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内藤家に入野谷在来そばを献上
1600年代から8代に渡り高遠藩の藩主を務めた内藤家に入野谷在来そばを納める献上式が10日、伊那市高遠町の飲食店で行われました。
この日は伊那市高遠町の飲食店 楽座・紅葉軒で献上式が行われ、信州そば発祥の地伊那そば振興会の飯島進会長から内藤家17代目当主の内藤頼誼さんにそばの種とそばが献上されました。
飯島会長は「高遠城ご帰還の折に献上差し上げます。先月からご城下の民による毒見は済ませてあります故ご安心の上お召し上がりください」と口上を読み上げました。
この日は内藤頼誼さん夫妻と長男夫妻、孫夫妻も伊那市を訪れ、全員で入野谷在来そばを味わっていました。
入野谷在来そばは、昭和20年代まで高遠町や長谷で育てられていたそばで、県の試験場にわずかに残っていたものから復活させました。
伊那そば振興会によると、江戸時代には米が採れずそばを年貢として納めていたという文献も残っているということです。
内藤さんは「大変感動している。そばの復活は県や大学、住民が関わってくれて三者が一緒になったおかげでできたものですね」と話していました。
またこの日は、内藤さんと白鳥孝市長が高遠城址公園にタカトオコヒガンザクラを植樹しました。
白鳥市長は「当主に作業をさせてしまって申し訳ありませんが、記念になればうれしいです」と話していました。 -
水のない高遠ダムに”岩”出現
伊那市高遠町の高遠湖に、1年に1度、この時期だけ顔を出す「烏帽子岩」が、現在姿を見せています。
毎年この時期、高遠ダムのゲートの点検や修繕を行うために水抜きが行われます。
烏帽子岩はこの水抜きをしている期間のみ現れます。
高遠ダム管理所によると、17日頃から再び水を貯め始めるということです。
10日の伊那地域の最高気温は11月上旬並みの16.4度で、湖の上では羽を休める鳥の姿も見られました。 -
発電施設の制限求める陳情 趣旨採択
伊那市議会9月定例会に提出され、継続審査となっている太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める陳情が、10日に開かれた市議会社会委員会で趣旨採択されました。
この日は市議会社会委員会が市役所で開かれました。
陳情は、9月に「伊那市前原大規模太陽光発電施設の計画見直しを求める会」から提出され、継続審査となっていました。
委員会で議員からは「趣旨については理解できる」「土砂災害危険区域への設置を制限する制度の導入を、委員会として国に求めていってはどうか」などといった意見が出ました。
市議会の委員長報告・採決は16日に行われます。 -
福澤さやさんミニライブ 歌で障害への理解伝える
障害者の苦労や助け合いを歌で表現する、飯田市出身の福澤さやさんのミニライブが9日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
福澤さんは、17歳で脳腫瘍摘出手術を行い、後遺症が残ったということです。
26歳で感音性難聴を発症し、現在も左半身麻痺や視力低下などの症状が進行しているということです。
福澤さんの歌は、愛と命をテーマにしていて、障害を持って生きている人の立場を表現しています。
福澤さんは、「障害のことは、当事者でも言いづらい時がある。歌を聴いてもらうことで少しでも理解してもらいたい」と話していました。
またこの日は、障害について理解を深める、あいサポーター研修も行われました。
研修では、視覚障害や聴覚障害などに分かれ、日常生活で起こりうる事例を紹介していました。
視覚障害の人に対しては進んで代筆を提案し、聴覚障害の人には手話の他に筆談を提案することが手助けにつながるということです。
あいサポーター研修は、様々な障害や、障害者の生活を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していくもので、信州あいサポート運動の一環で行われました。
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伊那養護学校でおもてなしプリンの掛け紙づくり
伊那市の伊那養護学校の生徒は9日、南箕輪村の大芝の湯で販売されているおもてなしプリンの掛け紙づくりをしました。
この日は、中学部の1年生11人が、それぞれ作業を分担しながら掛け紙をつくりました。
材料の紙を細かくちぎり、重さが2グラムになるように計って、分けていきます。
その後は、生徒が選んだ色紙と一緒にミキサーに入れ、混ぜます。
混ざった紙を型に入れ、形を整えたあと、乾かせば完成です。
掛け紙づくりは、学年活動で行っている紙すき教室の一環で行われたものです。
養護学校の取り組みを聞いた大芝の湯が、おもてなしプリンの掛け紙に使おうと、協力を呼びかけコラボしたということです。
伊那養護学校の生徒がつくった掛け紙のおもてなしプリンは、来年1月から販売されるということです。
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伊那市健康応援ポイント事業の公開抽選会
市民の自主的な健康づくりを応援する伊那市健康応援ポイント事業の公開抽選会が9日、伊那市役所で開かれました。
伊那市総合型地域スポーツクラブが市の委託で行っていて、人間ドックや健康診断を受け、継続して運動している人が応募できます。
伊那市健康応援ポイントは、市が開いているスポーツイベントへの参加や、塩分を控えた食事を心がけることで貯まるものです。
今年で5回目となる抽選には、1,106件の応募がありました。
市内のスポーツ用品店などが協賛していて、最高賞は2万円分の商品券が当たります。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは、「抽選会をきっかけに、健康づくりに役立ててほしい」と話していました。
当選者には、年内に賞品が発送されるということです。
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伊那スキーリゾートで雪作り
今シーズンのオープンを前に、伊那市西春近の伊那スキーリゾートでスノーマシンを使った雪作りが始まっています。
雪作りは、気温が氷点下2度以下になるこの時期に行われていて、今シーズンは6日から始まりました。
8日の夜9時から9日の朝8時までの11時間、スノーマシン13台が稼働していました。
今朝の伊那地域は、午前7時8分に最低気温が氷点下4度を記録し、今シーズン1番の冷え込みとなりました。
1分間に67リットルの水を霧状に撒き、気温の低さを利用して人工的な雪を作ります。
一昨年、およそ3,000万円をかけて機器やシステムを導入しました。
機器のON・OFFや水量調整、角度設定などをパソコン上で管理することができます。
運営する伊那リゾートでは、今シーズンの営業を21日から予定していて、さらなる冷え込みに期待しています。
伊那スキーリゾートの昨シーズンの来場者数は、4万5,300人となっています。 -
唐木村長「防災コミュニティセンターの建設を検討」
南箕輪村の唐木一直村長は、大芝高原内に防災コミュニティセンターの建設を検討していることを、9日に明らかにしました。
9日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、唐木村長が建設の考えを議会に示し、意見を求めました。
建設の候補地としてあげられたのは、大芝高原の研修センターがある場所です。
研修センターは、建設からおよそ40年が経ち、耐震工事が必要なことから、取り壊しを含めた検討が行われています。
唐木村長は、「防災に関する研修や教育、会議や合宿などで利用できる場を、国の有利な起債が利用できる来年度中に建設したい」との考えを示しました。
議員からは、「建設する方向で進めてほしい」などと賛成の意見が出ていました。
建設には2億円程度かかる見込みで、村では「財政に負担のない範囲で検討したい」としています。
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夢を形に!夢町フェスタ
ものづくりの体験などが楽しめるイベント「おいでよ♪おでかけ
夢町フェスタ」がきょう箕輪町の文化センターなどで開かれました。
会場にはアクセサリーを作ることができるコーナーなど35のブースが出展しました。
手作りの年賀状コーナーでは親子連れが町内の書道教室の講師から習字を教わっていました。
消しゴムを削ってハンコを作るブースでは訪れた人が来年の干支のねずみを彫っていました。
飲食コーナーでは箕輪町の魅力や課題について調査研究をしている東京都豊島区の大正大学の学生と地域の若者が考案した菓子の
試食が行われました。
菓子は箕輪町産のりんごで作ったジャムが入ったクッキーなどで学生らは試食した人から感想を聞きさらに良いものにしていくということです。
夢町フェスタは女性がやりたいことを見つけるきっかけにしてもらおうと住民有志でつくる実行委員会が開いたもので今回で5回目です。
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仁愛病院で1周年記念の病院祭
伊那市西町の仁愛病院の新館が開館1周年を迎えたことを記念して病院祭が8日、行われました。
会場には、骨密度などを測定する無料健康チェックコーナーが設けられました。
足を専用の測定器に置いて測定し、骨の状態や骨粗しょう症のリスクがあるか診断していました。
また、立ち上がる時の足の筋力を測定するコーナーも設けられました。
手を胸の位置で交差したまま、足の筋力を使ってなめらかに立ち上がることができるかをチェックします。
健康チェックを受けた人は、診断結果をもとにドクターからアドバイスを受けていました。
また、ロビーではステージ発表もあり、歌や踊りで会場は盛り上がりを見せていました。
仁愛病院では、「地域の理解と協力があって1周年を迎えることができた。この祭りで多くの人に健康寿命を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していました。
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2019そろばんコンクール開催
日本珠算連盟が主催する、上伊那のそろばん教室を対象にしたそろばんコンクールが、伊那市の伊那商工会館で7日、開かれました。
そろばんコンクールは、かけ算、わり算、みとり暗算、みとり算のそれぞれ300点で、合計は1200点で競います。
今回は上伊那にある7つのそろばん教室から小中高校生合わせて45人が参加しました。
全参加者のうち最高得点者は985点で、伊那弥生ケ丘高校の備前ゆき恵さんでした。
小学生最高得点者は975点で、伊那東小学校の藤原拓海くんでした。
日本珠算連盟伊那支部の伊藤正会長は「何事も挑戦する姿勢を大切にしてほしい。
これからもコンクール出場を目指して頑張ってほしい」と話しました。
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伊那フィルハーモニー交響楽団定演
地域の音楽愛好家でつくる伊那フィルハーモニー交響楽団による
定期演奏会が8日伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会ではモーツァルトやベートーベンなどのクラシックが披露されました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は1985年に発足し今回が32回目の定演となります。
伊那フィルハーモニー交響楽団団長の北沢理光さんは「団員が減り思うように活動できない時期もあったがここ数年は新しい仲間も増えている。
伊那谷に根付いた音楽活動を地道に続けていきたい」と話していました。
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台風19号の被害木を譲与
10月12日の台風19号により箕輪町のながた自然公園で倒れたアカマツなどが8日住民に無償で譲与されました。
倒れた木は箕輪町のながた自然公園駐車場に集められ訪れた住民が軽トラックに積み込んでいました。
台風19号の影響により、ながた自然公園ではおよそ100本が倒れたということで箕輪町では地権者の承諾を得たのち470万円ほどをかけて木の伐採と運び出しを行いました。
集められた木は直径20センチから40センチほどのアカマツなどでチェーンソーを使い短くしてから持ち帰る人もいました。
町によりますと8日午後4時現在まだ木は残っていて無くなり次第譲与は終了するということです -
野球の技術向上へ 川村さん講演
上伊那の野球の技術向上を目指すダイヤモンドスポーツミーティングスin上伊那が7日伊那市の伊那中学校で開かれ、筑波大学硬式野球部監督の川村卓さんが講演しました。
筑波大学准教授の川村さんは、大学で野球コーチング論を専門とし、野球の動作分析と指導法について研究しています。
会場には上伊那の中学校・高校の野球部の生徒や指導者など500人が集まり、川村さんの話を聞きました。
川村さんは講演の中で、早いボールの投げ方について紹介しました。
川村さんは、「猫背だと肩甲骨が動かず、腕を後ろにそらせません。早いボールを投げるために姿勢をよくすることも大切です」と話していました。
ダイヤモンドスポーツミーテイングスin上伊那は、野球部の顧問や少年野球の指導者でつくる実行委員会が開いているものです。
実行委員会によりますと、昨年度中学3年生で野球部に所属・またはシニアに加入していた生徒141人のうち、高校でも継続しているのは、66.7%、94人だということです。
実行委員会では「中学から高校に進学する際の継続率65%をこれからも維持できるよう、底辺拡大などに努めていきたい」としています。
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しめ縄づくりを楽しむ会
伊那市荒井区の「しめ縄づくりを楽しむ会」が7日いなっせで開かれました。
7日は区民30人が参加し正月用のしめ縄を作りました。
講師を務めたのは北原文明さん76歳です。
北原さんは「上手に作るには慣れが必要です。手を濡らすと滑らずに作りやすいです」と話していました。
しめ縄づくりを楽しむ会は、伝統文化を伝えていこうと、荒井区と荒井区公民館が毎年開いています。
7日作ったしめ縄は、それぞれが持ち帰り家に飾るということです。
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伊那市民芸術文化祭
上伊那の様々な団体が展示や舞台で発表する第16回伊那市民芸術文化祭が伊那市のいなっせで7日まで行われています。
会場には、手芸や絵画、書道など上伊那の21の団体や個人が作品を展示しています。
この文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が多くの人に文化活動に親しんでもらおうと開いているもので、今年で16回目です。
今年は初めて伊那市の障害者多機能型事業所の輪っこはうす・コスモスの家、ゆめわーくが作品を出品しました。
茶道などの体験コーナーもあり日本文化に触れることができます。
伊那市民芸術文化祭は明日もいなっせで行われます。
展示は2階の展示ギャラリーと5階の研修室、舞台発表は6階のニシザワいなっせホールです。
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競歩メダリスト 荒井さん体力づくり教室
リオデジャネイロオリンピックの50km競歩銅メダリストの荒井広宙さんの陸上・体力づくり教室が7日箕輪町のながたドームで開かれ、子どもたちがメダリストから練習の仕方を学びました。
リオデジャネイロオリンピック50キロ競歩銅メダリストの荒井広宙さんです。
7日は参加者と一緒に歩き、競歩の歩き方を紹介しました。
荒井さんは「手と足が連動するように歩きましょう」と指導していました。
荒井さんは、小布施町出身の31歳で、リオデジャネイロオリンピックの50km競歩銅メダリストです。
荒井さんの高校時代の陸上部の顧問が箕輪町出身ということが縁で、箕輪町教育委員会が荒井さんを招き教室を開いたもので、去年に続き2回目です。
教室では、ストレッチのしかたや体の動かし方なども紹介され、参加者と荒井さんが一緒に行いました。
教室には、箕輪町を中心に、小学生から80代まで81人が参加しました。
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接客業者防犯協会 発足55年
伊那市と南箕輪村の飲食店で作る伊那接客業者防犯協会は、発足55年を記念し、伊那防犯協会連合会と、いなっせ管理組合法人に防犯ポスターなどを5日贈りました。
この日は伊那市のいなっせで、伊那接客業者防犯協会の鈴木一比古会長が、伊那防犯協会連合会の武居克幸事務局長に寄贈品の目録を手渡しました。
贈ったのは、腰かけに取り付ける防犯標語板と、年末年始防犯ポスターです。
標語板には「地域の力で防ごう 特殊詐欺」と書かれています。
ポスターは、伊那市出身の漫画家、橋爪まんぷさんの作品です。
まんぷさんは12年前から干支を使った防犯ポスターを描いています。
今回は全ての干支のポスターの複製が贈られました。
標語板と防犯ポスターはいなっせ1階に置かれています。
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ニシザワ文芸コンクール表彰式
株式会社ニシザワが主催する読書感想文のコンクールの表彰式が、伊那市の創造館で行われました。
7日は受賞者19人のうち出席した10人に、株式会社ニシザワの荒木康雄社長から賞状が贈られました。
最優秀賞受賞者は、小学校低学年の部で「かみさまにあいたい」の読書感想文を書いた、西春近北小3年の溝上泰虎くん、高学年の部で「天気の子」の読書感想文を書いた箕輪中部小5年の唐澤里奈さん、中学生の部で「スマイルムーンの夜に」の読書感想文を書いた西箕輪中2年の小阪遥夏さんです。
今回のコンクールには、上伊那の小学生522人、中学生1,012人が作品を応募しました。
大正13年に本屋として創業したニシザワは、16年前から読書感想文のコンクールを開いています。
荒木社長は「これからも読書を続けて読解力を高め、自分の考えを周囲に伝える力をつけてほしい」と話しました。
Nテロップ「上伊那小中学生対象/読書感想文コンクール」
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おもてなしプリン新商品発売
南箕輪村の日帰り温泉施設大芝の湯で販売されている「おもてなしプリン」に、伊那市御園のお茶屋いちえとコラボした新商品が新たに加わりました。
おもてなしプリンと、お茶屋いちえの高遠棒ほうじ茶がコラボした新商品「高遠棒ほうじ茶プリン」です。
3層になっていて、上にほうじ茶の香りのクリーム、真ん中にプリン、底がカラメルになっています。
茎だけを強火で焙煎した深煎りの高遠棒ほうじ茶パウダーが練りこまれていて、香ばしく、黒蜜に近い味だということです。
日本茶専門店のお茶屋いちえの井口裕太さんの監修で、今年10月から試作を重ねて完成しました。
プリンは、1つ380円で、6日から大芝の湯で販売されています。 -
消防職員が被災地での応援活動を報告
台風19号で被災した長野市へ県消防相互応援隊として救助活動などの応援を行った消防職員の報告が6日、伊那市の上伊那広域消防本部で行われました。
被災地へ行った職員は、上伊那広域消防本部の34人です。
10月13日から4日間にわたり職員が応援要請を受け出動し救助活動にあたったことを報告したものです。
1次応援隊から4次応援隊までが毎日救助小隊の入れ替えをしながら、長野市へ向かい、各小隊が役割を分担し、活動したということです。
隊員らは、浸水している病院から患者を他の病院に搬送したり、安否不明者の確認を行ったことを報告しました。
また、浸水した箇所を巡回して行方不明者の捜索活動も行ったということです。
上伊那広域消防本部では、「災害派遣で出動した経験を活かし、今後の活動に繋げていきたい」と話していました。
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新酒「やまむろ」完成祝う
伊那市高遠町の地酒「やまむろ」の新酒が出来上がり、関係者が鉾持神社に祀られている酒の神様に6日、奉納しました。
この日行われた神事では、出来立てのやまむろで乾杯が行われました。
やまむろは、高遠町の酒販店などでつくる高遠旨い酒研究会が醸造しています。
山室の酒米「ひとごこち」を使い、地元の酒蔵「仙醸」で仕上げる純高遠産の日本酒です。
今年は1000本つくる予定だということです。
やまむろは、1瓶720リットル入り1320円で、高遠町内の4つの酒販店で販売されます。
販売店:桜井酒店・萬寿屋商店・酒舗にんべん・(資)十一屋商店 -
中村さん 土と炎の器展
木曽町に窯を構える中村満(みつる)さんの「土と炎の器展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には食器や花瓶など150点が展示されています。
中村さんは、現在44歳です。
9年前から木曽町に薪の窯を構え作品を制作しています。
薪の窯を使うことでできる偶然の味わいに魅力を感じているということです。
この器は、うわぐすりをかけずに窯に入れ、焼いている途中で灰がかかってできた偶然の模様があります。
この作品展は、9日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那本線 利用者数増加
南箕輪村の地域公共交通会議が6日役場で開かれ、伊那本線の利用者数が年々増加していることなどが報告されました。
伊那市・箕輪町・南箕輪村の伊那地域定住自立圏で運行している「伊那本線」の今年4月から9月末までの利用者数は11,560人でした。
昨年度の同じ時期は9,749人、おととしは7,381人で、年々増加しています。
1便当たりの乗車人数は5.66人で、昨年度は4.95人でした。
まっくんバスの今年4月から9月末までの利用人数は7,943人で、昨年度の同じ時期と比べ22人増えています。
1便当たりの乗車人数は3.1人で、昨年度は3人となっています。
村の調査によるとまっくんバス利用者の約半数が運賃が無料の75歳以上だということです。
村地域公共交通会議会長の唐木一直村長は「伊那本線の利用者は着実に増え、認知度が高まっている。まっくんバスのバス停設置の要望もあるが、福祉移送サービスも行っているので周知を図っていきたい」と話していました。
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環状南線 工事進む
伊那市の平成大橋と小黒川大橋を結ぶ環状南線の工事が進んでいます。
中心市街地の渋滞緩和を図るもので、来年度末の供用開始を目指します。
6日は、伊那市西町沢の市道と環状南線が立体交差する場所で、アーチ橋の設置作業が行われました。
信州大学農学部の学生が土木工学の講義の一環で作業を見学しました。
120トンのクレーンを使って長さ10m、幅1.2mのアーチを設置しました。
アーチ橋を道路に据える工法で地下への影響が少なく、工期が短いのが特徴です。
伊那市によると今年度この工法が行われたのは全国で2か所目だということです。
伊那市西町城南町の交差点部分です。
道路がほぼ完成し、舗装工事を残すのみとなっています。
環状南線は、国道153号の平成大橋交差点を起点に、西へナイスロードを伸ばし、小黒川大橋の近くを終点とするもので、延長1.3キロです。
昨年度から本格的に工事を進め、総事業費は25億円です。
中心市街地の渋滞緩和や観桜期の渋滞解消、竜東地区から小黒川スマートICへアクセス向上を図るものです。
環状南線の供用開始は、来年度末の予定です。
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teamKSCと三井家 クリスマスライブ
辰野町を拠点に音楽活動をしているteamKSCと、南箕輪村在住で自閉症の三井結斗くんらによるライブが、伊那市の伊那養護学校で3日開かれました。
ライブには伊那養護学校小学部の児童およそ40人が集まりました。
ライブでは「ジングルベル」や「あわてんぼうのサンタクロース」などのクリスマスソングや、teamKSCのオリジナルソングなど、全9曲が披露されました。
今回のライブは、音楽を通して教育や福祉の活動をしているteamKSCが、多くの生徒に音楽の素晴らしさを知ってもらおうと、結斗くんが通っている伊那養護学校で開催したものです。
ライブでは音楽に合わせて体を動かし、楽しんでいる生徒もいました。
この日ギターとボーカルを担当した結斗くんの姉の三井麗奈さん。
不登校を乗り越え、ミュージシャンを目指しています。
teamKSCでは、「子どもたちが音楽に合わせて自分の素のままを表現できる時間となって良かった。」と手応えを感じているようでした。 -
伊那市美篶 建物火災
4日午後5時頃、伊那市美篶で2階建ての作業所とビニールハウスが全焼する火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市美篶の春日孝雄さんが所有する、2階建ての作業所兼物置となっている建物です。
この火事で作業所150㎡と、横にあるビニールハウス35㎡が全焼し、物干し場の一部が焼けました。
火はおよそ1時間後の午後6時頃に消し止められました。
この火事によるけが人はいませんでした。
警察は作業所から火が出たとみて、詳しい出火原因について調べを進めています。
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大芝いちご園「章姫」出荷
南箕輪村の大芝いちご園では、大粒で甘みが強いいちご「章姫」という品種の出荷作業が始まっています。
今年は順調に生育していて、より大粒のものが出ているということです。
「章姫」は大粒で甘みが強い品種で、大芝いちご園では、11月19日から今シーズンの出荷作業が始まっています。
広さ47アールのハウスが4棟あり、1つのハウスで6,000株のいちごを育てています。
根の部分に敷いているのは炭にしたもみ殻です。
通常は土をビニールの中に敷き詰めて育てている農家が多いということですが、大芝いちご園では直径9センチのポットで育てる方法をとっています。
この方法にすることで、収量は減りますが、甘みがぐっと増すということです。
大芝いちご園代表の武村淳一さんです。
平成12年からいちごの栽培を始め、今年で19年目です。
出荷は、クリスマスから年末にかけてピークを迎えるということで、作業はこれからが大詰めです。
現在は1日80パックから100パックを出荷していて、Aコープやファーマーズあじ~な等の直売所で購入できるということです。 -
箕輪町 松本山雅のホームタウンに
サッカーJ1・松本山雅FCのホームタウンに、南信では初となる箕輪町が承認され、5日役場で調印式が行われました。
調印式では、箕輪町の白鳥政徳町長と株式会社松本山雅の神田文之社長が確認書を取り交わしました。
山雅が地域リーグで活動していた2009年に、箕輪町で小中学生を対象にした体験教室が開かれ、その後スポンサーの募集が開始されました。
町内では3社がオフィシャルスポンサーとなり、2013年にはその3社を中心に「山雅後援会南信州支部」が設立されました。
南信州支部では、サッカーの講習会やサポーターの交流会などを開き、南信地域からもクラブを盛り上げようと活動してきました。
先月18日に開かれたJリーグ理事会で、松本山雅の新たなホームタウンに箕輪町が承認され、ホームタウンは9市町村となりました。
調印式には、山雅のマスコットキャラクターガンズくんと箕輪町のイメージキャラクターもみじちゃんも駆け付けました。
神田社長とガンズくんからは、タイアップフラッグとユニフォームが町に贈られました。
今後は、サッカーを含めたイベントや町内で行われる祭りなどで交流をしていくということです。
なお、7日に松本市のアルウィンで行われるシーズン最終節のセレモニーには白鳥町長が出席する他、箕輪町のブースも出展する予定です。 -
村北部保育園ツリーの飾りつけ
南箕輪村の北部保育園は、クリスマスを前にツリーの飾り付けを、5日行いました。
この日は園児およそ55人がツリーに飾り付けをしました。
園児達は高い場所は台を使って、ボールや星を飾っていきました。
北部保育園では24日にクリスマス会を開く予定で、ハンドベルの発表などをするということです