-
箕輪工業高校全日制存続の署名
県立高校改革プランの高校再編整備候補案で多部制・単位制高校への転換候補として校名が挙がっている箕輪工業高校の同窓会とPTAは、全日制課程の存続を願い、署名活動を展開している。3日、丸田晃同窓会長と伊藤元郎PTA会長が現在までに集まった4万5403部の署名を持って平沢豊満箕輪町長を訪問。県教育委員会に署名を提出する際に「一緒に行っていただきたい」と要請。町長は快諾した。
「地域の維持、発展のために箕工の存続は必須の要件」とし、同窓会、PTA、箕工の未来を育てる会の3者の名でPTAは6月30日、同窓会は7月9日から、家族や近隣に協力を求め署名活動。現在、PTA3万2366部、同窓会1万3037部集まっている。
署名目標数は5万部。会長らは「もうひと頑張りし、20日前には県教委に提出したい」と話している。
11日に町文化センターである箕工の未来を育てる会は、高校改革プランの対応が主な議題で、現状報告と今後の対策を協議。18日の高校改革プラン第3通学区推進委員会には、同窓会、PTA、未来を育てる会の3者連名の嘆願書を池上昭雄委員長あてに提出する予定。 -
ミニデイ支援ボランティアが中越区に
宮田村社会福祉協議会のミニデイサービスに協力しようと3日、中越区にボランティア組織が発足した。区の呼びかけに10人の女性が参加。地区内で開くミニデイを支援し、高齢者の話し相手になったり、送迎の手伝いなどもする。「地域の実情を理解している住民が参加してくれるのは心強い」と、関係者は期待している。
村社協は地域福祉を支えるボランティアの組織化を目指しており、現在までに大原区や大田切区などで住民グループが発足。中越区は「ミニデイを手始めに、活動を広げていきたい」と、区主導で住民に参加を募った。
ミニデイは介護保険を受けていない75歳以上の高齢者が対象。社協職員が村内を巡回し、10地区ごと毎月2回実施している。
中越区は集落センターが会場。10人ほどの高齢者がふれあいを楽しみに集まって来る。
この日はミニデイの開催にあわせて発足会を開き、女性たちはさっそく高齢者と交流。世間話や困っていることなどを聞いた。
「何かできることがあればと思い参加した。少しでも喜んでもらえたら」とメンバーのひとり。
社協の職員は「顔見知りだと気軽に相談できる面もある。高齢者の様子を知ってもらうよい機会。ひとり暮らしの老人も多く、一緒に支えあうことができたら」と話していた。 -
ゲートボールで交流
夏合宿中の宮田村のサッカークラブチーム「トップストーン」の子どもたちが3日朝、村ゲートボール協会のメンバーと交流。ゲートボールの指導を受け、ゲームを楽しんだ。
同クラブ4縲・年生の55人は2日から4日まで、村内の真慶寺に宿泊して合宿。座禅を取り入れるなど、体力面、精神面ともに高めている。
ゲートボール協会との交流も3年目。打ち方やルールなどを学び、実戦にも挑戦した。
4年生の斎藤輝君(9)は「初めてだったけど、おもしろい」と、友人と一緒にステッィクを振っていた。
同協会の塩澤健会長は「子どもたちが喜んでくれて、本当にうれしい。気分転換にもなり、我々も若返る」と、世代を超えたふれあいを楽しんでいた。 -
美篶小資料館化粧直し
伊那市の美篶小学校敷地内にある、郷土資料が集まる「美篶小学校資料館」の南側外壁塗装作業が1日、あった。地域住民でつくり管理・運営などをする資料館専門委員や、同校の校務技師ら14人が、朝からの半日仕事に汗を流し、地域で守ってきた資料館の壁を自分たちの手で生まれ返らせた。
南側外壁の塗装作業は00年の大改修以来。外壁は高さ8メートルで、表面積は約230平方メートル。壁に対して、足場を組み、防腐効果などがある塗料を、協力して塗装した。
副専門委員長の矢島信之さん(61)=青島=は「地域の人たちが身近に感じられる建物として、地域で守っていきたい」と話す。
資料館は、美篶村立美篶中学校の新校舎として1952年に設立。64年の東部中学校への統合の後、使われなくなった校舎を80年に資料館として利用。木造建築のため、市の校舎規格にはそぐわず、いくどとなく取り壊しの話があったが、地域住民の熱望で現状を維持している。
現在は、地区内の約1700戸から年間100円の寄附金を運営費などに当てている。地区住民に限らず開放し、学習の場として活用されている。 -
西町区伊那部で写生会
故郷の魅力を見つめ直すとともに、町内の意思の疎通を図ろうと窶狽ニ、伊那市西町区の伊那部町内会(伊沢勉町総代)は30日、町内の小学生を対象に写生会を開いた。13人が参加し、見て感じたままを画用紙に表現した。
2年目の試みで、今年は春先に復元されたばかりの酒屋旧井沢家住宅が題材。講師に元伊那市教育長の保科恭治さんを迎え、いろりや井戸などがある住宅の、思い思いの場所で熱心に鉛筆や筆を動かした。
児童たちは、お互いの絵をのぞき込み、評価しながら楽しんだ。
保科さんは「自分で創造し、発想して描くことは学習としても大切なこと。現代の子供たちは絵をじっくり描く時間がなかなかないので、町内会で写生会を開くことは重要な活動だと思う」と話していた。
出来あがった作品は毎年秋にある町内の文化祭に出展する。 -
業況、じわり悪化 アル信調べ
4窶・月期の業況について「良かった」とする企業が13・4%、「悪かった」とする企業は39・5%。「良かった」から「悪かった」を引いた指数DI指数は△26・1で、前期△22・3より3・8ポイント悪化したことが、アルプス中央信用金庫の発表でわかった。
同金庫は4半期に1度、取引き企業を中心いアンケート調査をしており、「伊那谷経済動向」としてまとめられていえる。
発表によれば、上伊那経済は、有効求人倍率が1・20倍を示す(5月)など一見好調を堅持しているかのようにも見えるが、製造業・建設業・卸売業・サービス業などで軒並み業況が「良かった」とする企業が減少した。
DI指数で見ると、建設業・卸売業・小売業・サービス業などが、依然として「悪かった」とする企業の方が多い事を示すマイナスの状態ではあるが、数値的には若干の改善を示しているの比して、製造業が前期より7・6ポイント悪化して△28・5を示した。この製造業の景況悪化に引っ張られる形で、全体でもDI指数が3・8ポイント悪化するという結果が出た。
ある製造業経営者によれば、デジタルカメラの過剰生産に直面したメーカーの生産調整によって、上伊那の光学関係の部品加工業が大きな痛手をこうむっているという。アルプス中央信用金庫の調査結果もこうした事情を反映したものと考えられる。 -
理容室もブラスバンドも親子で共演
吉田理容室
吉田常廣さん(57)
吉田明弘さん(31)伊那市荒井区元町の小沢川沿いで親子で理容室を営む。腕は上々と評判。だが、親子で一緒にやるのは床屋の仕事だけではない。
2人とも、伊那市消防音楽隊の中心メンバー。仕事のかたわら、1月の出初式から、春季訓練(定期演奏会)・秋季訓練、伊那祭り、防火パレードなど数々の場面で演奏する。週1回(月曜日)の練習も欠かさない。
父親常廣さんはフルート・ピッコロの担当。1989年の伊那市消防音楽隊創設メンバーの1人で、副隊長、隊長を務めたこともある。「人手不足だから還暦まで現役でやれということなんですよ」と笑う。
創設当時、県内に消防音楽隊は数多かったが、上伊那には1つもなかった。防火意識の向上のためにも結成しようと話がまとまり、伊那中時代にブラスバンドの経験があった常廣さんが立役者の1人になった。
当時の隊員は約30人。一時期かなり減少して苦しい時もあったが、現在は再び30人ぐらいに持ち返してきているという。
息子明弘さんは隊創設1縲・年後、当時まだ中学生だったが練習に参加するようになった。トランペット担当。中学・高校と隊で演奏した。高校を卒業して修業で東京都と塩尻市で暮らし、5年前に帰郷。戻るとすぐに音楽隊に復帰した。「父がやっていた影響でブラバンを選んだんですよ」と一言。常廣さんの顔がほころんだ。
04年からは地元の伊那消防団第1分団のラッパ隊にも加わり活躍。05年の市内のラッパ隊大会ではみごと1位にもなった。「トランペットをやっているからラッパ隊の技術向上の役に立てると紹介したんだ」と父親が言えば、「今は、いろいろな職業の人とめぐり合えるから楽しいですけど、初めは余計なことを言ってぇ窶狽ニ思いましたよね」と息子。
消防音楽隊のレパートリーは約100曲。6・7日の伊那祭りではパレードに参加して、「マツケンサンバ」「宇宙戦艦ヤマト」「スカイ・ハイ」などのおなじみの曲を演奏する。明弘さんが参加する消防団ラッパ隊も、05年から、伊那祭り「やる気」委員会の提言を受けて、旧市役所跡地の駐車場に作られるお祭り広場で演奏する。
消防団ラッパ隊は消火活動の際の重要な伝令役であり、伊那市消防音楽隊は、市民の防火・防災意識啓発の先頭に立つ重要な役割を担う。
創業60年にもなる床屋の2代目おやじと跡取りの3代目が、親子で続ける消防音楽活動。伊那祭りの行われる演奏には、そんな人々の街を思う気持ちが込められる。
(毛賀沢明宏) -
親子木工教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館(小平容大館長)は30日、親子・子どもふれあい事業「親子木工教室」を同市東伊那の「ふるさとの丘・あゆみ館」で開いた。市内の親子約20人が参加し、木を使った小鳥の巣箱やえさ箱、森の動物などを作った。
指導に当たったのは「木の香の会」会員の宮脇保さん。参加者は宮脇さんの用意した巣箱の材料をそれぞれ受け取ると、木の板を組み合わせて早速組み立て始めた=写真。子どもたちは「難しいなあ」などと言いながら保護者や宮脇さんらの手を借り、苦労の末どうにか巣箱を完成させると、手にとってうれしそうに眺めていた。
宮脇さんは「巣箱に鳥が巣をつくる確率は60%くらいかな。木の上など敵の手が届かない高い所に置くのがいいよ」などとアドバイスしていた。 -
南箕輪村商工会商業部会
販売促進事業チャレンジ05 第2段開催南箕輪村商工会商業部会(桜井高文部会長)が進める販売促進事業「チャレンジ2005」が31日、ニシザワショっパーズ南箕輪店店頭であり、目前に迫った権兵衛トンネル開通に合わせた木曽の物産販売と、子供むけのラジコン操縦教室で終日賑わった。
木曽中部商工会(日義村・開田村・三岳村・王滝村)の協力による木曽物産展では「開田そば」や木曽ひのき製の箸、ねずこ下駄、ヤマトイワナの甘露煮などが並び注目を集めた。
ラジコン操縦教室は伊那モケイが協力してラジコンカーやラジコンヘリコプターを実演。付き添いの親とともにコーナーを囲んだ子供たちから歓声が上がった。
「チャレンジ2005」は、地域消費行動を掘り起こし、地域の商店の販売促進につなげることを目指して05年度から始まった新事業。今回が2回目。特別セールを行う商店の敷地などを利用して、商工部会としてのイベントを同時開催する。
桜井部会長によれば、6月中旬に開催した第1回では、300人が集まり、会場になった伊那コルト自動車の販促セールの成績も上々だった。権兵衛トンネル開通をマジかに控えて、今後も木曽との連携の道を探りながら同様の取組を行うという。次回は9月25日、国道153号線大泉入口信号付近とのこと。 -
リンゴオーナー契約会
宮田村とJA上伊那は31日、今年で12年目となるリンゴオーナー契約会を村内各地の農園で行った。主に中京方面から訪れた契約者らは「この辺りは日当たりが良さそうだ」「この木は実が大きいぞ」などと家族で話し合いながらリンゴ園内を歩き、ようやく気に入った木を決めると家族の名前を書いた名札を枝にぶら下げ、代わる代わる記念写真を撮ったりしていた=写真。
名古屋市から来たという家族連れは「ここのリンゴは味が良いので気に入ってもう5年も来ている。年によって出来に差があるのは自然相手だから仕方ない。天候にはらはらするのもまた楽しみのうちですよ」と笑顔で話していた。
リンゴ園主らによると、春先の凍霜害で大きな被害を受けた昨年と比べ、今年の生育状況はほぼ順調だという。「あとは収穫前に大きな台風が来ないでくれたらね」と話す。
契約者らはそれぞれ「我が家」の木を選んだ後はスイートコーンやアスパラなどの収穫体験を楽しんでいた。 -
マスのつかみ取り大会
宮田村青少年健全育成会(田中賢一会長)は31日、小学生の夏休みイベントとしてマスのつかみ取り大会を村内各地で開いた。照りつける夏の日差しを浴び、水しぶきを上げながらマスを追う子どもたちの歓声が水辺に響いた。
つつじが丘区では約60人の親子らが参加し、大田原橋近くの太田切川の浅瀬で放流したマスを追った。水着になった子どもたちは「そっちに行ったぞ」「そこそこ!」「あー、逃げられた」などと大きな声を上げながら、すばしこく泳ぎまわるマスを懸命に追いかけた。
皆で苦労して捕まえたマスは岸辺のかまどで早速串焼きにした。子どもたちは焼きたての熱いマスにかじりつき、口々に「おいしい」と言いながら夢中でほお張っていた。 -
みはらしラベンダー盗難
業務用や鑑賞用として農業公園みはらしファームが園内で育てているラベンダーの一部が、切り取られていることがこのほど発見され、花を育ててきた公園職員らが心を痛めている。
花が盗まれたことに気づいたのは7月中旬で、見まわり中の職員がふれあい広場横の花壇で発見した。被害は約50本。目立たないよう何カ所かに分けて、はさみなどできれいに切り取られており、人目がない夜の間に、摘まれたものと考えられる。
この季節、園内のラベンダーは、一般客の目を楽しませているものの、あくまで鑑賞用。
みはらしファームは現在、摘み取られた場所に「ここのラベンダーは心ない人に取られてしまいました。とても残念です」との立て札を立て、再発防止に努めている。 -
宮田村少林寺拳法教室自然体験学習教室
宮田村少林寺拳法教室は31日、駒ケ根市赤穂の山林で自然体験学習教室を開いた。約30人の親子が参加し、牧場の見学やシイタケ取り、炭焼き体験などを楽しみながら森と水のありがたさなど、大自然の大切さを肌で学んだ。
参加者らが「一番楽しみにしていた」というシイタケ取りは教室の指導者水上平八郎さん所有のシイタケ栽培場で行われた。「さあ、どんどん取っていいよ」と水上さんの許しを得た参加者らは、積まれたホダ木のあちこちに生えた見事なシイタケを見つけると「あった」「これ大きいぞ」などと歓声を上げて次々と取っていた。
駒ケ根林業青年会議の炭窯「森遊窯」での炭焼き体験では材料のナツツバキの木を1本ずつ持ち、狭い入口をくぐって窯の中に入れた。子どもたちは「これは何の木?」「どのくらいで炭ができるの?」などと質問していた。 -
生活(くらし)を彩る工房展~木・籐・土・布が織なすハーモニー~
暮らしに彩りを加えるさまざまな生活道具を、自然の素材で作り上げる4人の作家による「生活(くらし)を彩る工房展~木・籐・土・布が織なすハーモニー~」が、7日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。素材の温もりを感じる陶器や織物、家具など約300点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
長野市や岡谷市で工房を構える4人が同ホールで展示会を開くのは初めて。天然の素材の持つ素朴で柔らかな質感に魅了され、素材そのものの良さを引き出す作品づくりをしている。木工、籐工芸、陶芸、染織と4人が扱う素材はさまざまだが、木工家の小松稔さんは「自然のもの同士は、異なる素材や作品であっても、一体感のある一つの空間をつくる」と話す。
また会場は、作品に触れることができるようになっており、その感触も楽しめる。
入場無料。7日まで。 -
県河川協会が高遠町高砂河川愛護会を表彰
高遠町を流れる藤沢川の美化に長年努めてきた高遠町西高遠高砂町のグループ「高砂河川愛護会」が、県河川協会から表彰された。阪下哲彦町内会長(74)は「高齢者世帯が多い町だが、今後も一生懸命がんばっていきたい」と受賞の喜びを語った。
今回、県下で表彰されたのは1個人4団体。高砂河川愛護会は長年の経歴と年2回の河川美化活動が評価された。高遠町の団体が河川活動で表彰されるのは今回が初めて。
川の水が生活水の一端を担っていた高砂町は、戦前から生活習慣の一部として町内河川の美化に努めてきた。戦中、一時活動を中断したこともあったが、戦後再開。ごみ拾いが中心だった活動も時代と共に変化し、近年は、大水の減少に伴い繁殖が著しい河川の草刈りが活動の主体になっている。
草が成長する6月と盆前の8月には「帰郷する人に故郷の川を楽しんでほしい」と町内全16戸が河川清掃や草刈りに取り組んでいる。 -
こまがね男女共同参画社会を目指す市民の会発足総会
こまがね男女共同参画社会を目指す市民の会は1日、駒ケ根駅前ビル・アルパで発足総会を開いた。会員ら約30人が出席し、規約案や05年度事業計画・予算案などを承認し、発足に伴っての初代役員を選出したほか、同会の愛称を「いきいき市民の会」とすることを決めた。総会後、松本大助教授の白戸洋さんによる「地域における男女共同参画」と題した講演会を一般にも公開して行った。
会長に選出された三井貞明さんは「結婚し、子どもを育てることが本当の男女共同参画だと思うが、その家庭が崩壊していることが問題だ。平等社会の実現に向けて少しでも役に立ちたい」と意気込みを語った。
同会は市が開いた04年度男女共同参画推進講座の修了生が中心となって設立準備会を結成し、市民に参加を呼び掛けるなどして発足にこぎつけた。今後、男女共同参画社会の実現を目指し、市と連携を図りながら、学習会、講演会などを開催していく。
役員は次の皆さん。
▽会長=三井貞明▽副会長=松本瑩子、中坪宏明▽会計=松崎敏子▽監事=小川周次、鈴木里子▽幹事=伊沢恵子、小林正昭、小宮山よし子、須田秀枝、戸枝まゆみ -
伊那少年卓球クラブ東日本ブロック卓球大会出場
卓球の小学生以下を対象にした全国ホープス団体県予選(7月10日、小諸市)で3位に入賞した伊那少年卓球クラブ(阿部凱人監督)の男子チームが、第19回全国ホープス東日本ブロック卓球大会(6、7日、富山県)に出場権する。
予選大会は、優勝チームが全国大会に、2、3位チームが東日本ブロック(北信越、東海、関東地区)大会に出場する。
東日本大会出場を決めた上原良太君(11)下島知宏君(11)埋橋英里斗君(11)三澤拓弥君(10)は、今年4月ころチームを編成し、練習に励んできた。4人は個人でも県内ベスト16に入る実力で、阿部監督は「良い結果を残せる可能性はある」と話す。
キャプテンの上原君は「まずは予選リーグ突破が目標。その後、どんどん目標を上げて勝ち進みたい」と意気込みを語った。 -
子ども昆虫教室
駒ケ根市立博物館は親子・子どもふれあい事業の一環として31日、子ども昆虫教室を東伊那のふるさとの丘・あゆみ館で開いた。駒ケ根市のほか伊那市、飯島町などから親子ら11人が参加し、昆虫採集の方法や標本の作り方などを学んだ。
講師の駒ケ根市誌編集委員田中邦治さんが虫捕り網の上手な使い方などを伝授した。「チョウなどは特に羽が傷みやすいから網は出来るだけ軟らかい材質の物が良い。網から取り出す時は羽を持ってはいけない。胴体を軽く押すと仮死状態になるから胸のあたりをつまむように」参加者らは「初めて聞いた」などと感心しきりだった。標本の作り方について田中さんは「足と触覚をきちんと整えてない物は標本とはいわない。特に触覚は細長くて傷みやすいので慎重に」などと指導した。
講義の後、参加者らは虫捕り網を持って近くの林に繰り出し、覚えたばかりの方法でトンボやチョウを上手に捕まえていた。 -
コンビニに市報を置く
伊那市は1日、市内のコンビニエンスストア13店にパンフレットスタンドを設け、市報などを置いた=写真。月1回ずつ入れ替え、市政の情報を市民らに提供する。
置くのは市報「いな」、市社会福祉協議会の「ふくし伊那」、観光パンフレット。
市報は、自治会組織を通じて各世帯に配っているが、全世帯数のうち1割強が未加入世帯。市役所や支所、図書館、大型店などに置いているが「市政の情報を得て、参加してもらう機会にしたい」(市役所総務課文書係)とコンビニにも広げた。観光パンフレットも置き、観光客にも利用してもらう。
スタンド=高さ1・4メートル、幅20センチ=の購入費は50万円。コンビニの協力を得て、各店の入り口付近に立て、市報などを15部ずつ置く。
今後も新たにオープンする店にも協力を呼びかける。 -
伊那まつり原画ポスター
「第33回伊那まつり」ポスター原画コンクールの表彰式が1日、市役所であった。会長の小坂市長が最優秀賞、優秀賞の入賞者5人にそれぞれ表彰状やトロフィーなどを手渡した。
冒頭、小坂市長は「市内全域にポスターが飾られている」と中学生の参加を喜び「合併を控え、高遠町・長谷村からの参加もあり、盛り上がるだろうと思う」と述べた。
受賞者を代表し、最優秀賞の堀内綾さん=西箕輪中学校2年=は「花火、竜、イーナちゃん(市のイメージキャラクター)をファインダーでまとめるところが大変だった。花火は色を明るくしたほうがよかったかなと思う」と制作の様子を話した。
応募作品はすべてラミネート加工し、商店街などに展示。
17日から31日まで、市役所市民ホールで手作りポスター展を開く予定になっている。 -
伊那消防署で高規格救急自動車の入魂式
伊那消防署で2日、高規格救急自動車の入魂式があった。小坂樫男伊那消防組合長をはじめ、署員らが出席し、安全を祈願した。
1993年に同消防署で初めて購入した高規格救急車の老朽化にともなう更新。
小坂同組合長は「はしご車の横転事故もあったので、交通事故には十分気を付け、地域住民の安全のためにも、有効に使われることを願う」とあいさつした。
同車両の購入価格は、2814万円で、全長5・61メートル、全高2・48メートル、全幅1・8メートル、総重量3055キロ。以前のものと比べると、盗難防止装置が強化され、エンジン起動中でもドアロックができるなどの特徴があり、車輪は4輪操舵システムで、従来より小回りが利く。
また、災害時には緊急消防援助隊として出動する。
伊那消防署管内の昨年度の救急出動件数は2560件で、前年と比べると217件増、搬送人員は2491人で、147人増。救急事故種別の出動件数では急病、交通事故、一般負傷の順で多い。 -
原爆パネル展
伊那市は15日まで、市役所1階の市民ホールで「原爆パネル展」を開いている=写真。広島・長崎の原爆の悲惨さを写し出したパネル50枚が並ぶ。
市民に戦争や原爆に関する意識を深めてもらおうと終戦記念日(15日)に合わせた11年目の取り組み。例年、市が保管するパネルを20窶・5枚ずつ並べているが、本年は被爆60年の節目であることから、すべて展示した。
パネル=B3判=は、超高温の熱線で焼死した少年、焼け野原となった爆心地付近の「死のまち」、泣く気力さえなく「水、水…」とあえぐ子どもに救援隊が水を飲ませる様子など生々しい。被爆者が描いた「生き地獄」の絵もあり、核兵器廃絶の願いを込める。
市役所企画課は「被爆から60年。薄れてしまいがちな平和への思いを一人ひとりが考える機会にしていただきたい」と話している。
パネル展のほか、終戦記念日などに黙とうをする。 -
不思議な野菜ずらり
UFO?恐竜の頭?窶狽ネどと想像をかき立てるユニークな野菜たちが伊那市西箕輪のみはらしの湯1階ロビーに展示されている。
野菜の提供者は伊那市ますみが丘の伊藤勝夫さん。伊藤さんの奥さんが花を購入した時、一緒に付いてきた種を「カボチャかな」とまいたところ、このような面白い野菜がなったが、種の袋などは捨ててしまったため、名前や本当の種類は分からないという。
もう1種類の野菜も名前などは不明。ひょうたんのような形をしているが、首の部分が長く、白い水玉模様がある。また、地面をはわせて育てたせいか頭が垂れており、なにかの動物を思わせる愛きょうある格好をしている。
1日に勝夫さんが畑で発見するまで、2人とも野菜がなっていることに気づかなかった。「面白い形なので、みはらしでみんなに見てもらおう」と持ち込んだ。
みはらしの湯の唐澤壽男支配人も「夏休み中、都会からくる子どもたちにも楽しんでもらえる」と、ユニークな野菜に笑顔を見せていた。 -
はなまる地域探検隊が日帰りキャンプ
伊那市の小中学生を対象に学校や年齢の枠を越え、さまざまな体験活動をする「はなまる地域探検隊」(伊藤元郎代表)は30日、本年度4回目の活動として、小沢川上流の山の神河川敷で日帰りキャンプをした。隊員約78人、市内、高遠町の高校生ボランティア21人など、総勢100人余が、和気あいあいと楽しんだ。
命につながる山と川の関連学習がテーマ。信州大学農学部の島崎洋路名誉教授が、近くにある樹木、草花、鉱物について説明するなどの自然ウォッチングや、飯ごう炊さんなどに取り組んだ。
8班に分かれた隊員らは「カレーライス」作りに挑戦。かまど作りや火おこし、野菜を洗ったり、切ったりと、スタッフとともに一生懸命こなした。知り合ったばかりの仲間と協力し、ともに汗を流し、出来あがったカレーに舌鼓を打った。
伊那小5年の小森龍君(10)は「大きな木に火を付けるのが大変だった。いつも食べてるカレーより、みんなで、外で食べるカレーのほうがおいしいかった」と感想を話していた。 -
駒工の存続を求め、育てる会宮田支会が発足して署名活動
県教育委員会が統廃合の対象とした駒ケ根工業高校(駒ケ根市)の存続を求め1日、宮田村の関係者が「駒ケ根工業高校を育てる会宮田支会」を設立した。同校PTA、同窓会に加え、村と小中学校PTA、商工会などが連携。全村的な署名活動を展開し、白紙撤回を求める。
設立総会には約15人が出席。会長に清水靖夫村長、副会長に山浦正弘村議会議長、春日親夫教育委員長、吉沢和男駒工同窓会宮田支部長を選出した。
清水村長は「大変深刻な事態。宮田としても結束し、断固たる反対をしていきたい」とあいさつ。
駒工の教諭も駆けつけ、「駒工の卒業生が管内の製造業を大きく担っている。ぜひ皆さんで応援して、存続できるようにお願いしたい」と協力を求めた。
伊南4市町村で始まっている署名活動を推進。参加団体が分担して、各家庭単位まで浸透を図る考えだ。
また、宮田村議会では、5日の臨時議会に駒工の存続を求める意見書案が議員提案される予定。
本年度、駒工へ通う生徒は、駒ケ根市、伊那市に次いで宮田村が3番目に多い。 -
ぼくらも街を守ります
荒井区少年少女消防クラブが夏季訓練伊那市荒井区の子供たちでつくる少年少女消防クラブが31日、内の萱の荒井区スポーツ公園で恒例の夏季訓練を行った。ハッピ・ヘルメット姿に見を包んだ子供たちは、規律訓練や放水訓練でキビキビとした動きを見せ、自分たちの街を守る決意を固めた。
中村敏雄同区少年少女消防部長によればクラブ員は現在25人。1981年に結成、24年の伝統を持つ。
夏季訓練のほか、出初式や、パレードなどにも参加し、子供の意識向上を通じて、大人の防火意識・自主防災意識を高めている。
訓練を終えた子供たちは、消防署員が着る防火服を着用するなどして楽しみ、区役員が要したトン汁にも舌鼓を打った。
防火服を着て臨場感を味わう子供たち -
バスケット技術講習会
上伊那バスケットボール協会の技術講習会が31日、伊那中第2体育館であり、W1リーグ所属の甲府クィンビーズ監督島立登志和さんらの指導に、上伊那の高校生130人が食い入るように聞き入った。
島立さんは午後講習に立ち、(1)ディフェンスリバウンドを取るまでがすべてディフェンスだと考えること、(2)オフェンスは個人技でもできるが、ディフェンスはチーム一丸とならなければできないこと窶狽|イントとして述べた後、自ら率いるクィンビーの選手に実技をさせながら、チームディフェンスの核心を教えた。
バスケットボールの技術向上のために毎年島立さんを講師に行われているもので、ミニバスケットの小学生・中学生・高校生の順に年ごとに対象が変る。
協会技術委員長の小松修赤穂高校教諭は「日本でも有数な監督の指導だから、生徒もいつも以上に真剣になる」と話した。
自軍選手に実演させながらディフェンスの要所を教える島立さん -
特別養護老人ホーム観成園夏祭り
駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)は29日夕、夏祭りを開いた。玄関前の広場には「祭りを楽しみにしていた」という入所者のお年寄り約40人が出て、チンドン屋の音楽に合わせて歌を歌ったり、輪投げやボーリングなどの手づくりゲームを楽しんだ。
祭りには入所しているお年寄りのほか、子どもたちをはじめ地域の住民や社協の関係者なども多く訪れ、手づくりみこしをかついだり花火をしたりして互いに交流しながらにぎやかに夏の夕べを楽しんだ。
観成園は来年度末までの移転が既に決まっているため、関係者は地域との交流の機会が残り少ないことを残念がっていた。 -
親子夏レクリエーション
駒ケ根市の北割2区は夏休み恒例の「親子夏レクリエーション」を同市東伊那のふるさとの丘で開いた。地区内の小学生と保護者ら約100人が参加し、自然の中でネイチャーゲームやバーベキューなどを楽しんだ。
芝生広場に集まった参加者らはネイチャーゲーム指導員の北原茂さんら4人のコーディネートで「私は誰でしょう」ゲームに挑戦。参加者は1枚ずつ配られたカードに書かれた「フサフサした大きな尻尾があります」「全身ウロコで覆われています」などの手掛かりを読み、知恵をしぼって動物の名前を考えつくと「ハムスターだ」「フクロウ」「カエル」などと叫んでは仲間同士グループをつくるなど、歓声を上げてゲームを楽しんでいた。 -
本郷第2コミュニティーセンター上棟式
飯島町の本郷第2地区に建設中の同地区コミュニティーセンターの上棟式が31日、現地で行われた。建設工事に関わる業者など関係者8人が屋根の上にしつらえた祭壇の前でかしわ手を打ち、清めの塩をまくなど無事完成を祈る神事を厳かに行った。
建物の周りにはセンターの完成を待ち望む地元の住民ら約60人が集まって式を見守った。神事が滞りなく終わり、お待ちかねのもち投げが始まると、子どもも大人も夢中になって手を伸ばし、歓声を上げながら高く投げ上げられるもちや菓子を追った=写真。住民の一人は「縁起物のもちを取れて良かった。完成が待ち遠しい」と話していた。センターの名称は住民の公募によってこれから決められるという。
同センターは木造平屋建て、述べ床面積142平方メートル。多目的ルーム2室(30畳、11畳)のほか調理実習室、トイレなどを備える。建築費は約2100万円。うち1240万円は自治統合センターの宝くじ収益金が当てられる。完成は11月30日を見込んでいる。