-
長谷保育園児サンタクロースに興味津々
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)で22日、クリスマス会があり、サンタクロースと対面するなどして楽しんだ。
色鮮やかに電飾がともるツリーでクリスマスムードに包まれた会場に、鈴の音とともにサンタが登場すると、待ちかねた園児は「サンタさんだ」と大歓声。
「海の向こうの遠い場所からトナカイのソリに乗ってきたよ」というサンタに興味津々の園児たちは、年齢や好きな食べ物などの質問を投げかけて会話を楽しんだ。
最後にサンタから一人ひとりプレゼントが贈られ、目を輝かせながら喜んでいた。
給食は園児が大好きなカレーピラフなどクリスマス特別献立。おやつの時間にもケーキを食べて、楽しいクリスマスの1日を過ごした。 -
版画カレンダー共同製作・公共施設に贈る
高遠町の小中学校自律学級の児童生徒は22日、共同製作した版画の06年用カレンダーを町内の公共施設に贈った。
カレンダーは月めくりで、横55センチ、縦80センチの大きさ。上半分に、だるま市やさくら祭り、灯ろう祭りなど「合併で町が最後の年のため」(担当教諭)高遠に焦点をあて、季節に合った町の行事を中心に描き、下半分に歴を入れた。
児童生徒10人が月ごとで分担し、デザインを考案。表紙は7色、各月は1、2色を使って色鮮やかにした。110縲・20時間かけて85部を仕上げ「よくできたと思う」と出来栄えに満足していた。
3部を届けた町役場では、伊藤俊規助役は1枚ずつめくり、「色にむらがなくてきれい。庁舎内に飾らせてもらいます」と喜び、「これからも頑張って取り組んでください」と言葉を送った。 -
05年度産水稲市町村別収穫量、上伊那の内訳
関東農政局はこのほど、05年度産水稲市町村別収穫量を発表した。
上伊那全体の収穫量は3万5500トン。県内10広域の中では昨年度同様、松本地域に続く量となった。
市町村別に見ると、昨年度より作付け面積が減少した南箕輪村が、昨年度の収穫量を若干下回ったり、中川村が昨年度と同量だったが、それ以外の市町村は、作付面積の増加に伴い、収穫量もわずかずつ上昇した。
10アール当たり収量は、県平均を10キロほど上回る659キロで、10広域で4番目に多かった。南箕輪村は、全体の収穫量こそ減少したが、10アール当たりの収量は上伊那で最も高く674キロだった。 -
第2回 森の座談会
子どもと読書を考える【下】児童・生徒の国語離れ・読書離れが指摘されている中、伊那谷の子どもの読書とそれを取り巻く状況について、さまざまな立場の人に語り合ってもらった。その2回目。
-
正月の縁起物、ナンテン出荷はじまる
中川村の特産品、ナンテン(南天)の出荷が始まった。実ナンテンは12月中旬、枝ナンテンは下旬以降がピークで、27日までに、美里、南陽、渡場地区から5500本がJAを通じて、関東、関西に出荷される。
ナンテンは「難転」に通じ、枝物は正月の縁起物として生花や門松に、実ナンテン(房)は仏花として用いられる。
南斜面の畑(4アール)でナンテンを栽培する寺沢長五さん(83)=南陽=は「今年は実付きがよく、葉のつやもいい。栽培に手間がかからず、軽作業で高齢者向き。かさばるのが難点」と話していた。 -
名人亭「年越しそばの注文承り」開始
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるそばの家「名人亭」は、今年、年越しそばの注文受け付けている。
本格的に年越しそばの予約を受け付けるのは今年が初めて。これまでは、希望者の要望に応じて予約を受け付けることもあったが、昨年、一昨年は人手が足りず、受け付けてなかった。
今年は、そば打ち名人の会の名人が打ったそばを提供。2人前のそばにつゆ、ゆで方レシピを付けたセットで600円となっている。
名人亭の野溝くに子さんは「予約をとってなかった時も要望はあったが、時間的余裕がなくて希望にそえなかった。今年は200食は大丈夫」と話していた。
名人亭のそばは、のど越しが良いのが特徴。西箕輪産のそば粉を使用し、粉も独自で挽いているため、風味も良いという。
予約の申し込みは25日まで。そばの引き渡しは30日の午後1時縲恁゚後3時、31日の午前9時縲恊ウ午。
問い合わせは名人亭(TEL74・1831)へ。 -
箕輪町消防団第2分団の車両更新
小型動力ポンプ付積載車入魂式箕輪町は20日、町消防団第2分団(富田)の小型動力ポンプ付積載車1台を更新し、箕輪消防署前で入魂式をした。
更新車両は、四輪駆動のディーゼル車。6人定員。小型動力ポンプは46馬力。新しくポンプ昇降装置が装備されているほか、吸管積載装置、筒先積載装置3カ所、ホース収納ボックス、散光式警光灯(スピーカー内蔵)、電子サイレン、アルミはしごがある。購入価格は481万575円。
式後、放水をして参加者にお披露目した。 -
着物寄贈
駒ケ根市中沢の手描き友禅作家前田埜衣(のい)さん(73)は20日、駒ケ根市役所を訪れ、自作の草木染め手描き友禅ろうけつ染訪問着「紅葉(もみじ)盛装」1着を市に寄贈した=写真。作品は04年2月、フランス・パリのカルーゼル・ドゥ・ルーブル「美の解放展」で「創造の自由賞」を受賞した逸品。前田さんは「大変な賞をいただいて、これからどんな絵を描いたらいいか困っているが、欲を出しては良い作品はできない」と話した。中原正純市長は「尊い品をいただき、市民を代表して感謝する。シルクミュージアムに常設展示して将来にわたって大切に保存したい」と礼を述べた。
前田さんは20年前に草木染めの原料を求めて東京から駒ケ根市に移り住んだ。受賞した着物は主催者の懇願に応じ、初めて海外に出品した作品。 -
駒ヶ根市議会 定数6減、「15」に
駒ケ根市議会は12月定例会最終日の21日、議員定数を現在の21から6減の15とする条例改正案を賛成多数で可決するなどして閉会した。
6月に新たに設置した議員定数問題特別委員会(福澤善美委員長・6人)で議論を重ねてきた結果について福澤委員長が「各地の自治体視察の結果や市民の声などを踏まえて委員会で議論し、人口規模なども考慮して定数15が望ましいとの結論に達した」と報告。共産党議員から「経費削減が目的ならまず議員報酬を引き下げるべき」「議員数減は議会のチェック機能の低下をもたらす」「市民の声を十分に反映できない」などの反対討論がなされたが「議員の質を高めることで対応できる」「市民の多くは定数減に否定的でない」などとする賛成意見が多数を占めた。採決の結果は議長を除く20議員のうち賛成17、反対3だった。
新定数15は次回の選挙から適用される。現職の任期は07年4月29日まで。議員定数問題特別委員会は常任委員会の再編成や予算・決算特別委員会設置などの問題について議論するため、現状のまま継続される。
委員会に付託されていた「南田市場土地区画整理事業施行条例および市営住宅条例の一部を改正する条例」など条例案件2、05年度一般会計補正予算など補正予算案件7、「公の施設の指定管理者の指定について」など事件案件8は採決の結果いずれも可決された。
05年度一般会計補正予算案は歳入歳出それぞれに3900万円を追加し、総額143億6469万円とするもの。主な歳出は福祉医療費2千万円、老人保健費860万円など。
「公の施設の指定管理者の指定について」は地方自治法の改正により、文化センター、市民体育館、福祉施設、公園など54件の公共施設の管理を駒ケ根市文化財団、シルバー人材センターや民間企業などの指定管理者に委託するもの。 -
トヨセット立地契約調印
駒ケ根市が同市町四区の北の原工業団地への誘致を進めてきたトヨセット(富岡靖明社長、本社愛知県安城市)との交渉が合意に達し20日、市役所を訪れた富岡社長と中原正純市長が用地売買契約に調印した=写真。富岡社長は「地域と共存共栄を図りたい」と述べた。
同社の工場用地は北の原工業団地の龍水社跡地など延べ3・9ヘクタール。同地については05年7月に市に問い合わせがあり、8月までに交渉はほぼまとまっていたが、同社は進出の条件として敷地3・9ヘクタールの確保を希望。これを受けて市は龍水社の跡地約3ヘクタールに加え、北側の民有地のほか、市と伊南行政組合が管理する伊南聖苑の一部の土地取得に乗り出し、地権者や他町村など関係者に理解を求めてきた。06年5月に造成工事を始め、07年11月ごろに操業を開始する見込み。従業員の現地採用や市内の企業への下請け注文などの波及効果が期待される。
トヨセットはストーブの製造・販売などで知られるトヨトミの子会社。1964年に設立し、TOYOSTEELのブランド名でオフィス家具や鋼製事務机などの製造・販売を手がけている。04年度売上は67億円。従業員数は約200人。 -
亡き父を地域の文化人として供養
伊那市美篶芦沢の矢島太郎さん(79)がこのほど、亡き父親の・武治さん(1900竏・8)が描き残した油絵や素描画などをまとめた「矢島武治画集」をつくった。
「一人の文化人だった。地域の文化史の1ページになればと世に出し、親父(おやじ)の供養になれば」と矢島さん。30冊製本した画集は、父親の知人などに配り、同市立図書館へも寄付した。
矢島武治さんは蚕種業を営むかたわら、県会議員を47年から3期連続で務めた。政治生活を止めた晩年は、趣味で油絵や俳句に取り組んだ。油絵は中信美術展、伊那美術展にも入選する腕前で、周囲からの評価も高かったという。
画集作品は、友人から送られてきた魚、収集していた骨董(こっとう)品の土器や身近な果実、花などの静物画のほか、アトリエから眺めた仙丈ケ岳、西駒ケ岳の風景画など約40点。そのうち半分は、父親の知人に渡っていた作品を借りてきて集めた。
妻との金婚記念日の11月27日に完成。来年は傘寿を迎える矢島さん。「68歳の若さで死んだ親父は、地域のために尽し、晩年は自分のやりたい絵を描いていた。その業績を画集という形で成し遂げてあげたかった」。
さまざまな思いが本に込められている。 -
明るい選挙推進上伊那地区大会
05年度明るい選挙推進上伊那地区大会が21日、伊那市の県伊那文化会館であった。上伊那の選挙管理委員など約200人が参加。若い有権者を代表して箕輪町の倉田明菜さんが、大会宣言文を読み上げ、一層の投票参加を訴えた。県選挙管理委員会など主催。
上伊那は、全国的には投票率が高い地域。9月の衆議院選挙は、前回を4・07ポイント上回る約76%だった。
上伊那地方事務所の牛越徹所長は「有権者の選挙意識向上や期日前投票の影響で、今回の衆院選は全国的にも投票率が上がった。しかし、若年層の投票率は依然として低く、こうした層に対する啓発活動は一層必要」と訴えた。
来年度は、任期満了に伴う県知事選、箕輪町長選、中川村議選、合併に伴う伊那市の市長選と市議選がある。 -
大芝高原音頭アレンジ曲制作プロジェクトチーム会議
南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲を制作するプロジェクトチームの第1回会議が20日夜、役場であった。曲のアレンジを専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討していく。
チームは、大芝高原音頭を老若男女が踊れる曲にするため、曲や振り付けなどの原案を決定し、大芝高原まつり実行委員会の承認を受ける。
メンバーは、実行委員会の6人(ステージ委員会、パレード運営会、民謡踊り運営会)と公募1人の計7人。リーダーに原志津男さん、サブリーダーに柴田多文さんを選んだ。
アレンジ曲は、来年のまつりまでに決定し披露したい考えで、曲調、詩を入れるか入れないか、振り付けを依頼するか-などの項目を検討する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。主に大芝高原まつりで会場内のバックグラウンドミュージックや民謡踊りに使っているが、若い世代があまり踊らないことや、パレード参加者が同じ曲で踊りたいという要望があり、課題となっていた。 -
上伊那高校美術展
第44回上伊那高校美術展が21日、伊那市の県伊那文化会館美術展示ホールで始まった。高校生の若い感性が光る作品に、来場者は関心を寄せている。県教育委員会、県高校文化連盟などの主催。
上伊那の県立と私立の9校が参加し、油絵、水彩、アクリル、墨絵、木版画、模写、ダンボールアート、イラスト、デッサン、シルクスクリーン、切り絵など多彩な作品206点を展示している。
ダンボールアートは、ペンケースや財布、鉛筆、靴、ラグビーボールなどバラエティーに富み、布や革のような質感をも表現している。
会期は23日まで。時間は午前9時から午後5時(最終日午後4時)まで。入場無料。 -
「私のアイデア貯金箱」コンクール表彰
郵便貯金振興会賞受賞
箕輪北小5年林渓一郎君
箕輪西小3年釜谷良美さん日本郵政公社主催の第31回「私のアイデア貯金箱」コンクールの地方審査で、箕輪北小学校5年の林渓一郎君と箕輪西小学校3年の釜谷良美さんが、郵便貯金振興会賞を受賞した。箕輪郵便局の田中幸一局長が20日に北小、21日に西小を訪れ、賞状と副賞を届けた。
林君の作品は「まゆ毛貯金箱」。顔の形で、頭の部分に硬貨を入れると、つながった1本まゆ毛が硬貨の重みで上に動く仕組み。父おやの日曜大工の残りの木材を活用し、まゆ毛は軽くするために紙を使った。「お金を入れると動くように、おもしろいものを作ろうと思った。初めての応募で受賞してびっくりした」と話した。
釜谷さんの作品は「ぶるさげ貯金箱」。吊るすことができる透明な豆腐の空容器を利用。ピンク色のファイルでふたをし、カラーフィルムで色をつけたところに顔を描き、台の棒に貯金箱をぶるさげた。「ケースの中に色をつけるのが大変だったけど、かわいくできた。入賞してすごくびっくりして、うれしかった」と喜んだ。 -
南箕輪村広告事業等推進プロジェクトチーム設置
南箕輪村は20日、新たな財源確保に取り組むため、広告事業等推進プロジェクトチームを庁内に設置した。持続可能な行政運営を目指し、広告事業のあり方、行政財産の目的外使用を調査、検討する。
06年度予算編成方針に新たな財源確保の必要性を挙げていることから、プロジェクトチームを立ち上げた。村長が指名した職員11人で組織。リーダーは助役、サブリーダーは財務課長。
広告事業は、村報や封筒、ホームページなどに広告を掲載し収入を得るもので、事業対象を検討する。
庁舎や学校などの行政財産は目的外の使用ができないが、目的があまり逸脱しない限り申請により目的外使用の許可ができ、条例によって使用料を徴収できる。村は、来年3月議会に条例案の上程を計画する。
次回会議は1月中旬。アイデアを持ち寄り優先順位などを決め、来年4月、「できるところから始めたい」としている。 -
上伊那の回顧4月
▽飯島町の飲食店や旅館の経営者有志でつくる「飯島・さくら(馬)を咲かす会」は1日、各店で馬肉を使った「さくら丼」を一斉に発売した
▽中川村の地域情報交流拠点施設整備事業が完成し、1日、役場でCATV開局式があった
▽箕輪町の「みのわ温泉ながたの湯」の入場者数が2日、150万人を達成
▽駒ケ根市に児童発達支援・訓練施設「つくし園」が開所した
▽伊那市富県に8日、自由保育園「はらぺこ」が開園した。園舎の周りにある山や畑、田んぼでの活動を中心に保育園生活をスタート
▽宮田村商工会が呼びかけ人となって整備を進めた新田区の「梅公園」の一期工事が完成
▽南箕輪村長選で、唐木一直氏が初当選
▽箕輪町商工会は11日、中心市街地活性化に取り組む「箕輪町TMO構想」の実働部門「みのわTMOネットワーク2004」を立ち上げた
▽伊那市の伊那部宿旧井沢家住宅が復元され、一般に公開
▽宮田村の山ぶどうに、ブランデーを加えて醸造した甘口ワイン「信州駒が原ドルチェ」が誕生
▽桜で有名な高遠城址公園の入場者数(有料)が19日、600万人を突破
▽箕輪町の発足50周年記念式典が23日にあり、町民ら500人が節目を祝った
▽中川村長選で、曽我逸郎氏が初当選
▽信州高遠美術館の入場者数が27日、開館13年目で40万人に達した
▽駒ケ根市中沢の大成産業の産業廃棄物処理施設をめぐり、地元住民が操業停止を求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。一審の地裁飯田支部の判決を支持し、業者側の控訴を棄却した -
伊那市のバランスシート
伊那市は21日、財政状況を判断する04年度の普通会計、行政コスト、市全体の各バランスシートを公表した。財務の安定性を図る指標「自己資本比率」は66%とほぼ横ばい傾向にあることが分かった。
普通会計・特別会計(11会計)を合わせた市全体バランスシートでみると、住民一人当たりの資産は286万円、借金は125万円。94年度と比較すると、資産が100万円以上、負債も2倍以上の割合で増えた。下水道関連事業の建設、城南町の市営住宅団地建設などが主な要因。水道事業は生活に欠かすことのできない分野で、今後も負債の割合が高まると予想される。
普通会計は、資産1050億円、負債357億円、一般財源や国県支出金の正味資産693億円。資産は99年度の952億円と比べ、5年間で10・3%の増、負債も8%増となった。負債のほとんどが地方債で、元利償還金の半分ほどが地方交付税で補てんされる。
企業の損益計算書に当たる行政コストの性質別では、人件費が全体の22%を占める。人件費など義務的経費の割合が大きいと柔軟な行政サービスができなくなる心配があるため、低く抑えることが望ましいとする。
収入総額から行政コストなどを差し引いた不足額は6億4千万円。企業では損失になるが、地方自治体では正味資産から減算される。
市は、税収をはじめとする収入の大幅増を見込めないことから、来年3月の高遠町・長谷村との合併を控え、さらに経費節減など事務の効率化、事業の見直しで健全な財政運営ができるように努めていくとしている。 -
きょう冬至
22日は二十四節気の一つ「冬至」で、夜が最も長くなる日。無病息災を祈ってカボチャを食べたり、ゆず湯に入ったりする風習がある。
伊那市のニシザワショッパーズ通り町店は「冬至」に合わせ、出入り口付近にカボチャとユズを並べて売り込み。
買い物客は「もう冬至なんだ。煮物にして食べようかね」と手に取っていた。
冬至ウナギもそろえているという。
飯田測候所によると、22日の日の出は午前6時55分、日の入りは午後4時40分。来年1月16日までの長期予報は平年に比べて晴れの日が多く、気温は低め。 -
「高遠そば」伝承へ
高遠そば組合と町公民館は高遠閣を会場に、今月から来年2月まで全5回の日程で、高遠そば打ち講座を開いている。伝統ある高遠そばを伝承しようと、底辺拡大を狙った初の試み。地域住民22人が、伝承者コースと初心者コースに分かれて体験し、高遠そばの習得を目指している。
2回目の20日は、組合会員の指導で初回に引き続き、そば粉8、つなぎ粉(小麦粉)2の分量で打つ「二八そば」に挑戦。水回し、こね・練り、延し、切りの行程に沿って手際よく作業を進めた。
初心者コースの参加者たちは初回で・スこつ・スをつかんだ人も多く、指導者から「かなり上達している」と評価を受けていた。
高遠そばの特徴の一つ、辛味大根や焼きみそを加えた辛つゆについても学んだ。
年越しそばを自ら打ちたいという山室の男性(61)は「切るのがすごく難しいけど、講座が終わるまでには完ぺきに習得したい」と張りきっている。
4回目以降はそば粉のみを使った十割そばに挑戦する予定。また、伝承者コースの修了者には認定証が交付される。 -
新「伊那市」誕生まで100日公用車にPR用ステッカー
来年3月31日の「新伊那市」発足100日前の21日、伊那市・高遠町・長谷村はそれぞれ公用車にPR用のステッカーを張った。合併まで地域住民に一層の周知を図っていく。
ステッカーには「平成18年3月31日 新『伊那市』誕生 伊那市・高遠町・長谷村」と記している。伊那市は、縦30センチ、横50センチ、白地に文字は青、赤色の2色を使ったデザインで、80枚を各公用車に張りつけた。高遠町は縦22・5センチ、横50センチ、黄色地に文字は青、赤、黒の3色で、20枚を張り、長谷村も20枚で伊那市と同様のデザインを用いている。 -
運営しやすい地域自治組織に再編
高遠町の町内会や集落が、構成世帯の減少、高齢化による役員の選出や組織運営に苦慮している現状を受け、7月から地域自治組織の再編を検討してきた各地区の結果がまとまった。新たな体系は来年1月1日にスタートする。
高遠、長藤、三義、藤沢、河南地区に全83町内会・常会があるが、世帯数の少ない地域では運営が厳しい状況にある。また、町内会・常会のまとまりが区長会や町内連合会、総代会など名称もそれぞれ異なっていた。各地区の役員らが、より運営しやすい組織体制にするために体系の見直しを検討してきた。
高遠地区は区制を導入し、東、西、南、北、中の5区を設置。長藤地区は全体を1区とし、長藤総代会長から区長に名称を変更する。河南地区は戸数が10戸前後の越道と押出の両常会を合併し「越道押出常会」とする。三義、藤沢地区はほぼ従来通り。
新伊那市区長会には高遠地区5人、長藤、三義、藤沢地区からそれぞれ1人、河南地区が4人の計12人が出席する予定。高遠町区長会長は5地区の区長会長の中から選出する。 -
地域ボラで「見守り隊」発足を
長谷村の小中学校、保育園、教育委員会や伊那署などは19日夜、広島県や栃木県で女児殺害事件が相次いで発生したことを受け「不審者対策緊急連絡会」を村小学校で開いた。関係者約30人が集まり、各教育現場の対策状況を報告し、通学路の安全対策と声かけ事案発生時の早期通報の実施などを確認した。
伊那署が発表する管内の声かけ事案12件のうち、長谷村は0件だが、県教育委員会などの呼びかけで、15日以降、同小中学校では、子どもたちの下校時刻に合わせて教員が通学路をパトロール。伊那署も14日以降、下校時の通学路や学校周辺を警戒している。
対策状況は、小中学校が通学路の危険個所等の確認を見直し、安全マップを作製中で、中学校は集団下校時に生徒と一緒に通学路を点検する予定だ。保育園は、園内に不審者が侵入したことを周囲に知らせる緊急通報システムを11月中旬に設置。登園などはマイクロバスが送迎するため、保護者への日常生活における安全管理を重点的に呼びかけている。
生活安全課の西澤忠篤課長は「学校や保護者だけでは子どもの安全を守れないのが現状。地域のボランティアで『見守り隊』を発足してほしい」と呼びかけた。
意見交換では「箕輪町で効果が出ている青色回転灯の導入」「不審者情報を収集し広報する組織の構築」などがあがっていた。 -
クリスマスケーキ用イチゴ出荷最盛期
飯島町七久保道の駅の花の里いいじまのイチゴハウスでは、クリスマスを控え、ケーキ用のイチゴが出荷最盛期を迎えた。
2棟2千平方メートルのハウスでは、糖度の高く、イチゴ狩りに人気がある「章姫」を栽培。真っ赤に熟した実から摘み取り、道の駅の直売コーナーで販売したり、近隣のケーキ店に出荷されている。
同ハウスのイチゴ狩りは来年1月6日からを予定している。 -
第2回 森の座談会
子どもと読書を考える【上】国際的な学力調査で、日本の児童・生徒の国語離れ・読書離れが指摘されている。読書離れの傾向が、子どもの語彙力・読解力のみならず、感受性や論理的思考力、表現力の低下につながることは以前より指摘されており、調査の結果に各界各層から憂慮の念が表明され、その打開の手立てが探られている。
上伊那でも、朝の読書の時間を設けるなど学校現場での努力や、各種ボランティアなども活躍する。さらに04年からは上伊那に書店やスーパーを展開するニシザワが、創業80周年を記念して小中学生の読書感想文コンクールを開始。2回目の05年には、747作品の応募があるなど、読書の拡大に影響を与えている。
では、いったい上伊那の子どもの読書状況はどうなっているか?「本を読む」ことにはどのような魅力と力が秘められているか?竏虫qどもの読書に関係を持つ、さまざまな立場の人に語り合ってもらった。 -
長谷村保育園児もちついて おいしく食べて
長谷村の長谷保育園(北原洋子園長)でこのほど、恒例のもちつき大会があり、園児が交代で楽しんだ。
伊那広域シルバー人材センターの長谷地区会員から提供された白毛もち米4・6キロを使用。園児たちは、保育士に支えられながら一人ひとり順番に、「よいしょ、よいしょ」ときねを振り下ろした。
つきたてのもちは一口サイズに丸め、きな粉やごまをまぶして、口いっぱいにほお張った。 -
骨粗しょう症予防教室コツコツセミナー
南箕輪村は16日、骨粗しょう症予防教室コツコツセミナーを村公民館で開いた。23人が参加し、骨を丈夫にするための運動や食生活を学んだ。
健康づくり事業団の健康運動指導士が、カルシウムの利用に運動が不可欠で、年齢や体力、体の状態に応じてやること、中高年は足腰の負担を少なくすることなどをアドバイス。近い所へは車は控えて歩く、歩くときは大また・速足で腕を後ろへ大きく振る、上りは階段を使うなど、すぐできるデイリーエクササイズを紹介した。
栄養の話と試食では▽規則正しい食生活▽たばこ、アルコールの摂取は控えめに▽吸収のよいカルシウムを摂る▽今日から100ミリグラム多くカルシウムを摂る-など食生活のポイントを学び、「干しえびのさくらご飯」「切干しとニラのハリハリ漬け」「ヨーグルトの白和え」などの料理を試食した。 -
JR宮田駅前周辺の整備活性化に向け、前向きに議論
宮田村で長年懸案となっているJR宮田駅前周辺の整備と活性化について19日夜、村と地権者が初めて懇談した。前向きな意見が多く、一帯の空洞化解消に向けて具体的に動き始めた。
周辺の土地の大半を所有する地権者も出席し、清水靖夫村長らと意見交換した。
双方ともに個人や村単独での事業化は難しいと話したが、国の交付金や民間の活力導入なども視野に入れながら、検討を進めていくことで一致。
地権者だけではなく、地域を幅広く巻き込んだ議論が必要との認識も示し、年明けからは周辺住民にも呼びかけて懇談を継続する。
「現段階で具体的な計画があるわけではないが、地権者と同じテーブルにつけたことは大きな前進」と平沢正典産業建設課長。
地権者のひとりは「駅前は宮田村の顔でもあり、何とかしたいとみんな考えている。今日は前向きな話しができて本当にうれしい」と話した。
同駅前は空き地、空き家が目立ち、防犯、防災上の課題も浮上。村が1993年に住民2000人を対象に実施した調査では、9割ほどが駅前の整備が必要と答えている。
この日の懇談では福祉施設や集積商業施設建設など・ス夢・スも語り合ったが、清水村長は「地元の皆さんが本当に真剣に考えてくれている。ぜひ実現にむけてビジョンを深めたい」と話した。 -
地域包括支援センター運営協議会を設置
宮田村は19日、地域包括支援センター運営協議会を設置。介護保険制度の改正に伴い来春発足する同センターの事業内容をチェックする外部評価機関で、高齢者問題に精通する村内の7人を委員に委嘱した。
同センターは、「要介護」の状態になる前の比較的軽度な「要支援」の高齢者をサポート。宮田村の場合は保健師と主任ケアマネージャーの2人で構成し、予防マネジメントにあたるほか、幅広い相談、助言も行なう。
運営協議会は、センターの公正な運営をチェックするほか、業務を外部委託するケースについて個々に判断する役割も持つ。
委員は保健補導員、ボランティア連絡協議会、介護者代表などで構成。会長には民生児童委員の浦野勝人さんを選んだ。 -
宮田郵便局でそば振る舞い
宮田村の宮田郵便局(中村文昭局長)は20日、来局者に無料でそばを振る舞った。訪れた人たちは、年の瀬の忙しさを一瞬忘れてホット一息。あたたかなそばに舌鼓を打った。
10年以上続く年末の恒例行事で、村内のそば店「「そば蔵」が全面的に協力。約200食を用意した。
近くの主婦がボランティアで調理し、温かいそばを提供。年賀状の投かんや入金などで来局した人たちをもてなした。
「本当にあったまる」とみんな笑顔。子どもたちも「2杯もおかわりしちゃった」と大喜びしていた。
同局ではそば蔵のそば詰め合わせをゆうパックで発売中。問い合わせは同局85・2049まで。