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身障協カラオケ交流会
駒ケ根市身体障害者福祉協会(北原和雄会長)は27日、恒例のカラオケ交流会を障害者センター高砂園で開いた。会員ら約30人が参加。『青い山脈』『リンゴの歌』『黒田節』など懐かしい歌を中心に思い思いの曲を紙に書いてリクエストし、代わる代わるマイクを握って得意ののどを披露し合った=写真。参加者は菓子やみかんなどをつまみながら歌に合わせて手拍子を打ったり、一緒に歌ったり竏秩B今年1年の平穏を願いながら楽しいひとときを過ごしていた。
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駒ケ根で土手火災
28日午前11時過ぎごろ、駒ケ根市赤穂中割の農業の男性(80)方の田の土手から出火。土手など約2500平方メートルを焼いて約1時間後に鎮火した。けが人はなかった。駒ケ根署の調べによると、男性の家族が土手で草を燃やしていたところ、火が風にあおられて周囲に燃え広がった。
伊南行政組合消防本部は空気が乾燥して火災が発生しやすいことから住民に注意を呼び掛けていた。管内では27日の飯島町本郷に続き、2日連続の土手火災。 -
福寿草咲いて春近し
厳しい寒さの中、新春の光集めてフクジュソウ輝く-。「福寿」と、おめでたい名前をちょうだいしたフクジュソウが、中川村や飯島町の民家の庭先で咲き始め、春近しを伝えている。
キンポウゲ科の多年草。多数ある花弁は黄金色で光沢があり、陽が射すと輝く。 -
消費生活大学閉講式
飯田消費生活センターと駒ケ根市は27日、05年度消費生活大学の閉講式を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで行った。受講した上下伊那の49人のうち、全6回・12講座の9講座以上に出席した37人に修了証書が手渡された=写真。
飯田消費生活センターの久保田篤所長はあいさつで「もともとは消費者運動のリーダーを養成しようと始まったこの大学だが、身の回りで多くのトラブルが起きる今の時代にあって自分を守り、周りの人を守るための知識を学ぼうと一緒に勉強してきた。この講座をきっかけに、学んだ事を地域の中で生かしていってほしい」と期待を述べた。修了者の一人は「食品表示や架空請求など身近な問題についてたくさんの勉強ができた。今後の生活の中でその知識が役に立つと思う」と話していた。
同大学は昨年11月4日から毎月2回、公開講座を含む全6回の講座を開き、保健所職員や司法書士、警察官などを講師に招いて生活にかかわるトラブル防止のための知識などについて学んできた。次回講座は06年秋頃に伊那市で開講される予定。 -
伊那養護学校高等部が作品販売
伊那養護学校高等部の生徒らが作業学習の時間に作った作品などの販売が28日、駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店1階メロディー広場と店頭で行われた。生徒約70人が交代で接客に当たり、木工、縫製、陶芸、農芸、生活、薪(まき)の各班に分かれて作った机やいす、ベンチ、茶わん、皿、布袋などを格安の値段で販売。訪れた買い物客は「よくできているね」などと作品の出来に感心しながら、いくつも買い求めていた=写真。店頭では屋台で焼きいもの販売も行われ、生徒が「いかがですか」と大きな呼び込みの声を上げていた。作業班の中山豊教諭は「生徒が苦労して作った作品が好評でうれしい。今後の授業の励みにもなる」と話した。
同校では授業の一環として週3回、6時間の作業学習を行い、できた作品を年に1回、一般に販売している。売上は次回作品の材料費や学校の備品購入費などに充てられる。 -
本場スリランカの紅茶が売れ行き好調
宮田村のスリランカ料理店アルッガマゲは昨年11月から、本場同国の紅茶をベルシャイン駒ヶ根店(駒ヶ根市)に卸し、販売を開始している。売れ行き好調で今月末からはベルシャイン伊那店(伊那市)でも取り扱う予定だ。
スリランカ出身の同料理店オーナー・ウダヤ・アルッガマゲさんが自ら母国の紅茶工場に足を運び、日本人の好みにあう20数種類の銘柄を厳選。
価格は市販品よりも若干高めだが、ベルシャイン駒ヶ根店では発売開始からわずか2カ月間で250個を売り上げた。本物志向が受けて、リピーターも多い。
紅茶の他に各種カレーの素も発売中。「アルッガマゲ」店内でも従来通り取り扱っている。問い合わせはスリランカ料理アルッガマゲ85・0080。 -
日赤奉仕団団員会議
宮田村分区日本赤十字奉仕団(分区長・清水靖夫村長)は28日、新年初めの団員会議を村デイサービスセンターで開いた。各区選出22人の団員に委嘱書を交付し、役員を決定。家庭看護法の講習もあり、奉仕の心で地域の安全、安心に協力することを確認した。
奉仕団の任務について説明を受け、さっそく家庭看護法に挑戦。
村デイサービスセンターに看護師として勤務する小田切佳子さん(日赤県支部派遣指導員)の指導で、介護ベッドの使い方、シーツの替え方など、寝たきりの人に負担をかけない介護の仕方などを学んだ。
役員は委員長に原田やよひさん=中越区=、副委員長に下平久代さん=北割区=を選出。
原田さんは「各地で災害が発生しており、何もないことのありがたさを痛感している。平穏なことを祈りながら、みんなで学習を深めていきたい」とあいさつした。
奉仕団は防災訓練に参加するなど、消防団や各地区と連携。福祉ふれあいまつりなどイベントにも参加するほか、各種研修などを通じて研さんを図る。
団員は次の皆さん。
▽町1区=黒河内米子、白川明美▽町2区=山浦光恵、山田和子▽町3区=白鳥佐貴子、松尾幸江▽北割区=下平久代、伊藤節子▽南割区=加々美美香、春日嘉代子▽新田区=北林道子、小田切あけみ▽大田切区=深沢利子、清水きよ子▽大久保区=細田津根子、小田切敏美▽中越区=原田やよひ、橋倉栄子▽つつじが丘区=新井明美、川上直子▽大原区=辰野恭子、保科洋子 -
新年度の予算査定終了
宮田村の新年度予算査定が27日で終了した。保険医療、介護給付費など社会保障関連の経費が増大しており、当初目標額を上回り一般会計予算案は本年度当初並みの32億円台で固まった模様だ。予算の硬直化が進んでおり重点配分を打ち出すことも難しい状況だが、教育も含め子育て支援関連に配慮した編成になったとみられる。予算案の発表は2月20日以降となる見通し。
査定は年明け直後に始まり、26、27日に村長査定を行なった。
昨年7月に就任した清水靖夫村長にとっては初の予算編成。
予算で重点項目を示したい所だが「どの事業も中途半端で終えることはできず、大変難しかった。基金の取り崩しもやむを得ないと指示した」と本紙の取材に答えた。
村長は全ての事業を白紙から見直す「ゼロベース」を新年度予算の方針に示し、経費をかけずに効率やサービスの向上を図る「ソフト重視」も打ち出している。 -
【特集 権兵衛開通】木曽高速は山を越えるか?(2)
権兵衛トンネル開通後の通過台数について、国土交通省飯田国道事務所は上り下り合わせて1日6000台と予測している。これは姥神トンネルから木曽町福島に抜ける道路が完全に整備された約20年後を想定したものだ。
一方、県伊那建設事務所は、05年春の時点で「開通直後は合計約2500台ぐらいでは?」との数字も示していた(加藤光彦管理計画課長=当時=)。国の予測よりもかなり少なかったのは、当時、開通後の交通量増加に危惧を表明する市町村関係者が県の整備の遅れを指摘していたことも背景にあると見られた。実際には、「空いて見なければ分からない」というのが実状だろう。
では、現状で、伊那側出口付近の交通量はどれくらいか?
04年7月に行った一斉調査(午前7時縲恁゚後7時)では、インターアクセスと広域農道が交わる大萱交差点の総通過数1万6362台。同じくアクセスと春日街道が交わる駒美で1万9091台。国道361号と春日街道への分岐になる伊那市川北の交差点で1万3576台。
道路ごとに見ると、広域農道が約8900台。春日街道が約9500台。アクセス道路が約8300台。川北交差点縲怦ノ那市街が7800台だった。
これに最大予測の6000台が増加すれば、かなりの混雑になるのは明らかだ。トンネルと北方を結ぶ通過車輌ルート(前号参照)はもちろん、伊那市街から東につながるルート整備も急務となる。
特に、伊那市駅前のスクランブル交差点は、現状でも朝夕は、信号1回で待機車輌が通過できない「渋滞」状況にあり、東につなげる迂回ルートに誘導しなければ混雑増加は必死。
伊那建は沢尻バイパスから北に向かわせ、アクセスを東に誘導しようとしているが、アクセス道路を御園から国道153号まで延ばす環状北線「御園橋」は07年度内供用開始予定で、間に合わない。07年度内にこれが開通しても、竜東に抜けるには市街地に入るしかなく、今度は国道153号の山寺、入舟の交差点で混雑は激しくなると予測される。
生活・通学道路の安全確保、道路網の整備を求める声は高まっているが、一方で、懸案の国道153号伊那バイパスを含め、「道路整備を急ぐと高遠・伊那は単なる通過点になる」と指摘する声もあり、交通網の整備が地域のあり方を左右する、重要な局面を迎えそうだ。(続く)=毛賀沢明宏= -
箕輪町水道運営審議会
箕輪町水道運営審議会は26日、町役場で開き、町が水道事業の経営変更と第5次拡張事業計画を示した。
水道事業の経営変更は▽計画給水人口を2万3400人から2万7300人に増加▽計画給水量の1日最大給水量を1万750立方メートルから1万1460立方メートルに増加-。変更理由として、12年に下水道普及率100%達成による水洗化区域の拡大、153号バイパス完成に伴う周辺地域へのレジャー産業などの進出計画で水需要の増大が推察されることなどを説明した。
第5次拡張事業計画は06縲・5年度の10年間の計画で、国の起債事業。人口増加に対応するため配水区域を見直す。主な事業は北西部地区への対応・下古田簡水統合、長田配水池の新設、古い水道管の解消、バイパスの水道管布設など。 -
日本一の桜のまちづくりへ
「日本一の桜のまちづくり」に向け、三峰川みらい会議は3月上旬、三峰川沿いに桜を植える。3月31日の伊那市・高遠町・長谷村の合併をとらえ、全国に誇れる桜のまちづくりを実現する。
「日本一の竏秩vは三峰川みらい会議の桜チームがまとめたもので、28日、三峰川行政地域懇談会で提言した。
基本方針は、地域住民と協働しながら、三峰川の自然を保全し、地域の活性化につなげること。具体的に、桜の名所・高遠城址公園へのアプローチとして、三峰川と天竜川の合流点から三峰川沿いを中心に桜を植栽。コヒガンザクラ、ソメイヨシノなど樹種を変え、長期間、花を楽しめる場を提供する。
また、桜の名所を結びつけるマップ作り、写生会や写真撮影会などを通した全国発信などを考え、交流人口を増やす。信州大学農学部の協力も得て、施肥など学習しながら、地域住民が「桜守」となるように進めたいとする。
懇談会では、参加者が植栽する桜のオーナー制を提案。子どもの誕生、入学、卒業など記念樹にすることで、三峰川沿いに植える桜1本1本に愛情が入り、人も集まると考える。07年度から導入する方向。
三峰川みらい会議は「新市全体を桜の名所にする息の長い活動」とし、継続して植栽・保全に取り組んでいく。
◇ ◇
第6回三峰川地域行政懇談会が28日、伊那市役所であった。三峰川流域の市町村や住民ら約80人が出席し、三峰川を中心とした協働のまちづくりを考えた。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は、伊那市・高遠町・長谷村の合併によって三峰川の源流から天竜川の合流点までが1つとなることに触れ「民間と行政が一緒になり、幅広く新しい三峰川の姿ができれば」とあいさつ。
そのあと、ワークショップで、三峰川みらい計画の基本方針「環境」「治水」「利用」の部門ごとに意見を交わした。
「利用」では、参加者から▽源流域の探訪▽三峰川流域の食材を楽しむ▽お勧めスポット情報をまとめる▽三峰川の魅力のPR竏窒ネどが挙がった。
そのほか、ヤマトイワナの保護・育成、自然環境を保全するための三峰川憲章づくり、子どもが遊べる川づくりなどもあった。
これらは、地域住民と行政の協働のまちづくりの第一歩にしたいとした。 -
買い物客に大増税阻止を訴え
上伊那地域協議会は28日、伊那市や箕輪町の大型店で「大増税阻止県下一斉行動」を展開した。各単組役員ら約30人が3店舗に分かれ、買い物客にチラシなどを配って大増税ストップを訴えた。
定率減税は家計の負担を軽減する目的で導入され、所得税は税額20%相当、個人住民税では税額15%相当が控除される制度。
地域住民に1月から定率減税が半減され、さらにこのままでは廃止になることを知ってもらい、廃止反対の声を大にしていこうと取り組んだ。
ベルシャイン伊那店では、役員12人が出入り口に立ち、買い物客にチラシとティッシュ1千部余を手渡した。チラシには「増えてます!あなたの税金」と、定率減税の半減で年収500万円の納税者で年間3万8千円の実質増税となることなどが記される。
上伊那地協では、定率減税の廃止反対を訴え、伊那市内などを広報車で回っている。 -
「九条の会中川」発足へ
平和を希求し、憲法九条を激動する世界に輝かそうと、村民有志による「九条の会中川」が発足する。発足式は2月28日午後7時から、片桐区民会館で開く。発足に先立て、準備会が村内に4カ所に立て看板を設置、多くの村民の理解と、会への参加を呼びかけている=写真。
看板は縦90センチ、横180センチ「平和の砦 憲法九条を守ろう」と書かれている。
「九条の会」は04年6月、大江健三郎さんや井上ひさしさんら9人が結成。「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという1点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、ひとり一人ができるあらゆる努力を今すぐ始めることを訴えます」とアピール。
このアピールに応え、村内の憲法学習を進めるグループが発足準備会(尾上利香代表)を立ち上げ、憲法についてもっと知ろう、子どもたちに戦争の無い未来を残そうと「九条の会中川」を発足させる。
尾上さんは「子育て中のお父さん、お母さん、子どもたちの未来のために、平和について、一緒に考えましょう」と参加を呼びかけている。
詳細は尾上さん(TEL88・1021) -
そり教室、七久保小1、2年
飯島町の七久保小学校1、2年生53人は27日、駒ケ根高原スキー場でそり教室を開いた。
赤や青、ピンクなど色とりどりの舟型そりを持って集まった児童らは、傾斜度30度、延長80メートルのそりコースで伸び伸びと、そりを走らせた。
この日は穏やかに晴れ上がり、昨夜、雪を作り、コースを整備したとあって、積雪1・5メートル、雪質は最高、スリル満点。児童らは歓声と悲鳴を交互にあげて、滑り降りた。中には加速しすぎて、ブレーキが効かず、友だちに衝突する子どもも。
児童らは「スピードが出て、ちょっぴり怖かったけれど、楽しい」と笑顔。
引率の座光寺智子教諭は「臆病な子が意外と大胆。教室では見られないすてきな顔をしている」と話していた。
そり遊びを楽しむ児童ら -
全国藩校サミット5月下旬に高遠町で開催
高遠藩の藩校「進徳館」があった高遠町で5月27、28日、第5回「全国藩校サミット」がある。新市誕生後のため、伊那市・長谷村も加わった実行委員会が26日発足し、進徳館の教育精神の継承、発展を目的に町で定めた「進徳館の日」を開催日に決め、内容を検討した。
藩校サミットは全国の藩主末裔や藩校関係者らが集い、これまでに「湯島聖堂」(東京都)や、会津藩の「日新館」(福島県)などで開催されてきた。
進徳館精神を現在の教育に生かす町では、「進徳館精神を今に、未来に」をテーマに、信州大学の笹本正治教授らの講演、パネルディスカッション、実学を重視した進徳館教育を実践する地元の中・高校の生徒による学習発表などを予定。2日目は進徳館や高遠藩のゆかりの地を巡って研修する。一般参加者も含め約400人を見込んでいる。
実行委員長の伊東義人高遠町長は「藩校サミットを成功させ、進徳館の日をさらに発展させていきたい」と述べ、協力を求めた。 -
1団体・2個人の活動たたえる
高遠町農業委員会と高遠町はこのほど、05年度農業功績者表彰式を高遠さくらホテルで開き、1団体2個人を表彰した。
功績者は、遊休荒廃農地に牛を放牧して農地再生に取り組む藤沢荒町のあすなろ会、町農業委員を長年務める東高遠の廣瀬昭典さん、町農業委員会会長を2期務めた三義の春日建郎さん。
農政講演会もあり、「将来の地域農業を支える担い手づくり縲恟W落営農へ準備する力と対応する力縲怐vをテーマにパネルディスカッションをした。
07年産から導入される、認定農業者や集落営農組織などの担い手を対象とした国の新経営安定対策についての概要を基に、農業者ら約60人が意見を交わして、今後の農業展開の方向性を探った。
小池政一会長は「農業が大きく変わろうとしている時期だけに、互いに考え、町の方向付けをしていかなければならない」と話していた。 -
リトルシニア「伊那ファイターズ」 努力たたえ今後にエール
中学生の硬式野球チームとして、全日本リトル野球協会シニア信越連盟伊那リーグに所属する「伊那ファイターズ」は28日、第25期生19人の卒団式を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。保護者や在籍団員ら約100人が集まり、卒団生を盛大に送り出した。
登内英夫代表、宮下一郎顧問らのあいさつの後、三澤良男監督は19人一人ひとりの名前を挙げ「入団当時は足が遅くて、動きも鈍かったが、努力でレギュラーを勝ち取った」「チームで体が一番小さく、けがにも悩まされたが、皆の信頼は大きかった」などと、それぞれの努力をたたえ、今後の野球人生へのエールを贈った。
25期生主将の近藤俊文君は「3年間の思い出が鮮明の思い出される。ファイターズの名前に恥じないよう、高校野球でも頑張っていきたい」と話した。
伊那ファイターズは上伊那全域の中学1年生から3年生までが在籍。毎週土・日曜日に南箕輪村南原のルビコングラウンドで練習に励み、04年度は信越連盟秋季大会でベスト8の成績を収めている。 -
31日まで ベル伊那「新春大絵画展」
中央画壇の文化勲章作家から現存の人気作家まで作品が集まる「新春大絵画展」は31日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。日本画、掛け軸など約70点を展示販売している。
高山辰雄の「菜の花」片岡球子の「わらべ」、伊東深水の「南枝、小杉放庵の「金太郎」、川合玉堂の「水郷麦秋」などの日本画や掛け軸が注目。油絵では田崎広助の作品も並んでいる。
長野県出身作家の池上秀畝、中村不折、菊池契月、中川紀元などの作品も多数展示している。
関係者は「美術館クラスの作品が並ぶ内容の濃い展示なので、見るだけでも価値がある」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那市の荒井区高齢者クラブが健康セミナー
伊那市荒井区の高齢者クラブ(長田伊三男会長)は24日、市駅前ビルいなっせで、年一回の健康セミナーを開いた。同区錦町の宮下歯科医院の宮下堯人院長(86)が高齢者の健康問題について話し、趣味で取り組むマジックも披露した=写真。
宮下さんは「高齢になると、寝たきりになる人もいるが、いいところもいっぱいある。いいところだけに感謝することが私の健康の縮図」と切り出すと、「その人の生きがいとなる趣味を持つことは大切。私はマジックをするが、人を喜ばせることで、自分も喜ぶことができる」と話した。
宮下さんは自分の一日の健康法について「就寝はいつも午後10時。室温、湿度には気をつける」「年を取るとお互いにしゃべることも少なくなるので、鏡の前で発生練習や、顔の体操をする」などと語った。 -
かんてんぱぱ絵画コンクール表彰式
第2回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール入賞者の表彰式が28日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールであった。最優秀賞から銅賞までの15人に賞状などを伝達。集まった保護者らと共に喜んだ。
伊那食品工業の塚越寛会長は「会社を経営する中でも、美しさ、色の帳合などが非常に大切で、絵を描くことの重要さを感じている。大いに絵を描いてもらい、そうした才能を伸ばしてほしい」と子どもたちに話し、表彰状を授与した。
かんてんぱぱ賞(最優秀賞)の伊那北小学校5年生・石田裕己君の「今年は豊作稲刈りだ」は、授業で取り組んだ稲刈りを描いた。人物の目を描くのに特に時間がかかったという。
かんてんぱぱホールで2月26日まで、応募のあった12校674点の作品を展示している。描くのは、普段見慣れた校舎や神社、授業で育てたヘチマやアサガオなどさまざま。鮮やかで温かみのある子どもたちの作品は、訪れる人たちを楽しませている。
入場無料。 -
飯島で土手火災
27日午前11時過ぎごろ、飯島町本郷第一の田んぼの土手で近くに住む無職の女性(77)が枯草を集めて燃やしていたところ風にあおられて燃え広がった。通報を受けて駆け付けた消防により正午前に鎮火したが、付近の土手など約2500平方メートルを焼いた。けが人はなかった。
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小さい子のおはなしのへや
中川公民館・図書館は25日、図書館児童コーナーで幼児すこやか学級「小さい子のおはなしのへや」を行った。30組余の親子が参加、ムーミンの会による絵本の読み聞かせや紙芝居などで楽しい一時を過ごした。
長い胴と短い足の犬、ショーテーと仲良しの猫が登場する絵本「ショーティーとねこ」でスタート。次いで、紙コップを加工したカップシアターで「アンパンマンとバイキンマンの雪だるま」。アンパンマンが子どもたちのために作った雪だるまを、バイキンUFОでやってきたバイキンマンが横取りするお話を楽しんだ。
節分にちなみ、鬼の面をかぶり、トレードマークのシマのパンツで登場したメンバーは歌遊び「鬼のパンツ」を披露、みんなで踊って、歌って盛り上がった。
最後に紙芝居「くいしんぼうのまんまるおに」で子どもたちを物語の世界に誘った。 -
高齢者クラブ連合会新年祝賀会
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(池上重雄会長)は26日、06年の新年祝賀会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約100人が出席し、ステージで繰り広げられる会員らの歌や踊りなどの出し物を楽しみながら酒を酌み交わして今年が良い年になるよう祈った。
池上会長は昨年の活動について「マレットゴルフ大会、体育祭、芸能祭など多くの行事があったが、悲しいことに会員が初めて交通事故で亡くなった」と1年を振り返り「これを教訓に今年も自分の安全は自分で守って事故を起こさないようにし『健康は宝である』の言葉を実行してほしい」とあいさつした。 -
消費者の会が石油値上げをただす
「どうして南信はガソリンが高いの?」「灯油の値段はいつ下がるの?」など、高値が続く石油について消費者が石油販売業者の代表に聞く懇談会が26日、駒ケ根市役所で開かれた。市内の主婦らでつくる駒ケ根消費者の会(林富代会長)の運営委員ら約10人が、石油商業協同組合上伊那支部南部ブロック長の武井二郎さんを招いて素朴な疑問をぶつけた=写真。
この冬の灯油の高値の原因について武井さんは「気象庁の長期予報で暖冬だと発表されたため、石油元売り各社が灯油の生産調整を行った結果、思わぬ寒さによる消費拡大で品薄になったことが大きな要因ではないか」、南信のガソリン価格が高いことについては「1店舗当たりの販売量が少ないため」などと説明した。ガソリンの価格を店頭表示すべき竏窒ニの質問に対し武井さんは「掛売りと現金売りの価格差の問題などから表示していない店がほとんど。個人的には表示すべきだと思う。組合に持ち帰って前向きに取り組みたい」、灯油はいつ値下がりするかについては「3月になれば竏秩vなどと回答した。
説明を聞いた消費者の会の委員らは「販売店は値上げでもうけているとばかり思っていたが、苦労も少し分かった」などと感想を話していた。 -
社会教育委員会が答申
駒ケ根市社会教育委員会(小出勉委員長・6人)は03年11月に市教育委員会から諮問を受けた「親の資質の向上を図るにはどうしたらよいか」について意見をまとめ26日、市役所保健センターで中原稲雄教育長に答申書を手渡した=写真。中原教育長は「2年半、12回にわたる審議に感謝する。今後の市政の大事な柱として生かしていきたい」と述べた。
答申書は3章から成り、第1章で家庭教育を取り巻く状況について、核家族化、共働きなどにより家庭の教育力が失われてきている竏窒ニ分析し、第2章の「親として心掛けなければならない具体的方策」で、親になる前にまず大人であること▽基本的生活習慣を身につけさせる▽幼児期からの挫折体験が必要▽家の手伝いをさせる竏窒ネどを提言している。最後に「子育てのしやすい環境をつくるために」として地域や教育機関、企業、行政などに子育てのしやすい環境づくりを求める内容となっている。小出委員長は「諮問を受けた『親の資質の向上』は広範な課題だったので『親の子育てのあり方』に焦点を絞り、親が子育てをするための指針についてまとめた」と話している。 -
地域食材で児童と生産者が会食
顔の見える交流を深め宮田村の宮田小学校は27日、「地域食材100%の日」を開き、日々の給食に農産物などの食材を提供している村内生産者を招いて会食した。各学級で安全、安心な地元産の食材を一緒に味わい、交流も深めた。
この日の給食は、村内農家11戸でつくる「学校給食を育てる会」提供の農産物を中心にしたメニュー。
栄養満点のきびご飯に加え、芋がらが入った「いなか汁」、ニジマスのカレー揚げ、かぼちゃサラダ、リンゴゼリーと、豊かな宮田村の食材で彩られた。 育てる会のメンバー8人は各学級に散らばり、児童と一緒に会食。美味しそうにたいらげる子どもたちの姿に目を細め、会話も楽しんだ。
2年3組で会食した宮嶋正明さん=町3区=も、モリモリ食べる児童の給食風景を喜び「農薬を減らすなど、安心な農産物にしようと我々も気を配っている。今後もさらに地域食材を味わってもらえたら」と話していた。
04年度から宮田小、中学校は、生産者の顔が見える安全、安心な地域食材の導入を積極的に図っている。 -
宮田村営農組合設立
宮田村営農組合は26日、設立総会を農協宮田支所で開き発足した。全国的に市町村単位で営農組合を設ける例は珍しいが、一村一農場を掲げ脚光を浴びた「宮田方式」と呼ばれる集団営農を再編。農家全戸参加で国の新たな農業政策に対応する。ただ同村は兼業農家が大半。後継者不足は深刻で、担い手育成など急務の問題を抱えたなかで船出となった。
大規模農家や営農組織に補助を限定する2007年からの国の新たな政策に対応しようと、各地で組織の再編や設立が相次いでいるが、関係者によると、集落ごとに設けることが多く、ひとつの自治体を包括するケースは極めて珍しいという。
宮田村では20年ほど前から農地の所有と分離を進め、集団営農を先駆的に実践。
村の農地利用委員会が利用計画を立て、農協主導の集団耕作組合が実働して耕作する方式を採用してきた。
今回の再編は、村をひとつの農場としてとらえる概念を引き継ぎ、農地利用委員会と集団耕作組合を統合。農地を所有する全709戸を組合員とした。
経理の一元化も図り、各地区に設ける組合の上部組織として村営農組合を位置付けた。
地区営農組合は大田切区、南割区で発足し、町区と新田区が2月中、残る北割区、中越区、大久保区も年度内に設立する見通し。
組合設立は当初、昨年春を予定。しかし、組織再編の必要性が各農家に浸透せず、懇談会を繰り返す事態になっていた。
総会には各地区の総代ら約70人が出席。理事会の互選で決まった原田博安組合長は席上「村の自立と同じように、人任せではなく、全組合員が英知を結集して農業を守りたい」と理解を求めた。
当面の活動は農地利用と機械、施設の共同利用の調整が主だが、高齢化による後継者不足は加速度的に進んでおり対応が迫られる。
役員は次の皆さん。
▽組合長=原田博安▽副組合長=小田切信樹、保科治男▽営農企画・土地利用部会長=北沢正明▽機械・労働調整部会長=小田切孝夫▽会計監事=小田切正和、加藤瞳 -
外国人企業研修生に初の男性
宮田村商工会の外国人研修生受け入れ事業で、建設業のヤマウラが受け入れ企業に加わり、事業初となる男性の研修生5人が中国から来日。同社で働きながら技術や語学の習得に励んでいる。従来は女性ばかりだった研修生受け入れだが、新たな展開を迎えている。
6期生となる今回の研修生は5人に加え、精密業のマスダで研修を積む女性3人。いずれも今月来日した。
26日に村内で歓迎会があり、事業参画9企業で組織する「外国人研修生受け入れ協議会」のメンバーと会食。原田和愛協議会長らが「会社の規則などを守って、初心の目的を忘れず頑張って」と激励した。
初の男性研修生のひとりとなった于公科さんは「日本に来れてとてもうれしい。一生懸命働きたい」とあいさつした。
同事業は2001年に始まり、中国・大連市の意欲ある若者を面接で選考。同商工会に加盟する機械や縫製などの企業が受け入れ、3年間研修を積む。
修了帰国者も含めた研修生は50人ほどに及ぶが、従来はいずれも女性。企業の希望もあり、今後は男性の受け入れも増えそうだ。 -
宮田中で百人一首大会
宮田村の宮田中学校は26日、新春恒例の百人一首大会を開いた。クラスマッチ形式で争い、2年の時にも優勝した3年2組が連覇。伝統の遊びを楽しみながら、学年の枠を越え交流を深めた。
全校生徒は学年関係なく5、6人1組となって競技開始。勝利のために、先輩、後輩の上下関係なく真剣勝負に臨んだ。
多くのクラスが大会に向けて練習。上の句を詠んだだけで、素早く反応する姿もみられた。
平均獲得枚数で競った結果、3年生が上位を独占。先輩の貫禄を見せつけたが、悔しさをバネに下級生も次なる闘志を燃やしていた。上位の結果は次の通り。
(1)3年2組(2)3年1組(3)3年3組(4)2年3組(5)2年1組(6)1年1組 -
権兵衛トンネル合同防災訓練
2月4日の開通を目前に控えた一般国道361号伊那木曽連絡道路・権兵衛トンネルで27日、伊那側・木曽側の消防や警察、国や県など関係8機関による合同防災訓練があった。相互連携を通じた迅速な対応を確認した。
訓練は、木曽側坑口近くのトンネル内で衝突事故が起き、車両火災、重複事故に発展したことを想定。
非常用通報ボタンから通報を受けた木曽消防署は、伊那消防署へと情報を伝達。その後、車内に閉じ込められた人命の救助や、車両の消火活動などに協力して取り組み、全7項目の訓練をした。
武居木曽広域消防本部長は「連携による合同災害訓練には一抹の不安もあったが、今回は成果があった。しかし、反省点・課題はある。十分検証して今後に生かしてほしい」とした。
三浦木曽警察署長は「関係機関の連携による迅速な対処ができた。しかし、市街地から遠隔地にあるトンネル内での初期活動は、戸惑うことも考えられるため、訓練を続ける必要がある」と有事への備えを訴えた。