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小坂氏後援会がきょう新年会
伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属、小沢=の後援会は8日、JA上伊那本所で新年会を開く。小坂氏は、伊那市・高遠町・長谷村の合併で新伊那市発足に伴う市長選挙に出馬表明するものとみられる。
小坂氏は昨年12月、市議会定例会の一般質問に答える形で、後援会の意思決定がされていないとしながら、権兵衛トンネル開通、合併と大きなターニングポイントを迎え「やらざるを得ない」と出馬の意向を明らかにした。1月中に正式表明するとしていた。
新年会には、支持者600人以上が集まる予定。 -
カフェ「ドゥドゥ」がオープン
伊那市西町区にカフェ「ドゥドゥ」がオープンした。アジアの生活雑貨販売に加え、軽食を楽しめるスペースがある。
ベトナムに滞在した経験を持つ宮島洋子さん=荒井区=が経営する。
1階の喫茶では、ベトナムの家庭料理サンドイッチ、チキンカレー、デザート、飲み物を用意。2階に設けた生活雑貨販売は、ベトナム南部の少数民族が日常生活で使う布をはじめ、バッグ、洗濯かごや野菜入れに活用できるかご、陶器、衣類、香など約150点をそろえている。徐々に品数を増やす予定。
また、希望者にはベトナムの情報を提供する。
宮島さんは「さまざまな人がゆっくりとくつろげる店にしたい。アジア諸国のパワーを発信できたら」と話している。
営業時間はおおよそ午前11時半縲恁゚後9時。1カ月間の利用客の状況を見て決める。不定休。
問い合わせは「ドゥドゥ」(TEL78・5650)へ。 -
寒さなんの…元気に素振り
高遠町の高遠少年剣道クラブと長藤剣道クラブは7日、西高遠の鉾持神社で鏡開きをした。少年剣士16人が参加し、お参りと初げいこをして1年間の鍛錬を誓った。
剣士たちは、寒さでかじかんだ手に息を吹きかけながら竹刀を握り、境内に1列に並んで230本の素振りをした。「もっと元気よく」とコーチらに促されると、「いち、に、さん…」と声を張り上げて竹刀を振り下ろしていた。
初げいこ後は、近くの町総合福祉センターでもちをつき、お汁粉にして味わった。
部員の減少により、両クラブは一昨年から合同で練習に励んでいる。剣士たちはそれぞれ本年の大会で好成績を収めることなどを目標に掲げていた。 -
無事故で平和な地域づくりを
高遠地区交通安全協会(春日九一会長)は7日、西高遠の鉾持神社で交通安全祈願祭をした。協会役員、高遠町・長谷村関係者、伊那警察署員ら約50人が出席した。
神事の後、春日会長は県内の昨年の交通事故による死者は前年比24人減の152人で、抑止目標の160人以下を達成した竏窒ニ報告。高遠地区で1人の死者が出たことに対しては、「反省し、年4回の交通安全運動などで、事故防止対策に努めていきたい。死亡事故ゼロを目指し、事故のない平和な地域社会にしたい」として、協力を呼びかけた。
伊那警察署によると、昨年の人身事故発生状況は、高遠町が前年比7件増の20件、死者1人、傷者24人。長谷村が前年比4件減の2件、傷者2人。
直会では、関東管区警察局長連盟表彰、交通栄誉章緑十字銅章の伝達があった。 -
光前寺で偽札
駒ケ根市の光前寺(吉澤道人住職)で1日夜、吉澤住職らが売店の売上金を集計していたところ、中から偽1万円札1枚が見つかった。2日、住職が駒ケ根署に届け出た。
見つかった偽札は旧札の表と裏をそれぞれカラーコピーして貼り合わせてあった。同寺では「(偽札は)よく見れば違いに気がつくが、いつ受け取ったのかは分からない」と話している。
駒ケ根署は6日現在まで届出はほかにないとしている。 -
7日朝は七草がゆ
○…7日朝、無病息災を願って七草がゆを食べる。新年のごちそうで弱った胃をいたわり、七草を食べて栄養バランスを整える昔からの知恵。
伊那市荒井区の加藤スーパーでも「七草がゆセット」を販売=写真。買い求める人は40縲・0代が多く、6、7日に分かれるという。キャベツなど野菜の価格は高めだが、七草は昨年と同じ。
七草はセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)を指す。 -
箕輪町地域防災計画(05年度修正)策定
箕輪町が策定していた町地域防災計画が完成し、05年度修正版の冊子が出来上がった。
町は、地域防災計画を98年に策定。その後、法改正や東海地震防災対策強化地域の指定などがあり、時代に即した計画にしようと04年11月から見直しをしてきた。
計画は、▽風水害対策編▽震災対策編▽その他事故災害対策編▽資料編-に分かれる。計画には、航空災害対策、鉄道災害対策、危険物等災害対策を新たに盛り込み、住民とのワークショップや各課から出された課題なども反映した。
冊子はA4版。各編20部作成。町防災会議の委員や、町と防災協定を結んでいる東京都豊島区などに配る。役場や各区の差し替え用は130部作成した。
今回、町職員向けの「地震災害初動対応マニュアル」も作成。すみやかに初動体制を確立し災害対策活動ができるよう、地震発生時に外部から役場に参集するまでの状況把握や情報伝達、災害対策本部の活動などをまとめている。常時携帯できるようにポケットサイズで300冊作った。 -
イコン展・かくれキリシタンの聖画展
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は「鞠安(まりや)日出子イコン展・写真で巡るかくれキリシタンの聖画展」を2月28日まで開いている。イコン(キリスト教の神や天使、聖人などを描いた絵画)作家鞠安日出子さんが描いた大小の作品約100点と、写真家中城忠さんが撮影した長崎県生月島の隠れキリシタンの聖画などの写真パネル約60点を同時に展示している=写真。
午前9時30分縲恁゚後5時。入館料は大人千円、大・校生800円、小・中学生500円(小・中学生は毎週土曜日無料)。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
出初式8日に
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)は8日午後2時30分に出初式を文化会館で行う。式典に先立って駅北公園で子どもたちと交流後、午後1時40分に分列行進を開始し、すずらん通りで中原正純市長らの観閲を受ける。今年は初の試みとして行進に団員の子供たち約80人が加わり、パレードに花を添える。
表彰を受けるのは次の皆さん。
◇県消防協会長表彰▽退職者感謝状=前副団長・米山弘▽功労章=分団長・松井和彦、副分団長・佐藤和樹、部長・福澤修、井口幸一▽努力章=分団長・堀田良邦、副分団長・福澤智也、部長・久保田博昭、中嶋健作、原浩則▽精績章=副分団長・北原晋也、山本郁勇、田中良英、湯澤英喜、萩原道彦、部長・小松晃、木下直幸▽技術章=分団長・小澤敏樹、下平武史、部長・宮脇勝、福澤源吾▽精勤章=部長・倉田義裕、倉田卓哉、北澤隆、班長・唐澤裕二、久保田仁、山本茂樹、小原健一、三ツ井康成、渋谷克希、亀山剛、戸枝昭人、北澤文彦、平沢勝也、佐野秀一、北原政明、池上耕史、林智久、藤澤俊幸、堀内英樹、下平利博、湯澤曽門、団員・松下栄治、伊藤明穂、藤井茂
◇上伊那消防協会長表彰▽分団優秀章=2分団、3分団▽分団無火災章=1分団▽功労章=班長・春日浩一、松村洋司、春日英樹、団員・井上直、下平徹▽精勤章=班長・気賀澤幸作、大島晴仁、伊藤匡、小原徹史、北原義伸、神崎太一、山田盟、池上仁司、小松賢一、菅沼聡、和田明浩、上山和則、菅沼裕一、下島健一、林芳郎、木下健一、竹村英樹、下島健、伊藤修、福澤正宏、渋谷豊彦、団員・山田一興、吉瀬泰安、宮下伸二
◇駒ケ根市長表彰▽15年勤続章=分団長・河合信明、下平武史、部長・木下直幸、班長・木下雄一、下平昇、団員・所河輝男、北原真一▽10年勤続章=部長・倉田卓哉、班長・春日浩一、北村弥浩、山本茂樹、小林要介、中谷貴宏、伊藤匡、土屋勇治、吉瀬哲郎、池上仁司、平沢勝也、下島篤、小松賢一、菅沼聡、小澤伸一、小出徳一、北原伸一、木下健一、団員・遠山秀明、矢崎貴紀、長野寛隆、村澤秀樹、原孝之、木下正士、山田和男、唐木一樹、桐山大、小澤学、山本哲広、寺平秀樹、下島武志、森和広、吉瀬誠、田村真、木下務、木下優也、下島右文、下平広明、竹村俊文、小林泰徳、滝澤晴章、中村圭司、赤須潤一、福澤直樹、林賢英▽5年勤続章=班長・木村裕希、団員・福澤昌平、小松裕、西澤洋、大嶋健一、小松原浩司、北澤陽一、北林賢司、小原賢、中村浩太、杉山真之介、新井祐治、金村寛一、木下知也、横山渉、吉村良、気賀澤誠、原純也、幸村康弘、中嶋英貴、大前勉、堀内徹也、小松正樹、下村隆幸、戸枝健司、中原誠志、小林哲也、戸枝明洋、田中久詞、竹村友秀、竹村淳、林俊彦、北澤直樹、竹村健一、春日達弥、木下敏、山岸義人、湯澤幸世、森田利貞、今井正志、下平晃純▽永年無火災区=赤穂中割、北割二、小町屋、中山、中曽倉、本曽倉▽1カ年無火災区=南割、赤穂中割、北割二、北割一、小町屋、上赤須、下平、町一、町二、上穂町、吉瀬、永見山、菅沼、下割、中沢中割、上割、中山、中曽倉、本曽倉、原、南入、東伊那▽市長感謝状=トーハツ駒ケ根工場、駒ケ根電化、信濃屋自動車販売(ホンダプリモ駒ケ根)
◇駒ケ根市消防団長表彰▽無火災分団章=1分団、5分団▽操法功労章=班長・佐藤年彦、団員・大嶋健一、小松原浩司、下平新、新山真史、小原誠、雨宮嘉宏、北澤丈夫、小林晃宏、宮澤敏、気賀澤治典、佐々木浩人、馬場由貴、池上弘志、小池勝、竹村健一、竹村大輔、春上聡、福澤勝明、伊藤俊二、森田利貞▽特科勤続章=団員・北林賢司、新井祐治、横山渉、吉村良、小林克彦、下村隆幸、中原誠志、春日達弥 -
長野日本電気 寺澤社長年頭訓話
明けましておめでとう御座います。
産業界は自動車産業と薄型テレビ等デジタル家電の牽引によって活気が出てきております。しかし、電機業界では、各社の業績は斑模様で、かなりのバラツキを呈しており、優勝劣敗が明確になりつつあります。このような環境の中にあっては、開発力・モノづくり力・コスト力・そしてこれらを実現していく優秀な人財等々、総合力に秀でた会社のみが勝ち残っていける時代です。そこで、06年度はこれから述べる諸点に注力していきます。
まず、開発力の強化をしていきます。次に、経営基盤強化のために、是非とも進化させなければならないのが、生産革新です。3つ目が、「自立(独り立ち)と自律」です。勝ち残りそして、発展していく会社というのは、常に自己変革して、環境の変化を先取り出来る会社です。そして、会社の存続と発展は、我社に所属している全ての人達のレベルの高さで決まります。何故かと言いますと、先に述べた全員参加の生産革新は、全員参加の経営改革であるからです。従って、皆さんが生産革新に参画するということは、取りも直さず経営に参加しているということであり、全員が、経営の視点で行動することが必要であると言うことです。その為には、個々人が独り立ちし、そして自律することが大切です。
最後に、皆さんのご健勝とご活躍を心より祈念し、また私達一人ひとりが、自己変革することを確認しあい、年頭の挨拶といたします。 -
宮田小で3学期が始業
伊南地方のトップをきって宮田村の宮田小学校は6日、3学期の始業式を開いた。厳しい冷え込みの朝となったが、子どもたちは書き初めなどの課題を抱えて元気に登校。年末年始の思い出や今年にかける夢を語り合った。
始業式では児童を代表して小田切みのりさん=2年=と平沢太志君=5年=が新年の抱負を全校に発表。
取り組んできた学習の成果を振り返り、「3学期は短いけど、3年生になるためのまとめをしたい」(小田切さん)、「けじめをしっかりつけ、全校をまとめられる6年生になりたい」(平沢君)と語った。
野溝和人校長は「終わり良ければすべて良し」と話し、「今まで頑張ってきた人は継続し、そうでない人も挽回は可能。みんなで努力する喜びを味わおう」と呼びかけた。
各学級ではさっそく授業が始まり、冬休み中の課題や出来事、新年の夢などを発表していた。 -
宮田村で新年度の予算査定始まる
宮田村は5日から、新年度の予算査定に入った。各担当係が助役、総務課長、財政担当と折衝。村長査定は25、26日に予定している。
06年度の予算は今までの実績や慣例にとらわれず、事務事業を白紙から見直す「ゼロベース」が基本。
予算額は本年度当初に比べ約1億9千万円減の31億円を目標としており、各部署とも厳しい予算編成に迫られている。
酒井一衛総務課長は「予定通り査定作業が順調に進むかどうか」と話す。持続可能な村財政の確立も見据え、自立3年目の予算編成作業は大詰めを迎えている。 -
保健補導員の発足会
宮田村保健補導員の06年発足会は5日、村老人福祉センターで開いた。新たな会長に新谷秀子さん=中越区=、副会長に小田切よ志子さん=南割区=、森田美津子さん=大田切区=が就き、新旧の補導員が情報交換。地域の健康、福祉を見守っていこうと、決意を新たにした。
村の保健補導員は各地区2人から6人が選出され、任期は2年。新年に30人のうち半数を改選した。
発足会で新谷会長は「宮田村が健康長寿日本一になるように、今までの先輩にならい、保健師の皆さんの指導も得ながら活動していきたい」とあいさつ。
清水靖夫村長も「補導員の役割は大きい。各区の現状を把握し、健康維持管理に尽力してほしい」と協力を求めた。
引き続きズンドコ節を踊るなど、補導員が自らの健康と向き合う場面も。昨年までの反省も踏まえて地区活動の現状について意見交換するなど、精力的に業務を始めた。
06年の保健補導員は次ぎの皆さん。
【町1区】清水時江、宮本碧、三浦幸子【町2区】小木曽通代、春日恵美子、倉田照子、曽根レイ子【町3区】鈴木初美、久保田美代子、唐澤艶子、小松千幸、白鳥成子、近藤静子【北割区】宮本茂子、加藤フサ子【南割区】小田切よ志子、北澤登志子、斎藤孝子【新田区】小田切悦子、山本ちはる【大田切区】田中としゑ、森田美津子【大久保区】宮井真由美、小松ユミ子【中越区】新谷秀子、小林敏子【つつじが丘区】青木清美、清水典子【大原区】永井八代美、横山正子 -
【記者室】天然スケートリンク
上伊那に残る天然スケートリンクの一つ、箕輪町の上古田スケート場がオープンする。滑走出来るか否かはお天気次第だが、キラキラと光る子どもたちの笑顔が、今年もまたリンクにあふれるだろう▼昔は、町内の各小学校で校庭にリンクを作った。スケートクラブもあり随分活発だったというが、校庭リンクは次第に姿を消した。町営のスケート場が始まったのは87年。今年で19年目を迎えた▼天然リンクは管理の大変さがある。過去に運営中止になるのでは-との噂が流れたこともあった。深夜の水まき、雪かきなど影で支えて下さる方々のご苦労があって運営できていることに感謝しつつ、天然リンクに子どもたちの歓声がいつまでも響いてほしいと願っている。(村上記者)
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箕輪町特別職報酬等審議会
町長が白紙諮問箕輪町特別職報酬等審議会は6日、町役場で開き、平沢豊満町長が06年度の町長、助役の給料額、町議会議員の報酬額などを白紙諮問した。
審議会委員に10人を委嘱。会長は北沢喜恵治さん、職務代理は原幸喜さん。
町長は、「町の実態をご覧いただき、近隣市町村の状況、町の立場などを見ながらご審議いただきたい。活力あるまちづくりに向けての検討をお願いする」と白紙諮問。任期中の町長給料の20%相当額減額を選挙公約にしていること、町議会から「現在の5%削減から3%削減にしていただけないか」との要望がきていることも話した。
05年度は、04年度と同じく町長25%、助役15%、教育長15%、町議会議員5%の削減をしている。 -
伊那谷に木曽地域の看板急増
権兵衛トンネルの開通を前に、木曽地域の看板が伊那市周辺で目立ち始めた。特に中央高速バス新宿線の伊那バスターミナルは、看板の6割近くが木曽地域の看板で埋めつくされている。スキー場や宿泊施設のほか、観光協会の大きな看板もあり、一瞬木曽に来たかのような錯覚におちいるほど。
ターミナルを管理する伊那バスの関係者によれば、05年夏頃から木曽地域からの看板設置の申し入れが増加。貸切バスを利用した観光旅行の訪問先としての売込みも急増し、上下伊那地域の数をしのぐ勢いだという。
広域農道沿でも、電柱看板に木曽の宿泊施設の名前が目立つようになっており、同地域の権兵衛開通をにらんだ誘客の積極姿勢がうかがえる。 -
女性海外研修の帰国報告
伊那市の女性海外研修に参加した主婦春日幸子さん(58)=西春近=が6日、市役所を訪れ、小坂市長に帰国報告した。視察時の写真を見せながら、福祉国家デンマークの現状を話した。
研修は昨年10月25日縲・1月3日の10日間で、高齢者や身障者住宅、女性保護センターなどを訪問。
春日さんは「国民が所得税50%、消費税25%を認めていることにすごいと感じた。税金の4分の1が福祉に充てられ、医者にかかるのは無料。18歳までの教育費も無料だった」と説明した。また「高齢者住宅などは街並みの一角にあり、住民に受け入れられている。中も施設という雰囲気がしなかった。利用者が住んでいた環境のまま生活できることを知ってもらいたい」と語った。
研修の様子は、市報「いな」3月号で紹介する。
研修は95年に男女共同参画計画推進事業の一環として始まったもので、今回で11年目を数えた。市が費用の一部を助成している。 -
伊那の最低気温-11.9℃
○…「小寒」を過ぎ、6日の伊那の最低気温はマイナス11.9度。平年値のマイナス5.1度に比べ、冷え込んだ。飯田測候所によると、13日までの気温は寒気の影響で平年より低い。しばらく寒い日が続きそうだ。
市内のあちこちで「今日は一段と冷えるね」と寒さが話題に挙がった。
自転車の利用者は「耳が痛い」と話し、手袋や帽子は必需品のよう。
「バスに乗り遅れると、外で待っていられない。お店に入って温かいものでも食べないと」と話す年配の男性もいた。
信号待ちでは、地域住民らはあまりの寒さに足踏みする光景もあった。 -
安全の地域づくり決意新たに
伊那市の美篶交通安全協会(矢島要治会長)などが主催する恒例の同地区安全祈願祭が6日、美篶公民館であった。40年以上続く市内で唯一の安全祈願祭に、地区の安協、区長会、青少年育成会、消防団など80人以上が参加した。
神事の後、美篶各種団体協議会の赤羽要会長は、国内外で悲惨な事件や自然災害が発生しているとし、「同じ時代、社会で生活しているかぎり、地域に災害などがいつ発生するか分からない。地域全体の和を広げ、お互いに助け合い安全に暮らせる地域づくりの維持を心がけたい」と祭文した。
昨年、広島と栃木の両県で発生した女児殺害を受け、伊那署生活安全課の西澤忠篤課長らが、児童たちの登下校時などの安全対策について講話した。
西澤課長は、昨年の管内の声かけ事案数は26件(うち児童の被害は19件)と報告。美篶については被害が出ていないが、「犯罪者にプレッシャーを与えるよう、地域で安心安全なまちづくりに取り組むことが最大の対策」と、自主防犯意識の高揚を呼びかけた。 -
放火が前年比6件増
伊那消防組合は05年に管内で発生した火災状況をまとめた。火災件数は92件(前年比18件増)で、死者は8人(同6人増)、負傷者は5人(同4人減)、被害総額は1億4425万2千円(同4719万4千円増)。火災原因のなかで最も増加した「放火・放火の疑い」は、前年に比べて6件増の15件だった。
内訳は「建物」が45件(同10件増)、「林野」が6件(同1件減)、「車両」が6件(同1件減)、「その他(廃材・土手焼き)」が35件(10件増)。焼損面積は、建物が3023平方メートル、林野は115アール、車両は6台。焼損棟数は全焼が22棟など合計59棟で30世帯、97人が被災した。
原因は、「放火・放火の疑い」(15件)、「たき火」(11件)、「枯れ草焼き」(9件)、「コンロ・てんぷら火災」(8件)の順で多い。
市町村別の火災発生数は、伊那市43件、南箕輪村18件、箕輪町14件、辰野町10件、高遠町6件、長谷村1件だった。
同消防組合によると、全国的に火災原因は放火、たばこ、コンロなどが増加しているという。「家の周りに燃えやすい物を置かないことや、隣近所での声掛けなど、放火のしにくい環境づくりを心がけてほしい」と呼びかけている。 -
県営住宅で火事 伊那市西箕輪大萱
5日午後8時28分ころ、伊那市西箕輪大萱の県営住宅13号に住む、無職・飯盛安弘さん(73)方から出火。木造モルタル構造トタン葺きの平屋6世帯長屋の一部(焼損面積35・36平方メートル)を全焼し、同時8時38分に鎮火した。この火災で飯盛さんが火傷を負い市内の病院に収容された。
伊那消防署の調べによると、東側の居間と寝室の境付近が出火場所とみられる。飯盛さんが入院しているため、原因は調査中となっているが、室内からの出火で放火の疑いは極めて少なく、失火の可能性が大きいという。 -
中原菜採さん(25)、飯島町鳥居原
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飯島町七久保の道の駅、花の里いいじまの花の店を担当する。
「1日中、きれいな花に囲まれ幸せ。顔なじみのお客様が増え、お客様から花束をプレゼントしたら、とても喜ばれたと言われることが1番うれしい」
飯島町鳥居原に生まれ、美術系の短大に進学、造形を中心に生活デザインを学んだ。卒業と同時に道の駅から花店のスタッフにと声が掛かり、2年間、大阪市の花屋で研修した。
水揚げや葉の整理など下処理のし方を教わり、フラワーアレンジ教室にも通い、ヨーロピアンスタイルからブーケまで習得した。「アレンジやブーケは花材選びが1番難しい。病気見舞いにはにおいのしないもの、誕生日の花贈りは、相手の年齢、性別、雰囲気、好みを詳しく聞いてつくる」。一般的には男性には黄色やグリーン、シックな赤色を中心に「持った時の格好良さ」にこだわる。年配の女性には、明るい色の花を使い、講演会の講師や演奏会のアーチストに贈る花束は、大きな花、華やかな雰囲気の花でまとめるとか。
「お任せの注文が多い。花束を渡す時、気に入ってもらえたかどうか、いつもドキドキ、お客様の反応が怖い」。
仕入れは花き栽培が盛んな飯島町とあって「安くて新鮮、できるだけ飯島産を使うようにしているが、ほとんどは伊那市の中卸業から仕入れる。珍しい花、変わった物が好きで、渋い色の花、実物も多い」。
コーナーの室内温室にはバラやユリ、ガーベラ、トルコキキョウなど品ぞろえは約百種類。「バラは好きで種類も多い、ユリはボリウムがあり、大きな花束には欠かせないため、一応そろえてある」。
店内では切り花、鉢花のほか、フラワーアレンジ、キッチンブーケが目に付く。キッチンブーケは値段が手ごろとあって、結構売れ筋。ピンクと赤のバラでかわいい系にしたり、紫のトルコキキョウと濃い赤のバラをメインにしたシックなブーケなど、色々と工夫する。時には花嫁のブーケも手掛ける。ドレスの色や身長、顔立ちなどバランスの良いブーケになるように心がけているとか。
「今は冬の真っ只中、それでもチューリップやヒヤシンス、スイトピーなど春の花が並ぶとうれしくなる」と優しい顔がほころぶ。
両親と祖母の4人暮らし(大口国江) -
はら美術で柴田久慶さんが個展
人物画を通じて自らの思いを描く駒ヶ根市の洋画家・柴田久慶さん(60)の個展が9日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。暖色系の色彩で描きこまれた独特な人物画や風景画など約50点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
柴田さんは国画会や県展などで数多くの賞を受賞し、県展審査員なども勤めてきた。はら美術での個展は初めて。
見る角度やポーズによって、さまざまな表現を可能とする人物画の魅力にひかれ、被写体を通して心の内を表現することに挑んできた。昨年の国画会に出展した作品「MAN」は、近年の世情不安を描写。戦争を繰り返し、弱い者がみじめな思いをする社会をつくり上げた人間の愚かさを表現し、そうした醜い部分は、誰の中にも存在することを訴えかけている。
柴田さんは「絵画を始めて40年近くになるが、やっと絵の具の良さが分かってきた。微妙なタッチを楽しんでほしい」と話していた。
入場無料。9日まで。 -
伊南福祉会仕事始め式
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)は4日、06年の仕事始め式を駒ケ根市の介護老人保健施設フラワーハイツで行った。同施設のほか救護施設順天寮、特別養護老人ホーム観成園の職員ら約30人が出席し、中原理事長の訓示を聞いたほか、職員代表の年男・年女2人が決意表明をして気持ちも新たに1年をスタートさせた。
共に戌(いぬ)年の小原達也さん(フラワーハイツ)と中城さつきさん(観成園)は「先輩職員に少しでも近づけるよう、いろいろなことを身につけて一歩一歩進みたい」、「自分の意見を持ち、笑顔でしっかりと仕事をしていきたい」とそれぞれ決意を述べた=写真。
中原理事長は「福祉の最前線にいる皆さんの果たすべき使命は大きい。住民の信頼を得られるよう皆で力を合わせて頑張ってほしい」と期待を込めて訓示した。 -
消防特別点検
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は5日、中原正純組合長による新春特別点検を北消防署隣りの駒ケ根市立赤穂公民館で受けた。署員約50人がきびきびと整列し、服装や手帳などの点検を受けて、新年のスタートに当たって職務への意気込みを新たにした=写真。
中原組合長は「昨年は国内外で信じられないような事件が多発し、安全・安心に向けて住民の関心が高まった年だった。万一大規模災害が発生した場合、消防署としても市町村との連携を密にし、迅速な対応で1人でも多くの人命を救わねばならない。消防人としての気概と誇りを持って地域住民の期待に応えられるよう頑張ってほしい」と訓示した。 -
ヤマウラ年始式
総合建設業ヤマウラは6日の業務開始を前に5日、06年の安全祈願祭と年始式を駒ケ根市の本社で行った。各事業部のほか関連企業などの幹部社員ら約70人が出席し、気持ちも新たに1年のスタートを切った。年始式では山浦速夫社長らがだるまに目を入れて会社の発展と安全を祈った=写真。
山浦社長は年頭あいさつで「技術力、営業力のアップなどで順調に業績を伸ばしてきたが、今後は建設業としての枠組みでなく、上場企業としてどうなのかが問われる。誇りを持って力まずに淡々と業績を挙げていかなければならない。ヤマウラブランドの確立という目標に向け、信頼を社員全員でつくっていこう。そのための鍵は人材育成と顧客満足度だ。われわれは同じ目的を持った人間の集まり。地域から信頼され、発展する企業を共に目指そう」と呼び掛けた。
年始式に先立って同会場で安全祈願祭が行われた。山浦社長らが玉ぐしを祭壇にささげ、お神酒を飲んでこの1年の安全を祈った。 -
箕輪町営上古田スケート場7日オープン
箕輪町営の天然リンク、上古田スケート場の7日オープンに向け、リンク整備が進んでいる。
昨年12月中旬にグラウンドに水を引き入れ年末までに結氷。氷の上に雪が積もった状態になっていた。4日、町教育委員会の職員が雪かき、リンク作りに取りかかり、夜に水をまいた。天然リンクのため天候に左右されるが、いい氷の状態でオープンしたいと作業に精を出している。
一般滑走の使用時間は平日午前6時縲・時半(リンク清掃午前7時半縲・時50分)、夜間午後6時縲・時半(清掃午後7時半縲・時45分)、日・祭日・長期休業午前6時縲・時(清掃午前8時縲・時15分、午前9時縲・時15分)。清掃は利用者全員でする。リンクに赤旗が出ているときは滑走禁止。
スケート場利用は2月5日まで。無料。無料の貸し靴もある。
問い合わせは上古田スケート場(TEL79・0152)、町教委生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
小野工業が箕輪町にLED(発光ダイオード)照明寄贈
小野工業(本社・辰野町小野、檀原隆宣社長)は5日、箕輪町にLED(発光ダイオード)照明16個を寄贈した。
03年12月から、建設業に加えて太陽光発電や風力発電など自然環境にやさしい事業展開をしている同社は、LED照明の販売元になっている。今回、省エネルギーのLED照明を実際に地域の人に見てもらおうと町に寄贈を申し入れた。
新エネルギーの普及啓発に取り組む町は、寄贈を受け、新エネルギーと省エネルギーの両方を併せ持つLED照明を、住民が夜間利用する機会が多い公民館に活用して町全体で“環境にやさしいまちづくり”の実現を目指したい考え。希望のあった木下、下古田、中曽根、大出、沢の5区の各公民館で外灯に使う。
LED照明は100ボルト、約2・5ワットの低消費電力。寿命は5万時間以上と長く、一般の白熱電球の平均寿命の約50倍長持ちする。頻繁にスイッチの入り切りをしても寿命に影響しないほか、玉切れ、劣化がなく、外灯や常夜灯に向いているという。
檀原社長は、「LEDをもっと身近に感じてもらいたい」と話し、今後モニターアンケートも予定している。
平沢豊満町長は、「使い始めると住民の意識も変わってくると思う。有効に使わせていただく」と感謝した。 -
耐震改修、診断を再PR
宮田村が03年度から行なっている一般住宅の耐震改修補助を使って、昨年1年間で2戸が改修補強工事をしたことが、村産業建設課のまとめで分かった。しかし、改修が必要な住宅は潜在的に数多くあるとみられ、近く村は耐震診断の受診を呼びかけるチラシを村内全戸に配布する予定だ。
耐震診断、耐震改修の補助は、1981年5月までに建てられた一般住宅が対象。
村内では約1500戸が対象とみられ、診断は国や県、村の全額補助により無料。改修も120万円を限度に半額まで補助している。
家の持ち主が調査する自己診断を実施したのは80戸。そのうち41戸は専門家の耐震診断士が調べ、23戸は補強が必要と診断された。
しかし、実際に補強を行なった住宅は昨年の2戸を含めてもわずかに3戸。
村産業建設課は「たとえ補助があっても経済的な面や家が古くなっていることから、二の足を踏んでいるケースが多いのでは」とみている。
村は今後診断や補強の周知徹底を図る考え。新年度は耐震診断士が外観から危険具合を判断する「簡易判断」を70戸、内部構造などより詳しく調べる「精密診断」を30戸、耐震改修を1戸見込んでいる。 -
商工会青年部が創部40周年記念のDVDを制作
創部40周年を迎えた宮田村商工会青年部(前林裕一部長)は、築いてきた歴史を残そうと記念誌DVDを手作りした。工夫を凝らした内容で、写真や映像をふんだんに挿入。商工会活動だけでなく、村の歴史を語る資料ともなっており、好評を得ている。
歴代部長のあいさつや座談会、部員の思い出などを収録。「記憶を形に残したい」という想いから、あえてDVDにこだわった。
歴史を振り返るだけでなく、若者の情熱が随所に散りばめてあり、現部員がアニメ化されて登場するなど楽しい映像も。2枚組で総収録時間は3時間にも及ぶ。
4月から青年部のチャレンジ広報委員会が中心になって制作。半年以上構想を練りあげて映像化した。
12月に開いた40周年の記念式典で出席者に配布。商工会の窓口でも実費で頒布している。