか進めなかったことが工事の難しさを示している」と石原幸宏飯田国道事務所建設監督官は語る。
事態は深刻だった。粘板岩の硬い地層で地下水も多くないという予測の下に、トンネル本坑を直接掘り進む工事を始めたが、これでは手も足も出ないことが厳然と突きつけられたのだ。
急きょ、トンネル施工法検討委員会が設立され、水抜き坑掘削を先導させる方式に、工事計画自体を変えた。異例の事態だった。
水抜き坑とは、本坑に並行して、常に少し前を掘り進める径の小さな水抜き用トンネルのこと。先に水抜き坑を掘れば、出水地帯では水の流れが変り、本坑が掘りやすくなるという。
本坑の掘削方法自体も変えた。本坑は、掘削機ジャンボドリルで掘り進めたら、1メートル間隔でH鋼をはめ込み、その間に金網をかぶせてコンクリートを吹き付けるナトム工法で掘り進められていた。
だが、掘削工事の最先端部分の壁面が崩れやすいことから、フォアパイという支えになるような特殊の資材を、掘り進む岩盤の前方上部に先に埋め込んでいく補助工法も取り入れた。
一般にトンネル工事では、鏡ボルトという崩落防止用資材を先に埋め込んで、それごと岩盤を掘削する工法が用いられている。掘り進んだらH鋼をはめ込み、そのH鋼から放射状にロックボルトという岩盤強化のための資材が埋め込まれる。だが、あまりに崩れやすい地質だったがゆえに、さらにフォアパイ工法を付加したというわけだ。
だが、中央アルプスは、人々の前になお立ちはだかった。(続く)=毛賀沢明宏= -
一般質問対面方式の採用を大筋で確認
6月定例会ころの実施に向けて調整へ宮田村議会は25日に全員協議会を開き、定例会一般質問で議員と理事者らが向き合って質疑する「対面方式」の採用を大筋で確認。議会運営協議会は細部を煮詰め、6月定例会ころの導入に向けて調整を図ることになった。
対面方式を導入した場合、通告していた内容を一括で質疑する従来の形式も変更。項目ごと、3回まで質疑できる。将来的には一問一答で行ないたい考えも持っている。
一部議員からは形にこだわるよりも質問の中味を問う意見もあったが、多くの議員は「対面方式、項目ごとの質問のほうが、傍聴者にとっても分かりやすい」と判断。質問の質的向上も図れると考え、対面方式に大半が合意した。
山浦議長は「議員全員合意のうえでやらなければならない事項。慎重に進めたい。(議場施設の変更もあり)3月議会は難しいが、早くて6月議会で実施できれば」と話した。 -
外国人企業研修生の派遣機関担当者が来村
宮田村商工会が実施している外国人企業研修生受け入れ事業で24、25日、研修生を送り出している中国・大連市の派遣機関担当者が来村。同村内の受け入れ企業と懇談し、研修生の仕事ぶりなども視察した。
2001年から同事業は始まり、大連市の若者を受け入れ。既に7人が3年間の研修課程を修了して帰国し、現在は精密、機械、縫製など9企業で52人が研修に励んでいる。
受け入れ企業は派遣機関の陳岩さんを温かく出迎えて、昼食をとりながら協力関係を深めあった。 -
丸水・伊那営業所など7カ所 刑事責任の追及で家宅捜索
食品卸の丸水長野県水(長野市)の畜産事業部伊那営業所(伊那市・閉鎖済み)で昨年、社員が豪州産牛肉を県産と偽って出荷していた問題で、県警生活安全部と伊那署は25日、不正競争防止違反(虚偽表示、譲渡)の疑いで、伊那営業所や長野市の本社、松本畜産センター(塩尻市)などの関係7カ所を家宅捜索した。
県警は、県が提出した調査結果を参考にするなどして家宅捜索を検討。卸先の小売店や飲食店らに産地を誤って認識させたのは違法行為に当たる可能性があると判断、刑事責任を追及するための強制捜査に踏み切った。
この日は、捜査員約100人が午前8時から9時にかけて、家宅捜索をはじめ、売り上げ伝票や関係帳簿などを押収したとみられる。
問題は農水省の抜き打ち検査で、店頭で買った肉をDNA鑑定したところ、昨年12月に発覚。県農政部によると、伊那営業所の担当者(副長)が04年12月ごろから、パック加工した豪州産牛肉を県産と偽表示して、少なくとも約516キロを販売していた。
これまでの調べで、伊那営業所は豪州産と山梨県産の牛肉を、県産と偽装した疑いが持たれている。担当者は県の調べに対して、「国産牛の細切れ肉の脂身が多いとの小売店からのクレームを受け、脂身の少ない豪州産を県産と偽って卸した」と説明している。
県警は、社員の単独犯行なのか、他の事業所でも偽装していたのか、本社からの指示があったのかなどの可能性を追及。関係書類や、関係者の事情聴取などの捜査を進める。 -
教育委員長が村議会で初の施政方針演説へ
宮田村議会3月定例会で、春日親夫教育委員長が施政方針演説する運びになった。村長以外の演説は同村議会史上初めてといい、県内でも珍しい。
園児や児童、生徒を取り巻く環境、教育問題は急激に変化しており、今後の宮田教育のあり方について意見を聞きたいと、山浦正弘議長が招聘(しょうへい)した。春日委員長も快諾しているという。
昨年、下水内郡栄村議会で教育委員長が施政方針演説して話題になったが、県内で首長以外が演説する例はあまりない。
山浦議長は「知らないことが聞けたと、栄村でも住民の反響が大きかったと聞く。個人的にも特区や英語教育などの考え方を聞きたい」と話している。 -
権兵衛トンネル通行証明書を発行
国道361号権兵衛峠・姥神峠トンネル開削促進規制同盟会は2月4日、木曽と伊那を結ぶ権兵衛トンネルの開通に合わせ、通行証明書を発行する。木曽側・伊那側で各20人で、配布方法は調整中。
証明書はB5サイズ。「伊那地域と木曽地域の新たな夜明けとなる権兵衛トンネルを通行したことを証します」と記される。通行した順に1縲・0の番号がふられ、それぞれトンネル出入り口の写真を載せた。
伊那側は、記念品として市のイメージキャラクター「イーナちゃん」グッズも渡す。 -
旧庁舎跡地の広場・駐車場 愛称を募集
伊那市は2月1縲・0日、多目的広場と駐車場として整備を進めている旧庁舎跡地の愛称を募集する。「中心市街地にある広場としてふさわしく、親しまれる愛称を」と呼びかけている。
市報「いな」2月号や学校などを通じて広報し、作品を募る。応募資格に制限はなく、1人で複数の応募ができる。
希望者は愛称のほか、住所、氏名、電話番号など必要事項を記入して、市役所総務課庶務係に申し込む。
応募作品は、市役所内の選考会で決め、市報やホームページなどで発表。作品の採用者、優秀作品者には記念品を贈る。
旧庁舎は、通り町1丁目の小沢川南側(面積2300平方メートル)。木製デッキを使用したステージ、駐車場、公衆トイレなどを設ける。環境に配慮したソーラー式の照明を取り付けたり、潤いのある広場となるよう植栽したりする。総事業費は約8千万円。
問い合わせは、庶務係(TEL78・4111内線411)へ。 -
南箕輪村議会臨時会
一般会計補正予算を可決南箕輪村議会臨時会は25日開き、05年度一般会計補正予算案を可決した。
補正予算は、歳入歳出に各1094万6千円を追加し、予算総額を46億3397万7千円とする。歳入は国庫負担金、県負担金など。
歳出の主なものは、強い農業づくり交付金72万5千円。原油価格の高騰対策で、施設園芸に交付金を活用。清花園のハウス13棟に循環扇30基を取りつける。
自主防災組織支援事業補助金23万4千円。資機材整備の費用で1区に20万円と1戸当たり300円の助成。村内全12区の自主防災組織のうち、本年度は4地区が整備。購入品は、伝達・避難誘導・初期消火・救出救護・資機材の目的別に各組織の実情に応じてトランシーバー、ヘルメット、医療セット、コンロ、発電機などそろえている。 -
みのわ祭り検討委員会第2回
箕輪町の祭りを考える、みのわ祭り検討委員会(桑沢昭一委員長)は23日、第2回会議を町役場で開き、実行委員会を早い時期に立ち上げ、特に若い世代の意見を取り入れていきたい-とする考えをまとめた。
昨年12月の第1回委員会で、祭り開催を前提に今後祭りの方法を検討する方針を決定。今回、祭りの主体、区テント、会場などを協議した。
委員会の意見では、祭りの主体は行政、商工会、JA、各種サークルの代表など。実行委員会は例年5月に立ち上げるが時期を早め、各層の意見、特に若い世代の意見を集める。会場はバイパス、時期は夏で昨年と同じ。
会場に設置する区のテントについては、設営や料理準備などの大変さなどから配慮を求める区の意見もあり検討したが、「踊りの後の休憩場でもある」「炎天下では無理」などの理由から「テントは必要」との声が多く、継続する方向になった。 -
シルバー人材センター箕輪地区
料理・健康管理教室シルバー人材センター箕輪地区は23日、「料理・健康管理教室」を町産業会館で開いた。皆で調理した料理を味わい、健康に暮らすための食生活について知識を深めた。
家事援助のための簡単な料理を覚え、健康管理を学ぶ冬恒例の教室。会員28人が参加した。
料理教室は会員で料理研究家の伊藤昇さんが講師を務めた。献立は「三色玉子」「イカのうに焼き」「つくねのゴボウ巻きあんかけ」の3品盛、「にぎり寿し」「タイの吉野汁」。参加者はゆで卵を裏ごしたり、つくねのとり肉を練り込んだりと、分担して調理に取り組んだ。
伊藤さんは、「つくねはとり肉だけでなく、イワシや高級なものではタイなどいろいろできる。作り方を覚えて、家で応用してほしい」と話していた。 -
風船遊劇団ゴンベエワールド
新作 風船のオニ風船遊劇団ゴンベエワールドのゴンベエさんの新作「オニ」が完成した。愛きょうのある風船のオニは、南箕輪村の図書館に届けるという。
節分があるのでオニを作ってみよう-と、スケッチを描き、いかにオニの雰囲気を出すか構想を練った。苦労したのは、目と天然パーマのような頭。最初の2つはオニらしくならず、完成までに50縲・0本の風船を使ったという。
試作の末に完成した黄色い髪と飛び出た目玉。太い眉毛も特徴。赤オニのほか青オニもある。ゴンベエさんは、「思ったよりもよくできた。自信作」と話している。
オニは、ゴンベエワールドのホームページでも見ることができる。 -
箕輪町公民館の年賀状展
箕輪町公民館恒例の新春年賀状展は2月10日まで、町文化センター展示コーナーで開いている。パソコンで作った年賀状が主流だが、手書きのもの、絵手紙や押し花など個性豊かな年賀状がそろい、関心を集めている。
手元にある今年の年賀状の中から優れた作品と思われるものを募集。55人から486枚の応募があり、同じ年賀状を除いた425枚を展示した。
今年の干支(えと)にちなみペットの犬の写真、犬の絵、犬の文字などの年賀状のほか、写真や絵画など自分の作品、切り絵、絵手紙、押し花などさまざま。「十二支年賀状」と題し干支を描いた12年分の年賀状を額に入れたものもある。 -
箕輪ダムの貯水率、過去最低
伊那市や箕輪町など上伊那5市町村へ上水道や農業用水を供給している箕輪ダムの貯水量が、過去最低を記録した。
25日現在の水位は7・3メートル。有効貯水量380万トンの約53%しかなく、過去最低だった02年の57%を下回った。今後まったく雨の降らない状態が続けば、103日で利用可能な水が底をつくと予測している。
ダムは昨年7月に、常時満水位だったが、9、10、11月は例年よりも台風などが少なく、平年の半分程度しか雨が降らなかった。冬季に入ってからは寒波が続いた影響で流入する水が減少。さらに、北信と異なりこの地域は雪が少ないため、このままの天候が続けば雪解け時の回復も期待が薄い。伊那建設事務所の担当者は「これまでになく今後の動向に予測がつかない状況」と話す。
昨年11月ころから状況を見守ってきた同建設事務所は、利水者団体に情報提供するなどして、早期の対策を促している。また今後は、ホームページなどで、一般にも広く情報提供をしていく。 -
上農定時制、県教委と推進委に要望書を提出
上伊那農業高校同窓会定時制部会とPTAは24日、第3通学区高校改革プラン推進委員会の委員と県教育委員会に対して、要望書を提出した。
要望書は郵送した。箕輪工業高校の跡地に設置される多部制・単位制高校が現在の夜間定時制の代替となることが保障されるまで、上農定時制を存続させることを求めている。
上農定時制は、22日に県教育委員会と第3推進委の上伊那の委員と話し合いをして、統合時期の見合わせを訴えた。その中で第3推進委の池上昭雄委員長は、付記事項に統合時期を見計らう内容を盛り込むことへの必要性を認めている。今回は他の委員たちにも広く理解を得るため、要望書を提出した。 -
かるた・百人一首「はい」素早い攻防
高遠町の高遠北小学校で24日、恒例かるた・百人一首大会があり、全校児童が楽しんだ。
日本の伝統文化に親しもうと、国語の授業の一環。低学年がかるた、高学年が百人一首に挑み、学年関係なく4人ずつで競った。
年明けから授業を通してかるたや百人一首をしてきた児童たちは、「句がほとんど頭の中に入っている」(担当教諭)。低・高学年いずれも、児童たちは体を前に乗り出し、札をにらみつけては、句が読まれた直後に「はい」と大きな声で素早く取り合った。
何枚とれたか児童一人ひとりに記録賞が渡され、各自が前年の記録を参考に自己評価。2年の女子児童(8)は「いっぱい取れたよ」と喜んでいた。 -
シルバー人材センター会員調理通して食生活&健康管理学ぶ
伊那広域シルバー人材センターの高遠・長谷地区会員を対象とした健康教室が24日、高遠町の保健センターであった。約40人が参加し、調理実習と講演会で健康管理について学んだ。
調理実習は、高齢者の食事介助要請に対応する狙いもある。高血圧予防に減塩するなど「栄養バランスを考え、身近にある材料で」をコンセプトに、「豆腐バーグのきのこあんかけ」「いもだんご汁」など3品に挑戦した。
調理することが少ないという男性会員たちは、栄養士や女性会員らからアドバイスを受けながら、慣れない手つきで野菜を切ったりした。完成した料理を前に「よくできたと思うよ」と出来栄えに満足していた。
西高遠の男性会員(74)は「普段は料理をしないから慣れないことで難しかったが、これまで以上に健康を考えるいい機会になった」と話していた。
実習後は、長谷村国保美和診療所の清水正之副所長の講演に耳を傾けた。 -
地区活動に関する懇談会
飯島町は23日夜、文化館で地区活動に関する懇談会を開いた。区長や地区公民館長、町、教委など関係者13人が出席し、地区活動の現状と課題のほか、新たな自治組織や指定管理者制度の導入などの課題について意見交換した=写真。
はじめに、教委が地区活動・公民館活動に関する検討会の意見集約を報告。昨年8月2日縲・月27日まで全体会全5回、地区公民館全5回検討してきたが、結論が出ず、意見のまとめとして、(1)地区公民館方式(配置専従方式・派遣方式)(2)中央公民館方式(現状の体制で支援)-両論併記した。
検討経過を受けた基本的考え方として、中央公民館は5館並列を基本にしながら、社会教育主事は地域の実情、ニーズにより地区公民館事業を積極的に支援する。地区公民館の事業実施は、現行地区選出役員体制で行い、地区公民館長の任期を2年とする-とした。
また「協働のまちづくり」を進めるための組織「新たな自治組織」については、出席者からは「現行組織のほかに、新たに組織をつくると、負担増になる」「具体的に形が見えてこない」など懸念の声が上がった。 -
初の保健部長会
環境美化を推進し、生活環境の向上、自然環境の保全を進める中川村の保健部長会の初会議が17日夜、中川村集落センターであった。
開会で曽我村長は「上伊那広域では中川村が1番ごみの排出量が少なく、分別状態も良好だが、気をゆるめず、一層の減量化、リサイクル化の推進を」と述べ、各部長の協力を求めた。
この後、部長らは住民税課生活環境係から、ごみの分別・収集・運搬・処分の現状や、06年度ごみ収集計画、びん・缶・蛍光灯など分別収集、ごみ袋購入チケット枚数変更、野焼きの禁止などについて説明を受け、理解を深めた。
中川村の04年度可燃ごみ処理量は収集336・5トン、直接搬入6・7トン、事業系63・9トン。金属類4・6トン、ガラス類19トン、びん29・9トン、容器包装プラ63・1トン、ペットボトル6・7トン。 -
飯島中学校で入学説明会
飯島町の飯島中学校(竹沢代蔵校長)で23日、4月入学の新1年生の保護者を対象に入学準備の説明会を開いた。会に先だって、入学前に授業や学校を知っておこうと保護者が授業参観もした。
説明会では竹沢校長はチンパンジーのアイとその息子アユムの天才振りや、オオカミに育てられたカマラとアマラを紹介し、環境や教育の大切さを強調した後「中学に入学すると、環境が大きく変わるので、わが子の様子をしっかり見守り、気になることがあったら担任に相談してほしい。中学生活の3年間は一生の土台をつくる時、食生活にも気を配り、充実した中学生活を」と呼び掛けた。
引き続き、心の準備や部活動、生活のきまり、みなり、通学のきまりなど生活全般について説明があった。
このほか、制服や辞典、運動着など1年次に購入する学用品などにも触れた。 -
正しい禁煙指導学ぶ
伊那市の伊那北地域活性化センター・きたっせで21日、児童・生徒の禁煙教育に関わる関係者の研修会があった。市内の小中学校教諭や市民など約60人が参加し、正しい禁煙指導のあり方などについて学んだ。市健康推進課、市教育委員会学校教育課の主催。
市は本年度から学校PTAや教員などを対象とした研修会を実施。昨年8月に引き続き2回目の今回は、青少年禁煙等健康問題研究所の小林賢二代表の「なぜ、今たばこが問題なのか」と題した講演で、タバコに含まれる有害物質の作用や、主流煙と副流の違いなどについて学習した。
小林さんは「タバコを吸ってガンになったのか?90歳でも元気な人は多い」と切り出すと、「なぜタバコを吸うのか、ただニコチンを摂取するだけのことではない。問題を一つ一つ考えて解決しなければ」と参加者に呼びかけた。
ニコチンの有害性については、ミミズを使った実験で証明。検体を入れたシャーレの中に、ニコチンが溶け出た水を注ぐと、2竏・倍に細長く変化した。小林さんは「人間の血管も細くなり、血液の流れを悪くする。血圧が上がることは、心臓病になりやすい」と注意を促した。 -
傷害の3少年書類送検
24日、駒ケ根署は05年10月に駒ケ根市内で男子高校生に集団で暴行を加えた疑いで少年3人の書類を地検伊那支部に送った。
同署の調べによると3人はいずれも駒ケ根市のアルバイトと無職の17歳と16歳の少年で、05年10月25日午後3時55分ごろ、駒ケ根市内の路上で友達数人と歩いていた男子高校生(当時16)に嘲笑されたと憤慨し、頭や顔などを殴ったり、腹部をけるなどの暴行を加え、全治7日間のけがを負わせた疑い。 -
バスケットボール女子日本公式戦伊那市で
バスケットボール女子日本リーグの公式戦「第7回Wリーグ伊那大会」が22日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であり、山梨県の「甲府クィーンビーズ」と愛知県の「アイシン・エイ・ダブリュウィングス」が熱戦を繰り広げた。
甲府クィーンビーズは、上伊那の小中高生を対象とした技術講習会を例年開催しており、その縁で一昨年に引き続き、本年も上伊那での大会開催が実現した。
アイシンは第1クオーターで24対9とクィーンビーズを大きく突き放した。続く第2は、クィーンビーズが22対19でアイシンを抑えたが、3、4クオーターは、アイシンがリード。最終的にはアイシンが89得点をあげ、65得点のクィーンビーズに勝利した。
89得点中31得点をあげたアイシンの・ス口典子は、全日本のキャプテンも務めたオリンピック経験者。慶山真弓、栗原綾子といった強豪も、今回の勝利を支えた。 -
高遠国立少年自然の家でふれあいフェスティバル
国立信州高遠少年自然の家で22日、「冬の高遠ふれあいフェスティバル」があり、200人を超える家族連れなどが、スノーシューやそば打ちなどを楽しんだ。
体験などを通して子どもの健全育成を支援する活動を助成する「子どもゆめ基金」の採択事業で、今年初めての試み。そりすべり、歩くスキーなど、雪を生かした活動に加え、もちつき、そば打ち、木工や籐(とう)細工などの創作イベントを多数準備。県内を中心に、県外からも申し込みがあり、定員を超える人が集まった。
参加者は、それぞれ好きなイベントに参加。今季から国少で取り組み始めた「スノーシュー」は、昔、雪の中を歩く時に使った「かんじき」の海外版で、雪の中の自然観察などに役立つため、近年注目を集めている。この日は、約50人がスノーシューを体験。ある親子は、雪の下にある長い霜柱を発見し「すごい」と驚き、冬の自然を楽しんでいた。 -
アースデイピクニックINA・2006を5月に開催
4月22日の「アースデイ(地球の日)」にちなみ5月14日、「アースデイピクニックINA06」が、伊那市西春近の伊那スキーリゾートである。
世界的に波及しているアースデイの前後には「それぞれの立場で地球のためにできること」をするイベントを展開。県内でも長野市、松本市などで住民有志が活動している。
アースデイINAは「新市の誕生に伴い、住民、企業、行政の3者が協力したまちづくりにつながれば」と住民有志らが企画した。「大自然豊かな伊那谷・新伊那市のまちづくり」と「多文化共生社会の実現」の2つのテーマを設けている。最初のテーマは、さまざまな分野でまちづくりに取り組む人(企業)たちに、自然を生かした新市のまちづくりを提案してもらう。また、外国籍児童支援基金「SANTA基金」を支援する音楽ライブやパフォーマンスステージをして、多文化共生社会の実現を目指す。そのほかにもフリーマーケットやゲームコーナーなど、各種イベントを計画する。
現在、新市のまちづくりを提案をしてくれる住民や企業、音楽ライブ・パフォーマンスを披露してくれる出演スタッフ、フリマ出展者を募集している。イベントに協賛する法人や個人、各種団体も募っている。
イベントに関する問い合わせは事務局(TEL090・7288・5509)野溝さんへ。 -
権兵衛開通 救急医療体制一覧を作成
権兵衛開通後の救急医療体制を確認する調整会議の2回目が24日、県木曽合同庁舎であり、伊那・木曽両圏域の広域消防本部・病院などの関係者が集まった。前回議論を踏まえ、伊那中央・昭和伊南・県立木曽の各病院で実施可能な処置・検査項目、救急時の連絡体制などをまとめた一覧を作成し、開通に備えた。
木曽地域の救急医療機関はこれまで木曽病院しかなく、患者の症状によって他の病院への救急搬送が必要でも、約60キロ離れた松本の信大病院か相澤病院に1時間かけて運ぶしかなかった。
トンネル開通後は伊那中央病院までが32キロで38分、昭和伊南病院までが47キロで49分で搬送が可能になることから、懸案だった木曽地域の救急医療体制の整備が進むことになる。
トンネル内の防災設備などについても、改めて確認された。 -
東中入学説明会
駒ケ根市の東中学校(向山健一校長)は23日、06年度入学予定の小学校児童と保護者を対象とした説明会を同校で開いた。参加者らは中学での生活、学習、規則や入学までの準備などについて担当教諭らの詳しい説明を受けたほか、授業参観や給食の試食、制服の採寸なども行った。中学生用の給食を食べた児童らは「小学校より量が多いな」などと明るい笑顔で話しながら、もうすぐ入学する中学への期待を膨らませていた=写真。
東中への入学予定者は中沢小の20人、東伊那小の18人のほか、本来なら赤穂中に入学するはずの赤穂東小、赤穂南小からの希望者5人を加えた計43人。赤穂地区からの入学は、竜東地区のみでは38人しか新入生がないため、現行の1学年2学級を維持できず1学級となることから、市教育委員会が希望者に東中への入学を認める指定学校変更の特例措置を初めて取ったことによるもの。市教委は来年度以降も当面続けていくとしている。