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勾玉づくりで歴史に興味関心を
古代日本のアクセサリー「勾玉」をつくり、歴史に興味を持ってもらおうと、箕輪町郷土博物館で1日、勾玉づくり体験が開かれました。
体験者は暗い所でぼんやりと緑に光る高麗石を削って、勾玉独特の形を作っていきました。
高麗石を削り終わると、水につけながらやすりをかけ、表面を滑らかに整えました。
体験者は最後に、蛍光ペンでそれぞれ自由に色を塗り、作品を完成させました。
博物館の職員は、「体験を通して古代に興味関心を持ってくれたら嬉しい」と話していました。
今回のイベントは箕輪町郷土博物館主催の夏休み体験講座のひとつとして開かれたもので、今月10日(土)には萱野高原で昆虫観察会を開く予定です。
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上伊那で捕獲した野生イノシシから豚コレラ
長野県は、辰野町で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を2日に発表しました。
上伊那で野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たのは、これが初めてです。
長野県の発表によりますと、先月29日に辰野町で捕獲した3頭の野生イノシシを検査したところ、1頭から豚コレラの陽性反応が出たという事です。
先月31日までに県内全域で169頭を検査し、このうち39頭が陽性でした。
長野県では豚コレラは豚やイノシシの病気で人に感染することは無く、また感染した豚肉が市場に出回る事は無いとしています。
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川上一巳遺作展 モデルを探しています
去年12月に90歳で亡くなった岡山県在住で伊那市縁の洋画家 川上 一巳さんの遺作展が、9日から、かんてんぱぱ西ホールで開かれます。
展示会に合わせ遺族や関係者は、川上さんが伊那谷の少年を描いた絵のモデルとなった人物を探しています。
モデルを探している作品は2点あります。
1点目は「伊那路の子」と名付けられた少年の絵で、だれを描いたものかわかっていません。
2点目は「伊那の子」で、モデルの名前はたなかしゅんすけさんです。
どちらも2004年頃から数年の間に描かれたものです。
川上一巳さんは岡山県出身の洋画家で、一水会委員、日展審査員などを歴任、岡山大学の教授などを務め、去年12月に90歳で亡くなりました。
高遠町には50年ほど前から訪れていて、伊那市には関係者も多く、2004年には信州高遠美術館で個展を開いています。
今年に入り、従四位・瑞宝小綬章を受章しました。
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伊那地域 3日連続猛暑日 3日から伊那まつり
2日の伊那地域の最高気温は午後2時23分に35.5度まで上がり、3日連続の猛暑日となりました。
この暑さにより、午後5時現在、南箕輪村の80代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されました。
太平洋高気圧に覆われ、晴れたため、2日も猛烈な暑さとなりました。
伊那市のいなっせ前では、3日の伊那まつりの準備が行われていました。
伊那ケーブルテレビでは、3日土曜日は午後4時15分~、市民おどりの模様を、また4日日曜日は午後7時から花火大会の模様を生中継する予定です。
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準優勝弥生野球部 伊那市長が健闘称える
第101回全国高校野球選手権長野大会で準優勝した伊那弥生ケ丘高校野球部のメンバーが、2日白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
この日は、伊那弥生ケ丘高校の平澤裕二校長と、野球部メンバー20人などが、市役所で白鳥市長に準優勝を報告しました。
準優勝当時主将だった向山大介さんは「念願の甲子園にはあと一歩届かなかったが、野球部の歴史を塗り替えることができた」と話しました。
平澤校長は、「試合を重ねるごとに成長していく姿を見ることができた。練習の成果、チームの力、精神力がもたらした勝利だ」と振り返りました。
白鳥市長は、「卒業生にとどまらず、伊那市民、上伊那全体で応援した。公立でも甲子園を狙えることを証明してくれた」と健闘をたたえていました。
式では白鳥市長から、弥生野球部に24個のボールが渡されました。
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セミの抜け殻で地球環境を考える
セミの抜け殻を採取し、その数や種類から地球環境などを調べる講座がき1日、伊那市の鳩吹公園で開かれました。
講座には10組30人の親子が参加し、公園内の林でセミの抜け殻を採取しました。
講座は長野県環境保全研究所が県内6か所の公園などで毎年開いています。
セミの抜け殻は、30分で675個集まり、このうち涼しい環境を好むヒグラシが555個と、最も多く集まりました。
このことから、鳩吹公園が比較的涼しい環境であるということが分かりました。
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2日連続猛暑日 熱中症に注意を
1日の伊那地域の最高気温は、午後2時11分に36.1度を記録し2日連続の猛暑日となりました。
今後も30度を超える日が続く事から、こまめに水分補給を行うなど熱中症に対する警戒が必要です。
1日の伊那地域の最高気温は午後2時11分に36.1度を記録し2日連続の猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと午後3時現在、伊那市の女子高校生が講義を受けていて、熱中症とみられる症状で搬送されたという事です。
伊那保健福祉事務所では、暑さに慣れていない今の時期は特に注意が必要だと話します。
この暑さの影響で一部の小学校でプール開放が中止となりました。
このうち伊那小学校では行きかえりで子ども達が熱中症にならないようプールの開放を中止しました。
1日プールの開放を中止した小学校は伊那市の5校で開放時間を短縮したのは箕輪町で3校あったという事です。
長野地方気象台によりますとこの暑さはあと1週間程続くという事です。
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みどりの少年団 交流集会
子ども達が自然保護や森を育てる活動をする「みどりの少年団」の交流集会が1日南箕輪村の大芝高原で開かれました。
交流集会は、自然の中で学ぶことで森林や林業について理解を深めてもらおうと毎年、開かれています。
会場となった大芝高原には上伊那地域の小学校14校からおよそ230人の子供たちが集まりました。
子ども達は2~3校で1つのグループになり、最初に名札を作りました。
その後、みんなの森に移動し、ウォークラリーを行いました。
森の中には、大芝高原に関する10の問題が用意されていて、子ども達はグループ毎に問題を解いていました。
主催したみどりの少年団上伊那地区協議会では「森を守る事の大切さを、少しでも学んでもらえる機会にしてほしい」と話していました。
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進徳館で夏の学校
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童が自習や論語の素読に取り組む、夏の学校が伊那市高遠町の進徳館で開かれました。
31日は、高遠小と高遠北小の児童61人が、高遠町公民館の矢澤淳館長に合わせて論語の素読をしました。
夏の学校は、高遠町公民館が、高遠の歴史や文化に親しみながら夏の思い出を作ってもらおうと夏休み中の児童を対象に開いています。
旧高遠藩の藩校「進徳館」で夏休みの宿題や、論語の素読を行うもので、今年で11年目になります。
26日から31日までの4日間開かれました。
児童は、矢澤館長に続けて大きな声で論語を読み上げていました。
論語の素読のあとは、お寺巡りのスタンプラリーを行ったということです。
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伊那バスが伊那谷公式キャラクターのラインスタンプ配信
伊那市西町の伊那バス株式会社は、創業100周年を記念して、伊那谷9市町村の公式キャラクターのラインスタンプを8月1日から配信します。
伊那バス株式会社は、市町村の公式キャラクターに方言を合わせ、バスを背景にデザインしたラインスタンプを作成しました。
作成されたのは伊那バスが運行している9市町村のキャラクターを使用した32種類です。
スタンプは、伊那市の友好都市の新宿区にある宝塚大学東京メディア芸術学部の学生がデザインしました。
ラインスタンプは、ラインスタンプショップのほか、バス車両内に掲示されているポスター、リーフレットのQRコードからダウンロードでき、価格は120円です。
また、3日に行われる伊那まつりで伊那バスターミナルを開放したイベントも予定していて、今回のラインスタンプや伊那バス100周年にちなんだグッズの配布なども行うということです。
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伊那まつりポスターなど採用者に表彰状
第62回伊那まつりのポスター原画、公式Tシャツとうちわデザインの採用者の表彰式が31日、伊那市役所で行われました。
ポスターのデザインに採用された、東部中学校2年生の松﨑百香さん、公式Tシャツに採用された会社員の降幡聡さん、うちわに採用された伊那小4年生の堀内一興くんなど受賞した9人に白鳥孝市長から表彰状が手渡されました。
白鳥市長は、「ポスターやTシャツ、うちわは伊那まつりの盛り上がりに欠かせない。躍動する祭りになると思う」と話していました。
今年の伊那まつりは8月3日(土)と4日(日)に予定されています。
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芳澤さん空手全国大会出場へ
伊那東小学校2年生の芳澤香乃子さんは、8月3日(土)と4日(日)に開かれる第19回全日本少年少女空手道選手権大会に出場します。
29日は、香乃子さんと兄で東小5年生の慶士郎くんが市役所を訪れ白鳥孝市長に挨拶をしました。
芳澤さんは、5月に駒ケ根市で開かれた第17回長野県小学生空手道選手権大会形競技2年女子の部で優勝し、2年連続で全国大会出場を決めました。
兄の慶士郎くんは、県大会では惜しくも4位で敗れたということです。
芳澤さんは、学校に行く前に腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを各10回3セット行い、大会に向け筋力を高めているということです。
また、挨拶のほかに大会で行う演武「平安5段」や「公相君」も披露しました。
競技はトーナメント方式で行われ、競技中の立ち方や動きのキレなど技術面が7割、スピードや力強さなどの競技面が3割で採点されます。
大会は、8月3日と4日に東京武道館で開かれ、芳澤さんは4日(日)の形競技2年女子の部に出場します。
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最高気温35.1度 猛暑日
31日の伊那地域の最高気温は、35.1度まで上がり今年初めての猛暑日となりました。
伊那市民プールです。
夏休み中の子どもたちが水遊びを楽しんでいました。
31日の伊那地域の最高気温は午後2時59分に35.1度を記録しました。
長野地方気象台では県内に高温注意情報を出し、熱中症予防を呼び掛けています。
気象台によりますと向こう一週間は30度を超える暑い日が続く予報で猛暑日になる可能性もあるとしています。
上伊那広域消防本部によりますと午後3時現在箕輪町の80代男性と飯島町の70代男性が熱中症とみられる症状で搬送されたということです。
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捕捉機能さすまた 小中教頭対象の講習会
女性の力でも不審者を取り押さえる事ができる捕捉機能を持つ「さすまた」の使い方を教わる講習会が31日箕輪中学校で開かれました。
このサスマタは、不審者に押しあてると両側のアームが閉じる事で捕捉しやすい構造になっています。
箕輪町教育委員会では、子どもが犠牲となる事件が後を絶たないことから、少しでも安全対策を進めていこうと新たに捕捉機能が優れた、このサスマタを町内全ての小中学校に配備する予定です。
31日は配備を前に教頭が使い方を教わりました。
指導したのは、元警察官でこのサスマタを開発した長野市の原明徳さんです。
原さんは「素早くサスマタを押し当て、相手の力を利用して倒す事が大切だ」とアドバイスしていました。
箕輪町教育委員会では、今年度 、各学校で教員や子ども達を対象に護身術の講習会を計画しています。
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プロダクトデザイン企画展
1989年から2019年までの工業製品デザインの30年を振り返る企画展「プロダクトデザインの30年」が伊那市の創造館で始まっています。
1999年に発売され世界初の家庭用エンターテイメントロボットとして話題を呼んだAIBO。
1996年に販売されたキーチェーンゲーム機たまごっち。
会場には、平成の30年間に生まれた国内外の工業製品およそ300点が展示されています。
創造館では、平成が終わった今、通り過ぎていった時代を物の形から振り返りデザインの持つ力を思い出してもらおうと展示会を企画しました。
こちらは携帯電話機の30年を振り返るコーナーです。
見本品250台が展示されていて、それに合わせ、年表で機種の移り変わりが紹介されています。
大学教授やデザイナーなど9人が選んだ平成の時代に生まれたデザイントップ10を紹介するコーナーです。
ゲーム機や車の模型、電化製品など様々な視点から紹介されています。
伊那市創造館の企画展「プロダクトデザインの30年」は10月28日まで開かれています。
入場は無料となっています。
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天竜川で水難救助訓練
夏の行楽シーズンを迎え川での事故に備えようと上伊那広域消防本部は、伊那市の天竜川で水難救助訓練を31日、行いました。
訓練は、救助対応や情報収集、指揮能力などの向上を図ろうと毎年この時期に行われています。
31日は上伊那広域消防本部の伊那や、駒ヶ根など6つの署の救助隊15人が参加しました。
訓練は、数人が中州に取り残されたことを想定し行われました。
隊員たちは、ゴムボートで中州へと向かいました。
中州に着くと取り残された人を救助したと想定し対岸側の隊員がロープでボートを引き寄せていました。
上伊那広域消防本部では、「川遊びをする際には救命胴衣を装着するなどして安全確保をしてほしい」と呼び掛けていました。
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みぶの里で連鶴作品展開催
和紙を使った連鶴の作品展が、伊那市美篶の複合福祉施設みぶの里で開かれています。
一階の展示スペースには「連鶴楽苑伊那教室」の生徒が作った作品およそ20点が並んでいます。
連鶴は一枚の和紙から複数の鶴を切らずにつなげて作ります。
一か所でも繋ぎが切れてしまうと作品にならず、作業には繊細さが求められます。
講師を務める中城忍夫さんは、上伊那に4つの連鶴教室を開いていて、みぶの里での展示は今回で3回目だということです。
施設の職員によりますと、施設利用者や面会に来る家族から、「手作業の繊細さが分かる素晴らしい作品だ」と、好評を得ているということです。
作品は来月18日(日)まで展示されているということです。
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キャリアフェスに向け本格始動
伊那市内の中学2年生が、地域の仕事や人と触れ合い、将来について考える「伊那市中学生キャリアフェス2019」が11月に開催されます。
夏休みを利用して、30日から実行委員の合宿が始まりました。
この日から2日間の日程で、市内6校の実行委員の中学2年生、12人が合宿を行っています。
中学生は、画用紙に漢字1文字を書き、キャリアフェスに向けた意気込みなどを発表しました。
『陽』と書いた生徒は「太陽のように明るく、2日間過ごしたい」、『早』と書いた生徒は「行動を早くして、みんなが楽しめるフェスを企画したい」と発表しました。
キャリアフェスは、中学2年生を対象に、地域の仕事や人と触れ合い、将来について考えてもらおうと開催されています。
去年は中学生650人、企業など94団体が参加しました。
運営は実行委員の中学生が行い、大人の委員はその意見を尊重します。
夏休みを利用した合宿で、委員長の選出やキャリアフェスの方向性などを決めます。
初日のきょうは、自発的に意見が出せる雰囲気づくりに向け、ゲームで交流を深めました。
実行委員の生徒は「実行委員だけでなく、中学生全員が楽しめるフェスにしたい」「盛り上がるけど、勉強になる、ためになるフェスにしたい」と話していました。
大人で参加しているある委員は「子ども達の発想で、大人たちと化学反応して楽しい企画になればうれしい」と話していました。
「伊那市中学生キャリアフェス2019」は、11月14日に伊那市民体育館で開催される予定です。 -
最高気温33度 もろこし実りの時期
30日の伊那地域の最高気温は、午後0時56分に33度を記録し、今年1番の暑さとなりました。
長野県内には高温注意情報が出されています。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、熱中症とみられる症状で飯島町の80代の男性が搬送されたということです。
南箕輪村神子柴では、夏の味覚、とうもろこしが実りの時期を迎えています。
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西春近南小 体験教室
伊那市の西春近南小学校で27日、工作や運動などの体験教室が開かれました。
紙工作の教室では、折った広告を重ねるペーパービルディングに挑戦していました。
ほかには、輪ゴムを使った弓型の紙飛行機をつくっていました。
凧をつくる教室では、各児童が思い思いの絵を描いていました。
児童たちは凧が出来上がると、校庭で揚げて楽しんでいました。
この体験教室は、児童と地域の交流を目的に行われていて、今回は10の講座におよそ110人の児童と30人の地域のボランティア講師が参加しました。 -
高校生が中央病院で看護体験
伊那市の伊那中央病院で30日、進路選択の参考にしてもらおうと、高校生を対象にした看護体験が行われました。
上伊那から29人、下伊那から1人の高校生が参加しました。
午前中は、一次救命処置の体験をしました。
心臓マッサージは胸が5、6センチへこむほど自分の体重をかけて行います。
高校生は体力を使う動作に大変さを感じながらも、楽しみながら体験している様子でした。
ほかにも、2人1組でAEDも使った一次救命処置を行いました。
担当した看護師は、「今回の体験をきっかけに、医療を視野に進路を選択してくれたら嬉しい。」と話していました。
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「地元での就職考える場を設ける」
しあわせ信州移動知事室で阿部守一知事は若者の地元での就職に向けた取り組みを考える場を上伊那地域に設けるとの考えを示しました。
29日伊那市内で開かれた市町村長や企業担当者との意見交換会で阿部知事は「若者の県外への流出が長野県の課題だと述べました。
意見交換会では企業から「県と全国56の大学が結んでいる学生Uターン就職促進協定が機能していないのではないか」との指摘がありました。
市町村からは若者の地元での就職促進について「官民が一緒にやっていかなければならない。」との意見が出ていました。
しあわせ信州移動知事室は地域の課題を把握し県政に反映させる
取り組みで上伊那では平成27年以来2回目です。
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元市議の藤島さんに高齢者叙勲旭日単光章
伊那市西春近在住で元伊那市議会議員の藤島雄二さんが高齢者叙勲旭日単光章を受章しました。
22日伊那市役所で高齢者叙勲の伝達式が行われました。
藤島さんは現在88歳で平成7年から平成18年まで3期11年
市議会議員を務め平成15年から2年間は副議長として円滑な議会運営に尽力しました。
またデイサービスセンター春富ふくじゅ園の開所や現在の伊那中央病院の移転先決定など社会福祉環境の整備に力を入れたほか上伊那地域の市町村合併にも取り組み新伊那市発足に貢献しました。
今は畑での作業が楽しみだということで「自分で作り食べることが健康のもとだ」と話していました。
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阿部知事 上伊那を訪れ課題や要望を聞く
阿部守一知事が県内各地域を訪れ課題や要望を直接聞く「しあわせ信州移動知事室」が、上伊那地域で29日と30日の2日間の日程で始まりました。
29日は、阿部知事が伊那市西箕輪に本社を置く食品メーカーのハナマルキ株式会社を訪れました。
ハナマルキでは、阿部知事が味噌づくりを体験しました。
酵母を入れる工程では、従業員が「味や香りの決めてとなります」と説明していました。
その後、阿部知事はハナマルキの花岡俊夫社長と意見交換しました。
今回の移動知事室では、人口減少社会における人材確保をテーマとしています。
次に、南箕輪村の南信工科短期大学校を訪れました。
南信工科短大では、機械生産技術科の学生が3Dプリンターを使った樹脂製の型の製作方法について説明しました。
昼には、学生や企業の経営者と意見交換をしました。
学生は、「AIなどの新しい技術が企業で必要とされているので授業に取り入れてほしい」「高校の普通科から進学した人にとっては2年間で今のカリキュラムは多く感じる」などと話していました。
これを受け阿部知事は、「3年制学科を導入できないか検討してみたい」と話していました。
また、南信工科短大振興会の向山孝一会長は、今年度の入学者が定員より少なかったことから「地元の高校へのPRが必要だ」と話していました。
阿部知事は、卒業生の連携を深めるためにOB会の設立を提案しました。
しあわせ信州移動知事室は、今回で14回目で、上伊那地域は平成27年1月以来2回目です。 -
平沢の川手さん宅で茅葺作業
伊那市平沢の川手成美さん宅で29日、茅葺屋根の葺き替え作業が行われました。
この日は、茅葺屋根工事を専門に行う伊那市西春近の茅葺信州の林政隆さんと加藤英明さんが作業をしていました。
川手さん宅は、およそ250年前に建てられ、先祖代々受け継がれてきた家です。
茅葺の葺き替えは、20年から30年に一度行われるということです。
茅葺屋根の茅は、1本がおよそ2~3メートルで、徐々に風化していくため、定期的な修繕が必要となります。
川手さんは、「昔は新潟から職人が修繕に来ていて、泊りがけで作業をしていた」と話していました。
葺き替え作業は、およそ2週間かけて行われ、傷んだ茅を取り除いてから新しいものに替えます。
林さんによると、茅葺屋根の修繕依頼は県内外から毎年10件ほどだということです。
修繕費用は民家の場合、畳2枚分の広さで10万円程度だとということです。
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伊那文化会館に多目的室設置要望
伊那市の伊那文化会館多目的室の設置を求める会は29日、伊那市の白鳥孝市長宛に要望書を提出しました。
この日は、会長の北原よし子さんら5人が伊那市役所の建設部を訪れ、伊那文化会館にリハーサル室や会議室などの多目的室建設の必要性を職員に説明しました。
伊那文化会館にはリハーサル室などが無く、コンサートでは本番前に屋外で音合わせを行っているということです。
伊那文化会館は、伊那市が管理する春日公園内に建てられています。
市の職員は、「土地の提供は可能だが増築の費用などは県の計画が必要だ」と説明していました。
伊那文化会館は来年7月から改修工事が予定されています。
会では今後、県に対し要望していくということです。
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核廃絶を訴え行進
核の廃絶を訴える上伊那非核平和行進が29日行われ参加者が
辰野町から伊那市までを行進しました。
行進には上伊那の市町村や企業の労働組合が加盟する上伊那地区労働組合会議のメンバーが参加しました。
箕輪町職員労働組合執行委員長の小田切正憲さんは「広島、長崎に原爆が投下されてから74年を迎えます。核兵器の悲劇、悲惨さを語り継ぐのみならず核そのものの廃絶を訴えていきます。」と話していました。あすは宮田村から中川村までを行進するほか来月3日から広島で開かれる原水爆禁止世界大会に上伊那地区労働組合会議も参加するということです。
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県が豚コレラの経口ワクチン散布
長野県は、豚コレラの感染防止のため、伊那市西箕輪から西春近の山林でイノシシ経口ワクチンを29日散布しました。
今月塩尻市や木祖村などで死んだイノシシから豚コレラが確認されたことから、上伊那地域振興局では、29日伊那市西春近から西箕輪の15か所でイノシシ経口ワクチンの散布を行いました。
上伊那では伊那市の他に辰野町の10か所でもワクチンの散布が行われました。
上伊那地域振興局によりますと、経口ワクチンは人体に安全で、また豚コレラは人に感染することはなく、感染した豚の肉が市場に出回ることはないとしています。
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みのわ祭り 踊りで熱気
第31回みのわ祭りが28日行われ、松島仲町の商店街は多くの参加者でにぎわいました。
みのわ祭りは、台風の影響で27日から1日延期となり、28日開催されました。
町民おどりには12連780人が参加し、箕輪ワクワクソングと箕輪天竜音頭を踊りました。
参加したすべての連を対象にした踊りコンテストでは、箕輪東小どんぐり学年が最優秀賞に選ばれました。
花火大会では、みのわ天竜公園で手筒花火が披露されました。
打ち上げ花火はおよそ900発が打ち上げられ、訪れた人たちが楽しんでいました。
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武蔵野美術大学学生の作品
武蔵野美術大学の学生による作品展「等身大のゆらぎ」が伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、卒業を控えた学生たち7人が油絵など70点を出品しています。
伊那市出身のババモエナさんの作品「水底に似て」は朝、起きたばかりのぼんやりとした女性を描いています。
自分自身に当てはめて鑑賞してほしいという思いから、女性の正面ではなく後ろ姿を描いたということです。
作品展「等身大のゆらぎ」は9月8日(日)まで開かれています。