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伊那食品工業の塚越さんが講演
伊那食品工業株式会社最高顧問の塚越寛さんによる講演会が5日伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれました。
塚越さんは1958年に21歳で寒天の製造販売を行う伊那食品工業の社長となりました。
塚越さんは数年前の寒天ブームのについて「ブームはテレビ放送による他力であって我々の努力ではない」としたうえで「増産により社員が疲れてはいけない。社員の健康を第一に考えた」と振り返りました。
また「人件費は会社の目的そのものであり給料をたくさん払える会社がいい会社だ」と話していました。
講演会は長野県シニア大学伊那学部の講座として開かれたもので会場に集まった約80人が塚越さんの話に耳を傾けました。
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クマの目撃情報多発
県や市町村では、6月末からクマの目撃情報が相次いでいることから林の近くなどを歩く際は鈴やラジオで音を出しクマに人が近くにいることを知らせながら行動するよう呼び掛けています。
伊那市の中央アルプス山麓では猪をつかまえるための檻にクマが入っているのが見つかり、5日麻酔で眠らせて山に帰しました。
檻に入ったのは全長約1メートル30センチ体重32キロほどの2歳から3歳のオスです。
長野県の宮脇優鳥獣対策専門員によりますとこの時期は親離れをしたクマが慣れていないため人里に出てくることがあり目撃情報の多発につながっているということです。
長野県ではクマは背を向けて走って逃げると追いかける習性があることから万一遭遇したときはクマから目を離さず静かに後退しながらその場を離れるよう呼び掛けています。
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北部保育園で七夕まつり
南箕輪村の北部保育園の園児は5日、七夕まつりで星探しゲームをしました。
この日は、園児77人がブロックで囲まれた新聞紙をかき分けて埋まっている星を探しました。
年長園児が色紙を星の形に切ったということです。
園児は、たくさんの新聞紙の中から、好きな色の星を探していました。
また、部屋に飾り付けられた短冊には、園児の将来の夢が書かれていました。
北部保育園では、8日に竹を燃やし七夕送りを行う予定です。
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放射性物質含む処分場の予定地 宮田村が買い取りへ
宮田村は、村内に建設が計画されている廃棄物最終処分場について、計画を中止させるため業者に対し建設予定地の買い取りを申し立てる民事調停を行う方針を28日に示しました。
28日は、役場で記者会見が開かれ、小田切康彦村長や長谷川洋二弁護士がこれまでの経緯を説明しました。
宮田村に建設が予定されているのは、国が定める基準以下の放射性物質を含む一般廃棄物の最終処分場です。
平成27年に南箕輪村の民間業者が建設計画を公表しました。
しかし、建設予定地が天竜川と太田切川の合流地点に近いことから、下流域の環境汚染や風評被害を心配する声が上がりました。
近隣住民らは、反対運動を展開していて、これまでに10万人以上の反対署名を集めています。
村では、計画中止を目指し平成28年に長谷川弁護士に依頼し、業者との交渉をはじめました。
調停の申し立ては7月中旬を予定しているということです。 -
健康経営キックオフセミナー
会社が社員の健康維持をサポートし、企業の成長につなげる「健康経営」について考えるセミナーが4日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
「健康経営キックオフセミナー」には、市内の企業の担当職員など30人が出席しました。
伊那市出身の中小企業診断士の北原竜也さんが講演しました。
北原さんは「従業員が働きやすい職場環境を作ることが健康経営につながる」と話しました。
具体的な取り組みとして、長時間労働を減らし、ハラスメントをなくすことや、健康経営を推進する部署の設立を挙げていました。
今回のセミナーは、伊那商工会議所の女子会プロジェクト委員会が主催したものです。
経済産業省の健康経営優良法人の認定を目指す企業を対象に開かれました。
現在、伊那市商工会議所の会員1881事業所のうち、7事業所が認定されています。
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パセリの出荷ピーク迎える
上伊那で最も多くパセリを栽培している南箕輪村久保の池田政幸さんのハウスでは、今月に入って収獲作業がピークを迎えています。
池田さんは7棟のハウスでパセリを栽培していて、7月に入って収獲のピークを迎えています。
JA上伊那によりますと、上伊那でパセリを栽培している農家は12軒あり、このうち最も多い量を栽培しているのが池田さんだということです。
15年前に務めていた会社を退職し、妻の友子さんとパセリ農家を始めました。
収獲は、よく生長した外側の茎から折って250gずつ束にします。
友子さんは手際よく作業を進めていました。
池田さんのパセリは、静岡県や愛知県、京都府、大阪府などに出荷されます。
作業は10月末まで続きます。
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クマの目撃情報相次ぐ
上伊那では、6月から7月にかけてクマの目撃情報が相次いでいて、市町村では注意を呼び掛けています。
このうち、箕輪町大出の国道153号付近の林では、3日午後3時頃にクマの目撃情報が寄せられました。
その後、役場の職員や伊那警察署の署員などが捜索を行いましたが、発見には至らなかったということです。
7日になって、午後4時現在、目撃情報はないということです。
町では、クマと遭遇しないために笛や鈴、ラジオなど音の出るものを身に付けること。
山へ入る場合は、2人以上で行動すること。
万が一出会ってしまった場合は、背中を見せて走ったり大声を出したりせず、後ずさりしながら静かに立ち去ることなどを呼び掛けています。
箕輪町産業振興課
79‐3111(内線161) -
伊那市上牧の市道で倒木
3日の夜から4日朝にかけて降った雨の影響で、伊那市上牧の市道で倒木があり、一時、通行止めとなりました。
通行止めとなっていたのは、伊那市上牧の市道上牧笠原線の若宮団地信号機から上牧中部信号機までです。
電線に倒れた木が引っ掛かっていたため、撤去する作業が行われたということです。
上牧区の住民によるとこの道路では、台風や積雪のたびに倒木があるということです。
通行止めは午前9時から1時間ほどで解除されました。
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ママが考える未来の教育
南箕輪村のママ友4人でつくる「ワクワク探検隊」は、ドキュメンタリー映画を通して、未来の教育について考える集いを4日、いなっせで開きました。
会場には、小さな子どもを持つ母親を中心に20人程が集まりました。
会場にはキッズスペースが設けられ、気兼ねなく集いに参加することができます。
上映されたのは、アメリカ・カルフォルニアの高校を取材したドキュメンタリー映画です。
決まった教科書や試験、成績表がなく、クラスごとにプロジェクトに取り組む学習を行っています。
上伊那広域連合が、高校の将来像を考えるために開いた上映会でこの映画を観たワクワク探検隊のメンバーが、この集いを企画しました。
上映会の後は、おしゃべりタイムが設けられました。
母親たちは、映画を観ての感想や理想の教育の在り方などについて話していました。
ワクワク探検隊は、去年6月に発足し、地域の課題を考えるママサミットや財政についての勉強会などのイベントを開いていて、今回が4回目になります。
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法教育広報大使に成美さん
人権や憲法、法律など社会生活に必要な知識を地域の子どもや若者に広めようと、伊那市の法教育学研究所は3日、法教育広報大使に伊那市出身のタレント、成美さんを委嘱しました。
この日は、代表の二瓶裕史さんが伊那市役所で、成美さんに委嘱状を手渡しました。
法教育学研究所では2013年から、主に県外の企業でのコンプライアンス研修や、教育機関で人権に関する講演など行っています。
二瓶さんは、「若者にとって法律や憲法、人権などは堅いイメージがあるが、成美さんに大使をつとめてもらうことで、地元の子どもや若者に、広く知ってもらうきっかけにしたい」と話していました。
法教育学研究所では今後、要望があれば出前講座を開くということです。
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高遠文芸賞 最優秀賞「アズキッパ」
第一回高遠文芸賞の入賞作品がきょう発表され、最優秀賞には駒ヶ根市のペンネーム春日あずささんの作品「アズキッパ」が選ばれました。
3日は伊那市高遠町の環屋で入賞作品が発表されました。
最優秀賞を受賞した作品アズキッパの冒頭部分です。
「昭和初期のものであろうか、骨董品と言えるほどの古さでもないような箪笥が、六畳の部屋にどっしりと静かに佇んでいる。」
この作品は山菜の「アズキッパ」を通して、作者の春日さんが祖母との思い出を描いたものです。
会見後、実行委員会のメンバーが最優秀賞受賞を春日さんに伝えると「びっくりしました。信じられないです」と話していました。
高遠文芸賞は今回が第一回で「高遠」をテーマにした旅行記やエッセイ、小説を全国から募集をしました。
募集は去年の11月から今年の3月まで行われ49作品の応募があったという事です。
最優秀賞に次ぐ優秀賞は3作品が選ばれました。
旅行記部門は神奈川県の佐藤美礼さんの「蓮華寺の緋牡丹~逆境を凛と生きる~」
エッセイ部門は伊那市の古畑美幸さんの「春を待ちながら」
小説部門は伊那市の荻原白水さんの「もりのぶ」が選ばれました。
実行委員会の遠藤覚代表は「どれもすばらしい作品で審査が難しかった」と話していました。
実行委員会では9月に表彰式を行い、合わせて製本についてのワークショップを開き、入賞作品の本を作るという事です。
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長野県南部大雨の恐れ
梅雨前線が通過する影響で県の南部では3日の夜から4日の昼にかけて大雨となる見込みです。
長野地方気象台では土砂災害や低い土地の浸水などに注意するよう呼び掛けています。
長野地方気象台によりますと梅雨前線が通過する影響で、3日の夜から4日の昼にかけて南部を中心に大雨になる見込みです。
4日の正午までの24時間に雨の降る量は南部の多いところで150ミリと予想しています。
長野地方気象台では、土砂災害や低い土地の浸水などに注意するよう呼び掛けています。
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沢渡駅の待合室とトイレ起工
新たに建てられる伊那市西春近のJR飯田線沢渡駅の待合室とトイレの安全祈願祭と起工式が3日、現地で行われました。
来年2月末の完成を目指しています。
3日は、関係者30人が出席し工事の安全を祈願しました。
待合室とトイレは線路西側の駅舎跡地に建設されます。
木造平屋建てで、延床面積は82平方メートル、総事業費はおよそ4100万円となっています。
地域産材による木質化を図る計画で、主な柱と梁には5月に伊那市で開かれた全国削ろう会信州伊那大会で製材した木材が使用されます。
沢渡駅は伊那地域定住自立圏事業で運行するバス「伊那本線」のバス停にもなっていてJR飯田線の利用者の利便性向上につなげたいとしています。
沢渡駅が最寄り駅となる伊那西高校です。
全校生徒434人のうちの7割が沢渡駅を利用しています。
伊那市では今後、西春近公民館の建て替えなどを含め、沢渡駅周辺の整備を進めていく計画です。
沢渡駅の待合室とトイレは来年2月末の完成を目指します。
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ピザ窯小屋作りでくい打ち体験
南箕輪村の南箕輪小学校4年1組の児童は3日、ピザ窯の小屋作りのための作業をしました。
この日は、小学校敷地内にあるピザ窯近くで小屋を建てるための広さを測定し、小屋の位置を決める作業をしました。
南小4年1組は、総合学習でピザ窯作りを学習しています。
ピザ窯を守るため木製の小屋を建てようと、長野県建築士会上伊那支部の協力を得て、取り組んでいます。
児童は、建築士会のメンバーに教わりながら距離の測定や、くい打ちを体験しました。
くいを打った場所を起点に位置がズレないように、くい同士の間隔を確かめるなど、小屋作りの基礎になる工程を学びました。
今後は、小屋を建てる場所に穴を掘り、コンクリートを入れて基礎をつくるということです。
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東部中でLGBTの講演会
性的少数者LGBTへの理解を深める講演会が2日、伊那市の東部中学校で開かれました。
講演会にはおよそ840人の生徒やその保護者などが集まりました。
講師を務めたのは、伊那市出身で男性同性愛者の下平武さんです。
下平さんは、世間から見た性の問題や、自身の人生経験について話をしました。
高校時代に自分が男性同性愛者であることに気づいた下平さんは、「性別は男女の二択だけではなく、人の数だけある。」と話しました。
また、「現代は100人中8.9人がLGBTの世の中であるため、身近な話だと思ってほしい。」と呼びかけました。
下平さんは、世間の性への偏見などを解決しようと、内閣府や民間企業でも講演を行い、多様性の尊重を広めようと活動しています。
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最後の「なんじゃもんじゃ写真展」
上伊那の写真愛好家による、なんじゃもんじゃ写真展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
18回を数える写真展ですが今回が最後の展示会となります。
なんじゃもんじゃ写真展は伊那市境のカメラのキタハラに集まる写真愛好家が開いてきましたがカメラのキタハラが閉店したことにより今回が最後となります。
写真展開催は18回を数え延べ出展作品数は1,200点を超えるということです。
最後の写真展には約50人から160点ほどの作品が集まりました。
写真は身近な被写体から旅先で撮影したものなど個性豊かな作品が並んでいます。
なんじゃもんじゃには正体不明という意味があるということで、
よく見ないと何を撮影したのか分からない写真も出品されているということです。
出展者は「今まで足を運んでくれた人たちに感謝したい。最後の写真展なので一人一人の作品をゆっくりと見てもらいたい。」と話していました。
なんじゃもんじゃ写真展は7日まで伊那市の伊那文化会館で開かれています。
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森林づくり県民税 事業を検証
森林づくり県民税を元に、上伊那地域で行われた事業について検証する「みんなで支える森林づくり上伊那地域会議」が2日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
会議には委員10人が出席しました。
この日は、県から上伊那地域の昨年度の森林づくり県民税活用事業について報告がありました。
それによると、上伊那地域全体では昨年度、1億500万円が配分されていて、このうち里山の利活用に向けた間伐作業に1100万円、防災・減災に向けた間伐作業に700万円となっています。
また、各市町村が森林づくり県民税の支援を受けて行った事業として、伊那市は松くい虫枯損木処理事業に306万円、箕輪町は景観形成を目的とした森林整備に114万円、南箕輪村は松くい虫枯損木処理事業に72万円となっています。
委員からは「どんな取り組みが行われているのかPRが足りない」「若者の目に触れるフリーペーパーに掲載するのはどうか」など説明不足を指摘する意見が上がっていました。
またきょうは、新年度の事業計画が報告されました。
新たな事業として、上伊那地域の小中高校の児童・生徒を対象にした「自然教育・野外教育推進事業」に116万円などが計画されています。 -
“あじさい寺”深妙寺 2,500株見頃
あじさい寺としても知られる、伊那市西春近の深妙寺であじさいが見頃を迎えています。
青や紫、白、ピンクなど、深妙寺の境内には200種類、およそ2500株のあじさいが植えられていて、現在見頃を迎えています。
2日は、愛知県や岐阜県、山梨県など県外からも観光客が訪れていました。
また、カメラを構える人の姿も多くみられました。
訪れた人は「何度も横を通っていたけど初めて来た。こんなに綺麗だとは思わなかった」「毎年来ているが、今年も綺麗。来年も来たい」と話していました。
伊那市西春近の深妙寺では、30年前に現在の住職の母親があじさいを植えたのをきっかけに、株分けなどをしながら少しずつ数を増やしてきました。
深妙寺では「花を見て、和んでもらえればうれしい」と話していました。
現在、あじさい祭りが行われていて、7日まで無料でお茶を飲むことができます。
あじさいの見頃は7月中旬までだということです。 -
出産前の母親対象 教室
今年10月から12月に出産を予定している箕輪町の母親と家族を対象にした「こんにちは赤ちゃん教室」が2日、町保健センターで開かれました。
教室では、4か月健診で訪れていた赤ちゃんと触れ合いながら、出産を経験した母親から話を聞きました。
参加者は、出産前と後での生活の変化や、赤ちゃんの成長について質問していました。
昼には、栄養士から食事についてアドバイスを受けた後、妊娠中の母親が必要とする栄養が含まれた料理を食べました。
献立は、梅干しと白いりごまのごはんや、アサリと野菜のスープ、ほうれん草のチキンローストなど5品で、塩分を控えた味付けになっています。
こんにちは赤ちゃん教室は、出産を控える母親とその家族を対象に、妊娠中の過ごし方や出産・育児について学んでもらおうと箕輪町が開いたもので、町内から15人が参加しました。
この日の教室には父親も3人参加しました。
8か月~9か月の妊婦に相当する8.5kgの重さをお腹につけて、妊婦の大変さを体験しました。
箕輪町のこんにちは赤ちゃん教室は、出産予定日に合わせて4つの教室が開かれていて、随時参加者を募集しているということです。
【問い合わせ】
箕輪町役場健康推進課健康づくり支援係
電話79‐3111(内線120) -
地域の課題について考えるワークショップ
総合商社丸紅株式会社は、地域の課題について解決策を考えるワークショップを1日、伊那市内で行いました。
ワークショップは、6月30日と7月1日の2日間、丸紅のグループ会社、丸紅伊那みらいでんき株式会社の社員研修の一環として開かれたものです。
1日は参加者による成果発表が行われました。
各グループが、きのう伊那市を散策し、拡充すべき点や、伊那市の抱える課題などを分析し、解決策を提案しました。
参加者からは、クレジットカードの利用できる店舗が少ないことから、決済サービスの整備の必要性や、高齢者は車がないと買い物ができないことから、カーシェアなどさらなる交通の利便性向上の必要性などが提案されました。
また、この日は伊那市役所の職員も参加し、意見交換も行われました。
丸紅伊那みらいでんきは、「伊那市の課題に対して関わることができるように、さらに具体的に取り組んでいきたい」と話していました。
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「南箕輪の史跡の話」販売はじまる
南箕輪村の各地区の神社や寺、学校や遺跡の歴史をまとめた本「南箕輪の史跡の話」の販売が1日から始まりました。
この日は、村民センターで販売発表会が開かれ、編纂委員長の松澤英太郎さんが話をしました。
1日から販売が開始されたのは、「南箕輪の史跡の話」で、1部1000円です。
500部印刷されました。
およそ40年前に発行された「南箕輪の史跡」の改訂版です。
ページ数は200ページほどで、フルカラー写真を多く使用し視覚的に理解しやすくなっています。
また、新たに公共施設、道路、用水などの項目が付け加えられました。
南箕輪村の村民センターで販売されています。
南箕輪村教育委員会では、今後図書館での貸し出しや、インターネットからも閲覧できるようにするということです。
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「上伊那地域の高校の将来像について意見提案」の一部削除求める
会員70人ほどで組織する長野県高等学校退職教職員協議会上伊那支部は「上伊那地域の高校の将来像について意見提案」の一部を削除すべきなどとする見解をまとめました。
1日伊那市創造館で久保田誼支部長らが支部の見解を発表しました。
意見提案は長野県教育委員会に提出するもので上伊那広域連合が設置した上伊那地域の高校の将来像を考える協議会がまとめたものです。
提案には「新たな形態の学校を配置する場合は既存の学校を閉じて新たな学校を開校する」などとあり久保田支部長は「あまりにも唐突で将来の高校教育に多大な影響を及ぼすもので削除すべきだ」と述べました。
長野県高等学校退職教職員協議会上伊那支部はまとめた見解を提案として提出するとしています。
上伊那広域連合では「上伊那地域の高校の将来像について意見提案」の意見募集を今月30日まで行っています。
集まった意見については上伊那地域の高校の将来像を考える協議会で検討したうえで意見の概要とそれに対する協議会事務局の考え方を公表するとしています。
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路線価 伊那税務署管内24年連続で下落
相続税や贈与税の算定基準となる路線価が公表され、伊那税務署管内の最高路線価は24年連続の下落となりました。
関東信越国税局によりますと、伊那税務署管内の最高路線価は、伊那市荒井のいなっせ前の1平方メートルあたり4万円で、去年より1,000円安くなっています。
管内の最高路線価の下落は、平成8年から24年連続となっています。
路線価は、主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの標準価格で、相続税や贈与税の算定基準となります。 -
伊那市の保育園民営化調査 19団体から回答
民営化を含めた小規模保育園のあり方について検討している伊那市は、県内で保育園などを運営する法人に対し民営化に参入する意思を問うアンケートを送り、19団体から回答があったことが、1日に分かりました。
伊那市議会全員協議会が1日に市役所で開かれ、市が報告したものです。
小規模保育園のあり方について検討している伊那市は、県内で保育園や幼稚園を運営している34の法人に対し、民営化に関するアンケートを先月12日付けで送りました。
内容は、「新山保育園の民営化を目的に募集を行った場合応募するか」「市内公立保育園の民営化を行う場合、事業参入を希望するか」など6項目です。
回答期限となっている6月28日までに、19団体から回答があったということです。
議員からは、「この問題については伊那市子ども子育て審議会で話し合っている。なぜ事前に言わなかったのか」
「新山保育園について具体的に質問するのはあまりにも唐突だ」などの意見がでていました。
それに対し市は、「新山保育園は、来年度新園舎の工事着工の予定で進めている。地域との話し合いの中でもでてきた民営化が1つの選択肢となりうるのか早期に調査する必要があった」と話していました。
具体的な回答結果については現在まとめている段階だということで、市議会では公にする前に議会に報告するよう求めました。
全員協議会では他に、市が行うJR沢渡駅の待合室とトイレの整備について説明がありました。
市では年度内の供用開始に向け、あさってから工事を始めます。
他に、消費増税への影響を緩和するために低所得者や子育て世帯に対して国が販売するプレミアム付き商品券について説明がありました。
市内で対象となるのは、住民税非課税者が1万400人、10月1日現在3歳半までの子がいる世帯主が1,600人だということです。
販売は10月1日からで、使用期間は来年2月29日までとなっています。 -
信濃GS南箕輪村デー
ルートインBCリーグ2019、信濃グランセローズ対富山GRNサンダーバーズの公式戦が29日、伊那市の伊那スタジアムで行われました。
この日の試合は、南箕輪村がグランセローズのキャンプ地となっていることにちなみ、南箕輪村デーとして様々なイベントが行われました。
南箕輪村を拠点にする和太鼓チーム「鼓龍」の演奏や、上伊那を中心に活動するチアダンスチーム「エムスターズ」のパフォーマンスなどが行われました。
伊那スタジアムには、南箕輪村のイメージキャラクターのまっくんも応援に駆け付けました。
始球式では、南小ドラゴンズのエースで、南箕輪小学校6年の加藤高慎くんがマウンドに上がりました。
試合は5対13で、信濃が富山に負けました。
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5月 有効求人倍率1.53倍
上伊那の5月の月間有効求人倍率は、4月を0.01ポイント下回る1.53倍でした。
月間有効求人数は4,025人、月間有効求職者数は2,639人で5月の月間有効求人倍率は1.53倍でした。
県は1.69倍、全国は1.62倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
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バス育で園児がバス試乗
子どもたちにバスを身近に感じてもらい、交通との関わりを知ってもらう「バス育」の一環で、伊那市富県の新山保育園の園児たちが28日、バスに試乗しました。
バスの試乗には、園児23人が参加し、バス会社の職員から説明を受けました。
その後、保育園を出発し実際に循環バスが通る道を走りました。
園児たちは、バスが停車すると、窓から手を振り、歓声を上げていました。
「バス育」は、伊那市地域公共交通協議会がバス会社の協力のもと、公共交通の大切さを学んでもらおうと去年から行っています。
伊那市では、今後も市内の保育園を対象に「バス育」を行っていく予定です。
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大祓の神事で茅の輪くぐり
箕輪町の箕輪南宮神社で半年間の罪やけがれを清める大祓の神事が30日行われました。
大祓の神事では氏子や神社を訪れた人たちが茅の輪をくぐり半年間のけがれを清めあとの半年も無事に過ごせるよう祈っていました。
茅の輪くぐりは茅という草で編んだ輪のなかを8の字に3度くぐる夏越しの祓えの儀式のひとつです。
毎年6月30日に各地の神社で厄払いや無病息災を願い行われて
います。
境内では訪れた人たちがおみくじを引いたりお守りを買い求めていました。
おみくじは水に浸すと運勢が浮き出てくるというものです。
お守りは社殿改築のために新たに作られたもので縁起のよい「大」「福」「富」の文字が入り2,000円で売られていました。
箕輪南宮神社では「伝統行事に人々が集い、人の輪ができ日本人が大切にしてきた心がつながってほしい」と話していました。
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伊那ビデオクラブ 吉澤さん最高賞
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクールの表彰式が、30日に、伊那市の伊那公民館で行われ、最高賞の伊那市長賞には吉澤豊さんの作品が選ばれました。
伊那市長賞には、伊那市の吉澤さんの作品「福地風土記」が選ばれました。
富県で野菜の有機栽培に取り組む家族に焦点をあてながら地域の歴史を紹介した番組です。
他に、伊那ケーブルテレビジョン賞には、南箕輪村の北原正さんの作品「魚(ウォ‼)ッチング」が選ばれました。
今年4月に天竜川漁業協同組合が開いた子ども釣り体験教室を撮影したものです。
伊那ビデオクラブは、平成5年に発足し平成9年から会員の技術向上や発表の場としてコンクールを行っています。
今年で22回を数え、これまでにおよそ550点が出品されています。
赤羽仁会長は、「伊那谷の映像記録史としてこれからも継続していきたい」と話していました。
入賞作品は、ご覧のチャンネルで放送する予定です。 -
伊那混声合唱団の演奏会
伊那市を拠点に活動しているコーラスグループ伊那混声合唱団の演奏会が29日伊那文化会館で開かれました。
演奏会ではドイツの曲や日本の夏にちなんだ歌などアンコールを含めて24曲が披露されました。
伊那混声合唱団は昭和33年に伊那市民合唱団として誕生し今年で62年目となります。
現在は10代から80代までの男女36人が活動しています。
伊那混声合唱団の指揮者として56年目となる田中眞郎さんは
上伊那の高校で合唱クラブの育成に努めたのち一般のサークルでも指導にあたるなど音楽文化の発展に尽力しています。
伊那文化会館の大ホールには多くの観客が訪れ混声合唱のハーモニーを楽しんでいました。