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かるた大会、中川図書館
中川村図書館(松沢かおり館長)は14日、新年恒例のかるた大会を開いた。園児から小学生まで30人が参加、園児、小学校低学年、同高学年の3グループに分かれ、2種類のかるたを使い、2回戦の合計点で競った。
かるたは「犬も歩けば棒に当る」で始まる昔なじみの犬棒かるた、「どこでもドア」「竹コプター」など便利な道具が登場するドラえもんかるた、「せんにんはなんにん、1人でもせんにん」など言葉の遊びが楽しいダジャレかるたなど。
子どもたちは職員が読み上げると、すばやく、札の上を視線を走らせ、「あった!」と手を伸ばした。中にはお手つきをし、1回休みになったり、同時に手を伸ばし、札の上に手を重ねるなど、白熱した展開になった。
かるたの後、全体で百人一首にも挑戦した。
松沢館長は「かるた大会でかるたの楽しさを知り、時には家族でかるたを楽しむ機会になれば」と話していた。 -
3部門20チームが源平方式で白熱
高遠町図書館は15日、百人一首大会を町文化センターで開いた。伝統文化の継承を目的に19回目を数える新春行事。町内外から60人の小中学生が参加して楽しんだ。
小学校3・4年、5・6年、中学生以上の3部門に分かれて、3人1組のチーム対抗戦。3チームがの出場した小学3・4年と中学生以上は総当たり戦、14チーム出場の小学5・6年は勝ち抜き戦をした。
2チームが向かい合って座り、50枚ずつ自分たちの前に並べて、先に札がなくなったチームが勝ちという源平方式で勝負。札を読み出した直後にもかかわらず、「はい」と素早く札を取り合うなど白熱した試合を展開し、駆けつけた保護者らも関心していた。
2年連続で優勝した西春近北小6年生3人は「この季節になると、友達同士でよく遊ぶからほとんどが頭に入っている。この大会にも4年間出て、毎年楽しみにしてる」と話していた。 -
シルクミュージアムで繭玉つくり
駒ケ根市のシルクミュージアムで13日、繭の豊作を祈る小正月の伝統行事、繭玉つくりが行われた。館内の体験工房で繭を使った工芸作品づくりの指導をしている桑の実の会(矢沢たえ子会長、6人)のメンバーや、竜東やまびこ園の利用者の家族など約20人が参加。米の粉を丸めて繭玉をつくり、カシノキの枝に刺して蚕の無事成長と繭の豊作を祈った=写真。繭玉は18日ごろまで館内に展示される。
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落石事故で重体
14日午前9時32分ごろ、中川村大草四徳の砂防堰堤工事現場で落石があり、作業中だった松川町元大島のアルバイト作業員羽田野寛さん(31)に当たった。羽田野さんは駒ケ根市内の病院に運ばれたが、脊髄を損傷するなどして重体の模様。石は高さ43センチ、幅65センチ、奥行き42センチで高さ3メートルの場所から落ちてきた。当時羽田野さんは5人の作業員とともに掘削した岩盤の清掃中だった。駒ケ根署で原因を調べている。
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箕輪消防署まとめ05年火災件数・救急出動件数
箕輪消防署は05年の火災件数、救急出動件数をまとめた。04年に比べ火災件数は2件減、救急出動件数は27件増だった。
火災件数は14件。過去3年で最も少ない件数だった。月別は1月1件、3縲・月各2件、6月1件、7月2件、8月3件、11月1件。内訳は建物(倉庫含む)6件、その他8件。原因はたき火の飛び火が多く、不審火は2件。工場製品の異常加熱や電気工具の加熱などもあった。
救急出動件数は840件。最も多いのは急病で470件。火災1件、水難2件、交通事故116件、労働災害12件、運動競技3件、一般負傷104件、加害2件、自損行為8件、転院搬送67件、医師搬送1件、資機材2件、その他2件。
消防署では、「冬は空気が乾燥して火災が発生しやすい。家庭内でも暖房器具を使うが、使用の“慣れ”が一番怖い。取り扱いに気を付けて」と注意を呼びかけている。 -
【寄稿】豪雪災害現地視察を終えて(上)
県議会土木住宅委員長 向山公人長野県北部に降り続く大雪は栄村を孤立化させたのをはじめ、飯山市、野沢温泉村などにおいても日常生活に影響が出ている。県議会としても議長と相談の結果、土木住宅、農政、生活環境の各委員長で現地視察を行い国への要望など取り組むことを決定した。
1月10日(火)午前8時過ぎ県庁を出発、県の北信地方事務所において管内の概況説明を受けた後、地方事務所と飯山建設事務所の案内で、飯山市の豪雪による危険箇所並びに除雪作業等を視察した。はじめに、静間地区で道路や家屋の除雪作業をしている自衛隊第13普通連隊20人の現場(写真(1))を訪れ、作業のお礼と激励をした。 -
第1回農政組合長会
駒ケ根市は13日、06年第1回の農政組合長会を市役所南庁舎で開いた。市内34農政組合から32人の新組合長が出席。市職員らとの初顔合わせをし、担当者から営農センター事業や06年度の生産調整、災害時の対応などについて説明を受けた。赤穂地区、中沢・東伊那地区の各正副会長らによる選考の結果、会長に金田伊佐男さん=赤穂北割一、副会長に中村利明さん=東伊那=がそれぞれ選出された。
農政組合長は次の皆さん。
◇赤穂▽南割=竹上俊隆▽中割=北村信之▽北割二=清水丈明▽北割一=金田伊佐男▽小町屋=米山良司▽福岡=小林卓爾▽市場割=小松俊三▽上赤須=原羊八▽南下平=中城数久▽北下平=宮澤佑一▽町一=松崎彰▽町二=宮澤幸夫▽町三=宮澤基和▽町四=井上順次▽上穂町=久保村宗平
◇中沢▽吉瀬=遠山弘幸▽永見山=林正一▽菅沼下=滝澤正男▽菅沼上=寺平傳▽下割=北原淳三▽中割下=宮下兼秋▽中割上=平沢智明▽上割=佐藤豊▽中山=滝澤誠▽大曽倉=下平茂隆▽中曽倉=竹村勝美▽本曽倉=堀内幸一▽原=下島修▽南入=北沢和昭
◇東伊那▽伊那耕地=村上英登▽栗林=草深正芳▽火山=下平卓史▽塩田=森田稔▽大久保=中村利明 -
赤穂小宿泊体験学習
駒ケ根市の赤穂小学校5年3組(担任・浦野紀子教諭)は13・14日、同市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」で宿泊体験学習を行った。30人の児童が参加し、もちつきや繭玉づくり、どんど焼きなど正月の伝統行事を通じて地域の文化に親しんだ。
13日の夕食は全員で協力してカレーライスを作った=写真。「クラスの行事などで何度も作った」と言うだけあって、包丁を持った児童らは慣れた手つきで野菜を切ったり皮をむいたりしていた。
14日は朝から保護者も合流してもちつきをした。もち米は昨年、児童らが学校の田んぼで育てた伝説の米といわれる白毛もち米。代わる代わるきねを振るってもちをつき上げ、昼食にあんやきな粉でほお張った。
親子らは繭の豊作を願う小正月の伝統行事、繭玉つくりも体験。できた上がった繭玉はクラスと各家庭に思い出の土産として持ち帰った。 -
宮田村民会館近くで不審者の情報
12日午後4時ころに宮田村民会館近くで不審な男性を見かけたとの情報が村駐在所に寄せられた。不審者かどうかの見極めはできていないが、同駐在はパトロールを強化している。
男性は40歳くらいで、白いステーションワゴンタイプの車を村民会館前にある店舗の駐車場に停車。車内から双眼鏡のようなものを持って村民会館の方向を見ていたという。
複数の児童が目撃したが、車が止めてあったとされる店舗の従業員は「休憩時間中でもあり、全く気付かなかった」と話している。
村駐在所は「どんな目的か分からないが、安全を最優先して巡回を強化する」としている。 -
宮田村が行革推進委員会設置
村の健全化を目指し、住民が議論宮田村は13日夜、住民公募委員らで構成する「行政改革推進委員会」を設置した。事務事業の再編、職員の定員管理など、厳しい財政事情を加味して検討。提言を基に村は春までに行政改革大綱を策定し、2009年度までの5年間で実行に移す。委員会ではさっそく意見交換したが、職員に厳しさを求めるだけでなく「運用した時に村が発展する方向へむかう改革にしたい」などの声が挙がった。
委員会は、理事者や各課長らで構成する庁内の「行政改革推進本部会議」が示した原案を基に、3月初旬をめどに検討を進める。
内容は大きく分けて事務事業の再編、民間委託、職員の定員管理・給与適正化、第3セクターの見直し、経費節減の財政効果、地方公営企業関係、さらに職員の意識改革の7項目。
この日は、村側が議論の・ス叩き台・スとなる本部会議の原案を説明した。
事務事業の再編については、教育委員会総務係と住民福祉課国保児童係の一部業務を統合して「子ども室」を新設するなど、現在5課16係ある体制を5課11係に再編するとした案を提示。
職員数の定数管理については、村が昨年度に策定した自立のむらづくりの指針「ステップI」に準拠し、2010年度当初に現状105人の職員を92人にまで減らす案を示した。
その他についても具体的な目標数値などを示したが、委員からは「職員数を原案のように減らした場合、果たして村政運営は円滑にできるのか」といった質問もあった。
委員会は公募5人、団体代表2人で構成し、会長に仁科智弘さん、職務代理者に前林善一さんを選任。次回から各項目ごとの検討に入る。 -
なごみ家で初めての新春歌会
宮田村の福祉交流施設なごみ家は13日、新春歌会を開いた。約40人が参加。長年歌壇で活躍する中越区の新谷悦郎さん、秀子さん夫妻を囲み、投稿があった27首の短歌を味わった。
歌会は初めてで、利用者や地域住民に事前に短歌を募集した。
「いにしえの信濃の冬を思いつつ23度のキッチンに立つ」など、日常のちょっとした風景を見事にとらえた力作も。初心者が多かったが、気持ちを素直に表現した作品が揃った。
新谷さんが各作品を添削。少し手を付け加えるだけで見えてくる情景も異なり、参加した約40人は奥深い短歌の世界を楽しんでいた。
「皆さん素晴らしい。やさしい言葉で歌っている。難しい言葉なんか使わなくてもいい。大切なのは自分の心を素直に歌いだすこと」と新谷さんは話していた。 -
箕輪町交通安全祈願祭
箕輪町交通安全協会(小林交石会長)と町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は14日、交通安全祈願祭を伊那プリンスホテルで開いた。神事を行い、今年1年の交通安全と事故抑止を誓った。
交通事故の撲滅を願い、町安協の役員、町、町議会、県議会、警察、商工会、区、消防団、学校など関係団体の代表ら約130人が神事に参列し、玉串奉てん、献杯をした。
小林会長は、「気持ちを引き締め、事故防止の重要性を再確認しあい、会員自らが正しい交通ルール、マナーに努め、一致協力して英知を集結し、交通事故撲滅の努力を誓う」と述べた。
05年の町内の交通事故は126件、負傷者数158人で、ともに04年より減少。10月24日には、交通死亡事故ゼロ500日を達成し県交通安全運動推進本部の市町村顕彰を受けた。 -
邦楽サラダ16th コラボレーション
15日公演伊那市の県伊那文化会館冬の恒例「邦楽SALAD16th コラボレーション」が15日、大ホールである。
堅苦しい、古くさいなどとイメージされがちな邦楽を、味付けを変えてサラダ感覚で気軽に楽しみ、身近に感じてもらおうという演奏会。今年はドラムス、マリンバ、ピアノも加わり、ジャズあり、ポップスありの楽しい味付けで、現代の“邦楽”を披露する。
ゲストは、現代音楽に多大な影響を及ぼした「日本音楽集団」団員の米沢浩さんと熊沢栄利子さん、筝(こと)、尺八、篠笛、民謡で音楽活動をする若手3人組の邦楽ユニット「ZAN(ざん)」。
宮崎道雄の「春の海」が、昭和7(1932)年に仏のヴァイオリニストと作曲者の競演をきっかけに世界的な名声を得たという秘話に基づき、筝とヴァイオリンによる「春の海」も聞きどころの一つ。
本番前日の14日は、出演者、スタッフら全員そろって最後の仕上げに取り組んだ。音楽監督補の毛涯伸さんは、「今年は純粋な邦楽ではない曲が多い。違う音楽ジャンルから邦楽に割り込んだ、和楽器とのコラボレーションが特徴。音楽ジャンルとしては全く違うもの、サラダでしかできないものが生まれると思う」と話している。
午後1時半開場、2時開演。全席自由2千円、高校生以下無料。問い合わせは伊那文化会館(TEL73・8822)へ。 -
南箕輪村公民館「ぐにゃぐにゃだこ作り」
南箕輪村公民館は14日、新年恒例のたこ作り教室を開いた。保育園児から小学生までが、「ぐにゃぐにゃだこ」作りに熱中した。
材料はビニールの買物袋、竹ひご、糸。ビニール袋を変六角形に切り、竹ひご2本をはりつけ、糸を通してでき上がる。子どもたちはビニール袋に折り目をつけ、慎重にはさみで切ったり、丁寧にセロハンテープで竹ひごをつけるなど、楽しみながら作り上げた。
お正月にたこ上げをしたという南箕輪小学校2年の有賀奈美佳さんと弟の俊太君(1年)は、たこ作り初挑戦。奈美佳さんは「難しいけど、出来たら2歳の弟にも見せてあげる」、俊太君は「たこ上げをしたい」と話し、夢中になっていた。
あいにくの雨で手作りたこを上げることはできなかったが、子どもたちは大事そうに持ちかえった。 -
5カ国の料理を作り食文化学ぶ
伊那市内の小中学生を対象に体験活動の場を提供する事業「はなまる地域探検隊」は14日、市駅前ビル・いなっせで新春国際交流会を開いた。日本近隣の中国、韓国など5カ国から講師を招き、それぞれの食文化を学習し調理。でき上がった料理を囲んで、子どもたちは異国間の交流を深めた。
世界に視野を広げ、海外の人たちとの出会いを通じて、心の通じ合う喜びを体験する恒例行事。児童約70人と、バングラディッシュ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国出身者の信州大学生や国際交流員など5人が参加した。
調理は5カ国の班に分かれて、ビーフカレーやフレンチトースト、水餃子(ぎょうざ)などの料理に挑戦。見慣れない調理方法に少し戸惑う児童たちだったが、野菜を切ったり、餃子の具を摘めるなどの指導を受けながら一生懸命仕上げた。
伊那小5年の梶原史都君(11)は「世界にはいろいろな料理があることが分かった。どの国の料理もうまくでき上がっているので、おいしそう」と話していた。
韓国出身の信州大学院生・李俊衡さんは「韓国の食文化を伝えることができたし、子どもたちと遊びながら楽しかった」と満足の様子だった。
料理が完成すると、食事と談話で交流。各国のあいさつなど、言葉の文化についても学習した。 -
伊那市入舟の飲食店で火災
14日午前8時25分ころ、伊那市坂下区入舟町の飲食店・マリポーサから出火。木造モルタル構造トタンぶき2階建て(延べ面積113平方メートル)の2階部分にある店舗内を約40平方メートル焼き、同8時58分に鎮火した。出火当時は無人で、けが人はなかった。
伊那消防署によると、出火場所は北西壁側付近で、原因は電気コードのショートと見られる。出火時は出入り口に施錠がされていたことや、室内から火が出たことなどの理由から、放火の疑いは考えられないという。
出火場所は昨年2月28日、放火事件があった飲食店と一軒隔てた建物。周囲には約1年前の緊張感が漂った。
マリポーサの近くで飲食店を経営する女性は「この前(の放火)のこともあるので、火の元にはいつも注意している。近所の人も同じで、今でも警戒だけは怠っていないと思う。もし、付け火だったら、この場所ではこわくて(経営を)やっていけない」と顔を引きつらせていた。 -
新伊那市議選 民主党が候補者を公募
伊那市・高遠町・長谷村との合併による新伊那市議会議員選挙に向け、民主党長野県第5区総支部(加藤学総支部代表)は14日、飯田市で記者会見を開き、候補者を公募すると発表した。市議選で候補者を公募するのは県内で初めて。締め切りは2月10日。
加藤総支部代表は「新市が誕生することで、新しいまちづくりが必要となる。これまでの市政の閉塞感を打ち破っていこうと考える人材を求めている」と意欲ある若者が政治界に出るチャンスを与えたいと公募に至った経過を説明。「民主党が目指す『市民参画型分権社会の実現』の理念に共鳴し、地方政治から日本を変えていきたいと願う政治家を生み出していきたい」と述べた。
14日の幹事会で決定し、公募を開始。
応募資格は新伊那市に居住し、民主党の理念を理解した人。民主党公認にこだわらず、民主党推薦の形で無所属からの出馬も可能。民主党入党は要件にしないが、今後の国政選挙などで民主党を応援することが条件。
応募した人から順次、加藤総支部代表らが面接。2月15日ぐらいに候補者一人を絞る。
候補者に対し、政策の研修や応援スタッフの派遣、選挙手続きなど人的なサポートをする。
希望者は履歴書、顔写真、小論文「市議会議員を志す動機」「私の伊那市再生プラン」(2点で合計2千字以内)をそろえる。
応募は郵送、またはメール。民主党長野県第5区総支部〒395竏・051 飯田市高羽町3竏・竏・、Eメールminsyu.5@mis.janis.or.jp、TEL0265・22・2480。
市議選は4月30日投開票の日程で行われる見込み。 -
各地で小正月行事 五穀豊じょうや厄除け祈願
伊那市西箕輪の上戸区(61戸)で14日、厄除けを願う伝統行事「大文字(でえもんじ)」があった。もやがかかっていたものの、雨は一時上がり、区民が事前に準備した飾りをさおに結び、区内の道祖神前に立てた。
午前5時、太鼓の音が響き渡ると、区民40人余が現地へ集まった。男衆が長さ約13メートルのさおの先端に「花」と呼ばれる色紙の作り物を、中間にもみがらを詰めた色紙の袋やたるを取り付けた。
20日朝に区民が集まってさおを倒し、さおに付いた飾りを自宅へ持ち帰る。色紙の袋を神棚に、「花」を玄関にそれぞれ飾ると厄除けになるといわれ、家内安全、五穀豊じょうなどを祈る。
鈴木賢造実行部長は「例年になく寒かったり、この時期に雨が降ったりと天候不順。災害もなく平穏な1年であれば」と話した。
◇ ◇ ◇
一年の五穀豊じょうを願い14日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、「ホンダレ様」の飾り付けをした。
山作業を開始する1月8日の「初山」で切り出した材料で、稲・アワなどの穂が垂れる様子を模しす「ホンダレ様」は地元小正月の伝統行事。「穂垂れ」がなまって「ホンダレ」と呼ばれるようになった。50年ほど前までは、地元集落でもよく見られたという。
本年はナラの木に、コシアブラ、クルミ、カエデで作った「穂」をぶら下げた。
「ホンダレ様」は、22日のどんど焼きでたき上げるまで、みはらしファーム内の「とれたて市場」前に飾る。 -
みはらしファームでホンダレ様の飾り付け
今年の五穀豊穣(ほうじょう)を願い14日、伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームで、「ホンダレ様」の飾り付けをした。
山作業を開始する1月8日の「初山」で切り出した材料で、稲・粟などの穂が垂れる様子を模す「ホンダレ様」は地元小正月の伝統行事。「穂垂れ」がなまって「ホンダレ」と呼ばれるようになった。50年ほど前までは、地元集落でもよく見られたという。
今年はナラの木に、コシアブラ、クルミ、カエデで作った「穂」をぶら下げた。
「ホンダレ様」は、22日のどんど焼きで焚き上げるまで、みはらしファーム内、とれたて市場前に飾る。 -
小さい子どもの命を救う救急法講習会
伊那市の母親らでつくる子育て支援グループ「子どもネットいな」は13日、8歳未満の子どもの救急法講習会を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。約20組の母子が集まり、小さい子どもへの心肺蘇生方法を学んだ。また、火を扱うことが多くなるこの時期に合わせ、火災・やけど予防についての話もあった。
成人の救急方法を学ぶ機会は多いが、小さい子どもを対象とするものは少ない。そのため子どもネットいなは、伊那消防署に依頼して夏と冬の2回、こうした講習会を開催して、子どもを守る方法を広めている。
母親たちは、子どもへの救急救命で留意する点などを学んだ後、人形を使って実際に心肺蘇生に取り組んだ。消防署員は「けがは大人の責任で注意してあげる必要がある」と呼びかけ、それでもやけどをしてしまった場合に、とるべき対処方法などを説明した。 -
小中学生の福祉体験発表
互いの福祉体験の取り組みを学び合おう竏窒ニ伊那市福祉まちづくりセンターで14日、小中学生の福祉体験発表会があった。車いす体験や高齢者体験などに取り組んだ市内の小中学校3校の児童・生徒たちが、それぞれの経験から学んだ事柄を発表した。
小中学生のほか、民生委員や保護者など約100人が参加。
伊那北小学校の4年2組は、車いすでの生活をおくるフリーライター・唐澤浩さんとの交流体験についてまとめた。
3年生のころから唐澤さんとの交流をしてきた2組は「今年度は学校以外の場所で唐澤さんと交流したい」と昨年9月、唐澤さんと一緒に、車いすで市役所のバリアフリー環境調査した。
その結果、砂利道である「せせらぎ水路」は車いすで行けないことや、車いす用スロープが狭そうであることを発見した。また、車いすを押す時は、乗っている人の気持ちを考えて押す「優しさ」が大切であることを実感。「バリアフリーは建物や施設だけでなく、心が一番大切」と話してくれた唐澤さんの言葉に、改めて共感した様子だった。
本年度の市内のボランティア実践校は、小学校で10校、中学校で4校となっている。 -
緑ヶ丘幼稚園で筝(こと)の演奏会
伊那市の緑ヶ丘幼稚園で13日、伊那三曲協会(福澤雅志世代表)のメンバーが、筝と尺八の演奏会を開いた。園児たちは、普段見慣れない筝(こと)や尺八などに興味を示しながら、日本独特のメロディーを楽しんだ。
同協会が幼稚園で演奏会を開くのは初めて。ピアノなどの洋楽器にはなじみのある園児たちも、邦楽器に触れる機会は少ない。そのため幼稚園は「日本の伝統的な音の素晴らしさを知ってほしい」と考え、演奏会を依頼した。
園児たちは「ひなまつり」「春の海」などを聞いた後、実際に筝に触れ、音を出すことにも挑戦。初めて筝を見た園児も多かったが、協会メンバーから弾き方を教わりながら、上手に音を奏でていた。
最後は「おめでとう」という歌を元気良く歌い、メンバーに感謝を表した。 -
望岳荘の新支配人、藤井邦彦さん
中川観光開発が運営するりんごと蜂の宿「望岳荘」の新しい支配人。10日に就任したばかりで「大変厳しい時期に就任し、気を引き締めている。営業力を強化し、従業員の力を結集し、お客満足経営を進めたい」。
大阪府枚方市生まれ、大学卒業後、「人と接する仕事をしたい」と中堅スーパーに飛び込み、営業から仕入れ、バブル期から崩壊も経験した。「バブル崩壊後は極端に安い物しか売れなかった。仕入れは苦戦したが、正直をモットーに、相手先と信頼関係を構築することで乗りきった」と振り返る。
子供のころの枚方市は山や川があり、自然がいっぱいだったことから、いつかは田舎イコール長野県に住みたいと、漠然と考えていたこともあり、10年を区切りに退社、職と住を求めてあこがれの長野県に。「北信は雪が多く、スキーにはいいが、雪下ろしが大変」と、南信を中心に探し、全国住みやすさランキング上位にひかれ、駒ケ根市に移住、駒ケ根高原のホテルに勤務した。「ホテルとスーパーでは、売るものがサービスと物の違いがあるが、根っこは同じ、共通点が多いと感じた。クレームをいただいたお客さまが常連客になっていただいたこともあり、クレームこそビジネスチャンス。逃げるとクレームは大きくなると悟った」
その後、中川村八幡平に居を構え、出席した地区懇談会で、望岳荘のソフト面に対する村民のクレームが多いことに驚き、曽我村長とのメールのやり取りの中で、支配人を引き受けることになったという。
「まず、営業力の強化に向け、ホームページを充実させたい。今は個人客を中心にネットでの申し込みが急増している。パンフレットよりも情報量が多く、全体像がつかめ、団体の営業もHPで内容を確認している」。
また、望岳荘の最大のウリは「客室から中央アルプスが一望できる宿は意外と少ない。眺望の良さを存分に生かしたい。大草城址の桜も種類が多く長く楽しめる。観光地化されておらず、桜の穴場」と強調する。
現在、新年会シーズンで、瀬戸内の幸、海鮮しゃぶしゃぶ鍋が中心の献立「近隣ではリーズナブルな料金で料理がいいと好評。料理で差別化を図りたい」と意気込む。
課題は温泉でないこと。「採算が合えば、四徳温泉からの引湯も考えられる。当面は薬湯で対応したい」。
また、以前からソフト面のクレームが多かったことから「接客マニュアルをつくり、従業員が基本を身のつけ、いつもお客様の立場で考え、対応し、1年後にはクレームゼロを目指したい。従業員ひとり一人はソフトでにこやかな良い人ばかり、その良さが見え、生かせるようにしたい」。妻と長女の3人暮らし。(大口国江) -
目玉は花魁道中、大型時代劇、「必殺仕事人」
江戸情緒を楽しむ飯島町のお陣屋行燈市は2月11、12日、広小路で開かれる。今年の目玉は花魁(おいらん)道中、人気の大型時代劇「必殺仕事人」のほか、代官行列、陣馬太鼓、どんどろしし舞など多彩なイベントが繰り広げられ、露店も多数並ぶ。
開催まで1カ月足らずとなった13日夜、町商工会館で初の実行委員会が開かれ、当日のタイムスケジュールや、各組ごとの準備の手順、出し物を確認した。
25人の委員を前に、世話掛名主(実行委員長)の宮下寿さんは「13回を迎え、時期や役員などさまざまな課題が出ているが、まずはみんなの力を結集し、13回を成功させよう」とあいさつ。
行燈市のタイムスケジュールは次の通り
▽初日(11日)午前11時30分、どんどろしし舞、正午、開門、代官行列、午後12時30分、式典、市場開き、午後1時俳句表彰、陣馬太鼓、2時30分、大型時代劇「必殺仕事人」、フォトコンテスト表彰、午後4時、花魁道中、ジャンケン大会、点灯式、午後6時30分、閉門。
▽2日目(12日)午前10時開門、陣屋太鼓、11時、代官行列、大型時代劇、午後1時30分花魁道中、午後2時、宝投げ、市場納め。 -
まゆだまづくり、宅幼老所かつらで
中川村葛北の宅幼老所かつらで12日、デイサービスの利用者ら22人が参加し、小正月の伝統行事、まゆ玉づくりを楽しんだ。
米の粉約1キロを熱湯でこね、蒸し器で蒸したものを、手の平でころころと丸めて、繭の形にした。
ほとんどのお年よりは経験者とあって「昔は毎年つくった」「焼いて食べるとおいしい」と会話を弾ませながら、たちまち繭玉を作り終え、ソヨモの枝に飾った。
また、作りたてを汁粉で味わった。
かつらでは14日寺子屋塾でもちをつき、もちの花も飾り、20日にまゆかきを予定する。
きれいに出来たね繭玉飾り -
身近なもので音遊び
文部科学省推進の地域子ども教室事業「遊びの寺子屋」を高遠町で展開する運営委員会(丸山宏一委員長)は14日、笛師九兵衛こと、北原有さん(43)=長谷村黒河内=を講師に迎えた「笛作り音遊び講座」を町総合福祉センターで開いた。
九兵衛さんは、ボルトの長短で音階をつくって「大きな古時計」を披露したほか、茶わんやスプーン、石など身の回りにあるものを使って音を奏で、楽しみ方を紹介した。
長方形の穴をあけたフィルムケースにひもを通し、振り回したり、吹いたりして鳴らせたり、工具と紙コップをひもでつなぎ、工具をたたいて音を響かせて遊び、最後はミニコンサートもして楽しんだ。
参加した高遠小学校2年の黒河内春陽ちゃん(7)は「いろんな物から音を出せて楽しい」と夢中になって遊んでいた。
寺子屋は毎月1回土曜日に開催。これまで、ネイチャーゲームや山菜採り、竹を使ったものづくりなど野外活動を中心に展開し、次回は郷土の食文化に触れる予定。 -
高原美術館で年賀状展
駒ケ根高原美術館は06年年賀状展「芸術(アート)事始めExhibition2006・明日に向かってほえろ!」を29日まで本館1階ロビーで開いている。入場無料。
美術館の募集に応募した中学生から一般の年賀状約160枚が展示されている=写真。ちぎり絵や木版画などそれぞれ工夫を凝らした美しい作品に交じって、草間弥生、木下五郎、浜田知明、安達博文ら館内展示作品の作家から寄せられた芸術的な年賀状も並ぶ。
問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
紅白シクラメン、新春からめでたいね
駒ケ根市福岡の民家で育てている白いシクラメンに1つだけ赤い花が咲き「紅白とは、新春からめでたい」と家人を喜ばせている。
このシクラメンは04年12月飯田市内の花店から購入したもので、最初の年は赤い線が1本入った変わり花が1つ咲き、夏は上部は枯れたが、秋、水を与えると復活し、11月末ころから白い中輪の花が次々と咲き、年末には、白花の中から赤い花が1つだけ咲いたという。 -
第1回区長会
駒ケ根市は12日、06年第1回の区長会を市役所で開いた。市内全27区のうち26区の新区長が出席。中原正純市長はじめ市の幹部職員らと初の顔合わせをし、担当課長らから行政全般にわたっての説明を受けた。区長会長には山田近美さん=町四区=が、副会長には木下眞さん=中沢中割、唐澤一夫さん=東伊那=がそれぞれ選出された。木下さんは「浅学非才で務まるかどうか心配だが、皆さんの力をいただき、地域と行政のパイプ役として一生懸命務めたい」とあいさつした。
中原市長は「今、市は協働のまちづくりを進めている。各地域を代表する区長の皆さんには大いに助言、提言をいただきたい」と述べた。
06年の各区長は次の皆さん。
◇赤穂地区▽南割=堺澤清人▽中割=中村雅典▽北割二=小林治男▽北割一=福島紀六▽小町屋=伊藤智敏▽福岡=福澤千里▽市場割=清水春雄▽上赤須=気賀澤幸一▽下平=宮下定雄▽町一=澤田正一▽町二=小松愼司▽町三=山田佳正▽町四=山田近美▽上穂町=気賀澤徳義
◇中沢地区▽吉瀬=吉瀬修▽永見山=北原秀美▽菅沼=塩澤昌壽▽下割=竹村政利▽中割=木下眞▽上割=竹村澄男▽中山=北澤喬夫▽大曽倉=木下健一▽中曽倉=宮脇博一▽本曽倉=上村秀一▽原=下島健治▽南入=小島美洋
◇東伊那地区▽東伊那=唐澤一夫 -
南箕輪小5年4組と伊那養護学校小学部高学年がうどん作りで交流
南箕輪小学校5年4組(31人)と伊那養護学校小学部高学年(15人)が12日、うどん作りで交流した。
居住地交流で、1学期に伊那養護学校の児童3人が南箕輪小を訪問。5年4組の児童とゲームをして遊び、給食やそうじを一緒にした。
今回は本年度2回目の交流で、南箕輪小が伊那養護学校を訪問。皆が一緒に活動できるように-と、うどん作りに挑戦した。
児童は6班に分かれ、ビニル袋に入れた生地を10分間かかとで踏んで練った。製麺(めん)機を使ったことがある小学部の児童が教諭と一緒に手本を見せ、続いて南箕輪小の児童が順番に製麺機で生地を長く伸ばして切った。
南箕輪小の児童は、「伊那養護学校の友達と一緒に生地を踏んで作った。うどん作りは初めてで面白い」と話していた。
両校の児童は、ゲームや遊具遊びなどを楽しんだあと、自分たちで作ったうどんを一緒に味わった。