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胸をはって中学生に 小学校でも卒業式
伊那市の東春近小学校で17日、05年度卒業生の卒業証書授与式があった。6年生63人(男子34人、女子29人)が思い出が詰まった学び舎を巣立った。
橋爪伝校長が一人ひとりに卒業証書を手渡し「児童会で取り組んだ全校あいさつ運動では皆の心と心がつながり仲良くなれた。中学校へ行っても心のあいさつ運動を続ければ未来は必ず開ける」とエールを送った。
在校生は「いっぱい遊んでもらえてうれしかった」「全校をまとめてくれた6年生が作り上げたような楽しい学校にしていきたい」などと、言葉を添えて歌をプレゼントした。
卒業生は後輩たちの気持ちに対して「在校生の皆さん心温まるメッセージありがとう。4月からは新6年生を中心によい学校になれるよう頑張って」と感謝した。
卒業生は教諭や在校生らに見送られるなか、胸をはって堂々と退場。式場を出ていく児童たちを見守る保護者のなかには、目頭をハンカチで抑える母親らの姿も多く見られた。 -
県伊那技術専門校で修了式
南箕輪村南原の県伊那技術専門校で17日、本年度修了式があった。木工や木造建築、機械など普通と短期の合わせて7科56人(男45、女11)が半年から2年間で技能を習得し、社会で活躍する。
在校生や職員が見守るなか、石川秀延校長が各科の代表者に修了証書を手渡した。皆勤者13人への賞状授与もあった。
石川校長は「入校当初の目標や情熱を失うことなく知識と技能を身に付けたが、それは生涯を通じて大きな糧となる。常に問題意識をもつ職業人になってほしい」と激励した。
木工科の池田豊さん(29)=箕輪町=が「習得した技能をさらに向上させ、社会に貢献していきたい」と答辞した。
修了生は17歳縲・1歳で平均年齢31・6歳。県内者が38人、県外者が18人で、このうち40人(15日現在)が就職が内定している。 -
高遠町で第109回誕生証書授与式
高遠町の第109回誕生証書授与式がこのほど、町文化センターであり、昨年9月から12月までに生まれた19(男9、女10)人に証書などを贈って、出生を祝った。
伊東義人町長は「少子化のなかで喜ばしいこと。元気な町を目指すためには、明るい子どもたちの笑い声が響くことが大切」とあいさつし、健やかな成長を願った。「元気な子に育ててください」などと保護者に声をかけながら1組ごと記念撮影をし、祝い金や記念品を贈った。
昨年の町の出生人数は48人で、町が若者定住対策を図った「町営住宅の建設効果もあってか」(住民課)、02年から50人前後を保ち、安定してきているという。 -
5月から旭座で記念映画祭
伊那市の旭座は5月下旬縲・月上旬、伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴う新市誕生、伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を祝い、記念映画祭を企画した。「昭和」をテーマに、名作から最新の話題作を取り上げる。
第1弾は「大森林に向かって立つ」(61年制作)「愛と死をみつめて」(64年制作)で、伊那市にゆかりのある作品を選んだ。上映期間は5月20日縲・月2日。
「大森林竏秩vは伊那谷でオールロケーションし、JR伊那市駅前、通り町、三峰川水系などが登場する。伊那の大森林にふらりと流れてきた主人公アキラが山の無法者たちを相手に正義の斗魂を燃やす娯楽アクションで、原木を載せて天竜川の切り立った断崖を突っ走るトラック同士の激突、アキラの伊那節、南アルプスの風光など見どころ満載。出演は小林旭、浅丘ルリ子ら。
「愛と死竏秩vは、東春近出身のジャーナリスト河野実さん著。河野さんと、軟骨肉腫と闘いながら亡くなった大島みち子さんとの3年にわたる往復書簡をもとに、映画化し、大反響を呼んだ作品で、浜田光夫、吉永小百合が主演した。
第2弾は「カーテンコール」(6月3日縲・6日)、第3弾はアンコール上映「ALWAYS竏虫O丁目の夕日」(6月17日縲・月7日)。
旭座では「作品はビデオでも見られるが、映画館の大きなスクリーンで感動と迫力を味わってほしい」と話している。
上映時間はこれから詰める。 -
新イーナちゃんグッズのマウスパッド発売
伊那市は20日、市のイメージキャラクター「イーナちゃん」の新しいグッズとしてマウスパッド2種類を発売する。
デザインは、イーナちゃんを中央に描いたものと、桜などをバックに四季折々のイーナちゃんが集まったもの。大きさは縦18センチ、横22センチ。初回作成分は各1千枚。
19日、市生涯学習センター2階で開いている春の高校駅伝インフォメーションコーナーで先行発売する。
マウスパッドは、シールやきんちゃく、クリアホルダーなどイーナちゃんグッズの12種類目で、市の若手職員を中心に作るプランニングチームの提案を受けて作った。市は「現伊那市として最後のグッズ。増えているパソコン利用者に使っていただきたい」と話している。
販売所は市役所売店、みはらしの湯、羽広荘、みはらしファーム「とれたて市場」の4カ所。1枚400円。 -
ゆめぐりスタンプラリー抽選会で特賞など決まる
上伊那広域連合の「信州伊那路ふるさと・ゆめぐりスタンプラリー」抽選会が17日、伊那市の駅前再開発ビル「いなっせ」であった。特賞をはじめとする当選者が決まった。
スタンプラリーは8回目を数え、徐々に定着。応募数は地元のほか、飯田市、岡谷市、塩尻市、愛知県、静岡県などから1678通(前年比165通増)だった。広報「かみいな」などで地元PRに力を入れたことから、一定の効果があったとみている。今後、権兵衛トンネル開通で、木曽方面からの誘客も検討する。
スタンプラリーは、地域の魅力を生かした温泉や観光施設を郡内外の人にPRし、新たな顧客に結びつける目的。20施設のうち、利用したポイントに応じて5つの賞に応募できる仕組み。
特賞(3本)は完全制覇した人が対象で、賞品は5万円旅行券プラス上伊那特産品。1等4本、2等10本、3等36本、また遊びま賞300本で、宿泊施設1泊2日の宿泊券、イチゴの詰め合わせ、地酒、まつぶさワインなどの賞品をそろえた。
ゆめぐりに関する写真には19点の応募があり、12点を特別賞に選んだ。夏の中央アルプス、中川村飯沼での田植えなどを題材にしたもので、ホームページで紹介される。
来年度は4月8日から開始。早めの応募を促すため、6、9、12月の抽選を新たに加えた季節賞を新設する。 -
箕輪町職員研修報告会
箕輪町は16日、人材育成の一環で職員研修報告会を役場で開いた。海外派遣研修の参加者や県、市町村の交流職員で箕輪町で研修している職員の発表を聞き、研修経験を共有した。
05年11月にヨーロッパ環境問題研修視察に参加した教育課の中村克寛さんは、10日間の日程でドイツ、スイス、フランスを訪問。不燃物処理場、川の再自然化活動、水力発電ミニダム、景観づくり、ごみ処理会社などの視察の様子を写真とともに説明。「日本や箕輪町は環境行政はレベル的に高いと感じた」と話し、今後の方向性と課題に▽循環型社会のシステム構築▽資源のない日本での新エネルギー拡充の必要性▽環境教育と啓蒙活動-を挙げた。
05年度の海外派遣研修者は3人。欧州児童福祉・少子社会対策視察、欧州都市計画・コミュニティづくり調査にも参加している。
県、伊那市、長谷村から交流職員として町で研修している職員は5人。県と町では職員同士や理事者との距離感が違う、箕輪町は職員1人が受け持つ仕事範囲が広い-など感想を話した。 -
【記者室】民謡「御嶽山」を広めるには
南箕輪村公民館は本年度、民謡「御嶽山」講座を初開講した。05年1月に村無形文化財の指定を受けた民謡「御嶽山」を広く村民に知ってもらい、踊る人が増えることを願っての講座で、3人が修了した▼指導した大泉御嶽山保存会によれば、わずか10回の講座で踊りを覚えるのは大変とのことだが、「よく覚えた。立派」と受講者を称えた。修了式で踊り終えた受講者の一人は「御嶽山はとてもいい。なくしたくない」と言った▼村公民館は新年度も講座を計画する。「好きでないとできない」と保存会。歴史ある民謡を絶やすことなく、さらに広めていくことは容易ではない。受講者確保には、単なる募集だけでなく魅力をアピールする機会も必要ではないだろうか。(村上記者)
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適正な食事摂取量を学ぼう
自分の体重にあった適正な食事摂取量を学ぶ教室がこのほど、宮田村老人福祉センターで開かれた。村の健康診断で糖値やコレステロール、体重などで改善が必要とされた人を中心に、11人が参加。会食も楽しみつつ、一人ひとりが食生活を見直した。
村住民福祉課の主催で、本年度4回目。用意されたおでんやポトフなど、実際の料理を皿に盛りながら、どれだけのカロリーがあるかなど確かめた。
天ぷら一つとっても、素揚げとかき揚げでは、全くカロリーなどが違ってくることなどを知り、参加者は驚きの様子。
用意したおかす一つひとつを、ご飯一杯分にして換算する場面もあり、「これじゃ、なんにも食べられん。酒も飲めんなぁ」と話す姿もあった。
それでも熱心に適正な摂取量を確かめ、自分の食生活を再確認。村の担当者は「意識を持つことが大切。食べながら、改善につなげてもらえれば」と話し、用意した料理は参加者全員で楽しく会食した。 -
心ひとつに歌でお別れ
宮田小卒業式
宮田村の宮田小学校は17日、卒業式を開いた。全校が心ひとつに最後の合唱。歌で新たな旅立ちを祝った。
6年間の思い出を振りかえり、声をふりしぼる卒業生97人。全校の仲間や教職員、地域、そして家族に感謝しながら、春からの新たな生活にむけて希望をふくらませた。
在校生は学年ごとに歌を交えて、送る言葉を卒業生にプレゼント。「皆さんの強い心とやさしさをみならい、立派になります」「自分から行動し、協力する姿。僕たちが受け継いでいきます」と祝福した。
野溝和人校長は「つらいことがあっても、必ず解決の糸口はある。小学校で培った心と体と学力で、希望をもって歩んでください」と激励した。 -
飯島町の人事異動
飯島町は17日、4月1日付けの人事異動を内示した。大課制導入と係の統合で異動総員は83人の大規模となった。課長級4人、課長補佐・係長27人、一般職員34人、出向・派遣6人、保育士8人、新規採用1人、退職6人。昇任は課長級ではただ1人、塩沢良和さんが社会福祉協議会事務局次長から局長に昇任、係長級ゼロだった。
組織改革では総務課と企画財政課が統合し、総務課に、住民税務課と保健福祉課が統合し、住民福祉課になり、6課が4課になった。
係では安全対策係が危機管理係に名称変更、企画係まちづくり担当・開発係(1部)などを合わせ、まちづくり推進室を設置。資産税係と民税係を合わせ、税務係と収納対策担当を設けた。
住民係と生活環境係を統合し、住民環境係に、国保医療係と保健予防係を統合し、保健医療係に、福祉係に高齢者係を統合、都市計画係と国土計画係を統合し調査計画係に、水道係に下水道係を統合、教育委員会も5係が学校教育係と生涯学習係の2係にまとめるなど、27係を18係とした。
職員数は人員削減計画により、135人が7人減の128人になった。 -
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会設立
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会の設立総会が17日、伊那市の県伊那合同庁舎であり、会長に伊那市の高橋大八さんを選出した。
賛助会は高齢者の生きがいづくりなどに取り組む同センターの事業に協力する人たちで構成。老人大学の卒業生などが多く参加し、上伊那全域から集まる伊那支部は現在、約600人が所属している。
県が04年に策定した「県出資等外郭団体改革基本方針」に伴い同センターの賛助会伊那支部は、従来は行政が主体的に進めてきた賛助会の企画運営を、会員主体でする新組織に委ねるための準備を昨年11月から進めてきた。県内10広域でも同様の動きが進んでいる。
上伊那地区賛助会は伊那支部の個人賛助会員によって組織し、グループ活動の推進、研修会・講習会の開催、会報の発行などの事業に取り組み、長寿社会開発センターや伊那支部の事業も支援・協力していく。
会員相互の連帯を深めたり、活動グループの活性化を目的とした「賛助会の集い」もあり、ハーモニカや合唱に取り組むグループの発表が、参加者を楽しませた。 -
JA上伊那稲作部会箕輪町支部総会
JA上伊那稲作部会箕輪町支部の定期総会は17日、JA上伊那箕輪町支所であった。06年度事業計画案と収支予算案を承認した。
06年度の主な事業計画は、安全安心・高品質・良食味米生産による「売れる上伊那米づくり」の推進で「JA米」への取り組み、種子更新100%、栽培履歴の記帳推進と100%回収など、新技術の研究と試験展示ほの設置、低コスト・省力化稲作への取り組み(直播)と共同利用施設の有効利用など。新たに部会員名簿も作成する。
丸山平治支部長は、「品質の安定した米が作れるようになったが価格は500円下がり手にするお金は少ない。ブランド米、特色ある米を作らないといけない。今年は、農業集落発展のため水稲耕作者が中心にならないといけない。ただ米を作るだけでなく日本農業のあり方を考えないといけない」とあいさつした。 -
箕輪町公民館長に柴登巳夫さん再任
箕輪町教育委員会は16日の臨時会で、任期満了に伴う町公民館長の選任で、柴登巳夫さん(62)=上古田=を再任した。任期は06年4月1日から08年3月31日までの2年間。
柴さんは臨時会で、「力不足だが一生懸命務めたい。地域の振興は公民館活動からという。知恵とずくを出して頑張ってまいりたい」とあいさつした。 -
女性のためのサッカー教室
上伊那唯一の女性サッカークラブチーム宮田村の「FC宮田レディース」は15日、女性のためのサッカー教室を中越区の屋内運動場で開いた。クラブメンバーが熱心に指導にあたり、初心者がボールの正しい蹴り方などを学ぶ姿も。練習試合も行って、サッカーの醍醐味にふれた。
女性にも気軽にサッカーに親しんでもらおうと、村公民館との共催で今年で7年目。10人ほどの申し込みがあった。
酒井秀康監督や所属する女子選手が指導。基礎のインサイドキックに始まり、ボールを止めるトラップの練習なども繰り返した。
同性に教えてもらう安心感もあり、参加者は楽しみながら実戦にも挑戦。心地良い汗を流して、プレーの楽しさを垣間見ていた。
例年受講者のなかには、FC宮田レディースに入って、本格的に競技を始める人も多いという。
教室は22日午後7時からも開く。問い合わせなどは酒井さん85・5888まで。 -
村が委員会の答申を受けて行革大綱を策定
宮田村行政改革推進委員会(仁科智弘会長)は15日、事務事業再編や職員の定員管理など6項目からなる行革案を清水靖夫村長に答申。村は案に沿い、2009年度まで5年間の行革大綱(集中改革プラン)を策定した。昨年度策定の自立のむらづくりの指針「ステップI」に準拠する部分もあり、職員数は現状105人を2010年度当初に92人に減らすと明示。一方で給与適正化など具体的な目標数値が示されていない部分も多いが、村総務課は「年次ごとの行動計画をつくり、示していく」としている。
事務事業再編では、重点施策である子育て支援にあわせ「子ども室」の新設を明記。
教育委員会総務係と住民福祉課国保児童係の一部業務を統合するもので、07年度に設置する考え。乳幼児から児童、生徒まで窓口を一元化し、包括的に事業推進を図る。
民間委託では、07年度以降に村民会館をはじめとした文化施設のほか、介護予防等拠点施設「なごみ家」、保育園も指定管理者の活用を検討するとした。
公園は地元への管理委託を推進。宮田高原は全部委託か、牧場廃止も含めて今後の検討が必要とした。
職員の定員管理は、新規採用を隔年で各1人とし、退職勧奨年齢を50歳から45歳へ引き下げるよう検討する。
また、自己評価、人事評価制度と、3縲・年程度での人事異動を実施。異動希望願い制度の導入も検討する。
一方で給与の適正化については、現行給与体系や退職手当てなどを「見直す」と表記。
第3セクター見直しについても「経営健全化を求める」など抽象的言い回しとなった。
行革委員会は今後、年度ごとに取り組み状況をチェックする方針。仁科会長は「行革が絵に描いた餅で終わらぬよう、住民参画のむらづくりを見守っていく」と話した。 -
宮田中卒業式
宮田村の宮田中学校は16日、卒業式を開いた。巣立ちの春を迎えた103人は、周囲の支えに感謝し、思い出深き母校をあとにした。
保護者や来賓、在校生らが見守るなか、卒業生代表の丸山沙織さんは「一人では乗り越えられない壁も、仲間の協力で乗り越えられた」とあいさつ。多くの人の支えに感謝し「自己を見ることを心に置き、一歩一歩進んでいきたい」と話した。
2年生の竹村大輝君は在校生を代表して「たくましいチャレンジ精神で、一層魅力ある先輩になって。私たちは皆さんの伝統を受け継いでいきます」と言葉を送った。
新津吉明校長は、かけがいのない自分自身やふるさと、母校を大切にする気持ちを持ち続け「感謝することを忘れないで」と激励。生徒たちの成長した姿に目を細め、卒業証書を手渡した。 -
安楽寺仏教婦人会が寄付
駒ケ根市上穂町区の安楽寺の檀家(だんか)の女性らでつくる安楽寺仏教婦人会(清水喜美子会長、480人)は同会が7日に寺で開いた会員同士のバザー「第4回安楽市」の売上金の一部10万円を市社会福祉に寄付した。16日、清水会長、宮沢賀子福会長のほか、住職夫人の飯田敬子さんがふれあいセンターを訪れ「福祉のために役立てて」と堀勝福事務局長に寄付金を手渡した=写真。堀事務局長は「志に感謝する。市社協の善意銀行に積み立て、福祉事業のために使わせていただく」と礼を述べた。
同会は6年前に第3回安楽市を開いた際にも売上金32万円を市社協に寄付している。 -
駒ケ根市教委が赤穂中生3人を表彰
駒ケ根市教育委員会は16日、各分野で優秀な成績を収めたとして赤穂中学校(諏訪校長)の巣山史織さん(3年)小松原彩香さん(3年)羽鎌田直人さん(1年)の3人に対し表彰状を贈った=写真。巣山さんは自然保護NGOのWWF(世界自然保護基金)が主催する作文コンクール「かけがえのない地球を大切に」に応募した作文「自然と私」が最優秀賞を受賞した。小松原さんは第26回JSCAブロック対抗水泳競技大会(日本スイミングクラブ協会主催)に出場し、50メートルバタフライの13・14歳の部で3位に入賞した。羽鎌田直人さんは第8回JOCジュニアオリンピックカップ大会(日本山岳協会主催)で男子ユースBで2位、総合でも17位に入賞した。3人は「表彰を機に今後もさらに頑張りたい」などとそれぞれ感想を話した。
中原稲雄教育長は「素晴らしい成果。行くべき道に向かってますます精進してほしい」と激励した。 -
赤穂東小児童が社協に寄付
駒ケ根市社会福祉協議会が05年秋に開いたふれあい広場にバザーを出店した赤穂東小学校4年2組(宮入美雪教諭、25人)の児童らは16日、ふれあいセンターを訪れ「困っている人のために使ってください」と売上金の一部約9500円を市社協に寄付した=写真。受け取った堀勝福事務局長は「寄付金は市社協の善意銀行に積み立て、寝たきりのお年寄りや障害のある人たちのために大事に使います。温かい気持ちに感謝します」と礼を述べた。
同クラスはバザーで自作のポップコーンやミサンガ、パチンコなどを販売。売上はクラスの宿泊学習の費用などにも充てた。05年にもスマトラ沖地震の被災者に義援金を送ってユニセフから感謝状を受けている。 -
手作り獅子舞公演力強く 伊那小4年毅組
伊那小学校4年毅組(竹内薫教諭、30人)は16日、市駅前ビルいなっせ多目的広場で、手作り獅子舞公演「毅(き)望の舞」を開いた=写真。友人や保護者、地域住民など約80人以上が集まる前で、児童たちは本年度の学習成果を熱演した。
総合活動で独自の獅子舞作りに取り組む毅組は、昨年夏に「羽広獅子舞」(同市西箕輪)の存在を知り、同10月末の校内音楽会では獅子頭、囃子(はやし)、舞などを創作して初披露。今年1月中旬には同市富県の歌舞劇団・田楽座との交流で、獅子舞の起源や各地に伝わる舞の種類などについて学習を深めた。
公演では自分たちの願いを込めて制作した「友情の舞」「夢叶いの舞」などの5演目を披露。登場した計12頭の獅子頭は耳やあごが動き、それぞれの表情は個性豊か。子どもたちの公演を見に駆けつけた田楽座の女性座員は「いつの間に作ったの」「かっこいい」と演技を驚きの表情で見入っていた。
「福の神の舞」に登場した「百足(むかで)獅子」は、獅子頭の大きさが横80センチ、縦50センチ、奥行30センチのダンボール製。体長も5メートルと大きく、7人の児童が一緒になって操作した息の合った演技に大きな拍手が送られた。
御子柴友海ちゃん(10)は「協力すれば何でもできることが獅子舞づくりを通じて分かった」と感想。今後はもっと多くの市民に毅組の獅子舞を広げていきたいと児童たちは意欲を見せている。 -
後期基本計画を答申
中川村総合計画審議会(北島文憲会長)は16日、役場で村から2月14日付けで諮問があった「中川村第4次総合計画・後期基本計画(06年-09年)」について、意見を付記し答申した。
意見は▽厳しい財政環境の中でも、計画達成のため一層財源確保に努力を▽住民が参加しやすく、住民の声が十分反映できる環境の整備を▽村民と行政が一体になって、各種施策を総合的かつ効率的に推進し、目的が達成できるように努力を-と要望した。
曽我村長は委員の労をねぎらい「これから先の大事な4年間、議会をはじめ村民と一緒に、もっと村がよくなるように頑張りたい」と述べた。
答申を受け、村長が後期基本計画を策定、村議会全員協議会で説明する。
後期基本計画(06-09年度)は、「快適で健やかな暮らしを楽しめるむら」「豊かな自然と風格のある景観を満喫できるむら」「新たなふれあいと躍動を創出するむら」-を基本理念に(1)みんな健やか(2)快適環境(3)彩り文化生活(4)もしもの備え(5)ふるさと実感(6)中川エコ(7)生活パートナー(8)智恵と技術をつなぐ(9)広がる,結い,の和の9プラン(9章)で構成した。
審議会は2月14日から全3回開き、村の諮問案について、第1章から順に、1字1句まで慎重に審議した。 -
卒業記念品は学校の表札
飯島町の飯島小学校6年生71人は卒業記念品として学校名表札を寄贈する。
現在の表札は88年度卒業生が寄贈したもので、長年の風雨にさらされ、「飯島町立飯島小学校」と書かれた字が薄くなったため、新調して記念品として残すことにした。
幅42センチ長さ180センチの木曽ヒノキに大沢教育長が「飯島小学校」と揮毫し、表面処理した。
裏面には学級ごと児童、担任教諭が自分で氏名を記した。
名前を書くに当り、児童らは大沢教育長に氏名の手本を書いてもらい、1週間、真剣に名前の練習をし、表札に書いた。
吉田勝美教諭は「板に書く時は、子どもも私もビリビリするほど緊張した。それぞれ個性のある良い字で書かれている」と話していた。 -
南箕輪村「担い手」育成対策第2回懇談会始まる
南箕輪村「担い手」育成対策の第2回懇談会が15日夜、村内4会場で始まった。村営農センター地域「担い手」育成総合支援協議会は17日までの3日間に全11会場で懇談会を開き、第1回懇談会の意見集約、農業に関する意向調査結果、村の対応策を示し懇談する。
村の対応策は、目指すべき方向に集落営農を挙げ、「楽しい、効率的な低コスト農業を目指す」。新しい集落営農組合「まっくんファーム」のイメージは、06年に集落営農組合を結成し、5年後に地域の合意形成のための非経営法人と実作業をする経営法人の2つの農事組合法人を組織する。
今後は、4月上旬に集落営農組合準備委員会を設置し、準備委員会や集落懇談会を開き、本年秋ころの集落営農組合設立を目指す。
北殿公民館での懇談会では、「効率化を考えるとほ場整備ができないと難しいが、村の場合はそうはいかない」「村にあった先進事例のほ場を見て参考にしたほうがいい」などの意見があった。 -
南箕輪村議会3月定例会閉会
南箕輪村議会3月定例会は16日、委員会に付託していた総額40億6千万円の06年度一般会計予算案、大芝公園等関連施設など指定管理者の指定、条例改正など27議案と意見書提出の発議を可決、議員報酬に関する条例改正の発議を賛成少数で否決し閉会した。
議員報酬は現在5%減額している。発議は議員報酬を06年度に規定の報酬月額から5%減額する内容だが、賛成少数で否決した。
請願・陳情は、出資法の上限金利の引き下げ等「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願書は採択、「公共サービスの安易な民間開放は行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情は不採択だった。
指定管理者の指定、期間は次の通り。
(1)大芝公園等関連施設=村開発公社(2)村民体育館=NPO法人南箕輪わくわくクラブ(3)村社会福祉施設=村社会福祉協議会(4)村シルバーワークセンター=伊那広域シルバー人材センター-。期間はいずれも06年4月1日縲・0年3月31日
▽田畑児童公園、田畑交通公園=田畑区▽神子柴公園=神子柴区▽大泉公園=大泉区▽久保公園=久保区▽北殿駅前公園=北殿区▽南殿親水公園=南殿区-。期間はいずれも06年4月1日縲・6年3月31日 -
箕輪町有形文化財、無量寺の「木造聖観音菩薩立像」「木造地蔵菩薩立像」
町教委が県宝の指定申請へ箕輪町教育委員会は、町有形文化財に指定している北小河内の無量寺所有「木造聖観音菩薩(ぼさつ)立像」と「木造地蔵菩薩立像」の県宝の指定申請をする。16日の町教委臨時会で決定した。
聖観音菩薩立像と地蔵菩薩立像は、無量寺の本尊である国重要文化財「木造阿弥陀(あみだ)如来座像」の脇侍。80年1月29日に町有形文化財に指定、本尊と共に放光殿に安置している。
05年10月17日、県文化財保護審議会委員2人による調査があり、06年1月の町教委定例会で県宝の指定申請について町文化財保護審議会に諮問した。2月24日、申請について無量寺の中川弘道住職や総代、地元区長の同意も得た。
臨時会で、審議会の「県宝にふさわしい物件」と判断し、町教委が県宝の指定申請をすることに「異議ない」との答申を受け、申請することに決した。
聖観音菩薩立像は像高133・4センチ。地蔵菩薩立像は像高129・1センチ。共にヒノキ材、彩色。
調査によると、両像は像高がほぼ同じこと、作風の共通性から、セットとして同時に作られた一具同作で、平安後期12世紀後半ころの制作とみられる。「阿弥陀如来座像」との一具性には若干疑問があるが、三像は同じ平安後期の作に間違いないという。両像は地方作だが平安後期の典型的な作風を示し見応えがあり、「一具の観音・地蔵の数少ない遺例としても貴重」としている。 -
箕輪中卒業生に庄内地区から花束の贈り物
箕輪町と「友好交流推進協定」を結んでいる静岡県浜松市の庄内地区から16日、箕輪中学校3年生に卒業祝いの気持ちを込めた春の香りいっぱいの花束が贈られた。
毎年恒例の花束贈呈。庄内公民館長、庄内地区箕輪町交流協会役員ら8人が、色鮮やかなガーベラと甘い香りを放つフリージアの花束を持って町役場を訪れた。
17日に卒業式がある3年生253人を代表し学年協議会役員3人が花束を受け、副会長の松田翔君(15)が「素晴らしい花束を頂き感激している。心から感謝申し上げる。支えてくださった皆さんの思いを胸に、この花のようなきれいな花を咲かせたい」と礼を述べた。
同協会の中山憲次副会長は「卒業のお祝いに、ささやかだが庄内の花を贈ります。庄内の人の気持ちをお受け取りください」と会長メッセージを伝えた。
平沢豊満町長は「花に庄内の人の気持ち、温かさ、太平洋岸で育ったにおいがたくさん詰まっている。庄内の皆さんの気持ちを中学生一人ひとりが理解し、立派な社会人に育つよう頑張っていきたい」と感謝した。
庄内地区からは22日にも、町内小学校卒業生231人、保育園卒園児252人のために花束が贈られる。 -
巣立ちの時 卒業シーズン
高遠中は町立として最後
小中学校も卒業シーズンを迎えた。高遠町の高遠中学校(原弘幸校長)は17日、69人(男36、女33)の生徒が学びやを巣立った。
在校生や保護者らが見守る中、原校長が卒業証書を手渡し「それぞれ自分で決めて進むこれからの道のりは平たんだけでなく、乗り越えなければならない困難なときが来ると思うが、決してあきらめなければ道は切り開ける」と激励した。
伊東義人町長は市町村合併にふれ「町立としては最後の卒業式。これまで築きあげてきた校風は後輩たちに引き継がれ、新たな歴史とともに発展していく」と、はなむけの言葉を送った。
卒業生代表で藤木真太郎君が答辞。「楽しいことも辛いことも踏まえ、心身ともに成長できた3年間だった。これからはさまざまなことがあると思うが、中学校生活の思い出とともに友人や先生方、家族らの励ましの言葉を思い出し、目標に向けて努力していきたい」とした。
帰り際、卒業生は恩師や友人らと言葉を交わし、思い出の中学に別れを告げた。
この日は、伊那市の春富中、南箕輪村の南箕輪中でもあった。 -
保科正之ドラマ化署名に新宿の民踊連盟1万人分協力
旧高遠藩主・保科正之公のNHK大河ドラマ化実現に向けて署名活動を展開している高遠町に15日、町と友好提携を結ぶ東京都新宿区の民踊連盟が訪れ、1万602人分の署名を届けた。
民踊連盟の田中早苗理事長が町役場の伊東義人町長を訪ね、「夢が実現され、放映が可能になったときには楽しく見させてもらいたい」と手渡した。
伊東町長は協力に感謝し、「人口7千人の町から21万を越える輪が広がった。今後も火を絶やさないように進めていきたい」と述べた。
町は新宿区と提携して今年で20年目を迎えるが、民踊連盟は当初から町の夏祭りに参加している。町が昨夏の祭りの際に、連盟に署名の協力を求めると、連盟は連盟内だけでなく都内の踊り仲間に声をかけるなど広く集めたという。 -
大芝高原音頭アレンジ曲に使う園児らのかけ声録音
南箕輪村の西部保育園で16日、「大芝高原音頭」のアレンジ曲に加える園児たちのかけ声を録音した。
老若男女が踊れ、若者にも受け入れられる飽きのこない曲を目指したアレンジ版は、よさこいソーランをイメージしたアップテンポ調。拍子木、太鼓などの音を加え、オリジナル性も出した。
出来るだけ多くの人にこの曲に携わってほしい竏窒ニの思いから、曲に加えるかけ声には、村民の声を使うこととなり、大芝高原に一番近く、なじみのある西部保育園にも依頼。年長園児22人が参加した。
曲のアレンジを手掛ける岡谷市の総合企画運営会社「サクセス」のメンバーは、「まっくん」の着ぐるみで園児たちの関心を引き付けながら曲をはじめる時の「よっ」というかけ声や「そうりゃ」という合いの手を録音。園児たちもメンバーの楽しい誘導にこたえ、大きなかけ声を返した。
園児のかけ声は21日に録音する一般や小学生のかけ声と合わせてアレンジ版に加える。
曲は3月中に完成させ、4月中旬以降に一般にも公開する。今後は振り付けも検討していく予定。