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春の足音 ロウバイ香る
春はすぐそこ?厳しい寒さの中、ロウバイ香る-。
中川村大草の溝口一夫さん宅のロウバイがようやく咲き始めた。ろう細工のような透き通った花は芳香を放ち、道行くの人の足を止めさせる。
溝口さんの話では、毎年暮れにつぼみが膨らみ、迎春の花として、飾っているが、今年は寒さが厳しいせいか、開花は1カ月以上遅れた。
飯田測候所によると、15日の管内の最高気温は18・2度で、4月中旬並みの温かさだった。 -
ロウバイ香る
春はすぐそこ?ロウバイ香る-。
中川村大草の溝口一夫さん宅のロウバイもようやく咲き始めた。ろう細工のような透きとおった花は芳香を放ち、道行くの人の足を止めさせる。
溝口さんの話では、毎年暮れにつぼみが膨らみ、迎春の花として、飾っているが、今年は寒さが厳しいせいか、開花は1ヶ月以上遅れたという。 -
スポ少団員募集
駒ケ根市スポーツ少年団は06年度の団員を募集している。募集は定員になり次第締め切るため、各団では早めの申し込みを呼び掛けている。申し込みは所定の用紙に記入の上、3月17日までに会費1500円を添えて、新規入団希望者は市教育委員会生涯学習課内のスポーツ少年団事務局(TEL83・2111・内線723)へ、継続希望者は各団へ。06年度は新たにホッケー団も加わる。
団員を募集している団は次の通り(カッコ内は募集学年・定員)。
▽剣道(小1縲・・20人)▽柔道(小1縲恍・w・30人)▽少林寺拳法(小3縲恍・w・30人)▽空手(小1縲恍・w・30人)▽バドミントン(小1縲恍・w・20人)▽バレーボール(女子小1縲・、男子小1縲・・30人)▽サッカー(小3縲・・各学年15人)▽バスケットボール(小3縲・・各学年15人)▽少年硬式野球(小3縲怐E人数制限なし)▽新体操(小3縲恍・w・人数制限なし)▽硬式テニス(小4縲恍・w・20人、男子のみ小3縲・▽陸上(小1縲恍・w・人数制限なし)▽陸上長距離(小4縲恪mZ・人数制限なし)▽ホッケー(小3縲・・人数制限なし) -
マルトシにロボットが来る
駒ケ根市のスーパー・マルトシ(小林寿之社長)に18・19日、富士通オートメーションが開発した二足歩行ロボット「HOAP(ホープ)竏・」=写真=がやって来る。多くのセンサーを装備していて人間との会話や握手などの動作が可能という。HOAP竏・は01年発表のHOAP竏・から性能向上の改良を重ね、05年7月に発表。身長60センチ、質量8・8キロで、価格はオープンだが実勢価格は約630万円前後。日本ロボット学会の04年実用化技術賞を受賞している。ロボット技術向上のため研究開発を目的に製作されたが、一般の反響も見てみたい竏窒ニの意向で同店でのデモンストレーションが実現した。スーパーでのデモは全国初という。同社員と小林社長が知人だったことから話がまとまった。
デモの時間は2日間とも午前9時30分、11時、午後1時30分、3時、4時30分、6時からで、いずれも10分間。無料。 -
証明書自動交付機設置から3カ月
上伊那で5台目となる住民票などの証明書自動交付機が駒ケ根市役所1階市民ホールに新たに設置されてから3カ月が経過したが、利用件数は2月14日現在で65件にとどまっている。利用時間は午前7時縲恁゚後8時、土・日曜日を含め365日利用が可能竏窒ニ利便性をうたって11月に稼動を開始したのだが、利用件数は関係者の期待通りには伸びていないようだ。
交付した65件の証明書は住民票、印鑑登録が共に24件と、全体の約75%を占めている。利用者の居住地別では市内43件、飯島町、宮田村などの他市町村が22件と、意外に市内の利用者の比率が低い。
交付機を利用するためには住民基本台帳カードの発行を受けることが必要だが、市内の発行枚数は11月の106枚から約200枚に増えたものの、人口に比べてその絶対数は小さい。市の担当者は、窓口で来庁者に発行を勧めてはいるがカードに対する先入観などから発行をためらうケースもあるのではないかとみて、今後利用を呼び掛けるパンフレットを作成するなど、何らかのアピールをしていきたいとしている。年度切り替えの時期を迎え、住民票や印鑑登録が必要になる機会が増えることにより、カードの発行枚数も増えるものと期待をかけている。住基カードは市民生活課窓口で発行している。 -
みやだ夏祭り開催へ
隔年開催に変わって2度目となる宮田村の「みやだ夏祭り」が、今年も予定通り開催する見通しになった。マンネリ化なども言われてきたが、前回2年前は当時の宮田小児童がよさこいソーランを披露するなど、新たな出し物で盛りあがりもみせた。村などでつくる実行委員会は、各種団体や住民の意見などを取り入れながら、今後内容を煮詰めていく考えだ。
夏祭りは7月の第3日曜日に開き17回目。村中心街を歩行者天国にして踊りを主体にしたイベントで、前回から隔年開催に変わった。
前回は計画段階から住民の意見を聞く懇談会を設けたほか、幅広く参加を呼びかけたことも功を奏して、例年以上の盛りあがり。子どもたちなどの新たな出し物も人気を集め、後押しした格好となった。
実行委員会事務局の村商工観光係は、今年も例年通り開催日を津島神社祇園祭翌日の7月16日に予定。今後は3月に代表者会議、4月に実行委員会を立ち上げて、祭りの内容を固めていく。 -
村長が聴導犬協会の本部施設移転計画を区長会に説明
宮田村の清水靖夫村長は14日、日本聴導犬協会が本部施設を村民会館隣接地へ移転する計画に関して、区長会に経過説明した。村が用地をあっせんして村内に本部が残れるよう配慮したと言及。事業内容などから村民会館の隣接地が適地ともふれ、「福祉などの観点からも進めてきた。村民が応援する形を構築したい」と、地域に理解を求めた。
移転計画は昨年末に明らかになったが、区長会は「新聞報道で初めて知り、事前に地域へ何も知らされていなかった」と村側に説明を求めていた。
この日、村長は「協会が村外に移転地を探していると聞き、村民からは村内に残すべき施設と要望もあった。私としても村内に残ってほしいと話しを進めてきた」と説明。
村民会館隣接地に内定したことについては「数カ所候補を挙げるなかで、使い勝手などを考えたうえで決まった」と語った。
同協会は現在、JR宮田駅前の住宅街に本部があり、聴導犬や多目的補助犬を育成。村民会館隣接地は村土地開発公社から購入、一部賃借し、来年に施設を新築する。
席上、同公社の担当者は、住民説明が後回しになったことを認めながら「周辺で聞き取り調査もしたが、苦情やトラブルもない」と、協会側と交渉を進めてきた経緯を話した。
区長からは「事前に住民に説明があれば、もっとスムーズに話しが進んだと思う」「村の説明などを参考にして、住民意見を聞きたい」と意見があった。 -
地域づくり支援事業新年度も
宮田村は住民の自主的なむらづくりについて15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」を新年度も継続する。村が自立を決め、・ス協働・スを進めようと始めた同事業は3年目を迎えるが、村総務課は積極的な活用を呼びかけている。
同事業は本年度も30の申請があり、簡単な道路施設の補修、環境美化整備などから、地域イベントの活性化などにまで幅広く及んでいる。
新年度も地域のつながりを持った団体を対象に実施し、第1次募集を3月末まで行ない、予算枠が残った場合は第2次募集を5月末まで受け付ける。
問い合わせは役場総務課企画情報係85・3181まで。 -
南箕輪村特別職報酬額
村長、助役、教育長一律5%減額の答申南箕輪村特別職報酬等審議会の安積正一会長は15日、唐木一直村長から諮問のあった06年度の特別職報酬額について、村長、助役、教育長の給料月額は規定額に対し一律5%減額、議員は減額せず現状維持の答申をした。
昨年5月にあった05年度報酬額の答申と同内容。前回は、村長は5%減額の答申を村長判断で10%減額した経緯がある。安積会長は「村長は激務。牽引力として引っ張ってもらうには5%が妥当。ただむやみに数字だけ下げればいいというものではない」とした。
唐木村長は、「答申を尊重はさせていただきたいと思うが、十分検討させていただく」と答えた。
5%減額した場合の給料月額(年額)は、村長68万3050円(1151万8380円)、助役58万450円(978万8220円)、教育長49万4千円(833万400円)。議員の規定額は議長26万9千円(447万780円)、副議長20万3千円(337万3860円)、常任委員長19万4千円(322万4280円)、議員18万3千円(304万1460円)。 -
箕輪町集落営農懇談会始まる
国の農業政策「品目横断的経営安定対策」に対応する農業生産法人の設立に向け、箕輪町営農センター集落営農懇談会が14日夜、町内5カ所で始まった。22日までに計17カ所で開く。町担い手育成総合支援協議会、JA上伊那主催。
品目横断的経営安定対策と町集落営農の将来方向案を説明。将来イメージは、担い手組織として町に1つの「農業生産法人みのわ(仮称)」を設立して経理を一元化し、水田農業を育成する。法人設立の目標は07年1月。
農業生産法人の事業は▽農作業受委託のあっせん・調整▽水稲・大豆・ソバ・野菜などの生産販売▽水田管理委託・農地流動化あっせん▽機械利用調整・ライスセンター刈り取り調整▽会計経理(一元経理事務)-など。
上古田地区の懇談会は20人が参加。「加入した場合のメリット、デメリットの資料がない」「今の国の補助金と保護政策に基づいた話だが保護政策は続くのか」「条件付きでも収支計算書を出してほしい。リスクの説明がないと判断できない」など活発な意見が出た。
今後は、懇談会の意見を基に再調整し、7月から各地区営農組合単位で懇談会を開く予定。 -
大芝高原温泉子ども用回数券販売17日から
南箕輪村開発公社は大芝高原温泉利用者の要望にこたえ、大芝の湯、大芝荘日帰り温泉で利用できる子ども用入場回数券(小学生)の販売を17日から始める。
大芝の湯、大芝荘日帰り温泉は、02年5月のオープン当初から大人用回数券を販売している。1回分がサービスになるため回数券は利用者が多く好評で、親子で訪れる客から、子ども用の回数券が欲しい-という声があった。
子ども(小学生)の入場料は1回300円。回数券は11枚つづり3千円。大人用と同じく1枚サービスになっている。
開発公社では、「親子で回数券で入浴できるようになる。合宿帰りなど子どもたちの団体で回数券を使うのもお得です」と利用を呼びかけている。 -
「お客さんと一緒に成長していきたい」
昨年12月末、伊那市美篶末広に「Ringa(りんが)」をオープンした。今まで培ってきた経験のなかで、自分の理想をカタチにした美容室。「きずな」「循環する」「角がない」などの意味を持つ店名は、「お客さんと互いに認め合える信頼関係をつくりたい」という思いが込められいる。
お客さんを主体とした考え方は機材や薬剤の選び方からもうかがえ、アルカリ成分を除去することでパサつきを抑えるシャンプーを使用するなど、髪が痛むのを軽減してくれるのが魅力。大きな窓から日の光が差し込む店内は、くつろぎのスペースになっている。
◇ ◇
実家の母親、兄が理容師、美容師だったから竏秩B高校卒業後は自然と、美容師の専門学校へ入学した。学校では教科書通りの勉強に退屈感を感じてはいたものの、店でスタッフとして実践を積むなかで、楽しさ(魅力)を知っていったというのが本音だという。
現在の自分を形成しているのは、今まで一緒に働いてきた人たちやお客さんとの出会いなどの経験。ある先輩スタッフからは、指導のなかで基本技術の大切さや仕事に取り組む姿勢などを学んだ。技術を安定させた上で、自分なりの個性を出していけることが今の自分を支えている。
その代わり、指導方法は手厳しかったという。仕事中にお客さんへの意識が散漫になっていたり、課題発表で練習量が認められないときは、すごいけんまくで怒号が飛んだ。言い合いの喧嘩にもなったというが、自分を育ててくれているという気持ちが伝わってきていたという。
「自分から逃げてばかりいるとズルをしようと考えてしまうことを見透かされ、すごく怒られた。お客さんを大切にすることなどの人間的な部分や、技術面でも多くの影響を受けた」
◇ ◇
初めて自分の店を持つことでうまくいかないこともある。しかし、その対策は「来てくれたお客さんに対して、一生懸命やるだけ」という結論にたどり着く。お客さんと一緒に、お店も自分も成長していきたいのだという。
自分の理想を少しづつカタチに作り上げ、次のステップへの地盤を築く目的のため、懸命に働く。自分で期限を設け、大きな目標のなかの小さな目的を少しづつ達成していきたい竏窒ニ、その口調は静かだが、確かな目の輝きを見せている。 -
基本構想審議会に正式諮問
飯島町役場で14日、基本構想審議会(第7回)があり、町は中期総合計画(06-10年)素案を示し、正式に諮問した。答申は21日を予定する。
中期総合計画の施策体系は「まちづくりの将来像」に「みんなでつくる自然豊かなふれあいの町 飯島町」を掲げ、序章、第1章縲・章の8章で構成、序章「これからのまちづくりの重点戦略」には▽協働のまちづくり▽人口増・活性化対策-
を挙げた。
基本目標にかかわる施策は(1)交流の時代の新しい基盤整備を進めるまちづくり(都市計画、消防・防災、河川・治水、道路・交通など)(2)生活の質を高める快適環境のまちづくり(上・下水道、住宅、公園など)(3)共に支え、共に生きる福祉のまちづくり(総合的な保健・医療・福祉など)(4)地域の魅力を生かした産業づくり(農・林・商・工業、観光など)(5)生き生き学び楽しむ生涯学習のまちづくり(生涯学習、学校教育など)(6)地方の時代をともにつくるまちづくり(住民参加、交流活動など)(7)行財政に関する計画(行財政運営、広域行政など)
同審議会は昨年7月に設置、町が示した素々案を各章ごと慎重に審議したほか、重点戦略の「協働のまちづくり」「人口増・活性化対策」については分科会に分かれ、論議を深め、町とともに素案づくりにかかわった。 -
芋焼酎「穆(ぼく)王」の新酒完成祝賀会
04年12月、飯島産の原料を使い、信州初の芋焼酎としてデビューした県業務用酒類販売卸連合会酒販店8社が企画開発した「穆(ぼく)王」の05年新酒(乙種、25度)が完成。14日夜、原料のサツマイモ栽培に取り組んだ「くつろぎ応援団(池上明団長)の完成祝賀会が町内であった。
メンバーや酒販店、醸造元など約30人が参加し、新酒を試飲し、一層磨きが掛かった出来映えを喜んだ。
また、メンバーの1人で画家の、小林市博さん(駒ケ根市)が「大地の恵み」をテーマにデザインしたオリジナルラベルの披露もあった。
池上団長はメンバーひとり一人にネーム入りのオリジナルボトルをプレゼントした後「昨年5月のイモ植えから収穫まで、楽しい思い出ができた。来年も一緒に頑張ろう」とあいさつ。醸造元の喜久水酒造(飯田市)の下沢政弥専務は「信州らしい、さわやかな口当りの焼酎ができた」と報告した。
この後、早速試飲。町内の伊藤信好さん(本郷)は「昨年よりも甘く、香りがいい」。飯田市から参加した前島美奈子さんは「香りもよく、おいしい。草取りは大変だったが、楽しかった」と話していた。
「くつろぎ応援団」は昨年5月、57人で120アールに「黄金センガン」を植え付け。11月に掘り上げ、20トンを収穫した。喜久水酒造が醸造し、原酒換算で5千リットルの芋焼酎が出来上がった。
現在、県内の酒販店8社で販売中、価格は720ミリびんが1350円、1・8リットルびんが2500円。 -
中川村総合計画審議会に後期基本計画を諮問
中川村の曽我村長は14日、役場で、村総合計画審議会(北島文憲委員長)に、村第4次総合計画後期基本計画(案)」を示し諮問した。
後期基本計画(06-09年度)案は、「快適で健やかな暮らしを楽しめるむら」「豊かな自然と風格のある景観を満喫できるむら」「新たなふれあいと躍動を創出するむら」-を基本理念に(1)みんな健やか(2)快適環境(3)彩り文化生活(4)もしもの備え(5)ふるさと実感(6)中川エコ(7)生活パートナー(8)智恵と技術をつなぐ(9)広がる,結い,の和の9プラン(9章)で構成した。
審議初日のこの日は、第1章「みんな健やかプラン」、第2章「快適環境プラン」を審議した。
「みんな健やかプラン」は福祉や保健医療を中心に7節からなり、具体的施策は▽社会福祉協議会の充実、支援の強化▽支援が必要な人に対し、地域での支え合い活動の推進▽子育て支援センター(つどいの広場)の整備▽学童保育の実施▽高齢者の就労の場の確保▽地域包括支援センターの設置▽高齢者を支える仕組みづくり▽医療体制の整備-など。 「快適環境プラン」は住環境や上下水道整備を中心に6節で構成、具体的施策は▽定住促進▽下水道つなぎ込みの促進と効率的な維持管理▽バス輸送の充実▽戸口輸送の充実-などを盛り込んだ。 -
全町にきめ細かく情報発信
高遠町のケーブルテレビ(CATV)整備事業が完了し15日、町総合福祉センターで関係者約50人が出席してしゅん工式があった。
難視聴対策やブロードバンド通信環境の提供、地域情報格差の是正へ、町内全域に光ケーブル網や、光ケーブル網の機器集約施設などを設けた。
町は光ケーブル網や通信機器を、これまで西高遠と勝間をサービスエリアとしていたICT伊那ケーブルテレビジョン(本社・伊那市、向山公人社長)に貸し出し、管理・運営を委託する。式では、伊東義人町長と向山社長が、高遠町地域情報システムの長期安定的な使用に関する基本契約書に調印した。
現在、CATVの加入を希望する各戸への引き込み工事を藤沢、長藤、三義の3地区で進め、3月末を目途に全戸で視聴できるようにする。
伊東町長はあいさつで「合併を前にCATVの整備を終えたことは、地域の未来を担う若者や住民にとって大きな生活の変化。光ケーブル網を活用した町の情報発信などを通して、全国の町に思いを寄せる人がより身近に高遠を感じ、訪れてくれれば」と期待した。
この日、ICTの専用チャンネルで文字放送による行政情報の発信を開始。各課からのお知らせを20秒ごとに繰り返し流す。火災や地震などの災害に関する情報も、町長が認めたものに限って緊急放送する。
3月からは、高遠城址公園、花の丘公園、さくらホテルに設置したウェブカメラの映像も同チャンネルやインターネットを通して流す。 -
児童会役員選挙堂々と立会演説
上伊那の小学校で児童会役員選挙があり、児童たちが熱い演説合戦を繰り広げている。伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、84人)では15日、立ち会い演説会と投票をして、新役員が誕生した。
児童会長に5年生の佐藤修平君と武田さやかさん、副会長に4年生の唐澤恵介君と伊藤夏輝さんが立候補。2縲・年生の投票で、会長は武田さんが当選。副会長は次点の佐藤君と副会長選で当選した唐澤君の2人。伊藤さんは書記に決まった。
武田さんは学校全体や地域とが仲良くなるために「高学年が積極的に低学年にあいさつすることで、あいさつ運動が広がる。そうしたらきっと、地域の人にもあいさつをするようになる」と主張。佐藤君は廊下の通行ルールを守れない人がいることについて、工夫しながら対策を実行したいと公約した。
投票箱は昨年に続き市選挙管理委員会から借りた。伊那西小の選挙管理委員長の田中聖人君は「皆、実際の投票雰囲気が味わえたのでは」と満足。役目を終え安堵(あんど)した。 -
【記者室】むらづくりに提言を
南箕輪村むらづくり委員会は、村の将来像実現のため検討している基本計画案作成の参考にしようと、村民からむらづくりに関する提案を募っている▼これまでに口頭や文書で4件寄せられた。大芝高原の利活用、散歩の奨励、区への未加入世帯の対応、少年議会の開催、経費節減など提案は多岐にわたる。「住民も行政に歩み寄らないといけない。いい機会」「前々から委員の話を聞いて関心を持っていた」と提案者。「自立が決まったので利益を出して村に還元したい」と提案の実現に向け意欲的な人もいる▼むらづくりは村民皆の問題。せっかくの提案の機会が4件だけではもったいない。それぞれが抱いているむらづくりの思いを気軽に提案してはどうだろうか。(村上記者)
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村おこし委員会が梅公園に梅の植栽とせん定作業
村商工会が呼び掛け村民有志でつくる宮田村の村おこし委員会(田中一男委員長)は、12日、新田の梅公園で梅、モミジの植栽とせん定作業をした。
作業にはボランティアを含め8人が参加、重機で植え穴を掘り、培養土を入れ、花梅(赤・ピンク、20年生)6本、モミジ(10年生)5本を植え付け、周りを踏み固め、支柱をした。
この後、地元の造園業、加藤瞳さんの指導で、花がたくさん咲くように、梅のせん定作業に精を出した。
梅公園は昨春、村の活性化になればと、同委員会で手作りで整備、夏には水辺づくりもした。
同委員会では梅が満開になる4月9日に梅の花見会を計画。野点や野ひばりの会の梅おこわ、農産物などの販売が予定されている。 田中委員長は「昨年植栽した梅は、しっかりと根付き、いい花を咲かせてくれた。春には水辺にアヤメなどを植えて、さらに公園を魅力アップさせたい」と話していた。 -
第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会
##(見出し(1))
第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会
##(見出し(2))
女子は辰野クラブと駒ケ根すずらんが、男子は松川町ジュニアが県大会出場
第15回県小学生バレーボール大会上下伊那ブロック大会(県バレーボール協会など主催)が12日、男子8チーム、女子23チームが出場し、中川村社会体育館など3会場に分かれ、熱戦を繰り広げた。
女子優勝の辰野クラブと2位の駒ケ根すずらん、男子優勝の松川町ジュニアバレーボールクラブが3月5日、長野市で開く県大会に駒を進めた。
結果は次の通り
◇男子・優勝=松川町ジュニアバレーボールクラブ(2)辰野クラブ
◇女子・優勝=辰野クラブ(2)駒ケ根すずらん(3)伊賀良クラブ(4)松川町ジュニアバレーボールクラブ -
ママさんサッカー大会に8チーム
宮田村の宮田中学校で12日、第4回TоpStoneママさんサッカー大会があり、8チームが参加し、相互交流を深めながら、競技を楽しんだ。
サッカークラブチームTоpStoneのジュニア選手(幼児縲恍・w生)のお母さんたちが出場し、懸命にボールを追いかけ、ゴールを目指した=写真。
1回戦、2回戦ともPK戦で2対1と辛勝し、決勝でピンクダンヤモンドスリー(3年)を1対0で下したムーンストーンワン(1年)が優勝した。
結果は次の通り
▽優勝=ムーンストーンワン(2)ピンクダイヤモンドスリー(3)パールホワイトセカンド(4)キャッツアイファイブ(5)G・M・D・J -
県出身の青年海外協力隊帰国報告会
駒ケ根市南割の駒ケ根青年海外協力隊訓練所で12日、県出身の青年海外協力隊員の帰国報告会があり、3人が参加の動機や活動内容、現地の様子について発表、隊員ОB、ОG、候補生ら約30人が耳を傾けた。
パラグァイ共和国に小学校教諭として派遣された吉沢薫さん(飯田市、02年度2次隊)は「天災や厳しい寒さもなく、人々の生活はのんびりしている。電気、水道もなく、公教育は普及していない」と現地の様子を紹介「1人で異文化に触れることで、自分の弱さや強さを再発見できた」と振りかえった。
また、日本語教師としてブラジルに派遣された根橋誠さん(03年度日系社会)は「海外の日系人の中で暮らして、日本の良さ、相撲や盆おどりなど伝統行事を楽しさを再認識した」と発表した。
帰国報告の前に、JICAのエッセイコンテストで駒ケ根青年海外協力隊訓練所長賞受賞のアルッガマゲ左諭さんのエッセイの朗読もあった。 -
上伊那岳風会が吟道講習会
詩吟の上伊那岳風会(堀内岳茂会長)は12日、赤穂公民館で、講師に島田岳創さん(諏訪岳風会)を招き、吟道講習会を開き、約180人が受講した。
島田さんは項羽の「四面楚歌」の中の漢詩「力抜山兮気蓋世 時不利騅不逝 騅不逝兮奈何 虞兮虞兮奈若何」を取上げ「わが力は山をも引き抜くほど、気力は世を圧倒するばかり、しかし、時運に見放され、愛馬の騅(すい)も進まない、騅が進まないとて、どうできようか、虞よ虞よおまえをどうしたらいいのだろうか」と通釈した。
続いて、島田さんは1節ずつ吟じ、吟息や高低、余韻など吟技の基本を講習した。
島田さんは40年満州に生まれ、75年諏訪岳風会に入会、全国選抜者吟道大会、優秀吟道大会に県代表として10回出吟、83年全盲になる。詩集、エッセイ集など著書多数。 -
文化団体連絡協議会総会、会則改正
飯島町内文化団体で組織する飯島町文化団体連絡協議会は13日夜、05年度総会を開き、団体代表ら約30人が出席し、役員体制のスリム化、負担金廃止など大幅な会則改正を決めた。
同協議会は「役員選出が各団体の負担になり、団体数の減少、加入団体への負担増を招いている」「非加入団体も文化祭に参加でき、不公平」「文化館の施設を利用する団体と、しない団体のメリットの差が大きい」-などの課題を受け改正を検討した。
主な改正のポイントは▽「会長」「副会長」以外の役員を廃止▽会計、負担金の廃止▽文化祭は役員主導から参加団体主導に転換▽文化団体間のネットワークづくりに重点を置く-とした。
また、総会では役員改選も行い、会長に三石繁さん(飯島ビデオクラブ)、副会長に春日有美さん(南町カルテット)を選び、当面の事業計画に▽いいちゃん文化祭への参加(10月21、22日予定)▽加入団体が協力して行う事業の企画・運営▽文化館エントランスを利用した各団体の展示発表▽全体交流会の研究▽新規会員の加入促進-などを盛り込んだ。 -
授業参観と給食で交流
飯島町の七久保小学校・飯島小学校の6年生の交流会が飯島小学校などで行われ、飯島中学校の授業を参観し、給食で交流を深めたた。
両校の6年生107人は飯島中学校に集合。米山隆司教諭から入学までの心構え、授業内容や部活動、委員会活動、1年間の行事など中学生活全般について説明があった。
この後、仮クラス編成で3クラスに分かれ、担任教諭らの引率で、3年の音楽や1年の国語などの授業を見学し、中学生活に理解を深めた後、飯島小学校に移動。
仮クラスごとに分かれて給食交流。仮3組は家庭科室に陣取り、飯島小学校児童が給食の準備を整え、「いただきます」。児童らはテーブルごと、自己紹介し、「おいしいね」「カレーは好きですか?」などと会話も弾ませ、親ぼくを深めた。
給食の後は綱引で仮クラスの団結を強めた。 -
ミャンマーソバ栽培プロジェクト
麻薬の原料となるケシの栽培で生計を立てるミャンマーの農民にソバの栽培を勧めようと05年7月に設立されたNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会(氏原暉男理事長、事務局・駒ケ根市)は、趣旨に賛同する個人、法人の協会への入会とソバの購入などの支援を広く求めている。
信州大名誉教授の氏原暉男理事長は1996年からミャンマーを訪れ、やせ地でも栽培が可能なソバの試験栽培に着手した。日本・ミャンマー両国とJICA(国際協力機構)の協力もあり、栽培面積は97年の1・8ヘクタールから02年には1600ヘクタールにまで増えたが、ミャンマーの政変などの影響で05年には400ヘクタールに減少した。一連の事態に対する政府などの対応の遅さに業を煮やした氏原さんは自らNPO法人の設立を決意。現地の民間団体とも協力して日本にソバを輸入するなどの活動をしている。
副理事長の松川常夫さんは「ソバの品質は国内産に引けを取らないまでになっている。せっかくソバ栽培を始めた現地の農民がケシ栽培に戻ってしまわないよう、ぜひソバの活用と入会を」と呼び掛けている。
会員の入会金と年会費は個人が3千円・2千円、法人が1万円・1万5千円。問い合わせは同協会事務局(TEL81・0222)へ。 -
【記者室】灯油高値の原因は気象庁のせい
県内の灯油の18リットル店頭売り平均価格は2月6日現在で1393円。昨年同時期は990円前後だったから約4割高だ。石油業界筋の話によると、この高値の原因は気象庁のせいだという▼例年、国内の石油元売各社は長期予報を基に灯油の生産量を決めるが、昨年秋「この冬は暖冬だ」と発表されたことから生産調整を行ったところ、思わぬ厳しい寒さに見舞われたため消費拡大で品薄状態になったのだと…▼芝居なら客席から「金返せ」とやじが飛ぶところだ。大外れするかもしれないものなら発表しなけりゃいいと思うが、それにしても予報を信じて生産計画の根拠にする業界があるとは知らなかった。3月には灯油の価格は下がるはずだというが、それもどうだか…。(白鳥記者)
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箕輪中部小3年生が消防署見学
箕輪町の箕輪中部小学校3年生(103人)は13日、社会見学で箕輪消防署を訪れ、施設内やポンプ車などを見て消防署の仕事を学んだ。
3年生は、社会科の単元「暮らしを守る仕事」で、警察署や消防署について学んでいる。消防署の仕事は生命・身体・財産を守ること、箕輪消防署の職員は29人で日勤が5人、警防係が3交代制で6人から8人が毎日必ず泊まることなどを聞き、署長室、通信室、訓練棟、仮眠室など施設内を見学。タンク車、救助工作車、救急車の装備を見て、乗車体験もした。
空気ボンベを背負って重さに驚いたり、救急車で体内の酸素量を計測してもらったほか、マット型空気ジャッキ、スプレッダーなど初めて見る機材に興味津々だった。
児童は、「自分の家が火事のときまず最初に何をすればいいか」「どうして消防士になろうと思ったのか」など積極的に質問。署員は、火事のときは自分の身の安全を確保してから消火器で早く火を消す-などの説明をし、「119番のいたずら電話や火遊びを絶対にしないように」と話した。 -
ゆとり荘で「ゆ“とりの”オリンピック」
箕輪町のデイサービスセンターゆとり荘は13日、冬季オリンピック・トリノ大会にちなんで「ゆ“とりの”オリンピック」を満喫した。
万国旗を飾って雰囲気を盛り上げた室内に、聖火を手にした職員が入場。利用者の拍手を浴びながら聖火台に点灯した。
ゆ“とりの”オリンピックの競技種目は「スキー」。トリノから戻ったばかりという競技の支度をした“選手”2人が登場。紅白に分かれた利用者がジャンケンし、仲間チームが負けると選手がスキーの板、靴、ゴーグル、手袋などを一つずつ外しTシャツ姿になったら負けという一風変わったスキー野球拳に挑んだ。
温かい室内でしっかり着込んでいる選手が、「暑い。早く脱ぎたいけど、脱いだら負けちゃう」と話して笑いを誘い、ウェアを脱いだ姿に利用者が「涼しそうになったよ」と声を掛けるなど、オリンピックを楽しんだ。 -
みそ加工グループ「味の里工房」総会・講習会
箕輪町の会員制みそ加工グループ「味の里工房」(会員180人、関幹子会長)は13日、05年度総会・講習会を町文化センターで開いた。
本年度は、2月下旬から5月下旬にかけて3700キロ製造し、会員に配った。「みそ加工効率化事業」でコモンズ支援金も受け、かくはん機と、みその袋を密閉する足踏みシーラーを購入した。金額は69万5100円。支援金の補助は購入額の3分の2で44万円。
06年度の製造は2月末ころから始まるが、「かくはん機で作業が省力化できる」と期待を寄せている。
関会長は、「みそ造りの元気が箕輪町の元気、家庭の元気につながる。地域特産ブランド作りで、みそから発展したものができたらいいと思う。グループ活動の中で考えてみてほしい」とあいさつした。
講習会は、仲間の会員が講師役を務め、新聞紙で花の形のコサージュ作りを楽しんだ。